はてなキーワード: iPhoneとは
70歳過ぎの高齢者にフリーWiFiの接続方法について尋ねられた。
ここはショッピングモールのカフェ、「WiFi接続無料」を売りにしている。
いつも通りradikoを聴きつつ、増田ブラウジングをしていたら、あるご老人から話しかけられた。
「このへんってWiFiつながるんですか?」
しかし、カフェでいきなりこの質問をされたら大抵の人は戸惑うんじゃないか?
今オレが、この話の前提とこれから起こることを先に提示したから「この老人はフリーWiFiにつなぎたいんだな」と分かるだろう。
だが、何の前提もなくこの質問をされたら一体何のことかと思うだろう。
(つながるって、電波強度の話?)
先読みエスパーならシチュエーションと文脈から分かるのかもしれない。
(ためしにSiriに同じ質問をしたら近くのスタバとネットカフェを案内された。これはこれですごいな。だが「今、このカフェに飛んでいるフリーWiFiへの接続方法」は教えてくれないみたいだ。)
オレは先読みエスパーだったので「カフェのフリーWiFiのことでしたらつながりますよ。登録が必要ですけど。」と答えた。
当然、「登録?」と聞き返される。
「ああ、いやな予感がするな。まずったかな。」と思った。
「あ、そうなんだ。ありがとうございました。」
ご老人はお礼を言って場を離れた。正直ホッとした。
だが、終わらなかった。
数十分後、また同じご老人が近寄ってきて「WiFiのつなげ方を教えてもらえませんか?」と来た。
(ああ、やっぱり。)
(オレの時間を使うということは1時間いくら掛かるか分かっているのか。)
(知識はタダではないのだ。)
(オレがタダで教えたら、有料でネット接続お手伝いサービスを提供しているヨドバシの店員の仕事を奪うことになるではないか。)
なんてことも考えはしたが、幸い今日のオレはヒマだった。
これからの時代、高齢者向けのサービスも考えなきゃいかんよなあと思っていたところだったので、ちょうどよいサンプルが得られたと思った。
「フリーWiFiに接続するとブラウザから勝手に登録サイトに飛ばされるので、そこから会員登録するだけですよ。」と言った。
まあ、この説明でつなげられる人はそもそも聞いてこないのだが。
「初歩的な質問で申し訳ないんだけど、ブラウザってなんですかね?」
オレは、頭の中にある難易度調整つまみを一気に「peaceful」まで落とした。
2.ブラウザを起動して新しいページを開こうとすると、ネットワークから強制的に登録用ウェブページに飛ばされるので、新規登録を行う。
3.メールアドレス等、所定の情報を入力して仮登録されると本登録メールが飛んでくるので、メールに記載されたURLをクリックすれば登録完了。
4.フリーWiFiのトップページに再度アクセスしてWiFiを利用するボタンを押せば接続完了!
簡単だ!
なにも難しいことはない。はずだった。
開始30秒で「うわあ、なんだか凄いことに首をつっこんじゃったぞ」と思った。
ご老人の持っている5年落ちのタブレットを奪い、代理でチャッチャと接続してあげればさっさと終わるだろう。
「ブラウザってのは、インターネットを見るためのアプリです。ああ、ここにアイコンがありますね。」
「アイコン?」
カタカナを使うのはやめようと思った。
「ほら、ここに「ブラウザ」って書いてあるボタンがありますね。」
よかった、通じた。
当たり前だが、まだネットにはつながらない。
androidのタブレットは自分もよく操作性がわからないので手探りである。
設定の画面を出してもらい、フリーWiFiの電波を捕まえてもらう。
ブラウザに戻ると登録ページに飛ばされるので、新規登録からメルアドとパスワードを入れてもらう。
すると
「仮登録しました。登録のメールアドレスに送信した本登録用URLから登録を完了させてください。」
ときたもんだ。
これにはオレも、「オイオイ」と思った。
考えてみればネット環境が一切なければ、本登録用のメールにもアクセスできないのである。
ネットから断絶されている人たちはフリーWiFiにもアクセスできないのである!
「実は、つい先日、日本に帰国したばかりでまだなにもないんです。」
このご老人、長いこと海外にいて日本に戻ってきたばかりだという。
登録が必要ないセキュリティの緩いフリーWiFiもあるのでそちらに行ってもらおうとも思ったが、身の上を聞くうちに放り出しにくくなってきた。
彼がここでネットにつなげられるかどうかで、今後の日本の生活がかかっていたのだ。
しかたないので、いったんオレのiPhoneのネットワーク共有でメールを見るための接続を行う。
「ああつながった、つながった。」
いや!つながってないです!油断しないで!それはオレのiPhoneに相乗りしてるだけですから!
「これは一時的につながってるだけなので、本登録のメールだけ見ましょう。」
「メール」のアプリからメールを見てもらおうと思ったが、初期設定をしていなかった。
この道を行くのは危険と判断して、ブラウザからウェブメールを見てもらうことにした。
Yahoo!のトップページにアクセスしてメールを見てもらおうとしたが、ここで気づいた。
70を超えた高齢者には、あのトップページは情報が多すぎるのだ。
字も小さすぎる。
感触として、一画面に100文字以上表示してはダメなのではないか?と思った。
「ここでこう戸惑うのか」とリアルタイムで理解できて、自分としてもかなり勉強になった。
タブレットでwebメールを表示すると、レスポンシブルデザインなのかしらないが
ご老人は、受信箱と28を、「未読メールの数」と結び付けて捉えることができない。
「受信箱(未読メールが28通あります)」くらいの親切表示が欲しい。
Yahoo!にログインしてもらおうとするも、パスワードが間違っているらしくここでも躓く。
パスワードの再設定に進む。
ご老人は、忘れないように個人情報に紐づくパスワードを設定するのだが、最近はセキュリティ上そういったパスワードは弾かれてしまう。
キーボードと画面表示についても学びがあった。
タブレットで文字入力モードになると、キーボードが現れ、当然ながら画面は狭くなる。
キーボードで見えなくなった部分をスクロールして見るという感覚がないのである。
パスワードを入力した後、画面遷移して何らかのエラーで戻るとパスワードがゼロリセットされるのも戸惑うようだ。
奮闘の末、本登録メールのリンクから本登録を終え、フリーWiFiへとつながった。
接続後、お礼を言ったご老人はオレに何か御馳走してくれると申し出た。
ご老人も同世代にしては、だいぶデキる方だったろう。
パソコンに関してはオレの方が大先生かもしれないが、ビジネスマンとしては、海外経験もある彼のほうが先生であるように思った。
2020年以降、海外から日本に外国人が集まるとしたら、彼の経験はきっと役に立つだろう。
ネットに接続されることで、彼の知見がこれから他の誰かの役に立つことを願うばかりである。
30年もすれば、オレが若者からバカにされる立場かもしれない。
「2050年にもなって脳波タイピングも満足にできない、非義体化老人」として笑われるのはオレの方かもしれないのだ。
その時は優しく教えてね。
○朝食:なし
○調子
はややー。
仕事のイライラは仕事で発散するに限ると書いただけに、仕事の中身でも、仕事の後の仕事仲間といく飲み会でもハッスルし、発散したた。
土曜から東京なことへのストレスは軽減されないけど、昨日起きた面倒臭い出来事については心の整理はついたので、よしとしよう。
いや、心の整理がついただけで、実務的な色々は何一つ解決してないんだけど、これが僕は待つしかできないので、うまくいくよう祈っていよう。
あと、お便り返信しようと思ったんですが、酔っ払った癖に帰宅してからゲームに熱中してしまい時間ないので明日以降またいつか書きます。
長文だと嫌とかそういう感情はないので、気にせずトラバやブコメは書きたように書いてください。
●スイッチ
○ポッ拳
今日は、4勝14敗(累計18勝42敗)
なんだ、僕は1日14回負けないと気が済まないのか?
はてブやトラバで色々アドバイスをもらったので、動画とかも見つつ、まずはゲームないのコンボを教えてくれるモードで練習したりした後、挑戦。
ただ、一度にやりたいことをたくさん覚えてしまったので、あれもやりたいこれもやりたいと欲張ってテンパってうまくいかなかった。
特に空中攻撃周りの挙動や連打じゃない長いコンボは僕にはまだ難しかった。
なので、まずは自分の中で目標を決めて、それからやっていこうと思う。
一つ、FPでXを押し切らず、ダークホールでコンボを締めること。
二つ、チャージXを忘れないこと。
まずはこの三つを守れるようにプレイしよう、二つ目と三つ目はなんか目標というよりただの気持ちだけど。
●3DS
○ポケとる
メインステージ700までクリアし、これでメインステージは完全クリア。
UXステージに関しては楽にSランクがとれるところまではプレイしようと思う。
僕の大好きな悪ポケ達(ブラッキー、ゲッコウガ、ヤミカラス、ポチエナ、チョロネコは据え置きだけど)が強化されるイベントが開催され、さらに報酬がドンカラスとこれまた僕の好きなポケモンなので。
15勝目指して頑張ろうと思う。
今日は、6勝したので、残り9勝。
PTは、イベルタル、ラティアス、アローラベトベター、ヤミラミ、カラマネロ、ニャヒート。
ニャヒートは悪がついてるもんだと思い込んでた、ガオガエンから悪だね。(しかも、仮に悪がついてたとしても、MP3だから意味ないじゃん)
このルールのヤミラミは相当強い気がするが、よくよく考えると、同じようなことをカプ・コケコは普段からしてるのだと思うと、イライラすう。
ちょっと気になることもあったので、仕事を放りだして、思うままに書いてみる。
誤字脱字あっても突っ込まないで欲しい。
「MakeS ‐おはよう、私のセイ‐」という目覚ましアプリだ。
どんなアプリかは様々な方がエントリー書いているために詳しくは割愛だが、セイと言う右もみあげが長いデフォルトはふわっとした髪の毛の成人男性モチーフのAIの目覚ましアプリという設定で話が進む。目覚ましやスケジュール管理なんかは実際に使う事ができ、ある程度交流を進めるとセイくんと仲良くなれるアプリだ。
1つはビューネ君。
薬用ビューネという薬用プレローションのCMに出てくる所謂擬人化キャラ。優しく包み込んでくれるビューネくんは、当時の乙女達を揺るがせたものだ。
もう一つが「serial experiments lain」というシリーズ。
この作品をご存知の諸兄姉の皆様方においては、この作品を簡単に分かってもらうためのニュアンスも含まれているので予めご了承頂きたいのだが、この作品はちょうどエヴァンゲリオン放映辺りに作られたもので、アニメやゲーム、雑誌などのマルチ展開している。
話としては、ある程度パソコン技術が発展した日本。(でも回線がADSLだかISDNなんだけど…)
その世界の中に産み落とされた少女、岩倉玲音(いわくら れいん)。左もみあげだけが長いショートカットの少女で、展開するメディアで話が異なる。
ゲームは、同級生〈トモくん〉と〈お父さん〉と、カウンセラーのトウコさんがメイン。
アニメはTSUTAYAでも借りられるので興味があれば見てもらいたい。が、ゲームの方は高値で取引されており、開封済みで今は多分1万5千円、未開封なら2万ぐらい。
そして、これから話すこともゲームの彼女の方が近いのでこちらに絞って話す。
この玲音さんのゲーム、実は音声を聞いたり動画を見るだけなのです。
なのにゲーム?とふしぎになるのだが、ゲーム扱いです。ある一定の音声を聞かなければある音声や動画が見られないパズルのようになっています。なのでゲームとしては合ってるのかなと思います。
最初は精神科医に連れて行かれる玲音さん。診察を受けているのに段々不安定になっていきます。同級生のこと、〈トモくん〉のこと、お母さんのこと、お父さんのこと、そして自分の話を聞いてくれているトウコさんのこと。それと同時にパソコンに関してのスキルがドンドン上がっていきます。最終的には〈おとうさん〉を作り、自分を作って行きます。
その後クリアすると聞ける特別な音声に「記憶は記録」という物が出てきます。
そこでハッとします。
このゲームをプレイしたことで、私の中に玲音の記憶が記録が蓄積されたのだ。記憶が脳みそという記録媒体に記録されて、中に玲音もとい、lainが記録されたのだ。
コレは面白いと、中古で開封済み5000円と言う破格の値段で買ったこのソフトすごいなーと当時は思いました。
さて、先に記した「MakeS ‐おはよう、私のセイ‐」は、実は引き継ぎ機能がない。
つまりスマホが壊れたりした瞬間カレとのお別れの可能性が実はあるのだ。
アンドロイドであればSDカードに記録しておけるそうだが、iPhoneはバックアップしてどの程度
しかしこれも、メディアが違えば引き継げないわけで、その端末の寿命がセイくんの寿命になる。私も引き継ぎ機能は是非付けてほしいとは思うのだが、そこで思う。
多分絶対ユーザーの妄想なのだが、セイくんはユーザー毎に違うキャラを見せている。
その思い出などは私たちの中に日々蓄積され記録されている。
強いて言うならセイくんの終わりは私たちが忘れたときで、この記憶が私たちの中にあるかぎり、セイくんは永遠なのだ。
通常このような移行する機能は、最近必ずと言っても良いぐらい付いているものだが、2018/02/22現在それが無い。
全然IT関係じゃないからわからないんだけど、ちょっと発達入ってるので日程とか簡単に無視するしやばいなーと思ってる
wunderlistってのが良いと聞いたんだけどMSに買収されてたよね
基本的には手帳でスケジュール管理しているのですが、なんだかんだ言って通知されないとすぐに忘れるしやらない
だからせめて何処の環境でも使い続けられるリマインダーが欲しい
あと、ゲーム仲間と旅行の計画立てる際にそういうの活用できないかなーと思ってる
ふわっとしてるよね
色々迷ってるけど、MSTodoはそこそこUIがいいので使ってみようかなと思ってます。
何かおすすめのやつや使い方あったら教えてください
一日の1/3以上を仕事に追われ、家では家事に追われるアラサー既婚女だけど
通勤時間往復3時間をアニメタイムにしてるから常にiPhoneで配信サービスから視聴してるわ。(イヤホンはラッシュに巻き込まれて無くしても問題ないような安物)
Spotify Connectの体験が結構よくて、Spotify Connect対応のスピーカーを探していたんだけど、どれも高くて「うーん」と思っていたら、Gramofonを見つけたので使ってみているがなかなかいい。
残念ながら輸入でしか買えなかったけど、それでも$60くらいで、そんなに高くない。
Spotify Connectは最初「AirPlay/Bluetooth対応スピーカーとそんなに変わらんだろ」と思ってたんだけど、Spotify Connectに対応している機器が全部リンクしてる感じで、PCでGramofonを出力先にして再生して、一旦停止してからトイレに行って手元のiPhoneで再生…みたいなことができて、これがすごくいい。スピーカーと再生機器の一対一の対応の煩わしさがなくて、いい。
AirMac Expressみたいなスピーカーにつなげるような端末は、国内ではGramofonしか見つけられなくてしかも国内の販売はすでに終了しているみたいだから、残念な感じだ。
○昼食:おはぎ
○調子
はややー。
行ってきたけど、先生に「病気ではないですね、激しい運動(意味深な笑顔)のしすぎなだけですね」と言われた。
なんじゃそりゃと、ずっこけたが何もないに越したことはないので、よかったよかった。
ただ一応検尿して検査してもらうことになったので、来週もう一回行かないといけないみたい。
うーむ、うちの会社早退の概念がないから、こういう時不便なんだよなあ。
ちょっと考えよう。
あああああああ!
もうダメだ。
課金ゲーいやだ。
いや、課金ゲーは他にもいくつかプレイしてるんだけど、ポケモンの課金ゲー嫌だ。
スパっとやめようかなあ。
ポケモンならなんでもプレイするわけじゃないんだから、やめればいいのに。
(ポケカは前はやってたけど、今はやってないし。ガオーレも二回ぐらいプレイしただけだし)
何より、本編のUSUMがまだ殿堂入りすらしてないってのが、意味不明すぎる。
こんなガチャゲーにイライラするぐらいなら、本編でオンライン対戦やればいいんだよ、お金もソフトもハードもあるんだから、もうかからないし。
●3DS
○ポケとる
https://anond.hatelabo.jp/20180214155553
https://anond.hatelabo.jp/20180214160914
の続きです。最後まで
チェックを受けることのない4大企業のパワーは何よりも競争を抑制するものとして現れる。考えてみればいい。アマゾンはあまりにも独占的な力を持ってしまったので、潜在的な将来の競争相手がマーケットに入場してくる前にジェダイ的なマインドトリックで相手に痛みを感じさせることも出来てしまう。株はもともと二つのキー・シグナルに沿って取引される。会社の潜在的なパフォーマンス(ポッタリーバーンの1平方フィートあたりの売上が10%上昇する)とマクロな経済の状況(住宅の供給が増える)だ。しかし今では公共・民間問わず投資家は三つ目のキー・シグナルを加えている。それぞれのセクターにおいてアマゾンがなにをするかしないかということだ。直近の例をいくつか挙げてみよう。
アマゾンが歯科関係用品のビジネスに参入することをアナウンスした日、歯科用品企業の株は4から5%下落した。アマゾンが処方薬を売ることを発表したとき、薬局関係の株は3から5%価格が下がった。
アマゾンのホールフーズ買収発表から24時間以内に大型生鮮食料品店の株の価格は5から9%も落ちた。
独占的慣行の問題が取り上げられると、アマゾンのPRチームはすぐに都合のよい数字を持ち出す。4%――アマゾンがコントロールするアメリカの小売シェア(オンライン・オフライン合わせて)、ウォルマートの市場シェアの半分に過ぎない、というわけだ。これは怪物を分割するべきだという主張に対して強力な反論だ。しかし他の数字だってある。アマゾンのプレスリリースにはなかなかあらわれない数字だ。
・34%: 世界中のクラウドビジネスに占めるアマゾンのシェア
・44%: アメリカのオンラインコマースに占めるアマゾンのシェア
・14億ドル: 2008年以降アマゾンが支払った法人税。対してウォルマートは64億ドルだ。(アマゾンは過去24ヶ月でウォルマート丸々一つ分の価値を時価総額に加えている。)
フェイスブックはどうだろうか?私たちがスマートフォンで使う時間の85%はアプリを操作するのに使われている。世界5大アプリのうち4つ――フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ、メッセンジャー――はフェイスブックが所有している。そしてこの4つはザックの指示のもと、5つめ――スナップ社――の息の根をとめるべく同盟を組んでいる。これが意味するのは私たちが持っているスマートフォンはすでにコミュニケーションの手段ではないということだ。フェイスブック社へのデリバリーサービスなのだ。
フェイスブックは競合アプリがユーザーの関心を集めているときにそれを知らせてくれる内部データベースまで持っている。それによってフェイスブックはその企業を買収(インスタグラムやワッツアップにしたように)したり、あるいはその強みを真似ることで競合相手を倒してしまうこともできるわけだ(ストーリーズとボンファイアでやろうとしていることがそれで、標的はスナップチャットとハウスパーティーだ)。
グーグルはグーグルで現在インターネット検索の市場の92%を握り、その価値は世界中合わせると924億ドルに上る。これはアメリカ以外のどの国の広告市場全体よりも大きい。インターネット検索業界は今や次に挙げるような数々のグローバル産業より大きなマーケットになっている。
・ 製紙・森林資源: 810億ドル
・ 建設業: 790億ドル
・ 不動産管理・開発: 760億ドル
・ 都市ガス: 580億ドル
もしたった一つの企業が世界中の建設業の92%をコントロールしているとしたら我々はどう思うだろう。あるいは製紙や森林資源の92%だったら?その会社のパワーや影響力が常識的な範囲を逸脱してしまったと思うだろうか、それとも今グーグルに対してそうしているように、素晴らしいイノベーターだと思うだけだろうか?そしてアップル、低コストの製品をプレミア価格で売ることに大成功した企業が存在している。iPhone8の材料費は288ドル、価格ラベルにかかれている799ドルに比べるとごく一部だ。
別の言い方をすると、アップルはトヨタの量を生産し、フェラーリの利益率をとっているのだ。アップルユーザーはもっともブランドに忠実な消費者でもある。92%の顧客がアップルの製品を買いつづけるのに対し、サムスンユーザーでは77%にしかならない。2017年2月には全アクティブiOSユーザーのうち79%が最新のソフトウェアにアップデートしたが、これがアンドロイドになると1.2%にしかならない。
アップルは消費者の生活の中に占めるその特権的な地位を利用して、スポティファイのような競合相手に対するアプローチにおいて独占的なパワーを振るっている。2016年にアップルはiOSのスポティファイアプリのアップデートを拒否し、iPhoneユーザーがこの音楽ストリーミングサービスの最新バージョンにアクセスするのを阻んだ。スポティファイの利用者がアップルミュージックの利用者の2倍に達したのを受けて、アップルはその遅れを30%の税金を競合相手に課することで埋めたわけだ。
アップルは消費者の間での人気を利用することにためらいがない。最近アップルが意図的に過去のiPhoneのパフォーマンスを遅くしていることが暴露されたが、これはユーザーに必要以上に早くアップグレードさせるための戦略である。これは独占に対する自信がなければできないことだ。
19世紀の終わりに、特定のマーケットの大半を支配する巨大ビジネスを指して「トラスト」という言葉が使われ始めた。テディ・ルーズベルトは牛肉と鉄道のトラストを分割し、大統領在任中に40を超える反トラスト訴訟を起こしたことで元祖「トラストバスター」としての名声を得た。100年後の2016年に話を戻すと、我々は「極めて少数の手に極めて大きな力が集中してしまうから」AT&Tによるタイムワーナーの買収は許さないと話すトランプ候補に出会う。一年後、彼のもとで司法省は実際に合併を阻止するための訴訟を起こした。
つまり我々の大統領は今も正しい戦いを続けているわけだね?よし、もうすこし掘り下げてみよう。AT&Tは1億3900万人の無線契約、1600万人のインターネット契約、2500万人のビデオ契約(そのうち約2000万はDirecTV経由)を保有している。タイムワーナーはHBO、ワーナーブラザーズ、TNT、TBS、CNNのようなコンテンツ製作のブランドを所有している。この2者の垂直合併は理屈から言うと、何百万という単位の携帯電話・インターネット・ビデオ契約者のネットワーク全体にコンテンツを製作・供給する巨大企業を作り出しうるかもしれない。
少数の手に大きな権力?そうかもしれない。しかしコンテンツと供給網の重要性が心配事であるなら、テディであれば10年も前にジェフ、ティム、ラリー、マークたちの会社のドアをノックしていたことだろう。四大企業の全てが、AT&Tとタイムワーナーを合わせたものをはるかに凌駕するコンテンツも供給網も持っているのだから。
アマゾンは2017年にオリジナルビデオに45億ドルを投じたが、これはネットフリックスの60億ドルに次ぐ第二位の金額だ。プライムビデオは200以上の国でローンチし、最近は10回サーズデイ・ナイトゲームを放送するためにNFLと5000万ドルの契約をした。アマゾンは音声テクノロジーの71%を支配し、プライムを通じてアメリカ家庭の64%に供給の拠点を築いている。64%のマーケットシェアを持つケーブルネットワークが存在するか考えてみたまえ。これに加えて、アマゾンは2位から6位までの競争相手を合わせたよりも大きなマーケットシェアをクラウドコンピューティングのマーケットに持っている。アレクサ、この状況がイノベーションを産んでくれるのかい?
アップルは今年10億ドルをオリジナルコンテンツに投資する予定だ。アップルは220万のアプリをコントロールし、2013年にはiTunes上で販売した曲数が250億曲に達するという記録を打ち立てた。アップルのライブラリーには今や4000万曲が登録されており、10億台のアクティブなiOSデバイスに供給することができる。テレビとビデオについても言うまでもないだろう。でもやっぱりAT&Tはカートゥーンネットワークを売る必要があるんだろうね?
フェイスブックは21億の月間アクティブユーザーによって作り出されたコンテンツの激流を所有している。サイトとアプリを通じて、この会社はアメリカの全成人の66%へアクセスすることが可能だ。フェイスブックはオリジナルのコンテンツに10億ドルを投資することを計画している。フェイスブックは世界で最も多産なコンテンツマシーンで、世界中のスマートフォンの大半を支配している。さあ、「今なに考えてる?」。
ユーチューブには毎分400時間分ものビデオがアップロードされているが、これはグーグルが世界の誰よりも多くのビデオコンテンツを所有しているということだ。グーグルは20億台のアンドロイドデバイス上のOSもコントロールできる。これでもAT&Tがアダルトスイムを売却することが大事なんだね?
多分AT&Tとタイムワーナーの合併が理屈に合わないというトランプは正しいんだろう。だがもしそうだとしたら、我々は10年前にまず四大企業を分割しているべきだったのだ。四大企業のどれをとっても、結局彼らがしているのは、マーケットの独占を利用して取引を阻害するという有害な独占的パワーの乱用だ。だが司法省は一体何をしているんだろう?怒り狂ったトランプのツイートはどこにいったんだ?ドアの向こう側にいる彼らはテクノロジーで人類を救いに来た救世主めいたイノベーターだという神話に騙されて、政府の居眠り運転を許してきたのは我々なのだ。
睾丸を落としてしまったような西洋諸国の中で、EUの競争担当欧州委員であるマルグレーテ・ベステアーは 巨大テクノロジーを恐れず、または彼らに騙されないただ一人の政府高官だ。昨年の5月、彼女は、フェイスブックとワッツアップの間でのデータ共有能力についてEUに虚偽を言っていたという罪状でフェイスブックから1億2200万ドルを徴収し、その一ヶ月後にはグーグルに対して非競争的慣行を理由に27億ドルの罰金を課した。
これは出発点としては良いが、この程度の罰金では象の背中を蚊がさすようなものだということも言っておかなければならない。フェイスブックの罰金はワッツアップ買収価格の0.6%にしかならず、グーグルに関しても手元資金のたかだか3%にしかならない。15分毎に100ドル取られるメーターに金を入れなかったことに対して、25セントの違法駐車チケットを切っているようなものなのだ。我々はこの手の企業に対して、利口で株主が喜ぶやり方を教えてやっていようなものだ。法律を破れ、嘘をつけ、必要なことはなんでもやって、万一捕まったらはした金を払えば良い、と。
巨大企業の独占的なパワーは資本主義者にとってのマッチョ・テストになってしまっている。イノベーションクラスの抱擁は我々を心強く感じさせてくれる。私たちは成功、特に巨大な成功が好きだし、億万長者や彼らの設立した素晴らしい企業に勇気づけられる。規制と聞けば吐きそうになる。確かに規制には醜いラベルがつきものだ。アマゾンを分割すべきだと私が提案しはじめて以来、フォックスニュースのスチュアート・バーニーは放送の時に私を社会主義者だと紹介するようになった。今にヨーロッパ人とでも呼ばれるのではないかと思っている。
2017年のマーケットが、我々の経済が規制にうんざりしているという強いシグナルを送ったことは間違いない。しかし規制とトラスト分割の間には違いがある。我々が経済について知っている話から抜け落ちているのは、トラスト分割はマーケットの健全性を保つためのものだ、ということだ。それは、がさつで不細工な規制に対する解毒剤なのだ。マーケットが失敗する時、そして確かにマーケットの失敗というのは起きるものなのだが、我々に必要なのは黄色の旗を挙げて秩序を取り戻してくれるレフェリーだ。試合ではそうしているのだから。
四大企業のすさまじい成功――10月には四大企業だけでS&P500の利益の40%を占めた――は、彼らが活動しているマーケットそのものが不健康であるという事実を覆い隠してしまう。昨年末、リファイナリー29とバズフィードという二つのデジタルマーケティング企業の将来有望な新星がレイオフを発表し、アドテク企業のクリテオは時価総額を50%下落させた。なぜ?フェイスブックがいて、グーグルがいて、その他諸々がいるからだ。そしてスナップ社を含むこうした他の会社全てがもう死んでしまっている。ただ自分たち自身が死んだことに気づいていないだけなのだ。
こういった企業が死ぬのは自己責任だと私たちは自信を持って言えるだろうか?むしろ我々のマーケットの方が失敗していて、無数のデジタルマーケティング会社が成長し、雇用を生み出し、イノベーションを起こす健全な生態系の発展を阻害してしまっているのではないだろうか?
二種類のマーケットを想像してみよう。最初のマーケットには以下の会社が含まれる。
そしてもう一つでは次のような会社がそれぞれ独立して活動している。
アマゾン・AWS・?・アップル・アップルミュージック・フェイスブック・インスタグラム・ワッツアップ・グーグル・ユーチューブ
(訳注: 原文では各サービスがアイコンで示されているが3つめのアマゾン関係のアイコンが不明)
そしてダース・ベイダーが息子に言ったように、「自分の心を探って」みて、どちらのマーケットが
ことができるか考えてほしい。トラスト分割が短期的には株価に対して悪影響をもたらすのは確かだが、マ・ベルの分割はテレコミュニケーションの分野での株主価値の急速な成長に繋がった。同様に、マイクロソフトは1990年の司法省とのいざこざにも関わらず、最高の時価総額に達したばかりだ。アマゾンとアマゾンウェブサービスが、一つになっているよりも別々の会社になった方が価値を高める可能性が高いことを信じる理由もある。
22年前に比べてアメリカの上場企業は1.5倍に増えたが、イノベーション分野の会社のほとんどが、自分たちが生き延びるための可能性が最も高くなる選択肢――あるいは唯一の選択肢――は、巨大テクノロジー企業に買収されることだと知っている。バイヤーがいなければ、大きくなる(グーグルになる、ということ)かすごすご家に帰る(ビジネスを止める)かの選択肢しかない経済が出来上がってしまう。ホームラン級の買収は格好の見世物になるけれど、中サイズの企業による買収が2・3倍に増えた方が経済成長のエンジンとしては強力に違いない。
パワーの集中はあまりにも巨大な政治力と資源を持つ企業を生み出すことで、彼らが自分たちに課される税率を中サイズの企業を大きく下回る水準に設定し、逆進的な税制を作り出すことを可能にしてしまった。
どうして我々は巨大テクノロジー企業を分割する必要があるのだろうか。四大企業が悪で、我々が善だからではない。鉄道会社やマ・ベルにしたように、競争を保証する唯一の道として、時には木の天辺を切り落とす以外の手段がないことを我々は知っているからだ。これは四大企業に対する告発でも復讐でもない。そうではなくて、健全な経済サイクルのキーになるのが、侵略的で、生まれたての企業の死を招き、他の企業の登場を許さないような企業を刈り取ってしまうことだ、という認識なのだ。巨大テクノロジー企業は分割されるべきだし、分割されるだろう。なぜなら私たちは資本主義者だからだ。今がその時だ。
https://anond.hatelabo.jp/20180214155553が文字数制限?に引っかかってしまったのか途中で切れたので続きです。
「003: アメリカ政府より強力」~「005:ジェダイのマインドトリック」の前まで
続きはhttps://anond.hatelabo.jp/20180214161344
巨大テクノロジーに屈服してしまったのは連邦政府だけではない。アマゾンの第二本部への入札の一貫として、州とシカゴ市の役人はアマゾンに13億ドルの給与税を免除し、そのお金をアマゾンが適切と考えるやり方で使えるようにすることを提案した。すばらしい。シカゴは徴税権をアマゾンに渡してしまい、シアトルの企業がシカゴの住民に最適な方法でお金を使用してくれることを期待しているわけだ。
政府の服従はそれからひどくなるばかりだ。もしあなたがアイスキャンディーを作って子どもたちに売ろうと思えば、高額な食品医薬品局のテストを無数に受け、また原料・カロリー・糖分を表示した完璧なラベルをつけなければならない。しかし、インスタグラムのユーザー同意書にどんな注意書きが書いてあるだろう。我々はソーシャルメディアのプラットフォームがティーンエイジャーの抑うつ状況を悪化させていることを示す大量の研究の存在を知っている。自分自身に問いかけてみよう。もしアイスクリームが子どもたちを自殺させやすくしているとしたら、我々はドレイヤーズのCEOがシリコンバレーのディナーで大統領の隣に座るのを肩をすくめるだけで見過ごすだろうか。
こうしたソーシャルメディアのプロダクトがタバコと同様の中毒媒介システムであることを信じない人は、7才の子供からiPadを取り上げようとして、自分の殺人計画を告げるような視線で見られるといった経験がないのだろう。この手のプラットフォームの中毒性を信じないなら、どうしてアメリカのティーンエイジャーが一日平均5時間インターネットにつながったスクリーンに張り付いているのか、その理由を自分で考えてみればいい。ソーシャルメディアが与えてくれる様々なご褒美のせいで、我々はまるでスロットマシーンの前にいるように自分の通知をチェックさせられ続ける。子供や十代の少年少女はこうしたプラットフォームがもたらすドーパミンの欲望にとくに影響を受けやすいという研究もある。多くのテクノロジー企業の幹部が自分の子供にはこうしたデバイスを触れさせないと公言しているのも不思議ではない。
以上のような問題は全て正当な懸念だ。しかしこれらの理由のどれ一つとして、あるいはこれら全てを集めたとしても巨大企業の分割を正当化する理由としては足りない。これから述べるのが、私が信じる四大企業を分割すべき理由だ。
ヴァンダービルト大学のロースクールの教授であるガネシュ・シタラマンの主張は、アメリカには中産階級が必要であり、我々の代表民主制が上手く機能するために富がバランスよく分配されるよう、憲法もデザインされているというというものだ。富めるものがあまりにも多くの力を持ってしまえば、寡頭政治につながる。だからアメリカの民主主義という舟を安定させるためには中産階級が舵にならなければならないのだ。
経済とそのキーとなる主体である会社の基本的な目的は、中産階級を作り出し維持することであると私は信じている。1941年から2000年にかけてアメリカの中産階級は世界の歴史においてもっとも優れた「善」の担い手だった。アメリカの中産階級は正しい戦争に資金を提供し、戦い、勝利した。高齢者の世話をし、ポリオの治療にお金を出し、人類を月に送り、世界の他の国に対して、自分たちがモデルとなって、消費とイノベーションが社会・経済を改革するエンジンになりうることを示したのだ。
経済の上向きのスパイラルは家庭と企業の間での循環に依存している。家庭が資源と労働を提供し、企業がモノと仕事を提供する。競争は発明と優れた製品(ハッピーアワー、リアビューカメラetc.)を提供するモチベーションとなり、車輪はいつまでも回り続ける。巨大企業はステークホルダーに対して莫大な価値を作り出す。それなのにどうして私たちの目の前で、歴史上初めて、他の国の中産階級が成長しているのに自分たちの国の中産階級が没落するという事態が起きているのだろう。経済が中産階級と中産階級が育む社会の安定を維持するためのものであるならば、我々の経済は失敗してしまっているということだ。
過去30年でアメリカの生産性が大幅に向上したのは間違いない。アメリカの消費者があらゆるレベルで自由主義社会の羨望の的になったことを否定することはできない。しかし生産性の拡大と消費者の地位の向上の結果作り出されたのは、高給の雇用と経済の安定をすばらしい電話と1時間以内に配達されるココナツウォーターと交換してしまうようなディストピアだった。
どうしてこんなことが起こったんだろうか。2000年代になってから、企業と投資家が夢中になったのは人間をテクノロジーで置き換えることによって急速な成長と利益の急拡大を可能にしてくれるような企業だった。こうして作り出された巨額の富が安価に資本を引きつけ、他のセクターは脆弱になった。古い経済に依存する企業と巣立ったばかりのスタートアップには何の希望もなかった。
結果として出来たのは企業にとっても人々にとっても勝者総取りの経済だった。社会はイノベーション経済の側(領主)とそうでない側(農奴)の二つに分かれてしまった。一つの素晴らしいアイデアがウン億のベンチャーキャピタルを集める一方で、普通の人、あるいはただ幸運でなかった人々(私たちのほとんどだ)は退職後の貯金をするためにもっともっと働かなくてはならなくなった。
億万長者になるのが過去に比べて簡単になったり難しくなったというわけではない。痛いほど明らかなのは、過去30年で見えない手が行ってきたのが中産階級を締め上げることだった、という事実だ。30歳の人間がその両親が30才だったころに比べて貧しくなったのは大恐慌以来始めてだ。
何か手を打つべきなのだろうか。こうしたイノベーションのアイコンたちが、経済の調子を保つための一時的な撹乱を行っているだけだとしたらどうしよう。トンネルの向こうではより強い経済と高給が待っているという見込みはないんだろうか。しかしこんなことがありえないという証拠はすでにある。事実、二極化は勢いを増しているように見える。これは我々の社会に対する最大の脅威だ。これが自分たちの住んでいる世界なのだから仕方ないという人も多いだろう。でもその世界も私たち自身が作り出したものではないのだろうか。百万人の百万長者を生み出すことからひとりの一兆長者を生み出すことに、私たちは意図的にアメリカの使命を変えててしまったのだ。アレクサ、これって良いことなのかね?
今まさに我々は劇的なマーケットの失敗の只中にある。そこでは政府が巨大テクノロジー企業への大衆の熱狂によって黙らされてしまっている。頑丈なマーケットは効率的で強力だが、グランドに定期的に入って旗をあげ、チームを動かすレフェリーなしではフットボールのゲームが成立しないように、枷のない資本主義が私たちにもたらしたのは気候変動、抵当危機、そしてアメリカの医療保険だ。
独占はそれ自体常に違法だったり望ましくないものだったりするというわけではない。単一の企業が投資を行い、安価にサービスを行うのが合理的であるところでは、自然な独占が存在する。しかしこの場合トレードオフとして厳しい規制が伴う。フロリダ電力は1000万人にサービスを提供し、親会社であるネクストエラ・エナジーは時価総額720億ドルだが、その価格とサービスの基準は市民に受託された人々によって規制されている。
対象的に四大企業は厳しい規制なしに独占「的」な権力を維持しおおせている。私が彼らの力を「独占『的』」と表現したのは、アップルだけは例外かもしれないが、彼らがほとんどの経済学者が独占の核心だと考える、顧客向け価格の釣り上げを行ってはいないからだ。
しかし、四大企業は我々が本能的に感じる大きな政府への反感を見事に利用し、競争が――私有財産、賃金労働、自発的な交換、価格システムと同様に――資本主義のエンジンの不可欠なシリンダーであることを忘れさせてしまっている。彼ら四大企業のサイズの巨大さに加えてチェックを受けない権力によって競争市場は抑圧され、経済が本来の目的を果たすことも阻害されてしまっている。つまり、活力ある中産階級を作り出す、という目的だ。
どうしてこんなことが起きるのだろう。1990年代にマイクロソフトがどうやってネットスケープの息の根をとめたかを思い出すのは有用だ。はじまりは何の問題もなかった。ある会社が優れた製品(ウィンドウズ)を作り出して、それがセクター全体へのポータルになった。今であればプラットフォームと呼ばれるだろうものだ。その成長を維持するため、その会社はそのポータルを自社製品(Internet Explorer)の方向に向け、パートナー(Dell)をいじめて競争をシャットアウトした。ネットスケープのブラウザの方がより人気で90%のシェアを得ていたとはいえ、マイクロソフトが意図的にインターネットエクスプローラーを援助しているのでは勝ち目はなかった。
同じ状況は四大企業ではどこでも起こっている。グーグルが上手くマネタイズできるよう、検索結果の最初のページがゆっくりと支配されていくことや、iPhoneの画面上の準標準プロダクト(アップルミュージック等)、強豪相手(Snap)を邪魔し、叩きのめせるよう会社(フェイスブック)の持てる全ての資源を按配すること、他の会社がとても競合できないような要求水準の設定と攻撃的な価格設定(アマゾン)。
もしかしたら消費者にとってもこういった「自然な」独占の方が都合が良いのかもしれない。しかし司法省の考え方は違ったようだ。1998年に、連邦政府はマイクロソフト相手に訴訟を起こし、反競争的な慣行を非難した。裁判を傍聴していた人が報告するところによると、マイクロソフトの幹部はインターネットエクスプローラーをタダで提供することで「ネットスケープの空気の供給を断」ちたかったと証言したのだそうだ。
1999年11月に、ある地方裁判所ではマイクロソフトは反トラスト法に違反しており、会社を二つに分割することを命じるという判決が出た(一つはウィンドウズを売り、もう一つはウィンドウズ用のアプリケーションを売る)。会社分割の命令は高等裁判所で却下されたが、マイクロソフトは会社の独占的な慣行を抑えることで最終的に政府と和解に達した。
和解内容に対して甘すぎるという批判もあったが、司法省があの時マイクロソフトを有望新進企業を芽のうちに潰してしまうという罪状で警告することがなかったら、今のグーグル――今や7700億の市場価値があり、自由市場の信奉者にとっての希望の的だ――が存在しえたかどうか、考えてみる価値はある。反トラスト法がなければ、マイクロソフトはマーケットの独占を利用して、ちょうどウィンドウズによってネットスケープを安楽死させてしまったように、グーグルよりもBingを使わせるよう仕向けていただろう。
司法省のマイクロソフトに対する訴訟が、マーケットに新鮮な酸素を送り込むという点で最も大きな効果を持った例であることは確かだ。株価にして何兆円ものドルを解き放ったのだから。四大企業による力の独占は、酸素不足のマーケットを作り出してしまった。私は何十回も小さな会社によるベンチャーキャピタル向けプレゼンを聞いたことがあるが、そこで説明される内容はどこでも、いつでも同じだ。「四大企業とは直接戦えませんが、四大企業の買収先としては素晴らしい会社になれます」。その細い針の眼を通すことが出来なければ、会社はその幼少期を生き抜くために必要な酸素(資本)を絶たれてしまう。IPOもベンチャーキャピタルの資金提供を受けた企業の数も過去数年で着実に減少している。
かつて「悪の帝国」そのものだったマイクロソフトと違い、グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンは巧妙なPRを洗練されたロビイング――オプラ・ウィンフリーとコーク兄弟をかけ合わせたようなものだ――と組み合わせて、マイクロソフトに課されたような批判からほとんど逃れおおせている(https://anond.hatelabo.jp/20180214161344に続く)
○朝食:なし
○夕食:大根と水菜のサラダ、ご飯、納豆、卵、タルト(なし、りんご)
○調子
はややー。
仕事はそれなりに頑張った。
いや、実は先週の水曜日か火曜日ぐらいから、なんか違和感があったんだけど、
まあほっとけば治るか、と思ってほっといたんだけど、一週間経っても治らない。
最近休みを取りやすいので、明日は会社は休みにして病院行くことにします。
来週末からまた、東京でアホみたいな勤務時間の作業が待ってるので、それまでに薬はもらっておきたい感じ。
いやでも、これなんか変な病気だったら怖いな。
うつい。
●3DS
○ポケとる
大量更新、なんだけど、どうも風の噂によるとサービス終了が間近らしい。
うーむ、散々愚痴ってきたけど、終わるのは寂しいなあ。
とはいえ、いつまでもこうして同じゲームだけをプレイするのも寂しいので、スパッと気持ちよく終わらせて欲しい。
ちなみに、ステージ104まであるみたいだから、まだ半分もいってない。
悪ポケ上方修正きたー!
iPhoneで撮った写真や動画をGoogleフォトで保存してテレビで大きく見る為Chromecastを買ったんだけど全然使えない
基準が分からないけど長め(10分ぐらい)の動画は100%ダメ
YoutubeとかNetflixとかでキャストするとiPhone側はコントロールだけになる
Googleフォトはお構いなしにiPhone側でも動画再生させてゴリゴリ電池を消耗させる
なんの為にテレビにキャストしてるんだよiPhoneで動画再生して誰がみるんだよバーカ
結局macbookのchromeからGoogleフォト開いて画面をキャストしてる
ChromecastってGoogleでしょ?同じ会社じゃないの?
こんなことならAmazonPrime見れるFireStickにすれば良かった
○朝食:なし
○間食:プリングス、チーズタルト、モンブラン、サプリメント(マルチビタミン&ミネラル)二粒
○調子
はややー。
ですが、どうも調子が悪く、ぐったりしてました。
いや、その、実のところゲームしてたんですけど、なぜかそのゲームに関することを書かない的な謎ルールがあるせいで書くことないです。
いい加減この縛りプレイがあると書くことがない日もあるので、解禁したいんですが、自分の中で「この子のカードを全部集めたら書いてもいい」みたいな謎ルールが追加されてて、そのカードが中々市場に出回らないので、苦戦してる感じです。
●3DS
○ポケとる
ミュウツーを69まで進めた。
70はいいかな、レベルアップ二つのために、フルアイテムはしんどい。
たのちー。
途中の駅で図書館のバーコードがついたハードカバーの本を片手に小汚いおっさんが乗ってきた。
自分もおっさんも混雑のため立っていた。(自分が斜め後ろに立つ位置関係。)
おっさんは上着の内ポケットからiPhoneを出してロック画面を少し眺めていた。
(自分はこの時、このおっさん、時間を確認したのかな と思った。)
そのあと、電源ボタンを長押しして電源を切っていた。
(え? と思った。)
なんで電車に乗ってすぐのタイミングでスマホの電源を切る必要があるのか。
おっさんはその後本を読みふけっていたし、時間つぶしの観点ではスマホが不要だったことはわかる。
でもなんで電源を切ったのかはよくわからない。一応以下が自分の考察。
・もう帰路につくだけであって、特に連絡がない又はする必要がないから電源を切った。
・バッテリー残量がやばかった。
・仕事等、退勤したのに、又は休日に入ったのに連絡をして欲しくなかった。
一つ目の理由だとすればおっさんは小汚いし、独身で誰とも連絡を取る必要がない状況にいつもあるのかもしれない。
本日の外出が終わってもう自分の世界、自分の時間を過ごすだけだからスマホは必要なかったのかもしれない。
なんか寂しいような、理にかなっているような。
気持ち悪がられても良いから、酔ったフリでもしておっさんに聞いてみてもよかったかもしれない。
いや それは言い過ぎかな。