はてなキーワード: 美容院とは
そこまで金持ちなら避暑地の1つや2つ行ってそうだが?海外でも田舎度が高い所に行ってそうだが?
スイミングスクールは高収入のステータスではない。むしろ低収入層から幅広く行かせることのある習い事の1つ。
極端すぎ、そんなの滅多に居ない。それ程高層だけで生きてるのになんでそんなのに出会うのか?
こういった反応を求めてたなら、おめでとう、よく釣れたね。
低学歴の世界の記事をよく見るんだけど逆に高学歴の世界(?)の話をしたい。
生まれも育ちも都内。
郊外とか、田舎とか、ネットとかテレビで見る風景しか知らない。
行っていた幼稚園は、超絶金持ち幼稚園で、幼稚園まで基本、車で送り迎えだった。
車のドアは、専用の人があけてくれた。
それが「普通」だった。
小学校も都内の私立に通った。休みはどこの家庭も海外旅行に行っていた。
スイミングスクールはほぼ全員行ってたと思うし、家庭教師がついている子もたくさんいた。
中学・高校で「悪いこと」といえば、ルーズソックスをはくことぐらいだった。
いじめもあったけど、たいしたいじめじゃなかった。不幸の手紙レベルだった。
さすがに18ぐらいになると、自分がとても贅沢な生活をしていることに気づいた。
と思った。
だが、それは「普通」なんじゃなくて「上の層」だって知ったのは社会人になってからだった。
海外旅行行ったこと無いとか信じられないし、
月の小遣い5000円とかありえないし、
世間知らず!といわれるかもしれないが、本当に信じられない。
数年前に結婚し、夫婦2人もはたらいている。税金高いな。とは思ってる。
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使いかた難しいですね。
アンサーはどう書くのがマナーなんでしょうか・・。
ちなみに釣りではないです。
郊外とか、田舎とか、ネットとかテレビで見る風景しか知らない。
そこまで金持ちなら避暑地の1つや2つ行ってそうだが?海外でも田舎度が高い所に行ってそうだが?
「もっと郊外に住めば家賃減らせる!」的なコメントが多かったので、
極端すぎ、そんなの滅多に居ない。それ程高層だけで生きてるのになんでそんなのに出会うのか?
横だけど、毎月化粧品数個なんて買わないでしょう
化粧品って一式揃えたら、あとはファンデを半年に一回買うくらいで
アイシャドウとか口紅とかチークとかはそうそう減らないから、年に一つ買うか買わないかくらいで足りると思う
もちろん普通の人は、気分を変えたいとか今使ってる色はあまり似合ってない気がするとかで色物も頻繁に買う事もあるけど
かつかつの生活してたら、化粧品なんてそんなに買わないでしょう
まめに美容院行かなくても、染色しないロングヘアをコンパクトにまとめてれば社会生活送れない程見苦しくはならないし
毎朝旦那さんにお弁当作ってるのなら、外で一日遊ぶ日は子供と自分の分のお弁当もついでに作るだろうし
食費が少なすぎるので、こっそり食費に回してるような気もする
まめに美容院に行かない&千円カットはただ切るだけという感じでモサくなるからなあ
小まめに美容院に行けるかどうかで「奥さん」になるか「女を捨てたおばさん」になるかのルート分岐のフラグは大きそうだ
子持ちの友達と遊んだ時はファーストフードで食べて、子どもを公園で遊ばせて子どもを見守りながらおしゃべりしたり子どもと
どうやって子どもの被服費をまかなっているのかフリマで2~300円の服を買う
小遣い5000円だったら美容院一回行って、月一回ランチ食べてから100円の化粧品数個買ったら
終わりだな(女性として最低限の身だしなみと友達と最低限の交友関係を満たしたらもう何もできない)
9X円~100円弁当の記事や本時々目を通すけどどれも栄養バランス充分取れてるとはいいがたいもの
米とか野菜に実家が農家とか親の援助やスーパーの見切り品(特売)ばかりにならないときつそう
子どもが産まれたらうちもそうなるのかあ、老後を取るか子どもを一人だけ産むか2拓だな
<一番下に追記しました 2013/8/9 2:00頃>
下痢腹さんや増田さんでちょうど「年収400万」がゾッとするだのしないだのと取りざたされてたので、ジャスト400万円の俺が家計簿を叩きつけてやるよ。
アバウトな家計簿がベースなんで細かいツッコミはなしでヨロアイコ。
項目立てもオレ流です。
<スペック>
妻(30歳・専業主婦)、子2人(3歳、1歳)
クルマなし
厚生年金 34万
健康保険 20万
雇用保険 3万
────────────────────
手取り 328万
児童手当 30万
↓
使えるお金 358万(約30万)
<毎月の出費>
食費 2.5万
外食費 1万
水道光熱費 2万
通信費 1.5万
被服理容費 1万 服と美容院
医療費 0.5万
生命保険 0.5万
雑費 1万
交際費 0.5万
幼稚園 1万
────────────────────
支出計 25万
<貯蓄>
普通預金 2万
投資信託 3万
<メモ>
<追記 2013/8/9 2:00頃>
ブクマや増田へのレスありがとう。正直びっくりしてる。平々凡々なところがかえって参考になったのかな。ダメリーマンが久々に味わう達成感。見積もり作成を後回しにしてブクマコメントで多かった内容に答えてみるよ。
今の俺には仕事よりもこっちの方が大事だぜ!(←ダメリーマン)
http://anond.hatelabo.jp/20130802091934
>無洗米も合ってもはや米を研ぐという時代ですら無いのにレンジご飯とか
http://anond.hatelabo.jp/20130802092927
>確かに月一美容院は贅沢過ぎだし、今時パンの耳なんてどこで売ってるのか
女性やめて喪女になるならそれでいいんだろうけどね。パンの耳はお昼のパンをパン屋に買いに行く時に
「お一人様一袋まで無料」のを貰ってる
http://anond.hatelabo.jp/20130802100659
>パンと野菜ジュースだって家で食ってるかどうかすら怪しいしな
ビンゴ! 6:00のバスに乗って行くときは乗り換えの駅のコンビニでパンとジュース買って
ホームのベンチで食べてる時もある。帰ったら23時半までには洗い物済ませて明日の準備して寝てる
http://anond.hatelabo.jp/20130802111224
>家からペットボトルにお茶を詰めて持って行こうと思い至らない
機材が5kg以上あるからそれ以上何も持ちたくない
朝は5時に起き、身づくろいをしてゴミを捨て
荷物が重いので水筒は持っていけず、行き帰り用にペットボトル2本購入は基本
昼休みは炭水化物を食べないとパワーが続かない 手作り弁当など作る気力も重たい荷物に加える気力も無い
仕事が終わり帰るとスーパーの野菜コーナーや魚コーナーはめぼしい安い野菜は空、半額のおかずや弁当を家族に申し訳ないと思いながら
おずおずと食卓に出す 洗濯機を廻し、風呂を沸かし、洗濯物を畳む 仕事の書類を書く疲れ果てて書いてる途中で昨日は寝てた
休みの日も仕事の打ち合わせで時間がつぶれ、残った時間で残った家事をすませる 手作りで料理できるのはこの日だけだ
冷凍保存で下ごしらえ作り溜めまでする暇は無し 車も無い
昔は料理好きだったのに、今は炊飯器は一週間以上米も炊いていない レンジご飯ですませるか弁当だから
それでも家事を充分してないと女は批難されるんだ 「環境を変えられない事を見透かした上で」ケチつけられるんだ
普段着はフリマで200~300円で少し流行遅れの物を買い、新品といえばGU 靴は490円で投売りされているもの
仕事着と仕事靴とプライベートで人に会うときだけその場に見合ったレベルの物を買う
自分で髪を切ると違和感が引き立つから月に一回美容院に行く その代わりにパンの耳をそのまま具無しで齧る
身だしなみを整えられるの環境に整えないのは周囲に不快感を与える
「悪」だから 「排除され批難されても仕方ない」から 「普通じゃない」から
甘い雰囲気ねぇ、次第にやつれて醜くなるばかりだ 二人で老後に一家心中とかしなくて済むように
生きていくために必死に働くだけで精一杯だ 子どもいるとか贅沢でうらやましいなあ
私は元々腐女子だった。
小学生の頃から漫画やゲームが好きで、中学生になると地元の同人誌即売会や年二回のコミケに足を運び、
少ないお小遣いを握りしめホモホモしい漫画や小説を買い漁っていたものだった。
地味で根暗であったため学校ではいじめられっこで友達はいなかったものの、オタク的活動を通して腐女子仲間がたくさんできた。
私の見た目は相変わらずモサかったものの、一応美容院に行ってみたりファッション雑誌を読んでみたりと徐々に色気付きつつはあった。
ファミレスでだべったり、ゲーセンで遊んだり、一緒に買い物をしたり割と普通な恋愛を楽しんでいた。
中学生になるかならないかの頃からホモ漫画を読み漁っていたため
性的な事にも興味津々だった私は、ホテルに誘われてもあまり抵抗することなく
あっさりと初めてを捧げた。痛かった。
彼氏ができてから私はオタク的イベントにあまり顔を出さなくなった。
イベントに参加してまで萌えを共有したいという情熱は消えてしまった。
ちょうどインターネットが普及した時期でもあり、萌えの発散の場はネットで十分だった。
まあ若かったのでその初めての彼氏とは1年足らずで別れてしまったのだが、
運が良かったのか悪かったのかすぐに次の相手は見つかった。
それから現在アラサーに至るまで、付き合ったり別れたり浮気したりされたりまあ人並みに恋愛をしてきたのではないかと思う。
いじめ経験から対人恐怖症気味ではあったが、いじられキャラを装う技術を身に付けたおかげでオタ以外の友人もそれなりにできた。
見た目もそれなりに気を使うようになり、下の下のモサ子から中の下くらいにはなったと思う。
大学生くらいまでは友人のサークルの売り子としてコミケに参加する事もあったが、
社会人になってからはさすがに腐女子仲間とは疎遠になり、イベントに参加する事もなく、時折mixiなどで近況を知る程度になってしまった。
一人暮らしになったため大好きな漫画も置くスペースを考えるとあまり買えず、たまに漫画喫茶で読むくらいになった。
あまりやり込むこともなく、とりあえずクリアするだけとか、クリア前に投げてしまったりとか
ひどいと開封すらせず積みゲー化させたりするようになってしまった。
現在も普通に彼氏はいるし、年齢が年齢なのでぼちぼち結婚の話も出てきたりなんかする。
彼氏はガチオタではないものの、いい年してジャンプを毎週欠かさず買っていたり
モンハンの新作が出るたびに睡眠時間を削って狩りに励んでいたり、まあ普通に漫画やゲームの話をしても引かれることはない。
そんな感じですっかり腐女子を卒業し、ちょっとオタ趣味のあるフツーの人になったと思っていたが、
ぶっちゃけ彼氏の事を考える時間より遥かに長い時間を妄想に費やしている。
便利な時代になったもので、私はこの数年ぶりに顔を出した激しい萌えを消化すべくネットの海へと飛び込んだ。
カップリング?ああまあ何でもいいや。とりあえずあのキャラが見られれば。
(私は元々カップリングにはあまりこだわりがない。雑食である)
とりあえずあのメインキャラとの絡みが多いからアレ×ソレが王道みたいだな。
ああん甘いセリフを吐くあの人が見たいようあの人が乱れるシーンが見たいようあんな事やそんな事になったところ見たいよう
だが。
何だか違うのだ。
思っていたようなドキドキは得られなかった。
そのジャンルの全てのサイトを見て回ったわけではないが、何だろう、何か違う。何か足りない。
恋焦がれたあのキャラと誰かの濃厚な絡みを見ても、夢中になれない自分がいる。
そして気付いてしまったのだ。
これまで自分が経験してきた恋愛と、画面の向こうの誰かが考えたストーリーとを、無意識に重ねあわせてしまっている自分に。
「こんな展開&シチュありえねーよ」と心の何処かで感じてしまっている自分に。
妄想は萌えだけを追求して然るべきなので、そこにリアリティなど盛り込む必要はない。
書き手に非はない。読み手である私の問題だ。
何故だ。私は萌えが欲しかっただけなのに、何故こんな風に冷めた目で見てしまうのだろう。
現実の男を知ったからと言って、二次元の萌えを純粋に楽しめなくなってしまうなんて、あまりにもひどい。
もちろん彼氏がいても結婚していてもホモ萌えする人はたくさんいるだろう。私の周りにもそういう子はいる。
でも私はだめだったのだ。
それに気付いた瞬間、とても悲しくなって、ああ、中学生の頃の純粋に同人活動を楽しんでいた頃の私は死んでしまったんだ、と思った。
久しぶりに彼氏ができたので、できるまでに色々試したことと感想を思いつくままに書いてみる。何かひとつでも彼氏が欲しい人の参考になったら嬉しい。
部屋の掃除をする
オタク関連のものは本当に気に入ってて、今でも見返すくらい好きなものだけを残して売る。今の自分に必要なものは意外と少ない。服もこんまりさんを参考にリボンやフリルがついてるものはなるべく処分した。アラサーともなるともういい大人だなと気がついた。着方を間違えるとブリッコに見える。
高級ランジェリーを買う
ワコールのサルートというブランドがオススメ。はっきり言って高い。ブラだけで1万くらいする。でもつけると女度が上がる気がする。今までは高くてもセットで3000円くらいのを買っていた。サルートを買ってからそういうのが子どもっぽく感じられ、高くてもいいもの、セクシーなものを買うようにした。買っておいたおかげで、彼氏が出来た後も有効活用できるw
恋愛系の本を読む
前の恋愛では何がいけなかったのか等反省のためにも恋愛運関係の本やブログを読み漁った。引き寄せの法則に関する本も読んだ。あとちょっとスピリチュアルな店も行った。パワーストーンは好きだけど、つけているだけで、幸せになれるわけでも、突然運命的な出会いが降ってくるわけではないので注意。
私の行動は、かなりこれらの本や著者に影響を受けてる。何度も読み返した。お気に入りのいくつかのタイトルを貼っときます。
『世界一!愛されて幸福(しあわせ)になる魔法のプリンセスレッスン―ときめきの風に運ばれて、ここ大好きなひとに世界一!愛される魔法のプリンセスレッスン 恋愛仕事も恋もがけっぷち! 29歳OLが永遠に続く幸せを手に入れたシンプルな習慣
『ほんのちょっと変わるだけで素敵な男性が手をさしのべてくれる本』
3万する東京のメイクセミナーに行った。高かったけど、本当に行って良かった。メイクを変えたら会社の男性が優しくなったし、褒められた。彼氏がいる人もいない人も27、28歳になったら一度習うのをオススメする。メイクは、20代前半とかもっと前に習得した人が多いと思うけど、やっぱり年齢を重ねるに連れて似合うメイクが変わるらしい。
足を閉じて座る
自分が意識するようになってから、電車で足を閉じていない女性がとてもだらしなく見えた。本当にたくさんいる。年をとってても、足を閉じて座っている女性は品が良く見える。電車でメイクする人は論外。
美容院に行く
2ヶ月以内に絶対1回は行く。カラーするならこまめに染めてプリン状態を避ける。トリートメントでツヤツヤの状態にする。
期限を決める
私は、半年後の自分の誕生日までに彼氏ができなかったら、お見合いすると決めた。決意から2ヶ月でできた。なるべく前向きに気持ちを持ち続けたのと小さなことが多いけど、行動したのが良かったのかも。彼氏とはお互い前から知ってたけど、友人が開いてくれた飲み会でちゃんと話してみたら、意気投合し、あっという間に付き合い出した。
思いつくままに欲張りに理想の彼氏の条件や、憧れのデートをストーリー仕立てで書いた。プリンセスレッスンを参考にした。忘れてたけど、久しぶりに読み返したら、今の彼氏はかなり当てはまっててびっくり。条件は、背が高いとか、束縛しないとかそんな感じ。年収は自分と同じくらいと書いた気がする。400万くらい?
女子会も楽しくて好きなんで、ずっと行ってたけど、傷の舐め合いや「イイ出会いがないね」と言ってるだけではダメだと思ったので、本やセミナーとかで得た知識を紹介した。みんな喜ぶし、愚痴を云うより絶対有意義。
会社の同僚や先輩にも愛想をよくする。疲れた顔をしてたらお菓子をあげたり、話を聞いたりする。既婚者とか好みじゃない人でも、こういうことをしてると男性の扱いが上手になるのかも。
男性と2人で会う
全く付き合う可能性のない会社の同期の男性と2人で食事をすることで、練習をした。相手の話をちゃんと聞いて適切なリアクションをする。うまくいくと、「また行こう」と言ってくれたり、おごって貰えたりする。
合コンに行く
自分がオタクだったからか正直、あんまり成果はなかった。でも、ここで出会った男性と2人で食事に行くとか、恋人になる人をいきなり探すんじゃなくて、練習相手を探すという目標にした方がいいかも。
これも自分はあんまり成果はなかった。2回行って一度は年下の純粋そうな男の子とカップリングが成立したけど、遠距離だったのもあってメル友で終わった。もう1回は相手を選べなかった。4000円出してカップルになれなかった男性は可哀想だと思う。
こういうパーティーでカップルが成立しても、それが付き合うことにはならないことが多いので、注意。むしろ同性の友人(オタク仲間が増えた方が楽しい)
以上が思いつく限り、自分がやったこと。お金もある程度はかけた。自分への投資だと思えば、声優イベントに行くのをちょっと我慢すれば、捻出できる。声優イベントは本当に楽しいけど、行っても自分自身は何も成長しないんだよね。ほどほどにする。
彼氏は、年下だけど、頼りになるし、非オタだけど、理解はしてくれてる。ありがたい!
せっかくできた相手なので、大切にする!
学生時代から社会人五年目の今に至るまであらゆる場所に溶け込めず、自分の何がダメなのかずっと悩みながら生きてきた。
中学の時は周囲が悪いんだと思っていればよかった。
田舎の公立中学でとても荒れていたから教室には不良とそれから弾かれたオタクの二つのグループしかなく、俺は不良でもオタクでもないんだからどっちにも入れないのは仕方ないと思っていた。高校に入って普通の人達に囲まれれば何かしらのグループに入れるだろうと思っていた。皆に変わってるといわれるのは俺が頭がいいせいだ、こいつらが馬鹿なんだ。
進学校だったから周りには不良も居らず明るい良い人ばかりなのに俺の居場所はどこにもなかった。
コミュニケーション能力に問題があるのではないかと思い、心理学や自己啓発、催眠術に手品の本を読んでみた。
見た目が悪いのかと疑い、バイトをしていい美容院に行き高い服を書い、ナンパの本を読み、隣の県に電車で二時間かけて行って実際にナンパをやってもみた。
話す程度の友人も彼女もセフレもすぐに出来たが結局俺はどこに行っても浮いていた。
相手の手を開かなくさせても引いたカードを当ててみせても付き合ってキスしてみてもSEXしても結局何も変わらなかった。どの女の子にも変わってると言われたし普通じゃないと言われ続けた。
修学旅行のグループで何処に入るか悩むのも仲が良いと思っていた人達が知らない間に旅行に行っているのも全部ここが田舎なせいだ、変だと言われるのも皆が馬鹿なせいだ、皆馬鹿なんだ、俺は違う、都会に行けば俺を受け入れてくれる何かがあるはずだ、俺が変なんじゃない、だってもうやれることは全部やったはずだ。
そして都内の大学に入ったが結局一人だった。サークルにも三つ入ったがプライベートで大学の人たちと遊びに行ったことは一度もない。今となっては名前を覚えている人も一人も居ない。インターネットで知り合った人達と遊んだり女の子を口説いたりしているだけで四年間は終わった。そのインターネットで知り合った人達も俺の知らない間に皆で旅行に行ったりしていたようだ。高校時代と全く同じだ。俺が自分から参加しない限り何かの場に呼ばれることは遂になかった。
俺はようやく自分が変なんだと思い知った。何処に行っても居場所がないのは俺のせいだと受け入れた。コミュニケーション能力だったり見た目だったりそういった表面上の事ではない、俺の人間性が異常で魅力がないんだ、俺がおかしいんだ、俺がダメなんだ。
発達障害やアスペルガー症候群だったりするのかと思い病院に行ってみたが診断結果は違っていた。医者によると俺は普通の人間らしかった。
人格障害かもと疑い、精神科にも行ってみたがそれも当てはまらなかった。
人間性がイカれていても表面を磨き続ければいつか好かれるのではないかと思い、営業職についてみた。
しかし五年経って営業のトップに立ったが結局何処にも馴染めないのは変わっていない。
俺の何が問題なんだろう?
自分でアプリを作って、自分のiphoneで実機テストするのはappleさんの監視外なので
1年くらいすると、自作アプリをプログラムの状態で販売・配布するようになる。
「2chアプリのプログラム、ダウンロードはこちら」みたいに。
プログラムを落として、アプリ開発サイトにアップロード、アプリ化してインストール。
この流れを1つのサイトでやっちゃえば下品だろうが、反社会的だろうが、インストールできちゃう。
appleの審査にもれるようなアプリを開発して、プログラムの状態で販売したら儲かるかもね。
すぐに無料で配る人が出て来るだろうけど。
それにしてもアプリ開発が簡単になって来て、近所の美容院がお店の宣伝用にアプリ作ったりし始めてる。
「アプリ作ってます」ってのはもはや、「ブログやってます」と同じになりつつある。
20年前は誰もがシコシコプログラミングしてテキストサイトとか作ってたけど、
今やブログサービスが当たり前で、「ブログやってます」ってのは凄くも何ともない。
アプリ開発も3年も立てば「ただの趣味」の範囲になっちゃいそう。
オリジナルアプリ(勿論、審査フリー)を共有するサイトとか作った方が
商売の寿命が伸びるんじゃないですかね。
なんとなく気分障害の気分循環性障害っぽいなと思ったけど、素人判断は危険なので医者にかかろうと思ってるならかかったほうがいい。ただ大きな期待はしないほうがいいかなと思う。特に気分障害って難しいらしくてうつの薬だと躁転する可能性があって更にひどくなることがある(自分はそうだった)。気分障害について詳しい医者にかからないとなかなか寛解はしない。特に金循環性障害であれば限りなく性格に近いようなタイプの病気なので、行動療法で社会に合わせていくほかないという気もする。もちろんちゃんとした話はお医者さんの話を聞いてください。私は素人なので。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%88%86%E9%9A%9C%E5%AE%B3
http://www.ipt-clinic.com/case/post_3.html
勉強するのは大好きだし、好きな勉強をさせてもらってるわけだし、やりがいを感じてすごく真面目にやる。
やればやるほどできるようになるのが嬉しくて、もっと褒められたくて、期待に応えたくて。
あれもやろうこれもやろうっていう気力に溢れてて、実際やる。そしてできる。
あれもこれもやれる気がするけど、やってはいけないよ。それが動けなくなる理由だと思う。こういう気質もしくは病気にかかっている以上少々の無理は絶対にしてはいけない。確かにリミッタがないので(いわゆる軽躁状態)楽しいし頑張れちゃうんだけど、そこをぐっと我慢するところから行動療法は始まると思ったほうがいい。
自分の場合、学生時代は頑張りすぎる→しんどくて動けなくなる→反動でまた頑張りすぎる→動けなくなるという無限ループを繰り返していた。動けなくなる時期に医者にかかったけど、頑張る時期になると本人治った(薬飲んでたし!)と思うのでまた頑張りすぎてその後ダウンする。
体の不調が出るというのは、体がもう限界だとおしえてくれているということだから、素直に従ったほうがいい。本当はもっとその手前で警告はでているんだけど、見逃してしまってるんだと思う。自分も未だによくわからないけど、本当に注意深く自分を観察すると、食事が適当になってたり、朝起きるのが辛くなったり、肌が荒れ始めてたり、毛穴が開いてても気づかなかったり、美容院に何ヶ月も行ってなかったり、部屋の片付けをめんどくさく思ったりと兆候は出ている。個人的には植物を育てていると、割とこういう自分の変化はわかりやすいと思う。学生時代は植物をすぐに枯れさせていた。元気なときは水やり忘れるか水やりすぎるし、動けないときは放置するから。
結局寛解したのは社会人になってからだった。四月から八月まで新人教育で定時に会社に行き、定時で帰って(五時とか)、ご飯作ってお風呂入って遅刻するのが怖いので10時半から11時には寝て、土日はきっちり休むという生活をしていたら、いつの間にか生きていくのがそんなに大変じゃなくなった。もう五年目になるけど、時期によっては終電で帰って定時にきて休みなしということもあるけど、昔のようにダウンすることはあんまりない。たまにだめだーと思ったら潔く二日くらい休む(うちの会社がそれをOKとしてくれてるのもありがたいんだけども)。暇になる時期に一週間くらい休んだりね。
人の力を借りたって全然いいんだよ。全然構わないし、だいたいの場合みんな許してくれる。周りの人達ってそんなに意地悪じゃないし、むしろ優しい。私もかなり暗くておとなしくて地味なタイプだったけど、やることやってれば信用はしてもらえる。というか他の人は結構適当に手を抜いてるし、そんなに頑張らないから、だから肩肘はらなくたっていいんだよ。休みたければ休みな。それで行きづらいなっていう気持ちだけ克服して、休んでごめんね疲れてたんだって正直に言えばいいんだよ。それで何か嫌なことを言ってくる人は、単なる嫌なやつだから気にしなくていい。
サービス業に多いと思うのだが、休みほとんどなし、給与安い、人材使い捨て。
話を聞く限り、居酒屋系、コンビニ系、美容院系、芸能マネジメント系、アパレル系…など
これがそもそもおかしい。
休みなしで命がけで頑張らないと他の会社に勝てない、利益がでない。
業界にいる人間は初めから労働条件のことを分かっていて、働いている。
いい仕事をするためには命をかけることも当たり前?生命力削って働くことが美徳?
頑張って働いて、しっかり休んで、人間らしい人生を歩むことは許されない?
現状を「仕方ない」「そういうもんだ」「利益のためにはしょうがない」「生きるためにはこうするしかない」と思っている人が多すぎる。
絶対におかしい。
ネットを徘徊していると、メイク関係で荒れている話題をときどき見かけます。
その中で「社会人としてメイクは最低限の身だしなみである」という主張が必ず出てくるようです。
一方で「メイクなしでも社会生活は問題なく送れる」という主張はあまり見たことがありません。
そこで、30代ノーメイク女である自分の人生を晒すことで、ノーメイクの生き方について考えてみたいと思いました。
問題なくかどうかは分かりませんが、少なくとも生きることは可能であるという実例です。
できることならメイクをせずに生きたいと思う若い女性の方は、参考になれば幸いです。
現在はお風呂上がりにニベアをちょっと塗るのと、唇が荒れた時にリップクリームを塗る以外、本当に何もしていません。
化粧水もつけないし、脱毛もしないし、眉も整えていません。ネイルも爪切りで切る以外の手入れはしていません。
美容院には2,3ヶ月に1回行きますが、毎日の髪のセットは櫛を通す程度しかしないので、気合入れてカットしてくれる美容師さんには少し申し訳なく思っています。
結婚式などに出席する際は、産毛を剃ってファンデーションと口紅をつけます。余裕があるときにはアイシャドウとチークを追加しますが、時間がない場合は省いています。
20代から30過ぎくらいまでの間には、何度かメイクデビューに挑戦しようかと、道具を買ってみたりしたこともありましたが、1か月もしないうちに面倒になって元に戻るのが常でした。
男性とお付き合いしたことはありません。そもそも恋愛願望が薄く、あまり異性にアプローチをかけたりしたことも無いので、これはメイクのみの問題ではないかもしれません。
一方で、友人知人には不自由していません。学生時代からの友人とも年に数回会って話をしますし、社会人になってから出来た友人もそれなりに居ます。上司や先輩、後輩とも親しくできています。
会話がメイクのことになると、私は専ら聞き手に回るほかありませんが、それほど多いことではないので特に不満はありません。
仕事の上でも特に困っていませんが、これは職種による差が大きいのではないかと思います。
私は医療・介護関係の職に就いており、仕事中は大抵マスクをしています。
周囲にメイクせよと言われることは時々ありますが、仕事上ではなく、友人からのアドバイスとしてです。それも最近はめっきり減ってきました。
いずれにせよ少数派になることは間違いないので、それを辛いと感じる人は、失うものが大きいかもしれません。
自分の中で、どういう部分がノーメイク人生を送るにあたって重要だったか、考えてみます。
まず、家族があまりメイクを重視しない人達でした。なので私もこのように成長したのでしょう。
人見知りせずに誰とでもだいたい同じ調子で話せる性質なので、これが友人知人を作るのには役立っていると思います。
恋愛願望のみならず、綺麗になりたいという欲求がないのも大きなポイントかもしれません。多少なりとも綺麗になろうと思ったら、やはりメイクをする以外の方法は思い付きません。整形してもノーメイクでは駄目だろうと思います。
それと、上で書いたように、職業の選択はとても重要に感じます。
知人でノーメイクな人達の職業は、医療・介護関係の他では、研究職、デザイン関係、専業主婦などです。
逆にメイクは嫌いだけれど仕方なくしているという知人は、事務職、派遣社員などをやっています。
それ以外ですと、食品関係などはノーメイクでも許容されるのではないでしょうか。
ノーメイクでそれなりに生きることは、不可能ではありません。
その条件を満たす努力よりは、面倒でも我慢してメイクした方が良いという場合もあるでしょう。
メイクする派もノーメイク派も、お互いに迷惑をかけなければ共存できるはずですから、うまく妥協してやっていきましょう。
乱文失礼いたしました。
ブクマやトラバありがとうございます。私にとっても参考になる点が多いです。
>古い化粧品は止めた方が良い
そうですね、いい加減買い替えます。
短時間で使いきれる少量の口紅などないかと検索して、リップパレットというものの存在を知りました。
今度はこれを試してみようかと思います。
>日焼け対策
あまり日に当たらない、程度でしょうか。
立っているだけで汗が吹き出てくる。
商品がたくさん並んでいるともうなにがなんだかわからなくなってさっさとこの場から逃げ出したいと思う。
おかげで、よく商品間違えて買ってたり、試せないから合ってないもの買ってしまったりする。
げんしけんの斑目が洋服屋に行った回とか、自分のことかと思った。
でも自分は斑目と違って女だから、それなりの格好をしないと世間に馴染めない。男より女のほうが外見に対する普通のハードルが高い。
長らく「洋服屋なんてところに自分みたいなのがいてすみません」みたいな意識から抜けられなくて、今は商品手に取れるようになっただけでもましになった。
美容院で髪も染められるようになったし(昔は美容院が怖くて自分で切っていた)、なんとか化粧もできるようになったけど、スッピンと間違われるくらいに薄くしかできない。
ファッション誌を買うのもレジの前ですごく挙動不審になってしまう。万引きしたと思われてるんじゃないだろうか。
洋服を見て可愛いと思っても、着るのが自分だと思うと急に輝きがなくなるような気がする。もっと他の人に買われたほうが服も幸せだと思ってしまう。
たぶん、ああいう美容関係の店には女子力が低いと入れない結界とかがはってあるんじゃないだろうか。
女子力っていろいろあるけど、それを自分には無理と思わずにできる「自己肯定力」のことなんじゃないかな。
外見は本当に普通で、どこからみても埋もれるくらいに平均的。ブスだと面と向かって言われたりした経験もない。トラウマとかがあるわけでもない。
スペック
・30代
・地方都市在住
・ニート歴2ヵ月
・院卒
・非童貞
部屋は散らかり放題。
一日の平均の睡眠時間は10時間ほど。寝たい時に寝て、起きたいときに起きる。
コメを炊いて、味噌汁作ってブランチを適当に済ませて、お菓子はコンビニで、晩飯はいきつけの中華料理。
社会保険も年金も納めなくていいし、納めると一気に貯金が減るから納められなかったし、
明日のことも気にしなくていい。
身体もなまるし、思考もなまる。
身体がふわふわしてて、思考と身体が直結してない。
下半身が死んでる。
ネット三昧でイスにずっと座っていられる。
ケツでイスに座るのではなく、しまいには腰で座っていられる。
暇つぶしにジャズラジオを聞き、頭が気持ちよくなり、理解もできない英語のニュースを垂れ流し、
ユーチューブでワンピピースやサッカー、ボクシング、猫の動画を見る。猫はいいなあ、かわいいなあ。
xvideoは当然。毎日1回、抜く。
セレクションしてコレクションができた。
2chは文字が細かいので、まとめで十分。
昼間が3時なり、日が暮れて、夜が来る。
時々フェイスブックを見る。
社畜時代の知り合いたちの画像の数々。こいつらはプライベートまでも商売に役立てようとする。
なにがソーシャルメディアだよ、格好つけて偉そうにいうな。
そういう事実を全面に出さずに、偉そうな言葉で語るな。醜悪なんだよ、カス。
あとな、どうでもいい画像や感想上げてるやつらな、俺の友だち。
承認欲求の固まりのお前。そんなお前を見ていると微笑ましいぞ。
それになんにも生産できない。俺は、なんにもできない無能なんじゃないかと思えてくる。
ただただ消費するだけ。自分の金と時間を消費するだけ。機会損失も楽しいなあ。役に立たない存在って気持ちいいなあ。
この生活を送ると、社会に役にたつものはなーんにも身に付かない。
学問に打ち込んできた日々を思いだす。
社畜だったあの頃。
論理よりも感情を優先する同僚や上司たちをバカにしながらも、しかしその作法をならう俺自身を俺は嗤い、
素晴らしい。
暇つぶしに時々、マイナビで職を探したり、ハローワークで面接の申し込みをする。
履歴書も職務経歴書も簡単だ。会社が望むことを書けばいいだけ、自分のことを書く必要はない。
これを見て、駄目なら、合格しても断る。電話では断れないから、書類で。俺は気が弱い。
緊張した時間を過ごせるし、面接時間に間に合うように予定を決める必要がある。
早起きは俺の敵だが、無理矢理にでも早起きしなければいけない。
そうして、面接を終えた自分をほめるのだ。面接をしたこともそうだけど、時間通りに行動して、
自分の意思で動けたからだ。ニートの俺は自分の意思でほとんど動かない、惰性で動く。
あの面接女、俺のことが好きだと思ってたのに。
あつらえた紺色スーツにレギュラーカラーシャツに柄のない紺のネクタイ、コバの少ない内羽式で決める。
見た目にスキなし、経歴に隙アリ。
ローファーやとがった長い靴(失笑)、外羽式を履き、ストライプのボタンダウンシャツ、柄ネクタイ、ストライプスーツ。
そんな格好でよく出勤やら営業、面接ができるよな。
その夢のような日々。
そのような日々を思い出しもせず、仕事のよい思い出だけを懐かしむ日々。
公園の美しさに心奪われて、商店街の惣菜屋で割烹着を来た奥さんに色気を感じた日々。
金がないくせに一日千円使ってた日々。
パン屋で働く女性の瞳をじっと見つめて、恋に落ち、告白しようかと悩んだ日々。
せっかくの空き時間にもかかわらず、映画も読書も勉強もせず、怠けて、ネットと手淫と昼寝と散歩、チャットに明け暮れた日々。
夜眠るときに親兄弟の幸せを願い、自分の将来に不安を感じ、翌日はなんとかなるだろうと繰り返した日々。
赤外線ストーブをほとんどつけっぱなしにしていたら、電気代が1万円を超えて、驚いた日。
左太ももにまだら模様の低温やけどを見つけた日。
日に日に減っていくお金。公園を歩いてその事実をかみしめ、忘れて、また思い出す日々。
強烈な寂しさに襲われたり、仕事が嫌いなのに、仕事をしたいと思った日々。
ニートのまま、このまま溶けてしまいたい、何もし続けない快楽を体中で味わった日々。
全てが愛おしい(気がする)。
この2ヵ月。
ニートの日々。
仕事が決まった、これが終わる。
だるくて楽しみで、だるくて楽しみな感情が交差する。
この2ヵ月が俺にとっていいことなのか悪いことなのか。
死ぬ間際に作文を書く暇ないから、俺は他人にそれを伝えられない。
もし、俺が死ぬ間際に奇跡的に復活できたら、またここに作文を書こう。
さようなら、愛おしい日々。
先日、引越しをした。引越し先の駅前にはバス乗り場があり、そこからシャトルバスに乗ることができる。ヨーカドー行きの無料バスだ。
ヨーカドーは駅前から15分の少し離れた場所にあるが、かえって住宅地に近いといえる好立地だ。ここには衣類、食料品、生活雑貨はもちろんのこと、薬、化粧品、書籍、CDやDVD、美容院、歯科、眼科、クリーニング、靴の修理、マッサージ、旅券の購入など、生活するうえで必要なありとあらゆるものが集積されている。 若者はヨーカドーの中のゲームセンターでプリクラを撮り、ヨーカドーの中のボウリング場でデートを楽しんでいる。家族連れはヨーカドーの中のマクドナルドでハッピーセットを注文している。爺さんはヨーカドーの中の保険屋で50歳から入れる保険の説明を熱心に聞いている。ヨーカドーには生活の全てがある。
昔は個人商店や中堅の商店も近所にあったと聞くが、ヨーカドーの出現が全てを変えてしまったようだ。ヨーカドーの裏手にまわると、かつてスーパーマーケットであった廃墟や、かつて薬局だった跡地が残されている。
駅前から少し歩くと中堅のスーパーマーケットもある。実際、仕事帰りの買い物はこちらの方が便利だ。しかし、スーパーで買い物をすると、買い忘れをすることがままある。帰り道にはセブンイレブンがある。少し割高だが、スーパーに買い直しにいくよりはるかに便利だ。スーパーから自宅までの経路はいくつかあるが、その経路上には必ずセブンイレブンが出現する。どうも周到に出店計画が練られている気配がある。駅前徒歩0分の位置にもセブンイレブンがある。駅から帰ると、セブンイレブンの前を必ず1回は通過する。
ヨーカドーとセブンイレブンにライフラインを握られている。生活をしていると、たいていこのうちのどちらかに世話になる。どちらもセブン&アイHDの子会社だ。
とても厄介なことになっているのではないか、と思う。
店舗にはカメラがある。防犯カメラだ。防犯カメラの映像は普通、ハードディスクに記録されている。要するに、コンピュータに接続されたカメラが店舗の至る所に配置されている。俺らは犯罪者ではないが、否応なしに記録される。それが安全を担保していると俺らは知っている。だから受け入れている。
今、映像をチェックしているのは警備員。コンピュータではなく、人が見ている。
ところで、あらゆる経費の中で最も高いのはなんだろう。人件費だ。
だから、映像を監視するのはまもなく人ではなくコンピュータになるだろう。そんなことが可能だろうか? と思うだろうか。可能だ。
迷惑メールの検出に使われている、ベイジアンフィルタというアルゴリズムがある。ベイジアンフィルタはメールに何が書かれているのか、ということを理解することはできない。日本語は理解しないし、英語も理解しない。だが日本語や英語で書かれたスパムを検出することができる。ベイジアンフィルタがやっていることは単純だ。単語にスコアを割り当て、スコアが一定の値を超えると「どうやらスパムっぽい」と判定しているに過ぎない。とても単純だが、効果は抜群だ。
同じことを映像にも適用できる。犯罪者はたいてい現場を下見する。滞在時間、店内での移動距離、買った物の種類、など、精緻に見れば必ず異なるパターンが現れるはずだ。今時、コンパクトデジカメですらリアルタイムに顔認識するくらいの芸当はできる。SONYのは笑顔すら判定できる。企業で持っているサーバではもっと精密な分析ができてもちっともおかしくない。今ある技術の組み合わせだけで、「犯罪予見システム」を作ることはそう難しくはないはずだ。
もちろんアルゴリズムはミスをする。スパムフィルタも俺の母ちゃんからのメールを迷惑フォルダにぶち込む。だが、ほとんどの場合、誤検知は問題にならないはずだ。少しばかり余計にセコムさんを呼び出してしまっても、ほんとうの強盗が現れたときにセコムさんがいてくれたほうがいいはずだ。案外、おにぎりやお弁当を買ってくれてチャラになるかもしれない。
「万引きGメン」も不要なコストだ。そのための人を雇うくらいなら、カメラを増やして不法行為の現場を撮影し、アルゴリズムでアラートを上げたほうがよい。絶対に人件費より安くつくはずだ。証拠の写真さえ押さえることができれば、たとえとり逃しても、犯罪者は二度とセブン&アイHD傘下の店の敷居を跨げない。入店した途端に、犯罪者データベースと顔認識の結果のマッチングを行えばよいだけだからだ。
このように、俺たちの生活をコンピュータに接続されたカメラが取り囲む世の中が出現するのは規程路線だ。俺は10年ほど前に「エネミー・オブ・アメリカ」って映画を見て、「アメリカやばいはww」って笑ってた。今この映画を見ると、もはや単なる現実に過ぎないから、「何がすごいの?」ってなるだけだと思う。でも、この映画ですら、生活のシーンの大半を撮影するカメラを私企業が握るとは予見していない。
俺たちは、ヨーカドーとセブンイレブン、セブン&アイHDにライフラインを依存している。セブン&アイHDはカメラを持っている。サーバも持っている。
おそらく、短期的には、とても便利なサービスが次々と出現するのではないかと思う。
さきほど、顔認識について触れた。カメラは映像から人間の特徴を識別できる。これは今では簡単なことだ。もう少しソフトウェアが進歩すれば、「この人は何を見ているか」、「この人は誰を見ているか」くらいは判定できるだろう。ひょっとすると、とっくの昔にできているかもしれない。人が誰を見ているか、何を見ているか。それがわかる。
セブン&アイHDはそれをリアルタイムに握る。人間関係をそれとなく掌握できるということだ。「何を見ているか」もわかるはずだから、趣味の傾向などもわかるだろう。
ところで、「犯罪予見システム」の可能性について触れたが、ソーシャルグラフを使ってこの技術を適用するとどうなるだろう。
「過去のソーシャルグラフの傾向と照らし合わせると、そろそろこのカップルは結婚しそうだ」
「この人たちは住んでいる場所も違うし、今まで出会ったことは一度もないが、食べ物の趣向や映画など趣味の傾向が近いから、結婚すると70%の確率でよい家庭になりそうだ」
未だかつてない高精度で相性のマッチングを行うことができる。ほかにも、それこそTwitterやFacebookなどと連携してもっとデータを預ければ、もっと素晴らしいサービスが実現できるだろう。
とても便利。だからきっと俺らはこれを受け入れるだろう。防犯カメラを受け入れたように。
もう少し、掘り下げてこのシステムの応用を考えるとどうなるだろうか。「過去の事例」が蓄積していくと、アルゴリズムもどんどん賢くなり、予見できる物事の対象が広がっていくはずだ。ヨーカドーがもっと儲かれば、就職、レジャー、冠婚葬祭、ありとあらゆる局面で「予見」や「マッチング」が可能になるだろう。それがもたらすサービスが便利なら、俺たちは最終的にはそれを受け入れてしまうだろう。
俺にはそれのもたらす行く末がどうなるのか、見当がつかない。
これって健全?