はてなキーワード: バックボーンとは
2019年の交通事故死亡者数が3215人、2018年のインフルエンザ死亡者数が3325人。
今回はともかく、よりリスクの高いウイルスが出てこないとも限らない。
1つのウイルスならともかく、複数の未知ウイルスが同時発症する、状況を追っている間に進化変形する、人工的に作られて誰かのコントロール化に置かれるなどが想像できる。
コロナの場合では、物流は一部店舗では特定商品がなくなっているが基本問題なく工場も稼働している。
腐るものでなければ、工場をフル回転させて作りすぎた場合は政府が備蓄として買い取るとすれば、シャープのように工場転用もある。
とはいえ、これからより国内工場は少なくなっていくと予想される。
国会内に感染者が入ったらどうなるかについても、コロナの件で危ないことはわかった。
リモートワークを企業に推進しているものの、情報収集対応をする省庁がリモートワークに置き換えるという話は聞かないため、よりリスクが高い場合は心配になる。
リモートワークについても社員全員がリモートに移行したら回線が足りないという事態が起こった。
1企業だけでなく、バックボーンまで耐えられるかについて情報が出ていない。
ウイルス研究所にしても、国立感染症研究所がBSL-4で動きだしたのは、2015年。今回のコロナに間にあってよかったことの一つだ。
元々設備が整っていてもBSL-3レベルで運用していた時代が長い。
つくばにもあるが住民の反対もある。長崎大も作ろうとしている。
緊急事態だからBSL-4に上げるとなっても同意は得られないとして、政府権限の緊急事態条項で対応するそういったことも含まれる。
メディアでは政府は馬鹿っぽく取り上げられてるが、多数の制約があるから馬鹿っぽくならざるを得ないのであり、
合理的な理由付けだけで行動できるようになれば、強権を発動できる。
(ようするに、アニメゲームマンガを見ながら政治運動に傾倒して、アニメゲームマンガを政治でぶっ叩くよりも、「ガチャを回すぞ、かわいい女の子を描くぞ、コスプレしたぞ」のほうがよっぽどオタクとしてきちんとした姿だってことに、最近まで気づかなかったって話です。)
背景は、同人作家。で、左派系思想にバックボーンを持ちいわゆるネットの論客とかもやってた。
いま、もう、俺たちの時代に通用したオタクしぐさはただの迷惑行為なのだということを感じる。
昔は、バンダナにジーンズをつけたオタクがいた。あれは当時の最新のファッションを後追いしたものだった。しかし、今見るとダサいしキモいし、痛々しい。
俺たちはネットで、「バンダナにジーンズをつけたオタク」をやっているのだということを自覚した。
ラブライブのスカートの線は現実女性に悪影響を与えるから許されない、という例の話は、はっきり言えば老害オタクしぐさなのだ。
もうすこし順を追って話そう。
俺たち30代40代オタクは、好む好まざるにかかわらず、政治にかかわることを必要とされた。(後から追記:考えてみればかかわる必要などなかったし、そう思うこと自体が、おかしいといわれればまさにそのとおりなのだが、なぜかそもそもかかわるものだと信じていた)
オタクというだけで、差別され、いじめられた時代を経験し、保守(左派系ラディフェミ政治家も含む)政治家がオタク文化を焼き払おうとした時代だ。
だから、オタクは政治にかかわって自分を守ることが要求された。
それゆえに俺たちのイケてるオタクしぐさ、というのは政治にかかわっていろいろ発信することだった。(後から追記:考えてみればなぜそう思ったのか心底わからない。オタクとして萌え萌え言っておけばよかったと心底思う)
サブカルとしての政治運動にかかわってるというだけで、一目置かれたし、あらゆるアニメを政治に結び付けて批評したりすることが最先端のオタクしぐさだった。
とりわけ人文科学、もっと言うなら大学で覚えたばかりの社会学や歴史学や心理学を利用してオタク文化を批評したり政治に牽強付会してサークルで議論したりネットに発表したりすることが最先端のしぐさだった。(後から追記:当時からすでにめちゃウザかったっぞというブコメもついている。すでにダサかったことに、その当時は全くおもわなかった。しかし実際はダサダサだったのかもしれない)
セーラームーンとフェミニズムのかかわり、エヴァンゲリオンの登場人物の心理解析、シスプリの大ヒット、涼宮ハルヒが社会に与えた変化と現象、発売されたばかりのアダルトゲームと国防体制とか、そんな愚にもつかない論考を出せば、転載サイトが記事を拡散し、バンバンブクマが付いて、はてなやFC2のブログが大いににぎわった時代を体験したのだ。
しかしその時代は、終わりを告げる。個人SNSの情報速度の加速に、この手の論考はついていけなくなった。より刹那的に、よりリアルタイムでの反応が求められた。
また、オタクの政治的立ち位置とかかわりも一気に変わった。まさか、よもや、自民党から表現規制反対の議員が出て、アニメゲームマンガを守る一本槍で戦い、全国比例で53万票も獲得するとは夢にも思わなかった。同時に、左派系議員にも表現規制賛成を叫び、多くのかつてのアニメゲームマンガ規制反対政党からも、アニメゲームマンガバッシングが飛び出すようになった。
こんな時代になってくると、もう、人文科学や政治にオタク趣味を絡めて、左派的価値観で作品を論評したり、オタクにかかわることが何の意義があるのか? ということになる。「この作品はリベラルなのかどうなのか」とか、「この絵はフェミニズムから考えると女性の抑圧ではないか」とか論評すること自体、もう「バンダナにジーンズのオタクがダサいのに自分はイケてると勘違いしている」ということになる。
いまどき、「艦これやアズールレーン趣味をやりながら正しい歴史認識を叫ぶ」というのも痛々しい。
そんな奴よりも、「ただネットに同人誌の一コマを乗せたほうがよっぽどRTといいねが来る」し「youtubeでレイヤーがSEKIROをプレイしてたほうが尊敬を集めるし面白い」って時代になった。
いちいち海外の友人と友達だなんてマウンティングをとる必要もなく、同人作家は海外絵師やファンと、レイヤーは海外レイヤーと相互フォローになってる。自分たちが海外に友人がいるんだぞとマウンティングの経費を大量に払ったのと比較にはならず、ナチュラルに異文化交流してやがる。
そんな老害になった俺たち世代がせめてもの抵抗として、注目を集める方法が、炎上とオタク文化批判だったことは悲劇である。要するに、「今のオタク表現は差別だ。許されない。俺が真の表現規制反対派として、表現を規制してやることがお前たちのためになるんだ」と言い出すことだ。
老害化を直視できないが、注目を集めて最先端に残るためには、世界を破壊しようとするしかないのだ。
でも全員がそんなことできるわけじゃない。
昔の時代を忘れられずに、しかし、今の時代に適応できない人間はかなりの数いる。
文化の中心にいない人間が、ついに最先端の若者たちを攻撃する時代になった。もう完全にやってることが石原慎太郎である。
事実、かつては左派系表現規制反対派の論客たちが、次々と規制派へと転向しフェミニズム系規制論を唱えるようになったのは偶然じゃない。
いま現在、左派系価値観で、オタク趣味を語ることの価値は暴落し、何の意義もない。唯一かろうじてオタク文化の真ん中に居座るには、規制派としての椅子しか残されていなかった。
さんざん世話になった左派思想である。どんなにくだらない、萌えオタ表現たたきであったとしてもこの際仕方がないという面は理解できる。
自分が老害化していることを認めず、「今のオタク文化を矯正してやるんだ」と息巻いては見たものの、周囲の人間からは「迷惑でうるさい老害が来てるよ、お前は石原慎太郎と同類だよ、劣化したな」と軽蔑のまなざしを向けられる政治語りオタクを何度も見てきた。
いま、政治とオタク文化を結びつけるには「差別」という強いカードを切って、「お前らは差別しているんだ。いや差別じゃない」とこじつけるしかない。
だがそれを繰り返せば繰り返すほど、余計にダサい老害になるというのに。
昔は20本以上見ていたのに。
ソシャゲの周回もおっくうだ。
そのくせ、ひどく怒りっぽくなってアニメとか新作を見るとくだらないと思える。
もう認めよう。
俺たちは石原慎太郎と同じ道を歩んでいる。
追記1 ブコメに「もう虐げられてるサブカルじゃなくて、超どメジャーカルチャーなんだよ。」ってまさにそれなんだよね。マイナーなサブカルロックバンドが好きだったのに、メジャーになったとたんに「堕落した。メジャーに媚びた」って、昔のファンがアンチになるでしょ。あの状態。今更、メジャーなサブカルとしての生き方をどうやってやったらいいのかわからないのだ。だけども、この流れは今更もう止められないだろうということも理解してる。
追記2 自分は30代だが、この世代がどうとかいうのはたしかに間違いだった。もっと上の世代にもそういう人が多いというのは理解してる。世代というよりは、政治にかかわってオタクを語ろうとするクラスタの話なのかもしれない。
追記3 その老害ムーブを、まずやめろというのは正しいし、自分はそうならないようにしているがそれでも、政治語りがダサいということを受け入れるのは難しい。
追記4 いろいろ反応を見て気づいた。なぜ政治オタク語りなんてやってたのか。全然わからないし必然性もなかった。本当になんでやってたんだろう。
追記5 「オタクじゃない、政治サブカルだ」というのは本当にそうだと思う。サブカルがオタクに文化的な敗北したから、サブカルから一段下にオタクを見下しつつかかわってた人たちの軸がすっ飛んだんだと思う。政治サブカルが破綻して、オタクだけが残ったんだと思う。
追記6 なぜ害だと気づけたかというと、政治サブカル系のアカウントが次々おかしくなっていったから。かつてはまともだったはずなのに、今はもう何なのかわからない人たちがたくさん生まれ始めた。それを何だろうと考えた結果。
追記7 KEYについては正直よくわからない。やってないから。ただ友人は、CLANNADをガンガン推してきたが、ぶっちゃけ観てない。絵柄がちょっと合わなかった。
追記8 「アニメから思想が消えた」とか、無理やり政治問題や世相を切る道具として使って政治敵を攻撃したり政党批判に持っていくのが、ダサい時代になったということだと思考。
追記9 30代は若い若い、と言われてる。確かにもっと年齢層が高い印象。しかし、この手の老害化は30代でもかなり目撃してる。
追記10 お前39だろ、39だろ、っていうやつら。39歳だってまだ30代の仲間だろ! いじめよくない! どうしてそう、必死に30代にしがみつかせてくれないんだ。
追記11 これを規制派とか反規制派とかいうくくりで読むこともできるんだろうけれど、害だなあと思うようになったのは、「本気でオタク表現に対してマジギレ」したり、「本気でオタクはネトウヨだが俺たちは違うんだ」と立ち振る舞う人が、オタク系政治に浸透してきて「本気かよ」とドン引きしたのが最近の率直な印象。「オタクは腐敗してる」とかいっても、どうせごっこ遊びだろ? いつもの極論ワロスw って受け止めてたが、ここ最近、本気で怒って、本気でつぶそうとしてる人が自分の周囲でもマジに出てきた。昔は評論遊びをしてる部分はあったと思ったけれど、実際には他者に多大な迷惑をかけまくってたんじゃないかと考えるようになった次第。
追記12 ラブライブのスカートの線で、マンガ家が「そんなの大した問題じゃないだろ。俺の健全な絵でも見ろよ」とオタクを軽く挑発するオタク老害しぐさをやって「本気の攻撃をされたと認識したオタクがフルボッコにした」ことがあるけれど、あれを見るに、もう今と昔ではオタクの自意識も作法も違うと思う。昔から嫌がっていた人が可視化されただけかもしれないが。
寛容
思いやり
少なくとも先の3つは人に求めるものではなく、自らが気をつけないといけないから。
臨機応変は、関係者の利害が一致してうまく動けばこれほど楽な言葉はないけど、一度うまくいかなかったり、利害が一致しなくなった途端に牙をむくと言う意味でとても危険。
また、経験上自他問わず、発言者本人の無計画を棚に上げるための言葉として使われることが多いため。
常識は今まで生きてきた上の
「こうしとけば揉めることはないor自分が責任を被らなくて済む」
の経験値でしかなく、生まれ育った文化、学問的バックボーン、経験した職種で全く違うらしいので臨機応変以上に危険を孕む言葉だから。
特に外国人相手にこれで臨むと大変痛い目を見る。たまに日本人同士でも同様。
分野ごとに違うことを全て常識と言う言葉から切り離したら、どれくらいの量の知識が人類共通の常識になるのか?
って疑問がたまに頭をよぎる。
あ、最初に言っとくと、この文章、別に結論ないです。ポエムです。
深夜のタイムラインで、旧知(というほどでもないが)の人とやりとりをしていて、ふと思った。どうやらその人いわくいまは「過渡期」であるらしい。
ま、確かにそうだ。
いい年したおっさんなので、もう20年くらいインターネットにいる。ということは、インターネットが「俺たちの隠れ家」だった時代から、だれにでもアクセスできるようになった2020年まで、その全期間をインターネットで過ごしているということでもある。
その過程では、ミクシみたいな場所に引きこもっていたこともあり、そこそこ名が売れていたときもありで、まあいろいろあった。
昔より、インターネットでなんか書くことに自由がなくなったとその人は言う。まあこれも自分の実感とよく合致する。主に「自分の書いたものがどこまで届くか」という制御という面において。これが制御できないのがなかなかに厳しい。ま、ゾーニング? そのへん含めて過渡期なのかもしんないですけど。
で、自分なんかは、そのほとんどの期間において、一線で書き続けてる人を何人か知ってるわけなんだけど、書き手のほうも状況に対応することをしなきゃいけない。いやおうなしに戦略的じゃなきゃその立場は維持できない。それができてる人ってすごいと思うんですよね。自分はできなかっただけに。
対応ってのは、そのどこかに迎合という語義も含みうるものだとは思うんですが、由来、文章書くのなんてだるいことなんですよね。それをわざわざするからには、なにか叫びたいことがあって、それを文章にしなきゃならない。これ大変なことです。ましてブログなんて看板背負ってたら。迎合なんてするくらいなら、最初からそんなめんどくさいことしてねえですよっていう。
ブコメ見ててよく思うんですよね。意見が違うのはもちろんかまわない、なんらかの理由で思考の枠が違ってて合意のしようもない。それもかまわない。けれど、わざわざ看板背負って言挙げしたそのそもそものモチベーションを相対化するようなブコメはかなり苦手。みんながみんなそうとは言いませんけど、たとえハンドルネームだろうがなんだろうが、それを背負って書くからには「ほかならぬ俺は」こう思ったのだ、聞いてほしい、だれかに届いてほしい、という初期衝動があるんですよ。そこを相対化すんなよ、対等の熱量で殴りかかれよ。そんなことをよく思う。
けど同時に、そんなめんどくせえことする人もそうそういないよな、とも思う。
増田なんですけど、あれホッテントリに上がってくるようなやつって、たいていなんらかの意味ではおもしろい。それはある意味とうぜんで、どんな人にでも書かれるべき瞬間、これだけは伝えておきたいということ、まあそんなようなものをひっくるめて「輝き」みたいなものはあると思うんですよね。これかならずしも肯定的な意味だけではなくて、無駄な輝きは共有されない。日常を脅かす脅威でもありますから。だから、書かれる。とてもおもしろい。
不断に「書かれるべきこと」を抱えているのって、ある意味では病人といってもいい。そこまでおまえは考えるのか。そこまでして伝えたいことがあるのか。それだけ書いても、まだ足りないのか。そして、そうして書かれたエントリに「いや、俺はこうだ」と殴りかかるのもまたそれ相応の熱量を抱えた病人ということがいえるかもしれない。
「俺が」というのは、ある意味で自己顕示欲そのものなんですけど「ほかならぬ俺は、こう思うのだ」というのは、自己顕示欲とは少し違うものだと思う。なにが違うのかはうまくいえないんですけど……。
ま、どっちにしろ、看板背負ってるのはリスクなんですよね。これもう先行者利潤というしかないんですけど、昔から書いてる人は、その身振りを学ぶ機会ってのがどこかであった。いまの時代、看板背負って書くのは、最初から「大衆」とやらを相手に立ち上がるってことで、それをトレーニングなしにできる人なんてそうそういない。増田がトレーニング場になるのかなとも思うんだけど、それもまたちょっと違うような感じがある。
なんにせよ、個人ブログの「おもしろい部分」ってのが、かなりの割合で増田に持ってかれてるのは確実だと思うんですけども。
でもまあ、見たくはあるんだよなあ。バックボーンのはっきりした任意のだれかと、別のだれかが議論したりとかそういう光景。「あの人」と「あの人」だからこそ見えてくるものがあるというか。
別に昔はよかったとかそんな話じゃないんですよ。自分が「ちょっとなあ」と思う現状は、だれかにとっては所与の環境であり、そしてその環境からしか出てこない新しいものというのがあって、自分にとってはそれを見るのが最大の娯楽だったりするので。新しいものはたいていおもしろいじゃないですか。
ただまー、書き手としては「テーマを見出しにくい」時代にはなったとは思いますね。いや、自分なんも書いてないですけど。「俺が死ぬほど考えているこのことについて、不特定のだれかが、同じだけの熱量で理解してくれて、そのうえで別の道を示してくれ」みたいな願いは、とてもかなえづらい時代になったなーとは思う。一人で考えるのは、わりと孤独で、しかも効率がよくない。
まあ自分も読み手としては、んなこと知ったこっちゃないんですけどね。今季も大量のアニメあるし。
でも、ひとたびテキストエディタを立ち上げたときに、ひょっとしたらそこには、空に向かって鉄砲放つような、一抹のさびしさがあるんじゃないか、そんなことを想像したりもします。
「婚活アプリ」と「街コン」に触れて、気がついたことをここに述べたい。
①婚活をするということ
女性はアプリの登録費用が安い。無料プランでメッセージのやりとりもできるようだ。男性の場合は月3000円程度の有料プランに加入しないとメッセージの開封もできない。
来るメッセージの数も男女で違う。同時期に始めた女性の話を聞くと、大量に来るメッセージを読むのが大変らしい。自分には来て2日に1通程度だ。わざわざ自分から探してアプローチする女性は少ないだろう。
居酒屋などで開催している街コンに行っても、金額の違いはかなりある(女500円、男3500円など)。男女比は主催者が調整しており、同じ程度(どうしても数人はあぶれる)になっている。
街コンは、面接のように1on1で話せる会もあれば、テーブル毎に2対2の形式でお酒を飲む会もある。居酒屋での会では、初対面の女性同士であっても自衛のために私たち友達ですと言う事が多い。
男性は積極性が求められ、女性は距離の取り方が試されていると感じた。
多くのアプリがそうであるが、居住エリアは都道府県単位で区切られる。そのため北海道は北海道としてまとめられる。
例えば函館に住む人が登録すると、旭川や帯広に住む人も候補に上がる。札幌ならまだいい方だが、それでも特急で4時間の距離だ。
今挙げたような都市部に住んでいるのならまだいいが、網走だとか留萌だとか稚内だとかに住んでいる人はさらに厳しい環境に置かれている。
距離の都合上、残念ながら、田舎に住む人は婚活アプリや街コンを十分に活用できない。付き合う前から遠距離恋愛になってしまう。婚活が盛んになるにつれて、この地域格差は広がっていくだろう。
これは自分にとって一番ショックだった事だが、相手の学歴が低い。街コンに行くと高卒、専門卒ばかりで、大学を出ている女性がいない。男性側も高卒が少なく無いようだ。
日頃会う人は自分と同じ環境にいるのだから、当然大学を出ている(何なら同じ研究室にいる)。会社も学部卒や院卒ばかりだ。
婚活アプリでも半数くらいは高卒や専門卒のようだ。記載なしも多い。
似たバックボーンを持つ人と結婚したいと思うなら、高学歴な偏屈男は街コンに行っても無駄足だろう。
【まとめ】
ここ1年の婚活を通して、いかに自分の世界が狭かったのかを痛感した。友達の半分以上は修士で、東大生がその辺をウロウロする街に住み、TOEICで600点程度の自分を恥ずかしく思う人間はごく一握りに過ぎない。
宮沢賢治の美しい文章について楽しく話したり、5G通信の可能性について語り合ったりするには、身近にいる人を捕まえるのが最も手っ取り早い方法だろう。
いよいよ詰んできた。
俺の理解では、少女向けであるというのは、物語の目的が、「楽園の維持」に向かっているということ。
俺の世代では、ふしぎ遊戯なんかが顕著だったんだが、たとえ冒険に出ているとしても、敵を倒すことや困難を達成することは副次的な要素で、本質的には仲間と仲間の関係を維持して保つこと、破綻を仲裁して元の鞘に戻すことが物語の目的なんだ。だから敵はそもそも家族であるべき相手……皇弟だとか……が望ましいし、主人公は隣を歩く仲間のことを信頼どころか、基本理解できないと思ってる。
あと、漫画とか絵がつくコンテンツなら、絵柄やバックボーンも楽園感が出るのが望ましい。美しくて線が細い浮世離れした、あるいは可愛らしい柔らかいぬいぐるみの世界。
ちなみにこの意味での少年向けってのは、基本的に外に冒険に出て、外敵を倒し、未知を知ることに主眼がいく。
ワンピでは、ウソップと一時的に仲違いしても、それは外敵と戦う上での一つの困難であって、仲が良くなれば解決とかではない。それ以外の場面でもルフィは理解できない家族を気遣ったりしない。仲間は信頼しきるし、仲間や家族は基本的に理解できる。
少年向けが少女漫画の手法を取り込んだっていうのは、仲間を理解できない存在にすることで、キャラクターに深みが出るんだよな。
ちゃんと主人公と仲間たちをキャラクターとして掘り下げるってのは、特に少年向けでは、わりと最近の発明だよ。
ドラゴンボールの中でベジータだけやけに人気があるのはそれが斬新だったのがあるし。スラダンの選手たちとハイキューの選手たちの差面白いぞ。そして同じチームの選手間の掛け合いだけでいえば確実にハイキューのが深いのがわかると思う。銀魂とかもコメディーでありながらそこは内向きで、むしろ外に出ていく冒険ものが不得意だったんじゃないか?あの人。だから女子に受ける。
書きたいキャラが思いついたので、せっかくなので異世界転生みたいなテンプレートにして、そいつの冒険みたいな話を自分むけに書こうとおもった。
でも書いてみると、異世界転生って冒頭のツカミつくるのがなかなか難しいな。
まず召喚じゃあなくて転生にはしようと思った。
あと急速成長する様がやりたいので、最初はクソ弱い。
だからどこかのフィールドにいきなり冒険者lv1?が突っ立っているイメージかな。
もしくは赤ん坊スタートで、母親にだっこされて体が動かない!とか言うのかな。
ヒロインがゴブゴブ襲われているところにちょうど乱入してきて助けて……いやだから最初はクソ弱いんだよな。
じゃあ逆に、転生直後にゴブゴブ襲われてヒロインに助けられる……悪くないけど、やっぱ見たことあるか。
転生してくるって時点で、主人公にはバックボーンが何もないんだから、単なる偶然でなにか事件が起きるか、何も起きないかの2択になっちゃうんだな。
売れてるあの話やあの話はどうだったかなー?
数年前まで芸大に所属していたり(学部ではない)、任天堂で面接を受けたり(新卒の採用面接ではない)ので少し書かせて。
芸大にいる学生はバックボーンがめっちゃしっかりしていたり、一芸に秀でているだけでなく訳わからないくらい多面的に活動していたり能力あったりする。そこらへんの頭良い大学にはちょっといない感じだった、サブでやってることがプロとかそういうレベルがめずらしくない。
任天堂の人は、頭良い人たちの上澄みってくらい頭が良かった。一問一答がキレッキレだった。場にいる全員、偏差値65以上の大学で15人に1人くらいの頭の回るやつ……くらいにはキレてた。
なので、幅広い知識や能力のバックボーンはほしいし、頭はそこらへんの旧帝大のできる人レベルでは足りないくらい頭良くあってほしい。
絵に関してはわからないのだけど、絵だけできれば良いのはマネージャーのいる画家だけで、芸大に入った以降に色々するなら色々いるよ。
全然勉強不足だったが全然深い知識が問われなかったような気がする。もしかしたらイケるかもしれない。
午後ⅠⅡは時間かなり余った。午後Ⅱの大問2は…FWの当たり前機能を述べただけで良かったんだろうか。。
■午前2
アイイエア アエウ(✕)イエ ウウ(✕)ウエア(✕) エウアエ(✕)イ アエアウイ
対策は2日10時間。#19ポートスキャンは正解したかった悔しい。最後書き換えて間違えた。
■午後1
<大問1>
設問1
(1)a:BGP、b:バックボーン、c:GratuitousARP
(2)カキク
(3)アイエオキク
(5)負荷分散で切れた回線に割当されるとパケットが破棄されてしまう。
(6)MACアドレスだと、元がコアルータ、先がL2SWと、固定され分散されない。
設問2
(1)d:ICMP、e:TRAP、f:ACK …ACKは違うだろうな。
(2) iii
(3)コアルータからL2SWまで …これだとすると簡単すぎないか?間違い?
<大問2>
設問1
T社がIP-w1を変更する度にDNSのAレコードを書き換える必要がない。
設問2
(1)ア:順繰りに、イ:80、ウ:200、エ:リクエスト、オ:セッション …エオわからん。
(2)送信元を区別できない。 …なんでこれ10文字?攻撃名とかある?
設問3
(1)カ:FW、 送信元IPをIP-w2だけでなく全許可する。
(2)shop IN A 199.α.β.2
(3)ヘッダ編集機能で、送信元IPアドレスをXXFフィールドに追加する。
■午後2
<大問2>
設問1
a:IP、b:UDP port unreachable、c:3、d:内部LAN、e:DMZ
設問2
設問3
(1)送信元IPが自ISPに属するもので無い場合にISP外部への通信を遮断する。
(2)α.β.γ.15
設問4
(1)イ:シーケンス、ウ:シーケンス、エ:ハッシュ値 …全然わからん。
(4)外部メールを外部に出さない。オープンリレー機能の無効化。 …処理方法?
(5)オ:α.β.γ.2、カ:any
設問5
(1)キ:コンテンツサーバのIPアドレス、ク:フルリゾルバサーバのIPアドレス、
ケ:53、コ:n、サ:m
(3)インターネットから外部DNSレコード2(フルリゾルバ)への通信は遮断されるため。
設問6
(1)e,g,h,f
(2)3分
(5)内部LANからインターネットへ出る通信は許可されていないため。
以上
私は「自分にとって当たり前のことは他人にとっても当たり前」と思いこんでいる人が大嫌い。
同じ仕事でバックボーン(学歴とか何を専門に勉強していたか)が似ていたりすれば、「普通に考えれば分かるでしょう」という言葉が出てくるかも知れないけれど、その人にとっての「普通」が他人にとっても普通だと思うのは非常に傲慢なことだと思う。
うちの職場だといろんな職種の人がいて、基本的には文系出身者(特に法学部出身)が幅をきかせているんだけど、別に彼らが万能なわけではないので電気に強い人とか建築に強い人とかを雇っているのだ。特に理系と文系は思考回路が全然違うことが多いので、威張りくさっている文系人間を見ると「お前の持ってる知識が全てじゃないんだから専門家をリスペクトしろ」と言いたくなる。
仮に「普通に考えればそうなるでしょう?」と言う人間と元増田の仕事内容やバックボーンがある程度似ているとしても、先方が元増田より目上だったりベテランだったりするのであれば、「こいつにはもっと丁寧に説明しないと話が通じないみたいだな」と察して説明すべきではないかと思う。
まぁ同じようなことが何度も繰り返されると向こうもうんざりして説明したくなくなるかも知れないが、少なくともさほど接点がなかった相手やあまり経験のない仕事に対して、「普通に考えれば分かるでしょう?」と言われるのであれば元増田じゃなくて相手が悪いと思うよ。
先日のAWSの障害、様々なサイト・サービスが利用できなくなり、
トップページやお知らせには「AWSの障害のせいで~」でというフレーズがあふれていた。
この時点で自社のバックボーンがAWSって言っちゃうのどうなの?って思ったけど、
それ以上に思ったのは、
「AWSのせいにしてるけどMultiAZにしてないお前らのせいだろ」としか思えない。
事実、東京リージョンのEC2やRDSは落ちてたらしいけど、他のリージョンは正常だったので、
サイト落とした管理者は自分たちがあほすぎたことをよく理解したほうがいい。
私は、右翼脳だということ。
ウヨサヨとか、LGBT容認とか、とか、まぁなんでもいいんだけど。
5chとか他のコミュニティだと一方が圧倒的勢力のところが多くて「論理的な対立勢力の見解」が注目されることがない。
というか、投稿するだけのエネルギーが無駄なのでまともな意見が投稿されること自体稀だ。
しかしはてブでは、皆が注目する。バズる。だから時間とエネルギーを注ぎ込んだ意見が投稿される。
それに対して意見が交わされる。
コメントする側のユーザ名が見えることもあって、極端にひどい発言はなされないから(そういうのは匿名ダイヤリーの言及で書くものだ)
皆それなりに頭を使った意見を交わす。
ああなるほどな、と思われされることも多い。
しかし「そういう意見もあるよね」というか言い換えれば「自分の直感では素っ頓狂だったり、矛盾をはらんでいること言う人ってこういう論理的バックボーンがあったんだ」以上に前には進まない。
少し世界が広がる。けれども、判断の傾向に影響したと思ったことは一度もない。
どう取り扱えばいいのかはわかるから、接し方の傾向に影響はしたかもしれないが。
ウヨサヨとか、LGBT容認とか、とか、まぁなんでもいいんだけど。
はてブ見てると多くの熱の籠もった「よく見ると筋が通っているが、自分の直感では素っ頓狂だったり、矛盾をはらんでいる意見」が投稿される。
それに対して抱く感情が似通ってるユーザーが、別の投稿に対しても一致する可能性が不気味に高い。というかほぼ一致する。
そしてそれらの大半が世間的に「ウヨっぽい」「サヨっぽい」とされている傾向と一致する。
「ウヨっぽい」とされることの範囲ってすごく広くて(逆も)、これらについてほぼ意見が一致するって、すごいことだと思う。
少なくとも、ある専門に関してこれだけ広範に直感的な意見を一致させようと思ったら、相当な学習と経験が一致している必要があると思う。
大学4年間ぐらいは必要なんじゃないだろうか。俺が履修したのは情報工学のはずだ。
私は、右翼脳だということ。
ウヨサヨとか、LGBT容認とか、とか、まぁなんでもいいんだけど。
5chとか他のコミュニティだと一方が圧倒的勢力のところが多くて「論理的な対立勢力の見解」が注目されることがない。
というか、投稿するだけのエネルギーが無駄なのでまともな意見が投稿されること自体稀だ。
しかしはてブでは、皆が注目する。バズる。だから時間とエネルギーを注ぎ込んだ意見が投稿される。
それに対して意見が交わされる。
コメントする側のユーザ名が見えることもあって、極端にひどい発言はなされないから(そういうのは匿名ダイヤリーの言及で書くものだ)
皆それなりに頭を使った意見を交わす。
ああなるほどな、と思われされることも多い。
しかし「そういう意見もあるよね」というか言い換えれば「自分の直感では素っ頓狂だったり、矛盾をはらんでいること言う人ってこういう論理的バックボーンがあったんだ」以上に前には進まない。
少し世界が広がる。けれども、判断の傾向に影響したと思ったことは一度もない。
どう取り扱えばいいのかはわかるから、接し方の傾向に影響はしたかもしれないが。
ウヨサヨとか、LGBT容認とか、とか、まぁなんでもいいんだけど。
はてブ見てると多くの熱の籠もった「よく見ると筋が通っているが、自分の直感では素っ頓狂だったり、矛盾をはらんでいる意見」が投稿される。
それに対して抱く感情が似通ってるユーザーが、別の投稿に対しても一致する可能性が不気味に高い。というかほぼ一致する。
そしてそれらの大半が世間的に「ウヨっぽい」「サヨっぽい」とされている傾向と一致する。
「ウヨっぽい」とされることの範囲ってすごく広くて(逆も)、これらについてほぼ意見が一致するって、すごいことだと思う。
少なくとも、ある専門に関してこれだけ広範に直感的な意見を一致させようと思ったら、相当な学習と経験が一致している必要があると思う。
太田や伊集院がある種の人たち(自分も含む)から愛されているのは、バックボーンにある弱者体験を忘れずにそして大切にしているところだと思う。
このブコメ読んでわかった。
全然太田や伊集院に同調出来ない(面白くない、膝を打てたことがない、神経が丸太ン棒のように太く粗雑にしか感じられない)ので、
この2人が「ある種の人たち」の鬼瓦のような扱いを受けていることに反発を感じるのだ。
これは自業自得の所もあるというか、
はっきり言えば太田光や伊集院光やその信奉者達を見下してるのだ。
こいつらセンスも頭もすっごい悪いなと思ってる。
でもこれはどうしてもそう思うので、そこに嘘をつくことは出来ない。
「ある種の人たち」のマスもセンスが雑で頭が悪い人達なので、そこには入れない。
自分は社会的に追い詰められてないので別にその輪に入れなくても痛痒ないけれども、
太田や伊集院に頷ける程度のマス「ある種」はその輪の外の「ある種」のことなんかもちろん考えないし。
いろんな人からやたらにイタい奴認定で嘲笑されるZeebraが
「中二病」という言葉が垂れ流す害毒について提唱者である伊集院に本気で怒ってた時も
移住員の取り巻きたちがみんなでZeebraに嘲笑石を投げてて、話としてどっちに理があるかなんて展開にすらならず。
にも関わらず、スマフォやテレビなどは輸入して利用している。電気が通っていない所でも、ソーラー発電でスマフォを充電し、電子決済を行っている。
ヨーロッパに移民した人からの仕送りで、村数人が食って行けている。
なぜアフリカのことを言っているかというと、日本において、ソフトウェア、とりわけWeb界隈に関しては、ほぼ輸入に頼っている。
マザーマシンがなければネジを作れず他の機械も作れないのと同様のことが、ソフトウェア界隈でも起きているのではないだろうか?
ネットなので国が税関を通さずに国内に入ってきた。日本国内ソフトウェア産業を育てる前に入ってきてしまった。
またフリーソフトやフリーミアムが拍車をかけた。企業では逆に自前主義が強すぎる。
Matlabや物理シミュレーターなどの高度なソフトウェアが国内にないため、大学院を卒業するなどの高度な人材が活躍できる産業が育たなかった。
こちらはフリーソフトのように使い方を検索で調べてすぐ解決する類のものではなく、バックボーンの知識がなければ使いこなせない類のソフトだ。
よって頭の良い人が解説してもらわなければ使いこなすことすらできない。
また兵站の問題もある。オペレーションズ・リサーチが大事で、モデリングと最適化ができていればいいが、認知度が低いため日本では精神論で解決しようとする。
恵比寿駅の喫茶店。イヌ、サル、キジが張り詰めた空気でテーブルに同席している。
桃太郎「おつかれーっす」
桃太郎「ごめんごめん、遅くなっちゃったわ。いやね、きのう金太郎と浦島太郎と飲みがあってさ」
キジ「え、あの有名な……」
桃太郎「そうそう。お互い名刺交換して。まぁやっぱ視座の高さが違ったわ。特に浦島太郎なんて玉手箱開けた経験者だし。金太郎は店にクマで乗り付けてた。ツキノワグマ」
サル「はー、すごいっすね」
桃太郎「浦島太郎、酔って乙姫に今から店こいよ!ってLINEしてたわ。ま、来なかったんだけど」
イヌ「……」
サル「えーっと、それがっすね……」
キジ「いや……」
イヌ「……俺から話すわ。実は、四人の座組みの件で、もう一回ちゃんと話したくて」
桃太郎「え?座組み? それは前あれだけ四人で話したじゃん?」
イヌ「あの後、また3人で話したんですけど、やっぱりまだちょっと腹落ちしてないって結論になって」
イヌ「結論から言うと、4人のスキルがカニバってて、このままだと鬼ヶ島環境にロンチしたタイミングで事故るな、と」
桃太郎「え? いや、それぞれ全くバックボーンも違う、別領域のスペシャリストだから集まったんじゃん!」
イヌ「もともと、僕が4足歩行、サルが木登り、キジが空からの攻撃の主担当、桃太郎さんが指示って扱いで役割分担してたと思うんですけど」
桃太郎「そうね。誰1人欠けても鬼の討伐は成功しない、って思ってるよ」
イヌ「で、鬼ヶ島は荒れ地で木が生えてない、ってこの前、キジの偵察で判明したじゃないですか。それで、サルの仕事がなくなったと」
桃太郎「いや!だから!それは前に話したじゃん! 直近はサルは引っかき担当になったでしょうが!!それまた話すのかよ!?」
サル「あの時の話し合いの直後は、引っかきに集中しよう、って思えたんですけど、でもよく考えたら引っかきって、イヌでもキジできることだなって……」
桃太郎「それは……!!」
サル「最初から、鬼ヶ島に木がないってわかってたら、こんな話にはなってなかったですよね……」
キジ「なんか、ごめんなさい……」
桃太郎「いやいやいや、不確実性のコーンの話ししたよね? 実際に進んでからじゃないと確度の高い情報は出ないんだって」
サル「はい、頭ではわかっていたんですけど、実際に自分にできる仕事がないって状況に直面すると、戸惑ってしまって」
イヌ「……それで、サルから僕たちに相談されて。同じだけきびだんごをもらってるのにポテンシャル発揮できてない自分が許せない、と。それで3人で相談して、サルに指示係をやってみてもらうのはどうかと思って試してみたんです。すると、かなり攻撃の連携がうまくいくことがわかって」
桃太郎「え?でも指示するのは俺の担当だよね? またカニバってるじゃん」
イヌ「それが正直、サルは桃太郎さんより指示が的確なんです。桃太郎さんの指示は「倒せ」とか「やっつけろ」とか抽象的なのが多いんで現場側でいったん分解しないといけないんですけど、サルは「悪い鬼をこらしめるために、痛みを与えたい。キジさん、後方に回り込んで、鬼の後頭部をくちばしでつついてもらっていいですか?」みたいに、目的と手段を明確に伝えてくれるから、攻撃がやりやすいんです」
桃太郎「……!!」
イヌ「なので、今後はサルが指示係になって、イヌ、キジ、桃太郎さんで攻撃をする座組みにするのはどうかと――」
桃太郎「いや、それはできないな」
サル「……」
桃太郎「3人は攻撃の連携効率、ただそこだけを考えてサルを指示係にすべき、って言ってるけど、指示において考慮しないといけないのはそれだけじゃないからね。3人の体力配分とか、有利な場面でも万が一のために常に退路を確保したりとか、きびだんごの残数とかも含めた上で攻撃手段に落とし込んでるの。確かに抽象的な指示は多かったかもしれないけど、それはリーダーとして扱わないといけない情報量があまりに多いから、どうしても抽象的なアウトプットにならざるを得ないわけ。いや、できるよ?時間さえもらえればサル以上に的確に言語化された指示を出せる。なんなら事前に紙に書いて配ることだってできるよ。ただそんなことをしてたら全員鬼の金棒で頭蓋骨割られて死んじゃうでしょ」
イヌ「でも、権限を渡さなかったら属人化は解消されないですよね?」
桃太郎「それは……まぁとにかく、すぐに決済を全て渡すってのはできない。サルが指示をしてもいいけど、いったんイヌとキジへの指示は俺に決済をもらってからにして」
サル「えっ……攻撃のたびに、桃太郎さんに許可をもらうんですか?」
桃太郎「ま、そういうことだね」
桃太郎「じゃあ指示係は今後も俺がいいっていう結論だね。他に議題ある?」
イヌ「待てよ。桃太郎さん、いつもそうやって自分勝手な結論に持っていこうとしますよね」
桃太郎「は!? 話聞いてなかったわけ!? 話し合って結論が出たんでしょ!!」
イヌ「もう、ついていけないすわ。言おうか黙ってましたけど、僕、花さか爺さんからオファーもらってるんです」
桃太郎「は……? 俺を裏切って、あんなホラ吹きジジイについていくつもり?」
イヌ「花咲か爺さんは、僕となら大輪の花を咲かせられるって、夢を語ってくれたんです」
キジ「そうよ! イヌがいなかったら、私たち、全滅しちゃうわよ!」
桃太郎「ちょっと、落ち着こう、な、な? 感情的になってたらいい結論には……」
イヌ「そういう上から目線がイラつくんだよ!!もうこうなったら全部言わせてもらうけどな、あんたはVC(ばあちゃん)からきびだんご渡されたってだけで、俺たちのこと見下してんだよ!!」
桃太郎「……!!」
イヌ「キジ、さっきからお前はどっち派なんだよ! お前も影では言ってただろ、自分からきびだんごくれたら家来になるなんて、言わなきゃよかったって!!」
イヌ「サル、お前もいい奴ぶんなよな!お前最近、カニの家の近くに柿の木が生えたって話しかしてないじゃないか!!もうこのプロジェクトに、興味ないんだろ?」
サル「それは……」
イヌ「いい儲け話だよな、カニじゃ木には登れないもんな? せいぜい渋柿じゃないことを祈るんだな!」
桃太郎「……」
イヌ「桃太郎さんよ、黙ってないでなんとか言ったらどうなんだよ! えぇ!?」
桃太郎「……これは、VC(ばあちゃん)とGC(じいちゃん)にしか話してない、完全クローズドの話なんだけど」
イヌ「……?」
桃太郎「実は俺、昔、川でVC(ばあちゃん)に拾われたっていう原体験があるんだ」
桃太郎「ああ、俺は本当は孤児なんだ。それもただ捨てられたわけじゃなく、巨大な桃の中に入れられて川に捨てられてたらしい」
イヌ「……」
桃太郎「その時の記憶はほとんどないんだけど、ただ狭くて、暗くて、甘臭かったことだけは覚えてる。偶然川に洗濯に来てたVC(ばあちゃん)に拾われなかったら、俺は死んでた。そういう原体験があるから、俺は鬼を退治して、平和な世の中をつくって、俺みたいな境遇の子が出ないようにしたいって思ってるんだ」
桃太郎「どうしてもその恐怖を乗り越えたくて、無茶な指示も多かったと思う。今までこの原体験について話せなくて、本当にごめん。なかなか口に出せない、心のふんどしを脱げなかったのは、俺の弱さだ」
桃太郎「いや、いいんだ。どうか言わせてくれ。そんな俺も、イヌ、サル、キジに出会えて圧倒的に成長できた。だから……」
キジ「わかりました、もう……」
桃太郎「この4人で、絶対にこの4人で鬼ヶ島ロンチを決めて、IPO(いっぱいおたからゲット)したいと思ってるんだ!!」
イヌ「黙れって言ってんだよ!!」
桃太郎「え?」
サル「桃太郎さん、もう言わせてもらいますけど、本気でサブいです」
桃太郎「え?」
サル「孤児であることは同情しますよ。でもこれはビジネスじゃないですか? 桃太郎さんのそういう個人的な歪んだ動機が、一つ一つの言動に傲慢さとして現れてる原因なんじゃないですか? リーダーとしてもっと、チームと成果にフォーカスして欲しいです」
キジ「正直、原体験とか、誰でも持ってるんですよ。でもそれを理由に世の中変えたいって、世の中にエゴぶつけてるだけだと思うんです。ロックスターを目指すならともかく、ビジネスマンとしてはどうなんですかね?っていうか、なんならイヌ、サル、私も生まれて二週間で親から離れて野生で生きてきたし、どっちかというと桃太郎さんは勝ち組ですよ?」
桃太郎「え?」
イヌ「そもそも、鬼たちにも子供がいるわけで、鬼退治したら孤児は増えますよね? 桃太郎さんの原体験と手段がブレてません? なんかもう、ついてけませんわ」
桃太郎「えー」
イヌ、サル、キジ、何かを諦めたように席を立ち、喫茶店を出ていく。
桃太郎「……」
桃太郎「(ここでなにか適当な時事ネタを絡ませた一言をいわせてください)」
暗転、幕。
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