2020-07-31

誰か僕を殺してくれないか

4か月以上前に別れを告げられた元カノのことで気持ち悪さがずっと残っている

自分(20代後半男)

彼女(当時20歳)

2017年春、彼女高校3年生になったばかりのころにTwitter経由で友達になる

彼女お絵かき趣味ツイキャス作業配信をしていたので頻繁に訪れてコメントしてた

他に常連と呼ぶようなリスナーもいなく、大半は彼女が喋りながら作業するのに僕がコメントをするだけの日々

その時に彼女高校3年生であること、自分と同じ県に住んでいることを初めて知った

夏になり仕事の都合により俺がTwitterで浮上できなかったりする中で、彼女はふとした理由からTwitterをやめてしまい連絡が取れなくなる

2018年夏、色々あった彼女Twitterに戻ってきて再度やり取りするようになった。彼女専門学校へ進学していた

そこから再び友達としての付き合いが始まり学校文化祭同人誌を売るということでその年の秋にリアルで初対面

正直これまでのやり取りとかで彼女のことを好きになっていた自分がいたが、相手未成年だという考えで想いを伝えないでいた

そして更に翌2019年、夏がやってきて彼女も長期休暇

僕は在宅勤務で日中から暇というか通話しながらでも進められるような仕事なので二人で作業通話をするようになった

作業通話ってのは建前で、一緒にアマプラ映画を見たりしてなんというか友達以上恋人未満、ってのはこんな感じなのかなァと感じていた

「もし付き合ってる相手かいるんだったら申し訳ないし、こういう通話は程々にしない?」

「付き合ってる人はいないですよ?」

こんな会話もした。正直一度会った時に素朴ながら可愛らしい外見をしていてモテるだろうと思っていたので予想外だった

そしてホッとした。裏で彼女のことをコッソリ狙ってる同級生男子かいっぱいいただろうに

更にこの夏、彼女20歳を迎えた

はい告白しようか悩んでいた

夏休みが終わっても作業通話は頻繁に行われていた

作業通話、そんな建前で二人とも会話がしたかっただけなのかもしれない

お酒を飲んだのは20歳誕生日以来、という彼女通話越しでお酒を飲みながら会話したりと楽しく過ごしていた

そして11月、僕たちの関係に転機が訪れた

ある作業通話の際に「今まで黙っていたことがあります」と彼女に告げられた

要点だけ書くと

・実は2019年の春に男性から交際をもちかけられて付き合っている

相手学校先生。50代非常勤講師内縁の妻がいる

日常に刺激とトキメキが欲しくてOKしてしまった

・春から彼と肉体関係を持っている

まぁ、ショックだった

彼氏いませんなんて話を鵜呑みにして僕は彼女に散々アピールしていたのだから

そして自分ルールとはいえ彼女が成人するのを待とうと思って想いを告げずにいたのに、あろうことか学校先生未成年だった彼女に手を出していたなんて

しか内縁の妻がいるので彼女に対して将来を誓うようなつもりもない、そんな男相手にだ

「他にいい男がいたら、そっちに行きなよ」

そんなセリフを常日頃彼女に聞かせていたらしい。僕はその先生だけでなく、世の中の教師という存在が一気に嫌いになった

自分が課したルールで何もかもが手遅れになったことを知った僕は彼女に今の関係を終わりにしようと告げた

しか彼女から帰ってきた答えは「終わりにしたくない」そんな一言だった

「どうせ卒業したら先生との関係は終わりになってしまう。だから貴方から私に告白してほしい。恋人として関係を続けたい」

涙ながらに彼女から訴えられた僕は、「今までずっと好きでした。僕と付き合ってください」と告白してしまった

そしてここで問題が発生する

彼女交際関係にある先生のことだ

から忙しいを理由に頻繁に会ったりはせず、自分の都合のいい時にデートに連れて行くような人らしい

更に年に数回体調を大きく崩す人であり、恋人が出来たと告げたらショックで体調を崩すのではないか彼女はそれを懸念していつ告げようか悩んでいた

僕は悩んだ末、彼女に「今すぐでなくてもいいよ。待ってるから」そう言った

それからは晴れて恋人同士ということで仲をゆっくりと進展させていった

一緒に買い物に行ったり、ご飯を食べたり、映画を見に行ったり

恥ずかしくて最初の頃は手を繋ぐのを苦手としていた彼女が、自分から僕の手を握ってくれた日はとても嬉しかった

歪な形ながらも3年越しの片思いがようやく実ったのだ

僕は毎日がとても楽しくてたまらなかった

年が明けた

そして僕の大好きだった祖母が死んだ

僕は葬儀関係実家に帰った

実家に帰っている間も彼女は僕を心配して電話してくれた

そして葬儀から帰ってきた僕は彼女自分トラウマを打ち明けた

これまで断片的に伝えていた出来事

まりこういった場でも書きにくい僕の根っこにある弱い部分だ

母親と弟が自分のせいで死んでしまった、ということなのだけど

20年以上自分を苦しめてきて、何度も死んでしまいたいと思わせてきた弱みだ

彼女は「貴方のせいじゃないよ。大丈夫」と言ってくれた

これを読んでくれてるあなたに伝わるかわからないが、人生で最も僕を救ってくれた一言で、この子と巡り合えてよかったなと心から思った

2月ちょっとずつ仲を深めていった僕たちの関係が急速に進展した

言葉にすると野暮だが、肉体関係を持つようになった

彼女は前述の先生とのことで性行為に対して少しトラウマに近いものを抱えていた

先生からゴムがあるとイケない」と言われ生でセックスしたことが原因で、その話を聞かされていた僕は慎重になっていた

でも彼女のことが好きだからセックスしたいのは仕方ない

「怖かったりしたら、断っていいから。でも僕はキミを抱きたい」そう彼女に伝え、彼女からOKサインがでた

彼女とようやく一線を越えた僕だが、色々と問題が浮上する

2月というのは僕にとって1年を通じて最もつらい時期で、どうしても母親の命日が近づくと苦しくて仕方なくなるのだ

貴方のせいじゃない」そう言ってくれた彼女に気分が沈んでることで心配をかけてしまった

この頃にはもうコロナ流行っていて、どこに行くにもマスクが欠かせない時期だったのに彼女休みを利用したり学校帰りに僕とデートをしてくれた

そして僕は彼女に慰められるように何度も身体を重ねた

気分が沈むのは、母親の命日だけじゃない、もっと他に理由があると気が付きながらも

3月、ついに僕は限界を迎えてしまった

「いつになったら彼女先生に別れを告げてくれるのだろう」

まだ彼女先生に対して付き合っている人がいることを告げていなかった

忙しくて夏以降一度も会ってないとは言っていたけども、僕はそれが真実なのかわからない

思い返すと、顔も名前も知らない先生に振り回された恋愛だった

デートに誘うと「そこはやめた方がいいと思うよ。先生と行ったことあるから…」

先生は悩みを抱え込む人だから、別れてから相談役として支えてあげたい」

「ごめんなさい。私が先生に思う好きと貴方に思う好きは別のものから貴方を一番好きにできない。順位けができない」

2月彼女と何度も身体を重ねたのも

先生ホテル行った回数が自分より多いのがなんだか嫌だ」

「君が今、身体を許す相手は僕だけなんだという実感が欲しい」

そんな歪な理由だった

顔も名前も知らぬ、彼女にとって今も大切な存在であるおじさんに負けたくないと空回りばかりしていた

眠れぬ日々が続いた

本当は都合のいい相手としてキープされてるだけなんじゃないかって、そんな考えばかりが頭をグルグルとよぎる

次第に体調を崩し始めた。不眠と食欲不振、そして胃の痛みばかりが続く

僕は彼女に思っていたことを打ち明けた

「もう待ってるのは辛い。先生にハッキリと話をしてくれないか

『待ってるからあの日そう言ったのは自分だったのに、僕は約束反故にしてしまった

一日かけて彼女から先生へと別れを告げたという内容のLINEがきた

いつもの彼女文体とは異なる、事務的な文面

まるで親から叱られた子供がしぶしぶと宿題をこなしたような、そんな不服さを文面から受け取ってしまった

しんどいので1~2週間放っておいてください』

望まぬ形で別れを告げさせられ、気持ちの整理がつかないであろう彼女からそう送られてきた

そして1週間もせずに僕は別れを告げられた

今もどこで道を誤ってしまったのか、正直そう考えてしま自分がいる

別れてから僕は自分を見失い、とても彼女を傷つけるようなことをしたし、カフェイン錠剤で自殺を図り失敗した

振られたぐらいで死のうとするなよ、そう思う人がいるかもしれない

ただ、20数年抱えていたトラウマを受け止めてくれた相手から突然見捨てられてしまったのだ

彼女によって心の隙間に流し込まれセメントを、すべて取り除かれ、元あった穴より広がってしまったような気分だ

僕が彼女に対して甘え過ぎていたのかもしれない

2月以降、彼女に対して抱いてたのは本当に愛情だったのか

自分を救ってくれたと思った相手に対する依存だったのか

今も答えが出ないでいる

そして僕は今日も心の傷跡を掻きむしっている

から、誰か僕を殺してくれないか

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