2023-06-17

オタクのふりしてるけどオタクじゃないだろ」という人間に告ぐ

水着撮影会や、萌え絵に対して批判する「オタク」に対して、

「こいつらオタクのふりしてるけどオタクじゃないだろ!」と言っている人間がいるが。


とんでもない!彼らはれっきとした「オタクである


アニメゲームだけでなく、小説ミリタリー鉄道電子技術に至るまで、様々なコンテンツを自らの糧とするべく耽溺し深く深く味わい尽くす、研究し尽くす。

ただ単にストーリーを楽しむだけでなく、作品真摯に向き合い、時に作者から苛烈な問いに打ちひしがれながらも、社会との関係性、社会への影響を細かく分析し、洞察考察・論証・論評を行う。

それを同士たる「オタク」と持ち合い、侃々諤々と激しい議論をぶつけ合う。


「モルカーは『クルマは男のモノ』というステレオタイプジェンダーから脱してつくられた」などと考えたことがあるか?

鬼滅の刃大正初期という設定に必然性はあるのか?鬼滅に『大正要素』はあるのか?」と議論したことはあるか?

コナン安室スパイファミリーユリブライヤーのアニメに出てくる公安警察から考える、国民弾圧する公安が良いものとしてみられる可能性」に危機感を抱いたことはあるか?


萌え絵グラビアAVなどのゴリゴリに抜かせにいくエロなどちゃんちゃらおかしい。

漫画でもキャラの見た目で抜けるか抜けないかだけを売りにして、肝心の中身は見ないんだろう?

恐ろしいことに週刊誌でも、漫画家が粉骨砕身で作り上げた渾身の一作なども見向きもせず、あさましく未成年グラビアで抜くのだろう。

エロに対しても「エロスとはなんぞや」「エロスの歴史」「ポルノの変遷」と深く深く洞察していくのが、オタクである

キャラ萌えなども甘い。ガチャ推し(噴飯もの)を引いて欣喜雀躍しているうちは甘い人間だ。


エセオタクどもが増え、本邦の未来に暗澹たる思いに駆られてしまう。









…というわけで、本日をもって、私は「オタク」をやめさせていただきまーす。

どうも自分は「オタク」じゃないし、そんな資格もなさそうです。

今日からは「一般人」としてアニメゲームを楽しませていただきますね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん