「必然性」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 必然性とは

2023-09-13

魔々勇々の面白さが俺には全く分からなかった

[No.1]魔々勇々/週刊少年ジャンプ新連載試し読み - 林快彦 | 少年ジャンプ+

本誌で読んで「絵はプロレベルですが……」になった。

日経って+に来たので皆はどう思っているんだろうとコメント見たら皆褒めてる。

もう一度読んだけどやっぱり俺の感想は「絵や話の繋がりは上手なんだけど、物語のものが良くわからないよ……」だった。

1話の物語はただシンプルに「勇者とは守るために戦うものである」のみが語られている。

なぜ魔王に引き取られたのか、勇者とはなぜ生まれるのか、魔王に引き取られたはずなのに東軍寮に住んでいたということは魔王東軍寮で暮らしていたということか、そもそもこの東軍寮とは魔王人類どちらの軍なのか、といった部分は「そのうち語られる謎」として2話以降に先送りにされているのだから

だが、私はこのテーマが全くピンと来ない。

何故ならこの物語で作られている「紋章によってある日勝手に決まる勇者魔王」という設定とそれは全く噛み合ってないからだ。

御仕着せの役割人格を育てるというなら、平和時代に生まれ勇者であるコルレオになぜそれが育ったのか?

「1話はあくまで1話であって読み切りではない。作品起承転結の小さなプロトタイプではない」という意見の元に打ち切り会議最初ラインとされる10話まで様子を見るべきという意見なら分かる。

私が不思議なのはこの1話の段階でここまで手放しに褒められていることだ。

平和時代を生きる魔王勇者がいる。

別世界から勇者魔王が一組でやってくる。

別世界勇者別世界魔王を倒す。

その戦いに巻き込まれ主人公が死にかける。

いわゆる「ウルトラマン型」の物語と言えるが、そこには「勇者とはなにか」というRPG世界観への問題定義が混じりその解読に多くの時間が割かれてしまった。

勇者」とは何者であるかというテーマについて名作であるダイの大冒険が出した「勇者とは勇気あるもの」という回答は、あの世界において勇者他者によって名付けられるから成立するものだ。

コルレオが暮らす世界でもエヴァンが暮らす世界でも勇者あくまで「魔王と一対の特殊な力を持つもの」でしかない。

そこに勇気必然性はなく、むしろ「もう1人の魔王」以外の何者でさえないと言ってもいいだろう。

なぜ「勇ある者と呼ばれるのか」についての語りは魔王勇者テンプレートの上に載っかった上でそれを再定義するという軒に住み着き家主の権利問題を投げかける「ぬらりひょん」じみた妖怪ムーブだ。

それが礼儀として正しいか間違っているかではなく、「漫画として成立させられているのか疑問がある」ということが今は問題である

漠然存在する「勇者魔王役割」という物語はすでに多くの作家によって分解と再構築が繰り返され、作品ごとに多用な価値観の元で扱われている。

神が遊ぶゲームコマであったり、才能の証明であったり、家督であったり、職業しかなかったり、そこに来て改めて「僕の作品における勇者とは実は」をいきなり1話でぶっ込まれても、そもそもひっくり返すべき元々の勇者像がまだ読者にはわからないのだから「そうですか」で終わってしまう。

勇者勇気があるから皆が勇者と呼んでくれる」という発言は、右手に宿る紋章とそこからまれる力が否定する。

右手紋章が現れたもの勇者と呼ばれる」というシステムが既にあまりにも前から先にあり、そこについて紐解くには時間が経ちすぎているのだ。

旦那とは仏教から来た言葉であり、キリスト教徒がそれを用いるのは自身信仰否定である」なんて話をいきなり21世紀にされたら困惑するようなものだ。

「俺は勇者になったっとして何がしたかったんだろう……」というテーマで突き進めば私もこの展開に納得は出来た。

だがこの物語は「勇者という言葉は何を意味しているんだろうか?」で進んでしまった。

そんなことを言われても我々読者はそもそも「この漫画勇者を何と定義してるのかなんて知りませんよ。作者が勝手に決めるんですから」としか言えない。

から私はノレなかった。

それだけの話といえばそれだけの話だ。

2023-09-09

鬼滅の刃は、大正時代舞台なのに、関東大震災時の日本人による朝鮮人虐殺に触れていないのが、薄っぺらいなと思う

「その時代舞台にする必然性」ってのを考えてないとしか思えない

関東大震災の時、少なくない日本人が「鬼」の如く残虐に振る舞った

罪なき朝鮮人殺害し、或いは凌辱し同じ日本人地方出身者も殺害した

そんな時代舞台に「人を守り、鬼と戦う」話をするならば、「人の残虐性(朝鮮人虐殺)」にも向き合うのが作品としての正しさだろう

が、「鬼滅の刃」はそれをしなかった

2023-09-07

実写版ワンピースのなんか違うと思ったポイントルフィが斧手のモーガンを倒したことを自慢するシーン。

いや、自慢する可能性はあると思うんだけど、それには「モーガン海軍でありながら圧政を強いている」みたいな描写が足りない。

ワンピース正義ではなく信念の衝突なので、ルフィの信念「自由」がモーガンの「支配」と衝突してそれを打ち負かす、という流れがある。

モーガン支配描写イマイチ足りないことで、ルフィモーガンをぶっ飛ばす必然性が少し減る。それを倒したことを自慢するか?という。

なんか「海賊から敵対する海兵を倒した。すごいだろ?」みたいな浅薄さが出る気がする。

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-09-04

映画ホーンテッドマンションが良いポリコレ作品だった

昨日ホーンテッドマンション映画を観たのだが、昨今のディズニー映画と同じく黒人が多用されていた。

ただ、リトル・マーメイドとは違い、今回は違和感は全くなかった。

なぜなら物語舞台ニューオーリンズから

ニューオーリンズ人種的構成は以下の通り。(Wikipediaから引用

白人28.05%

アフリカ系アメリカ人67.25%

先住民0.20%

アジア系2.26%

太平洋諸島系0.02%

その他の人種0.93%

混血1.28%

ヒスパニックまたはラテン系3.06%

まり黒人だらけで当然なのだ

そして、大事なのはニューオーリンズオバケで街興しをしていること。

まりホーンテッドマンション舞台としても相応しいので「黒人を使うためにニューオーリンズ舞台にしたんだ!」ともならない。

逆にホーンテッドマンションにいるオバケほとんど白人だった。

アメリカにいた富豪や有力者がオバケになっている設定なのでこれも違和感がない。

内容は昔あった学校の怪談シリーズのような仲間と協力して悪いオバケを退治する系の映画で良い意味子供向け、悪く言えば今どきそんなに売れなさそうなジャンルなので興行成績は悪いかもしれない。

ただ、無闇矢鱈に多民族を使うのではなく、主人公黒人である必然性があり、敵のオバケ白人である必然性もあり、昨今の執拗黒人上げ白人下げ作品と違い胸焼けするようなポリコレ押し付け感はなかった。

そういう意味で、売れないかもしれないがこれからポリコレ作品の良い見本になる作品になるのではないかなと思った。

まぁ普通に同じような人種を使う必然性を持たせた作品としてブラックパンサーかいろいろすでにあるけどね。

2023-09-01

マイナンバー図書館の貸出履歴と紐つけるなんて!

電子図書館マイナンバーカードが使われるという記事に対して

マイナンバー図書館の貸出履歴と紐つけるなんて!」

勘違いしている人が多い。

本当はマイナンバーカードが使われるというだけで、マイナンバー図書館と紐付けされるわけではない。

こんな誤解が起こるのは、そもそもマイナンバーカードが何のためにあるのか理解されてないから。

マイナンバーカード役割一言で言えば、インターネット経由で電子的に身分証明できる唯一の身分証明書だということ。

運転免許証などはいちいち写真を撮って、送った写真を人の目で確認しなければならないけど、マイナンバーカードはその必要がない。

インターネット対応した次世代身分証明書がマイナンバーカードだということ。

その基本を理解していれば、電子図書館マイナンバーカードが使われる必然性理解できるし、

あくまでも身分証明書としてマイナンバーカード使用しているんだからマイナンバーと紐つけているわけではないことも理解できる。

逆に基本を理解できてないと、「マイナンバーカードの普及のためムリヤリマナンバーカードが使われてる!」とか

マイナンバーを貸出履歴に紐つけるなんて!」とか勘違いすることになる。

繰り返すけど、インターネット対応した次世代身分証明書がマイナンバーカードだともっと理解されてほしいよ。

2023-08-26

anond:20230826055431

元増田文章を全文引用する意味必然性が分からない。読む側に無用認知の負荷が発生することを考えてくれ。

2023-08-25

anond:20230825091106

https://note.ching.tv/n/naf671b5110ed

毎回この記事引用してる。

フィクトセクシュアルやフィクトジェンダーといった人々が同じ社会普通に暮らしているという現実があり、その現実を反映しているに過ぎないのであれば、そこに必然性不要

あるいは、行政機関として、フィクトセクシュアルやフィクトジェンダーといった人々へリーチする目的があったり、あるいはそういった人々もまた同じ社会の一員であることを広報する目的があるのであれば、それ自体がその表現必要性になる。

2023-08-21

anond:20230821102243

ちんぽが大きい男優自己投影しているだけ。エヴァンゲリオンに乗りたいとかと同類

女の気持ちよさ優先だったらちんぽである必要性そもそもなくウーマナイザーのほうが上。

兵器デカい人型ロボットである必然性がないけど人型ロボットにどうしてもしたいのが自己投影欲求であるように、

ウーマナイザーなどのグッズではなくてデカいちんぽにこだわるところがノンケ男の典型的自己投影欲求

2023-08-18

anond:20230813154333

世の中には無数のラブコメがあり、男がイケメン作品ブサイク作品も、女が美女作品もブスな作品も、全てのパターン存在するので、男主人公ブサイクであることに必然性はない。単にその作品たまたまそういうパターンだったというだけだ。

2023-08-04

anond:20230804160841

アサクリ世界におけるカトリックおよびイエズス会ってどんな位置づけなんだっけ?

テンプル騎士団が敵だからイエズス会も敵?

忍者アサシン教団に繋がりを持たせたいけど宣教師は敵勢力から適当ということな

そこで「実はアサシン教団の一員である黒人奴隷・弥助」を登場させるのには必然性があるんちゃう

知らんけど

2023-07-24

宮崎駿終活君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか感想

具体的なネタバレはそれほど無いと思うが、作中のかわいいキャラクターのみ個体言及する。








一言で表すならば、眠りの浅い時に見た夢。


ナウシカラピュタトトロ魔女の宅急便紅の豚もののけ姫ハウルポニョ、そして風立ちぬといった宮崎駿歴代作品イメージボードブンブン振り回されて巡らされた。

宮崎駿終活を見た。



呆然とした。

映画が終わった時には、なるほどね、と口から漏れていた。何故広告を打たなかったのか、得心したからだ。むしろ広告が打てなかったと言う方が正しいのではないかと思う。



ストーリーが訳がわからんかったのは別にいいというか、この作品自体が夢みたいなもんだからどうでもいい。

まず引っかかったことの第一台詞回しが説明的だったのに結構ダメージを受けた。

映像だけで説明できているはずのシーンで重ねて行動の意図を口に出して「今この台詞言う必要あったか?」となったのが、覚えている限り少なくとも二回はあった。

今まで宮崎作品ではほとんど感じたことのないものだ。

他にも感情の流れの描写がなく、どうにも唐突に結果だけが放られる台詞が多かった。細田守彷彿とさせる台詞回し。辛かった……

私はキャラクターへの共感については特に必要性を感じない方なのだが、感情の流れだけはしっかり描いてほしいと思っている。その流れがブツブツ途切れていて、最後に繋げたい結論だけを口にさせていて、気持ちが悪かった。

それも意図的なのかもしれないが。




第二にショックだったのは、ワラワラがただ可愛いだけのゆるキャラだったこと。

駿の中にはもうマスコットになりうる「可愛くて、でも不思議な」キャラクターはいないんだなと痛感した。

安直でなんの捻りもない造形には、宮崎駿原体験自然の中にある生命伊吹を感じることができない。そこに「いる」必然性は描かれず、ただ丸く、かわいい、特徴の廃された「マスコットらしいマスコット」でしかない。

子供向けにフックとしてマスコットが要るだろうという「思いやり」もしくはジブリと言えばという商業要請から出されたキャラクターしか感じられなかった。

DNA螺旋なことは分かるが、それにしたって安直デザインには宮崎駿の興味・関心が感じられない。

まあそこは今の宮崎駿にとってはどうでも良かったのだろう。でもシンプルながら風変わりで、動物幼児の見せる原初感情愛嬌を細やかに描いたキャラクター達を愛していたので、個人的にショックが大きかった。



現在宮崎駿の中で鮮やかに表現されるのは、戦争であってファンタジーではないというのは今作を観て強く感じられた。

最も切実にこちらに訴えかけるのはやはり空襲のシーンであったし、街が燃え、人が炙られ彷徨うシーンだった。

主人公が自らを傷付け、結果二兎を得るが上手いこと加減できず割と深い傷になる小賢しさと迂闊さも少年らしく良かった。

背後に不穏さが漂う陰鬱現実こそが「今」の宮崎駿なのだろう。現代情勢から必然だろうとも思う。



私は宮崎駿の、普通エンターテインメントに乗りきらない切実で繊細なものを、エンターテインメントという砂糖をまぶして結実させ、本来ターゲット外の人までより広く世に送り出す手腕にこそ心酔していた。

風立ちぬ」なんかはその真骨頂で、あん純文学を大々的にお出ししてきたのは正気ではないと思いつつ狂喜乱舞したし、そこに込められた宮崎駿の諦念を目の当たりにし、これで創作活動を終いとするのは悲しすぎると涙した。庵野が棒すぎて頭に入らないから嫌と内容以外の部分で周りに否定されたのも悲しかった。



結果的に言うと「風立ちぬ」は宮崎駿終点とはなり得ず、私の望みは叶えられた。

君たちはどう生きるか」を鑑賞し、ここまでただ狼狽した心情を書いてきたが、今の宮崎駿に非常にショックを受けつつも、なんとなく心穏やかになった部分もある。

宮崎駿作品から既にひりついた表現への欲を感じなくなったのは、それはそれで救いであるとも思う。

そういう意味では、私にとっても「宮崎駿」への餞というか、終活になった。


どんなに作品の底に込めた意味があろうと、こちらに伝えようという意思が感じられない、というか作品を観ながら「伝えたかったもの」を考える余地がある、物語に没入できない時点で出来の悪い作品と考えているので、作品単体で言うと★1なのだが、監督宮崎駿ということを加味すると★3になってしまう。

君たちはどう生きるか」を宮崎駿ではなく、例えば米林宏昌あたりが作っていたら私は激怒し、オマージュ大義名分ジブリブランドを体良く利用して棄損するなと気炎吐き散らして暴れ回っていただろうが、宮崎駿ならばこれを作る権利がある。

それだけのものを今まで私たちに贈ってくれた。



そして、ここまでグチグチグダグダ書き連ねながらも、もし万が一にも次作があるなら絶対観に行ってしまうだろう。

観客なんて勝手なもんである


あと、米津好きだけど宮崎駿には合わなかった。ジブリにはもっと現代の売れ線とは関係のない歌と共にあってほしい。

2023-07-22

君たちはどう生きるか性癖が歪みそう

いや前評判どおりなんも意味はわからない

からないんだけど確かに時間観てしま

って言うかこのショタ性的すぎないか

女顔のショタってあまり興味がそそられなかったんだけどこれは別格だよ、色気が半端ない

寝顔で釘付けにしておいてからの隙間を無理矢理通ろうとするシーン、ほんのりとしか意味わからん流血→剃り込み、米を咀嚼して糊にするシーンなどなど全編にわたって「お前らこういうシチュエーション好きだろ?」って性癖シーンの連続なんだよ

ショタだけじゃない、薙刀ばあさんに囲まれ美人人妻が鏑弓撃つシーンとかまっったく必然性ないけど好きって言わざるを得ないじゃん

炎の出る鞭を振り回す逞しい海の女とかなんも説明もないけど好きって言わざるを得ないじゃん

なんも説明ないしシナリオがどうなんかも全くわからんけどこの構図好きって言わざるを得ないじゃん、最初から最後までこの画面好きって言わざるを得ないじゃん、もっとすごいのはその性癖の詰め合わせが物語として連続してみえるし裏に意図がありそうな感じがするんだよ

全くすげえもんを観たよ

2023-07-17

自死を描いた漫画

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/4856001361514085330

なんかセンセーション自殺問題が起こった時にこういう作品を載せるか否かみたいな話でまたブクマカが盛り上がってるみたいだけど(自分は読めない)

自分は14日に更新されたこっちにダメージを受けてしんどかった

コーポ・ア・コーポ第38話

http://www.comic-medu.com/st/corpoacorpo/38

(今まさに自分死ぬことが選択に入ってる人、それしか道がないと思っている人、自分ゴミだと思ってて希死念慮が常にある人は読まないで)

まず1話を読めばこの話の必然性がわかるのでこんなタイミングで載せるなとか言うのではない(38を読むなら1話絶対読んでほしい)

そもそも自分はそういう「配慮」は特定人物を明らかに指しているとかそういうよほどの事情で限りはしなくていい派の人間なので

ただ単に自分がこの登場人物と同じ思考状態に長いこと陥っておりあまりにもその描写が的確なので、自分も早晩この人のように自分で死ななければならないだろうという強迫観念

これを読んだときから強烈にとらわれてしまい今まで逃れられずのたうちまわっていた さっき飯作って食ってマシになった 人間空腹だとより弱るからいけない

読まなければよかったと思ってしまった、この漫画はとてもすばらしいし、落ちこむことばかりあったところに最新話の更新!と思って開いたのが間違いだった

現実世界話題になっている人の死でももうだいぶダメージを負っていて自分もいつそれを決断しよう、でもしたくはないできればと思っていたところに読んでしまったのが最悪だった

そしてこうしたこと増田で書くことがまさに「当てつけ」のような考え方を捨てられない、その情けなさどうしようもなさをこの作品というか作者に喝破されたような気がしていてというか事実完全に喝破されてるので本当に死にたさMAXになった

結局議論が巻き起こるのって人の目についたかどうかなのだろうな

それとも多くの目に触れたところで「自分はこんな屑ではないか共感しない」人の方が多いだろうか

誰か自分とこの苦しみを共有してほしい

こんなにも底辺でのたうちまわってる人間のことをわかっている作家がいて、最後に「明日自分かも」と思う人間たちのいることを描いてくれていることをあたたかいと思うと同時に

所詮貧困で愚かなものはその死も対岸のものとして捉えられるだろう人間にとっての「解像度の高いものがわかる」喜びに供されるエンターテイメントしかならないのかという意地悪な気持ちを同時に抱いている

これこれ、この卑屈さ、他責性、自分も持っている だから本当にこの人は自分のものだっただからつらい

作者さんがどういう人かは知らないけど死体を見上げてる人たちは少なくとも「対岸」ととらえてないことは救いだが、それらの人ごと「対岸」として描かれていて読まれているのかもしれないということを思うとしんどくなってしま

まあこちらには知る由もないし何を描こうがどう読もうか自由であるし、こんな風に状況によって刺さり方は同じ人間でも変わるものだろうしどうこう言えない 何しろ面白い ほんとにすごいよこの漫画

この漫画を読む人間にこのタイミングであげるな!なんて言うようなものがいないことは編集側も読者側も百も承知だろうから作品ページにブクマで出てくるみたいな注意書きも当たり前にないのだろうと思うが、

しろないことこそ作品を世に出し続ける側としての自負なのかなと思うが今回ばかりはクリックする手を止める慈悲のような間がひとつしかったと思ってしまった……やってくれとは言わない、読み進めてしまった自分が悪いだけ

とにもかくにも優れた作品なので皆読めばいい、今晩絶対自分は死なないと思える人だけ

2023-07-16

これは怪文書か?

知恵袋投稿。何言ってるのか分からないのは俺の読解力の責任なのかそれとも投稿怪文書なだけなのか判断を仰ぐ

ある鷹は爪を隠すさん

2023/7/16 15:46

紙の雑誌目録3分の2になりました。

漫画雑誌月刊誌とかの種類と覚えきれない発売日、並べる場所を覚えるのが

雑誌に対する書店対応コンビニは儲からないので店長に聞いたら事務的の陳列だけですので総合的な数など覚える必然性がないので(レーベル)?です。

2023-07-13

らんまんの「私のものになりなさい」って完全に腐媚びの下ネタだよな

単に「俺の下働きやれ」っていうなら他にいくらでもマシな言い方あるし

わざわざBLくっさい釣りやる必然性がどこにもなかったろ

あれは引いたわ

2023-07-09

アニメに登場する「ポッキー(のようなもの)」について

公開中のアニメ映画青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」では、主人公の妹・梓川花楓が猛勉強するシーンで机の上にポッキーの箱が登場している。

それもアニメでよくある「Rocky」とか「Pochy」みたいな架空の商品名ではなく、ちゃんと「Pocky」のロゴ確認できる形で。

……が、エンドロールの「協力」の欄に、ポッキーメーカーである江崎グリコ名前はない。

同じく商品実名で登場している伊藤園名前はあるのに、である

……一体なぜ?


これは「おでかけシスターからではなく、TVシリーズ青春ブタ野郎バニーガール先輩の夢を見ない」では第2話・梓川咲太と桜島麻衣初デート電車内で

麻衣「もし嘘だったら、鼻でポッキー食べてもらう」

咲太「1本?」

麻衣「1箱」

の会話とともに、「Pocky」ロゴだけではなく箱の左上の「glico」ロゴまで視認できる形で登場している。

また、同じく第2話・大垣への逃避行で泊まったビジホの部屋の机の上、第3話・咲太が自室で麻衣勉強を見てもらっているシーンでも登場。

そして、第2話・コンビニで買い物を済ませてビジホへ帰るシーンで

咲太「絶対、忘れない」

麻衣「もし、忘れたら…?」

咲太「鼻からポッキー食べる」

と、先程の天丼みたいな会話でも実名が登場している。

…が、TVシリーズでもやはり「協力」欄に江崎グリコ名前はない。


少し前にシャープの公式ツイ垢が「ウチの製品をマンガに描いてもいいよ」宣言をしてちょっと話題になった。

逆に言うと、それが話題になるということは「(現状では)実在商品(名)は避けるのが常識」ということであろう。

実在商品メーカーに無断で登場させたからといって、(それが商品イメージを低下させるような形でなければ)ただちに法的な問題があるとは言えない……たぶん。(それともあるのか…???)

が、実際に無断で出してクレームが付いたりするリスクは避けたい…と考えると、別にヘンな使い方じゃなくてもとりあえず適当にもじって出しとけ…となりがちである

事前に許可を取って出せばクレーム等のリスク回避できるが、「いや、交渉の手間かかるし…。それに、そこまでして実名使いたいというほどこだわりがあるわけじゃないし…。」というケースがほとんどなのではないだろうか?


上で貼ったリンクアニメでの「ポッキーっぽいなにか」の例を集めたページで、青ブタ以外だと唯一実名で登場しているのが「喰霊-零-」。

先行研究によると、

(ポッチー等に名前をもじると)作り物感が出てしまう。ふたりの絆を示すキーアイテムなので逃げたくなかった。

クライマックスで使いたかったので、印象に残る、架空のものではないものを使いたかった。

なのでグリコ交渉して登場させた、とのこと。


ブタでも、もし上で挙げた会話が「鼻でポッキー食べてもらう」ではなく「ロッキー」とか「ポッチー」だったら……?と考えると、変にもじらず実名で登場させたのは賢明判断だったと思う。

この「会話の中に実名で出た」というのが重要で、もしそうでなければ(咲太のバイト先のファミレスが「Benny's」になったみたいに)適当にもじって処理してたのではないだろうか?

喰霊-零-ちゃん許可を取って出してたということは、青ブタの方も同様に許可を取ってた、と考えるのが自然である

…で、「商品名使用許可を得たので、せっかくだからセリフだけじゃなくて映像にも出そう」となった……と考えると一応の納得はできる。

(冒頭で挙げた「おでかけシスター」では会話(セリフ)には商品名は出てこなくて、映像にのみ1カットだけ登場している。TVシリーズとは違い、敢えて登場させる必然性はないのだが、「せっかくなので今回もお願いします」…みたいなことだろうか?)


しかし、「協力」欄に名前がない件は…?と思って、dアニメストアで「喰霊-零-」の方を確認してみたら……なんと、こちらの方も特にクレジットはなかった…!

……あれ?

じゃあアニメEDの「協力」欄って「実名使わせてくれてありがとうの欄」じゃなくて、単に「タイアップ企業の欄」だったってこと……?(伊藤園とはタイアップしてるが、グリコとは特にしてない)

だとしたら単なる盛大な勘違いじゃねーか!!!

(おしまい)

 

2023-07-04

彗星魔女どこが良かったか教えて

前提として自分あんまり面白いと思えなかった勢で、その割に世間評価が高いのがむず痒く、人気の理由が知りたい。


自分がハマらなかった理由はいくつかあるけど、1番大きいのは「ビジネス宇宙戦争などのシビア課題子どもが関わっている、しかも関わる必然性が感じられず脚本が幼稚に見えてしまう」ということ。


スレッタに関しては母親存在そもそもの成り立ち等で巻き込まれ必然性を感じるけど、なんで総裁選あんなガキだらけなんだ…。大丈夫かベネリットグループ。

あと学園に大人存在感なさすぎ。


逆に鉄血くらい必然性があって欲しかった。生徒会ぐらいのノリでやらないでほしい。


というわけでよろしくお願いします。


あ、ちなみに自分ガンダムシリーズ全然詳しくないので、ガンダムはそういうもんなんだよ!!ってことであればガンダム向いてないんだなぁと思います

2023-06-25

anond:20230621185703

一番、最初にその音を創作して採用したやつに聞かないと真意はわからないはず。

他はすべて単なる模倣者だろうから

ただ、いくつもの模倣者たちが積み重なるうちに

映像における消音器つきの銃の発射音はバシュバシュであるという

演出上の法則確立されてしまったので今更変更が効かない。

実際はカーンカーンって音がするんだよ、って登場人物説明させる必然性とかあるわけないしな。

anond:20230625164414

ネタバレにならんように書くのが難しいけど、

「ヒトが巨大な怪獣と生身で戦わなきゃいけない絶望感」とか「奴隷からのし上がりと残虐な世界観」とか「怪獣使役者は絶望すると怪獣化する」とか、何となくやりたいことは伝わってきたよ

どれも理由意味もなく存在する概念らしくて作中でなぜそうなる(そうする)のかの必然性特に描かれてないけど

2023-06-21

男にとって女は性欲を満たす女体として他の何にも替えられない(オナニーしても最終的にはセックスがしたくなる)

女にとって男はつまり労働力お金なので、それがクリアできるならとくに「男」である必然性はない

というのが様々な悲劇を生み出しているよなぁ

2023-06-17

オタクのふりしてるけどオタクじゃないだろ」という人間に告ぐ

水着撮影会や、萌え絵に対して批判する「オタク」に対して、

「こいつらオタクのふりしてるけどオタクじゃないだろ!」と言っている人間がいるが。


とんでもない!彼らはれっきとした「オタクである


アニメゲームだけでなく、小説ミリタリー鉄道電子技術に至るまで、様々なコンテンツを自らの糧とするべく耽溺し深く深く味わい尽くす、研究し尽くす。

ただ単にストーリーを楽しむだけでなく、作品真摯に向き合い、時に作者から苛烈な問いに打ちひしがれながらも、社会との関係性、社会への影響を細かく分析し、洞察考察・論証・論評を行う。

それを同士たる「オタク」と持ち合い、侃々諤々と激しい議論をぶつけ合う。


「モルカーは『クルマは男のモノ』というステレオタイプジェンダーから脱してつくられた」などと考えたことがあるか?

鬼滅の刃大正初期という設定に必然性はあるのか?鬼滅に『大正要素』はあるのか?」と議論したことはあるか?

コナン安室スパイファミリーユリブライヤーのアニメに出てくる公安警察から考える、国民弾圧する公安が良いものとしてみられる可能性」に危機感を抱いたことはあるか?


萌え絵グラビアAVなどのゴリゴリに抜かせにいくエロなどちゃんちゃらおかしい。

漫画でもキャラの見た目で抜けるか抜けないかだけを売りにして、肝心の中身は見ないんだろう?

恐ろしいことに週刊誌でも、漫画家が粉骨砕身で作り上げた渾身の一作なども見向きもせず、あさましく未成年グラビアで抜くのだろう。

エロに対しても「エロスとはなんぞや」「エロスの歴史」「ポルノの変遷」と深く深く洞察していくのが、オタクである

キャラ萌えなども甘い。ガチャ推し(噴飯もの)を引いて欣喜雀躍しているうちは甘い人間だ。


エセオタクどもが増え、本邦の未来に暗澹たる思いに駆られてしまう。









…というわけで、本日をもって、私は「オタク」をやめさせていただきまーす。

どうも自分は「オタク」じゃないし、そんな資格もなさそうです。

今日からは「一般人」としてアニメゲームを楽しませていただきますね。

2023-06-15

花言葉って冷静に考えて言ったもん勝ち過ぎてウケるな。どうとでも言えるやん。

ソシュールの話でシニフィエシニフィアンの結びつきは恣意的というのがあったけど、それを思い出した。

我々の足を包むアレを「靴」と呼ばなければいけない必然性なんてどこにもなくて、別に「服」でも良かった。

でもどっかでたまたま靴と呼ばれ始めたから今もそう呼ばれてるだけって話。

99本のバラ花言葉だって別に永遠の愛」である必然性はなくて、「お前を殺す」でも良かった訳で。

なんか花をダシにポエムを言いたいだけ感があるな。

2023-06-14

引用の量や割合が多いか少ないかは、引用要件を満たすか満たさないかとは関係ない

[B! 芸能] 「吉岡里帆はグラビアの仕事が嫌だった」というSNSでの拡散から切り取られた発言全文と、本人が本当の意図を語ったインタビュー|CDBと七紙草子

の中に、

"そのくだりのほぼ全文をここに引用したいと思います" それは引用でなく転載

というコメントがあって(この人へ特に恨みがあるわけではないので、idは伏せておく)、3時20現在、4人から☆がついている。

そんなばかな。

 他人著作物自分著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人著作物引用する必然性があること。

(2)かぎ括弧をつけるなど,自分著作物引用部分とが区別されていること。

(3)自分著作物引用する著作物との主従関係が明確であること(自分著作物主体)。

(4)出所の明示がなされていること。(第48条)

(出典:著作物自由に使える場合 | 文化庁https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html

全文引用NGなら、もしはじめから終わりまで全て間違っている著作物があって、全部批判したいときは、どうしろというのか

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん