はてなキーワード: 生活費とは
公開されている情報が不十分である上、年商の内訳報告に疑義がつくなど情報提供の姿勢に問題が有るため不十分な分析になることは予めお伝えしておきます。
間違いがあればきっとイケダハヤト本人が訂正してくれることを期待します。
収益についてはこのページの数字が正しいという前提で話をすすめます。 http://www.goodbyebluethursday.com/entry/ikedahayato20151227
年初が150万PVであり、2月から4月にかけて落ち込み、5月以降回復しています。収益についても例外はありますがだいたいPVに比例する動きを見せています。
イケダハヤトブログのPVは2013年、2014年はアベノミクスの影響で(冗談)年2倍以上のペースで増えておりましたが、
2015年に関しては年初150万からスタートし月200万PVを超えたあたりから伸び悩んでおり、アフィリエイト収益も120万を上限として平均100万程度で伸び悩んでいます。
大きな変化がない限りはこれ以上爆発的なPVの増加は無いものと思われます。
イケダハヤト公式からは私が本気を出せばもっとPVも収益も伸ばせるというアナウンスが出ていますが、その他ビジネスを展開している以上困難であると考えられます。
また、PVあたりの収益についても去年は大幅な改善が有りましたが今年はそれほど大きな改善が見られません。
よって、安定的に月200万PVを維持することを前提として毎月110万~120万の収益を生み出せるという想定になります。
一時期堅調な記事が目立っていたのですが、
最近は人気記事ベスト20を見ると月次報告以外にもやたらと年収とともに自分が成功者であることをアピールする記事や
有名人を煽って話題になろうとするなど以前のようにPVを稼ぐことにやっ気になっているような記事ばかりが並んでおり
ブログの本質的な価値である有益な情報を配信してPVを稼ぐというビジネスに何かアラートが発生しているのではないかという危惧もあります。
炎上コンテンツの割合が増えることで既存読者の離反を招きイケダハヤトの人気がピークアウトしていくと思わぬ業績の悪化に繋がる可能性があります。
こちらについては順調に伸びているようです。現在会員数370人で月収100万円。
単価かける数量をした時の計算が合いませんが本人がそう言っているのだから信じるしかありません。
こちらについては実際の利用者からの定期報告があり、そこから推測するに
会員数に大幅な増加は見られませんが、立ち上げ初期のように数ヶ月以内に退会する人がそれほど多くない状態になっているようです。
ゆるやかに増加して会員数500人に到達すると想定し、安定して月収150万OVERを達成できると考えます。
ただし、このビジネスから月額の費用に見合った成果を上げているという報告が非常に乏しく、
このままの規模やサービス品質で事業を持続できるのかという懸念点は有ります。
しかし、サロンビジネスはもともと信者を対象としているため非常に安定した収益源になるとと思われます。
残念ながら、これについては公式からは費用ばかりが申告され、まともなアナウンスが出ておりません。
バナー・記事広告がそれに当たると想定し、現在は月35万程度の収益が発生しております。
これが来年度の程度伸びるのかという計画を早く教えていただきたいものです。
今までのイケダハヤトブログの伸びを考えると最大で2倍はありえると考え、月35万から70万の範囲の収益を生み出すものと仮定します。
投資に対して利益が出ていないことや、イケダハヤトの強みである炎上が使えないこと、イケダハヤトに編集者としての能力が有るのか不明であること
記事を作成の際のコストが高いことなどから、イケダハヤトの本業とのシナジー効果が本当に発揮されているのかが未だ未知数です。
おそらく社員を雇っているのもこのビジネスのためという側面もあるでしょう。
思った以上の成果が上がらない場合に、イケダハヤトが社員の雇用を維持するためにこのビジネスを存続するかどうかは疑念が有ります。
メルマガやサロンビジネスはハードルがたかいということで、薄く広く200円から500円程度の記事を有料で販売することを始めたようです。
おそらく月10万以上の収益には成るのではないでしょうか(適当)
イケダハヤトは社員を雇っていると言っていますが、実態を見るに一般的な雇用契約とは呼べず
逆に言えば、一定以上の収益をあげられる人間さえ雇えばあとは人数を増やしていくことも可能です。
とはいえ、あまりこちらを増やすつもりはないでしょうから大きな金額を想定しなくても良さそうです。
以上のことからMAXで月300万まで到達する可能性はあります。
しかしそれ以上はリソースの関係もあり大きく伸びることは無いのではないでしょうか。
成長性は鈍化しているものの、今年中に関しては未だに伸びしろは残されており、そこまでの成長は期待できそうです。
それ以降は知らない
http://anond.hatelabo.jp/20160107235839
絵師ってものが嫉妬を集めているっていうのは現実として目の当たりにはしてるんだけど、何がそうさせているのかは今ひとつピンときてない。
みんなそんなに絵を描きたいの? マジでかな。でも今時、敷居低いよ。はてなする程度のパソコンで、画材としては十分だよ。つまり目の前の箱で今なう描けるよ。
絵を描きたいわけじゃなくチヤホヤされたいって言う意見も聞いたけれど、別に絵がうまくても、そんなにチヤホヤされないと思うよ。
費用対効果で言えば、お金持ちに生まれたほうが手っ取り早くチヤホヤされるよ。「生まれは運だろ」っていうのならば才能の有無も運だし。「いや絵のうまさは努力だろ」っていうならその場合「じゃあみんなも努力すればいいじゃん」だし。
とにかく、チヤホヤされるための手段として、絵はあんまりコスパ良くないと思うよ。プロになってもファンレターバンバン来るのは上のほうだよ。
いいや同人で有名になればファンのコスプレ女子バンバン食えるんでしょう、とか聞くけれど、ないから。それエロ漫画の読み過ぎだから。もしあったとしても、その場合、絵の巧さ以上に、そいつにはコミュ力と女性に対しての積極性とタフさがあるだけだよ。絵がうまくたって、自分を傷つけないようなおとなしめの巨乳の女の子が前戯もなく股を開いてくれるとか、ないですよ。っていうかそういうところで女の子を食える要領のいいやつは、絵の腕と無関係に食べちゃえると思うよ(そういう人は割といるよ)。
チヤホヤされるためにも、彼女作るためにも、やっちゃうためにも、「絵がうまくなる」なんてのは迂遠だしコスパが圧倒的に悪いよ。
同人で有名になれば、毎朝ラッシュに電車に乗らないでも数百万円稼げるんでしょ? という意見も聞いたことがあるけれど、それも、そうそううまくいかないと思うよ。そういう人がいないわけじゃないけれど、まず非常に敷居の高いレアケースで、絵の巧さ以上に、サークル運営とか人付き合いとか重要だよ。同人ってコミュ力なしで行けるような場じゃないよ。それに、もし仮にそういう稼ぎが出るようになったとしても、それを維持するのは天文学的に大変だよ。同人で400万円稼ぐのと、それを10年維持するのはぜんぜん違うことだよ。消費者の絵の好みは変わっていくわけだし。それって、要するに起業して個人事業主になるってのと全く同じことだもの。
お金を儲ける、という視点で言えば、サラリーマンの方が数百倍有利に生涯年収稼げると思うよ。大部分の同人サークルなんて赤字かトントンなわけで、ヒット率とか考えれば、コンビニバイトよりもずっと儲からないよ。
絵を描けるようになるっていうのは、極端に言うと、絵を描くためにしか役立たないよ。その他の希望を叶えるためには、効率が良い手段がもっと他にあるよ。
今現在絵が上手い人は、まず最初に絵が上手くなりたいから(その動機は他者に伝えたいとかまあ色いろあるにせよ)なっただけで、金がほしいとか彼女欲しいとか、そういう目的を果たすには他の手段のほうがよっぽど簡単だよ。いまプロとしてお金を儲けてる人は、成行きで偶々それを手にしているけれど、それそのものが目的だっていう人は少ないと思うよ。金を得る「だけ」なら他の手段のほうが有効だから(もちろん、才能が偏った個人はいるものだから「絵を描く以外に生活費が稼げない無能/異能者」はいるよ)。
内科での各検査では異常なしだが、ここのところどうにも調子が良くない。
主に胃腸の調子が悪く、食欲があまり出ない。食欲がないというよりはすぐに腹が一杯になってしまう。げっぷがたくさん出る。
一時期は回復していたので、おそらく精神的なものだと思われる。
現状、問題は大きく二つ。
まず一つは無職であること。無職になって半年経ってしまった。ちょこちょこと応募はしているものの、中々採用に至らない。
仕事をしながらの転職活動が常道だとは思うが、悔いても仕方がない。これに関しては頑張るしかない。
父親に不倫され、心身に不調をきたしてしまったため、俺と共に暮らして約2年。
二年前は「死ねば楽になる」とか「私が邪魔ならいつでも捨てていいから」というようなことを言ったり(時には夜の0時に俺の部屋のドアをいきなり開けて言うこともあった)していたのが、最近はなくなってきた。
しかし、父親のことは許せないらしく、本格的に離婚を考え始めているとのことだ。
一時期は探偵を雇ったり、車の中にあるバイアグラを探して俺にどんな薬かを調べさせたり、GPSを俺に仕掛けさせたりした。(断ることもあったが、渋々従ってしまった)
思えばそのころから俺も参ってきて、仕事上でのトラブルも続いて、一度リセットしたい気持ちから退職をしたのかもしれない。
「一人で暮らせない」そうだ。なんだそれ。
「地元限定で就職先を探してくれ」という言葉にはさすがに抵抗した。
元々全国転勤とまでは考えていなかった(それでもかまわないのだが)が、働く場所くらい自分で選ばせてほしい。俺はもう30歳を超えているのだ。
どう割り切ればいいのか。
転職活動に関しては長い目で考えていたし、生活費も貯めてあったが、この母親の問題をどうすればいいのかがわからない。離婚騒動には確実に俺も巻き込まれる気もするし、最近はそういう話題を母から聞くたびに吐き気を催すようになってしまった。
http://anond.hatelabo.jp/20160105003120
稼ぐとそういう気分になるの分かるwオレは法人化して年収600万にしてるけどね。
オレも1回5500万チョイの申告したが、手取り3000万以下で吹いたわw
1年で生活費やその他諸々使って3100万くらい残ってたんだが、2400万以上が税金www
まぁ悪い事は言わんから3ちゃん法人にしとけ。経費で喰うメシは美味いwww
家も車も全部経費、旅行も服も経費。色々ゴニョゴニョすれば大体は経費でオッケーだ。
同居人がいるから生活費は安め。折半で、家賃光熱費ネットあわせて4万ちょいくらい
食費は高めに見積もって3万程度として
まあ飲みに行ったり海外通販が趣味だけどやめろと言われたらやめられる
ヘルニアと不眠なのでそれはどうにかしないといけないから医療費とスマホ代足して1万としてまあ月9万あれば余裕で生活できる
貯金は600万くらい
収入まちまちすぎるけど少ない、というか減っているしいつまで絵で食えるかわかんねえ まあ今は月平均15万くらい?
ちなみに家からは一歩も出たくない
って思ったけど本当にちょっとでもいいから儲けられる口がある人は他人に教えないよね
このデブに罪はない。いや、罪はあるが非常に軽微な罪だ。
借金なのか単なる遊ぶための金なのか生活費なのかは知らん。楽に金を稼ぎたいと思ってデブなのに風俗店に応募してしまった。
罪といったらそれくらい。両の尻を百回くらい平手打ちされて許されるような罪だ。
しかしだ。このデブを雇って、あまつさえ初めての客に付ける店側の罪は決して許されない。
もの凄い美人やグラマーな女を用意しろといっているわけではない。
そこらに歩いているような中の中の中程度の女だって構わない。
そこらを歩いて、たまに擦れ違うようなデブをなぜ雇った?
しょうがないから俺はデブ女の乳を揉んだり吸ったりしてやった。
いや、別に日本でやりがい持って働いてる人はいいんだよ。タイトルは釣り。
俺が問題にしたいのは奨学金で大学行ったのに就職できず(もしくは超絶ブラックに就職して)、奨学金が返せなかったり先のキャリアが見えない人。
最近、奨学金を返そうとか謳って水商売のあっせんするサイトもあったよね。
そんな人に俺がおすすめしたいのがオーストラリアでのワーキングホリデー。
ワーキングホリデーは元手がいるとか、バイトはあくまで補助程度と思ってる人がいますが、少なくともオーストラリアには当てはまりません。
仕事が見つかるまでの数週間分の生活費は確かに必要ですが、ちゃんと働けば十分貯金ができます。
俺は二年間の滞在で、ざっと250万円ほど貯金ができました。そして奨学金がほぼ返済できました。最初の半年ほど無駄にしたので最初から稼ぐつもりで行けば300万は超えられたはず。コツは都市にとどまらず田舎に行くこと、工場の仕事を見つけること。
ワーホリは先のキャリアには直接繋がってこないけど、月々の返済ができないような仕事しても将来はないでしょ。
あわよくば専業主婦で、ゆとりのある住居にすみ、食事はキッチンのテーブルで食べ、ソファーセットのあるリビングでくつろぎ、ベッドで寝る。年に一回は旅行に行く。百貨店で買い物をする。
結婚当初、二人とも正社員で手取りで合計30万強。ボーナスもある。
俺は倹約を主張するが、嫁は広い部屋に住みたい、家具が欲しいとねだる。
そこでキャッシュフローを作った。
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
子供二人を私立に下宿させる前提で、車の買い替えを考慮すると、大体破産する。
家賃、光熱費、固定費が俺の口座で、生活費、食費は嫁が出すルールにした。
地方なので家賃は5万5千。キッチンと6畳二間で、家具は何も置けないが、嫁は引っ越したいと言わなくなった。
何度も辞めたいといわれた。でも続けるように説得した。
辞めるなら次を見つけてからにしてくれといった。
仕事には波があるので、なんとかやり過ごした。
年収200万でも30年働けば6000万プラス年金加算の価値がある。
嫁が幸せかなんてことは考えない。
ちょっと前に若者の保険の入り方がバズってたので生命保険に関して別方向でのご提案。
元増田のように死んだ後の住宅引き払いとか葬儀関係の費用を一切親に面倒みてもらうつもりなら死亡保障は無くてもいい思う。
とはいえ、まがりなりにも社会人なのだから死後発生する諸経費くらいは自分で用意したいという方は死亡保障300万くらいの掛け捨てで十分だと思います。
自分が提案したいのは若いうちから掛け捨てじゃない死亡保障付きの保険に入っとくって方法。
なにそれ普通じゃん!って方もいると思いますが理由は後述します。
死亡保障って独身の時は安くてもいいんだけど、家族構成によって必要額が変わってくるんですよね。
たとえば結婚したとして、単純に配偶者が専業主婦なら(遺族年金を差っ引いた)生活費分が必要になるけど、配偶者がフルタイムなら実は葬儀代だけで十分だったりする(貯蓄でも対応可)
次に子どもがいるなら死亡時点から大学卒業までの学費が必要になる。
高校生なら大学の学費だけで良いけど、小さい子なら当然小中高までの金額も必要になる。私立・公立でも変わる
これらの複雑な組み合わせで、500万〜5000万くらい変動するわけです。
なので、(絶対結婚しないと決めている方は別として)どこかの時点である程度の死亡保障って必要となるので、それなら保険料が安い若いうちにベース分として1000万なり2000万の死亡保障を積んでおいて、変動分は掛け捨てで対応するというのも一つの方法かと思います。
そこで、ここからが大事なとこなんですが(将来必要になるとしても)結婚するまでは負担感のあるベース分の保険料を利用してリスク資産に突っ込もう!というのが今回の提案です。
会社の共済とかの掛け捨て保険は確かに安いんですが、最終的には何も残らないのが寂しいところ。
その一方、最近の保険は契約者貸付という前借りができるんですね。
(自分はソニー生命ですが)会社によって考え方は違うんだろうけど、たとえば累積支払額で100万くらい積んであったらそのうち80万くらいを前借り出来るという制度。
※前借りなのでもし保険支払が発生したらこの80万を差っ引かれる。
これで前借りした80万をたとえば株とかインデックス投資に突っ込むことで、本来死に金だったものを有効活用できるんです。
成功するかどうかの指標はパフォーマンスが前借りの貸付利息を上回るかどうかってとこだけ、これはわりとハードルが低いです。
ちなみに自分はタイミングが良かったので前借り額の3倍になりました。
ざっくり書きすぎたので、わかりづらい点も多いかと思いますが、こんな考え方もあるよってことで。
若いうちに身につけた金融とか保険の知識というのは将来必ず役に立つと思うので、そんな考え方に触れるきっかけになれば幸いです。
お義父さんが言うには今の若者は苦労を知らないという。
聞けばわたしに対してではなく、自分の息子に不満があるそうだ。
35を超えて結婚もしないし、彼女もいるのかわからない。仕事もアルバイトの収入が少しある程度で今後の生活の見込みが立たないという。
自分は若い頃に苦労を経験しているからどんな問題も乗り越えられる。息子が結婚できないのは苦労を知らないから努力をしないのだそうだ。
普段なら聞き流しているところだが、この一言で自分の中で何かのスイッチが入ったことがわかった。
息子さんが結婚しないのは苦労を知らないからではない。この家族という環境下で苦労をしているからできないのだ。
かつて自分も、家族のために生活を犠牲にしていた時期があった。
「親を困らせるのは悪い息子」という呪いだ。
だからいつも親元にいたし、親の行動を助けることが自分の役割だと思っていた。
当然、親は早く結婚して孫を見せろと言うようになってきた。
それがはじめの違和感だった。
「親のために生活を犠牲にしていたのに、どうやって結婚相手を探せというのか。」ということだ。
しかしそれでも結婚をすることに一理を見出した自分は、それなりに婚活というものを始めた。
それまで仕事と家のことばかりに大半の時間をつかっていた生活から、古い知人との連絡を再開し人との交流に時間をあてがうことにしたのだ。
思えば、仕事と家に挟まれていた頃の自分は少しずつ気を病みはじめていたのだろう。
そうして外との交流を始めた自分は、少しずつ精神が健全な状態に回復し始めることがわかった。
そんな矢先、知人と外出した先にかかってきた母親からの一本の電話で決定的に何かが壊れたのがわかった。
うちは貧乏なわけではない。兄弟からの仕送りもあるし、自分もしっかりと生活費を納めていた。人並み以上の生活は送れていたはずなのだ。
「少し助けて欲しい」「生活費を工面して欲しい」ではない。
親思いで聞き分けの良い子供を、効果的に縛り付けるために「母親が破産するのはお前の努力がたりないからだ」という裏の意味を込めて投げかけてきたのだ。
同行していた友人に別れを告げ、その足で家に帰ると居間で兄と食事中だった母親の前で財布に入ったお札全てをテーブルに叩きつけた。
その姿を見た兄は、「お前は何をしているのだ!」顔を真赤にしてわたしの行動を叱りつけるように怒鳴った。
その言葉を聞いて、わたしは兄もすっかりダメになっていたのだと悟った。
記憶があまり定かではないが、わたしはその時床の上でもんどりをうってしばらく何かを叫び続けていたと思う。
その姿と、それに対して何も説明せずに鳴き始める母親を見て流石に兄も何かを察したのか、その後何かに口を挟むことはなかった。
あの時母親は罪を認める言葉を発したのだろうか。それすらも定かではないが、あの時を境に、自分が家族のために何かを犠牲にすることはやめた。
親が困っていればどうにかして助けるのが正しいことだと信じてきたが、それは嘘だ。
親はこの先死んでいくもの。つまり過去になっていくものなのだ。わたしが犠牲になるべきは過去ではなく未来だ。
そう思えてからは、自分が母親や家族という呪縛から開放されいくことがわかった。
自分は運良く、それから程なくして結婚し、子供にもすぐ恵まれた。
そんな自分から息子に対して結婚するように説得して欲しいというのがこの話の始まりだったのだが冗談ではない。
どうしてそんな父親の味方につけるというのだ。
話は戻るが、息子さんは苦労をしていないわけではない。
いつも家にいて小うるさいことを言われながらも両親や兄弟の仕事の手伝いをしているのだ。
確かに昔のように、争いごとや病気、事故など命に直結するような苦労は減っただろう。
生き残れば勝者とも言える時代とは違い、戦うことも負けることも許されない世の中を生きている。
それが苦労でなくしてなんと呼べというのか。
息子が結婚しない原因が自分にあることなんて、この父親はこの先の人生をかけてもたどり着くことができないのだろう。
願わくば息子さんには、自らの力でその事実に気づいてもらいたい。
親が老いてこの世を去るのは自然の摂理なのだ。介護も大概に、自らの未来の為に限られた苦労のリソースを割いてもらいたいものだ。
http://wofwof.blog60.fc2.com/?no=665
確かに悪影響の無かったという実証研究もあるものの、明らかでないとするほどマチマチなわけでもない。大多数の実証研究ではやはり雇用には負の影響があった。
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/tsuru/20.html
生活水準の改善には給付金その他の政策がある一方で、買い手独占による雇用量の減少に対応する価格規制という機能は最低賃金にしかないため、これを生活改善のために雇用を減らしてでも導入するというのは望ましいことではない。
雇用が減少すれば雇用者の平均所得は上がっても国民全体の総所得は下がることになり、これは雇用者の平均消費を増やすことはあっても国民全体の消費は減らすことになり景気には悪影響となる。景気循環を超えた長期的に見ても、雇用が少なければそれだけ生産も所得も減る。
日本の最低賃金は、所得中央値(100人中50〜51番目の人の所得)の39%(2014年、OECD調べ)でOECD加盟国28カ国中25位である。
これは所得の分布に歪みが小さく所得中央値が平均的な所得よりも高く出がちな面もある。そしてチェコの事例のように最低賃金以外に社会格差を無くす方法はあり、価格規制による雇用量最大化という最低賃金にしかない機能を犠牲にして最低賃金にそれを期待することは望ましくない。
民主党は、7.25ドルの最低賃金を2020年までに12ドルに上げる法案を提出した。これは民主党の提案は選挙対策としての一面があるにしても、各州や各市でも生活費の高い都市部をかかえる州を中心に大幅引き上げが相次いでいる。
マサチューセッツ州では、2017年1月までに現在の9ドルを11ドルに、ハワイ州では現在の7.75ドルを2018年1月までに10.1ドルに段階的に引き上げられる
海外と比較する場合は、(貿易財での均衡をはかる)通常の為替レートではなく、PPPなどを用いる必要がある。現在の東京の最低賃金は900円を越えており3%ずつ上がれば程なく1000円を越えこれはPPPで換算すると10ドルである。
それより大切なことは、海外の事例は今後やってみました失敗でしたとなる可能性があるのだから、外濠を埋められたからやらなければというのは短絡に過ぎる。思いもよらぬ大成功に終わるのを確認できれば数年後に追いかければ良い。
現在がそうであっても最低賃金が実際引き上がる頃には次の景気循環に入っているだろう。最低賃金のようなものを短期的に上げ下げ不安定化することは望ましいとは言えず、短期的な景気動向を理由とするのは適切とは言えない。
ここは繰り返しになるがその生活補助という面において、最低賃金にそれを改善する機能があるとしてもそれが最低賃金の他の役割を犠牲にしてでもやるべきかを考える必要がある。軽減税率が逆進性を改善するにしても逆進性対策として軽減税率をするべきとはならないのと同様である。
日本の輸出依存度は15%(2014年)に過ぎず、最低賃金引き上げが経済にプラスとなったと言われるドイツ(同39%)の4割程度に過ぎない。
輸出依存度は輸出が経済に与える影響の大きさをさほど適切に示すものではない。さすがにドイツほどとはならないにしてもサプライチェーンの長い輸出産業を多く抱える日本は、輸出の変化がGDPに与える影響は大きい。
日本の競争力が低いのは専門性が低く年齢ばかり重ねた正社員の賃金が年功序列によって高過ぎることであるが、最低賃金の引き上げはこうした歪みを是正する効果がある。
確かに最低賃金がインフレを呼びそれが「専門性が低く年齢ばかり重ねた正社員」の実質賃金を下げて彼らの生産性との差が縮まれば歪みは是正される。ただそれは結局のところインフレによるものである。インフレの引き上げ方として最低賃金を上げる方法が望ましいかということになるがそれはコンセンサスある見方とも思えない。
加えて本来なら「専門性が低く年齢ばかり重ねた正社員」により適正のある場所に移るか人的資本を積みまして専門性を高めてもらうかの方が社会的に望ましいが、彼らの賃金を相対的に安上がりにすることはそういう必要性を彼らや企業から取り除くことになる。
働かない人というのが怠け者というわけでも無い以上、これはまったく自明ではない。いや、仮に怠け者だったとしてさえ自明とは言い難い。
最低賃金を引上げると、ファストフード店など低賃金労働者を多く使う業態では値上げや利益圧迫が問題となるように思えるが、実際には逆だ。業態によって異なるが、低価格飲食店の人件費比率は25%程度である。仮に全ての人件費が最低賃金だったとしても、25%の賃上げによってコストは6%程度上昇するに過ぎない。同じ利益率を確保するための値上げ幅は8%弱に留まる。
3%の消費税引き上げの影響を鑑みれば8%がとても留まると言えるレベルではないだろう。また最低賃金労働者の収入は25%増加しても雇用を喪失して所得の減る者も出てくる。
いま使うか将来使うかは別として結局は生産しただけのも消費するのであるから、雇用が減るような最低賃金の引き上げは生産を減らし消費も減らす。しかもその中で、従来「低価格産業」の主要なターゲットとしていた低所得層を、高くなった最低賃金を貰う層と失職層に二分するわけである。「低価格産業」の舵取りは困難化するだろう。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakamegumi/20150729-00047964/
この速度で最低賃金を引き上げれば社会の混乱は必至であろう。それはせっかくここまで上向いてきた景気を悪化させ、プラスになった実質賃金を再びマイナスに戻し、さらには最低賃金引き上げの失敗例として今後長期に渡って最低賃金政策を適正に行い難くしてしまうものである。
これまでもデフレの中でさえ最低賃金は上がってきた。そして安倍首相の出した目標も十分チャレンジングなものである。まずはこの達成を目指しながら海外の引き上げ例を検証できるのを待つのが賢明と思われる。
オッサンになると涙もろくなる。
(多少だが)苦労していると、「この人は真実を語っているな」ということは大体分かるし。
ネットの世界では凄そうな人がいるんだけども、身近な凄い人は案外そういうのと無縁で生きている。
少なくとも、四六時中ネットのリアルタイムの話題にリソースを割くなんて馬鹿な真似はしない。
「ネットはいきなり頂点の人が可視化されるので自信を無くす」という話はよく聞くが、
自分の体験からすると頂点らしいネットの凄い人も身近な凄い人も能力的にはあまり変わらない気がする。
要は「本人がやりたいかどうか(いや、「やるかどうか」)」が問題なだけであって、煌びやかさに惑わされて
能力が無いと思っている人も続けていれば勝手に能力はつく。連戦連敗でも「何割かは勝ち」の場合もある。
それを次につなげれば、逆境であるほどレバレッジがかかって能力が上がる。
ある時、凄く出来る女性プログラマーがいて「どうやればそんなに出来るんですか?」と聞いたことがある。
答えは、「デスマーチをくぐっていけばこれくらいの実力はつく」だった。
だから、能力が無いと嘆く若者も(オッサンも、あるいは女性も)絶望する必要は無いと思った。
単に守りの姿勢、ポジションが安定したので、後は受け身で人生守りに入ろう、となった瞬間に思考が硬直化
するだけの話であって。
とまあ、増田で書いた所で寝言なのだが、「ネットの人がそれほど凄くもない」ということは、
例えば、はてブで上がってくる書籍関係の記事はほとんどフィクション系でノンフィクション系が少ない。
いつだかの村上春樹のネット相談で、「小説をバカにする夫が許せない」みたいな話題があったが、
実際は逆じゃないかな?と思う。「ビジネス書を読んでいる人は意識が高い」と揶揄されるのが
本当のところではないのか。
しかも下らないライフハック系の記事はホットエントリになったりして、Kindleのセールで買えよと思う訳だが、
そんなことを言っても聞き流されるのがオチだと言うことも分かる。
それはともかくとして、最初の話に戻ると、真実を語っている人に弱い。
今日、ようやく仕事に区切りがついたので、ダラダラとネットを見ていたが、久々に再読してフリーでもいい文章が
落ちているものだと思った。上に書いたワイ氏の駄文の何千倍も役に立つ文章が落ちている。
リンクを貼っても読まれないと思うので、抜粋しながら以下に転載したい。
「ハッカーと画家」のポール・グレアムの抜粋だ。ハッカー以外にも役に立つと思う。
転載元:
http://practical-scheme.net/trans/hs-j.html
<版権表示>
本和訳テキストの複製、変更、再配布は、この版権表示を残す限り、自由に行って結構です。
(「この版権表示」には上の文も含まれます。すなわち、再配布を禁止してはいけません)。
Copyright 2005 by Paul Graham
原文: http://www.paulgraham.com/hs.html
日本語訳:Shiro Kawai (shiro @ acm.org)
<版権表示終り>
(「知っておきたかったこと」より)
だから、卒業演説はこんなふうになるだろう。 「きみと同じ能力を持つ誰かができることなら、きみにもできる。
そして自分の能力を過小評価しちゃいけない。」 でも、よくあることだけれど、真実に近付こうとするほど
多くの言葉を費さなくちゃならなくなる。 かっこよく決まっている、でも正しくないスローガンを、 泥を
かき混ぜるみたいにいじってみたわけだが、 これじゃあまり良いスピーチにはならなさそうだ。 それに、
これじゃ何をすべきかってこともよくわからない。 「きみと同じ能力」って? 自分の能力って何だろう?
風上
この問題の解法は、反対側からやってみることだ。 ゴールを最初に決めてそこから逆算するんじゃなく、
より良さそうな状況に向けて少しづつ前に進んでゆくんだ。 成功した人の多くは実際にはそうやって成功したんだ。
卒業演説方式では、きみはまず20年後にどうなりたいかを決めて、 次にそこに至るには今何をすればいい、と考える。
ぼくが提案するのは逆に、将来のことは一切決めないでおいて、 今ある選択肢を見て、良さそうな選択肢がより
時間を無駄にしてない限り、実際に何をするかってことはあまり問題じゃない。 面白いと思えて、選択肢が
増えるものなら何でもいい。増えた選択肢のどれを 選ぶかなんて後で考えればいいんだ。
たとえば、君が大学の1年生で、数学と経済学のどっちを専攻しようかと 迷っているとする。この場合はね、
数学の方が選択肢がひろがるんだ。 数学からはほとんどどの分野へも進むことができる。数学を専攻していたら、
経済学の大学院へ進むのは簡単だろう。でも経済学を専攻して、 数学の大学院へ進むのは難しい。
グライダーを考えてみるといい。グライダーはエンジンを持っていないから、 風上に向かって進もうとすると
高度を大きく失うことになる。 着陸に適した地点よりずっと風下に行っちゃったら、打てる手はひどく
限られるものになるだろう。風上にいるべきなんだ。 だからぼくは「夢をあきらめるな」のかわりにこう言おう。
「風上をめざせ」。
でも、どうすればいい? 数学が経済学の風上だったとして、 高校生はそんなことを知っていなくちゃならないんだろうか。
もちろん知らないだろう。だから、風上を自分で見つけ出さなくちゃならない。 風上を知る方法のヒントを
いくつかあげよう。 賢い人々と、難しい問題を探すことだ。賢い人々は自分達で固まりがちだ。
そういう集団を見つけたら、たぶんそれに参加する価値はある。 但し、そういう集団を見つけることは簡単じゃない。
大学生になったばかりのときには、大学のどの学部もだいたい似たように見える。 教授たちはみんな
手の届かない知性の壇上にいて、凡人には理解不能な論文を 発表している。でもね、確かに難しい考えが
いっぱい詰まっているせいで 理解できないような論文もあるけれど、何か重要なことを言っているように
見せかけるためにわざとわかりにくく書いてある論文だっていっぱいあるんだ。 こんなふうに言うと中傷に
聞こえるかもしれないけれど、 これは実験的に確かめられている。有名な『ソーシャル・テクスト』事件だ。
ある物理学者が、人文科学者の論文には、 知的に見えるだけの用語を連ねたでたらめにすぎないものが
しばしばあると考えた。 そこで彼はわざと知的に見えるだけの用語を連ねたでたらめ論文を書き、
一番良い防御は、常に難しい問題に取り組むようにすることだ。 小説を書くことは難しい。
小説を読むことは簡単だ。 難しいということは、不安を感じるということだ。 自分が作っているものが
上手くいかないかもしれないとか、 自分が勉強していることが理解出来ないんじゃないかという不安を
感じていないなら、それは難しくない問題だ。 ドキドキするスリルがなくちゃ。
ちょっと厳しすぎる見方じゃないかって思うかい。 不安を感じなくちゃダメだなんて。 そうだね。
でもこれはそんなに悪いことじゃない。 不安を乗り越えれば歓喜が待っている。 金メダルを
勝ち取った人の顔は幸福に満ちているだろう。 どうしてそんなに幸福なのかわかるかい。安心したからさ。
幸福になる方法がこれしかないと言っているんじゃないよ。 ただ、不安の中にも、
そんなに悪くないものがあるって言いたいんだ。
野望
「風上をめざせ」というのは、現実には「難しい問題に取り組め」という ことだった。そして、
君は今日からそれを始めることができる。 ぼくも、このことに高校にいる時に気付いていたらなと思うよ。
たいていの人は、自分がやってることを上手くできるようになりたいと 思う。いわゆる現実社会では、
この要求はとても強い力なんだ。 しかし高校では、上手くできたからっていいことはあまりない。
やらされていることが偽物だからだ。 ぼくが高校生だった時は、高校生であることが自分の
仕事なんだって思ってた。 だから、上手くやれるようになる必要があることっていうのは、
学校でいい成績をあげることだと思ってた。
その時のぼくに、高校生と大人の違いは何かと聞いたなら、 たぶん大人は生活のために
稼がなくちゃならない、と答えていただろう。 間違いだ。ほんとうの違いは、大人は
自分自身に責任を持つということだ。 生活費を稼ぐのはそのほんの小さな一部にすぎない。
もしもう一回高校をやりなおさせられるとしたら、ぼくは学校を 昼間の仕事のようにあしらうだろう。
学校でなまけるということじゃないよ。 昼間の仕事のようにやる、っていうのは、
それを下手にやるってことじゃない。 その意味は、それによって自分を規定されないようにするってことだ。
たとえば昼間の仕事としてウェイターをやっているミュージシャンは、 自分をウェイターだとは思わないだろう。
同じように、ぼくも、自分を高校生だとは思わないだろうね。 そして昼間の仕事が済めば、本当の仕事を始めるだろう。
高校時代を思い出して一番後悔することは何かって尋ねると、 たいていみんな同じ答えを返す。時間を大いに
無駄にしたってね。 君が、今こんなことをしてて将来後悔することになるだろうなと 思っているなら、
きっと後悔することになるよ。
これは仕方ないと言う人もいる。高校生はまだ何もきちんと出来ないからってね。 ぼくはそうは思わない。
高校生が退屈しているというのがその証拠だ。 8歳の子供は退屈しない。8歳の時には「ぶらつく」かわりに
「遊んで」いたはずだ。 やってることは同じなのにね。そして8歳の時、ぼくは退屈することがほとんど
無かった。裏庭と数人の友達がいれば、一日中遊んでいることができた。
今振り返ってみれば、中学高校でこれがつまらなくなった理由は、 ぼくが他の何かをする準備が出来たからだった。
友達とぶらついちゃだめだなんて言ってないよ。 誰ともつき合わなかったら、仕事しかしないむっつりした小さな
ロボットに なるしかない。友達と出かけるのは、チョコレートケーキみたいなもんだ。 時々食べるからおいしい。
毎食チョコレートケーキを食べていたら、 たとえどんなに好きだとしても、3食目には吐き気がしてくるだろう。
良い成績を取る以上に何かしなくちゃならないと聞いたら、 『課外活動』のことだと思うかもしれない。
でも君はもう、ほとんどの『課外活動』がどんなにばかげたものかを知っているよね。 チャリティの
寄付集めは称賛されるべきことかもしれないが、 それは難しいことじゃない。 何かを成し遂げるってこと
じゃないからだ。 何かを成し遂げるっていうのは、たとえば上手く文章を書けるようになるとか、
コンピュータをプログラムできるようになるとか、 工業化以前の社会の生活が実際どんなものだったかを知るとか、
モデルを使って人間の顔を書くことを学ぶとか、そういうことだ。 この手の活動は、大学入試願書に一行で
書けるようなものにはなかなかならない。
堕落
大学に入ることを人生の目標にするのは危険なことだ。 大学に入るために自分の能力を見せなくちゃならない
相手っていうのは、 概して鋭いセンスを欠いている。多くの大学では、 きみの合否を決めるのは教授じゃなくて
入学管理者で、 彼らは全然賢くない。知的社会の中では彼らは下士官だ。 きみがどれだけ賢いかなんて
彼らに分かりはしない。 私立の進学校が存在することが、その証明になっている。
入試に受かる見込みが上がらないのに多額の金を学校に払う親はほとんどいない。 私立の進学校は、入試に
受かるための学校であることを明示している。 でも立ち止まって考えてみたまえ。同じくらいの子供が、
ただ地域の公立高校だけに行くより私立の進学校に行った方が入試に受かりやすくなるってことは、
君達の多くは、今人生でやるべきことは大学入試に受かるように なることだと思っているだろうね。
でもそれは、自分の人生を空っぽの プロセス、それを堕落させるためだけで一つの業界が存在しているほどの
プロセスに押し込めていることになる。 シニカルになるのも無理ないよ。 君が感じている不快感は、
リアリティTVのプロデューサーや タバコ会社の重役が感じているものと同種のものだ。 君の場合は給料を
もらっているわけでもないのにね。
じゃあどうしようかね。 ひとつ、やっちゃいけないのは反抗だ。 ぼくは反抗した。それは間違いだった。
ぼくは、自分達の置かれた状況をはっきり認識していなかったけど、 なにか臭いものを感じていた。
だから全部投げ出したんだ。 世界がクソなら、どうなろうと知ったことか、ってね。
教師の一人が試験対策のアンチョコを使っているのを見つけた時に、 ぼくはこれでおあいこだと思った。
そんな授業でいい点数をもらって どんな意味があるっていうんだ。
今、振り返ってみれば、ぼくは馬鹿だったと思うよ。 これはまるで、サッカーで相手にファウルされて、
おまえ反則しただろ、 ルール違反だ!と怒ってグランドから立ち去るようなものだ。 反則はどうしたって
起きる。そうなった時に、冷静さを失わないことが重要だ。 ただゲームを続けるんだ。
きみをこんな状況に押し込めたのは、社会がきみに反則したからだ。 そう、きみが思っているように、
授業で習うほとんどのことはクソだ。 そう、きみが思っているように、大学入試は茶番だ。 でも、
反則の多くと同じように、悪意があってそうなったわけじゃない。 だから、ただゲームを続けるんだ。
反抗は服従と同じくらいばかげたことだ。 どちらにしてもきみは他人に言われたことに縛られている。
一番良いのは、直角の方向に足を踏み出すことだ。 言われたからただやる、でもなく、
言われたからやらない、でもない。 かわりに、学校を昼間の仕事にするんだ。昼間の仕事だと
考えれば 学校なんて楽勝だよ。3時には終わるんだし、なんなら自分のやりたいことを 内職しててもいい。
好奇心
じゃあ、本当の仕事は何になるんだろう。 きみがモーツァルトでない限り、やるべきことはまずそれを
探し出すことだ。 やりがいのあることって何だろう。すごい発想をする人達はどこにいるだろう。
そして一番重要なこと:自分は何に興味があるだろう。 「適性」という単語はちょっと誤解を招きやすい。
元から備わった性質のように思われるからね。 最も強い種類の適性とは、ある種の問題に対する
どん欲な興味だけれど、 そういう興味は後天的に獲得するものが多い。
この考えの変化したものは、現代の文化においては「熱意」という言葉で 呼ばれている。
最近、ウェイター募集の広告で「サービスに対する熱意」を 持った人を求めている、というのを見た。
本物の熱意は、ウェイターくらいじゃおさまらないものだ。 それに熱意という単語も良くない。
むしろそれは好奇心と呼ぶのがいい。
子供は好奇心旺盛だ。ただ、ぼくがここで言っている好奇心は 子供のとはちょっと違う。
子供の好奇心は広くて浅い。 ランダムに色々なことについて「どうして?」と尋ねる。
多くの人は、大人になるまでにこの好奇心が全部渇いてしまう。 これは仕方無いことだ。
だって何についても「なぜ?」と尋ねていたら 何もできないからね。でも野心を持つ大人では、
好奇心は全部渇いてしまうのではなく、狭く深くなってゆくんだ。 泥の庭が井戸になるんだ。
好奇心を持っていると、努力が遊びになる。 アインシュタインにとっては、相対性理論は試験のために
勉強しなくちゃならない 難しい式の詰まった本ではなかったはずだ。 それは解き明かしたい神秘に
見えていただろう。 だからたぶん、彼にとって相対性理論を見出すことは、 今の学生が授業で
それを学ぶことほど、努力とは感じられなかったんじゃないかな。
学校で植え付けられる幻想の一番危険なものは、 素晴らしいことを為すには自分に厳しくなければ
ならないというものだ。 多くの科目はあまりに退屈に教えられるから、 自律心が無いと全部に
出席することなんてできやしない。 大学に入ってすぐに、ぼくはヴィドゲンシュタインの言葉を読んで
びっくりした。彼は自律心が無くて、たかが一杯のコーヒーであろうと 欲しくなったら我慢することが
できなかったというんだ。
今、ぼくは素晴らしい仕事をした人を何人も知っているけれど、 みんな同じなんだ。自分を律すると
いうことをほとんどしない。 延ばせることはぐずぐず先に延ばすし、興味のないことをやらせようと
しても全くの無駄だ。そのうちの一人ときたら、自分の結婚式に 出席してくれた人へのお礼の手紙を
出してない。 結婚して4年経つのに。もう一人は、メールボックスに26000通のメールをため込んでる。
自律心が全くのゼロだったら困るよ。走りに行こうかなと思うくらいの 自律心は必要だ。ぼくも時々、
走るのが面倒だなあと思うけれど、 一度走り出せばあとは楽しめる。そして何日か走らないと具合が
悪くなる。 素晴らしい仕事をする人にとっても同じことなんだ。 仕事をしてないと具合が悪くなるし、
仕事を始めるだけの自律心は 持っている。ひとたび仕事を始めれば、興味の方に圧倒されて、
自律心は必要なくなるんだ。
シェークスピアは偉大な文学を産み出そうと歯を食いしばって 勤勉に努力したって思うかい。
そんなわけないさ。 きっと楽しんでいたはずだ。だから素晴らしい作品が書けたんだ。
いい仕事をしたいなら、必要なのは見込みのある問題に対する 大きな好奇心だ。アインシュタインに
とっての一番大事な瞬間は、 マクスウェルの方程式を眺めて、これはどうなっているんだろうと
自問したところにあった。
生産的な問題に照準を合わせるのには長い時間がかかる。 本当の問題は何なのかを見つけるだけで
何年もかかるかもしれないからね。 極端な例を言えば、たとえば数学だ。数学を嫌う人は多い。
でも学校で「数学」の名前でやらされていたことは、 実際に数学者がやっていることとはほど遠いんだ。
偉大な数学者のG. H. ハーディは、高校の時は数学が嫌いだったと 言っている。ただ他の生徒より
高い点数をとれたから選択しただけだったと。 後になって、彼は数学が面白いということに気づいた。
質問に正しく答えることのかわりに、自分で問題を見つけるようになってからね。
ぼくの友達の一人は、学校で提出するレポートに苦しんでいると 母親が「それを楽しむ方法を見付ければいいのよ」
っていうんだとぼやいていた。 でもそれが、やるべきことなんだ。世界を面白くする問いを見つけ出すんだ。
素晴らしい仕事をした人は、ぼくらと違った世界を見ていたわけじゃない。 ただこの世界の中の、
ほんのちょっとした、でも不思議なことがらに気づいただけなんだ。
これは学問だけの話じゃない。
「車はどうして贅沢品じゃなきゃいけないんだ? 車が日用品になったらどうなるだろう?」
これがヘンリー・フォードの発した 偉大な問いだった。フランツ・ベッケンバウアーの問いはこうだった。
確かに金に困ってる描写はないよね。いつも家計簿見て今日は赤字だと言ってるのび太母とは大違い。
世田谷にでかい家持ってる時点で、現代だったらもっと金持ちなのでは。
という事でサザエを現代的にしたら、優雅なセレブ系専業主婦になるんじゃなかろうか。
生活費の為に働く必要などなく、お洒落を楽しみ(あの髪型は当時の流行だそうだ)、
タラは3歳だから幼稚園行ってて、その間ママ友(タイ子とか)とランチに行ったり
それなら現代にもいそうだ。
しかしやはり誰が見るんだという感じになりそうだけど。
結婚を決めた時は、ちょっと若くて可愛くて、自慢の奥さんだったかも知れないが。
旦那は、誰もが知ってる大手企業で重要な役割を担い、女性は必要十分の生活費を受け取りながら、無駄使いの限りを尽し「足りない足りない」と言い続け、そのうちにサラ金等で多額の借金を作っていたらしい。そういう事もあってクレジットカードの類は一切持たせられないと言う。
勿論、旦那本人に落ち度はあるのだが、この女性をあらかじめ見極められたかと言えば、なかなか難しかったと思う。女性側も、イヤな部分はなるべく隠しておくものだし。
7億持ってた人が今や借金生活を送ってるんだけど、ズブの素人に投資を勧めている奴は大丈夫か?
カネの勉強するに越したことはないが、生活費だけ手元にあとは分散して預けて、どういうライフプランを送りたいかじっくり考えさせるのがいいと思う。
親も含め家族にも言わない。人は金の臭いで変わる。悲しいけど本当のことだ。
基本的な考え方は以下の三点。
「増やそうという色気は出さず、投資に手間暇をかけない」
①まず4億円を株に注ぎ込む。配当利回り1.5%~3%くらいの企業の株を買う。安全のため20社くらいに分割して、2000万円程度ずつ(配当利回りが高すぎる会社はリスクもあるのでこの程度の利回りが良い)。もちろんレバレッジをかけたりせずに東証一部の現物株。マザーズ等の新興株、新規上場株には手を出さない。業種はある程度ばらけさせる。平均配当利回り2%として、これで毎年800万円-源泉20%で640万円の手取りとなる。これをベースの生活費にあてる。手取り640万円なら家族を持っても標準的な生活を送れる。4億円の前にはNISAは枠が小さすぎるので無視して良い。
②次に2億円を外貨定期預金にする。これは日本円がハイパーインフレで紙屑になった時の対策として。株は比較的インフレに強い金融資産だけど、それでもリスクは0ではない。米(+カナダ)ドル・ユーロ・豪(+ニュージーランド)ドル・スイスフランあたりの固い通貨に分散する。ブラジルレアル・南アランド・トルコリラ等の新興国通貨にはしない。株と違い、こちらは利息を元本に上乗せして定期を継続し、手をつけない。いざという時に使えないと困るので、定期預金の期間は1年とし、毎年更新する。
③次に5000万円で不動産を買う。これは自分が住むための不動産であり、投資のための不動産ではない。基本的に死ぬまでそこに住むつもりで買う。賃貸の出費が無くなると精神的に安定するため。不動産投資は他の投資と同様に失敗・成功があり、大量に保有すればリスクが分散して利回りも安定するけど、素人が手を出すべきものではない。あと管理に手間もかかる(不動産屋に任せても印鑑押したりなどは残る)。7億でマンション一棟買いし、自分も中に住み、他の部屋の家賃で暮らすやり方は、天災火災等のリスクがあるのでお勧めしない。
④残りの5000万円は、いざという時のために普通預金で持っておく。一応、メガ都銀3つとゆうちょ銀行(と近くにあって便利な一行)あたりに分散する。このお金も基本的に使わない。投資に回したりもしない。事故・天災などに備えて、すぐ引き出せるためのお金である。
⑤投資信託ファンド・FX・先物・オプション・REIT・金地金等は、リスクか手数料・信託報酬・買値と売値の差が大きいので手を出さない(日経INDEXくらいならアリかもしれないが、やめておく)。債券は、国内ものは優良企業の配当より利回りが低く、国外ものは②の外貨定期よりリスクが高いのでこれも手を出さない。なにしろ基本方針に「投資に手間暇かけない」があるから①と②にしているので、①と②以外は全スルーの方が良いだろう。
⑥これが重要なんだけど、仕事はやめない。社会との繋がりを絶つと人は腐っていくので。ただ、どうしても嫌な仕事は断れるようになるし、無理な残業や接待をして出世を狙う必要もなくなるので、ストレスは相当減る。ここでの収入は①の生活費に足す。重要なのはクオリティ・オブ・ライフを考えて、残業があまり多くない仕事であること、転勤が無いこと(転勤は人のクオリティ・オブ・ライフを相当下げると思う。不動産も買うし)、人間関係が悪くない職場であること。①があるから収入自体は多くなくていいので、この三点だけはしっかり押さえたい。