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はてなキーワード: 矯正とは

2022-09-12

[] 日本人の悪習

日本人風呂に入るときに、手拭を持つてすぐ風呂の中に入つて、中でごしごしこするというような習慣などは、私どもは自分風呂の中に手拭を持つて入つて、手拭でごしごしこすつたというようなことはないが、そういうことを一つ矯正して日本人のこういう悪習を直したいと思うことが随分ある。殊に宿屋などにおきまして、一緒に混浴しておりますときには特にそれを感じますが、併し自分風呂の中で手拭を使わんから、お前も使うなということは、のどまで出ておつてもいえない。こういうことが常に私は多くあつたのでありますが、そういうことも一つ厚生委員の皆さんにおかせられましても、同感であらうと思いますから、なんらかの方法によつて、こういうことも宣傳をして、日本國民はただ風呂の中では身体を暖めるだけで、洗うのはその外で洗う、そうして又中に入るというようなことにでもすると、非常に私は衞生思想の発展だと思つておるのであります

https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/100114237X00219470730

anond:20220912180006

日本で育てば全員そこそこ女性蔑視に育ってるから、過剰に自己卑下しなくて良いよ。日本の女の成長とは自己卑下せずに自信を持つこと、日本の男の成長とは自分客観視して無根拠な自信を省みて他者を敬うようになることだから

もちろん貴方が素敵な人物になることは大事ではあるんだが、相手に良く思われることと同じくらいマトモな人間を見抜けるようになることも大事だよ

日本男なんて自分客観視できない幼稚でキモいのが大半だから、ブス男であればブス男であるほど、自分を棚上げしてアイドルと女の顔面比較してるよ。

良い子だけど顔がなあ〜抜けねえなあ〜とか言って。

日本男の半分は短絡的で女の抱き心地と勃つかヤれるか楽しめるかしか考えてないから。

深く考えるだけ無駄特に口数少ないコミュ障バカの癖にプライドも高くてどう頑張っても育ちが悪いので矯正不可能

おすすめ対話ができる性格の良い素直な賢い子を探すことですね。そういう子は話し合ってるうちに女性を女としてだけではなく人間として観れるので。

anond:20220911181743

https://www.jos.gr.jp/roster

今は専門医じゃなくて臨床指導医って呼ぶらしい

言葉足らずですまん

俺の言う専門医日本矯正歯科学会認定の臨床指導医(旧専門医)の事を指してる

そういう所はセラミック矯正とかやってないし、良質な傾向あるます

2022-09-11

anond:20220911175958

それが、末尾に書いてる"現状周れた矯正歯科"も全部専門医なんよ(専門医が基本矯正だけやってる歯科って意味じゃなかったらごめん)

矯正専門でやってるとこでさえ言ってることバラバラ意味わからん助けてくれという、そんな投稿ですわ

anond:20220911153809

そうだな…ただ美容整形まわりは歯とか霞むレベルの魔境(セラミック矯正周辺はその影響くさい気もする)なのが前提だから、そこと比べると何でもオッケーになっちゃう気がして分けて考えたくなっちゃます

歯の矯正したくて調べてるんだけど魔境すぎないか

ちょっと調べただけでも、マトモそうな歯医者でもやたらいろんな派閥があって色んな見解が飛び交ってる上に、マトモじゃないとこだと歯全部破壊しますみたいな治療法でも平然と跋扈しててビビった。

以下はその一部なんだけど、細かいとこでは書ききれない内容もいっぱいあってマジで困る。歯科矯正してる人ってどうやって選んだんだ?

抜歯 vs 非抜歯

たぶん日本歯科矯正において一番メジャー対立構図。

要は『歯を動かすために歯を抜くか抜かないか』という内容なんだけど、この選択歯医者ごとに違いすぎて引く。結論から言うと、マトモな歯医者でやればどっちでも間違いって訳ではないらしい*1。逆にマトモじゃない歯医者だと非抜歯でいけたはずの健康な歯を無駄に抜かれたり、無理やり非抜歯で並べて前歯て歯茎が後退して歯の健康が損なわれたりするらしい。

ただ調べた限り、『絶対非抜歯!』とか『非抜歯とかあり得ん!』とかいう極端な思想を持ってない限り、どの歯医者でもそれなりによくカウンセリングしてくれて最善を尽くしてくれるらしいので(?)めちゃくちゃ心配しすぎる項目でもないのかも。

(でも冷静に考えると抜いたり抜かなかったりの判断が、自分の症状からじゃなくて矯正歯科ガチャで出てきた歯医者の好みによって大幅に左右されるの草すぎでしょ)

*1 このへんの経緯についてはこの動画がわかりやすかった(ただ投稿者は非抜歯矯正研究の専門書を書いている人なのでそこのバイアス意識されたい)

https://www.youtube.com/watch?v=TvlNws2RXLk



見た目優先派 vs かみ合わせ至高派 vs ダークライ

前述のものほどわかりやすい違いがあるわけではないが、なんか流派みたいなのがいっぱいある。

上記以外にも

マウスピース矯正最強派 vs 安いマウスピース矯正アカン派 vs マウスピース矯正全部アカン派
顔面外科的な施術必要派 vs 急速拡大装置MSEとかは顔面変わりすぎるからアカン派
摩擦を抑えた特殊ブラケット至高派 vs 摩擦抑えても意味ないし誇大広告すんな派

みたいな微妙に相反する派閥とか、

相反してなくてもそもそもインビザライン等の未承認マウスピースをはじめ、インプラントでの牽引とかコルチコトミーとかMSEとかMFTとか...etcは各医者カバーしてたりしてなかったりして、全然同じ視点から比較できなかったりする。

なんというかこう……ある程度統一的な見解とか……ないんですかね……???

素人にも判断できる基準を見つけようにも、例えばあるvTuberのMSE矯正体験記とかみてると上顎にボルトで打ち込んだ矯正器具想定外に外れたのに滅茶苦茶雑な対応をされてたり、最新の器具を使える技術があるからといってマトモな医師とは限らんらしい。ムズすぎでしょ。

罠みてえな選択肢が平然と提示されてるの怖すぎる

調べてて一番ビビったのが『セラミック矯正』。名前だけ聞くと「目立ちにくくてつよい矯正器具なのかな」程度にしか思ってなかったが

『ずらしたい歯を全部削って細い支柱だけみたいな形にしてその上に陶器かぶものをつけて見た目上の位置を移動させる』

かい方法らしい。言葉だとイメージしづらいが実際の施工写真はこんな感じこれもう半分成れ果てだろ.......。

整えるとかいレベルを超えて歯を削りまくるので早々に歯や歯茎ダメになるリスク高まったり10年くらいでかぶもの寿命が来るのでその時また削る必要が出たりするらしい。

こんなデメリットだらけの手法が生き生きと普及してるのには当然理由があって、とにかく「早い」からみたい。

かに、見た目が超重要芸能人とかは時間と引き換えに、文字通り命を削ってでも得なければいけないものもあるだろうからしゃーないんだろうけど、GoogleMapの評価とか見てるとセラミック矯正メインの歯科に数百件の嬉々とした★5レビューがついたりしてて、とりあえずビビる。

某美容外科の紹介動画ではもちろんそんなリスクの話は出てこないし、明らかにそんなシビア視線に晒されてない人もポンポンやってるんじゃないかと思うと、完全なお節介しかないんだけど、なんというか辛くね?という感想を禁じえなかった。

まとめ:私はどうすればいいのでしょう

とか、煽りめに書いたけど正直困り果ててるってわけでもなくて、まあそれなりに良さそうなとこを沢山まわって良さそうなとこを選べば最悪の事態にはならんやろ、という楽観的な気持ちでいる。

とはいえ『なんで100万払って一生引きずるガチャ引かされなあかんねん』という怒りの気持ちはまあまああるので、歯科医療に関わる人間は全員猛省しろどうにか改善していってほしいなと切実に思った。

実際、現状周れた矯正歯科だけでも『よくある狭い感じなんで上下2本ずつ抜くのが最善っぽい』『特殊なんで上の歯1本の非対称な抜歯が最善っぽい』『拡大・後方牽引して非抜歯で行くのが最善っぽい』(精密検査前で確定ではないので"ぽい"と表現)と意見が分かれまくっており、端的に言ってなんじゃこの業界という気持ちも強まっている。

いいアドバイスあれば教えてほしい。たのむ。

2022-09-10

anond:20220910120350

矯正しないで歯並び悪くても、大学卒業してなくても、英語話せなくても、肉体労働者でも人間として扱ってもらえる年寄り世代は甘え

2022-09-09

27歳女研修医婚活した結果なんとなく人生の諦めがついてきた

スペック紹介。

地方国立医学部卒業関東で初期研修してる27歳の女です。

顔は下の上〜中の中。人によっては可愛いってたまに言ってくれる人が現れるぐらい。

身長低め標準体重。決して華奢ではない。声も可愛くない。

婚活というか恋人探しを始めた理由は、このままじゃまじで一生独身なんじゃないかと思い始めたから。

大学の時は長く付き合ってる彼氏がいたけど高学年の時に別れた。就職して環境変わったら自然と新しく彼氏できるだろ、くらいの安直気持ちでいたら職場人間ほとんど恋人いる人ばっかりで少し焦った。あと女の子結構みんな可愛くて自分特別目立ったり人気出たりすることは無いだろうという事もすぐ悟った。

当然職場彼氏は出来ず、仕事以外の出会いもないので彼氏を作るには能動的な動きが必要だと考え始めた。そこで仕事少し慣れてきたかなくらいの時期にまずはマッチングアプリを始めてみた。

アプリでの気づき

アプリでは、女の子ってだけでもフツメンにはまあまあモテた。

というより上から目線意見で本当に申し訳ないけど、「だからアプリやってんだろうな…」みたいな男の子ばっかりで、正直自分が今まで好きになってきた様な所謂"普通男の子"みたいな人が全然いなかった。

顔がかっこいい子は結構いて、でもそういう子は彼女作る気無かったり、職が安定してなかったり、日本語ちょっと危ういとか…そんな感じ。イケメン高学歴もたまにいるけどそういう人とは本当に美女じゃないとマッチしない。

Twitterとかでも散々言われてるけど、現代ではイケメンフツメン美女と付き合うから美女じゃない女は付き合えもしないフツメン以上を求めて、その下のちょっと癖ある男の子とか顔があんまりカッコ良くない人を好きになれないっていうのをすごい実感した。

自分だってアプリに頼らないと誰かに好かれたり告られたりアプローチされたりするイベント起きないし、自分の女としてのレベルって男の子だとこういう辺りなんだ…って自覚した。

そんな中でも自分の好み寄りの顔でまあまあ学歴高くて年収も良い人を1人選んで、一応付き合った。半年くらい付き合ってたけど、その人もやっぱり癖がある人で、そんなもん歴代彼女矯正されておけよって部分が多かった。(すみません伝わってください…)てか、そういう部分があるから今まで長く彼女と続いた事無いんだろうな…みたいな。

あと結婚とかあんまり考えてなそうだった。

その人との別れを契機にアプリじゃ結局自分が求めてるものは得られないと分かった。

ので、今度はもう少しガチで踏み込もうと思いライト結婚相談所へ入会することにした。

結婚相談所

わたしが入ったところはマッチングアプリの堅いバージョンみたいな感じ。月15000円。男の人はもう少し高いのかも。入会して専用サイトで顔つきまたは顔なしプロフィールのみ、とかをずらーっと見て簡単スペック見れて気になったらメッセージ送るみたいな。時々イベントとかも開催してくれて参加したければ別費用払って参加。担任みたいな人がついてくれてたまに1対1のお見合い話も持ってきてくれる時もある。

そこで感じたのはやっぱり圧倒的な顔面レベルの低さだった。サイトプロフィールずらーっと見てても惹かれる顔はあんまいない。

(多分男性もそう思ってますよね、すみません)

イベント参加した時に、参加女性はこ綺麗な感じで比較ペラペラ喋れるお姉さんが多かったけど、男性はうーんって感じのコミュ障ばっかり。

唯一の希望(?)が、わたし結構学歴年収を重視するタイプだったので顔なしプロフィールでええやんって思える人もまあまあいたことだった。

活動1ヶ月くらいで、3歳上の有名国立大卒の堅い仕事についてる人と会う事になって、顔もまあまあ好み寄り、話も全然できない訳じゃない、誠実そうな人だったので2回目のデートも行く事にした。でもやっぱりときめいたりきゅんきゅんしたり、そういうのは無い。雄っぽさが無い。その日の夜に電話交際を申し込まれて、なんとなく保留にしてしまった。このスペックで、自分にすでにベタ惚れしてくれてる人を断ったら勿体無いんじゃないかと思った。

保留にしたまま3回か4回会ってるけど、会うたびに変な歩き方とか、ヨレヨレのポロシャツとかなんでそんな大きい鞄持ってくるの?とかペタっとした髪型とかわたし気遣いしすぎるとことか、LINEがおじさん臭いとことか新しい発見が目についてちょっとイラッとしちゃう

それでもこの人と結婚したら多分一生わたしのこと好きで居てくれるだろうし太っても老けても気にしなそうだし何でも言う事聞いてくれそうだし、

童貞っぽいか元カノの影に怯えてヘラッて泣くこともなさそうだし浮気絶対しないだろうし、

いろいろ自由に生きていけそうだなって思ってる。

から多分この人と結婚する。男として色気感じたりした事ないし好きじゃないけど。ぼちぼち交際OKだそうかなあ…という感じです。

多分自分スペックでは今後の人生において、かっこよくておしゃれでセクシーで話が面白くて、みたいな男の子とはもう付き合えないから。

妥協というか諦めというか。

イケメン男性医師結婚することを学生時代は夢見てたけど、現実ちゃんと見れてきてます

研修医終わる時点で恋人いないと結構本気で女医さんは独身コースになるっぽいので、早い段階で行動して自分スペック理解できてよかったなと思ってます

以上です。誤字脱字ありましたら申し訳ありません。

2022-09-08

男性が受ける差別とは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです

男性が受けている差別として重要だと私が思うのは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです。

男にも女にも、男は警戒すべき存在だという感情がうっすらとあります

同時に、男性だったらほっといても大丈夫だろう、という肯定的な信頼の形をとって、男性のことをろくに気遣う必要はないとされがちです。

から世間話でもマスメディアでも、男性への警戒や、過度の信頼による雑で粗末な扱いが平然と行われています

それが積み重なった結果として男性は、敬遠されて孤独人生になりやすく、自尊心も低く、自分たち男性自身への嫌悪も生まれ自分の事すら粗末に扱い、次世代男性もそのように扱うので引き継がれる、などの被害を負っています

保護と抑圧は地続きなのでバランスが大切だ」という話をよく目にしますが、同じように、信頼と放置も地続きなのです。

家父長制は、自立したい女性にとっては抑圧という差別だけれど、自立を望まない女性には保護を受けやすいというメリットとしても働く。

それを裏返したように、男の自由放任は自立できる強者男性にとってはメリットだけれど、弱者男性にとっては助けてもらえないし悲鳴無視される差別として働いています



若者が遭遇しやす実例として、バイトサークル活動が長引き、夜になってしまった場面を考えましょう。

男性は帰り道の安全心配されることは少ないです。

これは、男性の方が不安心配事が少なく、お節介干渉もされず自由に生きやすいというメリットととらえることは確かにできます

しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります

実際は、男性でも深夜に一人で帰ることに恐怖を感じる人がそれなりにいるのですけどね。

でも、女性の帰り道は心配されるが男性はそうではないという現実と向き合うたびに、「ああ、俺の夜道への恐怖は認識すべきでない感情なのだ。むしろ俺は怖がる側ではなく怖がらせる側なのだ」という方向へ矯正され、やがて本当に自分でも自分不安や恐怖に気づけなくなります

しばしば指摘される中高年男性自分語りの下手さや、困りごとをうまく伝えられずかんしゃくを起こす傾向などは、彼らが自分苦痛不安認識する能力社会破壊されているからでしょう。まして適切な言語化などできるわけがありません。



他にも色々な場面で、不安を感じてないことを前提とした粗末な扱われ方を重ねて、男性自分に対しても他人に対しても鈍感にさせられていきます

たとえばトイレ

男だったら道端で立ちションしても大目に見られがちという自由は、性器露出し排泄を見られたくない感情を気遣ってもらえないという粗末な扱いでもあります。(道端は許されないと思うならハイキング海釣り森林浴を想定してください)

不安羞恥を感じていた男児も、「その辺でおしっこ済ませてきな」と言われたり、仕切りのない小便器や、女性が清掃に入ってくるトイレを使ううちにその弱さを鈍麻させ忘れてしまます

たとえば「男の人がいれば安心だね」という言葉

この言葉はおおむね好意や信頼の表れですが、同時に「男の人は一人でも不安になる必要はないよね、あなた自身が男の人なんだから加害者である男と戦えるもんね」という扱いでもあります

一人で行動しても口を挟まれない自由の反面、一人は心細いという男性感情最初から考慮されていない。

このような扱いに触れ続けることで、「俺は男だから不安になる必要はないんだ」と自分勇気づけ、痩せ我慢することが癖になります

そうならなければまともに社会生活ができませんから

夜道にせよ、トイレにせよ、一人行動にせよ、成人男性に直接聞いてもたいてい「いや全然平気だが」と言うだけでしょう。

最初から平気な男性と、鈍麻し平気にさせられた男性と、本当は平気じゃないが痩せ我慢している男性区別することは本人にすら困難です。

この論法は「たとえ当事者男性差別否定しても、それをそのまま受け取るべきではない。男性差別存在する」という無敵論法っぽくなるので好きではないロジックですが、そう言わざるを得ない。

ネットでは、男性セルフケア能力が低い、まずは自分を大切にすべきなのにそれをしようともしない、などという話も多くなっていますが、男性セルフケア能力の低さは数十年にわたる「男性自由に行動してよい反面、粗末に扱ってよい」という経験の積み重ねによるものであり、決して男性個人に責を負わせるべきでも、自己解決を求めるべきでもありません。

セルフケアに焦点を当てるならば、社会によって損なわれた男性個人セルフケア能力を育て直すため、社会反省して手厚く協力してあげよう、という話になるのが妥当でしょう。

しかし現状の男性セルフケア論では、セルフケアというスローガンと丁寧な暮らし雑誌は与えてやるのであとは自分で(せいぜい弱者男性内部で)上手くやって成長しろ社会は手を貸す気はないぞ、という正反対の切り捨て論になっています

男同士で友人を作っても、それは楽しさや得意分野を分かち合うには向いていますが、弱みを見せ合い癒し合うことには向いていません。「今日はパーっと遊んで嫌なことは忘れちまおうぜ」のような会話がその典型です。



男性が警戒され、気遣ってもらえない原因には合理的理由がある、という反論はできるでしょう。

ホルモン文化的影響による男性の特徴は色々あります

腕力の強さ、性欲や暴力性の強さ、外見の悪さ(体毛が濃く皮脂が多く禿げやすいなど男性ホルモンが外見に与える悪影響は多い)、コミュニケーション能力共感能力の低さ、など。

しかし、そのようなある程度の合理性があったとしても、統計的差別であることは間違いありません。

統計的差別はどの程度まで許されて良いか、というのは難しい問題なので、別に論じる必要があります

そして、フェミニズム弱者男性論の共闘が難しいのはここが主な原因でしょう。

性犯罪男性から女性への加害が多い(犯罪全体では男性が被害者になる方が多いですが)」「腕力が強くて制止が困難」「妊娠リスク」など様々な事実に基づき男性に対する統計的差別をどの程度認めるべきか、フェミニズム弱者男性論は真っ向から対立しています

統計的差別は一切許されるべきでないと言い切る人も時々いますが、それはどの陣営であっても非現実的でよくないと思います

もっとも「社会運営するにはマクロ視点統計的差別必要なことは認めるけれど、その加減を考えましょう」とかぬるいことを言ってると、確かにそうだね考えなきゃねとは言ってもらえても実態現状維持が続くだけであり、統計的差別を一切許すな!と極端なこと言って圧を掛ける方が新規分野の社会運動としては実を結びやすいんでしょうけどね……。



今までも男性差別については、男性加害者として認められやす被害者として認められづらいという内容でしばしば語られてきましたが、たいてい注目されるのは女から男への悲惨セクハラ暴力事件がほとんどです。

それも由々しき問題ですが、男性差別根底にあるのは、もっと日常的でうっすらとした「男ならまあ平気だろ。ほら、やっぱり平気だった」という日々の積み重ねではないでしょうか。

特に、「男性なら大丈夫」という信頼により粗末に扱われる場面は見過ごされやすいと思います

フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別問題視されづらいのです。

女子供は弱いか保護して指示してあげなきゃね」という慈悲的差別に対して、男性が受けやすい「男は大丈夫だろうから心配する必要もないし勝手に自立しててくれ」という扱いは、信頼的差別などと呼べそうです。



この記事は、これまで弱者男性論で強調されてきた、人間関係恋愛経済ジェンダーロール面の困難や、弱者男性存在自体不条理否定される、などの論点対立しません。

警戒されつつ粗末に扱われることは、親しい人間関係恋愛関係ハードルを上げます

経済的貧しさについては、一般的貧困問題に加えて、男性公的にも私的にも助けてもらいづらいし、そもそも助けを求める能力社会により破壊されている点に、男性特有の困難があります

男性ジェンダーロール問題とくくられるような、男なんだから泣くなしっかりしろと言われるとか、責任を負わされるとかは、「信頼の名目で粗末に扱われる」部分です。

弱者男性自体があまり聞く耳を持ってもらえないしミソジニストとすら言われることや、困ってると認めてもらえなかったり、困っててもそれは受け入れるべき部分だと言われることなども、「信頼してるという名目で粗末に扱われる」の一種ですね。



また、「男性にも弱者がいることは分かったけど、結局どうなることを求めてるんだ、要求を出してくれ」という問いがありますが、運動として歴史の浅い弱者に、的確な要求をする強さをいきなり求めないでください。

現時点では、「どうなったらいいかを、男性に肩入れしつつ一緒に考えてくれる人が増えるのが望みです」としか言えません。

少なくとも私は、男の乳首露出NGしろとか、男性トイレもすべて個室にしろとか、芸人ちんちんポロリシーンやハゲネタダメだとか、「男の人がいると安心」はハラスメントから許すなとか、そういう短絡だったり個別的すぎる議論にはしたくありません。

男女平等に近づけることには合意されるとしても、男性女性くらいに保護する方向と、女性男性くらいに放任する方向では、目指すものは大きく変わるでしょう。

細かな調整が必要問題ですから、今はまだ最終要求を問われてジャッジを受けるほど議論が深まっていません。



あくまで私の主観的意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っているので、保護よりも放任安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています

人間に限らず生物が「男性的な物、強そうな物、醜い物」へ抱く警戒と嫌悪は途方もなく根深いので、男性ケアされる男女平等の実現可能性は絶望的であり、女性も雑に扱われる男女平等の方がまだ実現可能性があるだろうという予想のせいでもあります

エントリの書き方だと皆が保護される平等を求めているように見えるかもしれませんが、私個人はそれが実現しそうにないと絶望しているので、皆が放任される平等を目指した方がマシだと感じている、ということです。この絶望感をぬぐえるならぬぐっていただきたい。お前にサン(son)は救えるか!



追記

母親と妻、そして「女をあてがえ論」についても書きました。

男性が母と妻にだけ弱さを晒そうとするのは、皆に原因がありますanond:20220909191646)』

化粧とか整形とか豊胸が詐欺であるという考え方

このブラジャーで胸が大きくなりました(じつは豊胸)とかなら詐欺かもしれないが、この子かわいいなとか、おっぱい大きいなと思うことに対して詐欺という感覚を持つのあわからない

一方で歯の矯正などは詐欺どころか見苦しいところを見せないためのマナーみたいにすらなってるし

整形も化粧豊胸もマナーなのでは?

2022-09-06

「なんで子供ほしいと思わないの?」の答え

たまーに聞かれるんだよね。これ。

結婚して10年以上経っても子供がいないから疑問に思われるのは仕方ない。

一言で言うなら「親の子育てを見てこりゃ無理だ、こんなのやりたくないって思った」…これに尽きる。

私は一般的サラリーマン家庭に生まれ昭和末期生まれ一人っ子

妊娠中に口蓋裂で生まれることがわかり、地獄授乳と整形がスタート

歯の矯正保険が効かないものも多くめちゃめちゃ医療費がかかる。口腔外科に百万単位課金する。

更にアトピー性皮膚炎を発症。成人になっても治らず現在デュピクセントでなんとか生存しているレベル皮膚科に延々と課金する人生になる。

加えて鼠径ヘルニア及び脊柱側弯症を発症整形外科のお世話になる。

こんな弱っちい人間社会人にするにはそれなりに学歴をつけてやらねばという親の思いやりで幼児教室に入れられる。虚弱体質なのでスパルタにならない程度の教育を施すためSAPIXほどではないが塾に課金して大学まで通わせる。

母親は恐ろしいくらいに自分犠牲にして子育てをしていた。

幼児期はミルクが飲めないのでチューブを喉の奥に突っ込んで飲ませる。なかなか体重が増えず疲れ果ててノイローゼになる。その当時の母親の手記を読んだことがある。

几帳面授乳量などをかいてあるのだが「つらい、死にたい、なんでこんな子を授かったのか」と言う愚痴が定期的に現れていた。

手術をして口でご飯を食べられるようになっても母親の苦労は続く。

勉強英語中学まで教えていたし、病気ケア甲斐甲斐しく薬を塗ったり通院に付き添ったりした。

塾の送り迎えも毎日で、学校帰りに塾の道具を持って最寄り駅まで来ていた。

高校生くらいになると自分で塾に通うようになりようやく手は離れてきたが、その頃の母親はもう50歳だった。

とにかく母親に手をかけまくって育ててもらった人間が私だ。

ここまで父親がほぼ出てこないが、父親は湯水のように金を使う私の医療費教育費を稼ぐために銀行員として朝から晩まで働いていた。

まりに家にいないので父親に何かをしてもらったエピソードは語れない。ただ、お金はたくさんかけてもらったのだろう。毎年夏休みには海外旅行に連れて行ってもらったので。

こんなに手と金をかけてもらって育ったので、母親がこなした山のようなタスクを見ると「何これこんな仕事やりたくない」となるのだ。

私は私の母親のようなタスクをこなす自信は全くない。よって子育てというタスク自分には全く無理なものだと判断したので、「親の子育てを見てこりゃ無理だ、こんなのやりたくないって思った」という答えにたどり着くんだ。

という自分語りでした。おわり。

カルトだけではない宗教問題点

例えば、「左手は穢れているから、右利きに矯正する」という教義宗教、「世界平和統一右利き連合」があったとして。

この教義が「宗教の中」で済むなら問題ない

しかし「宗教の外」つまり宗教に関わってないすべての人に対して右利き矯正を始めたらどうなるだろうか?

とある県に議員を送り込み「県民右利き条例」を作ろうとする行為あなたは許せるか?

その県に信者を大量に住まわせ、「条例制定の住民投票」で有利になるよう仕向ける行為は許せるか?

条例制定のためにその他の議員合法的献金を行って言う事をきかせようとしたらあなたは許せるか?

コンサルタント企業を作り新人研修アウトソーシング業を始め、条例制定前から新入社員に対して「右利き矯正」を始めたりしたら、あなたは許せるか?

カルト宗教団体ではなくても「宗教の外の人間支配しようとする圧力」が存在する。

宗教団体が社会制度をハックしてこの支配を広めはじめた場合、我々はどう対峙すればいいのだろうか?

anond:20220905200811

女に詳しいなんてキメー!!キャッキャッ

ていう感覚中学生時代くらいに培われるんだろうから、その時代教育なり矯正しないと大人になっても、女に詳しいなんてキメー!!ていう成人男性が出来上がってしまうと思うと深刻だ

懲役もそろそろアプデして良い気がすると思ってググってみたけど

刑罰には、「罪を犯せばこんな苦しい目に遭う」と国民を威嚇し、犯行を思いとどまらせる機能(一次予防)と、受刑者本人に反省意識を芽生えさせ、二度と犯罪をおかす気にさせない目的(二次予防)とが あります刑罰本質的苦痛であるとしても、次のような制限があります

1 人の人格否定するような無残なものではあってはならない。(憲法 36 条 拷問及び残虐刑禁止)

2 懲役を受ける人にとって将来役立つような矯正処遇でなければならない。』引用元 https://library.city.tokyo-nakano.lg.jp/lib/files/higashipath201210.pdf

と出てきて!?!!となった

そりゃ憲法拷問おっけ〜なんてするのはアレとしても、加害者被害者に対して人格否定するような無残なことをしていたとしても…なんていうか結果としてそれなりに加害者が守られる立場になってしまうの納得できんというか…なぜ…なんかもっとこう…どうにかならんのか…

2022-09-03

anond:20220903101941

ぶっちゃけ、罪悪感なくオナネタに出来るよう救わなければの意味分からんのよね

オナネタなんぞ罪悪感こそが最高のスパイスだろって思うんだけど

なんか、すげぇナイーブだよね


って書いてて思ったんだけど

これ、反ツイフェミ投稿なのか

オナニー自然な事と言いながら、世の中のオナネタ禁忌扱いするのは間違ってるという構成かな

それは違う

性的搾取だというのなら、性的搾取ではあるのだ

あの話は、「どこから表現規制されるべきか」と、そういう話であって

萌え絵エロくないという主張にしてはいけない

アンパンマン正義私刑暴力肯定しているが、あれは教育矯正されるから規制されない

同じような形で、一定エロは表出していいはずだ


イケナイ事に背徳感を覚えながら自慰にふける

だが、教育により女性は襲わない

これが「正しい」ありかただ

2022-08-30

anond:20220830162923

サイゼリヤコメダネットオタク気持ち悪い全肯定主義正義棒として最適だから

ネット初心者はまずこれで磔になった人間を見て恐怖の洗礼を受け、否定的なままの人間は直接矯正される

AI学習に関する法とお気持ち

法的に問題ないものに対して、お気持ち社会的倫理が〜、とかの理由強制矯正)させようとする人達って。

イラスト表現規制の諸問題に関して、どういう意見表明していたのか気になる。

2022-08-29

容姿コンプレックス

なんとなく顔→眉サロン美容院

肌荒れ→美容皮膚科食事指導掃除脱毛

髪→薬物治療美容院、植毛

口ゴボ・猿顔→矯正と顎骨整形

肥満スポーツインストラクター食事指導ハイフ・美容整形

乳房ホルモンサプリ・切断・インプラント等の整形

二重→アイプチ美容整形

モテない→何となく病気持ちっぽいと思われている。先天疾患や精神疾患がなさそうな見た目や、生活習慣に変われば相手は見つかる。

DT→貴重なので一生貫いてほしい

2022-08-28

同棲することでなんとか東京で生きてる

25歳女。大学卒業と共に上京し、一年と経たないうちに付き合った男が転がり込んできてはや2年以上たつ。

その間に私は2回ほど転職し、現在手取り22〜25万ぐらいのところに腰を落ち着けている。

家賃生活費(食費は除く)などを割り勘して一人5万ほど。

そこから私の個人経費として奨学金矯正のローンで約5万、食費4万、女として生きる費用2万、その他医療費交通費交際費に3万

残った数万円は貯金している

正直男がいなければ生活は厳しかったなと思う。

私が無職の時は10万ほど家計に入れてもらったし、彼氏無職の時は私が全額助けていた(後程お互い返済した)

食費が別れているのは毎日ほぼ夜勤彼氏と在宅の私の生活が合わないためである

あと在宅のため家事の全てを担っているので料理はしたくない。

自分のためならするが、彼氏のための料理はその分の食費計算など負担もかかるし皿洗いも増えるためあまり気が進まない。

作っても次の日の私の昼ごはんになることが多い。

あと2年後に契約更新がある

それまでにローンは払い終えているのとボーナス含めて100万以上は貯金できているはずなので、東京アクセスやす家賃も安くて広い部屋に引越したい

結婚は全く考えていない。彼氏のことは好きだが、引越しできたら別れてもいい。

このまま慎ましく生きていきたらいいと思っているが、30歳までには手取り30万になれていたらもっと生活に余裕が出るのでそれを目指している

2022-08-26

発達障害者版の「青い芝の会」的な運動必要。そのためのマニフェスト

発達障害アスペルガー人間の新しい形式であるということを周知する。

 ・近年の「発達障害」という概念の広まり発達障害者を救うものではなく、社会における差別レッテル張りを加速させるものしかなっていなかった。

  ・診断がつくようになり本人の困りに説明が付く、のではなく、社会による忌避手段に「あいつは発達障害からアスペから」というレッテル張りが追加された。

 ・発達障害と言う用語を、特に障害」を、別の意味に取り換えることを議論する。(現状、この記事では以後も発達障害としておく)

定型発達と言う用語については、「定型妄想障害とすること。自分達の生活コミュニケーション方法が常に正常であるという広範な傲慢さは妄想の上にしか成り立っていないので。(以後、定型妄想障害とする。これは我々を取り巻く社会とほぼ≒であろう。)

運動の先例として、CP者による「青い芝の会」による運動は大いに参考になる。無論、全てを教条的に引き継いだり無批判で参考にするものでは無いが、障害当事者抵抗活動として大いに研究に値する物である

 ・手足の自由が利かないCP者にとって、バス闘争は体一つで示せる、かつ命がけの抵抗活動だった。発達障害者は社会に浸透し定型妄想障害者の一方的コミュニケーションバイアス矯正、同一化に歯向かっていくことが同様の手段となるだろう。

  ・実力の抵抗も究極的に排除しない。発達障害手帳の効力が低く、交渉も拒まれるなら、役所ロビー占拠マスコミを呼び込みプロテストするなど。

発達障害者、アスペルガー境界知能者らは、定型妄想障害者の社会に盛んに乗り込むこと。何か特別な意気込みは不要。即ち、学校職場恋愛関係などあらゆる場所発達障害者として社会同化しないコミュニケーションを行う。

 ・発達障害者は、定型妄想障害者の支配する職場学校などにおいて「挨拶謝罪形式といった社会マナー文化が備わってない」などと攻撃されてきた。では、定型妄想障害者の「正しい社会マナー文化」はどこから来たのか?

  ・今まで現れてきた色々な文化マナーも、「新しく」「発達し」作られた瞬間が存在する。にも関わらず、現代発達障害者らのコミュニケーションのみが問題視され、矯正対象とされるのは差別である。(そもそも近代以前の社会では社会の一部領域発達障害者が担っていた)

   ・一方で我々は科学などを否定することはない。我々はポルポトルイセンコではないので、科学手法排除する必要はない。あくまで「科学」を自身妄想に利用してきた社会攻撃する。黒人が、白人の作った武器植民地政府抵抗するのと変わらない。

医療機関などにおける発達障害認定を、より明確な基準に置き換える。また、グレーゾーンや、引きこもり潜在的な人々に対する救済策を講じさせる。

・投薬治療に疑問を持つ。社会に順応させられる手段としての投薬を拒否する。治療されるべきは定型妄想障害社会であるという前提を持つ。

 ・障害者のみがコンサータストラテラなどを飲まされるのではなく、水道給食などに混ぜ込んで定型妄想障害にも平等に投与し、その異様な効力を自覚させる、などの手法も考えられる。

社会への同化目的とした「自助グループ」を拒否する。発達障害と見なされる児童への「療育」を拒否する。定型妄想障害社会への、「教育」による同化拒否する。

 ・これらは現代の「インディアン寄宿舎である発達障害による文化(その創造)を一方的に奪う方策である。これを指摘する研究書物は、ほとんどない。

就職活動などにおいて受けさせられる「性格診断キット」「性格テスト」などに関し、近年では明確に発達障害者らを選別・排除する意向を隠さなもの存在する。これらを廃止させる。

・男女を問わずカサンドラ症候群」などという定型妄想障害者の詐病を徹底的に糾弾すること。発達障害者とのコミュニケーションにのみ「症候群」を発生させるのは傲慢差別であるということを周知させる。

フェミニズムやあるいはマッチョイズムといった物は、当運動では関係しない。また運動に取り込むべきではない。これらは発達障害者を敵と見なしてきたものである

 ・前述の「青い芝の会」で例えるならば、フェミニズム運動は優性運動に加担し障害者をまさに先天的排除しようとしていた。現代ではフェミニズム定型妄想障害に加担している。

・このマニフェストが究極的に目指すところは、定型妄想障害者の社会発達障害者が完全に塗り替えることである(前述したが、発達障害という言葉はその時には別の言葉に変わっているだろう)。

 ・硬直化した社会消滅し、発達障害者によるイノベーションが日々行われる。コミュニケーション形式は軛から放たれ、自然な発達と自身自由表現他者との健全切磋琢磨が初めて実現する。

  ・政党政治消滅する。早期にインターネット回線による直接民主制政治に切り替えられる。

   ・海外にも発達障害抵抗を伝播させる。(定型妄想障害に捉われている確率が低い、各国の障害団体先住民社会との連帯などが考えられる。)

これは自分の心境の整理のために書くものであって、誰かに読ませるためのものではないことをあらかじめ記載しておく。

物心ついた頃からわたし」という一人称違和感があった。

末尾に「子」がついた名前も、スカートも嫌いだった。

男の子の遊びが好きで、運動が嫌いだから外遊びこそしなかったけれど休み時間女子よりは男子とつるんでいた。

家族から女の子なんだから」「いつか将来彼氏ができたとき」「その服かわいいね」と言われるたび違和感があった。

それで、「性同一性障害」と――少なくとも当時はそう教えられた――呼ばれる概念を知ったのが小学校5年生の秋頃。性同一性障害という単語を知って数日後に、突然自分がそれに当てはまることに気が付いた。

気付いたときは混乱した。今まで自分は女として分類されていたし、身体が女なんだからそれを疑いようがなかった。だから赤いランドセル大事にしていたし、シナモロールの筆箱を黙って使っていたし、将来の夢は幼稚園先生だった。体育の着替えも使用するトイレも、女子たちと一緒でも何も思わなかった。

今なら自分の持ち物は親が買ってきたものなんだから選択の自由なんてはなから無かったと言えるし、小学生の言う将来の夢なんて知っている職業から無理やり捻りだしているに過ぎないとわかるし、身体が女なら周囲の人間自分自身の安全のために女子更衣室や女子トイレを利用するほかないことぐらいは当然理解できるのだが、小学生自分は「男か、女か」という固定概念に囚われ、自分の在り方が大いに矛盾したもののように感じられた。

その日学校から自宅に帰ってきて、初めてうちの母に「俺」という一人称を使ってみたいと言った。母は怒り狂った。そんなはしたない言動をしていいわけがないだろう、痛々しい。女の子なんだから俺なんて言葉を使っちゃいけません。テンプレみたいな行動だった。

母はパソコンで「俺っていう一人称使う女イタいよね」みたいなスレのまとめまで引っ張り出してきて、「ね?みんな気持ち悪がってるからやめなさい」と言い出した。「中二病乙って感じ」「マジで気持ち悪い」「(暗黒微笑)とか使ってそう」みたいなレスならまだよかったが、中には「僕っ娘かわいい彼女にしたい」とか「ぶち犯して女であることを理解させたい」のような性的な物まで混ざっていた。多分母も頭に血が昇っていて内容まで細かく精査する余裕はなかったのだろうが、だとしても小学生に読ませる内容ではない。まして自分性別違和感気づき勇気を出して親に打ち明けた小学生に読ませる内容では絶対にない。……と今なら反論できるだろう。繰り返すようだが当時小学生である心理的に非常にショックを受けたが、それを言語化できない。

母も修羅場だったんだろうなと思う。私が早めの中二病発症して、このまま矯正しなければどんどん品性の無い振る舞いを覚えるようになるのではと危惧したのだろう。こちらの心理勝手に決めつけて行動さえしなければ正しい教育方針だったんじゃないだろうか。結果的大惨事が起きてるけど。この出来事は親への信頼を損なった思い出として大いに心に残り、このことを父親に言えたのは今年の7月に入ってからだ。

それから中学校高校と、友人の前では男として行動し、先生家族の前では女として行動する生活が続いた。当然友達はいなかったが、そもそも友達と一緒に遊ぶよりは一人で過ごす方が好きだったので大した問題は無かった。精々中学校で変わった奴認定されてひそひそ陰口を叩かれたぐらいだ。それなりの偏差値高校に行けば止まった。

今通っている大学では、自分の身に降りかかるありとあらゆる出来事にある程度妥協ができるようになったつもりなので女として過ごしている。就職したら準備が整い次第すぐ母親から離れて、私生活では男として過ごすつもりだ(就職活動を女としてやってしまったので就職先ではどうなるかわからないが……)。

まあ妥協できたつもりになっているのはあくまで「つもり」でしかないので、未だに自分性別がどちらかわからなくなるし、女として振る舞いたくなる時も稀にある。だけど基本的に私の性別は男で、身体性別重要になる場面以外では男として扱われたい。いちいち説明するのもめんどくさいので、身なりを変えられるようになるまでは女として過ごしているだけだ。

結局何が言いたいのかわからなくなってしまった。誰かに読ませるための文章でないことは冒頭に記述した通りだが、こんな怪文書最後まで読んでくれた根気のある人に強いて何か伝えるとするなら、何も言わず普通に接すること以上の配慮はないということだ。個人的意見だが、性的マイノリティに対して特別配慮必要なわけではないのだ。ただ、こっちがどんな一人称を使っても、どんな服を着ていても、突っ込まず昨日までと同じように普通に話してほしいだけ。内心でどう思っていようが、面と向かって馬鹿にされない限りはこちらも気にしない。「その服おかしくね?」とか「何その喋り方」なんていう問いは、自分自分自身に向けて散々発しているのだ。今更他人に問われたくない。

2022-08-22

anond:20220821212546

剣道とか柔道とかなんかしら痛い目に遭う武道種目に放り込むと良いと思う

初心者はどうあっても負けるし師範はヨシヨシしてくれない

自分で負けを認めざるを得ない、なおかつ痛い目に遭う環境矯正しろ

2022-08-21

anond:20220821145030

「異性のところに来る異性はレアケース。そのうえ結構目線が高い」「ある程度自分相手に合わせないとならない」この2点が気づけてない人間は多いと思う。

矯正しようとして、猫かぶって仲良くなれるケースは増えてきたが、こっちが合わせてばかりはつまんねーんだよ!!!

anond:20220821142556

相手のことを考えない」というのは人間誰しも生まれた時はそうだ。

矯正して直してある程度合わせていくのは人間当然なんだけど、ただそれではつまらんのだよ!

心配するな、大昔は僕も一方的に喋るオタクだったかもしれん。

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