はてなキーワード: 待ち伏せとは
優実さんの感じた苦しさと悲しさと悔しさ、苦い感情を感じるとともに、自分の経験も思い出す。
いい歳しても、嫌だと言えない。
「帰る」と言ったのにタクシーの奥の席に突っ込まれて、どうやって逃げよう、とずっと緊張してた。ずっと寝て、機嫌悪いふりして、何もさせずにそのまま帰った。
そんな気ないのに言い寄られて、断ったら逆ギレされて謝罪強要されるとか、
その気もないからごまかしごまかし逃げてたのに、待ち伏せされるとか。
断った時、嫌だと言った時に相手から暴力振るわれるんじゃないか、険悪な雰囲気になったらどうしよう、といつもビクビクしている。
自分が安全に暮らすために#MeToo言えないことだってある。
自分が「ヨゴレ」だって見られることは平気。でも安全に暮らす環境をぶち壊してまで#MeToo言いたくない。
男の人は、人の話なんてきいてない。とくに女の人の声は届かないから、最終的にはキレたふりして怒るしか逃げられない。
こういう経験を重ねるたびに、男の人は、私とセックスしたいわけじゃなくて
私とセックスした、という経験を男同士で共有したいために、私に興味があるんだなと実感せざるをえない。
小さい頃、兄に殴られるたび「我慢しなさい、悪いのはあんただ」って大人にずっと言われてきた。
大人になってもずっとその状況が続いてる。
嫌だ、ってどうやったら言えるようになるんだろう。
人はだれでも自分の気分で壊せるものをもっていると幽遊白書で読んだことがあります。
私にとって、貴方にとってそれはなんでしょう。
備忘のために、もしくは忘れるために記します。
彼女の容姿および性格、彼女の恋人の容姿および性格、周囲の人物の対応等については言及しません。
・家デートが主であり時間の約束はしないが自分の想定時間に彼女が来ないと説教
・彼女の行きたいところは友達と行けばいいので外出は主に自分の趣味および買い物
・外出する際も気が乗らなければ待ち合わせ場所(自分の最寄駅)で解散
・お金は貸せない旨を伝えると、金のために股を開いたと売女呼ばわり
・別れを切り出すとお前のような女は誰にも好かれない、自分に感謝するべきと説教
その闇はわたしには覗き込む事が躊躇われました。
長らく日本人サバゲーマーでは羨望のアイテムだった?三八式歩兵銃のエアガンが海外メーカーの雄、S&Tから比較的手ごろな価格で
発売され大いに盛り上がっていますが、その一方で旧日本軍についてあまり詳しくない人からは「『輜重部隊が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち』 などと言って補給を軽視していた」だとか
「日本刀を振るっている精神主義に固執した軍隊だった」「巻脚絆がダサい」等々誤解が未だに蔓延っているのも事実なのでそうした誤解を解消する一助になれば……と思いこうして
筆を起こしてみました。
※調べていない点もあるので下士官兵に限定した内容です。将校准士官は除外されるものと思ってください。
※古い時期では下士官兵を「下士卒」と呼称しますが「下士官兵」に統一します。
当時の旧日本軍(恐らく同時期の各国軍も)歩兵に代表される徒歩移動が主の「徒歩本分者」と騎兵等の「乗馬本分者」に分かれており
下士官兵はそれぞれ適した被服が与えられました。
すなわち
・徒歩本分者→「銃剣」「長袴」(九八式では短袴に統一)「巻脚絆」「編上靴」
・乗馬本分者→「軍刀」「短袴」「長靴」または「官給型革脚絆と編上靴」
となります。
また、騎兵であれば二等兵でも三十二年式軍刀(甲)を、それ以外の兵科では刀身の短い三十二年式軍刀(乙)後年では九五式軍刀を装備します。
……あれ?同じ日本軍の同じ兵隊でも乗馬本分者の方が軍刀を帯びてブーツを履くのでとても「カッコいい」スタイルですね(偏見)
※本部付下士官では例外なく乗馬本分者扱いのようで将校准士官と同じ革脚絆を巻き、軍刀を帯びるようです。
※平時は上記のような塩梅でしたが戦争の推移で末期戦の悲哀からか、小銃不足で軍刀の配備率が上がって末期では伍長でも軍刀を携えていたみたいです。
また、大雑把に区分すると
・歩兵……徒歩本分者
・砲兵……徒歩本分者、乗馬本分者(※徒歩移動と乗馬移動双方がある為、但し一定の者(本部付下士官?)以外は乗馬本分者でも軍刀に変えて銃剣を携行する模様)
・工兵……徒歩本分者
・憲兵……乗馬本分者(※徒歩移動がある場合は徒歩本分者と同じく巻脚絆と編上靴を用いる模様)
……という風になります。
※昭和期になると機械化、自動車化による改変で装備が変わった可能性(馬に乗らなくなくなる)があるのであくまで目安。
※徒歩本分者/乗馬本分者以外にも帯剣本分者とか執銃本分者とか帯刀本分者とか色々用語があるらしいけど、流石にネットだけじゃ調べ上げるのは無理だった……
冒頭に上げた『輜重部隊が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち』は正しく言うと「輜重輸卒が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち」で
具体的に言うと
・輜重輸卒→専ら荷役や輸送作業等に従事(当時は人力が主)銃は持たず銃剣のみ装備。
・輜重兵→輜重輸卒を統率し管理する。(なので二等兵でも乗馬しながら輸卒に指示を出したりする必要があった)騎銃と軍刀を装備。
……なので「輜重輸卒が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち」は正しく解釈すると「銃も持ってない奴が兵隊ならば、蝶々トンボも鳥のうち」ということになります。
そして輜重兵は歩兵と違って騎兵とほぼ同一のカッコいいスタイルなんだ!?(偏見)
つまり乗馬戦闘で用いる役割と指揮棒的な役割と見栄えを整える役割が有ったんだけど、
丁度過渡期な戦争が日中戦争や太平洋戦争で「前時代的な刀を振り回す日本軍」と後世に脚色されて伝わったんでしょうかね~?
※ただ、かつての武士を重ねていたという要素はあるかと思います。
さて、(サバゲー的な見地による)三八式歩兵銃を用いる兵科となると以外に少なく
(※九九式小銃、短小銃登場後は九九式短小銃に事実上統一されました)
また弾薬盒はレプリカでお馴染みの前盒二つと後盒一つのものを使用しますが、
※工兵の場合前盒一つだけの模様。また任務の状況などで弾薬盒を減らしたりして臨機に対応するようです。
※一時期後盒が廃止され前盒だけの時期もあった模様。
余談ですが騎銃用の弾薬盒は乗馬本分者用と徒歩本分者用で別れていて乗馬本分者用は専用の負い革とベルトが付属するようです。
三八式歩兵銃を基幹にするとして
・ヘッドギア→軍帽(四五式軍帽)または略帽と鉄帽
・軍服上下→四五式、昭五式、九八式……と様々あるので徽章類の組み合わせに注意しつつ好みをチョイス
※個々の解説については膨大なので省略
・腰回り→革帯、弾薬盒、剣差、銃剣(サバゲー主体ならば危ないので銃剣は無くてもよい)
・靴→編上靴(茶色で踝に膨らみが無いスエード調の物、なるべく鳩目が五つのものを探す)巻脚絆(カーキ、国防色)
・その他→雑嚢(なるべく軍服と年代を合わせる事)、水筒(昭五式とか九四式と言われるタイプか明治三十年採用の徳利水筒)
……ここまで揃えれば『うるさ型』な軍装マニアもニッコリ???(逆に今度は「背嚢も買おうよ~」とか勧誘が激しくなりそう)
どう足掻いても電動ガンには勝てないので頭を使うこと。
二、軽機班(フルオートができれば89式でもM4でもなんでもいい)を編成して共闘できれば当時の雰囲気が出て盛り上がりそう。
CIAで働いていた伝説の女性SF作家と言えば、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアですが、彼女の作品に「接続された女」という作品があります(「愛はさだめ、さだめは死」収録)。
内容は読んでいただくとして、下のニュースを見て、「接続された女」を思い出したのでした。
http://www.moguravr.com/iphone-x-live2d/
おそらくですが、「バーチャルゲーマー」を名乗るYouTuber、キズナアイ(しかもAIを自称している)は、似たようなシステムを使ってモーションキャプチャしているのでは?
【PUBG】#6 ついに待ち伏せしたった... 【1キルへの道】
https://www.youtube.com/watch?v=RKNtaTfy5Lw
それで思ったのですが、言い方は大変良くないですが、いわゆる「婚期を過ぎたデブスの家事手伝い」の方でも、「女子力」さえあれば、YouTuberとして稼げる時代も来るのではないか?という話です。
逆に、男性でも「ホスト力(?)」さえあれば、容姿を問わずにYouTuberとして食べていけるのではないか?とも思ったのでした。
要するに「諦めるのはまだ早いのではないか?」という話であり、「根気強く生きてみる」のも一つの道ではないか、という話です。
久しぶりの友人と会って、飲みながら昔話に花を咲かせていたら、
自分では絡まれて困っていたという記憶が、どうやら長いモテ期だったようだ、
ということに改めて気づいたので自慢する。
10歳 バレンタインデーに同じクラスの女の子にこっそりチョコレートを貰う(1人)
11歳 バレンタインデーもチョコレートをたくさんもらっていたユージ君にチョコをお裾分けしてもらう
12歳 学校の帰りに知らない大人が食べものを買ってくれる(5人程度)
14歳 友人の告白の代理を頼まれる(手紙を渡す、伝言を伝える)ようになり、結果、相手に告白されてしまう(3人程度)
14歳 学校の廊下を歩いていると女子生徒が名前を叫びながら抱きついてくる(3人程度)
14歳 1つ下の後輩と同級生の女子生徒がクリスマスに家に泊まるイベントを計画し、勝手に組み込まれ参加(2人)
14歳 知らない他校の女子生徒から好かれ、結果その彼氏(ヤンキー)に駐車場に呼び出され絡まれるも会うと皆やさしい(3人)
14歳 部活(サッカー)で他校に練習試合で遠征、ディフェンダーで何ら目立つ活躍もしていないのにMVPのような扱いを受け女子生徒に囲まれる(約10人)
14歳 部活の先輩が彼女といるところを見かけただけで、その彼女がずっと見ていた、という理由により後日殴られた(1人)
14歳 英語の先生が話を聞かない、という理由だけで号泣する(1名)
14歳 音楽の先生が話を聞かない、という理由だけで授業を中断し、授業終わりまでしつこく絡んでくる(1名)
15歳 中学1年生の後輩から告白され、身に着けている物を何か渡す事で我慢してもらうが足りなくなって整理券のようなものを配る(約20名)
15歳 バレンタインデーにヤンキーの女子生徒が、自分にチョコレートを渡したいために万引きしてしまう(1人)
16歳 クラスの席で後ろの席の女子生徒にプリントを配った事で、その女子生徒が女子から嫌われてしまう(1人)
16歳 女子生徒からの告白のきっかけとして仕組まれた、下駄箱等へのいたずらが多く発生する(6人程度)
17歳 週に2回は、他校の女子生徒または男子生徒が駅で待ち伏せている(不特定多数)
17歳 彼女の弟に好かれてしまい、彼女を分かれた後にも彼女の家に遊びにいくことになってしまった(1人)
18歳 家の前に食べ物が置かれている恐怖を感じる(3人)
18歳 彼氏持ちの女子生徒からの(肉体的な)アプローチを受ける(2人)
19歳 1週間、毎日違う女が家に泊まりにきていたのを友人に見つかり、面識の無い大学4年の先輩等から女性を紹介してほしいと頼まれるようになる(不特定多数)
19歳 バイト先の女子高生、女子大生とその弟から告白される(4人)
19歳 学食のおばちゃんに気に入られ、おばちゃんの自宅で夕飯をごちそうになる(1名)
19歳 友人の実家に遊びにいくと、その妹が彼氏と別れ、母親が父親と喧嘩になった(2人)
19歳 ブラジル人に好かれ、いろいろな所に連れて行かれ、いろいろな人に紹介される(4人程度)
19歳 バイト先の社員の女性または男性が皆で交替で夕飯をご馳走してくれる(3人)
19歳 バイト先の同僚である姉妹の両方から告白される(2人)
19歳 宗教の勧誘に来た女性が勧誘しないのに定期的に家に来るようになる(5人)
19歳 教授の家に何かを取りにいかなければならない、という状況が多くなった(1人)
・・・・棚卸しが面倒になったので、そこそこのエピソードに絞る
20代 池袋で東急ハンズからの買い物帰り、なぜか女子高生に追いかけられる(15人程度)
うわ、前にいた会社のクソ先輩にそっくりだわ。
その先輩も奥さんがメンヘラで困って子ありだけど離婚したと言ってたけど、別に子供は引き取ってなくて、とにかく大変でしたね(社交辞令)と返事すると以降飲みに誘ってきたり社内メール来たり、エスカレートして駅で待ち伏せされたり大変だった。
参って転職したんだけど、「大変だったね。俺はいつでも君を応援してるよ」という(お前のせいなのに)超他人事なメールが来て、嗚呼これは奥さんノイローゼになるわと思った。何というか、「僕を見て!」という感じで全力で寄り掛かってくるところとか、問題に向き合わず自分が悪いと全く思ってない(思ってるフリはできる)ところとか。これがサイコパスってやつか、と。
この投稿主が必ずそうだとは言わないけど、奥さんどころか奥さんの母親も変貌していってる辺りを見ると、投稿主も一癖ありそう。奥さん追い詰められてたんだと思うけど。
ブコメに書くと自慢かよって言われそうだから、こっちで書くよ。
20代のときは販売業やってて名刺とか電話番号書いた紙を渡されたりした。
急に連絡先を渡されても、よっぽどじゃないと電話はかけない。
それでも何回か食事に行くこともあった。
なんでかというと、関連会社の人だったりして断りづらいパターンだったから。
食事に行った中でおつきあいすることになった話を書くと、その人は何度かお店に通ってきた。
仕事終わりに時間あったら食事でも行きませんか、販売側の話も聞きたいと思っていたので、というので承諾した。
食事の後に次また会えませんかと言われて、さすがに恋愛前提だと気がついたけど、話も盛り上がった手前断りづらくて、誘いを受けた。
仮に誘えたとしても単に断れなくて来ている可能性は高い。
だからお茶やら食事のあとで、連絡先を教えてもらえなかったとか次の約束をはぐらかされたとかいう時は、それで察してほしいと思う。
それでも可能性が全く無いわけでもない。話が合ったり、印象が良かったりすれば。
それは次のステージの話として、どうやって誘えばいいかというと、まずは何回か通って顔をおぼえてもらう方がいいんじゃないかと思う。
嘘ついて関連ある仕事やってるフリをするのは後々良くないと思うので、そこは正攻法しかないんじゃないだろうか。
あとは、誘われる側にとってはハードルが低い方がいい。
この近くで新しくできたお店で気になっているところがあって、一人では入りづらいのでよかったら今度一緒にどうですか、みたいな理由があるとなおいい。
何かをお願いしたり断ったりするときに、理由をつけると人は何となく受け入れてしまうという話を営業のノウハウ本で読んだことがある。
どういう理由をつけるかは個々人のセンスに任せるしかないけれど。
正直、そのジュエリー店の彼女にはすでにつきあっている相手がいそうな気がするし、
客と店員の間柄からというのは難しいように思うけど、「迷惑」「怖い」というコメントが多いのが気になったので書いた。
待ち伏せや尾行は、(一人で勝手にした)努力に見合った結果を望んでしまう、相手の情報を持っているだけに断られてもアプローチを続けてしまうなどの危険性からオススメしない。
やり方次第では確かに迷惑にも怖い人にもなるだろうけど、引き際だけ間違えなければいい話だと思う。
※軽くお茶でもといってもドトールやスタバでは展開材料として寂しい。時間をプレゼントすると思って良いお店を選んだほうがいい。
4戦連続タチウオ引いておいいってなったのでシューターがやることまとめてみる(右ルート)
初動
・両チームにチャージャーがいるか確認する(危険エリアと援護の期待値把握
・中央手前踊り場(2段目)まで降りる
・味方の動き見ながらスロープ壁沿いを適当にインクまきつつ踊り場(1段目)まで進行
→使わない壁を塗るのは味方サポのため(サポになってるかは知らない
・進行中にマップもしくは相手インクの目視確認で初回衝突タイミング確認
・相手は踊り場(1段目)の裏あたりにいるので牽制しつつ格闘(だいたい味方2vs相手1なので強気で)
・エリア塗り、障害物裏、相手踊り場(2段目)の壁下侵入ルートを塗って場を整える
・踊り場(2段目)に相手がいる場合は、インクレールをちょいちょい作動させて警戒させる
優勢
・踊り場(2段目)を塗って使えなくする
・壁下侵入ルートを塗って待ち伏せ、サブ(ボム投げ込みなど)で嫌がらせ
・左側まで一周できそうなら挟撃チャンス
劣勢
・高台、踊り場(3段目)あたりまで攻め込まれていたら、クリアリングしながら地道に進行する
→味方にチャージャーがいる場合はクリアリング完了まで仕事ができてない
・焦って単騎打開を試みない(カウントが厳しいなら、諦めてワンチャン打開を狙う)
・スペシャル使いつつ味方と合わせて打開する
・自陣入りすぎの敵を追いかけてるとエリアカウント消耗するだけなので見切りつける(このあと大体負ける
・踊り場(2段目)直通ルート
・相手の警戒を誘い気を散らせる
・ボム投げ込み
バイト先の男の人に、走り方が変だと言われた。その人は少し年上だけど、入った時期が一緒だったのでわりと仲良くしてた。明るくて話しやすい人だった。
ある日、「この前、道で走ってるのを見たよ。走り方がすっげー変だった。こんな奴いるんだ?と思って超笑った」と言われた。
バスに乗り遅れそうになって走ってるところを見られたらしい。
「別に変じゃないですよ」
「変だったよ」
「変じゃないですよー」
みたいな会話になった。それだけならどうってことなかったけど、その日以来、そいつが私の走り方をディスってくるようになった。
私がバイトに行くと、「お、走り方が変な奴が来たー」
他の人に対して「コイツ、走り方が変なんですよー」
「あの変な走り方、またやってみせてよー」
見下すようにニヤニヤしてた。
バイト先は室内だったのでバイトで走ることはなかったけど、別の日にまた外で見られて「やっぱり変だった」と言われた。ムカついた。
いつも「変じゃないです」と返してたけど、何度も言われてどんどん嫌気がさしてきた。
そんなに変なのかと心配になって、友達に走り方を見てもらったところ、別に何も変じゃなくて普通だと言われた。
「その人、もしかして◯◯ちゃん(私)のことが好きなんじゃ?」と言われて、絶対に100パーそれはないと思った。
そいつに「本当に本当に本当に嫌なんでやめてください。しつこいですよ」と言ったら、「だって本当に変だったしさー」とバカにしたようにニヤニヤしてた。
それから、そいつに走り方のことを言われてもスルーするようになった。言われる回数が減ったけど、それでもまだたまに言われてた。バイト先で顔を見るのが苦痛になった。
そんな状態で数ヶ月たったある日、バイト帰りにそいつに待ち伏せされた。いつもはニヤニヤしてるのにすごく暗い顔だった。そしてプレゼントを渡されそうになった。誕生日でもクリスマスでもなかったけど。
「これあげる!」
「え、なんで?いらないよ」
「あげる」「いらない」「あげる」「いらない」「あげる」「いらない」という変なラリーをして、そいつが泣きそうになって、プレゼントは諦めたらしくぼそぼそと何か話しだした。
「何言ってるかわかんないんだけど」と言ったら、「ちょっと待ってて」と言って、近くの自販機まで走って行って缶コーヒーを一本だけ買って戻ってきた。
そいつはそのコーヒーを飲みながら「実はずっと好きでした。付き合ってください」というような話を震えながら泣きそうになりながらコーヒーは飲みながら言ってきた。
私からすれば、走り方の件で大嫌いになってた人だったので、迷わずすぐに断った。走って帰ろうとしたけれど、そいつが後ろ姿を見ている気がして走らずに帰った。
驚きと途惑いとムカつきと、もやもやしたよくわからない気持ちだった。
後日、お互いに何もありませんでしたという態度でバイトで顔を合わせ、走り方について言われることはなくなり、半年くらい後に私はバイトを辞めた。
会社の先輩が仕事が出来ない上にプライドがめちゃめちゃ高くて本当にツラい
それなりの規模の会社のシステム部門でDB系の担当をしているんだけど、信じられない数のトラブルに襲われている
・そいつから俺へ引き継ぎする事となるが「僕の作った資料は会社の物では無いので、渡せません」と言い放つ
・それでもなんとか引き継ぎをお願いし続けると「このシステムを納品した会社があるんだからそこが全て知ってるだろ」
と本気でキレて、その後会話拒否
※そいつが改造しすぎたせいでシステム会社からはサポート拒否されている
・仕方なく引き継ぎを断念するが、翌月早々にシステムトラブル発生「システムが使えず困る」とそいつ自身からクレーム
トラブルの原因はそいつが作っていた「毎月YYYYMMを変更しないと落ちるバッチ」のエラー
・うるう年用の処理とそれ以外の処理を用意しそれを「手動でファイル差し替え」で対応していた
・本番サーバーに「YYYYMMテスト」「○○作業用」「本番」「YYYYMM本番」等を乱立させる(○○はそいつの名前)
「○○作業用」に現在毎日稼働し続けているバッチが存在していた
どうしても分からず聞きに行くと「そういう物。分からなければ開発会社へ聞けよ」をの回答
システム会社に「解析からの再構築を改めて依頼」する事となる。
その他のトラブル
・20歳位年上の同僚と毎日打ち合わせとの名目で追い詰める会をしていたが、後にカウンセリング案件へ
・「派遣の癖に生意気」とベテランに言い放つ(関連のシステム会社に頼んで来てもらっている人)
・偶然を装い20代女性の派遣社員を連日待ち伏せ。相談から発覚しセクハラとして懲戒処理
まだまだあるけどこの辺で
事態を把握できていない俺たちはというと、外から様子を見ているだけだった。
続いて弟が店を出てくると、開口一番叫ぶ。
「みんな、そいつだ!」
事態を正しく把握できた仲間は誰一人いなかったが、それでもするべき行動に迷いはなかった。
仲間たちは全速力で店員を追い、反応の遅れた俺がそれに続く。
店員はあまり速くなかったが、それでも遮蔽物や曲がり角を駆使して逃げられたら不味い距離だ。
早めに決着をつけたい。
スタートダッシュで遥かに遅れたものの、俺はすぐミミセンとタオナケに追いついた。
二人は息を切らしながらも走っているが、店員に追いつくことは難しそうで当人たちがそのことを一番理解している筈だ。
それでも走ることをやめないのは、最低限やっておくべきことがあったからだ。
「私……だけど、言われなくてもやってるわよ!」
タオナケの無機物を破壊する超能力は、10回に1回成功する位の確率だ。
どのような処理がなされているか分からないが、恐らく何回か失敗したあとに店員の靴にクリーンヒットしたらしい。
店員は壊れた衝撃で体勢をくずすが倒れることはなく、そのまま走り続ける。
それでも、俺たちが追いつくには十分な猶予だ。
「僕とタオナケは別のルートから待ち伏せしてみる! マスダの兄さん、よろしく頼む!」
別に俺に頼まなくてもシロクロが先行しているから、あまり意味はなさそうだが。
先行していたシロクロは、俺よりも早く店員との距離を詰め始める。
このままシロクロが追いついてくれれば、俺が念のためにそれに続いて終わりだ。
そう、シロクロは“アレ”なのだ。
「サイソクの座は貰ったあ!」
店員に追いついたことに気をよくしたのか、そのまま追い越して走っていってしまった。
残念な結果ではあるが、それでもそんなシロクロを見て怯んだ店員のスピードはまた緩みつつある。
追いつくのは時間の問題だが、あの店員を俺一人で止める場合、勢いで転ぶ可能性が高い。
下手なダメージを食らうより、所々擦りむくほうがむしろ痛いのだ。
だが俺しか止める人間が残っていない以上、ここは覚悟を決めるしかない。
そして、いよいよ近づいた店員に飛び掛ろうとした、そのとき……弟が店員の進行上に立ち塞がっていたのだ。
先ほど店にいたはずの弟に回りこまれた店員は、驚きで思わずその場で止まってしまう。
あの短時間でもう回り込んだのか。
いや違う、あれは弟じゃない。
弟の仲間の一人であり、変装の名人でもある、通称ドッペルゲンガーだ。
店員の走る勢いは完全になくなり、こうなれば俺一人で拘束することは容易だった。
「ナイスだ、ドッペル」
「これぐらい楽勝だよ、にい……あ、兄貴」
ドッペルが真似られるのは姿だけなので、もし店員があのまま走り続けていたら危なかった。
弟たちの行動が、一つ一つ功を奏した結果といっていいだろう。
テンポはとてもいいんだけど、細かいところが気になっちゃって、今一つ嵌れなかった。
まあそうはいっても、正直なところ「原子力(微)生物」ってどんな描写にしたらいいのか想像つかない…。
自分で考えようとすると、「原子力」抜きでエメリッヒ版みたいな「ありそう路線」になってしまう。
↓こんな感じ
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グリーンランドのバイキング居住地の遺跡。逆叉の骨が大量に散らばる中に、奇妙な足跡が発見される。
氷河期の巨獣たちが生き残っていたのか? バイキングは何のために逆叉を、危険を冒してまで捕っていたのか?
…訝る学者達。
(生き物としての逆叉の凄さが語られる)
そのころのカナダ。
逆叉の「聖地」で、鯨類の研究……特に、逆叉の「会話」を傍受・研究してきた海洋学者が、パニックを起こしていた。
「とにかく、様子が尋常じゃないんだ!」
…と、報道記者やDFO、さらにNOAAへ必死にアピールするが、禄にとりあってもらえない。
「減ってるって言うけど、ここから移動したのかもしれないでしょ」
「オルカに迫る危機…って線なら良いと思いますが、”人類への脅威”みたいな言い方は疑問ですね。恐れながら、入れ込みすぎでは?」
しかし、すぐに。「北大西洋では、逆叉の個体数は急速に減少している」との見解を、別の科学者も示す。
明らかに何らかの異変が起きている。学会やNGOなどに緊張が走るなか、さらに身近なところで事件が起きる。海洋娯楽施設「マリナーワールド」のスターである逆叉達が。一匹、また一匹と、痕跡も残さずに飼育プールから「消えて」いってるというではないか。
通報を受け、マリナーワールドに張り込むTV局や警察の目前で。10m以上に及ぶ“何か“が「突入」してきて、最後の逆叉が瞬時に両断される。その様子や、警察のライトに驚いて?凄まじいスピードで逃げる「何か」の不明瞭な映像が放映された。
こいつは一体何だ? いったいどうやって海水導入溝の多段鉄柵を越えているのか? 全世界の注目を集め、前後まっぷたつにされた逆叉や現場の遺留物から、様々な「正体予想」が氾濫する状況に。
そして、報道・学者・環境保護団体「シー・リカオン」などが州軍とともに詰めかけるのをあざ笑うかのように、100km以上南にある別のマリナーワールドが襲撃される。今度は一夜にして12尾の逆叉を全滅させ…たのみならず、施設の大規模な損壊・火災に行方不明者を出す事態。
「KWK、ヒトの味を覚えたか?」
騒動が大きくなって、最初の海洋学者に再びスポットがあたるが…。
「頭おかしくなっていたんだ、きっとそうだ…だって、ありえないんだ!」
「どういうことです、あなたは何を見たんです?」
「うぁあっ…勘弁してくれ!」
今度は、西南アフリカ…。とあるマグロ密漁船が、環境保護団体シー・リカオンのIUU監視阻止船「MYキャニー・ロデル」からの逃走中に突然、沈み始めたのである。余りに速く沈んでいき、誰も浮かび上がってこない。
マリナーワールドからは余りに遠く、KWKと結びつける材料もなかったので、現地国家「G国」海軍に対鑑武装を疑われるMYキャニー・ロデルの乗組員たち。調査で乗り込んできた軍人たちの目前で、軍艦のほうが襲われる。船尾の舵が壊されたのち、水中から飛び出して甲板に跳び乗ってきた”それ”は、あの特徴的な背鰭と禍々しい皮膚を備えていた。
「あれは?…あの、KWKじゃないのか?……しかも、脚があるぞ!」
軍人達は銃撃を浴びせるが殆ど利いてない。シー・リカオン側の船長は、とっさにMYキャニー・ロデルの封印装備…「爆発電気銛」を使い、KWKを追い払う。そうこの船は、嘗てノルウェーの捕鯨船だったのだ。シー・リカオンとして決して使ってはならない装備を……苦悩する船長。
そのころ、マリナーワールドの遺留品を調査していた学者達は驚くべき事実を突き止めていた。DNA解析によれば、KWKに最も近縁な生き物は、鯨類だというのである!
(昔は鯨にも脚や頸があった、現世の鯨類からン万年前に分岐した…などの蘊蓄が語られる)
「KWKの正体は鯨類と判明。即ち、キラー・ホエール・キラー・ホエール!」
「ゴンドウ・クジラ類にもっとも近いとされたことから、米NOAAは”ゴジラ”と命名。」
「遺留物の分析から、ゴジラの表皮や背鰭には鯨類が放つ声…音波を吸収ないし散乱させる性質があると判明した。つまり、逆叉はゴジラの待ち伏せを探知することができない。おそらくはソナーも…」
「ゴジラは待ち伏せ型の捕食者であり、ゼロダッシュの加速は凄まじいものがある。」
「頭部の唾液腺のような器官からは、着火性のある炭化水素類を噴出できると思われる…!」
「あのとき私が見たのは、陸へ打ち上げられるオルカ…を追って、このゴジラも上がってきて。オルカをあの後脚で押さえつけて、前足から飛び出したナイフで……おおぉお!」
さて当のG国では、EEZ内でも出没するゴジラに正規の漁船が入漁を見合わせるなど損失が拡大、洒落にならなくなってきた。他国の組織からの介入を強く牽制するが、ゴジラに対応できる改装を行うこともままならない。
一方、シー・リカオンに対しては、G海軍と密漁対策で連携していた経緯から、またKWKが野生動物と判明したことから、G国政府はさらなる協力を求めてくる。
しかし、結果的にせよ”鯨類”に銛を向けてしまったMYキャニー・ロデルは、船長も乗組員も動揺が激しく、身動きがとれない状態であった。
一方。
極東の「鯨類研究所」は、ゴジラを”害鯨”と認定、「調査捕鯨に乗り出す」と公表。インド洋上の目視採集船「シンユウマル」が、喜望峰を回って大西洋に入る。衛星の合成開口レーダーで同船の動きを追うシー・リカオン。シンユウマルは、かつて南氷洋で調査母船シンニチマルとともに、MYキャニー・ロデルを挟み撃ちにして、癒えない傷を追わせた仇敵である。
しかし。G国が箝口令を強いているため、シンユウマルは、ゴジラがどうやって軍艦を航行不能に陥れているか知らない。
そんな中でG国は、シー・リカオンの新造IUU阻止高速船「オーシャン・ハチェット」の派遣を正式に要請した。
「ゴジラはヒトを”密漁”しているのです。それで十分ではないでしょうか? それに、貴団体の新造鑑には色々”特殊な装備”があると伺います。殺処分なら時間をかければ私達でも、あるいはシンユウマルでもできるかもしれませんが…」
実は、G国は。ゴジラを公海などへ追い出してシンユウマルにしとめられるよりも、EEZ内で”確保”するのが望ましいと考えていた。
CBD名古屋議定書に基づき、ゴジラを”遺伝資源”として研究・収益化をもくろむであろうグローバル企業達を呼び寄せ「公正かつ衡平な利益配分」を受けられる、「ゴジラ遺伝資源ライセンサー」としての地位を確固たるものにするのだ。米国などで確保した断片程度の”遺伝資源”よりも、生きているほうが価値が高い。そのためにもシー・リカオンは利用できる、と。
そんなG国の本音を知らないまま。G国沖EEZへと急ぐオーシャン・ハチェットは、ゴジラ「捕獲」の任務を果たせるのか?
その少し後。
G国沖、公海上に停泊するシンユウマルを後目に、海軍のヘリに先導され、EEZへ入ることを許されたオーシャン・ハチェットであったが……そのあとを巨大な影が追ってきた。シー・リカオン側がそれに気づいたのは、G国の港湾に入った後であった。
もう、ゴジラに追われていた?…身構える乗組員。既に接岸していた同船が、回頭できなくなるほど近くまで、巨体が寄ってきている。
しかし、「ピヨオウアッ!」…という鳴き声で甲板の緊張が解け、興奮へと変わった。
「オルカだよ!本当に大きい…すごい…」
それは20mにもなるかという巨大な逆叉。シー・リカオン等では、通常の逆叉が子供サイズに見える望遠写真で有名な個体だ。頭頂部にも、目の後ろのアイパッチと似た白い紋様があるため、「三ツ目」というコードが与えられている。
「三ツ目が、一頭だけ?」
「南から、シンユウマルを追ってか?あいつら、オルカの群に何かしたのか?」
北から来たオーシャン・ハチェットについてきた筈はないから、ある意味当然の発想であったが。レーダーの履歴は、シンユウマルが脇目もふらずにやって来たことを示していた。
「やたらとアピールするな…」
「野生のオルカが一頭で港へ来て、こういうのって…とっても珍しいですよね」
「やっぱり、ゴジラのことじゃないですか?」
最後の質問をしたのは、同船に同乗していた記者である。既にG国のモバイル通信網を経由して、映像の送信を開始していた。
そのわずか5分後。記者のスマホに着信があった。例の海洋学者からである。
『三ツ目が来てますよね?』
『これ、見せられますか?』
海洋学者は、G国検閲済みゴジラ画像のプリントを抱えている。甲板に大型ディスプレイが引き出され、大写しにして、色を少しずつ調整していくと…
「パアアアアアアア!!!」と、すごい大声。
「ほんとかよ。」
「ほら、そうでしょう?」
『発音や解析の環境も一式用意していますので、画像を併用すればある程度通じるかと』
「え、ここでやるの?」
港へ出てきたG国政府の面々も、この状況に驚いたものの。三ツ目がゴジラと接触したがっていることを、すぐ納得した。
『”わたしが囮をやる”と言ってますね…戦闘態勢に入ったオルカには手出ししてこないから、と。』
「何だ、古馴染みなのか?」
『大昔からのつきあいで、協定のようなものがあるそうです。それを破ったのだと。』
「あれだけ狼藉働けば、そうだろう…というか異種間のコミュニケーション、初めてじゃないんだ?」
『北のオルカはエコロケーションに頼りすぎ、だそうです。』
こんな感じで。ディスプレイの中から、図版を沢山抱えた海洋学者が色々言うのに、誰もが半信半疑になりつつ。ともかく大逆叉の意向にそって「作戦」を組み立てることになった。
翌日。MYキャニー・ロデルが舷側に大布を吊し、そこに仮病の三ツ目を「収納」して、囮の役割を担う。かなり距離をとって、「ゴジラ対策」を施したオーシャン・ハチェットと海軍の巡視艇2隻が追っていく。誘いを掛けるために、三ツ目は自らの血液までも提供した。
ゴジラは巡視艇の後方から現れた。急拵えの「枠」に阻まれて舵を壊せなかったものの、舷側に前脚を掛けて甲板に飛び乗ってきて、自重でロールを抑える。もう一隻のほうの甲板に軍人達が現れ、速度を落として併走しながら銃撃を加え始める。ゴジラは音もなく跳躍するが、足場になった側の船は強烈にロールしてひっくり返った。
ゴジラは、もう一隻の舳先に「着地」したかと思うと、そのまま海へ走り抜ける。その反動で急激な回頭が生じ、底を見せた一隻目に激突。軍人達も海に落ち、海軍は脱落を余儀なくされた。
「あれ、助けなくていいのですか?」と記者。
「ある意味、予想通りだろう。後方から救助が来るので、こちらは海岸に沿って遠ざかった方がいい。」
『もう外してくれ、だそうです。』
三ツ目の鼻先、海上すれすれにあるディスプレイの中で海洋学者が「通訳」した。一旦リリースすれば、意志疎通は難しくなるだろう。
「き、来たぞ…?…来たぞォオ!!」
三ツ目の巨体が音もなく沈み、MYキャニー・ロデルの起こした波だけが広がっていく。
「どうなりましたか?」
「あれ…?」
三ツ目の役割は疲れさせるだけ、の筈だが。水中で決着がついてしまったのか?…と全員が思い始めたとき、もつれあった巨大な塊が海面から飛び出したのは…
「あんな後ろで!」
「というか、さっきの軍のほうに向かってる?」
オーシャン・ハチェットは、搭載の無人デバイス類を離鑑させていたが、標的に「無視」されてしまったので回頭を始めていた。
「三ツ目に戻ってくるよう伝えられないか?」
「もう無理だろう」
「こっちに誘導してくれないと、まずいぞ?」
実際、流され続ける巡視艇は公海に近づいていた。ゴジラはその「障害物」を巧みに利用して、三ツ目と渡り合っている様子である。巡視艇の乗員は救命具でひとかたまりになって、二体の闘争から距離をとっていた。
そして、それを観測しているのはシー・リカオンだけではない。「調査」と書かれたブルーグレーの船体に白いブリッヂ……軍艦じみた奇妙な船の操舵室でも、どよめきが広がっていた。
「わざわざ足場を作ってあげてるとは…」
「何とやりあってるんだ、ゴジラさんは?」
「あれ、鯱じゃないか?」
「上を飛んでいるのは何だ?どうぶつ団の連中のか?」
既に公海上であり、シンユウマルが接近していた。乗員達があわただしく動き、捕鯨砲の準備を行っている。
その鑑影を見て、シー・リカオン側に殺気が走った。
「キャッチャーボート接近。シン……ユウ……マル……あれは"シンユウマル"だ!」
「こっちくんな、ポーチャー。」
「雷落としてやれ!」
オーシャン・ハチェットから操られる飛行ドローン「フリゲートバード」は上空で落雷装置を吊り下げたまま、ゴジラの疲れを待っている。同じく潜水ドローン「バスケットスター」も特殊装備「ハイドロメデューサ」を解放するチャンスを伺っていたが、目まぐるしく移り変わる二体の戦いに手を出す隙がない。
そこへ、速度を上げたシンユウマルが突進してきた。
「ああ、下がってくれ!」
「無理だ!手を出すなぁ!」
…と、若干芝居がかった嘆き声が響きわたるMYキャニー・ロデル船内。公海に出たので、例の記者がTV中継を開始したためだ。シンユウマルへの罵声は(なるべく)控えている。
「いやぁ、下がりませんとも。」
「情報戦だなあ。うちも南アに寄って記者でも乗せればよかったかな?」
「よしましょうよ。」
…と、余裕を見せるシンユウマル側では、少し前に”クーデター”が起きていた。
共倒れを狙い待機する方針を打ち出した砲手長が、大逆叉に畏敬の念を抱いていることを、若手の乗員達に見抜かれたのだ。
鯨研の「情報戦」に晒されて育った世代にとって、鯨類へ「食品」や「天然資源」以上の評価を与えようとするのは許し難い裏切りであった。
そして「鯱」はある意味、シー・リカオンの象徴であった。この状況は、シー・リカオンが逆叉を操っているようにも、逆叉がシー・リカオンを操っているようにも見える。
ゴジラと大逆叉。どちらに銛が刺さっても別に問題はなかろう?…この方針に反対する「年寄り」達は、船底の一室に軟禁されることとなった。
迷いの無くなったシンユウマルが急速に二体へ接近する。三ツ目は深度をとっているのか、ゴジラはひっくり返った巡視艇の側で小休止している。
絶好のチャンスに食らいつこうとするシンユウマルは、ゴジラを挑発しようと高度を下げていたフリゲートバードの直下に入ってしまい、軽く「落雷」を食らってしまう。落ちた先がライトニング・ロッドではなかったため、諸々のシステムが停止し行動不能になったところをゴジラに襲われ、舵を破壊されてしまうシンユウマル。
「いや、チャンスだ……シンユウマルの向こう側へ”手”を掛けようとする筈。急げ!」
これまでのゴジラの船舶襲撃パターンから、先を読んだ指示が乱れ飛ぶ。水中ドローンから無数の「浮き袋」が密集状態で放たれた。膨らみながら急速に浮上していく。ゴジラ側の選択肢を制限し、空中ドローンの「雷」を当てやすくするのだ。しかし…この状況では、またシンユウマルの側へ落ちるかもしれない。
しかも、ゴジラは先程の「落雷」をちゃんと見ていた。舷側から上がろうとせず、上方を警戒して、すぐ潜行しようとする。そこにハイドロメデューサが、相互に繋がった無数の「浮き袋」が浮き上がってきた。このまま押し上げられるとまずい…そう判断したのか、ゴジラはシンユウマルを蹴って距離をとろうとした。
「今だ。」「落雷機、投下ァ!!」
フリゲートバードは、ゴジラの進行方向をふさぐように落雷機を落下させる。着水間際に相当なショックが走る筈…しかしその所要時間を見切り、逆に加速するゴジラ。
「全速かけろ!ハチェット!」
「嗚呼これは…間に合わない…」
「光った!落ちたのか?」
「ゴジラ、頭を出したぞ!」
「畜生…」
MYキャニー・ロデルに広がる落胆の呻き声は、途中から歓喜の驚きに変わる。
「あそこ、三ツ目が!」
「痺れてるな…うまく泳げてない」
「ぶちあてろ…ハチェット!!」
三ツ目が発射した「超クリック音」を