はてなキーワード: 歌丸とは
友人に「好きな芸能人は?」と聞かれたので、私は「桂歌丸」と答えた。
そうしたら友人は驚いた顔で「骨と皮じゃん」と言ったのだ。
解せぬ。私は内心そう思ったが、曖昧に笑って別の話題をふった。
なぜ好きなのかをうまく言語化できず、言い返すことができなかったからだ。
子供の頃、毎週日曜は家族で晩ごはんを食べながら笑点を見ていた。
私は漫画でも小説でもゲームでも映画でも落語でも、人間の作るものが好きだ。
それらの根っこにある生と死に対するまなざしが好きだ。
そのまなざしを通して見ると、生きることも死ぬことも悪くはないように思えてくる。
私はもうすぐ40歳になる。
顔のシミやら首のシワやらよりも余程目に付く、曲がった背骨。
慌てて姿勢を良く保とうとしても、筋肉が衰えていて数分経てば元通りである。
自分の曲がりくさった骨とだらけきった肉を目の当たりにして、思い出したのは歌丸さんの佇まいだった。
「骨と皮じゃん」と言った友人に、今ならこう言い返したい。
あの年齢であれだけシャンとしているなんて、素晴らしい骨じゃないか。
骨と皮だけに見えても、あの姿勢を保てるということは静かに燃える肉がある。
私はその肉が、そこから見えてくる意地が格好良くて好きだったのだと。
私がいつ死ぬかは知らんが、死んだら天国で笑点を見たいと思う。
笑点のテーマを聴いて、それから歌丸さんと楽太郎さんの掛け合いを見たい。
2023年3月、埼玉県の高校生が東日本大震災をネタにした動画をインスタグラムに投稿して問題となった。
東日本大震災のこれを見てる方、生きていてとても嬉しいです。
また死んでしまった人は、お墓で聞こえないと思うが(笑い声)ほんとに悔しいです。
ここでは、その投稿の何がいけなかったのか考えてみたい。
この動画のセリフには被災者を侮辱するようなフレーズは含まれていない。
東日本大震災の被災者を侮辱、というと私ならこのくらいのものを考える。
・行方不明者捜索という中身のない仕事。また警察がパフォーマンスだけしてる
(当時の2ちゃんねるのスレタイは不謹慎ネタが好きな私ですらドン引きした。さすがにあれは規制してもいいと思う)
六代目三遊亭圓楽氏(あ、こっちも死んでた)はよく人の死をネタにしていた。例えば
これだけでも特定個人を侮辱する内容だ。それ以外にも、IKKOのマネで
・火葬場。「半焼け~」
なぜこいつらだけ笑って許されるのか。
被災者を侮辱するフレーズはなかったとしても、笑っていたことが自称正義マンの癇に障ったのかもしれない。
だとすると、終始神妙な顔持ちで上記を言えばいいのか。
最後のフレーズ「ザーメン」、要するに「アーメン」をもじったものがいけなかったのだろうか。
だとしたら、せめて「ラーメン」か、その部分をカットすればよかったのだろうか。
色々原因を考えてみたが、なにがいけないのかがわからなかった。
つーか、非難している人に何人東日本大震災の被災者がいるんだよ。
被災者の気持ちとかいうけど、どれだけ正確に気持ちを読み取っているんでしょうかね。読み取ったふりをしていい気になっているだけではないのか?
日頃のストレスがあるから正義の味方になったふりをして叩きやすい対象を叩いてるだけでしょ?
もしそれが侮辱だと思うなら、裁判所に開示請求及び損害賠償請求すべきです。裁判を受ける権利は誰にでも保障されています。
法律で規制すべきと考える場合も同様、早くアクションを起こすべきです。
ちなみに、いくら正義のつもりでも個人を叩きすぎると、逆にあなたが侮辱罪や名誉毀損罪にあたり、刑事罰や民事上の責任が発生します。
結構好きでよく見てるんだけど、ラヴィットにはお約束がかなり存在すると思った。各々が固定化されたキャラを全うする感じ。相席スタート山添、見取り図森山、ギャル曽根、丸山と本並、誰を思い浮かべてもラヴィットにおける振る舞いがパッと思いつく。
同じような仕組みは笑点でも見られ(俺はちょっと昔のしか知らないけど)、圓楽が歌丸をじじい扱いする等笑点には大量のテンプレが存在してそれが繰り返されるたびに、観客や視聴者も笑うという形でテンプレで返すみたいな。
同じですよねコレ。両者とも和を意識することが非常に大切で、輪の中に入れてもらうことでその番組に馴染むことができる。ラヴィット"ファミリー"とか言っちゃってんのはこのことを示してる。
というようなことを、以前ウエストランド井口がゲスト出演した際、あらゆることに噛み付きまくってとんでもない雰囲気にしていたときに考えた。ラヴィットは芸人がのびのびやれる場所というよりかはそれ自体が一つの共同体として存在しているのだ。
倫理観が終わってるから訃報を見てすぐ伊集院光さんのツイッターを見に行ってしまった。
三遊亭円楽さん。
あのタイミングで脳梗塞で倒れたのは本当に最後の最後で運がなかったというか、何もなければ師匠の先代圓楽とその世代の噺家たちの負の遺産である四団体並列の解消……というか円楽一門会と立川流の落語協会復帰を成し遂げて、将来的な落協と芸協の統一にもめどをつけられたのに、と思うと無念だろうなと思いますね。
元々、円楽一門の協会離脱は、当時の落協会長の小さんがおこなった理事会制度の整備などの改革や真打昇進人事を巡って、前会長だった圓生が自分に話を通してない、メンツを潰されたとブチ切れていたのを利用して、かねてから新団体の設立を目論み野心満々の若手幹部だった圓楽と談志が大物の圓生を焚きつけて離反させたってのが内幕で、その圓生が離脱1年後の79年にあっさり心筋梗塞で死んじゃったのと、圓楽と談志が新団体での地位を巡って仲たがいしてそれぞれ円楽一門会と立川流を作る形で離別したことで「落協・芸協と五分の新団体を作る」という当初の目論見は完全に失敗したまま今日に至るんだけど。
当代円楽は、先代が亡くなって襲名して以来、四団体の統一に向けてずっと動いてたわけですよ。それは彼が談志と歌丸に可愛がられていて、立川流と芸協(そもそも歌丸―小遊三―昇太と笑点一派の力が強い)の双方に影響力を発揮できる立場だと自覚していたからで、三遊派本流で先代圓楽と対立していた円丈・円窓(いずれも圓生の弟子で圓楽の弟弟子に当たり落協所属)に接近して「三遊落語まつり」を共催するなど関係強化を務めたり、芸協に客分として加入して寄席に出たりと外堀を埋め続けてたんですね。
その総決算となるはずだったのが円楽の七代圓生襲名で、つまりすべての元凶である圓生の名を継いで、その名前で円楽一門会の落協復帰もしくは芸協加入を宣言し、分裂を解消することが目的だったわけです。やっぱり序列のメンツの世界だから、「圓生が始めたことは圓生としてケリをつける」って建前が必要だったんでしょう。
「圓生」の名は先代圓楽の時代には政争の具にされて、圓楽が自分の弟子の鳳楽に圓生を継がせようとしたのに円丈と円窓が反発して、それぞれ圓生襲名に名乗りを上げるという異常事態が起こったことで留め名になってたんだけど、円丈と円窓の許諾を得るかその死を待って円楽が圓生を継げば、その禍根も水に流せる……って目論見だったんでしょうね。
で、円丈師が亡くなったのが去年の11月、円窓師はつい先日、9月15日に亡くなったから、何もなく健康だったらば上記のプランはつつがなく進められ、来年にはスムーズに圓生になれてたはずなんですよね。
難読で珍妙な苗字は検索するとすぐ出てくるし創作キャラクターでよく見かける気がしてて
(四月一日、栗花落、小鳥遊、安心院、弥勒院、武者小路、etc)
でも誰でも読める漢字の組み合わせで珍しい苗字ってどれくらいあるのかなと思って
(読みに一癖あるやつは除きたい、日下部とか四方田とか四十九院とか)
実際に会ったことのある人で平易な文字列だけどいない苗字、こういうのあるよってあれば教えてください
私の人生の中では花宮(はなみや)さんが暫定一位、まじでいない、読めるけどいない
出会った人の中の珍しさでいったら闐闐(どんど)さんがやばいと思った、読めないしそもそも機種依存文字らしい
あとは殿垣内(とのがいと)さん、あだ名はもちろん「トノ」
保正(ほしょう)さんもすごいなと思った、芹生(せりう)さんはギリギリ読めた
源五郎丸(げんごろうまる)さん、次郎丸(じろうまる)さんの丸シリーズは多そう
伊古野(いこの)さんもいない気がする
釘宮(くぎみや)さんはメジャーだと思ってたらそうじゃなかった
肥前(ひぜん)さんは九州かと思ったら全然遠方の人だった、旧国名ネームだね
角(すみ)さんも衝撃だった、丸さんもいるのかな?
居倉(いくら)さん、諏訪(すわ)さん、椿(つばき)さん、伴(ばん)さん、菩薩崎(ぼさつざき)さん、万徳(ばんとく)さん
小茂田(こもだ)さん、行部(ぎょうぶ)さん、佛木(ほとぎ)さん、鬼頭(きとう)さん、下馬場(しもばば)さん、出水(でみず)さん
團塚(だんづか)さん、幾度(きど)さん、海鉾(かいほこ)さん、神酒(みき)さん、雅楽川(うたがわ)さん、歌丸(うたまる)さん
遠近(とおちか)さん、夏目(なつめ)さん、雨宮(あめみや)さん、大関(おおぜき)さん、三瓶(さんぺい)さん、八十川(やそかわ)さん
一度でいいから見てみたい。核で世界が終わるとこ。歌丸です。
※実は今日の笑点見てないし、最近の笑点も見たり見なかったりの人が書きました。
その結末になるのかという気持ちになった。
大喜利メンバーへの加入が決まって以来、いつ見てもハマっていないな…という印象が離れなかった。どうにかしてテコ入れして、いつかは馴染むだろうと考えていたが、そうなる前に限界がきてしまったようだ。
ネットのご意見としても三平はつまらんというのが大勢で、好楽=つまらんという笑点内でのキャラクターを塗り替えてしまうかのようだった。もちろん悪い意味である。
しかしながら、三平=つまらんの図式は、ただ三平の面白くないことが原因なわけではない。
笑点は言わずと知れた長寿番組だが、長寿であるが故に、出演者が固定されている大喜利コーナーは完全にマンネリ化している。5代目圓楽時代に培われた出演者のキャラクター設定、出演者同士のいじり合いは、歌丸司会期に完全に固定された。
慣れ親しんだ視聴者にとって面白いのは、正統派の大喜利よりも、木久扇が回答する前に客席から答えが出てしまうことや、昇太を独身ネタでいじること、たい平と山田隆夫の小競り合いを見ること、歌丸死亡ネタで全員が座布団を没収されることだった。アイドルバラエティ的な面白ささえ感じる。円熟した文化が内輪ネタに走ってしまうというのはしばしば言われることであるが、笑点もまた、その傾向から外れることはなかった。
その中で行われたのが、歌丸の卒業、三平の加入である。ただ出演者の交代という表現では不十分で、芸人が相方を変えるような、アイドルグループに新しいメンバー入るような、そういう変更だ。
そこに入った三平がすべきことは、面白い回答をすることではなく、ボンボンキャラを演じることでもなく、大喜利メンバーの人間関係の中に入っていくことだった。特に隣に座る人との関係構築が最重要で、言い換えれば木久扇に対してはこういうことを言い、円楽にはこういうことを言われる、という関係性を構築することだ。その形成に失敗したのが、三平つまらんの根本的理由だ。
以前三平の席にいた昇太は、木久扇に対しても、6代目円楽に対しても、構い、構われていた。三平はそのような絡みができていただろうか。必ずしも喧嘩だけでない、木久扇を介護するポジションに立つとか、円楽に媚びるとか、そういったことでもよかった。誰に対してもヨイショするというキャラ設定もできたと思う。
番組を作る側が、この点に全く気付かなかったとは思っていない。絡むにしても、円楽と毒舌でやり合ったら本当に嫌味なやつとしてイメージを悪くすると思ったのかもしれないし、彦六(8代目正蔵)の弟子であった木久扇に対して、海老名家の三平は強く出にくかったのかもしれない。その他のメンバーに対しても関わりが薄く、どうしていいのか分からなかった可能性はある。表に出ない事情は数多くあるだろう。
そうは言っても、三平は大喜利メンバーの中で一人、可哀想なくらい浮いていた。
歌丸と6代目円楽(楽太郎)のエピソードとして、大喜利に出演することになった楽太郎を気遣い、歌丸は自分とのやり合いをネタにすればいいと言った、というものがある。三平にはそういう配慮が十分にされていたのだろうか?
いてもこの結末になったのだろうか?
今後も笑点の大喜利というコンテンツを存続させようという気持ちがあるのなら、次に入る人には最大限のフォローを入れてほしいと思う。
追記: