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2024-01-11

「地下のナマズが暴れると地震が起きる」説はいつごろ廃れたのか、について調べていた

おおよその流れは掴めてきたので一旦ここにまとめる

結論から言うと、明治元年1868年)ごろから急速に地震信仰は失われたと思われる

天保元年ごろ(1830年ごろ)

高野長英蘭学者

『泰西地震説』を執筆

オランダ辞典をもとに、地震がなぜ起きるかを科学的に説明した内容を翻訳した

安政元年(1854年

安政の大地震

鯰絵が大流行した

しかし「鯰絵が流行した=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」と等号で結んでいいのか?という点はちょっと怪しいと思っているのだが……

というのも江戸時代末期の時点で、江戸の町民はお化け妖怪実在をどうやらあまり信じていなかったように資料を見ていると思えてくる

お化け妖怪実在を信じない人が地下の大鯰を信じるというのは不自然に思える……という感覚21世紀に生きる人間感覚だろうか

『泰西地震説』が世に出ておおよそ20年後出来事

『泰西地震説』は学者が読むような専門書で、一般民衆にはあまりまれなかったのだろうか?

江戸時代にもいくらかは民衆が読むような蘭学書が流通していたようなのだが、地震の原因を科学的に解説するようなものはなかったのだろうか?

当時は陰陽五行思想を信じる人が多かったはずなのだが、この思想では地震をどのように説明している?

ここは特に追加調査必要

鯰絵について語られた本でKindleで買えるものが無いため、追加調査図書館本屋資料を入手してからになる

明治元年1868年

小幡篤次郎、後の慶應義塾長、『学問のすゝめ』を福澤諭吉と共著した人物

天変地異』を執筆

小学校教科書にもなった本

雷、地震彗星、虹といった自然現象に科学解説を行った本

地震原理について、『泰西地震説』で解説された内容とだいたい同じ説明がされている

こういう本をわざわざ出版する必要があったということは、これに書かれた知識は当時広く知られていなかった……とみることができるか

明治元年でいきなりこんな教科書を出すとは正直驚きを感じる

西欧に追いつこうという強い意欲が見える気がする

明治初期の就学率は今と比べると低くはあるが、この本によって一部の若者に対して啓蒙が行われた

これによって明治に生きた若者地震鯰を迷信と見なすようになったのであろう

明治に書かれたエッセイ新聞記事を探したい

「私の父は地震鯰のような俗説を信じていてやれやれだ」みたいな記述がこの時代にもし存在すれば嬉しいのだが……

また、教科書ではなく大人が読むような啓蒙本はどのようなものがあったのだろうか?

追加調査必要

民俗学方面からばかり攻めていたが、明治維新に関する読み物を探すのもありか?

明治13年(1880年

横浜地震

M5.5程度で揺れはそこまで大きくなかったようだ

この地震体験したジョン・ミルンというイギリス人地震研究に関心を持ち日本地震学会を創設した

明治24年(1891年

濃尾地震

安政の大地震以来の巨大地震という言及が当時の新聞にある

科学者が地震調査のため派遣された、のような記事新聞に載っている

大正12年1923年

関東大震災

このときいくらかは鯰絵が描かれたようだ

ただ「鯰絵が描かれた=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」にはならないだろう

大正15年(1926年

井上江花、新聞記者

『江花叢書』第1巻

当時のエッセイ的な読み物

関東大震災に対する四方山話からの流れで「地震と大鯰」という題が名付けられた項がある

一部引用する

鯰説の根拠は物識りに聴かなければ確かとしたことは分らぬけれども、志那傅來であることだけは疑ひもない。大地の下には大鯰が生棲して、平生は辛抱強くじつとして動かぬけれども、どうかした拍子に其の尾鰭を動かすと大地が震動するのであると云ふので、我邦では正直に之れを信じ、

「正直に之れを信じ」という表現から、今は信じる人はいないというニュアンスを読み取る

1926年時点で安政の大地震はおおよそ70年前くらいか

「おじいちゃん子どもの頃は地震の原因は鯰だと思っていてね」と語る人がいてもおかしくない年数だ

科学とか西欧合理主義流行った結果、地震信仰のような俗説が廃れたんだろうなあ

ひと段落したら明治大正を生き延びた俗説で何か面白いものがないか調べてみたい

あと、柳田國男著作をまだどれも読んでいない

先に読んだ方が民俗学視点が備わって調査の全体の見通しがたつかもしれない

日記

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明治時代より前の時期の日本において、「なぜ地震は起きるのか?」のような原理の解明を目指した学者がどうにも見つからない

あるいは調べ方が悪いのか……

幕末日本人は地震ナマズを信じていなかった、ではいつ頃まで信じられていたのか?

あるいは最初からモノの喩えだと認識していたのか?

もしそうだとすると「地震の原因がナマズというのは俗説だ。本当はこのようなメカニズムだ」という探求が行われていてもいいではないか

そういった研究痕跡を見つけることができない

見つけることができない以上、ナマズ説を信じていたのかもしれないと消極的にだが認識せざるをえない

儒教においては「陰だか陽だかの気が地面から噴き出る時に地面が揺れる」のような説明がされているらしい

日本儒学者はそれを信じていた?だとすると江戸民衆のその説をどの程度認知していた?

あるいは「ナマズが原因ってことはないだろうけど、本当の原因が何かと聞かれると分からんなあ。詳しいことは学者先生に聞いてくれ」というスタンスが大多数か

日本人の宇宙観を調べた時にも思ったが、当時の天文方観測と暦の作成にばかり注力していて「なぜ?」という問いを立てない

調べることだらけだ、学生の頃に日本史や世界史選択しておけばよかった

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施政者が失政すると地震が起きる」みたいな思想もある

また、火山雷雨地震の3つセットを司る龍神がいるという信仰もある

ナマズじゃなくても結局別の信仰になってしま

ナマズが俗説ってそういうこと?

まり俗説でない主流の説は鹿島神だとか龍神に原因を求める?

この観点でも調査

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本屋に行ったが鯰絵関係の本が一冊もなく購入できなかった

しかし『陰陽五行日本民俗』という本を購入

陰陽五行について何も知らないに等しいので勉強しなければ

しか本来本業に関する勉強をして給料を増やす努力をすべきなのだろうが、仕事関係ない本ばかり買って読んでしま

悲しいね

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トラバブコメにあまり反応しないようにしているのだが(そこそこの確率不毛なので)、今回は必要を感じた

鯰絵はアマビエブームと近いものを感じるという意見には強く同感

ただ、いろんな本や資料に「昔の日本人は本気で地下にいるナマズ地震の原因だと信じていました」と書かれているんだよな……

これに強い疑いを抱く

しかし、アマチュアの私が思いつくようなことをプロ研究家が思いついていないわけがない……

なにか根拠があるはずと信じる

あと、この日記以外に書いている場所はない

清書の予定は……調査がひと段落したときにあるいはありえるかもしれない

追加調査資料入手待ちとか頓挫とか色々な理由でできていないことが多い

追加調査の結果を追記しようとすると買った本の内容丸写しみたいになりかねず、倫理的にどうなの?という気分を拭えず自分の中だけで調べた結果を味わうこともそこそこある

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先行研究

記録表現にみる中世日本の地震認識

ナマズ地震が紐づけられる以前の地震認識

断層沿いに立地する神社とその周辺環境に関する研究

近世地震認識記述がある!これをベースに調べるのが最善か

江戸時代の宗教観と芸能の盛行

幕末明治海外の人から見た日本人の宗教観記載がある

神や仏に敬虔祈りを捧げない一方で迷信深い、この点は現代日本と地続きに感じる

この庶民信仰の深部に最も接近した欧米人は、明治来日したアメリカ女性教育者アリスベーコンであろう。彼女は「村を見おろしている岩の頂上は天狗が作った」。「天狗はもうこの森から去って今はいない」。さきほど「山の神様の使いである大きな黒蛇が、いましがた、ここを通った」と説明する陽気な老女に接し、「神秘不可思議事物に対する彼女のかたい信念は、かしこい人々はとっくに脱ぎすてているものだけれど」、「すべての自然が深遠な神秘に包まれている文化のありかたへの共感私たちの心に湧きあがらせてくれた」と表した。

考えてみれば迷信深いお婆さんは昔は迷信深い若き女性だったかもしれないわけで、幕末だとその考えがスタンダードだった可能性があるわけだ

この引用箇所は別の文献から孫引きになるのでこういうことするのは本当はよくないのだが……

該当箇所は『逝きし世の面影』という本から引用……kindleあるじゃないか、買います

これを書いた渡辺京二という方の著作はすべて読んでもいいかもしれない

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現代を生きる信心深いキリスト教徒にとって「神は実在する」と「妖精/人魚/ドラゴン実在しない」の考えは矛盾なく両立するのではないか

(「実在」という言葉定義をしっかり言語化しないととまずい気配を感じる……)

同様に幕末江戸町民にとっても「神/仏/龍神/大鯰は実在する」と「妖怪/お化け実在しない」の考えは矛盾なく両立する可能性がある

ここらへんは本当に現代日本パラダイムに考えが支配された人間にとって想像しにくい領域

2022-06-14

anond:20220609235923

なんかの形で時代の淘汰から免れてきたものが有名になるんだよね。理由はいろいろ複雑なことだし、今更無理にラベル貼ったり剥がしたりしなくていいと思う。なんであれ面白みや普遍性を見出されたなら、それは重要ものから小林秀雄柳田國男役人をしていた頃の事件の記録、山の人生(山の木こりの子どもたちが手ずから斧を研ぎ、生活に困っている父に「俺たちを殺してくれ」と頼んだという話)を引き合いに出して、田山花袋小説ウソのくせにコセコセして小生意気で、こんなものが本当の文学であるはずがない、柳田さんなら鼻で笑うだろう、と詰っていた。ものを作るときや、それを認めたりなじったりするには時間エネルギー必要で、ものは向けられたそれらを溜め込む性質があるのだと思う。君の目に蒲団を叩き込んだのは田山花袋というか、昔の人々の時間のでっかい塊だよ。奥付のむこうに人がいっぱい立っていて、一番奥に紫式部が座っている。彼女権威を信用しろ

2022-01-29

遠野物語とか一般常識レベルかと思ってた

その人は柳田國男すら知らなくてかなりびっくりした

2021-06-08

anond:20210608100727

オシラサマ思い出した

Japaaanマガジン 歴史文化 なんと馬と結婚した女性の末路…「遠野物語」より、オシラサマのエピソードを紹介

歴史文化

角田晶生(つのあきお

@2019/08/18

世の中は実に広いもので、結婚一口に言っても人間同士とは限らず、イルカ抱き枕など、様々な相手結婚した方のニュースにふれると、愛情の形は実に色々あるものだと実感します。

と言っても別に昨日今日の話ではなく、日本でも人間人間以外のパートナー夫婦となったエピソードが残されています

そこで今回は柳田國男遠野物語からオシラサマの話を紹介したいと思います

まりに馬が好き過ぎて……

むかす、あったづもな(昔、こんな事があったそうだ)。

とある農家に一人娘がおりまして、気立ても器量もいいのに、年頃になっても縁談を断り続けていました。

まりの事に、将来を心配した父親がその理由を糺したところ、娘はなんと「おらァ、ウチの馬と夫婦(めおと)になりてぇ」などと言い出します。

この申し出には父親も仰天しましたが、確かに以前から、厩(うまや)に一人で籠もって馬に向かってずっと独り言を続けている様子を目撃していました。

かに馬は昔から、単なる家畜ではない「家族」だけれど……(イメージ

馬といるのが何でそんなに楽しいのかと訝っていたら、なるほどそんな眼で見ていたとは夢にも思っていませんでした。

バカもん!お前を永年、手塩にかけて育てたのは馬なんぞにくれてやるためじゃない!」

父親として当然の思いを伝えると、思い切って遠野城下へ出かけていきます

「……お前が『馬と夫婦になりたい』などと言い出すのは、村にロクな男がいないからに違いない。よぅし、これからお町でこれ以上ない好青年との縁談を取りつけてきてやるから、楽しみに待っておれ!」

父親が出かけてしまうと、娘は馬と夫婦になりました(具体的なやりとりについては割愛されています)。

馬の首に縋りついた娘が……

さぁ、娘が馬と「夫婦になった」ことを知った父親は、烈火の如く怒り狂います

「おのれ畜生の分際で、大事な一人娘をたぶらかしやがって!」

「おっ父ぅ、やめてけろ!」

イメージ

懇願する娘も顧みず、父親は馬を裏庭にある桑の木につるし上げ、斧でその首を叩っ斬ってしまいました。

「あぁ……何てむぞい(かわいそう)!」

娘が叩っ斬られた馬の首に縋りついて泣いていると、どういう訳か、馬の首ともども飛んでいってしまったそうです。

たった一人の大切な娘を失った悲しみに暮れていた父親は、ある晩不思議な夢を見ました。

「おっ父ぅ、親不孝な娘でごめんなぁ……その代わりって訳じゃあねぇんだども……」

夢に出て来たのは娘と馬。共に婚礼衣装のハレ姿です。

「裏庭の桑の木で、私たち夫婦を彫ってお祀り下されば、きっと功徳がありましょう」

自分たち結婚を認めて欲しい……そんな娘の思いに、とうとう父親も折れて馬と娘の像をお祀りするようになりました。

さまざまなオシラサマ。遠野市立博物館にて。

その像は桑を削った棒の先端に顔を彫り込んだ素朴なもので、幾重にも布を着せて支えるのですが、どういう訳か迷い事などある時には馬の顔がどちらかへ向いて「お知らせ」してくれるので、いつしか「お知らせ様」と呼ばれるようになり、それが転じて「オシラサマ」として今日に伝わっているそうです。

どんどはれ(昔話などで「おしまい」の意)。

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・哲学

日本文学編→anond:20210222080124

追補編→anond:20210218080224

プラトン饗宴

おっさん飲み会真実愛について延々語るだけなので、哲学書の入門編にいいんじゃないかな。楽しそうにしてるおっさんはいいぞ。

アリストテレス詩学

どうしてフィクションで人は感動するかについて述べた本の走りで、後半は散逸しているんだけど、カタルシスについてはなるほどなあ、とは思った。作家になりたいんだったら普通にハリウッドの三幕構成の本を買ったほうがいいかもしれないが、この読書リストを読んでいる人は実用的な知識よりも読んでいて楽しいかどうかを求めている気もする。

アウグスティヌス告白

読もうと思ったまま長い時間が過ぎてしまった本で、まだ読めてない。アウグスティヌス若いころややりたい放題やっていた時期のことも書いてあるらしいので、宗教書として以外にも楽しめるんじゃないだろうか。

マキァベッリ『君主論

塩野七海エッセイですごく推していたから読んでみたけれども、普通に面白い。例えば、中途半端に生かしておくと復讐されるから、いっそとどめを刺しておけ、みたいなことが書いてあって、優しいと人から言われてしま自分には大いに刺激になった。ところで「孫子」もそうだが、戦争政治学について書かれた本はたいてい「そもそも戦争は大悪手で、戦争になる時点で何かやらかしてる」という趣旨言葉があり、全くその通りだと思う。

モア『ユートピア

未読なんだけど、結婚とはある種の契約なんだから、まず処女童貞がお互いに裸を見せ合ってからだ、みたいなディストピア的な描写もあるらしく、ディストピア文学好きの人は楽しめるんじゃないかな。あとは非モテ界隈の人とか。実際、完全な平等社会を目指そうとするとどっかしら歪みが出るもので、それについて考えるのにも使えそう。

デカルト方法序説

自然科学的な考え方、ロジカルシンキングマニュアル。長くないのですぐ読める。得るものがあるかどうかはわからないけど、逆に普段している論理的思考そもそも存在しない時代があったことは、実感しておくと歴史を学ぶ上で面白いかも。

カント純粋理性批判

平凡社の上巻を読んで挫折純粋な理性っていうけれども、ヒトの心にはデフォルト時間とか空間とかの枠組み、基本的概念が組み込まれているよね? 的な話をやたら細かく述べていく内容だったように記憶している。長いので三行でまとめたくなる。

この本に限らず、いくつかの哲学書は「この本さえあればあらゆる哲学的論争をおしまいにできる」「この本からあらゆる結論が導き出せる」的なスタンスで書かれたものが多い印象。

キルケゴール死に至る病

エヴァヲタなら読まなきゃという謎の義務から読んだ本。要は、どうすれば自分を信じることができるか、について語った本であったような気がする。自分は救われないだろうという絶望から、それでも神を信じるという境地に至るまでの道筋を延々と語ったようなものだった、はず。

自分特定信仰を持たないが、どうせ自分なんてと己を見捨てた境地から、まあ自分自分だよね、的な気分に至った経験がある人が読むと楽しめるだろう。

ニーチェ道徳の系譜

善悪の彼岸」と「ツァラトゥストラはかく語りき」なら読んだ覚えが。自分カトリック中高一貫校出身であったせいかキリスト教思想にある欠点を指摘したこの本を面白く読んだ。キリスト教になじみがなくても、たとえば来世があると考えることで現在を生きることがおろそかになるといった指摘は、興味深く読めるんじゃないだろうか。あとは、増田で定期的に出てくるルサンチマンがどうこうとかいう話が好きな人にもおすすめマッチョぶってるところはあるが。

フロイト快感原則彼岸

新潮文庫の「夢判断」「精神分析入門」「トーテムとタブー」「一神教起源」なら読んだ。フロイト自身はヒトの心を脳から探りたかったらしいのだけれど、当時はMRIやら何やらはまだないので対話式の治療法を導入したらしい。

彼の理論は今となってはツッコミどころがたくさんあるのだろうけれど、クラインだとかビオンかについて触れるなら頭に入れておきたいし、心理学特にパーソナリティ障害について読むなら知っておきたい。自分フロイトアドラーよりもユング派だが。

ラカンについては新書を読んだがさすがについて行けなかった。

ブルトンシュルレアリスム宣言

ラブストーリーの「ナジャ」だけ読んだ。謎めいた女のあるある的な話だ。

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

論理哲学論考」だけなら読んだ。これもカントみたいに「俺が哲学のくだらない争い全部終わらせてやる」的な立場で書かれている。定理がずらずら並んでいるだけで、余計な表現がなく、簡素

ただ、言語限界について今の人が持っている感覚ってのは大体この時代の人が言っていたことだった気がするし、そういう意味では面白いんじゃないかな。この辺は数学ともかかわっていて、ペアノとかゲーデルとかヒルベルトとかその辺興味があったらいかがでしょう。

ちなみにウィトゲンシュタインポパーとの議論でキレて火かき棒を振り回したヤバいやつだというのは哲学界隈では有名らしい。

レヴィ=ストロース野生の思考

シン・ウルトラマン予告編でちらっと映っていたので読んだらいいかもしれない。

この本そのものは未読で「悲しき熱帯」ともう一冊なんか専門書を読んだことは覚えている。面白かったエピソードの一つは、ある民族身分入れ墨にするんだけど、入れ墨のない人間白人たち)を見て面食らう。要するに身分証明書を持ってないようなものから

定期的に異民族と共に暮らすドキュメンタリーが読みたくなる性分なのだが、それはたぶん、自分のやり方や考え方が絶対じゃないってことをよく教えてくれるからで、これも本を読む効用の一つだろう。趣味なので効用なんて本当はどうでもいいが。

サイードオリエンタリズム

面白い。僕自身スタンスとしては、日本人海外で誤解されていることを批判するんだったら、自分外国に対する偏見無知を減らそうと努力するのが筋だと思っていて、それの理論的な補強をしてくれた本。身近に外国人の多い環境ではないが、すぐに役に立たないからと言って読まないというのはなんか違うんじゃなかろうか。自分イスラーム世界インドについて、どれほどわかっているのだろう?

上田秋成『胆大小心録』

雨月物語しか読んだことがない。「雨月物語はいいぞ。

九鬼周造『「いき」の構造

どっからがいきでどっからが野暮なのか、直方体を使った図があった気がするが忘れた。

柳田國男『木綿以前の事』

遠野物語しか読んだことがないし、それも「マヨヒガ」のことしか覚えていない。

おまけ:いしいひさいち現代思想遭難者たち

自分現代思想に出てくる名前がわからなすぎて最初に読んだ本の一つ。四コマ漫画だがかなり本質をとらえており、いしいひさいち本業は何だったのかよくわからなくなる。素直に笑っておきましょう。勉強ってのは楽しみながらするもんだ。

おまけ2:ローラン・ビネ「言語の第七の機能

上のリストでは省略した20世紀哲学者が実名で登場するミステリなんだけど、フーコーサウナ美青年イチャイチャしたり、七十年代音楽を聞きながら薬をキメたりしているので、現代思想だのポストモダンだのをかじったことがあるならおすすめ。著者がやりたかったのは、たぶん上の世代の脱神話化というか、強すぎる影響の破壊なんだろうけれども、ここも素直に笑っておくのがいい。


以上。

2021-02-10

本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

哲学思想

プラトン饗宴

アリストテレス詩学

アウグスティヌス告白

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

マキァベッリ『君主論

モア『ユートピア

デカルト方法序説

ホッブズリヴァイアサン

パスカルパンセ

スピノザエチカ

ルソー社会契約論』

カント純粋理性批判

ヘーゲル精神現象学

キルケゴール死に至る病

マルクス資本論

ニーチェ道徳の系譜

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

ソシュール一般言語学講義

ヴァレリー精神危機

フロイト快感原則彼岸

シュミット政治神学

ブルトンシュルレアリスム宣言

ハイデッガー存在と時間

ガンジーガンジー自伝

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品

ポランニー『大転換 市場社会形成崩壊

アドルノホルクハイマー啓蒙の弁証法

アレント全体主義の起源

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

レヴィ=ストロース野生の思考

マクルーハングーテンベルグ銀河系

フーコー言葉と物』

デリダ『グラマトロジーについて』

ドゥルーズガタリアンチオイディプス

ラカン精神分析の四つの基本概念

ウォーラーステイン近代世界システム

ケージジョン・ケージ

サイードオリエンタリズム

ベイトソン精神自然

アンダーソン『想像の共同体

本居宣長『玉勝間

上田秋成『胆大小心録』

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』

岡倉天心東洋理想

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』

九鬼周造『「いき」の構造

和辻哲郎風土

柳田國男『木綿以前の事』

時枝誠記国語学原論

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア

旧約聖書創世記

ソポクレスオイディプス王』

唐詩選』

ハイヤーム『ルバイヤート

ダンテ神曲

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

シェイクスピアハムレット

セルバンテスドン・キホーテ

スウィフトガリヴァー旅行記

スターントリストラム・シャンディ』

サド悪徳の栄え

ゲーテファウスト

スタンダールパルムの僧院

ゴーゴリ外套

ポー盗まれた手紙

エミリー・ブロンテ嵐が丘

メルヴィル白鯨

フローベールボヴァリー夫人

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー悪霊

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父童心

プルースト失われた時を求めて

カフカ審判

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン魔の山

ザミャーミン『われら』

ムージル特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナーアブサロム、アブサロム!

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ嫉妬

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット荒地

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキー詩学

ブランショ文学空間

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉にごりえ

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋蒲団

徳田秋声あらくれ

有島武郎或る女

志賀直哉小僧の神様

内田百閒『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩押絵と旅する男

横光利一機械

谷崎潤一郎春琴抄

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成雪国

折口信夫死者の書

太宰治斜陽

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如エロ事師たち

島尾敏雄死の棘

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉円陣を組む女たち』

後藤明生挟み撃ち

円地文子食卓のない家』

中上健次枯木灘

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥小説神髄

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉福翁自伝

正岡子規歌よみに与ふる書

石川啄木時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠

保田與重郎日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝復興期の精神

吉本隆明転向論』

江藤淳成熟喪失

2019-10-11

anond:20191011155827

実際明治以前には東北以北にそういう人類が生息していた(柳田國男による報告資料有)という情報もあるからな。

更には生物学的にはキツネなのに人間として住民票登録されて今もその末裔が住んでいる土地があるそうだし。

意外と世間さえ認めればガチだよ。

2019-08-28

anond:20190826144215

nikonikoの生涯を語る吟遊詩人となって

貝塚おじさんと全てのシーンをBB素材化されたホモ男優栄光を語り継いでいきたい

正史に顔を出すメンツではないが失われつつあるものを拾い集めようとした柳田國男を手本としたい

2019-05-13

メモ

【まえがき】

日本過去500年、国際日本大日本小日本の3モデルで、中国ロシア西洋との距離を探ってきた。

日本の3モデル

1.信長の国際日本モデル

外向き(世界)。

日本を超えた地球レベル理念を追及。

陸奥宗光西園寺公望

2.秀吉大日本モデル

外向き(アジア)。

西洋の影響を排除し、アジア中国に替わって日本盟主となることを目指す。

伊藤博文山県有朋

3.家康小日本モデル内日本モデル

内向き。

エネルギーを対外進出ではなく、田畑開墾や生活の工夫など内部開発へ向ける。

柳田國男石橋湛山

徳川小日本から明治大日本を経て戦争へ】

日清日露戦争を経て帝国主義志向へ。

大日本天皇制限界を持つ小日本であり、アジアを取り込む普遍性が無かった。

日本は、「人類」を持ち出すとき普遍性欧米に比べて極めて弱い。

国際社会では国際日本として振る舞い、アジアでは大日本として振舞う矛盾

2018-12-09

anond:20181209154820

柳田國男読んでからいいな。

丸太の枕を叩いて起こされ、菜っ葉汁の残りを…

2018-11-10

anond:20181110094912

彼が認めていたのは我々一般生活人とか、生活の知恵ですね

作品でいうとドストエフスキー柳田國男作品があたります

知恵を持っていることを馬鹿でない証としていました

たくさんの人を包括することほど難しいこともないので、個人がみとめるのは結局個人になると思います

個人を認め認められることを味わえばそれでよいんじゃないか

2018-08-02

anond:20180802163007

最初2013年から始まっているから、5年間も粘着しているんだろ。ラノベ専門学校もひどいかも知れないけど、それに執着している筆者も大概じゃないか

完全に要注意人物として警戒されているんじゃないか

そういう自称プロ作家と話したのだけど、あの人たちまるで教養がない。

柳田國男聖書構造主義も知らない。

こういう文学マウントの取り方とかも、ラノベ書きたいんじゃない感じさせすぎなんじゃ?だから邪険にされるんでしょ。こういうのって、映画界で言えばゴールデン街で論争吹っかけてくるようなタイプで面倒くさいだけの人だからね。

柳田國男聖書構造主義も知ってれば強みに出来るかも知れないけど、この増田別に何にも生み出せてないんだから、知ってても知らなくても一緒だよ。

2018-06-30

文化の盗用を見つけようのコーナー!」

はい今回も始まりました、文化の盗用を見つけようのコーナーです。

このコーナーでは、リスナーのみなさんに日常で見かけた文化の盗用を見つけ次第送っていただき

文化の盗用に詳しい先生にそれが本当に文化の盗用なのかを判定していただきます

宜しくお願いします」

先生「よろピコ

「それじゃあ最初のお便り。ラジオネームギター本名OK布袋寅泰』さん。

風俗の待合室で爪を磨いているおじさんは猫の爪とぎ文化の盗用では?」

先生ピコピコピコピコ!」

「それでは先生風俗の待合室で爪を磨く行為文化の盗用か否か、判定はー!」

先生文化の盗用ではありません! なぜなら人間は猫によって支配されており、権力の勾配は明らかに猫の方が上位だからです!」

「なるほどー、それじゃあ安心して風俗行くときに爪を磨けますね」

先生風俗店員さんが「お爪は大丈夫でしょうか?」と聞くとき自分の爪を見せる仕草をすることありますけど、あのとき爪が汚いと引くよね」

「それじゃあ、次のお便り。ラジオネーム『繰り返し使えるコンドーム』さんからいただきました。

飲屋街で電柱立ちションをしているおじさんは犬のマーキング文化の盗用では?」

先生ピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコ!」

「おー、先生も荒ぶってますね。ということはこの文化は?」

先生「明らかにこれは文化の盗用です! たださえも我々人類押井守という人でありながら犬のふりをする文化の盗用の典型的な例を抱えているのですから!」

「それじゃあ今後電柱に立ち小便をするのは文化の盗用とみなしてよいのですね?」

先生「その通りです!」

「まだまだ行きましょう。続いては『よく落ちるローション略してチン』さんが見つけた文化の盗用です。

友人からネットワークビジネス勧誘を受けました。とてもよい商売だと思いますが、これはネズミさんたちによる子供をたくさん増やす文化の盗用では?」

先生ピコピコピコピコ!」

先生の判定は!?

先生ネットワークビジネス詐欺ではなく、今後の経済を支える重要な基盤となり、私と仲の良い立派な人たちもやっているし、私に献金もくれるので、これは文化の盗用ではございません!」

「よかった! 安心して洗剤を売れますね!」

先生あん!」

「続きまして、ラジオネーム『朝食バナナ、昼食バナナの皮、夕食みかんの皮』さん。

この間ガムを噛んでいて思ったのですが、ガムってイカ文化の盗用では? イカも噛んでもなくならないですし」

先生「いや、イカはなくなるだろ」

「あれ、ということは?」

先生「これはただの嘘です!」

「じゃあ安心してガムを食べれますね」

本日ラストスリー! ラジオネームぷよぷよは、ドライアイスの消える文化の盗用』さんが発見した文化の盗用」

先生ピコ!?

「まだです、先生。落ち着いてください。これはラジオネームです」

先生「ぴこぴこ!」

「改めて行きますラジオネームぷよぷよは、ドライアイスの消える文化の盗用』さんからのお便りです。

夜空で瞬く星を眺めていて思ったのですが、ほたるが光るのは文化の盗用では?」

先生「ぴこおおおおおおお! ぴこぴこぴこおおおおおーーーーー!!!!!」

「おお! この反応はつまり!?

先生「明らかに文化の盗用です! 我々動物は常に星という限られた資源を消費しながら生きています! このように権力の勾配が存在するので、星さんの文化勝手使用してはならないのはもはや明確!!!!!!

「なるほどー、これはほたるさんに猛省していただがないとですね」

ラストツー! ラジオネーム『すべてのヤリマンミトコンドリアイブ劣化コピー』さんです。

ボッキしたんですが」

先生ピコ!?

ちょっと! まだ読んでる途中ですよ!」

先生「ぴこお……」

「ボッキしたんですが」

先生「ぴこ!?

邪魔しないでください! 読んでるんですから

先生「……ぴこ」

「ボッキしたんですが、カリ首も伸びたから、ろくろ首の首が伸びる文化の盗用でしょうか?」

先生「ぴこおおおおお!!!!!」

「おお、先生が荒ぶっておられます!」

先生「こんなの許されるわけないぴこ! 問答無用文化の盗用です! みんなで柳田國男先生に抗議しましょう!」

なんでやねん

先生「じゃあ日野晃博

ますますなんでやねん

先生鈴木理香」

関係ぬ!」

「それじゃあ今週最後のお便りです。

ラジオネームモバマスの月末ガチャ渋谷凛だと思いますデレステフェス限は相葉夕美だと思います』さんが日常で見かけた文化の盗用。

遊び方にパテントはないわけですので、中国で売ってる一本のファミコンカセットに500本ゲームが入ったのを買って遊んでます大丈夫でしょうか?」

先生「知らんけど!!! これ文化の盗用っていうか著作権とかそういう話じゃない!?

大丈夫でしょうか?」

先生「いやだから、知らんけども!!!

大丈夫でしょうか?」

先生ぐぬぬ……」

大丈夫でしょうか?」

先生大丈夫じゃないっすかねえ」

「よかった。これで安心してヤフオクで売ってる公式には情報が一切ないゼルダの伝説アミーボカードが買えますね」

先生「は?」

「いやあ、今日もたくさんの文化の盗用を見つけましたね」

先生「そっすね」

「あっ! それは前回の放送ですべてのソース顔の人たちの文化を盗用していると指摘された、そっすね、じゃないでっすか!」

先生「僕もソース顔の一人なので、問題ぬ! です」

「わーい! やったぜ! それじゃあ来週も皆さんが日常で見かけた文化の盗用を送ってきてくださいね

先生「かちにいこうぜかちにいこうぜかちにいこうぜかちにいこうぜかちにいこうぜすべてかけてちえをしぼってめざすんだびくとりー!」

「なんで急に勝ちに行こうぜアマノくん! を歌ったんですか?」

先生権力の勾配の頂点はキャイ〜ンなので、彼らの文化模倣するぶんには絶対文化の盗用にならないからです」

「あまのくーん!」

先生「かちとるぜビクトリー!」

2018-06-05

anond:20180605162645

糸井重里じゃなくても柳田國男でも柳田理科雄でもいいよ。「なんか古の伝承を片鱗だけ知っている人」が「まだ生きているらしいぞ」とだけ言っている状態を「生きている」とは言わんだろ。結局ある程度可視化された個体数が確認できなければレッドリスト上は絶滅の扱いだよってこった。

2017-11-22

うちの近所のイオンスーパーマーケットは、気に入っている銘柄味噌を置いてくれないので、普段から不満である

不味いトップヴァリュ味噌をずらっと並べるぐらいなら、あの味噌を一列でいいから置いてくれよいう思いはあるが、

元々、たまたま入ったアンテナショップ試食しておお美味い!とびっくりして、それ以来通販お取り寄せしているインディーズ味噌なので

イオンのような大手との間に流通経路を作るのも大変だろうし、おそらく何千銘柄もある味噌の中から何を陳列するのかは、

イオン戦略であり自由なので、大人しく通販お取り寄せ味噌をしている。

よく遊びに行く友人の家に向かう途中にでかいイオンモールがあって、手土産を買うのに立ち寄ることがある。

かいイオンモールには未来屋書店があり、買物のついでに棚を眺めることもあるが、

郊外モールにありがちの、過激なほどオープンな店構えと糞面白くも無さそうな平積みスペースを見ていると

「売れてそう」で「知性なさそう」ではあるが、私が欲しい本は見当たらない。

子の妖怪ウォッチブームが去って、そういえばと久しぶりに柳田國男でも読もうかなと思ったが、無かった。

でも、それは柳田國男発禁にしているわけでもなければ、私の欲しい本を買う権利をはく奪されていると思ったりはしない。

イオンに入っている書店は、ショッピングモールという構造18禁用にスペースや動線を分けにくい。

子供の眼に入らないように動線を分けるとスペース効率が下がるからエロ本は置かない、という選択は、法令遵守観点から見て正しいと思う。

2013-08-30

ラノベ作家養成専門学校が酷い

 文芸系(多くがラノベ)の専門学校体験入学オープンキャンパスに行ってきた。「専門学校 ラノベ」でググると上位に表示されるような有名な学校に3つほど。

 特に理由はない。まぁ、冷やかしだね。

 噂には聞いていたけど、酷い。正視に耐えない。

 体験入学に申し込むと、頼んでもいないのに大量のパンフが送られてくる。

 そのパンフに載っている在校生の作文が酷い。あと、HPに載っているのも同様に酷い。

 文法おかしい。文章の巧拙以前に、日本語おかしい。外国人留学生の方がよっぽどまともな文章書く。

 現場学校も酷い。

プロ講師がキミを指導する!」なんて宣伝してるけど、ほとんどが無名作家

 そういう自称プロ作家と話したのだけど、あの人たちまるで教養がない。

 柳田國男聖書構造主義も知らない。

 あまりにもモノを知らないから、「ラノベの角川一強は半端ないですよね」とレベル低めに話題ふると、「え!? 角川ってそんな凄いんですか?」

 もう、帰っていいですか?

 カリキュラムも酷い。

 2年間で文章の読み書きを習う。ガチ寺子屋レベルの低級な文章作法を学ぶ。

 卒業する時に長編小説を1つ書き上げるのが目標で、在学中はほとんど小説なんて書かないし、添削もされない。

 というか書けない。

 どの専門学校パンフにも判で押したように“ノーパソを開いてWord小説を書いている学生"の写真が載っている。

 小説執筆経験のない人間入学してくることがよく分かる。物書きはプレーンテキスト形式で、テキストエディタ使って書くよ。

 中島らも生前コピーライター養成所は筋者経営する芸能事務所並みに胡散臭い」って言ってたけど、ラノベ専門学校にも同じことが言える。

2013-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20130225005411

早死にって何だよ

柳田國男なんて大往生じゃねえか

あと30年生きて著作を…ってそりゃ無理な相談

後半の主張のために、知りもしないのに適当書いただけか?

それとも柳田は120まで生きて神になるべきだったという主張か

結局あなたの論旨はフリーライダー叩きだろ?

現実クリエータが困ってるからコンテンツに金を払え、それ自体は分かる主張だけど

それと既に死んでる人間著作権についてはまた違う話だろ

没後50年たって青空文庫で読む、なんて慎ましいもんじゃねえか

ワープア文庫本買えねえ様な奴が柳田を読むんだとしたら、それは悪いことかね

ともかく、現代未来クリエータ利益を守りたいんなら

そのための現実的なシステムについて議論するより他はないんであって

それっぽい文章で匿名集団匿名で叩いても意味がない…

なんて、あなたも流石に分かってるとは思うけど

2008-09-19

[]

俺はまだ本気出してないだけ

虫歯になって慌てて歯磨き

鰯の頭も信心から

1000勝した千代の富士に次の目標は何ですか、と聞いた

千代の富士はこう答えた

1001勝です

「よく禁煙に成功しましたね」

「いえ、次のタバコを吸うまでの間隔が普通の人よりとても長いだけです」

俺は勇者になりたかった!

だが魔王がいなかった!

お前には魔王がいる!

魔王がいてお前は幸せだ!

Living well is the best revenge

優雅な生活が最高の復讐である

もっともよい復讐の方法は、自分まで同じような行為をしないことだ。

マルクス・アウレリウス 自省録

我々は、現在の知識によってのみ物知りであるにすぎない。

モンテーニュ

男が女より強いのは、腕力と知性だけで、腕力も知性もない男は、女にまさるところは一つもない。

三島由紀夫

「第一の性」より

人は死の間際になってはじめて、本気で生きてこなかったことに気づく。

ヘンリーデイビッドソロー

人を見て、「こいつはまだまだだな」と思ったら、実際には自分とそいつは同じくらいのレベルで、

「俺と同レベルくらいかな」と思ったら、実際にはそいつは自分よりも上のレベルで、

「俺よりも少しできるな」と思ったら、そいつはもう手が届かないほどレベルが違うのです

志ん生

強くなければ生きていけない

優しくなければ生きる資格がな

マーロウの名台詞

今君は夢を僕に言えるか?あの日と同じ瞳のままで

徳永英明

過去未来復讐する」

ドラマケイゾク

英雄とは個人的な恨みや、失望や、復讐心に駆り立てられてではなく、

勇敢に、品位を持って自然な形で人生に参加する人のことを言うのです。

人の小さい過失をいちいちとがめないこと。

人の隠し事・秘密を暴いたりしないこと。

人の過去の過ちを掘り起こして蒸し返さないこと。

この三つの点を守れば、人格を高められるだけでなく、人の恨みや反発を買うこともないのです。

この時代の通貨時間

司会「北京オリンピックに何か特別にもっていく物はありますか?」

相武紗季おもちゃです」

浜田雅功「えっ!おもちゃっ」

相武紗季普通おもちゃです。」

浜田雅功「あたりまえや、こんなところで何言うとんねん。」

美しく誤解して結婚し、正しく理解して離婚する

明日の希望のために、今日の屈辱に耐えるのが男だ。

沖田十三

チンコがイカくさいんじゃなくてイカがチンコくさいんだよ

若いときは知ってるフリをしたがる

歳をとると知らないフリをしたがる

金は集めるより散じるが難し

安田善次郎

生きる時間は変えられない

生き方は変えられる

ランディパウシュ

未来は知りえず過去は変えられない

人を呪わば穴二つ

スナフキン語録

1.ぼくは、あっちでくらしたり、こっちでくらしたりさ。

 今日はちょうどここにいただけで、明日はまたどこかへいくよ。

 テントでくらすって、いいものだぜ。きみたちは、どこかへ行くとちゅうかい?

2.自分できれいだと思うものは、なんでもぼくのものさ。

 その気になれば、世界中でもね。

3.そうだな。なんでも自分のものにして、 もって帰ろうとすると、むずかしいものなんだよ。

 ぼくは、見るだけにしてるんだ。そして、たちさるときには、

 それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、

 かばんを持ち歩くよりも、ずっと楽しいね。

4.それはいいテントだが、人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。

 すててしまえよ。小さなパンケーキ焼きの道具も。

 ぼくたちには、用のなくなった道具だもの。

5.ありがとう。でも、いまも考えたんだけどもちものをふやすということは、

 ほんとにおそろしいことですね。

トーベ・ヤンソンムーミン谷の彗星」からの抜粋

昔から仏教では「足を知る」ていうんだ

あれも欲しいこれも欲しいで尽きることのない欲望の果てが

『自滅』

だから賢人は必要なもの以外は切り捨てるようにするんだよ

駒田「とりあえずお疲れ」

悩むってのは余裕があるから

海で溺れてる時悩みますか?必死で泳ぐでしょ

綾戸智恵

悩まない代わりに溺れて死んでます

ライオンに追われたウサギが、肉離れをしますか

オシム

肉離れをしたら喰われてしまうだけの話で、そんなウサギごろごろいる

肉離れを起こしたところをライオンに狙われたらたまったもんじゃないけどな

人生の大きさは悔しさの量で計るんだ

エリックホワイト

オシム

サッカーとは、トータル的にこれが理想というものがない。だからこそ魅力的なんだ。」

「(交代策は)うまくいくときもダメなときもあるもんだよ。采配が全部当たるなら、

カジノに行くし競馬にもチャレンジしているよ。」

「私には、理想とするサッカーはない。こういうチームと決めてしまうとそれ以上のチームにはならないからだ。

完璧と言えるチームはないと思っているし、起こりうる状況の中で常に前進して行くだけだ。」

日本人システム論議が好きらしいが、システム保証でしかないことを理解したほうがいい。

システム奴隷になってはいけないのだ。」

「古い井戸があります。そこには水が少し残っています。それなのに、古い井戸を完全に捨てて新しい井戸を掘りますか?古い井戸を使いながら、新しい井戸を掘ればいいんです。」

「夢ばかり見て、その後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう?」

勝てない見込みのほうが大きい戦に

あえて臨む人間にはなんとなく肩入れしたくなる

「理性の最後の歩みは、理性を超えるものが無限にあるということを認めることにある。

それを知るところまで行かなければ、理性は弱いものでしかない」パスカル

「いいか、おまえら。恋愛というものはなだな、まず相手を好きになる。そして、好きが恋になって、

恋に愛が加わって恋愛になる。それで恋が消えて愛だけになると落ち着いてきたあたりが一番幸せだな。

それから愛に情けが加わって愛情になって、愛が抜け落ちてただの情になる。

終いには心も無くなってブルーになるんだ。皆もほどほどに恋愛しとけよ??」

俺、ビルゲイツが目の前にいたら言ってやるんだ

俺に金はないが、有り余る時間若さがある。

うらやましいだろ、ざまあみろ。ってね

弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ。

ガンジー

ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい

信じるものがすくわれるのは足元だけ

夜なのに僕が見るのは蒼井そら

福山雅治

メリークリトリス

「ボクは火星人であることとチンコが小さいことをなんとも思ってませんから!」

チンコ出して街歩きたい」

「虹がヒットしたら俺の下の毛を虹色に染めてお前ら(リスナー)にプレゼントしてやるよ!」

「空中でオナニーしてみたけど踏ん張りが効かなくてエクスタシーに達するのは無理だった」

生まれたてのハツカネズミのような奥ゆかしいチンコ」

陰毛は直毛です」

「俺はオナニー神様子供オナニー神マーラ・ダンコーン!!」

人生は全て次の二つから成り立っている。

したいけど、できない。 できるけど、したくない。

ゲーテ

この人が王であるのは、ただ他人が彼に対して臣下としてふるまうからでしかない。

ところが、彼らは反対に、彼が王だから自分たちは臣下なのだと思うのである。

資本論』第1巻第1章

柳田國男

「折口君、戦争中の日本人は桜の花が散るように潔く死ぬことを美しいとし、

われわれもそれを若い人に強いたのだが、

これほどに潔く死ぬ事を美しいとする民族が他にあるだろうか。

もしあったとしてもそういう民族は早く滅びてしまって、

海に囲まれた日本人だけが辛うじて残ってきたのではないだろうか。折口君、どう思いますか」

久方の光のどけき春の日に、しづ心なく花の散るらむ

ラストサムライの最後のシーンで、若い明治天皇が、トムさまに、渡辺謙

演じたラストサムライ勝元(西郷隆盛モデルらしい)の死に様を聞く。

「Tell me how he died」

アメリカ兵役のトムさまが、自信に満ちた微笑をかすかにたたえて答える。

「I'll tell you how he lived」

人の通わぬ山道に咲いた紅葉の心意気

歌丸

銀座ホステスの格言

「金」以外のものを絶対に信用してはいけません。

信用できるのはお金だけ

よく聞く言葉だけど、インフレおこしたらそのお金にも裏切られるわけで

お金だけは信用できるって言葉は、間接的に

国は信用できるって(信用する)ということにつながるんだろうか

強情を押し通すと、周囲にも自分にも苦しみとなる

朝は希望をもって目覚め、昼は勤勉に働き、夜は感謝をもって眠る

自由と繁栄の弧/麻生 太郎

やっぱり一番悪いと思うのはアルコール

男性長寿世界一に認定されている宮崎県都城市今町の田鍋友時さん(113歳)

勝った人はこちらへ 負けたら向こうへ

そんな訳には いかない いかさない

子供たちがのびやかにすくすく育つために必要なのは、

理路整然としたルールや整備された環境ではなく、

実は“誰かに世界一愛されている”という実感なのではなかろうか。

原田宗典

今日逃げたら

明日もっと大きな勇気が必要になる

生き残るためには自ら変わらなければいけない

小沢一郎

何事も 貴方が同じ土俵に立つから腹が立つのです

一歩退いて周りを見渡して御覧なさい

腹の立つ程の事ですか?

瀬戸内寂聴

2年前メリルリンチに勤めていた友達が「一生分稼いだからまた学生をやる」といっていた。

聞いちゃダメ

聞いて偉くなった人は誰もいない!

百恵ちゃん(山口百恵)は一回も聞きに来なかった!

萩本欽一

勝ちに不思議な勝ちあり

負けに不思議な負けなし

野村克也

女を腕に抱くと、やがて腕にぶら下がられ

そのうち背負う事になる

サシャ・ギトリ

離婚の動機ですって?

ありますとも、弁護士さん

私が結婚してるという事です

エミール・ポラック

結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った

今考えるとあの時食べておけばよかった

アーサー・ゴッドフリー

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