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はてなキーワード: 著作権者とは

2017-02-18

JASRACが来た

はてなからこのような連絡が来た。

このたび、ご利用のブログ記事に対し、一般社団法人 日本音楽著作権協会JASRAC)の調査部より、同協会著作権管理する楽曲歌詞無断転載されており、著作権侵害に相当するとして削除要請を受けています対象となる記事楽曲および楽曲JASRAC作品コードリストは、添付ファイルとしてお送りいたしますのでご確認ください。著作物作詞者・作曲者音楽出版社アーティストは同協会作品データベース検索サービスJ-WID (http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/)でJASRAC作品コードによる検索によりご確認いただけます。お手数をおかけいたしますが削除につきご検討ください。また、掲載されている情報権利侵害に該当しないため、削除にご同意いただけないという場合にはその詳細な理由をお知らせください。

私のブログ、1日のアクセス400くらいなんだけどJASRACさん、細かくチェックしてるなぁ。確認した所、たしかに何個かの記事は、CDが発売されていない頃の耳コピとは言え、歌詞をそのまま書いている記事だった。これはすぐに削除した。今後もこういうものは扱わないことにしようと思う。

アニメOPED歌詞を扱っているブログは、連絡が来ないうちに対応したほうが無難かもしれません。

しかし、他の「空耳歌詞とか「英語歌詞自分和訳したもの」とか「替え歌」の記事までダメって言われてた。

これはちょっと納得行かない。歌詞を公開することが目的ではなく、ニコニコなどで盛り上がった空耳ネタを残しておこう、というだけの記事で、これによって本当の歌詞を公開しているサイト著作権者不利益になるわけではないし、そもそもJASRACにそこまで取り締まる権利があるのだろうか。

じゃけん、一度だけ抗議してみる。

尚、削除にご同意いただけない場合に、ご説明いただいた理由は、申立者にそのままお伝えすることとなります。ご説明に開示を望まない事情がある場合、あるいは開示できない箇所がある場合はその旨もあわせてお知らせください。7日以内に削除あるいはご連絡をいただけない場合勝手ながら弊社にて当該サービスプライベートモードに固定するなど、送信防止措置をとることがあります。ご注意いただきますようお願い申し上げます

ダメだったら諦めて削除するし、もうこういうのもダメなら、今後は歌詞関係ネタは二度と扱わないようにしようと思う。


それだけ。別にJASRAC死ね!とか「僕は悪くない」みたいな話ではないです。

JASRACが私のブログの幾つかの記事について削除を要請するのは、多分正当な権利行使だと思うしそれについては文句がない。

ただ、いくつかの記事については基準が納得行かないので、一度ちゃんと確認してみよう、というそれだけです。

2017-02-06

オタクJASRAC批判するのは理にかなってる

同人(二次創作)文化はどうやら著作権者に対価を支払わないことによって成り立っているようだから、結局のところ自らの権益のために振る舞ってるのはオタクの側も同じだ。

ただ一次創作の側を萎縮させてまで二次創作を守る値打ちがあるのか。同人屋のやっていることは剽窃であって、パロディオマージュではないのだが意図的混同しているように思う。文化人質に取っても同人屋のやってる二次創作は守れないだろう。

著作権を盾に自由創作文化を犯すJASRACとそれを守る我々(オタク)という構図にしたいのだろうが、二次創作が犯しているものによくも無頓着でいられる。

理想コミケPixiv同人ショップJASRACのような権利団体包括契約して権利者に利益還元されるといいのだが。

2017-01-20

動画共有サイトB9(中華サイト)について

B9は日本人が数人程度でアップロードされている。

管理人格のdfdfasは約2人で投稿を繰り返している。この人達は自前。

もう一人の投稿者はろさ,wish,Atismataという三つのアカウントもつ人物日本人

動画の多くをμtorrent動画共有サイトひまわり動画から賄っている。

主にこの3人程度がB9の主な投稿者である

そして彼らは動画再生数や投稿数および紹介によってアフィリエイト収入を得ている。

B9は主に動画再生による広告収入によって賄われている。

著作権者許可されていない動画投稿によってアフィリエイト収入を得る事は著作権法第38条に抵触し、

これを根拠として速やかにその営利運営を停止しなければならない。

実はB9は日本のある企業運営しているという説もあり、本社住所を著作権の及ばない中国に置いているといった、

アメリカ本部を置きつつ本当の住所が大阪だったFC2と同じ手口である

日本警察はいつまで彼らを野放しにするのだろうか。是非とも捜査検挙に踏み切って欲しい所である

2016-12-21

http://anond.hatelabo.jp/20161221174702

他人がイージーに使えて、そのぶん著作権者利益還元されるような仕組みではだめなのかなあ

2016-12-17

孫コピーできない放送業界死ね!!!

何なんだよ日本地上波無料放送

国民財産である電波使ってんじゃねーのかよ。

日見事に記録したDVDが亡くなったわ。

どうすんだよ孫コピー禁止してるからバックアップできねーじゃねーか。

録画して保存して自分で楽しむ為に複製することの何が不満なんだ?

何が私的複製例外だクソ。

コピーガードを外しての複製は著作権者権利侵害からwってバックアップするだけで権利侵害も糞もねーよ。

バックアップ禁止するんだったら金取っても良いか過去番組データ個別で売れよ。

放送したらそれで終わりってどういうことだよ。

パッケージ販売されない番組はもちろん、パッケージ化するにあたって修正が入る番組オリジナル長期保存はどうすれば良いんだよ。

どうすんだよ記録メディア寿命で全部消えるだろ。

ふざけんな放送業界

しか4K放送では録画禁止なるみたいな報道もあるし何なの?

宣伝したいか電波使って放送はするけど録画は嫌だから禁止しますなんてムシのいい話あるかよボケ

録画されたくないなら最初から放送するなボケ

まじいい加減にしろ放送業界


2017年流行語大賞候補

http://anond.hatelabo.jp/20161213000606

2016-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20161214234709

ハンドブックにするほどの分量はいらない。この2つだけ常に考えながらやれば十分。

(1)書き手以外の人が時間を割いて読んでも得する内容、文章であるか?

(2)誰かの著作物に頼る必要がある場合、頼ることで著作権者にもメリットがあるか?

2016-12-12

http://anond.hatelabo.jp/20161212214146

無断転載されるたびに自動著作権者お金が入る仕組み

無断転載する人はそういうの除去するから難しい

 

勝手画像検索して著作権者情報を一緒に強制表示してくれる

つのマスタを作ってしまえば可能

しかしそれをする理由がない

あと負荷がすごい、ネット全体が遅くなることを喜々としてやる企業はない

あともちろん回避できる

 

 

ちなみに著作物二次利用促進が進まない一つの理由に、少額決済問題があると思う

例えば1円送ろうとすると、それ以上に手数料がかかってしま

音楽ですらそこら辺が解決できていない

 

更に言えば小額決済問題手数料問題)を解決する手段として目下有力視されているのがビットコインだが

そこまで普及が進んでいない

できたとして10年後とかじゃないかと思う

著作権関連であったら嬉しい、こんな技術

Welq問題ウェブ著作権関連が盛り上がってるので、IT素人が考える欲しい技術を書いてみた。技術に詳しい人から見るとどうなんだろ?難しいかな?

無断転載されるたびに自動著作権者お金が入る仕組み

  映像方面だとYoutubeが似たようなことをやってたっけ?

  できれば掲載した瞬間から料金が発生し、掲載期間が長いほど上乗せされていくシステムがいい

  (訪問者が多い新着期間だけ荒稼ぎして怒られたら削除するだけのアフィサイトいから)

ウェブ画像を表示するとGoogleあたりが勝手画像検索して著作権者情報を一緒に強制表示してくれる

  たとえば、あらかじめGoogleとかに著作権者情報登録しておく。

  よそのサイト無断転載されて、掲載されてる画像ファイル名や含有データが変更されてても

  登録情報から元の著作権者情報を呼び出してマウスオーバーとかで表示してくれる。

  Googleクローラーをはじいてるサイトhttpsサイトとかだっけ?)だと効果ないのかも。

  TumblrPinterestFacebookTwitterRTじゃないツイート)など、違法に共有される可能性が高いサービスには特に欲しい機能

  これらのサービス画像転載すると元ファイル情報著作権者名とかサイトURL)が画像の下部あたりに表示される。


いずれにしても多分サーバー単位管理しなきゃならないから難しいのかな。

自分サイトツイッター等にアップされた場合だけ除外して、他サイト転載されたら料金が発生したり情報強制表示になる、というのが理想なんだけど。

ただ公式サイト提供した画像でも別の販促サイトに使われたりするし、電子書籍になったりとか考えると現実的じゃないのかね……。

スキャンされたりスクショ取られたりテレビ画面を撮影したりした無断転載であっても、現在技術であれば「画像Aと無断転載画像Bは同じ画像」だと自動認識できるらしいよね

Youtubeとかでテレビ番組が消されるのに使われてる技術とか)

画像の一部だけ切り取ったり反転・色変更等を行っても元画像として認識する技術もあるとはどっかで読んだ。

いち著作権者としては、画像拡散自体を止めたいわけじゃないんだよね。宣伝になる場合があるのはその通りだし。

問題は、多くの場合著作権者作品情報と切り離されて画像けが使われてしまうのと、アダルト系や2ちゃんまとめ、詐欺など違法だったり印象の悪いサイトで使われること。

そして、どれだけ拡散されて宣伝になったとしても、実際に宣伝効果がどれだけあったのか計測する方法がないのでビジネスに活かせない。

なんとかならないじゃろか。

2016-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20161208142131

著作権って、なんで禁止の方向に向かおうとするんだろう

広まった分だけ著作権者利益還元する形に向かった方がいいのに、と思うんだけど

頭悪いからどうすれば利益還元されるシステムになるかまではわかんないけどさ

http://anond.hatelabo.jp/20161208142131

じゃあそういうのをどうすればいいか? と言えば、すごく現実的な話になるが社会的監視するしかないのではないかと思う

世界的に)企業は怒られない限り限界を攻めてくる

そして法律が及ばない領域が確かにあるし、企業間win-winなら外野が怒ってもしょうがないという事情もある

そうなったとき支配するのはあくまで「感情」でしかない

皆でキレて、皆で燃やし、株価暴落させるくらいしかできない

そうしないと企業簡単暴走するんだ

もちろん全てを解決するシステムができれば、それが一番いいのだけれど(世界を敵に回しそう)

それじゃ単なるポピュリズムになってしまう。

例えばキュレーションサイトへのバッシングに対して、コミケ二次創作へに関しては極めて寛容な現状は矛盾している。同人作家や読者、二次創作に寛容な著作者などのマジョリティ利益のために、そうでないマイノリティ権利が捨て置かれる現状は看過できないと思っている。現に法に則って著作権者に問い合わせて許可を取ろうとする者がバッシングされるなど完全に倫理崩壊している。

http://togetter.com/li/869021

マジョリティの機嫌ひとつで潰されたりお目こぼしされたりするディストピアに住みたかないよ。

2016-12-05

まとめとかキュレーションとかが炎上する理由嫉妬

本質的には楽して手っ取り早く皆からの注目と称賛を集めているように見えるというだけ。

エクセルマクロ書いたら怒られたと同じ理屈

著作権違反しているように見えても、

著作権者権利行使しないのであればそれは黙認されているということ。

外野がとやかく言う権利はない。

2016-08-03

電子書籍って安いのではと思った

漫画とか雑誌電子版を結構買っている。

容量もあるから読み終わったらとっとと消す。読み返したくなったらまたダウンロードする。

出かける前にまとめてダウンロードして、読んだら消す。

電子書籍は「読む権利」を買うだけで事実上貸本、買えば自分のものになる紙の本と

同じ値段では割高だ、という議論があるけど、サービス維持管理を考えると、

月額料金なしで、一度購入したらずっとクラウドに本を置いておけて、

いつでもダウンロードして読めるって、むしろ安い気がする。

古本屋に1冊100円で置いてそうな古めの本でも定価、ってのはあるけど、

それで以後はこのサービス恩恵を受けられる訳だし。

(本題ではないけど著作権者に対価が行くし)

Kindle Unlimitedってのも出たけど、月額いくらで読み放題、みたいなサービスの方が、

商売としては理解できる気がする。利用者としてはどうかなあ。

(ちなみにdマガジン契約してるのだが、最近週刊アスキーファミ通しか読んでない…)

仕事で参照する本は、電子化されてないのも多いし、紙で買うことが多い。そこは適材適所

検索したいから本当は両方欲しいのだけど。

2016-07-13

http://anond.hatelabo.jp/20160713105359

http://anond.hatelabo.jp/20160711142957

楽曲をまったく同じ編成もしくは同じ楽譜を使わない限りは厳密に考えると翻案権もしくは、同一性保持権侵害に引っかかると思われます

もしディズニーもしくはスクエアエニックスより楽曲スコア提供を受けて、そのままスコア通りの編成で演奏して、且つエキストラの奏者や演奏者全員が無料もしくは自らお金を出し合って演奏会を開いている場合であれば白に近いグレーにはなると思います

http://www.techvisor.jp/blog/archives/2340

もしくは編曲もしくはカヴァーを行う事に対して事前に著作権者からOKを取れれば問題ないことかと思いますKH楽曲場合はJ作曲者下村陽子氏になり、それ以外の権利一般ディズニーにゆだねられるはずですので、今回の件でいけば下村陽子氏側はある程度柔軟に対処できているようなのでやはりウォルトディズニー側の判断なのかと思います

出演者全員金銭が発生していない

・入場は無料

編曲耳コピ含む)や翻案に関する許諾済

であればシロを主張しても筋は通るかと思います

2016-06-23

書評山田太郎『「表現の自由」の守り方』 (講談社 2016年

表現の自由、そしてコミケアニメ漫画などを守るために戦っていて、オタク層などに人気の参議院議員著作です。

読み方:プロローグは読まずに飛ばそう

プロローグ表現規制が強化された近未来世界を描いたディストピアSFです。

黒地に白文字のこのプロローグ一見しておどろおどろしい感じがして嫌だな、と感じたので初読時は飛ばしました。

本文を読んで山田太郎議員活動や考え方を理解してからプロローグを読んだ方が、おどろおどろしさに煽られずに冷静に本文を読めますし、作者の考え方、議論の仕方もよく分かるでしょう。

なお、作者は本文中では「コミケ/漫画/アニメ危機が迫っていた」「作者がこう頑張って危機回避した」というパターン記述を繰り返していますが、オープニングと本文も類似関係になっていることは、再読時にオープニングを読んで確認できました。

法的論点解説が怪しい

国会議員全員が法制全般に詳しい必要はありません。しかし、自分で専門と宣伝している分野については詳しくあって欲しいものですし、本を出すのであれば、専門家校正を受けて欲しいものです。

特に、本書は「コミケ/漫画/アニメ危機が迫っていた」「作者が頑張って危機回避した」というパターンを繰り返しますので、法的論点説明に疑問があると、「危機本当にあったのか」「作者のおかげで危機回避できたのは本当か」といった疑念が生じてしまますから法律部分の校正もっと丁寧にやって欲しかったと思います

違法捜査が行われると、無罪となると誤解している(80p)

日本では、「違法捜査が行われると有罪にできなくなる」というルールはありません。違法収集された証拠について、その違法が重大であれば、刑事裁判証拠として使用できなくなる、というルール違法収集証拠排除法則)がありますが、排除されるのは基本的に、重大な違法があったその証拠に限られます

本書で取り上げられた事件の例で言えば、仮にフィギュア押収に重大な違法があったと裁判所認定しても、フィギュア証拠に提出できなくなるだけで、肝心の児童ポルノ証拠として提出できますから有罪認定には何の問題も生じないのです。また、情状に関する証拠押収はある程度認められますからフィギュア押収違法かも微妙です。裁判所合法判断する可能性も十分あります

作者の「違法捜査と認められれば、容疑者有罪にできなくなる。今後は警察もこうした軽率な行動は控えるでしょう」という記述は的はずれですし、「警察に対して、相当強いプレッシャーを与えたはずです」というのは、説得力がありません。

親告罪説明おかし

著作権侵害非親告罪化について、「著作権保持者以外が告発しても、それだけで検察起訴できるように変えようとするもの」(90p)と述べていますが、これは不正確で、誤解を招く記述です。

そもそも、親告罪とは、「告訴がなければ公訴を提起することができない」一部の犯罪のことです。著作権侵害以外には、器物破損罪や強姦罪なども親告罪です。(なお、告訴がないとできないのは公訴の提起であり、告訴がなくても、捜査を行うことはできます告訴の見込みがない事件強制捜査を行うことはまず無いでしょうが

親告罪でなくなれば、他の犯罪窃盗罪とか、傷害罪とか)と同じように、「告訴がなくても公訴が提起できる」ようになるのであり、「著作権保持者以外の告発」は不要です。

作者は別の箇所で「刺し合い」の問題を提起(93p)していますので、そこに議論をつなげることを意識してあえて「著作権保持者以外の告発」という説明を入れたのかもしれません。しかし、読者の大半は親告罪の正確な意味を知らないでしょうから最初説明で「著作権保持者以外の告発」という親告罪であるか否かとは関係のない事項を持ち出すのは不適切です。

刑事民事区別せずに説明している

作者は非親告罪化と法定賠償金制度が組み合わさると、「二次創作の描き手が、非親告罪化により、著作権者でない人物から告発され、法定損害賠償制度によって、懲罰的意味合いを含む多額の賠償を命じられるようになる……」と述べます(92p)。

この書き方だと、著作権者でない人物から告発されると法定損害賠償制度によって多額の賠償を命じられるように読めます

しかし、仮に非親告罪化により、権利者の告訴なしで検察公訴を提起したとしても、それはあくま刑事事件であり、罰金を命じられることはあっても、損害賠償が命じられることはありません。権利者が民事事件自分から提起してはじめて、法定損害賠償制度に基づく賠償が命じられる可能性がでてくるのです。

非親告罪化により、著作権者でない人物から告発され」と「法定損害賠償制度によって、懲罰的意味合いを含む多額の賠償を命じられるようになる」のそれぞれで別個の問題を指摘しているのかもしれませんが、この書き方では誤解を招きます

大臣言葉には法律と同じだけの力がある(105p)?

大臣言葉にそんな力はありません。作者は比喩として言っているのでしょうが、どのような趣旨比喩なのか書いていないため、大臣発言にどのような力があると言おうとしているのか、理解が困難です。

国連の各種人権委員会の)「勧告」は強制力を持ち、国内法より優先されると解釈できる(126p)?

これは作者の独自説です。国際法視点からみても、国内法の視点からみても勧告には強制力はありませんし、日本政府もそう解釈してます

実際、日本は各種の人権委員会からたびたび勧告を受けてきていますが、そのほとんどに木で鼻をくくったような回答をして、事実上黙殺してきています

わいせつ規制に反対しない(133p)

作者は、国連特別報告者が「成人のポルノ表現の自由により全て許される」と述べたことに対し、「日本人一般に考えるわいせつ概念とは異なる」と反発しています。どうやら、作者は刑法によるわいせつ規制には反対してないようです。

さて、最高裁判例によれば、わいせつとは「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの」を指します。よく誤解されていますが、性器が見えることは最高裁判例上は要件ではありません。

そして、刑法によるわいせつ規制は常に恣意的で、しばしば不合理なものです。例えば、女性アーティスト女性器の3Dスキャンデータという、常識的にはたいして「性欲を興奮又は刺激せしめ」るとも思えないもの摘発される一方、まさに「性欲を興奮又は刺激せしめ」ることに特化して作られたアダルトビデオコンビニで成人用雑誌付録として大量に販売されています

このような恣意的規制表現の自由に関する萎縮効果が甚だしいのではないかと私は思うのですが、作者はわいせつ規制問題には興味がないようです。作者がこれから作られるかもしれない規定が乱用されることかもしれないことについては敏感なのは表現の自由が萎縮しやす権利であることから理解できますしかし、すでにある規制恣意的運用されている問題には興味がなさそうなことには違和感がありました。

他の議員努力に触れない

参議院議員の中には、表現の自由について見識があったり、作者の問題提起に応えてくれる人が他にもきっといるのではないかと思うのですが、他の議員の話はほとんど出ません。まるで、参議院議員の中で表現の自由を守ろうと頑張っているのは作者だけで、作者が一人きりでとき政府与党と対決し、ときには協調して表現の自由危機対処しているかのようです。

表現の自由を守る議員を選びたい人にとっては、選挙区投票先を選ぶためにも国会議員の中で表現の自由を守ろうと頑張っている人の情報が欲しいと思うのではないかと思うのですが、この本はその役には立ちません。出版時には作者はどの政党出馬するかが決まっていなかったようなので、残念ながらそれは難しかったのかもしれません。

追記

誤字訂正メモ

成人の児童ポルノ

星海講談

2016-04-11

著作権侵害をせずに書影を載せる方法としてのAmazonアフィリエイト

http://anond.hatelabo.jp/20160410220410

増田は「引用する上で出展を明示しろ」と著作権法上での公正な利用を求めている。

それに異存はない。

さて、アフィリエイト画像でもって出展とする方法、これにも文字を書け、まあそうだね。

だがこれは、<本の表紙にも著作権があり、本を紹介するのに書影必須ではなく、無断で表紙を掲載するのは

著作権侵害に当たる>という割と誰得司法判断を、真面目に本を紹介したいブロガーたちが

本を売るためのリンクを貼る商行為からセーフ、と回避するために編み出されたもので、

アフィでうまうまアフィブログが始めたものではない。

Amazon 表紙 著作権」とかで検索検索

ついでに言うと、マンガコマ引用法律上引用として成立するブログほとんどない

(本の紹介に書影不要だ、さてそのブログ記事マンガコマ画像がどうしても必要

公正な引用として?ちょっと無理なので著作権者に許諾をとってね)

ことから、何巻何ページまで出展を書こうが違法状態でありアフィ画像よりはるか問題と言えよう。

2015-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20151201113727

販売」した人が頒布権侵害しているので、

侵害しているかがそもそも怪しい。

著作権者から賠償を求められることはあり得て、

損害賠償請求が認められるためには故意過失が必要で、販売店に故意過失はまずない。

その結果として、発生した損害を「販売」した人が「無料大勢の人に見せまく」った人に求めることはあり得ませんか?

無償の無許諾上映は合法なので、まあ無理だね。

http://anond.hatelabo.jp/20151201113411

販売」した人が頒布権侵害しているので、著作権者から賠償を求められることはあり得て、

その結果として、発生した損害を「販売」した人が「無料大勢の人に見せまく」った人に求めることはあり得ませんか?

http://anond.hatelabo.jp/20151201020252

http://www.jva-net.or.jp/faq/qa_14.html

市販のDVDビデオも、著作権者家庭内で視聴する個人のお客様販売することを許諾していることを考えると、公の上映を目的とするお客様に市販のDVDビデオ販売することは、頒布権という著作権法上の権利著作権法第26条、第2条第1項第19号)を侵害することになるのではないかという問題があります


常識的に考えて、有料で売っている映像コンテンツを 無料大勢の人に見せまくってたら、そりゃ何かしらの権利侵害しているんだろうなと思っていたんですが、頒布権侵害 になりそうですね。

http://anond.hatelabo.jp/20151201101314

パッケージに書いてあるだけじゃ、パッケージを買った人と著作権者の間で契約は成立しないので、契約違反として民事で請求するのも無理。

2015-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20151012001529

増田は、親告罪であろうが、非親告罪であろうが、著作権法違反していれば逮捕される可能性があることを知るべき。

非親告罪化されたから、ダメになった行為というのは、そもそも親告罪時代でも ダメなんだよ。


そのうえで、増田サイト著作権法違反しているかどうか?が問題となるわけだが、

著作権法第三十二条引用に関しては以下のように定められている。

第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行合致するものであり、かつ、報道批評研究その他の引用目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。


この条文からは、具体的にゲームブログでどこまで許されるか?読み取るのは困難であり、

番手っ取り早く理解やすいのは、具体的な判例裁判で争って、裁判所が下した判断)を読むことである

…が、すぐには見つからないので、一般論にとどめておくと

そもそもの著作権法理念は、 著作権者利益を損なわないようにするためのものであるのだから

あなたブログ著作権者利益を損なっていなければ、大丈夫

ネタばれの画面キャプチャを出したり、一定プレイをこなした人だけが見られる画面を出したりしていなければ

問題無いでしょう。

2015-10-01

http://anond.hatelabo.jp/20151001212319

正当化できたかどうかではなくて、現実的にどうなのか?知りたいんですが。

著作権者がそれを証明できない状況で、どこまで権利を主張できるのかね。。

http://anond.hatelabo.jp/20151001212454

今回の事例では、本人が削除しているんですよね。

から、そもそも本人が書いたという証拠が無いんですよ。

クレームをいれようにも、著作権者である証拠が無いんですよ。

もし、このクレームを受け入れてしまえば、

誰もが勝手著作権者自称して削除できることになってしまます

2015-09-05

書店で買える無許可パロディアンソロ本について

はじめに

某週刊少年漫画ジャンルで乱発されている商業ベース版権元無許諾のアンソロジー(※海賊版アンソロ違法商業アンソロなどとも)の現状について周知し、今後、問題点認識しないまま無許諾アンソロジー寄稿する同人作家が出ないよう、また購入する人に対し注意喚起を行いたい。

アンソロジー本がすべて違法なわけではありません。 書店に並んでいる商業アンソロジー本の中には公式が監修して正式出版されるものがあります。「(版権者)監修」や(c)マーク正式タイトルロゴの使用などで判別可能です。これらの本を買ったり、執筆する事は公式に認められた立派なファン活動です。

(9/8追記:(c)マークあくまでも著作権者を示すマークであり使用許可イコールではないのですが、商業アンソロ本で「(c)マークでわざわざ著作権者を示しているのに非公式」というのはかなり特殊なケースと思われるのでこのように書いておきます。)

無許可商業アンソロ問題点

無許可商業アンソロ問題は、

そのため

公序良俗に反するとして表現規制強化の理由となりえる。

版権元が「作品イメージを損なう」「利益を損なう」と判断措置をとる可能性がある。実際過去権利からの警告・注意・提訴が行われたことがある(→ヘタリア十二国記ガンダムトライガンときメモ等)。その場合措置対象無許可商業アンソロにとどまるとは限らない。

このような事態を招かないよう、寄稿者、購入者だけでなく、二次創作に関わる者が無許可商業アンソロ問題点認識し、行動を自重していくことが必要ではないでしょうか。

同人活動との関係

言うまでもないことですが、個人による二次創作活動は「個人の趣味を逸脱しない範囲で」黙認されているにすぎません。

個人が対価を取って同人誌頒布するのは、印刷代・イベント参加料などのファン交流に伴う経費をファン間で立て替えているのであり営利行為とみなさないという風習で見逃されているだけです。しか企業原稿を渡し対価として稿料を受け取る行為はその範疇には含まれないという事が理解できない方はいないでしょう。

当然、二次創作を公に認めていない公式が動けばこれら全ては違法となります公式二次創作に対する見解を問う事はなんの解決にもなりません。(→芳文社や小学館などの二次創作禁止(?)ガイドラインの真相について、出版社の中の人が解説してくれました。

しばしば誤解している人がいますが、二次創作物無料公開・配布であっても原作著作権侵害していることがほとんどです。したがってこの記事では、二次創作活動自体の内容、是非を問う事はしません。

購入者

著作権者許可を得ずに発行されている商業アンソロジーです。問題点をご理解いただいたうえで、購入するかどうかご判断ください。

無許可商業アンソロ刊行されるのは、当たり前ですが、購入者がいて儲かるからです。

購入者一人ひとりが問題の一端を担っているという事を理解したうえで行動していただけるよう、願っています

寄稿者へ

無許可商業アンソロ寄稿される原稿がなくては成立しません。加えて、影響力の大きな描き手が無許可商業アンソロ寄稿し、堂々と宣伝していることから二次創作への知識が不十分な層がアンソロについて誤った知識を持ちつつあります

しかし、実際は寄稿する作家の多くが「いけないことと知りながら」寄稿しているように見受けられます。その理由個別にあるでしょうがほとんどは「みんなやっているか大丈夫」「商業誌に載ることはステータス」というような安易な考えのもとに行われているようです。寄稿する方々は、寄稿執筆することで、結果的に上記のような重大な問題をはらんだ無許可商業アンソロに協力している状態です。今一度、自分行為について考えていただければと思います

また、同人サークル執筆寄稿依頼があった場合依頼内容が版権公式であるか否かを確認することをお勧めします。

最後

私個人は、以上のような理由から無許可商業アンソロ拒否しますが、この記事を読まれた方がどのように判断され、行動されるかを強制するものではありません。

二次創作同人にはさまざまな問題があり、無許可商業アンソロだけを槍玉に挙げるのは間違っており、正当性がないという意見もあるでしょう。

しかし、上記に挙げた問題点を「問題ではない」と言う方は少ないと感じています。何が問題ぴんとこない方は、ぜひこの機会に調べてみてください。「同人誌 著作権」「コミケ 著作権」などと検索すれば、いろいろなページが出てきます。勿論、この記事を含め、必要情報を取捨選択し、判断を下すのはあなた自身です。

この記事が読んだ方の行動を決める一助になれば幸いです。


参考リンク

ヘタリア無許可商業出版物に関する幻冬舎の謹告:http://www.gentosha-comics.net/hetalia/2010/05/oshirase3.html

ときめきメモリアルアダルトアニメ映画化事件wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%8D%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%8C%96%E4%BA%8B%E4%BB%B6 (経緯最終段落アンソロ提訴言及あり)

十二国記無許可商業アンソロに対する講談社の謹告(アーカイブ):http://web.archive.org/web/20090623021846/http://shop.kodansha.jp/bc/books/junikokki/kinkoku.html

トライガン無許可商業アンソロに対する原作者コメントアーカイブ):https://web.archive.org/web/19991005041701/http://www.din.or.jp/~nightow/EFefnow.html (9/9追記)

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