はてなキーワード: 一言とは
上場企業で不正があった際は第三者委員会が設置され、最終的には調査報告書が公開される
この内容が非常に面白いものが多く、下手な経済小説よりリアルだったりするので、皆も是非読んで欲しい
創業一族の社長が会社を食い物にするという典型的なやつ 個人商店ならいざ知らず上場企業でやったらアウトだろうに…
コーポレートカードで私的な旅行を決済しまくり、関連会社からの貸付金を流用などルール無用の暴れっぷりが素晴らしい
海外子会社を担当していた役員による不正 飲食店と結託してカラ接待を繰り返し金銭を横領
横領した金で国内に自宅を買う一方で、フィリピンにも自宅を購入し愛人を囲う
■株式会社光・彩
会社に国税調査が入った初日、国税局の担当者から「御社の経理担当横領してますよ」と通告され発覚 自分が社長だったらその場で卒倒する事案である
国税が把握していた横領額は230百万円であったが、当事者が調査を拒否し資料を全て廃棄したため調査が難航 最終的な横領額は390百万円まで膨れ上がった
経理担当である当事者がネットバンキングの残高通知を偽造 監査法人がそれを看過してしまったため発覚までに時間がかかった
当事者は横領した金で親に賃貸アパートを買う、兄弟に車を買い与える、高級バイクを乗り回す、上司や同僚に食事を奢りまくるなどなかなかの胆力の持ち主
その後会社側は当事者の自宅を急襲し、高級時計・有価証券・自動車などにつぎつぎと質権を設定 きっちり210百万円回収に成功しているのは素晴らしいの一言である
元常務取締役による不正 友人に銀座の高級クラブに連れていかれそこでドハマリ
最初は月1回10万円程度だった支出が褒められ持ち上げられで月100万円になり、最終的には月500万円を使う良いカモに
調査報告書は全338頁の長編 文庫本くらいのボリュームで読み応えも抜群
ここまでに挙げた事例は私腹を肥やすために不正に手を染めているのだが、ノルマ達成のため・出世のために集団で不正に手を染めているのがなんとも銀行員らしい
苦労して銀行に入った人たちが、不動産ゴリラにいいように食い物にされていく様が滑稽
「エビデンスはいくらにしておけばいいですか?」と確認する時点でアウトなのだが、そこで更に桁を間違えた通帳コピーを送っちゃうあたりが不動産ゴリラのゴリラたる所以である
痙攣をおこした人がいたらしく、騒然とした場所から逃げるようにでてきた。
救急隊員は階段をつかい、呼んだ家族と患者さんがエレベーターで降りていて、すれ違ったのでエレベーターホール全体に緊急性の高い空気になった。
自分はたまたま別件でそのビルに立ち寄り、帰りしなのエレベーターの扉が開いたら、ご家族と倒れてる人とが中に居た…という偶然に居合わせた。
怖かった、こう書くと失礼なことも分かってるけれど、本当に怖かった。なにもできない自分も。
ビルのオフィスの従業員(この人も無関係)が隊員さんを呼びに走り、自分は一言断って非常階段を使って外にでた。
それだけ。それだけなんだけど、呼吸が苦しい。
涙がでそう。まだでてない。顔はひきつってる。
いま、公園の日影で呼吸を整えている。
俺は5人家族、3兄弟の末っ子で上には兄と姉が居る。兄は絵に描いたような優秀な人で、頭のいい大学を出て新卒で入社した会社でも上手くやっているので、周囲からはよく「自慢のお兄ちゃんでしょう。」と言われる事があるし、肯定している。下の2人の手本になる様な人であれという両親の言葉を苦にもせず実行する姿を俺は尊敬している。
対する姉は、そんな兄の妹とは思えない様な人で、昔から小学校や中学校では「あの人の妹なのに」と言われていた様だし、俺も先生達から「君はお兄ちゃんに似ていて良かった。」と言われる事が多かった。「あの人の弟とは思えないくらい真面目だね。」と言われる事すらあった。ここでは、そんな姉の話をさせて欲しい。
我が家は学歴にコンプレックスを持つ母とそんな母に言いなりな父に育てられ、母は俺達が幼い頃から「いい大学に出て、良い会社に就職するんだよ。」と教え込んでいた。兄は幼い頃から他の子達よりも優秀で、褒められてばかりの少年だったので母は自慢に思っていた様で、その頃兄と同等程度の学力を発揮していた姉を小学校1年生の頃から塾に通わせ、学校の授業の範囲を先取りする形でどんどん吸収させ、兄より優秀な娘を作ろうとしていた。また、ロングヘアも可愛らしい服も似合わないと笑われた過去をトラウマとしていて、それの当て付けの様に姉の髪を伸ばし、可愛らしい服を着せていた。姉はそれを従順に受け入れていたし、身内の贔屓目もあるが姉はかなりの美人であった為、幼少の頃の姉は俺にとって「可愛いお姉ちゃん」だった。
転機が訪れたのは、姉が小学校4年生、俺が小学校1年生の時だった。よく一緒にケーブルテレビで放送されていたスラムダンクを兄弟3人で観ていた俺達は、3人で地元のバスケチームに入りたいと両親に相談をした。
父は「スポーツを習うのは良い事だ」と賛成していたし、母もスポーツに興味を持った俺達を喜んでいたが、入部を認めて貰えたのは俺と兄の2人だけ。姉は「お姉ちゃんは大事な塾があるからそんな暇無いでしょう。」と却下されてしまった。その時姉は「それもそっか、塾と被るもんね。」と笑っていたが、その後子供部屋に戻った時、ボロボロと目から涙を零して「行きたくて塾行ってる訳じゃないのに。」と泣いていた。俺はそこで初めて、姉の本心を知った。兄はそんな姉を見て「母さんを説得しようか。」と声を掛けていたが、泣きながらも姉は「いい、無駄やと思う。」と首を振っていた。
それから姉は、塾をサボる様になった。塾の時間に外に出て居るものの、友達の家で遊んでいる事を俺は知っていた。姉の友人の弟もまた、俺の友人であったからだ。でも俺はそれを両親に報告もしなかったし、姉に知っている事も言わなかった。しかし、なんだか俺は悪い事を姉と一緒に隠しているつもりになってしまって、落ち着かなかった。
塾からはいつも、姉が居ない事について電話が来ていたらしい。父がよく連絡を受けていたらしいが、父にも思う事はあったのか母には姉が塾をサボっている事を伝えていなかった様だった。悪い事は、父も一緒に隠していたのだと思うとなんだか安心したが、偶々その日家に居て塾からの連絡を受けてしまったのは母で、母は全てを知ってしまった。そして、帰宅した姉の髪を掴んで家の柱に顔を打ち付け、殴り、11月の寒空の下、ベランダに締め出した。姉は泣きながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返していて、兄も俺も助けてやりたかったけど、母はそれを許さなかった。あの日、父が母を説得して家の中に入れてやるまでの3時間程度の間、俺と兄は母がトイレに行った隙にこっそり姉にカイロを渡す程度しかしてあげられなかった。
やがて、両親が離婚した。原因はまだ幼かった俺に説明は無かったが、兄と姉は知っている様だった。でも姉は「知らない方がきっとお前の為だから」と言っていたし、兄は「両親がお前には教えないと判断したなら、俺もお前には言えない。」と言っていたので、理由は知らないままであるが、兎に角離婚した。そして、俺達兄弟は父に引き取られた。母は少し離れた場所に引越し、1ヶ月に1度程度会う関係になった。
母の引越しが行われた日。母が出て行ったのを見送った姉は、そのまま一人部屋を得ていた兄の部屋へと向かった。俺も暇だったので何をしているのかと着いて行くと、姉は兄に「ねえ、お兄ちゃんの着れなくなった服ちょうだい。」と言い出した。「男の服だからお前が着ると変だよ。」と言う兄はそれでも、持っていてもどうせ着れないからと姉に小さくなった服をあげていた。いつか、俺が大きくなったらお下がりで貰おうと思っていた服もその中には混じっていて、姉はそれを嬉しそうに受け取るとリビングで着替えた。女の子らしい、可愛らしい服ばかりを着ていた姉が、男の子の格好をしているのにそれはそれは強烈な違和感があったし、見ていた父も何事かと首を傾げた。
次に姉は、そんな父の所へ行って「髪の毛切りに行きたい」と言い出した。父は了承すると姉に美容室代を渡して、姉は通い慣れた地元の美容室へと一人で出掛けて行った。リビングでそれを見ていた俺についでと言わんばかりに父はお小遣いをくれて、「これで駄菓子屋(美容室の隣にあった。)行ってお菓子買って、姉ちゃんとわけっ子して2人で帰っておいで。姉ちゃんの事待っとくんぞ。」と言った。俺は了承してウキウキで駄菓子屋へ自転車を走らせ、駄菓子を沢山買って店の前で姉が美容室から出て来るのを待っていた。
店の前に出て20分くらいだろうか。美容室のドアが開く音がして顔を向けると、そこには男の子の服を着て、髪をすっかり短く切った、ジャニーズ風の雰囲気の髪型になった姉が立っていた。「え、そんな切ったん?」「うん、長いの嫌やったっちゃん。てか何でおるん?」と会話をしている相手は姉なのに、見たことも無い姿にやっぱりなんだか違和感があった。離婚を機に、姉は塾も辞めたらしい。「ホントはずっと塾も長い髪も嫌やったっちゃんね。男子の服の方が動きやすそうやし、かっけーしさ。」と笑った姉は、何だかいつもより楽しそうだった。
中学生になった姉は、優秀な兄と比べられるストレス、兄が優秀な分同等の価値を求められるストレスから段々とおかしくなっていった。ちょっと悪い人達と一緒に居るようになって、学校をサボる様になった。髪を染めてピアスを開けて、知らない人みたいになっていった。偶に会う母と姉の関係は冷え切っていた。理想とは真逆を進み始めた姉を母は受け入れられなかった様で、居ないものとして扱うようになってしまったし、姉は「元々ね、うちと母さんは理解し合えんのよ。やけん仕方ないね。」と笑い飛ばした。結局姉はそのまま中卒で社会に出た。
俺が高校生になった頃。よく姉が仕事の休みの日に家に連れて来る女の子が居た。その子と姉は休みの度に会っているようで、なんだかやけに親しげだった。
姉は俺のテスト期間や週末に休みが被ると、よくご飯に連れて行ってくれて、多少値が張る店でも俺が好きそうな飯がある店によく連れて行ってくれていた。その日は個室タイプの居酒屋のランチ営業に2人で行っていて、聞けるのはこういう時しかない、と思って俺は口を開いた。
姉は驚いた様に目を開いて、暫く迷う素振りを見せた後静かに首を振った「違うよ、でも、最近連れて来るあの子と付き合ってんの。」そう零した姉に、俺は首を傾げた。女と付き合ってるならレズなんじゃないの?そう言おうとした俺に姉は「今からね、お前がびっくりする話すんね。でもお前にしか言わないから皆には秘密ね。」と続けた。
話によると、姉は性自認が人と少し違う人だった。でも、性同一性障害という訳でもないし、自分が女であるというのは理解している。でも、自分が女だという事に強烈な違和感があり、だからといって男なのかと聞かれればそれも違和感がある、所謂「性自認がどちらでもない人」だった。後で調べた話、こういう人をどうやら「Xジェンダー」と呼ぶそうだ。
そして、姉はレズビアンではなくて、性自認がどちらでもない関係上、女も男も異性であり同性。そして、自分とは違う人達という認識で、そこに差を持たない生粋のバイ・セクシャルだった。でも、男と付き合うと女である事を強く求められるけれど女と付き合うと自分のままでも受け入れてもらえるからと、女性と付き合う事が多いのだと話していた。
その頃の姉は奇抜な髪色に、耳と顔に沢山のピアス。そしてやっぱり、男性物の服を着た性別も年齢もよく分からない様な見た目をしていて、「そういう格好もわざとなん?」って聞いた。そしたら姉は「女を押し付けられたちっちゃい頃の反動。分かんない、反抗期なんかな。」と煙草を片手に笑っていた。俺は姉を「姉ちゃん」と呼ぶのを辞めた。友達みたいに、名前で呼ぶようになった。姉はそれに気付いたみたいで泣きそうに潤んだ瞳で一言「弟のくせに生意気」と言った。
そんな話から3年後。姉に珍しく彼氏が出来た。親や兄の前では特に触れてなかったが、彼氏の紹介を終えた姉は俺の部屋に来て「あんね、彼氏ね。うちの性自認も理解してくれる人なん。」「女の子やなくてね、うちのままで居ていいって言ってくれたん。」と嬉しそうに笑っていたし、性自認を打ち明けられない息苦しさと、女性と付き合うことによる周囲からの偏見の目に晒されていた姉の言葉に俺は夜じわじわと一人で寝る前に泣いた。幸せになって欲しかった。姉は派手な見た目と素行から誤解をされがちだったが、いっぱい我慢して来た人だった。そして、誰より優しい人だった。自分を殺してでも、周りが求める理想に従順である努力を、ほんの幼い頃から出来る人だった。ふたつしか貰わなかった大好きなクッキーを、「兄ちゃんと弟にあげるから」と食べずに持って帰って来る様な姉だった。人の為に、が出来る人だった。反発の仕方が分からなくて、反骨の仕方が上手くいかなくて、すっかり周りからは「グレたヤンキーのどうしようもない娘」だと思われていたけど、俺にとっては大好きで大事で、自慢の姉だった。
社会に出るまでの道筋は兄が示してくれた。でも、人に優しくする方法は、いつだって姉が示してくれた。
半年後、姉は彼氏と同棲を始めて家を出た。寂しくて、荷造りする姉の手伝いをしながら、昔話を2人でして、引越しの前はアルバムなんか俺が引っ張り出してきて、あんな事あったこんな事あったと話して2人で泣いた。随分派手な見た目になった姉は、それでもやっぱり昔のままで「うちの事受け入れてれてありがとう」と嗚咽混じりに告げた。髪が長くて可愛らしい服を着た「可愛いお姉ちゃん」は、見た目が変わってしまってもやっぱり美人で、俺にとっては「かっこいい兄弟」にランクアップしただけだった。姉は泣き腫らした顔で翌日旅立った。俺はその日、寝る前にまた一人で泣いた。
姉には幸せになって欲しかった。やっと姉が、姉のままで居られる環境に旅立てた事が自分のことの様に嬉しくて、次会った時にもっと男みたいになってて、俺よりよっぽどイケメンになってたらどうしよう。なんて再会を楽しみに思っていた。
思っていたのに。
髪を伸ばして、派手な色もやめて、ピアスだって全て外して、綺麗めな女性の服を着て、パンプスなんか履いていた。一人称は「私」になっていた。父には「やっぱ私さ、実家が好きだわ〜!嫁に行けんでごめん!」とか言って笑い飛ばしていた姉は、荷解きをする為に戻った自室で1人で泣いていた。
「びっくりした、めちゃくちゃ女になってて。」
「だって、そうしろって言われた。隣に並ぶの恥ずかしいってさ。」
嗚咽混じりに聞いた話はあまりに酷い話だった。
彼氏が姉の性自認を受け入れてくれたのなんて嘘だった。姉と付き合いたいが為に理解者のふりをしていただけで、同棲開始直後から女である事を求められ、髪は伸ばし黒く染め、持っていたメンズやユニセックスの服は捨てられた。一人称も、喋り方も矯正させられ、前の喋り方が出ると「気色悪い」と詰られた。
「お前みたいな厨二病のメンヘラと付き合ってやってんだから」と姉に言い聞かせ、2年間ずっと都合のいい存在として消費されていたらしい姉の話は、俺の心にずっしりとのしかかって来るなにかがあった。姉には幸せになって欲しかった。姉にはありのままの姿で生きていて欲しかった。泣いて帰って来てなんて欲しくなかった。
俺は財布から金を抜いて姉に渡した。「俺、お前のショートヘア大好きだったよ。かっけーもん。」
俺のお下がりの服は、体格差から姉にはかなり大きかったけど、それでも小さいサイズのものを選んで貸した。あの日から10年以上経って、姉は今度は兄ではなく俺の服を着て美容室へ向かい、長い髪の毛をすっかり短くして来た。ツーブロックまでした姉を俺はあの日と同じ様に駄菓子屋で待ちたかったけど、駄菓子屋は改装して雑貨屋になっていたから、雑貨屋で姉の部屋に飾るアクセサリースタンドを買って、袋を提げて店の前で待っていた俺に姉は「お前もおっきくなったね」と笑った。やっぱり中性的な姉は美人だった。
俺は5人家族、3兄弟の末っ子で上には兄と姉が居る。兄は絵に描いたような優秀な人で、頭のいい大学を出て新卒で入社した会社でも上手くやっているので、周囲からはよく「自慢のお兄ちゃんでしょう。」と言われる事があるし、肯定している。下の2人の手本になる様な人であれという両親の言葉を苦にもせず実行する姿を俺は尊敬している。
対する姉は、そんな兄の妹とは思えない様な人で、昔から小学校や中学校では「あの人の妹なのに」と言われていた様だし、俺も先生達から「君はお兄ちゃんに似ていて良かった。」と言われる事が多かった。「あの人の弟とは思えないくらい真面目だね。」と言われる事すらあった。しかし、俺は幾らだって言いたい。俺を優しいと言うけれど、その優しさは姉から貰ったものだった。優しくて、生きづらくて、それでも決して誰かを悪く言わない強い姉だって、昔から兄と同じくらい自慢の姉だった。
Aの方面の能力値がたとえ低かったとしても、貴方にはBの方面に突出した能力があるかもしれない
もしかしたら実は音楽の才能があるかもしれない、絵を描く才能があるかもしれない
過睡眠気味な点を活かして、睡眠グッズの開発で財を成すかもしれない
同じような鬱傾向の人を救うかもしれない
吐き出しです。
退職届を提出した私にいい放った一言は「キミは元々戦力外だから」だった。
地元で期待されて上京し、そこそこいい大学と職を得て、仕事が大好きで一番に優先させて、同僚にそこそこの信頼を得ていた筈の私は、ある日突然無能になった。
退職後検査をしたところ、鬱と糖尿病と甲状腺異常患っていた。毎日喉の渇きと倦怠感と眠気が酷く、体を起こすのに気力がいる。退職して半年経過するのに、毎日14時間以上眠っている。まだ眠い。私は本物の無能になってしまった。
残業時間が過労死ラインの2倍を超える。研修無し。管理せず責任をとらない管理職。社長室に呼び出されたら最低30分は怒鳴られて人格否定される。1年間で離職率は50%を越えた。ここには書けないことが山ほどある。
会社としての体を保ててない。
私が社会人として甘かったことと能力が低かったのは確かだが、それでも前職場がおかしかったということは分かっている。
思うに私は突然無能になったわけではない。元々無能だったのだ。そして、私が無能になってもおしまいにならないのだ。
不思議だ。わたしが死を選ばない限り人生が進んでいく。あの日睡眠以外は全て仕事に費やしていたわたしと、今のわたしは同一人物なのだ。無能は無能なりに人生を歩んでいくしかない。
今日はせめて午前中は起きておきたいな、がんばろう。
音声言語の場合は、いくら音韻を変えてもせいぜい口回りの筋肉しか使わないのに対して、
身振り手振りで伝える言語では、上半身の筋肉をフルに動かすことになります。
すると、単語当たりのエネルギー消費が大きいので、いかに省略して伝えるか?が重要視されます。
例えば、
聴者手話では、
パン、バター、塗る、しましょうか?
を順に示すことで伝えます。
これがネイティブにとっては
まず、バターの手話はそもそもパンにバターをぬる仕草で示しますから、
バターの一言に”パン”も”塗る”も含意されていると考えます。
パン、パンに塗るバター、塗る、しましょうか?
冗長部分を消して
バター、しましょうか?
でも十分なのです。
よくよく考えてみれば、この会話をするとき、
わざわざ、バターをぬりぬりする手話をしなくても、指差しだけで済みますし、
バターは、動きを省略したバタもしくはバ だけで、通じるのです。
バ?
となります。
これに対して「ジ」と返されたら、それは今日はジャムが良いという意味です。
この文脈依存省略プロトコルは、相手との共有理解度に基づいて省略レベルを動的に変えてゆけるので、
バ? バター? バター塗る? バター塗るしましょうか? パンバター塗るしましょうか?
Wikipedia にネイティブ手話の文法は解明されていない・・・といった記述があるのですが、
一言でいうと かね
ツイステ1章までやりました。その上で感想を言わせてほしい。バカ女の戯言として流してくれ。
私はディズニーファンではないけれど、ツイステはヴィランモチーフと聞いてリリースを楽しみにしてた。ヴィラン、カッコいいし。
私は急に冷めて即座にアンインストールした。
主人公の選択肢にFGOの与太系の波動を感じてしまった。未知のモンスターに襲われかけて出てくる感想がそれか?
それからしばらくして、友人から猛プッシュがあった。「女の子が出てきたらやるわ」と返していた(男子校で出てくるわけあるかとお言葉を貰ったが)手前のゴーストマリッジだった。再度インストールしてイベントを読めるところまで頑張った。ちなみにそのゴスマリは周回嫌いが発動して結局読めなかったけども。
そこからまたほってたものの、やると言った手前不義理も程がある。めちゃくちゃ頑張って先日1章まで駆け抜けた。その上で一言いいですか。
徹底したグリムのたぬき扱い。どう見たって猫だろうが。主人公共々悉く節穴か?見た目猫を猫扱いで「猫じゃねぇ!」って言い張るのは理解できる。せめて見た目をたぬきに寄せてからたぬき扱いしろ。それからプロローグ後半でのグリム、エース、デュースの和気藹々とした掛け合い。「うるせぇお前らのせいでこうなったんだろうが!」と叫びたくなった。
うん、でもプロローグだしな。冗長になるのは仕方ないよな。世界観あんまりわかんなかったけど。
一章。主人公とグリム、なんでさらっとパーティー参加してんの?エース追い出す前に追い出すやついるだろ。ご都合主義とは言え無視するんじゃない。せめてもっと理由をつけてくれ。オーバーブロットにしても、魔法がハバ効かす世界観ならもっと周知されてくれ。なんで知らないんだ。
ここまでやって、ちょっとだけ既視感を覚えた。これヒプマイだ。
ヒプマイは白膠木簓を好きになってヒプマイにハマろうとした事がある。……世界観のあまりのガバさにドラマパート、聴かなきゃ良かったと思った。
要するに、ツイステの売りは純粋なキャラ性なんだろう。ターゲットは女性で、夢女から腐女子まで。わかりやすい。プロローグじゃわからなかったけど、1章でリドルとトレイのやりとりを見てみんながハマる理由も理解した。
と、ここまでつらつら不満を垂れ流したものの、進行度はまだ1章とちょい。多分ツイステの良さはもっと先にあるんだろうと、今日も先に行く為に授業を回す。このランクで進行止まるの、なんとかしてくれないかな……。
夏。
急に濃くなった脛毛をブチ殺すべく医療脱毛クリニックへ赴くことを決意
ネット上で広告を見て、口コミを見ても悪い口コミは少なく無名のクリニックではなさそうだったので安心して行ったのですが、結論から言うとクーリングオフで揉めました。
対応がクソ過ぎて笑う。
ムカついたので初めてはてな匿名ダイアリーに思いの丈をぶちまけることを決意。
カウンセリング担当と二人きりの密室にて、カード決済で体の一部のみ施術のプランを契約。
後日他院のホームページと比較し、他院で全身やった方が得だな?ということに気付き、念のため事前に電話で「クーリングオフします」と伝えた上で、期間内に簡易書留にてクーリングオフ通知を発送。
が、2日後くらいに電話がかかってくる。
折り返さずにいると2日おきにかかってくる。
クーリングオフは発信主義(発信した時点で契約は無効になるよ!)ということも国民生活センターのHPにて確認済みだったため無視。
契約時にとった予約日時に2回かかってくる。
いやもう契約解除されてるはずなんですがそれは。
発信から2週間ほど経って「今後の流れについてご説明させていただきたく電話ください」とのメールが届く。
もしや文面に間違いがあってクーリングオフ自体が無効に…?と思い、念のため消費者ホットラインに電話。
センターで得た情報はネット上に書かないでね!とHPに記載されてるので詳しくは書きませんがとりあえず
・文面に問題はない
・今後連絡の必要はない
とのことは確認できました。消費生活センターさんバンザ~~~~~~~~~イ!!!!
ちなみにものすごく丁寧に優しく対応していただきました。本当にありがとうございます。
ただ念のため折り返しの電話をして、消費生活センターに相談していることも伝えてみたら、とのアドバイスをいただきました。
いざ電話。
相手「お得なプランだったので本当に解除してしまっていいか確認の電話でしたww」
発信した時点で無効になってるはずなんですけどね。
自分「改めて契約を結ぶ意思はないので契約解除の手続き進めてください」
相手「来店いただかないとできないんですよ~ww」
聞くと、カード決済の方は店舗に来てもらって、店舗の機械でマイナスの決済をかけないとできないとの説明。
必須なんですか?と聞いても「店舗に来ないとキャンセルできないので、5~10分時間とれる日時教えてください」と話を進めようとしてくる。
そんなこと契約時に言われてない、契約書にも書いてないし、事前に電話連絡した際も言われてないが。
そもそもクーリングオフは契約のキャンセル(=契約したけどやっぱやめる)じゃなくて、
契約を無効化(=そもそも契約をしてなかった状態に戻す)するものなんですが…
自分「カード会社には私から連絡するのでそちらでキャンセルということにはなりませんか」
相手「お客様から連絡してキャンセルするというものではございませんので来店していただかないとできませんwいつ空いてますかw」
消費生活センターでは「連絡」の必要はないと言われたが、「来店」が不要とは言わなかったな?
契約の解除と返金の手続きは実は別なのか…?カード決済だと何か特殊な要件が適用されるのか…?
など自分もよく知らない部分への疑問が湧いてきたのですが、来店は絶対にしたくなかったので、「カード会社にも念のため確認した上で、空いてる日を連絡します」として一旦電話切る。
カード会社に連絡。
「クーリングオフに応じてもらえないので支払停止できませんか?」と聞くと、
「お客様都合でのクーリングオフの場合、カード会社では支払停止はできない。店側からの連絡が必須」とのこと。
まあそりゃそうだ。電話口だけじゃこっちが払いたくなくて嘘ついてるだけの可能性があるからね。
「お店から来店しないとキャンセルできないと言われているがそういう仕組みになってるんですか?」と聞くと、「お店による。」とのこと。
つまり絶対来店しないとキャンセルができないわけではない、ということが確認できた。
ていうか、もう法律上は契約自体無効になってるはずなのになんでこんな電話してんだろうという虚しさを覚える。
もう一度消費生活センターに聞いておこうかと思い電話をするが混雑で繋がらず。
いやでも「連絡不要」って来店して会話することも含むよな?と思い、早く片づけたいのでクリニックに電話。
相手「日時決まりましたか?wカード会社に連絡いただいてもできなかったと思いますがw」
自分「消費生活センターに相談したところ、来店の必要はないとのことだったのですが」
突然の手のひら返しに驚きを禁じ得ない。
相手「来店いただいた方が早くて確実で、一旦引き落としがされてしまう場合もございますので基本的には来店をお願いしております」
連絡のつかない客の来店を待ってるのと、クーリングオフ通知が届いてすぐキャンセルの電話をカード会社にするのと、どっちが早いかなんてすぐ分かりそうなものですけどね。
自分「引き落としされても問題ないんで、電話で連絡してください」
相手「カード会社の方でキャンセル処理がされるのがいつかわかりませんがよろしいですか?」
相手「処理が完了したかどうかはカード会社の方からこちらに連絡がくるのでわかりかねます」
自分「そうではなくてクリニックからカード会社への連絡はいつしていただけるんでしょうか」
相手「週明けになるので〇日にします。ですがカード会社で処理されるのがいつか…」
「いつになるかわかりませんwいつになるかわかりませんw」ばかり繰り返し、クーリングオフ通知を一か月近く放置していたことに関する謝罪もなく話になりませんでした。
クソ悪徳クリニック地獄に落ちろ。クーリングオフが発信主義だということも知らない人がなんで契約についての話してるんですかね?アルバイトの方ですか?
「私の方から担当者に伝えますので」と言われましたが、担当者おるんかいwwww私は一体誰と話していたんでしょうか?その場で担当者に代わってもらえばよかった。
とりあえず「キャンセル処理を電話でカード会社に伝える」と明言してもらえたので、一旦待つことにします。
キャンセル処理の電話のあとログを残したいのでメールくださいと伝えるも「メール対応はいたしかねます」とのこと。以前届いた「今後の流れ」メールは何だったんでしょうか。
「カード会社からキャンセル処理完了の連絡が来たらこちらから電話を入れるので折り返してください」と言われましたが、断りました。今後連絡を取り合う必要はないと言ってるはずなんですけど。
信頼してないのはクーリングオフを放置したクリニックであってカード会社の方ではないですし、キャンセル処理の完了はネット上で利用明細から確認できるので。
これ以上電話で何を話せってんだ。
思い返すとまあまあ腹立つ対応ばっかでしたね
・カウンセリング時に「広告に記載のデリケートゾーンはVラインのみ、IOライン含みません」と伝えられる。(最初からVラインて書け)
・アンケートに「他院と検討中」と回答したところ、他院ってどこですか?と2回も聞かれ一応答えるも機械とか値段を比較してくれるわけではない。「〇〇クリニック様の方がよければそちらでもいいのですがw」と半笑い。
・期間限定キャンペーン料金のみならず、HP上に記載の料金でさえ「初回カウンセリング時の特別価格」らしく一度持って帰って契約したいとなると、3倍の「通常料金」での案内になる。(改めてみましたがHP上にそのような記述はないです)
・契約書が出てくる前にカードを回収されて決済かけられる。目の前でじゃなく一回下がって裏で作業される。怖い。
・カードを返却して契約書が出てくるまでクーリングオフと中途解約についての言及は一切なし。契約書上の「中途解約」項を指してお金かかりますwの一言だけでした。
など。こうして書いてみると怪しさしかなかった…。
トラブルになりたくないのでクリニック名は書きませんが、カウンセリング時にこういう対応されたら気を付けてください。
決して無名のクリニックではないですし、タレントを使った広告も出してるし、何より口コミが評判いいのでまさかこんなめんどくさいことになるとは思いませんでした。施術の腕はいいのかもしれませんが事務方がクソすぎやしませんこと。クーリングオフに応じないて。ちなみに都内です。
あと、似たような目に遭った方は一人で解決しようとせず早めに消費生活センターに相談しましょう…。
早めに。
正確にクーリングオフできてるはずだし大丈夫じゃろ、と胡坐かいてたのですが、それは相手が善良な業者であることが必須条件なのであって、私は相手がクソ業者だったので長引いてしまいました。ここまで1か月かかってて草。消費生活センターの名前を出した途端来店不要と言い出したように、何も知らないと搾り取られるだけなんだなと思いました。知識を借りましょう。
とりあえず消費者トラブルメール箱にはチクります。エステではないのでエステティック協会みたいな大元がなくてどこにクレームつけたらいいのかわからん。
誰かまともなクリニック紹介してください。
決済が取り消されてめでたしめでたし、になることを祈ってますが、続いたら追記します。(たぶん)
追記:
無事決済がキャンセルされていましたが、締め日ギリギリでほんとクソ対応でした。
クソ業者にはお気をつけください。早めに消費生活センターに相談しましょう!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
スマホでBuzzVideoというアプリで、ランダムっぽい短い動画を見てるけど、
何週間か前から、へずまりゅうの動画が出てき始め、結局かなり見た。
それで思ったこと。
・カメラを回して突撃すると、突撃されたほうは手が出せない(カメラで証拠を撮られているから、傷害罪?)
・それをいいことに、さらに煽る
・まずは有名になりたいために、炎上するならなんでもいい
カメラを向けていれば、何やってもいいのか?どこまでも人を舐めて馬鹿にして罵ってもいいのか。
「撮ってるからな」の一言で、相手を無効化する。銃を突き付けて、思う存分相手を罵ることと同じ。これは許されるのか?
こんな理不尽な話あるか。
これは野放しにしてはいかん。
すべてが繋がった
なぜならば、愛とは独占的で、不公平で、排他的なものに他ならず、
いうなれば、我々は誰かを愛している時点で「差別主義者」なのであり、
人である以上、人を愛することは避けられまい
「人を愛する以上、独占的・不公平・排他的な振る舞いと無縁ではいられない」
「人は誰もが差別主義者」などと、雲をつかむような表現より、よほど真に迫ってくるものがある
その愛とは、異性愛に限らず、身内・友人・組織にも適用される、いわゆる隣人愛である
「誰に対しても愛せよ」といったところで、それは愛していることにならない
4か月以上前に別れを告げられた元カノのことで気持ち悪さがずっと残っている
2017年春、彼女が高校3年生になったばかりのころにTwitter経由で友達になる
彼女はお絵かきが趣味でツイキャス作業配信をしていたので頻繁に訪れてコメントしてた
他に常連と呼ぶようなリスナーもいなく、大半は彼女が喋りながら作業するのに僕がコメントをするだけの日々
その時に彼女が高校3年生であること、自分と同じ県に住んでいることを初めて知った
夏になり仕事の都合により俺がTwitterで浮上できなかったりする中で、彼女はふとした理由からTwitterをやめてしまい連絡が取れなくなる
翌2018年夏、色々あった彼女がTwitterに戻ってきて再度やり取りするようになった。彼女は専門学校へ進学していた
そこから再び友達としての付き合いが始まり、学校の文化祭で同人誌を売るということでその年の秋にリアルで初対面
正直これまでのやり取りとかで彼女のことを好きになっていた自分がいたが、相手は未成年だという考えで想いを伝えないでいた
僕は在宅勤務で日中から暇というか通話しながらでも進められるような仕事なので二人で作業通話をするようになった
作業通話ってのは建前で、一緒にアマプラで映画を見たりしてなんというか友達以上恋人未満、ってのはこんな感じなのかなァと感じていた
「もし付き合ってる相手とかいるんだったら申し訳ないし、こういう通話は程々にしない?」
「付き合ってる人はいないですよ?」
こんな会話もした。正直一度会った時に素朴ながら可愛らしい外見をしていてモテるだろうと思っていたので予想外だった
そしてホッとした。裏で彼女のことをコッソリ狙ってる同級生男子とかいっぱいいただろうに
作業通話、そんな建前で二人とも会話がしたかっただけなのかもしれない
お酒を飲んだのは20歳の誕生日以来、という彼女と通話越しでお酒を飲みながら会話したりと楽しく過ごしていた
ある作業通話の際に「今まで黙っていたことがあります」と彼女に告げられた
要点だけ書くと
・実は2019年の春に男性から交際をもちかけられて付き合っている
まぁ、ショックだった
彼氏いませんなんて話を鵜呑みにして僕は彼女に散々アピールしていたのだから
そして自分ルールとはいえ、彼女が成人するのを待とうと思って想いを告げずにいたのに、あろうことか学校の先生が未成年だった彼女に手を出していたなんて
しかも内縁の妻がいるので彼女に対して将来を誓うようなつもりもない、そんな男相手にだ
「他にいい男がいたら、そっちに行きなよ」
そんなセリフを常日頃彼女に聞かせていたらしい。僕はその先生だけでなく、世の中の教師という存在が一気に嫌いになった
自分が課したルールで何もかもが手遅れになったことを知った僕は彼女に今の関係を終わりにしようと告げた
しかし彼女から帰ってきた答えは「終わりにしたくない」そんな一言だった
「どうせ卒業したら先生との関係は終わりになってしまう。だから貴方から私に告白してほしい。恋人として関係を続けたい」
涙ながらに彼女から訴えられた僕は、「今までずっと好きでした。僕と付き合ってください」と告白してしまった
そしてここで問題が発生する
元から忙しいを理由に頻繁に会ったりはせず、自分の都合のいい時にデートに連れて行くような人らしい
更に年に数回体調を大きく崩す人であり、恋人が出来たと告げたらショックで体調を崩すのではないか?彼女はそれを懸念していつ告げようか悩んでいた
僕は悩んだ末、彼女に「今すぐでなくてもいいよ。待ってるから」そう言った
それからは晴れて恋人同士ということで仲をゆっくりと進展させていった
恥ずかしくて最初の頃は手を繋ぐのを苦手としていた彼女が、自分から僕の手を握ってくれた日はとても嬉しかった
歪な形ながらも3年越しの片思いがようやく実ったのだ
年が明けた
そして僕の大好きだった祖母が死んだ
そして葬儀から帰ってきた僕は彼女に自分のトラウマを打ち明けた
これまで断片的に伝えていた出来事を
あまりこういった場でも書きにくい僕の根っこにある弱い部分だ
20年以上自分を苦しめてきて、何度も死んでしまいたいと思わせてきた弱みだ
これを読んでくれてるあなたに伝わるかわからないが、人生で最も僕を救ってくれた一言で、この子と巡り合えてよかったなと心から思った
2月、ちょっとずつ仲を深めていった僕たちの関係が急速に進展した
彼女は前述の先生とのことで性行為に対して少しトラウマに近いものを抱えていた
先生から「ゴムがあるとイケない」と言われ生でセックスしたことが原因で、その話を聞かされていた僕は慎重になっていた
「怖かったりしたら、断っていいから。でも僕はキミを抱きたい」そう彼女に伝え、彼女からもOKサインがでた
2月というのは僕にとって1年を通じて最もつらい時期で、どうしても母親の命日が近づくと苦しくて仕方なくなるのだ
「貴方のせいじゃない」そう言ってくれた彼女に気分が沈んでることで心配をかけてしまった
この頃にはもうコロナが流行っていて、どこに行くにもマスクが欠かせない時期だったのに彼女は休みを利用したり学校帰りに僕とデートをしてくれた
気分が沈むのは、母親の命日だけじゃない、もっと他に理由があると気が付きながらも
まだ彼女は先生に対して付き合っている人がいることを告げていなかった
忙しくて夏以降一度も会ってないとは言っていたけども、僕はそれが真実なのかわからない
デートに誘うと「そこはやめた方がいいと思うよ。先生と行ったことあるから…」
「先生は悩みを抱え込む人だから、別れてからも相談役として支えてあげたい」
「ごめんなさい。私が先生に思う好きと貴方に思う好きは別のものだから、貴方を一番好きにできない。順位付けができない」
そんな歪な理由だった
顔も名前も知らぬ、彼女にとって今も大切な存在であるおじさんに負けたくないと空回りばかりしていた
眠れぬ日々が続いた
本当は都合のいい相手としてキープされてるだけなんじゃないかって、そんな考えばかりが頭をグルグルとよぎる
次第に体調を崩し始めた。不眠と食欲不振、そして胃の痛みばかりが続く
「もう待ってるのは辛い。先生にハッキリと話をしてくれないか」
『待ってるから』あの日そう言ったのは自分だったのに、僕は約束を反故にしてしまった
一日かけて彼女から先生へと別れを告げたという内容のLINEがきた
まるで親から叱られた子供がしぶしぶと宿題をこなしたような、そんな不服さを文面から受け取ってしまった
『しんどいので1~2週間放っておいてください』
望まぬ形で別れを告げさせられ、気持ちの整理がつかないであろう彼女からそう送られてきた
そして1週間もせずに僕は別れを告げられた
今もどこで道を誤ってしまったのか、正直そう考えてしまう自分がいる
別れてから僕は自分を見失い、とても彼女を傷つけるようなことをしたし、カフェイン錠剤で自殺を図り失敗した
振られたぐらいで死のうとするなよ、そう思う人がいるかもしれない
ただ、20数年抱えていたトラウマを受け止めてくれた相手から突然見捨てられてしまったのだ
彼女によって心の隙間に流し込まれたセメントを、すべて取り除かれ、元あった穴より広がってしまったような気分だ
僕が彼女に対して甘え過ぎていたのかもしれない
今も答えが出ないでいる
そして僕は今日も心の傷跡を掻きむしっている
以前同じ部署に小言ばかりいってくる糞面倒くさいAさんという社員が居た
年次でいうと自分よりも3つ上だがさほど有能というわけでもない
初対面のときから感じ悪い人だなと思っていたが、仕事を進めていくと更に関係性は悪化した
自分が作成した文書や稟議書はAさんを経由して課長、部長へと上がっていくのだが、Aさんのところでいつも無駄に止まっている
やっと作業をしてくれたかと思うとどうでもいい些末な点を挙げ足をとるように指摘してくるので、「そういうのはどうでもいいから早く回すことに専念してくださいよ」と言ってしまったこともあった
その後、2年ほどしてAさんは他の部署へ異動したのだが、異動後に自分の案件について事務処理ミスや他部署からのクレームが頻発するようになった
Aさんは事務処理にも精通していて、予めエラーが出そうなところは手当し、他部署からクレームが出そうな案件についても根回しを済ませたうえで稟議を回していたのだった
そんなことがあり落ち込んでいたところでAさんと社内で会う機会があったので、「前は色々と迷惑おかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した
「別にいいよ その分お前も後輩社員の面倒を見てやれよ」とでも言って済ませてくれるのではないかと勝手に思い込んでいた面も無い訳ではなかった
そういうのを全てAさんには見抜かれていたのだと思う
卒業式とか同窓会とかでイジメっ子がイジメていた奴に謝る的なアレ、自分がすっきりするために勝手に謝るやつみたいな感じなのだと
「自分よりも年上の人間に対してあれだけ礼を失した態度とっておいて、申し訳ないの一言で済むと思ってる時点で頭がおかしい」
「根回ししていたのもお前のためじゃなく、自分の評価を上げるため。お前みたいに自分の力で全部出来てると勘違いしてる若手を裏でフォローすると上はすごく評価してくれる」
「普通ならその場でミスを指摘するんだろうけどお前の態度が気に食わなかったから全てお前に分からないように修正したり根回ししたりした
だからどうすれば上手く案件を回せるかお前は全く分かってないだろう せいぜいこれからもミスを連発してくれ」
「何かの間違いでお前とまた同じ部署になったとき、俺の職位が上になってたら出社拒否したくなるくらいまで徹底的に追い込んでやるから楽しみにしてろ」
と吐き捨てるように言われた
無理に流行らせようとしているんじゃないかとすら思ってしまう。
嬉々として使っている人たちは、もうちょっと自分の日本語感覚を大事にしてほしい。
口に出したくなるようなリズミカルさやオリジナリティを持っている。
もしくは今まで言語化できなかった事象を一言で表すような「これだ!」となるような革新さを持っている。
例えば、
・即ハ〇ボンバー
・だいしゅきホールド
等、めちゃくちゃ口に出して言いたいし、どういう状況なのかもわかりやすい。
チーズ牛丼は正直どれも持ってないし、本当に流行る理由がわからない。
皆この言葉を連呼してて楽しいですか?良いネットスラングって使ってて楽しいですよね?
果たして「チーズ牛丼」にはネットスラングとしての風格があるのか、考えてみてほしいです。
まだ「子供部屋おじさん」の方が良い。
オタクジャンルに限らずそうだが、自分が好きになったものを他の人にも同じように好きになってもらいたいというその感情、傲慢の一言に尽きる。
宗教に始まり、各種エンタメコンテンツ、自らの経験則を語る体験談に至るまで、自分の感じた何かを他人と共有することを望む、それは別にいい。
でもそこから、こうするべきだ、このように感じるべきだ、こうあるべきなのだ、となった瞬間にそれは純粋悪になる。
他人の興味関心をもコントロールしようとする支配欲求、ひいては自分の以外の誰かの脳内処理、心の動きへの介入を試みようとする侵犯欲求。
その根本にあるのは、世界に満ちる事象が自分の思い通りに運用されないことへの不満でしかない。
皆さんは最近バズった同人女性たちの神作家を巡る様々な感情の漫画をご存知だろうか?
この漫画は神作家の創作に衝撃を受けた同人女性たちの感情の乱れを描いたとても面白いオムニバス作品なのだが、読み専の女性が主人公の回がある。一言でいえば彼女は神作家のネトストだ。
つまり、ネット上の人に対して執着する行為だが私も身に覚えがある。このエントリーではこの漫画を読んで、こんなことしていたな……という共感から、結構長い間していたので心の整理のために1度書いておきたいと思った私のフェイクを入れたネトスト思い出話である。けっきょく隙あらば自分語りするんだ、オタクって……とぬるい目で見ていただけたら幸いです。
まず私は完全なる読み専である。学生時代にオタクになって個人サイト、pixiv、Twitterと通ってきたが神作家とお近づきになろうと思ったことはなく、傍観者でいたいと思っている。なので時々感想を送ってみたりイベントでお手紙を送ってみたりしても匿名性はできるだけ維持したい(お手紙にはさすがに記名するが)と考えていて、観覧専用のアカウントで神作家を(できるだけフォローしないけど)フォローし、いいねをつける。これが私のスタイルなのだ。
だが、感じていただけただろうか……この不審者感を。ひっそりとネトストになりやすいタイプなのだ。実際、今から話す私の神作家だった人(以下Aさん)のツイートを私は毎日全部読んでAさんと交流していた人も把握していたが、この全員誰もフォローしていなかった。Aさんのアカは彼女がフォローする人数よりフォロワーの方が多かったし、彼女は通知は切っていたのでたとえ私がフォローしても彼女に認知されることはなかっただろうが、私はネトストをしていることを少しでも勘づかれたくなかった。
私はAさんのアカウントを毎日8年近く見ていた。普通に怖いと思う。毎日のルーティンと化してしまって通学通勤中、寝る前、Aさんがどんなツイートをしたのかチェックしていた。Aさんはツイ廃だったので基本的に70~100くらいのツイートをしていて毎日飽きなかったし、それくらい執着するほど私にとってウイットに富んでいて面白い価値観だった。
もうAさんがアカ消しして数年以上経つので10年近く前の話だが、当時私がハマったジャンルでAさんは支部で少し暗めの作品を公開していた。明るい作風のジャンルだったので最初は珍しい、こういう解釈をするんだとかそんな風にしか思ってなかった。ちょっと気になってリンクから個人サイトにとんでブログを読んでみると、その作品の物凄い長文の解釈をいくつも投稿していた。それに驚いたが試しに読んでみると面白くて、全部読んだ。確かAさんがインタビューズを始めた時も全部読んだ。すごく興味深く面白かった。
そう面白いのだ、文が。私なんかじゃ到底考えられない解釈、本編のちょっとした会話から微細な心情を読み取り、それを言語化する能力……。全てに圧倒され、彼女は私の神作家になった。
私はAさんが1番好きだという小説や作家を読み始め、好きだというゲームも世代ではないけどプレイした。すごく面白くて、そこの会社の作品は今でも買っている。ついでにいうとそのゲームをリア友に勧めたら、その子の方がハマってその作品の関連会社に就職した。
話をAさんに戻すが、彼女の作品更新ペースはそんなに早くなかった。支部に作品をあげることはあまりなく、新刊を落とすこともあった。だが私はAさんのブログやツイートを読めれば満たされていたので、今思うと彼女の作品が好きというよりも彼女の解釈や考え方が好きだったのだと思う。
こういったようにAさんはツイ廃だが作品更新頻度は低かった+本は成人向けが多かったので当時の私は彼女の本を買えなかった。ただ、当時作品を買えない・見れないながらファンだったので何かしらを手に入れたかった私はイベントでサインをお願いした。サインといっても素人だから…と困っていらしたが恥ずかしそうにひらがなで手帳にPNを書いてもらった。その時、「うれしいです!」と言ってくださったのを今でも覚えている。これが唯一の交流。
Aさんは私が彼女と(一方的に)出会ってから8年間、1度空白の期間があったもののジャンル移動をしなかった。かくいう私はその8年間にジャンル移動をして、Aさんのいるジャンルの同人は見る回数が減っていった。それでも楽しそうにそのジャンルを話すAさんが好きだったのでAさんのツイートは毎日見ていた。私の中でAさんは「好きなジャンルの神作家」から「神作家兼興味深い人」になっていったのだろう。
アカ消しした時には、なんとなくその前のツイートから感じていたがやっぱり寂しかった。ツイ廃のAさんのことだからこっそり戻るかもしれない…と思ってアカ消しから数年経った今でも、Aさんとリアルでよく交流していた方ののフォロー欄を確認することがある。みつからないけど。
こうして文章化してみると8年ネトストの異様さと共に、Aさんを起因として思い出が沢山あることに気付く。色々あったな。
あまり説得力はないかもしれないが、良心の呵責は感じているので、たとえAさんの個人的な情報を感じ取ってしまっても検索したりだとかは一切していないし、彼女の本当の個人情報は本当に何も知らないことを明記しておく。
ただ最後に知って欲しいのは、私のような赤の他人に粘着するような人間がいるということと、8年間毎日ツイートを見るとそれだけで個人情報が結構わかるということだ。知ろうとしなくても検索しなくても、なんとなくわかる。
多分だけどAさんの下の名前、実家のある県とざっくりとした市町村。Aさんがおそらく住んでいた場所は私も縁のある場所だったのでなんとなく絞れてしまった。Aさんはとあるイベントがある時に「会場が近いので嬉しい」といったツイートとそれに関連する話をした。それだけで普段利用する沿線はわかるし、普段のツイートから更に活動範囲は絞れてしまう。本当に気をつけて欲しい。市町村が3つくらいに絞れた状態で「近くに交番、病院、学校、宗教施設などがある」といった情報を何気なく、普段のツイートでするとさらに住んでいるところが絞れるだろう。実際にやってみたことはもちろんないが、Aさんはツイ廃だったこともあり、普段のツイートからこういった情報は感じられた。
本人にとっては何気ない日常ツイートかもしれないが、塵も積もれば山となるし、世の中にはネトストがいるので気をつけて欲しい。
最後は怖い話になったかもしれないが、私にとってAさんは影響を与えてくれた思い出の人だ。実際に顔を見た事はイベントの数回しかない。でも彼女の数少ない当時買えた全年齢向け同人誌とサインは今でも宝物だし、沢山の言葉を覚えている。
今でもAさんが戻ってくるんじゃないかと考えてしまうし、1度元気であることを確認したいと思っていたが、この同人女性の漫画を読んで彼女を探すのはもうやめにしようと思った。それがこの長ったらしいエントリーを書いた理由だ。なぜかわからないけど、Aさんはもう私の中で思い出なのだな、とハッキリ感じたのが大きいかもしれない。ありがとう。
あまり身体が強くないようだったが、今元気でいるだろうか。彼女の存在がルーティンから外れて数年たつがやはり時々思い出す。
こうしてAさんは私の中で思い出になっていっているが、もしAさんがアカ消しをしていなかったら私は今でもAさんのネトストだっただろうな……とも思う。