はてなキーワード: 洒落とは
今日も増田はその取り巻きの男たちからお洒落なアクセサリーを褒められている。
俳優としてのキャリアを積み上げてきた増田は、お茶の間での知名度が高いだけに留まらず、業界内でも評判の高い偉丈夫だ。
昔は少しヤンチャをしていたという経歴もあって、少しチャラチャラした若手俳優からは兄貴と呼ばれて親しまれている。そんな兄貴は毎日のように子分・弟分達を連れ立って飲みに行ったり遊びに行ったりしているが、ここ数年は異常なほどに周囲の人々から褒められるようになった。
そして、もはや当たり前の光景となったその褒めるやり取りは決まって同じような結末を迎えるのである。
「褒めてくれてありがとな。せっかくだからこれお前にやるよ。」
兄貴風を吹かせるためだろうか。それとも単に気前が良いのだろうか。
既に業界では常識となっているが、増田は自身のアクセサリーなどを褒められるとそれがどれ程高額なものであっても褒めてくれた人にプレゼントしてしまうのである。
最初の頃こそ、より年次のいった先輩俳優や周囲の友人から窘められたり、
と心配されたりもしていたが、誰が何と言ってもプレゼント癖は治らず、ついには金目の物をタカるためではないかと噂されてしまうようなハイエナのような若手連中が常に周囲を徘徊するまでになってしまった。
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「そんな増田さんは、業界内でも有名なプレゼント魔とのことですが。」
とある映画の宣伝としてのインタビューの場において、これまたお茶の間での知名度が高い女子アナウンサーからそう問われた増田は、少しはにかんでこう答えた。
「初めの頃は単純に善意だったんですがね。褒められたらそれをプレゼントする、ということを繰り返しているうちに、今回だけプレゼントしないのもどうなんだろうとか考えるようになってしまいまして。今では少しでも褒められると無条件にあげてしまうんですよ。もはや呪いの類ですね。今日もこのインタビューの前にそこのカメラマンにネクタイピンをプレゼントしてしまいました。」
インタビュアーに視線を向けられて恥ずかしそうに顔を背けるカメラマンは、ネクタイピンなんて普段使わないような格好をしており、このあとオンラインオークションなどで転売することが目に見えているような男であった。
それを見透かしたのか、若干の軽蔑の眼差しを顕にした女子アナウンサーは、慌てて表情を正して増田に向き直す。
そして意を決したように深呼吸をしたあとに増田に向かって問いかけた。
「増田さんといえば、都内の立派な一戸建てを最近購入されたことでも話題ですね。なんでも歴史を紐解くと元は外国からいらした要人の方が住んでいた由緒正しいお宅なんだとか。私みたいな庶民では手が届かないような金額で購入されたとワイドショーでは騒ぎ立てていましたよね。羨ましいです。私もぜひ一度住んでみたいです。」
スタジオに居る全員が何も言葉を発することのできない、数秒の沈黙の間。
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インタビューのあともいくつかの仕事をこなした増田は、急遽マネージャーに手配させたホテルへと向かっていた。
元々は家に帰るつもりであったため荷物はほとんど無く、タクシーから降りるのも一瞬である。
さて、着替えなどはどう調達しようかと若干思考を巡らせながら、ホテルのチェックインを行うためにカウンターへと足を向ける。
そのときだった。
「増田さん!」
突然知らない人物から声をかけられても動じないところはさすが増田である。
一般的な俳優やタレントであれば、周囲の目が集まることを気に病みながら舌打ちでもするところだろう。
増田はにこやかな表情を作り、握手の体制で初めて会うファンを出迎える。
「僕、増田さんのファンなんです。こんなところで出会えるなんて。握手をお願いします!」
初めから握手に応じる心づもりであった増田は当然のように握手に応じ、濁流のごとく話し続けるファンの声に耳を傾ける。
「デビュー作から観ています!とはいっても最近オンデマンドサービスで観たんですが。」
「まさか同じホテルに増田さんが泊まってるなんて、夢のようです。今夜お部屋に遊びに行ってもいいですか?」
増田の表情が瞬く間に変わっていく。笑顔は消え、無表情に近い。
自分勝手に喋っていた男も流石にその変貌には気づき、何か不味いことを言ってしまったのではないかと表情を曇らせる。
「僕の生き方が、羨ましいんだね?」
表情筋の配置こそニュートラルで、無表情という表現がピッタリだが、目だけは奥の方で笑っているようだ。
答えに窮している男の手を改めて強く握り返した増田は、ゆっくりと告げた。
「それでは、君に僕の生き方を譲ろう。次は君の番だ。頑張ってくれたまえ。」
ハロー、ミシェーラ。元気ですか? 兄ちゃんは元気です。この前都内のとある場所でマルチ商法の勧誘をしている現場に遭遇しました。
【マルチ商法の現場ってなんであんな面白いんだ? という話。】
休日、都内某所、某カフェ。多分この時点で場所を特定できた人が居ると思う。きっとそういう場所なのだろう。だってほら、トイレに「マルチ商法はダメ絶対」みたいなこと書かれた張り紙が。
その日私は友人Aと二人で、友人Bの到着を待っていた。今日の予定は、三人で東京散策。なんだかんだ毎週のようにあっているけど、いつもと違う場所に行きたくなったから。
Bの到着が遅くなりそうなので入った喫茶店。パンとコーヒーのいい香りと、落ち着いた音楽。入った瞬間に「また来よう」って思えるくらい良い雰囲気。
注文を済ませて、二階へ。席を確保して、Aに番を頼んで、私はお手洗いへ。なんだここもお洒落かよ、なんて思っていると、雰囲気を無視してがっつりラミネートされた警告文が飾ってあった。「当店でのマルチ商法は禁止されております云々」……。イマイチ現実味がないし、第一マルチ商法の現場に遭遇したこともない。違和感が残ったまま席に戻ると、Aが「眠すぎるから寝る」と一言ふわりと落とし、そのまま机に突っ伏してしまった。
私はやることもないので、コーヒーと彼女の髪を写真に収め、BにLINEで送る。普段勝手に撮られることを嫌がるAは、シャッター音にすら反応しない熟睡具合だった。
そんなわけでBを二人で待ちつつスマフォを弄っていると、隣の席の話が聞こえてくる。盗聴は趣味じゃないのだけれど、たまたま聞こえてしまったワードに、それを趣味にすることをここに誓った。
「マルチ商法って、そんな簡単にいくの? って思うじゃん。でもね、これがすっげぇ簡単なんだ」
???????? マルチ商法? 今時そんなことをやってる人がいるの? マジで?
いやいや、マルチ商法って、所謂「とにかく大人数を勧誘したら勝ち」みたいな頭悪い商売のことで、馬鹿みたいに画期的な商材を取り扱ってるのに全部嘘っぱちの三歳児みたいな大人がやることでしょ?
ここにきてさっきのお手洗いの張り紙の輪郭が浮かんでくる。「マルチ商法の話する人、現実に存在したんだ!」という、ツチノコを発見した子供のように浮かれてしまった。ただ私はツチノコを発見してはしゃぐ子供を知らないし見たことがないので、この例えはちょっとおかしい。
簡単に言えば、若干の寝不足とコーヒーのカフェインでやられた頭が、深夜テンションを平気で引きずってる状態。だって、こんな話を聞けるなんて思ってなかったから。
私は「ねとらぼ」のとある記事を思い出していた。(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/02/news008.html)この記事では、主人公の作者が10歳年上の知人にマルチ商法の話を持ち掛けられるというものだ。私が重要視したのはその手口もなのだけど、そのツイートにもあったスレッド。「マルチ商法あるある」の方。持ち帰れないパンフレットや、通じない連絡先。そして、画期的なのにどこにも売っていない商材。うーん、これが本当か確かめたい好奇心が疼いてしまう。
もちろん、ちゃんとマルチ商法だって判明した時点で席を立つし、店員に伝えるつもりでいる。単純に男子トイレにも同じ張り紙があって、戻ってきた一人がそれを話題にしたのかもしれないし。
さーてここでお待ちかねのメンバー構成発表のお時間です。隣の席には三人の男性。顔立ちは幼めなので、多分大学生あたりなんじゃないかな。「田」の字の左上のマスにメインで喋っている人(1)がいて、左下が被害者っぽい人(2)。ひたすら聞いている。そして右下に寡黙な一人(3)。スマフォも触らずにじっとしている。ぼくなつの虫相撲してくれる三人組みたい。
1「今から老後のこととかって考えてる? 考えてないよなー。俺もあんまり考えてない。でもさ、金が多いに越したことはないよな」
字面だけ見たら、普通の雑談っぽい。ただ、1が2へ『教えを説く』的なトーンと話し方をしているので、雑談ってわけでもなさそう。……なんだろう。絶妙に説得力がない。年齢のせいか、顔立ちのせいか。だって話してる内容はマルチ商法でしょ? 就職の話でもないんでしょ? なら金云々の話は安定がなくね?
この時点で思わず吹き出しそうになってしまった。このまま奇想天外な方向に進んで、最終的にはNHKがYouTubeに公開してるコント(https://youtu.be/t3lZo1kdsQw)みたいになったら百倍面白いのに。
可能性はゼロじゃないので、このまま耳を傾けることに。私はスマフォを弄るフリをしつつ、彼らの次の言葉を待つ。
1「でさ、俺の知り合いの社長さんとかも資金運用ちゃんとしてるんだけど、それでもまぁカツカツなわけ」
んなわけあるか!(粗品フロウ)本当にカツカツだったら他人に資金運用の話しないだろうし、ちゃんと資金運用できてるならカツカツにはならないだろうし、本当にその人物がいるなら付き合う人を考えた方がいいし、嘘としては笑えるレベルすでに面白い。
1)「そんな人でもお金のやりくりには苦労してるわけ」
そりゃどんな人でもお金のやりくりは苦労するよ。お前と付き合ってる社長さんは特に苦労してそうだがな!
1)「そこで重要になってくるのが、若いころからの貯金。お金は大切だよ」
へー天才か? この流れでマルチ商法の話だして陥落させようとしてるの? 無理じゃない?
1)「どう? やってみない?」
へーイエッタイガー。合いの手入れてあげる。実際この瞬間に私は吹き出してしまったので、お時間のようです。ちゃんとスマフォを弄る演技を続けていたので、彼らが一瞬こっちを見たけど、それをなんとかカバーする。
私「ね、起きて。駅着いたって。移動しよっか」
Aに嘘をついて起こす。寝ぼけ眼の彼女に「コーヒー飲める?」といってカフェインをすすめる。その間に席を立ち、時計で時間を確認する。
パンを買ってないのが良かったな、なんて思いつつ、今度はスマフォを耳に当てた。電話してるフリ。数秒待って、マイク部分に「今駅前のカフェにいるんだけど、もう出るから。うん、大丈夫。そのまま駅の×口で待ってて。はい、了解。じゃね」と吹き込む。早口だったかな、と不安が頭をよぎったけど、気にしていられない。
移動したいのは事実。恐らく彼らは、周りに自分たちの会話が聞かれていることを承知の上でこの話題を口にしている。堂々としているし、あとから来た私たちを気にした素振りを見せなかったし、第一片方が寝ていて片方がスマフォを触っている状態で聞かれない方がおかしい。あと吹き出すタイミングもバッチリだったし。そんなわけで、聞かれていることがバレていることと、お手洗いに張り紙があることが周知の事実の上で、私たちは泳がされているのだ。逃げない手はない。
私「よし、いこうか」
私がやけに足早に離れると、まだ寝足りないAがよたよたと追ってくる。先に階段を下りて、スタッフの方を探した。ちょうどバイトじゃなさそうな方がいたので、近づいて話を切り出す。
「あの、美味しかったです。ありがとうございます。で、二階の子の席にいた三人組なんですけど……」
私は、この後Bになんて説明しようか考えていた。
恋愛して結婚して子供も出来たが、学生時代休み時間は本を読むような地味女で、ギャルの笑い声が怖く、普通の人が怖く、お洒落な店には入れず、友達が少なく、引きこもりで、人と話す時に目が合わせられず、東京人はみな小綺麗な格好をしているのでとうとう出歩くのが怖くなった。
学生の時はあえて本を読んでいるのであって、ぼっちでは無いと自分を慰めてきたがそれもおそらく限界で、数少ない友達が自分以外の友人と気軽にLINEをしているさま、旅行に出かけるさまを見ていると消え入りそうな気分になる。
日本人でもいるだろう。米が甘いとか信じられん、とか言って、ライスプディング食べるのを頑なに拒絶する奴とか。その嗜好を一般化されたら堪らないわけだが、個人的嗜好としては、それは尊重されるべきなんじゃないかと思う。だから、小豆餡が食えないからって無理に食わせんでいいじゃないか。
個人的な話なんだが、俺は以前ブラジル人と一緒に仕事をしていたことがあった。彼女は大日本通で、俺がボサノバを聞く、と言うと「あー日本人はお洒落だと思ってるけど、あれってブラジルではオッサンオバハンの音楽だからね。私は邦楽を聞くから」「邦楽って?」「三味線が好き」……って感じの人だったんだが、やはり餡は頑なに食べなかった。俺はフェジョアーダも小豆餡も好きだけど、と言うと「豆が甘いなんて……」と天を仰いでいた。原体験って、それ位後に影響を残すものらしいよ。
和菓子には小豆餡を使わないものも結構あるんだけどな。上等な干菓子とか買ってきて、お茶と一緒に出してみたらいいんじゃないのか?
まぁ確かにある程度歳をとってもやけに色気が漂ってる人っているよね。以前私の上司だった女性は私の一歳年下だったけど、やけにお洒落で色っぽくて、これは権力のあるおじ様たちに大受けだろうという感じだった。多少のセクハラはうまく受け流せそうなキャラクターだったけど、やっぱりこういう人は身辺に気をつけて過ごした方がいいんだろうね。ある意味羨ましいような羨ましくないような感じだったな。
お洒落で沢山メガネを持ちたい人は安いのをいろいろ買えば良いし、一本で済ませたい人は良いやつを買った方が良いと思う。
ただ、私は安すぎるメガネ屋の検眼能力を信用していないので、そういう店で買うときは眼科で処方箋をもらって行くか、自分の気に入っているメガネを持って行って「これと同じ度数でお願いします」と言うのが良いと思う。
初めてzoffでメガネを買ったときは、別のところでコンタクトを買った直後で、やたらとコンタクトの度数を確認され、今使っているメガネを見せろと言われ(おそらく同じくらいの度数にすれば間違いないと思ってのことだと思う)、「こいつらろくな知識のないアルバイトだろ」と思った。
安い店も高い店もレンズやフレームの原価はそんなに変わらないんだろうと思うが、ちゃんとした検眼の知識を持った店員をそれなりの待遇で雇っていたらどうしてもメガネは高くなるだろう。あまりにも安さを追求するのはいかがなものかと思うよ。
リアリティあるなあと思いながら読んだ。
当方は勤務医を父に持つ、国立大出身の女医である。東京近郊の私立一貫校に通い、金のかかる学習塾にも通い、お嬢育ちの母は自分や子どもにいいものを買いたがって浪費しがちであった。1着数万円する子ども服とかバカじゃねーのって今は思う。まあまあ年収はあったはずだが家の貯金は全く増えず、母はよく「お金がない」とぼやいていた。
私が地方に出たのは就職してからだったし、そもそもあまり周囲の人と話してなかったから、増田が受けた衝撃に完全には共感できてないと思う。でも歩いて行ける範囲にコンビニも飲み屋もなかったりとか、電車で数十分かけて県庁所在地まで行かないと洒落た店がないとか、そういうのにはマジでびっくりした。
自分の中にある偏見っていうのを意識するのってすごく大事だと思うんですよ。意識することは、その偏見を解決する最初のステップだから。
「自分は全く偏見を持ってない」って言い切れる人がいたとしたら、よっぽどの聖人君子か、物事を真面目に考えてない人だと思う(ちなみに、私は「物事を真面目に考えてない人」に対して偏見を持っている)。
増田を叩いてる人たちさ、とりあえず胸に手を当てて考えてみてよ。
綺麗な女性ってっていいよね。
独身の頃は素敵な人を見習おうと思って頑張ってたんよ。道行く素敵おねーさんのファッションを参考にしたり、メイクもなるべく時間かけて丁寧にやったり。結果として出来上がるのが微妙にカッペ感隠しきれないちょいダサ女であってもさ。
けど子供産んだらそれどころじゃなくなった。
子供も時間も待ってはくれない。結果スキンケアはオールインワンを一発スパーン!で終わりになったし、ノーメイクで公園うろついたりスーパー行ったりするのにも然したる抵抗なくなった。洋服なんてコーデ考える脳みそが勿体なくて普段はローテーションで2着のみ。
でも同じ子連れでも、キレーな人ってそこらじゅうにいるんだよなぁ。
あれ凄いよなーどうやって髪巻いたり綺麗にナチュラルメイク仕上げる時間捻出してんの?そもそもめっちゃ細いし肌綺麗じゃーん奇跡か羨ましいな!
私の時間の使い方がまずいのかなー。
はてなブックマーク - RAM_RIDER「MOGRAに来るお客さん(特に男性)はもっとお洒落に気を使うといいと思うよ」からのアキバ系クラブとファッションについて - Togetter
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/44639
これは2010年の話で、本当に前なんだけれど。この頃ももう十分息苦しかったんだというのを思い出した。
このまとめられている人の見解に全く同意しなかったり、批判的だったりする事は普通だし、それ自体は何とも思わないんだけれど。個人の見解レベルの話で、特に乱暴な訳でも無く、何でも無いような発言だったのに。やれ、オタク差別だ、女性蔑視だとか、ルッキズムだとか道徳マウントやフェミマウントでぶん殴るコメにスターがいっぱい付いていて、本当にゲッソリした。やっている事は今のツィフェミと変わらんし、それより先輩みたいなもんだしね。
こうやって悪意に捉えて○○警察気取っているヤツらがでかい顔しているってのは、本当にぞっとするし、醜いと思う。別にこいつらがいたところで社会は良くなりはしないし、何を言う時もこいつらの暴言に怯えなきゃいけないんだから、本当にウンザリだ。
私は、元々美大受験をしたがあっけなく落ち、その後は美大に再挑戦する気が失せて、一般の受験勉強を始め、一浪して都内の某私立大学文学部の女子大生となっていた。
美術サークルには、必ず一定数の腐女子が存在する。(また、伝染もする。)
私は現代アートファンで、漫画なども好きだったが、キャラクターに入れ込むことはほとんどなく、ましてや男性同士のカップルなど心の底から興味がなく、ストーリーの巧みさや世界観に惹き込まれる方だったので、美しいイラストやネタそのものが面白い漫画以外の二次創作には興味がなかった。
美術サークルの腐女子は、やや地味だけどそれなりにお洒落で若いお姉さんといった人が多く、彼女達がニコニコしながら推しの男性カップルについて男性器がどうだの卑猥な話をするのはギャップがありつつも、かわいらしささえ感じられた。
しかし、今や、彼女達は大学を卒業し、来月からは社会人5年目。
未だにTwitterで繋がっているが、腐女子生活については卒業するどころか、給料を得て財力を増し、コスプレや同人誌などに巨額を投じている様子が毎日綴られている。
人の趣味は勝手だし、嫌なら見なければいいとは思うが、アラサーにもなりながら、腐女子であるのは、なんというか、率直に言って気持ち悪い。
作品のファンであるのはいい、キャラクターが好きなのもいい、でも、男性カップルに発情していて、且つそれをほぼ公にしているのは気持ちが悪い。性癖を暴露しあって仲良くなり、猥褻な話を当たり前のようにしている彼女達はいつしか更に歳をとり性欲が無くなっても男性カップルに入れこみ続けるのであろうか?
最近、デパ地下(洋菓子や和菓子)やデパートでの芸術品催し展などを観て回ると時間を忘れる。世の中ってこんなに綺麗な食べ物や文化に溢れてたんだ…と視野が広がるというという次元ではなくて、世間を知った感じ。
今まで受験勉強や大学受験、限られた進路を歩むばかりで、友人達と流行を追う事もせず。嫌な言い方をすると、「小市民がハマるモノ」を生み出す広告業界や商売人が作り出した文化を小馬鹿にしていた。
時間が空いてしまい、時間つぶしにデパ地下に行ったら綺麗な洋菓子や上品な和菓子に、とても目の保養になった。高い文化資本を求めて購入する客層も、今までの私とは絶対に接点の無い、時間を持て余した小金持ちなマダムと御老人で溢れかえっていた。ゆったりと、ウィンドウショッピングする時間が、私にとって心地よかった。
競争から離脱した負け組な私は、小金持ちのマダムやご老人達に埋没して、時間を見つけてはデパ地下散歩をしている。何を買う訳でもない。
時には、芸術品催し展をブラブラしたり、食器のフロアでは各界の名だたる陶芸品を眺めては恍惚とした眼差しをしながら「徘徊」している。やはり、何を買う訳でもない。
私、何のために脇目も振らずに頑張って来たんだっけ?世の中にはこういう世界もあったんだ、と感じた。でもそれは、あくまで私が「チヤホヤ」接客してくれる対象に過ぎないだけで、食品・陶芸品・デパート業界に興味を持っている訳では無いんだよね。そう。上品なデパート店員に、非日常な空間でチヤホヤされたりする事が快感なだけなんだ。
多分アレ。ビジネスマンが経費でビジネスシートやラウンジを使い始めて、調子に乗っちゃうアレ。優越感というか自分が偉い人だと勘違いしてしまう選民意識。
私の場合、世間の文化が新鮮で、それらがあふれかえっているデパートが、聖地なんだ。
因みに、御洒落に疎かったので、駅ビルの中に入っているファッションフロアや雑貨フロアも好きだ。「綺麗なお姉さんは、こういう生地の質を好んでいるのか…」とか「この配色素敵だな、体のラインが綺麗に見えるなあ」とか。QOLの高い女性・人々の生活モデルをザっと観れる感じが、今更ながら世間での流行を吸収している様が、満たされていく感じだ。
病んでいるのかな。
私の適職って、何だろう。
目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、やれ今日は早いじゃないか。何か予定はあるのか 笑?
うるさい 黙れ、 こっちは仕事してやってんだ
残業で稼がないといけないほど、お金に困っちゃねーんだよ ボケ
こちとら独身貴族、お前はせいぜい家族のために頑張りな適材適所だばーか
と思いながら私は逃げるように会社を後にする。
ずーっと退屈だ、大体のことに興味が持てないし
今更何かを始める体力も気力もない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
帰って寝るまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
それにしてもただ年を取った
考えたくもないが、まぎれもないおっさんだ。
(体調不良)
この日も上司に定時で上がることを告げた。
仮病の素振りとは裏腹に
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
買ってきた夕食をテーブルに広げてテレビのリモコンの電源ボタンを押した。
映し出されるスタジアム。解説者が背番号と選手の名前を何度も正確に読み上げている。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
サッカーについてそこまで詳しいわけでもないし
経験者でもないが、日本人はパスの精度が悪い、シュートの意識が低い、フィジカルが弱いなどネットで覚えたワードを並べて偉そうに批評したりする。ただボールを目で追うことしかできないのに点が決まれば独りで雄叫びをあげてガッツポーズ。
お酒が進む進む。今夜は最高だ。
ゲーム中ふと、我に帰る、画面は一時停止で止まったままだ
なにやってんだろ。 とてつもなく、
くだらなく思えてくる。静寂と不安に押しつぶされそうになる。酔ったのか。最近涙もろい。
そう思い、ブックマークしてあるエロサイト開いてむき出しのティッシュ箱を近くに手繰り寄せる
しばらくページを眺めるが
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい
涙がぽろぽろと零れ落ちる
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 30で始めた1人暮らし、35には結婚してこのアパート住んでいない予定だった。
4年前に新車で買った車。当時彼女はいなかったが将来父親になって家族旅行もいけるよう大きめの車にした。馬鹿みたいだ。
顔を洗うために洗面台に向かう鏡に写る、表情が幼いおっさん どうしようもないおっさん。
奇声を上げ 哀しみを振り払う。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いながら
今週スキーでも行かない?
また昔みたいに県外に泊まりで。
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
めんどくさい
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
翌日
久しぶりの運動の為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れ軽くジョギングするくらいのペースで走る。
鏡ごしに視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしない。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
鬱陶しかったり役に立たなければ
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか分からない
承認欲求がどうこうとか言われるが
しれんな。
なんだか前にも同じこと考えた気がする
疲れたしもう帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていく、
丸見えだし気が引ける
今度行ってみよう。
孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にする。
誰かたすけて
ちょっと前は小花柄のワンピースをきた若い子がゴロゴロいたけど、今日は全く見なかった。
みんなあのワンピ、どうしたんだろう?
ショップのお姉さんたちが着てたのは、Tシャツの肩をデロッと出してレースのタンクトップを出すお洋服。
あれ、、、お洒落なの?
サイズの合わない服を着て、下着(シュミーズ)が見えてる女の子ってさ、、、
しかもシュミーズがベージュだったりするから、白い下着が黄ばんでるように見えるし。
もう、誰か止めたげて。
衿抜きシャツも、ふつうのシャツの衿を抜くのはいいけど、そういうデザインはなんかダサく感じたんだよな(着こなしは同じなのに)
上着の肩を抜いて半分脱げかかった状態で闊歩する女子たちを見ると、「いっそ脱げや!」と叱りそうになった。
昭和の女なので。
お洒落でしょ、とばかりに。
これを小物で今年の味付けをする。
今年はやっぱりクリア素材が気になる。
すでにPVCのバックは古着屋でゲット済み。
日焼け止めの宣伝の森星さんが美しくてキラキラ輝くピアスが眩しくって。
で、ゲットしました。
黒髪で重たく見えがち(かつ地黒)な私を
明るく見せてくれる。
かわいい服に合わせるのも良いけど、デニムシャツに黒スキニーというボーイッシュなスタイルにさらっと合わせたい。
足下はヒールだな。
地味な私も光を集めてくれるかな♪
バス旅行でS字フックを使って荷物をかけているオバサマたちには感心してすぐ取り入れた。
洗濯物を干すのが面倒で嫌いだったけど、物干し竿にソックス類は引っかけるだけで乾く、と雑誌で読んだとき以来、苦でなくなった(室内干し向け)。
原付の鍵を付け忘れたまま駐車してしまうことがあったので、リール付きのキーホルダーを鞄に付けることにした。
安全ピンを鞄の内ポケットに付けて、そこに小さなカラビナで鍵とつなぐ。
こうすれば、使うときだけリールをのばし、リールが巻き戻るので、鍵のはずし忘れがない。
安全ピンは使うすべてのバックにつけてあるので、どのバッグでも対応可。
鍵がバックで行方不明になることもなくなった。
鍵の行方不明対策やバックホルダーは百均で専用のものも売ってるけど、コスパや汎用性を考えればS字や安全ピンで代用する方がお得。
使わなくなっても、無駄にならないし。
小さなことだけど、こうしよう、という発見、改善された後の快適さ、そこに小さな達成感があって、私はすごく好き。
私にとっての丁寧な暮らしは、そういうこと。
その人にとって快適であれば、靴下を竿に引っかけて干す手抜きも、作家ものの器を使って丁寧に入れたお茶を飲むという日課も、同等の価値がある。
バケツ型のカゴバックを買った。
ファーが蓋になっていて、春には取り外せるので通年使えるのがお気に入り。
ただ、ファーをとった後気づいた、中身が丸見え問題。。
透明バックで中身もコーデする事はあるけど、カゴバックの中身は見えない方がすっきりする。
巾着でも作ろうかな、、、と思っていたら、ふと丸いレース編みの敷物を思い出した。
特別趣味じゃないので、とりあえず敷物にしてたけど、カゴバックとレースはきっと好相性のはず!
中身が丸見えだったカゴの上部にふんわりかけたらスッキリ&ちょっとお洒落☆
風でとばされないように、一カ所だけ内布に安全ピンで留めておけば、安心。
我ながらグッドアイディアだわ♪
カゴバックはオールマイティではないので買うかどうかかなり迷ったけど、古着屋でしっかりした作りのものがあって良かった。
見た目よりずっと軽くて、持ち手も痛くない。某バックブランドでお店では手を出さない価格だったけど、古着屋にタグ付きの新品で置かれてた☆ラッキー。
目立つところにおいてあったけど、たぶんコンサバな土地柄、ファー付きとはいえ冬にカゴを持つ人はまずいないから、誰も手を出さなかったみたい。
カゴバック、バカンスやハードコーデのはずしに、スカーフ巻いてきれいめに、色々使い回す予定。
わくわくする。
顔が派手なのか、トップスに柄があるのが苦手。ストライプシャツはOK。でも、襟に装飾があったり、全体に柄があると、すごくやかましい印象。
もう、総じて無地。
定番以外の服はたいてい古着屋で調達するけど、つい手に取るのは、スカートかワンピースばかり。
遊べるのはスカートだけ。
その分、スカートは派手。
桜色のサテンプリーツ、チェックのマキシ、大きい花柄ワンピは韓国ブランド、真っ赤なスカート(外国人の同僚が絶賛してくれた)、花柄のフレア、黒と白のタイトスカートなど。
トップスはぎりぎりまで買い足さないのに、スカートはどんどん増えていく。。
座ってしまうといつも同じ服の人になるけど、腰からしたのお洒落はすごいわよ。
これが江戸っ子の粋ってもんよ。
ナチュラルは植物とかキノコとか自然のものでぶっ飛べるやつ、ケミカルはLSDやMDMA、覚醒剤など科学的に合成されたり精製されたもの。
一般的にケミカルの方が効果は強烈。そもそもぶっ飛ぶために人が作り出しものだから当然。クラブとかレイブでよく使われる。
一方、ナチュラルは精神的な方向に進みやすい。スピリチュアル系。これにハマると「ケミカル」を敵視し始める。ドラッグ界のヴィーガン。
高木沙耶を見ればわかると思う。へんぴな場所で自然と共生しようみたいなことをやり始める。そしてインドに行く。
ナチュラルとケミカルの別の呼び方。ナチュラル=温かい、ケミカル=冷たい
脱法ドラッグ < 大麻 < MDMA < LSD <= 覚醒剤 < コカイン
世界的に合法化の流れ。ただの雑草なので栽培が容易。農作物と一緒なので品種改良が盛んに行われている。
世界では大麻の「品評会」がある。生産者が自慢の大麻を持ち寄って評論家がランク付けします。米(コメ)と同じ。
アメリカで大麻ビジネスが流行っているのはこの流れ。質を向上させてブランド化して販売しようとしてます。
コシヒカリとかササニシキみたいなもん。中には芸能人が自分のロゴ入れてブランド化してたり。アパレルみたいな感じ。
ビートルズは大麻、LSDなどからインスピレーションを受けてるのでCDは回収すべき。