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はてなキーワード: 木々とは

2022-12-02

しろ世の中の全てを性的な目で見よう

街を走る自動車エロい

ビルが立ち並んでいてセクシー

街路樹木々エッチ

だったら人間だろうと犬や猫をどういう目で見ても大した問題ではないだろう

2022-11-11

anond:20221110234844

大人の猫なら何度か出会いはあった

飼える環境じゃないのでその場でじゃれあって終わりだけど

公園とか木々が多いとこらへんを散歩する趣味があればわりと出会いがあるのでは?

anond:20221110203659

中途半端リアルなせいで、背景(木々や観客)が微動だにしないのが気になったかな。

2022-10-15

やけに夕焼けが綺麗だと思ったら

今日昼寝してたら外ですごい騒音が鳴り出して、おっちゃんが大声で注意してたりして、「何で昼寝中に工事するんだ?」と思いながらも、耳栓して寝てた。

それでさっき昼寝から起きてベランダから外を見たら、すごく綺麗な夕焼けが見えた。

「2年住んでるけど、こんな綺麗な夕焼け見えたの初めてだ、気持ちいいな」

と思ったら、マンションの前の木々がばっさり切られてた。だから視界が開けて夕焼けが見えたのか。おっちゃんサンキュー

2022-09-21

最寄り駅までの距離

子供ができたので家を買おうと色々見てるんだけど、どうしても戸建てになると最寄り駅から距離がネックになる

良さげなところがあっても隣の家が鬱蒼と木々が茂ってたり水路が近くなったりででなかなかパットしない

そんななか駅から距離以外はそれなりに条件にあうところがあったが、やっぱり駅から距離が気になってる

自転車うつもりだけど雨の日はどうなんだとも思ったりするし

増田の層的にはマンション派が多そうだけど駅からそこそこあるところに住んでる人いる?

・最寄り駅から徒歩30分弱(他は20分-25分くらい

・駅からの道はそこそこの大通り

仕事はほぼリモート、ただこの先はどうなるか不明

・最寄り駅から職場までは電車で1時間ちょい

2022-09-18

しんどい

可愛くしていたい

可愛いまま、可愛いと言われて、それだけで存在が許されたい

あまいお菓子を食べて、インスタやティックトック幸せそうな投稿不定期でして

綺麗な景色を見に行って、木々匂いや陽の光を感じて自然感謝して

物の少ないナチュラル系のインテリアで揃えられた家に帰って

半身浴をしてミネラルウォーターを飲んでアロマキャンドルを炊いて洗濯したてのリネンに包まれて寝たい

何処でこうなったかな。鏡に映るデブス。膣に価値はあれど私に可愛いという価値がない。僻むし妬むしプライドばかりが高くて素直になれない。もうすぐ35歳。疲れて帰ってビール飲んで寝て、休日PCつけて作業して。丸の内で働く程度の見た目は整えていても、すっぴんに戻ればただのアラフォーブス。ただ可愛く存在たかった。

2022-08-15

この時期になると思い出す

もう10年ぐらい前の話だ。

俺は当時10歳か9歳ぐらいで、夏休み自由研究を『猫の生態を調べる』にしたんだ。

それでよく見かける灰色の毛並みをした野良猫のあとを毎日付いて歩いてさ、その猫の行動範囲とか、何をしているのかをノート片手に調べたんだ。

8月中旬だと思うから、たぶん今日ぐらいのことだと思う。

その日は河川敷沿いの歩道を歩く猫の後ろを付いて歩いてたんだ。

首に掛けたペットボトルの水もすぐに半分以下になるような日で、帽子越しにも暑いなと思ってた。

猫は時々振り返っては俺の姿を見て、気にしてない様子でまた歩き出す。

その繰り返しだった。

河川敷の道、先の方は木々が茂って小さな森林みたいになってて、当時の自分が小さかったからそう見えたのかもしれない。

まっすぐな道を遮るようなその小さな森林は先がどうなっているのかを隠してて、そこに入らないと先に進めない。

なんだか区切られているみたいで、そこに入るのが妙に怖くてさ、その先に行ったことがなかった。

でも猫は、そこに入っていた。

俺は一瞬躊躇したものの、自由研究だし、猫を見失っては駄目だと思ってその小さな森林に初めて入った。

驚いた。

森林の中を少し進んで葉っぱを払いのけて進むと小さな公園みたいな広場に出た。

河川敷の道は一本道なのにそこは小さな公園ぐらいには横幅があって、どう考えたっておかしい。

そこには猫が5匹いた。

いかけてきた猫以外は、見た事がない猫が。

猫たちはちっちゃな弧を描いて並んでてさ、追いかけている灰色の猫は左端に居た。

猫同士はお互いに顔を見合わせて目配せするように目をぱちぱちしてて、異様な光景に恐怖を感じなかったのは嫌な感じがしなかったから。

真ん中の猫が頷いたように見えて、それから灰色の猫が俺の前に来た。

俺の前でちょこんと座り、顔を上げて俺の目をまっすぐ見つめて……にゃーと少し鋭い声で鳴いた。

まばたきすると全部消えていた。

えっ?と思った。セミの声が耳をついた。俺はまっすぐな河川敷の道に立ち尽くしていた。

はいなくなっていた。あの森林も。

それから俺は灰色の猫を追いかけるのを止めた。

学校には、それまでに書いたノートの内容をまとめて提出した。

このことは書かなかったし、誰に話すこともなかった。

言ったところで誰も信じないだろうし。

あれは何だったのか今でも分からない。

それでも、この季節になると思い出す。

2022-07-27

英語小説挫折せずに読む方法

英語小説を途中で投げ出してしまう原因のひとつは、書いてある情景描写がよくわからない(伝わらない)ことだと思う。

自分場合、古い小説に出てくる昔のヨーロッパ景色はその知識がないか想像もしようがないのだ、で、そういう想像のつかない文章がずっと続くと疲れてしまって途中で読むのをやめてしまう。

やめてしまうのを回避するために最近いかもしれないと思っているのは、小説描写AIで絵にしてみることだ。

例えば、サマセット・モームの『月と六ペンス』の一説

There was a high dado of white wood and a green paper on which were etchings by Whistler in neat black frames. The green curtains with their peacock design, hung in straight lines, and the green carpet, in the pattern of which pale rabbits frolicked among leafy trees, suggested the influence of William Morris.

Deepl翻訳

白木の高い庇があり、緑の紙には黒い枠に入ったホイッスラーの銅版画が飾られている。孔雀デザインした緑のカーテンは直線的に吊るされ、緑のカーペットは、葉の茂った木々の間を淡いウサギが戯れる柄で、ウィリアム・モリスの影響を感じさせます

翻訳を読んでもなんのことか想像できない。

つぎに上記英語をcraiyonという描画AIに入れる

https://www.craiyon.com/

すると、結構似たような、時代がかった室内画像が表示される。もともとなんのイメージも持てなかったので、突然現れるこの合成画像説得力はすごい。

それで英語描写がなんだかわかったような気になって読み進めることにしている。

追記

もちろん電子書籍アプリから文章コピペできるのがいいよ。自分iPhone のBooksアプリからコピペしているよ。サマセット・モーム全集を450円で買ったよ。編集ちゃんとしてて、なによりモーム小説には文章を読む楽しみがあるよ。

2022-07-05

不登校 バイト 大学進学 うつ病

 今現在不登校に悩んでいる中学高校生の中にも死んでしまいたいと思って日々の時間が過ぎていくのをただ待っているだけの生活を送っている人がいるかもしれないけれど。地獄のような生活から逃げ出したい一心自殺を考えている人には、少しだけでも楽しいと思えることができる日が来るのを待っていてほしい。どうか自殺へと行動を移さずに、今も流れ続ける時間を忘れられる方法で一日を過ごしてほしい。

そんな思いで書いています

 成人して数年、久しぶりに一本の煙草を吸ったらいろいろな記憶が蘇った。あの頃までは元気になんでもできるような気がしていたのに、ある時をきっかけに学校へも通えなくなった。

 時を遡ると、高校入学した15歳のころ。ある程度の学力がある人々が集まっていた高校なのに、私のクラスはいじめがあった。被害者はNくんとしておこう。Nくんは比較的活発なグループからまずいじめられはじめ、もともと彼が仲良くしていたおとなしめのグループからいじめられるようになった。彼がいじめられる姿を見て、情けない姿を皆が嘲笑うようになった。私はそこに存在するただの傍観者だった。

 時々、私は彼と帰った。Nくんは太鼓の達人が大好きで、放課後ゲームセンターで上手なプレイを見せてくれた。彼は確かに挙動不審なことが多かったが、それでもいじめられる理由にはならないはずだった。私はその中で、彼がいじめられ続け精神的に追い込まれ部活も行けなくなったこと。勉強も手につかなくなったことを知った。それでも私は彼とたまに帰宅する程度の仲を保っていた。

 このころ、母が国指定難病罹患してしまった。そして私は最低の行為をしてしまった。うつ病の薬のこともあり記憶にもやがかかっているが、自分が最低のことを母にしてしまたことは覚えている。

 体調を崩し脱衣所で四つん這いになったままの母に、私は「何してるの? 大丈夫?」という声をかけながら、心の中では私だって忙しいしつらいのになんで家事をしてくれないんだろうと母を責めた。もちろんそれは口に出さなかったが、それと同じくらい非道言葉を母に投げかけた。

「体調が悪いふり?」なんて、今考えるとどうしてそんなことを言ってしまったのかわからないほどの言葉を投げかけたのだ。当時私は母が何に苦しんでいるのかつゆ知らず、難病のことも知らされておらず気を許せる友達もいない戦場のような高校必死に通っていた。

 母はまもなく入院となり、それが信じられなかったのかもしれない父は私には何も教えなかった。家庭から笑顔は消え、父は仕事、私は学校へ通い夜は二人で家事をするという無機質な日々だけが続いた。

母が数か月後家に帰ってきたとき彼女は骨と皮だけのような姿になっており、帰ってきて階段を上がりきった途端にリストカットするような素振りで「死にたい」と何度もつぶやいていた。私は綺麗だった母が幽霊のようになってしまたこと、悲壮感に溢れた声にもならない声で言ったことに大きなショックを受けたことは覚えている。

数か月後、母は元気になった。朝に起きられるようになり、私の朝ごはんを作ってくれるようになるまで元気になった。抜け落ちていた髪も、青々と茂る夏の木々のように生えそろった。

 朝ごはんを食べ終わり、自室に鞄を取りに戻って登校しようとしたある日、私は階段下りながら涙を流してしまった。すすり泣く私を母が見つけ、その日は学校を休んだ。思えば、この日が私の不登校と出不精のはじまりになってしまった。今思うと、知らぬ間に心にダメージを負っていたのだと思う。

 この数か月前から、授業を聴いていても何も頭に入らず、自分がひどく落ちこぼれたような気がして意気消沈していたのを覚えている。数学テストでは一桁の点数を取り、頭の良い生徒ばかりの高校ではあり得ないほどの点数を取った私は、周囲から馬鹿にされた。盗み見られたその点数を見て。Nくんをいじめていた悪魔から「あたまわっるいね馬鹿なっちゃった?」と言われたことを、今日煙草を吸いながら思い出した。

 体調が悪いと言って登校しなかったその日から、私は完全に学校に行きたくなくなった。もうすぐ高校二年生になるころだったのに、私は自宅でうつろに日々を過ごすのみだった。このあたりの記憶防衛反応によるものなのかほとんど残っていない。覚えているのは、今でも大好きな昔の映画を観たり、小さいころに観ていたポケモンアニメを見ながら昔は良かったなと思いを馳せていたことくらいだ。まるで老人のようなその生活を見た母は、私を精神科へと連れて行った。そこでひとまず一種類の薬を飲むようになり、だんだんと種類が増えていったあたりから私は昼過ぎまで起き上がれなくなった。

 こうして”立派”な不登校になった私は、デ・ニーロのグッドフェローズダニー・ボイルの(ユアン・マクレガー名前を出したほうが分かる人が多いかもしれない)トレインスポッティングを観たり、破滅的な思考をなんとか創作の中で味わい続け、自殺を耐えていた。

 結局、高校2年生の1年間はほとんど学校に行けなかった。

 詳しいことは知らないが、3年生に上がるころ担任から「3年生になると2年生のころのように不登校のままだと卒業ができなくなってしまう」ことを告げられ、私は仕方なく登校を再開した。

 正直2年生のころも同じようなことを言われて、もうどうせ進級もできなくて中卒不登校ひきこもりになってしま未来しか見えていなかった私は、4月から懸命に学校に通った。死にたいことを何度もほのめかす私を。父と母は応援してくれた。父は通勤用の車を私のために家に残し、毎日40分近く自転車を漕いで通勤していた。母は私を学校と自宅まで送迎してくれた。毎日だ。

 途中、休むときもあったが基本的には登校ができていた。Nくんへのいじめ常態化していたクラスいたことで脳にダメージがいっていたのか、相変わらず記憶が思うようにいか勉強はさっぱりできなくなってしまっていた。1学期、定期テストではひどい点数を取り、受験どころか卒業が危ぶまれた。担任から何とかならないかと言われたけれど、何とかなんてならないことは私が一番分かっていた。

 あのころどうしていたのかは分からないけれど、2学期からは死に物狂いで勉強をし、数学では及第点、1学期で0点に近かった世界史テストでは90数点を取った。とりあえず3学期もまた90点ほど取れれば卒業はできるだろうと考えて、3学期も同じくらいの点数を取った。記憶がうまくできなかったので、本当に反復の反復、さらに反復のような状態だった。(今では治った)

 大学ももともと目指していた高偏差値のところなんて行けるはずもなく、必死に受けたセンター試験を利用してそこそこの大学に入った。幸い、高校入学するまでに相当勉強していたのでほとんど勉強しなくても9割近く3教科は取れたのだ。それでも自分にとってはショックで、大学に入っても落ちこぼれた印象はずっとついて回った。

 心を入れ替え大学に通い始めたけれど、不登校の癖がついてしまっていて社会的生活に恐怖を感じていた私は、数か月で電車通学が苦しすぎて中途退学してしまった。

 今、その大学に入りなおしてそろそろ卒業を迎える。内定も得て、自分のやりたかった職業チャレンジできる未来が見えている。

 それでも、いじめを見て疑心暗鬼になっていたことの私の時間は帰ってこない。電車に乗って高校生を見ると、あのころ違う高校に通っていればあんな思いもせずに記憶障害のようなものに悩まされることもなかったのかもしれない、と思ってしまって稀に目に涙が浮かんでしまう。

 それでも時は流れ、日々は続いていく。あの頃は帰ってこないし、私もも20台中盤だ。物事に折り合いをつけられるようになり、バイトまでできるようになった。他人と話すのが怖かったくらいだったのに、今ではコミュニケーション能力も高いよね、と年齢が上の方々からも言っていただけるようになった。(バイトを通して苦手だったコミュニケーションを何度も何度も練習するつもりで磨いた)

 

 今、どうしようもなく不安になってこの日記を書いてしまったが、最近うつ病のような症状も収まりひきこもる頻度も減った。それでも時折、元気がなくなると数日ひきこもってしまう。大学生活だってストレートはいかなかった。体調を崩しひきこもった瞬間もあった。

 それでも父と母は私を理解してくれ、応援してくれた。父に関しては昭和の男だから鉄拳制裁を喰らって殴り合いのけんかになってしまたこともあるけれど、いつの日かを境にうつ病を抱えている私を理解してくれるようになった。遊びに誘ってくれたり、断っても体調が悪いなら仕方ないと理解してくれるようになった。

 うつ病の薬を断って、大学でのストレスからやせ体形だったはずなのに食にストレスをぶつけてしまって今では30㎏ほど増えてしまったし、今の体形の自分は嫌いだけれどそれでも毎日を楽しくは過ごせている。だからこそ、今不登校に悩んでいたり死んでしまいたいと思っている中、高校生学生の同じくらいの年齢の方々に伝えたい。

 どうか諦めずに、つらい今は好きなことをして時間が経つのを待ってみてほしい。

 男だから泣くんじゃない、女だからはしたないことなんてするななんて声は無視してしまえ。男だって泣いていいし、女だって冒険をしてもいい。

 いつしか心に余裕ができて、何かができるようになるかもしれないから。

2022-06-25

薄いけど長時間かかって読んだ本。

『小さな里山をつくる チョウたちの庭』(今森光彦



概要

 写真家今森光彦氏が、段々畑のある里山土地を買ってアトリエを作り、雑木林などを大改造。様々な種類の樹木を植え、溜め池を堀り直し、花々の咲き乱れる庭を作った。大好きな蝶を沢山呼ぶためである。足掛け30年でつくり上げられた「チョウの庭」には75種類もの蝶が来るようになった。

 写真が多くルビも適宜振られている、分類としては児童書なのだが、大人が読んでも面白い本

増田感想

 私は庭いじりはあまり本腰入れてする方ではないが、必要に駆られてちょっとはするので、草木の手入れについて知っている事もあるけど、それでもこの本を読んで「へー初めて知った!」という事があった。草刈り必要性についてだ。

 年に数度の下草刈り必要という事までは知っていた。だが草を刈る事で特定の丈の高い草に土地を独占される事を防ぐ効果があり、それによって植物の種類が多様になり、するとその植物達を利用する昆虫達の種類もまた増える事になるというのは、私は知らなかった。つまり里山生物多様性は人の手によってつくられるのだ。

 昔、映画もののけ姫』の監督インタビューを『アニメージュ』か『もののけ姫を読み解く』で読んだ。そのインタビュー宮崎駿監督が、世の人々が「自然」だと思っている里山風景は人工的につくられたものだと言っていたと記憶している。

 人の手によってつくられた「自然」とは何か……その具体的な有様をこの『小さな里山をつくる』によって見せられた。人の手の入った里山の「自然」はありのまま自然よりも豊かなのだ。それは人間にとって有用という意味だけではなく、植物昆虫小動物など生物にとっても住みやす環境なのだ

 蝶は、それぞれごく限られた種の植物依存して生き、しかもその美しく奇妙な姿と優雅で愛らしい羽ばたきからよく人の目にとまる。そのため、ある土地暮らしたり立ち寄ったりする蝶の種類の数というのは、その土地生物多様性指標としてはもってこいなのかなと思った。

 30年もかけて土地に多様な種類の樹木や草花を植えてつくられた蝶の楽園楽園の維持には草刈りや木の間伐、野焼きなど、農業園芸を知らない人ならそんなにやって大丈夫なの? と心配になってしまうようなダイナミックな手入れが必要なのだ

 自然のまま草木の生えるままにしておけば強い草木けが生え、それに依存する少数の昆虫しかいなくなる。そしてやがてそこに生えていた木々老い共倒れにより滅びて、ただの荒れ果てた草原に戻る。

 人間による手入れは自然の中ではたまにしか起きない天変地異再現であり、しか計画のもとに行われる。本来だったら競り負けてしま草木を残し、土地養分日照権を独占する草木を打ち倒したり、勢力を抑えたりする。

 環境保護というトピックにおいてはつい人間存在不要の物として私は考えてしまいがちだったのだけれど、人間自然のよき管理者にもなれる可能性も持っているのだと知った。本書のメインの蝶の話から脱線しているけれど、私は本書を読みながらそんな事に思いを馳せた。

 裏を返せば、自然の中に住む様々な生物……こと植物……生態系ベースとなるので彼らの生き様というのは重要だ……にとっては、多様性共存共栄というものはあまり重要な事ではないのかもしれない。常に競い合い頂点を目指す、自分繁栄けが願いなのかもしれない。人の夢見る生物多様性というのは、不自然な事でしかないエゴなのだろうか。

 まあそんな面倒臭い思索は置いといて、庭がクリエイトされていく過程は読んでいてわくわくするし、里山風景草木や蝶をはじめとする昆虫写真は素敵だし、全75種類もの蝶がずらりと並んだページは壮観で興味深い。お、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶさん柄の蝶まで。アサギマダラという珍しく美しい蝶だ。

 それと、本書に度々登場するジャノメチョウ。私はこいつに嫌な思い出がある。だからまり出会いたくないのだが、本書で久しぶりに目にしてふと気づいた。昔はよく家の網戸に停まっていたのに、最近全然見かけない。本書によればジャノメチョウはススキ依存して生きる蝶であるらしいので、最近とんと見かけないのもむべなるかな。ススキの生えた場所なんて、市街地には全然ないもんなあ。

 読むのにだいぶ時間をかけたけれど、時間ほとんどは写真をじっくり眺める事に使った。

2022-06-03

ホタル見てきた

Googleマップホタル検索したところ、割と近所の公園が出てきたんで、夕食後に見に行った。

雨の後のじっとりした曇りの夜は、ホタルを見る絶好のチャンスなんだそうだ。

ホタルは光を嫌うという情報があったんで、ライトつけずに行ったんだけど、誰もいなくて暗くて怖かった。公園と言っても、半ば山だし。

鬱蒼とした木々の迫る遊歩道を歩いてたら、不審者とかクマとかヘビとか想像してしまって怖くなった。蜘蛛の巣に顔突っ込むかもしれんし。

見つからいから更に奥へ行ったら、ライブ配信してる初老YouTuberを驚かせてしまった。そりゃ、あんなひとけのない公園で、夜中にライト付けない男が来たら怖いよな。不審者は俺だわ。

その人もホタルを撮ってたらしく、出る場所を教えてもらって見に行った。YouTube視聴者の人たちに軽く挨拶した。

んで、無事ホタルが見れた。あまり近くには来なかったけど、チラホラと光ったり消えたりしながらフンワリ飛んでた。

YouTuberのおじさんに感謝。おじさんによれば、18時半くらいか20時とか、そんくらいの時間によく飛ぶらしいんで、今度はそれくらいの時間に行ってみるかな。

2022-01-30

ポケモンアルセウス面白い

ポケモンを初めてプレイした。

前作までの一作くらいやってないと分からないと友人に言われたのだが、予備知識すら無いままプレイした。

5時間ほどプレイしたのだが、面白い

シンプルグラフィックでありながら、キャラの表情がわかりやす

必要所以外はサウンドは常に垂れ流すということもなく基本的に静かでのどかフィールドを探索出来る。

操作方法もさほど複雑ではないので覚えやすく、移動手段もどんどん増えていくので遊びやすい。

ストーリー唐突的なものがあったが、これもラストまでプレイすれば分かる話なのだろう。

不満な点といえば、ポーチの容量の増やす方法が面倒くさい事だろうか。

また一般的に感じたのは、ポケモンといえば注目すべき年齢層は小学生辺りだと思うのだが、

テキストがルビ振りがないので大人向けに感じてしまう所だろうか。

とはいえ、全体的に面白いゲームだと思う…


のだが、

どうも世間評価を見るとツマラナイという言葉とやたら下げるような評価ばかりが目につく。

ゲームの質が良くなってきてからは名作であっても、やたらめったら酷評する人がいる。

酷評する彼らはゲームグルメなのだなと感じる事はあったが、アルセウス評価に関しては言いがかりもちらほら感じる。

まず見かけたのがグラフィック関連だ。

グラフィックがしょぼいという意見が目立った。

個人的には、スイッチの性能を見れば許容範囲であると思うし、むしろリアルを追求しすぎるポケモンなんて怖いだろう。

なんかいい例が無いかと思ったが、実写版ポケモン映画を見て感じたが眉間にシワを寄せたピカチュウ

呑んだくれたオヤジのようにしょぼくれたピカチュウなどリアル表現されたポケモンは愛らしさが見えなかった。

そう考えれば、アルセウスグラフィックはちょうど良いと思うのだが。

次にゲームシステム。

平凡でありきたりでツマラナイという評価を見かけた。

広いフィールドを走り回り、様々なポケモン収集し、バトルを行い、採集しながらクエストをこなす

平凡と言うか、オープンワールド基本的な部分を表現したゲームに感じた。

ポケモンは、子供から大人まで穏やかにプレイできるような作品と感じるのだが

『平凡でありきたり』は何をどうすれば解決出来るのだろうか。

もっとバイオレンス街道に血の水たまりが多数あり、木々が赤黒く染まっているような世界で遊びたいのだろうか…。

私は、そんなポケモンは嫌だ。


今回のポケモンデビューした私が感じたのは、ゼルダの伝説 ブレスオブワイルドから色々な要素を省いた作品のようなものと感じた。

ブレスオブワイルドは名作だが、シンプルにしたアルセウスもまた面白い作品だと思う。

2021-12-10

夫に勧められてガンダムを見始めた

アニメ友達に勧められてエヴァンゲリオンコードギアスを見たことがある程度。同じロボットアニメだが、ガンダムは「アムロ、行きまぁす!」とシャアしか知らなかった。

夫と付き合う前、ずいぶん昔にガンダムファースト1話だけ見てみたことがあるが、絵が古臭い音楽ダサいわ話がよく分からないわで面白さが分からず、1話で見るのをやめてしまった。

しかし夫はかつてメールアドレスblue-hugestar-ramba-ral@.comにしていたほど重度のガンダムオタクであったため、夫による解説付きなら楽しめるかもしれないと思い、改めてガンダムという一般教養科目を履修することにした。


履修した作品

ガンダムファーストと、お台場で見たことがあるガンダムユニコーンを履修予定だったが、1年前にYoutubeガンダム公式チャンネル∀ガンダムを週1で配信していたため、それも一緒に見ることにした。


ファースト

ファーストNetflixで一気に見たため先に感想を言うと、リュウの死が辛すぎた。

次に誰が死ぬかをあっさりとネタバレしやがる次回予告にもリュウ死ぬことの示唆はしていなかったのに、ホワイトベースクルーで一番まともだった人が一番最初に死んだ。夫は「戦争はまともな人から死んでいくよねー」「リュウガンダムファースト良心からねー」とか言ってくる。以降夫が「この作品良心」と紹介してきた人は全員死ぬと思うことにした。

リュウの死にホワイトベースクルー全員が涙するシーンなんかボロボロに泣いた。次回予告で登場人物の死を予告してくれることで、例えるならジェットコースターが一気に下るまでの心の準備ができていたのに、リュウは突然死んだ。あまりのショックに、心の準備なしに突然ジェットコースターが落ちるが如き恐怖が植え付けられてしまったため、ガンダムを見る時は常に「次は誰が死ぬんだ?」と思うようになった。

慣れてくると、スレッガー中尉は登場した時点で「あーこいつどこかで死ぬわ」と分かった。だって生き延びそうな感じしないし。

ジオンってなに?なんで一年戦争やってんの?ジオン・ズム・ダイクン?なんでザビ国じゃないの?ランバラルがセイラさんのこと見てびっくりしてたけどランバラル何屋さんなの?等々、ゼータなどにつながる今後のネタバレを喰らわない程度に説明してもらいながら見たが、一人で訳もわからず見るよりとっても面白かった。夫がランバラルをメールアドレスにしていた理由もよく分かった。変とか思ってごめん、いいメアドだね。


ガンダムユニコーン

次にユニコーンを見た。これは富野監督が作ったガンダムではないから、富野が作ったものでなきゃガンダムではないとか言うオタクが出てくることもあるよと教えてもらった。庵野以外のエヴァはありえないとか言ってるようなものだろうか?などと思いながら聞き流した。

夫は「ギルボアさんはこの作品良心からね」と言い出したので色々覚悟していたら本当に死んでしまった。ほらやっぱりガンダム良心ポジ死ぬ

ファーストヒロインララァだったように、この作品ヒロインマリーダさんの時点で察する。ニュータイプの女や強化人間の女は悲しい死を迎えるのだろうかと見ていたらやっぱりそうなった。戦争の道具は幸せになれないお約束でもあるの?


ターンエーガンダム

最後にターンエー。週1の配信かつ間が開くこともあったため、1年をかけてファーストユニコーンの合間合間に見ていた。

最初世界名作劇場みたいとか思っていたが、構図はいちいち印象深くて綺麗だし、ロボットアニメなのにロボットのカッコ良さより人間人生を目一杯味わうその儚さや充実を描いているし、異質だけどすぐに惹かれていった。

シンエヴァもそうだと思うが、人は歳をとると自然の美しさを見出すようになるのだろうか?エヴァでよく描かれる生い茂る葉のゆらめきや、ターンエーで描かれる黄金の秋みたいに。なんだかそれが分かる気がした。

最終回最後の数分に流れる曲「月の繭」は、宇多田ヒカルone last kissみたいに「聞くだけで人生の一瞬が特別な瞬間に感じる」曲になった。月の繭を聴いていると、夫と同じ布団で寝るとか、ご飯を食べるとか、そういった何気ないシーンがとても貴重なものに思えてくる。ディアナ様が女王という役目を終え、残された日々をゆっくり過ごすシーンと自分を重ね合わせていたことに気付き、なんだか忘れ難いアニメになってしまった。Youtube配信されていた最終回20回は見たと思う。あれわざわざ最終回が秋に配信になるように調整したのかな。窓の外の木々黄色くなってるのと、最終回が重なっててとても良かった。

劇場版も見てみたが、テテスさんとロランが何故か温泉に入ってしまうシーンとか、アニスばあさんのシーンとか、富野監督が描きたかったであろう人々の営みが結構カットされていた。総集編みたいなものからそれは仕方ないと思っているし、TVアニメ版を視聴していた当時は「いやこんなシーンいらんやろw はよターンエー本気出せw 宇宙行こう」と思っていたが、ターンエーという作品を噛み締めるためにあれは全部必要だったんだと思った。

お台場ガンダムファクトリーではたくさんのユニコーンガンダムプラモデルがあり、非常に人気が高く商業的にもおいしそうなガンダムであることを知ったが、ターンエーのプラモ全然ない。なんでだよ!!!!!!

2021-12-05

ググれば出てくる紅葉情報はアテにならん

色づき始め〜見頃〜色褪せ始め

↑これらはほぼ【見頃】と表示される

5割以上が散ってだいぶ色褪せてても「見頃」のままだ。

そのくせ更新日はその当日の日付だったりする。

現地で直接見たらそんな結果になるはずがない。

知恵袋で「収入源になるから長い期間来て欲しいって思惑で嘘っぱち書いてんじゃねえのか!?」て書き込みがあったけど、あながちウソじゃない気がする。

近畿地方標高の低い場所12月に入っても見頃が続いてるわけがないという、フツーの感覚、身近な木々を見て目と肌で感じた感覚を信じるべきだった。

2021-11-22

私の雨音

午後2時半。仕事に集中しすぎた。小休憩のため、一旦職場の部屋から出る。廊下を歩くと、ガラス越しに外が見える。雨が降っている。雨が地面に水たまりを作り、波紋が広がっている。ポツポツポツと音が聞こえる。ああ、なんて落ち着くんだろう。

私はこの雨が作り出す光景が好きだ。もし私にお金があれば、一軒家を持ち、リビングに大きな大きなガラスの扉を作る。そこから庭が見えるようにする。庭の周囲には木々が植わり、中央の地面には水たまりができている。私はリビングからガラス越しにその光景を眺める。冬ならこたつ、そうでなければテーブルから。雨音だけがその空間に響き渡る。そんな…そんな時間を持てたら。それは幸せだろうし、この時間のために私は生まれてきたと言っても良いだろう。

ただもし、その時、隣に愛する人がいてくれたら。そして同じ時間を共有し、同じ感情を共有できたら。それが私の本当に幸せな瞬間で、それが私が生きる理由となるだろう。

…また思い出してしまった。仕事に戻ろう。仕事をしていれば、その人のことを一時的にも忘れることができる。

ただ、匿名日記足跡だけ残そう。この日記は、私の雨音。あなたの働く場所にも雨が降っているはず。その雨音に紛れて、私の雨音も伝わりますように。

2021-11-20

高速道路自分がする考え事

車に乗っている時、妙な所に目がいくことが多い。

運転している時は見られないが、助手席や後部座席に乗っている時は、景色をよく見ることができる。

その景色を見る時、普段はあまり気にしていないところに目が移る。

歩いている人、看板建物建物の隙間……

高速道路ならば、山々の谷間、雲の様子、町の全貌など。

普段生活では時間の流れが速くて、目を向けることがないようなものにも目が向くようになる。

その時だけの特別時間が流れているように感じる。

高速道路を走っている時、木々が生い茂る険しい山々の上を通ることがある。

その時に思うことがあるのだが、この山々の谷間に急に放り込まれたらどうなるのだろう。

助かることはできるのだろうか。

ここから見える景色は、遠く先まで同じような山が続いている。

山を越えても山。その先も山。

景色としては、綺麗で見応えがあるものである

しかし急に放り込まれたなら、これはかなり厳しい状況になる。

頑張って頂上にたどり着いても、見渡す限り同じような山が続いている光景は、高速道路を走っている車から見る景色とは違い、絶望感がある。

周りを見た感じ、文明と呼べそうなものは何もない。

高速道路のこの位置からだと見えないだけかもしれないが、少なくともここからは何も見えない。

夜になれば、このあたりは真っ暗になるだろう。

何日も歩けば、どこかにたどり着くのだろうか。

正直、自信がない。

何かしらの動物に襲われる危険性もある。

食料などの問題もある。

そのようなことを考えると、かなりの恐怖だ。

今はこうして景色を楽しむことができているが、ひとたび山の中に放り込まれたら、ひとたまりもない。

自分の知らない世界がそこに広がっている可能性もある。

フィクションしか存在しないような何かが、現実存在している可能性もある。

そのようなことを思うと先ほどの恐怖の気持ちもあるが、想像余地があるためか楽しさという気持ちもわいてくる。

そんなことを時たま考える。

2021-11-07

山は自然じゃないだろ。植林で人工的に作った木々

anond:20211107195612

江戸時代は禿山ばっかりだったって本に書いてあったぞ

2021-10-25

つのまにか聞かなくなった環境問題

オゾンホール

フロンガスを使うことでオゾン層が破壊されて穴が空いてしまったという問題

1987年モントリオール議定書によってフロンガス使用禁止された結果、オゾンホールには縮小の兆候が見られている。

とはいえオゾンホールはいまだ大きく、本格的な問題解決21世紀末になるという。

が、とりあえずは打てる手は打ったし、ということで、あまり言われなくなったのだろう。

酸性雨

工場の煙などに含まれ汚染物質により、雨が酸性になって木々が枯れ、人体にも悪影響を与えるかもしれないという問題

普通の雨はpH5.6、狭義の酸性雨はpH4.2〜4.4。

日本では80年代から現在に至るまでずっとpH4.7くらいで変わっていないようだ。

国際条約二酸化硫黄窒素酸化物規制が進んだことで、それらの排出量は減少し、欧米では酸性雨は「解決」扱いになっている。

日本でも排出ガスの規制は進んでいるし、「pH4.7くらいなら思ったより悪影響なくね?」みたいな論調もあって、あまり言われなくなったようだ。

光化学スモッグ

窒素酸化物炭化水素が、日光紫外線により変質してオゾンを発生させることにより、人体に健康被害をもたらす、という問題

ピークは70年代だけど、現在でも続いていて、たとえば近年の東京では年間5〜10日ほど光化学スモッグ注意報が発令されているようだ。

とはいえ排出ガス規制により窒素酸化物排出は減っているし、70年代ほどの被害にはなっていないから、ということで言われなくなったのか?

石油の枯渇

100年以上も前から「あと数十年で石油は枯渇する!」と言われてきた問題

もともと「可採年数」というのは「既に発見されていて、技術的に採掘可能で、採掘コストに見合う石油の量」にもとづいているので、

新しく油田発見されれば可採年数は伸びるし、シェール革命のような新技術で安く採掘できるようになっても伸びる、ということらしい。

というわけで現実的には数百年は大丈夫のようだ。

ゴミ最終処分場

ゴミが増えすぎて最終処分場が足りなくなるという問題

子供の頃は「10年後には埋め立て地が足りなくなってゴミを捨てられなくなる」と言われていた気がするが、

最終処分場の新設と、ゴミの処理方法改善で、とりあえず残余年数(満杯になるまでの年数)は伸び続けているらしい。

2021-09-21

紙に書いた点々と夜空に輝く星の点々とは何が違う?

視力が0.8程度に補正される眼鏡ではちゃんと星が見える。でも眼鏡をはずすとそもそも星そのものがなくなってしまう。

紙にシャーペンとかで小数点打つようなイメージで点を打っておいて、その紙を、眼鏡をはずした状態でも点がはっきり見える距離まで近づける。

この状態距離を保ちつつ眼鏡をかけ直しても当然点は、はっきり見える。

これらの例において、星も、紙の上の点も視界に占める面積は同じだろう。

なのにかたや、眼鏡の有無で全く見えなくなったりもし、かたや眼鏡に影響せずはっきり見える。

どういう理屈なのかいまいち、いや全然からない。

他にも、遠くにある山で表面に木々が集まってこんもりしている質感が確認できるのが、眼鏡をはずすと山全体がのっぺりと単色になってしまう。不思議だ。

2021-09-07

エロに特化してない18禁漫画が無い

成人向け指定されている漫画はもれなくエロが内容の主体になっている。

でも、端的に言って、そうである必要性はない。

エロゲーと呼ばれているものを考えてみてほしい。

あのジャンルにはエロ主体じゃない作品普通にある。

たとえばfateリトバスEXにおいて、それさえ省けば全年齢向けとして販売できるシーンは俺の体感だが2パーセントもないのではないか。そんな「エロゲー」がごまんとある。

もちろん特に抜きゲーと呼ばれるようなとってつけたようにエロシーンが組み込まれている作品もある。

そもそもエロゲーは、一般向けの土俵では戦えないと判断されたものエロで釣って販売数を確保するという、手段的な側面がある。だからとってつけたようなエロシーンこそある意味本来的だ。一般向け(コンシュマー用)の版が販売されるようになるということはメーカーにとってもファンにとっても喜ばしいこととされる。

一方18禁なら一般向けより自由作品作りができるという面がある。一般的には倫理的観点から嫌悪すらされるが一部の人間に刺さるもの(そして作者が納得するもの)を作りたくて18禁という領域が選ばれることがある。

結局、様々な事情が想定されるエロゲーにおいてエロがメインである必然性はない。

対して漫画はどうかというと、成人向け雑誌エロシーンが一度も出ない漫画なんかまずない。あほすたさんみたいにインターミッション的な役割を持った作品は除くとして。

読み切りならばそれは当然かもしれない。でも続き物で毎話エロシーンを挿入しなければならないものなのか。

つの単行本になったときに毎話エロシーンがどこかにあるというほうがむしろ自然なのではないか

漫画においては「成人向けであるということ」を自由作風を確保するための手段としてはいけないのだろうか。

エロ漫画ではまるで義務かのように、とってつけたようにエロシーンをくっつけたり貞操が堅いみたいな性格設定をされているキャラとんとん拍子で脱衣していったりする。でもそうじゃない作品があっちゃいけない理由はない。

思うに「エロ漫画」というのがブランディングとして失敗している。「エロ漫画である限り、一定量以上の成人向け要素がなくては詐欺であるかのようになってしまっている。消費者側も考え方が変わる必要がある。

一般向けのエッチシーンは大事な部分に過度な修正を施すか全く見せないか、はたまた朝チュンみたいに記号化されているかのどれかだ。一般向けを銘打って未成年の購入や閲覧を正当に認めている以上それは仕方がない。

であればそうじゃないことはエロ漫画領域でやるしかない。つまり、たとえば大人同士の交流とか、未成年でもいい歳になれば性交渉があってもおかしくないだろう。そういうふうに自分が描きたい物語要請からエロシーンがリアリティへの接近に必須ではないがぜひ必要になって、しかもその場面における具体的な作中の事実物語の本筋に関わっているような作品である

作中の事実とは、たとえばどういう体位でどこをどのような道具でどういう動きで攻めたかとかみたいなことが、恋人が二人以上いるとかなら性器の細かな差異等があったとする。それらの「時空間的な広がりをもった」事実描写が、後背位とかグロマンとかバキュームベッドにぶちこんだといったような単語文章では片付かないものであり、且つそれゆえに、その場面の様子について成人指定されるような具体的な視覚情報提示することでしか、それに前後する特定の場面のコマ説得力が最大にならないという、そのような事実のことを言っている。言葉言葉因果関係で結ぶのなら小説でもできるわけで、コマコマ、あるいは漫画特有表現効果同士を因果関係で結んで文字によるものとはまた別質な説得力のある筋書きを紡げることが漫画醍醐味の一つだと僭越ながら思う(もちろん小説しか表現できないこともあるだろう)。

そういうわけだからエロシーンの性描写は克明に行う。その部分だけ取り出すと通常のエロ漫画の抜きどころと遜色なく人を興奮せしめるものであっても一向に構わない。本筋を成しているのだから具体的に描くこともまた当然ということである。抜きたい奴は自由に抜けばよろしいというスタンスだ。

されどそれが全体としてみれば物語を進める舞台装置になっていて当該場面の前後有機的につながっていたりある場面の原因としてうまく機能しているような作品。そういう作品タイトルでは指そうとしていた。

少なくとも現在商業エロ漫画界にそのような作品の居場所はない。連載において毎話エロシーンを挿入しなければならないという制約はそうした作風と相容れない。物語の展開によっては単行本に対してエロシーンが含むもの1話しかなかったり、単行本一冊分エロシーンが皆無だったりすることも理屈では十分あり得るのだが、同一のシリーズで1巻と3巻では成人向け指定があって2巻では指定がないみたいなものはないからだ。

そういうわけでそのような、エロシーンも本にまとめられるぐらいにはそれなりにあるけど比重としてはそれは壮大な物語の一部に過ぎないみたいな漫画の居場所一般向けにも成人向けにもないことになる。

商業漫画は成年向け雑誌という媒体をそういうエロのためにエロを描くのではなく、物語エロを盛り込む手段として利用させてもらうという半端者を認めないのだ。

しかしこうした実態にはエロゲーの様相を鑑みれば業界と読者との共同の固定観念があるように感じる。読者はエロを銘打ってエロがないのを詐欺だと思うし、業界詐欺呼ばわりされるのを恐れている。これらの固定観念創造性を毀損している。まずエロの有無如きで「詐欺かもしれない」と疑ってかかる狭量さや臆病さをお互いに捨てるべきだ。

先にエロ漫画というブランディングが失敗しているといった。私からの代案として「18禁漫画」という公称を提案したい。

コンシュマー18禁ゲームは性的要素を含むものに限らない。つまり単に18禁と名乗る限りではエロがないか詐欺批判される余地も生じないわけだ。

蛇足(では現実的にどこに発表するかということ)

現状商業でそんな漫画は出せない。持ち込んでも突っぱねられて終わりだ。

ならば個人で描いて発表するしかない。さてどこが相応しいか

pixivは続き物の漫画投稿やす仕様がある。商業みたいな話当たりの枚数制限もない。

ただたとえば十数枚のうちエロシーンが1枚しかないのにR-18と設定としていいものなのか。エロを探してる人間から検索妨害批判されたりしないだろうか。批判されるなら大量投稿している深淵絵師が先と考えれば杞憂なのかもしれないけど。

セカンドライフ仮想空間内で発表するということも一つの考えだと思う。セカンドライフには18歳未満立ち入り禁止区域があるが、その中も全域がネオン街みたいになっているわけではない。同じSIM内なのに、洋風のお城があってその中に名画っぽく額縁にど健全な絵が飾ってあったり木々小川のどか雰囲気になっているところもあったり、いい意味で猥雑としてる。こういうところで漫画を発表するなら詐欺呼ばわりされることはまずないだろう。

個人サイトを作ってトップページに18未満を退出させるお断りを設けその内側で発表するという古典的手段もある。

ただこれも、18禁部分があまりにも少ないと判断されたときに「もったいぶってたくせに騙された」みたいな人から炎上対象になったりしないか懸念するのは考えすぎだろうか。

しかし実際は詐欺を恐れて漫画が発表されないとかじゃなく、こういう能書きみたいなことを考えている人は俺以外にも割りといて、でもそういう奴に限って面倒くさがりで漫画を描けないか描こうとしないというだけなのかもしれない。

追記

なんだなんだどのブコメ漫画知識マウントとってきてよお!

お前らだってexhentaiと言われても何のことかも分からいか規制しか持ってないかのどっちかのくせに!

koviW52M

dorawiiより

2021-08-23

anond:20210823124722

まずフライ張れ。

両端に出入り口があるからって両端から出入りしようと思うな。風害に備えて崖側に設営し、片方の入り口は岩壁や生い茂った木々に向けろ。

そしてランタン入り口設置を心がけろ。トラブルが起きた時に奥にあると大変だぞ。

荷物は壁際か奥に満遍なく配置を心がけろ。居住性と防風上、基本だ。おまけ程度にプライバシーが守れるかもしれないぞ。

ここまでキャンプの基礎に沿えば影で丸わかりなんてことはそうそう起きない。

そもそも出来る体位を考えると騎乗位すら怪しい。騎乗位できるほど大型のテントだとそもそも影でわかるような杜撰な作りのは珍しい。

正常位や側位では判別が困難だ。

さてはセックスエアプかテント設営雑魚だな?

あらかた言ったところでなんだが、元増田は嘘くさいな。そもそも訓練積まない限りテントでぐっすりってのがまず難しい。たまに出来る天才もいるが、その条件が揃った上でそばで両親がセックスしたがるというのが確率的に低過ぎる。

2021-08-17

anond:20210817235047

イスラミックファンタジーが起こって余った人類が大地と海と木々に変わったりしない?

2021-08-04

[][]

やっとかめですわ!今日名古屋にいりゃあしたわ!

JR枇杷島駅から城北線に乗り換えましたわ!一両編成のワンマンディーゼルカーでしたわ!こんなチンケな車両大都会名古屋を走ってるんですって?

途中、味美駅で降りましたわ!駅のすぐ近くの小さな公園は、前方後円墳を滑り台に魔改造した罰当たりな公園でしたわ!

そこから2,3分ほど歩いた所にある二子山公園のハニワの館へ行って、古墳勉強しましたわ!入館料は無料でしたわ!

昔のこの辺りは古墳だらけだったけど、今はほとんど潰して住宅街にしちゃったんですって!だから公園の滑り台に魔改造したとはいえ古墳が残っているだけまだましな方ですわね!

公園内の味美二子山古墳には入れないけど、周囲にある小さな古墳には登れましたわ。木々に囲まれパワースポットになっていて、古墳時代のロマンを感じましたわ!

もう一度城北線に乗って終点勝川駅まで行きましたけど、JR勝川駅とは繋がってないってどういうことですの?乗り換えに10分近く歩かされましたわ!

JR高蔵寺駅に着いたら、次はゆとりーとラインに乗り換えましたわ!駅のロータリーにある路線バスに乗ったと思ったら、いつの間にか高架上を走る電車になってましたわ!催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃなかったですわ!これがガイドウェイバスってことらしいですわ!

名古屋公共交通機関カオスですわ!

ナゴヤドーム前矢田駅で降りて、近くのイオンモール内の矢場とんに行きましたわ!ブタマスコットドラゴンズユニフォームを着てましたわ!

名物鉄板とんかつを注文して待っている間は、店内テレビに流れていた矢場とんオリジナルアニメを見てましたわ!声優陣が豪華でしたわ!

店員鉄板の上に乗ったとんかつを持ってきたと思ったら、シャバシャバした味噌だれをぶちまけるパフォーマンスを目の前で見せつけられて、びっくりですわ!せっかくのとんかつの衣が台無しではなくって?

でも食ってみたら、味噌だれが衣に染み込んでいるくせにサクサクしていてうまかったですわ!とんかつの下に敷かれたキャベツも、鉄板で焼かれたのと味噌だれが染み込んだのと合わさって、うまかったですわ!

ほんじゃこの辺で、ご無礼しましたわ!

2021-07-10

北九州へ転勤したので印象を書いていく

関東から転勤してきた。

◾️治安

治安が悪いイメージだったが、実際に犯罪が多いわけではない。しかし、道ゆく人々のガラは悪い。

路上喫煙が多い。関東なら吸わなさそうな層の人が吸っている。歩きタバコのみならず、チャリタバコスケボータバコなどバリエーション豊富

西小倉の一部エリア転勤族が多いのか、安心できる雰囲気

◾️景観

マンションの上にデカデカ物件名を書いてあるのがダサい。光ってるのもある。

建物カラーバリエーションが古くさいというか、何とも言えない赤茶色灰色が多く、殺風景

・丘の上にギッチリと敷き詰められた古い民家群が景観を崩している。遠くから見て、丘とか山のシルエットが木々でなく家々ってのは初めて見た。

◾️食

・メシはうまい関東と同じ値段で量も質も上回る。

・いい感じのカフェケーキ屋、パン屋が多い。特に小倉

◾️サービス

サービス業の方々の対応がいい意味でも悪い意味でもゆるい。雑だが親切。逆に関東は丁寧だが冷たい。例えば引越しは、関東出発時と北九州到着時で同じ業者なのに全然クオリティが違った。出発時は仕事人って感じで素早く終わったが、到着時は家具を雑に扱われたり部品をなくされたりした。でも平謝りされて、親切に部品を買ってきてくれた。

美容室に行ったらデフォツーブロックにしようとしてくる。

◾️物価

家賃は安いが、プロパンガス物件ばっかりだし、敷金礼金じゃなくて敷引き?とかい制度でやたら金取られる印象。

スーパーで売ってるものの値段は大差ない。

◾️その他

・転勤してきた他の男性社員はここは良いところだと言う。つまり、よくある男の趣味(酒!ギャンブル!女!など)が充実しているからだ。しかし、そういうのに興味ない層にとっては、治安悪化するので迷惑しかない。

福岡美人が多いと言われているが、正確には「男性受けの良いタイプ女性が多い」という印象を受けた。

全体的に、10年ぐらい遅れている印象がある。

2021-07-07

江戸以前から日本は禿山だらけじゃなかったっけ

土砂崩れの9割は林業が原因 政府が誘発する皆伐を推奨〈週刊朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/74355fb98275c2e4a9933216682d95993c47fa53

植樹は明治政府存在するよりずっと昔からやってるよね

侍の時代より今のほうがむしろ木々が多いのでは

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