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はてなキーワード: ゴー宣とは

2024-04-04

山本弘がいなかったら日本インターネットもっとひどいことになっていただろうなぁ

山本弘疑似科学歴史修正主義を丁寧に論破する記事ウェブサイトブログに書いてくれたおかげで日本ネットはだいぶマシになったと思うよ。

少なくとも自分ゴー宣にハマりかけていたのを山本弘サイトを見て目が覚めたよ。

それからいろいろほかの記事も読んで、と学会の本とかも後追いで読んで、それでオカルトに耐性ができたし、オカルト的なものと遭遇したときはどこを注意してみればインチキを見破れるかの勘所がだいぶわかった。

から反ワクや陰謀論なんかに引っかからないし、そういう人を見ると鼻で笑っちゃうよね。

逆に言えば山本弘ネットの発信をやめてからフェイクニュース陰謀論が盛り上がってひどいことになっているとも言える。

今も健在なら論破する記事をたくさん書いてくれただろうなぁ。

でもこれからそういった記事は俺たちが書かなきゃいけないってことだよね。

悲しいなぁ。でもバトンは引き継がなくっちゃね。

2024-03-29

バトル漫画ってそんなレベルいか

小林よしのり鳥山明ドラゴンボールはしょせんは戦闘漫画だと言っておいてゴーマニズム宣言ゴー宣)は戦闘漫画ではないとブチギレてた。ゴー宣は次から次に悪いやつをやっつけるというバトル漫画の要素は確実にある。

ただここで気づいたのは、バトル漫画戦闘漫画)というのが基本的にけなす意味で使われている事が多いようだ。自分はバトル漫画馬鹿にしてないのでけなす意味はなしでバトル漫画と言ってるが、一般的にバトル漫画というのかなりレベルが低いものとみなされているらしい。だから小林よしのりスタッフ必死反論したようだ。たしかドラゴンボールワンピースNARUTO位の規模だとバトル漫画と言われてもダメージないが弱小漫画だと悪口しかないのかもしれない。ワンピースでもワンピースはバトル漫画ではないと怒ってる人もいるようだが、やはりバトル漫画低俗価値が低いという定義があるからだろう。

2024-02-05

anond:20240205115857

その頃ゴー宣でやってたのは自虐史観を改めようというものであっていわゆる嫌韓とは別物ですね

嫌韓ブーム」はやはり韓流への反感とワールドカップの共催以降でしょう

2023-07-24

anond:20230723203508

からなくはない

ゴー宣下地を作り、2chヘイトの土壌と論者を育て、震災で一気に民主叩きのデマがきたからな

2023-06-29

anond:20230629123935

古本屋とかで比較最近のも読んで、結構一通り読み切りましたけど、

かにゴー宣の中盤からもはや対立意見ちゃん吟味しなくなって断定的な極論が多くなっていきますよね

スマホインターネット堕落と称したり、執拗かつ過度な戦前日本の賛美、最近コロナ論もなかなかやべー人感強いです

エンタメ風刺で書いてたくらいの頃がよかったですね

2022-09-12

anond:20220912115629

どうなんだろう。

おぼっちゃまくん東大一直線を知っている人はそっちのイメージの方が強いかなあって思ってる。

ゴー宣にどれぐらい触れてた(触れている)かにもよるのかな。

2021-10-27

anond:20211027194518

てーか昔のゴー宣とかちびまる子ちゃんとか、だいたいみんな「貶めたい対象を醜く描くんじゃねええええ!」ってまあ偉っそーに批判してたもんだけどなあ

結局あれもただ単に誰が誰をバカにしてもいいか問題しかなかったんだな

アホらしいこと

2021-10-20

anond:20211020193211

やってることゴー宣そのまんまで、昔はああいうのはてなーなんか割とみんな批判してたと思うんだけど

女が自分の都合でやるなら途端にバンザイちゃうとそういうわけだ

まあずいぶんとあっさい理屈でございましたね

2021-08-31

ファクトチェックイニシアティブ理事 楊井氏の中立性は大丈夫

ワクチン急先鋒小林よしのり氏のブログ暇つぶしに見ていると、ここ最近頻繁に楊井人文氏の名前を見かけるようになった。

きっかけはこれらしい。

今日は「オドレら正気か?」の収録がある。

木蘭さんが、「東京オリンピック子供を招待すべきと発言されている弁護士がいる」と報告してくれた。

楊井人文(やないひとふみ)という人物で、データを示しながら、これまでずっと戦ってこられたようだ。

ぜひ話してみたいと思い、今日、収録することになった。

今週土曜日に、放送する。

https://yoshinori-kobayashi.com/23014/

飛ばし飛ばしみた感じだけれど)行われた放送でもお互いを持ち上げているし、

ファクトチェックって何だろう? 「よしりん・もくれんのオドレら正気か?」#71 - ニコニコ動画

https://www.nicovideo.jp/watch/so39250794

10月末に行われるリアルイベントにもゲスト出演するようだ。

ゲスト面子からしてノーワクチンノーマスクな人が集まるイベントとなりそう。

オドレら正気か?大阪LIVEコロナ禍の終わらせ方」(ゲスト井上正康氏、金城信雄氏、楊井人文氏、倉田真由美氏) | ゴー宣ネット道場

https://www.gosen-dojo.com/event/31660/


データを重視する姿勢は見習うところもあるけれど、ここまで反ワクチンの人たちに肩入れしていると、その行動原理も実際のところどうなんだろうという気がしてしまった。

2020-12-20

ゴー宣コロナ論も若い世代が悪いみたいになってないか

読んでないんでTogetterだけ眺めて書くが、若者コロナなんか気にせず青春しろ労働しろ、とか描かれても、

雇い止めとか遊園地入れないとか本人の意志はまったく関係ないんだが

じゃあ、雇う側が若者ではなくオッサンや老人なのだからオッサンや老人のせいかというとそうでもないわけで、

別にオッサンや老人のせいで原油価格マイナスになったり、EVよりガソリン車に需要回帰してるわけではないんだが

じゃあ、作者が言うように強迫神経症だとしても、世界中強迫神経症だということになるわけだが、

だったら、小林氏ご自身世界中の首脳陣に説得して回ればいいのではないだろうか

まあ、トランプコロナにかかってもコロナ論には同意してくれそうだけど

そう思いつつ、自分も今の世の中はおかしいと思っているので、コロナ論のような考え方を寧ろ推し進めて医療崩壊とか世の中をもっとおかしくした方がいいのではないだろうか

2020-11-03

人権教育管理教育主権者教育

90年代前半。自社さ政権のもと、日教組文部省和解する直前で、日教組にまだ力があった時代

(今の日教組にはほとんど政治的な力は残っていない。徹底的に弱体化された)

自分の住んでいた地域中学校では、人権教育が盛んだった。

人権教育の内容は、同和差別に関するものほとんど。

毎月のように、活動家の講演を聴いて、映画橋のない川を見たり、ビデオを見たりして。

しかし、人権の尊さを説きながら、実際の公立中学では人権制限されていた。

入学した時は丸刈り校則が残っていたし、校則校則に書いてない指導は、学校外も含めた生活に隅々にまでわたり管理教育のものだった。

教師は生徒の人権を認めていないのに、人権の尊さを説いていた。

から、数年後、小林よしのりの『ゴー宣』が右展開し、「サヨク欺瞞」を主張したとき理屈ではなく実感として理解することができた。

最近主権者教育という言葉が盛んである

しかし、現在主権者教育は、地域という言葉は使っても、学校民主化については問わない。

ブラック校則で生徒を抑圧している教師が、平然と「君たち国民には主権がある」と説く。

生徒には学校生活についての主権がないのに。

から、今の主権者教育を受けた人たちも、素直に国民主権者だとは思わないだろう。

2020-04-17

anond:20200417000054

1980~1985生まれ頃の

会社新人と話をすると男はほとんど右翼で酷かったなあ(右翼が酷いって意味じゃなくて皆右に偏ってるって意味

ちょうどゴー宣2ちゃんねる世代だな

90年代以降に生まれ世代は「人による」って感じになった気がする

2020-04-16

ネトウヨだったけど今は政治民族日本もどうでもよくなってダラダラ平和に生きてる

そんな俺が当時なんでネトウヨになったのか自分なりに振り返ってみようと思う。

きっかけは高校2年生の時に出会ったゴーマニズム宣言

普段、夕食後にナイター中継見ながら「吉本隆明がどうたら」「西部邁がどうたら」そんなことばかり雑談してる父親と兄が、「ゴーマニズム宣言はあれヤベえよ……」と苦笑いしているのが耳に入ってその存在を知った。

なぜか興味を抱いた俺はそれがどんな本なのか訊いてみたら、二人ともしまったとでも言いたげな顔で言葉を濁し、「いや、お前が読んだら絶対に訳も分からずハマるから教えたくない」と逃げられた。

そんなふうに言われたらむしろ興味が強くなる。

早速、学校の帰りに大型書店に立ち寄った。残念ながらゴーマニズム宣言は置いてなくて(記憶が確かならとっくに絶版になってたからだったと思う)、仕方なく「戦争論」のほうを購入した。

家族予言通り俺はドハマりしてしまった。

一応、書いておくと俺はそこらへんのアホ高校に通う勉強なんてしたことないバカ学生だったから、歴史公民ともに全く知識がなかった。

戦争論に書かれている刺激的な言論にやられて、人が変わったように昭和史勉強を始めたとかい事実も一切ない。

それにもかかわらず俺が戦争論にハマったのは、悪役として据えられてるキャラアメリカ護憲論者?)を主人公日本小林よしのり?)がボッコボッコにやっつけて、徹底的にディスるのが気持ちよかったから。スカッジャパン見て留飲下げてる人と全く同じ心理

正直言って、本の内容は全然理解できてなかった。大人になった今ですら戦争論で何をどういう論点で掘り下げていたのか全く思い出せない。そして、今もう一回読んでも無学ゆえに理解できないだろう。

で、なんで当時の俺にそういうスカッポルノ物語が響いたのか?もうこれは俺が嫌われ者だったからとしか言えない。

見た目はオタクのくせに不良ぶりたがる、一周回った可愛げもなくとにかく協調性がなく、からかい半分に相手挑発することをニヤニヤ言う。

そんな俺はまあとにかくクラスから嫌われていた。男女問わず嫌われていた。

疎外されるのも自業自得なんだけど、そのくせ俺は周りに嫌われてる事実に傷つき、挙句、「人生彼女ができない。童貞捨てられない」的悩みも同時に抱えてとにかくイライラしていた。

自業自得なのに人生や世の中や周りを人間を恨んでいた。

そんな人間スカッジャパン出会ったらそりゃハマるよなあと今となっては思う。

逆恨み由来で膨れ上がったはち切れんばかりの攻撃性をあの本が代わりに解消してくれたような感じだ。

兄が俺をゴー宣に触れさせないよう慌てていたのは、俺の人間性に大問題があってなおかつクラス嫌われ者であることを察していたからな気がする。

「(あの本にハマるのはまさにこういう奴だろう)」、そんな危機意識があったのではないかと。

そこから先はお定まりルート

俺は韓国韓国人、在日朝鮮人戦後民主主義左翼を忌み嫌うようになった。

「お前そんなこと言っていいわけないだろう。理屈もなにもねえよ」というような蔑称ヘイトにキャッキャキャッキャと歓喜し、瀬戸弘幸桜井誠天才思想家として崇め奉った。

そして俺にとってスターといえばイチローでもダルビッシュでもなく、自民党タカ派議員だった。

2chに差別書き込みをした回数は1000じゃまったくきかないと思う。

夕食後、父親と兄との雑談に俺が混ざるようになったのもちょうどこのころだった。

学校で起こった楽しい話なんてないもんだから、なんの脈略もなく「韓国がさあ~w」「中国がさあ~w」という調子で読んだばかりのヘイト本の内容を面白おかしくニヤニヤと披露する。

そのたびに父親は決まってウンザリしたような顔で「お前、そんな差別的な話を俺は家で聞きたくないよ。もっと楽しい話してくれよ」と露骨に眉をひそめ、軽蔑したような冷めた顔でそのやり取りを見守っていた兄が痺れを切らして「おめえいい加減にしろよ、黙れよ」と一喝する。

そんな流れが毎日だった。

ただ、このときの俺がとにかく恐れていたことが一つだけある。

それは「愛国心を盾にした差別はよくない」という至極まっとうな意見世間常識となることだった。

厳密に言うと、当時も今もそういう社会常識は当然みんなに共有されているということになっている。

学校会社ネトウヨ言論をかまそうものなら普通に窘められ、あいつは頭がおかしいということになるだろう。

ただ、当時はネトウヨネトウヨ言論もまだまだ隠れた存在で(ネトウヨというスラング自体は耳にしたことある人はもう多かったと思うが)、「変な人のことだとは思うけど、実際になにがどうなってんのかは知らない」程度にしか一般的認知されていなかったと思う。だから、2chで俺を含む差別的な連中がどんだけ跋扈しようが見つからなかった。

世間には「差別は許されない」という当然の常識が共有されている一方で、ネットアングラ部分ではネトウヨ思想がすごい勢いで盛り上がるという対照的状態が続いていた。

「もしもネットネトウヨブーム世間の人に気付かれたら彼らの良心によって潰されるだろう。そしたら俺のフラストレーションの解消の場がなくなってしまう」

そんなふうに俺は恐れていた。

俺の嫌な予感は当たった。

やがて、ネトウヨ存在一般的認知され始め、密教から顕教に変わっていった。

ただ、予想外だったこともある。

ネトウヨはやっぱり「あいつらとんでもねえ」とバッシングされはしたんだけど、それと同時に「あんなのはごく一部。差別者なんて実際はほぼいない。広まってもいないネトウヨ思想危機感を抱くのは未熟者だからはい、この話終わり」とでも言いたげな耳を塞ぐ態度を頑なに守り続ける勢力も相当いたことだった。

はてなでよく見る「観測範囲問題」という指摘と同じ。


これに俺は凄く救われた。こういう逆張りというか、冷めたポーズを取ってくれる連中がいてくれれば俺の、俺たちネトウヨの居場所は守られる!と安堵した。

ネトウヨ思想が広まりかねない。危険だ」という意見ネトウヨでもないネットから「そんな奴みたことないんだけど?よっぽどレベルの低いコミュニティにいるんだね~」みたいなレトリックでよく小馬鹿にされていたのを覚えている。

ネトウヨ本が書店平積みされ飛ぶように売れ、ヘイトスピーチなんてのが社会問題になって、身元隠してないTwitterアカウント主婦社会人ネトウヨ思想を全開にしている、そんな現在を考えると、ネトウヨ思想流行という当時の懸念は正しく、そして、冷めた態度で小馬鹿にする勢力ネトウヨ追い風になったのは当たってたなあと思う。

ネトウヨ時代の俺も日本がここまでなるとは当時想像だにしなかったから。

政治とか右翼だとか左翼だとか韓国とかそういうの一切合切に俺が興味なくなったのは大学入学とほぼ同時だった。

大学合格後に兄に部屋まで呼び出され相当真剣に将来を案じることを言われ続けたからだ。

要約すると、「偏見を捨てろ。周りに親切にしろ。心を入れ替えろ。ていうか今の人間性のままだとお前人生終わるよ」、そんなことをマジのマジのマジのテンションこんこんと聞かされた。

「親父もお袋も相当心配してるぞ。お前結局友達いなかったろ」、特にこれが半べそかくほど効いた。

自分が好かれるわけがない、擁護しようのない人間だという自覚は深いところで抱いていたので、大学では心を入れ替えて普通に友達作って楽しく過ごそうと思って大学生活をスタートさせた。

まもなく、普通に友達が何人かできて、一緒に遊ぶようになって、まるで憑き物が落ちたかのように俺のなかから世の中や人に対する攻撃性が萎んでいった。

気付いたら政治とかどうでもよくなっていた。ていうか在学中に在日友達もできた。彼女はできなかった。

今は普通にのほほんと生きている。

選挙にはあんまり行ってない。

2020-02-16

50代リベラルネトウヨ

アラフォーくらいの、2ちゃんねるの創設期と大学生活が重なった世代リアルタイムネトウヨ誕生を観察してきた世代だと、「自分たちの受けた平和教育人権教育は間違っていた、左翼偏向教育だった」と「気付いて」「自分勉強して(真実に目覚めて)」愛国者誕生した、というネトウヨ発生論が常識だと思うんだけど、(ちょうど2ちゃんねるが産まれた頃は、『ゴー宣』や新しい歴史教科書をつくる会の『教科書が教えない歴史』がベストセラーになっていた)、50代くらいで最近ネットを始めたような世代リベラルだと、「学校右翼教育を受けたor平和人権教育が行われなくなった」から子供右傾化ネット右翼誕生したという歴史観の人がいるんだとツイッター見てて気付いた。

そういう人は、左派教育をすれば左派人間が育つ、右派教育をすれば右派人間が出てくると単純に信じているし、学校教育を信頼しているんだよね。学校教育への反発から学校で習わない「真実」に目覚めた、という構造が思い付かないみたい。たぶんその人自身自分の受けた教育を疑っていなんだろうな。

あと、ついでに。

中学高校でひどい左翼偏向教育を受けた!と言っている「保守」は多いんだけど、大学左翼教育を受けた!だが自分勉強して「真実」に目覚めたって言っている人はほとんどいないよな。中学高校教師よりも大学教師の方が左翼リベラルは多いと思うし、大学の授業の方が中立性は低いのに。

きっと大学で「左翼教育」を受けても、学生は聞き流すだけで反発すら覚えないんだろうな。中学高校管理教育とセットで「平和人権教育」を受けると、あとですごい反発が起きる。

ネトウヨ左翼偏向教育を受けたと被害を訴えるその本質とは、実は教育内容そのものではなく、人権を抑圧する機関としての学校で過ごしたネガティブな思い出なんだろう。

ふだん生徒をガチガチに抑圧している教師が、「在日」やら「同和」の人権を説いたところで、反発が生まれるのは当然。

ま、90年代の話ですが。

2019-10-28

anond:20191026234227

そのりくつでいうと

登場人物一般人のふりをした作者の代理人マンガ嫌韓厨稚拙だが

最初から主人公=作者のエッセイ形式自分本音を描いてるゴー宣はわざとらしさがない

(内容に共感しているわけではない)

2019-08-19

anond:20190819170835

こういう女さんのクッソオーバーな誇張表現って本人の気が変わって反感でも抱こうものならそのままの勢いでグサグサ突き刺しにくるから、どーも持ち上げる気になれないんだよな

もちろんあの手の白ハゲに限らずゴー宣なんかもそうだけど

2019-06-29

左翼版のゴー宣妄想してみた

2017-11-25

実家保守老人

年末までもうちょっとあるが、あした実家帰省する。

両親は70手前。母は専業主婦、父も数年前にリタイアし、2人で田舎移住して悠々自適の老後ライフを送っている。

親子関係はまずまず良好といえる。

だが一つ問題がある。

両親、特に父がいわゆる「保守老人」なのだ

テレビでそれ絡みのニュース流れると、口癖のように「(チィ!)また朝鮮/中国だろう!」と宣う。

産経新聞は全てにおいて正しくて、曽野綾子氏は素晴らしい人で、安倍首相はもちろんヒーローであるLGBT権利など言語道断であるそれから日本製品品質は未だに世界最高である就職祝いに買ってくれた本が、某明治天皇の玄孫が書いたやつだったのには閉口したな…(すぐ売った)

常日頃から喚いていたりするわけではなく、ネットに入り浸ってヘイトを撒き散らしたりはしていないのが救いではあるが…

これは今に始まったことではなく、20年くらい前、俺が小学生だった頃に確立したスタイルだ。

学生運動小馬鹿にしつつもビートルズフォークミュージックに傾倒した父母はしばらく平均的な「ややリベラル」だったのだが、あるとき産経新聞出会って「真実」を知り「開眼」したらしい。近年の「ネットde真実」に比べれば年季の入った御仁である

その頃幼かった俺も、一緒に暮らしていればそれなりに染まってくる。高校生くらいが一番ひどかった。ゴー宣布教をした、と言えば察してもらえるだろうか…思い出したくないのでこれ以上は書かない。

俺は大学進学とともに親元を離れ(過干渉から逃れるため)色々な人と交流し、徐々に毒が抜けていった。ネトウヨ化することはなかった。幸いなことに、染まり切る素質がもともとなかったのだ。しかしそんな中でも父はブレず、今に至るという感じだ。

先述の通り、きっかけがなければそういう話にはならない。だが、サンフランシスコ慰安婦像問題タイムリーに噴出してしまった。食事中にNHKニュースで流れたり…するだろうな…。

そんな家に帰る。妻と息子を連れて。

息子はまだ人語を解さない年齢だが、あと数年もすれば…じいじの言ったことを素直に受け入れてしまうかもしれない。あるいは先生やお父さん(俺)の言ってることと違う!となり、話がこじれやしないか

今まで、俺は強く反論することはなかった。反応せず適当にやり過ごしたり、一部同意/一部反対といった軽い意思表示のみ。今まではこれでしのいでいたが、いまは子供がいる。

俺は父親として何ができるだろうか。今さら宗旨替えなどできないだろ、怒らせたくない、言いたいこと言わせといてやろう、と向き合ってこなかったツケがいま回ってきている。

2017-11-17

小林よしのりもそんな悪くない

中高でゴー宣にハマってネトウヨになったクチなんだけど。

大学大学院哲学現代思想やって立派な左翼になり、ゴー宣にハマってた過去黒歴史となった。

が、最近井上達夫との対談本を読んだら、小林よしのりの言い分も分からんではないな、と思った。

彼の主張は問題ごとに多岐にわたるが、一貫しているのは「論者は色々批判はするが、結局どうすりゃいいのか詰めて考えない。」ということだ。

例えば歴史認識問題で言えば、「現代感性過去をいろいろ裁くのは結構だが、『その時代問題に直面したとき現実にどういう選択をするのか』という観点から裁くべきではないか」ということになる。

そうなると落としどころとしては井上達夫とそう変わらない結論になったりするのが面白かった。

小林よしのりもそんな悪くない。

2017-10-17

anond:20171017013803

このブログは色々なズレを感じた。

希望の党排除された旧民進リベラル勢力というイメージだった枝野立憲民主党弁士小林よしのりという取り合わせはそれ自体事件だった。

さらには「小林よしのりが何を言うか」という素朴な興味が群集を新宿に参集させた。

そして新宿南口アジ演説薬害エイズ事件の際に厚生省を取り囲んだ時はこんな感じだったんだろうなあと想起させるほど迫力あるものだった。

単純に小林よしのりのあの演説は広範な人の胸を打ったのだ。

小林よしのり安倍政権に真に怒ってる、そしてそれを伝えるアジテーション能力がある。

現役感を感じたからこそ増田氏は筆を執ったのではないか

「わりに無批判小林よしのりを受け入れる立憲民主党支持者は、若い人が多い」わりに「若い人は小林よしのりなんて知らない」というのも当たっているのかどうか。

田舎町の高校だったからなのかは知らないが、たまたまクラスで数年遅れで流行った」そうだが、今も『戦争論』が出版から20年経とうとしているのに増版・増刷を重ねている事実を知っているだろうか。

ゴー宣シリーズ自体出版社を変え今は文庫化されているはずだ。

このことは出版不況現在においてさえ新規読者が参入していることを意味している。

過去の人残照ではない。

今だバリバリインフルエンサーアジテーターとして機能している。

グローバリズム安倍政権の軋みの中でそれとは違った方向性ナショナリズムを訴える小林よしのりの年来の言説がわりあい素直に受け入れられているのではないだろうか。

小林よしのり本人の批判も大いにすればいいと思うが、そのことが世代闘争立憲民主党評価に直結するなんてことは考えにくい。

西田氏のツイートもTLに上がっていたので見たことは見たが、この日記投稿で「官能小説家」だということを初めて知ったくらいだ。

SNSを主戦場にしてる限り記名性も存在感もその程度。

小林よしのり評価を巡るSNSでの世代バッシングなどはたとえあったとしても若い世代に何がしかの影響をもたらすだろうか、と首をかしげしまう。

要らぬ心配しか思えない。

「立憲民主」の旗の下の君に告ぐ

 この増田は、立憲民主党好意的で、強く支持している(17/10/17現在人間によって書かれたものである。そのへんの是非はすっとばして本題に入るので、そのことを念頭に置いてください。

 小林よしのり立憲民主党演説会に現れたということで、お前が言うなとかまずいままでにやったことについて反省しろとか、とても、もっともな罵声が投げつけられている。まったく同意である

 一方で、これを割と素直に受け入れてる立憲民主党支持者もいる。右へのウィングを広げて支持者を増やす良い機会じゃないかという反応もある。一理あるとはいえ、なんせ小林よしのりなのでそのため、そういう人に対する疑問の声も上がった。

 官能小説家の西田三郎氏は、こんなツイートをしている。

いまの若い世代自称リベラル小林よしのりを赦すなら、俺はおまえらを許さん。奴は安上がりなレイシストロジックを基礎から作った。覚えておけ。これがお前らが声援を送った男だ。

https://twitter.com/nishida33336/status/919556721546108928

 気持ちは、とてもよくわかる。

 ただ、ちょっと待って欲しいと思うこともある。

 俺の観測範囲問題もあるんだろうけど、わりに無批判小林よしのりを受け入れる立憲民主党支持者は、若い人が多い。アラサーを少し超えた程度の俺から見ても、若い。つまり20代だったり、もっと下も混じっているかもしれない。上の西田氏のツイートでの呼びかけも、若い人に対してである問題はここにある。

 小林よしのりは、はっきりいって過去の人である。いい年をした人にとっては、昔楽しませてもらったり黒歴史の源泉になったり、インフルエンサーとして、あるいはアジテーターとして思いが深いんだと思う。でも、いま2017年という時点では過去の人だ。

 考えても見てほしい。東大一直線から35年、おぼっちゃまくんから25年、薬害エイズから20年。歴史修正主義運動の前面から消えてから(おそらくこのとき最後の「第一線」にいた時期)ですら、もう15年くらいたつ。その後も小さい話題引き起こしてるとはいえ、すでに知ってた人にとっての話題くらいにしかなってなかったのではないか。「わしズム」で初めてはまった人とかいるのだろうか。

 個人的な話をすれば、高校時代ゴー宣クラスちょっと流行たことがあった。オタクっぽい、本好きの間だけだったけど。

 気になって最新刊立ち読みしたら、すでにつくる会がぐだぐだになってた時期だった。つくる会という運動はともかく、小林よしのりのマスへの影響力自体はもうほとんどなくなってたんじゃないか、当時。

 まあ、それでも無印時代~新の初めのころまではおもしろかったのでよく読んだ。部落差別についての一連の話も、興味深く読んだ(同和教育のない地域だったので)。無印に登場する時事的な話題は、高校生にとっては、そこで扱われてる話題ほとんどは「小学校のころ見聞きした事件」だった。薬害エイズも、オウム真理教も、おぼっちゃまくんPTA白眼視されたのも、小学校のころニュース番組から流れてきた話題である。今くらいの年齢なら数年前もなんとなくつい最近と思えるけど、高校生にとっての小学校時代は「大昔」だ。田舎町の高校だったからなのかは知らないが、たまたまクラスで数年遅れで流行たから、手に取ってそれなりに影響も受けたけど、そうじゃなければ小林よしのりなんて大して意識しないまま大人になった可能性が高い。

 例外もあるだろうが、自分体験を鑑みても、ゴー宣に「ピンと来れる」のは、ほぼほぼ俺くらいの世代最後なんではないか。扱われてる人物の盛衰もあるし。小林よしのりにちゃんと接した世代というのは、俺かもう少し上の世代までじゃないだろうかと思うのだ。つまり、30代以上である

 だから若い人は小林よしのりなんて知らないのだ。あるいは名前くらいは知ってて、「保守の大物文化人」くらいは認識してるかもしれない、でも近年のアイヌ否定のことだって知らないし、昔のことなんてもっと知らないだろう。認識の外のものはどうやったって外のものである若い人のせいじゃない。吉本隆明なんて読んだことはなくても名前だけはわかる。そんな感じ。

 さらにいうなら、おそらく小林よしのりが「やばい」というのも通じないのだ。小林よしのりに怒ってる人は、歴史修正主義運動カジュアル化した極右、くらいに思ってると思う。

 でも、そうじゃないのだ。多分、若い人には、歴史修正主義極右のやらかすような、行き着きすぎたところにある行動だと思っていない。それは、保守を認ずる人なら、当たり前に身につけることだ、と思われてるんではないだろうか。

 回り見回したらわかるではないかネット出版業界も、そういうふうにできているのだ。これも、若い人のせいではない。

 間接的な話をすれば、2001年つくる会教科書が検定を通っている。2002年からは、新しい指導要領の下での教育が始まりつくる会教科書はその指導要領の下で採用されている。いわゆる「ゆとり教育である2002年中学入学したのが89年度生まれ。それ以後は地域によっては小林よしのり的なもの教育現場浸食されはじめた後の世代である被害者なのである

 数年の差はあるけど、くっつけて言ってしまえば、ゆとり教育世代(以降)は、小林よしのりを知らない。小林よしのりのことをよく知らなければ、そして、歴史修正主義学校から世間までが侵食されきった状態普通世界人生を送ってきていれば、そりゃこんなに「普通保守」までウイングが広がった、と喜ぶほうが普通決まってるではないか普通保守、そのものがそういうしろものまで後退しているのである

 いや、なんだかヘン、というのはわかるのだ。でも、それを安易に難ずることは、つまり「よくわからなくても批判せよ。俺たちが駄目だと言っている」と言う話なわけで、こんなのは典型的パターナリズムであるリベラル思想をともにする人のやるべきことではない。こういうレトリックは、自称中立とか冷笑系といわれるような連中みたいで嫌なんだけど、もちろんあの手の連中みたいなことをいいたいわけではない。

 かといってほっときいいとも思わないので、ちゃんと小林よしのりがどういう人かを(むやみに相手を傷つけないよう)継承するしかないだろうけど。引用した西田氏などは乱暴な口調ながら説明はしているだけ良いかもしれない。

 もう一つ心配になることがある。上にも少し触れたけど、小林よしのりを知るか知らないかは、「ゆとり世代」前と後に、偶然ほぼ重なっている。ゆとり世代なるレッテルをふりかざして、インターネット内外でどういうバッシング世代叩きが起きたかゆとり世代以前の人間なら知らないはずはないだろう。若者叩きというと新聞TVや「リベラル文化人」の責任押し付けておいて素知らぬ顔の人も多いかもしれないが、これはインターネット2chまとめサイト利用者テキストサイト個人ニュースサイトなどの運営者に重なる集団大手を振って謳歌していた「バッシングであるゆとり叩きをしていたネット民、について彼らが何かを総括したという話は寡聞にして聞かない。匿名ほとんどなのでそんなこと期待するだけ無駄であろうが。

 話がそれたけれど、世代バッシング被害者世代がその上の世代をどう思っているかは、俺にもよくわからないところがある。ただ、目に見えないところに微妙な反感が潜んでいても、あまり非難はできない。

 なので、たまたま分断ラインがほぼそれとかぶっていると思われるこの小林よしのり評価をめぐる見解の相違は、乱暴に扱うととんでもないものに着火させるような気がする。

 むやみに相手を傷つけないよう、などと注釈したのも、そういう理由であって。

 若い人はともかく、小林よしのりのものには擁護余地はない、大いにバッシングすべきだ、という意見もあろう。すごくわかる。

 ただなあ。

 小林よしのりって、自分の見込みからズレるとすぐ相手罵倒しはじめるじゃん。事例はそれこそ星の数ほど。

 うかつに叩きまくると、蛇を出してきそうでめんどくさそうなのだ。一方、↓みたいな危惧もある。菅直人が手のひら返されたのなんてそれこそあっという間だったわけで(しかゴー宣見る限りでは、主なきっかけは「対談を断ったから」)。

 バッシングするなとはいわないが、いろいろと腫物扱いしておくべき人だな、という気はする。

 今回の選挙は、多分、立憲民主党議席を伸ばす。とはいえ、自民党も伸ばすのだろう。希望の党がポシャったので。安倍晋三の顔にタテ線を入れるという意味ではもう少し希望の党が持ちこたえて欲しかったが、それ以外の意味では希望の党がしぼんでくれて良かったわけで、まあしょうがない。

 なので、これから大事だろう。立憲民主党いつまでも追い風なわけもない。これからさまざまな合流もあるだろうし、いろいろな批判も出てくるだろう。すでに公明党が目の上のタンコブを検出してロックオンしている。

 立憲民主党Twitterはやけに上手い。きっとネットに造詣のある人がやってるんだろう。でもそういうさばけた感じでうまくやる人と、やらかす人が紙一重なのはネットウオッチャーには常識である。何とか炎上させるための火花がほしくて仕方ない人はきっと与党支持者を中心にいっぱいいるわけで、上げ潮だからこそ心配、な案件かもしれない。

 というわけで、あんまり立憲民主支持者がのんびり自分たち陣営が予想以上に多いことを喜んでる場合ではあんまりない(連日TLで見かける立会演説写真は、うぉーっとは思うけどそういう意味でつい一歩引いて見ている自分がいる)。そこに安易世代バッシング火種を投入するのは、いま立憲民主党に期待している人にとって、まったくいいことがないと思うのだ。もうちょこちょこと局所的なディスカッションが発生しているのは自分観測範囲でも見かけるし、わかるんだけど、これが躓きの石になったら、さすがに残念すぎるだろう。

2017-07-07

https://anond.hatelabo.jp/20170706222437

増田と同世代

小5か小6でゴー宣(確か『台湾論』)読んでネトウヨ(?)になった。

2chまとめを見始めたのは高校かな?もともと右翼だったから大して影響は無かった。

大学入っていろいろ勉強してプチ左翼に。ただ、中韓に対してそれほど良い感情は持っていなかった。

んで、色々あって大学院マルクス読んでバリバリ左翼に。その延長で色々齧る。何でもかんでもとにかく読んだ。今思うと何であんなに必死だったのか。

今はニュースとか見てても全部カネの流れで考えるようになっていて、特定の国や階級特別感情はない(極端)。

これだけコロコロ思想が変わってると、来年あたり強烈な保守の本とか読んで、クソ右翼になってそう。

2013-08-25

炎上マーケはだしのゲンを買った結果

ジャンプ掲載じゃない2部から急激につまらなくなった。

末期のゴー宣のような感じ。

クソ森はかわいい

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