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はてなキーワード: 即戦力とは

2023-05-23

おじさんのパーソナルスペース

部署から異動してきたおじさん。

経験があって即戦力です!という感じで、人手不足の我が部署に配属になった。

ただ、実際仕事をさせてみるも

まあ何にもできない。

とりあえず新人と同じ扱いにしようということになり

わたし教育係になった。

仕事を教えている時の距離がめちゃくちゃ近い。

向こうにいやらしい気持ちが無いことは見て取れるんだけど

本当に近い。近くて嫌だ。

物の受け渡しとかするときに手が触れることも結構あってかなり嫌だなと思う。

元々おじさんという人種を苦手だな、と思う節があるので、そのせいもあるかもしれない。

我慢するしか無いな〜と思う反面、本当にパーソナルスペースの違いによるストレスがすごくて毎日憂鬱

おじさんに悪意が無いことはわかるから、やっぱこっちが我慢するしか無いのかな。

正直に「近いです」って言うのはやめた方がいいよね。

少なくとも年度末まではペア組んでやらないといけないのでどうにかしたいな。

ちなみにおじさん50代半ば、わたし20代後半

いわゆる女性職場と呼ばれる業種。

今の仕事自分に合ってるって思うから転職はしない。

耐えるか〜

2023-05-16

anond:20230516134325

トヨタって工場勤務ルート約束された高校とかもあるでしょ

勉強と称して業務知識覚えて就職即戦力からしっかり稼いでそうだな

2023-04-24

会社が中途社員を入れる理由って即戦力と他社で培った知識経験を吸収するためだろ?

当然の疑問や改善点を言うと「また面倒くさいことを言い出した…」って空気作るのやめろよ

業界や他社で常識レベルのことを指摘してるだけでその空気になるのはマジで絶望パないから

それを上層部がやるんだから、本当に、もう無理

現場はそうでもないけど「どうせ何言ったって変わらない…」って空気からあてにもならん

もう無理だろこの会社

2023-04-21

もう社会人飽きたんだけど

年商100億くらいの中小メーカー就職して働き始めたんだけど、ずーーーーーーーーーーーーーーーっとマジでしょうもない研修しかなくて全然面白くない。

あのさぁ、別にだって大学出てすぐに即戦力バリバリやれやすぜ!なんて己惚れてるわけじゃないけどさ、毎日毎日そんなもん大学でもなんぼでも聞いたわいっていうマナーコンプライアンス研修中学生相手職業体験か?みたいな現場見学マジでつまんねー。

俺らだってさ、もう給料出てるわけじゃん。なんか「お客様」みたいに扱われるのすげー腹立つわ。その日あったこレポート書いて提出してコメントもらうんだけどさ、大学教授のほうがよっぽど辛辣なこと書いてたぞ。小学生の作文に対するコメントじゃねーんだから、なんか「社会洗礼受けちまったな」みたいなこと書けんのか?

社会人になったのに仕事してるぜって実感なんもない。これだったらまだ大学時代にイベント運営バイトしてた時のほうがよっぽどおもろかったわ。

先輩社会人に聞きたいんだけど、これ、研修終わったら面白くなる?

2023-04-15

真面目に教育するともっと給料がいいところに出て行っちゃうから

教育に金出さないで即戦力に金出すほうがいい

2023-04-11

anond:20230410220023

大学入試はもともと「あの程度の試験なら楽勝、もしくは多少しんどくても止めてしまうほどの苦痛なしに合格できる能力がある」ことのシグナルとなったから、採用においてもいい指標となったわけだけど(だから昔は東大文学部就職は悪くなかった。イン哲のように変人であるシグナルを送ってしまうところを除いては。)、いつの間にか大学で学んだ内容がそのまま活かせる仕事というのが増えてきて、数学素養とかを学んでないと就職が厳しくなったんだよね。地頭から地頭+即戦力に変わったというか。

2023-04-06

anond:20230406124428

看護師国家試験合格後、ある病院新卒内定をもらったAさん。しかしいつまでたっても入職に関する連絡が来ない。4月も3日を過ぎた頃になって「あなた即戦力にならないから、看護師ではなく看護助手資格不要雑用係のような仕事給料は当然看護師より安い)として雇います。でもここで看護師スキル身に着けないと他行っても雇ってもらえないので、看護師のチームに入って看護師仕事をしてもらいます」という連絡が来た。

看護師なんてどこも不足してて求人難、かつ最低人数決められてるのに(その人数を雇えなかった結果患者を受け入れられなくなって病室余らせてる病院あるよね)

わざわざ有資格者を無資格者として雇う病院なんてあんの?

スキルない新卒でも資格あるってだけで有難がって雇う病院だっていくらでもあるだろうし

流石に創作が過ぎるのでは??

看護師業界、聞いたことないようなブラックぶりですごい

そりゃ一斉退職もするわなという感じ

看護師国家試験合格後、ある病院新卒内定をもらったAさん。しかしいつまでたっても入職に関する連絡が来ない。4月も3日を過ぎた頃になって「あなた即戦力にならないから、看護師ではなく看護助手資格不要雑用係のような仕事給料は当然看護師より安い)として雇います。でもここで看護師スキル身に着けないと他行っても雇ってもらえないので、看護師のチームに入って看護師仕事をしてもらいます」という連絡が来た。

退職にあたって残った有給を消化しようとしたBさん。「あなた非常勤から有給制度はない」と病院から言われる。Bさんは確かにパート勤務だったが、一定時間以上働いていたので有給を取る権利があった。Bさんが違法なので労働基準局に入ってもらいますと言うと病院は即効で発言を訂正した。

こちらも退職にあたって有給を消化しようとしたCさん。しか人手不足のため、有給は買い取るので出勤してほしいと言われる。そのとおりにしたCさんだったが、退職直前になって病院有給買取はできないと支払いを拒否。法的にも買取制度はないとCさんをだまし討ちにした

2023-04-02

お父さんやおじいちゃんそっくりな、ちっちゃくてかわいい世襲議員

しろ世襲率が高い自民党にこそ、世襲議員ならではの魅力をたっぷり語って欲しい。

弁が立ってもどこの馬の骨か分らないようなのも多い中で、しっかり身元保証されていれば安心できる。

頑張ってお父さんみたいになろうとして、一生懸命議員生活勉強する姿を想像できれば、即戦力じゃなくてもつ当選させたくなってしまうのが有権者親心

いっそ逆に、世襲ではない候補者立候補制限する強気姿勢で、世襲ちびちび王国設立法案を提出できれば。

2023-04-01

即戦力を求められてそれなりに頑張ってきたがやはり力尽きた

初挑戦のことも

ちょっと慣れてることも

常に要求は120%以上のプロ並み

こんな生活が1年近く続いているが

さすがに体調崩した

そもそもそんなスーパーエリートってごく僅かな上、中小零細企業にいる訳ないだろ

ただでさえ少ない人材使い潰して馬鹿じゃねえの

転職先探しマース、さよなら

2023-03-29

2023プロ野球 セ・リーグ順位予想(願望)

当たった現実、お待ちしております

1位 DeNA

理由:贔屓だから

予想ではなく願望なので具体的な事は一切述べません。今年しかありません、来年希望はありません。以上です。

2位 ヤクルト

理由:贔屓を1位にしたか

投手力云々を跳ね返すバランスブレイカー村上が昨年と同程度の成績を叩き出せるなら優勝です。ただ、実際はそうはいかないでしょうし相変わらず先発ローテは頼りない面々、更にマクガフも抜けたとなると昨年よりは貯金が減りそうな気がします。

なんだかんだ若手がポンポン生えてくるヤクルトは多少転けてもAに残れそう。贔屓の関係上2位にしたけど3位まではありえる。

3位 巨人

理由:消去法

昨年は借金4で4位。序盤はいいけど夏場投手陣がバテて連鎖的に崩壊していくシーズンが続いている印象。

満身創痍離脱中の菅野を除くとローテで計算できるのは戸郷だけ。春先の赤星は元気だから置いといて外人3人と横川は全く読めない。開幕時のローテのまま終えるわけではなく入れ替えながら起用していくので候補が少ない巨人は一旦崩れると止めようがないのが怖い。いくら良さそうな中継ぎが踏ん張っても限界がある。

野手おっさんだらけ。中核を担っていた坂本どん底、優秀だった丸も年々落ちてきている。中田も頑張ったけど年齢的に上向くより落ちる可能性の方が高い。吉川岡本+外人等の新戦力に期待するも貧弱ローテを支える程ではない。

正直巨人Bクラスなんなら5位でもいいくらいに思ってる、それでもこの位置にしてしまったのは阪神と0.5ゲーム差しかなく勝ち方を知っている巨人は強いから。

4位 阪神

理由岡田監督

昨年は借金3で3位。序盤ズッコケ借金16勝率0割台からここまで戻したチーム防御率2点台の投手陣は非常に強力。だったけど今年はそこまで盤石な布陣ではない。

私が考える最大の懸念材料岡田監督。セはDeNAファンですがパはオリックスファンなのであまり良い印象が無い…。半予想、半願望みたいな感じ。

打撃陣はリーグトップの貧打で月間防御率1点台なのに負け越した月もあり、良くも悪くもポイントゲッター大山佐藤が打たないと勝てない。この二人が不調になると露骨に点が取れなくなる(80点台の大山佐藤に次ぐのが30点台の糸原)。

足が使えるので得点力自体はあるもののやはり打てないと厳しい。森下が頑張ってるけどルーキー、ノイジーもどちらかと言うと返す役割ではない。貧打が解消されず投手力が落ちただけだと5位もある。

5位 広島

理由:上がり目0

昨年は借金8で5位。内訳を見るとリーグ自体は5割で戦えていて借金は全て交流戦。毎年苦戦している交流戦改善されれば借金を減らせる可能性は0ではない。ただ、全ての要素で上がっていくビジョンが見えない。

先発ローテは悪くないけど相変わらず中継ぎが期待できない。唯一ハマっているのは抑えの栗林だけだがセーブシチュエーションを作れなければ意味がないのでヒ魔神化も十分考えられる。

打線も目立ったプラス要素が見当たらない。良くて現状維持マイナス普通にありえる。ドラフトの補強は高校生即戦力リリーフタイプばかりで勝利を引き寄せる大きな力が無い。

昨年のチーム打率.257はリーグトップ。打撃能力は間違いないと言える一方、リーグトップ得点圏打率.288(2位のヤクルトは.253)はあまりにも出来過ぎ。これが落ち着くと借金が増える可能性の方が大きい。

6位 中日

理由広島よりはマシだと思ってた

昨年は借金9で最下位5月借金生活突入すると6月下旬から最下位固定で抜け出せないままシーズンを終えた。原因は言わずもがな26回の完封負け(週に1回は見れる)を記録した圧倒的な得点力不足。

その得点力はチーム内打点2位の阿部、5位のアリエルを手放し約80打点が消えた。ルーキーはアテにならない新戦力のアキーノも正直期待できない。一応アルモンテが戻ってきたがどれだけ活躍できるか不透明。穴埋めどころか更に落ちてチーム得点300点台もあるかもしれない。

昨年2点台が3人も生まれた先発と盤石の勝ちパは強いから大きく負け越す事は考えにくい、はずだった。勝ちパの一角ジャリエルまさか亡命は全く予期しておらず本当は5位予想にしてたけど6位に変えました。

2023-03-25

ストリートファイターポケモンの新シリーズオーティズプラスサイズトランスの子を味方キャラとして出して欲しい。

パニックになると手がつけられないけど、ヨクアタールを使えば即戦力どころか一発KOも狙える。

手持ちポケモン一匹も使わず人間の力だけで敵ポケを潰せる場合も。

2023-03-10

全く知らん案件に参画して1週間でバリバリ仕事やってるベテランと同じぐらい働けてないとか文句言われてるんだけど、アサインした人間に一週間で仕様理解しろとかブラック企業(というか素人)みたいなんでさっさと逃げようと思っている。即戦力かいっても慣れるまで3ヶ月程度はかかるのが普通

2023-03-09

ワイくん上司じゃないけど上司のつもりになって「部下が仕事をしない、努力していない」って検索したら。部下の教育あなた責任ですよ、って書いて、最近即戦力事情といい感じに矛盾してて草。

 

かに即戦力として働くってのは下っ端の心構えであって、上司は部下を教育し、部下を信じて仕事を任せないといけないし、部下がひどい失敗をしないようにフォローしないといけないんだよなあ。上司が「最近労働者即戦力が当然だから精神的に圧力をかけて仕事をさせればいい」とかやってんなら無能だわ。

 

上司目標自分成功ではなくチームの成功です。とかも書いてあってなるほどそうですねー。ほーん。ま、ワイくんには一生縁のない話やけど学んだわ。

2023-02-19

上場企業10年以上経理をやっているけれども

基本的現場人員は足りておらず、元増田記載されているように採用人数1人に対し100人の応募があるというのは眉唾

そもそも経理業務というのは、開示における要求事項が年々増加していること、毎年何かしらの変更がある税務・会計方針への対応、昨今におけるM&Aの活性化等により、

世間で思われている以上に質的にも量的にもハードワークを伴うが営業職などと違い成果が数値として表れない部署であるため、構造的に昇給・昇進の効果の際に評価されづらい部署である

正直なところ経理で働くメリット上場企業であればどの会社でも(基本的には)業務内容が同様であるため、転職が容易であること以外には無いと感じている。

ただ、人が足りないといっても誰でも良い訳ではなく、極端に言えば経理実務経験(具体的には上場企業での連結決算や開示の経験)が有って即戦力になれるか、

海外子会社経理業務におけるサポート可能人員か、右の2つのいずれかになれそうな若くてポテンシャルが有るか、のいずれかの人材が求められているとは思われる。

はっきり言って簿記経理知識というのは入ってから身に着ければ良い訳で(資格が無いよりはある方が採用されやすいのは確かだが)、

経理職を志すならばまず勉強すべきは簿記ではなく英語ではないだろうか。具体的にはTOEIC800点ぐらいの実力が有ればポテンシャルを見込んで雇ってくれるところもあるかと。

私は薦めないが。

anond:20230218113746

2023-02-13

言うほど人手不足か?

うちは工場やってて確かにいつも人が足りねーって言って人員募集してるけど

応募者のうちの7割くらい面接で落としてるもん

派遣でも4割は返してる

 

人手不足になる

戦力が足りない

育成に人を割けない

即戦力を欲しがる

経験をとらなくなる

現場は加熱していく

身体闘争を求める

アーマードコアの新作が出る(2023年予定)

 

99割の会社はこれでしょ

ならいっぱいいる

2重の意味で”使える”奴がいないだけで

2023-01-31

基本情報技術者を取るより1つの言語を極める方がいいの?

薄く広く知識があることを証明できるので経営者にとってはまあまあ使いやす人材として見られるとかいう話も聞いたが

それより1つの言語を深掘りして使いこなせる方が即戦力になるし採用されやすかったりする?

2023-01-30

28転職活動中、普通に死にたい

転職サイト求人を眺める。どれも即戦力となる経験者の募集ばかりで、未経験者の取り付く島もない。現職で売り手市場なんて嘘だろ。今平均より多めに給料貰ってるので、まぁ年収は多少下がってもいいかと思っていたが、多少下がるどころの話ではない。下手すると200万近く下がる。年収で絞り込むと真っ当な仕事も出るには出るが、なんとなく怪しい見出しだったり、ブラックと名高い業界職種がヒットする。職探しの意欲が全然わかない。

というか、前提としてそもそも働きたくない。就活生の頃も心底働きたくないと思いながら就活したし、社会人になった今も働きたくないと思いながら生きている。じゃあ辞めれば、と思うのだが、生活保護を貰う要件を満たせると思えないし、貯金も出来ないし、生活にある程度の自由選択肢が欲しいので仕方なしに働いている。

しかしそれもそろそろ限界で、だから転職活動を始めたのだが、こんなめんどくさい思いをするのなら普通に死んでしまいたいと思ってしまう。生きるモチベーションがないか死にたいギブアップとかリアイアに近い感覚で、人生世間絶望している感覚に近い。そもそも子供の頃からまれてきたのが間違いだったな、生きるのめんどくさいな、と思い続けている。メンタルが沈みやすいがメンクリにかかったことはないので、既往歴は綺麗なままである

あーもう全部がめんどくさい。面接受けるために休暇取るのもめんどくさいし、引継ぎもめんどくさいし、退職挨拶もめんどくさいし、60人近い人数に一言いいながらお菓子くばるのもめんどくさい。

普通に働いてるひとすごいし、家族を持ってるひとはもっとすごい。自分にはそんな勇気も気力もない。だって死ぬ勇気すらないのだから

2023-01-29

氷河期世代かいう捨て石

判断責任も取れない、指導も出来ない氷河期世代の役立たず上司職場にいる。この上司曰く自己責任自己研鑽社員は育つそうだが、昨年入社した新人馬鹿にされるレベルなら上司は不熟も良いところだ。

氷河期世代は生き残り競争として、当時の上司に取り入るための耳触りの良い自己責任論や即戦力なんて言葉を多用してきたのだろうなーと、この上司と他の氷河期世代社員を見ててぼんやりと思った。

考えてみれば、氷河期世代上司となるのは団塊世代だ。景気は上向きで何をやっても会社が儲かる時代が終わってからは、不況に対して立て直しも出来ず自分たちが逃げ切ることだけを考えてた団塊世代氷河期世代に施した負の教育氷河期世代の特徴とされた。

団塊世代はこの後も年金を貰って、死ぬまで安泰だろう。そういう意味では完全な逃げ切りを決めると思う。ただ氷河期世代は、その前に下の世代から突き上げをくらって福祉打ち切りの目にあうのは想像に難くない。

氷河期世代反面教師にしたとき自分の下の世代に見捨てられないように自己責任論はやめておこう。

2023-01-27

日本は. 将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか

昔の資料だが、産業構造ビジョン2010


国民の皆様の暮らし生活の「閉塞感」は何ら改善していない、むしろ、将来に向けて、新たな光が見えない、というのが実感ではないでしょうか。


私は、この背景に、「日本は将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか」が見えていない、ということがあるように思います


これまで、「日本は高度なものづくりでやっていけるんだ」「いやいや、ものづくりは古い。金融ITで食べていくんだ」

「これから内需だ」「いやいや、これからは、成長するアジア市場に出て行くんだ」

「それじゃ、企業はみんな海外にいってしまうんじゃないか」と、様々な議論がでています

これに併せて、根拠のない日本礼賛論、何も生み出さな悲観論実態から乖離した観念論が飛びかっています


どれも、真実の一面をとらえているのでしょうが日本産業の将来像を示しているとは言えません。


全体として、日本産業の将来像を示し、それに向かって行動を起こさない限り、国民の皆様の閉塞感は払拭できないと思います

そこで、今回の「産業構造ビジョン2010」では、徹底して、日本産業課題と、世界の動きを分析しました。

そこで明らかになったのは、世界企業市場の新たな動きに取り残された、日本の官民の「行き詰まり」の現状です。

この行き詰まりを打開するためには、現状分析立脚して、政府民間を通じて、発想の転換を行う必要があります


徹底した現状分析から、混乱した議論に対して、いくつかの「神話真実」が見いだせます


例えば、日本は過剰貯蓄だから消費の比率を拡大しないといけない、という議論を良く耳にします。

しかし、最近では、日本家計の貯蓄率は、既に米国を下回り、先進国の最低水準となっています

所得を増やさないで、消費を拡大するのは持続可能ではありません。


しかしながら、賃金の水準を見ると、2000年代戦後最長の景気拡大期においても、賃金の上昇は見られません。

企業がもうけすぎているから、企業負担させて消費者に再分配すべきだ、という議論があります

しかし、国際的に見ると、労働分配率先進国で最高水準だというデータもあります


いずれの事実も、「単なる再分配ではなく、全体のパイを増やし、それを所得の拡大につなげていく、という好循環を作り出さなければならない」ということを示しています


近年、日本産業は、付加価値拡大の多くを、自動車等の特定グローバル製造業依存してきたのは事実です。

しかしながら、実は日本の輸出比率国際的には低い水準にあります。これは、特定企業以外の多くの企業は、世界の成長市場と直接つながっていないことを示しています

グローバル製造業に極度に成長を依存している日本ドイツは、労働生産性が大きく改善しても、賃金水準はこの20年間殆ど向上していません。

これは、特定グローバル製造業依存した成長モデルは、新興国との賃金競争に直面して、なかなか賃金があがらないことを示唆しています


日本全体の付加価値をあげていくためには、特定グローバル製造業以外の産業が、成長市場につながっていく必要があります

まり産業構造のものの変革が必要なのです。


日本企業については、「日本ハイテク技術世界一。だから日本企業は強い」という議論があります

しかし、液晶でも、DVDでも、日本企業世界を席巻していたのは最初の数年だけで、世界市場が急拡大するとともに、日本企業世界シェアは急激に低下していっています

企業利益率で見ても、多くの業種で、日本企業は、同業種の世界企業と比べて、半分以下の利益率になっています


こうした事実は、特定企業や、特定製品問題というよりもむしろ日本産業共通したビジネスモデルが、世界から取り残されていることを示唆しています

グローバル化については、見方が分かれています。「グローバル化は国内雇用空洞化を招く」という議論があります。「だから外需ではなく内需依存に転換するべきだ」という議論もあります

かに保育園待機児童問題など、国民需要供給サイドが追いついていない、潜在的内需拡大分野は、たくさんあります


内需拡大は極めて重要です。

しかしながら、市場全体で見ると、市場拡大は、少子高齢化が進む我が国や他の先進国から新興国に移行するのは明白です。

成長市場から身を隠して、持続的に成長するのは困難です。

日本が衰退しないためには、むしろグローバル化を積極的に進めるしかありません。

しかし、国内立地の国際競争力の低下をそのまま放置してグローバル化だけ進めれば、国内から雇用付加価値も失われてしまます


最近アンケート調査によると、この数年で、アジアの中での日本に立地する魅力、すなわち立地競争力は、急激に低下しています

実際に、日本企業外国企業も、日本国内拠点を他のアジア諸国に移転する例が、次々と出始めています


この、いわゆる「空洞化」を回避するためには、グローバル化を止めるのではなく、税制も、空港港湾等の社会基盤も、国際的に魅力あるものにすることにより、付加価値雇用を生む拠点国内に引きつけていかなければなりません。


また、人材グローバル化はきわめて重要課題です。

教育制度など引き続き政府全体で検討すべき課題もあります

しかし、グローバル化は待ったなしです。

人材も、グローバル市場で戦える即戦力の高度人材を一人でも多く育成し、あるいは呼び込まなくてはなりません。

さらに、グローバル化を進める一環として、日本付加価値や良質な雇用を生んでくれる外国企業は、積極的に呼び込んでいかなくてはならないのです。


企業を補助するのか、労働者支援するのか」「外国企業支援していいのか」という国内の内向きの配分論ではないのです。


グローバル化に直面して、各国政府は、国内付加価値と良質な雇用を獲得するために、熾烈な競争を行っているのです。

日本けが内向きの議論に終始していては、衰退するしかないのです。


厳しい現実直視した上で、なお、日本産業には新たなチャンスがあることを忘れてはなりません。

環境エネルギー制約や少子高齢化は、日本世界各国に比べて極めて厳しい挑戦を強いられる社会課題です。

しかし、日本技術を活かして、世界に先駆けて課題解決ビジネスモデルを示せれば、むしろ新たな国際競争力の源泉になります

こうした数々の「転換」を実現するためには、政府はもちろんのこと、企業産業、そこで働く方々、各々が変革に向けた行動を起こさなくてはなりません。


そして、官と民の関係も、世界の動きや、社会課題解決要請を踏まえて、新たな関係を構築していく必要があります

産業構造ビジョン2010」は、その具体的な処方箋を示したものです。


雇用を生み出すのは企業であり、産業です。雇用の質を高めるには、企業産業競争力を高めることが必要です。

その先に質の高い雇用賃金の上昇、消費の拡大という好循環が見えてきます。単に企業利益を上げさせるために、ビジョン提示し、政策を打つのではありません。

その先にある、「国民の皆様一人一人が豊かさを実感する」という目的に向かって、閉塞感に満ちている現状と課題をしっかりと受け止め、官と民双方の、今後のあるべき姿と処方箋を、我が国全体で共有することが必要です。

2023-01-16

anond:20230116171420

自己PR書で観たいのは、どんな絵を描いたり、3Dモデリングしたり、プログラム作ったりしてたか

みたいなところだからね。

即戦力が欲しいのよ。即戦力が。

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