はてなキーワード: 最期とは
村崎百郎の場合は「精神疾患罹患者の苦しみをビジネスとして喰い物にしてきた人間が、その報いを受けて悲惨な最期を遂げる」と云う悪趣味エンターテイメントを、自らの命と引き換えに提供したのだから、身体を張ったと言えるかもしれませんね。もっとも、村崎百郎の精神疾患に関しては、ビジネス上の(もしも本物の精神疾患罹患者や関係者から差別的だと抗議を受けた時に「精神疾患罹患者の当事者が書いているので差別ではない」と言い訳するための)フェイク、ギミックだったのではないかと云う疑惑を抱いています。まあ、死ねば官軍なので真相は闇の中ですが。
こんな事件があったんだね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B4%8E%E7%99%BE%E9%83%8E
2010年7月23日午後5時頃、村崎は読者を名乗る32歳の男性に東京都練馬区羽沢の自宅で48ヶ所を滅多刺しにされ殺害された[2][16]。自ら警察に通報して逮捕された容疑者は精神病により通院中で[17]、精神鑑定の結果、統合失調症と診断され不起訴となった[18]。
悲惨な最期というのは、殺人事件で、しかも結局犯人は病気が原因で不起訴になってしまったのか。
いくら生前のご本人の言動に弱者を虐げるものがあったとしても、命を落としてなお犯人が罪にすら問われないのは無情だとも感じられる。
でも、法律の専門家が不起訴だと判定したことだから、どうしようもないことだったんだろうね。
マンガ家・森園みるくが激白、“鬼畜ライター”村崎百郎刺殺事件の真実! 憑依、幽体離脱、魔術訓練… 死は予見されていた!?(インタビュー)
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201709_post_14564/
精力的な創作活動を続ける森園氏だが、今年「めちゃコミック」をはじめとする電子書籍サイトより配信が開始した漫画『私の夫はある日突然殺された』が各方面で話題沸騰中だ。村崎氏の死に関する実録エッセイである同書によると、彼は生まれつき“電波”を受信する特異な霊体質だったが、小学5年生の夏休みに海で溺れかけた際に宇宙の始まりを目撃し、その神秘体験を通して身体に侵入した何者かのメッセージを受け取り始めた。この“何者か”こそ、鬼畜活動に邁進する使命を授けた存在なのだという。そして、なんと村崎氏は、自身の死さえ予知していたというのだ!
――森園先生、よろしくお願いいたします。早速ですが、村崎さんは本当に死を予知していたのですか?
森園みるく氏(以下、森園) 主人は、殺された年に何度か「俺は精神病者に殺されるから、ごめんね」と言っていましたね。そして、「世界は終わるが、それは俺にとっての世界で、他の人にとっての世界は終わらない」と謎めいたことも……。特に脅迫状がきたり、前兆があった訳ではないのだけど、予知通りに2010年7月23日に、私が食事に出掛けている間に殺されたんです(※)。しかも、主人が最後に仕事で使っていたPCがありまして、そこには<ミズの中からさざ波を立てて移動しながら浮かび上がる十字架のイエス像>という文章が残されていました。
※ 村崎氏は、読者を名乗る32歳の男に自宅で48カ所を刺された。容疑者は自ら警察に通報して逮捕されたが、精神鑑定の結果「統合失調症」と診断され不起訴となった。
精神鑑定の結果不起訴になった犯人の殺人事件という、難しい題材ではあるけど、遺族の手で漫画化されたのか。
漫画を通じて多くの人にいろいろなことを考えさせるのだろう。
どういうわけか夜中に目が覚めてしまったので、
兎に角人に会いたくなかったが、長年の習慣であった朝型生活は変えられなかったので、今でも6時に起き9時に寝ている。こんな生活だが、多少運動不足なことを除けばいまのところ体に問題はない。
現在の大体の1日はこうだ。
7時〜8時。部屋に戻り換気と筋トレ。
8時〜13時。勉強。
13時〜14時。母親がパートに出かける時間を見計らってご飯。(親が用意してくれる。)
14時〜15時。換気と部屋でできる運動。
15時〜18時。勉強。
21時 就寝
激務でできなかったが、やってみたい問題集を買い漁っていたので、ひまになってからは金もないのでひたすらそれらを消化した。
TOEICは800点くらい取れるようになった。
簿記のテキストを3級から2級まで読破し、問題集を3冊解いた。世の中の仕組みが少し見えた気がした。
私は文系だったので数学がやってみたくなり、改めて理数関係の教科書を教科書を片っぱしから解いたりもした。数2Bと化学は純粋に面白かった。
母親が持っていた色彩なんちゃらやカラーなんちゃらのテキストも読み漁った。理数よりつまらなかった。
最近は兄弟がいらなくなった公務員試験関連のテキストを片っぱしから読み漁った。
読書はミステリー小説が好きだ。亡くなった父の集めていた本を我を忘れて没頭した。
勉強と読書はいくらでも暇を潰せてしまうので気がついたら一年たっていた。
最期に検定試験など受けてみたい気もしたが、外にでたら過呼吸になってしまうので叶わない。
気が済んだら自殺しようとはじめた引きこもり生活だが、最後に知識欲が満たせてよかった。
そろそろ家にある本やテキストが尽きる。
生きていても仕方ないので、そろそろ死のうと思う。
電車の中、周囲の迷惑も考えずに談笑する小学生がそう語っていた。
私が「ゴラン・ノ・スポンサー」の意味を理解したのはいくつの頃だったろうか。
五輪が税金だとか入場チケットじゃなくてスポンサーが払う広告費で運営されていると理解したのはいつだったか。
感染症の蔓延に加担したからとコカコーラを批判するような発想に至れるような頭を、少なくとも小学校に通っていた頃の私は持ち合わせていなかっただろう。
開拓のツルハシの音(実際には勘違いなのだが)を聞きながら「美しい」と口にし彼は息を引き取る。
契約に従いメフィストフェレスはその魂を持ち去ろうとするが、最期にファウストの心が清らかになったのを見届けた天の者達によってそれは阻止されるのだった。
私が感じている気持ちはファウストが最後に感じたものと似通っているはずだ。
願わくばこれが幻でないことを。
人々の命を、誰かの魂を食い物にする悪魔たちに天罰のあらんことを。
そう思いながら小学生を見つめた私と、反対側から同じことをしていた中年男性とが小学生の肩越しに目を合わせる。
ふとピントのあった彼の瞳の奥に、そんな言葉が見えた。
私は頷いた
15年くらい使われてて最期は裂けるチーズみたいに手で切り裂けるくらいになってたクソボロタオルケットを捨てて先日のプライムデーでポチった新しいタオルケットに替えたら自己肯定感がむくむくむくむくしてきた
昨晩に猫亡くなりました。
最期を夫と看取りました。
1ヶ月と少し、点滴や注射、投薬で頑張ったけど、血液検査して全然よくならなかったのがわかりました。
ここ2日ほどはもうろくに食べられないし、水も飲めないし、自力でトイレも行けなかったです。
29日の夜から息が荒くなって、口でハァハァしだして、動けなくなって、たくさんおしっこウンコが出てきたときには、ああ、今夜だな、と思った。
家族に伝えて、猫の体勢を少しでも楽なようにして、気持ち悪くないように体を拭いて、ペットシーツをたくさん取り替えた。もう、肛門とかに力が入らない感じだった。
シリンジで口の周りに水を少し落としたけど、飲み込めないみたいだった。泡を吹く感じで、たまに吐こうとする。
次第に声をかけても撫でても反応はないし、目の焦点も合ってないように。肉球さわるとどんどん冷たくなっていくのがわかる。
最後には呼吸もわずかになって、開いた口の中で舌と、手の先がたまにピクッと動くだけになった。完全に動かなくなったのが午前1時半過ぎ。
亡くなったのがわかってしばらくはどこか冷静で、霊園に電話したりダンボールで箱作ったりしてた。
箱に体を納めて、中に入れる写真をと思って探した時にわけがわからないほど涙が出てきた。
もう動かないんだな、元気に鳴くあの子を見られないんだなという気持ちと、猫はやっと苦しいのから解放されたなという気持ちが両方あります。
実家で飼っている猫を看取った。
18歳の黒猫。気の強いメス。
3匹中2匹は既にダンボール箱の中で息絶えていて、彼女だけが生きていた。2匹は木の下に埋めて、小さな草花を供えた。
小学生だけで近くの動物病院に立ち寄ると、栄養補給用の缶詰を持たせてくれた。今思えばすごく優しい先生だ。
わたしは着ていた体操服の裾を伸ばして、そこに子猫を乗せて帰った。
家まであと30メートルくらいのところでオシッコをされて、慌てて走った。
うちには既にキジトラのシニア猫がいて、ラッキーちゃんの遊び相手をしてくれた。
それから18年。
みんな私や家族が拾った捨て猫や、団体から引き取った保護猫だ。
ラッキーちゃんは、避妊手術以来、大きなケガや病気をしたことが無かった。
加齢による足腰の弱りがあるくらいで、毎日鳴いて美味しいご飯を要求してくれた。
体重は常に3キロ台後半をキープ。毛艶もよく、とても18歳には見えなかった。
今から約1週間前、そんな彼女が、急に食欲を失って風邪を引いた。
食べなくなって1日も経っていないのに、前回の測定から1.1キロも減っていた。
脱水傾向はあるが点滴は提案されず、風邪に対する治療を受けた。
ところが、ラッキーちゃんはみるみる衰弱していき、ついに起き上がれなくなった。
木曜日。
短時間だが呼吸が止まることもあり、もういつ旅立ってもおかしくないと思った。
思い立ってから30分で今の家を出た。焦りのあまり、フライトの日付を見間違える。
新幹線に乗った。
自粛生活を続けてきたこと、有休消化で2週間以上通勤していないことが幸いして、感染リスクの低い帰省に出来たのは良かった。
22時30分。
ただし、時折立ち上がろうとしてはすぐに倒れてしまうため、目が離せなかった。
死期が近い猫は体温が下がる。猫自身、冷たい場所を求めるという看取り経験者のブログ記事を思い出した。
ラッキーちゃんも冷たいフローリングを好み、体温でぬるくなったら冷たい箇所に移動しようとしていた。
体を十分動かせないためか、顔の筋肉が少しずつ硬直しているように感じた。
起き上がるたび、頭や腰をフローリングにぶつけないように守った。
午前3時すぎ、彼女が寝付いたのを確認して、わたしも仮眠を取った。
金曜日。
水を摂ると粘り気のあるよだれが出て、少し呼吸し辛そうに見える。
口の周りが乾かないよう、水を吸わせたティッシュで優しく拭いた。
呼吸は、更に弱々しくなった。
膝に乗せ、大好きな庭に出て日光浴をした。
芝生の上はひんやりして気持ちよかったらしく、穏やかな呼吸を感じた。
この頃から血の混ざったような色のよだれが出始める。
キッチンペーパーを敷いて、頻繁に交換した。
土曜日。
母を起こして2人で見守る。
瞳孔は開いたままで、瞼も閉じられない。
しばらくして呼吸が落ち着いたものの、何度か弱い呼吸の波が来る。
大丈夫、みんな居るからねと声をかけるたびに涙が溢れて、もう声にならなかった。
ふたたび呼吸が落ち着いた頃を見計らい、母と2人、少し遅い昼食を用意した。
ダイニングテーブルの上にラッキーちゃんを乗せ、兄が見守ってくれた。
その時は突然だった。
いま呼吸が止まったと兄が言う。
走ってダイニングテーブルに向かうと、何秒かごとにフーッと大きく息を吐き出していた。
心臓のあたりに手を当てると、今までで一番ゆっくりと鼓動していた。
これは最期の呼吸だ。
直後、全身にグッと力が入り、顔を少し上げた。
そして、脱力した。
猫も1〜3分間は耳が聞こえるという情報を見たことがあったので、泣きながらたくさん声をかけた。
眠るように穏やかな表情だ。
そうして、ラッキーちゃんと私たち家族の18年間が幕を閉じた。
涙は止まらなかったが、ここで事前に調べていた看取りの知識が生きた。
硬直が始まる前に、丸まって寝ている時のような姿勢を作る。
汚れたところは拭いて、ブラシで毛並みを整える。
キッチンペーパーで包んだ保冷剤を四つ、お腹の近くに入れる。これは6時間おきに交換。
お顔を見る時以外はバスタオルをかけ、冷房をかけた部屋に安置した。
看取り経験者のブログから学んだ、綺麗にお別れするために必要なことだ。
丸一日後に来てもらうようにしたため、花を買いに行った。
せめて沢山の花で送り出したいと思い、花屋を四軒回った。
母が白い花はお別れみたいで嫌だという。
もとより黄色やオレンジの花で送りたいと思っていたので、その2色を主役にした。
日曜日。
生花を切って、寂しくないように敷き詰めた。
耳と尻尾は柔らかくて、触るたびに温もりが蘇ってきた。
たくさん声をかけて、たくさん撫でて、最後のお別れをした。
けど、火葬車に乗った姿を見たら堪らなくなった。
これは永遠のお別れじゃない。きれいなお骨の姿に変わるために必要なことだと言い聞かせた。
業者の方は本当に丁寧で、きれいにお骨が残るようにしてくださった。
ちいさなお骨のひとつひとつを見ながら、立派な最期を見せてくれたことに感謝した。
みんなが見送れるタイミングを分かっていたかのような旅立ちだった。
お陰で、悔いなくお別れができた。
これまで猫のわがままや粗相に軽く文句を言っていた自分は、なんてちっぽけだったんだろう。
猫は常に「今」を生きている。
元気だから、わがままを言う。元気だから、たまには粗相があるかもしれない。
心の根っこはそうあるべきだと思った。
この先、4匹の猫との別れが待っている。
きっとその度に辛くなると思う。
<プロローグ>
その男は一度死んだはずだった。
満月は徐々に厚い雲に覆われ、辺りを漆黒の闇に塗りかえていった。
男の傍らには、無残にひしゃげたラップトップの残骸があった。
一瞬の激しい通り雨が降ると、ラップトップは怪しげな閃光を放ち、男はその刹那小刻みに身体を揺らした。
一度は止まってしまった男の鼓動が再び刻み始める。
男は自分の置かれている状況を最初は理解出来なかったが、身体中の痛みがそれを思い出させてくれた。
男の視界の先には数刻前に彷徨っていた山道があったが、それは既に崩壊して形を留めていなかった。
ーーーぼくは、復讐してやる……
ーーーぼくを馬鹿にした全てに……
男はゆっくりと動きだすと、拾ったハンチング帽を大事そうに抱え、闇の中に消えていった。
厚い雲が晴れた満月は、紅く鈍い光を放っていた。
つづく
まだ飲み続けているのは、NPO・TWOれいほくのスタッフ里木だった。
NPOは先日代表理事が殺害されたばかりだったが、何事もなかったかのように平常運転だった。
ーーーくそ、なんでこんなとこに俺は居るんだ?
ーーーちょっと夜風にでもあたるか。
そう考えてシェアハウスの外に出た。
周囲には他に何もない。
このど田舎の暮らしは最初こそ楽しかったが、段々と生産性のない連中との生活が嫌になりつつあった。
玄関の外階段に腰を掛けると、ポケットから煙草を取り出してジッポーで火を着けた。
暗闇に一筋の白い狼煙が上がると、背後に人の気配を感じた。
里木は振り返らず、声を掛けようとしたその刹那、背中に鋭い痛みを感じた。
熱く焼けるような痛みが次第に広がり、続け様に肩、腕、首筋と刺すような激痛が走る。
ーーーな、なんだ、何が起こってる?!
彼は碌に抵抗する暇も与えられないまま、階段から無様に転げ落ちた。
転げ落ちながら仰向けになった彼は、初めて背後の主の姿を捉えた。
部屋からの逆光で影となった背後の主の顔は、深く被られた帽子でよく見えなかった。
そして、今まさに影は鎌のようなものを振り降ろそうとしていた。
つづく
彼女は目覚めると里木が居ない事には気づいたが、普通に家に戻って寝たのだろうと思い、不思議に思わなかった。
リビングには、NPO職員の森と石渡、そしてムツミの3人だけだった。
森と石渡の2人は床に転がって寝息を立てていた。
シェアハウスにはムツミ以外に3人の住人がかつてはいたのだが、NPOの代表理事の谷野が惨殺された事件後しばらくして、事件のショックからかムツミ以外全員、シェアハウスを出て行った。
ムツミも一度は去ろうとしたが、NPOの皆が余りにも不憫だったので、一人残ったのだった。
彼女が偶然にも遺体を発見したのは、起きて自室に戻ろうとした時に、ふと玄関の扉を見ると鍵が掛かっていたからだった。
扉は両開きの二枚扉で、鍵は二枚扉の合わせ目に取り付ける閂状の鉄の棒が装置から飛び出るタイプである。
その鍵は遠くからでも開閉がわかるように開いていると青に、閉まっていると赤に光るようになっていた。
その鍵が赤く光っていた。
彼女は、里木はここの鍵は持っていないから外に出たなら鍵が掛かっているのはおかしいと思った。
彼女が玄関の鍵を開けて外に出た瞬間、真っ赤な階段と恨めしそうに天を仰いで絶命している里木の姿を捉えて、あの黒い虫を見つけた時のように悲鳴をあげた。
つづく
遺体の検死や現場の捜査が行われ、事件当時にシェアハウスに居たムツミ達三人は、リビングに集められ事情聴取が行われた。
当夜は三人共に泥酔してつぶれてしまったため、当然ながらアリバイもなかった。
「そう言えば、玄関前に防犯カメラがあります。もしかしたら何か映っているかも。」
森がそういうと、玄関内にあるボックスに入った装置からデータを取り出し自分のラップトップで映像を再生した。
カメラは玄関前のアプローチを映したものだったので犯行の瞬間は捉えていなかったが、真夜中に後ろ姿の人物が一瞬映っていた。
ハンチング帽の男、概念隼人は数日前から行方が分からなくなっていた。
クラインガルテンとその周辺を探したところ、山道が崩落した下に彼のものらしき壊れたラップトップが残されていた。
しかし、そこには彼の姿はなかった。
現場周辺の数日の捜索も虚しく、一向に足取りは掴めなかった。
つづく
<モノローグ>
片一方は鎌を振り上げ、もう一方に襲いかかっていた。
しばらく攻防が続いていたが、数分の後には抵抗も虚しく、襲われた側の影が無残に崩れ去った。
戦いに勝利した影は、相手が絶命したのを確認した後、物言わぬモノとなったそれを引きずり、近くの崖から落とした。
崖下には川が流れ、その濁流にかつて人だったモノは呑まれ消えていった。
争いの中で落ちたハンチング帽を拾い上げた鎌を携えた影は、それを大事そうに抱えて急いで山の中を駆け出した。
辺りは再び静寂に包まれた。
つづく
シェアハウスの面々が解放され、捜査員が引き上げた時にはもう午後8時を回っていた。
彼らは遅い夕食として作り置きのカレーライスを食べ、落ち着いた後も、なんとなくリビングに残っていた。
暫くは三人とも黙ったままだったが、森が口火を切って話し始めた。
「あの概念さんが里木さんを殺すなんて信じられない。確かに変わった人だったけど、人を殺すような度胸とかなさそうな人だったし。
ムツミが少し考えて切り出した。
「あの、気になってることがあるんです。朝、私が気付いた時に玄関は施錠されてたのですよね。おかしいと思いませんか?」
石渡が訝しげに聞く。
「なぜ?」
「里木さんは鍵を持ってないのにどうやって外に出たの?」
あっと言って、森と石渡は顔を見合わせた。
「何のために?また、ここに来るため?
あと、概念さんはどうやって鍵を手に入れたの?私たちがいる隙にってこと?」
「里木さんが持って出たのかな。物騒だし施錠しておこうとして。」
「それでも、概念さんが持ち去る理由がないと思う。私たちも殺すつもりなら分かるけど。」
ムツミはそう言って背筋が凍るのを感じた。
つづく
シェアハウスのリビングでの話し合いは、結論が出ないまま御開きとなった。
遅い時間だったので、森と石渡もシェアハウスの部屋に泊まることになった。
ムツミは、凶器を持ち去られていることを考えると、やはり里木が防犯のために外から鍵を掛けた後、概念に殺されて鍵を奪われたと考えるのが妥当だとは思った。
だが、少し引っかかることはあった。
そこに辿り着きそうな矢先、焦げる匂いが漂ってきた。
おかしいーーー
彼女は鍵を開けて外に出ようとしたが、扉はビクとも動かなかった。
慌てて扉を激しく叩く。
大声で叫んだが、誰からの応答もなかった。
そうこうしているうちに、熱い空気と火花が部屋に舞い込んできた。
やはり燃えている!
つづく
<作者からの挑戦状>
ここまでの話で犯人を推理する全ての手がかりは与えられている。
また、そう考える根拠はどこか。
また、シェアハウスの失火は犯人の放火によるものであり、里木の殺人の犯人と同一人物である。
健闘を祈る。
<翌日の高○新聞 朝刊>
X日未明、本山町のシェアハウス「つんく」木造二階建てyyyy平方メートルが全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかったほか、男性1人が軽傷を負った。
軽傷を負った森さんの話によると、遺体は
石渡文太さんと永島ムツミさんと見られ、県警では現在身元の確認を急いでいる。
<森の回想>
厚い雲が晴れた満月は、紅く鈍い光を放っていた。
森は、ハンチング帽の男に悪態をつきながら、後をゆっくりと追った。
ーーーぼくは、復讐してやる……
ーーーぼくを馬鹿にした全てに……
ーーー先ずは、あんただよ!
日々運転をしていると、たまに道路の真ん中で止まっている車を見かける
事故ではなさそうで、きっと運転手は具合が悪くなったのだろうと思う
私は車を止めて、その車の主へ声をかけたら良いだろう
それで困ってる人が救える
もしその人が死にかけて、それを悟って停止した人であれば
その命を救える
でも私は、いつもそれをしないのだ
或いは、疲れて早く家に帰りたいだの
私が出たところで、何ができるか自信がないだの
面倒臭がってる
私は冷酷だ
その人の家族だったら、時間を巻き戻してでもその場に居たかった瞬間かもしれない
私はそれをいつも無為にしてる
きっと私が逆の立場になる時がいつかくるんだろう
どんなに助かりたくても誰も助けてくれないその時間
私は名も知らない、私が粗雑にしてきた人たちに申し訳なさを感じながら、謝りながら
昨年の秋、父が70少し過ぎで身罷った。
40年来の糖尿病持ちであったが、ずっと血糖値の自己管理ができていたのと母が食事のカロリー計算をしていたこと、あとはおそらく運が良かったのもあり、長患いにしては失明することも足を切ることもなく元気に過ごせていた。
ただ、最後の1年は認知症になって血糖値の自己管理ができなくなり、高血糖で入院したが医者と喧嘩して退院した後、週一で在宅看護を頼んで自宅療養して様子をみていた。血糖値の上下はありながらも比較的平穏に過ごしていたが、最期の1週間は急速に弱って歩けなくなり、在宅介護と在宅医療の準備を進めていた矢先に心不全で急逝した。
結局は長年の糖尿病で体が全体的に弱っていたのが諸々の引き金となったということなんだと思う。
認知症になるにはだいぶ若い年齢だったことに加え、普段の会話にはあまり不自然な点はなかったことから発見が遅れ、高血糖で入院した際に医者に「認知症の疑いがあります」と言われて検査したらそれなりに進んだアルツハイマー型認知症(脳血管性もちょっとある)で、要介護2に認定された。
父が要介護になる少し前に、増田の義母(80代)もある日突然歩けなくなり、要支援2から要介護4にジャンプアップしたことから、介護に関する多少の前提知識は持っていたため、介護関連の手続きは増田が引き受けた。
一昨年~昨年にかけてかなりバタバタして、「さぁ、これから本格的に在宅介護だ頑張るぞ」と気合を入れた矢先の突然の別れだったので、悲しさよりも拍子抜けした感が先に立ち、その後も涙に暮れて過ごすという感じにはならなかった。
母も兄も同様で、家族にあまり悲壮感はなく、家族みんな「やれる事はやった末の結果だ」とは思っている。
「もっと早く気づいていたら」とあの状況を回避する世界線を今も考えるが、どうにかなるビジョンが思い浮かばないので、おそらくどのルートを辿っても詰んでいたということだろう。
今月、母がワクチンを接種した。
実家が全国屈指のワクチン予約困難地域であるため、大規模接種センターで接種することにして私が母の予約をとり、当日も道案内がてら付き添ったんだが、「これ父さんがボケずに存命だったら、母さんと自分の二人分予約とって『俺はPCに詳しいから』とか得意げに自慢してたよね」という我が家あるあるの話をして笑いながら、ふと「そうか、これから折につけ『父さんが生きてたら〜』って話しながら生きていくんだな」と思い至った。
死んだ時には実感はなかったし、悲嘆に暮れることもないが、これから日々の中で父の不在に思いを巡らすんだと思う。
明日が父の日で、「そういえば父さんがいない父の日って初めてだな」と思ったので書いてみた。
あとは、これから家族の介護が必要になる人もいると思うので、増田の経験(2件だけど)から少しだけ。
・家族の介護保険証(65歳以上に届く青い三つ折りのやつ)の在り処と地元の地域包括支援センターの場所は普段から認識しておいた方がいい:本人不在でも、介護保険証持って包括支援センターに駆け込めばプロに相談に乗ってもらえる。向こうはいろんなケースを見てきた百戦錬磨の人達なので、自分の頭だけで考えるより良い方策を知っている。義母の介護でも父の介護でも地域担当のケアマネさんにとても助けられた。
・親が認知症になると銀行から預金を引き出せなくなるので、その前に手を打っておいた方がいい:任意後見制度とか家族信託なんかは基本的に「認知症になる前に契約しておく」ものなので、認知症になってからだと成年後見制度一択になってしまう。最近は銀行も認知症サポートのサービスを始めてるみたいだけど、これも基本的には事前に手続きが必要。
とはいえ、老化と介護は本当に個人によって状況が異なり、一意に「これ」という方策はないので、あくまでも個人の経験談として。
本誌をリアタイで追っていた時から話に違和感を覚え始めた、サッポロビール工場編が本格始動する。
ビール工場編で一番特に何を成し遂げたわけでもやらかしてしまったわけでもないヴァシリが表紙。
2巻のレタラとアシリパツーショット表紙を思い出させる、幻想的な雰囲気を漂わせる良い表紙に思う。
肝心の中身については、当時覚えた違和感と加筆修正部分と最新話までの物語との整合性について感じたことを書く。
ころころ視点が変わるビール工場編にのっとり、自分の感想もしょっちゅう行ったり来たりする。
最新話まで読んでから改めて読むと、ビールの洪水とかのギャグがとても懐かしくあの頃には戻れないのか…と思った。
菊田とアシリパの問答が、菊田が死んだ今読んでまた違った気持ちになった。
アシリパの使命感の強さと、身近な人の死を極力減らしてやりたい菊田の違いがよくわかる。
ここの問答の完全上位互換が、教会での鶴見アシリパソフィアだと思うとやはり菊田は価値観が普通の人すぎる。
武器もなく縛られアチャを悪し様に言われまくり金塊はアイヌの持つものじゃないとルーツを持ち出して屁理屈を言われても折れなかったアシリパの心を、ソフィアの殺害未遂でようやく少し折ることができたと思うと…
土方勢に追い詰められて「どうしヨう」と焦るジャックザリッパーは、以前から本誌と単行本で全くキャラが異なる。
もうあまり覚えていないけれど、ヤンジャン連載のジャックはアシリパと対面するまでは、娼婦に対するコンバンハと鼻歌くらいしか喋っていなくて何を考えてるのかわからず不気味だったのが、
単行本では、子どものような片言日本語の独り言をしょっちゅう言い冷や汗も垂らしまくる。
なんでジャックはここまで本誌と単行本でキャラが違うんだろう。
この巻の宇佐美の屈強さは非常にいいと思う。パオパオ対決は引いたので、こういう暴力のやりあいを待っていた。
急に気づいたけど、だいぶ前の話で杉元と牛山がときめいた「植物を根っこからとろうと失敗したけど成功したら恋人が迎えに来てくれた(うろ覚え)」アイヌの言い伝えの男女のシルエットって、ウイルクとリラッテだったんだね。
ジャックの顎をヒットさせたアシリパのコマは、単行本で読むとなんか味気なかった。
本誌の時はもっと勢いがあり面白かったような気がしたんだけどな。あおり文が無いから勢い不足に感じたのかもしれない。
毒矢で殺そうとする自分に恐怖するアシリパを庇うように登場した杉元。
26巻の加筆でおそらく最初の加筆盛シーン。
「誰から生まれたかよりも 何のために生きるかだろうが」本誌の時から杉元ってこういうことを言うキャラだっけ?と思ったけど、ここからの加筆には驚いた。
杉元のバーサーカーシーンは今までたくさんあった(偽アイヌ村やら樺太逃走やら)けど
即死させる殺し方ではなく嬲り殺しにしてるシーンはなかったんじゃないだろうか。
これ見て冷や汗ひとつかかないアシリパも10代半ばにして強い。
尾形は流氷でアシリパに右目を射られたからこそ生き残ったんだなと思った。
尾形があそこでアシリパに右目射られずにいたら、多分杉元からジャックに対する攻撃と同じくらいのものを喰らって殺されてたよな。
尾形の悪運の強さを感じる。
ジャックは殺人鬼なので殺すなとは全く思わないけど、ここまで嬲り殺しにする必要はあったのだろうか。
単行本作業してるころの連載が動きが無い絵ばかりだったから、作者がここで発散したのだろうかというくらいの熱量だった。
外国人キャラなのに鼻歌以外ずっと日本語だし、作者がジャックザリッパーというキャラに興味が無いのが丸出しでもったいなかった。
作者がロシア語とアイヌ語には興味があるけど、イギリス英語には興味がないのか。
せっかく現実世界のキャラモチーフなんだからただのサンドバッグ扱いでなく、面白くすればよかったのに非常に肩透かしだった。
宇佐美VS尾形のシーンも順序だてて丁寧な描写に加筆修正されていた。
うろ覚えだけど本誌の、衝動的に殴りまくりその勢いで「商売女の子どもの分際で誰が一番安いコマだ!?」から一転「それだけは言いたかった」ウンのテンポが、小気味よくて好きだった。
「取れよ」のコマの宇佐美のチャック前が相手謎の白いものがチロリしてるけど、ここの宇佐美タってるのか…
前日はパオパオで次の日門倉の尻スパンキングで尾形の顔面殴打と、宇佐美の性的守備範囲広すぎる。
宇佐美VS尾形といい、馬で逃げる宇佐美を狙撃する尾形のシームレスなコマといい死に際の鶴見との対話といい、
255話と256話の宇佐美の出来事が、映画のように丁寧に仕立てられていると感じた。
宇佐美の鶴見に対する想いが読者が思っていたより複雑だったことが前の単行本で判明してたので、どうなることかと思っていたけれど
宇佐美はこじらせているので、ここでも「またみんなの前だからって嘘ついちゃって」と思いながら死んだかもしれないが。
言うても鶴見と他の部下たちや右腕自負の月島との関係は、軍隊に入ってからの上司と部下でしかないので、
前からの知り合いかつ自分に対して異常な執着を抱いているのに、死に際になっても敬語を崩さず任務の成果を報告しようとする20歳下の子どもを見て、贔屓してしまうのは情けだと思う。
にしても綺麗なシーンになった時だけまつ毛バシバシになる鶴見と宇佐美が、まさに劇場の舞台俳優たちが『お涙頂戴』な安いシーンを演じてるように見えるのは作者のわざとな魅せ方なのだろうか。
あと改めて読んでなんとなくキロランケの死のシーンと似ていると思った。
そんなに共通点もないんだけどコソコソ話に安堵して死んでいったシーンが被ってそう思った。
キロランケは死の間際に少数民族の暮らしや子どもや在りし日のウイルクとソフィアを回想し、宇佐美は鶴見と見つめあう、
上エ地もだいぶヤンジャンと単行本で性格が変わったので、どうなるんだろうかと思ったけど
上エ地の性格が変わっても周りの反応は何も変わらなかったので、上エ地はあの世界の人間にとっていてもいなくてもいい存在なんだなと思った。
犬の首子どもに見せつけ首絞めシーンの丸々差し替えと煙突での癇癪と、人となりがわかる加筆は嬉しいけれど前後の繋がりが両方とも急だと思う。
しかし、周りの反応は変わらなくても自分の気持ちを言語化できる程度には意思があるようになっていて少し安心した。
ヤンジャンでの死にざまが哀れ過ぎたのでどうやってもアレよりはマシになるだろうけどね。
煙突で言ってることもまあ間違っちゃないしな。正直とか美しいとかはよくわからないけど(今後のほかキャラへの布石なのか)
誰もがっかりした顔を見せてくれないから自分のがっかりした顔みて笑って死ぬという結末は変わらなかったけども、本人が満足ならヨシ。
でも上エ地頭破裂後のコマのナレーションは全く意味が分からない。日本語がおかしいと思う。
この物語で明らかにされた~仕掛けって作中のキャラじゃなくて読者のことを指してるのか?
上エ地のお披露目は杉元にも土方にも鶴見にも誰にとっても情報としては±0だよ、とついさっき話してるのにこのナレーションが差し込まれる意味が全く分からない。
これって結局鶴見と杉元&土方がほぼ同時に暗号解いたから五稜郭の攻防戦が速攻始まるよってことを言ってるだけなの?
にしても3話連続で名有りキャラが一人ずつ死んでるんだな。アニメ化したら下手したら1話で3人死にそうだ。
最新話で土方には「神」「光」「智」などカッコよさげな漢字が入ってるとわかった後で、門倉の刺青見ると漢字が平凡すぎて草。
房太郎はここで抜け駆けしようとしたから死んだんだと思うと悲しいな。
徐々に負傷していくのがゆっくり描かれ始めるのがきつい。
というか今の負傷具合で泣き言一つ言わない房太郎が屈強すぎる。
ジャックと上エ地はキャラメイク微妙だったけど房太郎はいいキャラだったのに残念だな。
会話の成り立たない奴に殺されそうになり、火事の煙を吸いまくり、縛って袋詰め状態で馬車に揺られて、精神的拷問を受け、房太郎と有古の死体(片方生きてる)を目の当たりにして、寝ずに暗号解読する…ってハードスケジュールすぎる。
読者としても非常にカロリーを消費する巻だった。
次巻は教会の鶴見回想・キロランケの手紙が丸々入って終わりかな。
おそらくギャグ的なシーンがほぼなくなる。大阪房太郎がそのままならそこだけか。
真面目な話ばかりになり、急激に話が進みつつ矛盾も多々あるので加筆修正が26巻並みかそれ以上になると思われる。
とても楽しみ。
27巻の表紙は久々に鶴見だろうか。
出世の道が絶たれ、徹底的に、かつ象徴的に干されたこともあり、社内における俺のキャリアが、いや、20年積み上げてきた「俺そのもの」が死んだ。
金銭や承認欲求のためだけに、仕事をしてきたわけではないが、所属するコミュニティにおける評価・立場・仕事を失うということは想像以上に精神がえぐられるもので、アイデンティティーが無に帰するには十分なものだということを、深く知った。
残りの社会人生活25年、社内において自分が今後どう立ち振る舞っていくべきか。改めて、自分にとって仕事が何なのか、考えてみる。
1.作業に没頭して充実感を得るため
2.人とワイワイつながり快を得るため
3.日々成長し続け、自己実現を図るため
4.社会貢献を実現するため
※結果的に影響することはあるだろうが
これらは、仕事自体を、QOLを向上させるための手段として位置づける考え方だ。年収が多少上がったところで、QOLはさほど変わらないため、世間一般的な指標は無視する。
ここであることに気がついた。自分の場合、上記4項目のうち、何1つ実現できていないという残酷な事実に。要は、この二十年間、仕事の仕方をずっと間違えたまま生きてきたのだ。
ただ漠然と、ひたすら効率的に業務改善しつつ、作業を推進し社内や顧客から評価を得て、ひたすら目の前の仕事の成果を挙げ、出世して、年収を上げる、等といった働き方しかできなかった。無能な社畜である。
今、改めてこれを見てみてみても、僕はこれらに何の価値も見いだせない。
今後は、一つ一つの仕事について、上記4点の観点をどれだけ満たせているかをチェックすることにする。キャリアが死んだ今、社内政治ではなく楽しさに重点を置いて取り組むことが肝要なのだ。
ここまで書いておいてなんだが、当然、人生は仕事がすべてではない。他で人生の活路を見出すことも考えた。例えば趣味だ。
趣味に生きようと、誇りを被った楽器を出してきたが、全くやる気が起こらない。
要は、俺は何がしたいのか。仕事も遊びも、残りの人生で何がしたいのか。
これなのだ。これだけでいいのだ。最期はタンパク質の塊になるだけ。
逆だよ逆
親子関係・親戚関係のような自分で選んだわけじゃない相手との繋がりは、ちょっとした損得の違いで険悪になってしまうけど切れないだけ質が悪い。現に血のつながった子供にだって、こんな些細なことで棘棘した言葉を投げられるんだし、気にすることはないよ
お母さんは、偶然で婿や孫ができるのを待つんじゃなくて、老後を過ごす相手は自分でさがしてくるべきだよ。自分の人生を娘に任せちゃだめ
お婆さんの友達だって若い頃は友達の家に行ったりしてたかもしれないけど、いまは人生の最期を過ごす誰かがいるんでしょう(というか歳とってからもひとの家に遊びにいくようなアクティブな老人は少ないよ)
見せられたホームページ(というかpdf)を見て唖然としました。
http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/topix/topix2021/topix2021_04/8_indeep_blog.pdf
「まほろばだより」
このくっさいフレーズだけで胡乱さに気付いてくれよと言いたくなりますが
「ワクチン 危険性」でググってこういう変なページばっかり見ているようです。
世界中で打って死者がその程度なら交通事故の方がずっとリスクが高いでしょう、
交通事故リスクを容認しているならワクチンリスクは騒ぐに当たらないでしょう、
などとは言ってみたのですが
そうするとこんどは
「遺伝子を組み替える新しいワクチンだからその後身体がどうなるかわかってない
と来ました。
これはなんと回答するのが良いですか?
「自分が知りたいことが載っていない」って言い出すんです。
あんたが知りたいのは電波っぱなページに書いてあったSFじみた副反応のことだからそりゃそうだろなんだけど。
やっぱり穏当な医療と研究者の話に終始していて「知りたいことについて話してくれない」と言ってました。
母は愚かですがこういう愚かな人間結構いるのではないかと思います。
妥当な当たり前の話をするだけでなく
主要な陰謀論に触れて何故それがおかしいのかの解説もしてほしい。
でないと愚母のような人間は「知りたいことが書いてない」「この医師は誤魔化している」になるんですマジで。
とりあえず