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はてなキーワード: ボンボンとは

2016-01-13

わがままボディーって何ぞや

と思って調べたらボンキュボンの事だと解ったのだが、男性に使われる事もあるの一文で謎を深めた。

男のボンキュボンって何ぞや?

厚い胸板に括れた腰のマッチョか?

質感的にはボンキュボンに近いボンボンボンデブ

2015-12-04

英会話能力なんか求めるのはやめていただきたい

もうずっと前から同じことが言われている。

日本人英語の読み書きはできても話すのが苦手、これから英語教育コミュニケーションを重視すべき云々。

しかし思う。言うのは簡単だが、現実にはなかなか難しいのではないか。

教育には選別という役割があり、彼らはそれをあまりにも軽視しすぎている。

今の日本人暮らし必須でもない英語を学ぶのは、やらなければまともな大学に入るのが難しいからだ。

読み書き偏重に見えるのは、とりあえず単語と文法と読解をやればセンターで180点が取れるからだ。

英検の2次試験ではコミュニケーション必要になるが、合格率を見てわかる通りザルである

よほどヘタこかなければ落ちない。

TOEICスコアにしたって、単に大学名前があてにならなくなったから、

代わりに足切り基準に使われているだけで、英語力そのものは割とどうでもいい。

もし、今後はスピーキング能力を求めるというのであれば、それに対して飴を与えなければならない。

さもなくば、授業時間を割いたところで、内職に費やされるだけだ。

だが、そうしたところで問題が発生する。それで得するのはボンボンだけだ。

いきなりだが、安倍とか正直アホだと思う。英語スピーチなんか聴くに堪えない。

しかあんなアホでも字はうまいのだ。きっと高い金払って習ったのだろう。

あいつの英語がヘタクソなのは、おそらく単に、字を書くほどには必死こいて習わなかっただけだ。

当時のボンボンにとって、英会話スキル必須ではなかったからに過ぎない。

から彼らが本気になってかかれば大きな差がつく。

留学だの、経験豊富ネイティブスピーカー家庭教師に雇うだの、平気でやるだろう。

今は読み書き中心だからギリギリのところで勝負になっているのだ。それを忘れてはならない。

それからコミュニケーション必須にしようにも、現実的に厳しいという問題もある。

今の国公立すら、入試にかかる作業量負担になっている。

まして、私大スピーキング重視の入試をやるのは不可能だ。受験者が多すぎる。

彼らは入試で儲けてるのだから、これ以上余計なコストもかけたくないだろう。

まだまだ問題はあるだろうが、そもそも日本人コミュニケーション以前に、まず読み書きすら十分ではない。

もっと詰め込んじゃって構わないと思うよ?

2015-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20151201121939

俺の周りもお育ちの良いボンボンだらけだけどみんなガンガン子供産んでるね。

実業家みたいなのはまり周りにはいないけど、親が金持ってるからそもそも金に困ったこと無いみたいなのが多い。相続で家買ったとかもいるし。

俺は育ちもよくないしボンボンでもないので子無しです。

2015-11-30

hatenablogがつまらないのにやたらブックマーク集めるのみて大学を思い出した

http://anond.hatelabo.jp/20151129202800

内部進学のボンボンのアホみてる感じ

ノリもそんなだし

大学としてはビジネスとしてしょうがないのだろうけど

広大な人材の海から試験によって選りすぐって育成しキュレートするサービス機能していない

それじゃ金にならないもんな

内輪でしょうもない奴らを特別に人気ものにしたててごちゃまぜに入れてやるわけだ

2015-11-11

安倍晋三ってなんで「安定」してんだろ?

いや、メディアで見る程度の印象論なんだけど。

例えば、小泉純一郎が強かったのは、よくわかるんだよね。

政策の是非は別として、北朝鮮に乗り込んで拉致被害者連れて帰ってきたり、

郵政民営化すれば世の中良くなるような幻想ふりまいて圧勝したり、

そりゃ支持率維持して、長期政権にもなるよねって感じだ。

他に、自分リアルタイムでしっている人でいうと橋下龍太朗なんかは、なんだかんだいって、

アメリカ通商代表に「ハードネゴシエイタ―」と言われる程度の実力はある人だし、

ビジュアルとかたたずまいとかに、それなりに人気が出そうな要素はあった。

小渕恵三は、気さくさとか人柄とかが、だんだん知られるようになって、それなりに支持があったし。

過去首相は、まあ、いろいろその後つくられた伝説とかあるんだろうが、

吉田茂、岸伸介、池田勇人佐藤栄作田中角栄中曽根康弘あたりは、

それなりの人物だったんだろうと思う。

一方、森喜朗なんかは、首相当時から失言選挙大敗したりしてたし、

鳩山、管あたりは、もう自壊しちゃった感じ。

村山富市なんかは、もう勢力争いの駒として

たまたまはまっちゃった感じだ。

まあ、案外、そこそこの総理大臣だったという気もするが。

野田佳彦は、案外中国にもいうべきことは発言してたし、

筋を通すいい人っぽかったけど、

逆に「いい人」で筋を通しすぎちゃったんだろうなあとか思う。


で、安倍晋三だが、このままいけば、とりあえず株価を持ちなおさせて、安保政策を転換させて、

民主党時代の混乱を収束させて、それなりの長期政権を築いた、実績のある首相ということになるんだろうけど、

なんか、メディアに出演してちょっと都合悪いこと言われるとすぐキレる程度に器は小さいし

あんなに、メディアで器の小ささを露呈する首相過去にいなかったように思う。

過去首相であれば適当にいなしていたような場面でキレている)

滑舌は悪いし、知性は感じないし、

かといって迫力もそんなに感じないし、そこまでビジュアルがいいって感じでもないし典型的ボンボンって感じだし。

ネトウヨの支持を上手く集めたって理屈は分からなくはないが、

それにしても、もうちょっと別の人いなかったのかなあ?という気もするし。

まだ、麻生太郎のほうが、人としての器はマシって印象があるが

タイミング問題なのかなあ?なんだろう?

神輿は軽いほうがいい」とばかりに担がれてるってことなの?

2015-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20151031230816

(ワタシの好みに合う人なら)誰でもいいからワタシを愛してってどんだけ都合がいいねん。

これだから女クズなんや

ビッチが。

ビッチが。

メンヘラが。

てめえのクソさを周りのせいにして自分聖人気取りとかすんなやボケが。

なーにがマザーテレサじゃ。

マザーにもなれん人間がwww片腹痛いわwwwwww

ワシも試しにやってみたがアダム・スミスやったぞwwwwどう受け止めろっちゅーねんwwwww

とっとと地元帰ってお見合い適当ボンボンとくっついてからアタシの人生これでよかったのかしらとかグチグチ不満覚えながら年取って死ね

2015-10-11

風俗で働いてるが客が生まれボンボン成金だった

人類みな平等ではない

大戦中ですら一億層玉砕と言いながら上はのんきに女と酒だタバコ

まれから一度も苦労したことのない男の舌が私の口に押し込まれ

私はそれを笑顔で受け入れる

私が生きるにはそうするしかないのだ

金持ちボンボン排泄物とともに流れ出る金をすするしかないのだ

人間は生まれとき勝敗が決まっている

2015-09-01

佐野氏のこと

都内で細々と自営のデザイン屋をやっております。今回のエンブレム騒動もここにきて(とりあえず)一つの区切りがついたようなので、この一連の出来事において個人的に感じたことなどを忘備録も兼ねて書き留めておきます

まず、佐野研二郎という人物についてですが、今回の騒動でまぁ国民に広く知れ渡るほどの知名度を得ましたけど、デザイン業界においてはスーパースター的な知名度が元からありました。まぁサッカーの日本代表スタメンに入るようなイメージですかね。ちなみに僕はJ2にも入れないぐらいですね。サッカー観ないからよく知らないけど。まぁ所詮業界内だけのことを国民的なスポーツに置き換えるのもアレなんですけど。

で、そんな彼がこんな形で騒がれ始めて、まるで自分自分のやってる仕事に対していちゃもんつけられてるような気になって一人で勝手に心を痛めていたわけです。しばらくは。

今回のエンブレムが発表されて最初に感じた個人的感想は「これはちょっとやばいぞ」でした。何がやばいかというと、一般ウケしないのは一目瞭然だったんですよ。まぁ皆さんがダサい理由としてあれこれ上げてらっしゃることと同じ理由で。でも選ばれた理由幾何学的な要素だけで構成された、今後の展開やブランディング視野に入れてのことなんだなというのは初見でなんとなくわかりました。

とはいえですよねぇ。今回のオリンピックボランティアユニフォームはダッセーって騒ぎになったしスタジアムはまぁあんなゴタゴタですし。もっとかのぼるとAKB開会式に出すんじゃねーの?やめてよね!みたいな機運もあったり。もっとかのぼると、そもそも毎回オリンピックやるたびに選手団ユニフォームダサいって槍玉に挙げられてるし。もう国民感情ちょっとでも変なもん出したらただじゃすまねーよって空気が既に醸成されてたわけですよ。

そんななかあのエンブレムでしょ。「こりゃやばいぞ」と思うわけです。

でも正直ここまで大ごとになるとは思ってなくて、なんだかんだいって世間も落ち着いて、そのうちあのエンブレムがいろんな使われ方をして面白い展開がされていくなかで、徐々に世間から受け入れられていくんだろうなと楽観してたんですよね。

ダサいかダサくないかは正直これからの使われ方次第、というのが僕のデザイナーとしての見方でした。

そこにきてあのベルギー劇場ね。パクりかパクりじゃないかというと、個人的見解としてはパクりじゃないですねアレは。

ただ、あのとき記者会見で完全な悪手を打ったのは間違いないです。どういうことかというと、デザインプロセス素人にもわかるように説明しなかったからですね。

例えを出すと、アルファベットの「E」とカタカナの「ヨ」、ひっくり返ってるだけですごく似てますよね。でもこれらはまったく違う文化文脈プロセスを経てたまたまアウトプットが似てしまっただけなのはわざわざ説明するまでも無いんだけど、これぐらい明確に多くの人が納得出来るアウトプットまでのプロセスを開示してくれれば良かったんです。(ダサいダサくないは別な議論として)

ちなみにこの辺りではまだ僕は100%佐野さん擁護立場でした。

そのあとトートバッグの件とかあれこれパクりだなんだと掘り返されてく騒動を見てて、明らかにいちゃもんだろってのも多かったんですけど、こりゃ完全に黒だわってのもボンボン出てきて。ほんと正直な話をしちゃうと、程度の差はあれネットから無断で画像拝借して勝手に使っちゃうって経験ほとんどのデザイナーにあると思うんですよ。

からトートバッグの頃まではもちろん悪いことだけど同情も禁じ得ないみたいなね。下のデザイナー勝手にやっちゃったんだろうなーと。だからこの辺までは個々の問題は切り分けて議論すべきという立場で、まだ擁護派でした。

でもそのあとさすがに出てきすぎだよね。僕ぐらい小さな仕事しかしてないデザイナーでも人の目に触れるような仕事では他人の素材を勝手に使うのは怖くて出来ないのによくやるなーと。お客さんによっては「予算いから素材購入はそっち持ちで。撮影?無理無理www」みたいなのとか「ネット画像適当に使っちゃってよ、どうせバレないっしょwww」なんてケースもけっこうあります。やんないけど。でもあれほどのビッグクライアントがそんな予算渋るとは思えないしね。あり得ないよね。

で、佐野氏を結構擁護してた僕なんですけど原案を見て「もうダメだわ」となりました。

だって当初発表していたデザインコンセプト自体が後付けだったってことがはっきりしちゃったので。亀倉さんへのオマージュなんてどこにも無いじゃん!みたいな。あー、どうりで最初の会見でプロセスをはっきり説明出来なかったんだなーと。この時点でもう擁護するのが面倒になりました。心ももう痛まないです。

まぁ結果的に取り下げになったのは佐野氏にとっても委員会にとっても国民にとっても良かったんじゃないかなと思います。というか空港画像の件、取り下げる理由を探してた委員会としてはとても良い言い訳が見つかってホッとしてるんじゃないかなと。

話がまとまってないけど、あのネットで話題になった扇のエンブレムね。あれを汚いって中島英樹氏は言ったけど、あれはデザインが悪いという意味とはちょっと違いますね。多分だけど。あれはあの丸のレイアウト幾何学的な法則性がなくて、なんとなく配置してるだけなんですよ。だから揃うべきところが揃ってない。あと配色もなんとなくで決めてるのがわかりますしね。その点佐野氏のデザインは円と正方形のみでちゃん計算されたエンブレムなので、そういう意味での完成度は明らかに違います。(ダサいダサくないは別な議論として)

最後に「デザインわからん素人は黙ってろ」というこっち側人間に多く見られた反応ですけど、あれは呪詛ですよ。絶対にやってはいけない。

僕もネットの心無い書き込みを見て「素人がなんも知らんくせに」という感情が何度も湧き上がったのは正直に告白します。でもそれを言ったらもう終わりなんですよね。わからんやつは黙ってろじゃなくて、わからせるためにこっちは何が出来るか、わかってもらうための努力まで込みで考えてものを作るのがデザイナーアートディレクター仕事だと思うんです。

から出産直前で佐野擁護発言をした森本氏がこれから新しい命が誕生する前になんでこんな呪詛を振りまくんだろうと不思議で仕方なかったです。あれなんて典型的な「素人黙れ」発言だったので。

普段まり文章を書く習慣の無い人間ありがちな、非常にまとまりのない文章すみませんでした。

でもデザイン業界側の人間で僕みたいな捉え方してる人ってわりと多いんじゃないか勝手に思ってるので、多少そんな人たちの代弁ができたんだとしたらいいなと思ってます

おまけ:マスコミは全部ネットの後追いしてるだけで、彼ら仕事してないよね。

2015-08-31

元カノに新彼氏ができて辛い気持ち言語化と、今後の対応について。

1. 背景

彼女にふられて辛い。元彼女(以下元カノ氏)に新しい彼氏ができて更に辛い。

このまま漠然とした辛い気持ちを持ち続けるのは、精神衛生上よろしくないので、

具体的に何が辛いのかを言語化し、今後の対応について考える。


2. 辛い理由言語
2.1 アプローチ

俺の脳みそノルアドレナリンが大量に分泌されててやばい

死にたい。辛い。でも混乱しているので、何故辛いのか具体的には分からない。

複雑に絡まりあった自分気持ちを解きほぐして、辛い理由を1つずつ言語化することは難しいので

この状態に至る過程で俺が思ったことを言語化し、辛い理由を考えるアプローチを取るよ。


2.2 え?彼氏できたの?

Twitter彼氏ができたような発言を見て「えっ!?」って思った。

復縁わんちゃんあるで。」って俺は思ってたから。

それまで漠然しか感じていなかった、彼女と別れた事の実感が湧いてきて辛かった。


2.3 別れてから1ヶ月しか立ってないよ?

元カノ氏は、俺と付き合う前に彼氏いない期間が1年ほどあったので

数学的帰納法の考えで、1年程度彼氏はできないと思っていた。

そうしたらまさかマルコフモデルで前の状態に依存して次の状態が決まるタイプみたい。

ちょっとモデリングに失敗したかな。


ずっと俺は元カノ氏のことをひきづっている。

元カノ氏が俺のことを忘れて、次の恋に向かっていることが辛かった。


2.4 彼氏が腹出して寝てるってもう抱かれたんかーい

のものだった彼女の体が、俺以外の男に抱かれているのが分かって辛かった。

NTRR属性持っててラブプラスのNTRR同人誌とか凄い好きなんだけど

実際自分が同じ状態になるとちんこしょんぼりちゃうんだなッて言うことが勉強になった。


2.5 彼氏名前、俺と同じ名前やん。

元カノ氏のFacebookから彼氏情報を入手した。

俺の名前結構珍しい名前なんだけど、同じ名前だったのでびっくりした。

友達相談したら、「うっかり元カレ名前を呼んでもばれないから良い」と言っていた。

その観点はなかった。目からウロコ


2.6 彼氏ボンボンやん・・・

彼氏ボンボンでしたわ・・・

俺もそこそこの大企業努めですが、正直負けました。

負けたと思ったのが辛かったです。


2.7 彼氏ムキムキマッチョやん・・・

彼女の小さい体を抱きかかえているマッチョを思い浮かべて吐きそうになった。

俺は正常位から座位へのスムーズな移行ができないくらい関節が固く

駅弁をした日にはギックリ腰で死んでしま虚弱体質なので正直負けました。

負けたと思ったのが辛かったです。


2.8 意外にいいオンナだったよね

隣にいると気づかなかったけど、意外にいいオンナだった。

趣味も合うし知的だし、話していて面白かった。

逃した魚の大きさを知り、辛かった。


3. 今後の対応について

自分の思ったことを整理してテキストに起こしたら、すっきりした。匿名ダイアリーさんありがとう

自分気持ちを整理して思ったことはこんな感じ。


3.1 自己改善について

とりあえず新しい彼氏に対して負けたと思ってしまったところは自己改善していきたいよね。

彼氏に負けたと思うことがなければ、今回ここまで辛い気持ちになる事もなかったので。

ダイエット筋トレストレッチを頑張る。あとは仕事も頑張るよ!


3.2 元カノ氏はもういない

俺の心の中にいる、俺のことが大好きで清純派な元カノ氏はもういない。

もうどこにもいないんだよーーーー。


3,3 次の彼女について

新しい恋活をしようと思う。

名前元カノ氏と同じだと、名前を間違えるリスクが少なくて良さそう。


あと次付き合う彼女は、死ぬまで別れないですむように、大切にしたいと思います


以上

2015-08-17

anond:20150811030428

業種は異なりますが、同じ後継ぎとして。

■親との関係について

家業に入れば、ご両親は親であると同時に上司でありビジネスパートナー

自分の親というのは何かと煙たいものですが、上司になるとそれ以上に厄介なものです。

話し方が気に食わない、仕入れる商品が気に食わない、会社方向性が気に食わない。

喧嘩の種は無数にあります経営会議はすぐにエスカレートして口喧嘩に。

家族からこそ相手が傷つく部分もわかりますから、お互い嫌なことばかりでしょう。

とくに、経験豊富な両親からすれば、0から家業を学ぶあなたは頼りないもの

「何もできないくせに口ばっかり達者だな」と罵倒するかもしれません。事実でも悔しいものです。

一方、あなたもご両親に対してたびたび反発するでしょう。

どうしても60代、70代になってくると、人は怒りっぽく、忘れっぽくなります

新しい出来事への対処も難しくなるでしょう。そんな両親は歯がゆいものです。

これが会社上司であれば、「あのクソ上司」と陰口を叩けるのですが、実の両親ではそうもいきません。

「偉そうに振る舞うくせに、視野は狭いし発言コロコロ変わる。あんなんじゃダメだ」と思いつつも

「老けちゃったんだな……」という寂しさも感じます

経営的には悪手、社員にも示しがつかない。れど、親が喜ぶなら仕方がないか……」そんな時もあるでしょう。

この葛藤あなたが押さえ込み、ご両親の指示・命令に従えるかどうか。これが一つ目のポイントです。

救いは、別居だということ。

家業を継ぐと、街を歩いているだけでも従業員やお得意様とばったり出くわします。気が抜けません。

唯一リラックスできるのは自宅の中だけですが、上司社長である両親と同居では、それも無理。

遅かれ早かれパンクするでしょうが、別居で一人の時間を持てるのであれば、多少は救いになります




新規事業について

そして「新規事業でも始めたほうが〜」と書かれていますが、3年間は苦しむと思っていて下さい。

どれだけ小規模でも、新しいことを始めるなら、おおよそ1回あたり10万円+30時間ほどは必要になります

そして、初めの9回はまったく反響なし、10回目にしてようやく金銭的にはトントン

儲かりもしないが損もしない、そんなレベル事業が立ち上がるかもしれませんし、コケるかもしれません。

仕事を学びながら、これだけの挑戦を繰り返すには2〜3年かかりますし、

ご両親も(初めは応援してくれるかもしれませんが)冷たい目で見るようになるでしょう。

とあるごとに、「資金繰りも厳しいのに、無駄遣いしやがって」扱いをされ。

あなた一生懸命仕事開拓したとしても

「うちの息子が勝手なことをしまして……この話はなかったことに」とハシゴを外されることもあるでしょう。

あなた会社の将来を危惧して、真剣に取り組めば取り組むほど、

自分無能さを責め、ストレスに苦しむでしょう。

このあたりに耐えられるかが、2つ目のポイントです。




■継ぐべきかどうか

以上を踏まえたうえで、それでも家業に入ることをお勧めします。

まず、現在無職面接も苦戦されていうことで、行き詰まりを感じていらっしゃるかもしれません。

であれば、後継者として家業に入り、環境を変えてもいいのではないでしょうか。

ただし、おそらく会社を継ぐことはできません。

やはり、経験不足がネックです。

ほかの方も書かれているように、せめて3年は修行たかったところですが、今からでは難しいでしょう。

(ご両親もそろそろ事業の売却や廃業を考えだすお年です。廃業手続きにも時間がかかりますので、

 3年後修行から戻ってきたあなたを待つの廃業準備中家業かもしれません)

ですから、「あなた家業に入ったとたんに業績が右肩上がりに……」なんてことは、まずありません。

10年頑張るもパッとした成果は出せず、ご両親の体力の衰えとともに廃業

一人残された39歳元後継ぎは、新たな人生を歩み出す」あたりが現実的な線でしょう。

ですが、それはそれでアリなのではないでしょうか。

家業をどう立て直すかを考えるのではなく、家業を使ってあなたレベルアップさせる。

10年後には独立するなり、就職するなり、いろんな選択ができるだけの力を身につける。

そう割り切れば、十分な可能性があります

まずメリットとして、後継ぎという肩書を得られます

この後継ぎという肩書があれば、いろんなことにチャレンジでき、経験と繋がりを得やすくなります

たとえば手始めに、地域産業センターで行われている中小企業向けの

商品開発セミナーなどに後継ぎとして参加してみてはいかがでしょうか。

セミナー自体が役に立たなくても、あなたの足りない部分や、

会社の意外な可能性を教えてくれるような、いろんな人との縁ができるでしょう。

(ただし、つながる相手は選ぶべきです)

そこでアドバイスを貰いながら目新しい新商品を作り(10個程度で十分です)、

お得意先を回るときなどに「こんなのを考えてるんですよ〜」などと名刺代わりにアピールすれば、

「このボンボンはやる気あるな」という印象を与えられ、新しい話も舞い込むかもしれません。

その縁を大切にして、少しずつ信用を積み重ねていきましょう。

そんなこんなで10年も一生懸命続けていれば、いざ家業がなくなっても、

拾ってくれるところの一つ二つはできますし、転職時のアピールにも事欠きません。

また、もしかすると、あなたが突然仕事に目覚めるかもしれません。

よその会社に勤務している時には「他人のために働いてられんわ〜」とサボってばかりだったのに、

家業に入った途端猛烈に働き出した後継ぎを、私も知っています

しかすると、あなたも「自分事であれば頑張れる」タイプかもしれませんし、そうではないかもしれません。

ということで、将来の食い扶持を確保するために、家業に入ることをお勧めします。

もちろん、会社をしっかりと受け継ぎ、それを伸ばしていく。それが理想ですし、

あなた一人の将来のために、家業犠牲にする。そんな考えには私自身も抵抗を感じます

しかしまあ、大事なのは家業の所有者であるご両親の気持ちです。

たとえ家業を守れなかったとしても、結果的あなた幸せなら、

ご両親も喜んでくれるのではないでしょうか。たぶん。

いい感じになるといいですね。

2015-08-06

http://anond.hatelabo.jp/20150805182413

私の祖父母も二次被爆者です。

お墓は段原の方にあって、盆の時期は墓参りにいつも行くのですが

墓石の下には、当時中学生で学徒労働で働いていた先の工場被爆して

そのまま息を引き取ったという大叔父も眠っています

やはり、祖父母の口は割と固くて増田のようなエピソードも碌に聞くことはなかったのですが

それでも忘れなれない話がいくつもあります

先の大叔父お手伝いさんの大八車で大洲の別宅に運ばれた先で息を引き取ったときの状況

広島祇園に住んでいた祖母は当時学生でしたが、

爆風で校舎の窓ガラス割れしまったので座布団廊下に敷いて歩いた話、

避難者の母親背中からハサミで亡くなった赤ちゃんが皮膚に癒着していたので切り離した話……

そう聞くと、増田さんのように哀愁が入り混じった8/6になるのでしょうが

俗っぽい話もその陰で聞けたのが自分の幸いでしょうか。

大祖父が囲っていたお妾さんの家族ごと広島駅裏の家からいなくなったので

兄弟が多々いて一波乱あってもおかしくなかった財産相続がすんなりいったことだったり、

戦後の混乱をボンボンとして過ごした祖父は、そのまま学友として遊びたかったので

広島大学大学院復興するために生徒が欲しかった先生等と裏で手を組んで

家業を継ぐこともなく、まだ暫くは遊んでいた話とか……

(その学遊が仕事にやがて繋がったらしいですけど。。)

被爆した悲惨さを後世に伝えていくのはもちろんなのですが、

被爆後の世界を決して消えない心の傷を抱えながらも

逞しく生き抜いていった人たちのことも同様に語られるべきですよね。

それでは黙祷を。

2015-07-23

集団的自衛権にオレが反対な訳。

安倍って、国民の反対押し切って安保改定を成し遂げた爺さんみたいになりたいんだろうけれど、

爺さんのほうは、かの我妻栄と帝大の主席を争って、超優秀な官僚から東条内閣大臣になって、

で、これ以上戦争続けても無駄じゃん、さっさと講和しよっていったせいでクビになって

でもそのおかげで戦犯になるのを免れて・・・って、とんでもないキレ者なのに対して、

孫の方は、どうみても凡庸能力反知性主義ボンボンしか見えず、

なんで集団的自衛権必要なのか、本当にはよくわかってなさそうなので、

やっぱり安倍の仕切りで成立させるのは反対。

2015-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20150721111937

なんだかんだでボンボンなんちゃうかなー。

人生粉飾だらけで何が真実自分でも理解できなくなってるのでは。

2015-07-08

興味のあることがボンボンインターネット広告に出てくる

検索したり、アクセスした履歴とかで出てくるんだろう。

カメラアマゾンで調べればカメラ

バイク買いたいなと中古バイクサイトを見ていればバイク

ネット上のいろんな広告枠に俺が興味のある物がボンボン広告で出てきて

俺のネット利用情報がだだ漏れしてる感じがして非常に気持ち悪い

でもクソみたいな興味のない広告を見せられるより、

興味のあるもの広告が出る方がなんだかんだで便利だなあ、

と思うようになってきた。

2015-06-26

イケメン美容師武勇伝がまんまスーパーフリードン引きした

ここ5年くらい、同じ美容院で、同じ男の美容師に切ってもらっている。長いので、お互いにプライベートな話もする間柄だ。

その美容師はもう40代で、結婚して子供もいる人なんだが、この歳にして死ぬほどの爽やかイケメンで、話も面白く、そのうえ親が美容院経営者ときてる。要するに、金持ちボンボンだ。いまもモテるんだろうが、若いころはこれに輪をかけてさぞかしおモテにならたんだろうと思っていたんだが、この前聞いた彼の若いころの武勇伝が、想像以上にあまりにも闇すぎてドン引きしたので、そのことについて書く。


予想通り、彼はモテモテだった。学生時代から彼女を切らしたことはなかったし、それでも言い寄ってくる女性は後を立たなかった。美容師という、イケメンが多く、女性と多く接する仕事柄だからだろう。彼の周りにも、モテる友人が多かった。

そんな彼らにとって、女性という存在は、放っておいても無限に湧いてくる「水」のような、たいしてありがたみも感じない、軽い存在だったのだろう。彼らはなんと、美容師仲間のあいだで、「女の子の回し合い」をしていたという。要するに、お互いが新しく知り合った女の子を連れ立って一緒に遊びに行き、その場でパートナーを交換し、別の女の子セックスする、ということだ。

乱交パーティも、よくやっていたという。友人の家に女の子を連れ立って集まり酔った勢いセックスなだれ込み、とっかえひっかえ、セックスをやりまくる。そのときゴムは付けなかったという。その結果、相手を妊娠させてしまい、降ろさせたことも何度もあったそうだ。当然、これらの行為は、本命彼女にバレないよう、裏でこっそりやっていた。これらの行為が、どこまで相手女性合意のうえで行われていたのかは、わからない。

「いやー、俺も若かったよ―(笑)

いともあっさり語る彼だったが、交際人数が片手で足り、浮気をしたことも1度もない、セックスときには必ずゴムをつける俺のような人間から見れば、彼のやっていることは女性を一切人間と思っていない悪魔所業しか思えず、ドン引きした俺は引きつった苦笑いを浮かべることしかできなかった。実際、やっていることは一時期世間を騒がせたスーパーフリー事件とまったく同じだし、もし女性がその気になっていたら、刑事事件として告訴されてもおかしくない話じゃないか。

それでも彼はモテるモテまくる。結局、彼の容姿が、経済力が、コミュニケーション能力が、女性を魅了し続ける限り、彼が女性に対してどんなに誠意がない、鬼畜所業を行ったとしても、彼はモテ続けるのだ。


そんな彼を見ていると、一部の男性がいう「女は男に優しさやら誠実さやらを求めていると口にするが、実際には誠実にしても決してモテない。女は雑に扱うくらいでちょうどいい」という恨み節も、あながち間違ってはいない、と思ってしまった。結局のところ女性が惹かれるのは容姿経済力コミュニケーション能力といった「モテ資本」に対してであり、それを持った人間は、女性に対する優しさも誠実さも微塵も持ち合わせていないクズだったとしても、無関係モテ続けるのだ。

2015-06-22

6月21日京都デモに思うこと。

昨日、とある映画を見に街中へと出掛けた際デモに遭遇した。

恐らくいつも通り円山公園から出発して四条を通り河原町を上がっていくのだろう。

ゴールは三条大橋下かあるいは市役所前広場辺りか。子供の頃から見慣れた光景だ。

彼らの主張する内容もまた聞き慣れたもので、戦争反対安倍辞めろ、その他諸々、駅前毎日共産党が叫んでいることと大して変わらない。

変わることと言えばやたらポップな雰囲気を醸し出していることといつにも増して大人数であることくらいで、四条河原町を封鎖して市民の足であるバスの往来が出来なくなるのも、外国人観光客が興味深げに写真を撮るのも普段と同じである

その点だけ抜き出せば祇園祭とそう変わりはなく、この形態があと1100年ぐらい続けば時の京都市伝統無形文化遺産として指定するかもしれない。

それはそうとして。

実際、彼らが主張すること自体に対しては何の不満もない。

そもそも言論の自由は何人にも保証されており、彼らの口を封じようとする勢力とは断固として戦わねばならない。

僕個人としても立憲主義プロセス無視しようとする現政権に対する不信感は非常に強いし、安倍晋三という政治屋ボンボン三代目がまともな政治家であるとも思わない。

しかし。

しかし、である

果たしてこの現代版踊り念仏政治指向を持たない人々の心に響くかどうかは怪しいと言わざるを得ない。

理由は簡単だ。

迷惑」と「聞き飽きた」。

京都市民の足はバス(と自転車)である

ただでさえ混雑していた四条行政の手で更に渋滞するよう作り替えられたのは記憶に新しいが、それに加えてデモによる道路封鎖が起こると四条だけでなく烏丸川端、果ては堀川辺りまで波及する。

この事を「迷惑」と感じる京都人は実際多い。

『主張しはんのは勝手やけどせっかくの休みやのに他人負担掛けてまでやらんといて』と。

その時点で彼らの耳に主張は届かなくなるのだ。

これが良いことであるとは僕には到底思えない。

重要なのは政権批判のものではなく、政権批判を行う仲間をいかに増やすか、であるはずだ。

左派には民主主義国民主権叫びながら国民主権があることを忘れて政権のものと戦おうとする人が多く、その点ではいわゆるネトウヨの方がむしろ主権者たる国民に向けて語っているのではないかとさえ思う。

『○○人はこんな悪事を働いてる!』というのは政権ではなく民衆に向けられた言葉だ。

この違いこそ日本リベラルと呼ばれる勢力が弱い理由だと僕は考える。

だがこれはやり方次第で解決できる問題であるとも言える。

より深刻なのは「聞き飽きた」ということだ。

ご存じの通り京都共産党が強固な地盤を持っている。

彼らは先述のようによく政権批判演説を行っているがこれがむしろデモの主張を陳腐化させているように思える。

またこの手の奴か、と。

普段から聞き慣れた言説に『多くの人が集まっているから』という理由だけで耳を貸す人間がどれだけいるだろうか。

これが大人しい田舎なら話は別だ。

ただ大規模なデモを行えばそれだけである程度衆目を集められるだろう。

しかしここは京都である。1200年の都である

そんなピュア人間殆ど存在しない。

その解決策は僕にも分からないが、飽きられているのは確かだと思う。

こんな風に書くと「典型的スノッブ京都人」扱いされるのかもしれないが、今回敢えて書かせていただいた。

重ねて言うが、僕は彼らの主張にもその内容にも文句はない。

と言うより京都は一種のアジールでなければいけないし、地方サムライマチズモに由来し明治以来続く国内外に対する植民地主義に対抗する存在でなければならない、と強く思っているので、こういった主張はどんどんしてほしい。

それこそが日本の都としての使命であり矜持であってほしい。

しかし、主張する人間が自ら居場所を減らしているのではないか? と感じるのである

報道によるとこのデモ若者主催したもので、この日は2000人を超える人が集ったと言う。

彼らの心意気に敬意を表すると共に、彼らの心意気が無駄にならないことを祈る。


あぁそうそう、コラボセットは真姫ちゃんでした。やったぜ。

http://anond.hatelabo.jp/20150622082214

小学生時代から漫画雑誌は低能が読むものアニメはガキとバカが見るもの。」と思っていた。

実際にジャンプマガジンコロコロボンボンガンガンは読まずに週刊文春週刊新潮FOCUSを読んでいた。

結果「何でお前はこんなに幼稚なんだ!」と毎度周りから怒鳴りつけられる人間に成長した。

私見だが、おそらく発達段階に応じたものを読まないとひずみが生じるんだろうなと思う。

そしてそのひずみが「幼稚さ」に似たものを醸し出すのだろうと思う。

から小学生新潮や文春よりコロコロボンボンを読んだ方が望ましいし、中高生世界正論よりジャンプマガジンを読んだ方が望ましい気がする。

http://anond.hatelabo.jp/20150622080834

関係ないけど「いつまでウンコウンコ言ってるコロコロ読んでんだよ、ボンボン読もうぜ」って言う

早熟なはずの人のほうが大人になったとき子供っぽいのは何故なんだろう

2015-06-17

つの間にかロック金持ち道楽になってた

今朝オカモトズとかい若いバンドが凄いとかいってテレビに出ていた。

なんか空気感ボンボンくせーなと思って調べたら超がつくボンボンだった。

デビュー前に海外フェスに呼んでもらった、というのが何でできたのかという質問で「たまたま縁が重なって」とか言ってたが、ズブズブのコネじゃねーかと。

考えてみると、最近ロックバンドってみんなそんな感じだよな。

社会へのアンチテーゼなんかは全然無くて、何不自由なく育った僕らがカッコイイと思う音楽を汗かかずにやってます、みたいな。

僕らにいい目見させてくれてる社会肯定

まあ音楽が売れなくなったか金持ちじゃないとやってらんなくなったってのもあるんだろうけど、それだけじゃないように思う。

いつからこうなったんだろう。

2015-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20150605005545

ほぼ全ての大学研究所がそう。

いや準教授以下も正規職員な大学もあるだろ。というかそれ普通だろ。

そもそも研究者って、芸術家と同じようなもんで

実家の金だけで生きていけるボンボンでなければ就いてはいけない職、じゃないの。

知ってる研究者はそれっぽい人多いけど。自分給料より実家経由の収入の方が絶対多いだろ、って人。

でなきゃMD

MDかつボンボンってのも勿論すげー多いけど。

2015-05-21

http://anond.hatelabo.jp/20150521171333

金持ち勉強できる環境もあるのに、成城ってのがだめだと言いたいのでは?

成城大学成蹊大学は別の大学ね。

中卒でもたたき上げだと立派で、ボンボンなのに一流大学卒じゃないから批判するって、やっぱり受け入れられないと思うよ。

http://anond.hatelabo.jp/20150521164141

貧乏だったら中卒でもよくて、ボンボンだったら成蹊じゃ駄目っていいたいの?

http://anond.hatelabo.jp/20150521143850

一国のしかも世界的な先進国首相成蹊はまずいだろうって思うし、

想像を絶する苦労をして這い上がってきた筋金入りの雑草エリートだってなら期待感あるけど、実際は日本有数の超ボンボンからね。

普通の家に生まれてたら超銀河アンドロメダ大学スーパーグローバルエキセントリックコミュニケーション学部卒とかになってる程度の人間なんじゃないかなっていう勘繰りがどうしても働いちゃうよね。

本人もわかってて、だから血統が全てだっていう社会にしようとしてるんだろうけど。

2015-05-11

ゴールデンウィーク最後エロゲ史におけるクトゥルフ神話を語る

クトゥルフ神話に特化する形でエロゲの歴史をまとめたWebサイト存在するし、一般書籍で言えば『エロゲー文化研究概論』(宮本直毅, 2013)では一つのコラムとしてこれを取り扱っていたりする。

ただ、それらで話の主たる軸にクトゥルフ神話が用いられているか否か、という点での検討はされていても、クトゥルフ神話がそれぞれのエロゲにおいて一体どう扱われてきたのか、という点には触れられていなかったりする。

ゴールデンウィーク有意義に過ごすべく、エロゲ史においてクトゥルフ神話がどのように用いられてきたのかをちょっとまとめてみたので(そのためにちゃんと全部プレイしなおしました。実に有意義ゴールデンウィークだったと思う)、増田に垂れ流しておく。

1991年~93年

まずエロゲ史にクトゥルフ神話が登場する直前の状況から少し整理しよう。

1991年末、かの有名な「沙織事件」が発生する。ソフ倫設立される切掛として有名だけれど、同時にこれは内容に対する制約としても一時的に強い影響を及ぼした。

特に社長が逮捕されたフェアリーテールとしては一際慎重な態度にならざるを得ず、単純で直接的なエロというより、エロ以外の何らかの要素を前提とした上でエロ「も」取り入れる、というアプローチが取られることとなった。

そして『狂った果実』(フェアリーテール, 1992/5/1)が発売される。

エロより視覚的、精神的グロさを全面に押し出した傑作であり、エロゲにおける「ヤンデレ」(昨今のステレオタイプとは少し異なりサイコパス色が強いが)の開祖と言っていいものだろう。主人公精神的、社会的に追い詰め、最終的に狂気に陥れるそのシナリオ展開は多くのプレイヤーに衝撃を与え、同時にエロゲが「エロ以外の18禁的要素を主軸に据え、その過程にエロを取り込んだゲーム」としてもありうるのだ、ということを強烈に知らしめたものでもあった。

1994年

こうした中、フェアリーテールブランドを分ける形でフェアリーテールHARDCOVERを新設し、クトゥルフ神話要素を持つ世界最初エロゲであるネクロノミコン』(フェアリーテールHARDCOVER, 1994/6/24)がリリースされることになる。

物語は新聞記者である主人公が自分の先祖の秘密を探るべくインスマスへ向かい、そこで邪神復活の儀式に巻き込まれる、というもの。『インスマスの影』(H.P.Lovecraft, "The Shadow over Innsmouth", 1936)をそのまま使った内容となっている。

原作に足りない女っ気を確保するため、バーの店員や宿屋の女主人、娼館などが配されているけれど、モンスターホラーとしての側面が強く、狂気への言及は殆ど無い。

作品としては丁寧で、よくまとまっていて、つまらなくはない。ただし原作色が強いせいで原作既読者には先の展開がすべて分かってしまい、無難な内容という印象が拭いづらい。しか現実には当時のプレイヤーのほとんどは原作未読者であり、そういう点ではむしろクトゥルフ神話へ興味を持つ最初の一歩としてよく出来たアレンジだったのではないか、とも思う。

ともあれエロゲ史における最初の使われ方は、このようにモンスターホラーとしてであった。

1995年

ネクロノミコンから1年が経過し、95年に入ってから2つの作品が発売されることとなる。一つは『YES! HG』(姫屋ソフト, 1995/6/30)、そしてもう一つがかの有名な『黒の断章』(アボガドパワーズ, 1995/7/14)である

『YES! HG』はオムニバス形式となっており、その中の一編である『豪州怪奇紀行』がクトゥルフ神話要素を持つエロゲとなっている。

物語の内容は応募した覚えのないオーストラリア旅行の懸賞に当たり、彼女と一緒に参加したところ邪神の生贄にされかける、というもの

クトゥルフ神話の扱い方という点では、『ネクロノミコン』に輪をかけてモンスター色を強めたものであるディープワンやティンダロスの猟犬といった神話生物が登場するものの、一般人に化けられる、死ぬと水に溶ける、水をかけられると死ぬ、と原作設定とはかけ離れており、どちらかというとモンスター映画的な怪物を取り扱った物語であり、その怪物の名前クトゥルフから借用した、といった感もある。逆に言えば、クトゥルフ神話に関して一切知識がなくとも既存のモンスターホラーものとして理解ができる内容であり、『ネクロノミコン』では若干あったグロテスクさもない。そのためより取っ付き易い感があり、短編ながらよくまとまっていることからもっと一般ウケしていい作品と思うが……知名度は今回紹介する中ではおそらく最も低いと言えるだろう。

そして『YES! HG』に遅れること1ヶ月、自転車操業の零細新興メーカーから『黒の断章』が発売される。

あるマンションの一室で一家皆殺しの猟奇殺人事件が発生したことを端緒に、同マンションに入居していた探偵がこれを解決しようと首を突っ込み連続殺人事件に巻き込まれ、その謎を解く鍵を自分の失った記憶に見出していく、という内容である

前半は猟奇殺人事件を巡るミステリとして、そして後半に入るとラヴクラフト色が全面に現れたものとなる。下敷きにしているのは『死体蘇生ハーバートウェスト』(H.P.Lovecraft,"Herbert West-Reanimator", 1922)、そして『壁のなかの鼠』(H.P.Lovecraft,"The Rats in the Walls", 1924)である

クトゥルフ神話モノとして知らない奴はいないといえるほど有名な本作であるが、実のところモンスター要素はほとんど無い(そもそも『死体蘇生ハーバートウェスト』は邪神も神話生物も登場しない内容であるが)。しかし「黒人の神父」の熱弁の中でのさりげない「神々」という複数形、「呪い」への「ギアス」(C.A.Smith,"The Seven Geases",1934)というルビなど、作中の随所に仕込まれたこうした細かいネタは一切作中で説明されることはなく、それがわからなくて物語が理解できないようなことはないが、プレイヤーの知識へのくすぐりが実にうまい作品である

一方で、本作のシナリオの核はあくまで「家族愛である、という点への言及も必要だろう。原作へのオマージュを込めつつ独自要素を持ち込み、後日談めいた二次創作的なその内容は、単にその用語や設定を流用したものとは明らかに一線を画したクオリティを持っている(例えば不老不死にさせられた女性については、お腹にいる殺すことも生まれることもできない胎児を家族と呼びうるのか、といった辺りはSF的、倫理的に今なお考えさせられるものがある)。

ネクロノミコン』、『豪州怪奇紀行』とは異なり、本作はモンスターホラーとしてではなくクトゥルフ神話を扱った最初エロゲであると言え、また原作二次創作的側面を持たせた物語は(多少粗はあるものの)有名作の名に恥じない出来栄えである

1996年

一方で『黒の断章』においてもやはり、狂気の描写はほとんど無いに等しいものであった。

クトゥルフ神話における狂気とは、異端の知識を人間の脆弱な脳が処理しきれなくなり、破壊された状態であるクトゥルフTRPGにおけるSAN値の取り扱いもこれを示したものと言っていいだろう。

他方、92年の『狂った果実』を筆頭に狂気についてはエロゲにおいて断続的ながら取り扱われ続けていた。この時代で言えば『サークルメイト』(ボンびいボンボン!, 1994/5/13)、そしてエロゲ史上初のビジュアルノベルである『雫~しずく~』(Leaf, 1996/1/26)があげられるだろう(『for Eliseエリーゼのために~』(CRAFTWORK, 1996/12/6)もこの線では秀逸である)。

こうした作品において、狂気とはこれまであったものが破壊されるというより、境界線を踏み越えてしまった状態として扱われる。怪物の血を引いた「選ばれし者」ではない一般人である私たちも、一歩踏み出すことによって「向こう側」へと至りうるのだ、という見方でのこうした「狂気」を、ここでクトゥルフ神話における「狂気」へと接続した作品が登場することになる――『Esの方程式』(アボガドパワーズ, 1996/9/13)である

物語は蔭洲升という漁村で起きた陰惨な殺人事件の犯人が精神病院から退院したことを端緒として、その元担当医を勤めた探偵助手たる主人公が異常な自殺事件に巻き込まれていく、という物語である。『黒の断章』の続編ではあるが、前作とは独立した事件となっている。

前作同様、前半は東京での猟奇事件をめぐるミステリ、そして後半は蔭洲升が舞台となり、ラヴクラフト色が全面に押し出される。原作は『ネクロノミコン』と同じ『インスマスの影』である

これまでのクトゥルフ神話要素をもつエロゲにおいて、その猟奇殺人表現されたものや「向こう側」はグロテスクものであったし、これ以降もほとんどがそのように表現する。しかし、本作は死に至る状態/死体を「美しく」描く点で明確に異彩を放っている。

SAN値が下がる」のではなく「啓蒙が上がる」ことで見える世界が変わる(『Bloodborne』FROM SOFTWARE, 2015/3/26)ように、本作は私たちの「啓蒙を上げる」ことを目的とした作品めいた印象を受ける。もちろん四肢切断された「苦痛を伴わない」少女の視覚的な美しさであれば会田誠の『犬』があるし、特に『魍魎の匣』(京極夏彦, 1995/1/5)の影響が本作へ露骨にあることは否定しがたい。

しか踏切の赤信号アニメーション演出に始まる本作は、これをプレイすることで一歩「向こう側」へと足を踏み出しかねないことへの警告めいた不穏さを孕んだ見事なものであると私は思う。

のちの『沙耶の唄』(NitroPlus, 2003/12/26)も同様だが、美しい「向こう側」を描いた作品エロゲ史において稀なものである。ほとんど無意味登場人物など色々と欠点も多い作品ではあるが、加点法で見るなら間違いなく名作として語られる作品だろう。

1997年

さて、ここで少し時代におけるクトゥルフ神話の状況を整理しよう。

創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』は1974年12月13日発売、クトゥルフ神話モノのパロディとしての必読書と言っていいだろう『妖神グルメ』が1984年6月30日発売であるタイタス・クロウサーガはまだ日本語訳が出版されていないが、『アーカム計画』はすでに出ている。ということで、クトゥルフ神話に関する基礎教養としての文献はすでに大体揃っていたと言っていいだろう。

だが、それを調べるためのツールはどうだろうか。

1997年とはYahooが日本で検索エンジンサービスを開始した翌年であり、Googleはまだ会社すら存在しておらず、2chもWikiepdiaも影も形もない時代である(ちなみにWikipedia日本語版の「クトゥルフ神話」の記事最初に出来たのは2003年8月)。

現在のように玉石混交とはいえググれば腐るほど情報が出てくる時代とは程遠く、なるほど情報はあるところにはあるが、そこにたどり着くことは容易なことではなかった。

そうした状況下において『マジカディープ☆ワン』(Vanilla, 1997/4/18)が発売される。様々なクトゥルフ神話上の邪神や神話生物を美少女化した初のエロゲであり(クトゥルフ女体化については80年代に先例があるとの報告がある)、モンスターも狂気もホラーも完全にオミットし、その用語や設定に対するパロディ作となっている。

問題パロディである以上、クトゥルフ神話に関する広範な教養をプレイヤーが持っていることを前提しなければならない、という点である――正直、時代を考えると無謀としかいいようがない。文字通り10年早すぎた作品であるが、のちに『斬魔大聖デモンベイン』(NitroPlus, 2003/4/25)やラノベ這いよれ!ニャル子さん』が当たったことを考えれば、その先見性はもう少し評価されてしかるべきかもしれない。

一方で同年末、邪神の名前だけを借りた作品が発売される。ALICESOFTの『アリスの館4・5・6』に収録された『アトラク=ナクア』(ALICESOFT, 1997/12/18)である

シナリオライター自身が言う通り、本作の中身は一切原作とは関係がない。ゆえに本作をクトゥルフ神話要素を持つエロゲ史の上で語るべきではないが、名作として名高い本作がクトゥルフ神話における邪神の神の名前であることもよく知られたものであることからエロゲ史上にクトゥルフ神話に対する興味を惹起する効果はそれなりにあったのではないかと思っている。無関係とはいえよく出来た作品であり、返り血を浴びた黒髪美少女に対する審美眼を――「瞳」を多くのプレイヤーに植え付けた、という意味では、これもなかなかに罪深い作品と思う。

1998年

さて、3年前に発売された史上2番目のクトゥルフ神話を用いたエロゲを発売したメーカー「姫屋ソフト」について、ここで少しまとめよう。PC-98時代のエロゲに詳しい初老のオッサンでもなければまず知らないメーカーであるが、その有するブランド名「C's ware」といえばWindows95時代のエロゲに詳しい中年のオッサンなら反応することだろう。『DESIRE』そして『EVE burst error』とエロゲ史に残る名作を有し、たまにバグまみれで起動すらしない製品をリリースすることで有名な、そんな泣く子も黙る一大メーカーであった。

そのC's wareから、『アトラク=ナクア』の一カ月後に『DIVI-DEAD』(C's ware, 1998/1/23)がリリースされる。

物語は山奥の学園に転入することになった主人公が、学園内で麻薬のように蔓延する香、見え隠れする異常行為、学園創設者一族の陰惨な過去などに触れていくうち、自分がこの学園に転入させられた目的や持病の発作の原因などが明らかになっていく、というものである

この作品は、直接的にはクトゥルフ神話要素への言及が一切無い。シナリオファイルを無理やり抽出して全テキスト確認した私は自信を持って断言できる。本当に、ない。

しかしそこで描かれる物語の設定は、ラヴクラフト小説のファンならおそらく確実にニヤつけるものである。「古い穴の底から神を呼び出す」「この地の神と契約を交わし、その血を一族の中に入れた」、そして穴が開きすぎて周辺一帯の人間が狂死したこと。

こうした神と人との関係はまさしくクトゥルフ神話――もっと言えばラヴクラフト神話における典型的なそれである

また話の筋にはほとんど関係ないにもかかわらず、焼身自殺した建築家が書いた唯一の幻想小説「はての国」への執拗ですらある言及は、作中で関わった人間がほとんど惨たらしく死んでいるという状況も併せてラヴクラフト愛読者に魔術書めいた印象を与えている。

本作に人外は登場するが、クトゥルフ的なモンスターは登場しない。しか抑制的ながらも明白な狂気、グロテスク死体などはある意味で『ネクロノミコン』時代におけるクトゥルフ神話の扱い方に忠実と言っていいものであり、具体的に名前こそ触れないものの、その確かなオマージュを感じる内容は良作と呼ぶにふさわしいものであり、その意味では『アトラク=ナクア』の対と言っていいだろう(ちなみにのちの『果てしなく青い、この空の下で…。』(TOPCAT, 2000/06/30)も同様のアプローチを採った良作である)。

1999年

そしていよいよ世紀末電波系エロゲといえば必ず名前の上がる有名作『終の空』(ケロQ, 1999/8/27)が発売される。

ある学校で一人の不良学生が屋上から転落死した三日後、いじめられていた女生徒が同じ場所から飛び降り自殺、同じくいじめられていた男子生徒の妄想が周囲の学生を巻き込み拡散し、一週間後に同じ場所から集団で飛び降り自殺に至る、という事件を何人かの視点で繰り返し読ませる物語である

正体不明の少女の口から出るナイアルラトホテプという単語、「テケリ・リ」という声など、確かにクトゥルフ神話要素における単語は使われている。

……が、本作はむしろ終末論を用いて『雫~しずく~』を正統に発展させた延長上の作品として語られるべきであり、本作をクトゥルフ神話を軸にしたものというにはちょっと無理があると考えている。

というのも、本作のシナリオにおける終盤は統合失調症の患者を模したそれとなっており、またその視界はシュルレアリスム的な絵で表現される。シュルレアリストの一部が統合失調症の患者の描く絵に魅せられたことも併せて考えれば、そこで語られる内容は言葉遊びめいた意味が通るようで通っていない単語の連結であり、その一部にクトゥルフ神話用語が用いられた、というように私は思っている。

本作はよく出来た作品であり、衒学趣味の上で意味が通りそうで通っていない文を普通に会話が成立しているかのような羅列には思わずニヤリとさせられ、その「向こう側」の表現としては明らかに過去エロゲとは一線を画したものである。が、クトゥルフ神話の扱い方という点で言うのであれば、『アトラク=ナクア』と同じくらい関係性は無い、というのが妥当なところだろう。

まとめ

正直、1994年から99年というわずか5年ですでに結構な文章量になってマジかよと。ただこうして見ると、クトゥルフ神話は結構多様な使われ方をしてきた、というのが見て取れるかと思う。モンスターホラーとしての印象が一般には強いのではないかと思うけれど、狂気の表現形態であったり、物語構造としてのそれであったりといろいろ工夫がされている。

2000年以降については余白もないのでこの記事でこれ以上深く言及する気はないけれど、『朝の来ない夜に抱かれて -ETERNAL NIGHT-』(DreamSoft, 2002/06/28)、『斬魔大聖デモンベイン』(NitroPlus, 2003/04/25)、『終末少女幻想アリスマチック』(キャラメルBOX, 2006/10/27)というのが従来に無いひとつ特徴的な筋と思う。いずれもクトゥルフ神話と熱血という組み合わせであり、好き嫌いはあろうがモンスター設定資料集としてのクトゥルフ神話がこれで普及していくように思う。ちなみにこのあたりはDreamSoftがフェアリーテールブランドキャラメルBOXが姫屋ソフトブランドであることを考えると、少し面白いものがある。

なお、この記事については間違った内容が記載されている可能性が十分にある。発売年度は一応いくつか調べた上でおそらく正しいと思われるものを記載したけれど、これももし誤りがあれば申し訳ない。

さて、最後にここまで読んだ奇特な人のために、ぜひプレイ頂きたい史上最高のクトゥルフ神話エロゲを紹介したいと思う。『人工失楽園』という(文章はここで途切れている)

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