はてなキーワード: 書き逃げとは
Twitterで定期的にバズる話題に、同人作家さんは反応ないと辞めちゃうから感想を送ろう!というものがある。
ほとんどの書き手は感想に飢えてると思うんだけど、ごく稀に私のような感想いらない派もいる。その感想いらない派の理由は多種多様だろうけど、私の場合は感想をもらってしまったために書けなくなったためだった。
最近ちょっとその時のことを思い出してしまったので、ここに殴り書きで書き逃げしようと思う。
誤解の無いように書いておくと、感想なんか送るな!と主張したいわけじゃない。むしろガンガン書いて送っていい。まず喜ばれるから。これはただ、書き手にもたまに面倒臭い奴がいるだけの話で、こんなのに出遭うのは交通事故に巻き込まれるより低い確率だと思う。
当時は個人サイト全盛期で、私もサイトを持っていた。旬のジャンルのマイナー気味なカップリング。取り扱いはそれだけ。そのカップリングの話が書きたくて始めた。
もとから交流は苦手だったから交流ツールはWeb拍手とメールフォームだけの割と簡素なサイトで、サーチエンジン系の登録も当時としてはかなり抑えめだったと思う。当然ながら反応は少なかったけど、自分のペースで書きたいものを書けて、少ないながらも読んでくれる人がいるとわかるだけで十分に楽しくて、充実していた。
そうしてそのカップリングの話を書き慣れてきた頃、長編を連載することにした。それはサイトを始めた時からいつか書きたい!と温めてあった話で、連載を始めるといつもよりWeb拍手の数が多くなった。
で、話が中盤に入って来た頃、サイト開設から1度も使われたことのないフォームからメールが届いた。
内容をまとめると、前からサイトを見に来ていて、連載中の話の更新を楽しみにしている。といった感じだったけど、とにかく1つ1つの言葉がとても丁寧に書かれていた。この先、これだけの感想を頂戴することは2度と無いだろうと思うぐらいには。
だから、最初は本当に、心の底から嬉しかった。話の続きをこんなに楽しみにしてくれる人がいるんだ!って。
そのメールにお返事はできたものの、交流がダメな私は感謝の気持ちの1割も伝えられなかったと思う。その分、連載の方はより一層頑張ろう!となったんだけど、それがいけなかった。
元々ラストシーンがきっちり決まった話で、素人なりにプロットも組んでいた。だけど、もらった感想が嬉しくて、少しだけ後付けをした。その人が好きだって書いてくれた、別の短編の話から要素を少しだけ引っ張ってきた。分かる人には分かる、程度のほんのちょっとの匂わせ(のつもり)だったけど、その更新の後、Web拍手がすごく増えた。
気付いてもらえた!と勝手に思い込んだ。嬉しくて、だから、もう少しだけこっちの方向を掘り下げてみようと、更に予定外の更新が増えた。
そうやって調子に乗って、気がついた時には、最初に思い描いた、私が本当にたどり着きたかったラストシーンにはどうやっても繋がらなくなっていた。
そのラストに繋げるために、頑張っていたのに。そこまでの過程が少しずつ形になっていくのが、楽しかったはずなのに。そうなるまで気がつかなかった当時の私はあまりにもバカだったと思う。
その後、悪あがきでなんとか軌道修正を試みたけど、書くのが辛くなる一方で、更新頻度はどんどん下がっていった。気分転換にと短編を書いてみても、モチベーションは上がらなかった。原作は好きだったから最後まで追いかけたけど、もう二次創作を書こうという情熱が沸き上がってこなくなっていた。
結局その長編は未完のまま、サイトは放置。閉鎖するために管理画面にアクセスすることさえ億劫になっていた。
今は某所を作品の保管庫代わりに使っている。ロクにタグ付けをしてなくても、時折いいねがつく、それで十分なんだなと思うし、正直なところ、言葉で感想を頂くのがちょっと怖い。自分がそういうレベルのコミュ障だともっとちゃんとした自覚があれば、あの話も書ききれたんだろうか。
こんなところに書き逃げしてもどうしようもないけど、あの時に感想をくれた人もWeb拍手を送ってくれた方も、感想や反応を頂けてとても嬉しかったです。それだけ更新を待っていてくれたのに、書き上げられなくてごめんなさい。
https://fhome.hateblo.jp/entry/2018/06/27/161743
コメントでやりあっていいのか、じゃあやろう。
一般的に、匿名だったらなんでも無礼なことをやり放題で、それは「俺たち」のネット空間だから許されるんだ、という極めて歪な、リアル社会では到底通用しない論理で、そういう反論をよこす人間は思考しています。
それを匿名で言ってんの?
わざわざはてなに新規アカウントを取って自分の今までの行動を全部隠蔽した上で?
お前、自分の住所氏名年齢電話番号マイナンバー全部提示できる?
できないでしょ、じゃあお前も匿名じゃん。
自分の本体は汚さないように正体は明かさないけど俺様は高いところからお前らを批判しますよって結局匿名の卑怯者と同じじゃん。なんで自分が運営してるブログでやらないの?
Hatena界隈というか、そこのイジメ、ネットリンチ、誹謗中傷常習犯は、身勝手なので、自分のことを批判されてもその正当性なんて示せるわけもないので、単なる言い訳、自己正当化するだけにきまっています。
決まってるんだ、誰が決めたの?そもそもお前の正当性とやらはどこから来てんの?
俺から見たらお前みたいなどこの誰だかわからん人間が外部からいきなり来て「これがはてなだ!」なんていい出すことについて一切の正当性を認めたくねえんだけどそれでも正当性主張すんの?
ああ、そうなったら「はてなの連中に批判されたでちゅーえーんえーん」とか言って同情引いて相手を悪者にすればいいんだから楽だわな。
本来は、FacebookやTwitterのように、このような状況はHatena運営が厳格に対処して場を正すべきでしょうが、2ちゃんねると同様に、この手の輩には放任主義を取っているようです。
「FacebookやTwitterのように」って寝言ですか?
Facebookで誹謗中傷しまくってるやつなんていくらでもいるしTwitterでも同樣、と言うかTwitterなんて複垢やなりすましのオンパレードで嘘やデタラメで相手を凍結させられたり個人情報バラマキされたりで完全な無法地帯なんだが。
はてなは何もしないって言うが、俺は今日個人情報を含むブコメを削除依頼出して当日中に削除してもらったけどな。
増田(はてな匿名ダイアリー)は個人に対する記事は本人からの申し出があればほぼ無条件に削除対象だし、実際に削除させたことも何度もある。
あ、あとFacebookもTwitterも匿名でいくらでもやれるから。
ここは一発で論破できる。
お前が引用してる増田、逆恨みや鬱憤ばらしのために書かれてる可能性もあるだろ、それこそお前が批判してる歪ななんとかかんとかのもとにおいて。
それなのになんで「ほらみろ!増田はこういう事を言っている!俺様の主張通り!増田がこう言ってるんだから増田はダメだ!」みたいな自己矛盾起こしてんの?
お前結局都合のいいますだと都合の悪い増田を選別してるだけじゃん、お前も十分卑怯者だしよくそんなので長文書こうという気になったな。
松本英光氏の義憤は、いじめやネットリンチを憎悪する一般的社会の健全な価値観そのものであり、殺害動機となる義憤自体の妥当性、正当性と、実際に犯した犯罪とは問題を分けて論ずるべきで、義憤は正当であること
これも同じ。
正当な義憤と正当じゃない義憤をお前が勝手に選別して「これは俺の意に沿った義憤だから正当!そうじゃないやつは不当!」って勝手に判断して選別してるだけじゃん。
もっというとお前がはてな叩くために無理やり低能先生の義憤を正当化して利用してるだけ。
低能先生もお前みたいなどこの誰だかわからん人間に自分の義憤を正当化してもらおうなんて思ってねえだろうよ。
いや、でも駄目だよ、結局人殺しちゃったんだからさ、と続けたくなるのは理解しますが、松本英光氏はあくまで、ネットリンチする下劣なグループのほうではなく、我々健全な社会で認められる価値観、もっと言えば正義感で行動していたと言えます。
お前は知らんのだろうが、ほとんどの義憤はその人間が正義と信じるものによって引き起こされてんだよ。
ネトウヨは愛国という正義、マスコミ批判はネットこそが真実という正義、そして犯罪者の家に嫌がらせの電話をかけるような人間には「犯罪者は完全悪なので何をやっても構わない」という歪んだ正義がある。
ネットで殺害予告されまくってる弁護士がいるが、殺害予告している人間の中には「あいつは馬鹿だから殺害予告で遊んでやるのが正義」と思っている人間も信じられないだろうが存在する。
そいつらの中ではそれが健全であり、俺から見たらそれは不健全なんだよ。
お前みたいな人間が健全不健全をジャッジできるような世界じゃねえんだよ。
この「赤いアイコン」氏に、Hagex氏は実際何もたいしたことはしてない、と擁護させてしまうのが、Hagexはじめとするこのネットウォッチクラスタの狡猾かつ悪質なトリックです。こういう狡猾な言い分が虚構であることは、すでに引用した多くのコメントでもわかるとおり、大方の内情を知る、しかもネットウォッチという下劣な行為に加担せず苦々しく思っていた他のHatenaユーザーには完全に見透かされています。
俺ははてなユーザー歴15年ぐらいの新参だが、勝手にユーザーの意見を代弁しないでくれねえかな。
俺からしたらお前の言ってることのほうがよっぽど狡猾で虚構だよ。
Hatenaネットウォッチという名のネットいじめクラスタ では、自分たちの異常な行動をまったく棚にあげて、ついに松本英光氏にたいして、集団賠償請求訴訟を起こすとか言い出します。
俺は1週間で30回近い中傷コメントを低能先生から送られてるが、それはどうなんだ?
突然背後から100人ぶん殴ってそのうちの10人から殴り返されたら集団リンチか?
1人でやってれば集団じゃないから問題はないのか?じゃあ俺はてなの誰にも助けを求めずずっとお前に粘着し続けるけど、それは集団リンチじゃないから問題ないんだな?
どっちの主張を採用するのか知らんけど、どっちにしてもお前は矛盾してんだよ。
3分(インスタントラーメンが茹で上がるような簡易な印象を筆者などは受ける)で簡単に凍結されますよ、ともうさすがネットバトルのスキルが高いだけあって、画像つきでこれでもかと神経を逆なでするように書かれています。
あれ?はてなは異常者を放置する無能な運営だったのでは?ねえ異常者は3分で凍結されるんでしょ?放置してるっていうのはどこに行ったの?ちゃんと仕事してるから3分で凍結されてんじゃん、そこのところはどうなの?ねえ?
あ、低能先生とだけ書いて通報するのは俺もどうかなと思っていたので俺は毎回「こうこうこういう理由で規約違反です、それはそれとして運営もちゃんと仕事しろや何度同じこと繰り返すんだよ」と書き添えて通報してたけどな。
あっ自分語りしちゃったメンゴメンゴ。
ネットいじめなんて下劣なことをやっている連中を自分は正義感で攻撃したら、その反撃として、単なる彼らの遊びのノリで自分はここまで追い詰められなければいけないのか、と松本英光氏の絶望感は想像できます。
お前みたいに都合のいいことばかり寄せ集めて「はい俺が正しい、お前らは間違い、じゃあ匿名で叩きまーす、言い逃げでーす、じゃあねバイビー」みたいな何の覚悟もない匿名の書き逃げ野郎に人を刺す覚悟までした低能先生を理解できるわけねえだろ。
「はてな村の吊し上げ」が実現している、とか書いてるんだから、当事者連中は、そういう「ネットリンチをやっている」という自覚があるってことでしょう?じゃあなんで今になって、そんなネットリンチなんてなかったとか嘘言ってるんですかね?
当事者が書いたってなんで決めつけてんの?お前みたいな自己顕示欲満たすための正義感で書いた人間かもしれないじゃん。
また自分の都合のいい正義の旗を物干し竿にくくりつけて振り回してるんですか?
増田の人間はネットリンチするから信用ならないって増田に叩かれてるから増田の言うことを信用して増田を叩こうってそんな理屈小学校で教えてもらったの?
さらに、ネットリンチ常習犯たちの「良い子ちゃんアピール」にほだされて、Hatena運営という体制はもう向こうサイドの味方になってしまっていて、自分は完全に悪者認定されていることも巧妙に効果的に印象づけられています。
えっちょっとまって怖い怖い。どこからそんな結論が出てきたの?何と何を悪魔合体したらそんなとんでもない化物が生まれるの?
俺、低能先生の発信者情報開示請求したときに運営から「お前もあんまり調子乗ってると請求されるぞ」って警告されたんだけど、そっかーネットリンチの味方だったんだー。
知らなかったわー、じゃあ俺ネットリンチの被害者だわー、俺の言うこと全面的に信用してくれるんだよな、今までのお前の主張からしたら。
オマエモナー。
まさか自分の言ってることは総意だけど相手の言ってることは総意でも何でもない、我は神である、我を崇めよ讃えよ鉄カブトみたいなこと思ってないよね?いやー思ってるよなーお前の文章見たらそれ以外考えられないわ。
お前これ書いてて楽しかったか? 楽しかったよな?何せ自分の気に入らないHagexを叩いて巨悪の根源だと決めつけ匿名で無責任に言いたい放題言えていつでも逃げられるんだから。
わかるよー、わかるよその気持ち。
人を論破して糾弾した気になるの楽しいもんな、自分の正義感だけを信じて他人を叩くの楽しいもんな。
人が自分の意見に賛同してくれるの想像したらゾクゾクしちゃうもんな。
でも1つだけわからねえんだ。
タイトルが全てです。邪推ばかりの不確かな話ですのでここから先は時間の無駄ですよ。
一言断りを入れたので書きます。所謂役者の括りの人を応援していました。
といってもイベントには全て参加! 推しの出てる作品は全てチェック! というヲタクではなかったです。あとそもそも出演作とかかなり少ないですし。
とはいえいくつかそこそこ大きい作品にも呼ばれていて、その作品はかなり色々な展開があったので名前を知っているとか、パフォーマンスがいいとか言ってくれた方はいました。更に作品外でもこの子知ってる〜と言ってくれる方も聞くようになって、若手層の役者さんを応援する気持ちを理解できました。嬉しかったです。
転機が訪れたのは昨年のクリスマス前頃、すでにまとめるのを諦めてきたのでもう箇条書きで書きますと以下のようなことがありました。
・『××に⚪︎⚪︎達と行ってきた』と言うも、友人達のSNSからの発言は無し
・『男の友人から貰ったんです』というには些か違和感のあるものをイベントに持ってくる
まあ全部邪推ですけれどね!デートに行ってきたっぽい写真を上げたりやたら恋バナっぽいことをするなーと思っていたから疑っているのかもしれないですがね!あとこの間のイベント恋人来てたらしいですね!知らないですけど!
しかしこれが本当に全部だった場合もう応援しきれないなという気持ちでした。本当じゃないにしてもここまで疑いをかけられる要素をばら撒いたこと、頑張っている他の役者の名前を利用したこと、作品の名前を背負って立つ場で公私を混同したような発言を繰り返したこと。私にとって許し難いことでした。
恋人ができたのか、ご結婚されたのか、私生活に関して口を挟むつもりも制限するつもりもありませんが、仕事とプライベートは分けて欲しかったということ。嘘をつくのも恋人の存在を匂わせるのもご自由ですがそこで同業者の名前を使って欲しくなかったこと。推しが燃えるのは勝手ですがそれを他の方にまで飛び火させて欲しくはないなあという気持ちです。まあ燃えるほど人気ないんで多分燃えませんね。
ほんとはもっと詳細に書きたいですが書き逃げするつもりなのでこの辺で終わりにします。最初に話したように全て邪推したもしかしたら、という可能性の話です。
かなり遅めのエイプリルフールぐらいに思ってください。最後まで私のつまらない話にお付き合いいただきありがとうございました。
…とここまで言うと中二病だとか黒歴史のような類いだと感じるだろうが、実際その通りである。
ここから語られるのは、大人になれないどころか中二病から微妙に動けなくなり、しかもそれを自覚したまま中二病行動を連発する、性自認が男女どちらでもない人の話である。
身にまとうはトレンドから微妙に反れつつも社会常識的にそれほど違和感のないファッションアイテムたち。
もちろんこれらにはある程度自分の中でのコンセプトがある。
んで音楽を聴くのはBluetoothのワイヤレスヘッドホン。
本当はイヤホンの方がいいのだろうが、耳の形が左右不対照なせいで片耳だけ合ってももう片方が違和感しかなかったりするから仕方ない。(イヤーピースを何に変えてもダメでした)
そして聴く曲は同人音楽。今これらを作ってるクリエイターは音ゲー方面で大活躍だが、自分が聴き始めたきっかけはそこではない。
急ぐ訳でもないのに早足なのは、昔からの癖。あと四つ打ち聴きながら歩くと自然と歩くテンポが128BPMになりがち。
周囲を歩く人々は皆、マネキンのコスプレをしてSONYの安いカラフルなイヤホン(現行の型番はMDR-EX155だったかな?前の型番からカラバリを変更しただけのただのカカシですな)で、きっと月並みなJPOPを聴いているのだろう。
自分自身の顔には割とコンプレックスがある(具体的には童顔かもしれないと思ってる)が、カーチャン曰く違和感がないらしいのでまあいいだろう。
んで街を歩いてると、時には怪しい男に捕まるわけだ。
悪いが私は性自認が男でも女でもないんで、みたいに断って人ごみに消える。
もし音楽定額サービスの勧誘のヤシが自分を狙ってきたら、『同人音楽があるなら入ります♪』みたいに言ってやるんだ。
今時の流行語やネット用語は、聞きたくないのが多いから分からないフリをし、凡人が支持するコンテンツは本当に関心がないから知らないフリ。
ポプテは少し見てみたが、11話のデキが悪かったね。ホラーは他人を選ぶってーの。
本当は、こんな痛い行動を続けるべきじゃないってことは分かってる。
分かってるけど、何だかんだでこういう事をやってる時の自分自身は割と生き生きしている気がする。
あの服にこんな感じの靴合わせたいな、古着屋に面白そうな服ないかな、今度同人イベントあるから通販で何を買うか決めなきゃ、だとか、
あまりお金をジャブジャブ使える身分ではないし、事情があってまだ親の管理下を離れられなさそうだけど、
「YouTuberなんて【驚愕】とか【衝撃】とかタイトルとサムネで釣るだけ釣って広告収入得てんだろwwwwww」って思ってたんだけど
何をどうしてそうなったのか、今では毎日の更新を楽しみに待ってしまうほどとあるYouTuberのファンになってしまった。ちなみに今流行りのバーチャルYouTuberではない。あの方々も好きだけど。
YouTuberの中には確かに上みたいな煽り文句で人を釣る動画を上げる人もいるにはいるんだけど、全員がそうかと言われたらそうじゃなかった。無人島でよゐこがやってたチネリみたいな地道さのある企画を上げてる人もいるし、毎日ラーメン食べ続けてる人もいるし、男子高校生みたいなノリを何年も続けてる人もいる。偏見で食わず嫌いしてただけだった。
テレビはめっきり見なくなってしまったけど、バラエティもお笑いも大好きなので、はまったらあとはあっという間だった。1つの動画の長さがテレビと違って10分前後で見られるのも気軽で良い。何より!!毎日!!!無料で!!!!!見られる!!!!!!!ありがたすぎる……ほぼ毎日供給がある、しかも実質ではなくまじで無料で。すごい。すごいとしかいえない。
「くだらねぇなぁ」と何も考えずクスッとできる、って言う地味な潤いがある生活、良いです。いつもありがとう、これからも体に気をつけて頑張ってください。
と、言う話をTwitterで垂れ流せたら良かったんだけど、TwitterにいるYouTuberファンは若くテンションが高くキラキラしてて陰キャのおばさんにはきつかったのでここに書き逃げします。みんなも良き娯楽を。
母親が好きだった。たぶん小学生くらいまではいい人だった。彼女のことをひとりの女性として「ムリ」と感じた話。最近この時のことがフラッシュバックしてきて眠れないので、いっそどこかに吐き出してしまったほうが楽だと思った。大した話じゃない。
3年くらい前だったと思う。当時精神的に参っていて、私は仕事をしていなかった。平日家にいた母親が祖母宅に行くというので、車に乗ってとりとめもない話をしていた。ちょうどラジオから結婚のCMが流れてきて、子どもの話になった。子どもは好きだが、自分で産む気はほとんどない。でも母親は、私が当然のように結婚して、当然のように子どもを産むものだと考えている人だった。そんな母がなにげなく言った。
「子どもを産むなら、ひとりにしておきなさいね。手間もお金も段違いなんだから」
マジかと思った。愕然とした。うんともすんとも言えなかった。
私は2人姉妹である。妹はとても優秀だった。国立大に行き、就職も大手。母の機嫌を取るのがうまい子だった。どんな喧嘩をしても真っ先に母に告げに行き、いかに私が悪いことをしたのかを強かに告げていたことを思い出した。私は抓られ、怒鳴られ、部屋に閉じ込められ、外に出された。いかに辛いしんどいと訴えても、「お前は甘いから」と繰り返された。熱を出したとき病院へ連れて行ってくれ、ポカリを買ってきてくれたのはいつも父だった。
合点がいった。この母は、優秀な妹しか産みたくなかったんだと、単純に絶望した。
自分でも被害妄想じみていると思う。その時は心も随分弱っていたこともある。しかし今でも「じゃあ私はひとりしか産まないね」とは言えない。子どもを産む産まないの話になるたび、この出来事を思い返しては泣きそうになる。
それ以降、母親に関して様々な「いやなところ」が目につくようになってしまった。そして今では何の期待も抱いていない。一度意見を口にしたとき、飲食店内だったにも関わらず、大声で「黙れ」と罵られたからだ。これは反面教師にして生きていこうと思う出来事だった。
とある親戚のうちに遊びにいくと、なぜかそこのお母様にいたく気に入られていて、「あら○○ちゃん!元気?」と体を抱きしめられる。私より背の低いお母様が、私の背中に手を回して、ぎゅーっとしてくれる。それだけで涙が出そうになる。私の母親も以前はこんなことをしてくれていたのだろうか。今では「いい歳こいて夫婦で手をつなぐなんて」と嘲る母親だ。それでも大好きだった。大好きだった。
■追記
またちょっとつらい時期がきたので戻ってきた。そしたらほとんど書き逃げした文章に反応があったことに驚いている。
残念ながら母親やその関係はあまり変わっていない。相変わらず自己中心的な人だと日々感じている。相変わらず子どもを早く産めというので、もう結婚する気持ちも失せてきた。
優しい反応をたくさんいただいている。こんないっときの感情だけで書いたよくわからない文章に。ありがとう。
特に親に何を求めているのか、親離れしなさいという言葉。とてもありがたい。まったくその通りだと思う。
これを書いて以降、母親とは自分から話をすることはなくなったし、仕事の話も一切していない。でも、それなりにしんどいことはあって、不眠はまだつづいている。
というわけで上記やその他もろもろについて会社の上司に相談したら、心の拠り所をつくりなさいという話をもらった。(この上司ともあまり折り合いがあわなくなってきたので、本格的に私が悪なのかもしれない。)
この心の拠り所というのがよくわからない。宗教に興味はないし、友人に親の話はとてもじゃないができない。
心理カウンセラーとか、家族問題に特化した機関とか、そういったものに相談するには少しためらわれる。
ずっともやもやとしていて、無気力だ。ずっとデスクに座っていられない。心療内科ですべて吐いたほうが楽になるだろうか。でも、それでもしよくならなかったら?またマイスリーのお世話になると思う。そんなことをずーっと、仕事中もぐるぐる考えている。
> OSSのオーナーからTwitterで是非issueを上げてくれと言われたから頑張ってissueを上げたのに、エアリプで「OSSなのに英語でissueを上げない日本人、本当に空気読めない」と言われ、著名人がそれに「それな」とメンションしてて、もう2度とやらねーと心に誓った。
https://twitter.com/stb_nissie/status/908494673102041088
わからない人に説明すると、GitHub(通称ギフハブ)にはIssue(イシュー)という機能があって、なんかバグってたら問い合わせ出来る機能があるんだ。
でも大半のIssueが英語でやり取りされている。勇気をだしてIssueを日本語で立てたけど、あとで作者にエアリプで陰口を言われてすげームカついたって話だ。
でもこれだけ見ても背景がよくわからない。Issueを上げてくれ、っていうやり取りが日本語なのか英語なのかもわからないし、エアリプで陰口言われたのも日本語なのか英語なのかも分からないからだ。これは裏を取る必要がある。
ちょっと調べてみたけど、おそらく発端はこれだろう。
https://twitter.com/takezoen/status/636551825160695808
> IE以外のブラウザではどうでしょうか?また、可能であればスタックトレースをGitHubのIssueに上げていただけると助かります。
もとのツイート主とGitBucketの作者とのやり取りだ。ちなみにGitBucketとはギフハブのクローンで、コンプライアンス的にギフハブが使えないからサーバーを自前で用意して自社でギフハブを使えるようにするものだ。ちなみにギフハブ本家でもそういうクローンは用意しているが高くて稟議が通らないので仕方なくOSS(≒無料)のクローンを使っている会社は多い。
で、作者とのやり取りを経て出されたIssueがこれだ。
https://github.com/gitbucket/gitbucket/issues/908
タイトルが英語なのはともかく、本文は日本語である。自分の経験則からすると、こういうIssueは速攻でクローズされるか放置されるが、それは後述するとして、例のエアリプはおそらくこれだろう。
https://twitter.com/takezoen/status/648914153785044992
> GitBucketに日本語でIssueを投げてくる方が後を絶たない。ドキュメントも周囲のIssueも全部英語なのに日本人は空気を読むとか嘘なのではないかという気がする。どうすればいいのだろうか…。
そのとおりではある。ドキュメントを見て、Issueを英語で書かなきゃいけないと思わなかったのだろうか。
新しくIssueを立てるときは必ず「New Issue」というボタンを押さなければならないが、そのときに他のIssueを参考にしなかったのだろうか。
例のツイート主のギフハブを見ても、このIssueがおそらく初めてのIssueと思われる。
https://github.com/SatoshiNishimoto
「なんか問題を発見した!」→「世紀の大発見や!」→「Issue投げたろ!」の流れで興奮しながらIssueを立てた可能性はある。初めてのIssueならまさにそうだろう。
もしかしたら作者は日本人だったから「つい」日本語でIssueを立ててしまったのかもしれないし、他のIssueも日本語で書かれているから自分も日本語でIssueを立てたのかもしれない。
本当のところはわからないが、Issueを立てるときは、一晩寝かせてからIssueを立てるべきだったし、一回失敗したからってめげてはいけない。まあ勇気をだしてがんばったのに全力で全否定されるのは非常につらいものはあるが、そういうときはキャバクラにでも行って慰めてもらいなよ。
閑話休題。Issueを立てるときに注意しないといけないのは、まずガイドラインを見ること。次にオープンされたままのIssueがどのくらい残っているかだ。
Issueを立てるときにはたいていガイドラインがある。READMEちゃんと読め。そこにIssueやプルリクを投げるときのルールやマナーが書かれている。中には日本語OKだったり中国語OKだったりするOSSもあるが、そんなのはほんの一部で、たいてい英語だ。そのルールに外れたIssueやプルリクは大抵無視されるかクローズされる。ルールが英語で書かれているということは、Issueやプルリクも英語で書かなければならないということだ。というか、作者にアットツイート出来る勇気があるなら「こんなIssueを投げようと思うのですが、日本語OKですか?」くらいは聞いてもよかったんじゃないか?
次にオープンされたままのIssueがどのくらい残っているかだが、ガイドラインほど重要じゃないにしても、結構見て置かなければならない要素だ。オープンされたままのIssueが3桁以上残ってたら、それはIssueさばきが回っていない証拠だ。もしくはググったりドキュメントを読めば事足りるようなどうでもいい内容のIssueが盛りだくさんな可能性もある。最初のうちは書き逃げでも構わないが、凡百のIssueのなかで自分のIssueを読んでもらえる努力をしろ。
あとこの人、自分のこと意識が低い人間だと思っているけど、有名人に何度もクソリプかましているし、勉強会にもちょくちょく顔を出しているっぽくて、そういうことする人間は意識が低いとは言わないと思うんだよ。意識の高い低いを都合で使い分けるのは辞めたほうがいいと思っている。
とはいえ、OSSに定期的にフィードバックを投げられる人間はほんのひとにぎりで、一生に一回Issueを立てられるかどうかというプログラマーがほとんどだと思う。OSSの作者からしたらそんなの関係ないかもしれないけど、Issueを投げるほうからしたら一生に一度の大舞台だ。そこらへんをよく考えてOSS活動に取り組む必要はあるんじゃないかなとは思う。ま、人生に失敗はつきものだ。気長に生きてこうよ。
自己批判してればインテリに見えるとか両論併記だとかのポーズでさ、わざとらしくブクマ改善と批判ブロガーとか注目エントリーで上位に上げてさw
そんな事より後進国やマーケティング会社に有料でブクマさせる薄汚いバイトをなんとかしようとかって気はないの? 金で作ったエントリの順位なんてテレビや出版社のステマ、ゴリ押しと何が違うのさ?
マジなんだとしたらこの相変わらず実体のないまま独り歩きしてる主語の使い方をまずなんとかしたいんだけどさ、理解できるのかな、元増田さんは。
オタクが攻撃してる趣味ってオタクが選挙でもしてその総意でオタク代表として攻撃したの? 気に入らないって大多数の中にオタクが目立ったの? まずこれ、どっちよ。
次にさ、オタク趣味って言うけどそれって何よ? ある特定の趣味を持ってる奴がオタクなの? それともオタクっていうのがいて、そういう奴がやってる趣味がオタク趣味なの? ぶっちゃけ考えたことないんでしょ。
普通に考えて元増田みたいのって自分がキモイと思ったら「うわこれオタクじゃない?」って認定するんでしょ? 自分は顔も出さずに(笑)。 んで「キモっ、キッモー」とかやりだすんだよね? ナイトプール自撮り隠れオタ女子のこととか考えもせずに。どんだけ自分に自信あるか知らないけど(笑)。
でさ、新しいものが流行ってそれに乗ってこないのがいると今度は遅れてるってバカにしてさ、貶して自分から敵を作っておいて、それへの反発が大きくなると「オタクに攻撃されてる」とかやりだしてない?
なんでこういう事書くかって、昔っからいるのよ、元増田みたいなタイプって。
まずさ、批判されてる趣味とされてない趣味、それからオタクとオタクじゃないものってのをハッキリさせてから書いてみない?
24時間テレビを巡って、ネット上で「障害者を見世物にしている」などとネットユーザーの方々から“心配の声”を我々障害者に頂きます。
皆様、そんなに私どものことを心配してくださって(?)ありがとうございます。
ですが、私どもは決して見世物にされているなどとは感じておりません。
にもかかわらず、ネットユーザーの方たちから、毎年のように心配の声を頂き、私たちのためを思って(?)批判をしてくださいます。
ですが、私どもは“言葉の暴力”で守られることを喜ばしく思っておりません。
貴方がたは常に暇そうにネットに張り付き、暇つぶしにと常に誰かの代わりに正義(?)を振りかざして、言葉を使い“戦って”くださいますが、他人の心配よりもまず、自分たちの心配をすべきなのではないでしょうか。
貴方がたが常に自宅に居るのかどうかは分かりませんが、そうなのだとしたらきっと何らかの事情があるのでしょう。たとえばリアルでは人と話すのが苦手とか。
しかし、はっきり申し上げますが、そのような暮らしは建設的ではありませんし、生産性などは全くありません。
もし貴方がたがこのような暮らしを十年、二十年、あるいはこの先ずっと続けるようならば、それは“人間らしい暮らし”とはほど遠いでしょう。
・・・などと言ったところで、貴方がたには何一つ届かないのでこれ以上は何も申し上げません。
本当に心配してくださっているにしろ、単なる“建前”にしろ、私どもはそのような汚い言葉により守られるようなことは望んでおりません。
やめろとは言いませんが、良いこととは言えないでしょう。
私たちのことを“心配”してくださっている方々がどのような年齢かはわかりませんが、生産性のない生活は人間らしさを失うだけです。
他人のことですのでそれ以上は言いませんが、私個人としては「やめたらいいのに」と思います。
私どもがこのような“真夏の大戦争”に心を痛めておりますこと、ご理解頂けたら幸いです。
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各種メディア様
ないとは思いますが、本件に関しまして何かしらの形で報道をされたいのであれば、私への許可は必要ありません。
ただし、この投稿をもって、私は本件への関与を一切しないものとします。
書き逃げのような形となってしまう事を、先にお詫び申し上げます。
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知能のある猿に人権を認めるべきhttp://anond.hatelabo.jp/20160901015020
という書き込みを読んで、趣旨は分かったが、掘り下げが甘いので正直中学生の書き逃げにしかなってないと思った。
そう思う理由は「なぜその猿に人権を認めたくなるのか」についての考察が欠けているからだ。
これは考えてみればすぐ分かる。「そこに『人間性』が投影できてしまうから」だ。
我々がそこに無視できないほど「人間」を見てしまうため、それに権利を付与しないことを感情が許さないからだ。
要は感情論である。同じようなことは、人工知能であっても、ドールであっても起こりうる。そこに「人間性」を
認めたとき、私たちはそこに(ある程度条件付きであったとしても)権利を付与しないことを許せないような気になるのだ。
こう書けばおわかりだろう。知能は「人間性」を認める上での根拠の一つにはなり得ても、それ以外に「人間性」を認める根拠がないわけではなく、
今回は匿名関連。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
私に聞くのか? まあ答えよう。
センセーショナルな、インタレスト(よく見るタグだが意味はよく分からん)な題材を用いることが基本だろう。無知で無理解に振舞えば更に確率は上がる。
一発ネタでもいいが、大事なのは逆にうまくやろうとしない、ナンセンスであることだ。あまり秀逸だと理解できない人が出てくるし、ブコメとかでそれより面白いことを書かなければいけないと萎縮してしまう。
が、文才すら必要ない、誰でもってなると……そうだな。
「欲しい」と声高に叫べばいい。「ブクマや星が全然貰えない」と嘆いてもいい。それでも貰えるし、下手すればそちらのほうが貰える。恐らく、毎日星やブクマを欲しい意を示した簡素な文章を投稿したほうが、貰える率は格段に高いと思う。
君も理屈の上では理解しているだろうけれど、ブクマや星に本質的には価値はない。どのような方法で手に入れたところで、そこに貴賎はないのさ(お金を“洗浄する”仕事などもあるが、それは一つの極致だね)。
でも、それらを求める人が多いのは、個人がそこに価値があると感じるからだ。つまり物差しや天秤が不安定なわけだね。無価値と紙一重だ。
……ここで最後に「星ください」で終われたら楽なんだけどね。
君は少し誤解している。その人は恐らく書き逃げしているわけではないのだよ。それにはここ匿名ダイアリーのデザインが関係している。
例えばトップページだが、これは新着順に1ページにつき25件表示される。これは内容に関わらず25件だ。
君がブックマーカー(苦笑)だとしよう。どうやってここで面白そうなエントリを探すだろうか。
そのホッテントリはブクマ数によって成り立っている。つまり、ここ匿名ダイアリーで、ホッテントリになる前からブクマしている人がいる、ということだ。
では、その人たちはどこからそれらを見つけているのか。注目エントリだ。だが、この注目エントリも小規模なホッテントリだといっていい。ブクマされなければ始まらない。まずは閲覧者たちの目にとまることが肝要となる。
だが、ここ匿名ダイアリーは漫然とエントリを探すには向いていない。トップページからだと、新着順から表示されていき、良エントリがあっても他の人が投稿すれば、どんどん流れていく。関心のあるワードを検索してもいいが、そもそも関心のあるワードがなければならない、ということでもある。
ここでホッテントリを狙う一部の人たちは、書く内容はもちろんのこと、投稿する時期や偶発的な要素をもって日々投稿しているわけだな。
だが、そんな志がやたらと高い人がいたり、或いは「名前を隠して楽しく日記。」にやたらと忠実な人と、多種多様なのがこの世界だ。そんな人たちが思い思いのことを書いていることが醍醐味でもあるが、UIの問題もあって閲覧者にとってはその全ての記事が目に留まるわけではない。
匿名掲示板よろしく、トラックバックをつけて議論を白熱させていることもあるが、そうなるとトップページのエントリはすごい勢いで流れていく。誰かが書いた良エントリも、そのまま埋もれてしまうかもしれない。
さて、いよいよ君の回答で出てくる人の手法を説明しよう。君の記事に何か言ってやりたい、でもレスポンスのためだけに他の人の記事が流れて欲しくない。さらに、自分のレスポンスに更にレスポンスがくれば、元の記事の話題でトップページがあふれてしまうかもしれない。その流れを辿って、閲覧者が君の記事をブクマする可能性は出来る限り排除したい。
ではどうするか。書いてすぐに消せばいい。消しても見出し部分は読める仕様だから、君の記事にはしっかりと爪あとを残せる、というわけだ。
ともかく、自分の些細な記事で他の人のエントリを流したくないという気遣いもあると考えると、かなり印象は変わってくると思わないかな? まあ反論されたくないだとか、書き逃げだとかの側面もあるかもしれない。書いたあとでやっぱり違うと感じて消すということだってあるだろう。
もし、何らかの対処法があるとするならば、消した記事は見だし含めて読めなくなる仕様にしてもらうしかないだろうね。まあ、運営の匿名ダイアリーの扱いから考えて、可能性は低そうだが。
実験結果を解析するプログラムをCで書き、解析結果をgnuplotでグラフ化し、グラフを貼り付けたレポートをTeXで作成するのを、全てemacsだけで行うという、今思うと労力だけは修行僧並みの苦行をこなしていた。
結局、このスタイルは修士論文を書き逃げするまで続くことになる(論文の図表は当然のごとくtgif)。
「役に立つけど、死ぬほど使いにくい」とはどういうことかを身を以て経験した感じである。
しかし、この修行もどきが原点になったおかげか、今流行のWeb系の諸々の技術は、さほど難しいと思わなかったり。
また、就職後に経験したオブジェクト指向もシステムプログラミングも難しいっちゃ難しかったが、なんとか投げ出さずに仕事をこなせたのは上述の経験が肥やしになったからかも。
一方で、同じ頃に知ったRDBの、その恐ろしく合理的で分かりやすい思想に感動したり、ここ数年コーディングで小技的に使うMapとReduceをコンピュータ科学の素晴らしい成果だと本気で思えたりしたのも、出発点のハードルがやたら高かった故な気がしている。
しかし、それを踏まえても、あいつらの使いにくさはどうにかならなかったのか。
「役に立つのがそれしかないから泣く泣く使う」なんて、経験しないで済むならそのほうがいいに決まっている。自分が怪我の功名的な肥やしにできたのも結果論でしかないし。
てか今時の学生は、こういう作業に何を使っているんだろう。
基本的に、これまで僕は匿名で文章を書くということをしてこなかった。
パソコン通信にしろブログにしろmixiにしろTwitterにしろ、誰かと議論したり何かを主張したりするときは、常に素性をオープンにし続けてきた。腰をすえて議論する気もなく匿名で書き逃げするような連中に、僕自身、さんざん苦しめられてきたから、同じようにはなるまいと思っていたのである。
それがSF小説の批判だったらなおのこと。自分の愛するジャンルであるからこそ、逃げも隠れもせず持論を述べ、反論を迎え撃つ――それが本来の筋だと思う。
しかし今回は、自分の名前を出して発言するのはあまりにリスクが大きいと判断して、不本意ながらこういう形を取らせてもらった。実は匿名で書くことにすら尻込みを感じている。
なぜなら僕が今から批判しようとしているのは熱狂的なファンを多くもつ作家――伊藤計劃氏の作品だからだ。
2009年に亡くなった伊藤計劃氏だが、いまだにSFマガジンで特集が組まれたり、映画が3作も公開されたりで、その人気はとどまるところを知らない。
僕が始めて読んだ氏の作品は、『虐殺器官』だった。新人のデビュー作ながらその年の、SFが読みたい! の1位を取ったというので、期待をもって読み始めたのだ。
しかし、あまり感心しなかった。なぜなら作中のメインアイデアである「虐殺の文法」というものが、言語SFの歴史の中ではさほど捻ったものではなく、更に2005年に別の日本人作家が発表した短編とも酷似している。プロットの方も、ミイラ取りがミイラになってしまったというありふれたもの、逃げのようなもので、短編ならともかく、長編としてはガッカリするような結末だった。だもんで、個人的には年度ベスト1位を取るほどの作品とは思えなかった。
年刊日本SF傑作選『虚構機関』に収録されている「The Indifference Engine」をたまたま読んだ時も、僕の評価は覆らなかった。
舞台を紛争地に置き換えてはいるものの、アイデアから構成からテッド・チャン「顔の美醜について」にそっくりで、決して独創的とは思えなかったのだ(余談だが、「顔の美醜について」は、世間で変に高評価されている「あなたの人生の物語」よりもよほど構成のちゃんとした、優れたSFだと思う)
出版されるSF作品の数も、世間のSFファンの数も膨大なので、僕が好きではない作品や、アイデアが目新しいとも思えない作品が、評価されたりランキングの上位にのぼることもある。とはいえ、趣味に合わない作家を追い続けるのもあまり建設的ではないので、僕はその後、伊藤氏の作品をずっと読んでこなかった。
だから、もしかしたら永久に他の作品を手に取ることもなかったかも知れない――
2014年に、伊藤氏の『ハーモニー』が、日本SF長編部門オールタイムベスト1位を取らなければ。
いくら避けてきたとはいえ、傑作『百億の昼と千億の夜』の牙城を、2000年代に発表された作品が崩したとなれば、さすがに読んで確かめざるを得なかった。
大きな戦争のあと、生命至上主義によって、医療技術が高度に発達した世界。
人間は16歳になると健康管理用のナノマシン群「WatchMe」を体内にインストールし、その恒常性と健康を、常にモニタリングされる。
健康に生きることを強いる社会に反逆するため、御冷ミァハ、霧慧トァン、零下堂キアンの3人の少女は、餓死による自殺を試みるが、失敗した。
その十数年後、ミァハは、新たな目的をもって暗躍をはじめ、その結果、トァンの目の前でキアンが犠牲になる。
ミァハの願いは、Watchmeに組み込まれていた自意識喪失プログラム「ハーモニクス」を発動させ、人間たちの意識を奪うことだった。
最終的に、ミァハはトァンに殺害されるが、ミァハの計画は実現し、全人類がハーモニクスされた結果、そこには誰もが意思を持たない完全に調和がとれた世界が誕生する……。
この結末を読んで、僕はひっくり返った。
ちょっと待て、「ハーモニクス」できるのは、WatchMeを体内にインストールしている人間だけじゃなかったのか!?
確か作中では、人々がWatchMeをインストールしていない地域のことも書かれていたはずだ。
そして何より――子どもたちのことはどうなったんだ?
16歳未満の子どもには、WatchMeがインストールされていない。WatchMeを入れられたくないからこそ、ミァハたちは16歳になる前に心中しようとしたはずだ。
つまり、16歳未満の子どもはハーモニクスすることが物理的に不可能である。
にもかかわらず、エピローグでは、全人類の意識がハーモニクスされたように書かれている。作中の設定どおりなら、こんなことはあり得ないのだ。
この作者は、自分が書いた設定を忘れている!
だいたい、ミァハの目的については、健康な世界に苦しむ、「意識」ある子どもの自殺をなくす、というのも書かれていたはずだ。
にもかかわらず、彼女の行動で出来上がったのは、「先進国の大人だけが意識を失い、先進国の子どもたちや、一部地域の人間は意識を保ったままである世界」だ。 子どもの自殺はなくならないだろう。出発点と正反対だし、エピローグの、全人類が意識を失った調和の取れた世界、という光景は有り得ない。はっきり言って無茶苦茶である。
そう、『ハーモニー』という長編は、その評判とは裏腹に――完全に破綻しているのだ。
作家というのも一人の人間である。あまりに大きなミスとはいえ、病床の伊藤氏が見落としてしまったのも仕方ないのかもしれない。
情けないのは早川書房だ。自分で書いたものをそのまま世に出してしまえる同人誌と違って、商業出版には校正という作業が存在する。誤字や誤植のほか、作中の矛盾などを指摘して、作者に修正を促す大事な行程だ。 『ハーモニー』のこの矛盾は、プロット自体を完全に崩壊させる、校正が厳格な出版社だったら絶対に許さないようなミスだ。これが講談社や新潮社のように校正がしっかりしている出版社だったら、こんな欠陥を抱えたまま作品が世に出ることはなく、伊藤氏も、恥をさらさずに済んだだろう。
それに輪を掛けて情けないのがSFファン。
けれど、その作品のプロットや構成が、最低限成立しているかどうかくらいは、アイデアの好き嫌い以前に、ちゃんと見極めるべきだ。
ちなみに、僕は『ハーモニー』のアイデアも独創的だとは思わない。
ユートピアを追求したら自由意思の存在しないディストピアになってしまったという結末は、星新一や、アシモフの代表作のほか枚挙にいとまがないし、クラークの某長編をはじめとする「人類補完もの」のバリエーションのひとつとも読める。 また、ラスト以降の世界が、「自由意思を失った大人が、自由意思をもった子どもたちと暮らしており、子供も大人になると自由意思を失うことになる」、というものであれば、ほぼ、『キノの旅』1巻の重要エピソードである「大人の国」と同じ世界になる。
ともあれ、これほどまでに構成の破綻した作品を日本SF大賞の受賞作にしたり、オールタイムベストの1位に選んでしまうのは問題だろう。
考えてみて欲しい。SFというジャンルに興味を持ってくれた人が、こういうランキングを参考にして、まず第1位の作品から読み出したとき、「SFって、こんなにいい加減なプロットの作品を評価しているんだ」と失望してしまったら? 「SFなんて適当な構成でも許されてしまう、低レベルな小説ジャンルなんだ」と思ってしまったら?
それはきっと、SF作家たちとジャンルにとって大きなダメージになるだろう。
この文章を書いている途中で、僕は奇妙なことに気づいた。
SFマガジンのような活字媒体と違って、WEB上では、この大きな穴について言及している感想もぽつぽつ見かける。だが、そういうミスを指摘できているのは、SF作家やSFライター、SF評論家ではなく、ごく一般の読書ブログをつけているような人、「SF界とは繋がりが薄そうな人」ばかりなのだ。
そこでふと思い至った。
いくらなんでも、あれだけ多くのSFファンやSF評論家が持ち上げているのに、誰一人として欠陥に気づかないというのは、どう考えてもおかしい。
みんな、欠点に気づいていながら、それを指摘してしまえば伊藤氏のファンから一斉に反発を食らってしまうために、沈黙しているのではないか?
あるいは、伊藤氏が亡くなってしまっていて、作品の欠陥を指摘したところで訂正の機会がないから、批判するのは忍びないと感じているのではないか?
だとすれば、これはまるっきり、童話の「裸の王様」だ。みんなで持ち上げるうちに引っ込みがつかなくなって、誰かが声を上げるのを待っている。童話と違うのは、誰ひとり「王様は裸だ!」と言う勇気がなくて、とてつもない歪みが生じていることだ。
僕は、この歪みが決定的な打撃をもたらすのは、『ハーモニー』の映画公開時だと睨んでいる。「夭逝の天才が残した傑作SF」の評判を聞き付けて、SFファンや伊藤氏のファン以外にも、たくさんの観客が訪れるだろう。その時、プロットがぐちゃぐちゃに壊れているのを発見した観客たちによって、「さよならジュピター」なみの珍作として扱われることになるのではないか。
誤解しないで欲しい。僕は何も、伊藤氏の人格を貶めようとしている訳ではないし、『ハーモニー』を賞賛するのはやめよう、と言っているわけでもない。
ただ、彼の作品を持ち上げようとするために、SF読者、それもジャンルにどっぷりつかっているような人間たちが、構成上の欠陥に対して目をつぶり、盲目的になってしまうのは、SFの未来を考える上で、間違っている、と主張したいのだ。もしも、「この『ハーモニー』という作品は、これだけ小説としては崩壊しているけど、それでも僕は好きなんです」と言える読者がいるのなら、僕もそれは否定しない。作品の出来不出来と、個人的な好き嫌いは必ずしも一致するものではないからだ。 僕だって、出来は悪いけど好きだと胸を張って言えるSF作品は沢山ある。
たとえ何年か後、オールタイムベストの上位から滑り落ちたとしても、今のように、宗教的で無批判な礼賛ではなく、伊藤氏のファンが「こういう風に壊れている部分もあるけれど、好きな部分もある」という主張を大っぴらにできるようになったら、その時はじめて、『ハーモニー』は、正当な評価を受けられるのではないか、それこそが伊藤氏のためになるのではないか――僕はそう信じる。