はてなキーワード: LiSaとは
先に言っておきます、これは長いただの吐き出しです。
2020年大晦日のFate特番、最後の最後に月姫リメイクのPVが流れた。
PVが流れ始めた瞬間は素直にうれしかった、キャラ紹介が始まるまでは。
PV見終わった時の感情は失望だった。タイトルへの失望とTYPE-MOONへの失望の両方。
FGOの初期ですら信頼してたTYPE-MOONというメーカーへの信頼は0になったよ。
TYPE-MOONというメーカーは奈須きのこ氏の(凝り性な)シナリオによる
学生時代に「Fate/stay night」を初めてプレイした時はシナリオと
キャラクターの魅力に夢中になったし、友人から借りた月姫と歌月十夜も同人とは
思えない魅力が満載でそれ以降追っかけ続けるメーカーになった。
一方でTYPE-MOONは自社作品が別媒体になるとき、余計なことをして「コレジャナイ」と
思うことが多い。
DEEN版Fateアニメでは桜がボンテージで出てきて「ええ・・・?」と困惑した。
出番が少ないからといって元々評価のいいシナリオを改変しなくてもよくない?
ufo版UBWでは1期ラストでLisaさんの「THIS ILLUSION」が流れた時。
なんで原作OP版じゃないんだ?「ドラゴンボールZ 神と神」でEDにFLOW版の
「CHA-LA HEAD-CHA-LA」聞いた時と同じがっかりした気分だったよ。私が聞いて
盛り上がるのは影山ヒロノブ版だよ。急にカバー版流されても思い入れあるわけないでしょ。
Extraのアニメが放映された時。
せっかく現状気軽にプレイできないPSP版Extraの代わりになったのに、なんで
設定も展開も変えちゃったの?ネロメインなのはわかってたんだからゲームの
どおりの展開そのままで良かったでしょ。
・・・でもこの「やらかし」はTYPE-MOON自身が製作しているゲームの話じゃない。
本職であるTYPE-MOONが作っているゲームではFGOの初期の不具合祭りくらいで、
少し疑念が生まれたのは月姫リメイクのビジュアルが公開された時だった。
アルクェイドの代名詞だった「特徴的な四角い髪形」「紫のロングスカート」、
リメイクの発表自体は本当にうれしかったが、正直ビジュアルにはがっかりした。
どうしてぱっと見でそのキャラと判断できる貴重な特徴を消すのか。特に髪形。
ぶっちゃけ前の方が特別感あってよくない?みんなその特別感出すために
リメイクでキャラデザ変更して不評を買っている作品は多々あるのに。
疑念は晴れなかったが、そもそも原作がプレミア化している「月姫」だし、
TYPE-MOONへの信頼もあって「まあ、もしかしたらパッチで旧作っぽい感じのとか
実装されるかもしれないし・・・。」と淡い希望で自分をだましていた。まあ
労力やばすぎて実現性0だけど。
正直FGO完結までは動きがないだろうなと思っていた。
けど2020年12月で月姫は20周年であり「Fate特番だけどなんかあるかも・・・。」
と番組を見ていた。月姫のことは期待しないで(村正実装はうれしかった)。そしてPVの放送。
前述の通り、PVの序盤、見覚えのあるテキストが出てきた時は画面に釘付けになった。
鼓動は早くなり感情は高ぶった。
「月姫リメイク声優変わってるんだけど。きちー。これはひどい。」
私は声優オタクというわけではないし、声優が変わったことでよくなる作品もあるし、
リメイクだから声優変わることも・・・。と思う人がいることは理解できる。
しかしながら「設定やキャラクターを売りにしている」TYPE-MOONを追いかけていた私は看過できなかった。
月姫は2000年に同人ゲームとして頒布され、2003年に関連作品がまとめられたベスト版「月箱」が
しかし、実際のところそれよりも長く月姫のコンテンツは続いていた。
それを担ったのが漫画版「真月譚月姫」、そして2002年に同人ゲームとして
現フランスパンから頒布された「MELTY BLOOD」シリーズだったと記憶している。
特に格闘ゲームとして頒布された「MELTY BLOOD」シリーズは2010年まで続編が作られ、2011年の
続編のアプデで新キャラが追加されパッチが終了するまで月姫のキャラクターコンテンツの
供給元となっていた。
同人からアーケードへ移植された際も当時の新規タイトルとしては異例のヒットを記録していた。
さらに2016年まで漫画版、そしてその続編も連載されていた。
直近まで引っ張ってくれていたのは「MELTY BLOOD」シリーズだった。
そして現在の月姫キャラクターの声が固定されたのも「MELTY BLOOD」シリーズだった。
当時からしても同人ゲームとは思えない声優陣にて構成されていたし、何よりも
どれも完璧なキャスティングだった(奈須きのこ氏も絶賛してた記憶がある)。
でもファン(私)にとっては悩ましい状況になった。
なぜなら「MELTY BLOOD」シリーズはあくまで「月姫」の外伝的立ち位置の作品であり、月姫本編は
既に完結していたためボイスがない。
さらに「MELTY BLOOD」が同人からアーケードへ移植されたあたりから、
「MELTY BLOOD」からキャラクターに興味を持っても「月姫」自体がすでにプレミア化しており
勧めづらい状況になっていたからだ(漫画版はあったが当時は連載途中かつ内容は一部しかわからない)。
こういった状況と、当時TYPE-MOONが手掛けていた「Fate/hollow ataraxia」後の奈須きのこ氏から
「次は月姫をリメイクしたい」と発言もあったので(そのあとも事あるごとに言っている)、
「MELTY BLOOD」の声優陣でプレイできる月姫のリメイクをずっと熱望していた。
TYPE-MOONは2012年の自身の10周年フェスで「MELTY BLOOD」シリーズの声優の目の前で
「月姫リメイク」の新規PVをお披露目していたし(サプライズで声優さんもすごく喜んでた)。
「本編が完結した以降も、長年月姫のコンテンツに貢献してくれていた
外伝で、長年演じてくれていた声優陣を前に、月姫リメイクの製作を発表していたにもかかわらず、
そしてその変更に対しての奈須きのこ氏の声明が知りたくて、同氏が書いているブログを見に行った。
そこでの声優陣へのコメントが「なにより20年間、先だってキャラクターたちに命を吹き込み、
イメージを作り上げてくれた今までのキャストさんのおかげです。」これだけ。
アホかと言いたい。
正直これでキャラクターを大切にしてますと言われても信じられない。
せめて声優変更について公開と同時に公式サイトでもなんでもいいから意図や説明を出してよ。
やむを得ない事情や声優さんが辞退したから一部変更、とからならまだ納得する。
TYPE-MOONエースで月姫声優にこのキャラはあなたしかいない!とか特集記事作ってたのは何だったんだ。
年明けの1月30日にFateの劇場版BDの座談会であった声優の選定などの質問に対して
「(声優が)一度決定してしまえば、キャラクターは半分その人のものです。」とか声優変更した後に言うか普通?
これが昔、一回月姫をリメイクしていて、今回再始動します!なら理解できる。
でもこのリメイクはFateシリーズが「hollow ataraxia」で一区切りついた後も言及されただけで
展開されることがなく、本当にやっと動いた待ち望んでいたリメイクだった。
正直月姫のリメイクについて、私は過度な期待は当時からしてない。
「MELTY BLOOD」で使用されているキャラクター絵くらいのグラフィックで、
演出は「Fate/stay night」くらいのクオリティで、
同人版として頒布された月姫のシナリオは販売できなそうな問題あるとこだけ修正して、
ボイスは「MELTY BLOOD」の声優陣で収録して、
今でもこれだけでいいと思ってる。これでさっさと出してほしかった。
これだけでよかったのにもう叶うことはない。
マジで原作側自身が一番余計なことをしてくれた。正直しんどい。
15年以上信じて待っていたのに。
なんでこんなにリメイクの成功例が多々ある世の中でこんな選択をしたのか理解できない。
いや、おそらくTYPE-MOONはもう、昔のファンを切りたいんだと思う。
FGOからの新規ファンの方がもう母体が大きいし、過去作品との設定の矛盾や
キャラクターの扱いに突っ込みを入れたりしないファンしかいらないんだろう。
でもそもそも設定やキャラクターを売りにしているのはTYPE-MOON自身だ。
そういう緻密で凝り性なところが受けた要因の一つでしょ。
あと声を出さないだけで、古いファン思ったよりまだいっぱいいると思うよ。
そして同じように感じた人もまあまあいると思うよ。
あとこうなったら自分がTYPE-MOONにハマるきっかけになったFateシリーズでも
警戒しなきゃいけないこともしんどい。
stay nightのアニメはHeaven's Feelで一応完結したし、「MELTY BLOOD」の声優陣と
Fate20周年、いや25周年?どこかで声優変更もあり得ない話ではないことを月姫が証明してしまった。
魅力的なキャラクターも大切にしてくれてたから、設定とかも調べたくて
今まで書籍やグッズとかもいろいろ買ってたけど、もういいかな。
万に一つの可能性としてTYPE-MOONが古参向けにクラウドファンディングとかで資金を集めて、
同人版月姫を全年齢用にちょっと手直しして現行PC用に移植して「MELTY BLOOD」声優陣の
ボイス入れるくらいしか残された道はなさそうだけど無理だろう。
もし万が一PC版出るなら痕リニューアル版みたいに原作収録くらいはしてくれるかもしれない。
まあだいたいのキャラデザ変わるリメイクとか出たら、リメイク前は関連商品含め、
触っちゃいけない腫れ物みたいな扱いになるけど。
なんか最後とっちらかったけど許して。
文章に起こすと多少気がまぎれるね。
最後にこれを読んでくれた人へ
読んでくれてどうもありがとう。
家にいる時間が増えたのでアニメを見はじめたんだけど、いい曲めちゃくちゃたくさんあるよねー。
モータウンやインヴィクタスを彷彿とさせるシャイニーかつ軽やかなソウルで最高!
星々の煌めきを宿した最高のガールズポップ。2話のエンディングで流れてきた時は(1話でもうっすら流れたけど)モニター前で快哉を叫びスタンディング・オベーションを送りたくなりました。
ステイホームでヒマなので自分の好きな感じのアニソンをつらつらあげてみたんだけど、フリーソウルっぽい曲やドラムンベースな感じだったり、完全にディスコだろってのもあって面白い。
皆も好きなアニソン教えてね!
筒美京平のペンによるそこはかとなくラテンフレイバーなアニソンクラシック。
シャイニーなロッキンポップス。Bメロ→サビへの高揚感が最高すぎる。
グレイトなアニソン作家・古田喜昭の手になるブラジリアンサンバなアレンジを施したディスコ歌謡。
小林泉美によるグルーヴィーディスコ。ちょっとKISSの「I Was Made For Lovin' You」っぽさを感じる。
こちらも古田喜昭作品。ヴィヴィッドなシンセサウンドが鳴り響くダンスナンバー、Aメロからサビにかけてのメロディが切なすぎる…。
影山ヒロノブの存在感のある歌声が絡むスウィンギーなジャズチューン。
「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」とタメをはるアニソン・ファンカラティーナ。
田中公平先生のアレンジが最高、と思ってたけど吉井和哉のカバーも良かったのでメロディが好きだったんだなといういうことに気がついた。
ラーバンドのアレンジを下敷きにしたとろけるようなメロウフローター。
ストリングスのアレンジもゴージャスな高橋名人の美声に酔うソフトロック最高峰。
なんとなく切ない気持ちになるのはブルーハーツの「青空」っぽいから?
聴いてるとバブル時代の東京の夜景が見えるような…そんな気にさせるナンバー。
スムースなコーラスに力強いホーンのゴージャスなアレンジ、それらに負けない森川美穂のポジティブで伸びのあるボーカルが最高。
打ち込み主体のアレンジたけどゴージャスに聴こえるキャバレージャズ。
うらぶれたナイトクラブでひっそり演奏されてるようなジャズチューン。間奏のリズムチェンジがカッコいい。
もうひとつ庵野監督作品。プライマルスクリームやジャニスジョプリンみたいなイントロ。
アダルト・オリエンテッドなライトメロウ。ラストショットのルリルリも最高だった。
魔法少女モノ最高峰。悠木碧のカバーはまどかが歌ってるみたいでグッときた。
綺麗なメロと過剰に青い歌詞で最高だったんだけど、ドラムンベースアレンジのリミックスを聴いてさらに好きになった。
オリジナルとは違いストリングスを排除したアレンジでさらに寒々しい印象になっていてちょっと怖かった。
ロジャニコみたいだなーと思ってたらインスタントシトロンの片岡知子が作曲。
物語の内容を踏まえた歌詞と感傷的なアレンジで最高。だいぶ毛色は違うけど「SSSS GRIDMAN」のオープニングもおんなじ引き出しに入ってる。
サンドウィッチ食ったりバッティングセンター行ったりしたパートからの落差たるや。シンプルなアレンジが最高。
静と動の手に汗握るドラムンベース。
ジャンルレス、ボーダレス、タイムレスなナンバー。どこに置いても収まりがわるい感じで最高!
イントロのピアノの旋律から軽く死ねる。しかし井口裕香の声はホントに強い。
ちょっと高中正義入ったギターのイントロから胸の高鳴りが止まらない最高のフュージョンポップ。EDもカッコよかった!
ときめきフューチャーベース。声優の人のボーカルテクすごいなぁと改めて打ちのめされた。
俺は鬼滅も一昨年の年末にLiSAが紅白出るまであんま意識してなかったな
アニメやってるのはうっすら知ってたけどヒロアカとかハイキュー以上の、まして東京グールや進撃(掲載誌違うけど)よりヒットするなんて思ってなかった
もともとLiSAが歌う予定ではなかったのでは
※鬼滅ブームでTVなどでいたるところで流れていたものの、曲の乗っかり具合に関しては指摘しない
ひと昔前のアニソンでよく使われているクソダサロックに聞こえる
アニメ放映前にはそこそこ人気作だった鬼滅だったから流行ったものの、この曲調だと違うアニメだったらここまで持ち上げられなかっただろう
緩急はあるが、平坦すぎる曲調はそんなに歌ってこなかったし、好んで歌いそうな感じではない
↓
何らかの事情で歌えなくなった
↓
↓
LiSAが歌うにあたり歌詞はLiSA自身が変えたものの、何らかの事情で曲は変えられないままクソダサ曲調でリリース
前半
https://anond.hatelabo.jp/20210104090522
グループ自体はジブラの娘がラップしてることしか知らなかった。流行ってるらしい。
驚くほど歌詞が単純なんだよな。「聴き手を笑顔にしたい」ってことしか言ってない。でもその直球の励ましが却って洗練された仕事に感じる。あどけない女子が直向きに踊って歌って「元気出して」って言ってる、アイドルって結局それで十分なんじゃないか。
こういう応援ソングが受けるのも不安な世相を反映しているのかなとも思ったり。
なんか全体的に見てNizi Projectってラブライブ!ぽい。ラブライブもそんなちゃんと見たことないから大それたこと言えないけど。パフォーマンスのバックストーリーとして青春群像ストーリーを展開してるとことか、わりとパフォーマンスの方向性がべたな「カワイイ系」の日本のアイドル像ぽかったりとかなんとなく雰囲気が似てる。単純に9人組だからそう錯覚すんのかな。
出で立ちとかパフォーマンスは日本人好みにチューニングされてる感じだけど、曲自体はJ-popであまり見られない作りだったのがヒットした一要因かもしれない。あんな一定のリズムやテンションでサビまで流れ込む曲は「サビで爆発する」J-popにはなかなかなくて、それを幼さが残る可愛らしいアイドルが歌う新鮮さがあった。
まあなんだかんだいってもNiziUが売れた最大の要因はJ.Y.パークのマネジメントセオリーが注目されたことだと思ってる。
ドルチェアンドガッバーナはNHK的にセーフか否かで一部盛り上がりましたね。
オーソドックスなフォークソングのスタイルを下地に、R&Bとかレゲエのエッセンスをなんの疑問もなく混ぜ込む、このバランス感覚は今どきの若者だからこそだろうなと思う。どこまで意図したかはわからないけど結果として長渕とか井上陽水を聴いて青春を過ごした中高年から、SpotifyやTikTokに浸る今の学生世代にもしっかり刺さる名曲ができてしまった。
「香水」みたいな同じリフを繰り返すタイプのアコギの弾き語りってエドシーランとかがやってるのと同じアプローチで、エドシーランはヒップホップとかとのミクスチャーのつもりで意図的にやってるんだよね。
ヒップホップ感覚で聴けるポップスがヒットしたことに時代の変化を感じる。
「ヒップホップは歌えない」って曲も出してるけど意外と瑛人はフリースタイルとか出来ちゃいそう。
当たり障りないけど誰にも一度は経験ありそうな普遍的なシチュエーションにLINEやドルガバなどの固有名詞を放り込む詩世界も素敵だ。
Perfumeもとうとうメドレーを求められるような境地に入ったのか。来年も紅白で見たい。
せっかくの別スタジオだからライゾマティクスに期待しすぎてしまった。
Perfumeに続けてベビメタが出るのは紅白出演者の世代交代のつもりだったりとか…じゃないよな流石に。
テレビ出演してないとまだまだ認知度も比較的低いのかともに見ていた母は認知していなかった。母はあまりにも情報量が多すぎてぽかんとしていたが曲タイトルだけは「そのまんまじゃんw」と笑っていた。
今回の紅白は無観客だったり別撮りだったりでカメラワークの制限が少ないから寄りのショットやボーカルでないメンバーを抜いたショットが多いかもしれない。
サポートメンバーは博多華丸の娘さんらしい。個人的には鞘師里保に出てほしかったけど、かっこよかったね。
筒美京平追悼メドレー。
なんかちょっと背中が丸まってて流石に郷ひろみも歳とったなーなんて思ったり。ベテランはそれが味だよな。
ヘアスタイリングはあれでよかったのか?スネ夫みたいになってた。
冒頭の司会とのやりとりからして癖が強い。立ち姿からして唯一無二。こんな奴見たことない。
こんな声が裏返ってたっけ?
セットに囲まれて360度カメラがぐるっと回り込むのは無観客ならではで感心した。
この人高橋真梨子みたいにこれからちょくちょく出演するんだろうな〜
山崎育三郎は安倍なつみの前でもあんなキザな顔をしているのだろうか。
視聴者がこの件で一番期待していたのはおそらくGreeeenの顔出しじゃなくて"岩城さん"が歌う「イヨマンテの夜」だった。
3曲メドレーそしてうち1曲はフル尺という破格の待遇だが、国内トップクラスの人気を持つグループなのは間違いないし、歴代の紅白司会者かつ東京オリンピックテーマソングを歌う歌手という功労者であることは拭い去りようがないので、これもまあ妥当な扱いだろう。
昨年と同じく新国立競技場からの中継。「カイト」の合唱は広いグラウンドの真ん中で5人だけで歌っていた昨年からここまで歌が世間に浸透したんだという感慨があってよかった。でもバック映像がちょっとくどかったかなー。テロップでポエム流すのとかちょっと寒かった。
Cメロ部分をまるまる口上にしていた。普段はこういうのファン以外は喜ばないからやってほしくないと思う達だけど、今回はこの瞬間だからこそわざわざいう必要があったしいい演出だったと思う。
こういういかにもアイドルっぽい曲調の応援歌を投入してくるところにサービス精神を感じる。
NiziUでもそうだけど今ニーズがあるポップスってやっぱ応援歌なのかもな。
オリンピック関係で求められる「カイト」、自分たちが世間へのエールとして歌いたい「君のうた」、自分たちの代表曲の一つで大衆に求められている「Happiness」で、3曲披露する意義をそれなりに示してた。
さまざまな記録を提げ鳴り物入りで登場。
舞台セットが累との戦いのイメージだったり背景映像が日頃見かける紹介VTRでは見ない映像だったり。スタッフがちゃんとリサーチして作ってるのか、そこまで「鬼滅の刃」が世の中に浸透しているということなのか。なんかわからないけどディテールが凝った演出。
去年もそうだったけど紅白だとすごく歌いづらそう。PAに嫌われてんのか?
管楽のサポートメンバーイントロしか出番ないじゃんと思ってたら合いの手とかハンドクラップもやってた。
ギターも出番少ないなこの曲。
去年までは音像とか音色とかの上物は洋楽に寄せてその代わり大枠はJ-popのセオリーに従った構成で大衆性も獲得するヒゲダンとかKing Gnuみたいなのが売れるタイプだったけど、
それとは真逆で、音やフレーズは従来からあるJ-popやフォークなのに、曲のアプローチそのものは現代的な洋楽のそれに肉薄してる「夜に駆ける」や「香水」が大ヒットしたのはパラダイムシフトかもしれないな。
真ん中のアリーナステージも上手いこと使ってたね。
歌い終わりにけん玉リレーが追いついてないの一番残念なパターンかもな。
CDを出さない。ネットでは普通に露出してるしバラエティ番組にも頻繁に出るけど音楽番組は避ける。曲もそうだけど活動自体に斬新さがまだまだあると思う。
この曲って一聴するとaccessとかfripSideとかの昔からあるザJ-popって感じのシンセポップぽいんだけど、基本的にベース部分はA♭→Gm→Cmの繰り返しで、そこにB♭やE♭のコードを場繋ぎとして差し込んだり細かい細工をして展開を作ってるんだよね。それでドラムパターンも一定でクラブとかで流しても違和感なく踊れるような作りになってる。
最後のサビで半音さがるっていう転調を行ってるんだけど、コード進行がシンプルなおかげでそこがすごく目立つ。やっぱ転調は肝心なときしかやっちゃいけない技だよ。
やっぱメインボーカル2人ともいなくなるのは痛い。
いろんな曲のフレーズが散りばめられていたけど世代的になんとなくわかっちゃう。伊達に16年前からやってるバンドじゃねえわな。
この時期に阿波踊りしてるの見せられてもなんとも変に思わない歌手は椎名林檎だけだな。
最後のウィスパーボイスセクシーだな。「母親か」ってすげえツッコミだなおい。
ゆずの曲をフルオーケストラで聴く機会なんてないからこれは面白いものを見た。
篠笛の人が妙に目立ってた。刺客みたいになってた。
おじさんのあいみょん好きは本当に謎。いやいい曲だけど。
吉沢亮が出ててあいみょんが主題歌の映画なんてあったっけ?と思って調べたら、吉沢亮って「空の青さを知る人よ」の生霊の役やってたんだ!観てたのに全然気が付かなかった。流石だわ。
「マリーゴールド」のイントロのギターのフィードバック音とか「裸の心」のぽんぽん鳴ってる音とか、これよく聞くと歌が始まってもずっとループで鳴り続けてる。普通のポップスって顔しながらこういうブレイクビーツぽいのを密かに延々と鳴らし続けてるのラナデルレイみたいでかっこいい。
We Are The World的なドリームチームをさくっと作っちゃったYOSHIKIのパフォーマンス。
ロサンゼルスと中継だとタイムラグがあるだろうによくオケに合わせてピアノ弾けたな。
凄いスケール感だったけどやっぱりこの曲はまだ歌われる時期ではないような気がする。
バロック調でのオーケストラアレンジは何回も聴いた「愛をこめて花束を」に新しい解釈ができて楽しかった。
普段のでっかい花束を抱えてくる様なパワフルなパフォーマンスもいいけど、ボッティチェッリのプリマヴェーラの様な軽やかを携えたこのバージョンも好き。
自分が歌いたいマイナーな歌を歌って見ている側にも響くものがあるのが凄いな。ミスチルというブランド力だな。
モノトーンで無機質なんだけどどこか暖かみがあるセットがちょっと丹下紘希ぽい。「IT'S A WONDERFUL WORLD」から「I ❤️U」の頃が僕にとってミスチルが一番身近だったのでなんだか懐かしい気持ちになった。
ギターはアンプ直刺しでドラムセットも簡素。サポートメンバーもストリングスとピアノにかぎっていて(コーラスは被せ?)、機材がなるたけシンプルなのが潔い感じでかっこいい。
1番の終わりのコードがマイナー調で暗いのが大サビの後で暖かい響きのものに変わってるのがベタだけど良いな。
いつもの「天城越え」だけど冒頭のピアノのアルペジオが繊細な印象。
当然のように上手い。
思うことは色々あるけど、「期せずしてYOSHIKIの「Endless Rain」へのアンサーになった。」ということだけに留めたい。書ききれない気がする。
メイク濃くなってから観月ありさと見分けがつかなくなってきてる。
「どうなっちゃうんでしょうね」
この曲カバーしてる人何人かいるけどかわいくみせてやろうって衒いがあるんだよね。本人は流石にすっきりしてる。
合唱やる人多すぎてここにきてなんか見飽きだしてたから、冒頭の演出で「またか」とはやとちりした、すまん。
「守ってあげたい」は名曲。カバーだと鬼束ちひろバージョンが好き。
20分くらいまえから時たま怒号が聞こえてた気がするけど、玉置浩二のスタンバイでなんかトラブルあったのかな?
「田園」だからベートーベンの「田園」をモチーフにしてるのか。Superflyのときも思ったけどオーケストラアレンジもいつになく拘ってたよな。
良くも悪くも星野源と対照的なパフォーマンス。星野源が月なら福山雅治は太陽みたいな人。僕みたいな日影者はなんか感覚が合わないな。嫌いじゃないけど。
まだ13回しか出てないのなんか意外だわ。
今剛は一瞬しか映らなくてもすぐわかるな。今剛とJマスシスぐらいだろそんなの。
MISIAは鼻腔共鳴が半端なさすぎてたまに何言ってるのかわからないときがある。でもそんなこと気にならないほど歌が上手いからなんとかなってる、圧巻。
サブちゃんの「今の若者は世界を歌ってる」っつうのは的確なコメントだったと思う。ただコメント全体的に長かった。
ジャニーズ多かった。2枠をJO1とDISH//に譲るべきだ。
優勝旗ってどこに保管されてるんだろうね。
杉田智和が眩しい。
眩しすぎる。オタクとしてきつい時代をすごしながら、それでもきちんと好きなものをオタクとして堂々と語れる。
そして、部分的にでもこういう生き方をしない限り、オタクには卑屈な変態としての道しか残ってなかったのだということも悟った。
いま現在、オタクを熱烈にバッシングしているクラスター、中年以上のこじらせたオタクしかいない。
アイデンティティを身内のdisで差別化していたオタクがオタクを叩いてるという状況だ。
でも、この光景は残念ながら卑屈極まる。
当然だ。
FGOやアズレン、にじさんじが共通語になって、水樹奈々は紅白の常連、LiSAの曲が全国どこに行っても流れてレコード大賞とっている時代に、「キモオタ死ね」なんて言って、それで「そうだねーオタクってキモいよねーw 萌え絵とか描いてるやつってキショイよねー」なんて言いながら「でも、俺はキモいことが分かってるから。分かってるオタクだから。俺だけは別枠で扱ってね」なんてポジションが成立するわけがない。
オタクだと職場でカミングアウトしても「ふーん。どのアプリやってんの? 俺、これ。フレンド登録する?」ぐらいの重さしかない。
そんな時代に、フェミぶって「セルオタは周回遅れ」「萌え絵はセクハラ」「オタクはネトウヨ」なんて言っても「お前はバカか?」で終わってしまう。
せいぜい、ネトフェミぐらいしか「そうだ。オタク文化は頭がおかしくなる」と同意してくれる人はいないだろう。
結局は、斜に構えて仲間を売り渡し、「俺はキモオタじゃないから。キモオタじゃないけれどアニメやゲームが好きな普通のオタク。良いオタクだよ、あいつらキモいよね―」なんてやってるポジションは蝙蝠野郎として居場所がなくなってしまうのだよな。
世の中は真摯に戦い続けてきた奴らのほうが結局は強かったのだということを示している。
こんな時代が来るとわかっていたら、「俺はオタクじゃない。ただゲーム好きなだけだよ」とか逃げる必要はなかったのだ。
結局、物を作り、好きなものを好きだと言い、仲間をdisって売り渡したりせず、感動を分け合ってる人間のほうが強かったのだ。
好きなものを好きだと言ってる真摯なオタクが結局は強かったのだ。
無理だよ。
テーマソングはおこぼれで人気にあやかれてるだけ(Lisaも鬼滅なしじゃ人気獲得はありえなかっしょ)
韓国だって化粧品やら音楽がウケてるけど韓国内で多くの激しい競争の淘汰があってそのトップだけが世界で売れてる。
日本の芸能界、音楽界がゴミなのはまともな実力競争が行われなくなって過去に成功して権力握ったのがいつまでも牛耳ってるから。
アニメ業界だと過去にどれだけ実績あっても、結局今作られるものが酷ければあっさり見放される
その違いなんだよな。
楽曲ランキング50位まで見てもほぼ全部アニソンでわろた(50位までしか公開されてないためそれ以下は不明)
結局Spotifyの「2020年、海外で最も再生された日本人アーティストの楽曲別ランキング」の11位~50位までにアニソン以外で入ってたのは
YOASOBI『夜に駆ける』、米津玄師『Lemon』、ONE OK ROCK『Stand Out Fit In』、そしてボカロPのきくお『愛して 愛して 愛して』、Anamanaguchi『Miku』だけだった。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX9hThfji1Q6J?si=6wLroF5cSyidYgfiDv2VUw
2. "unravel" TK from 凛として時雨(東京喰種トーキョーグール)
3. "シルエット" KANA-BOON(NARUTO-ナルト-疾風伝)
4. "ブルーバード" いきものがかり(NARUTO-ナルト-疾風伝)
5. "Tokyo Drift (Fast & Furious) - From "The Fast And The Furious: Tokyo Drift" Soundtrack" Teriyaki Boyz
6. "ピースサイン " 米津玄師(僕のヒーローアカデミア)
7. "summertime" cinnamons, evening cinema
8. "crossing field" LiSA(ソードアート・オンライン)
9. "狂乱 Hey Kids!" THE ORAL CIGARETTES(ノラガミ)
10. "Black Catcher" ビッケブランカ(ブラッククローバー)
11. "インフェルノ" Mrs. GREEN APPLE(炎炎ノ消防隊)
12. "恋愛サーキュレーション" <物語> シリーズ(<物語> シリーズ)
13. "Black Rover" ビッケブランカ(ブラッククローバー)
14. "打上花火" DAOKO, 米津玄師(打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?)
15. "FLY HIGH!!" BURNOUT SYNDROMES(ハイキュー!!)
16. "THE DAY" ポルノグラフィティ(僕のヒーローアカデミア)
17. "夜に駆ける" YOASOBI
18. "ポラリス" BLUE ENCOUNT(僕のヒーローアカデミア)
19. "紅蓮の弓矢" Linked Horizon(進撃の巨人)
20. "Sign" FLOW(NARUTO-ナルト-少年篇)
22. "遥か彼方" ASIAN KUNG-FU GENERATION(NARUTO -ナルト-)
23. "熱情のスペクトラム" いきものがかり(七つの大罪)
24. "BLOODY STREAM" Coda(ジョジョの奇妙な冒険)
25. "ODD FUTURE" UVERworld(僕のヒーローアカデミア)
26. "Lemon" 米津玄師
27. "空に歌えば" amazarashi(僕のヒーローアカデミア)
28. "asphyxia" Cö shu Nie(東京喰種トーキョーグール:re)
29. "スパークル - movie ver." RADWIMPS(君の名は。)
30. "the WORLD" ナイトメア(DEATH NOTE)
31. "il vento d'oro" 菅野祐悟(ジョジョの奇妙な冒険)
33. "前前前世 -movie ver." RADWIMPS(君の名は。)
34. "Great Days" 青木カレン, ハセガワダイスケ(ジョジョの奇妙な冒険)
35. "Touch off" UVERworld(約束のネバーランド)
36. "Howling" FLOW×GRANRODEO(七つの大罪)
37. "なんでもないや -movie ver." RADWIMPS(君の名は。)
38. "愛して 愛して 愛して" きくお
39. "ADAMAS" LiSA(ソードアート・オンライン アリシゼーション)
40. "カワキヲアメク" 美波(ドメスティックな彼女)
42. "GO!!!" FLOW(NARUTO -ナルト-)
43. "unlasting" LiSA(ソードアート・オンライン アリシゼーション)
44. "Red Swan" Yoshiki, Hyde(進撃の巨人)
45. "7-seven-" FLOW×GRANRODEO(七つの大罪)
46. "Departure!" 小野正利(HUNTER×HUNTER)
48. "You Say Run" 林ゆうき(僕のヒーローアカデミア)
49. "Stand Out Fit In" ONE OK ROCK
50. "ヒカリアレ" BURNOUT SYNDROMES(ハイキュー!!)
2. "unravel" TK from 凛として時雨 (東京グール)
3. "シルエット" KANA-BOON (NARUTO-ナルト-疾風伝)
6. "ピースサイン " 米津玄師(僕のヒーローアカデミア)
8. "CROSSING FIELD" LiSA(ソードアート・オンライン)
9. "狂乱 Hey Kids!" THE ORAL CIGARETTES(ノラガミ)
10. "Black Catcher" ビッケブランカ(ブラッククローバー)
どう考えるべきなんかね。
1.LiSA
2.RADWIMPS
4.米津玄師
5.久石譲
6.林ゆうき
7.Aimer
8.いきものがかり
以前TVアニメが放送されていたのが2019年の4月から9月の事らしいので、丁度1年以上遅れて好きになった訳だ。
放送当時も一応見ていたけれど、「ああ、空の境界やFateのufotableが好きそうな作風だな」と思ったくらいでその頃はそこまで興味が無かった。
鼓の屋敷から伊之助登場あたりで顕著になったと思うけど、話の進みがそこまで早くないのだ。
OPでは初めから鬼殺隊の主要メンバーが登場しているのに、1クールが終わってようやく伊之助が仲間になるかならないか…くらいのペースに、やきもきさせられた。
2クール目の終盤など、鬼殺隊本部に連行された炭治郎と禰豆子が傷を癒し新たな任務に向かうまでの話に4話以上使うのだから堪らない。
古き良きジャンプアニメといえばそうだけど、例えばufotableが以前製作したTVアニメ版のFate/ZeroやFate/stay nightなら2クールもあれば話は終わっている。
アニメ鬼滅の刃の続編が劇場で公開される事は放送が終わってすぐに公表されていたと思うけど、この「続きは劇場で!」というやり方も正直嫌ではあった。
ジャンプ作品の長編アニメーション映画は本編と時系列上は関係ない番外編をやるもの、という意識が僕にはあったからだ。例外は殆ど無いと思う。
その結果はご存知の通り、現在公開中の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は日本映画史の記録に残る歴代興行収入2位という凄まじい成果を叩き出した。間違っていたのは僕の方だった。
鬼滅の刃はアニメの放送終了後、女性ファンを中心に人気が爆発し流行した事が話題になった。
去年の終わりかそれとも今年の初めの方だったか、30~40代の女性に高い人気を得た作品としてTVでも取り上げられる事が多くなった。
2019年の年末に紅白でLiSAが主題歌の「紅蓮華」を熱唱した事でアニメや漫画には興味の無かった人達にも曲は有名になったんじゃないだろうか。
この作品が、ニュースで取り上げられた時のように女性層だけでなく、老若男女関係なく幅広い層に支持されるようになったのはいつからだろうか?
特にアニメをプッシュしている訳でも無いスーパーマーケットやドラッグストアー・コンビニエンスストアに、鬼滅の刃とコラボした各社の商品が並ぶようになった。
「ああ、この作品は本当に人気があるんだなぁ」と自分の身で実感出来た時、僕は鬼滅の刃の事が好きになっていた。
土曜プレミアムで放送された総集編の「兄妹の絆」と「那田蜘蛛山編」を見たのが決定的だったかもしれない。約1年振りに見る鬼滅の刃だった。
本放送時は話の進みがゆったりしていた事に不満があったけど、総集編で一気に見るとそこが解消されて良い部分しか残らないのだ。
放送終了後に人気が爆発したというのも、動画配信サイトで全25話を一気に見れる事と関係があったのだろうか?とにかく、まとめて見ると鬼滅の刃の面白さがとても理解しやすかった。
僕は鬼滅の刃のキャラクターの中でも主人公・竈門炭治郎とヒロイン・竈門禰豆子の二人が特に好きだ。
人食い鬼に家を襲撃され一人の妹を除いて母親と他の兄弟を皆殺しにされた長男と、鬼に襲われた際に自らも人食い鬼へと変えられてしまった長女。この二人が鬼滅の刃という作品の主役である。
炭治郎はこのたった一人の妹を守るために戦う。これまで争いとは無縁だっただろう少年が、鬼になった妹を守るために鬼狩りを生業としている凄腕の剣士に一本の斧で立ち向かった。
禰豆子は人食い鬼に変えられても、兄を食らいたくないと涙を流した。鬼になったばかりで重度の飢餓状態でありながら兄を食らう事より兄を鬼狩りの剣士から守るために戦う事を選んだ。
鬼狩りの剣士は、この二人は今まで見てきた鬼とその被害者とは何かが違うと感じ、この兄妹に行く道を示した。鬼になった人間を元に戻す方法を探すため、炭治郎と禰豆子は二人で孤独な旅に出る。
鬼滅の刃1話の大まかな流れはこんな感じだろうか。人を食らう怪物となった妹をそれでも守ろうとする兄と、人を食らう怪物になってもそれでも兄を守ろうとする妹。実に心に響く関係性だと思う。
この兄妹が仲睦まじく一緒に居る所を見るだけで、何だか嬉しくなってくる。現在発売されている鬼滅の刃のコラボ商品も大体この二人がセットになっているので、そこも嬉しい。
原作者の吾峠呼世晴先生やufotableのアニメーターさんが描き下ろしたこの二人の公式絵も、非常に華があると感じる。兄妹として二人一組として生み出されたキャラなので、並ぶと絵になるのも自然なのかもしれない。
タイトルには「カップリングが好きだ」と書いたが、僕は本当に炭治郎と禰豆子にカップルになってほしいとまでは思わない。元増田が言及しているように、直接的な描写が無いが禰豆子は公式には善逸と結ばれたと言われている。
もっとも、直接的な描写が無いので、善逸は禰豆子に振られてその子孫同士がくっついたのではないか?と言っている人も居る。禰豆子は鬼殺隊の風柱・不死川実弥と結ばれたのではないか?と考察している人も居る。
僕としては、禰豆子が鬼と知りながらも人間の女の子と変わらぬように接し続けた善逸の好意が禰豆子に通じてこの二人が結ばれたなら喜ばしい事だ、と思う。
一人で鬼になった妹を背負って戦い続けてきた炭治郎の優しさと頑張りに真っ先に気付いて、炭治郎の大切な物が鬼だと知りながらも命懸けで守った善逸だから、炭治郎からの評価が初期から極めて高いのも納得行く。
それはともかく僕は炭治郎と禰豆子がカップルのようになっている二次創作も好きである。前言と矛盾するようではあるけど、要はこの二人が仲睦まじければそれが良いと思っている。
禰豆子が作品のヒロインでありながら妹であるのは、主人公である兄・炭治郎と絶対恋仲にならない関係だから、という考察を聞いた事がある。
確かに禰豆子には少年漫画のファンによく居る熱狂的なヒロインアンチはどちらかといえば少なく、むしろマスコット的なキャラクターとして女性ファンからも高い人気がある。
そんな炭治郎と禰豆子がカップルになるなど原作無視も良い所ではないか!と思わなくもない。別にカップルでなくてもこの二人が兄弟として家族として仲睦まじいだけでも僕としてはある程度満足出来る。
ところで、鬼滅の刃の二次創作において最も勢いがあるキャラクターのカップリングは、鬼殺隊の水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶの二人組だと僕は感じている。BL界隈の事については詳しくないので失礼する。
しのぶさんが原作に初登場した時からこの二人は一緒に行動していた。意見の対立から二人で刃を交えたり、体を絡ませるような事もあった。アニメではしのぶさんが冨岡さんに「月が綺麗ですね」と語りかける場面もあった。
口下手であり人付き合いの上手くない冨岡さんを、何かと世話焼きなしのぶさんが構ってあげている…という関係性であり、しのぶさんはよく冨岡さんを指で突いたり二人きりになると彼を下の名前で呼ぶなど意外な一面もあった。
こうやって見ると、なるほど、確かにこの二人は親密な間柄で実は恋人同士なのではないか?と思う人が少なからず居る事も分からなくはない。冨岡さんがしのぶさん以外の同僚と壁があるのも理由の一つだと思う。
美男美女であるこの二人は、並んで立つととにかく絵になる。鬼滅の刃が何かの商品がコラボした時もいつも二人で一セットという扱いである。容姿を見ると確かにお似合いだと思う。
しかしこの水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶのカップリング、所謂「ぎゆしの」は公式設定という訳ではない。初登場時二人一緒に行動していた事以外、それ以降この二人が本編で絡む事は殆ど無かったのだ。
鬼滅の刃の作者、吾峠呼世晴先生はキャラクター同士の好意や恋愛関係を描くのは好きな漫画家さんだと思う。その吾峠先生がこの二人の恋愛関係を描かなかったという事は…原作でこの二人は脈が無かったのでないだろうか。
勿論公式であろうとなかろうと、二次創作を楽しむのはファンの自由である。今日も鬼滅の刃のファンはぎゆしののイラストや漫画を描き小説を書く事だろう。それだけ「ぎゆしの」に心を惹かれたファンは多い。
炭治郎と禰豆子のカップリング、所謂「炭ねず」も非公式である。こちらは鬼滅の刃の二次創作のカップリングとしてはマイナーではあるけど、見たところ熱心に愛好するファンはぽつぽつ居るように感じられる。
こちらは原作ではお互いが違う相手と結ばれたので公式になる可能性は100%無い。まあ兄妹でくっつくのはインモラルだし仕方ない事だと思う。二人とも誰とも結婚せず山奥で静かに暮らす、という展開なら無くもないだろうけど。
そういう僕からすると、禰豆子が善逸と一緒になり炭治郎から離れていくという公式の展開は少し寂しくはある。勿論禰豆子と善逸が幸せならそれに越した事は無いと思う。
炭治郎は鬼になった禰豆子を人間に戻すために、禰豆子が人間としての幸せを掴めるようにと命を懸けて戦い抜いた。その禰豆子が一人の人間としてこれから逞しく生きていくなら、炭治郎は誰よりも喜ぶだろう。
「鬼滅の刃」は炭治郎と禰豆子の兄妹の話から始まり、炭治郎と禰豆子の兄妹の話として終わった。誰にも引き裂けない強い絆を持つ二人が、「結婚」というゴールを機に自然と離れていく事に、少し物悲しさを感じた。