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はてなキーワード: 立憲主義とは

2017-06-27

https://anond.hatelabo.jp/20170624130618

だろうとおもうよ。

リアルでもそういう奴ちらほらいる。

ホンマにやばくてかなりキツメに言うと、後でネチネチ嫌がらせしてくる。

人間みんな自分の好きなようにやりたくて、それを否定されるわけだから

江戸末期か、明治初期に、日本人海外行って、「海外では意見が違ってもその後ニコニコしている。日本だと殺し合いになるのに、、、、」

とびっくりしていたが、もうなんか明治以前になってるような気がして仕方ないね立憲主義を取り巻く「言論人」「政治家」の香ばしい発言を見る限り。

ただ、江戸時代学問といえば、人間について学問儒教

儒教は上が自分のことをわきまえて、下がそれに従えば理想的というもの。むしろ、上がどうあるべきかの話のほうがめちゃくちゃ多い。

だが、上がわきまえなければ上の自己愛を満たすためだけの腐った儒教になって、日本会議系とか森友からはその腐臭がプンプンした。

もう日本戦国時代ぐらいまで逆戻りしてるような気がして仕方ない。

2017-02-25

森友学園国有地取得で会計検査

森友学園国有地取得で会計検査

https://this.kiji.is/207438898890506241

情報提供の受付

https://www.jbaudit.go.jp/form/information/index.html

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51052?page=2

二次創作」の愛国教育は、戦後社会に見られるひとつ伝統芸であり、サブカルチャーであり、この分野に詳しい者にとっては見なれたものである

戦前っぽいもの」のパッケージは、戦後長らくつづいた保革対立のなかで形成されたものである

保守勢力自民党文教族文部省など)は、教育の荒廃が叫ばれると、かならず国旗掲揚国歌斉唱、「教育勅語」の再評価修身の復活などを主張してきた。

国旗国歌問題に火をつけた第三次吉田茂内閣天野貞祐文相は、その嚆矢である内藤誉三郎(文部事務次官参議院議員第一大平正芳内閣の文相)のように、「天壌無窮の神勅」を学校で教えるべきだと主張した例もある。

教育機関国民国家歴史や意義を教えることは必要である国民国家は、現在国際政治基本的単位だ。これを否定するつもりはない。

グローバリズム時代国民国家というシステムいかに無理なく保守管理運用していくか。政府への盲従や排外主義などの欠陥は認識しつつも、こうした問題に取り組んでいくことは欠かせない。

パッケージを丸呑みするかいなかの二者択一は、あまりに単純すぎる。

ナショナリズムはいつどこで芽生えるか →戦争で負けている側である

あるいは学歴を誇る人間はいつ登場するか。→落ちぶれてそこしか砦がなくなった時である

東大卒のりょーすけさんなどは、もう道具として使う。ふつうはそういうものだ。

東大生かくあるべし、みたいなことを言い出すのはかなり痛い

今日ほど「君が代」に関する議論劣化した時代はほかにないだろう。

君が代」を歌うか、歌わないか問題はあまりに単純に二分化され、歌えば保守愛国であり、歌わなければ左翼反日である即断される。そしてこの単純な白黒図式に基づき、「愛国者」を自任する者たちが、気に入らない相手に食って掛かるしかも、驚くべきことに、この「愛国者」を自任する者たちの多くは、「君が代」の歴史意味をロクに知らないのだ。「君が代」は、敵と味方を判別し、敵を吊るし上げるための単なる「踏み絵」と化している

1999年に「国旗国歌法」が施行された

ネットモブ」が「ネット右翼」と呼ばれたために、その主張も「保守」や「右翼のもの勘違いされてしまった。この結果、昨今のナショナリズムの「再評価」とあいまって歴史的な経緯に詳らかではないネットユーザーのなかで、劣化した議論が急速に肥大化してしまった。

1890年2月帝国議会の開会を直前に控え、地方治安維持をつかさどる県知事(内務官僚)たちは、「文明と云ふことにのみに酔ひ、国家あるを打忘れた」自由民権運動抑制するため、「真の日本人」を育成する国民道徳樹立を求めた。

→とはいえ、当初の「教育勅語」の内容は、後世の文書などにくらべて、意外にも慎ましいものだった。

日本神の国であり、世界指導する権利がある」などという大それた神国思想は、「教育勅語」のなかに見られない。これは、『国体の本義』(1937年)や『臣民の道』(1941年)などで、教育界に広められたものである

しろ教育勅語」の内容はかなり抑え気味だった。たしかに、「我カ皇祖皇宗国ヲ肇ムルコト宏遠ニ」「天壌無窮ノ皇運」など神話にもとづく記述もあった。だが、そこに掲げられた個々の徳目現実的で、日常的な振る舞いに関するものが多くを占めた。

当時の日本に、空想をもてあそぶ余裕などなかったのだ。

日本日清戦争日露戦争勝利し、帝国主義列強一角を占めるにいたって、かえって問題が指摘されるようになった。大国日本国民道徳として、「教育勅語」はあまりに物足りないのではないかと注文がつきはじめた

君主たるもの特定政治的宗教的思想的、哲学的立場に肩入れする言葉を使うべきではなく、またその訓戒も「大海の水」のごとくあるべきで消極的否定言葉を使うべきではない

また、井上帝国憲法の起草者として立憲主義尊重し、「君主臣民の良心の自由に干渉せず」と述べて、「勅語」を軍令のように考える山県の構想も牽制した。

もちろん、自由民権運動対策念頭にあったこともあり、独立自治などにつながる徳目が慎重に排除されていることは見逃せない。その一方で、その内容は、神国思想軍国主義権化のごとき過激ものでもなかった。

追加修正

西園寺公望は、明治天皇の内諾を得て、「第二の教育勅語」の起草に着手した。

1919年、『勅語衍義』の執筆者井上哲次郎によって「教育勅語修正を加へよ」という論考が発表された

この提言の背景には、同年に朝鮮で起きた三・一独立運動の衝撃があった。

結果的に、「教育勅語」の不足分は、ほかの詔勅の発布で補うかたちが取られた。1908年発布の「戊申詔書」、1939年発布の「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語」などがそれにあたる。

1948年6月衆参両院の決議では、「教育勅語等」として「教育勅語」だけではなく「軍人勅諭」「戊申詔書」「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語」などがセットで排除および失効確認されている。これらの詔勅が一体的に理解されていた証左

教育勅語」は、狂信的な神国思想権化ではないが、普遍的通用する内容でもなく、およそ完全無欠とはいえない、一個の歴史的文書にすぎない。その限界は、戦前においてすでに認識されていた。

2016-08-16

TO BE

チカチカして読めないブクマカちゃん達へ

http://sealdspost.com/tobe/


2016年8月15日戦後71年の節目をもって、SEALDs解散します。


私たちは、日本自由民主主義伝統を守るために、
立憲主義生活保障安全保障3分野で、明確な立場を表明し、
デモや街宣などの行動を起こしてきました。
とくに昨年の安保法制強行採決に反対する国会前でのデモや、
今年7月10日に行われた参議院選挙に向けた野党共闘の実現、
市民参加型の選挙に向けた行動などを行ってきました。


結果として、ほとんど不可能だと言われていたにもかかわらず、
野党共闘のもと、参議院選挙では32の1人区全てで野党統一候補が決まりました。
また、選挙風景にも変化が起こりました。
昨年の夏、自発的デモ勉強会などを自主的に行った市民たちを含め、
選対には多くの人々が積極的ボランティアとして参加しました。
これまで選挙に関わることの無かった人々が自ら応援演説に立ち、電話がけをし、
ポスターフライヤーデザインしてポスティングしたのです。
候補者自身も、市民との関わりの中で、
よりいっそう候補者としての自覚責任を持つようになっていきました。


しかし、当然ながら、私たち選挙結果を含め、
これで十分だったとは思っていません。
改善すべき問題点は山のようにあります
市民が立ち上げる政治は、ようやく始まったばかりです。
個人として路上に立つのと同じように、
わたし」の声で、日常目線から政治を語ること。
隣近所・家族・友人・恋人政治について語り合うこと。
自分選挙区候補者に会いに行き、自ら選挙景色を変えること。
こうした営みは日々行われるもので、一朝一夕政治を変えるものではありません。
この動きを末永く、ねばりづよく続けていく必要があります
その積み重ねは、長い時間をかけて社会に根をおろし
じっくりと育ち、いずれは日本自由民主主義を守る盾となるはずです。


あの戦争が終わってから、71年が経ちます
私たちは、立憲主義尊重する政治を求めます
私たちは、持続可能健全な成長と公正な分配によって、
人々の生活保障を実現する政治を求めます
私たちは、対話協調に基づく平和的な外交安全保障政策を求めます
そして私たちは、戦後71年でつくりあげられてきた、
この国の自由民主主義伝統尊重します。


SEALDs解散します。
しかし終わったというのなら、また始めましょう。
始めるのは私であり、あなたです。
何度でも反復しましょう。
人類の多年にわたる自由獲得の努力から学びながら。
孤独思考し、判断し、共に行動し、
そして戦後100年を迎え、
祝いの鐘を鳴らしましょう。
This Emergency Action is over.
But the Unfinished Project Must Go On.
2016年8月15日>

SEALDs
(Students
Emergency
Action
for
Liberal
Democracy-s )


自由民主主義のための学生緊急行動
SEALDs

2016-07-10

リベラルだけど、菅野完みたいな護憲原理主義者と一緒にしないでほしい

護憲派特にとんがってる菅野完さんがまたなんかおかし記事書いてる。

「経済政策で野党がダメだから自民党に投票する」という愚劣さについて

いつもおかしなこと書いてるけど今回は特にひどいね。「啓蒙」の考え方が暴走しているうえに、ウソを言って人をだまそうとしてる。もはや「啓蒙」ですらない。ただの「洗脳」か、読者を馬鹿にしすぎてるだけのただの狂信者という趣だ。

井上達夫さんは「リベラリズム基本的価値である正義は、他者に対してフェアであること。正義とは他者に対する公正さ。」「リベラリズムの源泉は啓蒙と寛容の伝統自分他者に対する要求や行動が自分視点からだけでなく他者視点から正当化されているか自己吟味することが必要正義自分要求他者押し付けることではない。」と語っていたけれど、上の記事にはそういう観点がないので、この人はリベラリズムとは縁がない存在と思いたい。 護憲派と一緒にされるの心底迷惑

安倍政権のやり方に危惧を覚える人々ですら、野党リベラルもっとひどいという不安があって、世論は、安倍政権の強引な手法不安を抱えつつも、より害悪が少ないものとして支持している」

ほんまこれな。菅野さんだけがとがってるならいいんだけど、上で書いてるようなことを他にも主張する人がいて、完全に目がイッチャッてるのに自分は優良な人間で周りが愚かだと思ってるからもう完全に救いがない。


そもそも日本護憲派護憲と言いながら憲法尊重しない欺瞞を犯してる

原理主義護憲派修正主義護憲派という二種類の護憲派専守防衛であったとしても自衛隊存在のもの違憲と考えるのが原理主義護憲派専守防衛の枠内なら自衛隊合憲だと言ってしまうのが修正主義護憲派

専守防衛自衛隊安保政治的必要からという理由事実上容認しつつ、専守防衛自衛隊を認める明文改憲には反対。自衛隊違憲状態固定化しているという意味原理主義護憲派憲法を守っていない。

修正主義護憲派も、現実主義的に見えるけど、9条2項を考えるとあからさまな解釈改憲世界第二位自衛隊が戦力ではないということになり、米軍とともに行う自衛権行使交戦権行使ではないということになる、無理な解釈改憲原理主義護憲派修正主義護憲派憲法を守っていないので、安倍政権集団的自衛権容認を違憲だと批判するのは欺瞞。この欺瞞ゆえに護憲派安倍政権批判が力を持てないし、このような考えはリベラリズムとは何の関係もない。護憲派リベラルと呼ぶこと自体おかしい。

リベラリズム憲法精神立憲主義を守るという意味では基本的護憲立場ではあるが、日本護憲派憲法全然守っていない。リベラリズム護憲を主張するのは「憲法に定めていいのは、特定党派に有利にならないような公正な競争ルールと、少数者を保護するための基本的人権」だからだ。

にも拘わらず、護憲派を主張する上記人物は自分意見に沿わない人は愚劣だと罵る。これは憲法精神に反しているので話にならない。なんちゃってリベラルであって、主義主張として評価すべき点がない。ただの自分意見ごり押ししたいだけのわがままちゃんだ。 この人たちは護憲派とよぶことさえも語弊があると言える。



こういう人と一緒にされるのは耐えがたい屈辱であるリベラル立場からも、この人の今回の記事遺憾であると述べさせていただきたい。

2016-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20160707234517

改憲は支持するが自民党草案は支持しないってのが多数派なんだよね。

からこそ公明党曰くの「加憲」くらいのノリが丁度いい気がするんだけど、

改憲行為自体を認めない人がいて、その上で言葉足らずな憲法9条盾に立憲主義ほざいてんのが問題なんだよ。

これが10年〜20年ならまだしも70年続いてんだぜ。すごいだろ。

ファシストになろうとしている自民党

http://anond.hatelabo.jp/20160707234517

これを見て。

まず言っておきますタイトル釣りです。でも言いたいことの結論でもある。

自分も含め、結構いると思われるのが自民党憲法草案を見てこいつはヤバい、こいつはダメだと他の所に入れようとしている人。

で、「自民党憲法草案ヤバい」ってことを言うと何がヤバいのかが理解できない人が沢山居てやいのやいの言ってくる。

からそれを一言で表すとなると、表題のこれになる。

どういうことか、1つずつ順番に説明していくね。

まず、憲法ってのは世界中のかなりの国にあります。無い国はわずか8カ国(そのうちの1つがイギリスなのですが、この後の話でなぜか重要ポジションを占めるのがイギリス不思議

日本には当然ありますし、北朝鮮にもあります

でも、日本北朝鮮憲法はその意味合いが違います。それは何故か、それは、日本立憲主義国家からです。

じゃあ立憲主義国家って何か、その話をするためには、憲法というものの成り立ちを説明しないといけないので少し世界史の話をします。

1213世紀イギリス国王はジョン一世という人でした。

このジョン一世調子乗って重税を課し、軍資金を集めてからフランスに攻め込んだんですがいいところで見事なまでのヘタレっぷりを示して逃げ帰ります

これを見て上から下までイギリス国民がブチ切れ。全員そろって「テメェこの契約書にサインしねぇとブチ殺すぞ!」と最後通牒を突き付け、とうとうジョン一世サインすることになりました。

これが有名なマグナ・カルタであり、そしてこれが憲法立憲主義という概念スタート地点でもあります

まり憲法ってのは民衆が国に対して結ばせる契約書の一種なんです。で、国より憲法のほうが上だよ~、ってのが立憲主義

で、自民党憲法草案は例えば基本的人権は国が国民に対して与えるものって定義しちゃってるんです。こんなもの立憲主義国家憲法じゃないよ、ってことです。

じゃあ立憲主義じゃなきゃ何か。立憲主義対義語絶対主義です。

絶対主義国家ってのは、国が憲法より上に来ている国家で、わかりやすいのはいわゆる独裁国家ですが、これが集団でやるとファシズムといいます。そんなファシズムを掲げる人たちがファシストね。

自民党憲法草案を通したら日本絶対主義国家になります。そうしようとしているんだから自民党ファシストになろうとしているとしか言い様がないんです。

2016-07-07

9条を守るとか意味不明なんだけど

みんな大好き日本国憲法お話


参院選が近くなって、恒例の改憲派護憲派の争いがちらほら始まってるけどさぁ。

はっきり言って、護憲派の言ってることって意味不明


戦争反対 = わかる

自衛隊反対 = (まぁ)わかる

9条改正反対 = ハァ?


あのさぁ、そんなに戦争自衛隊が嫌なら、

尚更9条改正すべきなんじゃないの。


現行

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。


改正案(例)

2 前項の目的を達するため、また自衛のためであっても、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

こんな感じ

芦田修正を、更に打ち消す的な感じ)


9条問題本質は、

自国に敵が攻めてきたときに、日本国はどのような対応をするのか、という点について曖昧にしてることなんだよね。

敵が攻めてきた時とかの対応で思いつくのは、

下記のような感じなんだけど

1 抵抗せずに殺される

2 抵抗はするが、軍隊は使わない

3 自衛のための軍隊で抵抗するが、攻めてきた国を攻撃まではしない

4 軍隊自衛はするし、攻めてきた国を攻撃する

5 たとえ攻めてくる前でも、予兆があれば先制攻撃する

6 仲間の国が攻めらたら、攻撃する

7 仲間の国が攻められそうな予兆があれば先制攻撃する

8 大義のためなら、必要に応じて先制攻撃する

日本国民の総意は、どの辺にあって、

それに合わせてどのように9条を改正するのかを議論しないといけないんじゃないの?

まぁ、自衛隊をどうしても持ちたくないなら、1か2を9条に明記したらいいよね。

国民みんなが、他国が攻めてきた時に、「軍隊で抵抗するくらいなら、たとえ自分や大切な人でも、殺されたほうがマシ」だと思うならそうなるでしょう。


ちなみに私は、平和主義者なので、3番かなぁ。

とりあえず、「相手から手を出されるまでは、こちらから手を出さない。追い払うだけで、それ以上殴りに行かない」的な。

たとえ、運悪く、自分や大切な人が殺されてしまったとしても、自分や大切な人が他国に乗り込んで、殺す側に回るよりはいいです。


なんで、こういう話に誰もならないのかね。

マスコミは何してるの?政治家は何してるの?

本当に腹立つわー!

◆16/07/09 2:00 追記

たくさんの反響に驚いています

幾つかの論点について、コメントを書いておこうと思います


・「9条が曖昧からこそ良い」という論点

この文章で、私が言いたかったことは、

9条についての改憲派護憲派の争点は、憲法曖昧にしてきた部分によるものであり、

国防軍隊自衛隊)について、国民コンセンサスをきちんととって、憲法上に明文化すべきじゃないかっていうことです。

なので、この文章をきちんと読んだ上での、真っ向から反論だと思います

確かに、あまりガチガチ憲法を決めてしまうと、不測の事態への対処に遅れるリスクはありますよね。

たぶん 「9 あえて曖昧なままにしておく。」を加えて、それも含めて国民が選べばいいんじゃないですかね。


・「自民草案あんな感じなのに、改憲とか言うの?」という論点

このタイミング憲法の話をするのに、自民党憲法草案について触れないのは微妙ですよね。

すみませんでした。

あれ、2年くらい前に読んだんですが(確か)

かい内容は覚えていませんが、随分酷い内容だと思った記憶はあります

なんか。某シールズみたいな物言いが嫌なんですが、立憲主義ってなんだっけ?っていう感じです。

自民草案について言及している方には、釈迦に説法ですが、

あの草案は、「国家国民」、つまり国家のために、ひとりひとりの国民基本的人権は、

時として制約する必要があるというスタンスのものですよね。

じゃあ、「お国のために犠牲になる」ということをもう一度やるのか。

ということを、自民党支持の方は考えるべきかなと思います



ちなみに私は、自民党について、

政権運営能力は、この党にしかないので与党であるのはやむなしと思っています

が、今度の選挙は、全く支持していない民進党共産党に入れます。(たぶん)


選挙では、自分が支持する政党に入れるということも大事ですが、

自分投票行動が、どんな政局を生むのか」ということを考えるべきだと思ってます

この10年来、日本が失敗し続けているのは、

特定政党一人勝ちさせてしまったことではないでしょうか。


民主政権誕生時も、その前の小泉人気で獲得した議席

4年間手放さなかった第一次安倍内閣から麻生内閣までの頃も、

圧倒的多数議席を獲得した与党が何をもたらしたかは、振り返ってみましょう。




・「周回遅れの論点」とか言う人へ

この手の意見もちらほら見えましたが、ぜひ、過去論点現在論点をわかりやすく整理してください。


憲法改正が、最後国民投票に委ねられている以上

選挙権を「いま」持っている人たちが、

過去論点を踏まえて、自分はどうしたいのかを考えられないといけないのではないでしょうか。



以上で、コメント終わりです。

長文にお付き合いありがとうございました。



最後に、私の意見よりも、ここに集まった意見総合的に見て、

明日参院選ではどのような投票行動を取るか、今日一日考えたら良いんじゃないでしょうか。

選挙に行きましょう。みなさん。(なんだこのまとめ)

2016-06-21

共産党の「JCPマガジン」の主張

若者投資

学費10年で半額に

・「奨学金革命を」

欧米並みの予算可能

安心して働ける社会

ブラック企業規制法を

最低賃金時給1500円に

平和先進国

安保報=戦争法廃止

立憲主義を取り戻す

北東アジア平和協力構想

④公正な社会

格差貧困を広げる”アベノミクス

ルールある経済社会を作る

ヨーロッパ税金内部留保

政治、変わってほしい 88%

・夏の占拠は、政治を変えるチャンス

・対決構図は 与党勢力 vs 野党市民

個人的感想

時給、労働格差はいいが

戦争法北東アジア市民はいただけない

これなら民進の方がいいと思った

若者向け雑誌の中ではかなり読みやす

以前からだが、共産党はこういうのがうまい

若手をうまく使っているんだろう。

2016-05-01

池上彰上から目線で見てる人って何者なの?

煽りとかじゃなくてどんな人か興味あるんだけど

学者とかなのかな

池上彰より教養あるって日本トップレベルだと思うんだけど

ぜひその人に教養を語ってほしい

マルクスキリスト一国二制度パレスチナリフレ55年体制一人っ子政策立憲主義報道の自由

なんでもいいから語ってほしい

できれば池上彰並みに端的に

2015-11-13

「今、民主主義について考える49冊」から除外された本

書名著者
SEALDs 民主主義ってこれだ!SEALDs
時代の正体神奈川新聞時代の正体」取材班
右傾化する日本政治中野晃一
社会を変えるには小熊英二
デモいこ!TwitNoNukes
私達は"99%"だ「オキュパイガゼット編集部
革命のつくり方港千尋
デモ!オキュパイ未来のための直接行動三一書房編集部
希望政治学布施
日本人民主主義を捨てたがっているのか?想田和弘
立憲主義について佐藤幸治
ぼくらの瀕死のデモクラシー枝川公一
政治はなぜ嫌われるのかコリン・ヘイ
日本国憲法新装学術文庫編集部
法とは何か長谷部恭男
憲法とは何か長谷部恭男
読むための日本国憲法東京新聞政治部
タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか小林節
憲法は、政府に対する命令であるC.ダグラス・ラミス
国家暴走古賀茂明
検証法治国家崩壊吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司
ソフトパワージョセフ・S・ナイ
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください井上達夫
キング牧師辻内鏡人、中條献
I Have A Dream!マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
隷属への道F.A.ハイエク
世界を動かした21の演説クリスアボット
戦争プロパガンダ10法則アンヌ・モレリ
精読アレント全体主義起源牧野雅彦
ヒトラー演説高田博行
劇画ヒットラー 復刻版水木しげる
悪あがきのすすめ辛淑玉
独裁者のためのハンドブックブルース・ブエノ・デ・メスキータアラスター・スミス
輿論世論佐藤卓己
永遠平和のために 啓蒙とは何か 他3篇カント
アメリカデモクラシー(1上下・2上下トクヴィル
国家上下プラトン
自由ミル
一九八四年[新訳版]ジョージ・オーウェル
動物農場ジョージ・オーウェル
イェルサレムアイヒマンハンナ・アーレント
人間の条件ハンナアレント

ソース

http://pbs.twimg.com/media/CSmpHEIUwAAOfO2.jpg

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=10696

2015-09-21

安保法案に反対する人々の考え方分類。

自衛隊自体憲法九条違反から反対(護憲派

例:大江健三郎坂本龍一山本太郎社民党共産党革マルとか中核派などのテロ組織

古き良き時代戦後民主主義というやつで、彼らは単なるアジテーターです。今回の法案では、まるっきり無関係徴兵制とか戦争法案言っているのもこの人達です。こういうお花畑の人たちの煽動ははっきり言って逆効果。右の石原百田、左の大江坂本という感じです。SEALDs一見するとここに見えますが、彼らは彼ら彼らで民主党といい勝負の寄せ集め集団なので、また違います

憲法九条個別的自衛権のみ認められている(護憲派

例:野中広務古賀誠加藤紘一民主党左派創価学会(≠公明党

かつて保守本流と呼ばれていた人達です。自衛隊という固有の軍隊と、現状の日米同盟防衛するという意味で、ある意味で一番現実主義者でしょう。ただ問題は、アメリカがもうそんなレベルの協力関係は望んでいないことですが。オーストラリア軍韓国軍と同様に自衛隊にも米軍下請けをさせたいというのが、今回の安保法案目的なので。

憲法解釈の変更による集団的自衛権に反対(改憲派

例:村上誠一郎岡田武史小沢一郎民主党右派

本来保守と呼ばれている人達です。内閣による憲法解釈で下位法を変えるのは、立憲主義法の支配無視するという意味です。中共北朝鮮と一緒(中共憲法よりも上位に共産党の決定があるため、憲法が空文化している)。国連決議の上で多国籍軍PKFに参加しようなんて人もいます岡田克也小沢一郎)。本来自民党の多くもここなはずなんだけど、官邸や党の主要ポスト総裁の子分が握っているため、憲法解釈による運用変更なんてトンチキなことをやっています清和会支配の完全なる弊害ですね。

現在提出されている安保法案修正すべき(護憲派改憲派

例:維新の党

例えば「自衛隊米軍核弾頭輸送するのか?」「先制攻撃に行く米軍軍艦戦闘機に給油するのか?」「そもそも集団的自衛権ってどこまで認められるの?」など、今の法案のままだとまずいので修正しましょうという人達日本周辺事態防衛のみに限定しましょうとか、大量破壊兵器輸送はやめましょうと言う勢力。だってイラク戦争とかベトナム戦争みたいなのに自衛隊が参加するなんて悪夢でしょう。ネトウヨがよく韓国への攻撃で使うベトナム戦争での蛮行なんかもあるんだけど、自衛隊がそんなことしないという保証がどこにあるの?修正すると宰相が米上院勝手コミットした期限に間に合わなくなるので、今回はこれすら拒否しています。まるで無茶な納期予算で受注を取ってくるアホな営業みたいです。

国防自国で行うべきで日米同盟に反対(改憲派

例:小林よしのり鈴木邦男一水会長渕剛・(かつての共産党

いわゆる民族派とか右翼と呼ばれている人達です。憲法九条自体改憲して、自衛隊正規軍にする一方で、日米同盟を破棄して自主防衛にすべきという人達です。この人達もこの人達で、ある意味アレですが「アメリカ戦争に巻き込まれたくない」ということで、今回は左側の人達と共闘しています。まあ、清和会のすすめる日米同盟に比べたらある意味平和主義かもしれません。現実的日米同盟なしで国防が成り立つかどうかは別として。日米同盟が亡くなったら、対馬をめぐって日韓フォークランド紛争みたいなことが起こるかもしれません(既に竹島フォークランド化してますが)。

よく分からないけど、危なそうだから反対

場の空気で反対している人達です。現在宰相空気作りが下手なため、今は世の中の空気は反対多数ですが(清和会御用メディアFNN世論調査ですら今国会での成立には否定的)、これが小泉純一郎みたいな人だったらば賛成に回るでしょう。ガッチャマンクラウズ インサイトに出てくる猿と呼ばれる人達です。松本人志とか小籔なんか逆張り安保法案に賛成していますが、同レベルの猿です。たんなる逆張りなので、あるい意味議事堂周辺に集まるひとや、ネット上のレイシストに比べても悪質でしょう。こういう連中こそ政治に口出しすんのなんかやめてお笑いだけやってりゃいいんだ。

ちなみに書いたやつ(つまり俺)の個人的見解としては、「現状維持護憲のまま行くか、どうせ改憲するならば改憲したうえでNATOに加盟したほうがまだいいんじゃね?」って思ってます。単なる日米同盟だけの集団的自衛権と、NATOへの加盟では全く意味が違ってくるからね(ベトナム戦争イラク戦争には仏独は不参加)。オーストラリア韓国みたいに、単なる米軍下請けは勘弁願いたいです。地理的大西洋じゃないやんという突っ込みもありそうですが、米韓豪日台比印のPTO結成とかは勘弁。NATOと違って完全に米国とその子分たち連合になるだけだから

2015-09-18

戦争法案ではない犬法案

今回の法案について本質議論をしない野党にはほんとうに頭が下がる

与党には信じられないくらい頭のキレる戦略家がいる前で、

野党戦争法絶対反対と歌い続けるおばさんらの姿は子猫か盲な闘牛のようだ

では要点を順を追ってみる

この話の重要な点は日本世界の変化にどう対応するかという流れにあるという点だ

アメリカ世界戦略的の変更

 ↓

日本への圧力

 ↓

・2014.7の閣議決定(集団的自衛権行使の決定)

 ↓

憲法解釈変更(今回の法案)

 ↓

・今後、憲法の変更へ?

わかるだろうか?おかしいのだ。順番が

アメリカからまり国民を経由せずに法案が決まるのだ。

これは大げさに言えば立憲主義でも主権国家でも、民主主義でも無くなってしまっているのだ。

そしてそこの不安定さことそが有事の際に最も問題なのだ

与党尖閣や対中を睨んでこの法案を通したいのはよくわかる。

安倍首相気持ちも、八月の談話から十分読み取れる。

しかし今回、先の大戦でのちっぽけなプライドのために、日本は本当に大事プライドを捨ててしまう事になった。

さて、この法案の「当面の」問題点は何か

この法案だと、状況が変化すれば与党が想定していたものと違う使い方ができることだ。

野党らはこれをもって戦争法案だの騒いでいる。

そして野党は見事にここの議論に終始した。

相手の土俵に乗るにしてもあまりにお粗末だ。

本来日本がまず考えるべきは何なのか

2025年中国台湾,沖縄侵略

2030年前後に起こる米中戦争にどう対処するか

このあたりだろう。

日本仮想敵国として中国がいて、残念ながらこの近未来予想は濃厚に避けがたい現実になりつつある。

しかし、それに対しどう対応するかを模索する時間もまだ残されている

そしてそれをこそ真剣に話し合わねばならない。

もしアメリカが飲めない要求をしてきたのなら、それに応じるかアメリカと距離を置くことにするかを議論しなければならないのだ。

その道以外の選択肢も考え、議論模索しなければいけないのだ

しかしたら、

日本自身が核を持って抑止力を発揮する手もあるかもしれない

しかしたら、

各国が自国利益より全世界の人の命を優先しようと世界に呼びかける方法だってあるかもしれない

しかしたら、

EU同盟を結んで、三つ巴で世界バランスを保つ手もあるかもしれない

戦争入り口を潰すためにロシア韓国周辺国との関係改善しておく事だって必要だろう

しかしたら、

中国サイドにくみする方法だってあるかもしれない

やっぱりアメリカがいいかもしれない

そういった議論があって必要があれば初めて憲法を変えればいい

アメリカに言われて圧力国民を経由せずに、アメリカに嫌われたくなくて日米同盟の強化なんて笑わせる

この法案

今後日本米国につく以外に選択肢が無くなる事を意味し、

米国の言うことの拒否不可能になることを示しているのにだ

今回は世界の中心はアメリカじゃなくなるけどおまえどーすんの?って世界の潮流において、

国民議論なしにアメリカに愛ではなく忠誠を誓う事になったのだ

私としては、日本主権国家ではないのだと、ハッキリさせられた事が悲しく残念だ

2015-09-02

法学部生がSEALDsについて思うこと

SEALDsに参加しようとは思わない。

都内私大法学部回生憲法を専攻するつもりで勉強している。

僕は、そして周りもほとんど(少なくとも僕の交友範囲や見聞きした話では)安倍政権集団的自衛権行使容認の決定や、安保法案は明らかに違憲で、撤回すべきだと考えている。

合憲だと言っている学者名前を見たら見覚えがありすぎて笑ってしまった。御用学者として有名な方々だからだ。

明らかに無理な法案からこそ、安倍政権が死に物狂いで成立させようとしているのは分かる。

この件について法律を学ぶ学生の関心はかなり高い。

しかSEALDsに参加しようとは思わない。周りにも参加している人はいない。

彼らのデモでの醜態Twitter上のやらかし音楽ライブを見ると全く共感できないし、むしろ苦々しく思っている。

もちろん法律を専門に勉強していない人の反対する声や数の力が大事なことは分かっているし、軽薄に見えるライブラップによる抗議も、従来の暴力的学生運動イメージを払拭する試みだということは知っている。

それでもあん集団には入りたくない。ほとんどの構成員発言は幼稚で無勉強イライラする。

当然SEALDsに見当違いの批判をしているネット右翼アフィブログは論外。何も知らないのに偉そうなことを主張できる人があれだけいるなら、立憲主義意味不明だと発言したり、法的安定性は関係ないと主張する政治家がいても不思議じゃない。

学生運動アレルギーもあると思う。毎日毎日入学初日から拡声器演説し、変わり映えのないクソダサいチラシと量産する左翼グループを嫌わない学生はいない。日頃の行いのせいで本当にヤバい時に役に立たないのは皮肉な話だ。

しかし何もしないとまず確実に安保法案は通る。(無理矢理成立させるために民法改正が先送りになったことについて、法学部生は怒っている。改正前のも改正後のもどちらも勉強しなければならないのだ。)

ちょっと法律勉強しているからってSEALDs馬鹿にし、安倍政権を叩き、ネット右翼嘲笑して学生運動に背を向けた僕と多くの法学部生は結局、口だけ達者で何もしない口だけ野郎だ。

2015-08-10

http://anond.hatelabo.jp/20150810142233

安保体制強化が必要か」を議論しないで、立憲主義だけで戦おうとすると、

安倍政権戦争国民を殺そうとしている悪の権化

ってするしかなくなるんだよね。

実際、そうなってるよね。

http://anond.hatelabo.jp/20150810115416

左の皿に乗るのは立憲主義だと思うんだがな。

立憲主義解釈改憲によって少しづつ侵されて行くのが問題

政府軍部に大きな権力を持たせすぎたのが戦前日本国日帝)の致命的な失敗だったと俺は理解してる。

ただこれは今すぐなにかが起こるってわけじゃないから、万人に理解されにくいんだよな。

から万人に訴えやすい、徴兵制がどうだかこうだかってところを左翼は論題にあげてるんだと思う。

2015-07-26

俺が安保はそんなに問題ないんじゃないかって考えてるのは、はてな界に於いて立憲主義権威であるfinalvenkiさんが問題視してないからなんだよね。

2015-07-23

やっぱり憲法学的には自衛隊のもの違憲というのが通説

http://www.asahi.com/topics/word/%E5%AE%89%E4%BF%9D%E6%B3%95%E6%A1%88%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88.html

憲法学者の2/3が「違憲」「違憲の可能性あり」と回答してるんだから政府見解判例はともかく学説的には違憲と言うのが通説なんだろう。

自衛隊なくすか、憲法改正するか、立憲主義やめるしかないな。

しろ最初から日本には立憲主義などなかったのか。

2015-07-22

http://anond.hatelabo.jp/20150722194814

主観は人によって違うのでやむをえないが俺の立場は以下のとおり。

表の論点 安保法制合憲かどうか

私:憲法学者が言っているし、違憲だろう

君:今までの解釈の延長線上にあるから問題ない

俺:今までの解釈の延長線上にあるから問題ない

裏の論点 どのくらい現政権フリーハンドを認めるか

私:憲法範囲内で枠にはめたい

君:今は緊急事態からできるだけ憲法拡大解釈すべき。改憲大変すぎ。

俺:今までの解釈の延長線上にあるから、少なくとも新たな問題はない。(9条改憲するときにかかる時間コスト言及したのは、君の主張のデメリット矛盾をつくためにすぎない。俺は先の解釈変更や今般の安保法制のための程度なら9条改正不要との考え)

少し付け加える。

今までの解釈憲法範囲内だというなら今般の法制もすでに枠にはまっている

時の政権特に9条に関する限り、事実上ほぼ無制限解釈自由があることになると見ることが可能なのは事実だ。

しかしそれは、現在制度自体がもつ欠陥(統治行為論により9条に関する限り行政府の一部門合憲性を事実上最終的に判断する制度)に起因している。制度の欠陥を安部首相がついたとみてもよい。

これが9条だけの話ならばまだしも、他の条文にまで援用されると確かに恐るべきことになる。

論点の背景にある価値観の相違

私:民主主義大事。そのためには狭義の「国益」を多少犠牲にしてもやむを得ない

君:民主主義大事だが、国民幸福の前にはある程度の手続きショートカットは許される

俺:デモクラシーイデオロギーではなくプラクティスである

補足)

原語がデモラティズムではないことにそれは現れている。したがってデモクラシーによって守られるべき価値デモクラシーのものによって毀損されるのはゆるされず、その価値とは「国民幸福である

なお、侵略が許されないのは、それによって得られたなにかをわれわれ日本国民はもはや「幸福」とは呼ばないからである

また、近代デモクラシー以前から国家存在している。デモクラシー採用しない国民国家はありえるが、国民国家の基盤がないところに近代デモクラシー不可能さら国民国家国家の一種に過ぎず、国家領域人民暴力によってなる。(つまりよりもっとも野蛮な国家すら、領土人民防衛はその責務である。ましてや現代日本においてをや)

より下部にあるより基礎的な層への脅威はそのままわれわれのデモクラシーへのより根源的な攻撃でもある。これへの防御を表層の制度字義解釈に拘泥して阻害したり、それをもってデモクラシー破壊と叫ぶのは本末転倒。むしろ表層にある制度の欠陥が露呈したとみて、制度改善こころみるべきである

さら政治は結果である

制度改善が著しく困難な時には、より基礎的な価値防衛するために統治機構はさまざまな方便を考え出す。

今回の解釈変更も、そもそも安保自衛隊を黙認するための統治行為論もそれだ。

価値観を作る根っこにある、もっとも恐れている事態(たぶんこの部分のリスク計算が一番違う)

私:国内制度崩壊

君:外国侵略

これについては、まあ、君にはそう見えるかもしれんという感じか。

俺にとって外国侵略が君が考えるよりは重大な危機と考える理由の一部は「論点の背景にある価値観の相違」の補足に述べたつもりである。多少分かりにくいかも知れないが、筋道はおえるのではと思う。

ところで君は先に大戦惨禍を縷縷述べ、その原因を国家暴走にもとめた。

そして、それへの反省あるいは対策として、立憲主義の厳格なる遵守を要求していたように見える。わたしの考えもまた私の主観では立憲主義を厳格に遵守するものであるがそれはともかくとして以下の点を指摘する。

天皇親政により立憲政治を絶命させようとした二・二六事件立憲主義を逸脱した昭和天皇勅命によって頓挫させられた。先の大戦はやはり立憲主義を逸脱した昭和天皇聖断によって収拾された。

デモクラシーが前提とする立憲主義手続きを墨守することによる不利益デモクラシーコストとして甘んじて受けるべきだというなら、昭和天皇は指をくわえて見ているべきだったということになる。

もし本当にそう歴史が推移したならば、前者についてはより早く大戦突入する結果を招いたことであろうし、後者については惨禍がどれほど拡大したかはまったく俺の想像を越える。

こうした歴史をどう考えているのか。

しかし、これはもはやあまり脱線が甚だしい。縁があれば別の機会に議論することにしよう。

http://anond.hatelabo.jp/20150722132357

実質的にどうであろうと、形式的には改憲ではない。

一体憲法のどの条文が、内閣法制局長官の答弁内容の変更や、通常の法案の可決に「2/3の議決国民投票での過半数」を要求しているのか。

そんなことを要求することこそ立憲主義の逸脱というものだ。

2015-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20150721071717

| 政府判断によって、制約の具体的一形態がべつの具体的一形態に変化するのは元々ありえたはずじゃない。

|

これはそう。政府憲法解釈において、ある程度の自由度を与えられていると考えるのが妥当。ただ、その「ある程度の自由度」は当然限界があり、その限界世論とか今までの経緯とか学説とか現在政府が直面する状況とかによって決まる。集団的自衛権憲法で明示的に禁止されていないから行使可能だ、というのは君の解釈だが、学説の圧倒的な多数説は、昨年の集団的自衛権を認めた閣議決定は、政府に与えられた解釈権を乱用する違憲解釈変更だ、というものだ。

「当然限界があり」って言うけどさ、その限界っていったいどこにどんな法的根拠があるの?(憲法改正限界の話ではなくて、内閣法制局解釈限界のほうね)俺が一票を投じたこともない日本国民であることの保証すら無い「憲法学者」のご意見は、まあ、ご意見としては承っておきましょうか。神妙な面持ちで。でも彼らには国会議員立法を是非を決定する法的機能はない。それを持つの最高裁だけだ。これも憲法に書いてあることだ。憲法学者意見日本国立法を縛れるなどという習慣が横行するならそっちのほうが立憲主義危機だ。悪意ある外国政府はこぞって日本憲法学者堕落させにかかるだろう。

法的根拠があるなら、それをもとに内閣法制局解釈変更の違法性を正せばいい。裁判を起こせばいい。

そもそも行政府の一部門に過ぎない内閣法制局解釈を決めることになってるわけだよ。そして前文や他の条文と違って統治行為論があるから憲法違反だろうとなんだろうと憲法九条については解釈を悠然と変えてしまえる。あとで違憲無効審判司法府にくだされる気遣いもないから、何を言おうがもうカエルの面に小便だ。

そもそも、この不安定な状況は実は何十年も続いていて、昨年、安倍総理証明しただけだ。

    「実は、そんな限界、どこにもなかったんだよ!」

と。そしてその後、総選挙国民はその自民党公明党からなる与党圧倒的多数を与えてその解釈を追認したんだよ。これは「ある程度の自由度」の範囲を広げる要素でもあろう。また君が言うような総合的な判断によって限界が定まるとするなら、それへの見解がわかれた時に多数決を用いるのも自然なことだと思うが、それは脇道だろう。今は言うまい

つまるところ立憲政治危機などというなら、何十年も前からすでに危機だった。我が国憲法制度上の欠陥がついに白日のもとにさらけだされた。そう言うべきだ。

さて、俺がもともと明らかにしたかったのは、圧倒的な多数の憲法学者なる人々の具体的な理屈の作りなんだよ。

朝日新聞とか民主党とかはふわっと

憲法九条は変えないままでよくて、自衛隊安保もまあまあOKで、しか安保法制違憲にしてくれる理屈支配的って思い込ませたいようだけど、そんなことを言っている憲法学者が本当にいるのか?本当に大多数なのか?

本当にそうだとしても傾聴に値するのか?

それは自分の知性で検討するべきことだろう。「学説の圧倒的な多数説」などと安易権威と多数に訴える前に。彼らの権威よりも自分たちが選んだ代表権威多数決の方が重いはずなのがデモクラシーなのだから

2015-07-20

http://anond.hatelabo.jp/20150720222848 (分かりにくい表現を直した)

と言い続けてきた。それを聞いた日本国民は、憲法9条によって政府の行動に制約をかけていると理解してきた。

に対して、俺は以下のように応じた。

日本政府日本政府の行動に制約をかけていると理解してきたわけでしょ。日本政府日本政府みずからに掛けた制約をみずから判断で変えるのはありえることじゃない?

に対する応答として

憲法日本政府が制定したものではないよ。主権者たる日本国民が制定し、日本政府に与えたもの。制約をかけているのは日本国民。だから政府自由に制約を外すことはできない。このフィクションが「立憲主義」の意味するところ。そういう意味で、今の安倍政権の行動は「立憲主義危機」なわけ。

分かりにくい書き方をしてしまったのかも知れないが、もらった答えはずれていると思う。

憲法九条のものについての話なら、君の理屈はただしいかもしれない。

でもその具体的内容というか解釈自衛隊安保はOK)は政府の一部門にすぎない内閣法制局見解で、それが現行の制約の具体的一形態なわけでしょ。

その次元では政府政府に制約を掛けているのみということになるはずだと思う。

ならば、憲法九条に反しない範囲でなら、政府判断によって、制約の具体的一形態がべつの具体的一形態に変化するのは元々ありえたはずじゃない。

そして、憲法九条も前文も他のどの条文も集団的自衛権には言及していないわけだ。

憲法九条事実上、何十年も停止されている状態なのに、本当に反しない範囲である必要があるのか?というのは今は論じない)、

http://anond.hatelabo.jp/20150720223436

結局、わりとそのくらいのスケールの話で、「立憲主義危機」ってのはちょっと言い過ぎかな?というのが今の認識なんだけど、どうだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20150720222858

あーなるほど、と思いかけたけど、実際に口を出している中韓に対して日本は「日本侵略する意図があるからそんなこと言うんだね?」と言ってないよね?

それとも日本が直接言わないだけで、暗黙の認識としてもう中韓はそのように世界から判断されてるんだろうか。

あと、侵略意図は無くとも立憲主義危機なら、「立憲主義危機から」と口は出せそうだけど、無理なんだろうか。

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