2024-06-10

大好きな存在の生成としての子作り

まあ確率的に分の悪い賭けではないのだろうけど......いや実際どうなんだろうね?

匿名にせよ何にせよ、自分の子について「めちゃくちゃ可愛い!」という人がひどく残酷に見えるのは、子を持てない・持たない人だけでなく、子を好きになれない人からの心象を考えられてないように思えるところ。「はしごたん的な主張だ」として一蹴してしまうのは「いちいち配慮してられない」であり、マジョリティ暴力が過ぎるだろうと思う。

子作りは、子を好きになれないケースに分岐する可能性を低く見積もってのギャンブルである他人依存しないルートの方が堅いとは思うが、現状まだ「一人前でない」論が跋扈している。

一方で、新成人たちにとっては子を持たない同世代の方が多数派になる。社会制度がどうあれ、子を持つことの「身勝手さ」を、彼らは空気として学習している。未来は明るいとも言えるし、年若き存在がもたらす無目的希望供給が減ることで、社会は暗くなるのかもしれない。さてね。

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