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はてなキーワード: インセストとは

2023-12-15

なぜ親子同士は性の話を(まじめな目的でさえ)したがらない傾向があるの?

不思議じゃね?同じ家族関係でも夫婦そもそもいやらしいことするのが行為レベルでむしろ前提だから話はなおのことして当たり前。

なのにこれが親子関係になるとダメ。奇妙だよね。この抵抗感はどこからくる?

・血がつがなってるからインセストタブー拡大解釈で話すらダメに感じてしまう?

・年齢が低いから?(でも成人しても親子関係だと話したがらないよね)

なんでだろーなんでだろー合理的に考えようとすると奇妙すぎるよー。

2023-12-09

anond:20231208083950

最初保護者目線から入ると恋愛対象として認識しづらい」という現象(※)は確かにあると思うので、ラスト増田のほろ苦い感慨も含めて普通に共感できる。

もちろん、そういう「微妙恋愛未満」の状況自体が、傍から見れば当人たち以上に露わになっている部分があると思うので、周囲の反応も仕方なかったのではという気もする。たぶん、いくら説明しても、「彼女以外の女性と一緒に暮らしてるらしい」「いや、病弱のいとこだから」「いとこと恋人みたいに暮らしてるの?!余計悪い」みたいな風にしかならなかっただろうし。

ただ、元増田批判する増田諸氏の反応にほの見える「近親相姦憎悪」の感情がすげーなと思った。お前ら自分ミリ関係ないよそのおうちの親戚事情感情爆発させすぎじゃね、って。

思うに、インセストタブーってその発生の淵源から考えれば、部族親族の縛りが薄まった現代社会ではほぼ意味無い風習と思われるんだよね。でもその割に根強く生き残ってる。これって、あるいは男性恐怖又は男性嫌悪(ミサンドリー)の感情親和性が高いからかなあ(つまり、身近な親族男性から恋愛感情を向けられることに対する恐怖又は嫌悪)……みたいなことを以前増田に書き込んだんだが、それを思い出したよ。

※この現象って、たとえば上司部下とか疑似親子とか教師との恋愛ものとか、そういう「立場に差がある状態から恋愛ドラマなんかでは定番スレ違い設定だよね。立場上の側が自己恋愛感情に気付くまでの本人のもやもやに、読者が傍目で「それってもう恋愛やん!」みたいにもやもやするの自体エンターテインメントみたいな。「葬送のフリーレン」のヒンメル・フリーレンの関係にもちょっとそういうとこがあるよね。

2023-10-10

インセストタブー

成り行き上やってしまった先週金曜日の妹とのえちえちは気持ちよかった。俗にいとこ同士は鴨の味などというが、いとこ以上に形質が似るにだろうから、オレのおにんにんと妹のまんまんがフィットしたんだろうな。お互い激しく気まずくなってしまったのでもうやらんが。

2023-03-31

anond:20230331194730

レモンインセストという曲ですか。知らなかった

まあ、日本人外国人から変態扱いされている感じですけど、フランスこそ筋金入りでしょ

あらゆるエロ性癖発祥の地じゃねえのか

2023-02-02

anond:20230202150638

インセストタブーなんて文化的な物でしょ

近親交配なんて動物には珍しくないし

人間もいくつも例がある

2022-10-08

anond:20221007200930

婚姻とは贈与だからで、グループ内の贈与では社会経済が回らないから、社会はそれをよしとしない。インセストタブー本質はそこにある。

金銭けが経済ではなく、人と人とのつながり、人脈も財なのだ。だから、他の氏族グループに属するもの同士の婚姻は、それに伴う人脈を飛躍的に増加させ、結果として社会全体の財を増大させる効果があると期待される。従って、それらの婚姻を、社会全体には祝い、称賛し、保護する動機がある。この点については、同性婚であっても同じ効果が期待できる。しかし、近親婚にはその効果が一切期待できないし、それどころか(一般禁忌とされてきた長い歴史のせいもあるが)、あえて従来の人間関係を閉ざして内部に閉じこもり、結果的社会全体の財を喪失させる可能性がある。つまり社会には近親婚を推進する動機がない。

考えてみてほしい。人口100人の二つの村があるとする。その中で、片方は近親婚が基本で、もう片方ではそれが一切行われていない。前者では家族が基本の単位となって村内はバラバラ人間関係希薄なまま、どころかどんどんそれが進行していくだろう。後者の村ではどんどん親戚関係が広がり、開放的人間関係が盛んになっていく。100年後に二つの村がどうなるか。それを考えたら、社会が近親婚を推進しない理由、そして、それが同性婚とは異なる理由理解できるだろう。

2022-06-17

anond:20220617131126

フェミニストプロフィールヤバい

見るだけでもないみーちゃん🦖(弁えないリツイート)🌵

@_mirudake

no more 女性差別!/ ジェンダー解体されるべき/ sex is real / 一介のgender criticalで反TRA / 小さい輪を作って目的ごとに連帯するのが良いのではないかなと最近思ってる🍇 /烏合の衆の一人でいたいタイプです/2022.02オミクロン感染

Sophie

@XXfifXX

生物物理勉強する大学院生右翼でもなく左翼でもないただのラディカルフミニスト。脱コル4B 反出生 GenderCritical 打倒家父長制のために、装飾・結婚出産性交売春をやめましょう 性自認存在しない / / / Die Sonne scheint weiter.

Walter

@_how_dare_u_

この世に疲れきったアンチ出生・ミサのL

タコせんジャズ

@seikenkoutai46

政権交代を切実に願い、行動もするオタクが嫌いなオタク表現の自由戦士⋈・表自オタ共による言論弾圧表現規制営業妨害監視アカウントアンチフェミと称し、自分らを透明化する『女性嫌悪者(ミソジニー)』ウォッチャー。 #岸田インフレ は悪いインフレ

4B

@R706025806

❌ヤニカス ❌子連れ ❌家父長制

九鬼(くき)

@corgen1212

もう黙ってられん。性暴力性差別選択夫婦別姓などについて発言するマイルドフェミニスト強制的夫婦同姓反対 女性同士連携しよう。声を上げよう。男もそろそろ声上げてくれ。 #経口中絶薬の高価格設定に反対しま女性専用スペースを守りたい。女子トイレは誰でもトイレじゃないです。#IStandWithJKRowling4B

れもん

@GYbwZ3c0XAPucIB

Y染色体無理ミサンドリスト.反出生主義反出生賛美.被虐待.フォロー非推奨.人生疲れたやめたい

💛🛸SANA🚀💛

@PV1a8RpYbr4EtPu

#女湯における男児年齢制限のより一層の引き下げを求めます女性女児安全を守りたい。 全ての女性安心して過ごせるような環境になりますように。 ※3歳未満の幼児は男女共に湯船で粗相してしまう恐れがある為、公共の浴場は控えましょう。 【性犯罪者製造するの辞めてください!STOP!性犯罪者製造🤚】

だすとぼっくす

@5353_8585

ADHD / ASD / APD / 鬱様症状(未受診) / 毒親持ち / フェミニズム / コンプレックス(学歴性別) / 情緒障害児短期治療施設児童養護施設出身 / 成人済み(20) / 反出生 #ADHD #ASD #発達障害

もぃもぃ

@npnp1032

男♂はクソほど嫌いなのでフォローすんな寄るな来るな帰れカス。たまに小説を書いていますインセストタブーが好き/読書映画鑑賞趣味

金寄こせ

@SchFRMw6TV1Yltv

フォローするとブロックします。 職場旅行者 永遠参与観察者 #LGBT法案から性自認を削除して下さい #厚労省職場女性トイレをなくすな

2022-06-05

anond:20180714203618

近親相姦禁止規定は、子どもを扱う職業倫理規定に似た意味のあるものだと思っている。つまり、まさに増田が書いているように、

大体そのリスクを考えるなら、「家族が一緒に暮らすということがリスクである」、という考えになる。つまり、年頃の未成年はすべて隔離する、ないしは家庭に監視をつけるといったことをしなければいけなくなる。もっと突き詰めれば、誰かが他の誰かと暮らすのは危険、という考えになるのではないだろうか。本当にそれが皆が望む世界なのだろうか。

という話に等しい。考えてみてほしい。よその子を預かるとき、同性の子供ならともかく年頃の異性の子である場合、親はかなり気を使い、場合によっては断るだろう。なぜか。それは潜在的にそこに恋愛性的交渉相手となり得るという前提が潜んでいるからであり、そのことへの配慮社会的要請されるからである。何も考えずに預かって「何かあった」場合保護者としてあまりにも無責任だとの社会的批判を避けられないから「配慮」する。それは、おおむね弱者となりうる側の性の子供(つまり女子自身においても同様で、自分の身を守る観点から、同年代の「家族以外の」異性との接触には一定制限社会的要請され、それを逸脱すると社会的批判さらされることになる。


分かりやすく言おう。要するにな、「お兄ちゃん」が「恋愛セックス相手になる」ことが前提となっている社会では、女の子は家の中でも外と一緒で「安心」できないんだよ。その心理的安全性を確保するために、インセストタブー有効機能していると考えるのは、現状においてはじゅうぶん妥当だ。よく言われる遺伝問題、あるいは、前近代的な族間の贈与と交換の論理といった問題とは別次元の話として、今日においてもなお近親婚に忌避があるのは、それが理由だと言えるだろう。男性からはあまり見えてない問題なので、増田のような疑問をもつ心理は分からなくはないが、増田以外の場でこんな話を持ち出せば明らかにヤバい男性認定されるので(いちいち理由を言いはしないだろうが)気を付けた方がいい。

2022-02-02

インセストタブー

失敗を経験した人がいたからこそタブーなんだぞ

しかタブーのもとになったカップル奇形児生んでも性欲に負けて延々にやってた可能性まである

2020-05-26

anond:20200525234934

誰得かと言われたら俺得だな

実際の近親者が好きなんじゃなくて、インセストタブーを犯させてる背徳感がいいんじゃよ

2020-01-25

「文学ならなんでもあり」はもう時代遅れ ある編集者の告発

タイトル意味不明なんだが。

この作家児童性的搾取したのは「文学」ではなくただの事実では?

とはいえ未成年性的虐待や小児性愛事件文学界に限らず、さまざまな場所でいまでも起こっていることだ。自身も実父から性的虐待を受け、『インセスト』(未邦訳)という著書のある女性作家クリスティーヌ・アンゴは、ラジオ局フランスアンテール」の番組に出演し、今回のことが文学界だけの問題と捉えられることのないように訴えた。

記事中でも言及しているのに、何のつもりでこういうタイトルをつけるのかわからない。

2017-09-11

https://anond.hatelabo.jp/20170910195114

財閥資産分散せず豪族形成するために近親婚を繰り返させる」ことが社会的にまずいのは分からんでもないが、「そのため、意に沿わない一族結婚を強いられる人がでる」という理由は、現に「意に沿わない一族結婚を強いられる人」が出ている現在において、是とはしづらいだろうな。

まあ、財閥内においても、近親婚されたら逆に「縁戚関係を広げるチャンスが失われる」から「近親婚をさせない」という発想だってあり得るだろうし、どうせ財閥同士が巨大に結びつくことを社会学的に禁じる方法なんてないんだから、そこは心配しても同じなような気がするなあ。


近親婚、問題あるとすればせいぜい「発想がヒキコモリのそれ」ということぐらいかなあ。つまり世界が狭い。とはいえ、まあ狭い島国に引きこもって同質な民族内での婚姻をひたすら繰り返してきた国の人間がうだうだいっても、そもそも説得力が低いつーのはある。むしろ王族からしてそういう婚姻繰り返してきたこの国で、それでもインセストタブー感覚的に正しいとされてきた理由はなぜか、そこを問うてみた方がよいと思う。

2017-09-09

https://anond.hatelabo.jp/20170908230300

インセストタブー (Incest Taboo) とは近親相姦タブー禁忌)のことを指す

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC

ゾロアスター教では近親婚はむしろ最高の美徳として考えられていた(フヴァエトヴァダタ)。

ジャワのカラング族などでは母と息子の結婚許可されていたり、ビルマカレン族などでは父と娘の結婚許可されていた

エジプトでは古代王族のみならずかつては庶民兄弟姉妹結婚していたという

日本では夜這い伝統性教育の一環として適当初体験相手がいない場合母親父親相手を務めることもあったという

いろいろ面白い

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その1

漫画図書館Zがリニューアルしたし、年末だし、Jコミ時代から今まで読んできて面白かったZオフィシャルの漫画を紹介するよ。

匿名である以上筆者のパーソナリティに依存するランキングをつけても無価値なので、年代順に列挙する。参考にしたのは、作品本体、著者のホームページメディア芸術データベース (https://mediaarts-db.jp/mg/) および Wikipedia。画像がないので説明文多め。あと参考までに連載誌情報も分かった分だけ添えとく。

なお、増田はあんまり漫画を読まないので、この作者は有名とかこの作品は名作とかほとんど知りません。それと投稿制限のため作品ページには直リンクしていません。手間かけさせてごめんね。http か https でアクセスしてね。

1983-1987 赤々丸 (www.mangaz.com/book/detail/75161)

猫型のネコン星人と共存社会を作っている、近い未来の地球を舞台にしたコメディーSF。

人間たちに虐げられているネコン星人が自由のために蜂起する話がメインストーリーだけど、漫画の核心はめね田や猫田たち無軌道(猫)大学生たちの傍若無人っぷりを鑑賞することだと思う(特にモーガン所長がひどい目に合わされるところ)。

1986-1989 弥生!! (www.mangaz.com/book/detail/43871)

  • 著者 : 河内 実加
  • 連載誌: ちゃお
  • 巻数 : 8

ずばり少女漫画。ちびなのに馬鹿力で一人称が「オレ」の女の子 弥生と、弥生のことが大好きなのっぽでラグビー馬鹿の陸、通称バイオレンスコンビをめぐるラブストーリー

陸の方は一途に弥生を思っているのだけど、鈍感で男勝りな弥生は陸を親友としか思っていなくて、いつも悶々させられる陸。やっぱり男の片思いはいいわ。頭の中の箸が進むすすむ。

少女漫画の醍醐味と言えば恋する二人の関係性の変化なんだけど、この作品では、恋愛に無頓着な弥生が、何ものにも代えがたい陸と一緒にいるために、悩んだ末に親友から恋人という関係性の変化を受け入れるところがぐっとくる。恋人となることを受け入れた弥生だけど、陸とはずっと親友関係だったから、急に恋人関係(デート、キス)を求められて戸惑う。その弥生の戸惑いを汲んだ陸が自分が暴走していたと反省するところもいい。二人の幸せは一人と一人の幸せの足し算ではなくて、二人でいることでしか見えてこない幸せのことなんだと思う。

漫画が終わっても、この二人はきっと大丈夫だと思える少女漫画はいい少女漫画だ。

1987-1990 クラリオンの子供たち (www.mangaz.com/book/detail/45041)

超能力者として戦争のために育てられた子供達「クラリオンの子供たち」をはじめ、冷凍睡眠から目覚めてみれば地上で最後の生き残りとなっていた少年が、電話でマザーコンピューターにグチ垂れる「THE DAY AFTER CARE」など少年少女がメインのSF短編集。

廃棄された街の底で他人の赤子を身ごもる出稼ぎ代理母達が、中東の政治対立に巻き込まれる「マザーズタウンラプソディ」がおすすめ

ちなみに宮崎駿があとがきで絶賛している。なおハードなSFがよければこちらをどうぞ。

ARMS (www.mangaz.com/book/detail/43001)

女王蟻 (www.mangaz.com/book/detail/3901)

1987-1988 ゆめのかよいじ (www.mangaz.com/book/detail/43881)

タイトル通り、古びた町の古びた校舎を舞台に、転校生の少女とノスタルジックな夢が交差する漫画。

あらすじ

夏休みのある日、古びた町に転校してきたばかりの宮沢真里は、校舎の中で謎の少女に帰ってきたのと抱きしめられた。その少女は、真里が転校してきたころ偶然目撃してしまった、古びた教室で自らを慰めていた少女 岡部梨絵であった。梨絵と恋人同士になった真里は学校で、原っぱで、古びた路地で、幻想的なときを過ごす。

古い作品なんだけど、色褪せない艶みたいなものを感じる良作。正直はじめて読んだ時、過去にこんな作品があったなんてと、かなりショックだった。

作中にこんなやりとりがある。

梨絵「手沢(しゅたく)って言葉があるわ」

真里「聞いたことある」「よく使われたりさわられたりした木が つやつやに光ってくるようなことでしょ?」

梨絵「そう ここにはいっぱいあるね そういうのが」

まさにそんな作品。

また、田舎の学校の垢抜けない感じがごく自然に表現されていて、増田的には恩田陸の「蛇行する川のほとり」とか「六番目の小夜子」が思い出された(わかる人には伝わってほしい)。

キャラクターとしては真里のちょっとふてぶてしくてまっすぐな性格がよい。友達に対してはおおらかで若者らしく愛する人にはまっすぐ好きと伝える。その全てが自然体で、漫画を読んでいるとまるでどこかに古い学校があって真里が今でもそこにいるような気がしてくる。

レズビアン行為の描写があるので苦手な人は注意ね。

1988-1991 ティリニア・シリーズ (www.mangaz.com/book/detail/41582)

ティリニアという架空の大陸を舞台に「魅猟龍人」や「マジシャンロード」、「サルトーの凱歌」など複数のタイトルにまたがるファンタジー漫画シリーズ

いわゆる剣があって魔法が偏在している世界なんだけど、今のようにメラの上がメラミでメラミが強くなるとメラゾーマやまびこの帽子を装備したらメラゾーマ連発でめっちゃ強い、みたいな共通認識がない時代なので、世界設定に作者色が強く滲んでいる(巻末の歴史表および設定資料参照)。

オススメリンクしてある「魅猟龍人」。魅魔という悪鬼のようなものを狩る一族と、大陸中で迫害される龍族に生まれ魅猟に育てられた主人公の冒険譚。

1988-1993 嵐陵王 (www.mangaz.com/book/detail/50541)

  • 著者 : 篠原 正美, 伊吹 巡(原案協力)
  • 連載誌: ウィングス
  • 巻数 : 7

ビームとか飛行船とか出てくるけど、王宮とか飛行座とか聖武将とかファンタジー濃度が高い、ファンタジック時代風スペースオペラ

ちょっと増田の語彙では適切に紹介するのが難しいので、冒頭を引いてみる。

広大な星界に散らばる国々を「帝都」と称す専制国家が支配していた時代

『これが墓陵衛星「伊邪那美」か。星ひとつ墓にするなんざ気が知れねえな。』

『「星」というより岩の塊。小さいが造りはいい。気圧も重力も申し分ない。』

『これが”墓”とはね。』

『(こんなところに本当に”奴”がいるのか?)』

おわかりいただけたでしょうか。あんまりこういう漫画読んだことないけど、作者がこんな雰囲気好きなんだろうなーって思える。

なんていうか「デューン 砂の惑星」を初めて読んだ時の感覚といえばいいだろうか、SF的装置と非科学的なよくわからん概念が有機的に結合していて勢いがページから蒸れてくるような感覚。

架空時代物好きなんだーって人にオススメ

1988 PUSH♡桃園!! (www.mangaz.com/book/detail/70531)

力士と女子高生おかみもの。

少女漫画の彼氏側はかっこよくなくてはならないという不問律と脂肪と筋肉ドーンの力士でどう釣り合いをとったか。

答えは幕下イケメン力士だ! これならイケメンと脂肪のトレードオフにはならないぞ!

1990年代 月蝕夜合戦 (www.mangaz.com/book/detail/66591)

  • 著者 : 篠原 正美
  • 連載誌: 不明
  • 巻数 : 1

あらすじ

高校生の早弓は、たった一人の家族だった祖父の葬式の帰り、二年前に行方不明になった双子の兄 乙矢が斬り殺される幻想を見た。その瞬間、突然現れた黒い鎧武者に巨大な刀で斬りつけられた。目がさめると早弓の体は乙矢となっていた。しかも早弓が目を覚ました世界は現代の日本とは全く違う、戦国の世のような世界であった。兄の乙矢は二年前からこの世界で花敷の国の姫を守る衛士として生きていたのだった。
兄の最後の願い − 姫を守ってほしい − を守るために、早弓は姫の弟で総大将の夜光と共にさらわれた花敷の姫の救出に向かう。常識では考えられない九耀の死人兵や酷たらしい戦闘に、外見は男だが中身が少女の早弓は拒絶し苦しむが、国のため家族のため姉を助けるという夜光の真摯な思いに助けられ、次第に夜光に惹かれていく。しかし、乙矢(早弓の体)は姫と相思の仲であり、姫を無事助け出せれば国中に乙矢と姫の仲を示すこととなる。そして同時にそれは本当の自分を偽り生きていくことであるのだ。

時代伝奇ロマン漫画。いや増田にはBLの気はないと思っているんだけど、男の乙矢(中身は女)に向かって「幾度も思った。お前が女であればと。その度に自分が狂っている気がした。」なんて憔悴した顔で告げる夜光を見ると、なんか歪んだふわぁぁぁみたいな気持ちが湧き上がる。かと思うと男の体で殊勝な乙矢(中身は女)を見ると(少女として)いじらしいしかわいいし全力で応援する気持ちになるから不思議なもんだ。そう考えるとなかなかフェティシズムが詰まった漫画である

全200ページくらいのよくまとまっている中編なのでオススメ

1990-1991 白銀の魔狼 (www.mangaz.com/book/detail/46361)

諸事情により男子として育てられたノーランドの王女エスター(僕っ娘)が剣士ソール(女アレルギー)と術師テュール(男色家)を護衛に、自分の身代わりに魔狼に連れさらわれた乳兄弟を救いに行くのが一巻。彼らのその後を描いたのが二巻。一応タイトルにはサスペンスミステリーと書いてあるけど少女漫画

こういうのでいいんだよこういうので(その1)。なんとなくお姉ちゃんの本棚にありそうな気がする(姉いないけど)。面白い点を挙げるならば、ソールとテュールの友人同士のフランクなやりとり、男に迫られているエスターを見てエスター一筋のソールがやきもきする姿とか、つまり少女漫画フォーマットのものという他なくて、この気持ちがわかる人は読んでくれというしかない。

1991-1996 ルームメイツ (www.mangaz.com/book/detail/127351)

あらすじ

それぞれ違う人生を生きてきた還暦前の幼馴染三人 − 真面目な元小学校教諭の時世、お妾さんだった元芸者のミハル、専業主婦だったけど夫に愛想を尽かし家出してきた待子 − が共同生活を送りながら、第二の人生を支え合い暮らしていく話。

十年以上も前の作品になるけれど、オールドミスの老後や、熟年離婚、ワーカーホリック仕事人間の退職後問題など、家庭内問題を正面から書いていて好感が持てる。

どの部分も優しくて素敵なんだけど、増田的にオススメしたいのは、恋愛に恵まれなかった時世が、過去一度だけ思い合っていたかもしれない男性と第二の人生で再開し、不器用だけど優しく一緒に過ごそうと決めるところ。この元同僚の男性は妻に先立たれていて、その後同じ職場で出会った時世と再婚しようとしたけれど、子供に新しい母親なんていらないと反抗され再婚を諦めた過去がある。ところがその子供が成長し自分自身が子供連れの女性と再婚したことで、当時の父親の心境を理解して時世に昔のことを謝るシーンがある。とても普通なことなんだけどとても豊かだなって思った。

ウブな時世に、芸者だったために男の酸いも甘いも知り尽くしたミハルさんが寂しさを感じながらもアドバイスするんだけど、仲の良い幼馴染だけの間柄ではなくてこれから幸せになれる女性を羨み祝福する姿勢が中庸で凡庸でとても感じ入る。

1992-1996 BOOM TOWN (www.mangaz.com/book/detail/43191)

  • 著者 : 内田 美奈子
  • 連載誌: コミックガンマ
  • 巻数 : 4

感覚投入型の巨大VR空間「BOOM-TOWN」とその街を保守するデバッガたちのお話。

デバッガお仕事は、BOOM-TOWN に現れるノイズ(バグ)を発見して収束させること、なんだけど……実際は XYZ-P (NPC) のお悩み相談を聞いたり、BOOM-TOWN で自分の力を誇示するハッカーたちのやんちゃを懲らしめたりと何でも屋に近い。また BOOM-TOWN がメイン舞台と言っても、BOOM-TOWN での事件の原因追求のために現実世界でリアルハックを行ったりして、現実と地続きの二面性があってとても面白い仮想現実漫画。

BOOM0TOWN という仮想現実が普及した社会では、同じ人間より XYZ-P に感情移入してしまう人や、逆に人に恋をしてしまう XYZ-P がいたりして、人間もデータ化してVRに参加する以上 NPC と大差ないんだなって思える。

最後に、オススメポイント。主人公達デバッグ課はそれぞれが元ハッカーだったり英才教育施設出身だったりして、かなりプログラマ的な性格をしていてニヤニヤできる。特に、主人公(女性)が楽をするために自分の代わりに仕事(簡易デバッグ)をするボットを作ってサボっていたら、同僚に知らぬ間にボットモデルスキャンされてボディデータを把握されるという話は非常によかった。あとウィザード級のハッカーと BOOM-TOWN の中でマトリックスばりの戦闘をするんだけど、最終的にVRの中ではなくウィルスによる現実端末ハッキングハッカートドメを刺すところもリアルでよかった。

気がついたら内田さんの作品を紹介するのは二作目だった。多分この作者の乾いたユーモアが好きなんだと思う。

1992-1999 BREAK-AGE (www.mangaz.com/book/detail/45341)

作品ページの紹介より引用。

2007年。 超高速通信ケーブルで繋がれた電脳世界を舞台に、 自ら作成したデータ上のロボット(VP)に搭乗し、 戦いを繰り広げるリアルタイムバトルシミュレーションゲーム 「デンジャープラネット3」。 その名手、国府高専1年生の桐生は、 ある日、謎の巨大VP "ベンケイ"に大敗してしまう。 一体どんな奴が乗っているんだ!?── 隣町のコニーパレス(ゲームセンター)からエントリーしていた 相手VPのパイロットは、高校2年生の可憐な少女だった。 "ベンケイ"のパイロット、彩理に惹かれた桐生は、 トップパイロットプライドと彼女との交際を賭け、 新しいフルカスタムVP "九郎"で1対1の勝負を挑む。

この作品はデンジャープラネット(DP)に情熱を捧げる高専生たち若者の日々の物語。

この作品を読むと、ビデオゲーム同好会のみんなでワイワイしたり、 DP で勝利するために VP のカスタマイズに勤しんだりと、若い頃を仲の良い誰かと一緒に過ごすことができるというのはとても楽しいものだったんだなと思える。

主人公 桐生の周りの登場人物はみんな個性豊かで面白いんだけど、一番の際物は国府高専ビデオゲーム同好会の長船会長。私服として着ぐるみを毎日着てて国府高専のぬいぐるみ師の異名を持つ会長は、初登場時なんと二十二歳。まだまだ卒業したくないからという理由で計画的に留年しまくりである。さらには生粋のゲームマニアであるので、田舎を巡ってひなびた旅館に置かれているレトレゲーム(の基盤)を収集する旅(同好会の強化合宿)を開催したりと大変変人である。でも材料工学を専攻していてなおかつ構造力学にめちゃくちゃ詳しくて、 DP ではものすごい頼りになるところが実ににくい。

増田の中では、久我という過去に囚われたエンジニアと未来を純粋に見つめる桐生たちとのラストバトルがすごく良くて、ラストバトルの理想の一つになっている。 DP を遊んでいるいちユーザだった桐生が、彩理と出会い少しずつ業界に関わるようになり、 DP のユーザから DP の開発者となっていく。その桐生と彩理の目の前に最後に立ちふさがるのが、 DP に尊敬する人を踏みにじられ業界からドロップアウトした久我。このラストバトルのすべてが、若者たちによる閉塞しようとする未来の打破と過去の解放、まさに BREAK AGE を見事に描いている。

1992-1994 邪神ハンターピーチドラゴン (www.mangaz.com/book/detail/75041)

言わずと知れた魔夜先生の作品となります。

面白いので読みましょう。

一言いうならば、SFのうんちくがそこここにあり、独特の味気があるところが面白い

1992-1994 オパーリン (www.mangaz.com/book/detail/47381)

あらすじ

元気娘の一条あおこは温厚な生物教師の夜光先生が大好き。積極的に毎日しかける(お弁当を一緒に食べる)ものの、夜光先生はのらりくらりと柳の如し。しかしあるとき、いつも夜光先生が両手につけているオパールの指輪をこっそり自分の手にはめてしまったとき、突然人の心の声が、それどころか生き物全ての声が頭の中に流れ込んできた。
実は夜光先生は地球の化身で、先生がつけていたのは生物の声が聞こえるオパールの指輪だったのだ!
オパールの指輪を起点として、あおこの環境と夜光先生(地球)が交差していく。しかしその交差の先に待っていたのは……。

こういうのでいいんだよこういうので(その2)。

オパールの指輪をはめて、杉の木の話を聞いたり、カラスの恋愛相談に乗ったり、犬に占いをしてもらったりとのほほんとしてお話も多いのだけど、後半になるにつれて、(略)つまり地球がヤバイとなる。しかし漫画の主題が突き詰めるところあおこと夜光先生の関係性だからノープロブレムである。最後がとっても綺麗にセンチメンタルに終わるので読後感が大変気持ち良い。

友人の手入れが難しい花の世話を、先生に押し付けた時のあおこの名言を紹介しよう「平気 平気 先カンブリア紀から生き物育ててる人さ!!」

1993-1999 聖戦記エルナサーガI (www.mangaz.com/book/detail/74741)

あらすじ

聖剣により魔風から守られている世界、その世界の君主国アーサトゥアルの王女エルナは、王族の身でありながら全く魔力を持たないという稀有ではあるが異端の存在であった。
しかし世界の支配を進めようとするアーサトゥアルは、魔力を持たないがゆえに世界を支えている聖剣を引き抜ける唯一の駒としてエルナを利用しようとしていた。
支配を広げようとする自国に対して違和感を持つエルナだったが、一人の力では対抗することができなかった。しかしエルナを暗殺するために彼女の前に敵国の王子シャールヴィが現れたことで、世界を変えるために、自分の力でできること、成すべきことを成すために立ち上がる。

ちょっとSF風味が混じった剣と魔法のファンタジー

魔力がストック性だったり古代文明の遺産がSF的で独特の味があるファンタジー漫画

続編であるIIと合わせてどうぞ。

1993-1998 セキホクジャーナル (www.mangaz.com//book/detail/41301)

  • 著者 : 小坂 理絵
  • 連載誌: なかよし, るんるん
  • 巻数 : 4

あらすじ

個性豊かな関北高校新聞部は、霊能事件だったり恋の謎解きだったり、今日もあのネタこのネタと東西奔走。毎回締め切りに追われながらも、けっこう低俗なセキホクジャーナルを毎月発刊しています。

こういうのでいいんだよこういうので(その3)。

なんていうか安定感が半端ではない。そうそうこうなるよねと、筋書きも語りも全部頭に入っている落語を聞くような感じがするのは増田だけではないだろう。

なお、作品事情によりヒロインの相手役は眉毛が太い。しかしいい男である

1993-1997 轟世剣ダイ・ソード (www.mangaz.com/book/detail/74251)

クロスボーンガンダムで知ってた長谷川裕一作品。なんだかわかんないけど学校が丸ごと魔界へ飛んでしまったという漂流教室的な流れから始まり、わけがわからない内にいきなり敵がガンガン攻め込んでくるというハードな展開。

なんだけど、なんだかんだ7回だけ起動することができる超強力なロボット ダイソードに乗り込む熱血主人公や「サイバトロンかと思ったらモビルアーマーだわ」(自律型兵器かと思ったら搭乗型だったのねという意味)という名言を言い放ったオタク生徒会長(美人)のもと適度にシリアスに適度にコミカルにそしてちょっとエッチに進む。

長谷川作品はご都合展開などで設定を裏切ることはないし、当たり前を当たり前に描いているのでそういったこだわりが好きな人にはおすすめできる。

例えば超強力ロボット ダイソードは7回しか起動できないという制約から、一回起動したらパイロットが気絶したり寝落ちするまで気合い運用するとか、だけど無防備な会長と二人っきりになったせいでずっと悶々と完徹を続けていら、あっさりと「なぜならばナチュラルハイだからだー!」って叫んで貴重な起動回数を使ったりする主人公だったりして実によい。

ちょっとエッチで熱血な異世界漂流学園ロボット漫画である面白い

1994-1997 レニフィルの冒険 (www.mangaz.com//book/detail/64101)

立派な剣士を目指す少年カイル君が、魔法がダメダメけっこうワガママお気楽白エルフのレニフィルと、頼りになる酒乱の姉御こと黒エルフのシルカに振り回されるギャグ漫画。素朴な絵とハイブロウエルフギャグの落差が良い。

作中では、トールキンを含めたエルフの起源とか、エルフドワーフとの確執とかを描いていて、意外とファンタジー世界の基礎がしっかりしているところもグッドポイント

この増田は基本的にギャグマンガの激しい言動とか苦手でげんなりしちゃうんだけど、この作品はボケやツッコミがおとなしい(相対的に迫力がないとも言えるのかも)ので楽しく読めた。それにしてはひどく下品なネタもあったりするんだけどね(ケンタウロスがひっくり返ったときに腹側を見て「わー馬並み」とか)。

1996-2001 交通事故鑑定人 環倫一郎 (www.mangaz.com/book/detail/2201)

漫画図書館Zでだいたい通用する面白さの尺度として、巻数が長いほど面白いというのがある。

つまり18巻あるこの漫画は安定して面白い。あと長いのは奇面組(3年とハイスクール)かね。

内容は車に関する事件物。交通事故鑑定人の環倫一郎が、アメリカ全土を舞台に助手のクリスティーナを引き連れ(しばしば引っ張られながら)交通事故が起きた原因を解明していく。この説明だけだと地味な漫画かと思うかもしれないけど、いつも丁寧語で迫力がない環は実は、交通事故工学の博士号持つアカデミックポストだし、また過去に草レースでカミカゼと恐れられていたほどのドライビングテクニックを持つ元レーサーだし、かなりアメリカンアクティブである

ます間違いなく面白い

1999-2002 めもり星人 (www.mangaz.com/book/detail/44951)

透明感のあるSF連作。UFO を信じている少年や、時のエアスポットに落ちてしまった冴えない中年のサラリーマンなど、日常生活のふとした変わり目に立った人たちがメモリ星人を名乗る少女みーむと出会う、ちょっとふしぎな漫画。

みーむは会話の端々で古今東西の古典から引用する; 「恋愛の本質は自由である。」シェリー、「人生は芝居の如し」福澤諭吉、「みーん みんみんみんみんみん み〜〜〜〜ん」これは引用じゃないか……。

こんな、穏やかなんだけど、選べる選択肢には必ずよりよい道があって、だけどもどの選択肢を選んでも結局人生の無意味さに諦めを持てるような作風が増田の好みである

なお作中にインセストタブーの場面があるので、苦手な人はご注意。

あと、再読した時に解説を梶尾真治黄泉がえりで有名)が書いていることに気がついてびっくりした。

1999-2006 犯罪交渉人 峰岸英太郎 (www.mangaz.com/book/detail/45831)

警視庁刑事部特殊捜査課交渉班(重要犯罪交渉人)という、重大事件での交渉がメインの警察漫画。

テロリストによるハイジャック事件やイジメられた少女の飛び降りの説得、銀行強盗犯への投降の呼びかけなど、犯人の心の葛藤と向き合い、死傷者ゼロすなわち犯人の無事すらも絶対条件とし、人生を諦めた彼らを現実(社会)へ呼び戻す場面が実に迫力がある。

作中のセリフより重要犯罪交渉人の説明を引こう

「交渉人が目指す解決というのは 常に死傷者ゼロですから」

主人公である英太郎ちょっととぼけた頼りなさそうな顔(本人談: 僕の場合はこのルックス自体が罠なんだ)をはじめとして、マイペースでゴーイングマイウェイの臨床心理士 酒堂さん、暗くて怖くて渋い元捜査一課の平光リーダーなどユニークキャラクターが、ただでさえシリアス全振りになりそうな警察漫画にユーモアを添える。

あと、手書き輪郭線の柔らかい感じがたまらない。特徴的な図作りなんだけど意外と読みやすいと思う。また内容的にも、おそらくオウム事件を下敷きにしている新興宗教団体「メシアの号令」への強制捜査(最終章カルト編)は熱量がものすごい。

パワーがある漫画である

その2(http://anond.hatelabo.jp/20161223120504)に続く。

2015-09-12

母親のおかげでデブ専になった

先日、娘と父親が風呂に入るのがどうこうの話があったけれど、俺は小さい頃の母親との入浴のおかげでデブ専になった。

何歳ごろまで一緒に入っていたかはっきりと覚えていないが、小3くらいには兄弟だけで入っていたから、その頃にはデブ専になってたんだと思う。

別に母親の振る舞いに特別なことがあったわけではなくて、単純に母親はすごく痩せていた。

それなのにお腹のところだけがポッコリ出ていた。

俺はそれがすごくイヤだった。なぜなのかはわからない。インセスト・アボイダンスみたいなものなのかもしれない。

今も昔も母親のことは大事だし関係も良好なんだけどその記憶はずっとあって、好きになる女性ぽっちゃりというよりはデブな人ばかりだ。

というか、痩せている人は恋愛対象にならない。

好きな人に「もっと痩せたいな〜」と言われるとき全然太ってないじゃん!そのままのほうがいいよ!と結構必死に言ってしまうのはやさしさなんかじゃなくて、太っているほうが可愛いと本気で思っているからだ。

もし母親が太っていて、小さい頃に風呂に一緒に入っていたら、逆の好みになっていたのかもしれないな。

2012-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20120322232717

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC

ウィキペディアインセストタブーの記事を読むと良いよ。結構まとまってる。

僕は色々調べた結果、

  1. 財産としての婚姻価値を毀損する行為であるのが最大の理由である男系では価値ある物品であるところの女性台無しにした男性が責められ、女系ではその逆)
  2. 次点は慣習として成立してしまっていること。(日米のいとこ婚に対する温度差は結構凄い)
  3. そもそも生物として好きになりにくい(同等の魅力がある異性があると、遺伝子的に遠い方が選択される生物がかなりある
  4. 遺伝の話はあまり重要ではない(爆発的に近親婚を起こして遺伝的不利になって系統を絶やすのはその系統勝手である

という考えに至っている。

狭いグループ内で多様性を確保しつつ人口を増やして他のグループより有利になろうという必要がある時代でもないし、廃止しても良い習慣だと思うな。(キリスト教とかで禁じられてるのはよくわかる。弱小カルト宗教だったころ、まさに禁じる必要があったわけで。)

2009-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20090528175814

インセスト趣味も変わってない。

同人誌を下書きで適当に出す癖も変わってない。

編集者がちゃんと手綱ひいてるだけで、中身は昔とたいして変わらんような気がする。

2008-08-29

人間は共食をする動物である」

民博石毛直道館長2003年退官講演より

人間は火を使う動物である」、「人間言語使用する動物である」、「人間は道具をつくる動物である」・・・・など、文化をもった動物である人間を他の動物から区別するキャッチフレーズがあります。

もっとも、霊長類学研究の進歩にともない、霊長類人間の行動が文化のあるなしで判然と区別されるものではなく、現在では霊長類にも文化の萌芽状態が存在することが承認されています。

動物と比較して、人間の食の文化を特徴づけることはなにかと考えてたどり着いたのが、人間料理をする動物である」、「人間は共食をする動物である」という二つのテーゼです。共食とは「共に食べる」ということであって、「共食い」と読まれたら困るのですが。

(中略)

さて、「人間は共食する動物である」というテーゼについて考えてみましょう。それは、食料の分配に関わることです。

親鳥が餌をくわえてきてヒナ鳥に食べさせることをします。しかし、ヒナ鳥も成長して巣立ったら、自分で餌を探し、見つけた餌は自分で食べてしまいます。動物は原則として、成長したら、個体が食物を獲得し、それを個体単位に消費してしまいます。

チンパンジーの食物分配について、霊長類学者たちの報告があります。オスのチンパンジーが、狩りをして幼獣をつかまえたとき、おねだりをしたメスなどに、その肉を分配することが観察されているのです。しかし、いつも分配して食べるのが原則というわけではないし、固定した分配相手という関係確立しているわけではありません。

それにたいして、世界中どの社会でも、人間の食事は共食が原則となっています。もちろん、旅先の食事や、単身生活をしていて一人で食べることはいくらでもあります。しかし、食事は一人だけで食べるものではなく、他の人と一緒に食べるものだというのが、世界民族に共通しているのです。その、普遍的な共食集団は家族です。

(中略)

1961年に今西錦司さんが『民族学研究』に発表した[人間家族起源」という論文があります。そこでは、インセストを回避する社会単位であると同時に、食物分配の単位として家族が成立したと論じています。つまり、性と食が人間家族をつくりあげたのです。

人類祖先狩猟をするようになったことに、食物分配と、それにともなう共食がはじまったのだと思われます。狩猟男性仕事とされることは世界民族に共通します。初期の人類狩人になったとき、男性がとった獲物を独り占めにせず、肉を持続的な性関係を結んだ特定の女性と、そのあいだに生まれた子供に分配するようになった、それが家族起源と考えられるのです。

共食のさい、限りある食べ物を共食するとき、強い者が独り占めにしないように、食物を分配するルールができます。この食物分配のルールがもとになって、食事における「ふるまいかた」の規範が成立します。それが発展して食事作法となります。食物分配が食事作法の起源であると、わたしは考えています。

このような家族と食に関する研究としては、民博の共同研究井上忠司さんと編集した報告書、『現代日本における家族と食卓−−銘々膳からチャブ台へ』があります(国立民族学博物館研究報告別冊16 1991年)。

http://www.minpaku.ac.jp/research/pr/030319_ishige.html

http://anond.hatelabo.jp/20080829053234

2008-01-17

なぜふた問題

セックス恋愛関係婚姻関係=親子・兄弟・家族関係

という、ロマンチックラブ・イデオロギーに支配されているから。

すべては「親子関係」から敷衍されるなりー。要するに構造主義

構造主義であきらかになった、人類最大のタブーは?

インセスト近親相姦)ですねー。

で、ほとんど全ての民族において、インセスト(正確に言うと「血と財産の交換を妨げるもの」)を忌避する社会規範がある。交叉イトコ婚とかまあそのへんは文人の書籍読んでください。で、その最も普及したバージョンが一夫一妻制で。で、本来的な意味で言えば、家族形成と恋愛関係セックスは切り離して考えることも可能。でもやっぱり西欧由来のロマンチックラブイデオロギーではそれは一つ(じゃあなんでロマンチックラブが支配的なの? ってゆーとそれはまた明治政府国民国家形成に向けた情宣戦略が云々となってめんどくさいのでパス)。

なので「二股は悪」ですねー。

あと「村社会では乱婚云々」と言ってるひとは、婚姻・親子関係セックスを混同してるのでダメー。「原始乱婚制」は存在しない、というのが定説

ていうかあれだな。そもそも「二股」を定義しろ、という話だな。

女「ねぇ、どっからが浮気?」

男「中で出してないからやってないよ!」(c)リリー

みたいな!

2007-12-13

コアに行こう エロマンガ10

http://d.hatena.ne.jp/dangerous1192/20071210/p1

酔拳の王 だんげの方さんで、

エロマンガフユ10という企画がありましたので参加してみる。

選んだ人は、「男」です。

集計用リストは下のほうへ。

作者名 作品名 ジャンル 出版社

月野定規,♭38℃ Loveberry Twins,普通エロス,コアマガジン

挙げてる人が既に多そうだけど、鉄板だからなー。

フクダーダ,恋におちよう,学園,コアマガジン

この人の作品はアンソロで見ることが多くて、割とそれらは好きなんだけど、

なかなか単行本になってないんだよなー。唯一の単行本てことで選んでみた。

ものぐさうるふ,月虹 Forbidden Lovers,兄妹相姦,フランス書院

2002年発行と少し古い作品。

女性作家らしい少女漫画っぽい作りになってるけど、

エロければ、そんなの関係ねーってことで選んでみた。

妹+巨乳+歪んだ愛が好きならオススメ

顔と同じくらいのデカさの巨乳は苦手ってのなら、パスしとけw。

反村幼児,Little Drops,ロリ,コアマガジン

ロリっぽいロリ作品かな。

西川康,悶える妹 誘う姉,近親相姦,富士美出版

表紙買いして良かった作品。

タイトルは、姉と妹とあるが、友達の母まであり、

守備範囲が広めになっている。

いとうえい,秘密関係,分類不能,松文館

2003年発行とやや少し古い作品。

女性作家らしい少女漫画っぽい作品がオムニバスに集められてる。

鴨川たぬき,ELEMENTS,分類不能,フランス書院

表紙のニーソLOVEってことで選んでみたw。

ウエノ直哉,インセスト,近親相姦,ティーアイネット

タイトルのとおり、妹あり、姉ありといった近親多目。

汁気が多くエロエロで良い。

水無月十三,ずっとずっと好きだった,学園,富士美出版

1998年発行と、選んだ10作品の中で一番古いもの。

が、今見てもひどく古い感じはしないと思った。

学園モノの基本としてか、後輩・先輩・同級生のお嬢様先生・幼馴染と

カバーしている範囲は広い。

ひんでんブルグ,ただ今妊娠中!,妊娠,松文館

ロリ+近親+妊娠が好きならオススメ

以下、余談。

他にも、赤銅茉莉の「Melty Pink」とか、

あかざわREDの「くぱぁりぞーと」とか、

甘詰留太の「奥さまは少女」とか、

あうら聖児の「真夜中の聖母」あたり、

なんかも候補に挙がったんだけどさ、

泣く泣く10個に絞ったんだ。

つっこまれる前に開き直っておくぜ。どうせ俺は、ロリで妹好きさっ!


集計用一覧

月野定規,♭38℃ Loveberry Twins,普通エロス,コアマガジン

フクダーダ,恋におちよう,学園,コアマガジン

ものぐさうるふ,月虹 Forbidden Lovers,兄妹相姦,フランス書院

反村幼児,Little Drops,ロリ,コアマガジン

西川康,悶える妹 誘う姉,近親相姦,富士美出版

いとうえい,秘密関係,分類不能,松文館

鴨川たぬき,ELEMENTS,分類不能,フランス書院

ウエノ直哉,インセスト,近親相姦,ティーアイネット

水無月十三,ずっとずっと好きだった,学園,富士美出版

ひんでんブルグ,ただ今妊娠中!,妊娠,松文館

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