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はてなキーワード: 体外受精とは

2018-07-30

anond:20180730111230

なんか今日本にはレズカップルがそこそこいてそのレズカップル子供を儲けるパターンがそこそこある(カップル相手の親類とかに体外受精とかで協力してもらうんやと)

らしいが、実際にそれで生まれ子供とか今どうなっとるんやろな。

いても年齢一桁前半だからまだ問題として表出していないんだろうが…

2018-07-22

原発無月経症と診断された12年前の私へ

オッス!オラ増田!数日前に二人目の出産を終えたおかあさんだ!!

帝王切開出産たか入院日数が長くて暇なのと、テーマがそれなりに重くて話す機会もないから顕示欲を満たしたいのと、あと何より原発無月経症だと診断された時にあんまり体験談がなくて「マジか…」って思ったから、12年前の私に報告する体でめちゃくちゃ長文を書いてくぜ!

同じ病気を抱えている人が、こういうサンプルもいるんだなと思ってくれれば嬉しいぜ!!

飽きたか普通に書く。

原発無月経症と診断された12年前の私へ】

大好きなプールの授業を一回も見学することなく参加しきり、なお身長が伸び続けていた17歳の秋。

流石に「まだ生理が来ないのってヤバくないか…?」と思った母に、婦人科受診を勧められたね。私もヤバいと思ってたよね。友達休み時間こっそり「ナプキン持ってたら貸して?」って言われても一回も貸せなかったからね。絶対ケチくさいと思われてたよね。

学校休んで、なんか麻布とか六本木とかシャレオツ場所にある産婦人科まで診察に連れられたね。あの頃はわざわざ馴染みのない地域にまで赴いた理由がわからなかったけど、母は万が一にも地元の知り合いの目に触れさせたくなかったんだと思うよ。あらぬ事を吹聴するようなクソ人間がこの世には存在するから。だからシャレオツ場所まで来たことに怯えなくていいよ。

彼氏なんてできたこともないのに(中高女子校だったからって言い訳しとこうな)触診台に載せられて男性医師に股おっぴろげるの本当に嫌だったね。頑張ったね。まあ女性医師に当たることも少ないし、その部分はいずれ慣れるよ。お医者さん、散々女性器見てるから特に何も思われることないし。

ただ、処女ゆえにお腹エコー当てて診察した時「うーんおしっこ溜まってるみたいでよくわかんないなーハハハ」って言われてクソみたいな思いしたよな!半泣きだったよな!わざわざそんな言い方しなくていいじゃねーかって!

大丈夫。そんなクソ医師のいる病院その一回限りしか行くことなかったから!紹介状書いてもらって大学病院に行くことになるよ。

行った先の大学病院担当医も男で憂鬱だったけど、すぐにその先生でよかったって思えるし今でもそう思ってるよ。少しフワフワした先生だけどそこが気楽でいいよ。

そしてやっぱり最初の診察医はクソだったって気がついたね。

色々診察してもらった末、原発無月経症、生まれつき自分生理が起こせない体で、そのためにカルシウムが溜められなくて骨密度が本当に低いってショックだったね。

大病したことなかったからそんな病名ついた診断下されると思ってなかったし、私は女って定義していいのかなぁって思ったり(女でいいと思うよ)、結婚とか出産とかこの先のライフイベントにおいて不利に働くのかなあなぁって思ったり、牛乳めちゃくちゃ好きだったのに骨密度が小六の女児くらいの数値しかないって言われたりして「何のために牛乳あんなに飲んでたんだ…」って思ったりして帰りのバスの中でぐじゃぐじゃに泣いてしまったりしたね。

でも一番堪えたのは母に「満足に産んであげられなくてごめんね。代わってあげられたらいいのにね」って同じようにぐじゃぐじゃに泣かれたことだったね。辛かったね。そんな事言わせてしまったのが悲しかったよね。そもそも代わられたら私産まれてないかもしれないしさぁ…。

あの時母を責めるつもりもなかったけど責めなくて正解だよ。でも人の親になった今ならわかるんだ。私もその立場だったら負い目を感じるだろうし、我が子に遺伝したらってめちゃくちゃ不安だよ。だから一緒にぐじゃぐじゃに泣ききって、それっきりにして、焼き肉とかおいしいもの食べさせてもらってそれで終わりにしなね。どうしようもできないからさ。

で、定期的に通院・薬使って生理起きるようになったね。君の股から出てくる卵の白身みたいなそれが、よく「なかよし」に広告を出していた生理用品で知った「おりもの」ってやつだよ。「これがおりものか…!」初めて見たときちょっと感動したね。

病気のせいか体質のせいか、血量も少ないし生理痛もなかったのはよかったね。生理起こさないとダメだけど薬で起こすと超ーーーーー不快なのってめんどいもんね?

生理起きても骨密度はガンっと上がらないけど、それは骨折起こらないように気をつけていこう。怪我の少ない文化部でよかったね。私もこれからサプリメントとかでカルシウム補っていくから

大学に上がって一人で通院するようになったね。その頃にはもう診察も触診も慣れてるじゃん。

ただ、彼氏ができて処女じゃなくなった時、親にもまだ言ってない(いや別にとりたてて報告しないままだったけど…)のに処女喪失報告してエコーで内診から膣に器具挿入に切り替わったの結構気まずかったよな。まあ先生ハイハイそうなのね」くらいで切り替えてくれるからそれはもう諦めろ。いつかは避けられないことだ。

あと数値的には同じくらいなんだろうけど、二十歳になった瞬間「骨密度が七十代のおばあちゃんと一緒の数値だよー」って言われるようになってゲラゲラ笑うよ。ピチピチの若人から高齢者枠に入れられるのが成人すると言うことなのです。

うそ彼氏ね。「どうしてもデート時間を長くしたくて産婦人科(だと知っても)に着いてきたい彼氏」vs「どうしても来てほしくない私」でバトって、「私生理が起こせない体なんだよぉ!!!来るなって言ってるのに!!」って言わなくていいこと言ってキレちらかして、それ以外の理由も加えてケンカ別れします。

でも驚くなよ?最終的にその人と復縁して結婚までします。後にも先にもその人しか彼氏はおりませんでした。いい人だから大切にしてあげてね。

就職して、忙しくて病院行けなくなっちゃったね。

平日にしか診療してないから行く時間なかなかとれなくて、外道から一年もの間診察をぶっちぎってしまます

会社辞めてやっと診察してもらった時に「子宮カスカスに小さくなっててかわいそう」って言われて「あああごめんなさい」って思うのと同時に「カスカス…」ってちょっと面白くなってる場合じゃねーから病院サボるなよ!

そう、会社は寿退職。つまり結婚退職したんだけど、さっき言ったように別れた彼氏復縁した後結婚するんですね。

「私は子ども産めないかもしれない」って言ったら「子どもは好きだし、色々チャレンジするのもいいと思う。ただ自分自身は子を持つことにものすごいこだわりがあるわけではないか子どもはいなくてもいいし、もしチャレンジしてダメで、それでも育てたい欲があるなら養子でもなんでも方法はあるよ」って言ってくれます。本当に聖人なので大切にしてくれよな!

もものすごい自分の子を望んでいるわけじゃなかったし(だって産めないかもしれないってわかってるんだもん…とくに希望も持ってなかった)スタンスが同じなのは本当にありがたいことだよ。

夫の両親もいい人だから、本当は何か思ってたかもしれないけど何も言われなかったよ。君は、本当に恵まれているんだ。

さて、結婚したら何か進言されることもなく妊娠に向けての治療が進められます。それはもう自然に。当たり前のようにフェーズが移っていた。

そこら辺は不安であれば不妊治療方法を調べてくれ。たぶん同じだから。ちなみに私はテキトーなので言われるがままの治療に従っていた。結局数年ゆるゆるやって、できなかった末に最終奥義の体外受精することになるんだけど。

夫と協議した結果、とりあえずさっさと体外受精チャレンジして、失敗してまたどうしても欲しくなった時に再チャレンジすればいいって話になりました。夫婦揃って特に意気込みの強くないチャランポランである

結果を先に言うと、体外受精成功します。

ただね、それは体外受精を試みる人たちの中でも圧倒的に若い年齢で取り組んだからだと思う。治療説明会10歳くらい上でめちゃくちゃ治療内容調べてきてる人達ばかりだった。君達夫婦はね、説明会の帰りに何食べて帰るかしか考えてないし、受精させる用に夫の精子を取る採精室に置いてあるAVが誰チョイスか気になってるチャランポランさです(備品業者チョイスのオムニバス形式らしいよ。好み色々あるもんね)

君は産めないかもしれないことわかってるんだから、その点チャレンジの幅は広いんじゃないかな。やれるならやってみてもいいと思うよ。

でも、そもそもうまいこと作れた受精卵の数は少なかったし、お盆休み前に子宮に入れた受精卵が流れるかもしれないって言われて生理も起きちゃって、でも診察受けられなくて号泣したこともあったし(無事着床してました)、子どもができるまで平坦な道でもなかったよ。

それはもう不妊治療範囲から、やっぱり不安であれば不妊治療体験談を読んでね。よっぽどそちらのが詳しいから。

12年前の私へ。

そういうわけで、君は二児のお母さんになりました。

不安もいっぱいあると思うけど、そう悲観しなくても大丈夫だよ。

もう子を産むことはないけど無月経症の治療はこの先も続いていくし、この先の治療はどういうものかわからないけどまーーーーーもう大したことしないでしょきっと!(調べてない)

別にいなくてもいいと思ってた子どもは大変だけどかわいいし、でも今のご時世無理して作ることもないし。どういう選択をしてもいいんだよ。私はヤな宿題は全部ゴミ箱に捨てちゃうタイプから、どこか一つでも躓いていたら、子どもを産んでいなかったでしょう。産めてしまったけど。ただ産まない選択をしても病院は通いなね。子宮カスカスに縮んちゃうから

とりあえず私は、これから自分のためにカルシウムタブレットを食べようと思います

じゃあ、元気でね。

2018-07-15

anond:20180713203853

四十代でやっと体外受精子供が出来てそれが障害児って時点でもう子供産める身体じゃないだろ…

もう諦めろ

2018-07-13

新型出生前診断中絶体験談

 40代前半の女性です。

新型出生前診断経験し、

初めて気づいたことや考えたことがあったので、

備忘録として残します。

 メディアがこの問題について発信する情報は、同診断を受けないことを決断した人、

あるいは受けて陽性が確定したけれども生むことを選んだ人を取り上げる「美談」が殆どで、

陽性確定者の多数派である中絶手術体験者の声が反映されていないと感じます

このため、手術体験である私の考えをお伝えします。

<経緯>

 30代の終わりから不妊治療を始め、40代の始めだった2016年体外受精で初の妊娠

同年に新型出生前診断を受けたところ、18トリソミーであることが確定し、手術。

<手術に踏み切った理由

・当時の私には、重要資格試験が目前に迫っていました。

試験勉強育児を両立させるために、健康であることは大前提でした

夫婦共に健康なので、子ども健康状態で産まれると思い込んでいました)。

 

 医療ケア児であれば、受け入れる施設も限られ、お世話に忙殺されることが予測されます

「もし産むと、あなた毎日家の中で赤ちゃんに付きっ切りだよ」と夫に言われ、

自分キャリア崩壊する怖さからわず「それは無理」と言い返しました。

 さらに、その子が将来、認知症などで要介護状態になれば、入れる老人ホームはあるのか。

ネット上には、医療ケア児の受け入れ先や成長後に関する情報ほとんどなく、不安に駆られました。

胎児女の子でした。心配なのは、この社会知的障害者に多発する性被害です。

施設に入れたとしても職員から被害を受けるのではないか

あるいは通所途中で誰かから……と考えると、とても我が子にそんな辛い体験はさせられないと思いました。

私たち夫婦染色体異常の子どもが産まれたとなると、

家族や親戚までが世間差別的な目にさらされるかもしれず、

もはや「自分たちさえ良ければ産める」という問題ではないと思いました。

 また私自身、高度な知性を要求される仕事従事しています

知的障害児を生んだ場合、私の知性すら信用されなくなるのではないか

人知からも憐みの目を向けられるのではないか、と懸念しました。

 そしてこのように考えること自体自分の中に知的障害者への差別意識があるのだと、

認めざるを得ませんでした。

<なぜ、新型出生前診断を受けたのか>

 私たち夫婦高齢なだけに、「障害がないことを確認し、安心してその後の妊娠生活を過ごしたい」と考えて

同診断を受けることにしました。

私としては、「事前に疾患がわかれば心の準備ができる」とも思っていました。

その時点では、どんな疾患のある子でも受け入れて産もう、と漠然と考えていたのです。

 ところが、いざ診断で陽性判定が出ると、上記に述べた様々な不安が一気に押し寄せ、

坂道を転がり落ちるかのように、気持ち中絶手術へと傾いていきました。

 しかし、実際に手術によって死産した我が子と対面した時、愛しさが込み上げ、

「なぜ息をしていないの。お願いだから生き返って!」と号泣しました。

手術を受けてから後悔しても遅いのです。

ももし、この診断を受けていなければ、とりあえず出産し、

覚悟を決めて育てていっていたかもしれません。

<新型出生前診断を受けるかどうか迷う人へのメッセージ

 「安心したいから」という理由で受ける人は多いようですが、お勧めしません。

私たち経験上、陽性判定を受けると冷静な判断力が失われ、未知の将来への恐怖心から

とにかく「生活が変わらない選択肢」を選びたい強い誘惑に駆られます

 従って、診断を受けるのは、

「陽性の場合は産まない」と決めた時のみとするのが良いと思います

 陽性でも産み育てることを決めているのであれば、「心の準備」は産んだ後からでも間に合うのではないでしょうか。

染色体異常を持って生まれてくる可能性への心配はあるにしても、

あらゆる状況を想定して、妊娠中に情報収集しておけばいいと考えます

カウンセリングのあり方>

 私がカウンセリングを受けたのは、出産予定先だった大学病院産婦人科からでした。

18トリソミーとして生まれ子ども知的身体的特徴について説明がなされました。

ただ、私たち親が知りたいのは、「そのような疾患を持つ子どもをどうやったら育てていけるのか」です。

 医療ケア児には、健常児にとっての保育園幼稚園学校に代わる施設はあるのか。

親が共働きでも育てることは可能なのか。

成人後の住居や生活費はどうするのか。

老後は介護施設に入れるのか、など。

 そうした社会サポートに関する情報医師からほとんど与えられず、私たち不安に駆られるばかりでした。

是非、これらの情報に詳しい専門家カウンセラーとして配置して欲しいと思います

 

メディアのあり方>

 冒頭で述べたように、新型出生前診断に関してメディアに登場する当事者には偏りがみられるため、

診断を受けるかどうかを迷う人にとってはあまり参考になりません。

 私自身、診断を受けるかどうか、手術に踏み切るかどうかを判断する際に、

手術体験者の声をメディア上に求めましたがほとんど得られず、

心細さを抱えながら性急な判断をせざるを得ませんでした。

 メディアが同診断に関する美談ばかりを取り上げることは、中絶手術を選ぶことを暗に非難するメッセージとなり、

手術体験者はますます沈黙を守ります

その結果、手術体験からアドバイスが発信されないために、受診者及び受診者予備軍が的確な判断ができないという、

悪循環に陥っているように感じます

 是非メディアが、多様な声を報道することを望みます

以上、ご参考まで……。

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(出典 https://anond.hatelabo.jp/help

2018-07-11

anond:20180711163158

へーきへーき!

体外受精技術はもうあるんだし、体外子だってその内出来るよ!

そうなれば精子バンク卵子版が出来て、男性でも女性でも出産を経ずに子供を入手することができるから! 

2018-07-04

不妊治療

自分は運良く出産できた。

体外受精で採卵二回、戻したのが7回?くらい

1信頼できる先生に頼る

2身体を冷やさな

3受精卵戻す時、不安にならず穏やかな気持ちで、こっちは楽しいよと呼びかける

受精卵戻すとき、イヤフォンで音楽聴いてたよ

最期から二個目の受精卵で、諦めかけてたんだけどね

がんばりすぎないでね

今はオニババみたいに子を叱ってしまうけど、おめでとうと言われた時の気持ちを思い出さないとね

2018-06-06

不妊治療高杉ワロス

奥さんはまだ29歳なんだけど治療必要になって体外受精もしたんだけども、結構高かった。

卵子精子取ったりで10万とかあっさり消えてくし、受精が出来たら30万とか40万とかかかるのよ。

貯金してたからよかったけどさ、まだまだこっからお金かかるし。

1発で採卵も妊娠もしたからいいけど歳取ってリトライしたらさらにかかる。

自然妊娠出来るときにどんどん産んだ方がいいわ。

父ちゃん仕事頑張るでー。

2018-05-21

妊活辞めたい

いくらタイミングとってもクロミッド飲んでもだめで、今日産婦人科行ったら卵巣性無排卵症だと言われた。

卵巣性無排卵症は原因不明排卵せずに卵胞が残り続ける症状らしい。どうすればいいんだ。

人工授精は出来ないので体外受精になるかもしれない。体外受精は高い。

これまでも保険が効かない治療費をずーっと払い続けている。

勤務先が2時間近く通勤にかかる場所なので、病院行くときは16時には会社を出ないといけず、いちいち申し立てしなきゃいけないのが辛い。

ほとんど男だけの職場なのであまり不妊治療してるとか言いたくないし、多分言っても苦労などわかってもらえない。

もう全部しんどい仕事妊活も辞めたい。

私のような人間子供を持っても子供が不幸になるだけだから、もう全部諦めて必要ないって思えれば楽だったのに。

2018-05-01

もういちど、妊婦様になりたい

母親典型的毒親だった。今も毒しか吐き出さない。しかし、最近ようやく理由がわかった。第2子が産めなかった苛立ちと劣等感子どもに向かっていただけだった。いつも両親は口論していた。基本的に父の言い分が正しかったけれど、母の女性特有感情の揺れを少しでも理解していればもっとマシだったはず。

大学進学、結婚出産……18歳を過ぎた人生は人それぞれ。経験として子どもを産んでみたかった。実際、ほぼ予定通りの時期に子どもが生まれ妊婦向けビジネスの大きさや新生児の子育ての大変さ、仕事育児の両立の厳しさを知り、視野は広がった。同時に、家事子育て自体は好きにはなれず、向いていないとわかった。母も不向きだから、半ば放棄していたわけだ。3歳の子どもは「ママだいすき」と寄ってくることもあれば、「ママ嫌い」と逃げ出すこともある。自分母親になど、物心ついてから抱っこなどせがんだ記憶はない。改めて歪んだ生育環境だったと知った。

毒親の不幸の連鎖は断ち切らなくてはならない、と思いつつ、<一人出産した女性は2人以上の子どもを産まなければならない>とDNAが指示を出すとは知らなかった。そして、なぜか、子どもが欲しいと思うと巣となる家(新しい住まい)を求める。しかし、夫は子どもは一人で十分、引っ越しが面倒だから住み替えたくないといい、時間概念なく子どもと遊び続け、夫婦2人目の時間は一切なく、このままだとできるはずがない。ますます母と同じように苛立つ。

結婚出産できなかった女性は既婚女性を妬み、一人しか産めなかった女性は2人以上産んだママを妬み、2人以上産んだ女性の多くはお金がない、自分時間がないと嘆く。一人ひとり違って当たり前なのに、モデル例と比較し続けてしまジレンマ。それでもストレス度は後者のほうが少ないと気づいた。

今の日本は不幸だ。出産子ども経済的合理性判断し、授かりものではなく、自ら授かるために動くものになっている。調べたところ、今や20人に1人が不妊治療の結果、生まれ子どもという。体外受精でもいいか出産して、再び妊婦としてせめて婦人科受診時だけでも褒めてもらわないと承認欲求が満たされない。欲しいものは、モノではなく、達成感と承認欲求だ。

日本は、日々満たされ楽しく過ごす人と、劣等感と未達成感ばかり感じ、他人を羨み続ける人に二極化が進むだろう。本気で少子化傾向を解消したかったら、出産コントロール権は女性にあるべきだ。医療の発展で長寿100年が当たり前になるかと思うと、ぞっとする。あと60年、2人目が産めなかったことを後悔し、行き場のない怒りを抱き続けるくらいなら、もう十分に生きたのかな、と思う。理想人生は短く、自由に。

2018-04-28

体外受精子供を授かった

子作り始めて4年。不妊治療専門のクリニックに通い始めて2年半。

10回の人工授精と2回の体外受精を経てようやく子供を授かった。

正直な話、今日涙声の嫁さんから心拍確認できたよ」と伝えられた時、自然と湧き上がった気持ちは、嬉しさではなくて解放感だった。

結婚してから止まっていた時間がやっと動き始めたよ。

2年半の間に4回転院した。

自分にも嫁さんにも一般不妊検査確認できる範囲では特段問題もなく、年齢も20代後半だから

診察する医者は皆、口を揃えて「若いしすぐにできますよ」と言っていた。そんな甘い言葉に騙された。

毎月毎月治療をして毎月毎月悲しむことを、かれこれ35セット繰り返したよ。

嫁さんは生理の期間以外は毎日薬漬けで、自分自身も少しでも精子の質が良くなるならと精索静脈瘤の手術も受けたんだ。

それでも妊娠しないんだよね。何も悪いところがないって言われるのにね。

子供のできないことの何が辛いって、その苦しみを誰かと共有できないことが一番辛いんだと個人的には思っている。

子供って普通望めばできるもんだし、我々みたいに高度不妊治療に頼らなくても自然に愛し合って授かるもんなんですよ。

この辛さは同じ不妊治療をした人にしか理解できないんだろうね。わかってって言ってもわからないと思う。

街で子供を見かけると胸が痛んで、何気ない親族言葉に心を抉られて、喜ばしいはずの友人の妊娠報告ですら引き裂かれる思いがして。

なんでみんなが普通に感じられる幸せ自分たちは手に入れられないんだろうって。欠陥品なのかなって。

結果が絶対出るってわかってるならまだ頑張れるけれど、それすらもない中で相当な時間お金をつぎ込んでいくんですよ。

いやぁ、苦しいよほんとに。

いままでかかった費用が200万くらいなのかなぁ。うち120万くらいが体外受精にかかった費用かな。精索静脈瘤の結紮術は保険治療ができて3万だった。

お金はまだいいけど、不妊治療を優先して仕事のチャンスを見送ったことが今でも悔やまれる。仕方がないのだけれど。

ここまで書くとネガティブすぎるからダメなんだよって思われるよね。

いや実際その通りだけど、それだけ子供を望んでもできない人って辛いんだなぁってやさしく見守ってあげてほしい。

自分はまだ2回目の体外受精で授かったから運がいい方。もっと長く治療を続けている人の気持ちを考えると本当に胸が苦しいよ。

2018-04-18

不妊博士が体外あれこれ

※さいしょに

東京都では妻の年齢が35歳未満までなら不妊検査助成金が5万円まで出る。

精液検査対象なので、気になるかたは是非近くのクリニックに行ってほしい。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/kodomo/kosodate/josei/funinkensa/gaiyou.html

男性不妊話題になってるから私も書く。長いよ。

夫29歳妻28歳。

結婚して数年たつの子供ができないか

近所のクリニックで調べたら精子が1ml中、200匹しかいなかった。(基準値は1ml中に1,500万個以上)

旦那は「検査前日に緊張して寝れなかったから抜いちゃったの…だからこんなに少ないのかなあ」

と言ってたけどそれは全然関係なかった(笑)

数回検査しても数十匹から数百匹程度。絶望した!

街行く男性を見てこの人だったら精子はいるのかな、とか

違う男性結婚してたらこんな悲しい思いはしなかったのかな、とか思った。

そっからは怒涛の検索

精索静脈瘤というコブが原因なら手術すれば自然妊娠可能って知ってそれを期待したけど

残念ながら旦那は違った。

単に精子がほぼない人だった。

精子が数百匹程度だと子供を持つには体外受精しかない。

体外受精について

ここで体外受精について少し説明する。

体外受精とはその名の通り、卵子精子を体外で受精させて戻す方法だ。

一言でいうと簡単だが(実際男性精子採取するのは超カンタン。単に出すだけ)

卵子を取り出すのが大変。


卵子を取り出すためには卵巣に針を刺してシュッと吸い取る採卵という方法をとる。

これがめちゃくちゃ痛い。採卵の前日は緊張して寝れなかった。

採卵は全身麻酔でやってくれるところもあるから怖いなら麻酔オススメ


刺激周期と自然周期について

体外受精には刺激周期と自然周期というものがある。

卵子は通常では月に1個しか排卵されないが、実は卵胞の中にはたくさんの卵子の卵が眠っている。

そのたくさんの卵子の卵を薬で均等に大きくさせて一度の採卵で数個の卵子を取るのが刺激周期。

薬を使わず自然に大きくなった卵子だけを吸い取るのが自然周期だ。


どちらの方法が良いのかは議論が分かれている。

刺激周期はホルモン剤を多用するし、自己注射といって自分お腹注射をしないといけないか

働いている人には負担が大きい。お金も高い。


一方自然周期はとくにやることはないが、月に1個しか採卵できないため

失敗が続くと毎月採卵の可能性が出てきて結果的金額負担も大きくなる。


ちなみに海外ではほとんどが刺激周期だ。理由は刺激周期のほうが成功率が高いから。

自然周期は成功率が低いため禁止している国もある。

しかし何故か日本では自然周期が相変わらず人気である

ナチュラルとか自然思考に惹かれるお国柄だろうか。

体外受精と顕微授精について

その採卵した卵子精子受精させるのだがその受精方法にも大きくわけて二つある。

体外受精通称ふりかけ)と顕微授精だ。


ややこしいのだが体外受精というときこのふりかけを指すことがある。

これはシャーレに置いた卵子精子ふりかけ方法だ。

精子がみずから卵子に向かっていくため顕微授精よりは(?)自然方法と言われる。

しかしこれも数値の足切ラインがある。

夫の数百匹という数値では顕微授精しか選択肢はなかった。


顕微授精とは元気な精子を1匹だけ吸い取って卵子に注入する方法だ。

この方法はまだ成立してから30年程度しかたってないか不安視する人も多い。

でもわれら夫婦にはこの選択肢しかなかった。


胚盤胞を目指す

私はとにかく旦那精子の少なさをカバーするために

卵子を多くとる必要があったので刺激周期で採卵した。

おかげで12卵子がとれて、4つ胚盤胞になった。


胚盤胞とは受精卵が5日目頃まで成長した姿。

この胚盤胞移植するのが一番着床率が良いとされているので

多くのひとはこの胚盤胞を目指す。


二子を望む人はここで胚盤胞を何個か冷凍保存しといて

また戻したいとき解凍して移植する。

無精子症の人はTESE

男性不妊の話に戻ろう。

夫の場合は少なくとも精子が数匹いたから顕微授精できたが

全くいない無精子症という人もいる。

その人の場合最後の望みをかけてTESE(テセ)という手術を行う。


タマタマを切開してスプーンみたいな器具精子採取する。

これで精子がとれれば顕微授精で子供を授かれる可能性が出てくる。

ダイヤモンドユカイさんなんかはこの手法で3人子供を授かった。

ユカイさん著「タネナシ」は名著なので男性不妊のかたは読んだ方が良い。


だがこの手術、切開するまでは精巣に本当に精子いるかからない。

切開しても1匹もいませんでした…、というパターンもよくある。本当に辛いとおもう。


また九州とあるクリニックでは精子になる直前の

精母細胞というものから妊娠までつなげる技術を持っているらしい。

iPS細胞研究が進めば、完全に無精子症の人でも妊娠につながるかもしれない。

移植した結果

胚盤胞を2回移植して2回目で妊娠した。

現在妊娠5カ月。

男性不妊と分かって死にたくなるほど絶望してた頃とは大違いだ。



検査にいきましょう

結婚して数年たっても子供が出来ない場合は、速やかに近くのクリニックに行った方がいい。


妊活時間との勝負である

うちはたまたま男性不妊だったけどとにかく女性の年齢が上がるほどに妊娠率は下がり流産率は上がる。

仕事で忙しくても検査だけは行った方がいい。

不妊クリニックには驚くほど若い女性男性もいる。

全然恥ずかしくないし、仲間がいる気持ちがして心強いはず。


そして男性不妊が発覚した場合には男性不妊専門医がいるクリニックをお勧めする。

男性不妊女性不妊に比べまだまだ未開拓専門医が少なく、

TESEが満足に出来る医者日本でも数人しかいない。

メンタルケア

男性不妊だろうが体外受精女性負担がかなり大きい。

望まない注射や採卵など、妻は「夫のせいで…」と思ってしま確率が高く

実際男性不妊が原因で離婚したカップルも知ってる。


から自身男性不妊と発覚した男性は、

辛いだろうが体外へ進む妻へのサポートをお願いします。

具体的には「ごめんね」と言ったり、「体外頑張ってくれてありがとう」と言うことだ。


女は多分に感情の生き物であり、

どんなにつらくても感情に寄り添ってもらえれば頑張れるのだ。


逆にどんなに合理的であっても

感情に寄り添ってもらえないと愛情はどんどん薄れていって

辛い体外を乗り越えられないと思う。


実際うちの夫はとにかく「ごめんね」「ありがとう」と言ってくれた。

私はこういう夫でなかったら男性不妊が発覚した時点で離婚を決意していたかもしれない。


不妊治療の辛さは何より先が見えないことだ。

何回採卵すれば、何回移植すれば子供が出来るのかわからない。

周りは自然妊娠してるのに私たち医療の手を借りないと妊娠できない。

その思いはまさに暗闇のトンネルを歩く気持ち


からこそ理解し合える唯一の相手の手を取り合えなければ

体外は乗り越えられないと思う。

でもその先に光はある。

体外の成功率は一概には言えないが現在20人に1人は体外で生まれてくる子なのだ

お金の話

お金の話を忘れていた。

体外はだいたい1回の採卵と移植につき

自然周期で30万~50万

刺激周期で40万~80万あたりが相場と思う。


これは1回の金額なので回数が増えればその分増えていく。

男性不妊場合さらに顕微授精費用検査費用がかさむ。


自治体によって助成金も数十万でるので色々調べてみてほしい。

うちは結局トータル140万くらいかかったが助成金で50万くらい戻ってきた。

男性不妊が発覚したときいろんなところで検査したため金額が上がってしまった。


体外よもやま話

体外受精では着床率をあげるために卵2個戻しというのをよくやる。

日本では多胎の危険を恐れて35歳以上でないと基本的に2個戻しはやらない。


海外セレブでよく双子妊娠話題になるが、私はあれは体外なのだろうなと思う。

忙しいセレブにとっては排卵日に合わせてセックスするのも大変だし、

体外で、さらに一度の妊娠で2人産めるほうが効率的だという考えなのだと思う。

https://anond.hatelabo.jp/20180417204444

私も精液検査済みなんだけど、うちとはずいぶん違うなと思ったので書いておく。


晩婚なので結婚から早めに検査だけはしておこうと話していた。

結婚半年生活も落ち着いてきたので夫婦揃って不妊検査受診した。

行ったのは地元で一番大きい産婦人科専門病院不妊外来

市が不妊検査助成金を出していてそれが受けられる病院なので選択肢はなかった。

その病院には採精室というものがなかった。

滅菌済みのプラスチックカップを渡されて自宅で採精する。

雑菌が入るとまずいので除菌ウェットティッシュで手と性器を丹念に拭く。

独身時代に勢いで入った激安のヘルスを思い出す。

妻が手伝おうかと申し出るが丁重お断りする。

iPadを持って入ればxvideosちょちょいのちいである。


採取した精液は1時間半以内に病院に持っていかなければいけない。

精液の温度が体温以下に下がるとまずいらしいので、タオルにくるんで胸元に入れて車で病院に向かう。

カップに入れているとは言え精液を持って電車に乗るのは抵抗があった。


病院に着いたら検査室にカップを差し出す。

若い看護師さんがカップの中身と貼ってある名前確認してその日は終了。

結果は当日は聞けなくて後日妻が一人で他の検査受診したときに聞いてきた。

幸い量・運動量とも良好だった。


人工授精場合も同じように採精をする。

精液検査は好きな時間に持って行けばよかったが、人工授精では処置室の予約の関係で採精時間限定される。

時間の都合でどうしても自宅で採る時間がなくて病院トイレで採ったこともある。

その病院男性トイレがなくて女性専用の個室と男女兼用の個室があるだけ。

れい掃除はしてあるが何とも言えない気持ち悪さはある。

もちろんお伴はiPadxvideosである


精液検査は自費診療である

私が行った病院では5,000円程度だった。

女性側の検査費用に比べると微々たるものである

妻の場合は総額で50,000円くらいかかった。

なお、市から出る補助金20,000円である


あれから1年経つけどいまだ懐妊せず。

すでに人工授精を4回こなした。

体外受精に進むと50万くらいはかかると聞く。

人によってメニューが変わるので事前にはわからないらしい。

何とか今年中に妊娠まで持っていきたい。

旦那精子スカスカだった話

完全に思いもよらなかったが、うちの旦那精子スカスカだった。

元増田は無精子らしいけど、うちの人は乏精子症ってやつだ。話のついでに聞いてくれ。(ごめんトラバ間違えたからもっかい。)

WHOによると1mLあたり1500万個以上くらいがセーフのラインらしいのだが、旦那は2600個くらい。

まっっっっったく想定してなかった事態だったので驚いたのなんのって。


なんでそんなに驚いていたかって言ってたら、第一子がデキ婚だったからだ。

照れる。

二子が出来なかったのだ。

待てど暮らせどヤれどヤラねど出来ない。


6年経って出来ないので、

「そろそろ産婦人科行こうかな~。精液検査受けろって言われたら受けてくれる?ww」

ってドキドキしながら言ってみたら

(こんなこと冗談めかしてじゃないと言えない・・・

はいはいー」

って二つ返事でOK

絶対嫌がられると思ってたので、旦那見直した。イケメン


そいで不妊治療クリニック行ったら、いきなり初回からフーナーテストですよ。

受診の日の朝に営んで、そのままさっさと病院に来い」というテスト

第1子いるのに朝から営む事の難しさ。

でもなんとか励んで受診すると、

精子子宮内に1匹も居ないですね~まずいですね~」と。

次の受診日には精液持ってこいと。

採取してから3時間以内に持ってこいと。

恥じらいながら提出したら、ここでようやく乏精子症ですわ、という結論に至った。


ここで旦那40歳わたし33歳。

クリニックでは

旦那さんの仕事上のストレス精子が少なくなってうんぬん、まあ体外受精適応だね。」

って話をされたけど、いや絶対違うだろ。

第1子から10年も経たずに、自然妊娠不可能なくらいに精子スッカスカになってしまうのは病的なもんだろ絶対、と考えた。

(ここ↑今思い出しても腹立つわー。地域で有名な女医さんだったけど、女医からこそ?の男性不妊おざなり感があった。)



色々調べると割とあっさり「精索静脈瘤」って病名が見つかった。

ちょっとググってみて欲しい。

よく足とかにできる青いグニャグニャした静脈瘤が、陰嚢にできる病気

加齢に伴って重症化して、陰嚢の温度が上がって精子ができにくくなる。

まり、進行性の男性不妊

夫が夫なら昔の浮気を疑われてるところだ。

旦那人格者

思い当たるフシがあった。

旦那の玉袋には「3つ目?」と思うような玉、というか、かたちのハッキリしない、コードが絡まったような感触のコブ的なものがあったからだ。

ほとんどの静脈瘤は左玉にできる。

旦那も左玉が異常にだるーんとなってる。

男性要因の二人目不妊の8割近くがこの病気らしいじゃないですか。

ぜったいこれだ!なんだ不妊クリニックは体外受精するとか言ってたけどしっかりしろよ!と思いながら旦那に報告。


そこからは展開が早かった。

男性不妊を扱ってる泌尿器科直行はい手術日決めましょう→1ヶ月後には手術→治療完了

この怒涛の展開にビビらない旦那、立派。

からだ切るんだよ?私だったら半泣きだよ。

(実際には金玉ではなく足の付け根=鼠径部をちょこっと切る。陰毛で隠れる程度のトコ。)

この手術で、静脈瘤につながる血管を縛って、無駄血液が流れ込まないようにして静脈瘤を消してしまうらしい。

日帰り手術でできるので、仕事を休む事もなかった。

土曜に手術して、当日はさすがに寝込んでたけど、月曜日にはイテテテ・・・と言いつつ出社してた。

おかわいそう・・・やる人は有給まとめて取ってね。


術後3ヶ月毎の精液検査で着々と増えていく精子

タマを触るとひんやりになったのも感じられるくらい、明確な効果だった。

冷やされる事で精子DNA損傷も減るらしい。

成功確率五分五分とか言って泌尿器科先生は脅してたけど、うちはバッチリ効果があった。

そして術後半年でめでたく自然妊娠

去年、べらぼうに健康な第二子が生まれた。

ありがとう泌尿器科


さすがに精子の話は旦那の沽券に関わるかな~と思って(彼はキニシナイと言ってるが)誰にも言ってない。

かなりトントン拍子に行った事例だと思うが、二人目不妊場合時間的な問題があってかなり早めに体外受精かにステップアップする人が多いみたい。

でも、金銭的にも母体にも相当負担が大きいのに、男性不妊方面アプローチするクリニックが多くないのも事実

からほんとに知ってほしい。

根本的に治療できる不妊症なんて多くないんだから

夫さんにはちゃっちゃと泌尿器科の門を叩いて欲しい。

https://anond.hatelabo.jp/20180417204444

※追記※

大事なこと書くの忘れてた!

お金の事ですよ、お金

精索静脈瘤の結紮手術、保険適用外で20万ちょいかかった。

ううう・・・

自治体によっては助成があるけど、うちの所は無かったです。

まああのまま体外受精に進んでたりしたら、1回30万以上。

結果が思わしくなく何度もトライした時の事も事も考えると、やらいでか!という価格だったとも言える。

でも我々にはキツかった・・・

あと旦那が意外すぎるほどショックを受けてなくて(少なくともそう見えた)サクッと治療方針が決まったのは大きかった。

静脈瘤では!?と思い当たった段階でかなりドキドキして告知したんだけど、「へえ・・・そうなんだ。」みたいな反応。

静脈瘤で痛みが出る人もいるけど、旦那場合は全く無自覚だったらしい。

とは言えこっちも拍子抜けして

「ショックとか、男のプライド・・・とか無いの?」

と聞いてみたけど

「え・・・?だ、だって病気なんだよね?治療すればいいんだし、別にショックとかは・・・

みたいな事言ってた。

まあこんなドライというか良い方向の変わった人だからこそ、3つのタマ状態で放っておけたし、治療もパパっと進んだんだろうなあ。

あとね、ネタ臭くなって恐縮だけど、どうしても言いたい気持ちを押さえきれなくて

「玉袋が筋太郎だったんだね」

って言ってみたらめっちゃうけた。

この状況でほんとこの人凄いな・・・と感心した。

心広すぎだ。


泌尿器科先生にも感謝しかない。

これからも頑張って血管結んでね!


※※旦那バレ追記※※


ホッテントリ入りしたか旦那にバレた!

「いや〜なんかウチにそっくりだなーって思ってたらウチかーい!!」

だってよ。

「でも玉袋筋太郎の話は全然覚えてないね。」

って感想それだけかい

怒られなくて良かった。


「でも20代〜30代にかけて自転車乗りで、1日1時間以上乗ってたから、それがでかいんじゃ無いかと思ってる」

だそうです。

自転車乗り、バイク乗りの人はお玉大切に。

上手いこと圧迫しないように乗ってね。

2018-03-21

anond:20180320223629

精子の質が経年で変化するかどうか調べることは技術的に容易です。齢15歳から毎年精液を採取して、凍結しておく。50歳くらいまで溜まったら、一気に解析する。これで経年変化を追うことができます対応ありの統計検定を使えば簡単有意差を導けると思います。ただし精原細胞ニッシェのローテーションという現象があるので、もしかすると毎年複数回採取する必要があるかもしれません。ヒトでどのくらいの頻度でローテーションするかは予め調べておく必要があるでしょう。おそらく精原細胞ゲノムあるいはエピゲノムに年を経るごとに変異が蓄積され、精原細胞の成長を促進する変異をもった精原細胞グループが精細管内でドミナントになり、高齢になるほど精子ゲノムおよびエピゲノムには精原細胞の増殖に有利な変異を蓄積していくはずです。ここではとりあえず、細胞周期に関する遺伝子や、成長因子の受容体遺伝子変異が入ることを想定しておきます。この変異が胚発生に影響を与えると考えられます。精原細胞で生じたエピゲノム変異が胚発生全体を支配して、次世代表現型を変化させるとは個人的には信じたくありませんが、実験動物ではこの仮説を支持する報告がなされています。もしこの仮説がヒトにも適応されるとしても、次々世代配偶子形成過程エピゲノム情報リセットされると考えられるため、それほど問題は深刻ではありません。一方でゲノム塩基配列変異した場合を考えてみると、精原細胞の増殖に有利な変異が胚発生に悪影響を与えることは充分にありえると思います。このとき、次々世代にもその変異遺伝する可能性があるという点は極めて重要です。もしこの変異によって自閉症誘導されるならば、次々世代にも自閉症児の出現頻度が増加するからです。ところで精原細胞ゲノム変異が生じた場合、それが次世代遺伝する確率はおよそ1/2です。精子形成過程減数分裂を経るからです(およそ、と断ったのは、ホモ変異が生じる場合があるからです)。さら受精によって母性ゲノム希釈されるため、精原細胞ゲノム変異の影響は減少します。卵母細胞には、おそらく精原細胞の増殖に有利な変異は生じないためです。ともあれ精原細胞の増殖に有利な変異をもった、胚がこうして生じえることを示してきました。この変異個体レベル自閉症という表現型を呈するかどうかは今のところ私は知りませんが、検討する価値のある問題だと思います。ところで、人類高齢出産を経験するのはおそらく史上初めてのことだと思います。つまり問題になっている高齢出産で生まれ子供たちは、第1世代です。したがってもしこのメカニズム自閉症児が生まれるとすれば、変異ヘテロでもった世代表現型を呈するということになります日本人比較遺伝的に均一な集団です。つまり日本人同士の交配が多いという傾向を意味しています。そして日本人は晩婚化が進行し続けています。このままの傾向が続くと、やがてこの変異ホモでもった子供たちが生まれてくることでしょう。このことが何を意味するのかは今のところ未知ですが、細胞周期という用語からはガンという疾病を連想してしまますさらに、経験的には精子形成に使われる遺伝子は、どういうわけか神経発生に関連する遺伝子が多いように思われます。恐ろしい想像をかきたてられます。以上に思いついたことを書いてみたのですが、この仮説を検証する実験を書いておきます。それは、高齢父親からまれ自閉症患者の精原細胞の増殖特性を調べるのです。コントロールには兄の精原細胞が最適だと思われます。精原細胞の増殖に有利な変異が疾患をもたらしているのであれば、彼らの精原細胞はすべてその変異をもっているはずですから、精原細胞の増殖特性に変化が現れる可能性が高いと思います。また、兄を同じ親から先に生まれ男児定義すると、父親が若かったころの精子からまれてきています。したがってミューテーションが生じていない可能性があるのです。精原細胞を体外で安定的に増殖させることが可能なら、兄弟の精原細胞の増殖特性比較して、その原因を塩基配列レベル特定することはそれほど難しくはないように思えます問題の起こりやす遺伝子座を特定して、ゲノム編集遺伝子治療することもあり得るかもしれません。または数ある精子から問題のない精子選抜して体外受精することもできるようになるかもしれません。技術開発をすれば。でも、それよりもずっと自然方法もあります。まずは精液の凍結保存を奨励することです。適切な条件で保存された精液では、化学的には時が止まったのに等しいです。それから晩婚化の解消です。

もうおしまいなんですが、この文章を書いていて思ったことを2点、蛇足ながら書きつけておきますひとつは、精原細胞が利用している遺伝子群の多くは、ほかの細胞では用いられていないのではないかということ。いわば精子専用遺伝子を用意していて、変異が入ったとしても精子形成以外には影響が出ないようになっているのではないかということです。これは、精子形成関連の遺伝子を欠損しても不妊になるだけで死にはしない事が多いような気がするということと矛盾しませんが、まあ思い付きです。いまひとつは、精原細胞の一つに変異が入ったとしても、精原細胞細胞質を共有してクラスター形成していますから、大多数の正常なシブリング遺伝子産物を共有します。そうすると一つの細胞で増殖に有利な変異が入ったとしても、増殖のブーストクラスター全体でシェアされて、大したことなくなるということ。あるいは、正常なシブリングブーストされるために、結局は希釈されて変異をもった精子が胚に寄与する確率は低減するということです。これらは動物生殖細胞の老化を次世代に伝えないための防御機構理解することもできると思ったのです。こういうことは観念的で学問的ではないかもしれませんが、面白いと思うのです。なお、私がこういうことを調べようと思ったのは、私の父親高齢からです。私自身はキモくて金のないおっさんですが、若い子と結婚すれば変異マスクされると妄想するのでした。

2018-02-24

anond:20180217225317

それは不思議では無いと思う。

ストレート博士卒で27歳。修士24歳。

博士とか簡単に取れないし、研究職としての地位をそれなりに得てからとかやっているとあっという間に35歳になる。

一方、人口を減らさないためには二人以上産まないといけないが、体外受精無しで90%以上の確率で二人の子供が欲しい人は27歳までに子作り開始。

https://www.livescience.com/51786-pregnancy-chances-age-family-size.html

75%とか50%でもいいならもうちょっとあとでもいいんだけれどさ。

https://www.newscientist.com/article/mg22730324-100-when-should-you-get-pregnant-computer-knows-age-to-start-trying/

2018-02-20

anond:20180220073507

体外受精無しで2人の子供を産みたいなら、28歳より前から妊活開始、

体外受精無しで1人の子供が産みたいなら、32歳より前から妊活開始という統計があるからね。

どこの統計やねん。

32歳を過ぎると体外受精しないと妊娠出来ないと思ってるのか?

30代後半でも、普通に自然妊娠の方が多いぞ?

anond:20180220064038

優先度の話だと思う。

自分職業的社会的成功ストーリーに重きを置くか、自分家族構成ストーリーに重きを置くのか。

大事なのは中学高校くらいでこの辺をちゃんと教えておいて、自分で選べるようにすることかな。

職業的社会的成功をしたいなら、20代の下積みは大事で、ある程度の裁量が見えるのは35歳くらいだと思う。

ただ、その時期は子供を作る時期とバッチリかぶってる。

体外受精無しで2人の子供を産みたいなら、28歳より前から妊活開始、

体外受精無しで1人の子供が産みたいなら、32歳より前から妊活開始という統計があるからね。

2018-02-17

性欲ってなくなると困るものなの?

男性に聞きたい。

自分は女だからピンとこない。

近頃のニュース見てると、この世の犯罪の4割くらいは性欲のせいなんじゃないか?と思うことがある。

そして多分、加害者は己の性欲を満たしたいあまり犯罪に手を染めて、人を傷つけ、騙し、性欲によって不幸になる。

そんな不幸を大量に産んでまで、性欲って大事なんだろうか。

ちょっと、薬で抑えたりできないものか?

それこそ女の生理痛みたいに。

自分には性欲ほぼないけど、毎日がすごく楽しいし充実してる。不満のない生活だと思ってる。健全健康に善良に生きてると思う。

性欲なくても、あるいはないからこそ、理性的人間的な生活できてるとすら思う。

子孫作らなきゃという話なら、冷凍保存した精子体外受精いいんじゃないかな。

2018-02-11

少子高齢化には試験官ベイビーしかない

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54304 を読んで

少子高齢化進化過程

生物進化観点で考えると、少子高齢化は増えすぎた生物種を絶滅においやる自然の摂理と感じられる。

生物両性具有から役割を分担した方が種の保存の観点から効率的であったので”性別”を手に入れた。

主に運動性能を向上させた性と、新しい個体を生み出すことができる性である

しかし、人間社会成熟し、肉体労働割合が減少するにしたがって、

役割分担が意味をなさなくなってきている。

ホワイトカラーであれば、女性男性と同じパフォーマンスを発揮できるのだ。


働く女性パフォーマンス男性以上でなくては意味がない

新しい個体を生み出す機会(これは産む産まないの1か0かではなく、産む”機会”の話)を損失して、

社会に出て働くことを選択した女性パフォーマンス男性と同じでは意味がない。

ヒトという種全体の系ではマイナスなのだ

あくまで種の効率性の観点では、男性と同じパフォーマンスなら男性がやればいい。男性には子供が産めないのだから

女性の皆さんは「そんなの派遣社員やらせればいい」というおじさん上司の口調で読んでいただきたい。)

ホワイトカラー観点で、本当に女性男性の知性が全体として同等のレベルにあるならば

男性女性下位互換しかない。

男性権益を守るには、肉体的疲労を伴う仕事を増やすしかない。AI化なんてもってのほかである

 究極は戦争。いろんな意味マッチョにいくしか男性権益は守られない。)


組織的女性差別をしたものの勝ち

イスラム圏や発展途上国に残る女性差別は、人間という生物プラットフォーム仕様

ユーザー側が忠実に合わせている状態なので、種の繁栄という観点では効率的である

ホワイトカラー仕事が増えようが、組織的女性選択肢を絞り、男性選択肢の数と等しくする。

女性から見ると、女性男性に働かせ、自分たちしかできないことに専念する。

(そこに選択の自由がないことの是非は人権の話)

そうすることで安定的個体数を増やし、勢力を拡大することができる。


いまは次代も繁栄する種になれるかの賭け

日本を含めた多数の先進国では女性社会進出を推進している。

まり、今までの進化で得てきた生物プラットフォームを壊そうとしていると言える。

運動性能(経済活動)の役割分担を平等化することができた。

次は「新しい個体を産む」役割分担を平等化することが不可欠だ。

妊娠-出産という行為女性しか担えないのは不平等だが、

男性もできるようにするのは役割分担以上の効率化とは言えないだろう。

どちらにも負担がかからないためには試験官ベイビーしかない。

しかも、今あるような体外受精のあと子宮内に戻すような方式ではない。

完全に人工的な子宮の中で育てるものだ。

http://tocana.jp/2017/05/post_13109_entry.html

男女の”性能差”がなくなった時、人類には次代の繁栄約束されるだろう。

2017-12-16

夫の同意なく産まれた子を夫の子とする事は特におかしくはない

体外受精、夫の同意なくても「夫の子と推定」

このブクマを見て思ったんだが、

自分別に法律専門家でも何でもないが、今回のケースで「夫の子推定」すること自体はまあそこまでおかしくはない、妥当範囲ではないかと。



訴状などによると、男性は2004年に女性(46)と結婚し、11年、体外受精により男児を授かった。13年10月ごろ、2人は別居したが、女性体外受精をしたクリニックに保存されていた受精卵を、男性同意を得ずに使って妊娠、15年春に女児出産した。その翌年、2人の離婚が成立した。

男性は、自分同意なく女性単独妊娠出産しており、自分は一切関与していないと主張。女児について、生物学的には自分の子どもかもしれないが、その理由のみで法的な親子関係が認められるものではないと訴えていた。

とある通り、夫が生物学的に子の父であることは夫も認めているわけだ。

そもそも生物学的に血がつながっている子を「自分の子ではない」と拒否する事は、今の法律ではできないのではないか

そもそも自分意思で生まれた子ではないから」という事情をいちいち汲んでいたら、じゃあ誰がその子の親になるのかという問題が発生し、子の利益保護するため、まずは血縁関係があれば子としているという部分があるのではないだろうか。

もちろん血縁関係がなくとも養子縁組等で法的に親子とする事はある。また特別養子縁組で血縁関係があるにも関わらず生物学上の親との親族関係がなくなる事はあるが、それはあくまで「そうした方が子の利益にかなうから」という考え方だろう。

親にも事情はあるだろうけれど、まずは子の利益のためには誰かが親になる事が必要であり、子の利益のために親側に不利益が生じても仕方がないという考え方があるのではないだろうか。

そこで「では誰を親とするか」と考えた時に基準となるのはまずは血縁関係となるのだろう。なぜなら基準を「実際に養育しているかどうか」等にした場合、じゃあ捨てられた子の親は誰になるのかという問題が発生する。子を養育しているという意味での親がいないということは有り得るが、生物学的な親がいない(死去したとか生き別れたという意味ではなくそもそも最初から存在しない)という事はありえないからだ。

子の両親は誰かを決める際に、そもそも母親はどのように決まっているかと言われれば、まず生物学上の母、その子を産んだ女性を母としているわけである。反例でも「母の認知をまたず分娩の事実によって当然に発生する」としている。もし子を産んだ女性が「自分が欲しいと思って、望んで産んだ子じゃない」と思っていたとしても、その後その子を手放す事があったとしても、まずはその子を産んだ女性を母としているわけである女性本人の意思同意関係なく母とさせられてしまう事だって、今までも起こっていただろうし、それによりその女性不利益が生じる事もあっただろう。

例えば性暴力被害に遭い妊娠に気づいた時には中絶をできない状態だったとか(被害に遭ったのが女性本人も子どもと言われる年齢である場合等)、そこまでではなくとも、女性自身子どもは一人でいいと思っていたが親族などの周囲の圧力でもう一人子どもを産むことを半ば強制されたとか、そのよう「自分同意がない」「知らない内に子どもができていた(妊娠していた)」場合でも、まずは誰かを親としなければいけないか

有無を言わさず、まずは「その子を産んだ女性を母とする」というルールでやってきたのである


そして「父親が誰か」を決める法律上規定は「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子推定する」という嫡出推定になるが、「母親が誰か」を決める物は何かと言われれば

「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子推定する」という民法の嫡出推定規定も、法律ができた当初は「誰が父親か」を確実に判定する手段はないが、おそらく妻が婚姻中に妊娠した子は生物学的に夫の子である場合が多いから、という判断もあり血縁関係を一つの基準として決めてきたのではないだろうか。


未婚の男女の間に生まれた子の場合男性側が「確かにやることはやったかもしれないが、妊娠たことや子どもが生まれていた事までは知らなかった。自分子どもなんてほしくない、自分意思同意なく生まれた子だ」と主張する事もそれこそよくる事なんだろうが、その場合でも今では血縁関係が認められれば強制認知という形で、法律上の父とならざるを得ないというルールでやってきているわけだ。強制認知にまで至るような事例だと男性側は意思に反して父親になる場合も多かっただろうが、それも子の利益を優先するという考えの元のルールなのではないのか?


から誰を親とするかという法律上規定には、そもそも親側の意思だとか同意だとか子どもが生まれる事を知っていたかとか望んでいた子かどうかとか一緒に暮らしてないとか、そういった親側の事情関係がないのだ。

嫡出推定自体も、誰かはその子父親にならないといけないからとまずは女性妊娠していた時の夫を父とすると決めるという、子の利益保護するための規定として現状運用されているのだろう。

そもそも今回の場合夫が生物学上の父であることは本人も認めているわけで、これで「夫の子とは推定しない」という判決が出ていたらその方が現状の運用からかなり逸脱した判例だと思う。


あとこれはあくまで今回のようなケースも夫の子として推定したという判決であって、女性の行ったことがどう裁かれたかという判決ではない。

受精卵を勝手使用妊娠出産した元妻に対し、元夫が損害賠償などの裁判を起こしたとか、そういう内容の裁判ではない。(一部ブコメを見ていて少し気になった。)


まあ現状の「誰を親とするか」という法律運用がすべて正しいとは思わないが(DVで夫と別居中の女性と、夫以外の間に生まれた子も夫の子にされてしまうとかは問題だと思う)、

今回の判決自体現在法律運用を考えるとまあそのようになるだろうなという判決だと思う。


ブコメにも「嫡出推定女性や子に不利に働くことが多いが今回は男性側に不利に働く結果だった」という反応があったが、まさにその通りで現状の運用では女性不利益を被ることも男性不利益を被ることもある

ということなのだろう。


自分のあずかり知らぬ所で生まれた子や自分意思に反して生まれた子にも養育の義務が発生するのであれば、それは男性にとって著しく不利な事だという反応もあったが、

女性場合でも知らない内に妊娠出産まで追い込まれることや自分意思に反して子どもが生まれる事はあり、その場合女性には母親としての義務は課せられているのだから、いつも男性けが損をしているということもないだろう。女性場合わけもわからないまま出産に追い込まれたからと言って子の養育を放棄した(というかどうすることもできず結果をして子を放置した)場合でも下手すれば保護責任者遺棄等の犯罪者になることもある。自分の手には負えない場合特別養子縁組で子を手放す事はできるとしても、子を手放す決断をする必要はあり、子を手放すまではやはり母親として養育の義務を負わざるを得ないだろう。

こういう言い方もアレかもしれないが、母親生物学の子の養育を放棄すると最悪お縄になるが、実際問題養育費を踏み倒す父親も多いし、養育費を支払わなかった所で現状捕まるわけでもないから、父親にさせられたばかり損しているというわけでもないんではないかな。

この辺の法律にはおかしい部分や時代にそぐわない部分、現状とかい離している部分もあるが、実際望まれて生まれたわけじゃない子もある程度はいるし、生殖行為を行うという事、その結果生まれてきた子に対し

原因をつくった当事者である生物学上の父母と思われる者をまずは法律上の父母とするというルール原則自体は、子を保護するという意味ではそんなに的外れでもないと思う。

生物学上の父母が責任を果たせない場合セーフティネットもっと整備されるべきだとは思うが。

もし「男性意思に反して生まれた子は、血縁関係があっても法律上その男の子とはみなさない」となると、それこそ男性意思避妊もせず、結果子どもが生まれると「別に俺は子どもなんてほしくねーし、あんたが勝手に生んだんだろ」という男性さらに好き放題することになり、生まれた子の利益保護されないという事態悪化する事も目に見えてるんじゃないだろうか。

あと以下は蛇足だが、「子どもなんてほしくなかった、自分妊娠するなんて思わなかった」という女性に対しては「やることやってたのに何言ってんだ」「軽はずみな事をするから」「被害に遭ったのなら自衛が足りない」と言い出す人も現れるが、今回の夫には「やることやってたのに」「自営が足りない」とか言う人はいないんだな。

2017-12-06

受精卵を破棄すべきか迷ってる

産婦人科に預けている凍結済の受精卵をどうすべきか迷っている。

それらはすべて以前不妊治療をしてたときに「余った」受精卵で、何も連絡しないと預けているクリニックが破棄する決まりになっているらしい。

2年位前、私達夫婦不妊に悩んでいた。ふたりとも20代でそれほど高齢ってわけじゃないが、なかなか子供ができなくて焦っていた。

基本的な療法を一通り試した後、それでもうまくいかなかったので、体外受精を選んだ。

成功率はそれほど高いわけじゃないが、幸運にも1度でうまくいった。

から、その時に体外受精させた受精卵は複数個残っている。

その後、順調に娘は育ち、健康に生まれ健康に育っている。

よく寝て、よく泣いて、たくさん食べて、たくさんうんちをして、たくさん笑ってる。

娘が今こうして健康に生きられているのは、たくさんの奇跡の上に成り立っていると心から思う。

毎朝彼女の「おはよぉ」を聞くと信じてもいない神に感謝したくなるし、毎日やかましいくらいに元気な彼女のためならなんだってできる気がする。

先日、私達はふたり目を授かった。

長女と同じくらいか、それ以上に次女は元気にすくすく育っている。

彼女たちはこれからやがて大人になっていくんだろう。

凍結してる受精卵を使って子供を産めば、彼女たちと同じような人生を送ることができるかもしれない。

それらを捨てることに心理的な抵抗がある。

ただ、現実問題として私達の家庭にそれら全部の子供として育てる余裕はないし、何より受精卵を卵巣に戻す手術や出産はすごく大変だ。

子供がどうしてもほしいわけでもないのに、その負担をまた妻にさせるのは現実的じゃない。

このまま廃棄されるのを待つのかな。

不妊に悩んでいて、自分たち卵子精子じゃ子供を作るのは難しそうって人に提供できる制度があれば使うけどね。

2017-11-26

anond:20171126125453

そもそもポルノではないセックスなんて存在するのか?

ポルノって欲望フィクションであり、それがないセックスってなんだ?

行き着く所は体外受精か!

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