(鈴木敏夫のジブリ汗まみれ 2010年1月5日 庵野秀明ゲスト回その1 続き)
庵野:ええ。
鈴木:すごいよね。
庵野:100パー出資なんで。リスクも大きいけど、リターンも大きい。やるんだったらそっちの方がいいかなって。
鈴木:40代は……なんていうの。30代からかもしれないけど、10年間ぐらい遊んでたでしょ?
鈴木:でも遊んでたよ。
庵野:まあ遊んでるようには見えるかもしれないですけど、遊んではいないですね。
鈴木:だから『ヱヴァ』作るときに、ちょっとね、頑張るみたいな感じ出したじゃない。
庵野:まあ、そうですね。10年はやってないですけど。遊んではいないですけど。
庵野:ええ、まあ、実写をしばらくやってましたね。
鈴木:なんかあの間、すこし休憩って感じがして。『エヴァ』のあと。
庵野:『エヴァ』のあと、アニメには本当に、どっちかっていうとアニメ業界に失望してたんです。いまアニメを作ってもしょうがないんじゃないかって。まあ実写の方に興味が行ってましたね。
鈴木:50代なにやるの?
庵野:50代は……。
鈴木:50代、ねえ。40代に大概いろんな映画監督ってたいてい代表作を作ってんですよ。大概そうだよね、黒澤(明)はじめ。
鈴木:そうしたら、なんていうの。50代になったら大概違うものやるんですよ。だから『ヱヴァ』をやった――『ヱヴァ』代表作でしょ、そのあとどうするんだろうって。
庵野:うーん、なにやるんですかね。うーん。
庵野:まあ、衰退するんじゃないですか。
庵野:ええ。
終わり
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