2024-07-28

玄人しかいないバス

先日、仕事の所用で東京僻地を訪れた。

普段電車移動がメインなんだけど、今回は珍しくバスを利用することに。

駅前バス乗り場に立ち、どのバスに乗ればいいのか戸惑いつつ、目的地へ向かうバスに乗り込んだ。

走り出すとバスの中は意外と快適で、座席に座ってスマホいじりながら、窓の外の景色ぼんやり眺めていた。

しばらくすると、車内アナウンスが流れ始めた。

「次は~」とだけアナウンスされたとき停留所名前アナウンスされる前のことだった。

「ピンポーン!」トマリマスと降車ボタンが鳴った。

えっ!?驚いてしまって、私は心の中で思わず叫んだ。

「っておぃいいいいい!!早押しクイズかよぉおお!」

まるでクイズ番組ボタンを押すみたいな早さ。だって停留所名前アナウンスされる前だよ?

郊外バスって、そんなに降車ボタンを押すタイミング早いの!!?

その後も観察していると、乗客全員降車ボタンを押すタイミングが異様に早い。まだ停留所アナウンスが始まる前に「ピンポーン!」トマリマスとなっている。

まるで全員がバス運行ルートを完全に把握していて、次の停留所を完全に予測しているかのようだ。

「ちょ、ちょっと待ってぇええええ!!お前ら全員玄人かよぉおおおおおお!!!」って再び心の中で総ツッコミバス停留所に関する知識がどれだけ深いんだよ。

バスが次の停留所に近づくたびに、アナウンスが流れ、停留所の前に必ず「ピンポーン!」。私も負けじと、自分が降車する場所まで来たら停車ボタンを押そうと思っていた。

だが、私が降車する停留所もその名前アナウンスされる前、アナウンスが「次は~」の時点で既にボタンは押されており、あまりに早くてビビったほどだ。結局、私の出番は来なかった。

場末バスで私みたいな素人初心者が降車ボタンを押す、なんてことは夢物語なのかもしれない。

まるでアスリートのような速さと正確さ、それを郊外バス利用者はみんな持っているのだ。達人かよ。

  • これはフィクションだろう。 と思うほど私が利用するバスとは状況が異なる。 もしも元増田を書くような早押しクイズのように素早い降車の意思表示をしてくれるのであればバス運転手...

  • 割と普通の光景では?俺なんてアナウンスされる前に押しちゃうけど

  • 別に、各お客さんが全ての停留所を覚えているわけではなく、自分が利用している停留所とその少し前を覚えているだけだろう。

  • 通勤通学の電車内もみんなちゃんと定位置があるし、そういう習慣の中に入るとものすごく戸惑うことはある

  • そりゃ普段使いのバスなら降りるバス停が次だってわかるだろ

  • 高橋英樹「越後製菓!」

  • 次が自分の降りる停留所だったから、手前の停留所をバスが出た瞬間に降りますボタン押したら 運転手が降り忘れた客がおると勘違いして、バスをバックさせてしまって気まずい思いを...

  • 銀魂好きなんだろうなって思った

  • 極端なやつになると出口の扉閉まった瞬間に「ピンポーン」鳴らして運転手から降り忘れと思われてまた扉開いてクソ迷惑

  • これは嘘なんだけど、 昔、友達の間では、押すのが怠いっていうのが主流の意見だった ある時、一人が怠いというみんなのために俺が押すんだと言い始めた そいつと乗ってる時には任...

  • 普通じゃね? だって、自分はどこで降りるのかわかってるんだもん 前の停留所を発車した瞬間に押されることすらあるし お前らだって山手線の駅の順番暗記してたりするんだろ?

  • 都内でも市街地なら普通にある光景だけど……

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