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はてなキーワード: 劇場とは

2013-08-15

風立ちぬ感想を言いたい

人に誘われて風立ちぬを見た。

宮崎映画子供のころはよく見たけど最近はあんまり見てなくて、金曜ロードショーも飛び飛び、劇場で見たのは千と千尋くらいで、

全般的になんとなくストーリーはわかるけど思い入れは無いって感じ。

周りの感想はみんな褒めてて、いい映画だってうから知り合いに好きじゃないとか言えない。

つーかそもそも否定意見も前記のとおり宮崎映画に詳しくないから語るほどのあれがない。

っていうか単にこじらせてるだけの逆張りなんじゃないかって気もする。

から増田で書く。

最初感想漠然とずるいっ思った。あとこれを好きになれない自分はだめだって思った。

ぼやーっとしててなんでそう思ったか最初よくわかんなかった。

まず見てる時に嫌だったのが主人公天才を感じなかったこと。

庵野の声のせいなのか、そういう演出なのかどうかは知らないけど堀越二郎という人間普通の人にしか見えない。

にもかかわらず主人公は周りの人に褒められる、惚れられる、トントン拍子で話が進んでいく。

マイナスの描写を一切されないで、ひたすらプラスの描写しかしない。っていうか演出としてわざとマイナスなことを書かないようにしてるのが見える。

たとえば初めて自分で作った飛行機が落ちるという唯一の挫折シーンでも、

飛行機がうまく飛びました!→気がつくと避暑地に→飛行機が落ちた回想

っていう風に、一番いいところで落とすとショックが大きいからワンクッションおいて描写してる。

このシーンで、あ、この映画戦争の汚いところも、技術者としての苦悩も書かない気だなって思った。

いや、それはそれでいいんだけど、でも堀越二郎という人間が凡人にしか見えないから、二郎をほめるシーンがすべて白々しく見える。

凡人だったら辿るはずの汚い道を全部見ないで、美しいものだけ見て、やりたい事やって、それは天才だけに許された特権だろ。お前凡人なのになんで天才扱いでそれやってんだよ。

ずるいずるいずるい。

どのシーン、どのキャラみても悪いシーンがない。

ヒロイン二郎さんもっと長く一緒にいるために私孤独サナトリウムにも耐えるわ!サナトリウムに行って、

何十分か後にやっぱり飽きて戻ってきて、いちゃいちゃしだしてもなんか良いことに書かれてる。

周りに反対もされるけど結局みんな認めて、でもやっぱヒロイン死ぬけどなんか素敵なことしてる風な扱い。

友人も嫌なとこがまるでなくて、ほんとに良いやつとしか描写されない。ホモっぽいくらい良いやつ。

上司も一瞬嫌なやつに描くけど結局二郎を褒める以外のことをしない。

自主研究会のシーンなんかではわざわざ褒めるシーンを入れる。

ストーリー一貫性なんか気にしないでとにかく、ひたすらだけ素敵だけが書かれていく。

んでふと気がついた。あ、これは単なる萌えアニメとかの類なのか。

イタリアドイツ日本飛行機だぜー全部個性があって違うんだぜ?最高だぜ?かっこいいだぜ?そいつの極めつけがゼロ戦だぜ。やっぱゼロ戦かっこいいぜ。

ヒロイン外国文学をたしなむお嬢様で、若いころに運命的な出会いをした仲で、美人で病弱で、しか結婚初夜自分から誘ってくるんだぜ?ひゅー。

っていうだけの映画だと思えばいいんだってことに気がつく。

あぁ、なんだ、僕が勝手にこじらせて切れてるだけか。サブカル気取ってるから素直に良いっていえないのか。

ポルノ映画見てこの映画には哲学がないって切れてるがごとし。

そらみんな面白かったって言うよね。娯楽映画だもんね。娯楽映画面白いって言うのは当たり前じゃないか

娯楽映画を娯楽映画として見てない僕が悪い感想を言えば言うほど惨めな気分になる。

偉そうに批評するより、面白かったーって言って映画館を出てったDQN風のにーちゃんねーちゃんのが偉いよ。

2013-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20130723110541

映画は月一回くらいの頻度で話題作を劇場に見に行く感じですか?

2013-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20130717210124

あ、そう?

ジブリの新作のテーマソングから、もうみんな聴いてるかと思った。

ポニョ劇場公開の1年前から曲を発表して流しまくってたけど、今回はそこまででもないのかー。

2013-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20130706001701

たかだか漫画に何を求めてるんだか

文句いうんだったら自分で納得のいく作品をつくって劇場公開したらいいんじゃないですか

別に耳を澄ませばは好きじゃないし、どうでもいいと思うけど

2013-06-17

「知性」が無い芸人達の持ちネタは「どつき合い漫才

いかにも昭和の芸風なので平成っ子どんびきー

昭和生まれの村人は涼みながら劇場芸人を上階の席から楽しむ

2013-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20130530171836

多数の方々から、『実家開業医医者AKB48に入れずアイドルになれないのは、(それを自ら選択しているのだから自己責任。そもそもAKB枕営業で忙しく勉強なんてできないか比較にもならない』という趣旨コメントをいただいた。

一部はその通りだ。

でも、「実家開業医医者が選らんだ医者という仕事は、本当に心底望んでいることなのか?」という事が、自分のなかでは大きな議題のひとつだった。

もちろん、実家開業医学生職業選択肢は、AKB48の強いられた枕営業先とは比べようもなく多いだろう。

だけど、親が医者で、先生にも期待されて、選ばざるをえなかったのではないか?という思いが消えない。

からこういう青臭い文章を書いてしまった。そして、そこの部分を表現できなかったから、こんなややこしい話になってしまたかもしれない。

 

 

もううまく表現できる気がしないけれど、自分には、実家開業医医者らもAKB48と同様に、様々なことへの選択の余地はないように感じられている。

自分の近くに、実家開業医を継いで働いている医者が何人もいる。彼らは地位もお金も自由も手に入れて、傍目にも輝いている。

そして自らそれを勝ちとったとハッキリと明言する。

それでも、ふたりきりで飲みに行った帰りや、ふと弱音を見せる瞬間に『本当は自分AKB48に入って、劇場に立ちたかった。でも縁がなかった』と言ったりするのを聞く。

ただのないものねだり?たまたま自分にはなかった選択肢の先を、興味本位で見てみたかっただけだよ、なんて残酷なこと誰が言えるのかな。

選択の自由がある分だけ幸福?これが実家開業医医者の本当の幸福の選択だったのかな。

選択があることの不幸?豊かさの犠牲?頭がぐるぐるしてきた。

AKBになるには容姿が足りなくてオーディションを諦めざるを得ない女の子や、同じように枕営業ができなくて研究生から昇格できない子もいる。

こういうのも選択ができてるっていうの?自分で自ら選んだものだとは到底思えない。

こんな人たちがゴロゴロしてる日本で、まだ寝ぼけた顔で「13歳で初枕営業20歳写真を売られる」なんてこと、どうしたら正気で言えるんだろう?

おまえらは何を救いたいんだよ!?

 

 

・・・それでも医者は年をとっても仕事ができること、枕営業させられるどころか男を選べること、など、そもそもこの両者(実家開業医医者AKB48)を比べること自体が、頭が悪かったように映っただろうと思う。

 

 

職業本質へと、問題は帰結していくと思った。

今の日本職業選択の自由はない、という自分根本的な思いもまた、この問題をややこしく表現させてしまったと思っている。

書くべきではなかったと思うが、折角の匿名サービスなので青臭く吐露してみた。

また頭悪すぎって言われそう。自分でももう、そう思ってる。

2013-05-30

ふと、中学位の頃に幽々白書アンソロ本が本屋一角に置いてあって、

「おっ、ドラクエ四コマ劇場的な何か?」

ファッ!?」(鴉と蔵馬が抱き合ってんよー…やべえよ…やべえよ…)

と衝撃を受けた事を思い出した。あれで道を踏み外した同級生女子も少なからず居たんだろう。

2013-05-21

伝説作画崩壊

あの細田守監督作品であり、キャラクターデザイン作画監督を、すしおキルラキル)、山下高明(おおかみこども)、久保田 誓(新世界より)の3名が務めた伝説劇場作品

ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島



ヤシガニよりも酷い作画崩壊だ!」

などとブログ糾弾した崩壊厨がかつていました

画像ログ

http://dl1.getuploader.com/g/kusosure/201/unko1.jpg

http://dl1.getuploader.com/g/kusosure/202/unko2.jpg

http://dl1.getuploader.com/g/kusosure/203/unko3.jpg



このあまりにもな言い分は、人々をコメント欄へかり立てた

このブログは今でも健在ですが、該当記事は削除されました(その際、これだから作画オタは・・・みたいな捨て台詞的なものを残していました)


あれから8年、作オタの間では今でもたまに語り草になっています


これが「作画崩壊厨」なのだと。


関連

http://anond.hatelabo.jp/20130520105912

http://anond.hatelabo.jp/20130520234923

http://anond.hatelabo.jp/20130521115839

2013-05-20

アニメ業界の話(メモ

先日の飲みで聞いた話のチラ裏

アニメ業界で働く末端の人たちの会話だったので、

正確性はわかりません

国内に撒くより海外に撒いた方がマシって事の方が多いという話

 今ならクオリティも大して変わらないという話

 納期は守るし金額は安いしで海外に撒いた方が楽らしい

 最近は現地に日本語出来る担当いるからその辺もあまり問題じゃないらしい

 ただEDテロップの見栄え的な意味で多様は出来ないんで難しいとの事

作監がクッソ忙しいという話

 作画崩壊厨が増えたから、

 作画監督しわ寄せが来てるらしい

 キャラ似せさえ出来れば、あとはなんでもいいよ!との事

アニメーター女性率が増えているという話

 女性が増えてるらしい

 あと役職につく女性殆ど結婚できない(できていない?)らしい

・「名前を呼んではいけない人」という扱いの監督がいるらしい

 某所を抜けた天才監督は元の会社では「名前を呼んではいけない人」扱いになっているらしい

 でも最近、元いた会社系列会社に戻ってるとの事

・(パチ・スロ)>劇場TV

 金払い的な意味

 パチ・スロのアニメは美味しいらしいですね

以上メモ

5/20 19:30追記

メンバーを書いておくと

大手から弱小までのアニメーター原画あたり)と制作進行と(アニメ業界外の)自分でした

もっとかいスケジュールがカツカツだとか具体的な単価がどうのの話もしてたんですけど

自分がさっぱり理解できない話だったんで割愛しました

2013-04-12

キモい俺の恋愛の話をする

あー、俺、恋しちゃったわー。

恋愛ってさぁ、計画的に始まらないっていうかさぁ、劇場的っていうかさぁ。

気付いたら恋に落ちてたとか言うじゃないですか。

へぇ、そうなんすか。俺のこれから人生にはそんな御縁はありそうにないですねぇ。

とか思ってたんですよ。しれっと。

だってさぁ、街ゆくキレイなお姉さんは俺みたいな下等生物は視界に入ってないでしょ?

多分、水晶体くらいのレベルフィルタリングされてると思うから、こっちは安心できるんですよ。

それがさ、ズキューンと来ちゃったわけですよ。

最後恋愛してたのが学生時代それから10年経ってて、そんな感触忘れてた。

一目惚れではない。

相手はフツーって感じの人。コレがダメなのよ。

めちゃくちゃキレイで、これは俺とカースト違いますわって思えればよかった。

あるいは薬指に指輪でもしててくれればよかったんだけどなぁ…。

一緒に仕事してさ、プレッシャーで押し潰れそうになってさ、たまに二人きりになったりしてさ、

狭い部屋で隣同士になったりさ、敬語だったのがだんだんタメ語になったりさ、

そんなのズルいよ。吊り橋効果だよ。

メンタルボロボロの時に女の子なんて見た日にゃ、可愛さ5割増し。綺麗さ5割増しだもの

こっちはそういう所見せたくないから頑張るんだけど、

結局失敗してさぁ、めちゃくちゃカッコ悪い所見せたりしてさぁ

私生活での女性とのからみって言ったら、レジのお姉さんとの薄いやりとりだけだもの。ズリーわ。

そしてこっからがまたキモいんだけど、相手が自分のこと好きだったらどうしようかみたいな想像ものすごい勢いで広がっていくわけ。

その女の子プラス何人かで飲み行ってさ、俺も酔うわけ、その女の子も酔うわけ。

それでさぁ、その女の子、ガードがゆるいわけ。恋愛慣れしてなさそうな感じって言うの?プライベートなこととかもさぁ、酒の勢いで言っちゃうしさぁ。

それからお開きになってさぁ、なぜかずっとその女の子からメールを待っててさぁ、

メールで告られたらどうしようかな。困るな。同じ職場なのにとか思ったりしてさぁ。

キモいよな。こっちが好きなだけなのに。

そんなこと思ってたらさぁ、次の日とかさぁ、ちょっと言い争いとかなっちゃってさぁ、

ものっすごく凹んだりしてさぁ。

あー、今の自分生活、何も楽しいことないなぁ。趣味もないし。

恋愛ってさぁ、楽しいからやるんだからさぁ、趣味もない楽しくない男なんかと付き合う女なんかいないよなぁ

とか勝手に諦めててキモいと思うし、もうおっさんなのにこんな中二みたいなのがまたキモいわ。

っていうかこんなガラスメンタル仕事やっていけるの?っていう。生きていけるの?っていうことだわ。

こんなんじゃ結婚なんて夢のまた夢だなぁ。想像ではしちゃってるけど

家に帰って仕事のグチを言う俺と慰めてくれる女の子

彼女愛情を根拠に自信を取り返し、仕事もうまくって想像を。

あー、つくづくキモイわぁ。

しかもそういう自分を完全に嫌いになれない自分がまたキモいわぁ

2013-04-11

底辺から這い上がる『ゲーム実況』の10と1つの覚書

初めに

このエントリは、ニコニコ動画で大変な人気ジャンルであるゲーム実況を実際にやってみて思ったことや、

自分の実況プレイ動画と他の人の実況プレイ動画を見比べてみて思ったことを元にまとめたエントリです。

ゲーム実況の是非」などの議論が目的ではなく、いざするとなったら何をするべきか、

何をしないべきか気づいたことをざっとまとめただけのものであり、私が気づいていないだけで

もっと極意のようなものがあったりするのかもしれませんが、「すぐに出来る」ことをまとめてみました。

匿名投稿にさせて頂いたのは、

こういうエントリを書くにあたってやれ売名だのやれお前程度が言うなという内容と関係ない部分にだけ

言及されるていくのをを防ぐ目的ですので、どうかご了承ください。

以下のまとめは

・実況プレイ歴:友人に誘われて一緒にプレイした動画数本程度+マインクラフト実況動画

・メインはマインクラフト実況動画最初100再生以下から現在再生数は平均して5000程度

程度の動画投稿してきて気づいたことに基づいており、半分は私的な覚書です。

(とにかく、「4桁の人に見てもらう」のが目標だとお考えください。それ以下が底辺だとかそういう話ではありません)


再生数を伸ばすコツ」について言及すると「再生数目当ては邪悪、不純」というような意見が必ず出ますが、

やる以上多くの人に見てもらってコメントしてもらった方が面白いのは当然のことだと思います

ここをごまかして「再生別に伸びなくていいし・・・」と腐っているよりかは、投稿動画が何にせよ

再生数をガツガツ稼ぐ目標を持ったほうが動画制作するモチベーションも保ちやすいとおもいますし、

こうした情報を交換し合うことははるか有益だと思いましたので今回このエントリを書かせて頂きました。

1,企画段階での明確な目標

ただゲームプレイするだけの実況動画は数えきれないほど多くの人がアップロードしています

それこそ発売日に真っ先に動画アップロードするような速度でもなければまず先を越されていると考えた方が良いでしょう。

例えば先発の誰かが「(ゲーム名) 実況プレイ」というような動画アップロードしていた場合

から自分が同じゲームの実況プレイアップロードしても、

自分ネームバリューや固定ファンが居なければ先発の誰かを追い越すのは非常に難しくなります

基本的には先行性=パワーです。

ここででてくるのが、実況内容に個性をもたせることです。

例えば、仲の良い友人どうしで普段実況プレイをしているならばそこをウリに持ってくる、

あるいは一人ならばゲームプレイ部分に変化を持ってきて最高難易度をプレイする、または特定のキャラのみでクリア

装備を縛ってクリア目標にするなど、とにかく「他の動画との違い」は大きなアドバンテージになります

上述した、私も実況プレイ動画うpしているマインクラフトなどでは特に目標の無いプレイ動画は溢れかえっていますし、

「街を作る」という目標での実況プレイ動画も全て目を通すことが困難な程に存在しています

ここで今から同じような実況動画うpしても見てもらえるかどうかはなかなか怪しいですので、

こうした大体同じ事をするゲームであってもプレイ目標で大きく差別化を図っていくといいでしょう。

余談になりますが、ことマインクラフト動画においては「街を作る!」と言って普通にサバイバルプレイを開始し、

資材を集める動画を数パート建物を一つ二つ作って頓挫というパターンが非常に多く

これに対する期待値は相当に低く見積もったほうがよさそうです。

また、序盤の準備期間などは皆同じ流れになりますので、ザクッと大胆にカットしたりクリエイティブを使う、

ある程度街の概形ができてから動画投稿するなどの手段を講じたほうが見てもらいやすくなるように感じます

(ここでは例としてマインクラフトを出しましたが、他のゲームでも同様にぐだぐだと「普通の」プレイは良くないですね)

2:ひと目でわかるタイトルサムネ

動画タイトルを読んだ時に、短く簡潔で、ひと目でそれとわかるタイトル理想です。

「(ゲーム名)実況プレイ」などは同じようなものが無数にありますので良くないネーミングと言えるでしょう。

ここで有効なのがうえにある「企画をきちんと練る」であり、企画が存在していればそのまま動画

タイトルに持ってくることもできますし、きちんとしたタイトルを決められるようになります

凝ったタイトルをつけてみるのもいいかもしれませんが、できるだけサムネタイトルの組み合わせで

どのような動画かをわかるようにしてみた方がいいかと思います


また、タイトルには絶対にネガティブ・ワードは使わない方が良いです。

動画タイトル予防線を張って言い訳しても仕方がありませんし、タイトルだけでクリックを躊躇させます


後ろ向きに言い訳全開のタイトルをつけて動画のつまらなさをアピールしてはいけません。

例えばですが、お店に並んでいるパンで「おいしくないパン」と書いてあったら手に取りませんよね?

ここでいうネガティブ・ワードは「ぐだぐだ(gdgd)」などのド直球の他に、

「平凡」「普通」などの他の多くの動画と同じであることを過剰アピールするようなものも含みます


※「初心者」「へたれ」というワードもこれに近いのですが、トライ&エラーを上手く料理出来る場合に限り

 試行錯誤を楽しんでもらうという目的で使うことができますので、場合によります


サムネイル設定もただ適当動画の中から生成したものではなく、インパクトを与える物を設定しましょう。

絵を描いたり、何かめぼしい素材がある場合はそのイラストなどを動画に挿入しておき、そこをサムネにすると良いです。

(ニコニコ静画にあるイラストフリー素材と思って使えとか言ってるんじゃないですよ!)

タイトルロゴがある場合タイトルロゴ有効です。

3:はきはきとした喋り方

別にイケボじゃなくても、かわいい声じゃなくてもそれなりに聞いてもらえる方法として一番重要なのが、「喋り方」です。

喋り方と言われても、ピンと来ないかもしれませんが、以下の2つを想像してみてください。

A「あー・・・木を切ります・・・この原木を切るのにね・・・えー・・・MOD・・・

B「はい、木を切っていきます原木切るのにMODを入れてあります・・・

ちょっとまりにも作為的誇張が過ぎますが、明らかにBの方がテンポの良い喋り方に聞こえるかと思います

一人実況でかなりやってしまいがちなのですが、「あー」とか「うー」とか「えー」とかが多く、

しゃべっている内容もボソボソとして聞き取りづらい、話のヤマもオチもどこかわからないということがよくあります

(実際、私がはじめの頃に投稿した動画でもコレがひどく聞けたものではないです)

・多少無理してでもテンションを上げる

・これから何をするかを明確にする

・声を張る

これらを可能な限りやってみると、多少は聞き取りやすくなり、見ている人にも伝わりやすコメントしてもらえます

実を言うと私も声にコンプレックスがかなりあり、あまり大きな声を出すのが得意ではなくついボソボソと

話す癖がついてしまっていたのですが、実況動画収録中には別の人格がしゃべっているとでも思って

とにかく自信を持って、聞き取りやすいように喋ると話しやすくなります

声を張って収録ができない場合は、カラオケボックスなどのいくらでも声を張って良い環境ノートPCごと持ち込んで収録したりする手もあります

また、「何を話していいかからなくてついあーとかうーとか言ってしまう」という場合は、

事前に実況動画である程度「何を話していくか」というプロットメモ書きしてから収録するといいです。

こうしたメモ書きを容易することが実況動画概念に反するというご意見もあるかもしれませんが、

「実況動画中に適当に話せる」人は頭の中でこの組立ができているというだけなので

できないなら存分にメモを使って書いていくといいと思います

「あー」「うー」は大体どこのゲームでもゾンビくんのセリフですので、自分が言う必要はありません!

気をつけてはきはきしゃべるようにするだけで、かなり聴きやすくなります

4:マイクノイズ改善する


実況動画を見ていて気になる要素として多いのが、声をマイクで録音する際に入ってしまっているノイズ

しゃべっている間もそうでない間もずっと「ジー・・・」「ザー・・・」というような低いノイズ音がかなりの音量で

聞こえてしまっている場合がかなり見受けられます

しゃべっている方は気にならないかもしれませんが、この音がずっと入っていると不必要

視聴者の耳を疲れさせてしまう他、よりボソボソした喋りに聞こえてしまってダブルパンチになってしまます

これはある程度はマイクで録音したときに絶対に入ってしまものです。

から除去することもできますが、2で挙げたように「ぼそぼそ、小声で」しゃべっていると

除去が非常に難しくなりますので、できるだけ声を張ってはきはきとしゃべるようにしたほうがここでもお得です。

一応、マイクノイズフィルターをかけることで除去してくれるソフトもありますが、これにより

声の成分もカットされ、なんだか聞きづらい声になってしまうこともありますので、最終手段と考えてください。

まずは、

クリアに録音できるマイクを使う

マイクと口(自分)の距離を適正にする

サウンドカードを使う

などの手段により大幅に軽減できます

マイクはそれほど高級品である必要はありませんが、マイクと口の距離は遠すぎず近すぎずの推奨距離を保ちましょう。

遠すぎると室内のノイズを拾い、上のような音が入る他、近すぎても声の感じが変わってしまったり、

やや大きな声を出したとき割れしまったりしますので加減が必要です。

ヘッドセットタイプマイクを使用する場合は、マイクを口の前に持ってこないことも重要です。

デフォルトでこの位置に来る製品が非常に多く設計からしておかしいという場合があるのですが・・・

口の前に持ってくると、息(鼻息)でグオーッという音が入っていて恥ずかしかったり、

リップノイズなどが入って聞きづらくなってしまます。口の前ではなく、頬の横ぐらいの位置に

マイク部が来るようにしておくとこれらのノイズを拾いにくくなります

また、ウインドスクリーン(スポンジなどでできた丸いやつ)をマイクの先端部につけることでも

こうしたノイズを軽減してくれます。ついていない場合はティッシュを丸めセロテープで止めたり、

ストッキングの切れ端などを巻き付けることでも効果があります

ノイズ源になるPCクーラーファン(本体)やエアコン扇風機などを

出来るだけ離す、停止させるなどしてノイズ源を減らすのも意外と有効です。

サウンドカードUSBタイプのものが3000円程から買えます)は特に劇的な効果がありますので、

もしお金に余裕がある場合は使ってみると音質を驚くほど改善することができます

5:Aviutl編集しよう!

Aviutlは基本編集習得までに少し時間はかかりますが、無料で使えるうえに大変に多機能

多くの編集が可能になっていますので、是非使っていきたいところです。

編集に慣れたら拡張編集などを使ってスマートな演出もサポートしてくれますので、

最初から最後まで役に立つことうけあいです。

単純な動画を切り貼りする作業からワイプ画面を入れる、早送り&カット

拡大などの演出や文字入れなどもできますのでAviutlを覚えれば間違い無く

「ただ録画した動画を垂れ流している」実況動画とはワンランク変違って見えるでしょう。

「でもツールの使い方を勉強するのとかめんどくさいし・・・」と思うかもしれませんが、

自分でさえも作るのを面倒臭がっている動画を人に見せても楽しんでもらえるかどうか一度考えたほうが良いでしょう。

(ちなみに拡張編集を使えばMADのような動画を作れたり、凝った映像表現もできます

 それについてはここでは触れません。)

編集を終えたら、必ず一度「等速で通しで見る」確認をするのが重要です。

音のバランスや冗長な部分が無いか、見ていて退屈な部分はないかなどを客観的に見ていくことが重要です。

一番確実な手段としては「時間を置く」ことで、一晩寝た後に見なおしてみると

こういう要素がボロボロ見つかるなんてこともよくあります

また、身バレしても問題ない兄弟姉妹友達などがいればこの時点で動画を見てもらって

率直な意見を言ってもらうと大変参考になります

エンコードアップロード時のコツなどについてはここで書いていると別のエントリ

一つできてしまますので、これも残念ながらここでは触れません。

6:声とゲーム音のバランス

声と同じく重要なのがゲーム音量とのバランスです。

まりにもどちらか片方が大きいor小さいと聞きづらくなるので、

一度自分で聞いてみて判断してください・・・というと簡単に聞こえます環境差が大きいです。

今のところ「ちょうどいい」と言われた音量の目安としては、windows標準の音量調整ボタンを眺めてみて

「グレーのバーが大きな音が出た時に振り切らない」程度がちょうどいいみたいです。

まり音が大きすぎると音割れを起こしてしまますので、少し余裕を持たせておくといいでしょう。

また、BGMが基本的に入っていないゲームBGM選曲する場合自分で当てることになります

このBGMの音量もきちんと声やゲームの音声と一度合わせてみて調整しましょう。

これも、から通して見なおせば一発でわかることです。

明らかにバランスおかし動画投稿していると、「あ、こいつ適当にやってるな」と思われてしまます

7:BGMのチョイス


BGM自分でチョイスする場合重要なのが、「あまり趣味に走り過ぎない」ことです。

以前とある動画槍玉に上がって議論を呼んだのは「ボカロ曲」や「東方アレンジ」なんかでしたが、

コレにかぎらず過剰に趣味に走ったBGMを状況に関係なく流すのが演出としてあまりよくありません。

極端な例になりますが、私はデスメタルが好きなので常時デスメタルを流します!というふうに決定し、

アイテムを採取しながらデスメタル爆音で流れていたりしたら違和感しかないのはご理解いただけるでしょう。

同じくデスメタルが好きでしょうがない人は「ああ、この曲良いよな!」となるかもしれませんが、

そうでない人たちからするとこれは全く理解不能の状況です。

そして、そうでない人の方が多いと想定しておきましょう

音楽の好みは人によってバッラバラです。

そして、音楽はそのシーンの雰囲気を大幅に左右しま

例えば同じ場所を歩いている映像でもほのぼのBGMを流すのと壮大なBGMを流す、あるいは緊迫したBGMを流すので

全く違う目的で歩いているように見えるようなこともあるという程にBGMには空気を支配する力があります

このBGMを例えば好きなジャンルの曲だけで固めていると、常に同じ空気に見えてしまい、展開に緩急がつけづらくなります


自分が好きだから垂れ流す、ではなく、ある程度はその中でもTPOにあった曲をチョイスしていくこと重要です。

とにかくじゃんじゃん引き出しを増やしていきましょう。

8:本当にそのOPと注意書きは必要か?

私も最初これをやっていてはっきりとコメントで「長い」と言われてしまいましたが、

「1分を超えるOP映像」はまず本当に必要なのかしっかりと考えるべきです。

アニメOPは40秒~100秒程度のものが多いですが、これはあくまで30分アニメOPです。

自分動画は何分あるでしょうか?10分のうち1分がOPで実に内容の1/10OPに割いてしまっていないでしょうか?

そしてそのOP適当ゲーム内で撮影した映像を切り貼りして曲に載せただけではないでしょうか?

どうしてもOPを作りたいという気持ちは分かります、大いにわかます

ですが、1分以上の映像は間違いなく長いです。サビ部分などだけを編集して抜き出してきて、

10秒~30秒程度で終るOP映像を作ったほうが「OPで飽きる」人を減らすことができます

更に必要かどうかよく考えないといけないのは、無音で画面に注意書きが出てからOPで結局

本編が始まるまで2分オーバー・・・なんてパターンです。そもそも、その注意書きは必要ですか?

別のスペースが必要な注意書きなのですか?OP中に表示してはいけないのですか?よく考えたいところです。

動画ゲーム機ではりませんから起動ロゴめいたものかいちいちいらないと思います

見ている人の時間無限ではないですからね。

9:カット&早送りはどんどん使え!

ひたすら同じ作業をしている最中や移動中などは基本的にどんどんカットして構わないでしょう。

新しいマップ探検しに行くときなどはもちろんこれがメインですが、例えば街Aから街Bまで行くのを

毎回フルタイムで見せるよりは、街Aを出たところで「街Bまでカット」とはっきり言って、

街Bについたところから映像を再開したほうが「動画としては」スムーズです。

(「プレイ動画」としてはどうなのかは微妙なところですが)

個人的に他の方の実況プレイ動画を見ていてこれはいい、パクろうと思った手法としては

・移動中にフルボイスの会話イベントの録画をワイプで流し、なぜ今移動しているかを聴かせる

・移動中や採取中などの作業中にコメント返しなどを行う

があります

早送りはひたすら反復作業をしているところを写して若干の面白さを見せると良いですが、

主観視点ゲームでは、早送りをすると見ている人が酔ってしまうおそれもありますのでカットと使い分けます

例えばマインクラフトでは視点の動きが少ない整地などは早送りで、視点の動きが激しい建築などはカットが適切です。

木を切る作業も早送りがよく使われますが、そもそもここにあまり面白みがないのでこれも全カットでも構わないでしょう。

また、カットした後、小気味

2013-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20130402210925

その時の私から見たら、彼らが豊作だ豊作だといって騒いでるラインアップはすごいアニメ好きな人たちだけが楽しめる世界でした。

「これが楽しめない奴はアニメ見なくてもいいよ」とでもいいながら内輪でキャッキャウフフしてるみたいなイメージを持ちました。

まるではてな村のような内向きで閉鎖的な雰囲気を感じたのです。

当たり前だろ、萌えアニメ好きな人しか金落とさないんだから

NHKやTV朝日でやってた一般アニメとか、ハウス食品名作劇場とかさ、ガンガン金落としてたらオタ作品なんかキワモノ扱いだったのに

数多あった一般作が金にならなかったから、オタクに媚びた作品しか作れなくなったんだよ。

それ以外は、ジブリとかディズニーとかのお母さんも安心劇場作品だけ。

「ぼくのかんがえたさいこうのアニメ」を作って欲しいなら、業界を支えられるだけのファン層を作れ。


お前がやれ。

2013-03-30

ももクロ惨敗のMステを見て、ナゼAKBに苛つくか考えた

モノノフと名乗るほどハマってはいないけど、ももクロ目的MステSPを見ました。

そんなに頻繁に音楽番組見ないけど、流し見してる時にAKBが歌っているといつもイライラしていました。

なぜ苛つくのだろう?

ももクロライブ映像は入り込んで見ちゃうのに、なぜAKBダメなんだろう?

見る度に漠然と考えていました。

口パクから

でも、ジャニーズの人やPerfumeが歌っているところは、その曲を知らなくても見られます

売上げランキング過去映像なんかを見ながら、AKBの何が嫌なんだろうな〜と考えていて、ひとつの理由が浮かびました。


ワンショットのアップと、カメラ目線での作り笑顔が多すぎる!


ももクロだってジャニーズアイドルだって、歌ってる途中にワンショットで抜かれたら

アイドル笑顔を見せたりします。

でも、メンバーの数が5〜8人だったら1人1回抜かれても、引きの映像とか上からショットとか、

右から左カメラがパンする映像とか、色んな角度から映像を見ることができます

でも、AKBだと人数が多くて映像バリエーションが少ない。

人数が多いからこそ見てて楽しいハズのフォーメーションの変化とかも、アップだらけで全然からない。

ワンショットになると、大抵のメンバーがまっすぐカメラ目線で作り笑顔で歌ってる(フリをしている)。

1人辺りのアップの時間は短くても、視聴者的には何十秒もテレビの向こうからまっすぐ見られるのは、

とても落ち着かない気持ちにさせられます

しかも、絵に描いたようなアイドル笑顔です。

この笑顔が非常に気持ち悪い。

笑顔にも色んな種類があるはずで、

ダイスキ!」「ありがとう」大丈夫だよ」「お疲れ様」で、表情が違ってくると思います

カメラ目線だけど歌詞の内容に合わせて表情を変化させていたのは、

大島優子さんとNMB(?)のショートカットの子と時々まゆゆくらいでした。

酷かったのは柏木由紀さんと松井玲奈さん。

目をパッチリひらいてテンプレのような笑顔

キャプチャ写真として見た時にはかわいらしいけれど、

歌のパフォーマンスとして見た時には、何も伝わってこない。

大島優子さんは、ワンショットになって一瞬カメラ目線になっても、

伏し目がちにしたり、そっとそらしたり。

NMBショートカットの子目線の表情がとても豊かで、魅力的でした。

ももクロも目での表現が上手くって、細かい部分まで指導されているんだろうな、と感じます

柏木さんとか、いつ見ても口パクが下手くそすぎるし、表情も一緒だし、

そういう、曲のコンセプトや歌詞メッセージなどがパフォーマンスから伝わってこないのが

イライラの原因なんだろうな、と思います

きっと、劇場での公演やライブで見たら、彼女達のパフォーマンスもっと見応えがあるのでしょう。

テレビ歌番組で、一人ひとりにたくさんのファンがいるのだから

ワンショットの画は必要不可欠なのだろうと思います

ただもう少し、アピールすることよりも歌を伝えることに重きを置いて欲しいなぁ。

2013-02-28

テレビアニメを前提としている限りアニメハイカルチャーになれないのではないか

日本アニメ文化として足りない点は、オールタイムベストが成立しないことだと思っている。

名作ランクでもキャラクター人気投票でも、ゴールデンの懐かしのアニメ番組はともかくファン投票をしたらここ5年以内の作品が大半を占めると思う。

(人気キャラクターナウシカが一位の可能性はあるけど)

なぜそうなってしまうのか考えると、アニメはたくさん見るのに長すぎる、というのが理由ではないかと思った。

1クールアニメでさえ、一話23分として4時間かかってしまう。

名作とされている、例えば初代ガンダムTV版を見るには43話なので約16時間半(ガンダム劇場版があるけど)。

自分はかつて富野アニメフリークだったのでザンボットとかイデオンとか色々見たけど、ふつうの人はそんなことしない。

それに新作アニメをチェックしていたら旧作を漁る時間なんてないだろう。

そんな、どの作品もやたらと長いアニメというのは、小説で言うとグイン・サーガとかペリー・ローダンに似ている。

熱狂的なファンはいるが、万人に受けないどころか、そのジャンルの愛好者でも相手にしない者は多い。

私は上にも書いたように富野アニメが好きで、

その流れでマクロスメガゾーンぴえろ魔法少女首藤剛志脚本作品など80年代アニメを追ったのだが、

大学アニメーション愛好会に行ったら、アイドル天使ようこそようこと言って誰にも通じなかった。

それは、アニメ愛好家が共通の言語を持たないからだ。

(バルスが通じるのは言語ではない)

文学愛好家なら必ず抑える小説があるし、映画愛好家だって自称するならば押さえたい作品はあるだろう。

はじめにオールタイムベストが成立しないことが問題と書いたが、

アニメの問題は愛好家に、時代を追う、批評家意識がないことだと言い換えても良い。

アニメ オールタイムベスト で検索して出てきた2011年TIME誌掲載ランキングでは、

日本の作品は千と千尋AKIRAパプリカだけだった。

http://www.allcinema.net/prog/news_details.php?NsNum=6003

まあ、劇場長編を前提で考えると、宮崎押井大友今敏、あとは今後細田くらいだろう。

日本アニメがこれまでテレビアニメを前提で来てしまった以上、

旧作を共通言語として認知させるのは難しいことではあるが、

このままではアニメ作品の多くが忘れ去られていくのは間違いなく、それはあまりにも勿体無い。

しかするとその回答がエヴァ新劇場版なのかもしれない。

でも、けっきょく多くのアニメが忘れられていくのをただ見ているのはとてもはがゆいのだ。

2013-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20130220112606

ニッポンの「物語を売れ」のいやらしいところは物凄くマイナス寄りの物語でモノを売ろうとするところ

物語を売れ」で検索して出てきた元記事?っぽいやつでは、

・絶対不可能と言われた完全無農薬肥料栽培のりんごを8年間の極貧生活を乗り越えてつくりました

最初劇場公演からブレイクして、東京ドームコンサートをするまでの苦労・挫折・喜びを「物語」として顧客提供

と、物凄い勢いでマイナスイメージ物語が押しつけられ、そしてその昇華に「広告を受けた消費者による購入」が位置付けられているって構図。

ホントうんざり来るわー。強迫的なんだよね話の持って行き方が。

「これを買うとこんな風に消費者を利しますよ」じゃなくて、「これを買うとこんな風に作り手の苦労が報われます感傷が共有されますよ」だもん。既にベクトルが憧れですらない、同情混じりの共感めざす方向に行ってんだもん。

物語を売れ」とまで言うんだったら物語単体で消費出来るようにしとけ海外面白CM意表を突かれた広告ポスターのたぐいを見習えよ。最低限フリスク目指せや。

2013-02-01

栗原彬「21世紀の「やさしさのゆくえ」」『〈若者現在政治

東京秋葉原という同じ場所で、コミュニケーションヘの過剰適応の同じ沸点から、一方は身体性を破壊し、人間を「削除」する方へ、他方は身体性を回復し、生を励まし合う方へ分岐していくできごとがあった。一方は二〇〇八年六月八日秋葉原路上で起こった二五歳の若者による無差別殺傷事件であり、他方は○五年から秋葉原の専用劇場に拠って活動を開始したAKB48である

若者は一九八二年青森市に生まれた。教育熱心で上昇志向の強い両親の期待に応えて成績優秀な「いい子」に成長した。しかし高校時代から成績が下降し、同級生が多く四年制大学に進学するなかで波は短大自動車整備工の訓練を受けた。卒業後は派遣社員として職を転々とした。自分が「派遣切り」にあうという思い込みで工場づとめをやめ、「勝ち組はみんな死んでしまえ。そしたら、日本には俺しか残らないかあはは」といった荒涼とした書き込みをされて、唯一の居場所を失った感覚も犯行へと彼の背中を押した。

AKB48は、ネットを通して人気が広がり、テレビブレークしたが、更にその先に、ファンと共につくる身体性を伴う共同体が、当初から目指されていた。プロデューサー秋元康デザインに沿って、歌も踊りも人並ていど、可愛さもほどほどの普通女の子一所懸命練習して成長していく姿がファンの目近に可視化されたから、ファンは感動して見守りながら俺もがんばるという一緒意識が生まれた。ファンの身体性を伴う参加感覚は、新曲を歌うメンバーを選出する「総選挙」で投票したり、選出のための「じゃんけん大会」の場に居合わせた力、全国で聞かれた「マラソン握手会」にかけつけることで高められた。「会いに行けるアイドル」の身体性を伴う自己提示と、ファンの側の身体性を伴う参加とが協働して、身内感覚にあふれるローカル共同体が構築されたと言える。

http://www.nihontosho.co.jp/2011/05/post-195.html

2013-01-15

SKE48の卒業メンバー

今年もメンバーが巣立っていく

そう離れていくんじゃない

巣立っていくんだ

小木曽ちゃんのブログを読んでいる最中誤って読んでしまった

『たくさんの支えがあって

いろんな経験をして

今の私がいます

から離れてしまうのは

寂しいです。』http://ameblo.jp/ske48official/entry-11449932492.html

僕は「離れてしまう」を「慣れてしまう」に空目してしまった

そして頭に浮かんでいたのが茹で蛙現象

自分がゆでガエルであるのは棚に上げてはなすが

SKE48はファンがいて応援してくれる

もちろんちやほやしてくれる

その現場握手会

毎週のようにやっていれば慣れてくるだろう

慣れというものをやめるのは難しい

まして仕事ならなおさらだ

そんな中で小木曽ちゃんはもっと視野を広げたいと声を上げ卒業という道を選んだ

すばらしいことだと思う

彼女向上心といい井の中から飛び出た蛙(みたいな声←)になったことは尊敬する

卒業に関して悪くいう人は多分いないだろう

僕個人としてはぐぐたすという彼女たちの日常を知れなくて残念と思う反面

トストなんじゃないかなと自分が怖くなったりしたり(汗

今後彼女たちが芸能界に戻ってくるかどうかはわからない

偏見かもしれないが一般人に戻って普通生活を送っていくのだと思う

もちろん名声を捨てたのだ

でもそれは同時に自由を手に入れたのかもしれない

恋愛をするかもしれない

でもそれは誰もとめられないことだし普通の人なら持つ欲求だ

是非してほしい

(前に南海山ちゃん

「君たちの恋人劇場に来てくれるファンの人たち」

っていう建前をいってたけどそんなのはくそくらえかなって思った)

彼女たちの今後の幸せを願って

#Nowplaying 今日までのことこれからのこと/SKE48

2012-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20121219184842

劇場公演行って握手会に参加したらわかる。

でも篠田小嶋板野ルックスに惹かれるのは典型的一般人から現場空気は合わないかもね。

AKBファンになってきたんだけど、大島優子が人気のある理由がよくわからない。

神7と呼ばれる上位メンバーは、ああこういうのがウケるのかな、ってのはわかるんだけど、大島優子だけはよくわからない。

前田敦子非モテの憧れっぽい地味で不器用女の子だし、篠田マリコや小嶋陽菜板野友美ルックス、柏木由紀田舎女の子っぽいダサさと巨乳ギャップ

渡辺麻友オタク受けするアニメっぽい容姿や声、指原莉乃体当たりヘタレ芸とか、それらしいものは分かるんだけど、大島優子だけは謎い

巨乳からか?と思ったんだけど、小林よしのりが「大島だけは、女としてみている」みたいな濃い発言する魅力ってどこだ?って気になって仕方がない。

巨乳ってだけなら柏木由紀とか、小嶋陽菜結構いい感じの身体してるしね。

youtube公式のシングルPV見ただけなので、劇場公演に秘密があるのか?とか考えてるけど、わからんわ。

PVでは正直、篠田小島の方が「女」オーラがある気がする。

2012-12-03

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2010年1月5日 庵野秀明ゲスト回その1

ナレーション

 

食事をとりながら鈴木庵野雑談

 

ナレーション

 

鈴木:いやあ、きょうはね、教えてもらいたかったんです。というのはね、『バッタ君(町に行く)』の……魅力。

庵野はい。魅力……。

鈴木:僕は正直言います告白します。お話のほうがね、なんでこういうものが作られたのかなって、見てるうちに終わっちゃったか(笑)、そこに気を取られて。アニメーション的にどうのこうのの前に、なんでこんなもの作ったんだろうって。だからきょう教えて欲しかったんです。

庵野:まあアニメーションとして好きっていうことですね。

鈴木アニメーションとして優れていますか。

庵野:そうですね……やっぱりアニメーション技術としてすごいと思いますね。やっぱ当時のアメリカは、ディズニーも、MGMも、ワーナーも、やっぱりすごいなって。

鈴木:どういう技術が優れてたの。だってバッタ君』好きだと思ったんでしょ?

庵野:『バッタ君』は好きですね。

鈴木だってEVA』を作った人が『バッタ君』を好きなんでしょ。これみんな聞いてみたいよね

庵野:画で描いて、動かす……なんていうんですかね、エネルギーみたいなものですかね。日本とはもう桁が違うぐらい当時は差があったと思いますね。1940年代ですもんね。

鈴木:41年。

庵野戦前ですもんね。もしくは戦中ですよね。

鈴木太平洋戦争が始まった年。

庵野戦前、戦中、戦後はもう、やっぱり桁が違うと思いますね。

鈴木:ああ、その時代ね。

庵野:ええ。

鈴木戦争挟んで、10年ぐらい。

庵野日本東映動画ができてからはどんどん追いついていったと思いますけど。技術的な部分とかそういうのも含めて。でもあの時代はやっぱりアメリカ世界一ですよね、アニメーション技術は。その技術集大成ひとつだと思いますね。まったく。まあ話は子供向けなんだか、大人向けなんだか、ちょっと、どっちなんだろうってとこはありますけども。

鈴木:あのー、ロトスコープっていうの、アレ? 人間の部分は。

庵野はい

鈴木:あれは正直言うとびっくりしたね、改めて見て。なんかすんげえなと思って。今のみんなが、いわゆるコンピューターでやることを、ああ昔の技術ではこうやってやったんだなって。で、それがあまりにもリアリティがあって。その対照としての虫たちがああやって描かれるでしょ。だから少しそこに世界が違いすぎるから違和感があって。

庵野:ああ、それはよかったです。

鈴木人間のほうがすごく見えちゃったんですよ、僕は。だから、いきなり虫になると漫画になるじゃない。それが、もっと人間を見たかったなって(笑)。で、それを人間がやってるんだと思うとドキドキしちゃって。脚だけしか出てこないのに。でもそれが凄かったから。やっぱり機械じゃなくて人間がやったと思うとすごく見える。それと『(崖の上の)ポニョ』じゃないけれど、やっぱりすんごい描きまくってるね。動きまくってるというか。あのー、『カールじいさん(の空飛ぶ家)』。

庵野はい

鈴木:見た?

庵野:まだです。

鈴木:見てない? ちょっと――ちょっとびっくりしたんですよ。これもね、お話じゃないんですよ。隅々までエネルギーが満ちてて。だから絵筆じゃないけれど、コンピューターでやってるんだけど、ひとりひとりのスタッフの持ってる、描きたい、動かしたいというエネルギー。すごいですね。驚きました。そして、やっぱり比較しました。いろんなところと。いま勝てないと思った。で、そういうスタッフがどんどん育ってる。ちょっとすごいです、あれは。

庵野ピクサー最近食わず嫌いやめて見るようにしたんですね。

鈴木(笑)。どうかなあって思ってたんだけれど。ピートドクターっていうの、監督のね、よく知ってたんで。ちょっと見ようかなって思ったら。ちょっと全然別のそういう感想持っちゃった。お話とかそれは、まあ、ねえ、置いといて。とにかくスタッフがのびのびと、しかもやりたいだけやってる、やりまくってる。それってやっぱり作品を色々膨らませてるよね。

庵野:いや、ピクサーはすごいですね。

鈴木:うん、だから、もしかしたら『バッタ君』も、それに満ち溢れてたのかなあって思って。

庵野アニメーターが多分好きにやってるとは思いますよ。枚数制限なく。

鈴木:一切ないよね、あれ。

庵野:ええ。

鈴木だってすごい余分なところでも動いてるもんね。

庵野:ずうっと動いてますね。

鈴木:うーん、やっぱり凄いのか。

内藤映像に音声をつけるとか、カラー化でディズニーに先を越されてしまって――。

鈴木彼女担当なんだよ。あのー『バッタ君』の担当の、あのー……なんていう名前だっけ。

内藤内藤まゆです。

鈴木:ああ、内藤っていうの。フライシャー兄弟が超えようとしたんでしょ?

内藤はい。けど最終的には越されてしまったんだけど、さっき鈴木さんが仰ってたロトスコープだったり、あとは背景に奥行きを与える、模型を使ってやることで――っていう、そういうセットバックっていう方法を考えて、ひたすら、こう、追い越せーみたいな。

鈴木チャレンジ精神が厚い人だよね。俺はね、『ポパイ』はね、見てたんですよ。フライシャー兄弟でしょ、あれ。子供ときにね、幻灯機っていうのを買ってもらって(笑)。そしたら付いてきたフィルムがね、『ポパイ』だったんですよ。それでね、初めて35ミリフィルムっていうのを見て。これで回すとさ、動くわけじゃない。それで気になるわけよ、一枚一枚の画はどうなってるのかって(笑)。それが子供ときの体験。それで初めてね、幻灯機をね、色々いじるわけ。どうして動くっていうのを思って(笑)

内藤:たしか不思議ですよね。画が繋がってるだけで。それを映しても、なんでそれが動いてるように見えるのかって、すごく不思議で。

鈴木:そうなんだよ。それで子供ながらにね、色々分解したりしてるとね、わかってきたんです(笑)

内藤:えっ、幻灯機をですか。

鈴木:そうそうそうそうそうそ(笑)。って言ってもたいしたあれじゃないけどね。『ポパイ』って、僕は昭和23年で、戦争が終わって3年後に生まれた身としてはですね、漫画って言うと日本漫画もあったけど、一方で『ポパイ』だったんですよ。そのぐらい強烈な印象で。だから、まさかその人の、あれが最後の作品? 『バッタ君町へ行く』。だから、興行的に上手くいかなかったわけでしょ。だからディズニーってのは商業的に上手くいったからね。

内藤庵野さんは、あの作品の中でどのシーンが一番お好きなんですか?

庵野:牛の住んでる楽園が、人間の手でこう次々に壊されていくスペクタクルですね。あれがすごい一番。ええ、工事のシーンですね。工事の車とかシャベルとか無機質さと、この右往左往する虫の動きの、このコントラストっていうんですか。そういうのも含めて、大スペクタクルですね。手で描くのを知ってると「よくまあこんなのを……(苦笑)」とは思いますね。それだけでも、もうすごいと思いますね。

内藤鈴木さんは好きなシーンありますか。人間以外で。

鈴木:俺? 俺はねえ、あの屋上へ行ってね、こうやってアメリカは滅びて行くんだなあっていう(笑)

庵野:結局、楽園ですらも人の手で人工的に作られないと虫は生きていけないっていうことですね。

内藤:当時はもう、ああいう高いビルはいっぱいあったんですか。

鈴木アメリカはそうなのよ。エンパイアステートビルをはじめ、いわゆる高層ビルアメリカの象徴だったから。相当昔から造られてんだよね。いわゆる地震の少ない国だったから。

庵野:なぜ「町」だったんですかね、あれね。

内藤タイトルですか。

庵野:まあタイトルもそうだし、なぜ町を舞台に虫の話をしたんだろう。

鈴木:うーん……。だからまあ多分アメリカっていう国が大きな変化を遂げていった、1950年代、大繁栄を迎えるわけだから。その大繁栄のなかでアメリカ人が見失っていくもの? そこらへんのを予感したんじゃないかな。

内藤:すごい不思議だったんです。そんなに歴史詳しくないんですけど、真珠湾攻撃の直後に公開してるのに、なんでこんな平和というか、一見呑気な話が作れるのかなって。

鈴木世界大恐慌ってあったじゃない、1929年。結局アメリカの、ねえ、そういうのから始まるわけでしょ。それで結局色々やったけれど、ニューディール政策その他。アメリカ復興できなかったんですよ。ところがヨーロッパ戦場になることによって、その恩恵に預かって、それでアメリカ復興していく。結局その戦争を待つことによって景気回復したんだよね。だから、やっぱりこの映画が作られたころ、アメリカは非常に豊かだったんですね。方や日本は、っていう。貧しい国でしょ。小さな国で。やっぱり宮さん(宮崎駿)なんかもね、およそアニメーションを目指す者はこれを見なきゃ始まらないみたいなそういうコメントを寄せて。

庵野:まあ僕はそう思いますね。少なくともアニメーターは見て損はないと思いますね。

鈴木:なんか、ここのシーンだっていうところはあるの? ここがすごいって。

庵野:全編すごいですけど、やっぱり最後クライマックスの壊れていくところ。あの虫のモブを一枚一枚描いている。

鈴木:頭おかしいよね、あれ。

庵野:あれは凄いですね。

鈴木:俺、どっちが先か判らないけれど、僕は……誤解も与えますが、宮さんの一番すごい仕事って、やっぱり『ホルス(太陽王子 ホルスの大冒険)』だと思うんですよ。最後モブシーン。あれ宮さんだよね。いろんな人が縦横無尽に動く。それで空間がどんどん広がっていく。あれはちょっと舌を巻くんですよ。

庵野:宮さんのモブは本当にすごいですよね。

鈴木:うん、それで……あれ以来見たことないんだよ(笑)

庵野:やっぱり若いというのはね。

鈴木:いやー、あれはすごいよね。

庵野:すごいです。

鈴木:こんな風に人がね、動いて、しか人間の手で描いて、こんなシーンが作れるのかって。最初に見たときラストシーンどういう人がこの画を描いたんだろう、設計をしたんだろうって。それで後で聞いてね、やっぱり宮さんだってことがわかって。うーん、「すごかったんだなあ」なんていうと怒られちゃうけれど(笑)

庵野:いやあ、アニメ-ターとしては超一流ですよ。『(空飛ぶ)ゆうれい船』とかも好きですけどね、宮さんの仕事だと。

鈴木:やっぱり過不足なく描いてたものね。

庵野東映で、ここはすごいっていうところは大体宮崎駿原画のだったりしまからね。

鈴木:ああ、なるほど。……宮崎駿のことはいつ知ったの?

庵野:「アニメージュ」だと思いますけどね。

鈴木:じゃあ大学生とき

庵野大学……いや、高校のときですね。意識したのは『(未来少年コナン』ですね。その前も好きでは見てたんですけど、なんだろう、ちゃんと見るようになったのはやっぱり『コナンからですね。

鈴木リアルタイムで見たの?

庵野リアルタイムですね。妹とチャンネル権の争いで、なんとか。

鈴木:えっ、裏になんかあったの?

庵野:裏は『(女王陛下の)プティアンジェ』っていうアニメが。

鈴木:『プティアンジェ』ってのがあったの(笑)

庵野NHKからっていうのでなんとか親を説得して。

鈴木:「NHKから(笑)

庵野1話を見たら、親が続きを見たくなってくれてですね。そのあとは毎週ちゃんと見れるようになった。それまでは『プティアンジェ』でしたからね。

鈴木:そうなんだ(笑)

庵野:『プティアンジェ』、オープニングだけ見ればいいんだって

鈴木:そうなんだ。……それ以来ずっと注目してるの?

庵野:そうですね、あとは『カリ城ルパン三世 カリオストロの城)』ですね。

鈴木1978年、79年か。

庵野:あれは劇場に見に行きましたね。

鈴木:満足しまたか

庵野:2回見ましたね。僕のほうは田舎だったので同時上映があって、そのあいだはロビーに出て。

鈴木:『カリオストロ』はねえ、たしかにねえ。僕が初めて(宮崎駿に)出会ったころです。

庵野:いいですよね。

鈴木:よく働いてた……。

庵野:あれが(制作期間)半年ってのはやっぱりすごいと思います

鈴木:作画4ヵ月だもんね。

庵野:ええ、あのスピードはすごいですね。

鈴木会社から言われたのは3ヵ月で、それで1ヵ月余分にもらって。

庵野:あとでなんかあって「もう1ヵ月あれば」って言ってました。

鈴木だってコンテ描き直したもんね、あのローマ水道のとこ。

庵野:あそこは僕にもなんか悔しいって言ってましたね。

鈴木:でも宮さんって、そういうときに描き直す人なんだよね。

庵野:まあ現実的でいいですよね。できる範囲のものに落とし込むっていう。

鈴木:だから……見てて、よく宮さんがね、「理想を失わない現実主義者」って。これ宮さんも言うし、実は元は高畑(勲)さんかなっていう気もするんだけど。ふたりともそうなんだけど、その理想現実の――なんて言ったらいいかな。微妙ふたり違うんだよね(笑)微妙に違うんだよ。

庵野高畑さんはそんなに詳しくないんで……。

鈴木:よく知ってるくせに(笑)

庵野:でも、こわい人だとは思いますけどね。

鈴木:でもよく覚えてるんだけど――『ホルス』だとね、村があるんだけど、一人狡猾なおじさんがいるじゃない。その人がいることによって村が成立している。(『風の谷のナウシカ』の)風の谷の方はね、300人くらいいて、ああいう悪い人がひとりもいない。

庵野:ええ、みんないい人なんですよね。

鈴木:一種、理想主義に貫かれてるでしょ? それで映画見るとね、高畑さんは一方で現実映画のなかに入れようとするし、宮さんはその現実は置いといて。ところが映画作り始めると、宮さんは間に合わないと思ったらコンテを変えてでもその映画を完成させようとするっていう現実主義があるのよ。高畑さんは違うんだよね。

庵野:変えないですよね。

鈴木:変えない。それで遅れたときもね、「それは僕には責任ない」と。「それはプロデュースサイドがコンテができたときに把握してるべきだ」って貫くんだよね。映画のなかは非常に現実主義なのに、映画のなかは。やり方は理想主義というか(笑)

庵野:まったくです。

鈴木:でもふたりのそういう差って、なんですかこれは。

庵野:なんですかねえ。

鈴木:で、宮さんなんかは非常に面白いって思ったのは、結局、『ホルス』作ったあと、それこそ『コナン』もそうだけど、『ナウシカ』もそうだけど、『ホルス』をひきずるでしょ?

庵野はい

鈴木高畑さんは違うんだよね。全然違うものを作り始めるんです。

庵野:まあ宮さんのほうが根っこがいい人なんじゃないですか。

鈴木高畑さんに聞いてみたことがあるんですよ。なんでファンタジーやらないのか、って。そうしたらやっぱり『ホルス』で創造できるもの創造し尽くした、と。でも、唯一その世界に持ち込めなかったのが『思想』である、と言ったんだよね。そうするとファンタジーっていうのはそれが出来る人がやらなきゃ意味がない、それが自分の総括だ、って。僕が聞いて、高畑さんいまになると違うって言うかもしれないけど、すごい印象に残って。だから宮さんが『ホルス』をひきずって。なんかっていうと『ホルス』みたいなのに戻るでしょ、宮さん。

庵野:ええ、基本はそこですよね。ずっと『ホルス』のリメイクをしてるようなね、感じがしますよね。

鈴木宮崎……オタクとしてはどう思いますか? なんつって。オタクじゃないか(笑)

庵野別に宮さんオタクじゃないですよ。

鈴木(笑)。でも面白いよね、そういう宮さんも『バッタ君』のアニメーションの部分って非常に着目してるし。

庵野:やっぱり宮さんは基本アニメーターからだと思いますね。僕もアニメーター上がりなので。

鈴木:やっぱそこなんだね。

庵野:今でもやっぱり原画とか動画とかやっちゃいますよ。

鈴木:ああ、自分で。

庵野:ええ。間に合わないときは。

鈴木:宮さんがいま、原画やってるんですよ、自分で。やり始めたんです。本編やってるでしょ、それでその横で美術館用の短編やってるんだけど、「スタッフがいない」って。最初1分でやるって言ってたのが10分になるからいけないんだけど。老骨に鞭打って。でも結構楽しそうに。でももう69なんだよ。アニメーターっていつまで描けるんですか?

庵野:目と手が動けば大丈夫じゃないですか。

鈴木:手が動けば大丈夫? 本人もう動かないって言ってんだけど(笑)

庵野:やっぱり、目と手ですよね。

鈴木:目は大丈夫なの?

庵野老眼きました。

鈴木:ああ老眼が。もう50になったんだっけ?

庵野:まだです。いよいよ。50代なんて来るとは思いませんでした。

鈴木:宮さん喜んでるよ。「庵野っていくつになったの」って言うから「もう50だと思いますよ」っつったらすごい嬉しそうに。

庵野(笑)

鈴木:「そうか!」つって。「歳取れっ」って。「俺の苦しみがわかる」とかなんか言っちゃって(笑)

庵野:僕が50になったら宮さん70じゃないですか。

鈴木:でもみんな……歳を取ってきたんですね……。

内藤:その宮崎さんが「アニメーターをやる奴は見ておくべき」っていうインタビューをしたときに仰ってた言葉を(『バッタ君』の)宣伝の柱にしてたんですけど、やっぱりアニメーターを目指す方って一部じゃないですか。

庵野:すごく少ないと思います

内藤:もちろん、その人達にはできれば来て欲しいとは思ってるんですけど、やっぱりそれ以外の人に、どう魅力というか、アニメーターは目指していないけどちょっと気になるとか、そういう人に来てもらえるのかなっていうのを考えていて。どうしたら人の心に響くようにできるんですかね。

鈴木:あの作品を?

庵野:僕が『バッタ君』を宣伝するんだったら、ビデオで宮さん撮って、それをテレビで流しますね。ワイドショー枠的なものとかで。それぐらいだと思います。だからバッタ君』を流すよりは宮さん流しますね。それでこっちにちっちゃく枠でそれを流して、なんか宮崎駿お墨付き、これ、っていう。そういう風に。

内藤:そこだけ切り取って。

庵野調子のいいとこだけ切り取って、もう編集して。もう、ほぼ捏造でもいいから、そういう風にして流しますね。それで、あとで宮さんには謝ります。ごめんなさいって。

内藤鈴木(笑)

(以下に続く)

http://anond.hatelabo.jp/20121204035509

2012-11-20

俺の東浩紀がこんなにヱヴァンゲリヲンQを否定するわけがない

ヱヴァンゲリヲンのQをみた。東信者である俺は村上裕一×坂上秋成×さやわかによるQ最速座談会ももちろん聞いたし、風花でのあずまんと坂上村ustも見たし、はるしにゃんとあずまんtwitterでの絡みもチェックしたし、文学フリマでのQの感想を言いたくて仕方ない空気もしっかり感じた。相変わらず、文学フリマは「東浩紀不在の存在感」しかなかった。

さてQの感想はというと最初は「あれ?もう終わりか」というあっさり感。やけにシンジカヲルいちゃついてんな、くらいが印象的だったのと、短いのもあってまるでTV版を見ているような感覚だった。劇場は満員で、上映が終わった後の観客の態度もなんだかしっくりきてなく見える。ロフトイベントに出る直前のQを見たあずまん感想が「僕には退屈だった」というのもあり、まあこんなものなのかと大して感動もないまま家に帰る。

避けていたネット上の色んなネタバレ感想をチェックしているうちに、Qは旧エヴァを見ている人間ほど思う所が強く、新劇場版から入った人間ほど低評価、という傾向にあるようだ。低評価の人間に多く共通しているのは「ミサトさん達ひどい」だ。シンジ共感している人が多い。確かにミサトはレイを助けるシンジ背中を押したくせにあれだけシンジ嫌悪感を見せるのはひどい。他のヴンダーメンバーも気持ち悪いくらいシンジを否定している。そりゃサードインパクト引き起こした張本人を前に友好的になれってのは無理な話かもしれないが、シンジだって使徒止めたしニアサード引き起こしたのはマークシックスなんちゃうん…あとシンジエヴァにさえ乗らなければフォースインパクト起きないんだからちょっとは優しくしとけよ。自分だけ14年置き去りにされて(28)や(43)にあんだけきつくあたられたらそりゃネルフ側に行くわ…と突っ込み出したら切りがないが、14年という年月の間に明かされてない事が多いのでどうとでも解釈できる。ミサトさんヴンダー立ち上げるまでに色々あったんだろうし43なら更年期障害とかあるかもしれんし、部下の前で弱い所も見せれんかったのかもしれん。

ひと通りネット上の感想を見た後で坂上村さやわかQ座談会も聞く。三人とも旧エヴァからのファンで、Qにかなりの衝撃を受けた直後から感想が生々しくて実に良かった。彼ら的にはQは決して高評価でなく、エヴァを見続けている人間として胸をえぐられた気持ちになり、傷つきつつも、座談会を通して次作のシンエヴァを待つ気持ちにようやくなれたということらしい。しかし他の低評価の人たちに比べたら随分高評価だと言える。聞いていて庵野信者とはこういうものか、と納得できた。

その後続けて風花のあずまん上村ustをみる。こちらはゼロ年代風景が再びといった面子で東クラスタ的には涎が止まらない。重要なのは坂上がtwitter上で思想地図β2の震災特集号の巻頭言に大して上から目線感想をし、あずまんがカジュアル破門をし、その後坂上が宇野常寛陣営に下った後の初の二人の対面という構図だろう。

http://togetter.com/li/183399

人間関係においても時間という薬は効き目が抜群で、あずまんと坂上もあのカジュアル破門の一件から一転して普通に話している。しかしどこかギスギスしている所は否めない。坂上の立場としてはとても難しい。宇野との関係がある以上あずまん必要以上に交流したら立場として面倒くさくなるのは明白だ。それでもこのustで坂上が冗舌なのはだって信者からであるあずまん尊敬して、でもあずまんの強烈すぎる人格性に耐えられなくて逃げて、それでもあずまんが諦めきれないのだ。俺がustの一連の坂上の発言から読み取ったのは「俺を認めてくれあずまん!」というメッセージに尽きる。でもあずまんはもう坂上に大して興味がないしQにも興味がないのだ。坂上が言うQの解釈というのはあずまんにとって遊びでしかない。ゼロ年代的な言葉遊び辟易した彼からしたら坂上の仕事は頑張っているとは言えても世界を変えるまでには至らない、とるにたらないものだろう。それでも坂上の仕事あずまんの影響下にあるもので、「よく出来た劣化コピー」のような、あずまんから見たら愛憎交じるアンビバレントな思いもあるだろう。だから彼はゲンロンカフェの話を持ちかけた。これは坂上にとって良い話なので、当然受けるだろう。これは同時にあずまんから宇野に対する牽制でもある。仮面ライダーの話をした点からも明らかだ。坂上の「仮面ライダーなら村上さんも語れますしね…」と力なく呟いたのが印象的だ。そこは明らかに宇野名前が出るはずなのに、出なかった。出せなかったのだ。まったくもってめんどうくさい話である

あずまんはなぜQに感動しなかったのか。彼と坂上および村上の間で共通している見解としては「庵野が旧エヴァのような事を再びQでやった」である。破で宮崎駿押井守に負けるとも劣らぬクオリティの高いエンターテイメント提供した庵野が、敢えてそれをぶち壊すような所にシビれ、憧れたのが坂上であるが、あずまんはそこに反応しなかった。いや、一定の評価はした。そんなことをしてしま庵野さんは誠実な作家だし、評価されるべきではある、と。しかし、旧エヴァのようなことをして、それで出てきたものがこれだった、それだけの話だと。つまりあずまん庵野が破で得た物を失う覚悟で旧エヴァ的な事を再びやろうとしたQを理解している。坂上と見解は一緒なのだ。その上で退屈だったと評しているのだ。ここでのあずまんのQに対する低評価は謎だ。新規のエヴァファンが破のようなエンタメを期待してQでがっかりするのとはわけが違う。旧エヴァからのファンが庵野の再暴走困惑されながらもさながら90年代の頃のように「それも庵野の手の平の上で踊っているにすぎない」と自覚しながらも難解な解釈を並べ悦に浸る様子とも違う。旧エヴァからのファンでもあるあずまんはすべてをわかっている上でQを評価していないのだ。そこには坂上と同等かそれ以上のエヴァに対する愛がある。愛がある上での諦め。庵野さんはこの程度だった、という残念感。それはなんなのか。あずまん純粋に作品から狂気が感じられなかったとも言っている。一方で坂上は破を見せつけた上でこんなことをしてしまう(旧エヴァからのファンに大して14年時間を飛ばすという暴挙を突きつけてしまう等)庵野さんからはやっぱり狂気を感じた、と村上さやわか座談会で述べている。坂上が感じたこの狂気ゼロ年代である。あの作品があったから感じられる庵野さんの狂気、という文脈ありきの話である。これは言ってしまえば島宇宙内での狂気カタルシスだ。座談会でも述べられていたが、Qは海外で評価される可能性は限りなく低いだろう。ガラパゴス化したエヴァファンの間で熱狂的に批判され、評価され、むさぼられるのは目に見えている。あずまんが興味があるのは世界を変えるレベルのことなのだ。Qによってその可能性を落とされたエヴァに対して興味が薄くなっているのも無理はない。彼がエヴァで興味のあることとしたらそれによって動員できる人員、客および金と若い芽くらいだろう。シンエヴァによって変わる可能性も否めないが、現時点ではわからない。

大量に書いてしまったが、この二つの座談会ustを見ることで俺個人では感じれなかった旧エヴァ時代からの熱いファンの解釈を知ることができた。それが何よりの収穫だ。みんなも罵倒ながら見るといいんじゃないかな。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19379597

http://www.ustream.tv/recorded/27145006

2012-11-17

エヴァみれんかった

当日エヴァ見に行こうと思い何か所か劇場を訪れるも当日分売り切れor最前列or最はしっこのダメ席ばかり。

甘く見ていた。

落ち着いてからよいポジで見ようと思う。

2012-11-02

聖闘士星矢Ω意図がわからない。

俺は今29歳で、10代の頃に星矢原作に夢中になった。

小学生の頃、片思いをしていた女の子に勧められて見始めて、そのあとコミックスは何十回も読み返した。

はっきり言って、思い入れ人一倍だ。

もちろん、そこに思い出補正がありまくることは認めるが。

実を言えば、「天界編」っていうやつも、劇場でではないがあとからDVDで見た。

今じゃ、なかったことになっているようなシロモノだけど、その先の展開を予想してかなりテンションが上ったことを覚えている。

そんな中、降って湧いたような星矢ブームの再来。

10何年かぶりに、新しくTVシリーズが始まると聞いて、正直かなり期待していた。

「Ω」のイメージイラストを見てその期待は急速にしぼんだが、それでもどこかで期待し続けてた。

そんなわけで、完全に「星矢」の名前につられて今、Ωを10話くらいまで見ている。

アニメを見ること自体、10年ぶりくらいかもしれない。

その間のアニメの流れなど全然知らないから、俺の感想は単なるおっさんの「昔はよかった」風の嘆きなのかもしれない。

しかしそういうのを差し置いても、今回のΩはあまりにあんまりじゃないだろうか。

原作好きは眼中にない、どころか、見れば見るほど、「原作が好きだった奴はお断り」と言われているかのように思えてくる。

まず……まぁ、これは、「わかってて見てるんだろ」と言われればそのとおりなのだが……あの絵柄がつらい。

星矢の絵柄が好きだった人で、Ωの絵も好き、って人はなかなかいないんじゃないかと思うほど、両極端。

あのよくわからんクネクネした手足とか、まったく金属らしい硬さやかっこ良さのない聖衣の描き方は、いくら見ていてもなれない。

だいたい、新しく追加された要素がことごとく、原作好きを逆なでするようなものばかりだ。

クロストーン」とか言って、聖衣がペンダントに変形する、とかいう設定は、せっかくの聖衣の「分解装着」をなくしてしまっているし、

コミックス巻末の聖衣分解装着図を楽しみにしていたのは俺だけじゃないだろう)

「あとから小宇宙属性が追加された」とかいうご都合主義設定は、技の多彩さを狭めただけだ。

まして、「聖闘士ファイトの優勝者は白銀聖闘士になれる」とかいう発言には唖然とした。

聖闘士自分守護星座を守り続けるもので、そんなほいほいと「昇格」するようなものじゃなかっただろうに。

そもそも、敵のボスであるマルス」ってなんだ。

ギリシャ神話なんだからアレス」だろうが。

そんな根本的なところまで、設定を堂々と無視するってのはどういう了見なんだ?

これで、たとえばガンダムの「SEED」とか、「AGE」のように、

ガンダム名前は出てくるけど別世界」とかならばまだいいけれど、

Ωに関しては平気で原作キャラがぼこぼこと出てきてしまうから、やりきれない。

今見ているところで瞬が、あっさりと出てきてしまったが、これからどれほど原作キャラが出てきて、

無理やりな設定によっておかしキャラに変わってしまうかと思うと心配だ。

まぁ、「嫌なら見るな」と言われればそれまでなんだが。

それとも、原作とかまったく知らない今どきの子供には、

問題なくちゃんと受け入れられているのか?

俺は子供と接点がなく、そのあたりはまったく知らないのだが、誰か知ってたら教えてくれ。

これは俺達のためのものではなく、子供のもんなんだ、と言われるのであれば、

多少不本意ではあるが、納得しないでもない。

2012-10-06

凡例のみがいいわけではないけど、劇場裁判情動に訴えれば何でも通る、というのが間違いなのはわかるでしょ?

増田の言ってんのは後者の間違った裁判に近くて、感情がこれこれなら凡例は関係なく通る裁判が正しい、って話じゃん。

↑↑

http://anond.hatelabo.jp/20121006001347

話し合いの余地がない、ってツッコミどころがまったくない、って意味なわけないでしょ。

増田の話じゃ「量刑は俺の感情に従うのが正しい」以上の主張がまったくないよ、って言ってんの。

量刑うんぬんの話にまで至らない、って意味

凡例のみがいいわけではないけど、劇場裁判情動に訴えれば何でも通る、というのが間違いなのはわかるでしょ?

増田の言ってんのは後者の間違った裁判に近くて、感情がこれこれなら凡例は関係なく通る裁判が正しい、って話じゃん。

まり増田量刑の決め方を論点にしてるのだろうけど、俺は量刑の話じゃなくて終始増田感情至上主義は無意味、って言ってるの。

から俺の伝えたいことと一度もかみ合ってないんだよね、これだけ時間かけてるけど。

増田が前提としている部分、っていうか、増田の考え方そのものの話なんだ。

で、その次にようやく、その考え方で量刑の話したって意味ない、ってところに行きつくわけ。

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