はてなキーワード: 音楽評論家とは
K-POPやJO1やビーファーストみたいなジャニーズじゃないボーイズグループが出てきた時にジャニオタ以外のオタクや音楽評論家()はジャニーズ一強が終わる!みたいなことを言ってたけど、紅白の発表見る限り割を食ったのはEXILEに代表されるLDH系のグループなんじゃないかって思っている。
EXILE系は確かにドーム公演やったり演技やったり、ということで話題にはなるけど、楽曲とかTikTokとかそういう「バズ」なことがない。メンディーはいつの間にメンディーーになってたけどそんなこと知らん。
そりゃまあ、ビジュアル関係なく歌って踊るというグループだと日本の大手はLDH系列くらいしかない(スターダストの男性アイドル系はその土俵すら立ててない)のだし、そこと競合するというのは当たり前だと思うのだけどそれを指摘している人がいないのが驚きなのだ。
これは女子ドルで日本が弱いのは秋元系グループがどうたらと言う人にも言えるけど、K-POPと雰囲気が似ている(ダンス・ボーカルという点で)E-girlsがパッとしないで解散したというのには誰も触れない。
触れたら目黒川にでも沈められるの?
明らかに粗末で体に良くない味がするし、食べた後の尿なんてすんごい臭いになることがある。
でも自分もハンバーガーや牛丼はよく食べるし、食べること自体を否定したいわけじゃない。
「粗末で体に悪いもん食ってんな」という自覚を持って欲しいということだ。
まさに「スマホのスピーカーで音楽を聴く時代」を象徴する存在だろう。
音がペラッペラであることを認識したうえで楽しんで欲しいということだ。
何も感じずただのバカ舌・バカ耳で楽しんでいるのとでは全く違う。
以前どっかの音楽評論家がYOASOBIの音を酷評したとき、大バッシングを受けていた。
基本的にその評論家は事実しか言っていないが、それが事実であることを理解できない人が多すぎたのだ。
チーズバーガーがジャンキーすぎると言われて「そんなわけない!」とキレてるようなもんである。
結局何が言いたいかというと、
曰く、YOASOBIのアルバムを聴いて「このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい」とのことだ。
実は私もこの評については概ね同意なのだが、考えをまとめるために「夜に駆ける」を題材に少しだけこのことについて書いていきたいと思う。
見当違いな点もあるかとは思うが、素人ながら20年以上音楽をやってきた人間の一意見だと思っていただけると幸いだ。あと、あくまで音に関する話だから、歌詞とかについては割愛。
●メロディについて
特に変なメロディだとは思わないけど、ドラマチックさには欠ける気はしている。目新しさも特にない。が、キャッチーではあると思う。冒頭とか思わず口ずさんでしまうインパクトはあるし。
●アレンジ面
正直ここが一番ツッコミを入れたいところだ。かの音楽評論家の言っていた「音色・音圧のショボさ」はここに主な要因がある。
無駄を省いた、と言えば聞こえはいいかもしれないが、多分Ayase氏はまだそこまでのテクニックを持っていないだけにすぎないのだろう。音の緻密さはなく、だいぶ荒削りだ。
キックは4つ打ちに重要なローのスピード感がいまいちだ。だいぶもっさりしているように思う。
ピアノのボイシングも工夫がない。低音で3和音を鳴らしているのは編曲の理論としてはあまり好ましくないし、それが結果的にピアノのローをEQでごっそりカットするということに繋がっている。
ギターについてはまぁ職人な立ち位置だなとは思った。サウンドメイクはもうちょっと頑張って欲しいけど。
全体の構成としてもだいぶのっぺりしていて、場面場面での厚みにあまり変化がないのが気になった。
●ボーカルについては
正直あまり印象に残らない、というのが個人的な感想だ。ややのっぺりした歌い方は最近のシンガーソングライター系のそれに感じたが、声に強烈な個性があるわけでもないのでそれが逆効果になっているように思った。
歌に表情をつけるためのテクニックがまだ途上なのかな、全体のサウンドがのっぺりしているのにボーカルものっぺりしてるから、いまいち曲に抑揚がないように感じてしまう。コンプがどうとかって話じゃないよ。それが私の感じた「つまらなさ」に繋がっているのかな、と思った。
●エンジニアリングについて
とにかく平面的で一直線上に張り付いた、奥行き感のないサウンドに感じた。レンジも狭いし。
デジタル系ビートにも関わらず、キックのボトムエンドの量感が感じられないのはかなり気になるところだ。4つ打ちなのにノれない…。
あと、とにかくピアノの音がパッツパツなのが気になりすぎる。曲調が曲調だからなのかもしれないけど、それにしたってそんなに音数が多いわけでもないアレンジの中でこんなにダイナミクスのない音にするのはどうなのかな、と感じる。
ボーカルもほやっとして抜けにくい声質だからなのか、パッツパツのしゃりっしゃりになっていて、もうちょいナチュラルに仕上げてもいいんじゃないの?っていう感想だ。
で、ここまでパッツパツになっていながらも、全体的に音圧感はない。
はい、ここで勘違いされそうな単語「音圧」が出ました。音圧っつーのはマスタリングにおける海苔波形がどうとかって話ではなく、一つひとつの音色がもつ太さやスピード感、ヌケ、煌びやかさのことだ。パワーというか。
全体的に音が細いんだよね。圧倒的な素人感というか、ちゃんと音作りしてないなーってのがすごく分かる。
で、ここまでいろいろ書いてきたけど、例のプチ炎上したツイートに関連して「スマホとかで聴いてる層をターゲットにしてるからそういう音なんだよ、そういうマーケティングなんだよ」という意見が見られた。
いや、違うでしょ。どう考えてもAyase氏が
「いいサウンドを知らない、いいサウンドの作り方を知らないだけ」
でしょ。
確かに彼が作る音楽を好んで聴く層というのは中高生が多いのは事実だ。そして当然高価なオーディオ機器など持ってはいない場合がほとんどだ。今の時代なら、スマホとワイヤレスイヤホンで聴くという人が多いだろう。
だが、だからといってそういった層が気づかないような部分のこだわりを捨ててしまうというのは、作品としての完成度を下がるだけでしかない。もっとも、この場合はそのこだわり方もまだよく知らない段階だと思うが。
私は「スマホ向けのサウンドに仕上げる」ということには普段から疑問を感じている。クリエイターたるもの「どんな環境で聴いても最良と思えるものに仕上げるべき」と考えているからだ。それに、スマホのフィルターに通してしまえばそれは勝手にスマホの音になるわけで。
過去の名曲をスマホで聴いたら、その魅力は劣化するか?そうではないはずだ。Steive Wonderの曲はグルーヴを失うか?浅倉大介のアレンジは煌びやかさを失うか?Dream Theaterのサウンドは分厚さが薄れるか?
つまりあれよ、クリエイターたるものクオリティは追求し続けてほしい、という話だ。
じゃあどんな環境においても最高のサウンドに聞こえるようにするためにはどうするか?何よりもまず、作る人間がそれをしっかりジャッジできるモニター環境を構築する事だ。
Ayase氏の制作環境がMacBookにヘッドホン直挿し、というツイートがバズったことを知っている人は多いと思うが、私はそれを見て非常に納得した。
誤解してほしくないのだが、私は別にそんな環境で曲を作ることが悪いと言いたいわけではない。お金なければその中で頑張るのは当たり前だし。
ただ、もう一つ誤解してほしくないのは「いい曲を作るための環境構築にお金をかけなくても良い」というわけでもない、ということだ。
例えばいいオーディオIFやスピーカーを買うことによって、それまで聞こえなかった音が聞こえるようになる、というのは当たり前だがよくあることだ。私もそこまでお金をかけられているわけではないが、現時点でミドルクラスくらいのモニター環境は構築できているとは思うので、その実感は何度も味わってきた。
つまり「できることを増やす」ためにある程度投資した方がいいということだ。SEに置き換えれば、シングルコアCPUにメモリ2GBのクソスペPCじゃ仕事にならないのと似ていると思う。
ただまあ、直近のインタビューではある程度機材を導入したりしているような回答もあったので、これからAyase氏の作る音楽がどうクオリティアップしていくのかは…………別に興味ないか……。
私もそのうち気が向いたら「夜に駆ける」のアレンジでもやってみるかね。
ふと評論家と一般人(含むオタク)の違いは何なのか、と言う疑問が浮かんだ。
専門知識をどこかで学んでいるわけでもないことも一緒。
かつて評論家は雑誌などに記事を書き、自分の評論を世に出していた。
一方、一般人は一部同人誌という形で評論していた人もいたが基本的に自分の評論を世に出す手法を持っていなかった。
炎上した宇野も確か元はロキノンの記者だったと思う。(名前を見た気がする)
ただ、今やSNSで誰もが発信することができる。
そしてSNSのつぶやきの方が雑誌の発信力より大きいのは間違いない。
国民総発信の時代に、評論家と一般人の間にこの違いは存在しない。
そして、評論家が1.で挙げた発信力を使うことで"見つかった"アーティストはたくさんいた。
何故なら評論家に評価してもらうよりtiktokでバズった方が売れるし多くの人に見つかるからだ。
また、そういうバズりに頼らなくとも、めざとい一般人オタクが才能を見つけ出し、SNSやブログで記事を書くことで見つかることもある。
というより、評論家は今何千万人といる一般人とどちらが早く才能を見つけられるか競争することを強いられているのだ。
勝ち目は無いだろう。
ただこれもどうだろう。今の時代、ブログやSNSで発信することを鍛えられている一般人もなかなか読ませる文章を書くようになったのではないかと個人的には思っている。
更に宇野のようにSNSに引き摺り下ろされた評論家の場合、たかが百数文字で表現する必要がある。
その文字数で文章力の差は出にくいので評論家を評論家最後の砦、文章力も役に立たない。
評論家はSNSなどネットに活動の場を移しているが、それは評論家と一般人の違いを無くし、自らを一般人に毛の生えた存在に貶める行為だと思う。自殺行為だ。
ただ、SNSを使わないと評論家としての自分が世間に見つからないことも事実だ。
SNSが普及し影響力を持った今、評論家はSNSで発信しないと評論家として生きていけない、ただSNSで発信することが自らの価値を貶めているという二律背反に苦しんでいるのではないだろうか。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 88 | 11378 | 129.3 | 44 |
01 | 69 | 6275 | 90.9 | 42 |
02 | 54 | 3948 | 73.1 | 50.5 |
03 | 38 | 6274 | 165.1 | 60 |
04 | 27 | 2258 | 83.6 | 62 |
05 | 17 | 2323 | 136.6 | 40 |
06 | 12 | 1632 | 136.0 | 96 |
07 | 40 | 3581 | 89.5 | 55 |
08 | 52 | 5460 | 105.0 | 37.5 |
09 | 90 | 12103 | 134.5 | 36 |
10 | 162 | 12094 | 74.7 | 40 |
11 | 161 | 15425 | 95.8 | 47 |
12 | 215 | 14145 | 65.8 | 32 |
13 | 175 | 17533 | 100.2 | 32 |
14 | 139 | 15361 | 110.5 | 40 |
15 | 130 | 18858 | 145.1 | 43.5 |
16 | 148 | 11391 | 77.0 | 46 |
17 | 137 | 14704 | 107.3 | 51 |
18 | 159 | 22715 | 142.9 | 38 |
19 | 159 | 16955 | 106.6 | 44 |
20 | 190 | 18613 | 98.0 | 40 |
21 | 128 | 18849 | 147.3 | 45 |
22 | 141 | 23033 | 163.4 | 38 |
23 | 219 | 21329 | 97.4 | 40 |
1日 | 2750 | 296237 | 107.7 | 41 |
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宇野は音圧戦争の帰結や現状まではわかってると思うよ。彼が根本的におかしいのはそこじゃない。
それを技術で解決したのがYoutubeとかSpotifyとかですね。彼らは音圧が高い曲の音量を下げて、他の曲との音量差を少なくしました。揚げ物使った弁当は弁当箱のサイズを強制的に2/3にするイメージですね。そうして消費者は錯覚に騙されず本当に美味しい弁当を選ぶことができるようになりました。めでたしめでたし。
ここはめでたしめでたしの終点じゃなくて、今も音圧戦争は形を変えて続いている。音圧が高い曲の音量を下げるのを「ラウドネス・ノーマライゼーション」という。配信系プラットフォームはそれぞれノーマライゼーションのアルゴリズム(主にはLUFS、聴感上の音圧を数値化するパラメータ)を定めている。そして音楽エンジニアリング業界は、この制約上限に抵触せずにどうやって聴感上「圧のある」音を出せるか、という一種のハックに向かっている。「測定結果が-14.0LUFSを超える楽曲は強制的に-14.0LUFSまで下げる」ということがわかっているなら、そのアルゴリズムを狙って作ればいい。
君は音圧戦争を生き抜けるか? 音楽ストリーミング時代のラウドネス・ウォー対策 (1/3)
配信時代の音楽制作〜ミックス、マスタリングの傾向と対策 – 今知るべき配信テクニック
音圧戦争から遠く離れてーラウドネスノーマライゼーションの誤解と意義
配信最適化はエンジニアリングやマスタリングだけでなく、基本的なビートの作り方にまで影響しつつあって、これなんかはテクノロジーが音楽を変えるという最新の事例といえるんだけど、それはともかくとして、この話は結局のところ「いまの聴取環境に合わせた、いまの流行り」でしかない。リスナーに目立つように、印象に残るように聴かせる最新のテクニックではあっても、音楽自体の構造が優れているか劣っているかという話とはほとんど関係ない。
ましてポップス=popular musicの一番の評価指標は「どれだけ売れているか」なのだ。現にバンバン売れている楽曲を捕まえてきて、その音圧が今時っぽいかどうかにケチをつける行為には生産性がない。よく繁盛してる飯屋で「店が汚い、食器が野暮だ、なぜこんなに客が入っているのか」と言ってるのに近い。クレーマーがどう言おうが、料理が美味いと思った客が多ければ店は流行る。音楽評論家を名乗るなら、今の技術的トレンドに沿っていない楽曲がなんでこんなに売れているか、という分析に傾注すべきだと思う。
音楽ジャーナリスト、YOASOBIについて「このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい」
https://togetter.com/li/1654398
これ、タイトルだけ見て「今更音圧……?まーでもそんなこと思う人もいてもおかしくはないな」と思ってスルーしてた。
で、さっきこの増田を見かけたので答えてあげるべく元ネタも読んでみた。
音楽評論家に聞きたいんだけど「ショボい音色・音圧」ってなに?
https://anond.hatelabo.jp/20210119190456
アルバム通してちゃんと聴いた。この気恥ずかしさは嫌いじゃないんだけど、このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい。少なくとも家のスピーカーで聴く音楽じゃないですね
ええ……。元記事が何を言っているかはてなの人に分かりやすい話題で言うと「Webサイトを全部眺めてみた。この気恥ずかしさは嫌いじゃないんだけど、このデザインパターンの単調さとFlashも使っていないサイトが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい。少なくともFullHDで開くサイトじゃないですね」と2021年に言ってるような感じか。
ビートの単調さがダメって、お前2020ビルボード1位の前で同じこと言えんの?
https://www.youtube.com/watch?v=fHI8X4OXluQ
「音色がショボい」に関しては、字面だけ見たらまあ同意するよ。でもそれが「プリセット批判」in2021となれば話は別だ。
増田に音色がショボいがどういうことかを説明すると、一般的には「生録ではなく打ち込みの音色が安っぽい」というところを意味すると思う。昔のMIDIとかカラオケとか、あるいはスーパーでかかってるJ-POPのインストとか、音色がなんか「パソコンで打ち込みました!」「生の音じゃありません!」って感じしない?逆に最近のピアノだけで数万円数十ギガバイトするような音源だと、ピアノの鍵盤から指が離れるノイズまで拾っていたり、弦と弦の共鳴まで再現していたりして、生の演奏と区別がつかない。
そういう意味でYOASOBIの音色がショボいことに異論は無い。まあ、後ろの音をカットして極端に打ち込みっぽくしてる夜に駆けるのピアノに代表的なように、それはあえてやってることなのは明らかであるので、本人達はショボいの一言で済まされると嫌だろうけど。
し・か・し!この音楽評論家は「音色がショボい」をそういう意味では使っていない。「シンセサイザーのプリセットをそのまま使っている」ことをもってショボいと言っている。まあそれはいいよ。別に広辞苑に音がショボいの定義が載ってるわけでもないし。
し・か・し!2021年にそのことをもってアーティストを批判しているとなると正気か?という感じだ。さっきの例に載せきれなかったが、これは「bootstrap.min.cssを読み込んでる!手抜きだ!このサイトはショボい!」と言っているに等しい。いや、使い方次第だし、つーかそれ今時普通だし……という。
シンセサイザーに出荷時に登録されたプリセットそのまま使うのは手抜きであると考える人がいる(というかいた、絶滅危惧種)のはまあわかりますよ。でもね、2021年に「プリセットしか使わない曲が世間で許容されているのは信じがたい」とか音楽評論家が言っちゃうのは死ぬほど恥ずかしいことなのでやめた方がいいと思います(「プリセット~が許容されるのは嘆かわしい」というのだったら賛同はしないが理解は出来る)。
まずあなたは打ち込みJ-POPにそこそこ詳しい音楽評論家顔で登場していますけど、小室哲哉ってひと知ってます?ちょっとマイナーかな?多分知らないと思うのでただのリスナーの僕が評論家先生に説明してあげますが、「プリセットしか使わないでJ-POPで天下を取った男」です。小室はプリセットをほとんど弄りません。そのことを彼はインタビューで度々悪びれもせず語ってきました。
https://www.youtube.com/watch?v=LgBxze0ye94
これの30秒過ぎから、クラブ系の曲を作ったことがある人だったらフフッとなると思う。なぜならここで、Sylenth1というクラブ系で1番人気のシンセサイザーの、起動して一番最初に鳴らせるプリセットがそのまま使われているからです。他に90年代当時の曲でも、あのピアノはどのシンセの何番のプリセット、とか結構バレてる。本人も隠してないし。
と、いうわけで20年以上前にはもうプリセットまんま使いで天下を取った人がいた訳なんですよね。評論家さんはご存知なかったみたいなので今日は小室哲哉の名前だけでも覚えて帰ってくださいね。
で、別にプリセットまんま使いは新しいことでもないのだが、むしろ最近のトレンドだったりもする。海外アーティストのトラック(要するにソースコード)見てみ、やつらNexus(めっちゃいい音のプリセットが大量に入ってるシンセ、bootstrapのuiパーツみたいなもん)しか使ってねーぞ。
まーそんな感じなんで、2021年にプリセット批判は正直かなり何も知らないのがバレて共感性羞恥でキツいっす正直。
に、加えて音圧!2021年に音圧がない=悪いとかいう論をプロがぶつとは夢にも思わなかった。音圧戦争ってFlashのサポート終了より前に終了したぞ。それもまさかご存知ない……?
そもそも音圧が何か分からない、あるいは最近の音圧事情が分からない方に説明します。CDとかの場合、入れられる最大音量ってデータ的に決まってるんですよね。弁当箱の容量と思ってください。で、人間って大きい音の方がいい音に錯覚してしまうんですよね。弁当のカロリーが高いほどジャンクに旨く感じてしまうと思ってください。そうなると弁当箱にいかにカロリーを詰め込むかという戦争が始まりますね。
音圧が高い曲の例
https://www.youtube.com/watch?v=e-IWRmpefzE
このあたりの話は「音圧戦争」とか「海苔波形」とかでググってもらえればいいんですけど、決まった容量の弁当箱に詰め込めるだけ詰め込むと色々犠牲になるように、音楽でも音質が犠牲になっていました。
で、それを技術で解決したのがYoutubeとかSpotifyとかですね。彼らは音圧が高い曲の音量を下げて、他の曲との音量差を少なくしました。揚げ物使った弁当は弁当箱のサイズを強制的に2/3にするイメージですね。そうして消費者は錯覚に騙されず本当に美味しい弁当を選ぶことができるようになりました。めでたしめでたし。というのが去年一昨年あたりまでのあらすじなんですけど、評論家さんご存じない……?で、去年あたりはその音量を下げられる中でいかに上げ底とかで消費者を錯覚させていくかとか、あるいは消費者の側で「ここ10年くらい揚げ物ばっかで飽きたから煮物とか逆に今新しい気がするわ」とかムーブメントが出てきてるのも、これもご存じない……?たとえば最近Youtubeとかで80年代Citypopとか流行ってるのはその流れもあります。
総評:あの音楽評論家の言っていることは無茶苦茶なので理解できないのが正しい。増田は悪くない。
(2021/2/7追記)書きました anond:20210207093448
音楽ジャーナリスト、YOASOBIについて「このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい」 - Togetter
音楽素人の素朴な疑問と思ってもらいたいんだけど、音色にショボいとかあんの?
どんな音色もみんな違ってみんな良いんじゃないの?
YOASOBIの音色の「ショボさ」というのはどういう部分に起因しているんだろう?
「その楽器の弾き方を変えることで生まれる音の違い」みたいな意味とがあるのではないかと思うけど(それとも無いのかな?)
プリセット音がどうこうというのは前者の話なのかな?
様々な楽器を使ったオーケストラの音楽よりもギター一本で弾いた音楽のほうがショボい?
あと音圧ってのもよく分かってなかったけど、基本的には「音量」とイコールでいい?
「最大音量と最小音量の差を少なくした上で平均音量を上げること」みたいな感じで理解したけど。
となると「音圧がショボい」というのは「音量が小さい」という話なのかな。
でも、音圧って上げれば上げるほど良いってわけでもないだろうし。
最近渋谷系ってワードを音楽雑誌とかその辺の論壇でよく目にするようになったけど、2年前の花澤香菜のアルバムで既にその辺終わってんじゃねーのって思った。
まあ花澤香菜の作家陣は渋谷系かっていうと違う気もするけど。そもそも渋谷系の定義自体めんどくさいところあるので彼らも渋谷系ってことにする。
んでまあここのところ渋谷系ってワードをよく出すようになった界隈ってのはアイドルの楽曲派な人たちっていう印象なんだけど。
「アイドルばかりピチカート」とかいうカバーアルバム出したりとか。
他にもそんな有名じゃないアイドルが渋谷系っぽさをアピールしてるような感じのが結構ある。
んでこの辺のシーンの中心ってのはたぶんNegiccoなんだろう。
なるほど確かにNegiccoには渋谷系の人たち、それも花澤香菜とは違って「元祖」な人たちも参加してる。
んでまあNegiccoがまるでポップス界の最先端かのような書き方されたりしてるところあるんだけど、もうこの路線花澤香菜でやったじゃん、って少し思うところもある。
Negiccoのプロデューサーであるところのconnieも花澤香菜のアルバムに影響を受けた旨の発言してるしね。
作家陣も少しだけ被ってるしね。
んで当の花澤香菜はというと新作「Blue Avenue」でもう渋谷系飛び越えてニューヨークシティポップスとかやっちゃってる。
それがミュージックマガジンのクロスレビューで誰だか忘れたけどオッサンが偏見まみれで2点とか付けてたりするんだけども。
まあそれはそれとして、今の渋谷系再評価の流れって花澤香菜のアルバムがわりと重要な位置にあるような気がするし、しない気もする。
それとは違ったところで、アイカツ!の曲も妙に渋谷系なところある。
「fashion check!」とか「恋するみたいなキャラメリゼ」とか顕著。
そもそも曲作ってるMONACAという音楽制作集団がそれっぽいところがあるんだけど、それだけじゃなくて、様々なジャンルの曲を女児に触れてもらおうっていう方針がすげえ良い。
メタルとかロカビリーとかジャズとかフュージョンとか裾野が広いのがたまらん。
Negiccoのプロデューサーであるところのconnieもアイカツ!は好きみたいだしね。
Negiccoも花澤香菜もアイカツ!もわりと近いところに音楽性がある気がするんだけど、この3つのファン層ってあまり被ってない感じ。
アイドルとアニメってすごい近いような気もするのにね。アイカツ!なんかそもそも歌ってるのがアイドルのたまご的な人たちだし。
まあ結局何が言いたいかっていうとアイドル好きもアニソン好きも音楽評論家もみんなアイカツ!見てください!って話と、ミトも来たんだからそろそろ沖井礼二あたりもアイカツ!曲書いてくれないかなって話だ。