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はてなキーワード: 新成人とは

2024-06-26

anond:20240615223307

石丸伸二市長成人式でのスピーチ

取り上げる漫画は「鬼滅の刃」です。

わかります

アニメ化されましたし、映画化もされました。

鬼滅ですね。

この中でめちゃくちゃいいシーンがあったと、言葉があったというのを、皆さんにこの機会を使ってお伝えします。

ちなみに鬼滅の刃はさすがにわかます
読んだことある?見たことある

鬼滅の刃を見たことも聞いたこともないっていう人います

大丈夫です?

なんとなくうっすらイメージありますか?

 

最初漫画読んでないひとに対して煽るような激しい口調でマウントをとったのは石丸市長

 

大半の新成人は「感動した」といっていたが、

市長はいいよな。漫画読む暇があって」と反発していた新成人いたことは事実

2024-06-17

石丸候補鬼滅の刃の暗記してないとなの?

なんか新成人の祝いで鬼滅の刃言及

配信コラボ相手が本当に読んだか確かめ

読んでないじゃーーん

鬼滅の刃脳内メモリ割くくらいなら

都政やってほしい

あとこう私も石丸さんタイプ

鬼滅、おもろい!

炭治郎すごいすごい

こんなもんです。

なーんも覚えてないです。

ピンクの髪の子とか3文字苗字

体が軽いお姉さんとか蝶っぽいよね!

名前わかんねーな

覚えてどうするんや。

2024-06-10

大好きな存在の生成としての子作り

まあ確率的に分の悪い賭けではないのだろうけど......いや実際どうなんだろうね?

匿名にせよ何にせよ、自分の子について「めちゃくちゃ可愛い!」という人がひどく残酷に見えるのは、子を持てない・持たない人だけでなく、子を好きになれない人からの心象を考えられてないように思えるところ。「はしごたん的な主張だ」として一蹴してしまうのは「いちいち配慮してられない」であり、マジョリティ暴力が過ぎるだろうと思う。

子作りは、子を好きになれないケースに分岐する可能性を低く見積もってのギャンブルである他人依存しないルートの方が堅いとは思うが、現状まだ「一人前でない」論が跋扈している。

一方で、新成人たちにとっては子を持たない同世代の方が多数派になる。社会制度がどうあれ、子を持つことの「身勝手さ」を、彼らは空気として学習している。未来は明るいとも言えるし、年若き存在がもたらす無目的希望供給が減ることで、社会は暗くなるのかもしれない。さてね。

2024-06-06

anond:20240606122650

元増田ツッコミ

かに2015年以前のデータ分析すると、婚姻さえ増やせばある程度子供が増えるという考えになると思う

でも今はもう1段階進んだ段階で、結婚はしたいけど子供はいらないっていう人がかなり増えてきてるし、夫婦の出生力も落ちてきてる

結婚はしたいけど子供はいらない人の増加

楽天オーネットの「新成人恋愛結婚に関する意識調査」というものがある

この調査過去29年にわたり調査をしているので、過去からの推移がわかりやす

この調査だと、「結婚したい」割合が78%いるのだが、「結婚したら子供がほしい」割合が58.9%しかいないのだ

1996 年の第 1 回調査では結婚したら「子供が欲しい」という回答が 93%、その後 2005 年 85.6%、2010 年 84.2%、 2015 年 64.5%と下降し、2020 年には 65.9%、2021 年にはコロナ禍の影響で 61.7%まで落ち込みましたが、 2022 年には 65%台に回復し、2015 年以降は 65%前後で推移していたものの、2023 年から 2 年連続で低下し、2024 年には 60%を下回るという結果になりました。

出典

楽天オーネット

【第 29 回】2024 年 「新成人恋愛結婚に関する意識調査

https://onet.co.jp/company/release/2024/pdf/20240104.pdf

民間調査なのでサンプルの代表性などは差し引いて考える必要があるが、結婚はしたいけど子供はいらないと考える層が増えているのである

子供嫌いの増加

また、お金があっても子供が欲しくないという層が増えており、こうなるともう何をやっても無駄だと思われる

別の調査だがbiglobeがz世代子育てについて聞いた調査がある

この調査だと、お金問題以外で子供が欲しくないという人のうちの45%が子供が苦手だからという理由子供が欲しくないといっているのである

子供が嫌いだから欲しくない人に子供を持たせるのは至難の業である

子どもがほしくない人の4割強は「お金問題以外」に理由

「育てる自信のなさや苦手意識自由がなくなる」など

「将来、子どもがほしくない」と回答した18歳から25歳までのZ世代の男女209人に、「子どもがほしいと思わない理由」を質問したところ、「お金問題」(17.7%)、「お金問題以外」(42.1%)、「両方」(40.2%)という結果に。「お金問題以外」と回答した人は4割強となった。

出典

「将来、子どもがほしくない」Z世代の約5割

BIGLOBEが「子育てに関するZ世代意識調査」を実施

https://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2023/02/230221-1

民間調査なのでこちらもサンプルの問題があるが、2021年に行われた出生動向基本調査データが、すでに当てにならないほど若い層で子供はいらないという意識に変わってきてるような気がするのだ

から結婚支援を行なっても大量のDINKSを生み出して終わりになる気がする

(介護貧困女性問題があるため、東京都政府としては少子化問題を謳いつつ、DINKSでも結婚してもらった方がいいという考えがあるのかもしれない)

有配偶出生率の低下

また、有配偶出生率も低下の一途である

結婚した夫婦がもうける子どもの数は横這いから微減で、少子化の主因ではない

2020年国勢調査分析すると顕著な低下傾向を示している

さらに、有配偶女性に限ってみても(有配偶 出生率)、若い世代出生率の低下は顕著である2020年の年齢別有配偶出生率は、35~39 歳の年齢層でどうにか横ばいを維持したがそれよりも若い世代は、軒並み 2015 年よりも低い水準となった。とりわけ 20~29 歳の年齢層の有配偶出生率の低下は顕著である

出典

日本総研

若い世代の出生意欲の低下が深刻に

―新型コロナが出生意欲のさらなる低下を助長

調査部 上席主任研究員 藤波

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/researchfocus/pdf/13279.pdf

子どもの数は初婚年齢に強く依存することも良く知られている。この対策には「子育て支援」と言うより「妊活支援」で出産可能年齢を上げる事が必要

→これは同意子供が欲しいと思う年齢が上になってるから出産可能年齢を上げる必要があると思う。

議論の上でクローン及び代理母の導入もアリと思う。

でも、そもそも子供が欲しくないという人が増えているという、今の段階まで来ちゃうと、人口を増やすためには移民導入以外何をやっても無駄なんじゃないかな?という感想なっちゃ

婚活支援無駄になって終わると思う

東京官製チアプはおそらく男性不足で終わると思うので…

2024-03-27

クロスランドで定期的に話題になる100選

  1. 子供の掛け算の順序で議論
  2. 仕事無料で依頼してくる人なんなの?
  3. 鶏の焼き方
  4. 女湯に入ってくる男児デカ
  5. 飲み会業務
  6. 家の猫の座り方がおかし
  7. 新宿ぼったくり居酒屋
  8. 飲食店調味料舐める
  9. 飲食店調味料を全部使う
  10. 萌絵のスカートの陰影が性的
  11. 寄付金で変なモニュメントを作るな
  12. 車椅子対応が雑だった
  13. 子供算数計算方法目から鱗
  14. 大学生による迷惑行為大麻利用
  15. イベント弁当ぼったくり
  16. 動物園の何かの動物が作った何か売ります
  17. プロゲーマー暴言謝罪契約解除
  18. 前澤「何かやります
  19. 堀江貴文が何か言った
  20. 落合陽一が何か言った
  21. ゆたぼんが実は勉強してる・やっぱりしてない
  22. ビリギャル環境が良かった
  23. リュウジの時短料理
  24. 大谷の何かの新記録
  25. 高須克弥院長「今度こそ死にます
  26. 人気vTuber交際破局
  27. 新しい発想の創作物
  28. 若者「⚪︎⚪︎って何ですか?」おじ「ついにこの世代が入ってきたか
  29. いかわは怖い現実世界を書いている
  30. 犬の顔が塀から飛び出して可愛い
  31. ジョブチューンでシェフ暴言謝罪
  32. 霜降り粗品万馬券を当てて寄付した
  33. スケボーに乗る亀
  34. サイゼ初デート
  35. 奢られない女・奢りたくない男の議論
  36. マッチングアプリでは上澄同士がくっついているだけ
  37. 妻「旦那冷蔵庫ゴミを残す」
  38. 猫がいる宿
  39. 万博オリンピック費用が上がります
  40. 炎天下スポーツをやるな
  41. 甲子園の過密スケジュール・投球数多すぎ・熱中症
  42. 弁当上下両方おかずだった
  43. 弁当上下両方ご飯だった
  44. キャラ弁当がすごい
  45. 被災地千羽鶴
  46. 被災地ボランティアに行くな
  47. 被災地ボランティアに行け
  48. メルカリ闇市社会の闇を反映する出品物
  49. バレンタインチョコはお父さんが作っています
  50. 何か面白い装置作りました
  51. 古い棚・金庫から昔の価値ある資料貨幣が出てきた
  52. 犬が布団で寝ていて人間のようだ
  53. 30代「もう老害かも」
  54. 新しいSNS招待制登録開始
  55. 初めて雪を見た犬猫
  56. 撮り鉄が何か破壊した
  57. トーキッズの生態
  58. 大人が押し入れに作った何か
  59. 成人式で暴れる新成人
  60. ハロウィン渋谷の警備態勢
  61. 食品への異物混入・回収
  62. 食品のカビ
  63. お年玉自作ポチ袋
  64. 値上げでメーカー謝罪
  65. ローソン100弁当
  66. ローソンの盛りすぎチャレンジ置いてない
  67. レシート文字縦読み
  68. アノニマスハッキングした
  69. 芸能人海外移住
  70. テレビ過激発言をした芸人
  71. 昔の懐かしいTVCMが話題
  72. 自然現象神秘的な写真撮れた
  73. 昔よく見た都市伝説再現される
  74. 動物赤ちゃんが可愛すぎる動画
  75. 政治家不適切発言
  76. 駐車料金がすごい高い
  77. 100円均一残れがすごい
  78. ランドセルは安くていい
  79. ランドセルは高いやつじゃないとダメ
  80. タワーマンションで乱パ
  81. このゆるキャラおかし
  82. ホームレスが寝れない椅子
  83. 子供に怒鳴る高齢者
  84. 省スペースクリスマスツリー
  85. 人気YouTuberの嫁が自暴自棄になる
  86. 野生動物が定期的に家の庭にきて餌を食べる
  87. 接客神対応
  88. この食べ物実は精巧な偽物なんです
  89. 子供宿題テストの解答が秀逸で話題
  90. 話題の映えスポットで何か新しい事やったった
  91. ジャニーズの性加害問題
  92. あずきバーが硬すぎる
  93. チェーン店のあのメニュー話題
  94. 食べ物販売終了でメルカリ転売
  95. 侍ジャパン世界通用している
  96. 侍ジャパン世界通用していない
  97. ダイソンの吸引力は実は弱い
  98. この写真の中で1枚だけ犬ではありません
  99. 日本人モラルが高い
  100. 日本人モラルが低い
  101. 居酒屋団体予約のドタキャンはやめてください
  102. 声に応えて商品化したけど誰も買わない

2024-01-21

anond:20240109032555

俺は成人式のものに行ってないよ。

成人式に行くときに着るスーツはあったし、別に浪人して受験がというわけでもなかったし、行こうと思えば行けたと思う。

年末にあった同窓会に一人で行き、一人で帰ったことを色々気に悩んでいたら、親から誰かと一緒に行かないと恥ずかしいんだと散々吹き込まれ年始から一緒に行ける人を探すも無理で、まあ、行くこと自体あきらめた。

同窓会の帰りはボッチでバスに乗って帰ったんだが、そのバスを待っているのをのちに妻となる女性自分の迎えを待ちながら遠目で見ていたらしい。

からは妻も別に誰かと連れ添ってきていたわけではないし、そういう人のほうが多いか成人式は誰かと連れ添っていく必要なんてなかったと後に聞いた。

俺には兄貴がいるんだが、3回浪人して成人式行っていないから、ストレート大学進学を決めた俺に対しての当てつけみたいなものもあったのかなーと後からは思う。

テレビニュースとか見ると、新成人おめでとうって感じでみんながみんな幸せ成人式を迎えて楽しんでるみたいな感じだけど、別にそんな人ばかりじゃないよという話。

2024-01-09

anond:20240109175304

俺の地元の市の新成人人口成人式の出席者数を比べてみたら、出席率が5割ちょいだった

多いような少ないような

そこそこの都市でこれだからもっと田舎に行けば出席率はもっと上がるのかな

2024-01-08

新成人が赤い振袖に黒のマーチン8ホールブーツを履いていてロックを感じた

成人式を楽しめるのって恵まれ環境の奴だけだよな

・すでに家を出て一人暮らしのため地元住民票がない

・女で振袖を準備できる財力がない

実家住みでも転勤族のため地元で影が薄い

・長年地元に住んでても同級生に会いたくない

新成人成人式に行かない選択をできない事情がある(親に強要される)

など

どれかひとつでも当てはまるとアウトじゃない?

自分の時は女で知らん土地成人式スーツで行く事になり

ほんとうに嫌な想いをした

新成人今日バイトやらで成人式行かない奴

その選択は間違っていない

下手に行くとこの季節になるごとに嫌な思い出が蘇る

(今は18で成人式やるとこも多いだろうから

嫌な思いする人も減ったかもしれないけど)

2023-11-14

二次ベビーブームが1学年200万人以上いたのに、今年20歳になる2003年まれ新成人が117万人らしい

団塊世代ももリタイヤしてる歳だし

人数格差による需要供給バランスからだといくらでも仕事があって給料待遇も良くなっていくはずなんだが。

その下の世代さらに人が減るんだし、いくらでも労働者側が売り手市場でいい思いできるんじゃね?

2023-10-30

婉曲表現が通じない人たち

2019年渋谷区ハロウィーン渋谷の誇りに」

2023年渋谷区渋谷ハロウィーンイベントの会場ではありません」

というキャッチコピーの違いを比較した画像付きツイート話題になっていた

https://twitter.com/bad_texter/status/1718499651136237587

このツイートめぐり

手のひら返し

「絶賛してたのに」

爆速矛盾

など、渋谷区ハロウィーン推奨から否定趣旨替えしたと捉えたであろう反応を複数目撃した

なるほど、渋谷区もより直接的な表現に変えるはずだ


多くの人は気づいていると思うが、2019年の時点で渋谷駅前を中心としたハロウィーン狂騒は問題化していた

(一部TVネットメディアは、暴れる新成人よろしくエンタメ消費していたが)

それでもハロウィーンのものや、渋谷純粋につつましくハロウィーンを楽しむ人たちを否定するわけにはいかない

そういった面に最大限配慮すべく考え出されたのが、2019年キャッチコピーであろう

からない人にもっとわかりやすく言うならば

ハロウィーン渋谷の誇りに(するために、飲み食いしたごみ路上放置したり、大声で叫んだり、喧嘩したり、暴れたり、破壊行為したり、道路占拠したり、警察の指示に従わなかったり、つまり人の迷惑になるようなあらゆることをやめましょうね)」

ということなである

それがこの4年の間に、新型コロナウイルス流行梨泰院(イテウォン)での悲惨事故など、婉曲表現お茶を濁すわけにはいかない事態が発生してしまった

2023年キャッチコピーは切羽詰まった渋谷区気持ちが最大限に表現されたものと言えよう

ただ残念なことに、ここまで切実に訴えても、ダチョウ倶楽部ネタか何かと勘違いした人や、日本語の通じない人や、そもそもキャッチコピーを見ていない人らが現実には沢山発生することになるのだが

2023-03-21

anond:20230321165917

新成人に贈りたい社会人になって気づいた20ことみたいなうんこみたいなブログ記事から抜粋たかのようなどうでもよさだ

2023-03-15

在りし日のネットメンターに寄せて


あなたにはネットメンターはいるだろうか。あなた尊敬しているところの、例えばブログとか書いてる人で、考え方が人生の参考になるような人のことだ。

自分は今30代になったばかりだ。これまでにネットメンターは四人いた。それぞれ、当時は夢中になってブログを楽しんでいた。

今となっては活動をやめている人が多い。でも、やっぱり今でも感謝というか、これは灌漑というのだろう。自分という人間は、その人らの考え方を楽しむには齢を取り過ぎてしまったのだなぁ、と感じることがある。

今回は、素人の拙い文章になるけど、懐かしい記憶を堀り起こしてみたい。なお、皆さんおそらく存命だと思うので、ブログへのリンクとかは貼らない。迷惑をかけないためだ。



1人目 げっべさん

未成年の頃だ。当時、携帯電話を買ってもらったばかりの自分は、mixi登録していた。それで、コミュニティを探していたところ、「笑っちゃダメな時に笑っちゃう」というのを発見した。

どういうコミュニティかというと、文字どおり笑ってはいけないシチュエーションで噴き出してしまい、周囲から冷たい視線で見られた、恥ずかしい思いをした体験参加者が綴っていくのだ。

人間飲み会なんかで皆が笑っている時に黙っていたりするのは、まだ何とか許される。しかし、葬式最中にいきなり爆笑したりなんかすると、周囲の視線が冷たいだろう。このギャップはなぜ生じるのか。当時、中学生だった自分には新鮮な疑問だった。

それで、この当時から登録20数万人を抱える当コミュニティ管理人がげっべさんだった。過去日記を見たところ、ナチスドイツヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣から名前拝借したと思われる。

過去日記で、いろいろ面白そうなやつがあったので覗いてみたところ、これがまた最高だった。視点が斬新で、文章力があって、知性が抜群だった。

あとは、この人はDLsiteでR18の同人作品を作って売っていたのだが、その関連で創作における女性性について語るところの新鮮みが凄かった。あんな論説は見たことがないし、今後も見かけることはないだろう。シロクマ先生でもメロンダウトでもフミコフミオでも書けない。基本読書の人ならなんとかなるかもしれない。

実は、メッセージを何度かやりとりしたことがあるのだが、当時中学生だった自分にも優しく接してくれて、まさにTHE★大人だった。神だった。この御方こそが人生最初ネットメンターだ。

30代になった今、久しぶりにmixiログインしてみた。友達だった約50人は全員mixi利用をやめていた。確認しなくてもわかる。確信があった。

プロフ画面を眺めていたところ、若かりし日のアルバイト先でみんなに可愛がられていた高校生の『ゆめちゃん』が、今では32才になっていた。あまりリアル現実だった。信じられないよ……。

感傷はなくて、温もりのある懐かしさがあった。薔薇香りや、紅葉の美しさがわからなかったあの頃の、子どもっぽくて拙いコミュニケーションの思い出が蘇ってきた。私は、あの頃はどんな思いで人生を過ごしていたんだろう。感慨が込み上げてきた。それから小一時間mixiの思い出めぐりを楽しんだ。

で、げっべさんの話に戻るんだが、今ではあの人について何となく理解できるつもりだ。おそらく、今でいうところの発達障害とか、自閉症とか、そういうTypeの人だったんじゃないか? と思う。いや、当時のメッセージのやり取りとか、あの人がDLsiteで売っていた作品を再度鑑賞したり、ほかにもいろいろ思い出してみたけど、たぶんそうだ。

いわゆる、人生を生きるのが難しいタイプの人だったと思う。でも、そんな苦しい状況の中でも、mixiで屈指の人数を誇っていたコミュニティ管理人を務め上げて、創作活動もしていて、何より哲学的かつエロティック日記が神髄の人だった。

今改めて、感謝を申しあげたい。当時は生意気な中坊~高校生だったと思いますが、いろいろとありがとうございました。



2人目 伴さん

この方を知ったのは、当時新卒で入った組織で苦悩していた時だ。偏差値45ほどの大学を出て、生まれ故郷市役所に勤めることになったのだが、まあこれが辛い日々だった。

地方公務員ってさ、どんな人が職場適応できると思う? ブクマカなら知ってるかもだけど、小学校中学校内申点が高くて、地元名門校入学できるような人が地方公務員に向いている。早い話、クラスリーダーとか、ムードメーカーとか、生徒会長とか、スポーツ万能とか、とにかく何らかの形で先生から高い評価を受けていた、そんな感じの人だ。

自分は違った。コミュ障だったり、ネクラだったり、納豆だったりして、クラスに馴染めなかった。「置かれた場所で咲きなさい」とはいうけれど、発芽すらしなかった。そんなモノが社会人になっても通用するはずがない。

そんな時に、伴さんのブログ出会った。この人は防衛省に勤める国家公務員だった。自分と同じく、公務員適応できないタイプ公務員。ただし、自分と違って仕事ができるし、頭はキレるし、嫁さんもいるし、お金持ってるし、なにより理想に向かって匍匐前進している感じが格好良かった。当時は、目に穴があくほど彼の記事を読んだものだ。

で、この伴さんは協調性のなさが災いして、職場でいろいろひどい目に遭っていた。それでも努力をやめない姿勢がすごかった。当時20代半ばだった自分は、それらを見習っていた。

伴さんのように米国株投資を始めて、FXも始めて、タバコを吸い始めて、仕事マウント取られたらニコニコと受け流して、いつの日か相手がボロを出したら攻めて攻めて攻めまくって、野良犬キャンキャンと吠えて逃げるまで攻め立てて、相手が討論中にメンチを切ってきたら大声で威嚇して、相手の傍まで寄っていって「殺すぞ!!」という感じでこちらもメンチを切った。

実際、自分が伴さんみたいに行動するようになって、みんなの見る目が変わった。前みたいに馬鹿にされなくなったし、男性ホルモンが増えたみたいになって仕事を頑張れるようになったし、実力が上がったし、今は市役所庁舎管理仕事をしてるんだが、上司から1件につき20万円までは好きに契約事務をさせてもらえるようになった。

さて……実は、自分は失敗した。伴さんがやってるみたいに、男性ホルモン全開で仕事を進めていったところ、致命的なトラブルを起こして仕事を干されたことがある。まあ、初めての大失敗だったから、結局許してはもらえたんだけどさ。あれは反省した。

今ではわかることがある。結局さ、人間で一番大事なのって、仕事ができることじゃないよな。相手尊敬するとか、嫌な仲間とでもうまくやっていくとか、話の通じないお客さんがいても精一杯やりとりするとか、悪いことしてる人がいたら怒ってでも咎めるとか。人間にはそういうのが大事なんだよな。

実力とかお金とか持ち物って、その人が死ぬ時には実質意味がなくなってるけど、人柄とか人格って、命が途切れるその瞬間まで残るじゃん。もしかしたら、あの世までもっていけるかもしれないじゃん。

実際、伴さんは、あの人が自ら言っていたように社会不適合者なのは間違いないと思う。いつも何かに怯えていて、他人視線が怖くて、しかし戦わずはいられない。いい結果を出し続けて、みんなをギャフンと言わせてやる、自分を認めさせてやる!! そんなスピリットでひたすらに頑張っていた。それは、自信のなさの裏返しだった。

で、結局この伴さんは、嫁と子どもがいる状態国家公務員を辞めて、民間企業営業として入って、しか通用せずに大失敗して1年で辞めてしまったらしい。その後は、「自営業としての記事代行サービスでメシを食ってる」みたいな記事を拝見した。

残念ながら、数年前のそれが最後更新になった。たまにサイトを見に行っているが、更新される気配はない。

伴さんに倣っていいこともしたし、悪いこともした。後悔していることもある。特に不用意な言動仕事仲間を傷つけてしまたことだ。

けど、伴さんがいなければ、男性ホルモンをめらめらと燃やす自分出会うこともなかったと思う。そんな体験がなければ、目の前の人間尊重すること、いたわること、常に気にして動くことに関心が向かないままだった。

そのことに気づかせてくれたのは、紛れもない伴さんだった。コミュニケーションを取ったことはないけど、俺はあなた感謝してる。本当にありがとうございました



三人目 高田机上さん

2018年頃から活躍しているブロガー2019年頃だったか自分恋愛のうまくいかなさに悩んでいる頃にブログを拝見した。確かバズった記事があって、はてなブログトップの方に載っていたのだった。

恋愛一般論から始まって、男性ダメなところを取り上げたり、女性の心の視点に立ったり、恋愛必要な各要素(清潔感とか...)を論じていったり、男女の付き合い方を細々と説明していたり……。

当時は、これだ!! と思った。ここまで体系的に男女別の視点から恋愛を論じたブログは初めてだった。恋愛指南サイトは数あれど、それらはほぼ商業サイトであり、噓八百でも面白ければよかろうなのだ!!(勝てばよかろうなのだァァァァッ!!)、みたいな記事ばかりだった。でも、この高田机上さんは、元モテない男性として等身大自分を出していた。

が、風向きが変わってきた。2020年頃までは、恋愛Tipsを事細かにひとつずつ紹介していたが、次第にモテない男性バカにするような内容が目立ってきた。

特に2022年に始まった男女差LINE学がそうだった。LINE的に非モテムーブを取る男性を論い、ひとつひとつ侮辱的な言葉ダメ出しをしていく。挙句の果てには、女性がする恋愛上の遠回しな「お断り宣言」(婉曲な言い回し)を説明する際、自分の本の出版編集者に暗に断られた際の恨み言を述べていた。

半年ほど前から高田机上さんのブログを読むのをやめた。男女差LINE学長すぎやろ!! と感じたのもあるが、何より自分の読者層であるモテない男性馬鹿にしていて腹が立ったからだ。実際、この人の記事ブックマーク数はほぼゼロだ。昔はバズった記事があったけれども、近年は閑古鳥が鳴いている。

もし、男女差LINE学みたいなシワいコンテンツじゃなくて、もっと面白シリーズが出たら読もうと思っていたが、一時引退するらしい。「専業作家に挑戦し、なることができたら戻ってきて記事を書く」とあった。

ネットメンターには、こういうこともある。どれだけ面白くて尊敬できる人でも、年月が経つといろいろ変わってしまうのだ......。また記事を読ませていただく機会を楽しみにしています



四人目 在日琉球人さん

高校生大学生にかけて、この御方のブログを読んでいた。どの書籍にも書かれていない視点で、勉強になる内容が多かった。ほどほどに重たいテーマが多いけれども、たまに笑いもある。歴史政治を扱った記事が多い。

文字どおり沖縄まれの人になる。若い頃、大阪府大学生としてやってきたようだ。壮年なんだけど、文体は若々しい。なぜこの名前にしたかというと、琉球歴史鑑みるに、「自分沖縄県民ではなく琉球王国の一員」ということらしい。

mixiでは人気のブロガーであり、数年間活躍した後は、別のブログサービス転向した(はてなブログだ)。この人は、上の三人と違ってまだ活動している。個人的お気に入りブログ記事ひとつだけ挙げたい。

在日琉球人の王政復古日記

#成人式 より #未成年バカ祭り を!~ヤンキー花魁バカ成人こそ地元の宝である

https://nationoflequio.hatenablog.com/entry/2015/01/11/222419

この日記の日付は2015年だが、実際はもっと昔のmixi時代投稿している。当時の私は大学生で、これから成人式!! という時期だった。

上の記事の内容は、まさに目から鱗一言であり、この体験がなかったら、未だに「暴れる新成人」なるもの勘違いしたままだった。

さて、こちらの在日琉球人さんのブログだが、社会人になってからは見なくなった。理由は、更新頻度の低下だ。一応、それなりの頻度で更新はあったが、前の記事の焼き直しや再投稿ほとんどだった。新しい記事が生まれなくなったのだ。

で、その原因というのが加齢だった。本人談になるが、齢を重ねる度に気力が湧かなくなっていき……と、ブログ内で呟いていたのを覚えている。

私も、在日琉球人さんとメッセージのやり取りをしたことがあった。理知的で、ユーモアがあって、ごくまれにキレるけど、己の知性を高めるために日々尽力している人に思えた。自分よりもはるかに賢いはずの人間ブログ記事を書けなくなってしまうなんて、年を取るのは悲しいことなんだな、と若かりし頃は思った。

今でも、在日琉球人さんのブログは年に一度はぐるっと目を通す。やはり、斬新かつ奇をてらっていない。今でも世間通用するブロガーだと思うが、なぜかあまり人気が出ない。面白いと思うのだが。



最後に~

月次な結論になるが、やっぱり若いうちはいろんな価値観に触れることが大事だと思う。自分は、中学生の頃からブログを読むのが好きで、それこそいろんな人の日記作品を読んできた。勉強になるのもあったし、正直毒になるのもあった(ネトウヨやツイフェミがその典型)。

深夜に眼が重くなることもあったけど、あの日々では多くの学びを得ることができた……え、何? 個人ブログよりも書籍の方が勉強になるだろ、だって? それは言わない約束ということで。

はてなブログは週に一度はチェックする。書籍も好きだが、しか自分個人が魂を削って書いたブログの方が好きなのだ。これからもいろいろと読んでいきたい。

面白いうえに、人生のためになるようなブログ運営されている方々におかれましては、重ね重ね感謝を申しあげます。今までありがとうございました。これからよろしくお願いします。

2023-03-06

新成人エヴァンゲリオン

自己紹介の時、どんな顔をすればいいかからないの」

「笑えばいいと思うよ」

2023-01-14

日本国会漢字クイズやった国と新成人に教えたら信じてくれない件

いくらなんでもそんなことするわけないでしょwww騙そうったってそうはいきませんよwwwww」とあまりにも爆笑するものから開き直って「あ〜引っかからなかったかぁwww」と誤魔化してしまった

いや何か政治家もっとしっかりしてるもんだっていう新成人の期待を裏切れなくてさ嘘ついちゃった

2023-01-12

やっぱりヤンキーカスじゃん

成人式といえば修羅の国福岡県北九州市成人式

今年も派手な服を身にまとったヤンキー話題となった。一昔前は「ものすごいDQNがいる」という見られ方だったけど、最近は「ああ見えてもイイ奴」という評価になりつつあった。

しかし、今年は同じく修羅の国福岡県大牟田市新成人話題になった。

改造した軽トラの荷台に派手な服を来て暴走し、4〜6歳程度の女児を連れて夫婦が歩いている歩道突入していた。

いや待って、やっぱりヤンキーカスじゃん。なんで最近派手な新成人ヤンキーは実はいいヤツって風潮が蔓延ってたの?

そいつらに「ああ見えても根はイイ奴だから」なんて言い訳通用しない。

ヤンキーは皆殺しにしろ

2023-01-10

逆張り

成人の日備忘録

成人式の会場に到着するや否や DQN のような集団を見掛けたが、よく見ると出身中学の人々だった。

我々は足早に会場を去り、ドミノピザに向かった。ドミノピザ新成人にMサイズピザ無償提供する太っ腹なキャンペーン実施していたので、お昼代が浮いて大変助かった。雲ひとつない青空の下、多摩川河川敷で食べたピザは格別の美味しさであった。

YouTubeアーカイブを見て後で知ったのだが、成人式ではねずっちが謎掛けを披露していたようだった。

謎に沖縄基地問題を題材に謎掛けをしており、センシティブ問題を扱う姿勢に感銘を受けた。ネタは滑っていた。

その後、同窓会を欠席してぼざろ一気観試聴会をした。日を回る頃には散解したが、微妙アルコールも回って気分が良かったので、そのまま天一に行った。更に気分が良くなったので、その後もう一本飲んだ。駅前商店街治安が終わっており、日常の再来を感じさせた。

焼きそばってあんまり焼いたソバって感じがしない。なんか団子になってる感じが強い。もっとカリカリに焼いた焼きそばはないものだろうか。ベビースターほどじゃないにしてもさ。でも今年の新成人物心ついた頃からワサビ•ドラなんだよね。

2023-01-09

新成人の男って

なぜあんなにオラついているのだろう。

ちなみに墨田区

女の子今日は暖かかったからフワフワ無い方がよかったね。

2023-01-08

二浪成人の日で負けを知る。

二浪している。

親族医者がいること、プライドけが高い最悪な性格のせいで、大した頭も努力の才能もないのにズルズルと医学部浪人している。

今日地元成人式があった。中高の同窓会最近行われている。

なんとか自分に、「私は他の人と違って粘り強く夢を追いかけているんだ、髪を派手に染めて一升瓶抱えて会場にいるやつとは違うんだ」と言い聞かせていたが、なんだか空虚だ。二浪ならそんな思いも抱えぬままに勉強するべきだし、なんならこんなダイアリーを書いていること自体間違っている。

昼頃、朝から荒れていた私を見かねて母親が昼ご飯外食しよう、と誘ってくれた。が、行こうとしている店は、成人式の会場前の道を通るしか行き方がない。

耐えようと思った。ここで耐えられなければ二浪が廃る、ほどでは無いが、私は母に向かって調子よく、今から土砂降りになってみんなの晴れ着がドロドロになればいいんだ、などと悪態をついていた。

車に乗り込む。走り出してすぐの角を曲がった。

幼なじみのAがいた。華やかな振袖は可愛らしい彼女雰囲気とよく合っている。祖父母に囲まれて家の前で写真を撮られていた。

Aの母親こちらに気づく。満面の笑みで、私と私の母親に手を振った。

負けていた。

Aは近所の友達である。と言ってもしばらくは会っていない。中学受験をして中高一貫へ進学したAは、私がその高校編入するまで連絡も取っていなかった。

高校編入したとき、Aはほぼ不登校になっていた。

中高一貫あるある(?)だそうなのだが、目標を失って燃え尽きてしまう子がたまにいるらしい。小さい頃から公文やら英検やら言われて育っていた彼女なので少し納得する。

その時、私は実のところ優越感を抱いていた。あまり勉強にとやかく言われることなく育ち、その地域なら一番くらいの中高一貫編入できたので、教育ママとして有名だったAの母親に一矢報いてやった気持ちだった。何度か私の母親がAの母親から嫌味を言われていたこともあり、さらに誇らしかった。

高校に入った私は、如何にその誇りが井の中の蛙だったことを知ることになる。初めて赤点を取り、どこが分からいかからなくなる状況を知った。授業は何を言っているのか分からない、個別指導の塾に行っても何を聞けばいいのか分からないし、まずどこから勉強すればいいのかも分からない。あれよあれよと時は過ぎ、進級ギリギリを掠めながら卒業し、なんとか現役で出願できた国立薬学部は落ちた。

Aはと言うとどこかの専門学校に受かったが、また精神的に不安定になり引きこもっている、というのを又聞きで聞いていた。

そのAが、私よりも誇らしげな顔で、笑顔で晴れ着を着ていた。時間的に今から会場へ向かうのだろう。

私が全て悪い。それぐらい分かっている。ただ、最後に持っていた、持っていたかったプライドをぶっ壊されて今でも戸惑っている。私が保ちたかったものとはなんなのだろう。去年医学部に落ちた時もこれほどまでに『負けた』とは思わなかったのに。

結局自分が悪くて惨めなのだ、という事実直視出来なくて辛いのだろうか。だとしたら、私はなんて弱くて愚かなのだろう。

Aの前を通ったあと成人式会場の前を通ると、某リベンジャーズみたいな髪型と服の新成人が拳を突き上げ笑っていた。中学高校の同期たちも少し見えた。

惨めだ。

2022-10-14

最近メガヒット漫画ってさぁ…

進撃といい鬼滅といいチェンソーマンといい、

カニバとか人肉描写多すぎない?

あと悪魔が出てくる話。2015年以降、特にそういうの増えた気がする。最近はむしろそればっかりな気がする。


えげつないヒット飛ばす作品ほど、悪魔やら人肉やら食人描写絶対に出てくる。特にジャンプ作品。多すぎ。約ネバもそうじゃん。

呪術も人の怨念とか呪いの力で戦う話だしさぁ…

ダークファンタジー流行ってるというより、

なんかそういう作品流行らせたい!みたいな謎の圧力を感じて怖いんだけど…電通くん、そういうのが好きなん?


グロとかエロとか主要キャラクター死ぬとかえげつない殺し方とか過激描写があればあるほど人気になるみたいな最近の風潮、狂ってるなぁって思う。メイドインアビスとか。人の死を娯楽にしてるようで苦手なんだよ…。


東リベに至ってはヤンキー賛美漫画だし…裏社会人殺しやらドラッグやら女の子風俗斡旋してブイブイ言わせてるような奴らが18才新成人ポスター飾ったとき爆笑した。同時にドン引きした。でも女オタさんに大人気だから、もうワカンネーヨ


逆にそういうのなしで2015年以降にメガヒットって飛ばし漫画があったらむしろ教えて欲しい…


子ども安心して見せれる作品が減ったなぁ…としみじみ思う。スパイファミリーはそこが受けてる気がする、家族で見れるし。まぁ奥さん殺し屋だけどね…

2022-07-31

さて、先の6月23日より、「AV出演被害防止・救済法」、いわゆるAV新法が試行された。法の骨子としては、AV出演契約の際に契約関係を明文化し、その内容を出演者説明すること、撮影における同意のない行為禁止契約から撮影撮影から販売までの間に一定モラトリアムを設けること、出演者契約から1年間は無条件に契約を解除できる権利を持つこと、などというものであり、成人年齢の引き下げに伴って、責任能力不安のある新成人を中心とした、女性AVにまつわる被害を防止することを目的としている。

私の考えるこの法制問題点は、法が実際のAV業界実態に即しておらず、法の施行に伴ってAV業界で働くセックスワーカー雇用を奪うだけにとどまらず、「AV被害者」を増加させかねないというところである

第一に、AV業界セックスワーカー雇用が奪われる問題についてであるAVに出演する女性は、非常に流動的であり、この法で定める1年間の契約解除期間を必ず守るであろう女性を見極めるのは、当然メーカーにとっては困難である。そして、実際にAV販売前に契約が解除されてしまった場合メーカー撮影コストをはじめ広告宣伝費プロダクトの製造費用等を回収することはできず、丸損となる。また、AV女優の中で、ひとりで作品に出演することができるほど人気のある女優は全体の20%に満たないとされ、その他の女優は、複数女優が出演する作品女優の一人としてAVに出演する。このうち後者場合、新法適用後、メーカーにとっては、ひとつ作品に出演する女優が多ければ多いほどその作品が「だめになる」可能性は上昇するため、必然的にそうした作品撮影を避けることになり、先に挙げた残り約80%のAV女優雇用を失う可能性がある。すでにそうした動きはメーカーにみられ、撮影の中止が相次ぐなど、先行きは芳しくない。法案を提議した政治家やそれを支援した人権団体は、本当にAV業界クリーン化を目指しているのか、あるいは実際にはAV業の排除を目指しているのか、定かではないが、少なくとも前者をスローガンとして掲げている以上は、現場AV女優ベネフィットがある形での法制化を検討することはできなかったのだろうか。法制化という実績にかられて、セックスワーカー権利を置き去りにした、政治家人権団体の身勝手体現した法であるというように思えてならない。

第二に、新たな「AV被害者」を増やしかねないという点についてである。近年、にわかに数を増やしつつある「似非AVとして、アンダーグラウンドでペイ・パー・ビュー方式により販売されているものがある。これは、国内法の規制の届かない海外本拠を置く日本語プラットフォームにおいて、素性のわからない個人法人独自撮影したAV等を出品するというもので、当然風営法違反するものであり、同プラットフォームにおける出品者から逮捕者複数出ていながらも、依然として出品数は増え続けている。このようなAVが増えている原因としては、法制施行から煩雑契約手続きをすっ飛ばし撮影販売可能であることからAV撮影者・出演者の双方に一定需要があったことや、国内法規制では不可能映像表現可能であることなどがある。そして、AV新法の施行により、先に挙げた「雇用を奪われた」AV女優がこうした危険AVに流れ、新たな被害を生むのではないかという指摘がなされている。政策立案に携わった人々にAV業界への十分な理解があれば、あるいは現場への十分なヒアリングなどが行われていれば、こうしたアンダーグラウンドAVに対する規制を強化していく案を盛り込むなど、実際にAV女優被害から防ぐ法整備につなげることができたはずだが、そうしたヒアリングなどはほとんど行われることはなかったという。

近しい知人に複数セックスワーカーを持つ身として、こうした性産業に関する政治動向には強い関心を持っていたのだが、今回のAV新法についてはただただ残念である。この法案の成立の背景には人権団体による強い後押しがあったといい、私なりにそうした団体について調べることもしたのだが、その関係者には元セックスワーカーもおり、それではどうしてこのような現場の実情を無視した法案が提出されることとなってしまったのか、理解に苦しむ。そうした人権団体が掲げる「女性権利向上」というスローガンには、もちろん私は賛成なのだが、AV新法から見て取れるように、一部の人意見のみを取り上げることによって、男女間の分断どころか、女性間での分断も招きかねないということを、法整備に携わる方々には十分に考慮していただきたい。

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