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はてなキーワード: 植林とは

2024-03-17

再生エネルギー日本電気消費を賄えないらしい。

でも本気出して山を切り開いてソーラーパネルを大量に設置すればなんとかなるんじゃない?と言う気はしている。

日本国土は8割が山なんだっけ?

そのほとんどは大した自然資源観光資源になる訳でもないし、

少しでも人間の手が入った所は自民党様の国家政策()により大量に杉が植林されて、

花粉症と言う害を撒き散らしてるんだから、山と言う山にナパーム弾ぶち込んで焼け野原にして、

全部ソーラーパネルで埋め尽くせばいいと思う。

花粉症だってなくなるし。花粉症だってなくなるし。花粉症だってなくなるし。

2024-02-23

不滅の経済・クソ焦ってる囚人達を済民

あるいは、既存研究調査能力の著しく低い223人のエセインテリブクマカ

「答」としての追記

人間市場の全情報を持ってて最適な行動を取ってれば予測はできるんじゃね?(昔は絵空事だったけど今はコンピューターかい人民を苦しめるためのうるさ過ぎる箱があるのでギリいける)

情弱エージェントたるお前らが最適な行動を取れるわけではないので、効率的な均衡を取れないって感じだね。この世はめっちゃくちゃ焦ってる囚人ゲーム囚人だらけでめちゃくちゃ。

経済市場におけるカオス現象とそのリスクの馴化.PDF

Cournot モデルに, 価格及び費用非線形構造, 情報の不完全性や遅れ,学習等を加味することにより, 複占・寡占エージェントの動学モデルを構築し, 市場が複雑に振舞うことが示されている.([Puu1991], [Puu 2003], [Kopel 1991]).

(略)

効率的な均衡を外れ予測不能な変動を

続けるカオス状態分岐してしま

いやこんなクソ古い上に廃れた理論持ち出すのも変だけど、お前らは何一つ引用してこないのな←よく読んだらまあまあいた。もっと星つけて目立たせといて

本気で人生せ?野比

本文

貨幣人間が作り出した。経済人間が形作っている。では、なぜだれにも予測できない?

多分、お金経済も、人にやる気を出させる作用があるという点に理由があるんじゃないか

米軍には「チャレンジコイン」って制度があるらしくて、「褒章叙勲するまでには至らない程度の功績があった隊員への謝礼」なんだと。だから金銭的には価値が薄い。でももらったら絶対嬉しい。貨幣経済を一瞬でなくしたとしても、こういう「褒め」と、それを形にして交換する制度は出現するはず。

思うのが、経済人間に作られるのを待っていた概念なのでは?遺伝子があたか宿主を操っているかのように見えるのと同様、経済人間を操る高次元概念

お前らこんな寝ぼけた話でよく盛り上がれるのう暇なんかアホ働け

なんで俺の渾身のインモラル詩はバズらんでこんなカオス理論(古っ!古典じゃこんなもん)で散々語り尽くされた話、弄んでるんだ

なんか追記書いてる間にまともなコメントが増えた

関係する人間の数が多すぎるからだよ。

人間なんて自分身体すら思い通りにいかない生き物なのに、何故コントロール可能だと?

漫画ハイパーインフレーション」読もうぜ!

自分たちで植林した杉の木さえ制御できずに花粉症で苦しんでいる人間がいるんだよ。いわんや非線形創発現象制御なんて夢のまた夢。

あざすよんどきます

学術的な議論に触れたければ「社会主義経済計算論争」

幼い頃の自分はこれが言いたかったんだわあざすあざす。文系なのに頭いいんすね?バグ

疎外(独Entfremdung、英alienation)の一語で済む話。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%96%8E%E5%A4%96

話題をむやみに広げたので色んな分野からツッコミが来とるわ中野バスターミナルくらい知識が交差しとる

知った被って馬鹿尊敬されつつまともなやつに馬鹿にされてる中田敦彦みたいなインフルエンサー中田敦彦とか)の気持ちが分かったわ

群体

群体が云々のトップコメ言いたいことは結構分かる(んだけど経済学で一般に言われてることではないよね?)。でも生物学の群体は全体として自分がやってることが分かって生活してるから制御できてんだよな。

群体をつくるヒドロ虫

群体とは,無性生殖自分と同じ遺伝子を持つ分身をつくること)によって,殖えた個体どうしが体の一部などでつながりあって生きている生活の形です.

あとこれ→群体性と個体性

複雑系経済学の資料

カオス理論自体説明を含んだまとめっぽいやつ

カオスと経済動学一理論と応用.PDF

複雑系経済学の現在(2004くらい)

↓すまん引用元忘れた

最大リアプノフ指数力学系のアトラクタが 示す軌道不安定性を定量化する指標である

2023-12-02

anond:20231202122442

植林とかアフリカの子供達に支援ってのは多すぎてあまり印象に残らなくなってるけど、マクドナルドのは新規性を感じて目を引くので慈善事業戦略必要なんだなぁと。

2023-11-24

anond:20231124100950

中国アプリだったかで、実行動でCo2削減など環境配慮した行動でポイントが入って

ポイント溜まるとアプリ会社植林するとかあるらしいから、メタバースの結果が現実社会に波及する未来

そんなに遠くはなさそう

パレードの動員の待遇

ボランティアって難しいよね

自分もまとめを依頼される側なのですごく大変。

マラソンの沿道整理、植林、恵まれないなんとか、LGなんとか行動とか…

とりまとめの総務は一回でも欠席すると「動員してて何様」と言われるし…

会社社会貢献って言うけど、社員プライベートを削ってやってるのよね…気持ちのある社員はいるけど、結局部署で集まらいか各部署の管理者好々爺が出ていってどうにかしてる。

これでエンゲージとか言うんだから笑っちゃうよね

大阪だけの問題じゃないと思うなー。

パレードの動員の待遇

ボランティアって難しいよね

自分もまとめを依頼される側なのですごく大変。

マラソンの沿道整理、植林、恵まれないなんとか、LGなんとか行動とか…

とりまとめの総務は一回でも欠席すると「動員してて何様」と言われるし…

会社社会貢献って言うけど、社員プライベートを削ってやってるのよね…気持ちのある社員はいるけど、結局部署で集まらいか各部署の管理者好々爺が出ていってどうにかしてる。

これでエンゲージとか言うんだから笑っちゃうよね

大阪だけの問題じゃないと思うなー。

2023-11-05

杉の植林という失政

これぞ子供たちへの負の遺産だよな

2023-07-31

都市規模で気温制御するテクノロジーってやっぱり生まれないのかな

植林くらいじゃ全然役に立たなそうなんだが、都市単位で数℃下げるとか、そういうテクノロジーってないものなんだろうか。

あわよくば夏の熱を冬に利用するとかさ。融雪に使えれば便利なのに。

2023-06-19

anond:20230619233604

現今の環境系冊子で登場する「芽の生えた土を持つ手」は植林イメージからまりにもかけ離れているように感じる

最近見たやつでは、手で持ってる土から樹が生えてるやつすらあったので私は増田で憤ってるのだ

2023-05-12

花粉が少ない杉への植え替えが進まない理由

id:torrysGalleyです。↓の追記です。

https://b.hatena.ne.jp/torrysGalley/20230512#bookmark-4736366207064687781

今後の森林林業の先行きについては、↓の『森林林業基本計画』に見る人が見れば分かるように書いてあります。具体的には、↓のwebページ中、「ポイントとある資料pdfファイルへのリンクです)の6ページです。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/plan/

そこの「育成単層林」とあるのが、杉の人工林など、産業としての林業用地です。現況は、それが1,010万haであると(杉林は400万ha強なので、以下の数値に4掛けすれば概ね杉固有の推計になりますが、話の大枠は変わらないので全体の話で進めます)。別途「人工造林面積」を検索すると、近年は約3万ha/年植林されているので、植林が全部花粉が少ないタイプだったとして、300余年後に植え替えが終わることになります。300年以上かかるプロジェクトなんだから数年単位ではほとんど進まないよね、とお考えの方々、事態はそんなに甘くありません。

再び「ポイント」の6ページに戻ります。左下に、「指向する森林状態に向けた誘導の内訳」という表があります現在1,010万haの育成単層林は、永続的な姿としては約2/3の660万haは育成単層林のままですが、約1/3の340万haは「育成複層林」なるものに移行すると。育成複層林とは何か、身も蓋もなく言うと、急傾斜地である等の理由管理伐採・搬出コストがかかるので、産業としての林業が成り立たない森林です。産業として成り立たないから放っておくと杉林等のままですが、それではまずいので杉等を適当間引き広葉樹等を植えて自然林に近い形に持っていこうとするわけです。

ポイント」6ページでは、20年で80万haの育成複層林を増やす姿が描かれています。既述の「内訳」によると育成複層林の元となる育成単層林と天然生林の比率は約6:4なので、この期間に育成複層林化される育成単層林はプロラタで50万ha弱。340万haの最終目標には140年ぐらいかけて到達することになります。が、これらの林は伐るだけでも赤字なので、地主経営判断をすれば放置一択補助金などを突っ込まない限り、育成複層林化は進みません。「ポイント」にも「望ましい森林の整備・保全が行われた場合に見込まれる」数字と明記されていて、実際にはそんなに進まないんじゃないか、というのが下振れ要因その一。

下振れ要因その二は、660万haも育成単層林が維持できるのか、というものです。既述のとおり、現在の主伐(間伐ではなく全部の木を伐ること)後の再植林面積は年3万ha。60年サイクルを前提とすると、持続可能な育成単層林は自然体では200万ha弱にしかなりません。算数としてはサイクルを長くすればよいのですが、現在効率的林業とは、例えば↓のハーベスタなどを使って伐り、トラックで運び出して製材工場で加工する工程となりますが、大きく育った大径木はこれに合わないので効率が格段に落ち、一部の高値がつく高級材を除くと、結局は育成単層林としての維持が困難です。その目安がだいたい樹齢60年で、200万haは悲観的予測だとしても(現状から改善ゼロとしているので)、660万haは逆に楽観的過ぎるんじゃないかなあと。

https://m.youtube.com/watch?v=ngQMT0kRGEI

↑のハーベスタは、当然ながら平地や緩傾斜地でないと使えないわけでして、こういった重機が使えない条件の森林は、その多くが放置されざるを得ず、いつまでたっても植え替えなんか期待できないんじゃないかと思うわけです。結局、人工林のうち3~4割は5~60年ペースで植え替えられるかもしれませんが、残る半分以上はお察しを。

なお、再植林される杉の半分以上は従来タイプで、花粉が少ないものではないようです。

2023-04-16

anond:20230415164915

まれ育った東京から地方都市引っ越したけど、以下が満たせたら東京もいいなと思う。東京って言っても最大限譲って23区(杉並練馬除く)。都下は行政区上は東京都だけど都市の分類としての東京ではない。

2023-04-03

花粉症訴訟

国に対して訴訟を起こそうと思う。

内容は、植林により杉やヒノキが増え花粉症発症者は年々増加しているが国はそれを把握していながら長年放置発症者を増加させた。

現在は無花粉杉が増えてきているというが、そもそも植えたのが全部悪い。

というわけでこれを不服として全国民花粉症治療費医薬品費等を全額国が支給するというものだ。

 

みたいな内容にどうにか うそだよ って縦読みを仕込みたかったのに考えている間にエイプリルフールが今年も終わってしまった。

2023-03-16

駄目だもうスギに関わってる奴らに憎しみしか持ってないっぽい

マイ箸ブームのせいで、杉の間伐材、端材で割り箸を作ってた吉野の零細業者さんは廃業して激減した。

この話を聞いた瞬間に俺は

ざまぁみろ!!!よっしゃーーーーーー!!!!!!!!!!!」

と思ってしまったんだよな。

だって杉の需要が減るってことはイコールスギの木が減るってことだからさ。

というかさ、俺からするともう「スギ植林を促した木材関係業界人間全員苦しめ」としか思えんのよ。

花粉症知識が当時からあったかはもう別にして、誰かが「スギ植えたら売れるからスギ植えよ」って植えたのも、そうしたスギの買い手になりうる商売やってた奴らも皆もう嫌いなの。

じゃあお前もう木材使うなって言われそうだけどさ、俺は実際にスギヒノキ材料になってる製品なるたけ使わないようにしてる。

スギ需要を減らしたいし、スギ需要で食ってきた奴らは自分たちの罪を感じながら死んでほしいから。

もうねマジで憎しみしかないの。

俺はスギにかかわるあらゆるものがもう憎いの。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いっていうけど、あんなの何も間違ってないよ。

坊主が憎いんだからソイツが纏ってる袈裟が悪くないはずがないじゃん。

薄汚い宗教家全裸の異常者として暮らせよばーかばーかってなるのは当然だと思うんだよ本当に坊主を憎んでいるならさ。

俺はスギに対してもう完全にソレなんだよ

2023-03-03

花粉症は杉の植林こじつけた陽動のでまかせ 真実政府による毒電波実験 マスクではなくアルミホイルを 洗脳は既に始まっている

2023-02-19

anond:20230218141908

花粉症に苦しみながら植林計画を練ってる役人とかどういう気持ちなんだろうな

anond:20230218141908

いやもう無花粉スギというのがあって今の植林はソレ

でも樹齢35以上のもけっこう残ってるから

2023-02-18

スギ花粉被害は明白なのに林野庁植林を辞めないんだよね

国家による犯罪でしょ。

今はまだ世論コントロール出来ているだけで100年後には「スギという麻薬」みたいな本が出されて「KAFUN ~黄色悪魔~」みたいな名前公害ドキュメンタリーが作られるよ。

そしてスギ花粉植林に関わった一族はその汚名から学校で虐められるし、当時の政治家の墓には毎晩のように人糞が塗りたくられるようになる。

2023-02-02

月に植林だ!

月の地表に植えたって、と、意味のなさそうなことでもエコっぽければいいんだよ

2022-09-21

台風が過ぎたら花粉症が少し良くなってきた気がするぞ

ブタクサ明治初期に渡来、杉やヒノキ戦後植林、今は無花粉杉もあるがな

(山主たちはどうしてかよく亡くなり素人遺族が伐採したりする)

2022-06-12

静岡間伐間伐じゃない件

これ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/3a1987d18442c5c94ba14e29c6ea166fab1bc42b

報道も含めて適当批判が多いので素人解説する。

今回の作業目的

まず第一に多分多くの人がイメージする間伐目的とした事業じゃない。

先行するこの記事によると、これは静岡県の「森の力再生事業」によって実施されている。

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1053943.html

事業はこのようなものだ。

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-610/mirai/mirai-index.html

要綱から事業の内容を見てみると、

第5 事業内容には次のようにある。

(1) 人工林再生整備事業

第7(1)に定める対象森林のうち荒廃した森林について、針葉樹広葉樹との混交林へ誘導するための森林の整備であって、伊豆地域森林計画富士地域森林計画静岡地域森林計画及び天竜地域森林計画(以下「地域森林計画」という。)に定める「特に針広混交林化を推進すべき森林」の整備・保全の方向に即した整備並びに簡易な道及び構造物の設置等を実施する。

とある。((2)は竹藪の話。)

 「間伐」という言葉でよくイメージされる、質の悪い木を選んで切っていい木をよく生育させるとか、間引き的に切って林床を明るくするとかそういう話ではない。報道でも触れられたように「森林公共的な責任が果たせていない」植林地を広葉樹林混じりの山にすることで、山の機能回復させようという事業だ。

 間伐をしないと木の下が裸地化したりして山の水源涵養機能が落ちたり生息する生物が減ったりといいことがないのだが、補助があっても経済的に見合わず間伐できないところが今問題になっている。そういう山をもう植林を減らしてしまって広葉樹混じりの状態にすることで、山の機能を低コスト回復させようという考え方だ。静岡県も他県と同様に間伐補助がある(http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-630/zorin/hojo.html)が、その事業では間伐ができなかったのだろう。私の県でも、少々の補助をもらって間伐しても割に合わないという声は聞こえる。

 国の森林総合研究所が研究結果からまとめた「広葉樹林化ハンドブック」を出しているように、この方向性全国的ものだ。

http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/bl_pro_1/

 なので「間伐」じゃないという批判についてはそりゃ間伐事業じゃないよ、という話になる。しかし、報道の感じでは権利者の人は以前やった間伐事業イメージを今回の事業にも持っている。

 報道に写っている書類は「森の力再生事業実施に関する協定書」だと思われるが、その最初にはこのように書いてある。(R3年版様式)

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-610/mirai/documents/jisshiyoukou_youshiki.pdf

第1条 静岡県 農林事務所長 (以下「甲」という。)、権利者 (以下「乙」という。)及び整備者 (団体名称及び代表者名)(以下「丙」という。) は、第3条に掲げる森林針葉樹及び広葉樹の混交林又は多様性のある広葉樹林等へ誘導することにより、土砂災害の防止、水源の涵養など森林が発揮すべき公益機能回復させるため、その事業の速やかな実施事業実施後の適正な管理三者が協力して確保することを目的に、次の条項により協定を締結する。

また、協定書の2枚目にはこのように書いてある。

2 前項の丙が実施する整備の内容は、次に掲げる整備であって、要綱等に定める整備計画書に基づくものとする。

(1) 環境伐(広葉樹自然発生目的に、対象森林のおおむね40%にあたる本数のスギヒノキの人工林を伐採するものをいう)

(2) 整理伐(適正な立木密度への誘導や樹種の転換を図るために、竹林広葉樹林等を伐採するものをいう)

(3) 倒木又は倒木の恐れのある立木の処理

(4) 伐採木竹等の林地外への流出を防止するための集積、破砕、搬出等の林内の整理

(5) 広葉樹の植栽

(6) 土砂の流出や土壌の侵食を防止するための簡易な木竹製構造物の設置

(7) 整備作業安全性効率性を確保するための簡易な作業路の設置

(8) その他、知事必要と認めるもの

混交林または広葉樹林に誘導するための事業ですよと最初にきっちり書いてあり、作業内容としても間伐ではなく40%伐採して広葉樹自然発生を目指すことが書いてあるわけだが、書いてあってもご理解いただくのは森林組合の役割だろう。

実際、その後の調査でも説明不足が問題視されている。

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1073631.html

権利者の人は間伐でないと主張しているので報道もその論調だ。荒らし放置するくらいならいっそ山での針葉樹生産を縮小しませんか、という重要な転換の話なので、丁寧な説明がとても重要だろう。

(なお、今回のような手法を帯状間伐と主張する事例もあるようで、その場合はこんなもの間伐じゃない、という議論になる。)

手法の適切性

さて、事業としてこの実施手法は適切だろうか。

 報道にあるように、県は15m幅の伐採提案している。帯状の伐採自体は全面の皆伐を避けつつ搬出を容易にするために、次にまた針葉樹植林する場合でも使われている手法だ。帯状伐採とか帯状皆伐とか言う。形状に注目しなければ小面積皆伐一種と言えるだろう。また、目的によって誘導伐、複層林化を目指す複層伐とか、言い方はいろいろある。私の行動範囲内でも50m幅で皆伐し50m幅に植林を残した縞々の斜面が見えるところがある(Googleマップ航空写真で見るとよく目立つ。)

森の力再生事業の要領にも、このように記載されている。

(ア)環境

広葉樹自然発生目的に行う、対象森林のおおむね 40%にあたる本数のスギ

ヒノキ伐採をいう。(略) 伐採手法は、全伐採本数の8割以上を列状又は群状に伐採するものとし、それらを補完するために単木的な伐採施工することができるものとする。 列状伐採場合の1列当たりの伐採幅(伐採区域の短方向の両端に位置する残 存立木列の樹幹間の最短距離)の基準は、おおむね5m以上かつ残存林分の平均

樹高のおおむね2倍未満を原則とする。(後略)

なお、樹高の2倍未満というのは帯状の伐採に関する資料でよく見られる。広すぎると全面的皆伐に近くなるが、狭すぎると日当たりが悪く次の木が育ちにくくなる。

 今回の件について、50m幅のところは事業基準を満たしていないと言える。しかし「ゴルフ場のような」帯状の伐採自体計画通りだ。

 今回の伐採手法に対する批判は、混交林化という目的に対して、列状間伐などによる強度間伐などと比較されるべきものだ。県の判断には動物被害が大きいことを挙げており伐採後をシカネットで囲っていたが、それらの対策やすさなども考慮に入れる必要があるだろう。

木を多く切ったこ自体に対する批判はあたらないと思う。広葉樹林化を目指すならどこかで切らなければならない。災害発生リスクとしては確かに帯状伐採でも表層水が増え災害リスクが多少なりとも上がることがわかっているが、じゃあいつ切るんだ、間伐もできない山を放置しておくのか、それとも個人財産を育てるための間伐さらなる補助をしていくのか、などの論点があろう。

(素人考えだが伐採部分より残った植林の幅の狭さが気にかかる。50m幅の問題といい、区画取りがちゃんとできていたのだろうか。)

さら技術的な論点

 今回の報道で多く見かけた批判はこのように的外れだが、もう1つ重要論点がある。それはこれで本当に広葉樹への更新ができるのかという技術的な疑問だ。(そもそも広葉樹林化で本来目的を達成するのかというさらに難しい論点もある。)

 ここまでは資料を読めばわかる話だが、この先は議論がある部分に分け入るので、2つのことをご了承いただきたい。まず私は林業に関して門前小僧どころか出入りの三河屋程度の知識しかない。もう1つは、このように強引にでも広葉樹林化を目指している背景には既存の補助で間伐できず、ただでさえ貧弱な下層植生が今度は鹿に食われて裸地化するような山がたくさんあって、とにかくなんとかしないといけない状況があるということだ。

 帯状に伐採して跡地に再び木を植える場合は、幅に応じて明るさの問題はあるものの、皆伐跡地に植えるのと同じように考えることができる。これまでの林業のサイクルに近い。全面的皆伐してしまうよりは山としての機能もましだろう。広葉樹林化を目指す場合でも、適切な種類の木を植えるとその木が育ってくる。問題は何も栽植せず自然に任せる場合だ。今回の写真を見ても、これで事業完了後とすれば新たな栽植はせず鹿ネットで覆うことで終了のようだ。

 スギヒノキに覆われている期間が長くなるほど埋没していたタネの発芽は期待できなくなる。風で飛んだり鳥に運ばれたりするタネ供給源との距離問題もある。ササなどが地表を覆って高木が育たなくなってしまうこともある。また、これは栽植する場合も同じなのだが、まだ弱い木を鹿がかじってだめにしてしまうことはとてもよくある。先ほどの広葉樹林化ハンドブックでも、条件の見極めについて記述されているし、他の混交林化、広葉樹林化の資料でも、人工的な植栽前提、あるいは十分な量のタネ供給源となる木や稚樹の存在を前提にしたものが多い。

 しか静岡県による皆伐後の天然更新についての調査結果では、かなり楽観的だ。再造放棄地(植林を収穫して全て伐採した後に何も植えていないところ)を調査した結果、県内の多くの場所で天然更新が順調に進むと結論づけている。

https://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-850/ar613.pdf

静岡県のR4年度の森林計画書では「天然力を活用した」混交林への誘導が整備保全方向性として挙げられている。難しそうなところは別途「植栽によらなければ適確な更新が困難な森林」として指定するようだ。

 天然更新のできるできないについて、素人が今回ざっと資料を読んだ限りでは可能な条件はかなり限られるように思えたが、しかしこの静岡調査に基づくと、鹿ネットだけで天然更新を目指すなんて無謀だとも言い切れない。歯切れの悪い終わり方で申し訳ないが、この文章目的は、説明不足の報道に対してより詳しく状況を説明することだ。正直今回導入された手法の良し悪しは現地を見た専門家でないとわからないだろうと思う。

 自分は6/8の記事でこの件を知ったが、県が獣害状況などから15m幅の伐採手法として提案し、それ自体は間違いではないような対応であることからこれは「間伐事業ではないのでは、と疑問を持った。一次産業に関しては誤解や考え方の違いによる非難が発生しがちなので、素人自分にも誤解とわかる部分は書いた。そして検索して分かったのだが、プロ解説しても考え方の違いが発生するだろうなとも感じた。混交林化の是非そのものにも様々な考え方の違いがある。

 また、感情面では、植林あくま経営主の持ち物なので、本来きちんと管理する責任は持ち主にあるんだという気持ちと、そんな不利益があるから山なんか絶対相続したくないんだという相反する気持ちも、田舎者なので持っている。

 これは公共機能があるもの個人が所有することの問題とも繋がっている。

 話が広がってしまったが、ともかく、「これは間伐ではない」という単純な話ではないのだ、ということを理解してほしい。

2022-05-14

森林火災が起こっても森林面積は減少しない?

自然林なら芽吹くだろうし、人工林なら植林されるはず。

森林面積が減少しないということはCO2の増減には影響しないということか。

だいたい大規模な森林火災といっても、森林の総面積に比べれば微々たるものから影響ないのかな。

2022-04-27

花粉症が増えた話

戦中戦後に杉の植林ブームがあって花粉症が増えたという話。

自分先祖は高祖父林業家で、祖母は小さい森林相続していたので、やはり伐採と杉植林をしていた。でも60年以上伐採してない。1ヘクタール未満では補助金も出ないので手が付けられない。今や花粉症の元だ。

ところが2015年国交省が再測量した結果、面積は2ヘクタール近くだったことが分かった。幸い土地評価額は30万円以下で固定資産税がかからないギリギリの面積だったので税金問題は生じなかった。

しかし誤差程度の数字ではない。祖母もその次世代補助金が出ないと勘違いしてて伐採しなかったことになる。

測量の錯誤が戦前戦後のいつに行われたか知りたいが、これが閉鎖登記簿も見つからない(小作制度廃止時代土地接収はおおむね閉鎖登記簿に記録されているのだが)。こうして面積を「錯誤」されていたために杉や檜を伐採しなかった山林所有者は他にもいるはずだ。

まりかつての法務局国交省、あるいは農林省は、花粉症源の植林を推進したうえ、あちこち土地面積を補助金対象以下に錯誤することで伐採妨害し、花粉症源を維持したのだろうか?

いずれにせよ彼らは地積情報を仕切っている。霞が関裁判所土地譲渡を受けたときは面積は「大きめに錯誤」されている。売り主はさぞ税金を得たことだろう。

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