はてなキーワード: 核酸とは
魚肉ソーセージ (日本魚肉ソーセージ協会編 1967年12月)
グルタミン酸ソーダ工業協会では、11月22日東京会館で臨時総会をひらき、会名を
「日本化学調味料工業協会」と改称し、会長に味の素 (株)鈴木恭二社長ら新役員を
選出した。
これはグルタミン酸ソーダ工業協会の規約を改正して、核酸系複合調味料メーカーの
武田薬品とヤマサ醤油も会員にしたもので、文字通り化学調味料業界の一本化を実現
新協会は、味の素、旭化成、協和酸酵、味日本、新進食料、日東味の精、,味の世界、
江崎グリコ、大阪食品化学、料理の素、グルサンの従来からの11社のほかに、武田薬品、
ヤマサ醤油が加入して13社となった。また、定款改正により、役員の任期は 2年、
湖南省の病気の制御と予防は、包括的な流行予防指数を発表しました。 夏のこれらの病気に注意してください。
7月の暑い夏の初めには、さまざまな場所が継続的な高温多湿に直面しており、細菌感染症の発生率は徐々に増加しており、いくつかのウイルス感染症は高い発生率にあります。 湖南省疾病管理予防センターは、さまざまな時期に注意を払う必要がある感染症とその予防ポイントを国民が理解できるようにするために、前月と前年の同時期のさまざまな病気の発生率に基づいて、包括的な毎月の流行予防指数を形成しました。 包括的な分析と評価の後、毎月の包括的な流行予防指数は次のようになりました。7月には、以下の病気に注意を払い、予防の知識を理解することをお勧めします。
0 1手足口病
エンテロウイルスによって引き起こされる子供の一般的な感染症です。 それは主に5歳未満の子供に発生します。 それは主に、手、足、口、および臀部に斑点のある丘疹およびヘルペスを特徴としています。 それは主に発熱を伴い、そのほとんどは低発熱です。毎年4月から7月までは、私たちの夏の発生率のピークです。 現在、私たちの州の手足口病は高い発生率の期間にあり、発生率は高いレベルにあります。 子供たちは良い個人衛生習慣を維持することをお勧めします。 おもちゃおよび頻繁に触れられた項目は手、フィートおよび口に苦しんでいる子供と子供間の密接な接触を避けるために規則的にきれいになり、消毒。EV71に対する子供の予防接種に良い仕事。流行期には、外出を最小限に抑え、混雑した場所、特に換気の悪い限られたスペースに行くことを避ける必要があります。
夏の下痢は主に感染性下痢です。 伝染性の下痢の病原体は主に細菌、ウイルスおよび寄生虫、バチルスの赤痢によって引き起こされる細菌の赤痢のような、E.coliによって、ノロウイルスの腸炎、ロタウイルスの腸炎引き起こされる激しい胃腸炎です、etc.It 誰もが個人衛生に注意を払うことをお勧めします、生の水を飲まない、食品衛生に注意を払う、生と調理から別々の台所用品、残りの部分に注意を払う、寒さと疲労、バランスの食事、合理的な栄養を避け、体の免疫力を向上させます。
0 3デング熱
デング熱は、デング熱ウイルスによって引き起こされる急性感染症であり、主にネッタイシマカまたはネッタイシマカの咬傷を介して伝染します。現在、輸入された症例は私たちの国のデング熱の主な原因です。蚊は夏に繁殖し、暴露のリスクが高いです。 公衆は蚊の予防と自己保護の良い仕事をし、家庭の清掃と環境衛生の良い仕事をし、鍋や缶を回し、様々な屋内と屋外の水容器から停滞した水を取野外活動をするときは、明るい色の長袖の服やズボンを着用し、効果的な蚊よけ成分を含む蚊よけ剤を皮膚の露出した部分に塗布するように注意
0 4狂犬病
狂犬病は、主に損傷した皮膚や粘膜を介して人体に侵入する狂犬病ウイルス感染によって引き起こされる動物由来の感染症です。狂犬病ウイルスに感染した犬、猫、その他の動物からの咬傷や引っかき傷は、次の最も一般的な経路です。infection.In 夏、犬や猫などの小動物は落ち着きがなく、露出のリスクが高く、重要な注意を引く必要があります。一般の人々は、野生動物や野良動物との接触を避けるように注意されています。 犬、猫、その他の動物に噛まれた後は、できるだけ早く治療のために近くの標準化された犬の傷害治療クリニックに行く必要があります。ペットの飼い主はペットを科学的に管理し、狂犬病ワクチンを定期的に入手します。
0 5熱射病
熱射病は、高温関連の緊急事態の中で最も深刻な、すなわち重度の熱射病である。 これは、高温多湿にさらされたときの身体の調節機能の不均衡によるものです。 熱産生は熱放散よりも大きく、40℃を超えるコア温度が急激に上昇し、皮膚の燃焼、意識障害(せん妄、痙攣、昏睡など)および多臓器機能不全を伴う。 それは最も深刻なタイプの熱中症です。
熱が来ているときは、誰もが野外活動を減らし、あまりにも長い間太陽にさらされないようにすることをお勧めします。 外出して日焼け防止の良い仕事をする必要がある場合は、水分、塩、ミネラルの補給に注意を払い、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含むより多くの
0 6モンキーポックス
最近、中国の多くの州でサル毒の症例が発見されています。 モンキーポックスは、モンキーポックスウイルス感染によって引き起こされるウイルス性人獣共通感染症です。感染した動物および感染した患者はmonkeypoxの伝染のもとです。 ウイルスは粘膜や損傷した皮膚を介して人体に侵入します。 それは主に密接な接触(男性の男性の行動など)を介して人から人へと伝達されます。)、特に患者のヘルペスおよび損傷した皮膚との直接接触。サルの対人伝染は主に男性と男性の間で行われます。 男性と男性の行動を持つ人は、サルの予防と管理を積極的に理解し、サルの意識のレベルを向上させ、個人的な保護を受け、リスクの高い行動を避普通の住民はモンキーポックスウイルスに感染するリスクが低いため、パニックに陥る必要はありません。 また、monkeypox予防の知識を積極的に理解し、良好な衛生習慣を維持することをお勧めします。
現在、私たちの州での新しいクラウンウイルス感染の流行は低レベルであり、8週間連続で減少しています。 しかし、過去に感染していない人、または6ヶ月以上感染している人は、感染のリスクが比較的高いです。 発熱や咳などの呼吸器症状がある場合は、他の人との接触を減らす必要があり、自己抗原検査や核酸検査を行うことができ、それらに応じて時間内に医師の診察を受けることができます。condition.It 人口密度の高い場所では、あなたはまだ個人的な保護の良い仕事をし、マスクを着用する必要があることに注意する必要があります。
当センターでは、2023年6月から毎月、総合的な防疫指標を公式サイトに掲載していきます。 一般の人は、ウェブページに入るときにポップアップウィンドウをクリックするか、健康科学セクションで確認できます。 さまざまな病気のリスクをさまざまな「色」で理解し、それぞれの病気の種類に対応する予防知識ポイントも添付されます。
七月炎夏当头,各地面临持续高温高湿天气,细菌感染性疾病发病率逐渐上升,部分病毒感染性疾病处于高发,为了使公众可以了解到不同时段需重点关注的传染病及其预防要点,湖南省疾病预防控制中心根据各种疾病前一月及往年同期发病情况,经综合分析评估,形成了每月综合防疫指数。在七月份建议对以下疾病予以关注,了解预防知识。
0 1 手足口病
手足口病是由肠道病毒引起的儿童常见传染病,多发于5岁以内儿童,以手、足、口、臀处斑丘疹、疱疹为主要特点,多伴有发热,大部分是低热。每年4-7月为我省夏季发病高峰。目前我省手足口病处于高发期,发病率呈较高水平。 建议儿童保持良好的个人卫生习惯,玩具和常接触到的物品应当定期进行清洁消毒,避免儿童与患手足口病儿童密切接触。做好儿童EV71疫苗接种工作。流行期要尽量减少外出,避免前往人群密集尤其是通风不良的密闭空间场所。
0 2 感染性腹泻
夏季腹泻以感染性腹泻为主,感染性腹泻的病原体主要为细菌、病毒 和寄生虫 三大类,如痢疾杆菌引起的细菌性痢疾、大肠杆菌引起的急性胃肠炎、诺如病毒肠炎、轮状病毒肠炎等。建议大家注意个人卫生,不喝生水,讲究食品卫生,厨房用具生熟分开,注意休息,避免受凉、劳累,平衡膳食,合理营养,提高机体免疫力。
0 3 登革热
登革热是一种由登革病毒引起的急性传染病,主要通过埃及伊蚊 或白纹伊蚊 叮咬传播。目前,输入性病例是我国登革热发生的主要原因。夏季蚊虫孳生,暴露风险高,建议公众做好防蚊和自我防护工作,做好家居清洁和环境卫生,翻盆倒罐、清除室内外各种积水容器中的积水,消灭蚊子幼虫的孳生地。在户外活动时,应尽量穿着浅色长袖衣裤,并要注意在皮肤裸露部位涂抹含有效驱蚊成分的驱蚊剂。
0 4 狂犬病
狂犬病是由狂犬病毒感染引起的一种动物源性传染病,主要通过破损的皮肤或粘膜侵入人体 。被感染了狂犬病毒的狗、猫等动物咬伤、抓伤是最常见的感染途径。夏季犬、猫等小动物较为躁动,暴露风险较高,需引起重点关注。提醒公众避免接触野生动物和流浪动物,被狗、猫等动物咬伤后应尽快到附近的规范犬伤处置门诊处理。养宠物人士科学管理宠物,定期打好狂犬疫苗。
0 5 热射病
热射病是高温相关急症中最严重的情况,即重症中暑,是由于暴露在高温、高湿环境中身体调节功能失衡,产热大于散热,导致核心温度迅速升高,超过40℃,伴有皮肤灼热、意识障碍(例如谵妄、惊厥、昏迷)及多器官功能障碍的严重致命性疾病,是中暑最严重的类型。
酷暑来临,建议大家减少户外活动,避免暴露于阳光太久,若需外出做好防晒工作,注意补充水分、盐分和矿物质,多饮用含有钾、镁和钙盐的防暑饮料 。
0 6 猴痘
近期国内多个省份陆续发现了猴痘病例,猴痘是由猴痘病毒感染所致的一种病毒性人兽共患病。感染动物和感染患者是猴痘传染源,病毒经黏膜和破损皮肤侵入人体,人与人之间主要通过密切接触传播(如男男性行为等),尤其是直接接触了患者疱疹和破损皮肤。猴痘人际传播以男男性行为人群为主,在此建议有男男性行为者积极了解猴痘防控知识,提升猴痘认知水平,做好个人防护,避免或减少高危行为并做好自我健康监测。普通居民感染猴痘病毒的风险低,不必恐慌,同样建议积极了解猴痘预防知识,保持良好的卫生习惯。
当前,我省新冠病毒感染疫情处于低水平态势,已连续8周下降,但既往未感染或上次感染时间超过6个月的人群感染风险相对较高,若出现发热、咳嗽等呼吸道症状,应减少与他人接触,可进行抗原自测或核酸检测,根据病情及时就医。需要注意的是在人群密集场所仍需做好个人防护,带好口罩。
2023年6月开始我中心每月在官网上发布综合防疫指数,公众可以通过点击进入网页时的弹窗或者在健康科普栏目进行查阅,通过不同“颜色”了解各类疾病发病风险,每个病种也会附上相应的预防知识要点。
前 https://anond.hatelabo.jp/20230702201919
タカラバイオ社が説明書とマニュアル類を公開しているので暇な時に是非読んで欲しい。
https://www.takara-bio.co.jp/research/prt/guide.htm
素人が簡単に説明すると、PCRはポリメラーゼ(核酸合成酵素)チェーンリアクションの略で、DNAが分裂したりRNAに転写する酵素を使ってDNA/RNAの一部分をどんどん増幅させちゃおうという検査だ。試薬(プライマーという)の中に増幅させたい塩基配列の一部に反応する成分を入れておく。で、この成分に蛍光剤をくっつけておくのだ。
PCR機械がやってる事も単純で、最初に一瞬95度まで加熱する。その後冷えたら65度加熱→冷却をずっと繰り返す。こんだけ。
最初の95度でDNAをほどいて一本ずつにする。65度は解けたRNAの一か所にプライマーが引っ付く。細胞内でタンパク質合成する時と同じだ。プライマーには蛍光剤が引っ付いてるから紫外線を当てると光る。DNAは小さくて顕微鏡じゃないと見えないが、こうすることでカウントされ易くなる。カウントされたら陽性だ。
リアルタイムPCRはこの増加量をずっとカウントしている。TV映像などでモニタ画面に線グラフが出ているのが映るだろう。
PCRは大分前から広く使われていて、食品メーカー、飼料メーカー、酒蔵など、生物由来のものを扱う会社ではお馴染みで、サンプルを封筒で送る事もある。
90年代に米国のヒトゲノム計画というのがあって、人間の遺伝子配列を全部読んでしまおうという計画だ。最初はPCRで少しづつ読んでいたのだが埒が明かない。そこで自動的に配列を全部読んでくれるDNAシーケンサーが開発された。
当然シーケンサーはヒトゲノム(遺伝子配列)だけじゃなくてウイルスでも生物でも何でもかんでも読めるからゲノム読み競争が勃発。あらゆる生物のDNAがシーケンサーに掛けられた。ここでバカ高い試薬が大量消費されるようになったので、その市場目当てにバイオベンチャーが続々と参入した。その一つタカラバイオは焼酎の宝酒造の子会社だ。
ゲノム読み競争が加熱すると色んな生物の配列が確定する。するとPCRの有用性がぐっと増す。ある部分の配列がその生物に特異的だ(他の生物には存在しない)という事が判る。検索してヒットしなきゃいいわけだから。
だからPCRを産業的に実用で使う事が市場した。タカラバイオなどはこの市場に合わせてPCRプライマー中心に業態を転換した。
他の化学検査と違って存在しないDNA配列は増幅しない=特異度100%偽陽性無し、チェーンリアクション、つまり何度も反応を重ね掛けするので採取さえされていれば増殖可能=感度ほぼ100%という特徴があるから非常に使いやすい。コーンスターチのレーンにアレルギー物質の海老の殻の粉が落ちていても拾いだすし、プリオンというタンパク質が原因の狂牛病では、プリオンは検出できないが同種の動物の体が混入されていないかという形で活用できる。
間抜けな医クラ達は「PCR検査には熟練の技術が必要で検査技師にも感謝」とか道徳の授業みたいな結論にしていたが、添付されている画像がリアルタイム機のモニタの線グラフだったりした。
熟練の技術でやってたのは90年代の事であってその機械は現在のモノだという事が判ってない。更に彼等の勤務先にはPCR機が導入されていたりしたのだ。検査技師に話を聞いたらどうなんだ。
増田はペットで鳥を飼っているが、90年代にPBFDという原因不明の難病が流行した。鳥のエイズである。
これが2000年になると原因ウイルスが判明、これはシーケンサーの開発による。
2003年頃になるとアメリカで「遺伝子検査」が出来るようになる。PCR業者の隆盛だ。
最初は「間違って要請になる事も1%程度あります」と書かれていたが後にこれは無くなった。特異度100%が国内代理店に知れ渡った為だろう。
こういう風に2000年以降シーケンサー開発により遺伝子工学が一般化して来ていたのに岩永らは勉強不足で知らなかったのだ。タカラバイオが初心者向け説明書を公開しているのはそういう為なのだ。活用するのは研究者だけじゃないからだ。
日本では健康保険適用での検査活用が遅れている為に、他業種の人たちから盛大にツッコミを食らう形となった。医療は特別で知的上位であるという驕りが学びを怠らせたのだと思われる。医療の特別さは社会的責任にある。
一生に一度の知見が問われる場面で勉強不足で仕事の道具の事を間違えてミスリードした上にあれだけ説得されても無視してブロックし、ネットのフィルターバブルを悪用して支持者の間では無謬のイメージを保持し、まともな選択をした医学部に犬笛拭いて攻撃し、メディアディレクターの地位を悪用して部下に擁護させて防疫に背を向けておいて、医療記事が書きたいとか、ずぽっと脳カテーテルがしたいとか言われても、頼むからもう止めてくださいとしか言えない。他に仕事あるでしょ?
宗教学者の島田裕巳はオウムに抱き込まれて騙され、「サリン事件はオウムじゃない」という記事を書いたところ、雑誌の販売日に警察のサティアン大捜索が入り、大捜索中継中に「サリン事件はオウムじゃない」の雑誌が本屋に並ぶという大失態をして世間の怒りを買い、大学を追われてしまった。
昭和石油は民族資本の石油会社だったが新潟地震でコンビナートが壊滅して経営破綻、ロイヤルダッチシェルに買収されたが、地震時に支社長だか工場長が連絡取れなくなった。不可抗力だが彼は最後までまともな仕事が与えられなかった。人事に「申し送り」が付いたからだ。失敗したら終わりという瞬間はあるのだ。
今回のBuzzfeed身売りではどうかわからないが、一般的にはコロナでの岩永の振舞いは申し送りが付くものだろう。
発足当初のBuzzfeedはネットメディアにないクオリティで注目を集めた。だがコロナでの報道でそれらは全て帳消しだ。最初から無かった方が良かったというレベルだ。ファクトチェックを自社記事に向けるべきだった。
岩永は読売からの転籍で、反ワクチン連中の抗議で左遷されたと書いていてそれに同調する人が居る。だが広告出稿元の抗議とかでもなしにそんな有象無象の抗議で大新聞社の雑誌が左遷まですると信じられるものだろうか?そんな馬鹿な。
思い出したのは山口敬之が語っていたTBS退職理由だ。新潮の報道前、山口は夕刊フジなどに「韓国慰安婦の取材をしたらTBSが韓国軍の圧力に負けて握り潰されそれを文春に持ち込んだら帰国させられ報道から左遷された」と言っていた。そんな馬鹿なストーリーがあるか。
果たして新潮の記事が出ると、警察は帰国日と帰国便を知っていたので令状を取って空港に張っていた。どこから知った?TBSである。事件の捜査を受けて特派員解任、帰国便を教えたのだ。
一般論としてもたかが反ワク抗議で左遷なんて信じられない。彼女のコロナ禍での振舞いを見たらなおさらである。
お金出しますと言っている人はBuzzfeedメディカルのコロナ初期の記事群、やまもとの動画、タカラバイオの説明書群を読み、ツイッターで「岩永直子 ブロック」で検索してからでも遅くはないですよと申し上げておく。
現代の若者は結構自炊をする。それもキャベツと豚肉の塩コショウ炒めとかではなく、ふろふき大根とかしぐれ煮とか、まぁちゃんと文化的な料理だ。
おそらく今の30代40代の主婦よりも料理ができる人が多いと思う。金がない、という理由もあると思うが。
その功労者と言えば、料理人・料理研究家系youtuberのおかげだろう。若い人に何を参考にして料理を作っているの?と聞くと5割が参考にしているレベル。
特に料理研究家リュウジという人は、youtubeやSNSで流行ったレシピを盗……じゃなくて改良し、あたかも自分で考えたかのように語るyoutuberだ。
悪口を言ったが、彼の作る料理は「俺でもできそう」かつ「俺でも買えそう」のギリギリを行く料理で、今まで総菜やコンビニ飯を買っていた層を自炊へと促したのは評価すべきだろう。
怠惰な人間を自炊へと向かわせ、料理の楽しさに目覚めさせる。まぁただ同時に、「舌のおかしい若者」を大量生産してしまっているのも事実だ。
料理研究家リュウジは、とにかく「味の素」もとい「うま味調味料」を使いまくる。
味の素は主成分をサトウキビから作るらしいが、その他イノシン酸や核酸、がどういう製造方法でどこから来ているか、サトウキビがどのように作られているかは謎の調味料だ。
まぁこの調味料がかなりの曲者で、調味料として完成され過ぎている。
フランスやスペインなどでは、完成された調味料、例えばデミグラスソースなんかは多用されない。
料理と言うのは芸術で、芸術には多様性が必要だ。「完成され過ぎている」ものを芸術家は忌避する。なぜなら画一化の先に自分たちの価値は無いからだ。
しかし日本人は完成されたものが好きである。その結果、日本料理はかつおと昆布の合わせ出汁、醤油味だけになった。
話を戻すと、この「完成された調味料」を利用すると、どんな不味い料理でもそれなりに味がまとまる。強烈な旨味が全てをチャラにするからだ。
そしてリュウジの作る料理は全てこの「うま味」がベースになってるのである。
その結果何が起きたかと言うと、強烈な「うま味」が無いと「美味しい」と感じられなくなったバカ舌の誕生である。
現代の80歳くらいの、なんにでも味の素をかけるおばあちゃんに似ている。ただあの世代の野菜や肉は不味かったからまだわかる。
現代は肉も野菜もかなり美味しい。食材それ自体が持つ香りや甘み、旨味を生かす食材が得られる恵まれた世代だ。
だがリュウジで自炊した若者は、バカ舌なため食材の味がわからない。なんにでも醤油をかける世代から、何にでも味の素をかける時代に逆戻りだ。
わざわざ高い料理屋に行って、食べ物を食べて「コクが足りない」「うま味が足りない」とか言い出すのである。
料理とは情報量である。旨味という成分は、その情報量を打ち消すには十分強力だ。
菓子業界は旨味調味料(アミノ酸やタンパク質加水分解物)に支配された結果、香料と着色料でしか差別化できなくなった。正直不味い。
ポテチはジャガイモをスライスして油で揚げて塩欠けるだけで十分美味しいんだよ。
これからこの先、外食でも家庭料理でも、毎日「リュウジのレシピ」を食べたいならそれでもいい。
ただそれが嫌なら、旨味を求めるのは家だけにして、わざわざ外に行って「リュウジのレシピ」でないことを求めるのはやめてくれ。
旨味と旨いは違うことくらい気付け。
野菜スープが美味しくないのは、単純に旨味の種類が足りないから。
野菜出汁=グルタミン酸、味噌=グルタミン酸、野菜色々=グルタミン酸
とグルタミン酸のオンパレード。これだと美味しく作るのはかなり難しい。
(実は作れないわけじゃないんだけど、油とかスパイスとかインド料理の知識ないと無理)
で、これを解決するにはグルタミン酸と旨味の相乗効果を起こす「核酸類」の食材を足すこと。
この辺りを組み合わせれば解決。野菜スープは格段に美味しくなる。
ブコメにも色々あるけど、ベーコン、鶏肉、ツナ缶などはシンプルな解決方法だし、中華風に干しエビなんかも美味しい。
私はヴィーガンなので動物性の食材を使うのが嫌だというなら、トマトペースト、干し椎茸、干しエノキ、加熱して詰めたマッシュルームピューレなんかを使ってもいい。
ちなみにアサリとかホタテとかは、コハク酸になるのでグルタミン酸とは旨味の相乗効果を起こさないので注意。
単純な足し算として旨味は足されるが、そのためにはかなりの量を入れる必要が出てくる。
もっとも、旨味は塩がないと感じられない特殊な味覚なので、どれだけ旨味食材を重ねても塩が足りなければ無意味。
出来上がったスープの重さを測って、重量の0.7%の量の塩を入れよう。
あとは、多少の油も欲しい。人間そのまま食べて旨い味は「旨味、甘味、油味」だけだ。
油を足すとぐっと奥行きが出て食べやすくなる。
さらに、元増田は使ってるのであまり気にしなくても良いが、ネギ、ニンニク類を使う。
これらは加熱して辛味を飛ばしてあげると、その辛味成分が変化してグルタミン酸とイノシン酸のコクを強く感じさせるという特殊な効果がある。
俺は古今東西の料理でネギ/ニンニク類が使われる理由だと思ってる。
パンチのある風味が好きなら、油で焼き色をつけてメイラードの香りをのせるのも良いだろう。
個人的にはあまり強く付けすぎないほうが野菜個々のフレーバーが立って好みだが、少しパンチのある香りが好きかもしれない。
野菜だけでパンチを作るのは難しいので、スパイス類の力を借りるのも良い。
クミンやマスタードシード、ジンブー、チャナダールなどを油で香り出しして入れると美味しい。
<追記>
・本出汁
この辺り入れれば、それなりに食べられるようになると思うよ。
平坦で毎回同じ味になりがちなのと、旨味が不自然に強くなりやすいけど、
「うっせー手っ取り早く美味けりゃなんでもいいんじゃい!」ならオススメ。
・塩だけスープってどうなの??
塩だけスープって知らなかったんだけど、スープで有名になった有賀さんのレシピなのな。
https://president.jp/articles/-/26469?page=3
ひき肉のイノシン酸をうまく使ってて、野菜のグルタミン酸と相乗効果起こさせさせてるから、
上で解説したことをそのままレシピにするとこういうイメージになる。
出汁って出し材じゃないと出ないわけじゃなくて、普通の食材を煮ても十分に出るからね。
俺も野菜スープ作る時は、うま味調味料は使わないので似たようなレシピになるかな。
旨味の抽出速度は表面積と比例するので、ひき肉は高速出汁材として機能するんよ。
薄切り肉も良い。逆に丸とか骨付きもも肉(カットなし)とかは長時間必要になるね。
あと、結構誤解してる人多いと思うんだけど、
旨味って多ければ多いほど良いわけじゃないのよ。
多すぎるとベタベタした嫌な重い味になるし、
科学的な(ふりをしている)料理レシピでよくある「浸透圧によってうまみが抜けない」「浸透圧によって肉汁が抜けない」など
ていうかはてなは理系エンジニアが多いんだから高校化学で学習する浸透圧くらいちゃんと指摘・訂正してくれよと思った
浸透圧は半透膜(多くの場合は細胞膜)を挟んだ「溶媒」分子の移動に伴って生じる圧力のこと
あらゆる物質は濃度勾配に従って濃度が高い方から低い方へと移動する
この移動に際して小さい分子のみを通す穴の空いた膜が挟まると、小さい分子のみが移動できる状態になる
細胞膜は(厳密には違うが)水のみを受動的に通す膜と考えていい
水に食塩など様々な物質が溶け込むと、相対的に「水の濃度」が低くなる
水は濃度が高い(他の物質が溶けてない)方から濃度の低い(いろんな物質が多く溶けている)方へと移動する
浸透圧は水の移動のみに関わるため、当然だがうまみ成分(核酸やアミノ酸)を留める働きなどはしない。
細胞膜を通り抜けられるものは通り抜けていくし、通り抜けられないものはその場にとどまるだけ。
では肉や魚を食塩水に漬けることによるメリットは何かというと、
真水に漬けるのとに比べて肉に余計な水が浸透せず、水っぽくならないということになる。
これを防ぎつつ、細菌の働きで表面に生じた臭み成分などを塩水中に溶かし出すことで旨い肉を作る。
(もう一つ、水溶性タンパクを溶かし出して熱変性による硬化を防ぐというのもある。ブライニング処理という。)
また、高張液に肉などを浸すと逆に内部の水分が流出し、うまみを含む成分が濃縮される。
(やり過ぎると水分が抜けすぎてしわしわになり食感が損なわれる。漬物を想像するといい。)
以下は補足だが、昆布の出汁が海の中で出ないのはなぜかというと
そもそも生きている昆布はうまみ成分を多く持っていない。あれは天日で干す過程で死んだ昆布の中で作られるためだ。
当たり前だが浸透圧は一切関係ない。生の昆布を真水につけてもうまみは出ない。
【追記】
伸びると思ってなくてビビった
サイエンスコミュニケーションとしてはこの辺(高校化学)が限界かと思ったよごめんね
間違っているとだけ言った人はぜひ参考書籍などを書いていってくれ頼んだぞ
はい、ごめんなさい私の間違いでした。
うまみ成分(アミノ酸や核酸)は生体に必須な物質なので基本的には膜内へ能動的に輸送しているので
細胞膜が健全に保たれているうちは外においそれと出てくるものではないってことね
これは言及しようか迷ったが「うまみが逃げる」という文章が細胞の破壊にまで言及してると読み取れなかったから元増田では省いた。
同様のことは冷凍・解凍のプロセスでも起こっていて、食材が水っぽくなる現象の一部はこれによるもの。
ただ、例のレシピ程度の時間(室温から茹でて沸騰するまで)の時間でそこまで破壊が内部まで進行するか疑問ではある。表面のごく一部だけではなかろうか。
ついでに、3%の食塩水は細胞内に比べてかなり高張で(生理食塩水が1%弱)
「水の出入りを無くす」というより「水を抜く」方へ作用する濃度になっている。
これ料理的には塩味をつけることへの貢献のほうが大きいと思う。
焼き魚を同様に食塩水で味付けすると全体に均一に塩味が入ってうまいという調理法があるので、それの応用ではなかろうか。
【追記2】
・「浸透圧はそうじゃない」指摘について
これは私の書き方が誤りでした。
上で私が言ってる浸透圧は正確には「2つの浸透圧の異なる溶液が半透膜を介して接したときに生じる溶媒の移動に伴う圧力」ということね?
溶液それぞれに浸透圧という値があるわけで(これがポテンシャルということかな)、その差によって浸透現象が起こるということが正確に書けていなかった。
時間差で氷砂糖が溶けて浸透圧変化であれこれっていう話に言及してるブクマがあるけど
菌というからには生き物の一種で糖質だけでなくてたんぱく質も、含まれているということだよね。
ヤクルトの乳酸菌や納豆の納豆菌の中にもDNAやmRNA がしっかりと入っているんだよね。
人間が飲んでも消化液で、いくらか分解されるのでどうなるのかわ分からないけれども。
だから、mRNAワクチンは、そのRNAの配列が違うだけなので血液の中とは言え、安全だよね。
普段、細菌やウイルスが飛び交っている環境で生きて来た。人間はそんなにヤワじゃない。
大丈夫だよね。
というか、世の中のワイドショー見てるような人々は、DNAがどの細胞にも入っているって常識を知らないんだろうなって思う。そのDNAが何かというと、五炭糖、リン酸、塩基の組み合わさった物質であるといっても分からないし。
RNAは、リボ核酸だということも知らない。世間で、電子顕微鏡で、様子を見ている人なんて1万人に10人ぐらいだろう。。
(ATPが何かも知らないし、H2Oが何かも知らないだろう。。)
前提となる知識がMARCH 以下だから大東亜帝国以下だから、何も分かっていないんだと思う。
ワクチン契約関連の記事ではてなーがどんなコメントを残してるか見ていこうね
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.jiji.com/jc/article?k=2020061400276&g=pol
tsubo1 交渉って言うが、モノはできる見込みあるんかな。謎のアビガン推しから考えると、医学の厳密さというものに対して全く理解がない人間だと思うのだが。
dekaino 根拠が薄い放言をしたあげく言ったことを実現できなかったら、その責任を感じるだけで責任を取ったりはしないからなぁ。無自覚に騙しに入る姿勢が本当にイヤらしい。
aramaaaa 総理にワクチンや治療薬に関する楽観的な情報を吹き込んでる側近がいる。本人が気分良くなるのは良いが、経済対策からオリンピックから影響が大きすぎるのだから大概にして欲しい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20200615/k00/00m/010/167000c
mikanyama-c 1年でワクチン開発は難しいと山中教授と共演した時にも言われてたはずなのに首相の耳からは抜けてったのかな…
deep_one 『特にモデルナが開発するワクチンは「メッセンジャーRNA(リボ核酸)ワクチン」と呼ばれ、世界で実用化されたことのない新たなタイプだ。(略)審査基準もできていない』なぜ選択肢に入れている?
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20200722/ddm/001/040/134000c
demacs ワクチン摂取して副作用が出たら、メーカー側の訴訟費ではなく、患者側の治療費に充ててほしいのだが…。政府はこのワクチンで、誰を何から守ろうとしてるんだ?
buu 「日本は副作用があっても日本政府が賠償を肩代わりしてくれるらしいぞ」「よし、フェイズ1は省略だ。フェイズ2 以降も日本でやろう」
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXMZO63142130X20C20A8EA1000/
bornslippy まだ出来ても無いワクチンで来年何をどうするって?オリンピック中止の危機をこのウソで乗り切ることに決めたらしい。
ご存じのように、mRNAワクチンは、そもそもエイズやジカ熱を対象に開発が進んでいたもので、その効果と他のウイルス向けに変更する容易さから完全に世界を変えたワクチンとなったし
昨年末には、副反応による賠償などは国家が負担する契約で海外では使用開始された。一方で日本では感染者数の少なさから、日本での治験をファイザーが渋るなどの遅れがあり、
また輸出規制があったことで、治験が遅れた数か月遅れの2021年2月の予定が、更に遅れて4月からとなってしまったが、開発国と地域以外では最速かつ最大クラスの量のmRNAワクチンを確保している。
EU加盟国からは条件なしで観光に来ていい国になるほど感染数が少ない国でも、昨年の今頃、何をも押しのけ真っ先に開発国と共に数億本の契約を締結しておいたことが、今まさに日本人の希望となっているという。
感染数が少なかった他の東アジアの国はアストラゼネカをうつしかない状況だ。(ファイザーモデルナとは契約してなかったために、AZの血栓ができるという薬害と補償、批判を受け入れてでも、高い有効性に賭けざるを得ない訳だ)
2019年には非常に簡明な日本語論文がでているので、気になった時に俺はこれを読んだ。で、こういうものであるならと思った。
ある程度は調べてあれば、馬鹿なコメントって残しようがないもんだが、はてなーの無知は酷いもんだ。
国産ワクチンも大分遅れてはいるが、アンジェスがPhase 2/3 に達していたり、塩野義製薬がP 1/2 で、年内3000万回供給目標で進んでいると言う。
今後は日本ではワクチン接種が進むので、国内での治験が難しくなるのは確定してるので、相当に急いでほしいが
はてなーには随分嘘扱いされて叩かれているけど、来年以降も毎年のようにコロナワクチンを接種する必要がありそうだし、
これを数百億円の支援をして、今進めておくことは数年後には効いてくるだろうね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/47729
だが、君は接種するなよ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012553471000.html
tick2tack あきすとぜねこ、て言葉を思い出した。/ 複数に唾つけてるのね。コロナが収束するとしたらワクチンによる集団免疫の獲得だろうしな。
のように、状況分析が出来るコメントが結構あるんだけど、ブクマ数が50を超えるともうダメだね。リベラルエコーチェンバーで愚かさが加速するのは避けられないのが、はてなの宿命らしいよ
人気コメント一覧はだいたいリベラルエコーチェンバーで愚かさの安売りになってるのが毎度の事だもんな
まぁ、このように愚かで下らない批判を受けても、先を読んで必要なことをやるのが政治家ってもので、他人のゴシップ漁りは文春などの記者のやる事だと思うよ。
愚かなことを言っても救って貰える多くのはてな―は感謝もしないだろうけど、まだモノが出来る前に英米と共に大量の契約を結んだ、安部元首相の先見の明に高齢の父と同居する息子として感謝をしたい。
五輪も必要だと確信してるからやる、それでいい。その正しさになるか、その過ちになるかは分からんが、それらはどうせ後から分かる事。間違った判断を下したと結果が示せば、未来永劫に政権が取れない民主党のように報いがある。
maruX 早期からワクチンに期待をかけていた政府が作った大量接種システムがグダグダなのには何も言わない増田/アベ上げ民主党下げの記事でいくら貰えるんだろうね
https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=JPN
各国のワクチンの接種状況をデータを加えて眺めてみると良い。日本の加速と英独仏あたりの伸びと比較しても、悪い水準ではないどころか同じような推移なのが分かるはず。
ドイツなんかは初期はかなりもたついていたが、一度回り始めたら一気に進んだ。英独も一回停滞する時期があったから、日本ももしかすると一度停滞する可能性もなくはない。
データを見ないで、印象と妄想で語るリベラルエコーチェンバーをまたmaruXくんが証明しましたね。おめでとう君こそリベラルだ
NATROM いやいや、2020年6月時点ならワクチンに懐疑的な意見があっても当然でしょう。ここまでmRNAワクチンが効くとは予想できなかった。
政府関係者は専門研究者に詳細なレクチャーを受けてmRNAワクチンの性質について庶民よりは詳しくて、山中教授の「1年では無理」よりは希望的な観測を持ってた可能性はある。
だが、どうなるか分からんって点では、政府も我々も確信を持てる状況にはなかったんだよな。
それにもかかわらず、ワクチンの効果がないか、薬害が酷いか、完成しなかった場合のリスクと、ワクチンが完成し高い性能を発揮した場合のコロナを克服しうる希少な機会の損失を天秤にかけて
費用の無駄となる数千億円+薬害の補償の責めを受ける事になっても、政治的な判断で契約すべしと果断したことは当時も十分に理解できたよ。実際に、そういうコメントも残ってるからね。
で、今は集団免疫獲得する以外にコロナは克服できないが、ワクチンがどうなるかは不透明で、しくじれば資金が無駄になるどころか最悪薬害訴訟まみれになる危険もあるって賭けに勝った。
かつての果断は正当に評価されるべきで、果断の意味を理解してなかった愚か者たちは笑われるべきだ。偉大な山中教授でも間違う、たかが医師ならこんなもん。
インターネッツの片隅、ここはてな匿名ダイアリーにまで訪れるみなさんならご存知だろう。
最近ネットを騒がせている「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」サイトを。ランダムに配置された色とりどりの「無意味な」図形から、乳房が現れ、顔が現れ、肢体が延びゆく様には目を見張るものがあった。
多くのネット民が
と驚嘆していた。
「どちらの方がえっちか」という2択は実に単純明快だ。しかし、その2択の無限の試行から導き出された解は、実に「非直感的」で我々を驚かせたのだ。
ランダムな図形と色彩という無から裸婦という有が生み出されていく様は、何か超常的なーー「神」とでもいえば良いのだろうかーーものを感じさせた。
「指数関数は人間には直感的に理解し難い概念だ」と言うが、それと同じだ。遺伝的アルゴリズムは、私たち人間には理解し難い概念なのだ。
ダーウィンが主の起源を発表したとき、多くの人が取り合わなかった。キリスト教的な神が私たち生命を作り賜うた(インテリジェント・デザイン説)という考えが広まっていたからというのもあるだろう。が、何より進化論の理解を阻んだのは進化のアルゴリズムの理解し難さだったのではなかろうか。
それは仕組みとしては難しいものではない。中学生でも聞けば成る程と頷ける概念である(とはいえ正しく理解している者は少ない)。が、そのような単純な仕組みで、ーー例えば葉っぱそっくりの蛾のような個体が出来るとは俄かに信じ難い。過去の種の起源への否定や、現代での(特にアメリカでの)進化論の否定は、進化の機構の直感との乖離に起因するのだろう。
遺伝的アルゴリズムは進化論と同じアイディアで動くアルゴリズムである。ランダムな変化と淘汰を何度も繰り返すことで、より適応度の高い解(形質、遺伝子)を割り出す。「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」プロジェクトは、今まで接したどんな教材よりも、どんな説明よりも、本来非直感的な進化の仕組みを「直感的に」理解させてくれるものであった。それも、「えっちな画像を作りたい」人々に向けてだ。あれこそ、遊びが学びになる素晴らしい例だろう。
たった10000世代で、抽象画から裸婦が生まれるなら、波に揉まれて生まれた小さな核酸分子が、増殖し、変異し、増殖しーーーその21億年の繰り返しで人間という生き物を生み出してもなんら不思議ではない。さらに偶然生成された乳房が進化の分岐点となり、乳房遺伝子が受け継がれ続ける様などは、中々理解され難い「進化の偶然性・必然性」をあまりによく表していた。
「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」プロジェクトは市井の人間に、進化をより身近にわかりやすく理解させたという点でも、素晴らしい意義のある取り組みであると思う。