はてなキーワード: 中途採用とは
これを読んで、
半分納得、半分違和感。
違和感、
まず、学校にどこまで求めているのか。
義務教育ではないし、自分で将来のことを考えて入学したのではないか。
縫製の知識がきちんんとついたら十分じゃないのか。あくまでも、きちんとだが。
そもそも、縫製の基本も知らないデザイナーより、知ってるデザイナーの方がいいにきまっている。
さらにデザイナーになろうと思ったら、学校の知識だけじゃなくて、自分でも色々研究するの当たり前じゃないか。
入学地点では高校生でまだ何もわからないかもしれないけれど、入学してからは自分で将来のことを考えてみた方がいいと思う。
それができていないから、いつまでも学校の授業に身が入らず、意味ないんじゃないの~のオンパレードになる。
パソコンの知識が身につかない、それはこの年になって学校でしがみついて学ぶことなのか。
実際、パソコンの授業があったとしてちゃんと学ぶ気あるのか?
授業があっても、画像をメールに添付できない人や、両面印刷、もはや印刷すらできない人が多い。
インターネットがフリーズして動かないとき、トラブルがあったときにタスクマネージャー出す、なんて知らない人が多い。
就職にしてもそう。
先生の顔をつぶさないくらいの働きがその会社でできると思っているのか?
でも、もしかしたらその先生は企業にあなたを紹介したくないのかもしれない。(紹介することで自分の顔がつぶれるかもしれないから)
デザイナーになりたい、と言ってるけれど、学校卒業しただけで即戦力になれると思っているのか、
そう思っているとしたら、それがそもそもの間違い。
どんな学校に行っても、社会に出たら学校で習ったこととは違うことだらけ。
それでも、基礎を知って応用を知るのが社会に出るということ。
もしかしたら、希望の職にはすぐには就けないかもしれない、今はその基準に達していないから。
短期決戦で成果を求めすぎだし、そこまでに達していない現在の自分というものを知らないといけない。
文句を言う前にもう一度、就職活動までの自分の活動を振り返ってみたほうがいい。
納得する部分。
10年以上企業に勤めて、などではなく長くても4~5年、もしくは全く企業に就職していない、いわゆる業界未経験者も数多くいるという。
なぜ学校側がそのような人を雇うのか、
学校に就職したいと戻ってくる卒業生の大半は、当たり前だが学校に好意的である。
おそらく、在学中に教師にかわいがわれたり、優遇されていた経験があるだろう。
学校側もよく知らない中途採用を採るよりも、扱いやすく業界経験も少ないので給料も安くすむ卒業生を選ぶ、という事情がある。
思っている以上に、激務の場合もあるが、なだめすかして扱える元学生のほうが楽なのだ。
一般教養が満足にできていなかった元学生が教師になるのだから。
中には30代、40代にして一度も企業に就職していないので、履歴書も満足に書けない教師もいる。
そのため、業界でのコネはあるはずもなく、学生に就職の指導ができないのは当然ともいえる。
また、自分にできることしか教えられないので、授業のレベルも下がるだろう。
もちろん、やる気のある教師は新しいことに挑戦して自分で努力する人もいるだろうが、未経験には変わりない。
文化に限らず高校以上の専門学校や大学にはお金とやる気のある人が行けばいい。
中途採用で入ってきてから3年くらいずっと取引先に出向してて、
半年前に事務所内勤務になって、今月からまた取引先に出向した人。
時間がなかったわけでもないのにデスク周りまったく片付けないままで出て行ったもんだから
次にそのデスク使う人が(今までは共有スペースで作業してもらってた)困ってて、
先週の水曜日に「今週中にデスク片付けてください。残ってる分は来週頭にまとめます」て連絡しておいたのだけど
まったく返信寄越さないから今週頭にみんなで荷物まとめてあげて
「荷物まとめたので今月中に引き取りに来てください。来月頭には処分します」
て連絡して、でもやっぱりうんともすんともで。
さっき電話したら「ロッカーとか倉庫に入れて置けないの?」と言ってきたので
「倉庫はそんな無駄なスペないし、半年もいたんだから知ってると思いますけどそんなロッカーありませんよね」て突っぱねたら
「だって部長がそうすればって言ってたからあると思うじゃん」て部長のせいにする40代おじさん。
「じゃあどこか隅にでも置いといてはもらえないの?」てまたまた提案してきたので、
(そういえばこの人「返信しなくてすみません」も「荷物まとめてくれてありがとうございます」も言わないなぁ)て思いながら
「ボスがそういう無駄なものを置いておくの嫌いな人だって知ってますよね」
て言ったら「じゃあ他に…」てまだ言うから「というか逆になぜ今月中に取りに来れないんですか?」
て聞いたら「だって一回じゃ持って帰れない量でしょ、何往復もしないとでしょ。
て言ってきて、本当にこのおじさんは何を言ってるんだろうって。
その後部長が来たから軽く話したら、多分今週頭の連絡受けた後に「荷物捨てるって酷くないですか!?」て怒ってたそうな。
こっちには一つも連絡いれずに。
忙しい忙しい言ってるけどいつもお昼出勤で20時くらいには帰ってるじゃん。
出向先と事務所の距離も徒歩20分くらいなんだから歩けばいいじゃん。
何よりこっちから連絡しないと何にもしないのが社会人として無い。
どころか「1ヶ月くらい前から毎週「締切○日ですよー大丈夫ですか?」て声かけて欲しいです。
前の職場ではそうしてくれました。助け合っていきましょうよ」
て言われたのを思い出した。
確かにヤフーが転勤や異動をしないとは限らない。
ただし、新卒採用をする限りは転勤や異動は必然的にせざるを得ない。
高いコストと期間をかけて未熟練の若者を教育する以上、終身雇用で働いてもらわないとコストが回収できないからだ。
共働きで育児があるから転勤を命令するならさっさと転職するよ、というのが当たり前の時代にならないと社会がもたない。
そうである以上、全ての会社が中途採用が当たり前、転職が当たり前という海外と同じ状況になるのが必須だ。
特にエンジニアの職種においては、新卒ってのはまず使い物にならないし
じゃあ高卒雇ったほうがいいじゃん
「仕事で必要なことは大学で教わってきてるはずなので、教育しません。わからない人は大学からやり直してきてください。それ未満の人は、高校、あるいは義務教育からやり直してきてください。」
でいいよね?
就活を終えたばかりの4年生はこれを聞いて、「内定者に逃げられたから、新卒一括採用を止めたんでしょ」と言う。
また、「ヤフーでは半分近くの人が内定をもらってから、蹴ったみたいだ」と聞いた。
現にヤフーでは、前年度にはなかった、6月を過ぎてからの追加採用が行われている。
半分という数字に確証は持てずとも、相当数の辞退者が出たことが想像できる。
これだけ聞くと、「ヤフーの人気が落ちたのか?」ともとれる。
実際、ヤフーの新卒採用は中途採用に比べて人気がない。それは、人気企業ランキングから見て取れる。
なぜ人気がないのか。それは単純な話で、「新卒採用に優しくない会社だ」と評価されているから。
ヤフーはあまり新卒を育ててくれない、そのため新卒の年収は同列の他社に比べて低い。即戦力になる中途をとって、会社を維持している。ヤフーを受験する新卒生たちは、OBOGからこのような話を聞き、理解している。
今年の新卒採用は、どんな大企業も多くの辞退者に悩まされていた。
本来であれば内定式を行うはずの今日を過ぎても、採用活動を行っている大手企業が多く存在しているのがその証拠である。
現役の大学4年生たち、2017年4月に入社予定の学生の就活スケジュールはかなり異例だった。
内定を出し始めるのが6月と言いながらも、多くの企業は3月から学生との接点を増やし、「選考という名前ではない選考」を行っている。
つまり、実質の就活の期間は、3月から6月初旬までの3ヶ月ちょっと。
多くの学生は、その3ヶ月ちょっとで、できるだけたくさんの内定をもらうために奔走していた。
本来であれば、内定の受諾は「行こうと思っている会社」にするべきものである。
しかし、今年に関しては期間が短く、「どの会社に行こうか」と悩んでいるうちに、就職活動が終わってしまう。
そのため就活生たちは、「6月まではできるだけたくさん内定を受諾し、全部受け切った後、会社が主催する内定者イベントなどに参加してから判断しよう」と考えた。
つまり、行く気のない会社の「内定者イベント」に参加する就活生が多くいた。
多くの企業の選考が終わった7月になった途端、今までなんの素振りも見せなかった学生たちが一気に内定辞退の電話をかけてくるのだ。
選考通過も喜び、その後の内定者の集まりにも積極的に参加していた学生が、いきなり手のひらを返してくる。
もちろん、もしものために企業は採用人数より多めに内定を出す。
しかし今年は、その「もしも」を大幅に超える辞退が続出し、多くの企業が追加募集を実施せざるを得なくなった。
結果として、優秀な学生をとる大企業であればあるほど、直前になってからの内定辞退者が続出したのだ。
この「内定辞退者続出問題」が、直接今回の「新卒一括採用廃止」につながったとは思わない。
ただ、一因になったことには違いないのではないか。
残念なことに、現大学3年生が挑む次年度の就職活動も同様のスケジュールが予定されている。
企業側は今年の反省を踏まえ、必要人数の採用をしなければいけない。
ヤフーのような「新卒に期待しない」という手段に打ってでるのか、はたまた別の手段か。
来年の採用活動も、企業間の争いが熾烈になることは間違いない。
ヤフーが新卒採用を辞めるという。これからは中途も新卒も一緒の選考フローになるとのこと。
これがまるでヤフーが英断に踏み切った美談かのように(日本社会の閉塞感を打ち破る何かのように)扱われているが、だがちょっと待ってほしい。
別に既卒の無職を優先的に取るって話じゃない。新卒の選考基準が、中途と一緒になるってだけだ。
新卒採用をしていない中小企業はいっぱいある(そもそも採用活動をしていないところだって)。
ヤフーはそれと何が違うのだろう。このニュースって、ヤフーは新卒を取りません、経験者だけにします、ってことじゃないの?
これってぜんぜん美談じゃなくて、「採用を絞る」ってことなんじゃないのだろうか。
邪推すれば、ヤフーは未経験を育てる力がなくなったってことだし、それだけ苦しいんじゃないのか。
これって本当に良いことなのか。誰か詳しい人教えてください。
もう何年も前のことだし、忘れようとしてきたことだけどこれを呼んで思い出してしまった。
私(当時20代・女性)は以前勤務していた会社で、上司(当時40代後半・男性・既婚)に告白をされて同じような気持ちを味わった経験がある。
私はいろいろあって苦労してその仕事に就いたということもあり、できることならずっと仕事を続けていたいと思っていた。
求職時にも産休やや育休やらの前例があり福利厚生もきちんとしているところなだと思ったのでその会社に決めたという経緯がある。
私は中途採用で入ったが、その業種では経験値が重視されるということもありほぼ素人同然で業界に飛び込んだ私は直属の上司である某氏に頼ることになった。
就業最初から色々親切にしてくれ、経験不足の私を教えフォローしてくれたということもありとても尊敬していた。
時々ちょっとスキンシップが過剰かな?くらいの印象はあったけど、私は彼氏がいるということを割りとはやい段階で言っていたし、向こうも既婚者だということで特別気にしないようにしていた。
なのにある日突然に「好きだ、抱きたい」というようなド直球な告白を受けた。
飲み会のあとの送りの場面だったので冗談かなといろいろかわすようなことを言ったけど、こちらのはぐらかしをものともしない言い方だったのでほぼほぼ間違いなく本気でそう言っていたんだと思う。
だけども当時彼氏とも結婚の話がほんのちょっとだけど出ていたし、何より上司の性格的に微妙に完全に信頼しきれない部分を感じていたのでその時はかなり強引な理屈をつけて逃げた。
ようよう自宅に帰ってから、何となく自分の体が汚れたような気がして念入りにシャワーを浴びているというところで上司からLINEがきていて
「悪かった。今後も普通に仕事をしてほしい」みたいなことがあったのでとりあえず安心してしまったせいか
「気にしないでください。私も上司さんのことは人間として尊敬しています」みたいな返答をしてしまった。
それが今思えばよくなかったのかもしれない。
休日があけて出社したあと、上司は一応少しは少し距離をとるようにはしてくれていたけど
1週間くらいしたあたりから何かと体に触れるようなことをするようになってきた。
私の感覚だと、一回振られた相手なら気持ち的に遠慮して一緒になる機会を避けるんじゃないかって勝手に思っていたんだけど
元上司はそうではなかったらしく、その後も私の仕事にいちいち「大丈夫?」みたいなことを言ってきたり、私が他の同性の同僚と飲みに行く約束をしているときに「俺も行こうかな?」みたいなことを平気で言っていた。
私としてはこちらが望まない告白を受けたんだし、はっきり付き合えないという意思表示もしたんだから向こうが一定の距離をおいてくれて当然と思っていたのに全くそうではなかった。
ちなみにその元上司は社内では愛妻家で通っており、デスクの上に家族写真をいくつも並べているということから家族愛が強いキャラとして認識されていた。
言い訳にならないかもしれないが、私もそうした普段の様子を見て深夜まで二人きりになるというようなシチュエーションに危険を感じなかったという落ち度はある。
私は婚約は一応してるものの具体的に結婚が決まっているというわけでもない微妙な彼氏がいるのに、そこにやたらと親しげに肩や頭に触れてくるという上司がいるのは気分がよくはなかった。
そうしたスキンシップも、私がなんとなく黙認しているから向こうがつけあがって継続してくるんじゃないかという自責もあった。
だけど前に告白を受けた時に建前とはいえ「人として尊敬しています」というようなことを言ってしまっているのに、肩や頭にふれられるのを突然拒否するということも出来ない気がした。
そのあたりも元上司のずるいところだけど、胸やお尻といったセクハラに該当しそうな部分は巧妙に避けていた。
結局、私はその会社を辞めた。
それまで結婚時期を決めかねていた彼氏に強引に迫ってスケジュールを前倒ししてもらい、それを期に退職したいというように会社に申し入れた。
事情を知らない会社の人事は私を引き止めてはくれたが、私が元上司のことについてそこで訴えても「自意識過剰」「もう向こうはそんなつもりはない」といったように言い訳されるのがはっきりわかっていたのでやめた。
結婚後別の職に就いたがやっぱり今でもあの仕事を続けたかったという後悔も今も感じている。
もちろん元上司に対する恨みも、何か日常でストレスがあるとふつふつと湧いてくる。
何が言いたいかというと、記事にあるZ君は私が感じていたような不合理な圧迫感を周囲に訴えることで解消したかったんじゃないかと思う。
ある意味同性異性の違いはあれ周囲に訴えて打開ができる状況にあったことはうらやましいとすら思える。
私が周囲に「この上司は不倫をしたがってますよー。近寄ると危険ですよー」と訴えることができたなら同じことをしていたかもしれない。
だけども私の場合、私よりも上司の立場が圧倒的に上であったためにそうした報復的な行為ができなかった。
私だけではない。もしかしたら不倫関係で悩む女性には同じような悩みがあるのかもしれない。
そうした経験をもう何年も前に受けた私が今この記事を見て思うことは、ようやく望まない告白を受ける恐怖を男性側も表に出せるようになったのかということだ。
望まない告白を受けてそれまでの仕事や立場を失うということはおそらく私のように多くの女性が経験してきたことと思う。
世間では「痴漢冤罪」やら男性に非がないのに女性が無理やり犯罪を作り上げているかのような言い方もあるが、それは全体からの割合で見ればごくごくごくごくこごく小さいものであり、現実は女性が被害を受けていることがほとんどだ。
もう何年も前のことだし、忘れようとしてきたことだけどこれを呼んで思い出してしまった。
私(当時20代・女性)は以前勤務していた会社で、上司(当時40代後半・男性・既婚)に告白をされて同じような気持ちを味わった経験がある。
私はいろいろあって苦労してその仕事に就いたということもあり、できることならずっと仕事を続けていたいと思っていた。
求職時にも産休やや育休やらの前例があり福利厚生もきちんとしているところなだと思ったのでその会社に決めたという経緯がある。
私は中途採用で入ったが、その業種では経験値が重視されるということもありほぼ素人同然で業界に飛び込んだ私は直属の上司である某氏に頼ることになった。
就業最初から色々親切にしてくれ、経験不足の私を教えフォローしてくれたということもありとても尊敬していた。
時々ちょっとスキンシップが過剰かな?くらいの印象はあったけど、私は彼氏がいるということを割りとはやい段階で言っていたし、向こうも既婚者だということで特別気にしないようにしていた。
なのにある日突然に「好きだ、抱きたい」というようなド直球な告白を受けた。
飲み会のあとの送りの場面だったので冗談かなといろいろかわすようなことを言ったけど、こちらのはぐらかしをものともしない言い方だったのでほぼほぼ間違いなく本気でそう言っていたんだと思う。
だけども当時彼氏とも結婚の話がほんのちょっとだけど出ていたし、何より上司の性格的に微妙に完全に信頼しきれない部分を感じていたのでその時はかなり強引な理屈をつけて逃げた。
ようよう自宅に帰ってから、何となく自分の体が汚れたような気がして念入りにシャワーを浴びているというところで上司からLINEがきていて
「悪かった。今後も普通に仕事をしてほしい」みたいなことがあったのでとりあえず安心してしまったせいか
「気にしないでください。私も上司さんのことは人間として尊敬しています」みたいな返答をしてしまった。
それが今思えばよくなかったのかもしれない。
休日があけて出社したあと、上司は一応少しは少し距離をとるようにはしてくれていたけど
1週間くらいしたあたりから何かと体に触れるようなことをするようになってきた。
私の感覚だと、一回振られた相手なら気持ち的に遠慮して一緒になる機会を避けるんじゃないかって勝手に思っていたんだけど
元上司はそうではなかったらしく、その後も私の仕事にいちいち「大丈夫?」みたいなことを言ってきたり、私が他の同性の同僚と飲みに行く約束をしているときに「俺も行こうかな?」みたいなことを平気で言っていた。
私としてはこちらが望まない告白を受けたんだし、はっきり付き合えないという意思表示もしたんだから向こうが一定の距離をおいてくれて当然と思っていたのに全くそうではなかった。
ちなみにその元上司は社内では愛妻家で通っており、デスクの上に家族写真をいくつも並べているということから家族愛が強いキャラとして認識されていた。
言い訳にならないかもしれないが、私もそうした普段の様子を見て深夜まで二人きりになるというようなシチュエーションに危険を感じなかったという落ち度はある。
私は婚約は一応してるものの具体的に結婚が決まっているというわけでもない微妙な彼氏がいるのに、そこにやたらと親しげに肩や頭に触れてくるという上司がいるのは気分がよくはなかった。
そうしたスキンシップも、私がなんとなく黙認しているから向こうがつけあがって継続してくるんじゃないかという自責もあった。
だけど前に告白を受けた時に建前とはいえ「人として尊敬しています」というようなことを言ってしまっているのに、肩や頭にふれられるのを突然拒否するということも出来ない気がした。
そのあたりも元上司のずるいところだけど、胸やお尻といったセクハラに該当しそうな部分は巧妙に避けていた。
結局、私はその会社を辞めた。
それまで結婚時期を決めかねていた彼氏に強引に迫ってスケジュールを前倒ししてもらい、それを期に退職したいというように会社に申し入れた。
事情を知らない会社の人事は私を引き止めてはくれたが、私が元上司のことについてそこで訴えても「自意識過剰」「もう向こうはそんなつもりはない」といったように言い訳されるのがはっきりわかっていたのでやめた。
結婚後別の職に就いたがやっぱり今でもあの仕事を続けたかったという後悔も今も感じている。
もちろん元上司に対する恨みも、何か日常でストレスがあるとふつふつと湧いてくる。
何が言いたいかというと、記事にあるZ君は私が感じていたような不合理な圧迫感を周囲に訴えることで解消したかったんじゃないかと思う。
ある意味同性異性の違いはあれ周囲に訴えて打開ができる状況にあったことはうらやましいとすら思える。
私が周囲に「この上司は不倫をしたがってますよー。近寄ると危険ですよー」と訴えることができたなら同じことをしていたかもしれない。
だけども私の場合、私よりも上司の立場が圧倒的に上であったためにそうした報復的な行為ができなかった。
私だけではない。もしかしたら不倫関係で悩む女性には同じような悩みがあるのかもしれない。
そうした経験をもう何年も前に受けた私が今この記事を見て思うことは、ようやく望まない告白を受ける恐怖を男性側も表に出せるようになったのかということだ。
望まない告白を受けてそれまでの仕事や立場を失うということはおそらく私のように多くの女性が経験してきたことと思う。
世間では「痴漢冤罪」やら男性に非がないのに女性が無理やり犯罪を作り上げているかのような言い方もあるが、それは全体からの割合で見ればごくごくごくごくこごく小さいものであり、現実は女性が被害を受けていることがほとんどだ。
あんたの立場は第二新卒ってやつだが、もうどの会社も新人教育は終わってる時期だし新卒カードは使えない。(※追記:第二新卒の意味間違えてた。「既卒」だな。)
新卒枠より、未経験者歓迎で新人教育の充実をアピールしてる中途採用枠を探した方がいいよ。
あと、新卒を逃した以上、一社目から良い会社に入れるなんて思わないほうがいい。
どうせこの時期で人を増やそうなんてしてる所は中小企業で仕事に追われてるタイプなんだから、
仮にうまく適応できても、どうせ一社目は何年やったところで、新人の頃に上にいた先輩には頭が上がらんのだ。
二社目を見つけるまでの踏み台と思って、踏み台になる会社を探すんだ。
本気で人を増やそうとしてるのか、単にポーズで採用情報出してるだけなのか頑張って見極めな。
数撃てば当たると思わず、「ここは本当に未経験者でもやる気のある人なら採る気だ」という企業を見つけて面接官を押しきれ。
辞めたくなった時、技術職なら次が簡単に見つかるが、営業だとそうは行かない。
それ以下の社員数だと、社会人経験のない元学生を技術職として1から育てる余裕なんてないし、
それ以上の社員数だと、この時期にわざわざ学生上がり無職を採る動機がない。
そんじゃ頑張れ~。
いちどネット上に公開したテキスト・写真は、アーカイブとして保存し、いつでも参照できるようにするべき。
紙の書籍と同様、ネット上に残された文字は、やがて時代を示す貴重な記録になる。
匿名とはいえ、多数のはてブがつき、炎上しかかると、削除したくなる気持ちはわかるけれど、
本題に入る。
出産のため、産休・育休を取得し、今春、仕事復帰したら、組織変更や事業方針が大きく変わっていた。
創業者の独断専横はますますひどくなり、時代の変化に応じた組織運営を行うと主張しつつ、
コア部分はまったく変わっておらず、旧態依然のままだった。
入社以来、関わっていた事業は今年7月で終了する。実質的には今日が最後だ。
確かに売上はずっと低迷し、責任者を入れ替えても好転しなかった。
ただ、知名度は低くとも、一般消費者にとって役立つ事業だったと自負している。
特に右肩上がりだった2005~2006年頃と、いくつか単発で成功した2011~2012年頃は、
いま思うと、社内で正当な評価を受けていなかった。
同僚が相次いで退職し、3.11の東日本大震災を境に、顕著に下がり始め、
以降、出産直前まで、事実上、実務面は一人で取り仕切っていた。
その上に、実務を知らない総責任者がいる場合がほとんどだった。
現場レベルでは、自分と、自分より先に入社したアルバイト勤務者の2人以外、
引継ぎ手順書を作り、主な担当業務を引き継いだ担当者もすぐに退職し、
組織変更の末、新たに就任した総責任者と中途採用者が検討を重ね、
自分が実質10年間、当時の上司や社長の無理難題に応えて築いたものは無に還る。
もしも、子どもを授からず、仕事を継続していたら、違う方向性で進んだかもしれない。
子どもと引き換えにキャリアを失う話はよくきくけれど、本当に消えた。
もはやニーズはなく、アーカイブとしてしか、価値はないかもしれない。
2015年は、ひそかにいろいろな節目だったのだろう。
若者の大半が長生きしたくないという思い込みを持った増田なわけだが、ちょっと違うんだよね。
ネットを調べれば安価に確実に死ねる方法なんていくらでも出てくるご時世に、ネットで愚痴を書いているのがその証拠だ。
とは言え、表現方法を知らずに「死にたい」と言う気分が分からんわけでもない。
3 金が無い
当たり前の話だが、やりがいの有る仕事が有って、家に帰れば伴侶や子供が笑顔で迎えてくれて、休みの日には実家に帰ったり友達と遊べて、贅沢は出来なくてもそれなりの収入が有る人は死にたいとは思わない。(病気や障害は、元増田が「若者の大半」と言ってるので今回は除外)
スポーツ選手になりたいとか、アイドルになってTVに出たいとかであればともかく、この程度の事は健康な若者ならどうにでもなるのだけど、まぁ出来ないと思っている人に言っても仕方ない。
なので各項目に少しだけアドバイスをだそう。
非正規、フリーター、介護、独立するつもりのないアパレルや飲食あたりをやってる人だろうか。
こういう人は、休みの日に就活しろ。とはいっても、アホみたいに一部上場企業に行くと絶対蹴られる。
今は空前の人手不足でな、中小企業は猫の手も借りたい所が多い。
地元の企業を紹介している本が書店に有るから、それを隅から隅まで読め。
いくつか目星をつけて、ネットで色々調べて、シェアが伸びている所を探すんだ。
地元で有名な会社とかはダメだ。優良企業なら入れないし、斜陽産業なら老害だらけで学びがない。
伸びている会社なら中途採用でもチャンスが有るし、学びは間違いなく有る。
休日と平日の空いてる時間を使って、目星をつけるのに1ヶ月、面接受けまくるのに1~3ヶ月って所か。
吊るしでいいからスーツ着て、髪をセットして、こざっぱりした格好で行け。
面接では調べた知識を存分に披露しろ。やる気が有ります、一生懸命働きますアピールを忘れるな。
35歳以上なら難しいが、元増田は35歳以下と言ってるのでこれでいける。
どうしても気に食わない相手しか居なくても、利益のためなら礼儀正しくなれるのが仕事の良い所。
クズの中からいくら数を当たってもクズしか引けない。まともな人間はある程度固まって存在している。
よって、まともな職を得れば、まともな人間関係は後からついてくる。
自分の親が嫌いな人、それは正常な反応だ。まず自立してさっさと引っ越せ。頼られたら縁を切れ。
もし介護や援助が必要だとしても、自分の人生を捨てる必要は無い。先に生まれた人は先に死ぬのがこの世の理だ。
ましてや、自立すら出来ない人が他人を救うとかお笑い種じゃないですかね。
3 金が無い
まぁ仕事で半分は解決するのだが、マネーリテラリシーの無い人は学ばないとそのうち死ぬ。
ローンとか生命保険とかで選択を間違うと、無自覚に数千万円くらい損する事も珍しくはない。
これは本でも読め。オススメは橘玲の「臆病者のための億万長者入門」だ。アフィ無しのリンク貼っとく。
https://www.amazon.co.jp/dp/416660970X/
クソみたいなアフィブログをいくつ読んでも、この1冊には敵わない。新書なので新品でも数百円だ。
まぁ1と2を実行して、まともな伴侶を貰って共働きすれば、金に困る事はそうそう無い。世の中の仕組みを知り、身の丈に合った生活をすればいい。
「世の中の仕組みを知る」という事はとても大事。
本に書いてある事に俺の見解も加えていくつか紹介する。
住居費と人件費が世界有数に高額な日本で、専業主婦or主夫をやるのは狂気の沙汰だ。
22歳新卒の若者には1億以上の人的資本が有る。それを時給数百円で売り払う人は愚か者としか言いようが無い。
宝くじは愚者の税金と呼ばれる。愚かな人だけが支払わされる余分なコストだ。パチンコや競馬も同じ。
超低金利の日本でサラ金やリボ払いで借金するのはバカ。調達金利が0.01%以下なのに、借りている人は10%以上の金利を払っている。
入院、通院の保険はある程度の貯金が有れば不要。何せ、保険の控除率は50%前後も有る。そのぶん貯蓄した方がマシ。
まぁこの程度の事は、良い所の子供なら大卒までに仕込まれている事ではあるが、死にたい言ってる人は知らんだろ?
資本主義社会にはルールがあるが、自分で調べない人はルールを知らずに戦うしか無い。
絶望する前に、ルールを知って一度戦ってみてはいかがか。スーパースターは無理でも、凡人くらいにはなれると思うぞ。
http://anond.hatelabo.jp/20160716201509
あと、勉強は大事だ。元増田の文章は短いのに酷すぎる。文意が通っていない。
ネットばかり見てないで、まともな本や新聞でも読め。国語は全ての学問の源で、これが出来ないと日本人として戦う事も出来ない。
はてぶとかありがとう。
正社員中途採用の求人出してるんだけど、なかなか採用に至りません。
要求スキルもそんなに厳しくないし、待遇も悪くはないと思うけど。会社がまだ新しいせいかな?
派遣さんを頼んだのは、中途社員が採用できてある程度仕事が波に乗るまでの労働力と時間稼ぎ的な位置付けです。
ディープな業務仕事ではなく、どこの会社でもやりそうな一般的な事務をお任せするつもりでした。でも実際に来た人が前述のとおりで。
前の日記のあと、他の派遣会社の人と話す機会もあったので、いろいろ教えてもらいました。
一昔前は派遣=業務に精通したプロ、いまはピンキリで、アルバイトレベルからプロまで。
派遣会社としては、増員見込みのある契約がなくなるよりは人員チェンジ要求のほうがいい。
今の条件だと、バイトで営業事務補助とか、経験の浅い人が来る率が高いので、条件変更を早々にしたほうがいいというアドバイスをもらいました。
ウチの部署はデザイン系ということもあって、滅多に部署全員(と言っても10人前後)で飲みに行くことはない。
俺は中途採用ということもあり、部署全員と飲みに行くのは初めての機会だった。
さて、宴会も盛り上がってきて、たまたま恋愛トーク的なノリになったとき、
俺は軽い自己開示のつもりで三十路過ぎても彼女いないよ、という(男同士ならそこそこウケる)鉄板ネタを開示してみた。
すると、どうだろう。会社の同僚女性がよってたかって俺を精神的に叩きまくる。
切なくなるから言われた台詞をいちいち書くつもりはないが、端的に言って人格否定のオンパレードだった。
挙げ句の果てに「お前みたいのが犯罪起こすんだろ!痴漢!ロリコン!警察突き出すぞ!」って、酔い過ぎだろ(汗)
別に変にフォローが欲しかったわけじゃなくて、単に話のネタを振っただけのつもりだった。
男同士なら「マジか! じゃあ今度誰か紹介するわ。まあ飲め!」的な流れで終わる話だと思う。
それが俺の人生人格を微に入り細に入り批判、避難、罵倒の繰り返し。まさにサンドバッグだった。
俺が軽く涙目になったのを察して、優しくてダンディな上司(男)が止めに入ってくれたお陰で、
少なくとも同僚全員の前で号泣するハプニングだけは避けることができた。マジ感謝しますm(_ _)m
女性にとってモテない男性というのが相当アレな存在ということは勉強になったが、
正直、酔いが入っているとはいえ、そこまで徹底的に相手をこき下ろすのはどうかと思う。
女性諸君、逆の立場で、モテない女性に対して同僚男性が集団で罵倒し倒す様を想像してみてくれ。
成功するためのHOW TO みたいなのって人気じゃん
TOEIC高得点、仕事が出来る人になる、断捨離 整理整頓とか。
そういう成功HOW TO を見て喜んでる人って、
っていう発想だよね。
そんなんじゃ死ぬまでお前は不幸だよ。って思う。
一生不幸メシ食ってろって、
嫌になる気持ちはわかるけど。
信頼して仕事を与えてもらえるってすごいことよ。
仕事がない?でもとりあえずはメシ食って生きていけてるんでしょ?
いきなり誰かに殺される訳もなく、生きていけるんでしょ?
良いじゃん。
重度の鬱?死にたい?
とりあえずは生きてるんでしょ?十分じゃん。良いよ。
「あー○○ができるようになったら俺は幸せになるー」
ってバカじゃないの
そこから何をやるかを、何を目指すかを考えろよ。
あと、何を目指すかを考えるときに
○それをやったら何が得られるか(具体的に)
○そのためにはどれくらいの時間がかかりそうか
○それをやる時間はあるか
○本当にそれを達成する必要があるか
○それを達成して得られるものより良いものを他の方法で得られないか
○それを達成した人は本当に幸せそうか
○本当にそれをやる必要があるのか
をしっかり考えた方が良い。
もちろん進めていく上で思ったより時間がかかったり、失敗したりすると思う。
そしたらもう一度↑のことをもう一度あらためて考えて今後の方針を決める。
例えば「TOEIC900点を取りたい」って思うとする
○それをやったら何が得られるか(具体的に)
○そのためにはどれくらいの時間がかかりそうか
○本当にそれを達成する必要があるか
→平日と土日潰して勉強するくらいだったら、遊びたい気もする
→そもそも海外営業部門って中途採用ばっかりだし、TOEIC出来たところで無理かも
→まずは、異動先を自分で押し通せるくらい社内で認められる方が先
→そのためには今の自分の実績を上げる方が先かも。
○それを達成した人は本当に幸せそうか
→そもそも海外営業部門ってパッと見のエリート感はあるけどすごく忙しそうだし、
専門部隊になるから他部門への異動もないし、そこからの出世も聞いたことがない。
○本当にそれをやる必要があるのか
→単純に出世ルートをたどりたいなら今の国内営業で実績を上げた方が良いかも。
→やっぱりTOEIC高得点に時間をかけるくらいだったらその時間で今の与えられた仕事を十分頑張った方がいいかも
みたいな。
まとめ
○それを本当にやる必要があるのか考えろ
○頑張れ
以上
私も弊社のリフォームについて紹介させていただきたいと思います。
九州の小さい会社のやり方だから、業界全てに当てはまるわけではありません。
改めて書くと非定型商材にはよくある話です。
しかしリフォームを考える人はこういう裏事情も知って損じゃないと思います。
どういう仕組みの業界か?
どういう値段の決め方をしてるのか?
乱文ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
atk
・訪問契約率20%のブラック企業の真っ黒な営業手法を書いてみる
http://anond.hatelabo.jp/20160526110823
・なぜ家電量販店で凄まじく値引ける(ことがある)のか教えてやる
(5/31 20:26 ブックマークありがとうございます。
罪悪感があるので明記いたします。
それを踏まえてどのようなお店で働いてるか、本文に追記しました。
ブコメに指摘ある通り、現場知識や管理手法を本当に身につけた営業は
値引以外でお客様を納得させます。職人からの信頼も厚い方がほとんどです。)
(そもそも匿名ブログですら度々追記するような営業って、不安になりませんか・・・?)
ハウスメーカーさんの子会社やデパートのリフォームコーナーではなく、
国道沿いにある「住まいのトラブル」といった看板を掲げたお店で勤務しています。
毎日お客様のお住まいを回り、無料見積や商談をさせていただいてます。
お住まいはひとつひとつ違い、お客様は様々な不満を抱えています。
同じマンションの同じ間取りであっても、家族構成が違うだけで、
そこにあるものを直すので、同じやり方は通じません。
私たち営業はプロとして、オーダーメイドの解決方法を提案しています。
ゆりかごから墓場までといった感じです。
6/1追記:弊社について
リフォームに用いられる施工知識は体系化が進んでいない分野ということもあり、
ではありません。
↓
であるといっていいでしょう。
では皆さんがリフォームを検討する場合、職人に直接声をかければ安くなるのでしょうか。
確かにその通りなのですが、職人に関する知識が無いと結構めんどくさいと思います。
建築職人は自身の職能分野且つ指示された内容の工事しかしません。
大工さんがペンキを塗ったり、電気工事屋が水栓を取り替えたりすることはまずありません。
「他人の仕事(=専門)を奪わない」という前提ルールが職人の世界にあるためです。
例えば、水道職人にトイレのリフォームを直接お願いしたとします。
皆さんは、TOTOのHPを見て既設トイレの型番を特定し、楽天でリフォームトイレを買ったとしましょう。
ショップが親切でリフォーム用の配管アダプターもついてきました。
さて工事当日、水道屋さんがやることは、あくまでトイレを外して、付けるだけです。
工事中に、新築当初から使われていた排水管に問題が判明したとしても、
職人は直しません。指示をされてない仕事を勝手にやることはルール違反です。
また、床の痛みもクロスの黒ずみに気づいても教えてくれすらしません。彼らの専門外です。
まあ人が良い水道屋さんなら施主に教えてくれて、知り合いの大工さんを呼んでくれるかもしれません。
でもそれって、リフォーム屋さんとやってることは同じですよね。
上に上げた簡単な例でも分かるように、トイレの交換一つにしても不確定要素は多いものです。
中々定型化できません。だから私たちが売るサービスは定価が存在しないものになってるわけですね。
「お住まいによって施工方法が変わるから、正式な見積書を作るまではっきりした値段は言えない」
ただし、会社としては宣伝をする以上「値段は要相談」とはいかないので、
「トイレの交換技術料3万円!」「キッチンリフォームパック20万円!」
といったチラシが出るわけです。
まあ定価は無理でも参考価格くらいなら設定できる工事もあるのですが、大抵のチラシは客寄せのおとり価格じゃないでしょうか。
商品に関しては他の業種と同じです。
気になる工事費はご想像の通り、職人の日当に利益を載せているだけです。
弊社の場合、一人親方の職人とは「技術」ではなく「日当」単位で取引しています。
もちろんお客様に出す見積はお化粧します。「技術項目」にわけて書き直します。
施工 | 価格 |
---|---|
◎水道工事 | /// |
トイレ取り外し | \15,000 |
トイレ取り付け | \25,000 |
◎内装工事 | /// |
既存内装除去 | \10,000 |
内装下地処理 | \12,000 |
クロス貼り付け | \20,000 |
外すよりつけるほうが大変そうだから、取り付けを高くしよう。」
「あのお客さんはうるさそう。下地処理にお金をかけておけば納得するはず」
こんなものです。
実際に私の頭の中にある見積は
業者 | 原価 | 売値 |
---|---|---|
水道屋1人 | \20,000 | \40,000 |
内装屋1人 | \15,000 | \42,000 |
こんな具合です。人数や日数を工程に併せて勘定して、自分が欲しい利益を載せます。
複雑な工事の場合、不測の事態に備えたリスクをマージンとして載せるときもあります。
(追記:ブコメで指摘を頂きましたが、大規模リフォームや知らない工事についてはさすがに職人と見積を詰めていきます。)
原価や売値はあくまで一例です。このトイレと内装工事は\82,000、
この値段だと、工事に詳しくないお客様でも、さすがに違和感があるでしょう。
私たちが商談する相手は、年配の専業主婦の奥様がほとんどです。
10%も20%もその場で値引きをしたらさすがに怪しまれそうなものですが、
事実なので、最初の値段が高くても疑われません。文句は言われますが。
「無料で見積!」をすれば、当然その手間をペイできる利益がたっぷり載っているんですけどね。
私はお客様の娘さんと同じくらいの年頃なので、それも有利に働きます。
結婚した娘と同じ年頃の営業が、私たちのために値引きしてくれている。そう思わせればしめたものです。
だから私たち営業は心置きなくドンブリ勘定で見積りを作成して、どんどん値引きします。
300万で売りたい工事の見積もりを400万で作り、50万値引きして契約できるときもあります。
(追記:ちなみに見積の技術を個別に発注しようとするお客様(上の例を用いればトイレの取り付けだけ頼む人)には、
職人のルール「他人の仕事を奪わない」に反する旨を説明します。
施工範囲がはっきりしない工事は、修繕というよりも破壊に近くなるためです。
それでもご理解頂けなければ危険な客と判断してこちらから手を引きます。)
皆さんがリフォームの見積をもらったときは、工期と人数について営業担当に質問するといいでしょう。
だいたいの原価がそれで把握できます。
大工、水道屋、電気工事屋、内装屋で工期は5日間。代わる代わる毎日3人の職人が出入りすれば、合計15人分。
彼らの日当を2万円として計算すれば、30万円くらいが工事の原価になりそうです。
リフォーム屋さんが利益を取るのは当たり前ですが、もうちょっと安くなる気もするものです。
チラシや競合他社を例にだして、どんどん値引きしましょう。見積書の「技術項目」の揚げ足を取るのも良いと思います。
粗利で30%ラインくらいが落としどころになるんじゃないでしょうか。
ただし、予期せぬトラブルが起きたとき、責任を取ってくれなくなるかもしれないので、
自己中心的で品の無い仮定になりますが、会社やサービスを潰してしまったら、
以上。
ポイントとしては
・工事内容の多様さと建築職人の気質を利用して適当に値段を決めている。
・値引きの幅に騙されない
って感じですかね。
(6/1 09:30 追記:
人工の例で出した日当2万円は一例です。地域や職能に大きく左右されますし、
期限までの工事完了に対して支払うこともあれば、本文の通り日当で支払うこともあります。
常用・請負、などで検索すると私より分かりやすく説明しているサイトがヒットすると思います。
地域によっては他の形式での契約や呼称があるかもしれません。)
(追記:リフォーム屋の言い値で契約=良い仕事をしてくれるとは限りません。
高すぎる利益はただリフォーム屋が喜ぶだけで、施工する職人の単価に影響するとは限らないからです。
逆に、値切すぎや急かしすぎは間違いなく悪影響を及ぼします。
日当が安い現場は早く終わらせて他の現場で巻き返す心理が働きます。
そして、痛い目を見た元請けの仕事に、職人は2度と近寄ってきません。
施主様と職人の情報の非対称性を解消することこそ、私たち営業の仕事なので、
適正価格の見積に納得いただけなければ、それは私の力不足です。
ただ、「良い仕事をする」「他人の良い仕事を褒める」といった文化も、建築職人の間に存在します。
この「良い仕事」はお金で動機付けされるわけではなく、お施主様の人柄であったり、
そのお住いを建てた当時の職人が残した「良い仕事」に影響しているようですね。
大工さんであれば、立派な木造建築の修繕には気合が入りますし、
水道屋さんであれば既設の無駄の無い配管に感銘を受けることもあるようです。
ですから、お互いが納得できる値段で契約して、出入りする職人さんときちんと接するのが、
一番「良い仕事」の恩恵を受けられると思います。お茶を出したりチップを渡す必要はありません。
彼らの仕事を尊重して、侮蔑しないだけでも十分良いお施主様です。
工事期間中、施主様と職人の関係を崩さず、職人から「良い仕事」を引き出していくことこそ、
(そのくせ、職人は愛想が悪いじゃないか!と言う方もいますが、
元請けをすっ飛ばして施主と仲良くなるのはルール違反、という考えの方も多くいます。
(注釈:本文の趣旨とは外れます。建築職人・一人親方といった、
家が建てられて維持されています。
少しの間だけでもその事実を頭に留めていただければ幸いです。)
おまけと言ってはなんですが、
A様宅は築35年の戸建住宅です。70代後半の奥様とご主人の二人暮らしです。
お約束いただいた時間に訪問し、名刺交換と簡単な自己紹介をします。
お電話で話したときの印象どおり、とてもにこやかなご夫妻です。
奥様が私を見て、東京に嫁いだ娘と同じ年頃だとおっしゃっていました。
雑談は親近感を上げるために重要ですが、この年代の奥様が結婚の話をするととてもめんどくさいです。
ほどほどに切り上げます。さっそくキッチンを見せていただきます。
キッチンの間口は2550mmサイズ、タカラスタンダード製です。キッチンに面した壁はタイルです。
部屋とキッチンの採寸をしていきます。ガスコンロや水栓の立ち上がりの位置も確認します。
ステンレストップはそのままで、スライド収納は絶対条件のようです。
奥様が饒舌な一方でご主人は寡黙です。カタログの値段を眼で追って表情がこわばっていきます。
「チラシはあくまで参考価格です。お住まいによって施工にかかる費用が全然違うんです。
A様の場合、40万じゃ厳しいです。」
チラシ商品は最低ランクのものであり、奥様のご要望に沿いません。
また、チラシのキッチンは6畳、壁はクロス仕上げで、ガスコンロの場合を想定しています。
広さはもちろん、壁の下地処理やIH用の電気工事が加われば値段は当然跳ね上がります。
奥様も顔色が曇りました。工事価格の変化は想像していなかったようです。
ご納得いただくために複数プランを提案させていただくつもりです。もちろん見積は無料です。」