2013-04-14

さようなら、愛おしい日々

一人暮らしニート生活が終わろうとしている。


スペック

・30代

地方都市在住

独身彼女なし

所得借金なし

貯金11万円

ニート歴2ヵ月

・院卒

・非童貞


部屋は散らかり放題。

好きな時に飯が食えて、好きな時間散歩ができる。

一日の平均の睡眠時間10時間ほど。寝たい時に寝て、起きたいときに起きる。

コメを炊いて、味噌汁作ってブランチ適当に済ませて、お菓子コンビニで、晩飯はいきつけの中華料理


社会保険年金も納めなくていいし、納めると一気に貯金が減るから納められなかったし、

明日のことも気にしなくていい。

身体もなまるし、思考もなまる。

身体がふわふわしてて、思考と身体が直結してない。

こんな身体感覚はニートならではだ。

下半身が死んでる。


ネット三昧でイスにずっと座っていられる。

ケツでイスに座るのではなく、しまいには腰で座っていられる。

暇つぶしジャズラジオを聞き、頭が気持ちよくなり、理解もできない英語ニュースを垂れ流し、

ユーチューブワンピピースサッカーボクシング、猫の動画を見る。猫はいいなあ、かわいいなあ。

xvideoは当然。毎日1回、抜く。

セレクションしてコレクションができた。

俺はフェライラ動画と野外もの凌辱ものが大好きだ。

2chは文字が細かいので、まとめで十分。


チャットエッチメル友サイトに登録して、時間をつぶす。

言葉一つで、その日の漁獲高が違ってくるから面白い

バカ女とネカマと性欲まみれの男は面白いなあ。

昼間が3時なり、日が暮れて、夜が来る。

時々フェイスブックを見る。

社畜時代の知り合いたちの画像の数々。こいつらはプライベートまでも商売に役立てようとする。

自分ブランド化して、ファンを増やせだと?

なにがソーシャルメディアだよ、格好つけて偉そうにいうな。

ソーシャルメディアは商売の道具だって、はっきり言えよ。

そういう事実を全面に出さずに、偉そうな言葉で語るな。醜悪なんだよ、カス

あとな、どうでもいい画像感想上げてるやつらな、俺の友だち。

承認欲求の固まりのお前。そんなお前を見ていると微笑ましいぞ。


俺は何も生産しなくていい。なーんにも生産しなくていい。

それになんにも生産できない。俺は、なんにもできない無能なんじゃないかと思えてくる。

ただただ消費するだけ。自分の金と時間を消費するだけ。機会損失楽しいなあ。役に立たない存在って気持ちいいなあ。

この生活を送ると、社会に役にたつものはなーんにも身に付かない。

一人で過ごす方法けが身に付く。


学問に打ち込んできた日々を思いだす。

社畜だったあの頃。

論理よりも感情を優先する同僚や上司たちをバカにしながらも、しかしその作法をならう俺自身を俺は嗤い、

仕事適当に済ませていた日々。ああ、懐かしい。

俺、失業者なんだ。明日も働かなくていい。

素晴らしい。


暇つぶしに時々、マイナビで職を探したり、ハローワーク面接の申し込みをする。

履歴書職務経歴書も簡単だ。会社が望むことを書けばいいだけ、自分のことを書く必要はない。

気合を入れて望んでいた面接は、もはやゲーム

相手の顔、服装、言葉使い、面接場所をじっくり観察する。

これを見て、駄目なら、合格しても断る。電話では断れないから、書類で。俺は気が弱い。

これは俺の日常に非日常を持ち込む、暇つぶしにはもってこい。

緊張した時間を過ごせるし、面接時間に間に合うように予定を決める必要がある。

早起きは俺の敵だが、無理矢理にでも早起きしなければいけない。

そうして、面接を終えた自分をほめるのだ。面接をしたこともそうだけど、時間通りに行動して、

自分の意思で動けたからだ。ニートの俺は自分の意思でほとんど動かない、惰性で動く。

お断りの手紙が来たとき直ちに破り捨てる。

あの面接女、俺のことが好きだと思ってたのに。


あつらえた紺色スーツレギュラーカラーシャツに柄のない紺のネクタイ、コバの少ない内羽式で決める。

美容院で散髪。これで面接を受ける。

見た目にスキなし、経歴に隙アリ。

ローファーやとがった長い靴(失笑)、外羽式を履き、ストライプボタンダウンシャツ、柄ネクタイストライプスーツ

まったく締まらない格好のお前、そこのお前(笑)

そんな格好でよく出勤やら営業、面接ができるよな。


その夢のような日々。

売り上げや仕事上の人間関係の一切から解放された日々。

そのような日々を思い出しもせず、仕事のよい思い出だけを懐かしむ日々。

人を馬鹿にして、自分を棚に上げていられる夢のような日々。

公園の美しさに心奪われて、商店街惣菜屋で割烹着を来た奥さんに色気を感じた日々。

金がないくせに一日千円使ってた日々。

パン屋で働く女性の瞳をじっと見つめて、恋に落ち、告白しようかと悩んだ日々。

せっかくの空き時間にもかかわらず、映画読書勉強もせず、怠けて、ネット手淫と昼寝と散歩チャットに明け暮れた日々。

眠るときに親兄弟幸せを願い、自分の将来に不安を感じ、翌日はなんとかなるだろうと繰り返した日々。

キリンの本搾りが美味いことを発見した日。

赤外線ストーブほとんどつけっぱなしにしていたら、電気代が1万円を超えて、驚いた日。

左太ももにまだら模様の低温やけどを見つけた日。

日に日に減っていくお金公園を歩いてその事実をかみしめ、忘れて、また思い出す日々。

強烈な寂しさに襲われたり、仕事が嫌いなのに、仕事をしたいと思った日々。

ニートのまま、このまま溶けてしまいたい、何もし続けない快楽を体中で味わった日々。

全てが愛おしい(気がする)。


この2ヵ月。

ニートの日々。

仕事が決まった、これが終わる。

お金心配をしなくて済む。

だるくて楽しみで、だるくて楽しみな感情が交差する。


この2ヵ月が俺にとっていいことなのか悪いことなのか。

死ぬ間際に作文を書く暇ないから、俺は他人にそれを伝えられない。

ニートがいいかいかなんて死ぬ間際の俺にしかからない。

もし、俺が死ぬ間際に奇跡的に復活できたら、またここに作文を書こう。


さようなら、愛おしい日々。

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