みたいなことを大真面目に言っていた友達がいたが、俺も「全て」は言いすぎにしても一定程度同意できると思った。
正確には「完成度の高い物語は全てミステリの文法に則っている」というのが俺の主張。
たとえばラノベやなろう系であっても、人気のものは基本的にミステリの文法に則っている。
最初にそれを感じたのは「灼眼のシャナ」1巻で相手の作戦を打ち破るために主人公が起死回生の一言を発するシーン。
それまでの話に出てきた要素や説明を全て踏まえて、ちゃんと考えなければ出てこない解決策だった。
「ハルヒ」も「禁書目録」も「サクラダリセット」も「はたらく魔王さま!」も「ロウきゅーぶ!」も「りゅうおうのおしごと!」も、章ごとの核となる部分でしばしばミステリの文法が使われる。
すなわちミステリの文法とは、【物語の転換点に出てくる困難な障害を、それまでの物語に散りばめられた情報だけを使って解決する】ような話作りのことだ。
これに対してその場で急に出てくる設定や、根気と努力、謎パワーなどで乗り越えてしまうのは、ミステリの文法ではない。ファンタジーの文法とでもいうべきか。
俺が思うに、面白い、また読みたいと思うような話は、基本的にこのミステリの文法に則って作られている。
漫画でもそれは変わらない。
「バーテンダー」は1話構成で、毎回異なる客の悩みをマスターが酒や話術さりげなく解決する運びだが、
マスターの使う、客の素性の推理、客が自分からは言わない悩みの突き止め方、その解決方法などは完全にミステリであり、ホームズを彷彿とさせるところがある。
「ドラえもん」もひみつ道具の使い方がミステリじみていることがしばしばある。大長編ドラえもんなどはその典型で、基本的に終盤でぽっと出の道具が問題を解決することはない。
序中盤にさりげなく出てきたなんてことない道具が、最後のカタルシスを導いたりする。これも完全にミステリの話運びだと言えよう。
「五等分の花嫁」は、零奈が五人のうちの誰かという謎の解決が、物語の主軸となる。伏線をしっかり張った謎と解決は、ミステリの文法だ。
ジョジョやハンタの能力戦で、相手の能力や相性を考えて、どうすれば勝てるのか、単に力比べでない解決を導くところも、もちろんミステリ。
一般小説でも、なおさらミステリの文法は重視される。作例はありすぎるのでいちいち挙げたりはしないが。
何にだって謎があるのだから、ジャンルによらず、それをしっかりと伏線を貼って回収すべきだ。
これをきっちりやっている作品が面白くて、逆に、全てがファンタジーの文法だけで作られた物語は、完成度に欠けるよね、と、そういう話。
(追記)
当然ミステリは読んでるしどちらかというと生粋のミステリ読みに近いよ俺は
でも全ての物語はミステリであるって言う時に本当のミステリの話をしたって意味がないでしょう
それに一般小説は書いたら書ききれないしここじゃ反応も微妙だろうから省略しただけで、中高時代はともかく今はラノベより一般小説の方ばっかり読んでる人間だよ
スターウォーズは?
ミステリ的ではない。基本的にファンタジーの文法に則っている。 超格好良いガジェットをひたすら披露するだけで、ストーリーとしての完成度だけを単体で測るなら、それほど高くは...
アイタタタタタ
源氏物語は?
あんま読んでないけどミステリ的要素があった気もする でもちゃんと伏線を張ってないのでミステリの文法になってなくてあんまり面白くなかったような気がする 気がするばっかりで申...
物語論としては同意するんだけど、 【物語の転換点に出てくる困難な障害を、それまでの物語に散りばめられた情報だけを使って解決する】ような話作りのことだ。 これに対してその...
ご都合主義や確率的に起こりそうにない絵空事を「ファンタジー」と揶揄するのはよくある語法なのでは (根暗が突然モテるのはファンタジー、みたいな)
それが気にいらねえんだよ! ファンタジーへの差別だろが!
じゃあメルヒェンと言えば良いのかな
ダメだこりゃ。
現象を表したいのに主としてジャンルに使われるタームしか使えない病気なよか
被害妄想ってのも妄想の一種だけどね
そんなんちょっと本読めば書いてあるわな 無知なバカ相手から尊敬を受けたいだけの低俗な人間はろくなもん作らないとわかんだね
映画とかは知らんけど、売れる小説はだいたいミステリ要素ある。 村上春樹もカズオイシグロもそう。 というか、日本で売れてる作家はだいたいミステリ作家だよな。
いやそんなもの常識だろ 今頃気づいたの?
微笑でいいからアニメ化してハルヒを終わらせてほしい
それは作者に言ってください
そりゃサプライズを入れようとすればミステリ的な構成になるだろうが、エンタメ小説の傑作はそれだけじゃないし 歴史小説的に編年体で書かれたフィクションとか冒険アクションとか...
なにキレてんの?
ワイはカミソリやからな。