はてなキーワード: 体外受精とは
1ヶ月経ってしまったけれど、読みました。ありがとうございます。
今日体外受精のための採卵をしてきました。手術室に入り静脈麻酔(軽めの全身麻酔のような感じです)をしました。途中麻酔が切れ、激痛に襲われました。痛い痛いと叫びなんとか採卵は終わりました。
不妊治療を始めた時、体外受精までするつもりはなかったんです。そもそも体外受精まで行くとも思っていませんでしたが、怖さで無理だろうなと思っていました。
でもタイミング法も人工授精も全く手応えがなく、後悔するのが嫌で体外受精に進みました。
最近、人と比べてしまう自分自身に嫌気がさし、自分ばかり見つめるようにすべくライフログを取るようになりました。機械的に時刻としたことをずっとメモしていくだけなのですが、これをしていたら考えすぎたり悩みすぎることが減りました。淡々と時間を過ごしていくだけの生活になりました。味気ないですが、精神衛生上、今は楽な気持ちです。
不妊治療は人を壊します。人のおめでたい話を聞けば、最悪の事態を呪うようにして願うようになりました。妊娠のためにいいものの情報を聞けば振り回されます。ストレスを溜めないようにしましょうなんて記事を見た時には「妊娠したらストレスなんてなくなるわよ!」と叫びたくなります。電車に乗れば見知らぬ子や妊婦を呪ってしまうような黒い心に侵され、それにふと気付いた時に酷く傷つきます。
「不妊治療は軽い気持ちで臨みましょう」「絶対に子どもが授かるとは限りません、そう心に留めておきましょう」なんて書いてあったって、不妊治療と向き合っているイコール子どもが欲しいと強く願っているわけで、軽い気持ちで思えるわけないでしょ、なんて思ったり。
取り留めのない文章になってしまいました。ごめんなさい。誰かに知ってほしいんです、きっと。不妊治療って大変です。お金も心も。ちなみに採卵だけで30万くらい今日は支払ってきました。移植にまたお金が必要です。
私は不妊なんて関係ないやって思っていました。不妊治療の話を聞いてもふーんと思って聞き流していました。当事者になるとこんなに大変なんだと思うようになりました。抱えてる病気については友人にサラッと言えるのに、不妊治療だけはどうしても言えません。どうしても言えないのです。苦しいです。でも誰かに伝えたって改善されるわけでもないですし、一人で抱えていればいいのかもしれません。
出口の見えない暗い迷路でずっとずっと彷徨っている気分です。不妊治療に負けない心が欲しいです。
治療費はざっくり1回あたり1.数千円、2.数万円、3.数十万円といったオーダーだ。
体外受精はこのように高額なので厚生労働省が一定の条件下で治療費の助成を行っている。
都道府県、市区町村のレベルでも上乗せの助成を行っていることもある。
これらの助成制度は一般的に特定不妊治療費助成制度と呼ばれている。
国の特定不妊治療費助成制度は夫婦の所得合計が730万円以下という所得制限がある。
この所得は給与所得控除後の金額がベースになる。税引き前なので手取りよりも多い金額だ。
体外受精まで行くような不妊に悩む夫婦は30~40代の働き盛りが多いだろう。
少なくとも首都圏であれば簡単にオーバーしてしまうような金額だ。
対象に入るような低所得の人が十分な教育を施せるのか、そもそも子供を持ちたいと思えるのか、という疑問もある。
少子化問題を解消するには金を持っている人にこそより多く子供を持ってもらう方が効果的なのではないだろうか。
基礎体温が下がった。生理が来るだろう。まただめだった。妊娠はしなかった。ずっと不妊治療をしていて、次は体外受精をすることになる。怖いな。調べてると全身麻酔するみたい。
子どもが減ってるこの時代に子どもを欲しがってるのに、全然出来ない。ちゃんと卵子もできてるし、痛みで発狂しそうな検査も受けたけど問題なかった。夫の検査にも問題は特にない。
なんでてきないのかわからない。タイミング法も、人工授精も、する度に、排卵確認をした後には子どもを持つ私自身の姿を想像してしまう。かき消してもかき消しても妄想は私の頭を占領する。
そして生理が来るたびに涙が出る。死んでしまいたくなるような悲しみが毎月襲う。努力が実る問題ではない。どんなに努力したって叶わない。診察で毎回股を拡げ、内視鏡を突っ込まれる。何度繰り返しされたって心がえぐられる。排卵前後にはしょっちゅう筋肉注射を打ち、毎日処方された薬を飲む。まだ見ぬ子供のためにそうしてるのだけど、毎日薬を飲む度に「子どもが出来ない」と言う事実を突きつけられている気がする。
子どもが出来たって障害を持った子どもがうまれるかもしれない。子どもを持ったって襲う苦悩はいくらでもあるだろう。そう考えていくと、子どもはいらないと思えて来る日もある。けれど、薬を飲む行為を前に私は子どもを欲しがる行動をしているのだと再確認させられる。矛盾していく心に疲れていく。
もっと忙しければ、悩むこともなく、文字通り心を亡くせるのだろう。でも私は平日に半日のパートしかしてない。理由は不妊治療のためだ。住んでいるこの田舎には不妊治療の出来る病院なんてなくて、遠くの街まで通う。その街だって世の中から見れば十分田舎なのだと思う。東京の病院なら、夜遅くまで不妊治療を受けられるのかもしれない。フルで働いていても不妊治療を出来るのかもしれない。でもこの田舎ではそうはいかない。不妊治療をするなら仕事を諦めざるを得ない。先日男友達と会ったら「暇な時間何してるの」と聞かれた。不妊治療とも言えずに適当に答えた。子どもがいてバリバリに働く彼の奥さんと比べられ、蔑むような目で見られた。そう思った。私だって働きたい。お金も欲しい。不妊治療ってどんどんお金が飛んでいく。人工授精は2万いかないくらいだけど、毎回の診察で2000円強飛んでいって、交通費もバカにならない。でも、そんなことよりも私は社会的地位が欲しいんだと思う。それなりの学歴だってあるし、資格だってある。スキルを生かして働きたい。私だって不妊治療をしたくてしてるわけじゃない。治療なんかせずに自然と妊娠したい。なのに全然妊娠はしない。私より後に結婚した芸能人達が妊娠しただの出産しただのニュースで流れて来る。他人の話とは思えど、少し傷付く。女友達だってそうだ。新婚旅行でさっさと作れてしまった友人、2人目の出産を終えた同級生。人生のステップを上がれずにどんどん置いていかれる。一方でこの歳になっても結婚しない友人には理解が出来ないと思い、どこかで見下している私を見つけ辟易する。他人がどうなったって私が妊娠するわけではないのに、関係がないことなのに、考えてしまう。理解はしているのに心が追いつかない。人と会うとその人の人生と比較してしまうのが怖くて、そして、まだ子どもが出来ないのだと思われるのが怖くて、人に会いたくなくなった。実際私に対して友人がどう思っているかは知らないし、そんなことを思ったりしていないかもしれないけれど、他人と会うのが怖くなる。
不妊治療のことは特に人に伝えていなかった。親はそう言ったことに理解のない人たちで、相談をもしすれば、知り合い達に「娘がね、不妊治療してるらしいのよ」なんて、さも自分が可哀想なのだと言わんばかりに母親は周りに言いふらすだろう。いつも相談相手は夫だった。でも毎回話を聞くのも辛いだろうなと思い、私はどんどん話さなくなっている気がする。本当に堪え切れなくなったときは話を聞いてもらう。夫は優しく話を聞いてくれる。けれど、先日、神社でお参りをする時に、子どもを授かるよう祈っているわけではないことに気がついてしまった。私はたまに行く神社では必ず子どもを授かるよう祈っていた。少し心のズレを感じてしまった。同じレベルで子どもを欲しがって悩んで欲しいと心の底で思っていることに気がついてしまう。
誰かにもっともっと言えたなら、この孤独感から抜け出せるのだろうか。私はいつになったら解放されるのだろう。いつまで不妊治療を続けるのだろう。子どもはたくさん欲しいと思ってた。大変だけどうるさいくらい賑やかな家庭に憧れてた。もう今は1人でもいいから子どもが欲しい。欲しい。子どもが欲しい。本能なのだと思う。子孫を残さなければと思う生物の本能なのだと思う。本能に抗えている人は凄いと思う。私は本能に飲み込まれてしまう。そして叶わずにいる。私は何のために生きているのだろうとすら思えて来る。歳をとってただただ死に近づく。毎日毎日歳をとっていく。いつになったら産めるのか。
あまりの重さにぶっ倒れたりして、学校の先生の勧めで婦人科に行った。そんなに重いなら病気の可能性があるからって。
(思えばいい先生だった)
結果として健康だった。なーんにも異常無し。ただ生理痛の重い人。
試しにピルを飲んだけどほとんど効果は無かった。結局ロキソニンでなんとか耐えられる程度に収まるのでそれでって事になった。
なんとか良くなる方法は無いかって色々聞いた。病院を変えたりもした。
でも言われる事は同じ。冷えないようにして、規則正しい生活とバランスの取れた食生活。あとはストレスを貯めないようにって言われるだけ。
再発する度に病院に行く。病院に行ったら膣剤を入れて貰って、一週間後に見て貰って完治してるって言われる。
そんでその一週間~10日後に再発する。それを延々と2年以上繰り返した。
生理前に再発して、生理が終わるのを待って病院に行って、膣剤入れて貰って1週間待って、治ったの確認して1週間ちょっと経つとまた再発して、生理中に薬入れても無駄だから生理来るの待って終わってから病院行っての繰り返し。
先生は治らないなら問題だけど毎回一度治ってるから問題無いって言った。毎月再発してる状態が半年続いても1年以上続いても毎月一度治ってるから問題無いんだって。
夫も何度か検査してくれたけど異常は無くて、セックスの前後だって清潔になるように気は使ってた。勿論陰部に石鹸は使わなかった。でも再発した。
22の時結婚して子供が欲しかった。子供を作るにはセックスしなきゃいけない。でも排卵日前後には毎月カンジダで、カンジダになると痛くてセックスどころじゃない。だから再発を防ぎたい。どうすればいい?って何度も聞いた。
この時もいくつも病院に行った。でもどこの先生もたかがカンジダくらいで大げさなって反応で(それをそのまま口に出す人も居た)、よく再発するのものだからって苦笑いされるだけだった。
カンジダになった状態で妊娠しても胎児に影響があるわけじゃないから、子供が欲しいなら痛かろうとセックスすれば?とも言われた。
結局冷えないようにして、規則正しい生活とバランスの取れた食生活。あとはストレスを貯めないようにってまた言われるだけだった。
パンツを何度も買い換えて、結局男性用のトランクスを履くようにしてようやく落ち着いた。女性用じゃ綿でもシルクでも駄目だった。
今年27になった。最近やたら排卵痛がひどいのでまた病院に行った。
子宮内膜症だった。かなり初期だけど卵管の近くに出来ていて、卵管が腫れているって。癒着はしてなさそうだから排卵に問題は無いけど痛みはこれのせいだって。
薬で対処も出来るけど、薬飲んでる間は妊娠できないし再発のリスクも高いから早く妊娠しちゃった方がいいって言われた。
簡単に言うなよ。
夫も私も複数の病院で色々検査した。でも何も異常は見付からなかった。むしろ超健康って太鼓判を押されるような数字だった。
でも出来ない。人工授精や体外受精も検討してるけど、私の方がナーバスになってたからまだ年齢的なリミットにも余裕があるし様子を見ようって結論になった矢先だった。
不妊は専門の病院がいいよと知り合いから聞いたのでいつも行ってる病院とは別の病院で相談してたから、今の先生がタイミングから始めようって言うのは当然なんだけど、がっくりくる。
色んなやり方あるよ。ホルモンの薬飲んだり注射打ったり精子選別したり顕微鏡使ったりさ。
でも最終的には運でしょ。
妊娠って良くも悪くも努力に比例しないもの。出来る時は出来る。出来ない時は出来ない。
女性の1割がかかる超メジャー病気のくせに原因も解らない。対策は生理止める事だけ。生理がある限り再発の可能性がある。って何?
結局冷えないようにして、規則正しい生活とバランスの取れた食生活。あとはストレスを貯めないように??????
聞き飽きたっつーの。
女って男性と比べると怪しげな民間療法にハマる人多いと思うんだけど、それって婦人科が無力過ぎるからなんじゃないかなぁ。
死なないからいいじゃんって感じで研究に手抜いてるんじゃないかって勘ぐりたくなるくらい役に立たない。
婦人科系の症状で苦しんでる人ってすっごい多い。病院行っても改善しなかった人も相当数居る。
よく生理痛は我慢しちゃせず病院へ!って見聞きする。病気の有無は大事な事だから勿論調べた方がいい。
でも、生理痛にしろ、不妊にしろ、出産の後遺症にしろ、更年期にしろ、婦人科に行っても解決しない事が多すぎる。
どうにか楽になりたくて、楽になる方法は無いかって探し廻って怪しげな民間療法とか健康食品に手を出しちゃう。
だって出来れば快適な毎日が欲しいもの。月に何日も痛みで寝込んだり、めまいや吐き気で苦しみたくない。
まぁ生理痛や不妊を前面に出した健康食品や健康法は基本的に詐欺なんだけどね。後はガンとハゲ。悩んでるけど改善しない人が多いからこそ商売になる。
婦人科に絶望はしてるけど西洋医学以上に信頼できるものもそう多くはない。だからこれからも病院には通うよ。今の先生はいい先生だと思うし。
今まで通り冷やさないように気をつけるし、11時に寝て7時に起きて3食食べる生活をするし、間食は控えて一汁三菜の和食生活を心掛ける。
適度に運動して、お風呂にも毎日浸かる。趣味も充実してるからストレスは元々左程貯まってない。夫とも家族とも友人とも関係は良好だし。
続けるけど、これだけやっても生理痛は重いまんまだし、タイツ履いたらカンジダになるし、多分子供も出来ない。
でも冷えないようにして、規則正しい生活とバランスの取れた食生活。あとはストレスを貯めないようにするしかないんでしょ???
【追記】
この部分が怒りの根本の全てです。結局あれも解らないこれも解らないで役に立ちやしない。
命には関わりませんが人生には大きく関わる疾患にはなってます。なので全然良くないです。
早期発見を!とか言う割に早期発見できた所で何も出来ないとか悪い冗談でしょって感じですよ。
何も出来ないなら発見しても意味ないじゃん。気のせいだと思ってた腹の痛みが気のせいじゃなかったって解っただけです。
もうお腹が痛くない日の方が少ないんです。気のせいだと思ってた時の方がマシだった。
とてもじゃないですけど
ただそれだけなんじゃないかと思うのだがねぇ。
とはまだ思えません。時間が経てば変わるかもしれませんけど。
15年分のヒステリーをぶちまけてる上にかなりしつこくリアクションを取っているので医者に対する態度に疑問を感じるのは当然だと思いますが、
私だって普段から何もかもに噛みついてギャーギャー騒いでるわけじゃないですし、医者に対してこんな失礼な態度は取りません。
むしろ傍目には淡々として映るのか、本人に治す気が無いうちはまた再発するよ。改善するものは改善しなきゃ、とか言われた事があるくらいです。
だから何をだよ!!ってなるんです。
医療が万能じゃないことは百も承知です。別に私の体調不良の全てを解決しろって言ってるわけじゃない。
ただ少なくとも私の役には立たなかった。何も改善しなかった。薬局でロキソニン飲むのと変わらなかった。それをわーわー喚きたいだけです。
とあるブログサービスで40歳以上の不妊治療はエゴだというブログが旋風を吹き起こしている。
ブログ主は40歳以上の不妊治療はそもそも無駄だし、生まれた子供にも無責任だというのが主な内容だ。
現在は42歳まで(自治体によってはもっと上の年齢まで)支給される不妊治療助成金だが、
個人的には35歳以上に不妊治療の助成金を出すより、20歳〜34歳までの助成金を増やす方が効果が高いと感じる。
35歳以上はあきらかに老化によってもたらされる不妊原因が多いし、成功確率がグッと低くなるためだ。
34歳までは先天的な子宮や卵巣の病気が不妊が原因になることが多い。
自分の身体は自分で選ぶことはできないので同情の余地があるし、病気さえ治れば妊娠・出産の確率が高い。
35歳になるまで自分の家族計画を組み立てられなかった人は自己責任である。
正確には「20人に1人は両親がセックスしたことで生まれてきた子じゃない」だな
http://fa.kyorin.co.jp/jsog/readPDF.php?file=68/9/068092077.pdf
2014年の出生数が100,3539人だから約4.7%で21人に1人
2016年の出生数が100万人を切っているなかで,この2ページ目の右肩上がりグラフをみると
https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/2014data_201701.pdf
今なら20人に1人くらいでだいたいあってるはず
もう完全に脱・人間の流れが出来ちゃったよね。そのうち一部の人間はロボットになるよ。本当に凄い時代に生まれたもんだ。
どこから話せば良いのか皆目解らないが、まずは生命の進化を考えるのが良いかもしれない。海で産まれた生命体が、陸に上がり、空を舞い、今や宇宙に飛び出している。生命は、時間と共に複雑化して、機能が向上して、時空間的に拡散していくシステムの一部なのだ。拡散して環境が変わる過程で、生命体は、その構造を大きく変えてきた。例えば、海から陸に上がった爬虫類は、魚から見れば驚異のシステムだろう。いま、人間は生命を産んだ地球から飛び出そうとしている。果たして、人間とロボット、どちらが宇宙で暮らすのに適切な形態だろうか。
現状の世界の構造は、原子・分子→《DNA》→細胞→《神経》→脳→《言語》→テクノロジー→《プログラミング》→AI、という多層になっている。基本的には、どんどん繋がって複雑になり階層性と知性が上がっていくシステムだ。知性が高いほど、認識出来る時空間スケールが幅広くなる。最近は重力波とか認識できるようになったので、昔より知性が上がってます。また、知性が高いものは低いものを認識できるが、その逆は難しい。人間は蟻を認識出来るけれどその逆は…。だから知性の高い宇宙人がいても、人間にはわからない。
次のAI・ロボットという階層の出現に備えて、その下にいる人間を含むテクノロジーの階層の調整が始まっている。おそらく昔は周期表以上の原子がいただろうし、もっと複雑な生体分子やDNAもあったはずだ。でも、次の階層の出現と共に淘汰されて消えていったに違いない。新しい階層が出現するときは爆発的・指数的で、一気に多種多様な形式が現れて淘汰されて落ち着く。ビッグバン、カンブリア大爆発などがそうだったし、いまの100億に迫る人間も爆発の1つ。AIに関して言えば、データ量が爆発している。問題は、次の爆発が起こる間隔も指数関数的に縮まっていて、もはや人間の認識出来る時空間スケールを超えてしまうであろうことだ。カーツワイルのいう特異点はすぐそこにある。
人間について言えば、生命体としての進化を諦めている、というか退化している。体を強化せずに、服を着て温調の効いた家で暮らしている。頭を強化せずに、計算機に頼っている。消化の過程も、料理をすることで一部外注している。最近は、体外受精なんて始めちゃってる。体毛は薄くなり、頭はバカになり、親不知が生えなくなり、SEXができなくなった。全部、生命体としての退化に相当する。次の階層が出現するのに備えているのかもしれない。
進化の過程で環境を変えた生命体は、望んでそうした訳ではない。最初に行くのはは冒険者だが、後に行くのは追い出された者達だ。海での生存競争に敗れた者が、陸に登った。陸での生存競争に敗れた者が、空を舞った。そのうち、追い出された者達が宇宙に進出するだろう。新しい環境は地獄だ。だからほとんど生き残れない。ただ、幸運にも生き残った者達は大幅な進化を遂げて、見返すだろう。人間だって、アフリカの森から追い出されたし、アメリカ人だって、ヨーロッパから追い出された人々だ。日本でも、漫画家やオタクがいまの文化を創っている。おそらく今後の社会は、いまは受け入れられない障碍者やLGBTの人達が変えていく可能性がある。AIやロボットと相性が良いので。
この記事が波紋を呼んでいる。あまりにも翻訳がひどい。ミスリーディングな要約すぎて呆れてしまう。
性的パートナーを見つけることができない人は障害者扱いに https://jp.sputniknews.com/life/201610222931817/
魚拓: http://megalodon.jp/2016-1022-2347-09/https://jp.sputniknews.com:443/life/201610222931817/
元の記事を読んだので、自分なりの認識をまとめる。翻訳元の記事はこれだと思われる。
Single men will get the right to start a family under new definition of infertility http://www.telegraph.co.uk/news/2016/10/19/single-men-will-get-the-right-to-start-a-family-under-new-defini/
まず初めにハッキリさせておきたいことがある。元の記事は、タイトルを読めばわかるようにこの変更をポジティブに捉えている。そのスタンスがこの翻訳記事では180度ひっくり返されて報じられている。
新しい定義で「不妊」とされるのは、「医療的な問題に関係なく、親になりたいが子供がいない独身女性/男性」だ。親になりたいがなれない人、というのは主にLGBTの人たちを念頭に置いていると思われる。翻訳記事で彼らを障害者とみなす、のような記述があるがこの訳はあまり適切でない。disabilityというのは確かに障害と翻訳されるのだが、ここではもう少し軽いニュアンスを持つはずだ。
元記事を読む限り、各国の保健行政機関に対してIn Vitro Fertilization(IVF, 体外受精)や代理出産を促進させるよう圧力をかけることが狙いのようだ。これはLGBTへの寛容さと相反するものではない。性的パートナーの有無に関わらず、誰もがreproductive right(性と生殖の権利)を持っていることを明確に定義することによって、不妊治療を幅広い層へと開放しようとしている。
ゲイの男性は生殖機能を有しているため、生物学的には不妊ではない。そのため代理出産などに対する公的支援を受けられない。このような現状を、WHOは不妊の定義を拡大することによって解決しようとしている。
いわゆる妊活を始めて2年くらい経つ。
科学流産や子宮外妊娠などシリアスな局面も多々あり何度か転院したので、
それぞれの病院の採精室(精子を手淫で搾り取る小部屋)のホスピタリティを冷静に観察できるようになった。
ザ・ベスト、とか素人〜、とかこのご時世コンビニで表紙をみかけるくらいのオールドスクールなエロ本と、
雑誌のおまけでついてくるDVDが多い。あとは有名女優のダイジェスト8時間、みたいな、コンサバなラインナップ。
あと、今のところどの病院でもジャンルで多いのは人妻もの。どこにいっても必ずある。
不妊治療にくるような男性の年代層に支持が高いのかわからないが充実している。
利害が一致したから結婚したと言われる→嫁の方が夫を好きで結婚したので黙ってる
つかれて帰って来てお前の顔を見たく無いと言われる→出迎えもお帰りも言わなくなった
お前との子供なんて欲しく無かったと言われる→子供の気配を感じさせないように生活
夫の誕生日→2万振り込む、友人達に誕生会を頼み金だけ出すが自分は参加しない
ころしたいと言われる→世間体が悪く子供の迷惑になるので山でこして埋めて欲しいと言う
食事→夫が帰って来る前に子供に食べさせ夫の食事は毎食冷蔵庫に入れている
子供が巣立ってから→出来るだけ顔を合わせて不快感を与えないように、夫が仕事に行ってから帰宅し家事をして帰って来た頃個人の家に帰る
嫁の誕生日→夫と3日違いなので知ってはいるらしいが何も起きない
子供の態度→子供が家自体では無く自分達の部屋をお家だと思っている、父親に運悪く捕まったらお家に帰るから許してと謝る
夫が病気になって入院→自分に会うのは嫌だろうと散歩の時間に荷物を交換して顔を合わせずに帰る気遣い
子供への父親の態度→暴力、暴言は無いが大体は居ないものとして扱われる。母親のみが親。
うちの両親の事なんだよな。
ちなみに長男が15歳の時、両親が45歳の時に自分も含めて兄妹全員親戚の養子に行った。
母親の親関係と仕事の契約で結婚し、浮気と離婚は出来ない契約らしくてそれが母親に満足感を与えているようだ。
多分父親が死ぬ時も母親は善意で絶対に会いに行かないんだろう。
監視カメラが家についていてそこから母親が父親を見ている異常な家だった、というか善意で会わない。
父親は一人寂しく余生を過ごして欠片でも後悔して不幸だと思って欲しい。
後悔して欠片でも悲しく寂しいと思ってくれたら嬉しい。
不妊の原因は不明だったけど、不妊治療開始後一度だけすぐに妊娠したが、一回目は流産した。
それからなんども人工授精をしたけどうまくいかず、結局高価な体外受精に踏み切った。
それが一回でうまく行き、順調に十月十日を迎えた。
妻は初めての妊娠で産気付いてから丸々一日掛けて、俺は延々妻の背中をさすり続け、明け方近くにめでたく出産した時はホッとした。
立会い出産して、感動するかなとか思ってたけども、疲れ果てていたせいもあって涙も出なかった。
自分が始めて授かった子供なのに、何故だかよく分からないが最初はそんなに可愛いとは思えなかった。
今思うに、多分俺は妻ほどには子供を望んでいなかったからだと思う。むしろ、これからが大変だとその先を案じていた。
大変なのは割とすぐにやってきた。
娘はなかなか寝付かず、夫婦共々ほんとに困り果て毎日疲労困憊。
あれだけ子供を欲しがっていた、最初こそ喜んでいた筈の妻が、昼間の育児はするものの(昼寝は良くしたらしい)、とうとう夜の寝かし付けだけ育児放棄しだしたのである。
よくある「あなたは仕事だけやってたらいいんだから、楽よね!、私は一日中毎日家事と育児なんだよ!」みたいな。
実際のところは俺は買い物もしてたし、洗濯も掃除もやってたし、家にいる間はオムツ替えも授乳もお風呂もやってたんだけど、そんな言い争いをしても仕方ないから反論はしなかった。
だから、夜の寝かしつけは、娘が多少の分別がついて自分で寝るようになるまでは俺の仕事になった。
立ったままダッコしてゆっくり何十分かゆすり続ける、それ以外では絶対寝ないのが娘だった。
ひどい時は2時間も3時間もゆすり続けなければならず、椅子やソファーに座る事すら許されなかった(泣き出すのだ)。
当時も結構仕事が忙しくて、帰宅は遅かったから、自分が寝るのは延々と時刻が翌日になってから。
娘を可愛いと思う時もそりゃぁあったけど、総じて言えば大変なだけで、こんなに大変なら結婚などしなければよかったと思うことすらあった。
だけど、一人目の苦労は二人目に存分に生かされた。二人目の息子は娘ほど大変じゃなかった事もあるけど、一人目に苦労した分だけ夫婦共々成長していたのだと思う。ちなみに二人目は自然妊娠だけどね。
さて、そんな娘もすくすくと育ち、小学校五年生の夏休みがあけてからのことだった。
実は娘は1学期が終わる直前に右足を捻挫してしまい、夏休み後半まで松葉杖生活を送る羽目になっていた。
それで、夏休みが空ける一週間ほど前に松葉杖がなくても歩けるようになったのに、さぁ登校という段になって「足が痛むから行けない」と言うのである。
最初は親もそれを信じて、少し休めばすぐに行けるようになると思っていたのに、それが一週間たっても治らない。
というよりも、夏休みの時は松葉杖があれば歩けたのに、松葉杖登校すら拒否するのである。
流石にこれはおかしいと親も気付き、時間を掛けて問い詰めたらやっと「学校に行きたくない」と答えた。
だが、そこから先が大変だった、その理由を頑として言わないのである。
とにかくどんなに問い詰めようと責めようと、絶対に言わない。
仕方が無いから、学校の先生や友達に色々聞いても、特にいじめられているわけでも、或いはクラスで孤立しているとかでもなく、成績は結構いい方だったりして、理由が皆目見当がつかない。
いろいろと関係各位に相談していると、理由はともかく、学校に無理に行かせなくてもいいから、しばらくは様子見、みたいな感じになりそれが結局三ヶ月以上続いた。
理由は・・・娘は娘なりに「理由を明かしたところでどうにもならない」と分かっていたから言わなかったのだと思う。
肝心の担任に原因があった。
親だってまさか担任に原因があるなどとは思わず、不登校のことを何度もその担任と相談していた。全く馬鹿みたいだ。
娘の友達の親が「あの先生、すっごい生徒を差別するから」と妻との会話で言ったらしく、もしかしてそれが?と思い、娘に聞くとやっと頷いた。
びっくりするくらいの差別だった。
例えば授業中の先生の質問に娘がどんなに頑張って手を上げても絶対に娘に答えさせない。
勉強で分からない事があって聞きに行っても、忙しいから後で、などを理由に相手にしない。
そのくせ、気に入った生徒ばかりを答えさせるし、一生懸命面倒を見る。
確かにその差別が原因で不登校になったのは我が娘だけではあったけど、どうも一番酷く差別されたのが娘だったのも事実らしかった。ほとんど無視に近いものだったから。
にも関わらず、その担任は平然と娘の不登校の相談を受けていたのだ。
私達夫婦は、娘に何か障害でもあるのかと、児童精神科のある病院まで行ったんだぞ。
ほんとに、理由が発覚した時は怒り心頭だったのだけど、妻がどうしてもモンペ扱いだけはされたくないからと、担任に苦情を言うのはかたくなに拒否されたので、校長と教頭にだけその事を伝えるに留まった。
校長らも最初は信じられなかったらしく、こちらの言う事は否定しなかったが、結構びっくりしてたっけ。
事情が事情だけに、これを解決する方法は担任を指導したところでどうにもならない(娘の信用がゼロだからね)と言う事で、ともかく、当面は授業が終わってからの補習と言う形で最低限の勉強だけを受けさせて、6年の担任を必ず替えるという事になった。
6年にあがって、新学期から問題なく娘は登校するようになった。
あの時、既に出勤してた俺に妻からその事をメールで連絡されて、不意に涙してしまった。
取引先と電話してた最中に、いきなり涙声になり、相手から「どうかしましたか?」と言われたっけ。
さて今はもう中学二年生。
昨日、その娘から嬉しそうに「やりたかったユーフォニアム、あしたからする事になったよ!」って、帰宅したばかりの俺に報告があったんだ。
ふとね、その時、不登校のときや、昔の寝かしつけの苦労を思い出したんだ。
可愛くて仕方ないです。
追記。
あまりにブクマがついてびびってしまったのでホントの事がいえなかった。すみません。
でも、同時にトロンボーンもやりたがっていたのです。
つい、これを書いた翌日に例の映画が公開初日になると知ってたので嘘をついてしまいました。
申し訳ございません。