ルガルギガムを読み終わった。回収されない謎もあって、上下巻で完結する内容じゃない気がした。
特徴的なキャラクターはいるのに揃いも揃って掘り下げ方が物足りないし、主人公は振り回されっぱなしだし、ヒロインとの関り合いばかりが描かれててイライラした。
そらさ、主人公とヒロインの関係って重要だと思うけどさ、それだけじゃ面白さが足りないよ。
加えて何より辛かったのが、文体。ライトノベルに多い気がするんだけど、地の文に口語文がぶち込まれまくっているのが気になった。
効果的に使えれば文章にメリハリが出るんだろうけど、テンションが高いだけで個人的に大部分が滑ってたように思う。好き嫌いがあるところだからあれだけど。
三巻か四巻くらい使って描けたらもっと良くなってたのかもしれない。もったいない作品だなって感想だな。
ライトノベルといえば世界の終わりの世界録〈アンコール〉もこの前読んだんだけど、こいつはあれだね、スーファミ世代のスクエニRPGを小説にしたやつだったね。
読んでてすっごく血肉がたぎるって作品じゃなかったけど、RPGツクールで作った大作ゲームのシナリオを読んでる気分で楽しかった。