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はてなキーワード: 大長編ドラえもんとは

2024-11-20

数日前に書いてたテキストファイル捨てるの勿体無いと思ったので張る

(↓を上書きしてしまったので、じゃがいものが消えてた)

自分史上最も重要ななろう小説10

例のあのフォーマットに乗ってWeb漫画の話をしようかと思ったがWeb漫画は山ほどあるし別に網羅的に読んでる訳でも無いので単に自分の好きな作品を書くことにした人が居たので便乗。

消えてる作品以外はブックマークが残ってるので探しやすくてよかった。

2012か13ぐらいから読み始めた人。それ以前も知らないし、最近も知らないしひどく偏ってるはず。順不同

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

みんな大好き(なはず)。転生元の(中途半端な)知識と超絶魔力持ちでチートではあるが、虚弱常識知らずなど、情熱と人脈でカバーしてく。

朝ドラ風なのかもしれない。(女性主人公から?)

これと謙虚ぐらいしか男性向けっぽいの読んでなかったし、読んでも合わないの多い中(ゴミ拾いのとかテイマーのとかは読んでた)、何度も読み返した名作中の名作。

言い過ぎだけど、パトレイバー銀英伝レベル社会に出てから有用知識が得られる。

パト銀英伝信者からしたら言い過ぎ、そうではない人からしたらそんなもんかってなる?)

やり直してもサッカー小僧

異世界でもなく、冒険もしない、異色作であり快作。

現実世界への巻き戻り。細かいこと(と重要なことのほとんど)は忘れたが、サッカー選手になれなかった大人サッカー始めた日に戻ってやり直す話。

確か戻るのはその一回ぐらい。戦術等の知識大人レベルなのと、コツコツ努力できる(練習目的がはっきり、効率もよい)のと、あとなんか鷹の目みたいな俯瞰視点だけで頑張る。

雰囲気は週刊少年誌サッカー漫画みたいなの(ジャンプっぽさはなく、サンデーマガジンのどっちか寄り)。恋愛要素が少なくて物足りなかったような、中学生編ぐらいまでで終わったのとかで悲しかったような。

VRMMOをカネの力で無双する

これと続編(サブアカウント)のセット。アイリッシュスナイパーは含まない(好きだけど)

VRMMOは二大ジャンルひとつだったり、転生、転移に次ぐ第3のジャンルだったりしたが、あまり人気作が無かった(当時の個人的な印象)中、(根底に)デスゲーム要素もなく、描き切りつつ、VRMMO系で不足しがちな現実世界にも重点を置いたのが本作。

MMO要素は各キャラのなりきりに由来するコメディ要素やストーリーの本筋に絡む仕掛けであって、中身は群像劇要素も強く、主人公以外の成長物語でもあり、半沢みたいなのとかでもあり、ミックスグリルみたいな作品。あえて大げさに言うと、大長編ドラえもん詰め合わせみたいな。

章ごとに目標が変わってたりしつつ、最後でどかんと一気に色々纏まるのがめちゃくちゃ気持ちよかった。主人公大人だし、なろうっぽくない(なろうっぽくないことはないが)

主人公も一応精神的に色々成長します。地の文好き嫌いは分かれそう。

この世界ゲームだと俺だけが知っている

なんか独特の作品コメディ(や腰砕け)要素強め。

クソゲーとして名高いバグだらけのゲームの中に入ってしまい、バグ仕様()も多い)を駆使して気持ち悪いことを沢山する。

読んで知って欲しいのだが、全方向を騙していくのとか、サブキャラとかが立ってるのとか、一応色々吹っ切れてるのが面白すぎた(作者的にはセーブしてるのかも)

本作作者の他作品も少し系統違ってても面白いので、他作品挙げたいが完結してなかったりするので、出会いの本作をエントリー

まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~

タイトルそのまま。ちんちくりん系の女子普通女子コンビに、個性的パーティメンバーなどで冒険する。

基本的にはテンポよく成長していくし、仲間も頼りになる。地の文とかほのぼのし雰囲気も好きだし、ちょっと年齢層高め向けのギャグとかも合ってた。作中でどういう扱いだったかは忘れたが馬は脳内でひんべえ(いつもいっしょのおうま)になる。

真剣なシーンでも気が抜けるような描写が多くて好きだったかも。

終盤SF過ぎたのとか好みが別れるところか。SF方面だったかは定かではないが

時代がずれてたら防振り(途中までしか読んでない)ぐらい売れてたかも。コミカライズされてたの今知った

くまクマベア

流石に全部読んではいないが、アニメも見た。

可愛い。ほんと可愛い

給与額がそのままレベルに反映されたら最強っぽくなった

おかしなった。突っ走ればよかったのにと思ったような。

やっぱチョロインでしょ!

流行ってたか

蜘蛛ですが、なにか?

おもろい。

最後まで読んだ記憶がない。今は漫画で読んでる。

となりの魔王

これも流行った。

チート魔術で運命ねじ伏せる

きつね可愛い。同作者の他作(沢山あったはず)も読んでみたけど、これがなんか時期的になのか、一番ハマった。

その他の候補

スマホ太郎

 影響は受けたが、読んでないので

ラストルーキー ~世界最強の引きこもり

 この世界ゲームだと……と同作者なので

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮彷徨

 色物かと思ったら意外としっかり面白かった。アニメ見て、原作一気読みした。

転スラ

 すごいのはみんなわかってるが、重要度は低い。

このすば

 どこにも書いてないが、これ系では他作品のほうが影響受けたので除外。

宝くじで40億

異世界迷宮奴隷ハーレム

無職転生

勇者イサギの魔王

 アニメ化やったね!(別作品

2024-10-25

俺の人生史上、最も重要漫画10

ドラゴンボール

小学校が終わったら本屋の前でジャンプ回し読みしてたのが懐かしい。ベジータとナッパが襲来した時は本当に絶望してた

ジョジョの奇妙な冒険

何か単行本を集めようと思って買ったのがジョジョ。3部から書い始めて今は全巻持ってる

僕の小規模な失敗

仕事がうまくいかない時代アックスの連載で読んでてなんかシンパシーを感じた

寄生獣

「この漫画絶対面白いから!」と友達激推しされて買ったらめちゃ面白くてその友達には感謝

風の谷のナウシカ

映画版とは全然違ってびっくりしたし、今読んでも面白い

五年生

大学生の話が好きなので。げんしけんもいいけどこっちの方がリアルな気がして

ドラえもん

色褪せない名作。あとコロコロコミックで一足早く大長編ドラえもんが読めたのがなんか嬉しかった

すず色のモーニャ

ここから読める。見た目に反して結構過酷な話だと思うhttps://omocoro.jp/kiji/241203/

ハイパーインフレーション

駆け引き面白いのはもちろん、名言も多い

正反対君と僕(連載中なので暫定)

作者の頭の中どうなってんだ!?と思ってしまうくらい解像度が高い作品


みんなのも教えてね!

あと、この趣味ならこの漫画面白いよ!とかあったら教えてもらえたら嬉しい

2024-10-18

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

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上記シリーズが好きなので、コロコロ大好きっ子の自分も書いてみた。

コロコロ小学生ターゲットとしているため、「自分子供の時に読んだ時代作品が一番で、それ以外の作品そもそもほとんどor全く知らない」となりがちと思われる。そのために「なぜこの作品が入っていないんだ!」という感想を抱かれやす可能性はあるかもしれない。なるべく公平に選んだつもりだが、あくま独断偏見による10であることをお断りしておく。

掲載年代順で、数字順位ではありません。

先達にならい、1作家最大1作品のみとしています

殿堂入りドラえもん/藤子・F・不二雄 連載期間1977年

いきなりの番外扱いで申し訳ないが、コロコロコミック自体が『ドラえもん』の総集編本として創刊された歴史があり、以降現在に至るまでコロコロコミックにとって『ドラえもんはいつの時代特別存在である。他の雑誌にこのようなスペシャルofスペシャル作品存在している例ってあるのだろうか? その存在感と功績は他と比肩できるものではなく、殿堂入りという形で別枠とさせていただく。

ちなみにコロコロコミックに掲載された『ドラえもん』は基本的に「小学一(~六)年生」といった学年誌などで発表された作品の“再録”で、藤子Fの生前コロコロ向けに新作が描かれたのは実は数話のみである。(『大長編ドラえもん』についてはコロコロコミック描き下ろし)

1 ゲームセンターあらし/すがやみつる 連載期間1979年1983年

コロコロコミック史だけでなく、マンガ史に燦然と輝く画期的な「ビデオゲーム漫画の始祖。

単に「ビデオゲーム」を題材とした作品というだけでなく、その後コロコロコミックは「ラジコン(RCカー)」や「ファミコン」「ミニ四駆」といった子供向けホビーを題材としたヒット作品を多数生み出すが、その礎を作った記念碑作品である企画コロコロ編集部発案によるものだが、この題材をすがやに描かせた慧眼も光る。

2 つるピカハゲ丸/のむらしんぼ 連載期間1985年1995年

「つるセコ」などの名台詞を生み出し、アニメ化もされたのむらしんぼ最大のヒット作。元よりギャグ作品の多かったコロコロの中でも当時際立ったヒット作となったが、この作品画期的ポイントとして「4コマ漫画」という点も見逃せない。当時でも4コマ漫画は“古典的”な形式と見られており、当時では新聞はじめ大人向けマンガ以外で見かけることは意外と少なかったが、児童誌にこのフォーマットを定着させた功績は大きい。

3 おぼっちゃまくん/小林よしのり 連載期間1986年1994年

後に『ゴーマニズム宣言』などの大人向け作品で名を馳せる小林よしのりだが、言うまでもなく元はギャグ漫画である常識外れに大金持ちのおぼっちゃま主人公で、ち○こやウ○コなど下ネタも多く小学生男子ハートをガッシリと掴む。「ともだちんこ」「こんにチワワ」などの茶魔語子どもたちの間でブームとなり、平成初頭のコロコロコミックを牽引する大ヒット作品となった。

4 ダッシュ!四駆郎/徳田ザウルス 連載期間1987年1992年

ホビー漫画に力を入れるコロコロ田宮模型タミヤ)とのつながりは深く、同社とのタイアップによるメディアミックス戦略は『ラジコンボーイ』(大林かおる/1983~1989年)を嚆矢とするが、その戦略が大きく花開いたと言えるのがこの作品田宮模型の「ミニ四駆」も、そしてこの作品もお互いの相乗効果で大ヒットを果たした。当時のミニ四駆ブームを牽引。

5 炎の闘球児 ドッジ弾平/こしたてつひろ 連載期間1989年1995年

熱血主人公の多いコロコロコミックだが、シンプルスポーツを題材とする漫画は意外と少ない。

その中で、スポーツ漫画といえば「野球」「サッカー」が多くを占めていた時代に、小学生には非常に馴染み深い「ドッジボール」をテーマにした新規性は、意表を突かれながらも「なるほど!」と唸らせられる。アニメ化のほか、ファミコンスーファミゲームボーイPCエンジンメガドラゲームギアと、当時発売されていたありとあらゆるゲーム機ゲーム化もされている(すげえ)。

6 スーパーマリオくん/沢田ユキオ 連載期間1990年~連載中

コロコロコミックにゲームコミカライズ作品は非常に多い。ヒット作も数多いが、その中でコロコロ代表する作品をどれか一作を選べと言われたら、これしか無いだろう。

任天堂の人気キャラスーパーマリオを題材とした沢田ユキオの超ロングランギャグ作品。連載開始は1990年で、なんと現在も連載中である昭和末期~平成以降に生まれ子どもなら、きっと誰もが一度は読んだことや目にしたことがあるであろう。

7 コロッケ!/樫本学ヴ 連載期間2001年~2006年

コロコロ歴史を語るうえで、80年代から活躍し『江戸っ子ボーイ がってん太助』『学級王ヤマザキ』などアニメ化されたヒット作も数多い樫本学ヴ作品を外すわけにはいくまいが、その中からコロッケ!』をセレクト。一話完結ギャグタイアップ作品の多いコロコロコミックとしては珍しい、連続冒険ストーリー漫画である。2年にわたるアニメ化、そして樫本学ヴはこの作品小学漫画児童部門を受賞した。

8 絶体絶命でんぢゃらすじーさん/曽山一寿 連載期間2001年~2010年(続編連載中)

21世紀コロコロコミックの『顔』である。じーさんと孫が織りなす子供向け不条理ギャグの大ヒット作品表題作2010年で連載終了しているが、続けざまに『でんぢゃらすじーさん邪』『なんと!でんぢゃらすじーさん』と20年以上に渡りコロコロ看板作品として現在も続編が描き続けられている。

9 ケシカスくん/村瀬範行 連載期間2004年~連載中

強烈で個性的文房具キャラクターが繰り広げるギャグ作品2004年連載開始、現在も続く超絶ロングラン作品であるでんぢゃらすじーさんと並び、長らくコロコロの2大ギャグマンガとして君臨。一話が短めでサクッと読める。SNSを見ると、コロコロコミックは卒業しても、このマンガだけは読み続けているという声もちらほら見られる。

10 怪盗ジョーカー/たかはしひでやす 連載期間2008年~2017年

どんなものでも盗み出す怪盗ジョーカー主人公としたたかはしひでやすのヒット作。魅力的なキャラクターたち、一部では強引とも評される(?)トリックも含め子どもたちの大きな支持を得た。

別冊コロコロに連載開始され、その後月刊コロコロ移籍。根強い人気でアニメシーズン4まで続く。別コロ時代を含めると10年以上という長期連載で、連載開始時に小学校高学年だった子どもは連載終了時にはもう大人だが、最終話は見届けられたのだろうかと気になる。

次点

作家作品縛りのため選外としたものも含め、次点作品を挙げておく。他の方の意見も聞いてみたい。

・とどろけ!一番(のむらしんぼ)1980-1983

ラジコンボーイ(大林かおる)1983-1989

がんばれ!キッカーズながいのりあき1984-1989

ファミコンロッキー(あさいもとゆき)1985-1987

あまいぞ!男吾Moo.念平)1986-1992

かっとばせ!キヨハラくん河合じゅんじ)1987-1994

ビックリマン竹村よしひこ)1987-1990

おれは男だ!くにおくん穴久保幸作)1991-1996

・爆走兄弟レッツ&ゴー!!(こしたてつひろ)1994-1999

爆球連発!!スーパービーダマン今賀俊)1995-2001

学級王ヤマザキ樫本学ヴ)1995-2001

ポケットモンスター穴久保幸作)1996-2002

超速スピナー橋口隆志)1997-2000

・うちゅう人 田中太郎ながとしやすなり) 1998-2004

ドラベース ドラえもん野球外伝むぎわらしんたろう2000-2011

ペンギンの問題永井ゆうじ2006-2013

2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-08-23

となりのトトロ大人になってようやく初見プレイしたので、感想書く

これまで俺はジブリ作品忌避しており、となりのトトロという作品も今回の金曜ロードショー初見である

折角なので、この場に初見感想を残しておこうと思う。

CM休憩ごとに書いているのだが、時間金曜ロードショーベースの為、CM時間が入る都合上本ノーカットとズレが生じることをご容赦願いたい。

ちなみに言っておくと、俺は子供向け映画(例:ディズニーピクサー大長編ドラえもんなど)が大嫌いな、めんどくさい深夜専門20代中盤アニオタである。唯一ラピュタナウシカは楽しく視聴済み。



  • 18分

やはり俺にとってこれは嫌いな映画だろう。所謂子供らしい描写がよく見られ、子供らしい時期を大人の顔色を伺うという固定観念の下で育った俺にはコンプレックスを刺激してくる非常に胸の痛いアニメ映画である

今でこそ多少は消化できているが、これまでの人生特に小中学生時代に見たら吐き気しか起こさん。

唯一サツキ声優日髙のり子女史だと一瞬で看破できたのは素晴らしい点か。流石は声豚俺である

  • 29分(以降、CM時間を含むため本編とズレあり)

単純にサツキヤングケアラーであり胸が痛い。そのくせそこまで物語に進展がない。

てか25分ほど本編が経過しておいて、まっくろくろすけ描写はあるにせよ、トトロ描写が皆無とはどういうことか。所詮子供騙しの映画では無いのか?母親結核やそれに似た病気だろうし、シンプルに片親で不幸な親子の話に見えるが、どう発展していくのか。もう4分の1は経過してるぞ?

  • 42分

トトロが登場した。あまり異世界接触もの王道を歩みすぎてしんどいが、小トトロが可愛すぎて全てを許したくなる。

だがしかし、メイは流石に4歳児の行動をし過ぎではないか。だからガキは嫌いなのだ危機感とか怪異との接触への躊躇とか、そういうのを持ったほうがいい。そもそも教育が上手く行っていないのではないか?4歳児は大人監視下に置くべきでは?父の怠慢だろこんなん。

  • 65分

駄目だ。メイがガキすぎてしんどい。俺の4歳児時代はこんな頭のおかし子供では無かったぞ。世間の4歳児はこんなもんなのか?ある意味でメイは発達障害の気があるのではないかトトロという夢想的な概念への拘りを見るに、自閉症スペクトラム可能性も指摘できる。

あと傘を差し出したカンタ描写があったが、メイの話より此方が本筋ではないか?隣のトトロしてるんだったら隣のカンタしろや。こっちのほうがラブコメとして上質だろ。

ちなみに、高校イベント(文化祭トトロ実写化した)により、俺は唯一ネコバス登場のシーンだけは履修済みである。久し振りに見て感慨を覚えたが、それにしたってネコバス関連のシーンは猟奇的すぎやしないか子供泣くわこんなん。

  • 74分

俺がジブリ迎合できない理由が分かった。登場人物があまりにも怪異に対して適応しすぎなのだトトロ軍団は非常に可愛く、豊穣の舞には俺でも萌えを感じたが、人間2人が邪魔である。お前ら別に何もしてないだろ。どんな顔して「やったー」とか言うとんねん。

本来超常現象に対してビビるべき所を、胡散臭いまでの迎合力で一緒に楽しんでいるガキ共。斜に構える俺はこういう所で変に冷めてしまい、まともにジブリ作品を楽しめないのだろう。だからこそ、ラピュタナウシカという「そもそも異世界が前提である作品」は楽しめるのかもしれない。

  • 85分

ごめん、声豚のせいで日髙のり子ボイスを聞くと全てを許してしまう。トップをねらえタカヤノリコに調教されたせいだ。あの声聞くだけで何でも良くなってしまう。悲しきアニオタの性だ。

あと、やっぱメイはなんか発達障害持ってるわ。普通に見てられん。

  • 96分

なんか普通に面白くなってきて草。やっぱ日常描写より緊迫感だよ、ジブリは(なお3作品しかたことないが)。アニメ映画からこその枚数の多さからなる走りの躍動感、久石譲ハイクオリティ劇伴、そして日髙のり子ボイスの息遣い、ぜーんぶ引っくるめて没入感を得られる。やっぱメイとか要らんかったんや。サツキトトロだけあればええんや

  • 106分

ネコバス大手柄過ぎるだろう。メイを探すどころか病院連れてくとかタクシーかよ。となりのトトロじゃなくてとなりのネコバスだろこんなん。


全て見終えた感想

正直、ヒロインサツキ相手カンタサポートトトロネコバスで全て完結する作品ではあるし、棒読みのパパと空気の読めないメイにイライラする事も多かった。

だが、ラスト15分の怒涛の展開、有能過ぎるネコバス、及びエンディングイラストでお釣りが来たといえる。

ラピュタナウシカと比べ明確なメッセージは無くて、多少は『何が言いたかったのかな……』感は残るが、いい映画では有った。

あと、絶対に今みたいな擦れた状態で見るより、何も知らない子供時代に見るべき作品である

見てない奴ははよ見ろ。斜に構えるせいでまともに楽しめなくなるぞ。

2023-03-28

武田鉄矢は慧眼だったな

世界はグー・チョキ・パーって曲あるじゃん

夢幻剣士エンディングの。

あれって、一見すると「みんな違ってみんな良い」みたいな曲の印象があるけど、実は割と凄い事言ってるんだよね。

冒頭部分の「大人は時々ムリ言うぞ子供にまじめにムリ言うぞ『世界の人とは仲良しに国際的な人となれ』一緒に遊びたいけどアメリカ10時でもう夜ペキンは8時でまだ朝遊べない」って、

要するに「世界の人と仲良しになんかなれない」って言ってんだよね。

これは暴言のように聞こえるが、ネットとかやってると、世界の人どころか同じ国の人でも「こいつとは仲良くなれないし、なりたくもない」ってのがぞろぞろいるのが普通だ。

まして世界なら、プーチンだの習近平だの、ヤバい奴が目白押しで仲良くなんてなれるわけもない。

けど、殺し合いまでやるわけには行かない。

じゃあどうするのかと言ったら、他のやつも巻き添えにしてあいこにするしかない。1対1だと殺し合いで決着になるから

皮肉というのか何というのか、大長編どらえもんって、夢幻剣士も含めてあいこで終わる事ってないんだけど。

相手を殺すか警察に引き渡すか、和解して終わりになる。

いずれにせよ、1対1で完全に決着をつけてしまうのが大長編ドラえもんなのであって、魔界冒険鉄人兵団なんて、相手惑星丸ごと、歴史丸ごと破壊して決着をつけている。

夢幻剣士ものび太やしずかが一度は死亡するという大長編史上まれにみる陰惨な戦いの末に、ラスボス殺害している。

これはもうグー同士で戦って、あいこではなく相手を殺しての決着なんだよね。

そのエンディングテーマに「いや、あいこにするべきでしょ。グー同士でもなく、グーとパーの戦いでもなく、グー・チョキ・パーでみんな違うんだから」という歌詞ブッ込んだ武田鉄矢って凄え。

2022-08-16

起承転結の起のためにのび太が何か失敗させられてストーリーが動く」みたいなのに耐えられなくなった

なので大長編ドラえもんが見れなくなった

ブコメに入る文量だけど増田に書く

https://anond.hatelabo.jp/20220816134829

2021-11-02

anond:20211026000426

浅すぎる。

平成狸合戦ぽんぽこ』は多摩の開発と自然破壊を題材にしているが、そこに描かれているテーマは「自然vs人間」ではない。

里山vs都会」だ。

なぜ狸が擬人化されているのか?

狸の反抗が左翼活動家集団のように描かれて、居座りやら内ゲバのようなものまで描写されるのはなぜか?

ラストに敗北した狸が「慰み」として作り上げた幻覚は、どうしてただの狸の生息する森や山ではなく、かつての暮らしをする人々のいる人里なのか?

狸たちは都会人としての生活に反抗し、里山的な生活を固持しようとする人間表象だ。

擬人化というよりは、擬狸化と言ってもいいくらいだ。

物語ラストで、敗北した狸たちは、人間に化けられるものは都会の暮らし余儀なくされ、人間ではない狸たちは社会から阻害されて死出の旅へと出る。

その表象現実と照らし合わせたときに、単に自然破壊はよくないという感想になるのだとしたら、あまりに貧しい。

この物語類型は、戦後日本において産業構造の変化に伴い、それまであった田舎といったものや、そこに住む人々たちが変化していかざるを得なくなったという話の仲間だ。

たとえば『フラガール』なんかは第3次産業に移行する時期の地方の村における人々を克明に描写している。

同じジブリでも、近い時期に製作された『耳をすませば』や『もののけ姫』は同じテーマベースにしている。

この時期というのは、宮崎駿漫画風の谷のナウシカ』の方向性を裏返してラストを書き上げた時期でもあるし、寄生獣岩明均が「環境問題への見方が連載当初と変わってきた」と述懐しつつあのラストを描いた時期でもある。

増田が考えるような純朴な「自然環境保護」の思想日本アニメ漫画で力を持っていたのは、藤子・F・不二雄が没するくらいまでだろう。

晩年大長編ドラえもんではかなり純朴な「自然環境保護思想描写される。

顕著なのが『雲の王国』や『アニマル惑星』などだ。

思うに、こうした「自然環境保護」の思想90年代前半にピークを迎えたあと、90年代後半には変質したのではなかろうか。

純朴なほうの「自然環境保護」は「道徳」と親和性が高いので、2000年代くらいまでは学校教育に根強く残っていたような肌感触がある(その後の教育がどのようであるかは寡聞にして知らない)。

この時期的なギャップから、この時代作品についての評価についてはかなり歪みが残っているように感じられる。

2000年代以降は複雑化し単純に善悪で語れなくなった「自然環境保護思想はあまりフィクションで求められることがなくなったというのもあり、当時鑑賞していた人間もこの認識無自覚のまま、見方更新できていないのだろうと思われる。

もし現在の視座から再び『平成狸合戦ぽんぽこ』をみるとしたら、空疎に都会化する郊外についてとか、ゴーストタウン化する商店街とか、高齢化した多摩ニュータウンに残る空き家とか、多摩で育った子供大人になってどこに行ったのかとか、そういったことに思いを馳せることになるだろう。

しかしやはり作品のメインとしては、活動をする集団人間くさい失敗あるあるをみて笑い泣くエンタメという楽しみ方になるだろう。

多摩自然が素晴らしい」という感想はその次に、絵としての美しい描写として出てくるものになるだろう。

そして、「自然を守らなければならない」というのは、この映画テーマとしてではなく、描かれた美しい自然に感動した観客が、自身良心でもって結論づける感想としてしか出てこないだろう。

2021-09-05

久々に大長編ドラえもんを読んだ

何か20年ぶりくらいに読みたくなって大長編ドラえもんを数冊買った

ドラえもん映画ストーリー漫画藤子・F・不二雄自身が描いたやつね

500円でサクッとスケールのでかい話を読めるから結構満足度高いのだけど、どれも武田鉄矢が出てくるのがいただけなかった

知らんかったけど、ドラえもん映画って武田鉄矢作詞の歌がテーマだったらしく、漫画版でも武田鉄矢作詞の詩が風景をバックに必ず出てくる

話が盛り上がってくるところで唐突作詞武田鉄矢バーンって出てくる

ドラえもん読んでるのに武田鉄矢の顔が浮かぶのはなんか急に現実に戻されるというか、黒板前のしたり顔が浮かぶというか

僕、あんまり武田鉄矢きじゃないからげんなりしてしまった

2021-09-02

anond:20210831215059

大長編ドラえもん15 のび太の創生日記

映画ドラえもん原作漫画のび太夏休み自由研究宇宙を創ることから始まるストーリー

のび太という小学生地球創造神としてどう地球と接し、どのように人類指導していくかというよく考えると大分イカれた設定がちょっと不気味で面白かった記憶がある

色んな漫画を読んだけど、「漫画面白い!」という原体験としてはこれが頭にこびりついているのでお勧めしま

2021-04-25

帰れなかったキャラ

日本人外国に長く住んでも必ず帰国する、みたいな話を何かの折に読んだが、

まあ、実際には旅先で帰化して日本に帰らない人というのも普通にいるわけだし、「華僑などと比べるとそういう傾向が強い」というだけの話ではあるのだろう。

ただ、実在人物であれ物語上のキャラであれ、「帰れなかったキャラ」というのは、一種の悲哀や寂寞の念があって印象深い。

実在人物だと、阿倍仲麻呂帰国しようとしたけど嵐でベトナムに漂着)とか、大黒屋太夫の仲間の新蔵や庄蔵(正教に改宗していたので、帰国不可)。

物語上のキャラだと(あ、古い作品だけど一応ネタバレ注意ね)漂流教室主人公とか、エデンの檻キャラとか、今そこにいる僕のサラとか、ドラクエ3の主人公とか。

逆に、帰れなかったキャラがいるなかで、かろうじて帰れたキャラというのもそれはそれで味わい深い。

漂流教室のユウちゃんとか、今そこにいる僕の主人公とか。初代ペルソナセベク編バッドエンドとか。さらば宇宙戦艦ヤマトとか(さらばの方を正史として推したいのは、この物寂しさがあるからである)。実在人物だと、大空のサムライ坂井三郎とか。

サバイバーズ・ギルトみたいなのが凄そうな感があり、全員帰れた場合に完全にハッピーエンドになるのとは、まったく違う後日譚が想像できて良い。

ゲート(自衛隊のやつ)は、帰れなかった人たちが多すぎたせいで、あんまり悲劇的な感じがしないのが惜しかった。

全員帰れたパターンというのは、彼方のアストラとか、ナルニア国物語(最終的には1人除いて全員帰らぬ人になったけど)とか、大長編ドラえもんとかである

主人公一人だけが漂流するケースだと、全員帰れるか全員帰れないかの2択なので、運命明暗が分かれず、あまり余韻がない。ロビンソン・クルーソーとかゼロの使い魔みたいな感じである

火魅子伝ゲーム)なんかは選択肢次第でどっちもできるが、なんというか、あっさり終わらせ過ぎていて余韻がないのが良くなかった。

「何人か死んで、生き残ったキャラ日常に帰る」というパターンもなかなか良いが、取り残されたキャラに思いを馳せる事がないので、寂寞けがあり余韻に違いがある。

時空転抄ナスカとか。ベトナム戦争や第二次大戦戦争映画はこのパターン目白押しなので、割と好きである

昨今、クラス丸ごと異世界転生とか何作品もあって、大抵途中エタってしまうわけだが、

ここはぜひとも最後まで書いて「何人か帰れて、何人か帰れない」というパターンを見せてほしい。

でも主人公は大抵ハーレムを作ってしまって帰国すると問題がありそうなので、「帰れたのは主人公以外」みたいなパターンが多くなりそうではある。

頑張ればハーレムを作れたのに、作らずに帰ったゼロ魔サイトは偉かった。

2020-11-28

anond:20201127182150

ラノベなら「続きを映画化」も普通だけどね 涼宮ハルヒの消失とか

少年漫画だと珍しいか

大長編ドラえもんも似たようなものだな

ジャンプ漫画映画サイズに合わせて物語を区切るテクニックがあると映画化されやすくなって第二の鬼滅を目指せるね

2020-07-20

横浜テーマパーク構想を予想しよう

何が来るかブコメで予想しようぜ。


当てた人には後で人力1000スター贈呈。

正解を狙わず「僕の考えた最強のテーマパーク」も可。


横浜ディズニーテーマパーク構想 米映画会社の名も

https://www.asahi.com/articles/ASN7M5KBPN7JUTIL031.html


俺は国産コンテンツドラえもんを推す。

大長編ドラえもんごとにアトラクションにできて楽しそう。

西遊記アラビアンナイト恐竜宇宙地下世界バリエーションバッチリだ。

2020-04-23

ドラえもんコマ割りと現代漫画コマ割り

大長編ドラえもん無料公開されているので読んでほしい。

https://dora-world.com/daichohen2020sp

ドラえもん4コマのように縦4分割したコマ割りで1ページだいたい7コマは使っている。1コマの中でセリフのやり取りも多い。

一方、現代ジャンプ漫画は1ページ5コマが平均くらいで大ゴマが多い。1コマの中でセリフが無くカメラの切り替えだけに使ってるコマが多い。

https://zebrack-comic.com/magazine/1/detail

 

これだから大長編ドラえもん単行本1巻でもストーリー重厚感があり、物語を読んだという満足感が得られるが、現代漫画単行本1巻読むだけでは話がスカスカな感じがしてしまう。

2019-12-23

アナと雪の女王2を観た

すごく面白かった。95点くらい。

まず、映像がきれい。これだけで、好印象。

雪という題材も、なんか冬に合う映画な感じ。

後、歌も良かった(吹き替え版)

ストーリーはなんか、DQFFを混ぜたようなファンタジー感があった。

風、火、土は出たけど、水はいなかったような…。(馬が水か?)

小野田さんみたいなキャラがいたりと、結構ストーリーシリアス

最後、悪役と戦うシーンがなかったのが、ちょっと物たりなかったかな。

大長編ドラえもんでも最後に敵と戦わない話は少しイマイチだったりする。(竜の騎士とか)

アナもエルザも結構アクションをするシーンがあって、これが本場のポリコレという奴かと思って感嘆した。

エルザが馬を乗りこなすシーンとか、津波に向かって走っていくシーンとか、なんかすごいなと思った。

あれはあれで、少しリョナというか、そういう層を引き付ける何かがあるかもしれない。

一方のクリストフは、はよプロポーズしろよとずっと思ってた。

後、別に悪いというんじゃないんだけど、女性キャラの眼の大きさが少し気になった。

アニメ絵しかり、ディズニーCG絵とでもいうのだろうか。すごい大きい。

wikipediaを見たら、年は21と18らしいが、自分の印象ではもっと幼く見えた。

2019-12-21

anond:20191220222318

小1ならドラえもんでいいのでは。

大長編ドラえもんならそこそこ感動展開もある。

児童書サバイバルシリーズも、その年頃の甥が大ハマリしてるしいいかも。

2019-08-04

おじさんになったと実感したとき




あと10個ぐらいある?

2019-03-31

全ての物語ミステリである

みたいなことを大真面目に言っていた友達がいたが、俺も「全て」は言いすぎにしても一定程度同意できると思った。

正確には「完成度の高い物語は全てミステリ文法に則っている」というのが俺の主張。

ミステリっぽい作品しか面白くない、と言う話ではない。

たとえばラノベやなろう系であっても、人気のもの基本的ミステリ文法に則っている。

最初にそれを感じたのは「灼眼のシャナ」1巻で相手作戦を打ち破るために主人公起死回生一言を発するシーン。

それまでの話に出てきた要素や説明を全て踏まえて、ちゃんと考えなければ出てこない解決策だった。

あれは、まさにミステリ文法のものだと思う。

ハルヒ」も「禁書目録」も「サクラダリセット」も「はたらく魔王さま!」も「ロウきゅーぶ!」も「りゅうおうのおしごと!」も、章ごとの核となる部分でしばしばミステリ文法が使われる。

すなわちミステリ文法とは、【物語の転換点に出てくる困難な障害を、それまでの物語に散りばめられた情報だけを使って解決する】ような話作りのことだ。

これに対してその場で急に出てくる設定や、根気と努力、謎パワーなどで乗り越えてしまうのは、ミステリ文法ではない。ファンタジー文法とでもいうべきか。

俺が思うに、面白い、また読みたいと思うような話は、基本的このミステリの文法に則って作られている。

漫画でもそれは変わらない。

バーテンダー」は1話構成で、毎回異なる客の悩みをマスターが酒や話術さりげなく解決する運びだが、

マスターの使う、客の素性の推理、客が自分からは言わない悩みの突き止め方、その解決方法などは完全にミステリであり、ホームズ彷彿とさせるところがある。

ドラえもん」もひみつ道具の使い方がミステリじみていることがしばしばある。大長編ドラえもんなどはその典型で、基本的に終盤でぽっと出の道具が問題解決することはない。

序中盤にさりげなく出てきたなんてことない道具が、最後のカタルシスを導いたりする。これも完全にミステリの話運びだと言えよう。

「五等分の花嫁」は、零奈が五人のうちの誰かという謎の解決が、物語の主軸となる。伏線をしっかり張った謎と解決は、ミステリ文法だ。

ジョジョハンタ能力戦で、相手能力や相性を考えて、どうすれば勝てるのか、単に力比べでない解決を導くところも、もちろんミステリ

そういえばワンピースの空島編も、ミステリ的だった。

一般小説でも、なおさらミステリ文法は重視される。作例はありすぎるのでいちいち挙げたりはしないが。

とにかく、謎と解決伏線と回収。

バトルやスポーツなら相手の何が弱点か。

恋愛ならどうすれば相手の心を掴めるか。

何にだって謎があるのだからジャンルによらず、それをしっかりと伏線を貼って回収すべきだ。

これをきっちりやっている作品面白くて、逆に、全てがファンタジー文法だけで作られた物語は、完成度に欠けるよね、と、そういう話。

追記

当然ミステリは読んでるしどちらかというと生粋ミステリ読みに近いよ俺は

でも全ての物語ミステリであるって言う時に本当のミステリの話をしたって意味がないでしょう

それに一般小説は書いたら書ききれないしここじゃ反応も微妙だろうから省略しただけで、中高時代はともかく今はラノベより一般小説の方ばっかり読んでる人間だよ

あと数は少ないけどファンタジーも一応は読むよ。少なくとも有名どころの指輪ナルニアハリーポッターは読んだよ

例に挙げた範囲内だけが観測範囲だと思わないでいただきたい

2018-11-18

anond:20181117123024

大長編ドラえもんが良いのではないだろうか。

全部見ようとすると時間が掛かると思う。

でも、萌え系のアニメが苦手との事なので実写で何か探した方が良いような気もする。

2018-10-26

説教くさくて嫌いだったといえば大長編ドラえもんのアニプラ周辺

大人になった今はブタから難しいことはわからないよ

当然プリキュア問題ありません

2018-10-20

大長編ドラえもん のび太のもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対

のび太のもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対”との一致はありません。

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