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2016-12-28

2017!あけおめ!冬アニメに迷ったらこれを見ようぜ!

http://anond.hatelabo.jp/20161227231344

↑なんか書いてくれって言われたから書くよ!!

去年は冬 http://anond.hatelabo.jp/20151220233500 と春 http://anond.hatelabo.jp/20160401000658 書いた。


ちなみに2016年ベストアニメは、僕だけがいない街落語、このすば、グリムガルふらいんぐうぃっち、リゼロ、ジョカゲ、モブサイコ91daysユーフォドリフユーリ、こんな感じ。

これにひっかかったら参考にしてくださいね。あとちなみに春アニメは進撃あるよ!ネット見る人はネタバレ防止で原作読んでおいたほうがいいぞ!


■期待大、見るしかない★★★★★

幼女戦記はい幼女第一世界対戦とか第二次世界大戦蹂躙跋扈する話だよ。ドイツだよ!なんというか、タイトルの割りにおっさんしか出てこないし、萌え成分はおそらく1%もないからそういうのは期待しては駄目。小説結構先までいってるんだけど、アニメでは塹壕戦が多い感じになるかなー。ああ、原作WEB小説。なろうではない。

気をつけてほしいのは、魔法がでてくるファンタジーちっく。少数精鋭部隊で飛んでいって敵兵殺していく。戦闘機の代わりに空を飛ぶと考えてくれれば。俗にいう俺ツエー系ではあるんだけど、まあそれだけで楽に勝てるほど戦争って甘くないよね。

監督はよく知らんが、ガイナ出身トップとかグレンラガンで描いてるらしいから期待したいね!!橋本敬史さんがエフェクトディレクター。爆発作画で有名な人で、君の名はガルパン劇場版まどか劇場版ジブリもやってる。戦争描写は凄いんじゃないでしょうか。音響監督岩浪美和さんだね磐石。声優大塚芳忠玄田哲章、みんな好きだろ?これは正直見て損はないと思うよー。


この素晴らしい世界に祝福を 二期ニコニコ生放送やるから、一期見ていない人はみるといい。異世界に転生するが、頭のおかしいやつらが繰り広げるコメディー。まあ、見てくれとしか。去年バカみたいに人気だった。


昭和元禄落語心中 二期落語!!地味!!だよね!!でも凄い面白い。一期は去年のアニメベスト3か5には入る。物語面白いし、雰囲気もしっかり作ってあるし、演技もいい。落語の芝居の演技見るだけでも価値があるよ。


■期待大きいよ!!★★★★☆星四つから四つ半

小林ドラゴン京アニ、よっぽどのことがなければ見る、原作評価はそこそこ高い?PVがらしくない。


リトルウィッチアカデミアトリガーだよ、監督吉成曜スーパーアニメーター。もともと映画なのかな?新作アニメでやるらしい。作画は凄そうだけど、面白いかは分からん映画王道ストーリーだったらしいから、大丈夫かな?


クズの本懐恋愛マンガです。ええとね。作画的には萌えだろうが、内容は全く萌えないよ!タイトルが示すとおり登場人物クズだったり、クズになろうとしてるやつだったり、色々。たぶんネットじゃ盛り上がると思うよ。

ああ、ほんまもんのドがつくクズではなくて、恋愛方面でのクズだったり、人間関係でのクズから、まあ、そこまで構えないでいいと思うよ。面白いよ!!中々あるもんじゃない。ああ、原作横槍メンゴだよ。ビビときただろ?


FATEGO→SNもHAもZERO空の境界原作アニメも全部見てるし、EXTRAは途中で挫折したが、、このソシャゲ挫折したが、見ようかなと。ストーリーもいいらしいね


■期待してるよ!!★★★☆☆星三つ半から四つ

テイルズオブゼスティリア→二期。ゲーム原作。物凄いどうしようもないストーリーだったのが、アニメでは変更されて凄い面白いとか。一期見てないんだよね。どっかネット見直し放送あれば、見るかも。二期も評判よければちゃんと時間とってみようかなって感じ。ゲームファンタジアとかエターニアとかディスティニーとかアビスやったよ。音楽よし、作画よし、ユーフォテーブルですよ。

青のエクソシスト→二期。これも面白いらしい一期が。ただこれもまだ一期見てないんだよね。これも考え中。

ACCAPV面白そう。マッドハウスだよ!!監督ワンパンマン、スペースダンディやってるね。警察もの

亜人は語りたい→原作ちょっと話題になってたね。

ガヴリールドロップアウト萌えアニメじゃこれが一番よさげ動画工房だし。原作評価高いみたい。


■一話か三話かとりあえず試すよ★★☆☆☆

ハンドシェイカー→PVで。Kのスタッフらしいから、そこまで期待してない。作画よし、音楽よし、演技よし、ストーリー以外よしみたいな。

セイレン→アマガミ会社の続編?的な?これはゲームからじゃなくて、アニメから始めるのかな?

Bang Dreamラブライブ的なしかけらしい。作画は凄いいいね


雑談

萌えアニメ難民はうらら迷路?ってやつも見ればいいんじゃない。俺も疲れて何も考えたくなくなったら見るかも。しれない。


ああああ、最近アニメ化発表されたのでうれしいのは、将国のアルタイルトルコ系の近代将軍お話で。軍事あり、経済戦争あり、諸々ある大河ドラマだよ!!

あと!!ボールルームへようこそ!!競技ダンスアニメ化ね!!やばい!!マンガまじで面白いよ。ダンスシーンの迫力がもう別格!!マンガ作画曽田正人さんっぽいんだよね。アシスタントでもやってたのかってくらい。制作会社どこだよー。ダンスアニメとか動いてなんぼだぞ。お金あるMAPPAとかだといいね

2016-12-26

クリスマス家族とあるアミューズメントパークに行った。

俺、妻、息子(7)、娘(4)の4人。

昼間から夕方までその施設で遊んで、夜はファミレスファストフード店あたりで夕食を済ませる算段だった。

ウチは貧乏なので、たとえキリスト誕生日であっても財布の紐を緩める余裕はほとんどない。

親の都合で平均より少々劣る暮らしを強いてしまっている子供たちのため、この日ばかりは無理をして費用を捻出したのだった。

施設に着いて、しばらく遊んでいると、娘の表情が段々険しくなっていることに気付いた。

妻とともに「どうした?」「眠い?」「しんどいの?」などと声をかけるが、娘は首を横に振るばかり。

何を言っても反応が薄い。

俺も妻も困ってしまった。

息子に聞いても分からないという。

とりあえず休憩しようか、と売店と休憩所を兼ねたエリアへ入った。

すると、グッズの山々を目にした娘が急に口を開いた。

「なんで娘ちゃんたちはクリスマスなのに普通なの?」

初めは意味不明だったが、よくよく聞いてみるとつまり

施設を訪れている人の多くはクリスマスコスチュームとか施設マスコットのグッズとか何かしら特別っぽいアイテムを所持しているのに我々は何一つ持っていない、これはおかしい」

ということらしい。

痛いところを突かれた妻と俺。

「持ってない人もいるよ?」「サンタさんにもうアクアビーズのやつ貰ったじゃん」とか誤魔化してみたが、もうその手の理屈が通じないフェーズに達しているのは一目瞭然だった。

実際、子供連れは大体なんかグッズ持ってたし。

貧乏でゴメンね、なんて幼児に言うのも気が引けるし、しかしこの手のグッズは高いわりに実用性がないものが多くて、一時のノリで買うのはちょっと無理だった。

しかもうちは子が2人だ。片方にしか買ってやらない、というのは厳しい。

俺と妻がどうする?なんて小声で言い合ってる間に、娘の目に涙が浮かびはじめた。

やばい、と思った。

俺は妻のダウンジャケットのファーを外して顎にあてがい「ウフォフォ、サンタスァンダヨ」なんておどけてみせたたりしたが、ケタケタ笑ったのは空気が読めてない息子だけ。

娘はずっとろくでなしブルース風のキッツい顔をしていた。

妻のなだめも効かず、とうとうオッオッとアシカみたいな声で泣き出した娘。

その時、不穏な空気を察したのか職員のお姉さんが来た。

「どうしたのかな?」屈んで笑顔で娘に尋ねるお姉さん。

わーわー泣いて話にならない娘の代わりに俺たちが恐縮しながら事情説明した。

お姉さんは「そっか〜、じゃあちょっとだけお帽子被ってみようか?」と言って売店からマスコットモチーフにした帽子を持ってきて、娘と息子に試着させてくれた。

娘の顔が少し明るくなったのがわかった。

俺たちは今しかないとばかりに二人をおだてまくり、お姉さんが良けばお写真も、と促してくれたので褒めながら撮りまくった。

お陰で娘もすっかり機嫌が良くなった。

お姉さんに厚く礼を述べて、娘に「来年サンタさんにこの帽子お願いしよう」と丸め込む。

じゃあ、帽子来年までお別れだね。帽子に待っててもらおう。なんてファンタジーかまして円満に終わりそうだった。

その時だ。

娘は帽子を愛するあまり?なぜか帽子を抱えてしゃがみこんだ。

そして、帽子に口と鼻をくっ付けて何かコソコソ話し始めた。

何を言ったのかは分からないが、帽子さん待っててねとでも耳打ちしたのかもしれない。

だが、思い出してほしい。

こいつさっき泣いたばかりなのだ

拭ったとはいえまだ鼻の下はテラテラだったし、次から次へと鼻水が垂れてきていた。

別れの寂しさか涙もまた出ていた。

あの唇の付け方なら唾も付いているだろう。

お姉さんの顔を見た。

お姉さんは一瞬ろくでなしブルース顔になった。

そしてすぐにニコニコして我々を見据えた。

妻の顔を見た。

ろくブル顔だった。

買い取りました。

正月は寝る。

2016-12-25

ファンタジー系のソシャゲの中の季節イベント

やめてほしいな。

クリスマスイベントとか

バレンタインイベントとか

夏祭りイベントとか


世界だぞ異世界

別の星だぞ。

四季があるだけでも興ざめなのに、

浴衣着て団扇持ったりすんな。

サンタも出てくるな。

チョコレートも出すな。

それ全部地球しか関係ないんだから

聖夜だ。FF15クリアーした

85時間Level95で。

FF15は散々な評価だが、とても楽しめた。

まずルベル上げが楽。楽すぎてヒャッハーするくらい。

一度に20Level上がったときは、脳内の興奮汁がダダ漏れて、これで良いのか?と心配になったくらい。

推奨Level20の所を、こちとらLevel50で挑み、フルボッコドン状態で余裕で進めた。

でも本編が短いのが寂しい。もう少しみんなとドップリ旅がしたかった。

寂しい。

しかし、凄かった。

オープニングのイラスト回収が一番驚いた。

もう凄すぎて、クリアーした後もボーっとしてしまう。

スタンドバイミーはずるい。

ずるすぎる。

これはファンタジーではない。

何かすごいとてつもないゲームをしただけだ。

ファンタジーではない。

2016-12-24

アニメ進化

ここ10年、業界全体で作画が良くなった

ここ数年、原作物は原作をキチンと踏襲するようになった

オリジナルものも、脚本が安定してきたと思う

3Dの活用もどんどん進んでいる

声優も安定するようになった、棒読みを探すほうが大変だ

音楽音楽業界不況もどこ吹く風

SEもすばらしいし

エログロもいい話も百合ホモ冒険ファンタジーSFサスペンスもバトルもある

 

もうあとは何を望めばいいんだ

てかこれ以上進化できるのか?

 

ああ、あとは業界人が潤えば完成だ

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その2

その1(http://anond.hatelabo.jp/20161223120406)からの続き。

2000-2003 ななか 6/17 (www.mangaz.com/book/detail/45211)

ガリ勉クラスの中で浮いていた霧里七華(十七歳)が、ある出来事きっかけに心だけ六歳に戻ってしまった。心が子供に戻った彼女に幼馴染の凪原稔二や同級生雨宮さんが振り回されたりもしながら、十七歳の七華と稔二と雨宮さんの三角関係を描く漫画であるラブコメなんだけど普段のラブ成分は少なめで、大事なところでドバッとでる感じ。それと恋愛よりも人を思いやるという心の成長を主題にしているためか、幼馴染大勝利!とならない。

ヒロインタイトルにも名前が入っているとおり七華なんだけど、十七歳の七華はたまにしか出ないレアキャラだし、雨宮さんかわいいし、雨宮さん優しいし、雨宮さん頼りになるし、はじめはいじめっ子として出てきたのに、あっという間に稔二との過去話が補完されたし、実質雨宮さんがメインヒロイン(ちなみに人気投票下馬評ではぶっちぎりだった)。雨宮さんは、いつも赤面していて、だいたいいつも報われないんだけど、時々とても幸せそうな顔をする瞬間があって本当に応援したくなる。

でも本当はドミ子が一番かわいい

2002-2006 聖戦エルナサーガII (www.mangaz.com/book/detail/75451)

あらすじ

どこにでもいるような普通女子高生エルナは、普通の家庭で普通に暮らしていた。しかし都市部工事現場から古代ギムレー期の伝説聖剣が見つかったことで、彼女の血に隠された王族の魔力が彼女の運命を残酷に捻じ曲げていく。

携帯電話インターネット存在する現代的な科学世界の上で、真面目に魔法や空想の生物の力を扱ったらどうなるのか。魔法は通常兵器と異なり術者一人だけで大規模破壊暗殺行為が可能になる。そんな力がテロリストに渡ったら政府はどう対応するのか。

既存の力を軽く超えた魔法の力が存在することの恐怖とはどんなものか。SFファンタジーである

ギムレー期の伝説エルナサーガ」を描いたIと合わせてどうぞ。

2002-2004 てんしのはねとアクマのシッポ (www.mangaz.com/book/detail/44921)

絵がかわいい。意外とストーリーがしっかりしている。ふわふわキャラ可愛い

一応ストーリーを。天使が通う森の学園になぜか入学した悪魔のルカ。毎日天使ハニエルに振り回されながらどこかおかしい学園の真相に気がついていくストーリー

2004-2006 オレの子ですか? (www.mangaz.com/book/detail/44591)

  • 著者 : くりた 陸
  • 連載誌: THEデザート
  • 巻数 : 5

軟派な大学生潤が、身元不明女性からあなたのこどもです」と一歳児スミレちゃんを押し付けられてシングルファーザーをする話。

はじめはスミレのことをうっとおしく思っていた潤だけど、日々の成長を見守っていくうちに一人のパパとして成長していく。スミレが通う保育園の優子先生との恋愛も子育てと並んでこの漫画の中心となるが、スミレが本当に潤の子である可能性も出てきて、なかなか仲が進展しない。

スミレの戸籍上の父親で売れない俳優の椿吾郎が、愛のない家庭で育ったことで、子供の愛し方を知らなかったけれど、スミレと触れ合っていくことで過去を乗り越えていくながれがすばらしい。子育ては子供を成長させるのではなくて、子供とともに成長することなんだ。

まり結局のところ、幼児のスミレちゃんが愛くるしいのでホオを緩めて愛でましょう。

2005-2007 Dear Monkey 西遊記 (www.mangaz.com//book/detail/43941)

玄奘三蔵の妹テンテンが、妖怪の総大将 孫悟空に殺された兄の代わりに、旅の仲間たちと共に天竺を目指すストーリー、つまり西遊記。ところが、西遊記を作者が思いっきりやりたいようにアレンジしてしまった。

仲間の悟空オリジナル悟空クローンだったり、悟空師匠の悟浄が軍服の眼帯女だったり、昔の中国だって地の文にも書いているのに重火器携帯電話が思いっきり登場したり大変自由。果てにはロボットまでも出てくる。

しかしながらエンタメとして安定して面白いのでおすすめ

2005-2011 あかりや (www.mangaz.com/book/detail/46061)

  • 著者 : 赤美 潤一郎
  • 連載誌: ネムキ
  • 巻数 : 1

あかりや」というどんあかりでも揃っている店を舞台に、宮沢賢治の幻想的な香りに人の心のぐちゃぐちゃした猟奇臭を加算した奇妙な話の連作集。

例えば、子孫を残せずに死んでしまった渡り鳥が、鳥神様に許されるために渡り鳥の群れを導く光となる「第3話」のように残酷ながらも美しい話があるかと思えば、思いっきりカニバる「第2話」のような話があったりする。オススメ芸術家の業と歪な肉親愛が題材の「第4話」。絵を書かずにはいられない姉と姉が好きすぎる弟が、姉が事故で光を失ったことで尋常ではない共依存のような関係になってしまう話。

シャープな絵柄なので、ホラーによく合うし、後味も悪くない。

ところで機械人間のバイトちゃんがかわいい

2005-2008 寒くなると肩を寄せて (www.mangaz.com//book/detail/66821)

あらすじ

かつては浄水施設だった街で、街の一画と共に水の底に沈んだ家族に心を囚われるユィと貯水壁が壊れる夜を描く「水槽の街」、ツノと尻尾が生えた少女が、鬼に胸を貫かれてほぼ全裸になる「少女というより痴女だった」、真面目系とチャラ男系という完璧にタイプが違う中学生芹沢工藤が、偶然ビデオ店で出会ったことから共通の趣味を見つけ、友達未満になる話「友達だなんて思っていないんだ」などを収めた短編集。

作者である鈴木健也さんの描く人物は非常に肉感的なんだけど、特徴的な線かな。

一番のおすすめは「ジゼルとエステル」。サーカスの見せ物で美しいシャム双生児少女ジゼルとエステルが、エステル男の子に恋したせいで、(おもにジゼルが)物理的に精神的に引き裂かれる話。じつにえぐくて物悲しい。信じていたものに裏切られるつらさ。

こころがぐりぐりされる。

2006-2007 椿ナイトクラブ (www.mangaz.com/book/detail/121101)

おばか変態ギャグ漫画。ここで紹介するのは、フレイヤ騎士団ナイトクラブ)の美の化身こと鏡尋斗の必殺技、「男子魅了(読み: バンコラン)」効果: 男子を操る、に負けたから。ちなみに三巻の57-58ページ。あとブルマに対する作者の情熱がものすごい。

2007-2008 デュアルジャスティス (www.mangaz.com/book/detail/45941)

特撮アニメ、学園、そして拳である

人々が天を忘れた時、地の底から邪なものが這い出してくる。その都度、神は大地へ天の使いを送った。そう…邪悪を祓い、人々の心に再び天を抱かせるために…。

時は現代、地上に邪なものが現れると、彼らが現れる。天に選ばれた戦士たち、そう、「天空特警 アヴァロン」と「美少女天使 パレストリーナ!!!

特撮アニメリスペクトヒーロー漫画マッシヴなのに意外と理知的なアヴァロン(中身は不良)と目立つの大好きパレストリーナ(中身は生真面目生徒会長)のコンビがいい感じ。

面白いのが、天と邪なるものとのパワーバランスは天を信じる人々の数で決まるため、敵側が、現代情報社会であることを利用した情報戦イメージ戦略で攻撃してくるところ。現実でこれやられたらかなり人間不信になる自信がこの増田にはある。

2007-2008 モンスターキネマトグラフ (www.mangaz.com/book/detail/71031)

もし怪獣に変身することができるお姉さんがいたらってお話。

時代は第二次世界大戦が終わってしばらく経った日本主人公の間宮さんは興奮すると自分の意思に関わらず大怪獣に変身しちゃう厄介な体質の持ち主。大戦中はその能力に目をつけられて軍事利用されたり、戦後も政府監視下に置かれたりと自分の体質に翻弄される。
しかし戦後は怪獣映画メインキャスト(怪獣)を務めたり、自分の力に折り合いをつけだんだんと自分の幸せを見つけていく。

主人公関西弁バリバリなのがグッドポイント

おすすめ場面は、変身しなきゃいけないのになかなか変身できない場面で、秘密兵器(美少年のいけない写真満載の雑誌)を見て「あかんわー」と叫びながら変身する場面。

2009-2010 ラブんラブ (www.mangaz.com/book/detail/120121)

毎日ラブを探してラブにラブする中学生 相田愛子(ラブ子)をはじめとして、サッカーに生きるラブ子の幼馴染 国立カケル、年の離れた弟たちの世話で大変な砂田素直(すなちゃん)、クール勉強家 北王子学斗、おっとりして奥手の浦上麗(うららん)たちが好きな相手にドキドキしたり、意識していなかった相手意識してドキドキしたりする固い蕾のような青春漫画

他人のラブにはすっ飛んでくるのに、自分のラブにはうまく答えが出せないラブ子が素直でいいんだこれが。

あとラブ子のラブ暴走っぷりもいいんだけど、おっとりで学斗に一途純情のうららちゃんが、自分ではない女のことに頭を奪われてしまった男に興奮します。

「目の前の私をみていない 瞳」

「私以外の 誰かを 好きな瞳」

「ドキドキした 私 おかしい」

ふわふわ感がよかった人は「ふわふわカタログ」(www.mangaz.com/book/detail/115531)、変態感とエグみがよかったひとは「魔法少年マジョーリアン」(www.mangaz.com/book/detail/120131)と「姉さんゴーホーム」(www.mangaz.com/book/detail/120111)へ行きましょう。

前者は、月刊MOEで連載されていてもおかしくないフワフワポワポワな内容で、後者では、いたけない二人の少年がナイスバディなお姉様に変身して敵と戦う話と、大切な記憶を守るためにそれ以外を全て捨てて狂っていく女性の話が読めます

2010年代 ハルン谷テイル (www.mangaz.com/book/detail/126441)

古い村とその村に寄り添うようにしてある古城をめぐる一話完結型の牧歌的雰囲気漫画。村の近くに見えるお城だけど、近づいても近づいても一向に近づけなくて、離れようとしたらお城に近づいてしまうこと、池で水遊びをしていたら、水面に映った逆さ城の中に入ってしまう、など幻想的で牧歌的漫画

絵柄がかわいらしくて、ますむらひろしアタゴオルみたい。自身のHPで連載しているとのこと。

2010-2014 マジャン 〜畏村奇聞〜 (www.mangaz.com/book/detail/120651)

麻雀は絵柄を揃えたら役が出来るくらいしか知らないけど、この漫画は一戦いっせんに熱があって面白い

単なる麻雀の漫画ではなくて、マジャンという麻雀のルールに加えて特殊ルールトランプジョーカーみたいな牌が入っているとか)があるので、単なる麻雀好きの学生だった主人公が特殊ルールに苦しみながらルールを解き明かす部分を読者として共有できて良い。

麻雀要素以外にも、閉じた村、おどろおどろしい伝承、そして表面上は普通なのに、ある事柄にだけ一様に口を閉ざす村人など横溝正史的成分も満載。

麻雀は門外漢だけど、主人公の打ち筋がデータ・確率重視なところが現代的で面白いと思う。まあそのせいで、麻雀と異なるマジャンの特別ルールをはじめ、村の奇習/因習に主人公は振り回されるのだけど。

こちらのレビューが詳しい「竜騎士07が震撼した漫画「マジャン~畏村奇聞~」」(http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51895567.html)。

以上。増田的には全部何度でも読み返せるくらい面白いけど、あえてオススメするなら「ゆめのかよいじ」(https://www.mangaz.com/book/detail/43881)が一番心に残ったかな。ちなみに連載期間調べるのめちゃくちゃ大変だった。

最後に、面白い作品に出会えたことについて、漫画図書館を始めた赤松健先生に感謝。

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その1

漫画図書館Zがリニューアルしたし、年末だし、Jコミ時代から今まで読んできて面白かったZオフィシャルの漫画を紹介するよ。

匿名である以上筆者のパーソナリティに依存するランキングをつけても無価値なので、年代順に列挙する。参考にしたのは、作品本体、著者のホームページメディア芸術データベース (https://mediaarts-db.jp/mg/) および Wikipedia。画像がないので説明文多め。あと参考までに連載誌情報も分かった分だけ添えとく。

なお、増田はあんまり漫画を読まないので、この作者は有名とかこの作品は名作とかほとんど知りません。それと投稿制限のため作品ページには直リンクしていません。手間かけさせてごめんね。http か https でアクセスしてね。

1983-1987 赤々丸 (www.mangaz.com/book/detail/75161)

猫型のネコン星人と共存社会を作っている、近い未来の地球を舞台にしたコメディーSF。

人間たちに虐げられているネコン星人が自由のために蜂起する話がメインストーリーだけど、漫画の核心はめね田や猫田たち無軌道(猫)大学生たちの傍若無人っぷりを鑑賞することだと思う(特にモーガン所長がひどい目に合わされるところ)。

1986-1989 弥生!! (www.mangaz.com/book/detail/43871)

  • 著者 : 河内 実加
  • 連載誌: ちゃお
  • 巻数 : 8

ずばり少女漫画。ちびなのに馬鹿力で一人称が「オレ」の女の子 弥生と、弥生のことが大好きなのっぽでラグビー馬鹿の陸、通称バイオレンスコンビをめぐるラブストーリー

陸の方は一途に弥生を思っているのだけど、鈍感で男勝りな弥生は陸を親友としか思っていなくて、いつも悶々させられる陸。やっぱり男の片思いはいいわ。頭の中の箸が進むすすむ。

少女漫画の醍醐味と言えば恋する二人の関係性の変化なんだけど、この作品では、恋愛に無頓着な弥生が、何ものにも代えがたい陸と一緒にいるために、悩んだ末に親友から恋人という関係性の変化を受け入れるところがぐっとくる。恋人となることを受け入れた弥生だけど、陸とはずっと親友関係だったから、急に恋人関係(デート、キス)を求められて戸惑う。その弥生の戸惑いを汲んだ陸が自分が暴走していたと反省するところもいい。二人の幸せは一人と一人の幸せの足し算ではなくて、二人でいることでしか見えてこない幸せのことなんだと思う。

漫画が終わっても、この二人はきっと大丈夫だと思える少女漫画はいい少女漫画だ。

1987-1990 クラリオンの子供たち (www.mangaz.com/book/detail/45041)

超能力者として戦争のために育てられた子供達「クラリオンの子供たち」をはじめ、冷凍睡眠から目覚めてみれば地上で最後の生き残りとなっていた少年が、電話でマザーコンピューターにグチ垂れる「THE DAY AFTER CARE」など少年少女がメインのSF短編集。

廃棄された街の底で他人の赤子を身ごもる出稼ぎ代理母達が、中東の政治対立に巻き込まれる「マザーズタウンラプソディ」がおすすめ

ちなみに宮崎駿があとがきで絶賛している。なおハードなSFがよければこちらをどうぞ。

ARMS (www.mangaz.com/book/detail/43001)

女王蟻 (www.mangaz.com/book/detail/3901)

1987-1988 ゆめのかよいじ (www.mangaz.com/book/detail/43881)

タイトル通り、古びた町の古びた校舎を舞台に、転校生の少女とノスタルジックな夢が交差する漫画。

あらすじ

夏休みのある日、古びた町に転校してきたばかりの宮沢真里は、校舎の中で謎の少女に帰ってきたのと抱きしめられた。その少女は、真里が転校してきたころ偶然目撃してしまった、古びた教室で自らを慰めていた少女 岡部梨絵であった。梨絵と恋人同士になった真里は学校で、原っぱで、古びた路地で、幻想的なときを過ごす。

古い作品なんだけど、色褪せない艶みたいなものを感じる良作。正直はじめて読んだ時、過去にこんな作品があったなんてと、かなりショックだった。

作中にこんなやりとりがある。

梨絵「手沢(しゅたく)って言葉があるわ」

真里「聞いたことある」「よく使われたりさわられたりした木が つやつやに光ってくるようなことでしょ?」

梨絵「そう ここにはいっぱいあるね そういうのが」

まさにそんな作品。

また、田舎の学校の垢抜けない感じがごく自然に表現されていて、増田的には恩田陸の「蛇行する川のほとり」とか「六番目の小夜子」が思い出された(わかる人には伝わってほしい)。

キャラクターとしては真里のちょっとふてぶてしくてまっすぐな性格がよい。友達に対してはおおらかで若者らしく愛する人にはまっすぐ好きと伝える。その全てが自然体で、漫画を読んでいるとまるでどこかに古い学校があって真里が今でもそこにいるような気がしてくる。

レズビアン行為の描写があるので苦手な人は注意ね。

1988-1991 ティリニア・シリーズ (www.mangaz.com/book/detail/41582)

ティリニアという架空の大陸を舞台に「魅猟龍人」や「マジシャンロード」、「サルトーの凱歌」など複数のタイトルにまたがるファンタジー漫画シリーズ

いわゆる剣があって魔法が偏在している世界なんだけど、今のようにメラの上がメラミでメラミが強くなるとメラゾーマやまびこの帽子を装備したらメラゾーマ連発でめっちゃ強い、みたいな共通認識がない時代なので、世界設定に作者色が強く滲んでいる(巻末の歴史表および設定資料参照)。

オススメリンクしてある「魅猟龍人」。魅魔という悪鬼のようなものを狩る一族と、大陸中で迫害される龍族に生まれ魅猟に育てられた主人公の冒険譚。

1988-1993 嵐陵王 (www.mangaz.com/book/detail/50541)

  • 著者 : 篠原 正美, 伊吹 巡(原案協力)
  • 連載誌: ウィングス
  • 巻数 : 7

ビームとか飛行船とか出てくるけど、王宮とか飛行座とか聖武将とかファンタジー濃度が高い、ファンタジック時代風スペースオペラ

ちょっと増田の語彙では適切に紹介するのが難しいので、冒頭を引いてみる。

広大な星界に散らばる国々を「帝都」と称す専制国家が支配していた時代

『これが墓陵衛星「伊邪那美」か。星ひとつ墓にするなんざ気が知れねえな。』

『「星」というより岩の塊。小さいが造りはいい。気圧も重力も申し分ない。』

『これが”墓”とはね。』

『(こんなところに本当に”奴”がいるのか?)』

おわかりいただけたでしょうか。あんまりこういう漫画読んだことないけど、作者がこんな雰囲気好きなんだろうなーって思える。

なんていうか「デューン 砂の惑星」を初めて読んだ時の感覚といえばいいだろうか、SF的装置と非科学的なよくわからん概念が有機的に結合していて勢いがページから蒸れてくるような感覚。

架空時代物好きなんだーって人にオススメ

1988 PUSH♡桃園!! (www.mangaz.com/book/detail/70531)

力士と女子高生おかみもの。

少女漫画の彼氏側はかっこよくなくてはならないという不問律と脂肪と筋肉ドーンの力士でどう釣り合いをとったか。

答えは幕下イケメン力士だ! これならイケメンと脂肪のトレードオフにはならないぞ!

1990年代 月蝕夜合戦 (www.mangaz.com/book/detail/66591)

  • 著者 : 篠原 正美
  • 連載誌: 不明
  • 巻数 : 1

あらすじ

高校生の早弓は、たった一人の家族だった祖父の葬式の帰り、二年前に行方不明になった双子の兄 乙矢が斬り殺される幻想を見た。その瞬間、突然現れた黒い鎧武者に巨大な刀で斬りつけられた。目がさめると早弓の体は乙矢となっていた。しかも早弓が目を覚ました世界は現代の日本とは全く違う、戦国の世のような世界であった。兄の乙矢は二年前からこの世界で花敷の国の姫を守る衛士として生きていたのだった。
兄の最後の願い − 姫を守ってほしい − を守るために、早弓は姫の弟で総大将の夜光と共にさらわれた花敷の姫の救出に向かう。常識では考えられない九耀の死人兵や酷たらしい戦闘に、外見は男だが中身が少女の早弓は拒絶し苦しむが、国のため家族のため姉を助けるという夜光の真摯な思いに助けられ、次第に夜光に惹かれていく。しかし、乙矢(早弓の体)は姫と相思の仲であり、姫を無事助け出せれば国中に乙矢と姫の仲を示すこととなる。そして同時にそれは本当の自分を偽り生きていくことであるのだ。

時代伝奇ロマン漫画。いや増田にはBLの気はないと思っているんだけど、男の乙矢(中身は女)に向かって「幾度も思った。お前が女であればと。その度に自分が狂っている気がした。」なんて憔悴した顔で告げる夜光を見ると、なんか歪んだふわぁぁぁみたいな気持ちが湧き上がる。かと思うと男の体で殊勝な乙矢(中身は女)を見ると(少女として)いじらしいしかわいいし全力で応援する気持ちになるから不思議なもんだ。そう考えるとなかなかフェティシズムが詰まった漫画である

全200ページくらいのよくまとまっている中編なのでオススメ

1990-1991 白銀の魔狼 (www.mangaz.com/book/detail/46361)

諸事情により男子として育てられたノーランドの王女エスター(僕っ娘)が剣士ソール(女アレルギー)と術師テュール(男色家)を護衛に、自分の身代わりに魔狼に連れさらわれた乳兄弟を救いに行くのが一巻。彼らのその後を描いたのが二巻。一応タイトルにはサスペンスミステリーと書いてあるけど少女漫画

こういうのでいいんだよこういうので(その1)。なんとなくお姉ちゃんの本棚にありそうな気がする(姉いないけど)。面白い点を挙げるならば、ソールとテュールの友人同士のフランクなやりとり、男に迫られているエスターを見てエスター一筋のソールがやきもきする姿とか、つまり少女漫画フォーマットのものという他なくて、この気持ちがわかる人は読んでくれというしかない。

1991-1996 ルームメイツ (www.mangaz.com/book/detail/127351)

あらすじ

それぞれ違う人生を生きてきた還暦前の幼馴染三人 − 真面目な元小学校教諭の時世、お妾さんだった元芸者のミハル、専業主婦だったけど夫に愛想を尽かし家出してきた待子 − が共同生活を送りながら、第二の人生を支え合い暮らしていく話。

十年以上も前の作品になるけれど、オールドミスの老後や、熟年離婚、ワーカーホリック仕事人間の退職後問題など、家庭内問題を正面から書いていて好感が持てる。

どの部分も優しくて素敵なんだけど、増田的にオススメしたいのは、恋愛に恵まれなかった時世が、過去一度だけ思い合っていたかもしれない男性と第二の人生で再開し、不器用だけど優しく一緒に過ごそうと決めるところ。この元同僚の男性は妻に先立たれていて、その後同じ職場で出会った時世と再婚しようとしたけれど、子供に新しい母親なんていらないと反抗され再婚を諦めた過去がある。ところがその子供が成長し自分自身が子供連れの女性と再婚したことで、当時の父親の心境を理解して時世に昔のことを謝るシーンがある。とても普通なことなんだけどとても豊かだなって思った。

ウブな時世に、芸者だったために男の酸いも甘いも知り尽くしたミハルさんが寂しさを感じながらもアドバイスするんだけど、仲の良い幼馴染だけの間柄ではなくてこれから幸せになれる女性を羨み祝福する姿勢が中庸で凡庸でとても感じ入る。

1992-1996 BOOM TOWN (www.mangaz.com/book/detail/43191)

  • 著者 : 内田 美奈子
  • 連載誌: コミックガンマ
  • 巻数 : 4

感覚投入型の巨大VR空間「BOOM-TOWN」とその街を保守するデバッガたちのお話。

デバッガお仕事は、BOOM-TOWN に現れるノイズ(バグ)を発見して収束させること、なんだけど……実際は XYZ-P (NPC) のお悩み相談を聞いたり、BOOM-TOWN で自分の力を誇示するハッカーたちのやんちゃを懲らしめたりと何でも屋に近い。また BOOM-TOWN がメイン舞台と言っても、BOOM-TOWN での事件の原因追求のために現実世界でリアルハックを行ったりして、現実と地続きの二面性があってとても面白い仮想現実漫画。

BOOM0TOWN という仮想現実が普及した社会では、同じ人間より XYZ-P に感情移入してしまう人や、逆に人に恋をしてしまう XYZ-P がいたりして、人間もデータ化してVRに参加する以上 NPC と大差ないんだなって思える。

最後に、オススメポイント。主人公達デバッグ課はそれぞれが元ハッカーだったり英才教育施設出身だったりして、かなりプログラマ的な性格をしていてニヤニヤできる。特に、主人公(女性)が楽をするために自分の代わりに仕事(簡易デバッグ)をするボットを作ってサボっていたら、同僚に知らぬ間にボットモデルスキャンされてボディデータを把握されるという話は非常によかった。あとウィザード級のハッカーと BOOM-TOWN の中でマトリックスばりの戦闘をするんだけど、最終的にVRの中ではなくウィルスによる現実端末ハッキングハッカートドメを刺すところもリアルでよかった。

気がついたら内田さんの作品を紹介するのは二作目だった。多分この作者の乾いたユーモアが好きなんだと思う。

1992-1999 BREAK-AGE (www.mangaz.com/book/detail/45341)

作品ページの紹介より引用。

2007年。 超高速通信ケーブルで繋がれた電脳世界を舞台に、 自ら作成したデータ上のロボット(VP)に搭乗し、 戦いを繰り広げるリアルタイムバトルシミュレーションゲーム 「デンジャープラネット3」。 その名手、国府高専1年生の桐生は、 ある日、謎の巨大VP "ベンケイ"に大敗してしまう。 一体どんな奴が乗っているんだ!?── 隣町のコニーパレス(ゲームセンター)からエントリーしていた 相手VPのパイロットは、高校2年生の可憐な少女だった。 "ベンケイ"のパイロット、彩理に惹かれた桐生は、 トップパイロットプライドと彼女との交際を賭け、 新しいフルカスタムVP "九郎"で1対1の勝負を挑む。

この作品はデンジャープラネット(DP)に情熱を捧げる高専生たち若者の日々の物語。

この作品を読むと、ビデオゲーム同好会のみんなでワイワイしたり、 DP で勝利するために VP のカスタマイズに勤しんだりと、若い頃を仲の良い誰かと一緒に過ごすことができるというのはとても楽しいものだったんだなと思える。

主人公 桐生の周りの登場人物はみんな個性豊かで面白いんだけど、一番の際物は国府高専ビデオゲーム同好会の長船会長。私服として着ぐるみを毎日着てて国府高専のぬいぐるみ師の異名を持つ会長は、初登場時なんと二十二歳。まだまだ卒業したくないからという理由で計画的に留年しまくりである。さらには生粋のゲームマニアであるので、田舎を巡ってひなびた旅館に置かれているレトレゲーム(の基盤)を収集する旅(同好会の強化合宿)を開催したりと大変変人である。でも材料工学を専攻していてなおかつ構造力学にめちゃくちゃ詳しくて、 DP ではものすごい頼りになるところが実ににくい。

増田の中では、久我という過去に囚われたエンジニアと未来を純粋に見つめる桐生たちとのラストバトルがすごく良くて、ラストバトルの理想の一つになっている。 DP を遊んでいるいちユーザだった桐生が、彩理と出会い少しずつ業界に関わるようになり、 DP のユーザから DP の開発者となっていく。その桐生と彩理の目の前に最後に立ちふさがるのが、 DP に尊敬する人を踏みにじられ業界からドロップアウトした久我。このラストバトルのすべてが、若者たちによる閉塞しようとする未来の打破と過去の解放、まさに BREAK AGE を見事に描いている。

1992-1994 邪神ハンターピーチドラゴン (www.mangaz.com/book/detail/75041)

言わずと知れた魔夜先生の作品となります。

面白いので読みましょう。

一言いうならば、SFのうんちくがそこここにあり、独特の味気があるところが面白い

1992-1994 オパーリン (www.mangaz.com/book/detail/47381)

あらすじ

元気娘の一条あおこは温厚な生物教師の夜光先生が大好き。積極的に毎日しかける(お弁当を一緒に食べる)ものの、夜光先生はのらりくらりと柳の如し。しかしあるとき、いつも夜光先生が両手につけているオパールの指輪をこっそり自分の手にはめてしまったとき、突然人の心の声が、それどころか生き物全ての声が頭の中に流れ込んできた。
実は夜光先生は地球の化身で、先生がつけていたのは生物の声が聞こえるオパールの指輪だったのだ!
オパールの指輪を起点として、あおこの環境と夜光先生(地球)が交差していく。しかしその交差の先に待っていたのは……。

こういうのでいいんだよこういうので(その2)。

オパールの指輪をはめて、杉の木の話を聞いたり、カラスの恋愛相談に乗ったり、犬に占いをしてもらったりとのほほんとしてお話も多いのだけど、後半になるにつれて、(略)つまり地球がヤバイとなる。しかし漫画の主題が突き詰めるところあおこと夜光先生の関係性だからノープロブレムである。最後がとっても綺麗にセンチメンタルに終わるので読後感が大変気持ち良い。

友人の手入れが難しい花の世話を、先生に押し付けた時のあおこの名言を紹介しよう「平気 平気 先カンブリア紀から生き物育ててる人さ!!」

1993-1999 聖戦記エルナサーガI (www.mangaz.com/book/detail/74741)

あらすじ

聖剣により魔風から守られている世界、その世界の君主国アーサトゥアルの王女エルナは、王族の身でありながら全く魔力を持たないという稀有ではあるが異端の存在であった。
しかし世界の支配を進めようとするアーサトゥアルは、魔力を持たないがゆえに世界を支えている聖剣を引き抜ける唯一の駒としてエルナを利用しようとしていた。
支配を広げようとする自国に対して違和感を持つエルナだったが、一人の力では対抗することができなかった。しかしエルナを暗殺するために彼女の前に敵国の王子シャールヴィが現れたことで、世界を変えるために、自分の力でできること、成すべきことを成すために立ち上がる。

ちょっとSF風味が混じった剣と魔法のファンタジー

魔力がストック性だったり古代文明の遺産がSF的で独特の味があるファンタジー漫画

続編であるIIと合わせてどうぞ。

1993-1998 セキホクジャーナル (www.mangaz.com//book/detail/41301)

  • 著者 : 小坂 理絵
  • 連載誌: なかよし, るんるん
  • 巻数 : 4

あらすじ

個性豊かな関北高校新聞部は、霊能事件だったり恋の謎解きだったり、今日もあのネタこのネタと東西奔走。毎回締め切りに追われながらも、けっこう低俗なセキホクジャーナルを毎月発刊しています。

こういうのでいいんだよこういうので(その3)。

なんていうか安定感が半端ではない。そうそうこうなるよねと、筋書きも語りも全部頭に入っている落語を聞くような感じがするのは増田だけではないだろう。

なお、作品事情によりヒロインの相手役は眉毛が太い。しかしいい男である

1993-1997 轟世剣ダイ・ソード (www.mangaz.com/book/detail/74251)

クロスボーンガンダムで知ってた長谷川裕一作品。なんだかわかんないけど学校が丸ごと魔界へ飛んでしまったという漂流教室的な流れから始まり、わけがわからない内にいきなり敵がガンガン攻め込んでくるというハードな展開。

なんだけど、なんだかんだ7回だけ起動することができる超強力なロボット ダイソードに乗り込む熱血主人公や「サイバトロンかと思ったらモビルアーマーだわ」(自律型兵器かと思ったら搭乗型だったのねという意味)という名言を言い放ったオタク生徒会長(美人)のもと適度にシリアスに適度にコミカルにそしてちょっとエッチに進む。

長谷川作品はご都合展開などで設定を裏切ることはないし、当たり前を当たり前に描いているのでそういったこだわりが好きな人にはおすすめできる。

例えば超強力ロボット ダイソードは7回しか起動できないという制約から、一回起動したらパイロットが気絶したり寝落ちするまで気合い運用するとか、だけど無防備な会長と二人っきりになったせいでずっと悶々と完徹を続けていら、あっさりと「なぜならばナチュラルハイだからだー!」って叫んで貴重な起動回数を使ったりする主人公だったりして実によい。

ちょっとエッチで熱血な異世界漂流学園ロボット漫画である面白い

1994-1997 レニフィルの冒険 (www.mangaz.com//book/detail/64101)

立派な剣士を目指す少年カイル君が、魔法がダメダメけっこうワガママお気楽白エルフのレニフィルと、頼りになる酒乱の姉御こと黒エルフのシルカに振り回されるギャグ漫画。素朴な絵とハイブロウエルフギャグの落差が良い。

作中では、トールキンを含めたエルフの起源とか、エルフドワーフとの確執とかを描いていて、意外とファンタジー世界の基礎がしっかりしているところもグッドポイント

この増田は基本的にギャグマンガの激しい言動とか苦手でげんなりしちゃうんだけど、この作品はボケやツッコミがおとなしい(相対的に迫力がないとも言えるのかも)ので楽しく読めた。それにしてはひどく下品なネタもあったりするんだけどね(ケンタウロスがひっくり返ったときに腹側を見て「わー馬並み」とか)。

1996-2001 交通事故鑑定人 環倫一郎 (www.mangaz.com/book/detail/2201)

漫画図書館Zでだいたい通用する面白さの尺度として、巻数が長いほど面白いというのがある。

つまり18巻あるこの漫画は安定して面白い。あと長いのは奇面組(3年とハイスクール)かね。

内容は車に関する事件物。交通事故鑑定人の環倫一郎が、アメリカ全土を舞台に助手のクリスティーナを引き連れ(しばしば引っ張られながら)交通事故が起きた原因を解明していく。この説明だけだと地味な漫画かと思うかもしれないけど、いつも丁寧語で迫力がない環は実は、交通事故工学の博士号持つアカデミックポストだし、また過去に草レースでカミカゼと恐れられていたほどのドライビングテクニックを持つ元レーサーだし、かなりアメリカンアクティブである

ます間違いなく面白い

1999-2002 めもり星人 (www.mangaz.com/book/detail/44951)

透明感のあるSF連作。UFO を信じている少年や、時のエアスポットに落ちてしまった冴えない中年のサラリーマンなど、日常生活のふとした変わり目に立った人たちがメモリ星人を名乗る少女みーむと出会う、ちょっとふしぎな漫画。

みーむは会話の端々で古今東西の古典から引用する; 「恋愛の本質は自由である。」シェリー、「人生は芝居の如し」福澤諭吉、「みーん みんみんみんみんみん み〜〜〜〜ん」これは引用じゃないか……。

こんな、穏やかなんだけど、選べる選択肢には必ずよりよい道があって、だけどもどの選択肢を選んでも結局人生の無意味さに諦めを持てるような作風が増田の好みである

なお作中にインセストタブーの場面があるので、苦手な人はご注意。

あと、再読した時に解説を梶尾真治黄泉がえりで有名)が書いていることに気がついてびっくりした。

1999-2006 犯罪交渉人 峰岸英太郎 (www.mangaz.com/book/detail/45831)

警視庁刑事部特殊捜査課交渉班(重要犯罪交渉人)という、重大事件での交渉がメインの警察漫画。

テロリストによるハイジャック事件やイジメられた少女の飛び降りの説得、銀行強盗犯への投降の呼びかけなど、犯人の心の葛藤と向き合い、死傷者ゼロすなわち犯人の無事すらも絶対条件とし、人生を諦めた彼らを現実(社会)へ呼び戻す場面が実に迫力がある。

作中のセリフより重要犯罪交渉人の説明を引こう

「交渉人が目指す解決というのは 常に死傷者ゼロですから」

主人公である英太郎ちょっととぼけた頼りなさそうな顔(本人談: 僕の場合はこのルックス自体が罠なんだ)をはじめとして、マイペースでゴーイングマイウェイの臨床心理士 酒堂さん、暗くて怖くて渋い元捜査一課の平光リーダーなどユニークキャラクターが、ただでさえシリアス全振りになりそうな警察漫画にユーモアを添える。

あと、手書き輪郭線の柔らかい感じがたまらない。特徴的な図作りなんだけど意外と読みやすいと思う。また内容的にも、おそらくオウム事件を下敷きにしている新興宗教団体「メシアの号令」への強制捜査(最終章カルト編)は熱量がものすごい。

パワーがある漫画である

その2(http://anond.hatelabo.jp/20161223120504)に続く。

2016-12-21

エロ漫画コンドームちゃんと付けるやつ

何気取っていい子ぶってんだ

エロ漫画なんぞファンタジーなんだからガンガン生でやれ

エロ漫画性教育してんじゃねぇんだぞ

http://anond.hatelabo.jp/20161221114430

からすると、普段リアルで女が押し付けられがちな

「男を癒す母性溢れるヒロイン」「家事万能でそれを楽しくこなせる家庭的な女性」「夫への愛さえあれば無給で働かされても幸せを感じる専業主婦

と言う男の幻想を全て否定した上で、それでも怒らないし去らない男、

女が素を出してもそれを認めてくれる男、という、まさしくファンタジーな展開で終わったように思えた。

正直リアリティを考えると「問題先送りしただけで、いずれ話し合いで解決できない問題が起きた時にこの夫婦破綻するんじゃね」と思えるんだけども

そういう事を考えるのは野暮なんだろう。ファンタジーなんだから

原作ももうすぐ最終回を迎えるそうだけど、同じ展開になるのかな?

そもそも今までの展開もドラマと同じなのかどうかも知らないけど。

逃げ恥最終回で急に萎えたのは自分だけ?

※若干ネタバレ注意

逃げ恥が絶好調で幕を下ろした。

原作未読ながら、僕は家族(主に嫁)と一緒に楽しく視聴していた。

娘二人もYouTubeで「恋ダンス」を覚えて踊ったりと微笑ましい光景が広がっていた。

  

しかしだ。逃げ恥最終回を見終わってもなんだかモヤモヤしている。

というかそれまであった、他人恋愛を眺めてほんわかする感、がなかった。

原因は一つで、みくりの可愛らしさがあまり伝わってこなかったこと。

  

これまで彼女は津崎平匡の不器用、鈍感、強情、卑屈な側面に付き合ってなおかつ彼と一緒に

物事解決する姿勢を見せてきた。

あまつさえ彼の初々しさを気に入り可愛いとまで表現する心の広さ。

童貞こじらせた独りよがり男なんていくら年収あっても

ここまで付き合ってくれる女性現実にいないだろう、と僕は感心しきっていた。

この「男の弱さ」に向き合ってくれて、かつ逃げないでいてくれる女の子は可愛く見えてくる。

  

しかし、副業に手一杯となり津崎に冷たく接する彼女の姿があった。

それに自己嫌悪するのはいい。にんげんだもの

そして彼女は、止めにするなら今ですよ、と逃げ腰になる。

みくりの態度はまさにかつての津崎の姿であり、彼がみくりを慰めるのはなるほど成長の証でもあった。

  

んだが、なんていうかもにょる

津崎はみくりと一緒になるために慣れない家事をこなそうと頑張り始める。

失敗もあるだろう。それでも自分を変えようと前進した。

でも家事に取り組む津崎を褒めるみくりの姿が見当たらない。

変わろうとする彼の姿勢評価する彼女が居ない。

どうやったら家事が上達するだろうか?と考えるのがみくりのキャラクターじゃないの?

(確かぎょうざ作らせて、案外なんでもできそうとか言うてたやない)

いくら忙しいからってそこまで視野狭窄になるかなぁ。

  

まぁぶっちゃけると、みくりが定職について頭いっぱいになり津崎を放置する未来、というのが

垣間見えてしまったのが萎えたんだと思う。

ちょっとやそっとじゃ変わらないだろうから、面倒だなぁ、と感じてしまった。

話し合いも気力と体力がいるからね。

  

あとはダブルベットを置こうと提案する津崎に対し、別々がいいと言い切った彼女姿勢も後押しをしたね。

自分ルールはきっぱり通すという彼女らしさが現れている。

だけど今からイチャラブ生活を始めようと期待している津崎にそう言い切れるみくりの強さが

やっぱり面倒だなと思えてしまった。

  

僕は今まできっと彼女母性的な側面に癒やされていたんだ、とそのとき気づいた。

実際はそうではなくて、みくりは何事も真面目に取り組む人で、家事代行を全力で行った結果に

あのような素敵な奥様像を見せてくれたわけだ。

お金という対価がなくなった今、彼女のあの母性を感じられなくなるかもしれない。

愛情という動機では動かないみくりだから余計に。

  

これから津崎とみくりは何度も話し合いを重ねて夫婦を超えていくんだろう。

その点に続編への含みとかドラマ性がある。

だけどきっと今後は面倒な人間性の折衝があるんだろうなーと想像してきつくなってしまった。

そういうのはリアルで十分に体験しているのでファンタジーが欲しいのよ。

  

何が言いたいかというと

男は皆マザコンさー

2016-12-20

男だけど

そういうの男性ファンタジーだと思っていたのだけれど

理由をつけてゴーインに襲われる…ってシチュエーション

成人女性向けの作品でもけっこう描かれているんだよね。

はじめてレディコミ読んだときにすごく驚いた。

相手がいるいないというよりも、性癖問題なのだと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20161218053923

2016-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20161218233826

空挺ドラゴンズ、空挺ドラゴンズめっさいいですぜ。

一言で言うならば「ダンジョン飯」+「(原作)風の谷のナウシカ」という作品

あるいはファンタジー版の捕鯨船

 

ドラゴンと呼ばれる生物ナウシカラピュタのような飛空艇で狩って

狩ったドラゴンの肉やその体から捕れる素材を売りさばいて生活をしている

人々が描かれる作品だ。

2016-12-18

親が死んで、もうこの世にはいなんだなってふと思った。

ブラジルとかすごく遠いけどこの世にいてるということは会える可能性がある。

アレッポに住んでたとしても命があれば会えるかも。

隣町に住んでるのに会えない人もいるけど、まあでも会える。

この世にはいないんだなって簡単にいうけど重いよね。

可能性がゼロじゃないことを頼りに論説を繰り広げる人は多いけど、この世にいないってことは完全に論破できちゃう

死んだらまた会えるねっていうのは完全にファンタジーだけど、そういう夢を語らないとこの重さは重すぎるよね。

仏壇には笑ってる父親がいて、生きた痕跡の骨がそこにある。

あとは思い出。

おはようって声をかけてもなにも帰ってこない。

こう言ったらどう返してくるかな?って想像するだけ。

想像することによってより深く父親のことを分かるようになった気がする。

でもまあそんなのいまさら遅いんだけど。

2016-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20161213002005

いやこれはファンタジー宣言から別にいんじゃね?

女性の多い職場に行ってセクハラ受けなくなってフィギュア見てたら萌えが復活しました。良かったね♪ ってだけじゃん。

男同士の現実の内輪は綺麗じゃなくてショックで、女同士の内輪で夢を見てるの楽しいです、って話だろ?

GB関係ないし。


俺、看護士やってるけど百合萌えとか心底しなくなってさぁー、5年位前に転職したんだわ。それからゆるゆり見てたら再燃したねw

 …みたいな話だろ? 別に非難することじゃねぇよ楽しくやれよ。

2016-12-12

ユーリスポ根臭かったらただのスポ根として切っていた

私はスケオタとではなく、アニメも各季節ごとに2~3本見れたらいい名乗り難いアニオタである

声優や絵などで選り好みするのも悪いのだが、地雷が多いのだ。

たとえ声優監督、動きが綺麗であろうと、二次創作流行ろうとも、

バレーアニメ主人公の暑苦しさで悔し泣きしながら切るほどにスポ根が嫌いだ。

最近アニメにあるドキュメンタリーものも見た後には1日くらい鬱々としているのだ。

アイドル物のアニメがどれだけ流行ろうと壁を乗り越えうようという描写が嫌いすぎて見れない。

テレビドラマのようなキャラストーリーが苦手だと言えば伝わるのだろうか(怒鳴り声が嫌なのが大きいが)


私はただ声優と絵柄、Twitterでの盛り上がりぶりだけで1話の視聴をしたのである

スポ根ものにびくびく怯えながらつけた先で、あの滑らかで美しいスケート映像を見せられたのだ。


その後に衣装音楽、採点の話を聞いていた。

数話続いても崩れない各キャラスケートシーンを見ながら、丁寧につくってるように感じた。

キャラ自然だ。強要もしない、脅しもしない、ご都合主義も使わない。

本当にスケートって綺麗で素敵なんだ。好きって思わせてくれようとしているんだと思った。

ただただ説教がましいスポーツアニメでないことに感動と感謝を私はここで語りたいのだ。


本格スケートアニメを見たかったと嘆くスケートファンを知った。

事前にアンケートをとった話、そもそも本格スケートアニメであることを今知った。

しかに1クールではあれだけのキャラ大会シーンをまとめるので手一杯だったのだろう。

競技中以外もドキュメンタリーであったなら、もっと堅苦しいアニメになっていたと思うし、

ただのスポーツアニメだとげんなりして切っていたかもしれない。(本当に趣向なので申し訳ないが)

クールならゆとりは持てたのだろうが新作のアニメオリジナルで突然そこまで作る猶予がないのかもしれない。



愛について性についてで物議を醸している人もいた。

このアニメは悩まなくてはならないとされる性別の壁が、そもそも存在しているように見えない。

あの世界観にはLGBTという単語さえないように思う。盾にしようもないほどにない。

そういうところだけは本当にファンタジー世界になっていると思う。

から私はこのアニメ賛同否定も語れないのは確かだと思う。

その点も含めて重くなくすっきりした作りになっていると思う。もちろん腐女子であることを自負した上でのすっきりだ。

深夜に放送時間を選んだのは正解だったと思うし、PV男性人数で予知する人もいたらしい。

ただスケオタだったり、事前に感づかなかった人には衝撃的なのである腐女子もかなり衝撃を受けているのでなおさらである

そう思うと本格スケートという宣伝文句は危ういかもしれない。

追記

なんか複数コメントあるけどありがとうな!

せっかくだから通りすがりスポ根臭くないアニメおすすめでも書き込んでくれ!

2016-12-11

ガッキー童貞なのか

simplemind 逆。妄想癖があって人との距離感おかしくてタイミングを間違えまくる「童貞」が新垣結衣星野源ヒロイン新時代の男女のロールモデルであり男女逆転のファンタジー

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20161207120909

未見のときはへーと思ったんだけど、視聴してみると何いってんだコイツ感がひどい。

童貞」ってアクションが常にスタンディングなんだよ。みくりのように契約結婚的な何かを提案できないし、ハグ要求できない。心ではこうしたいというのがあるけどそれを言葉にして相手の反応を探ったり押したり引いたりという手練手管が一切できない。傷つくのを恐れて勝手に諦めたりする。そう津崎こそ類型的な「童貞キャラだ。

ブコメ元増田は「最高のタイミングキス」してることが童貞性を毀損してると嘆いているが俺はそう思わない。なぜなら津崎はみくりの感情を一切考慮せずキスに及んでるからだ。あれはたまたまみくりが津崎に好意を抱いてから許されてるだけであって、一般的恋愛においてアレは明らかに「アウト」だろう。いけるかいけないかということを牽制球を投げて確かめたり、許される雰囲気が出来上がってるか確認したりせずいきなりコトに及んでしまう思慮のなさがむしろ童貞」くさい。あのキスは「最悪のキス」ではあるけれども、ドラマが「最高のタイミング」に仕立て上げているところが凄いのだ。

あとついでに言っとくとブコメの「新時代の男女のロールモデルであり男女逆転のファンタジー」とかほんと噴飯モノ。ブクマラーは知らないんだろうが、あの手のヒロインの方から迫っていく関係性は少女漫画じゃわりと類型的(『逃げ恥』の原作少女漫画)だ。『ベイビィ★LOVE』の有栖川せあら、『天使なんかじゃない』の冴島翠、『片道切符』の中園麻里。他にもいくらでもいると思うし、恋愛バランスヒロイン<男な分、ヒロインの行動に距離感がなかったり突拍子もなかったり、ついでにいえば途中で疲れて男の前から姿を消すのもみんなだいたいやる。みくりの行動はある種、少女漫画王道といっていい。

ただ無知なだけなのに「新時代の男女のロールモデルであり男女逆転のファンタジー」とドヤってしまえるブクマラーはほんと恥ずかしいやつだが、自分のアタマで考えずにスターを次々つけていくやつも大概はずかしい。はてブにはやっぱ低能しかいないのな~。

2016-12-09

http://anond.hatelabo.jp/20161209171643

その共感する際に小さな事柄を吸収して削除して自分の利になる形で反応することが

まさに体験(経験)する前に歴史を読むことで転ばぬ先の杖としているんだけど理解してんの?

自分経験論は実証されたものを礎にしてるって言ってるけどこの増田母は実証例がいくつもあるにも関わらず理解しようとせず

この増田だってそういった歴史に対して共感してないじゃん。

自分共感しようとしてないくせに他人には無条件で共感して欲しいって心の表れでしょ。

からメンタル案件だっつってんだよ。

歴史に対して差異を削除して共感することができることと、

他者に対して似たような経験を持つことから差異を削除して共感することができるのは大して違いがないんだが。

要は自分という個をどこまで消して他者感情移入できるかで思い入れが変わるだろ。

人間の根源的な快・不快喜怒哀楽が備わってれば差異を削除して移入するだけで実体験の有無にかかわらず感情移入ってもんはできるから

違うというならなんで実際に存在しないファンタジー世界キャラを見て泣いたり笑ったりできるんだよ。

ワンピ読者舐めてんのかお前は。

そこに等価の苦労も経験もないっちゅーねん。

相手にそれを求めようとすんのは控えめに言ってキチガイから

同じ経験とか送れるわけねーだろ。

あるのは類似だけだ。

類似なら歴史いくらでもあるから別にてめーの経験じゃなくていいわけで。

結局、この増田母は自分他人の心を理解する上で自分差異を削除するテクニックが幼稚だから実体験が全てだと悟ってしまってるだけの話。

からメンタル案件だっつってんだよ。

奨学金返せなくて辛いなんて借りたことないやつだってどれくらい辛いか分かるっつーの。

自分実体験持ってるから分かる分からないっていうのはアホ。

想像力が圧倒的に足りてないだけ。

それを人のせいにすんな、常識だと吹聴するな。

個人的馬鹿なだけだ。

2016-12-07

童貞逃げ恥を見た感想

真面目に語るのもアホらしいけど、モヤモヤしてるので思いつくままに書いておく。


例えば、フィクションにおける女は、いい印象を持つ男が自分に対して定期的にアプローチしてくるもののその本心は分からず、

そのために相手のことを考えてドキドキするとともに徐々に肥大化する恋心と現実との乖離に疲れ果てたその時、

突然のキスといった予想外の衝撃を受けると落ちる、と仮定する。これを「フィクションにおける恋の法則」とする。


これのために男が越えなければいけないハードルは、①いい印象を与える②定期的に会う③気持ちは隠す

アプローチはする(ドキドキさせる)⑤焦らしに焦らす⑥でもタイミングは逃さない⑦最高のタイミングキスをする、の7こ。

童貞にとっての特に難しいのは全部。なかでも⑥、⑦。


なぜなら、童貞はまず好きか嫌いか自分でもよくわからない女にはアプローチをしない。

そして好きな女にアプローチをする時は基本好き感が出まくる。そして相手気持ちなんて全くわからない。

さらに焦らすどころか初っ端にいきなり告白する。あるいは拒絶されるのが怖く徹底してタイミングを逃し続ける。

相手気持ちを念入りに確認するまではキスなんかできない。


逃げ恥は、星野源の見た目によって①を、契約関係によって②と④を、童貞ゆえの不器用さによって③と⑤を、

なんとか成立させてはいたが、⑥と⑦は単にヤリチン見えざる手によって解決させてしまった。

星野源完璧タイミングキスし、ハグする。⑥と⑦こそが童貞に立ちはだかる難問であるというのに…。


では、この⑥と⑦をどう解決すればよかったのか。あらゆるメロドラマは、

この種の取り返しのつかなくなった想いのすれ違いに(基本的にはヤリチンが)気づいた瞬間から

それを取り返す(例えば女が乗る飛行機の出発に間に合いキスするとか、結婚式に乗り込んで攫うとか)ことができるのか、

という試みを映画的とかドラマ的としか言いようがない瞬間や演出の力を借りながら幾度となく繰り返してきた。


果たして童貞タイミングを間違えまくっても、逸しまくっても⑥、⑦は解決し、恋が成就するのか、

あるいは、新時代の男女のロールモデルを描くドラマならば、この「フィクションにおける恋の法則自体過去のものとして更新してしまうのか、

俺はそれを期待して見ていた。でも、逃げ恥童貞男は結局下手なヤリチン同様の正解行為を瞬間や演出の力も無いままに再生産してしまった。

星野源根拠も無いままに完璧タイミングで「キス」や「ハグ」の正解を出し続ける。


結局、あのドラマ童貞になんか興味なく、星野源ファンファンタジーなんだろうけど、

そこらへんの面白さみたいなものもっと描けてたら良かったのにな―、もったいないなー、と思った。

2016-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20161205155103

それもう揚げ足取りに堕してるでしょ。

あえて言うならACは「遠い未来地球です」と言われて違和感はない。

まあ、そういうと指輪物語も設定上は遠い過去地球の話だから・・・という話になって、

そのあたりの区別が難しいかファンタジーSFの切り分けが困難になってるわけだけどな。

http://anond.hatelabo.jp/20161205153548

どうしてそこまで小説投稿サイト推しw

いやいや、小説投稿サイト作品だろうが、

「いわゆる中世ファンタジー実質的に近現代ファンタジー」と言われるくらい、

近代的な統治組織教育機関生活水準に、あるいは機械文明まで混じってきたりするのが、現在ファンタジーだろ。

http://anond.hatelabo.jp/20161205152143

FFは「ファンタジーメインでSF要素あり」だろ。

いつからSFメイン」になったんだよ。

ファンタジーSF定義論なんてとうていやりたいとは思わないけど、

からこそ「一般的にそう言われる」はありえないな。

http://anond.hatelabo.jp/20161205151641

世界舞台でもSF要素が混じってればローファンタジー、なんて聞いたことないよ。

この現実世界舞台でないファンタジーはすべてハイファンタジーだし、それが一般的用法だよ。

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