はてなキーワード: 著作権者とは
はてなブックマークを使い始めて、いろんなブログ、ニュースや話題を読む楽しさも味わえるようになった。
一月ほど前「ブログ・日記の人気エントリー」毎日エントリーされるブログがあるのに気づいた。
何かの記事コピペか、1日の発電量が書かれているだけ。ブクマは同じメンツが多い。
そのブログが、はてなID「hiro-aug-1st」がやっている「サラリーマン大家の太陽光発電日記」。
https://blogcircle.jp/user/riekorieko
フォロワー950、所属サークル40。すごいよ。ブックマークしてほしい旨も明記している。
フォロワーでブクマ頻度が高い人をピックアップして8月以降のブクマ数を見てみた。
8月1日から9月5日まで計81本。うち35本が発電量だけの記事。残りは新聞社サイト等のコピペ記事。
はてなID、太陽光発電日記をブクマした合計数、ブログ名の順です。URLは書きません。
Nobuyukihoshi 67ブクマ「公認会計士 税理士 星伸之のブログ」
moririnpapa 40ブクマ「もりりんパパと二匹の怪獣姫」
mileget 30ブクマ「ANAマイルとiPhoneポイントで」「iphoneのある暮らし」
tora_char 29ブクマ「おーい猫さんこっち向いて」と思われる
nekoyamafuutarou 27ブクマ「イイモノワルイモノ」
celiapagibig143 23ブクマ(※8月上旬から参戦)「ゆらゆらと千鳥足人生」
nikib184 21ブクマ「ニキビに悩む40代のメンズ肌ケア」
Darly 17ブクマ(※8月下旬から参戦)「兼業トレードで気楽に生きる」
他にもまだまだあるけど、この辺で。
tmatsuura、79ブクマ sho11070714 29ブクマ sin-jack-in-a-box 23ブクマ
tmatsuuraは、サブのブログもマメにブクマ。本人の別アカ?
IDを見ると、それぞれ色んなところとつながっているのがうかがえて、
どれだけの広がりがあるんだろうかと気が遠くなっちゃった。
セルフブックマークメーンで恩恵のみ享受しようという姿勢なのか?
いつもブクマアピールする人のブログにも、どうやらこの人のブクマがつくことはない模様。
はてなの運営に伝えたら、「ブログサークルに対して利用停止措置依頼等を考える」という趣旨の回答が返ってきた。
「自分とこのルールに違反しているから、利用させないでくれ」。そんな理屈が通るはずがない。
ブログサークルの規約に違反していない限り、無理な話でしょうよ。
でもすぐ解除された。何か改善があったのかと思ったらそうでもない。
「違反ブログ」との認識があったから、「ブログサークルへの利用停止措置等の依頼を検討する」と言い、
スパム認定して表示制限措置を取ったから、20~30ブクマ集めても表示されない時期があったんでしょう。
今も自分のとこの規約に違反するサービスを使っている利用者たちがブクマを繰り返している。
通報が毎日、山のように来て対応が大変なのは分かる。でも新たに調査対応を求めているんじゃないよ。
スパム認定しておいて改善が見られないのに解除しちゃうのは何なのか。
そこまで緩いものなら、いっそ禁止行為にするのをやめたらいいのに。
もう一つ、このブログは、ほぼ毎回、著作権侵害をしている。記事コピペして感想が一言あるだけ。
楽してアドセンスで稼ぎたいってこと?オリジナル要素がなければポリシー違反になるんじゃなかったっけ?
著作権侵害の可能性も、はてな運営には指摘した。回答は「ぱっと見では無断転載か分からない」という趣旨。
ブログに「無許可です」と書くわけない。見れば許可の出ない手法だと分かる。
他社のブログだから仕方ない部分があるにしても、確認する術がないみたいなことを言ったらダメよ。
面倒くさいとは言えないだろうけど、そんなわけない。んじゃ、聞いてやると複数の転載元に確認した。
やっぱり無断転載だったよと、はてなに伝えたけど変化なし。そんな姿勢で大丈夫なのか。
著作権問題を言い出したらキリがない。画像の無断使用なんか日常茶飯事。
でも、このブログって著作権侵害前提に成り立ってるでしょ。あまりに悪質。
転載元の記事がエントリーされることもあるわけで、後日このコピペブログが同じ内容でエントリーされるという現象も起きている。
こういうブログが毎日エントリーされる。それを許す運営。通報が多すぎて大変なのは分かる。
でも新たに調べてと言ってるんじゃない。いったんスパム認定したのなら、状態が改善されないのに解除したらダメでしょう。
最近のエントリーについても、やっぱり回答が帰って来たところのは全部無断転載だった。
ブログサービスの運営会社に削除申請するってところもあったし、ブログ主が削除に応じないから法的措置検討するってところもあった。
そこまで踏み切るかわかんないけど、一度ぐらい訴えられれば懲りるのかしら。
それも、はてな運営には伝えているのに、スパム解除するってことは、そういうブログが大勢の人に読まれる手助けをしているようなものでしょ。
ある意味大胆というか、すごく疑問。そんなのでいいのかな。
http://www.sammbardaiku.com/entry/2017/08/02/005816
https://megalodon.jp/2017-0802-1118-27/www.sammbardaiku.com/entry/2017/08/02/005816
というサイトを読んだ感想。なんか前別のブログで取り上げられて炎上しかけてるみたいだから俺も100字で収まらないことをここに書く。
備忘録としても。
初見の感想は 法律のほの字も知らない人間がWikipedia読んだだけで分かった気になんな ってこと。てか法律でWikipediaソースってかなり危ないからな。大学行ってみたらわかるぞ。
もちろん、GoogleにAmazon、はてなブログさんからも「著作権違反」に関する注意は一度もありません。
(だから私の事を「犯罪者」って言ってる人は名誉棄損にあたるんですよね‥ 分かって言ってますか?)
引用終わり
アホですか?著作権者や広告主から訴えられるかどうかは犯罪してるかしてないとかには関係ねえんだよ。
それ、あれだかんな。「万引きしたけどばれてないから犯罪じゃない、犯罪者呼ばわりするのは名誉棄損だ」ってほざいてるのと同じだからな
警察のサイバー課に聞いてみたけど同じ答えだったぞ。煽られて顔真っ赤にして炎上エントリ書くぐらいなら自分で電話して聞いてみたらどうよ?
「いっぱい叩かれてるみたいだけど、元気出しなよ‥」
「よってたかって一人のブロガーをコテンパにするなんて、ヒデェ事するなぁ~!」
って、千日さんは言って下さったんですね。
引用終わり
こいつを擁護してるのがいるのか。すげえなって思って読んでみたら、「寄ってたかってブロガーを攻撃するのは道義に反してる」だ何だ。
いやいや道義もクソもあったもんじゃねえから。道義以前にそもそも法律に違反してるから。
というかその攻撃した人だっていきなり攻撃したわけじゃないんだろ。ブクマで一度注意してるみたいだけど。
この状況でこいつの味方するほうが危険だと思うんだけどなあ。絆ってやつかしら?
その割に他の互助会メンバーさんたちは怖くてブクマしなくなったみたいだけど。脆いね。脆い。
「我々が受け取るはずの利益をネコババするのなら、訴えるが‥ そうで無ければ逆に紹介して頂いてる訳だから、良かろうかな?」
っていう事情‥
引用終わり
2点リーダがなんとも気味悪い文章なんだけど、要するに俺は訴えられねえってことでしょ、それが言いたいんでしょ?
訴えられねえから無敵だとかモラルも常識も何もない界隈なんだな、やっぱブロガーってのはやべえ奴だらけかよ
けもフレは以前「二次創作は結構自由に認めるけど、アニメやら漫画の画像を直接二次利用するのは駄目よ~」って言った。
それと照らし合わせれば、訴えられてないからいいとかそういう次元じゃない、そもそも「やらないでね~」ってお願いされてることを破ってるわけで、これが犯罪じゃなくて何なのか。ホームページにもしっかり「著作権違反」って書いてある。読んでみなよ?
そういう寛大な精神ってのは、創作することの自由とか表現の自由とかに最大限配慮した結果としてのものであって、創作者側・カスブロガーたちが甘えてよいものじゃないだろ。
結局その甘えで、「厳しくせざるを得なくなった」ために、めぐりめぐって自分たちの首を絞めることに気付け。
って、実名出して顔まで出して子どもの写真も載せてるリテラシー皆無オッサンに言ってもわかんねえか。
ほんと、こんなことを実名出して言えるのすげえわ。尊敬するよほんと。
一番ショックだったのは坂津さん(id:sakatsu-kana)が味方してたってこと。犯罪紛いの(というか普通に犯罪なんだけど)大工のブログに行ってまで互助営業したいの?もう読まねえわ俺。
JASRACが音楽教室関連業者から集団提訴される件は、キュレーション業界への追い風に間違いなくなる。
判決が出るのは早くて数年後になるが、その間に「著作権でビジネスなんてけしからん」という世論が出来上がる公算が大だ。
そうなると、著作権でお金を授受することを考えなくて良くなる(極端にやりづくなる)ので、「著作権者に十分な配慮をするのが困難」という理由でビジネス成立をあきらめつつあるキュレーション業界が、復活ののろしを上げることになる。
音楽教室も、キュレーションメディアも、他人の著作物を活用して他人にノウハウや技術などを教える、という意味ではやってる事は同じだ。
片方のビジネスでは教える側を支持し、もう片方では著作権者を護る、というのはダブスタになるからありえない。
JASRAC集団提訴は、闇に葬られかけていたキュレーション業界の復活のきっかけに間違いなくなるだろう。他人の著作物を金の心配なく使ってビジネスを繰り広げられる時代の到来が待っている。
http://anond.hatelabo.jp/20170528113521
「pixivは会員制だから勝手に引用しちゃマズいんじゃない?」とかの主張は、まあ、間違っちゃいるけど素朴な感覚としてまだ理解できるんだけど、
みたいな主張がワラワラ湧いてきてて、えっ? そこから? ってなった。そこからわかってなかったのお前ら。
あのさ、記事の一部をコピペしてURLを添えて、「面白い」「ここ笑った」「考えさせられました」「なるほど」とか投稿してるでしょ? それ引用!
好きな本や漫画の一節や一コマを呟いて「ここすごい好き」「名台詞」とか陶酔してるでしょ? それ引用!
おかしなこと書いてる論文があったら変なところを抜き出して「これはおかしい」とか論評してるでしょ? それ! 引用!!!!!!
ほんとに何なの? そもそもこの件が騒ぎになるまで引用って言葉を聞いたことがなかったの? 聞いたことはあるけど意味がわかってなかったの?
いや一般人なら別にいいよ。でもお前らオタクだろ? クリエイターだろ? 表現規制ハンタ~イとか叫んでただろ?
なんで著作権法の重要事項の一つである「引用」をまるで理解してないの?
しかもクリエイターとか著作権法でメシ食ってるわけじゃん。エロゲのシナリオライターがそれ理解してないって何なの? 副業で講座開いてる奴がわかってないとか何なの?
http://anond.hatelabo.jp/20170527223230
引用の禁止とか制限とか、正気で言ってる? お前ら日頃読んでるニュースサイト、ブログ、マンガ、ラノベ、エロゲ、その内容を引用しまくってんじゃねーか。非公式の名台詞ランキングとかやってるじゃねーか。ソシャゲのスクショうpりまくってんじゃねーか。ヲタを馬鹿にした奴がいたら発言を引っ張ってきて叩いてるじゃねーか。それ全部引用だよ。いちいち著作権者に許可取ってねーだろ? それは引用は誰でもどんな公表された著作物からでも作者に無断でやっていいって著作権法に書いてあるからそういうことができるんだよ。
学者が引用って言葉をやたら持ち出すのは、単にあいつらがそれに自覚的ってだけで、お前らだって日常的にやってるんだよ。テキトーな引用をしたら怒られる学者と違ってお前らは厳密な引用とかしなくても誰も怒らないから気にせず生きていられるだけなんだよ。
引用の権利がなかったらオタクのQOLがどんだけ下がると思ってるんだ。ていうかそれ普通に表現規制だろ。自由な言論の一部には自由な論評(感想も論評だからな)が含まれて、その論評を支えるのが引用の自由なんだけど、それがなかったらどんだけ息苦しい社会になると思ってんだ。自分が引用されることを防ごうとしたら自分が引用する自由も奪われるってちゃんと理解してんのか。
何が悲しいって、表現規制ハンタ~イ表現の自由を守れ~とか言ってた連中が、こうもあっさりと表現規制賛成派に転ぶことだよ。お前ら本当は表現の自由とかなんも関心なかったんだな……って思うわ。表現規制反対派の看板今すぐ下ろしてくんない? 同じ反対派として迷惑です。
二次創作の多くが本ではなく、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で、わざわざタグ付けだの棲み分けだのをうるさく自主規制しているのは「そのソシエティ」にいる「同好の士」だけにあてたラブレターという使い方だから。だれもベストセラーになりたい金儲けがしたいとおもって二次創作なんかしてないんだよ。同好の士が増えてくれたらいいとはおもってるけど。
そういう使い方を黙認してただけのピクシブだから、一ツ橋大学と同様にうちには責任ありません、原告にもなりませんというのが一番簡単な対処法ではあるね。
被害者泣き寝入り。ただし、引用ネタハンティングの場になったらマストドンに大量移住するだけ。
大体法的にはそういう流れとされてるんだろうけど。
法律には金目当て・名声目当てとコミュニケーション目当ての区別がつかないから
いちいち著作権が読めないやつにこうやって説得してまわらなければならない。
出版社やピクシブが司法に渡り合う力を持っていなければならない。
ピクシブがんばれ。法律を誤読した引用万能論者なんぞにまけるな。
さもなくば1編ずつ自分の作品を人質として提出しなければいけないマストドンとか非常に面倒な秘密結社をつくらなければ「非公表」コミュニケーションが成り立たなくなる。
なんだこりゃ。禁酒法か。
引用についてなんだけど調べるとこんな判例があるんでそもそも「引用」に当たるのか疑問…(実際に裁判になると変な転がりかたしそう…
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/755/080755_hanrei.pdf
「他人の著作物を引用して利用することが許されるためには,引用して利用する方法や態様が公正な慣行に合致したものであり,かつ,引用の目的との関係で正当な範囲内,すなわち,社会通念に照らして合理的な範囲内のものであることが必要であり,著作権法の上記目的をも念頭に置くと,引用としての利用に当たるか否かの判断においては,他人の著作物を利用する側の利用の目的のほか,その方法や態様,利用される著作物の種類や性質,当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。」(13頁)
「当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。」ってのがどこまでかがけっこうやばげに見えるんだよな。特にペンネームが匿名ではなく別名(即売会等直接会うこともできる)である状況だったりすると
ちなみにここをみました
最近話題になった件でいろんな意見を眺めてて、「許可なく引用」というのはそれ自体矛盾だとか、「無断引用」という概念はそもそもありえないといった意見を何度も見かけた。これは以前からわりとよく言われていることで、言いたいことはわかる気がするのだが、使われている言葉(「矛盾」「ありえない概念」等)が本当に適切なのかどうかよくわからない。とくに「矛盾」と書いている人をずいぶん見かけたが、どうも腑に落ちない。いったい何と何が矛盾しているのか。
法的に引用は無断で行ってもよいもののであり、わざわざ「無断引用」という言い方をするのはおかしい。ここまではわかる。しかしこの言葉が「矛盾」していると言っている人がかなり多いのが気になっている。別に矛盾してなくないか? だって実際に無断で行ってる行為に「無断」ってつけてるんでしょ? 「矛盾」ではなく、言わなくてもいい不必要な情報を付け加えているという意味でむしろ「冗長」と言うべきではないのか? 「矛盾」ではないだろうと。むしろ「引用」の定義に含まれる「無断で行ってもよい」をわざわざ明示している明快な表現ではないのだろうか? なぜこれが矛盾なのだろう? 素朴な疑問だ。
なんとなくこれかなーというのはある。「無断引用」という言葉には、冗長だという以外に大きな問題がある。この言葉の使用は、「著作権者に断った上での引用が正当なもので、無断で行われる引用は悪いことだ」という間違った考えを前提しているように思われるということだ。「無断欠勤」「無断拝借」「無断乗車」などには、わざわざ「無断」とついているからには、(法的に定義されているかどうかはともかく)「欠勤」や「拝借」や「乗車」は本来は許可を得て行わなくてはならない、無断で行ってはならないということが含まれていると感じられるのと同じである。「無断引用」が矛盾という人は、これを指して矛盾と呼んでいるのかもしれないとちょっと思った。しかしそれでもどこがどう矛盾なのかは判然としない。だれか教えてくれるといいのだけど。
あと思いついたのは、「無断引用」という言葉を使う人たちは「引用」の定義を勘違いしていることが多いので、この言葉自体というよりそういう人たちの態度を指して矛盾と言っているのかもしれないなーということだ。上で書いたこととつながるけど、そういう人は「引用は無断で行ってはいけない」という間違った認識にもとづいて、批判目的でこの言葉を使っているので、それに対して、おまえの言う「無断引用」という言葉は(おまえが言っているような意味では)無意味だ、というのは理解できる。しかしいろいろコメントとか読んでみると、「無断引用」という表現自体が矛盾だ、意味をなさない、と言っている人がけっこういるのである。やっぱりどういうことかいまいち腑に落ちない。
思うに、「無断引用」は、自動車の運転でいえば無免許運転ならぬ「免許運転」というようなものではないか? わざわざ言わなくてもいい余計な言葉がついているという意味で。しかしこの言葉も矛盾しているとは思えない。意味も明快だ(正確には、存在しない言葉なので意味をたやすく推測できる)。たぶん免許を取得したうえで、あるいは免許証を携帯して車を運転する、という意味だろう。運転は免許をとってするのが普通だし、引用は無断で行うのが普通だ。なので「免許運転」「無断引用」などとわざわざ言う意味はない。でも「免許」や「無断」をつけたからといって、そこに矛盾が生じるとは思えない。むしろ当たり前のことが明言されて、元々の意味が強固になっているようにも思える。ここにほんとうに矛盾はあるだろうか?
本題に入る前に、いくつか検討を行うべき点がある。
社会に流通する特定の表現を具体的に名指しして『有害』と評価する場合、その評価の責任は、そのような評価を下した主体が負うのが一般的である。
例えば、都道府県の定める条例に基づき『未成年者の健全育成に有害である』と評価された特定の出版物を、『有害図書』に指定し流通を差し止める場合があるが、その指定(あるいは指定の基準)の責任は当の都道府県が負う。
実際に、都条例(「東京都青少年の健全な育成に関する条例」)の条文が変更され、近親相姦描写が指定の根拠に加えられた際、またその条文を根拠として実際に書籍が『有害図書』に指定された際に、都を批判する声が少なからずあった。表現を『有害』と評価する主体はその評価について責任を問われる、という社会的通念が如実に現れた実例と言えるだろう。
『有害情報』はインターネット上に流通する表現についての評価であるが、これも評価の主体が責任を問われるという点は『有害図書』の場合と同様である。
例えば、特定のウェブサイトが、検索エンジンサービス・セキュリティソフトウェア・フィルタリングソフトウェア等によって『有害』と評価され、アクセスを妨げられた場合、その評価の責任を当該サービスないしソフトウェアの提供者が負うという点については、広く合意されるところである。
どのような表現を『有害』と評価するか、具体的な線引きについては評価の主体により差はあれど、大別すれば、「援助交際や違法薬物の取引」といった実際の犯罪行為と一体のものと、「(現実・架空の別を問わず)暴力・性行為・犯罪行為の描写」といった未成年者の閲覧に不適切なもの、の2つである。
このうち後者について、評価の主体が行政ないし公的機関の場合、表現の自由や知る権利とのバランスを取る必要から、未成年者による閲覧を抑止する施策(ゾーニング)が講じられていれば表現そのものを禁止はしないという形を取ることが多く、またそのような施策が予め講じられた表現に対して『有害』か否か積極的に評価することは(必要が無く、にもかかわらず上記のような責任を無用に負うことになるので)避ける運用となるのが通例である。
他方で、ゾーニングの必要性の有無を判断するのは表現を発表する側であり、通常これは『有害』評価を下す側とは別であるから、『有害』ギリギリのラインでゾーニングが行われることはない。すなわち、表現を発表する側はより大きな安全マージンを取り(安全側に倒して)ゾーニングを実施することになり、そして上記のとおりゾーニングされた表現については『有害』評価が保留されがちであることから、もし仮にゾーニングされていなかったとしても『有害』とは評価されなかったであろう表現がゾーニングされてしまっている(が、そうとはわからない)という例も珍しくないはずである。
したがって、ある表現がゾーニングされているからといって、その表現が直ちに(例えば行政や公的機関などの評価主体の判断に照らして)『有害』であるとは断言しえない。
業として表現を流通させている者(出版社や小売店、ウェブサービスなど)がゾーニングを実施するのは、上記条例をはじめとする法令を遵守することが第一義的な理由と考えてよい。そしてそれらの業者を介して自身の表現を流通させんとする個々の表現者は、業者との契約や規約に基づく形でゾーニングに同意し、間接的に法令を遵守することとなっている。
このことは、当該法令の理念や目的や基準について、必ずしも表現者は賛同ないし納得はしてないけれども、業者を利用する都合上その定めに従っている、というケースが内包されている可能性を示唆する。より具体的に言えば、表現者自身は「未成年者にとって性的表現は有害ではない」と考えていたり「この程度の性的表現は『有害』にあたらない」と考えていたりした場合でも、業者を利用するため業者が実施するゾーニングの基準に従った結果として(あるいは、閲覧者の利便性を図る手段としてゾーニングを活用する意図で、もしくは、自身の思想と食い違っても「悪法も法なり」という判断の下)法令を遵守している、というケースがありうる。
同時に、上記のとおり行政や公的機関はゾーニング済の表現への『有害』評価を保留するので、動機はどうあれゾーニングに従っている以上、自身の表現が『有害』にあたることはない、という意識が表現者にあったとしても不思議ではない。これは逆に言うと、『有害』評価を下されること=ゾーニングの努力を怠った粗忽者ないし社会に迷惑をかける厄介者のレッテルという意味を包含し、表現者にとってのスティグマとして機能しうる。
著作物の二次利用は原則的に著作権者の許可を要するが、著作権法32条により『引用』であれば無許可に行うことができる。正当な『引用』と認められるには「引用部分とそれ以外の部分の主従が明確であること」「引用する必然性があり、その必要な量のみの利用に留まること」「出典を明記すること」などの要件を満たさなければならない。
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
しかしながら、著作権法113条6項には、次のような条文がある。
これは上記の『引用』と矛盾するように見えるが、そうではない。無許可で『引用』することはできるが、その結果として著作者の名誉・声望を害したら著作者人格権の侵害とみなされる、という形である。つまり、理論上は、正当な『引用』であっても著作者人格権の侵害になる場合があるとされており、ゆえに「例の論文は『引用』の要件を満たしてるから法的にセーフ」とする主張は、全て誤りである。
このような条文があると、否定的な論評・批評のための引用ができなくなるのではないか、と心配する向きもいるかもしれないが、意見表明による名誉棄損を免責する『公正な論評法理』が、上記条文における「名誉又は声望を害する方法」の当否判断にも準用され、否定的な論評・批評のための引用も内容の公益性や妥当性次第で免責されると考えられている。
例の論文では、R18としてゾーニングされた10作品を標本として利用しているが、ゾーニングされていることをもって直ちに『有害』であるとは言えず、またその作者らが自らの作品の『有害』性を自認していることにもならないため、「この10作品は『有害』である」との評価は自明ではない。
にもかかわらず、論文ではこれら10作品を「『有害情報』のフィルタリングアルゴリズムの学習用データ」と位置付けており、このことはつまりこれら10作品が『有害情報』の代表例であるという評価を下しているに等しい。その際、法令や制度あるいは他者によって定義された『有害』評価に準拠する旨の記載がないため、この『有害』評価は論文著者が主体的に行っているものと解され、その責任は論文著者が負う。
これら10作品が『有害情報』の代表例として紹介されたことは、作者らにとってスティグマとして機能することが懸念され、名誉・声望を害したと言えるのではないか。
整理すると「論文著者が主体となり10作品を名指しで『有害』評価したことが、10作品の作者らの名誉・声望を害したと疑われる」。
論文ではこれら10作品に含まれる性的表現を引用しその意味内容を批評しているとは言えるが、『有害情報』の代表例としてこれら10作品を名指ししたこと自体について十分に論証するだけの記述が割かれ『公正な論評法理』に適う内容になっているか、といえば、議論が分かれるように思う。少なくとも「論ずるまでもなく法的にはセーフ」とは断言できないと考えるが、どうだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20170512225855
ブクマには入らなかったので元増田の改行ごとにコメントします。元増田のほうが文章量的にも圧倒的に多く引用の条件を満たさないと思うので、各自参照してください。
1. 緊急を要しないし、さして重要でもないし、拡散するほどでもないと思われます。
2-5 当該ゲームは知りませんが、無許可での二次創作同人ゲームみたいですね。著作権侵害については親告罪なので権利者の判断次第です。著作権者が通報すればアウトになるでしょう。
6-9 特になし
10 それ以外に宣伝になるとか、パイを食わないってのも大きかったのでは。
13-14 特になし
15 営利か否かは法制度的にも重要なとこですね。アメリカのフェアユースの要件の一つだったり日本の著作権法38条の非営利の上演の話だったり。
16 見過ごしてると推測される主体は誰ですか?権利者ですか、それとも警察ですか。後者なら親告罪なので見過ごすも何もないですよ。
17 企業として当然の措置かどうかは各企業の判断です。親告罪のいいところです。
18 少し話がずれますけど、フリーソフトであることと非営利であることは違いますよね。かかった費用しか回収しないのであれば非営利だけど有償です。
19-22 特になし
23 記念品贈呈って言ってるので販売とか営利目的とはまた違うのでは。さっき言った非営利での上演では金銭発生した時点でアウトなので、法律家の人に聞かないとわかんないけど。
24以下 スペースのオーナーの素性とか知ったことではないですが、業界内のモラル的に問題になるんですかね。あと元増田が海神えるなる人を嫌いなのは伝わってきます。
これで、一通り言いたいことは書きました。海神えるって人がこのあたりのモラル的に難がある人なのは確かなようですが、今回のイベントがそこまで重大なことのようには思えません。海賊版絡みの問題でもないですし、同人界隈ならいくらでもある話でしょう。元増田はコミケとかも否定派ですかね。
どうしてもイベントをやめさせたいなら増田じゃなくて権利者とか河崎実さんとかに連絡したほうがいいんじゃないでしょうか。まあ、もうとっくにしてるとは思いますけど。
ということで、こちらからは以上です。
国内で発行された漫画や書籍、雑誌を著者や出版社の許可を得ずに無料公開する
インターネットの投稿サイトが5月初旬まで開設されていたことが8日、分かった。
現在は閉鎖されているが、無断公開された作品は数万点を超えるとみられる。
著作権法に違反する可能性が高く、大手出版社は警視庁に相談するとともに、近く実態を公表して被害を訴える方針だ。
サイトには「新着タイトル」「一般コミック・同人」「雑誌」などのカテゴリーごとに
投稿された書籍の表紙が表示されていた。表紙の1つを選ぶと投稿日や発売日、ページ数、投稿者名とともに閲覧ボタンが示され、クリックすれば作品のカラー画像が閲覧できる仕組みだった。
無断で公開されたとみられる作品は今年3月時点で計3万5000点に上った。
ただ5月3日にサイトは閉鎖され、現在は閲覧できない状態になっている。
サイトに大量のデータを送り付けるサイバー攻撃を受けた可能性があるという。
サイトには「著作権違反ファイルのアップロードをしないでください」などの注意事項が記載されていたが、
知的財産の取り扱い方針と削除要請の受付フォームもあったが、運営会社名や所在地、連絡先の記載はなかった。
被害を把握した大手出版社などはこれまでサイト側に作品の削除を複数回にわたって要請していた。
しかし削除されても再び掲載されるといった事態が続き、一部の出版社は警視庁に相談していた。
文化庁著作権課によると、著作物を著作権者の許可なくネットに公開し、
画像ひとつひとつにも肖像権があって、著作権は画像元の人に委ねられているのは常識だけど、
放送物は著作権フリーみたいな所があって、ツイッターやインスタグラムなどの画像投稿が可能なサイトでも毎日、日常的に画像の共有行為がなされてて、
面白いのはそういう画像に、いいね!を押す人が多い事だろうか。
その中には政治家や総務省などの人間も含まれてて、実際問題、著作権はフリーなんだろうなというのを窺い知れた。
では、放送物以外だとどうだろう。
映画やOVAなどは多分駄目だと思うけど、実際はそれが問題になったりという事はあまりない。
テレビドラマの画像を貼ってアカウントを凍結されたブロガーも少なからずいるけど、
それは多分当該ブログの規約に引っ掛かる様な物を投稿したからだろうと思う。
さて、画像サイトはどこまで違法でないかは正直言って分からない。
何せ、コミックの画像が日常的に貼り付けられてしまっているから。
例えば、大手まとめブログのやらおん!とかジャンプまとめ速報などの漫画ネタバレサイトはその週の早売り情報を流し、
更に2chで貼られたジャンプの内容が窺い知れるコミック画像を大量に添付したものをそのまま転載しているので、
これは多少問題があるようには思う。
先ほども述べたように画像ひとつひとつにも肖像権があり、著作権者に委ねられてるのでネタバレになる画像をサイトで公開する行為は、
週刊少年ジャンプなら集英社の収益を著しく減少させる威力業務妨害に当たるだろうから。
2chでネタバレ画像を貼るのも問題だし、それを知ってか知らずか、無断転載してるのだから知ってるはずだけど転載してこれを公開してアフィ稼ぎをしているネタバレサイトは
本来伏せ字にでもしたほうがいいのかもしれませんが最早そんな意味もないくらいに広まってしまっているので普通にフリーブックスと書いていきます
更に一応書いておきますが日本の漫画市場を潰しかねない悪質なサイトです、利用するのは絶対に辞めましょう
と言ってもそんな綺麗事を書いた所でもうどうにもならないくらいに多くの人が利用しているようなのでここからフリーブックスとは一体何なのか?なぜこんなサイトが存在出来るのかなどについて書いていきます
「自作の漫画コミック・雑誌・同人誌・小説を自由に投稿し皆で共有&読み放題にできるファイル投稿共有サイト 」
とのことです
まずフリーブックスには自作ポエムのような作品は一切ありません
理由は簡単でアップロード機能がないからです、アップロードというページはありますがこれはただのハリボテです、実際に自作ポエムをアップロード出来た人間は存在しません
つまり投稿共有サイトというのはただの建前で完全に一方通行、作品をアップロードしているのは全て運営です
そこから違法にアイテム(作品)数を増やし続け2016年の終わりには2万5千件ほど、現在は5万2千件ほどになっています
アップロードされている書籍の種類は漫画コミックス・漫画雑誌・一般雑誌・小説・その他書籍・主に18禁の同人誌、同人作品で、全体の7割以上は漫画のコミックスです
ネット上では「品揃えがスゴイ」という声がありますが、こういう言い方が正しいかは分かりませんが違法な割れサイトとしては別に凄くはありません
残念なことに現在web上では多くの書籍が違法に流通しておりフリーブックスにアップロードされている作品も全てそういった違法サイトからの2次利用です、おそらくフリーブックスが1次流通元となっている作品はありません
他に「雑誌まであるのがスゴイ」「発売日にはもう上がってる」「マイナーな書籍まである」という声もありますがこれらも全てフリーブックスに特有のことではありません
他の違法サイトにも雑誌はありますし、発売日には違法アップロードされています
マイナー書籍はおそらくamazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」から流用しているものと思われます
フリーブックスは今までの海賊版サイトとは違い非常にカジュアルな見た目です
UIもよく出来ていて、レスポンスは速く、モバイルにも最適化されているのでスマホ世代にとっては非常に使いやすいでしょう
加えて本屋大賞作品特集などの特設ページまであり、トップページを一見しただけでは違法サイトだと分からないくらいのデザインです
漫画の閲覧に対してダウンロードなどの行為を挟まないため罪悪感が薄くある意味お手軽に漫画が読めてしまいます
フリーブックスの利用者には違法サイトであることを認識していない人さえいるかもしれません
フリーブックスは2017年に入るまでは殆ど無名のサイトでした
今年の1月頃からポツポツと話題になりはじめ、3月の中頃から現在にかけて一気に普及している感じです
1/02 知恵袋でサイトの合法性について質問された(現在質問の閲覧数は260万)
1/15 twitterでつぶやかれた(以降つぶやきは増え続けています)
3/12 2ch(なんJ)でフリーブックスを話題に扱ったスレッドが建てられた(以降スレッドは頻繁に建っています)
4/28 NAVERまとめでまとめられた
4/30 はてな匿名ダイアリーで話題にのぼった(この記事ではありません)
webサイトのトラフィック量(閲覧数と考えて下さい)を監視している企業Alexaによれば現在フリーブックスのトラフィック量は世界9286位、日本342位です
116位 読売新聞
180位 ピクシブ
342位 フリーブックス
但しフリーブックスは今年1月に世界ランク100万程度だったものがたった3ヶ月で99万ほどもランクを上げトラフィックが増大しています
本当にタケノコの成長のようなごぼう抜きです、こんな増え方はサービスとしては日本で言うなら黎明期のニコニコ動画くらいでしょう
このまま同程度の伸びを示せばあと1ヶ月ほどで読売やNHK(日本80位)のニュースサイトよりも日本人がよく見るよく使うサイトになる可能性があります
しかし増えているとはいえトラフィック量に対してtwitterやweb上の反応が少ないのも事実です
これはおそらくですが、さながら90年台のポケモンやドラクエの裏技のように友人から友人へ口伝にてフリーブックス伝説が広まっており見た目以上に全国のお友達が使っているのだと考えられます
twitterでつぶやかれる「学校のみんなで使ってる」「大学のみんな知ってた」などのつぶやきからもそう推測されます
同じような形態で成年コミックや同人誌を違法アップロードしている「ドロップブックス」というサイトと同じ運営者であり他にもいくつか日本人向けのアダルトサイトを運営しているということです
同一人格が保持していると思われる他のドメインのWhois登録情報によればヴァージン諸島に存在する、おそらくペーパーカンパニーによって運営されていることになっています
但し、当初のフリーブックスのIP割当地はブルガリアでしたが現在のフリーブックスは増大するトラフィックに対応するため4月中頃からアメリカのCDNサービスであるCloudFlareを使っており直接は分からなくなっています
運営者の個人情報について国籍や住所はまったく分かりません、日本語の巧みさから日本人もしくは日本語ネイティブである可能性が高いですが、もちろんそうでない可能性もあります
ちなみに(.is)はアイスランドのドメインですがおそらく特に関係ありません
運営者を逮捕するのは非常に難しいと思います
まず運営者の実態が分かりません、更に世界にはタックスヘイブンならぬコピーライトヘイブンなるものがあり、そういった著作権の曖昧な場所で
"外国在住"の"外国国籍者"が"外国のサーバー"に対してアップロードを行っている場合、論理としては外国に建てられたでっかい図書館の中を大量の日本人が双眼鏡で覗いてるだけともいえます
これでは逮捕理由がないとまではいいませんが、積極的に動くのが非常に難しいといえます
但し前述の通り海外サーバや海外法人を経由し身元を隠しているだけの日本人である可能性も高くなんともいえません
一応運営者が外国国籍者でもその身元さえ判明すればカリビアンコム方式をとる方法もありますが、これは賛否両論かつ別の問題があり後述します
ちなみにフリーブックスを紹介しているサイトの紹介文にはYouTubeと同じような形態だから逮捕出来ないと書いてある所もありますが
最初に書いた通りフリーブックスのアップロードシステムは見せ筋みたいなものでその実態はないですし、削除フォームもまず間違いなく機能していません
少なくとも3月以降はフリーブックスにアップロードされ著作権者の申請によって削除された作品は存在しないと思われます
つまりフリーブックスに対してバカ真面目に削除申請するのは電話線の切れた受話器にむかってもしもしとつぶやき続けるようなものです、意味がないので推奨出来ません
「なぜそういい切れるのか、お前は漫画の作者で申請したのか?」と思われるでしょうが
根拠としてはweb上で見れる出版各社や著作権者のDMCA侵害申し立ての山があります
ややこしい説明は省きますが、現在web上で著作権者が海賊版を見つけた時に最もよく行われるアクションが上記のグーグルに対するDMCA侵害申し立てです
これを行うことによってグーグルが該当ページを検索結果から村八分してくれます
実際フリーブックスに対しては出版社も既にその問題を認識しているようで
小学館集英社講談社の御三家をはじめ大手出版社や海賊版対策を業務とする一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構がDMCA報告を連発しています
他にも同人誌の著作権者などがDMCA報告しているようですが、その全ての作品が3月以降一つの例外もなく一切フリーブックスから消えていません
誰か一人くらいは削除フォームから申請してみた人がいるはずですので、これが消えていないということはやはりそういういことなのだと思います
但し勘違いの可能性もあるので「俺はフリーブックスに削除申請したら消えたよ」という方がいれば教えてください
カリビアンコムとはアダルト動画サイトです、明らかに日本人向けのサイトで中身も日本人女優が出演していたのですが
「"外国在住"の"外国国籍者"が"外国のサーバー"に対してアップロードを行っているため合法です」と公式サイトで堂々と主張し運営されていました
しかし紆余曲折あり運営者の一人が逮捕されました、紆余曲折については調べて下さい
問題は逮捕された場所が沖縄だということです、カリビアンコムの運営者は外国国籍で外国在住だったのですが何の用事か沖縄へノコノコやってきてそこで捕まりました
ちなみに他の運営者については捕まっていません、つまりフリーブックスについても運営者が外国国籍者だった場合、外国にいる限り逮捕は難しいと思われます
更にカリビアンコムはその性質上、コンテンツの制作に場所が必要でそのコンテンツ制作者(つまりスタッフや監督)からサイトの運営者まで金銭授受なりの線を伝って特定すること可能でした
しかしフリーブックスはweb上に散らばっている違法アップロード作品を収集して自サイトで公開しているだけなため身元の特定が容易ではないと思われます
加えてカリビアンコムの逮捕劇については日本の法曹関係者からもその正統性について疑問の声が出ています
警察管轄のアダルト案件についてさえこれですから著作権という、より曖昧な案件でどこまで出来るのかは大いに謎です
「サーバー運営者とか中間業者に公開をやめさればいいのでは?」という声もあると思いますが
これはある意味その通りで現在先程出てきたアメリカ企業のCloudFlareは
「違法サイトの運営者がCloudFlareのサービスを利用することを積極的に断らなかった」つまり海賊版サイトの運営を間接的に助けているという理由で複数の企業から訴えられています
但しCloudFlareを使えなくなったからといって即閉鎖されるかというとそんなことはないでしょうからやはり難しい問題ではあります
長い年月で見れば、運営者の居住地や身元が完全に割れ金銭の動きが分かり現地行政や警察権力の協力が得られれば可能だとも思います
しかし現実的には難しいでしょう、世界最強のコンテンツ団体であるハリウッドでさえこういった問題に対しては根本的解決は出来ず正規の配信ビジネスを発展させるなど別方向で対応していきました
ハリウッドに出来ないことを日本の出版業界にやれというのも酷な話だと思います
「え、じゃあ本当にこんな違法サイトがずっと存在するの?」と思われる方も多いと思いますが
そこは運営者のモチベーション次第、つまりフリーブックスというサイトで儲けられるか?というところに尽きると思います、これは後述します
ただそうは言っても運営者がまったく儲けを考えることなく運営を続けた場合でも取れる対策があるにはあります
一つには国内プロバイダと協力してフリーブックスのドメイン自体を遮断してしまう方法です
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、この方法は実際にイギリスで運用されており非現実的とまではいえません
抜け道はいくらでもあり根本解決にはなりませんがPCに疎いライトユーザーを筆頭にかなりに利用者を遠ざけることが出来ると思われます
ちなみに目には目を方式でDDos攻撃なりを仕掛ければいいのでは?と思う方もいるでしょうがCloudFlareはDDos耐性が強いのが売りですしそもそもそういった行為は違法です
違法サイトを潰すために違法なことをして人生を棒に振りましたというのはまったく笑えない話なので絶対に辞めておきましょう
フリーブックスには現在、広告がありませんがこのまま何の見返りもなく運営が続けられるとも思えません
似た形態で同じ企業によって運営されているドロップブックスについては広告により運営されていますので、いずれ広告がつくかもしれません
事実フリーブックスにはごく短期間にではありますが、ビューアーの読み終わり部分に広告がついていたことがあるようです
広告が付けば金銭の流れがわかりますし、広告を出稿している企業に対してクレームを入れることも出来ます
ただドロップブックスには誰でも知っている有名企業の広告もあるのでそれが有効かどうかまでは実際の所分かりません
そもそもドロップブックス自体がいつまで経っても潰れないという問題もあります
フリーブックスは今年の3/16に突如、短い時間ではありますが有料会員サービス化したことがあります
その時のプランは以下の通りです
この時は数時間で元の無料サイトに戻ってしまったのでこれが何だったのかについてはよく分かりませんが
但し全ては推測であり、もしかしたら有料化以前に数時間後にはドメインごと消えているかもしれません
最初に書いた通り最早、臭いものには蓋方式で隠しても意味がないくらいに広まってしまっているので記事を書きました
いっそ逆にもっと広まって社会問題化してそうそうに潰れてくれればいいのにとさえ個人的には思います
パクリキュレーションサイトTABI LABOがぱくってる件
酷い
TABI LABOは、当社が制作したコンテンツ、他メディアからの転載コンテンツ、寄稿コンテンツ等を発信しています。
当社は、コンテンツの制作において、十分なリサーチ、取材等を行い、信頼できる情報の発信に努めています。
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コンテンツの制作において参照した情報については、コンテンツの末尾に参照元を明記しています。表記は「Reference ◯◯」としています。
まあ、なんだ。JASRACに因縁をつけて「カ○ラック」呼ばわりするのはよろしくないと思う。ただし間違えるはずのない、基本的な部分を間違えた場合にキツく指摘する事は許されると私は思う。特に、著作権者から著作権の管理を一任されている責任ある組織だけに。
http://www.jasrac.or.jp/news/17/0227.html
手短にまとめると「クラシック」は西洋音楽の流れを汲む「芸術音楽」のこと。まあ何が「芸術」かというめんどくさい話はおいておくとして、クラシック音楽の中には現代(またはそう遠くない昔)に作曲されたものもある。ここがポイント。つまり、クラシックの楽曲の中にも当然著作権が存続してる作品もある。ところがJASRACは「著作権が切れた楽曲の例」として「クラシック楽曲」をあげている。おかしいよね。
模範解答は
「著作権が切れた楽曲のみを演奏する場合は管理の対象となりません。クラシック楽曲の中にも著作権が切れていない作品(例えば作曲者の死後50年を経過していない作品)もありますので、ご注意ください」
でしょ。
まあ、重箱の隅なんだけどね、想定Q&Aに不正確な記述を入れるのはNG。どこの馬の骨ともわからない匿名の有志が行うのならまだしも、著作権管理団体がこの程度じゃイカンでしょ。「クラシック音楽」のことをよく知らないって言ってるようなもんですよ?で、そのクラシック音楽の作品の権利を日本において守るのは、JASRACさん、あなたでしょ?
「がらく」はまあ多くの人にとっては「伝聞」の話でしかないけど、「クラシック楽曲=著作権切れ」はネット上で公開されたポカである。致命的とは言わないけど、こんなのが日本の著作権管理団体だなんて、不幸だわ。
#ここまで書いて改めて考えたんだけど、「クラシック楽曲などの著作権が切れた楽曲」を「クラシック楽曲のうち著作権が切れた楽曲」のように解釈できないかなぁとも考えた。