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はてなキーワード: 還元とは

2018-02-03

anond:20180203000647

その還元ってのが社会保障的なことだとしたら、経済の成長ありきだと思ってるから

否定してる人たちが、短期的な目線しかみてなさそうで、賛同しづらいんだよな。。

anond:20180203000355

小泉以来の新自由主義政策を未だに総括すらしてないか自民党は支持できない

いくら株価があがろうが企業が儲けようが、庶民還元する気がないならそんな政治はいらない

2018-02-02

感想はもらえてるけど、推しも自カプも好きだけど、さっさと今のジャンルから足を洗いたい!!!

ジャンルソシャゲで、推しはどちらかというと扱いが不遇なキャラ

ランキングかにもわりと入ってるし人気ないわけじゃない(と思う)けど、まともなイベントが年単位で回ってこないしいざ出番が回ってきても外れのイラストレーターやはずれのシナリオライターばっかり。

全くランキング系にもかすったことないようなキャラ以下どころか、普通にキャラの中でも最低に近い扱いをされてる。

これ被害妄想に見えるかもしれないけど、推しのことだから認知の歪みで偏ってみえるのかもと思って全キャライベント登場頻度とか調べて数えてみて、やっぱり最底辺レベルの扱いだった。(イラストレーターだけは主観しか判断できないから、これは好みの問題かもしれない)

推しキャラ好きな人たちもやっぱり年単位でそういう扱いされてることには気づいてたし、だからだんだんからジャンルにいる人がいなくなったりしてるし、私もはやく次にはまれもの出会ってさっさとこのジャンルから足洗いたいなーと思ってる。

だってさあ、ソシャゲから課金するわけじゃん。

推しが不遇なのはかに稼げるキャラいるからかもしれない、ランキングにかすってなくても重課金掴んでていい扱いされてるキャラいるかもしれないと思って1年目2年目とかにちょっと目も当てられないような金額つぎ込んでる。ほかにも周りの同担にそういうこと言いながら課金してる人結構いたしソシャゲなんて廃課金に左右されるもんだよなというのは重々承知だったから。

それなのに推しは年単位でまともなイベントもない。

そして明らかに推しより人気ないだろってキャラが片手じゃ数えきれないくら厚遇されてる。

人気出そうとして厚遇してるのかな?って思うけどぶっちゃけ始まって数年たったあとに人気ないキャラの人気が跳ね上がることなんて基本的にないからいい加減人気のあるキャラ優遇に切り替えてほしいってこの1年ずっと思ってた。

意味がわかんないかマジでさっさとやめたい。

もちろん本当に推しのことも自カプのことも好きだし、本出したら読んでくれる同カプの人もありがたいし、まだまだ書きたいこといくらでもあるんだけど、推し運営に全く大事に扱われてないんだなって思い知らされるのがしんどい

推しに払ってるつもりで運営に払ってる金がまったく還元されないのもそろそろしんどい

そもそもこんなひがみっぽい考え方するようになっちゃった自分が嫌だ、さっさと足洗いたい!

今年の目標は見切をつけるです。

2018-01-31

anond:20180131142959

資金源か

男に対して何を還元できるのか…

子供いらないし性欲薄い人ってがまわりの高級取りには多い

2018-01-28

コインチェックの金はちゃんと全額日本国民還元されるから安心しろ

北朝鮮から弾道ミサイルという形だけどな

ジャニーズにはまった

ジャニーズにはまった。当方Mステもろくに見ずに大人になってしまったソシャカス2次オタである

この年になって若いアイドルに対して恋愛感情は持てないが、単純に顔のいい男が顔のいい男とつるみ、自分現実とは全く縁のないきらびやか世界で、あんまり中身のない歌を歌い、踊り、彼らの人生わたしたちに消費させてくれる様を見るのは、ただただ心にキマる。疲れた精神の隙にどんどん付け込まれる。

疲れた大人にこそ、ジャニーズの滋養強壮的な側面を知って欲しい。徹底した会員制を貫き、このご時世にSNSすら禁止している事務所方針上、「なんとなく興味を持ったから」というきっかけでジャニーズの魅力を知ることはなかなか難しいと思う。だってバラエティなら彼らよりもっと面白いことができる芸人は山ほどいるし、ドラマならもっとすごい演技ができる役者がいる。顔がいいだけなら若手俳優モデルの台頭もすさまじい。歌の上手さでは本業歌手にはかなわない。テレビでなんとなく見かけるジャニーズは、どこか半端な、ちょっと顔のいい男の集団かもしれないけど、彼らの、アイドルの真髄は歌、ダンスパフォーマンス人間性、すべてを引っくるめて、自らの存在のものを、ファンに「エンターテイメント」として還元するその在り方だと思うから。少しだけ、足を踏み入れて、彼らの人生の切れ端を垣間見てほしい。彼らはわたしたち現実とは離れた、厳しくてやるせなくて、そしてきらきらした現実に生きている。

とりあえず、ちょっとでも興味のある方は、来る二月十四日に発売されるSexy ZoneのニューアルバムXYZ=repainting」を是非お手に取ってみてください。 若い男の子がその美しさを保ったまま氷漬けにされる映像が見れますさらAmazonならちょっとお安くなりますのでよろしければどうぞ。

2018-01-26

ゆるキャンとかヤマノススメとか

あいアニメなら円盤の売上に頼らないで最初から登山用品やアウトドアメーカーから出資を募って作るビジネスモデルにできないのかな。

ガルパン戦車プラモデルとか、けいおん楽器とかもそうだけど、アニメの影響でファンお金を使うチャンスがあるのに、

それがアニメ還元されない構造になってるのって単純にもったいないよね。

2018-01-21

anond:20180121165553

保険年金やらが含まれてるのを認識してたら

月7万も払っている税金還元されている気は全くしない。

って言い方はおかしいけどな

保険病院行った時に安く済むという形で還元されてるし

年金還元されるのは年食ったり障害負ってからから若くて健康なら還元されるわけがない

焼け野原みたいな日本

有名私大卒業して、都内大手上場企業の5年目事務職

特別これといって秀でた特徴もないけど、五体満足で、クラス会社レベルなら綺麗な方かなくらいのスペック的には悪くない女。

給料は額面で26万。

入社3年目あたりから横ばいになった。

諸々税金を引いて私の口座に入るまでには19万くらいになる。

ここから大学奨学金を月2万程度返済している。この返済は40歳まで続く。

実家お金を入れつつ貯金をしながら細々と暮らしている。

もしこのまま定年まで真面目に働いたとしても私の収入だけでは家は買えない、子供を産めない、親の老後の面倒をみてあげるのも難しいどころか、自分の老後さえ暗い。それなのに副業禁止されている。奴隷かと思う。

彼氏はいる。

結婚しようにもお金問題で踏み切れずにいる。

年代友達風俗パパ活奨学金を返済している子もいる。

月7万も払っている税金還元されている気は全くしない。

真面目に生きてきたのに結婚出産も出来ない。こんなに未来不安しかないならそりゃ自殺視野に入れるよと思う。ニュースをつけても連日芸能人の不倫の話と海外の話ばかりしている。

本当に死にたい

どうしろって言うんだよ日本

2018-01-16

anond:20180116113513

ちょっと休憩して、距離を置くのも良いと思う。

増田さんが筆を折ったら悲しいけれど、でも楽しい範囲でやってこそだと思う。つらいが大きくなったらやめても、休んでもいいと思う。

おいしいもの食べてあったかくして、今楽しめそうなことに触れてくれたらいいなって思ってます

受注販売するなって声、女性けが圧倒的に多い気がする。

黒字にするなっていうなら尚のこと受注にさせてくれよって思うし、黒字になったら原作還元したいとかもあるんじゃないかな。

界隈警察なぁ。。めんどくさい。。

色々言うなら自分でやるか、そっちに関わるんじゃない みたいにも思うんだけど。

2018-01-15

anond:20180113160120

まりにも、自分経験リンクする内容だったので

アドバイス……なんて偉そうなものではなく、もうちょっと別の考え方もあるよーって伝えたくなって筆を取りました。

わたしコミティア編集さんと知り合い、商業仕事をするようになった漫画家です。

今はほそぼそと連載を7年ぐらい続けているので

コミティア編集出会った同人作家がその後食っていけない」ということは

全部が全部そうでは無いということだけ、覚えておいてください。

えっと、自分のことを書くと作家寄りになってしまうので、編集さんがどうして商業漫画家にならないかスカウトするかについて

わたしなりに考えたことを書いておきます

編集はなんでコミティア作家を探すのか

私の知っている編集もみんな、新人作家コミケではなくコミティア作家を探しています

コミケのほうが何十倍も規模が大きいのになんでだろう?と思ったのですが、

コミケ二次創作が中心のイベントです。

誤解を恐れず言えば

イチから、いや、ゼロからキャラ世界ストーリーを組み立てるという漫画に不可欠な能力

まるっとなくても、絵が上手ければ(画風が可愛ければ)なんとなく人気になることができる世界です。

そこから商業成功する人はあまり多くはないのが現実です。

まりあなたに多くの編集が声を掛けてくるのは、あなたが絵柄だけではなく、

あなたしか表現できないキャラ作りや世界作り、ストーリーテリング評価されているからだと思います

まり悲観せずに、そんなファンの人がいることをまずは純粋に喜んでいいと思います

なんで、「編集者の人はプロになることが、単行本を出すことが、連載をすることが、正解だといつも話す。」のか

これは、編集者作家を儲からせることでしか作家還元できない仕事からです。

トーン一つまともに貼れず、ネームセリフの指摘でセンスの良い言葉を一つも出すことが出来ない才能がない編集者

(あえて、きつい言葉を使いましたが、わたしセンスが素晴らしい編集にあったことは一度もありません。そりゃ、作家よりセンスあったら自分が描きますよね)

にとって、唯一作家還元できるのが、お金を儲けさせることだからです。

もちろん、そうじゃない編集もいると思いますが、世の中の全ての編集担当作家に「儲かってほしい」と思っているはずです。

逆にそうじゃない編集は私は信用できません。

先輩作家の方々が、いい話として編集さんと二人三脚成功してきた話をすることがありますが、あれは、過ぎ去ったからこそ言える美談です。

作家が考えた作品の根幹(セリフ世界観ストーリー)について自分コントロールしようと口うるさく言ってくる編集さんは、基本的にハズレでしょう。

編集仕事作品を売って、作家に儲かってもらうのが仕事であり、面白い作品を作るのが作家仕事で、お互いに甘えてしまうと良いことがないと思います

あー、なんか支離滅裂なっちゃったわたしアスペって言われるかも……

まり最初の疑問に対する答えは

彼(彼女)らは、そうやって作家を儲けさせることでしか作家の役に立てない存在からです。

なんで宣伝してもらえないんだ!

>でも、悲しいことに新人漫画なんて、ろくに宣伝もされない。公式SNSアカウントですら、宣伝されないから、まったく意味がない。出すメリットなんてなにもない。

宣伝する仕事をしないなら、出版社になんの利用価値があるんだろう。あのアカウントなんのためにあるんですか?私にはわからない。

これについては、ちょっと編集部不信症になってしまって、誤解している気がします。

商業誌は、「載るだけ」で宣伝になっています

実際、わたしも当時はまーったくの無名作家。おそらく、増田さんより全然知名度なかったです。

でも、雑誌に載れば、その雑誌の読者数千人規模で目に触れる機会が生まれます

無名わたしでも、読み切り、連載としていくうちに、毎回数万冊の単行本書店に並ぶようになるんです。

もちろん、公式SNSアカウントでは、看板作家宣伝で忙しいでしょう。

でも、雑誌に載るだけで、増田さんの想像以上の宣伝効果があるのを覚えておいてあげて下さい。

商業けが漫画を描く生き方じゃない

最後わたしの考えを。

この記事を読んだ時、わたし勝手ですが「増田さんの中でもう答えが出てるじゃないか」と思ったんです。

商業お金を設ける漫画です。一部の人面白がられるだけでは、続けていけない世界です。

根本的にコミティア作家真逆世界だと思っています

から、それがしたいだけなのなら、断れば良いのです。

自分の描きたい物を描きたいように描いて、それで食べていける」

なんて幻想です。

売れている漫画家さんこそ、自分のやりたいことと、世の中が求めていることをバランスして表現しています

まり、「自分我慢することで売れるようにする」んです。

嫌でしょう?

それなら、コミティア作家をやって、気に入ってくれたファンとのささやか世界幸せ漫画を描く。

これが、いちばん楽しいと思います

でも、おせっかいですが、でも。

商業で、うまくバランスが取れたときは、本当に楽しいですよ。

もちろん、2ちゃん増田悪口書かれたり、嫌なこともいっぱりありますけどね。

2018-01-14

ドヌ―ヴ文書の訳に関する堀茂樹さんの言及コメしたら…

1) https://anond.hatelabo.jp/20180114045429 文書訳についての堀さんの解説(訳したのは私ではない)。

2)これに以下(2)のようにコメントした。

3) そしたら間もなく、twで次のような発言をなさった。https://twitter.com/hori_shigeki/status/952471781528367104 

4)これが私のことを言っているのか分かりませんけど、その可能性を考えてお応えを書きました(4)。

でも、まさか、そんなはずありませんよね。堀茂樹さんのような方が、根拠も示さずいきなり人をバカ扱いするような傲慢な真似をされるはずありません。(*^^*)

ちなみに私は、自分の頭がいいとは思っていないし、ドヌ―ヴ文書を「こきおろす」つもりもありません。

悪い頭で一生懸命考えて、この文書必要明解さや整合性に欠けている、と判断し、それを筋道立てて提案しました。それだけです。

また、文書執筆し、発表した女性たちの勇気には敬意を感じます

2.おっしゃる通り、「la galanterieギャランリー」には、ドアを開けてあげるなどの女性への「礼節」と誘惑の両義がありますが、それでしたら、この語を「女性に対する慇懃な振る舞い」とか「レディーファースト」と訳すのも誤りですよね。これだと、日本人にとっては「ドアを開けてあげる」「席を譲ってあげる」などのイメージしかなりません。それを男性優位性にのっとった攻撃批判する極端で過激フェミに、ドヌ―ヴたちは反対しているのだ、という印象を与えますが、これは不公平です。もっと曖昧に「女性に対するお作法」でどうですか。それか、注でもつけて説明するしかありません。ところで、「そこにごく淡い艶(つや)が伴っていれば」の「淡い艶」って何ですか?ドアを開けながら、女性をじっと見つめることですか?「あなたれいですね」とボソっという事ですか?どちらも下心がないとは言い切れません。他人が書いたもの理由にその人を褒めたり、貶したりする前に、テキストをじっくり読まなければならないとも思いますが、そもそもこのテキストはもともととても曖昧で、整合性に欠けたものです。多くの語義が曖昧で、何が言いたいのか分からない。いくつもの主題がとびとびになり、また混合し、一貫性があるのかないのか分かりません。彼女たちの判断を示す文がどのようなニュアンスを含んでいるのかも曖昧です。部下や自分学生の膝を触ったり、唇を奪おうとするのは、「女性に対する慇懃な振る舞い」なんですか?「男尊女卑的な攻撃」なんですか?最も重要なのは、それぞれの言説がどのような現実還元されるべきなのか、という断定ができないことです。それというのも、執筆者たちが具体例を挙げていないからです。だから、それぞれの読者がめいめいにそれぞれの現実還元して、擁護したり批判したりしているのです。そして、日頃フランスで性暴力やしつこい誘惑に悩まされている女性にとってはかなりの確率自分達を傷つけるテキストです。このテキスト痴漢の件は、バスで裸の男性器を押し付けられ、2年間バスに乗れなくなった人を傷つけましたし、嫌だと言っても追いかけて来る半ばストーカー的なフランス風ナンパ擁護しているのではないか、とも危惧させます。これらを、職場上司業界権威者自分先生にされる時はまた格別に深刻です。フランスでは客や、自分学生大学でも高校でも)、部下を口説くことって大して問題視されてこなかったですから。ともあれ、このテキスト不明瞭さがあまり問題にされないのが、とても問題だと思います。色々なフランス専門家たちが、このテキストをどう読むか、で色々な議論を交わされているのですが、そもそも一貫した読解に耐えうるテキストなのか、を問うた方がいいと思います。このことは翻訳にも影響します。翻訳とは、文脈や論旨の一貫性やその他の背景を参照しなければ、非常に困難な作業ですから

4. 私のことを言っておられるのであれば、根拠を示さず「望ましくない態度」と批判するのはレッテル張りです。じゃあ、例えばimportuner★とはこのテキスト執筆者たちにとってどういう意味なのですか?この語が分かりにくいと感じたのは私だけではありません。事実le mondeが辞書的な語義を解説するに至っていますhttps://twitter.com/deja_lu ネット上でも解釈は分かれています。例えば路上で知らない女性ナンパすることを考えてみましょう。①女性ナンパ目的Bonjourと声をかけただけで、例えその後彼女を煩わさなかったとしても、importunerになる。②Bonjourの後で、女性無視する、あるいはあっち行ってください、と言ってもナンパを続ける。どちらに解釈するかで、このテキスト意味合いが大きく変わってきます。①の場合、確かに、「ノーと言う自由」はこのimportunerする自由がなくては成立しないと言え、また彼女たちが批判するフェミニズムはより過激ものと言えますが、その場合、「drague insistante★★」擁護との整合性は?②であれば、「ノーと言う自由」がimportunerする自由がなくては成立しないと言うのは、詭弁です。なぜなら、「ノー」を無視して誘惑を続けることは、「ノーを言う権利」を半ば侵害しているからです。「il faut savoir répondre à cette liberté d'importuner autrement qu’en s’enfermant dans lele de la proie★★★」は具体的に何をしなければならない、ということなんですか?①の場合はノーと言えば済みますが、②の場合はどうすればよいのですか?また、路上でのナンパではなく、職場上司や逆らえない相手に誘惑された時は?それとも、この文章は①のケースのみ想定しているのでしょうか。そうではないでしょう。②の場合や、「ノー」と言えない状況で誘惑された場合、誘惑する方が悪いのに、どうしてされる方が何かsavoir répondre★★★★するための能力努力を求められねばならないのですか?以上の2点だけでも、私は曖昧不明瞭だと思いました。とても重要な点なのに、です。解答をお持ちでしたら、ぜひご教示いただきたいです。

★importuner:うるさがらせる、嫌がらせ

★★しつこい誘い、ナンパ

★★★獲物の役割に閉じこもる以外のやり方で、この嫌がらせるimportuner自由に応える能力がなければならない。

★★★★応えることができる(能力がある)

anond:20180114045429

おっしゃる通り、「la galanterieギャランリー」には、ドアを開けてあげるなどの女性への「礼節」と誘惑の両義がありますが、それでしたら、この語を「女性に対する慇懃な振る舞い」とか「レディーファースト」と訳すのも誤りですよね。これだと、日本人にとっては「ドアを開けてあげる」「席を譲ってあげる」などのイメージしかなりません。それを男性優位性にのっとった攻撃批判する極端で過激フェミに、ドヌ―ヴたちは反対しているのだ、という印象を与えますが、これは不公平です。もっと曖昧に「女性に対するお作法」でどうですか。それか、注でもつけて説明するしかありません。ところで、「そこにごく淡い艶(つや)が伴っていれば」の「淡い艶」って何ですか?ドアを開けながら、女性をじっと見つめることですか?「あなたれいですね」とボソっという事ですか?どちらも下心がないとは言い切れません。他人が書いたもの理由にその人を褒めたり、貶したりする前に、テキストをじっくり読まなければならないとも思いますが、そもそもこのテキストはもともととても曖昧で、整合性に欠けたものです。多くの語義が曖昧で、何が言いたいのか分からない。いくつもの主題がとびとびになり、また混合し、一貫性があるのかないのか分かりません。彼女たちの判断を示す文がどのようなニュアンスを含んでいるのかも曖昧です。部下や自分学生の膝を触ったり、唇を奪おうとするのは、「女性に対する慇懃な振る舞い」なんですか?「男尊女卑的な攻撃」なんですか?最も重要なのは、それぞれの言説がどのような現実還元されるべきなのか、という断定ができないことです。それというのも、執筆者たちが具体例を挙げていないからです。だから、それぞれの読者がめいめいにそれぞれの現実還元して、擁護したり批判したりしているのです。そして、日頃フランスで性暴力やしつこい誘惑に悩まされている女性にとってはかなりの確率自分達を傷つけるテキストです。このテキスト痴漢の件は、バスで裸の男性器を押し付けられ、2年間バスに乗れなくなった人を傷つけましたし、嫌だと言っても追いかけて来る半ばストーカー的なフランス風ナンパ擁護しているのではないか、とも危惧させます。これらを、職場上司業界権威者自分先生にされる時はまた格別に深刻です。フランスでは客や、自分学生大学でも高校でも)、部下を口説くことって大して問題視されてこなかったですから。ともあれ、このテキスト不明瞭さがあまり問題にされないのが、とても問題だと思います。色々なフランス専門家たちが、このテキストをどう読むか、で色々な議論を交わされているのですが、そもそも一貫した読解に耐えうるテキストなのか、を問うた方がいいと思います。このことは翻訳にも影響します。翻訳とは、文脈や論旨の一貫性やその他の背景を参照しなければ、非常に困難な作業ですから

2018-01-13

欧米では」をつまみ食いした #MeTooマウンティング合戦不毛

ハリウッドに端を発する #MeTooで提起されている問題の中核部分が

「ある人物もつ権力濫用人間尊厳という基本的権利侵害し、女性たち(に限定はされないが)に性的被害をもたらした」

であることは、主張者・賛同者一人一人に聞いても「その通りだ」と言ってもらえると思う。

おそらく自由恋愛派のフランス勢もここは否定していない。

まさか、「権力強制力とは関係なく、いやらしいジョーク不快にさせられた」程度のことではあるまい。もしそうだというなら、本家運動と照らし合わせる限り、それは今回の#MeTooとは別のものだろう。

人権侵害ということであれば、個人間の解決を見ない場合法律に訴えるのが筋である

発端となったアメリカ映画界のケースは、"W"なる人物による被害をこれ以上広げないという意思も含めた「緊急避難」として告発を行ったという意味合いもあろかと思う。

法律の外だけで社会的抹殺を行おうという動きではない。きちんと訴訟も行われている。

[ハリウッドセクハラ騒動:ハーベイ・ワインスタインに関する訴訟はどうなっているのか(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュース](https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20171128-00078657/)

メディアを利用した社会的告発に対しては、相手方から名誉棄損などで訴えられる可能性もある。また、復讐心に基づく私刑(リンチ)ではないことを示す必要もあり、訴訟行為は当然と思える。

さらに、現時点の#MeTooは、

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASL131P4HL13UHBI001.html(「もう終わり」ハリウッド俳優ら、セクハラ訴訟基金設立)

一般社会のケースでの訴訟費用支援話題となっている。#MeTooの結果として相手方から起こされる訴訟も想定しているだろう。

自分の感じ方にすぎないが、本家ハリウッドの人々は自らのアクションに少なから復讐心リンチ性の要素が含まれていることを自覚しており、また「しょせんハリウッドという舞台でのマッチョな人々の内輪喧嘩ではないか、我々の生活とは関係ない」という一般の人々の厳しいまなざしをも感じ取ったうえで、さらなる公益性を目指しているように思う。

本邦の #MeToo

翻って、本邦の#MeTooでは告発者が将来的に払うことになるコスト世間からの好奇の目・加害者から復讐など)の大きさを理由に、これ以上のコストを払う必要はなく、法律の外で加害者社会的抹殺する手法でよいと考えているように見受けられる。

そもそも職場環境内の問題であれば、

日本場合厚生労働省の「お問い合わせ先」がある。

[職場でのハラスメントでお悩みの方へ(セクシュアルハラスメント/妊娠出産育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント) |厚生労働省](http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html)

がある

まずもって、これは雇用された者同士の問題というより、雇用主が解決しなければならない問題である

もし話し合いで済まなかった場合は、まずは訴訟を考えるべきであるメディアを利用した告発とセットでも構わないとは思う。

仮に、話し合いで済んだにも拘わらず、社会的告発をしたいというのであれば、それこそ社会的非難覚悟で行われるべきであろう。

いずれにせよ日本アメリカ同様、法治国家なのだから本来の手順を意識する必要がある。

年末に本邦で見られた #MeTooスタイルは、標的を定めた #HurtYou になる可能性があり、私刑性を否定できない。

日本版#Metooで有名になった方が、

「#metooリンチではありません」と宣言しているが、それは独自解釈であろう。

被害者として名をさらしており、匿名立場から石を投げているわけではないからといって、ただちに私刑としての性質から逃れられるものでもない。

もし、メディアを利用した社会的告発だけで問題が済むというのであれば、少なくともアメリカ発の#MeTooに自らを連ねるのはやめたほうが良いと思う。

もし、法律の外の告発だけでよいとすると、下記のような懸念が考えられる。

  1. 冤罪可能性(そもそも被害を受けたと主張する側が嘘をついていないという保証はあるか)
  2. 時効概念をどうするか(もしこれがないなら、わざと被害を受け、被害を上回る利益が得られるタイミングを選ぶことが可能)。また、過去出来事現在価値観でもう一回評価できてしまうことの是非(現在常識は数年後の非常識になりうる)
  3. 告発された側が受けるべき社会的制裁の程度。また、社会的更生はどのようなものであるべきか。これらについてのコンセンサスがない。
  4. 罪と人の分離問題過去の業績の評価はどうするか。作品仕事個人の分離は可能か)。これについてはハリウッドのほうが深刻かもしれない。
  5. 公益性問題(ある人物社会的告発することに対する社会全体の意義。社会的無名な人を名指しで告発した場合名誉棄損の観点から法的にも危うい)

これらに対して社会的合意形成されない限り、このタイプの#MeToo運動は深刻な問題を起こす。

欧米では」のつまみ食いによる #MeTooマウンティング合戦不毛。これを契機に本邦独自問題として考えたほうが良い。

個人的意見ではあるが、

まず、#MeTooを「アメリカ出羽守」や「フランス出羽守」として我が正義マウンティングに走るより、もっと地べたから考えていくべきであろう。そして、それが#MeTooというハッシュタグのもとに語られる必要は全くない。

セクハラを「力関係濫用」ととらえるか「不愉快行為不愉快言動」まで広げるか(少なくともハリウッドの#MeTooは前者であろう)、本邦ではこの付近こそが争点になっていると見受けられる。それゆえ独自問題系もあるかと思う。

また、#MeTooの周辺問題系としては、過去現在についての個人的救済もさることながら、類似問題を未然に防ぎ、未来に向けてよりよい環境を作ろうというテーマも含まれるように思う。ここについての議論もっと必要なのではないかと感じる。これもまた、本家#MeTooベースで考える必要はない。例えば「就職時のOB訪問のあり方」、「副業解禁による個々人のフリーランス化(新たな上下関係が発生する)」など、具体的な問題をもとに性被害防止に向けたアイデアを出し合うといった、地に足がついた議論があってもよいのではないだろうか。

このことを思うとき、先般の件を受けてD通はどう変わったのであろうか。あくま組織内の問題かもしれないが、社会への還元があってもよいように思う。

2018-01-08

アルバムだとアーティストに1曲8.48円 DLなら一曲16.6円

まりDL販売で買ったほうがアーティストは儲かるってことじゃん!

皆!今までCD印刷工場に中抜されてた金がアーティスト還元されるようになったぞ!

我々の勝利だー!!!

ばんざーい!

ばんざーい!

2018-01-07

anond:20180105224147

遅ればせながらあけましておめでとうございます

 

振り返れば成績が良いため医者になったようなアラフォー世代勤務医です。

特に親が医療関係者というわけでなく、医学部に入らされたというわけではありません。

もともと他大学理学部にいましたが、人生挫折して医学部に入り直しました。

学生時代バイト三昧でろくに勉強していないので偉そうなことは言えませんが、働いてからスタッフ患者さんからの評判はそこそこよいように思います。お世辞を真に受けているだけかもしれませんが。

 

医学は決して一本道なわけではありません。

イメージしているよりも働いてから世界は広いと思います

外科に向いてないと思えば内科もあるし、その逆の場合もあります

自分マイナー科(内科外科以外の科)ですが、この中でも向き不向きは様々です。例えば、精神科眼科とでは求められるスキルは全く違いますよね。

人とのコミュニケーションが苦手であれば、病理や基礎研究という道もあります

また、大部分はそのまま医師になりますが、同期の中には出版社製薬会社に入ったり、官僚議員になったものもいます

 

指導をしていると、性格コミュニケーション能力的にちょっと厳しいかな…という研修医も時々お会いします。

でも数年後に出会ってみると意外と適応していたり、自分にあっている道を見つけていたりするんですよね。

成績がよいだけで医師に向いていないと思われている同級生も、働いてみると意外に向いている面もあるかもしれません。

学生とき勉強重要かもしれませんが、むしろ働いてからの方が大事だと考えています自分学生時代勉強をサボっていたためかもしれません)。

日々新しい薬や治療法が開発されており、知識アップデートしていない医師は、患者さんにとってはむしろ害となることもあります

勉強努力が苦にならない人であればこのあたりは有利なのではないでしょうか。

同級生にも色んな人がいると思いますが、未来のことはもう少し気楽に考えて良いんじゃないかなとおじさんは思います

 

医学楽しいですよ。

自分知識患者さんに還元できて喜ばれるのはとてもやりがいがあります

私はもし生まれ変わったら、ビットコインを買っておきたい。

anond:20180107120218

最近散々CMをやっている漫画無料で読めるアプリとかは、それなんじゃないか

広告料や読める時間延長課金とかを作者に還元するんだろう

2018-01-05

anond:20180105172657

駄目な企業が儲かったところで働く人間還元せずに昇給しないから駄目な企業が潰れるのは得しかないな

もじぴったんがどんな役に立つのか、なるべく簡単解説してみます

こんな記事を読みました。

日本よ、この期に及んで「もじぴったん」が必要だというのか』

えーと、この人の言いたいことを簡単にまとめると、

もじぴったんというのはことばのパズルであって、単語が一気に複数出来ると嬉しい以上の実学的な意味はない

・そんな科目を受験の科目に含めるのは不適当ではないのか

ということだと思います

これは多分、「もじぴったんって何の役に立つの?」という、よくある疑問に還元出来るのだろうなーと考えます

ということでこの記事では、「何故もじぴったん必要なのか」ということを書ければと思います

1.もじぴったんはどんな役に立つの

最初結論から書いてしまうと、もじぴったんというのは

文字を並べるついでに、2〜4文字くらいのマイナーな語彙がめっちゃ覚えれるという超お得科目」

です。

文字を並べるというものはそれ自体かに楽しくて、しかも1文字足すだけで3単語作れたりするととてもとても楽しいです。もじぴったんは、それ自体「たのしゲーム」であり得ます

けどですね、もじぴったんって決して楽しいだけのゲームではなくて、実際にドすげえ教育効果を持っているんですよ。

それは、「極めて短いスパンで、物凄い効率的に「多くの言葉を作れる文字」を探す練習を積めること」。一種の「語彙力ドーピングツール」なんです。この点についてだけ言えば、もじぴったんは明らかに現代文よりも効率がいいと思います

例えばですね、何がいいかな。周波数しましょうか。

しゆうはすう

すげえシンプル単語ですよね。波が単位時間あたりに繰り返される回数のことなんですけど。

これだけでも、このたった6文字だけでも、「邑」「数」「週」「端数」「秋波」をすごーくちゃんと読まないと見つけられない、ってこと、分かって頂けるでしょうか?

この「秋波」って単語はどういう意味なんだ?

といった疑問から日経新聞がやたら使う表現であることがわかったりします。

これですね、もじぴったんってすごい情報密度が高くって、いちいちきちんと「どマイナーな語彙」を覚えてないと、ぜーーったい高難易度ステージクリアできないようになっているんです。手持ちの文字でどれだけの言葉が作れるのか、細かいレベルまで全部必要になる。

(後略。続きを読むには好きなもじぴったんキャラを書いてね)

漫画村とかの違法サイト

って「そこ違法だよ!」「駄目だよ!」ってツイートとかは回ってくるけどさ、実際対策考える人ってあんまりいないよね。

自分のところにも「違法サイト蔓延やべぇ」みたいな感じで回ってきたからさ、サイトアクセスしたんだけど、あれすごいね

出版社とか関係なく漫画があるのすごいなーって思う。

ウェブで読める漫画サイト広告でよくでるし試し読みとかできるからたまに見るけど、漫画村みたいに無断転載じゃないからやっぱ種類が限られてるんだよね。


そりゃ週刊誌月刊誌ファッション紙、出版社しばりのないコミックの種類まであんなに網羅されてたら駄目だってわかっててもみんな利用しちゃうよなぁってちょっと思った。

だって一箇所にまとまってるの普通に便利じゃん。


漫画村が一般人蔓延しちゃってるのって『無料で見れるから』っていうのが一番大きな要因だと思うんだけど、全部がひとつのところにまとまっているからっていうのも理由なんじゃないかなぁと思った。


無断転載サイトって多分無くならないしさ、出版社の方々全社ぐらいの勢いで協力して月額500円ぐらいでああいサイト作ってくれないかなぁって思う。

月額500円ってたぶん相当安いと思うんだけど、無断転載サイトで盗まれるぐらいなら雀の涙ほどでも還元されるほうがいいじゃん。

500円で漫画読み放題とかなら案外そっちでお金落として安全買うわっていう漫画村利用層が一定数いると思うんだよなぁ…


オタクはさ、欲しい漫画は買うよ。

例えば、駄目だってわかってたけど漫画村で気になってた漫画読んじゃって「面白い!!!」って思ったら手元に置けるようにすると思うんだよね。

からオタクじゃなくて、なんていうか無断転載ってなに?とかいう層とか、自由に使えるお金が少ない子供とかがさ、少ない給料とか一ヶ月のお小遣いとかから出せる金額にしてさ、月の携帯料金と一緒に請求できるようにしておけばさ、一回登録しちゃえば普段使わなくても解約しない限りだらだら支払われるし、これできたら案外利用者多いんじゃないかと思うんだよな。

ネットジャンプ読もうと思ったらジャンプラで、マガジン読もうと思ったらマガジンポケットで、コミックス読みたいと思ったら電子書籍サイトでって尋常じゃなくめんどくさいじゃん。


本が売れないとか言うけど、面白くない作品が増えたわけじゃなくて、現代人間ライフスタイルに入っていく方法を間違えてんじゃないかなぁと思う。


無料

漫画読むとき保存しなくていいから容量圧迫しない

出版社関係なく書籍がある

週刊誌月刊誌ファッション雑誌小説等まで網羅してる


漫画村そりゃ何もわかってない人たちの間で流行ちゃうよ。

悪いことだって知ってても使っちゃう人でちゃうよ。


月額500円も払えませんって人は漫画村がなくなってもきっと漫画を買わないかちょっと置いておくとして、漫画村利用層からどうやってお金を出してもらうかって考えたらほとんど同じ条件のサイトを作るしかないんだよぁって思う。

権利関係とかで無理なんだろうけど、なんとかならないもんかなぁ

2018-01-04

ワークライフバランスは嘘だよね

休暇をきちんと取ると、リフレッシュして労働生産性が上がるという考え方は違うよね。

ほとんどの社員は、休暇明けにダラダラ働いているし、生産性が落ちている。

休み中色々見聞を深めて、仕事還元する人は一部の人間だけで

ほとんどは何も生かされない。生かしたという人いたら挙手してほしい。

資本主義の基本原則は、「労働再生産に必要最低限の休暇と給与を与える」という考え方なわけで、

体力のある会社は、福利厚生など最低限を上回ることができるけど。

それ以外の弱小な会社は、そう言ったコストを削減して、商品価格に反映させて競争しなくては行けない。

「そう言ったコストを切り詰めなければ行けない競争力の低い会社は滅びろ」と暴論をかざすのは極論だ。

ほとんどの会社はそういう競争の中で、コストを切り詰めている。

つまるところ、先に述べた資本主義原則の「労働力再生産に必要最低限の休暇と給与を与える」ことから逸脱するのはなかなか難しい仕組みの中で、多くの人は努力をしている。

ワークライフバランスを整えろという中には、「競争力ブランド力を高めて、資本主義原則を逸脱するくらい社員還元して、持続的に成長しろ」という無理難題押し付けられている、ということなんだと私は思っている。

2017-12-31

anond:20171230152740

私も工学系の現役研究者だが、全般的にこの意見には反対。

自分目線でだけ考えた視野の狭い意見だという印象を受けた。

臭い実応用研究は認めないわけではないが、大きな評価にはならないという立場です。

以下長文で失礼します。

まずはじめに、産学の役割分担はきちんとなされるべきだと考えている。

大学あくま学術機関であり、本来は「学問」をする場であって、

産業界から見ても独立中立である必要がある。

工学部が実応用を軽視している」って言われてもそれは学問かという問題もあるし、

役に立つ技術企業のために用意してあげる下請け機関ではないので。

研究活動では、新しい方式理論研究し、学問として確立するところまでが大学役割で、

臭い実応用の問題解決して社会製品サービスとして世の中に還元するのは企業の役目。

ここを曖昧にすると、企業でやるべきことが大学でできてしまうなど、公私混同問題が発生する。

例えば、表向きは泥臭い応用研究をやりますよと言って公的研究費をもらえるのであれば、

実際は特定企業が自腹でやるべき課題大学やらせるとかそういうことが公にできてしまう。

「泥臭い」部分にもきちんと学術的な新規性独自性があるならともかく、

税金が使われているんだから特定企業作業下請けみたいなものを許さないためにも

ここはきちんと線引きしておくべき。

ただし、冒頭で「泥臭い研究は認めないわけではない」と言ったのは、

その研究自体価値があるのではなく、そういうことをやる過程で新しい問題気づき

大学でやるべき独自性のある課題に発展したりすることもあるから

(なんでもかんでもダメだと言いすぎると研究範囲が限られすぎるので)

あえて取り組む理由説明できず、ただ自分研究

正当化するために言っているのだとしたらちょっとそれは問題だと思う。

次に学術論文という視点から

論文研究成果)は、大学以外にも企業一般の人も読める人類の共有財産だが、

対象読者としては産学分離の観点からも同じ学術界(学術研究を行う人)に向けて書かれている。

論文を最もよく読むのは本職の研究者だし、論文査読評価するのも研究者

研究者というものは常にいい研究とは何か、どういう研究テーマを選ぶか、

また行き詰まった時に次どうするか、そういうことをずっと考えてるわけで、

論文というのはまさにそういう時の研究者アイデアの源泉としての役割が強い。

で、研究者として自分がその立場に立った時に

「当たり前のことを当たり前に努力して当たり前のものができました」

という論文があったとして、進んで読みたいと思うだろうか。

このように考えると、学術界への貢献とは何かが見えてくる。

論文(や研究者)の評価指標であるインパクトファクター

研究者の考え方や研究方針にどれだけ影響を与えたか」に重点を置いているように、

論文読み手に大きな影響を与えることが、学術界に対する貢献とされている。

学術界の誰もが読みたくない(影響を受けない)論文評価がどうしても低くなるのは仕方がない。

もちろん、たまたまその技術実用化しようとしていた会社がいれば

この論文研究結果はそのまま使えるってなるのかもしれないが、

それは学術界に対する貢献として評価できないし、産業界に対して中立とも言えない。

また、全ての分野ではないかもしれないが、

私の研究分野ではその技術を専門に扱う会社がある。

学会で知り合ったその会社社員は発表されている論文を全てチェックしていて、

製品化できないか検討を進め、(おそらく泥臭い部分を解決して)

製品化やサービス提供することでご飯を食べている。

これに関しては良い役割分担だと感じている。

企業というものは、儲かるとなれば少々泥臭くても大変でもやるもので、

大学生個人卒検の1〜2年でできる範囲の泥臭いことぐらい、儲かるとなればどこでもやってるからね。

大学が実応用を考えていないから世の中に還元されていないというのは勘違いに近いと思う。

(逆にいうと、別に就職しても、会社を選べば企業立場から研究みたいなことができるということ)

また逆輸入で、研究界で生まれ研究の泥臭い部分をある企業解決してサービス化し、

今度は研究室でそのサービス契約してさらに発展した問題に取り組むみたいなことはよくあるけどね。

>「企業でも出来る実応用のステップ企業に任せるべき」という点については必ずしもそうであるとは思いません。もしそのような姿勢を取り続けると、「営利価値がある」と企業判断したものしか一般人アクセスできなくなってしまます

その上で、これは自己矛盾してると思う。

そもそも営利価値がない」と判断されるものは世の中に還元する必要がない役に立たない研究では?

(あるいは、ニッチすぎてお客さんが集まらず採算が取れない、であるとか)

言い換えると、企業価値のあるものはきちんと取り組んでいる訳で、

それ以外のもの大学研究してるとすれば、わざわざ税金を使って価値の低いことに取り組んでることになる。

(もちろん「すぐに役に立たない」研究もあるが、その場合独自性新規性のある学術問題があるはず)

企業場合はその技術に取り組むか厳しく審査を行い、

やるとなったら自社のお金で取り組み、失敗した場合自分責任をとるわけだけども、

好き勝手研究テーマを設定できる大学みたいな公的機関自分の好みでテーマを設定し、

企業も見ていないような技術の実応用に取り組んでいるとすれば、その方が税金無駄と思わないですかね。

>実応用のための泥臭い部分を投げっぱなしにしているから、世間一般から大学は好き勝手やって金を無駄にしている」みたいなことを言われてしまうのだと思う。

ノーベル賞受賞者研究Nature や Science みたいな

基礎科学系の雑誌でも工学系の雑誌でもいいけど、

実応用で新規性の少ない「泥臭い」ことで評価されてる論文がどれだけあるでしょう。

そう考えたとき、私には「大学は好き勝手やって金を無駄にしている」っていうのは

しろ実応用とか泥臭いことをやってる人のことを言ってるように聞こえてます

企業でもできることを税金でやる方が無駄遣いだと思うし、

税金を使うからこそ、大学しかできないことを模索するべき。

ただでさえ今は研究費もポストも削られ、学生数まで減ってるんだから

>眠っている研究成果を一般に届けるための「研究」に力を入れたほうがよほど産業界にも有意義

上にあげた理由で、企業がやるより大学でやる方が「有意義」という部分が疑問。

大学でやれば「無料」という発想をしてたりしてないですかね)

仮に有意義でも、産業界から独立中立であるべきであり、

大学では「社会に役に立つことをやっていれば何をやってもいい」というのも間違い。

つまるところ、大学などの学術界の研究成果では

本来産業界に対するメリットを言うべきでは無くて、

学術界に対して(学問として人類の知恵として)自分研究

どのように貢献しているかをうまく説明できれば良いと言うことであって

それを一言で表すのが「新規性」とか「独自性」っていうことかと思う。

あとは、大学は(多かれ少なかれ)税金が投入されている

(=研究お金がかかっている)という側面を考慮することかなぁ。

こういう立場自分研究見直してみるといいと思います

補足として、案外企業から増田さんがやりたいようなことをやってる企業

割と多いと思うので、そういう道を模索すると適職が見つかるかもです。

学術界に近い業務内容で、実応用研究をやるような会社職種ね)

2017-12-30

研究」が好きだけど「研究者」になりたいわけではなかった

工学修士M1学生、早いけどもう就職が決まった。博士には行かない。修士では、とある先端技術大量生産可能にするための低コスト化に関する研究をしている。研究成果はそれなりに認められて、学会表彰された。

が、大学内の先生方の意見は冷ややかで

「やろうと思えば誰でもできたこと」

「ただひたすら頑張りました、ってだけだよね?」

とおっしゃるばかり。唯一、指導教官教授だけは研究の意義を理解応援してくださっている。

しかに今やっている研究理論新規性が乏しい。具体的内容はかけないが、

「低コスト化するために新しい理論確立しました」

とかではなく

「低コスト化するために徹底的に無駄を削ぎました」

という感じ。根性さえあれば誰でもできたのかもしれない。

ただ、そういった泥臭い作業をしなかったがために世の中に還元できなかった素晴らしい研究成果というもの大学には星の数ほど眠っている。

昨今「産業界から要請」で、即戦力となる人材を育てる、みたいなニュースがたくさんあるが、教育内容変えるよりも、こういった眠っている研究成果を一般に届けるための「研究」に力を入れたほうがよほど産業界にも有意義だと思うのだが。

こういった実応用のための泥臭い部分を投げっぱなしにしているから、世間一般から大学は好き勝手やって金を無駄にしている」みたいなことを言われてしまうのだと思う。

もちろん純粋に「知の探求」も重要であり、それを軽視するつもりはない。「工学部が実応用を軽視していること」について問題提起しているのであるそもそも他人研究内容について、問題点を指摘し改善のためのアドバイスをすることはあっても、ただケチをつけるだけというのが研究者の取る態度なのだろうか。




結局、以上のようなことに嫌気が差し普通就職を選んだ。そのことを告げると教授はとても残念そうだった。教授はずっとこの研究応援してくださったので、裏切ってしまたことを非常に申し訳なく思っている。

忘年会で後輩に「なぜ博士行かなかったのですか?」と聞かれたので自分の中で整理したものをまとめた。



追記:

皆さんご指摘の通り

「こういった批判は当然であり、それに正しく回答することも研究者義務

というのはそのとおりだと思います

自分はそういった義務も含めた「研究者」がやりたいわけではないと気がついた、と言う話です。

タイトルは「『研究』が好きだけど研究者が嫌いになった」となっていましたが、「研究者ヘイトがたまった」という意味に誤解されてしまうと感じたため変更しました。当然ですが、「誰でもできたこと」との批判をされた先生方を憎んではおりません。

企業でも出来る実応用のステップ企業に任せるべき」という点については必ずしもそうであるとは思いません。もしそのような姿勢を取り続けると、「営利価値がある」と企業判断したものしか一般人アクセスできなくなってしまます

「どこまで整備すべきか」という程度の問題はありますが、理論上の話で終わらせずに現実的に利用可能な形まで研究成果を整備することもまた工学研究者としての責務であると思います

2017-12-29

https://anond.hatelabo.jp/20171229233056

から受けた恩を返すとか、社会還元するなんてことは考えなくていいんだ。産まれてきたときのかわいさと感動で既に帳消しになっている。

スーパーチャットみたいなサービス

ライブ配信専用のチャットのみのサービスで、

YouTubeとかニコニコとかでライブ配信しつつ チャットはそのサービスを使う みたいなモデル

チャット投げ銭サービス収益化。

還元率はチャットサービスのみに絞れるので高めに設定できそう。

チャットアーカイブとか、アーカイブ動画との同期とか、

チャットまわりに集中して開発できるから運営規模も小さい。

みたいなこと考えてたけど、YouTubeとかニコニコとかだとスマホのバックグランド再生が有料だし、

動画チャット両方見ることができないから、視聴者ハードルが高くてダメそうだね。

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