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はてなキーワード: ciniiとは

2024-01-20

初回

もうブログなんてやらないだろうと思っていた。

約18年前、mixiなるブログ流行った頃。やってみたはいものの、まるで続かなかったからだ。

最初は楽しかった。いわゆる「映え」を、誰に言われるでもなく既に取り入れて、活用していたと思う。

でも次第に、そういう「仮想現実」や「虚構世界」に違和感を覚える。

自覚したのは、始めて一週間くらいだっただろうか。私は、全消しした。

今思えば若気の至り

でもやっぱり、嘘は嫌いなのだろう。

アメブロGREEFacebookTwitterLINEnote、いろいろあるけれど。

18年経った今も様々な媒体ブログ存在していることに正直驚いている。

私が何周もして周回遅れで合ったような古くささを覚えながら、その中に私が知りたかった情報があることにも気付く。これを玉石混交というのか、古今東西というのか、はて、これ如何に。

奇しくも、ちょうど水瓶座月間。

年末年始にかけてのあの重苦しい居心地の悪さ、昨晩から今朝にかけての激しい変化、他の方はどうお感じになられたのか、また平気だったのだろうか。私などはイライライライラ自分でも驚くほどにとにかくイライラが大爆発でございました。

何これ?

というのが今の気持ち

最近になりどうやら私は、自らが水瓶座まれであることに誇りを持っているらしいことに気付く。占いは興味はあるが特に詳しくないし、スピリチュアルには見向きもしない。今の関心事といえば哲学、禅、心理学美術音楽

難しいお話は然るべき機関でやればいい。J-STAGECiNiiのような情報論文検索サイトなるものがあるはず。

よって、全ては私調べの情報を元にして興味のあるものを取っ掛かりに心ゆくままゆらゆらとしてみたい。真偽も大切だが、自身が良いと思うものを追求していきたい。さすれば、自ずと真実のみが残ると信じている。

2024-01-10

anond:20240110142354

ごめん

アディクテッド トゥ ホスト宇多田ヒカル曲名をもじったジョークのつもりで書いた

いわゆる「ホス狂」について、朝日新聞 英語版では「Host crazy」と直訳してるようだ。

ホストはそのまま「Host」と訳されている。

She had become a “hos-kyo” (host crazy).

‘Host crazy’ women fall into debt hell through pay-later system

By NOBUAKI TANAKA/ Staff WriterApril 9, 2023 at 07:00 JST

https://www.asahi.com/sp/ajw/articles/15020981



なお「ホストクラブ依存」は「Host Club Addiction」と訳す模様。

ホストクラブ依存症例報告|CiNii Research

A case report of Host Club Addiction

https://cir.nii.ac.jp/crid/1521417754718021632

2023-11-20

anond:20231119130236

文系研究者のハシクレ(そろそろ若手じゃなくなりそう)として補足しておく。

今でも単位取得退学普通にある経歴

文系特に文系では博士論文執筆キッチリ3年で終わる人は少ないし、博士課程にいられる年限を使い果たしてしまう人も多い。しかし、東大をはじめとした多くの大学では「博士課程単位取得退学後3年間のうちに博士論文を出して防衛できたら、課程博士と見なす」という運用をしている。

したがって、最近よく見る経歴は、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」というもの。これは単位取得退学したあとに博士号を取得した、という意味

今でも単位取得退学就職できる場合がある

実際に単位取得退学助教講師ポストをゲットした人は最近でもたまに見かける。増田の同年代で2~3人くらい(あくま増田観測範囲なので、実際はもっと多いだろう)。まあ、そういう人たちは和文論文だけじゃなくて、英語論文(分野によっては+英語以外の外国語論文)書いてたし、下手な博士より論文数多かったけどね……。博士号取得者を蹴落として任期付きポストをゲットした単位取得退学者も知ってる。純粋に業績が多ければたまに博士号取得者ではなく単位取得退学者が選ばれる場合があるということ。

このように、形式上単位取得退学でも応募できる公募は今でも多い。JREC-IN文系公募を見てみると、「博士号取得者、あるいは、博士学位を取得した者に相当する能力を有すると認められる者」っていう募集条件が書いてあることがあるけど、後者単位取得退学を指している。こういう条件の公募普通に東大でもまだ出てるからね。ただ、条件に書いてあるからといって選ばれるかというと、よっぽど卓越してない限り厳しいんじゃないかしら。

修士号しか持ってなくても業績が卓越してれば採用されるというのは、みんな大好きユーリィ・イズムィコa.k.a.小泉悠センセが示しているところだと思う。彼はそもそも博士課程に入ってないはずだけど、ロシア軍分析するアカデミックな著書を何冊も出してたら東大専任教員にまで上り詰めた)

とはいえ今はさすがに一部大学学振PDでは単位取得退学は不可

とはいえやはり、博士号持ってない人への風当たりは強まっている。一部の宮廷や有名どころの国立大学では、常勤ポスト募集にあたっては人文系であっても博士号を要求しているし、学振PD海外学振10年くらい前から文系でも博士必須になっていたはず(逆に言えば、40代以上の文系研究者の中には、博士号なしで学振PDやってた人が大勢いるってこと)。

エラいセンセの博士号の有無なんて誰も気にしてない

ただし、博士号持ってない人への風当たり、というのはあくまで若手の就職市場アカポス採用されるかどうかという話で、もう就職しちゃったセンセについては博士号の有無とかあんま気にしたことない……博士論文以降ロクに論文書いてない人より、単位取得退学面白い論文や著書いっぱい書いてる人の方がエラいじゃん? というのが文系感覚だと思うんだが、どうだろう。池内恵センセくらい業績があったら、博士号の有無なんてもう誤差でしょ誤差。

ただ、外国博士号獲った人についてはやっぱり一目置くかも。はてな界隈で有名な人だと北村紗衣センセとか。博士論文というのはだいたい1冊の本になるくらいの分量のものを書くということなので、それを外国語で書いてる時点ですごいよ。特にアメリカだと博士課程では厳しいコースワークがあるから、あれをくぐり抜けたってことだもんね。

文系と人文系って違うの?

最初に「文系特に文系」って書いたけど、「文系」と「人文系」は違う。「文系」は「人文系」と「社会科学系」に分かれていて、文学とか哲学とか歴史学とかは人文系社会学とか政治学とか経済学とかは社会科学系、ってことになってる(あくまでもこれは日本の話。国によって分類は違う。たとえば歴史学社会科学系に入れる国はヨーロッパはいくつもある)。「単位取得退学」はもともと文系全体でよくある経歴だったけど、今ではほぼ人文系に限られてる印象。上で書いた単位取得退学ポストをゲットした人たちも、観測範囲ではみんな人文系

ただ、法学政治学20年くらい前まで学士助手という制度があったので、学歴という点では人文系以上にガラパゴスだったりするのだが……学士しか持たずに教授になってらっしゃる人たちが何人もいる分野です。はてな界隈で有名な人だと木村草太センセとか大屋雄裕センセとかね!

外国で出された博士に相当する学位」って何だよ

ところで、公募条件に「外国で出された博士に相当する学位」という謎の文言があることがある。外国で出された博士、ならともかく、外国で出された博士に相当する学位って何だよ。

実はかつての日本同様に博士号は功成り名遂げた大物が書くものという文化がまだ残っている国があって、具体的にいうとロシアとかそのへんの旧ソ連諸国。あのあたりでは博士候補カンジダート・ナウク; кандидат наук; kandidat nauk)っていう学位があって、これがPh.D.に相当する。博士候補論文大学院に進んで数年かけて書くやつで、実質的博士論文博士候補号を持ってればロシアでは准教授になれる。ロシア留学して博士号獲った、って言ってる人のかなりの割合が、実は博士候補号の取得者だったりする。まあ、ロシアカンジダート号は他国Ph.D.と同等っていうのはよく知られてるから別に嘘じゃないんだけどね。

ところでウクライナでは2014年7月にこの博士候補制度Ph.D.に置き換える制度改正を始めて、2020年には全廃したらしい。うーん、ロシアとの縁を切って西欧共通制度に置き換えるなんて、2014年にいったい何があったんやろなぁ(棒読み)(時期的に完全な偶然というのもありそうだけど)。

ブコメへの応答

博士課程単位取得退学博士”これは課程博士と同じ扱いです。3年の課程を修了し学位論文間に合わずに退学した場合も、3年以内に学位論文が出れば課程博士となるのです。

厳密には、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」のすべてが課程博士というわけではありません。単位取得退学から10年後に博士号取得したら論文博士ですし。なので、経歴を見るか(たとえば、2022年に単位取得退学して2023年に博士号獲ってればほぼ確実に課程博士)、あるいはCiNii博士論文検索するかしないとどちらかはわからないですね。

逆になんでそんなに論文書いていて博士とらずに満期退学なの。そこがわからぬ。

色んな理由があるので一概には言えませんが、本人の博士論文の構想が壮大すぎる、とか、書き上げる前にポストゲットできたから退学しました、とか、そういう場合が多いんじゃないでしょうか。課程博士論文を書き上げた人の経歴はみな似通っていますが、博論を書き上げられなかった人はそれぞれの理由があるものです。

博士ももたず、論文数も多くなく、それでもマネージメントの良さで教授職とかいうのもあったりするわな

そんな人、少なくとも最近は聞いたことないですけど、いつの時代の話ですか? 何がしかの業績(必ずしも論文という形である必要はないです。たとえば安藤忠雄センセみたいな場合)がなければ大学ポストには就くことはできません。もちろん霞が関から官僚ゴリ押しされたりすることはあるかもしれませんが、それは業績なんも関係ないし……

この議論ならストレート論文博士東浩紀はそれだけで尊敬されても良さそうだけど学者からも石投げられてるし結局空気なのかな

東浩紀センセは、デリダ研究博士号を獲った俊英だから叩かれてるんじゃなくて、彼の政治的意見を気に食わない人が多いから叩かれてるんでしょ。博士号獲った人は尊敬に値するけど、それはそれ、これはこれですよ。海外博士号獲ってる人の意見同意できないとか、日常茶飯事だし。

ロシアカンジダートって名称カンジダとか漢字だとか、いろいろ混乱しそうな(しない)。

英語のcandidateにあたる単語です。

2023-10-14

anond:20231014000740

卒論以外研究業績がない人いるよね~CiNii名前載ってないタイプ?それとも1stが無いタイプ

2023-09-13

ある社会学者論文一つ引用してイキっていたようだが

社会学者宮台真司さん「トリチウム生体濃縮根拠!」と1週間以上の沈黙から論文ミスリード引用→総ツッコミ

https://togetter.com/li/2223352

 

そもそも論文一つで、なにか一般的真実が明らかになることはほぼないと言っていい。

特に一般性が高い大きなテーマや、論争になるような結論簡単に出すことができないテーマにおいては。

 

論文というのは「◯◯の条件で△△の結果が出ました。そこから考えられるのは□□です」というフォーマットに則っている。

□□はその論文結論と言っていいものだが、たいていの場合で語気が弱められている(断言しないような言い回しになってる)。

「□□の可能性がある」とか「□□は【より重要一般的テーマ】にとって重要な知見を与える」とかそんな。

件の社会学者引用した論文でいうと(アブストラクトしか見てないけど)、

This paper presents a laboratory experiment developed to identify previously untested scenarios where tritium may concentrate or transfer in biota relevant to Baltic coastal communities.
(この論文は、トリチウムが濃縮する可能性がある未検証シナリオ特定する実験を示したものである

current legislation does not adequately take into account the nature of organic forms of tritium and therefore may be underestimating accumulation and toxic effect of tritium in the environment.
現在法律トリチウムの生体内での性質を十分考慮しておらず、それゆえトリチウムの濃縮と毒性を過小評価しているかもしれない

may | かもしれない、を使ってちゃんと(?)結論をぼかしている。

法律トリチウム性質考慮していないの部分はmayがないので確信があるんだね。)

 

なぜこうなっているかというと、論理的に出せない結論は書いてはいけないから。

もし書いたら査読に通らない。

Aって書いてるけど、BかもしれないしCかもしれないよね?とか査読者に言われちゃう

万が一査読に通っても、学会論文で他の研究者に遅かれ早かれ指摘される。

 

でも「我々の実験はAかもしれないことを示した」は論理的に間違いではないか査読に通る。

逆にいうと、mayさえつけとけば何書いても許されるみたいなところはなきにしもあらずなところがある。

まり良くないようにも思えるが、だからといって何を明らかにしたい(したかった)論文なのかは目立つところに書いておいてもらわないと読みにくいので、今の書き方が慣習となったのかもしれない。

 

結論を言いきれなかったからといって価値のない論文なのかというと、そんなことはない。

◯◯の条件で△△の結果が得られたことは、学術的に重要な知見である(かもしれない)のだ。

トリチウムわずかでも生体濃縮するかどうか、みたいな結論簡単には出せないテーマに対しては、あまり強い主張はできないけど限定的な条件でいいから少しずつ知見を積み重ねていくのが、現代学術のありようだ。

この論文では生体濃縮可能性を示した、あの論文では生体濃縮可能性は見出されなかった、というのを積み重ねていくのだ。

一見相反する結論論文があるように思うかもしれないが、実験条件がちがうのだし、ここまで書いたように結論を断定した論文は少ないので、おかしなことではない。

 

これで、一つの論文引用しただけでイキったこ自体が、おかしなことであることを分かってもらえただろうか。

論文の内容にもケチがついているようだが、その論文を読んでないし他の関連文献も見てないので、特に触れない)

 

 

 

これは余談にはなるのだが、もし何かの研究結果を調べなくてはならなくなったとき、たとえばトリチウム生体濃縮について調べなければならなくなったとき

つの論文結論を出せるものではないなら、どうしたらよいかを書いておく。

ようするにその研究テーマの主要論文を押さえればよいのだが、そのやりかたについて。

 

基本的にはGoogleGoogle Scholar(Google論文検索サイト)で適当ワード検索すればよいのだが、ほかに一般の人はあまり知らないであろう方法をいくつか書き留めておく。

 

雑でいいときは、被引用件数が多い論文重要論文とみなしてしまときもある。

必ずしもそんなことはないのだけど、読んでられねーなと思うときもあるので時間短縮のために。

2023-08-20

老人役割語形成について論文検索してみた

anond:20230819190310

不正確な記憶ブコメ書いた上に、憶測を加えてしまったが、それが違っていたようだ。

Cinii役割語、老人などで出てきた論文にちょうどそのことを論じているものがあったので勉強もかねて増田に書いてみた。

論文1本だけで断言的なことは言えないかもしれないが、参考にはなるんじゃないかと。

老人の役割語形成については金水敏氏の研究があるそうだ。

『「役割語から考える自称詞 「わし」 の方言性と出現時期』黒崎佐仁子 (2011)から孫引きになるが、以下のような理由らしい。

金水(2007)は,「そうじゃ,わしが知っておる」のようなアニメマンガに登場する博士および老人の言葉の特徴を以下のようにまとめている。

⑸ 「A=B」の関係を表すとき標準語では B の後ろに「だ」をつけるが,老人語・博士語で は「じゃ」をつける。また否定を表す表現として,標準語では動詞の後ろに「ない」をつけるが,老人語・博士語では「ん」をつける。さらに,一人称代名詞として,老人語・博士語ではよく「わし(博士語では,さらに「吾輩」)を用いる。(p. 98)

金水(2003:4)は「これらの特徴の対立は,実はそのまま日本東西方言対立に重なる」として,以下のような表を提示している。

博士標準語西日本方言東日本方言
断定~じゃ ~だ ~じゃ、~や ~だ 
打消知らん、知らぬ 知らない 知らん、知らへん 知らない、知らねえ 

※上は増田による抜粋改変版。元論文ではもっと例も多く詳しい。

西日本方言の断定表現として「じゃ」と「や」が挙げられているが,このうち「じゃ」のみが博士語として認識される。この理由は,真田(1990)が述べているように「や」が「じゃ」の変種として新しく生み出されたものであるため,「や」が西日本方言として認知されるより前に「じゃ」が 博士語・老人語として定着したからだと考えられる。

江戸時代言語使用特徴に関しては,佐藤(2002)が分かりやす解説している。

(略)

当時の人々は「上方語的な言い方が伝統的に正しい」(小松 1985:21)という意識を持っていた。そのため,「若年・壮年層の人物が,いち早く江戸の新共通語である東国表現自分たち言葉として駆使していた時点で,老年層は未だ上方語的表現規範的な言葉として手放さなかったというような構図が,江戸においてある程度現実存在した」(金水 2003:26)と考えられ,「明治期に入ると,江戸語の文法を受け継いで新しい〈標準語〉が形成されていく。

ところが文芸作品演劇作品の中では,伝統的に「老人」=上方風の話し方という構図がそのまま受け継がれていく」(金水 2003:27)という過程を経て,アニメマンガ博士語・老人語が確立していったのである

西日本方言のじゃ→やの変化とマンガの成立の時期からして、老人役割語ができたのは大正戦前くらいかな、と想像していたが、どうやらもっと古いらしい。

江戸時代に老人役割語の原型がすでにあったらしいのはびっくりだ。伝統慣性の力の大きさを感じる。

金水敏ヴァーチャル日本役割語の謎』岩波書店 2003

金水敏「第5章 近代日本マンガ言語」『役割語研究の地平』くろしお出版 2007 pp. 97-107

真田真治『研究叢書 84 地域言語社会言語学研究和泉書院 1990

2023-03-27

理系のみなさん。助けてくれ。

初めての増田不手際があったら申し訳ない。

健康オタクの知人が最近某SNSでその知識披露したところ、なかなか好評だったこから有料で情報を売ろうとしている。

しかし知人の情報は偏っていて、正しい側面もあるが間違っている側面もあるように感じる。

例えばこのような話をしていた。

 ・一日16時間断食するべき、朝ごはんは食うな

 ・化粧水は肌に浸透しないか無意味ワセリンだけ塗れ

 ・生理が重いならチーズは食うな、アロマを嗅げ

何とかして止めたい。

だが仲違いは避けたい。

そこで、情報を売る前に自分校閲させてくれないかと申し出てみたところ快諾された。

ここで問題だ。

自分には、情報が正しいか誤っているかを、正確に指摘することができない。

知人は文系なので、一応理系である自分の方が知った顔をしているが、知人も論文引用して情報を出してくる。

自分理系出身といえど理系から離れて久しい。

論文の読み方も忘れてしまった。

前置きが長くなった。

情報の正確性を担保するには確かな論文から引用必須であると考えるが、「確かな論文」の選び方を教えてくれ。

知人の誤りを論破するための知識が欲しい。

引用論文の数こそ正義

掲載されている論文雑誌によって信用性が上がる」

等ふんわりはなんとなく覚えているが、もっとこう、具体的な話が欲しい。

ちなみに知人の得意分野は「健康食事ライフスタイル」。

断定的に話すから知識がない人はなるほど!となってしまうのかもしれない。

知人のやり方が合う人もいるだろうが、合わない人もいるだろう。

知人をフォローしている人の中には十代の若者も少なくない。

正直、生理が重いなら病気の恐れもあるからそんなの試さず病院に行ってほしい。

しかし知人は自分知識が正しいと信じ、良いことをしていると信じている。

何とか止めたい。

君が間違っている、という言い方ではなく、君が参考にしているものが間違っている、という言い方が良い。

詳しくは聞いていないが、FDAアメリカ食品医薬品局)やciniiを読んでいるといっていたが、もっとマイナーなところから情報を入れいているといっていた。

国内医療者や研究者よりも海外研究結果を妄信しているような印象を受けた。

論文なんて珠玉混合だと思うのだが。

だれか、些細なことでも構わないから助けてほしい。

頼む。

2022-10-31

なぜTwitterではCiNiiが人気なんだろう

Twitter匿名交流サイトちょっと学術的なことを語ろうとする人、なぜかCiNiiが好きなんだよな

Google Scholarってマイナーなのかな?

2022-01-20

anond:20220120142843

CiNii優生学検索してみたらざっと思想(生について)

医療ジェンダー堕胎身体へのリスクマイノリティ社会学

教育性善説視座)

福祉障害のある子ども出産の忌嫌)

あたりで優生学を取り上げた論文が書かれている。

うちAmazonで買える文献を

思想分野

横山尊「日本優生社会になるまで: 科学啓蒙メディア生殖政治勁草書房より

医学

千代 豪昭 「私の生命倫理ノート-医療現場における倫理分析原理と演習-(生命倫理学を学ぶための副読本)」メディカルドゥ

他にも法学分野でも探せば文献が出てきそう

2022-01-05

ネットの長文を本にした

本を作った。世界で一冊しかない本だ。

私が超個人的理由で欲しいと思い、完全に自分で楽しむために作ったので、誰にも売られることはないし誰の手に渡すつもりもない。

なぜならこの本の中身は全部他人が書いたものからだ。

インターネットでバズり、有名になったnoteはてな匿名ダイアリー(俗に言う「増田」)・はてなブログ記事コピーアンドペーストし、書式設定を整えて文庫本サイズ編集した。

以前からCiNiiなどで興味を惹かれる論文を見つけてはA4紙に印刷してホッチキスで留めて紙として保持して読んでいた。

理由は3つある。

一つ目は「知識欲・好奇心から」。

二つ目は「創作活動の参考として」。

三つ目は「とにかく文章を読みたい」。

率直に言うと、今回の本に関して、前者2つの理由は全く関係ない。ただ長い文章を読みたかたから紙として本を作った。別に記事ブックマークするに留めてもよかったのだけど、やっぱり記事は削除とかもされるだろうし、そういう事態が起きたときに、どうせ別の長文を読んで満足するだろうと思いつつも、やっはりあの時読んだ文章を読み返したいと思いはするので、これは紙に印字して物理的に所持しておいた方がいいだろうなというのがあった。

書式・タイトル・偉そうに序文まで書いたが、それ以外は全部他人のものだ。だから褒められたことではない。

から個人的ものだと書いたのだ。万が一この本を欲しいと思ったところで、そんなところに金を出すくらいなら自分編集して一冊印刷してもらう方がはるかに安い。製本直送で印刷を依頼した。書式はイズナを使用し、メモ帳にまとめた全ての文章を一括でpdfに変換し、そのファイルを送った。pdf並びにtxtファイルの保存はいずれも有るが、誰にも渡すつもりはない。これは本来そういうものではない。

正直、このことは自分ブログで書きたかったがやめた。ここが自分の弱みだ。肝心なところで日和るんだ。

増田であっても特定はされるだろうが、ある程度時間はかかるだろうし別にいいや。

他人感情を、わざわざ紙に印字するだけに飽き足らず、わざわざ本にまでして、わざわざそのことをインターネットに報告してしまうような変態野郎なんぞ、自分一人で十分だろ。

2021-04-14

anond:20210414162429

https://petlives.jp/love-dog/8479

ごめん適当にそこらへんでググって拾ってきた

論文引用があるからCiniiとかで調べたら出てくるんじゃないかな?

2021-01-31

なんかすごい理系研究者世界?とか知らん馬鹿人間から見ると

国際学会に出ないのであれば価値がない!って、なんかメジャーリーグ挑戦しないと価値がないぐらいに感じてしま

別に日本国内でだけ読まれる本とかだって価値ではないだろうし、適当ciniiオープンアクセスで読める日本語論文もそうだろうし、

しろ自分なんか英語読めんしそういう文献で情報提供されるのは普通に有意義に思ってしまうんだけどなあ

2021-01-17

脊髄反射でクレベリン🙅‍♂️と言うんじゃなくて効果について調べた

(投稿しようとしたら全然できなくて泣いた、リンク数でスパムフィルターって単純すぎるルールベースすぎませんか!)

水素水とかクレベリンとかNMRパイプテクターとか、いかにもエセ科学っぽいやつら、なんとなくエセ科学って判断してm9(^Д^)してる人が自分含めほとんどだと思うんだよ。結局「twitterで皆が言ってたから」レベルで、エセ科学/陰謀論信じる人と大差ないんじゃないかと思って、まずはクレベリンについて調べてみた。

調べたと言っても日本語論文やらWebサイトを探しただけ、個人実験するとか無理だし、僕は化学専攻だったわけじゃないし、英語苦手だし。

「こんな論文or調査があるよ」とか「いや、それはお前が完全に読み間違えてる」とかあれば指摘してくれると嬉しい。

クレベリンについて

公式サイト ttps://www.seirogan.co.jp/cleverin/

大幸薬品製品正露丸メーカー

初っ端からtwitter引っ張ってきてたり、他のニュースへのリンク貼ってあったりして、既に怪しいキュレーションサイト感が漂っていて期待できる。

よく見る「空間除菌」をする「クレベリン」と、液体でアルコールや次亜塩素酸水のように使う「クレベ&アンド」ってやつがあるらしい。アンド被ってんじゃん、クレベアンドアンドじゃん。

今回は「クレベリン」のほうだけ。

クレベリンのページ ttps://www.seirogan.co.jp/cleverin/cleverin/

キャッチコピー

空間や物に付着したウイルス・菌を除去

特許取っているらしい。

酸化塩素分子のチカラ(特許登録番号:特許第5593423号)

特許効果保証するものじゃないってどっかで読んだな、特許の方の深堀りはしない。

ウイルス除去・除菌の仕組み」のページ ttps://www.seirogan.co.jp/cleverin/cleverin/mechanism.html

酸化塩素分子ウイルス・菌の働きを低下

酸化塩素が主に機能するらしい。

酸化塩素について

深堀りしようかと思ったけど化学よくわからん高校の時化学取ってないんだよね、ウソ取ってたかも、授業中モンハンしてたわごめん。

google検索かけた感じTOP5にwikipediaとか大幸薬品サイトとか社団法人日本酸化塩素工業会のサイトが出てくる。「社団法人日本酸化塩素工業会」って大幸役品も正会員じゃん。てか大幸薬品社長がこの会の会長じゃん。

酸化塩素による空気中の除菌について

こっからが本題。まず大幸薬品の主張をピックアップ

大幸薬品の主張

主にここから引用

「よくわかる二酸化塩素のはなし」のページ ttps://www.seirogan.co.jp/clo2/index.html

ウイルス除去

酸化塩素ガス(室内濃度0.01ppm)を放出させた25m3(6畳相当)試験チャンバーに、ウイルス一種を浮遊させた後攪拌し、180分後に空気中の浮遊ウイルス捕集し、生存ウイルス数を測定しました。二酸化塩素ガスを放出しない条件(自然減衰、攪拌ファンのみ)で同様に測定した生存ウイルス数を100%とした時のウイルス生存率を求めました。

日本防菌防黴学会 第41回年次大会発表(東京2014)

除菌

酸化塩素ガス(室内濃度0.01ppm)を放出させた25m3(6畳相当)試験チャンバーに、細菌一種を浮遊させた後攪拌し、120分後に空気中の浮遊菌を捕集し、生存菌数を測定しました。二酸化塩素ガスを放出しない条件(自然減衰、攪拌ファンのみ)で同様に測定した生存菌数を100%とした時の細菌生存率を求めました。

日本防菌防黴学会 第41回年次大会発表(東京2014)

消臭については割愛

論文へのリンクがないので探しに行く。

日本防菌防黴学会 第41回年次大会発表 研究発表プログラム ttps://www.saaaj.jp/conference/41th_pdf/conference_41th_14.pdf

低濃度二酸化塩素ガスの25 m3閉鎖空間における浮遊細菌と浮遊ウイルスに対する低減効果

三浦孝典、田口和彦、森野博文、柴田

(大幸薬品(株))

論文て末尾の人が一番えらいんだよ、知ってた?

柴田高 氏は大幸薬品社長だね。

学生のころ「自分」「教授」「助教」って順番で書いちゃって怒られたの思い出したよ。

ググって発見 ttps://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201502212674917241

JDreamⅢとかアクセスできないし、169Pも読んでらんないしどうしよ・・・

と思ったらなんか要約っぽいページ発見

「二酸化塩素ガス室内濃度指針値(0.01ppm)での菌・ウイルスの低減を確認大幸薬品、第41回 日本防菌防黴学会年次大会にて発表」 ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000004917.html

試験方法と結果>

[方法] 試験チャンバー25立方メートルを閉鎖空間とし、外部から酸化塩素ガス発生装置を用いて発生させた二酸化塩素ガスを放出させ、撹拌ファンにて室内空気を循環させたところに、黄色ブドウ球菌懸濁液または大腸菌ファージφX174懸濁液を噴霧し浮遊させ、所定の時間後に浮遊細菌または浮遊ウイルス捕集した。対照実験として二酸化塩素ガス発生装置作動しない状態で同様の操作を行い、浮遊細菌と浮遊ウイルス数の自然減衰を測定した。

[結果] 0.01ppmの二酸化塩素ガスが室内空気中にある場合、浮遊黄色ブドウ球菌は120分後に99.8%、180分後に99.95%低減することが分かった。また、浮遊大腸菌ファージφX174は、180分後に99.2%低減することが分かった。

黄色ブドウ球菌大腸菌ファージφX174で試験した様子。

黄色ブドウ球菌はたらく細胞で見たな、大腸菌ファージなんとかは初耳。

というか正直どっちもわからんわ。とりあえず「この2つで試験したこと」「25m3試験したこと」「0.01ppmの濃度だったこと」「(この要約からだと)換気状況不明」「(この要約からだと)室温湿度不明」ということだけ覚えとく。

ppmって何?

国民生活センターの主張

なんか効果ないとか言ってた気がするから

酸化塩素による除菌をうたった商品-部屋等で使う据置タイプについて- ttp://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20101111_1.html

詳細pdf ttp://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20101111_1.pdf

httpsじゃないんかい

使用中にどのくらいの二酸化塩素が放散されているのか等を調べ、消費者情報提供することとした。

あくまで「二酸化塩素が出てるか」という調査で、「二酸化塩素空間中のウィルス最近除菌する効果があるか」という点には触れていない。

とてもちゃんと書いてある。

ちゃんと一部引用するのも大変だったので僕の主観で要約しちゃう

気になる人はPDF参照。

酸化塩素作業環境基準について

ACGIH(アメリカ合衆国産業衛生専門官会議)の基準を引っ張り出している。日本基準ないのかな?

TWA 0.1ppm (Time Weighted Average:毎日浴びてもほとんどの労働者に悪影響が見られないような~~~時間加重平均値)

STEL 0.3ppm (Short Term Exposure Limit: この値を超えて浴びてはならない15分間の時間加重平均値)

0.3ppmやばい。覚えた。

図 4.部屋における二酸化塩素の気中濃度(計算値)

No.7がクレベリン、6畳でも1日後0.07ppm、5日後0.04ppmなので出てることは出てる。

この図に限らず、他の製品がヤバすぎてクレベリンがまともに見える。

行政の主張

見つからんかった。

厚生労働省とかコロナへの対応とかWebページ出してるけど二酸化塩素については全く触れてないのな。

論文

あんま見つからんかった。というかググっても怪しいサイトが引っかかりすぎて悲しい。

とりあえずCiNii検索

ttps://ci.nii.ac.jp/search?q=%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E3%80%80%28%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+OR+%E7%B4%B0%E8%8F%8C+OR+%E9%99%A4%E8%8F%8C+OR+%E6%AE%BA%E8%8F%8C%29&range=0&nrid=&count=20&sortorder=1&type=1

CiNiiシャットダウンするみたいな話何年か前あったけどどうなったんだアレ。

いかにも空間除菌っぽいやつを探す。有料っぽいの多くて残念だけどいくつかは読めた。ありがとうJ-STAGE

大幸薬品が出しているやつと西村秀一 氏(国立病院機構仙台医療センター臨床研究ウイルスセンター)が出している論文が目を引く。

どうやら西村氏は大幸薬品論文を実際に検証している様子?

ウイルス不活化効果標榜する二酸化塩素ガス放散製剤の実用性の有無の検証冬季室内相当の温湿度での空中浮遊インフルエンザウイルスの不活化について―

ttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jsei/31/5/31_16-020/_pdf/-char/ja

酸化塩素ガス放散製剤のインフルエンザウイルス不活化および黄色ブドウ球菌殺菌能の検証―低湿度環境表面での検討

ttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jsei/32/3/32_131/_pdf/-char/ja

低濃度二酸化塩素による空中浮遊インフルエンザウイルス制御ウイルス失活効果湿度依存性―

ttp://www.kankyokansen.org/journal/full/03205/032050243.pdf

西村氏もうクレベリン名指しで実験してるやんけ。

ここまでで気が付かなかったけど大幸薬品結構英語論文もだしてるっぽい、疲れた英語苦手だから今回はそこまで追わない。ゆるして。

かい値や細菌ウイルスの種類は正直良くわからない。

(西村氏には申し訳ないが)疲れてきたので僕の独断で主張をピックアップして要約。引用ですらない。気になる人はpdf

この要約だけだとわかんないけど、pdf中で西村氏クソ煽ってて笑った。

感想

大幸薬品西村氏の実験でそれぞれ違う結果がでてるっぽくて、どっちを信じるとかはよくわからんけど、再現状況不明 + 違う結果が出る時点で積極的にクレベリンを採用する理由はないよなぁと思ったり。僕はバイアスかかりまくりなので西村pushだけど。

というか論文少なくね?僕の探し方が悪いだけ?

まぁ健康被害にはならなそうなんで目くじら立てるほどじゃないかな。こういう根拠が怪しいやつが蔓延るのは将来を考えるととても悲しいが。最近陰謀論もよく見るしね。

でもこういうのに身近な人がハマったら悲しいよなぁ。

頭ごなしに証拠突きつけて否定しても駄目なんだってさ、ビハインド・ザ・カーブでみた。オススメだよ。

地球平面説を信じる人は勉強が足りないわけじゃないんだってさ、下手したら僕らより頭いいみたいよ。

ただググって文字起こすだけでも数時間よ数時間、怪しいのに反論するのもタダじゃないね疲れた。ググって文字起こしただけとはいえ頑張って書いたので色んな人の目に触れると嬉しいな。

2020-11-25

[]2020年11月24日火曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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2020-11-24

anond:20201124224357

からCiNiiでその人の業績一覧できると考えてる人間はほぼいない、ってことだよ。

実際には居もしない人間いるかもしれないから、ってのが「研究者が姓を変更するリスク」のエビデンスになるとでも?

もしそんなことを主張したいなら学部一回性からやりなおせ。

anond:20201124224357

CiNiiがクソなだけ。ちゃんと業績整理しろよ。一流研究者は誰もCiNiiなんて使ってない。

anond:20201124223736

「こいつの業績がどうなんだろう」って時点で、その人の業績リストの方を探すだろ。

CiNiiとかだと、名前が同じなのに所属が違うからと別人扱いになっている例がそれこそめちゃめちゃ多いんだけど、それについては?

2020-11-20

風邪一つしなかった母親に見つかった病気

かに話すのも、SNSで吐き出すのもなんだか気恥ずかしいので増田に放流することにする。

内容はタイトルのとおり、風邪一つしなかった母親病気だ。

本当に青天の霹靂だった。

母に見つかった病気は珍しいタイプのもので、まあ簡単に言えば腫瘍らしい。

私の家族は父を筆頭に医者が多い(というか兄と姉は医学系の大学生だし、母自身もそっち関係仕事資格は持ってるので、何も知らないのは大学芸術なんかやってる私だけだ)ので、あまり誤魔化す事なくスッパリと病名は告げられた。

ここまでだと突然の余命を宣告された母...みたいな流れっぽいけど、別にそうではない。大半の例では良性で、命に別状はない...

らしいんだけど、不安不安で正直眠れないくらいだ。

普段大学の授業で使い慣れたciniiとかでその病名を入れると、出るわ出るわ、急速に増大して1年足らずで死んだ悪性のタイプの例だの、良性だったが半年で再発し、後に全身転移しまもなく死んだだの、目を覆いたくなるような話が...

頭では分かってる。わざわざ学会報告になるようなレアものから論文検索に引っかかるってことは。この病気に罹った大半の人は報告のネタになることもなく、組織の欠片を切り取って、それで終いなのだろう。

だけど、うちの母が報告のネタにならない保証なんて一つもない。私はいつも最悪のパターンを考えてしまう。あの報告のように、すぐ悪性再発したら?報告通りなら、私が母と居られる時間はもう1年もない。

知り合いがみんな親と上手く行ってなかったりする中で、私は本当に両親との仲だけは良好だった。父親とはうまく行かないこともあったし、正直今でも合わないと思うことはあるけど、母親だけは私を理解してくれたと今更ながらに思う。そんな母を失うとは正直考えたくないが、頭の片隅にちらついて離れない。

父に良く言われる通り、私はマザコンなんだろう。20にもなって母にはしょうもないことで甘えまくって、母の方も私が末っ子からって甘やかしまくってきたんだと思う。兄姉にも呆れられた事もよくあった。そりゃ小さいころに兄姉に虐められても仕方ないよ、彼らは「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」なんだからといつも言われていたから。

私含め医療知識がある3人は能天気にしてる(さすがに本人は落ち着いてるみたいだ)。私を産んでから殆ど休みなく家にいて家事をやり続けた母が手術で1週間ほど居なくなるから「俺らも家のことやらないとな〜」とか、その程度だ。

勿論彼らがさっき言ったようなド素人の私がいっちょ噛みで知った話を知らない筈がない。知った上で、そんなこと考えても仕方ないだろと思っているんだろうし、それを薄情だとかは全然思わない。

私だけが、親離れできていない。

当たり前のように存在していた母、その絶対性にほんの少し罅が入るだけでこんなに精神が揺れて、失う事まで考えて勝手にふさぎ込んで。

そんな母に対する今できる精一杯の親孝行は、来年の頭に迫った卒業論文ちゃんと書いて、とりあえず卒業することなんだろうけど、この心のざわめきは暫く消えてくれそうにない。来週には細胞診の結果が出るらしい。それで「良性」と言ってくれれば、少しは落ち着けるのだろうが。

2020-09-25

自他境界気持ち悪い

最近何かと鬼の首を取ったかのように「自他境界ガー」と物申す奴が多くて気持ち悪い

「俺は俺、お前はお前。だから言わなきゃわからない。だから俺はお前の言いなりにはならない。」ってな意味合いで使われることが多いのだろう。他人批判するときにも使われてる場面をよく見かける。確かにそれはそうだ。「俺は俺、お前はお前」と叫び出したくなる場面は日常生活でもたまにある。「言わなきゃわからねえんだよ」と言いたくなることも。だが、それらの意を伝えるために自他境界という言葉を使う必要はあるのだろうか。

自他境界という言葉

そもそも自他境界という言葉自体どこから来たのだろうか。もしそのような用語が本当に存在し、ネット上で正しい意味で用いられているならこちらも納得しよう。だが、おおかた胡散臭いメンタリスト()の誰かしらが、心理学のタームの意味も解さず使っていたのが起源だろう。そう踏んで調べてみたがヒットしたのはごく僅かであった。

国語辞典コトバンク系にはヒットなし。

・+ac.jp検索ではざっと見た限り東京聖徳大、東大の2件(東大の方は統合失調症についての話で自他境界は別の意味で使われていた)

ciniiヒット10件のみ

これでは自他境界という単語自体はっきりと確立して用いられてるとは言えないだろう。一応、自他境界に類する言葉として「personal boundary」なる言葉存在するようではあるが、これに関しては日本語検索では大したヒットはなかった。

まり、自他境界という言葉専門家の間できちんとした定義を受けて使われる言葉ではなく、また、国語辞典に載っているような一般的意味が浸透した言葉でもないということだ。このような曖昧不定形言葉を、他者批判するために用いるのはいかがなものだろうか。「自他境界曖昧」は人格否定ともなる語である。まるで精神科医のようにそのレッテル他者に貼るのは果たして正しいことと言えるのだろうか。

自他境界への不信感

そもそもそもそもの話、自他境界というものがあるとして、我々皆がはっきりとした自他境界など持ち合わせているのだろうか?人間社会性を持つ生き物である。我々はさまざまな共同体帰属し、その中で影響を及ぼしあいながら生きている。無論、近しい相手だとしても相手相手自分自分であるから言葉によるコミュニケーション必須だし、仲が良いからとお互いに100%理解し合えるわけではない。だが、幾らかは言葉を介さずとも理解しあえるのが身内というものである。「察する」「合わせる」は共同体形成する以上必要な行動であるし、相手にそれを求める事が全く異常な行動だとは思えない。むしろこの社会では、「察せない」「合わせられない」ほうが異常とされるものである

個人境界は緩やかな広がりを持ち、その広がりが共同体、群れの形成に役立つのだろうと思う。自他境界というものを突き詰めていけば、「より狭く、はっきり」させて行けばたどり着くのは究極の個人主義社会だろう。

自身個人主義を渇望する人間の一人である。「俺もそうしたんだからお前もそうしろ」「みんな〜してるんだよ!」的な言説は反吐が出るほど嫌いだ。しかし、人間は多かれ少なかれ群れを必要とする生き物であるし、群れを作るか作らないか全体主義に生きるか個人主義に生きるか、というのは好き嫌いの話でしかない。

自他境界に正解はない。それがはっきりしていればしているほど、「人間的」で「都会的」で「大人」だとするのはリベラルの悪い癖ではないだろうか。

2020-07-22

anond:20200722102412

とにかく増田Twitter見てないで、CiNii開けよ!って話ですね

2019-11-14

京大博論を元にした本が東大紀要書評フルボッコされてる件2

(長く書きすぎたみたいだ。途中で切れてしまった。。。)

京大STAP細胞はありま~す?」

もう終わりにしよう。書評批判が当たっているなら、こういうことだ。超大物教員指導の元、こんな博士論文が書かれ、専門家達が「厳正な」審査をし、超一流の博士号が授与され、それをテコに大学で職を得た人がいる。これがわかったのは、本が出版されたおかげだ。ちなみにこの本、名もない出版からではなく、京都大学出版会が出している。もちろん、本の出版は著者が勝手にできることではない。本の最後に超大物元指導教員が「解題」を寄せているから、知らなかったはずはない。解題を見てみたところ、基本的にほめていて、特に批判らしい批判はなかった。実はその解題、公開されている博士論文審査結果の要旨とほとんど同じ。

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/199376/1/ynink00705.pdf

審査結果からもいくつか引用しておこう。

論文は、個別言語における認知メカニズムの解明によって言語固有の形式文法カテゴリ創発する根源的理由説明を試みた意欲的研究であり、認知言語類型論という新たな研究分野の基礎を示した先駆的研究として評価することができる。

論文日本語文法事象を中心に扱っており、その記述分析の面においても、射程の広さと事例観察の綿密さが評価される。分析対象として、格、時制、主語目的語自動詞他動詞、態、形容詞といった広範な現象を横断的に扱い、本論文の主張する日本語の「主体化による認知モード」によって一貫した説明が試みられており、それらがいずれも西欧パラダイムによる言語研究標準的使用されてきた文法概念と完全な対応関係を結ばないことが、説得力をもって示されている。

日本語学で所与のものとして適用されてきた「動詞の自他」や「態」といった文法概念のものの再検討を迫るという点で、本論文日本語研究にも一定の貢献をなすものである。また、本論文日本語における文法カテゴリや語彙の変容にも照準を合わせたものであるが、その主張は単なる理論憶測ではなく、万葉集源氏物語などの主要な古典作品をはじめとする膨大な歴史的資料に基づいたものであり、言語研究において不可欠である言語データの観察の綿密さについても高く評価することができる。

論文共時的言語事例と通時的言語事例とを並行的に分析し、日本語言語現象全般個別現象の解明を目指した統合研究であり、認知言語類型論という新たな研究視点提供している点で、学術価値は高いと判断される。

よって、本論文博士人間環境学)の学位論文として価値あるものと認める。

また、平成26年11月26日論文内容とそれに関連した事項について試問を行った結果、合格と認めた。

まさにお墨付きだ。

最後ちょっと真面目な話。『認知言語類型原理』の問題は、この書評で間違いだと明らかになったことじゃない。学問は古い学説踏み台にして進んでいく。今の定説もいつかは否定され、乗り越えられていくかもしれない。だから、間違いを含んでいるとわかったこ自体問題じゃない。それまでの研究に新たな知見を付け加えたのなら、たとえ間違いを含んでいても価値ある研究だ。ダメなのは、従来の研究に何ら新しい知見を付け加えず、最初から間違いだとわかる研究だ。『認知言語類型原理』はまさにそのような本だと批判されている。もちろん、出版された本に対してそのような批判をする権利は誰にでもある。たとえ批判が当たっていなくても、ある。自由批判ができることは、学問の発展に不可欠だ。書評子が批判したことで将来不利益を被ることがあってはならない。

それにしても、どうして『認知言語類型原理』は『日本語主語はいらない』みたいに多くの言語学者から批判されていないんだ? 『日本語主語はいらない』は大手出版から一般向けに出たのに対して、『認知言語類型原理』は学術専門出版から専門書として出たからか? それにしたって、専門書でも専門家なら読むだろうし、なんならもっと真剣に読むだろう。他に書評は出てないのかとCiNii https://ci.nii.ac.jp/ で『認知言語類型原理』を検索したけど、ないみたいだ。もしかして京大とか超大物研究者とかの権威に怯んでるのか? 文系学問がそんな腐敗した世界なら、世間から不要とされるのも無理はない。この腐敗した世界に堕とされても、くだらないことでビビることなく「王様は裸じゃないか! 裸の王様、何を学んだの?」と喝破した書評子には拍手喝采を送りたい。だけど、こんなものを書くために生まれたんじゃないだろ…。

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