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はてなキーワード: パワハラとは

2022-10-01

anond:20220930213101

(最下部にブコメ返しあり)

この増田はいつ頃、どういう入り方で、陸海空どの自衛隊のどの隊にいたのだろうか?

なんでみんなそれすら確認せずにこの情報を信じることができるのか?現場経験してないからなのか?

まずそれくらいの情報はないと真偽の判断ができない。

俺も自衛官だった時期がある。身バレしない程度に、俺が経験したことを具体的に書く。ちなみにめちゃくちゃ長いです。

俺は2007年8月2010年3月まで、任期制隊員として陸自関東方面隊にいた。任期制隊員についてはググって。まだこの制度あるのかな。

今はどうか知らないけど、当時は入隊してから半年教育は前期3ヶ月と後期3ヶ月に分かれていた。

前期は武山駐屯地自衛隊法とか小銃の組立解体とかの座学と、徒手空拳とか5段階ある匍匐前進の仕方とか寝撃ち膝撃ちみたいな小銃の撃ち方とかの実技演習と、定期的に実施される体力テストのための体力づくりが中心だった。

俺はちょっとした事情で、教育中はなかなか野外訓練についていけなくて悔しい思いをした。

前期の教育中、同じ班の人が「24時間拘束されてこの給料じゃ国の最低賃金下回るじゃん」みたいなことを若い奴らに喧伝して支持を集めてたけど、少なくとも教育中は長時間拘束されるなんて入隊前から分かりきってるんだからそもそも入隊しなきゃ良かっただろ、士気下げるだけだからさっさと辞めちまえばいいのに、と言う人たちもいた。

印象的だったのは、教育隊の隊長2尉だったかな?20代後半のなよなよした人で、それに対して10の班を纏める40代くらいの2曹ミッシェルガンエレファントドラマーシュワちゃんばりにおもくそ屈強にしたみたいな、子供時代想像できないタイプいかにも鬼軍曹な人で、まあその人も話してみると意外と優しかったんだけど、最初から幹部で入ってるっぽい人と現場叩き上げでこうも違うのかと思ったな。

あとは、軍事オタクよりアニオタの方が多かったとか、選ばれし者だけが習志野の空挺に行くことを許されるとか、同期に柔道全国6位とか特殊な人がまれにいたりとか、入隊前の書類実家信仰する宗教を記入する欄があったとか、ある日全隊員が会議室に集められて特定生命保険への加入を(隊友会のめちゃくちゃ安いやつじゃなかったと思う)半強制的に勧められたとか、東富士での三日三晩の訓練の後に叩き起こされてみんな絶望的な顔をしながらとある部屋に集められて「次の任務を言い渡す。これを飲め」と配られたのがキンキンに冷えたコーラ任期制未成年いるからね)でめっちゃ安心して涙が出るほど美味かったとか、普段全く笑わなくて班員のやらかしが発覚すると班の部屋に潜入しバームクーヘン毛布を全員分グチャグチャにすることで「台風」のあだ名がついた班長休日に部屋へやって来てすわ何かと身構えたらPSP取り出してはにかみ笑いでモンハンやろうぜって言われて一緒に遊んだりとか、まあ色々印象的なことはあった。

後期は普通科施設科需品科とか、隊員たちがそれぞれの職種対応した駐屯地に分かれて、ある程度専門的な教育を受けた。あんまり言うと特定されそうだから詳しくは書けないけど。

後期は大抵5年〜10年ほど自衛隊にいてだらけきった(後述する)人たちが上官になるので、前期に比べると圧倒的にヌルかった。

武山駐屯地教育隊はというと、彼らは教育専門の部隊で、年中そればっかりやってる人たちなんだよね。そのことは後期に入って初めて知った。

ただ、後期は冬だったから野外訓練が死ぬほど寒かった。キツかったのはそれくらい。

教育期間を振り返って思うのは、確かにパワハラ的なことは全くなかったとは言えないんだけど、当時のご時世とか考えると、高校部活の延長みたいなもんだった。むしろ強豪校にいた人にとっては前期もヌルかったんじゃないかな。訓練はどうしても体力のない人に合わせる形になるからね。

それに、少なくとも教育中は、この増田が言ってるようなことは全く無かったな。自衛隊法は学んだけど、「神と虫」なんて言ってるのは聞いたことがない。上は「教官」じゃなくて別の肩書だったし。前期の休日で外出する場合制服着用って言われたけど、彼女待たせてる人は当然外で着替えるし、横須賀中央とかのあたりはその辺を軍服の人が歩いてるのが日常からそんなに忌避感もなかった。

一定の耐性がついてる人は多少制限を与えられても抜け道とか自由をその中に見出してなんとかするし、何か洗脳っぽいことを言われても自分ちゃんと考える。そういう意味では増田教育の時点で抜けたのは正しい判断だったのかもね。まあそもそも、この増田がやってることこそ洗脳な気もするんだけど。

とにかく。話変わって、パワハラみが増したというか、俺にとって地獄だったのはむしろ教育が終わってからの方だった。

教育が終わって、俺は地元にまあまあ近い駐屯地に配属になった。

そこでまず知らされたのは、春以外の入隊員は季節隊員という半ば蔑称に近い形で呼ばれて、「使えない・すぐ辞める」隊員が多いというレッテルを貼られていること。「部隊エース」という言葉文脈によって、本人の与り知らぬところで蔑称になること。新入隊員は慣習的に、部隊長の半長靴磨きという業務時間外の仕事を割り当てられること。訓練での活躍なんかよりも、休憩時のお茶汲み、上長煙草を吸っていたら煙缶を持って来る、ビール瓶のラベルを見えるようにして上手く酌ができる、飲み会で要領よく挨拶回りができる、そういう「空気の読める」隊員が良しとされる風潮があったこと。

んでもって極みつけは、所属大隊隊長が、金正恩もびっくりの「お前屈んで半長靴の紐結べねえだろ」ってくらい不健康そうな出っ腹だったこと。

別にルッキズムなんて持ち合わせちゃいないし、市井の人はいくら太ってても気にしないけど、有事に人を守る自衛官としてそれはあんまりだろ。

いかにも、「俺は権力です」を体現したような身体だった。

俺はこれからこんなやつらの下で働かなきゃいけねえのかと思った。この半年学んだのは何だったんだと思った。

んで、それでも我慢してやってみようとしばらく過ごしてみると、よりその地獄みは鮮明になった。

一年のうち3分の1ほどが、草刈り車両整備・消防点検やらお偉いさんの来訪前などに頻繁に行う寮の清掃・持ち回りの風呂掃除警衛などに費やされる。

さらに、これは駐屯地によると思うけど、俺のいたところは糧食班もあって、食堂で飯作りと配膳を3ヶ月ほどの持ち回りで担当する(対象陸士)。

よって、訓練や体力づくりに精を出すのは一年の半分を満たない。当然毎日定時。通勤1分。

長靴磨きとか迷彩服アイロン掛けとか定時外にやることはあるけど、隊長の半長靴陸士の間で持ち回り、それも一番下の立場の時だけなので、自分の下が来ればそいつらに引き継いでやらなくなる。自分の半長靴イベントがあったとき磨けばいいくらいだし、迷彩服私物って言ってアイロン掛けの要らないタイプを買ったり貰ったりしてたから、やっぱりイベントで官給のやつを使うときしか掛けなかった。

ついでに、たまの訓練で遠征するとなると、7tの荷室で人員輸送されてる最中は密閉された幌の中で何人もがバカスカ煙草を吸いまくる。煙草を吸わない俺にはそれが無茶苦茶辛く、かと言って指摘すればたちまちエース(笑)扱いになる未来が見えていたので、繊維が肌に刺さるほど質の悪いカーキ色の官給毛布で顔を覆って耐えるしかなかった。さすがに今はそんなことはないと思いたいけど。

自衛隊車両運転免許を取りに行くとか、観閲式の準備対応とか、あとはさっきの糧食班とかは、普段部隊から離れてかつ自由時間が大幅に増えるので「おいしい仕事」と呼ばれていた。駐屯地の中にクラブという名の安っぽい飲み屋があって、酒を飲まない俺でも週に2日くらい連れて行かれた。

そんなわけで、大体の人は教育期間とのギャップから怠惰になる。怠惰にさせられてしまう。だから大隊長に限らず太ってる奴らは多い。

こっからは完全に自慢になる。

俺はそんな怠惰環境が嫌でしょうがなくて、体育学校に行きたいと思った。ほぼ帰宅部人生教育期間もほぼビリケツの筋力だったんだけど、幸い持久力だけは人並み以上にあったので、かなり頑張れば3000m(5000mだったかな?)走の資格に手が届きそうだった。

ちなみに、カナヅチだった俺は駐屯地内のプールでシンスプリント治療がてら練習しまくった結果遅い遠泳ならできるようになったけど、立ち泳ぎができなかったのでレンジャーはハナから諦めてた。

とにかく、2年弱走りまくっていたら、3000mの歴代中隊記録を更新して、さら大隊内で一番体力テストの成績が良くなった。2年弱の間に糧食班にいた期間の自由時間とか自衛隊内の教育とかを使っていくつか資格を取った。そんなこんなしてたら件の大隊から表彰状を貰った。この場で破り捨てたらどうなるかなと思った。

もう少しで体育学校に行けるというタイムまでこぎつけたところで、別にやりたいことができた。体育学校に行くのは良いけど、現役を引退した後も自衛隊にいるとまた空気を読むだけの怠惰生活が始まって面倒そうだとも感じたので、2任期目の途中で退官することに決めた。

半年ほど前に申告したにも関わらず、結構直前まで揉めた。まあ任期制隊員なのだからある程度は仕方ないんだけど、なんか中隊長を納得させるためか会社事業計画個人版みたいなものを作らされた記憶がある。1年後にこういうことをして、3年後には海賊王に俺はなりますみたいなやつ。

今はこんなご時世だし多少は改善されてると思いたいな。

えっと、ほんとにめちゃくちゃ長くなった。何が言いたかったんだっけ。

とにかくだ。洗脳って言葉を使うのであれば、教育期間は俺にとって洗脳でもなんでもなかった。当然咄嗟には受け入れられない出来事もたくさんあったけど、それは、「人を守る仕事」という前提と、当時の時世ということで鑑みれば納得できた。

しろ教育が終わってからの方が、耐性のない、考える力のない人は洗脳されやすいと思う。それくらいにあの場所怠惰だ。その「人生楽勝な感じ」に大半の人が流される。騙される。

そんなんじゃ人は守れないからと、一部の「強い」人たちがその人たちなりに必死こいて、あの組織を「人を守れる組織」としてなんとか保っているのが実情なんだと思う。当然この場合の強さってのは権力でも、武力でもない。精神的なタフさと、ひたすらな良心だ。

断っておくけど、「だから俺は強いんだぜ、すげえだろ?」がやりたいんじゃない。俺はむしろ弱い。あの組織怠惰に抗い続けることができなかった。さっきは自慢話にしたけど、その場その場の怠惰に流されたことも何度もあった。

居続けることで結果的に「弱い」人間になる。そんな場所になってしまっているということが、あの組織の悪いところだと俺は思うよ。

大切なのはいつでも、考え続けることだ。

別に自衛隊に限った話じゃない、普遍的な話だ。

2022-10-01 15:20 小変更

2022-10-01 15:34 小変更

2022-10-01 23:17 ブコメ返信追記

学校もそうですが世間の目が届きにくく指導者管理者裁量が大きい場所下の人間への扱いの振れ幅が大きくなり信じられないようなことも起こりますどちらの話も嘘だと断定はできないと思います

信じられないようなことが起こりうるというのはほんとそのとおり。

まあもう身バレしてもいいかなと思ってるから言うけど、当時俺が在籍してた駐屯地で、教育隊の幹部が新入隊員たちに爆薬を食わせる事件があった↓

https://ja.m.wikinews.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%81%AE%E4%BA%8C%E7%AD%89%E9%99%B8%E5%B0%89%E3%81%8C%E6%96%B0%E4%BA%BA%E9%9A%8A%E5%93%A1%E3%81%AB%E7%88%86%E8%96%AC%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%95%E3%81%9B%E3%80%81%E9%9A%8A%E5%93%A1%E3%81%8C%E8%96%AC%E7%89%A9%E4%B8%AD%E6%AF%92%E3%81%AB

俺の言うことを信じろと主張するつもりは毛頭ないんだけど、「神と虫」の件に関しても時期によっては事件扱いになっていておかしくないので、調査のためにもう少し具体的な情報元増田には尋ねたい。

2022-10-02 08:02 ブコメ返信追記

人は自分が都合の良い用に考える。日々、警察不祥事批判しているニッポンリベラルは、なぜか「AED女性に使って良いか問題では、警察100%理性的に行動し、AED使用者逮捕するはずないと信じる人が多い。

人は自分が都合の良い様に考える。そうだね。

考えるとき自分のそういう偏りを常に意識する。

ついでに。

別に情報拡散だとか発言の際に絶対に失敗すんなって言ってるわけじゃなくて、そりゃみんなもっと慎重になるべきじゃねとは思うけど、うっわ失敗したーと感じたら無理に軌道修正しようとせずに素直に認めてアップデートすりゃいいんだよ。

それが考え続けるってことだと俺は思ってる。

ニッポンリベラルという言葉が具体的にどういう思想の人たちのことを指すのかちょっと調べた限りではよく分からんのでここでは触れない。

2022-10-02 08:19 ブコメ返信追記

真偽は判らんけど、増田元増田とでは、一回りくらい世代が違うかな~て印象は持った。

元増田の言ってる経験がたとえば2020のものか、1980年のものかで、その情報を受け取る側の印象はだいぶ違う。

俺の書いた経験だって今の自衛隊には当てはまらいかもしれない。

anond:20220930213101

増田の入ったのがどの時代か知らんけど教育隊は今パワハラにうるさいからだいぶ緩いよ

殴る蹴るはもちろん禁止だし『反省』もさせられないんだとか

体力検定さえ受かんないようなのがわんさか各部隊に送られてくる有様

これが国民の望んだ国防組織の姿なのかな

この記事は多分例のセクハラ事件を受けてのものだと思うけど、セクハラは仲間を慰安婦とみなしてるようなもんだから根絶した方がいいだろう

けど戦闘組織威圧的指導上下関係の徹底はある程度認めないと成り立たないと思うな

2022-09-30

俺、昔自衛隊にいたけど空間のものパワハラだったよ

まず入ると教育隊って所に行くのね5ヶ月。

5Mだよ5M。

教育隊ってのはフルメタル・ジャケットみたいな所ね。

要するに学校であり訓練場であり牢獄であり地の獄であり人類の最底辺

その間ね、教官から「俺たちは神。お前らは虫。実際の現場では俺たちごときよりもっと偉い奴らがいるけど、今のお前らと比べれば俺たちでさえ神も同然」って聞かされるの。

そんで俺たちは虫だからどんな口答えも許されないし教官命令絶対なの。

自由存在しない。

「脱柵」っていう言葉があるんだけど、これは文字通り教育隊を囲む柵から出ていくことなのね。

合宿状が柵に囲まれてるって普通考えられる?

まあ当然、そんなものが無かったら皆気軽に逃げるであろうような空間だよ。

さっき言った「神と虫」の話だけど、一応これは建前上は「そういうコンセプトの演劇をしています」って設定なの。

でもこれが映画だったらカメラがない所では役から離れるけど、このお芝居は5ヶ月ぶっ通しの超超長回しなわけ。

寝ている間だろうと突然ラッパで起こされたりするから安心なんて出来ないし、どんなときでも上下関係絶対な中でのエンドレス集団生活だよ。

ある意味宝塚みたいなのに近い所はあるんだろうね。

こんなことをしていると1日1%ずつぐらい脳が洗脳されていく。

それを150日も続けると(電卓カチカチ)、もとの価値観は22%ぐらいしか脳みそに残ってないことになるね。

およそ3:1で「神と虫」:「元々暮らしていた世界」で脳の常識が書き換えられるよ。

こうなるともう戻るのは大変だよね。

大半の人は戻るのを半分ぐらい諦めて死ぬまで超上下社会一般常識を半々ぐらいの中で過ごすよ。

階級が一つ違ったら絶対服従世界では、外の世界倫理観なんて簡単に吹き飛ぶ。

人間ってのはどこかで支配を求めて安心したいって部分があるから、人によっては相性が良すぎて完全にこの世界に染まったりもする。

上官は部下のあらゆる財産権利を好きに扱っていいって考えかな。

国民が払っているはずの給料なのに「俺がお前の24時間給料を払ってやってるんだから俺に24時間従うのは当然だろ」ぐらいのことを平気で言うよ。

いかれてるよね。

このモードになるとあらゆる行為自衛隊組織運営のためだからという言い訳のもとセーフになる。

その結果が「実戦でレイプされても心が折れないために今レイプしてやってるんだ!ありがたいだろ(もみもみ」なんだろろうね。

頭壊れちゃってるね可哀想

まあそういう空間なんだよ本当に。

カルトと同じだね。

ドキュメンタリーで「少年兵に対しての洗脳実態」みたいなのが中東舞台にしてあったりするけど、あれと同じことを日本もやってるってこと。

まあしょうがないよね人間人間をぶっ殺せるようになるにはそれぐらいのイニシエーション必要なんだと思う。

いやー本当に恐ろしいなあ。

マジで辞めてよかったわ。

これは自分妄想なのかもだけど、自衛隊は結局他国軍隊と殺し合える人間を育てなきゃだからどこまで言ってもパワハラは続けると思うよ。

パワハラなしで洗脳なんて不可能からね。

あらゆるカルトパワハラを使って洗脳しているのは間違いない。

どんなにゆるふわマッタリカルトだろうと、信者信者として決定的にさせるときには儀式的にパワハラお芝居をすることになるからね。

まあそれを最小限にする努力ってのはあるのかもだが……そんなの今度は国民が許さないんじゃない?

人殺し集団に染まることに対して給料が出てるはずの公務員が、いざとなれば銃を持って戦えばいいだけの普通人達の集まりになることを許せない狭量な納税者は必ず一定数いるだろうからね。

結局コレもまた、国民が望んだ国家の形なんだなあ。

俺の通ってた小学校は今振り返るととんでもなく酷い環境

まずクラスにいる数少ない中学受験組は最初から担任にめちゃくちゃ敵視されてて

担任から授業で当てられる

→正解を答える

→「授業でまだやってないのにどーして正解できるの?ねぇなんでー?」とその場でガン詰めされる

これが当たり前だったわ。

練習問題をみんなに解かせて教室が静まり返ってるさなか、担任が前ぶれなく


「塾でやってるから勉強できるんだと思って。フザケロォっ!!!ったく(笑)


とか突然冗談めかして一喝したり。


中学受験組は休み時間に集まって

「これから当てられた時どうしよう……」

と話し合いしてた。

結果、以後の彼らは例によって授業中に教師から当てられた時は脅えながら三文芝居丸出しの誤答を連発するようになっていた。



当時も違和感ハンパなかったけど今考えたら正真正銘キチガイだわ。


横浜市立の小学校だったけど他の教師キチガイ揃いだった。

情緒超絶不安定教師がとにかく多すぎた。

(掃除時間に突然後ろから男子生徒にガバって抱きついてズボンの上からチンコを手のひらで押さえながら

「悪いことするとオチンチンちょんぎっちゃうんだから!?わかってんのー!?(笑)」とかやってる教師いたし)。

教師がそんなんばっかだから生徒も大体情緒不安定になってガチイジメと密告合戦が横行してたし。

障害者ゴキブリ食わそうと追っかけ回すゲームクラス流行ってたよ。


でも港北区とか青葉区とか出身友達

自分担任先生は物凄く優しくて良い人で学校凄い楽しかった」

と揃って同じような振り返りをしているのを聞くに、こういうのは地域所得関係してんのかなとも思った。

横浜市旭区瀬谷区を境に南のほうは貧乏と不良ばっかりのエリアだったし。

なお、その後進学した公立中学校では、

上述の狂ってる文化に加えて

教師による暴力恫喝パワハラ

少年院上等。スポーツ以外の目標に向かって頑張ってる同級生自殺寸前まで追い込んで妨害する」という使命感に燃えた不良が跋扈する地上の地獄が待ち受けていた模様。


途中で転校してきた震災被害者新聞載るだろこれってレベルイジメにあって人生詰まされてたしな。


地域にまつわる体験があまりに苦々しすぎて故郷なのに横浜大っ嫌いだわ。

それに伴って

都心から30キロ以上離れた地域民度地獄

みたいな偏見もできた(でも地元が柏とか相模原とかの奴の公立中学体験ビックリするほど似てたかあながち間違いじゃないかも)。

医学部学生生活地獄

どの学年でも最低5人は留年する。一番厳しい進級タイミングだと20人くらい留年することもある。

真面目にやってても運のせいで留年の憂き目に遭う奴が数人必ずいる。

同じ学年では2度留年できずそのまま放校になる。

1単位でも落としたら留年する。

留年したら全単位取り直し。

例えば物理単位のみ落として他の科目フル単留年した場合でも全単位取り直し。

進級に足る学生のみを進級させるという方針ではなく、なるべく多くの学生留年させて金を稼ぐという鬼畜方針医学部では大学側が学生の敵として君臨している。

学年120人くらいの村社会であることに加えて、留年回避のために足の引っ張り合いに走る奴が多発するので人間関係がヤベえタイプのド田舎みたいなことになる。

なお、無事に医学部生活を乗り越え医師国家試験合格し初期研修と相成っても、年間4000時間勤務&超絶パワハラ当たり前のブラック労働が2年間待っている(研修医の3割が精神疾患発症する。自殺者やドロップアウト者もよく出る)。




ちなみに医学生医師はそうでない職業人間を心底バカにしている(2年や3年どころではないレベル多浪経験者は除く)。

「なんとしても患者の力になりたい!」という崇高なプロ意識と強烈な差別心は両立する。

anond:20220930101601

そんな中一貫してパワハラ市長否定的なqの人は筋が通ってる!偉い!

anond:20220930100701

明石の件なんかリアルタイムから「こんな選挙前になんでバラすんだ! 妨害だああああ!!!!」ってパワハラとぜんっぜん関係ないとこで怒ってたからな

ハラスメントなんて所詮気に食わない奴を殴るための棍棒に過ぎないということ

悲報はてなーの持ち上げてた人物、またクソ野郎

明石パワハラ市長をもてはやしてたのどんな気持ち

うちの総務部長の口癖「これ言っちゃうパワハラになるかもしれないけど・・・

ちなみにコンプラヘルプライン電話すると総務部長が出る

anond:20220929213130

書店員を辞めることにした

新卒で入った書店を辞めた。

10年働いて、書店仕事自体は好きだし、出会った職場の人は驚くほど良い人達ばかりだった(だから続けられた)。けど辞めた。

小さい時から本が好き本屋バイトをしたりして、労働は本当に嫌だけど本に救われて支えられてきたから本に関われるなら耐えられるかもと思いインターンまでして入った会社だ。

最初に配属された店舗は、都市中心地にある店舗毎日走り回って忙しかった。

大量の品出しと客注と問い合わせとレジを処理しながら、無茶振りしてくるお客様相手営業さんの対応発注時間内に終わらせたり終わらせられなかったりしていたらあっという間に数年が過ぎた。腑が煮え繰り返るような腹が立つお客様もいたし、理不尽クレームには泣かされることもあって辛かったけど、毎朝大量の新刊を目に出来て、自分が並べた本が売れていくのは単純に楽しかった。

幸いにも上司には恵まれパワハラ等も受けることなく、周りのパートスタッフさんにも正社員として尊重してもらいつつ育ててもらったので本当に感謝している。

2020年初め、コロナの詳細がまだ不明瞭だった頃、他社では休業する店舗がぽつぽつ出始めた。

弊社は希望するスタッフは手当を受け休めたが、正社員店舗運営上そんなもの利用出来そうになく(書店はいつでも人手不足だし、初の緊急事態宣言が出るときは異常な忙しさだった)、マスクをしていない人も沢山出歩いてる中で毎日毎日不安と苛立ちを胸いっぱいに抱えながら出勤した。この頃から会社はこっちの命とかはどうでもいいのだろうなという小さな怒りと悲しみが芽生えた。この頃から人手不足自分責任業務が増えていったこもありどんどん苛々が溜まるようになった。

2年前に異動になって店長になった。期待されての昇進ということだったが内情は玉突き人事と上の世代人材不足による皺寄せだろうと推察している。

何せ同期は10人いたけど、3年以内に半分くらいになり、知らない間に辞めてたりしておりほとんど残っていない。同期どころか今会社の中核を担うはずの世代は皆ほとんど辞めてしまっていた。そりゃそうだ。店長だけど手当はないし、給料は上がらないか残業しなければ手取りは18万いかない。残業してはいけない風潮だからタイムカードを切ってから残って事務作業したりしてる。接客業から休みも年間100日弱。元日8時から働いてる。

それでも現場パートさんは、それよりも安い給料時間内に余りにも多くの作業を求められながら働いている。更に上からの指示でやることがどんどん増えていくので、それを説明理解してもらい、ただでさえギリギリ業務時間内に捩じ込んでもらわなければならない。無理を言っているのを承知で、給料に見合わないことを求めているのを承知立場としてやってもらわなければならない。

疲れた

自分も売場担当として作業しながら業績を分析報告してやたらある様々な報告を出し疲弊してるスタッフさんに頼み、辞めるアルバイトを優しく見送り新しいアルバイト教育する。突発的に会議が入るかもしれないので先の予定はあまり入れられず締め作業のために友達からの誘いを断り休みの日にかかってくる仕事電話に起こされ正月GWも盆休みもなく働く。18万に満たない給料で。

こういう業界だと分かって入ったんだから自業自得自己責任だと思う。マネジメント仕事が嫌なだけだろというのもその通りだし、自分なんかよりも頑張ってる人は社にも業界にもいくらでもいて、正社員で働いてるだけマシなのも分かる。何なら日本社会がそういう社会自分よりも労働条件が過酷な人なんていくらでもいる。こんなことで疲れたとか言うのは正直甘えだし努力不足だとも思う。でもも自分は無理だ。

物語や本がないと生きていけないと思っていたし、多少の苦は耐えられると思った。実際そうだったけど自分が変わってしまった。

本を好きなときのまま働き続けたかったけど私の愛が足りなかった。全てを乗り越えられるほどの本への愛。

まだ次の仕事は決まってないけど、10年近く3日以上の休みを取ってないのでとりあえずしばらくはのんびり休みたい。

2022-09-29

anond:20220929173157

反社は「反社会的勢力」の略なんだからパワハラセクハラをしている「個人」は該当しないだろ

仮に自衛隊自民党が「パワハラすることを目的とした組織」なんだったら反社に該当するけどそうじゃないだろ

こんな簡単なこともわからないのはおまえだけだぞ低能

反社を「人に害をなすもの」とするなら自衛隊自民党反社になるぞ?

セクハラパワハラ人間を壊しているわけだからな。

でも反社ではないだろ?

販社の定義なんて簡単だぞ!!!とか言ってる奴らは自分に都合の良い結論ありきで語る馬鹿

anond:20220928170744

ワイも糞上司パワハラ野郎パワハラを受けてうつ病患って休職したけど、6割じゃ生活できないから復帰したけどすぐに転職した、

anond:20220928170744

残業時間が長い、パワハラが原因という証拠があるんやったら労災申請するんやで

認定されたら治療費も休業補償もでるし、休業補償が足りない部分は弁護士使ってさら賠償

2022-09-28

anond:20220928140212

そういう時はおもいっきりぶん殴れ。

相手も殴られて初めて理解できる。

自分パワハラしてることに。

別にパワハラ愚痴告発書いてもいいけど

ネットを見ているのは君たち歯車奴隷だけではなく、ご主人さまもいる』という事を念頭に置いてね?

底辺奴隷権利のない新人クンよりも、上司会社側に有利なように法律って出来てんのよ

どれだけ理不尽な事されても、脚色なしの真実を書いても、ネット上に情報を流すとどういうわけか「名誉毀損」「情報漏洩」「業務妨害」として訴えられるんだよね

さらにそれが通っちゃうんだよね

それをしっかり考えた上で、ネットに書いてね

世論世間を味方につけても、法律が正しいから、法律絶対から

そして法律側は残念ながら力ある存在の味方なので、君らは踏み潰されるから

それを理解してないようなおバカちゃんが世の中には多いから、警鐘として書いとくよ

少なくとも俺はかつてそのおバカちゃんだったから、痛い目遭わされたか

から口を縫い合わせてニコニコしながら飲み込むことにしたよ、奴隷にも歯車にも、司法は味方しないとわかったからね

奴隷として、歯車として、心を殺して業務に励むことにしたよ

君たちもそうすべきだ、力ある存在に報いる事は無理、虐げられて搾取されるのを甘受するしかない

2022-09-27

以前こっぴどく怒られたから、その人と会いたくない

パワハラとかじゃないし、仲はいいんだけど

正直身がもたない

 

今少食だから人とご飯食べられないし

毎食おにぎり一個とかコーヒー一杯なのに人並みの量の料理とか食べられない

その他の参加者友達じゃないから気楽に過ごせない。

 

さらにもう今月お金全然いから万単位で金が吹っ飛ぶ会食は無理。

自腹とか無理。行けば行ったで奢ってもらえるのかもしれないけど。

うそういう「払う気があるか試す」みたいなのがもういや。

2022-09-25

anond:20220925220006

それ実際に現場新米部下に申し渡したら明らかパワハラよ…

anond:20220925065705

でもあの当時の衆道って立場が上の人間から誘われたら断れない(代わりに贔屓してもらえるメリットはあるが)ってだけで

本質的にはセクハラパワハラなわけじゃん

そもそもあの時代はイエの利害を無視した個人自由恋愛自体、男女であってもタブーみたいなもんだったし

から事実としてはそうでもリベラルの人が都合よく気軽に持ってくるような話じゃないと思う

2022-09-24

anond:20220924195533

いじめパワハラ肯定ネットリンチ大好き、テロ賛同増田たちの巣窟で言われても困る

誰かが自殺したら祝杯し、災害テロ無辜の民が死んだらパーティするような連中だぜ?

公務員負け組なのは知っていたが大学の同期に年収ダブルスコアはいい加減心が折れそうだ

入って10年が経たったが状況は変わらず。

倍率は同じだが金額上の差は広がるばかり。

しかも同期は「転職とかも考えてるんだよね。年収が1.5倍ぐらいになるかも」とか言っている。

3倍……?

もう駄目だ。

そもそも俺は転職なんて絶対にできない。

俺がこの10年で学んできたもの

電話対応のやり方

・紙の書類に上手にスタンプをして綺麗にキングファイルに挟む技術

メモリGBPCをぶん殴りたい衝動を抑える忍耐力

飲み会で繰り返される昭和パワハラ世界観愛想笑いと訴えるぞオーラを同時にぶつける処世術

こんなもの……転職の時にスキル欄にかけるはずがない。

仕事WordExcelを10年使ってました」とでも無難に書いても、ゴミのように重たいPCマクロを使うと応答なしになるせいでほぼ数式と手打ちで切り抜けて続けて何も学べていない。

GBー(WIN10OS+データ抜き取り防止の監視ソフト無駄に重いアンチウイルスソフト)=マクロの動かないパソコン

それでも数式を組み合わせてなんとか業務効率化しても、結局最後はペーパーワークこそが最重要だ。

鍛え抜いた押印術は欠けまくったスタンプ死ぬほどノリの悪いスタンプ台を使ってなお99%以上の成功率を発揮する。

多少失敗しても上から綺麗に二重押しするぐらいお手の物だ。

こんなもの転職面接で自慢気に語ったらその時点で履歴書シュレッダーに行くだけだろ!!!

俺はもう駄目だ。

俺の人生はもう駄目だ。

大卒後の10年をゴミのような仕事に使ってしまった。

これでせめて部下の一人でも育てていれば良いのだが、超高齢化年功序列社会の中ではいまだにほぼヒラの主任しかない。

業務の細分化人員削減の繰り返しで主任の下に部下は居ない。

複数肩書兼任する係長の元で働くだけのヒラでしかない。

もう無理だ。

俺の年収はこのまま同期たちの1/3のまま推移し続けるのだろう。

目眩がしてきた。

一生底辺暮らし

結婚しようにも共働きは確定だろう。

だが、そこまでしても子供の面倒を見れるのは1人か2人か……。

ふぅ……貧しいな。

この国は貧しい。

公僕をやっているといやというほど分かるが、本当に貧しく、そして一部の老人だけが本当に豊かだ。

社長の人を見る目が無さ過ぎて虚しい件

弊社社長の目は節穴である

愚痴3mほど通り越して悪態領域に両足が着地したが、こうでも言わねばやってられん。

弊社は自社サービス提供したりシステムを開発したりしなかったりして生きている小さい会社だが、

日本には珍しく裁量労働意味ちゃんとわかっている会社で、

仕事に支障さえ出なければどのタイミングでどれぐらい作業をしても構わない極めて自由な働き方ができる。

昨今は例のコの字の煽りを受けて(サービス提供先がモロに煽りを受けていてその飛び火と言った方が正しい)、

賞与が消し飛んだりしているがそれでも労働環境としてはかなり良いと思っている。


唯一どうにもならないのが、社長が連れてくる役員である

肩書だけな達者なトーシローばかりよく揃えた物ですなと言いたくなるレベルで、

社長が連れてくる役員が尽くクソ無能ゴミ人間だらけである


自分入社してから最初に来た役員は、何をしてんだか全く分からない人だった。

話を聞く限り、一応そこそこの経歴を持ってはいるようだったが、弊社で何をしてるんだかがさっぱり分からない。

そのくせ会議の時にはやたらツッコミを入れてきて、

それでいてこっちが「そのツッコミ入れた場所が気になる理由って何なんです?」と牽制してみると、

「いや、自分あんまりよくわかんないんですけど」などと意味不明な事を言い出す始末であった。

で、こいつはいつの間にか会社からいなくなっていた。

社内向けの通知も退社の挨拶もなく、本当にいつの間にかいなくなっていた。

結局、彼が弊社で何の仕事をしていたのかはついぞ分からず終いになってしまったが、

それでも何もしでかさなかっただけ彼は優秀だった。


次に来た役員は、技術力と営業力コモンで、人間としてはカスレアみたいな輩であった。

こいつのヤバさは最初オンライン面談を行った時に一撃で分かった。

やたら横文字を並べて技術マウントを取りに来ただけでなく、

その案件会社しか通じないタイプ用語を、さも一般常識であるかのように吹聴する人間だった。

もはや、ルー大柴さんの真似をしようとして盛大にスベるただのおっさんしかなかった。


無論、彼にも良い所はあった。

弊社は社長が割とノリと勢いでどうにかしてしまうところがあるので、

その後始末をしないまま放置されていた種々の問題がいくつかあったが、

彼はその問題点を正しく指摘し、改善方策をいくつか打ち立ててくれた。

「なんだ、癖は強いけど良い物持ってるじゃん」と思ったのも束の間、

こいつはとんでもないやらかしをして社内を大混乱に陥れた。

構想のレベルであって製品はおろか正式企画としてさえ通っていないサービスを、

たか正式サービスしているかのように営業してしまい、最悪な事にそれで契約を取ってきてしまったのである

当然開発部が黙っていない。その呪われた案件が社内に飛び込んできた瞬間にゴングは鳴った。

そしてその役員が「企画段階で製品放置してる開発側がどうかしてる(意訳)」と言い出したらしく、

開発部は激昂したらしい。シラクスの市にやってきたメロスもかくやという激怒っぷりである。無理もない。


この孤独な王の邪智暴虐っぷりは開発部だけに留まらず、運用部にまで及んだ。

まず手始めに、性格的な問題仕事を抱えがちだった人を会議漬けにし、

医師からぶっ叩かれて勤務日数を強制的に減らされる事態にまで追い込んだ。

更に最初から不仲だった人に対し、その人が参加者として名前が載っていない会議に来なかった事を理由評価を下げると言い出した。

最早パワハラを超越した何かと形容せざるを得ない。

最終的にこいつは弊社の利害関係的に一番重要取引先の重役に喧嘩を売って騒ぎを起こし、解任された。

外部的には一身上の都合による退任という事になっているらしいが、実際の所は懲戒免職に近い。

彼が残していったのは、ありもしない製品提供しなければならないという無茶な契約と、業務改善大義名分の元に生み出された多額の赤字だけであった。


そんなこんなで散々な目に遭った我々社員だったが、

社長が懲りずに拾ってきた今の役員がどうも前2人の融合体みたいな感じである疑惑が浮上していて大変に辛い。

誰が現実世界モンスター融合召喚しろと言ったのか。電網の落とし穴に落としてしまいたい。

この役員普段何の仕事してんだかさっぱり分からない上に開発部と運用部の財務状況にはやたら口を出してくる。

その上、気に要らない奴に対して「自分チャットに即レスをしなかった」という理由だけで解雇を仄めかしたりと前の役員以上の横暴を働こうとしている感があって大変に困る。

マジで社長はどっからこんな深淵担い手を見つけてくるのか、まだダゴンを雇った方がよっぽど仕事をしてくれるだろう。

会社自体に不満はないので本当にこの辺どうにかしてもらいたいし、困るのが社長自体別に悪い人間ではないという点だ(仕事面で有能かというのはまた別にして)。

何より「社長の人を見る目が無さ過ぎたので」という理由転職するのもあまり馬鹿馬鹿しい。どうにも頭が痛いところだ。

今の役員は来てからそんなに年数経っていないので様子を見たい所だが、その時間もったいないような気がするのも事実だ。


こんな悪態最後まで見て頂いて本当にありがとうございます

もし、「本人は良い人だけどその人の周りがロクでもない」みたいな人との付き合い方みたいなのがあれば、こっそり教えてくださると幸いです。

anond:20220924123746

ザイオンス効果という言葉を初めて知った。wikiによると以下のことなんだそうだ。

単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果1968年アメリカ心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった[1]。

ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則、ザイアンス効果などとも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる[2]。

概要

はじめのうちは興味がなかったものも何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説(misattribution of perceptual fluency)で説明されている。また、潜在学習概念形成といったはたらきもかかわっているとされる。

図形や、漢字衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである



Z世代に顕著と元増田はいうのだが、上記定義をみると、広く言えば、むしろ日本集団主義的な組織風土ドライブするメカニズム関係しているように思えるね。単純接触効果組織内でうまくつかって「うちわ」の安心感を醸成してゆく、というか。

従来の日本組織というのは、年配者が半ば強引に、単純接触の機会(パワハラ指導、飲みにケーションが最たる例)をつくり、すでに組織内で支配している層に居心地のいい「うちわ」感を若者に覚えさせてゆくプロセスを通じて、世代間の組織風土の持続性が図られてきた。80年代上司室田日出男新人部下の中井貴一オルグして毎晩カラオケについていったように(ふぞろい世代)。

そういう見方をしてみると、要するに、ザイオンス効果をとらえて、Z世代の特徴かというと、よくわからない。

恐らく、ザイオンス効果自体は変わらないけれども、変わったのは環境なんじゃないかな。Z世代以前以後で。


Z世代以前と以後では、世の中の居場所選択肢が急速変化している。

80年代ティーンの居場所は、学校ゲーセンか、盛り場、塾だったし、学校が嫌になった場合の逃げ場が限られていた。

通信手段も、携帯電話存在しなかったから、友達からきた電話を親が先にとる時代だった。娯楽も限られていた。

消費者選択肢が少ないから、メーカープロダクトアウトな発想で、繰り返しCMを流し、消費者刷り込みをかけてマスな製品を作ってしまえば市場を席捲できた。ソニーウォークマン典型。これもザイオンス効果ひとつといえる。

マスな動きに取り込まれる(流行に乗る)ことが取り残されない条件だったし、会社でも上司に従うしか、居場所を見つけられない時代だった。

政治選好的にも、当時の自民党VS社会党というのは、絶対的安心感を与えていて、とにかくうちは自民党、うちは問答無用で、昔っからおたかさんみたいな時代

そして、学生から社会人など、環境が変わるたびに、通過儀礼的に「その空間での安心感はこれだ、こういうやり方してりゃいいんだよ」と新参者は叩き込まれる。

しかし、90年代以降の動きというのは、情報革新によって、ニッチな居場所環境が急激に増えた時代。あるいは気が付くことができるようになった。

ニッチ環境がどんどん増えて、自分で居場所を選べるようになった。

政治細川政権以降、離合を繰り返した。会社組織も働き方や仕事の仕方に、多様性を認めるようになってゆく。その最初きっかけは80年代転職というムーブメントだった(リクルート)。

しかし、自分転職したり、ニッチ空間をみつけて得られる安心感というのは、自分欲求ニーズジャストミートをするという意味では安心だが、例えば自民党を疑いもしない時代に比べると、寄る辺のなさを感じるものであり、かつてほど盤石ではなく流動的で、大きくもない。

そしてかつてのような大きな主体に取り込まれることの安心感が少なくなっているんだろうと思う。

昔だったら、そういう大主体自分から探すものではなく、人生ステージがあがると、会社上司象徴するように、待ち構えているものであって、

飲みにケーションの洗礼をあびて、数年で組織同化していった。同化過程最初は激烈でキツイんだけど、集団に慣れると逆に居心地がよくなるのだ。

ザイオンス効果という言葉をあえてつかって、前世代の特徴をいえば、オルグする、という意味で、プッシュ型のザイオンス効果。紙の新聞メディアもその典型で、世の中の標準的な考え方というものテレビ新聞などのメディアを通じて受け入れるプロセス存在した。

しかし、情報通信革命がもたらしたニッチ空間、居場所への気づき、というのは、自分から自発的に、その時々で感じている不安ニーズを解消する場所へ向かえるようになった、という意味

自分から安心を探し出す、という意味ではプル型のザイオンス効果簡単に答えがみつかるからSNS依存を深めてしまう。自分の疑問や不安自分からググればなんとなしに答えが見つかる、という。Togetherは都合のいいようにあたか大勢の人が考えを共有しているかのような細工をして答えを提供してくれる。電子掲示板SNSの、自分と似た意見思想を持った人々が集まる場で、自分意見思想肯定されることで、それらが正解であるかのごとく勘違いする、いわゆるエコチェンバー効果議論されるようになったのも2000年代初頭。

こういう時代には、何が標準的な考え方で、支配的な考え方なのか、それを新聞などマスなものを通じて確認する、ということが難しくなっている。

SNSなどを通じて自分の求めている何かを見つけてしまえる安心感と引き換えに、いろいろな人がいろいろな場所安心を見出すようになって、マスなものにピントが合いにくくなってしまった。

だけれど、恐らくザイオンス効果がプッシュ型であれプル型であれ、本質的に、よりマスなものを求めて安心する、という傾向は変わってないんじゃないか

結局は何か安心できるものを探すということになる。

一方で、プッシュ型のオルグからうけるストレスに、自分で答えを探すことによってすぐにすり抜けてしまう、ここにZ世代の特徴があるかもしれない。

昔だったらほかに選択肢もないことからちょっと我慢して順応せざるを得なかった組織も、今ではそのストレスから逃れる手段選択肢豊富

ストレスから逃れた先に、当面の安心感はあるかもしれないが、マスなものに比べれば脆弱だ。

それはパーツパーツでちょっとした安心感を消費するものであって、全体として組織自分を傘のようにかばってくれるような安心感ではない。

それはむしろ自分で集めた安心時代キーワードを寄せ集め、組み合わせてコンセプトを自分なりに構成していかなければならない。

上司説教など、プッシュ型を避けてしまえた結果というのは、つまりそういうことだ。しかし、そういう構成力というのは、若者経験能力資質にどうしても依存してしまう。

自分自身をふりかえってみても、そういう試みというのは、一時しのぎになりがちだ。安心をみつけるのはほんとに安易になった時代だ。

ブログかいてみたりね。Twitterでつぶやいたりね。

しかし、だんだんわかってくる。マスなものも慣れてくる。経験を重ねるとみえてくるものが増えてくる。その経験値の差が今の時代に、なんとなく世代間の差のように映じているんじゃないだろうか。一昔前だったら、そんな個人的経験値など全くどうでもいいものだったと思う。

若年層の政治的な保守性というのは、保守理念への信頼ではなく、

寄る辺のなさからなんとなしに選択されているんだろうと思える。


もう一度繰り返すと、ザイオンス効果自体は、安心を求める日本社会において、Z世代を特徴づけるものというよりは、全世代通底するものかもしれない。

世代間で差が出てくるのは、プル型で得た経験値の差みたいなものなんじゃないかという、

それがむしろZ世代保守的な傾向はそのあたりにヒントがあるような気がする。

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