はてなキーワード: 講演会とは
周りが会議を有意義な時間にしようと、事前準備して、発言を促して、この時間で決めることも明らかなのに、
不機嫌な態度で空気をぶち壊すやつがまじで嫌い。
周りが気を遣って〇〇さんどう考えてるんだろうね〜タイミング見て(わざわざ個別に時間をとったり雑談の素振りをして)聞いてみよ〜って
これまでずーっと配慮してるんですけど、、、
配慮させてることにお気付きではないと、、、
会議で不機嫌な顔してずっとパソコンをカタカタ、会議進行への文句があるならフィードバックしてくれればいいのにそれもナシ。
何か意見ありますか?って聞いても「別に」って沢尻エリカかよクソが
てめーのいるチーム大体いっつも会議が微妙な空気になって後輩が萎縮してんのに気付けよ
てめーは業界が若い方かもしれないけど、この組織内だと年長者なんだぞ、わかるかそれ???
進行役が一人で喋って終わりじゃただの講演会なわけで、意見言ってくれなきゃ話進まないのよ
頭ん中では考えてんだよ、ってそんなもんアウトプットしてくんなきゃ伝わるわけねーわ
頭ん中まとまるのに時間がかかるってんなら、それをそのまま言えばいいのよ
「考えがまだまとまってないので、後で議事録にコメントします」って。
それならいいけど、なんでこっちが「○○さんきっと今考えてくれてるだろうから、考え終わった頃に話を振ろう」とか考えなきゃいけないわけ?
そうやって内職して不機嫌な態度で先輩なのに率先して意見も言わない
てめーの後輩勢はそれに流されて仕事ぶりがそっくりですね、本当に。恥ずかしくないのかな。
会議が無駄だと思うならそれ相応の行動をしろよ。本当に組織のためを思うなら無駄だと思う理由を言って会議やめさせるくらいのことすればそれはそれで無駄が減ってみんなハッピーだろ。
岐阜県現代陶芸美術館のニーノ・カルーソ展に行ってまいりましたわ
2017年に亡くなっていて死後初の展示会になるとか
モジュール自体もひとつの美術品で、組み合わせも美術品になるという
二重の門という作品がちょうど通路の突き当りの壁に展示されていて
まるで通路がその奥まで続いているような空間効果を出していたました
いつもは仕切られている部分も壁状の作品で区切っていらっしゃいますわ
撮影可能な最後の展示室は、博物館建物の柱も魅せたいのかしらと思ってしまいましたわ
スーパーマーケットの手すりをデザインした時にもらった端材からはじめた
鉄の作品も展示されていて、ガス溶断・ガス溶接の跡が生々しかったですわ
作品構想のスケッチをみるとニーノ・カルーソ様は脳内3DCADの人でしたのね
若い頃の精油場(自動車関連工場?)勤務の経験が活きているようでした
ギャラリーヴォイスの茶碗に挑んだ麒麟児たち展も拝見してまいりました
多様な茶碗が展示されていて、大半はお願いすれば手に取ることもできるそうです
わたくしは怖くてやめておきましたけれど
ひとつひとつの作品に込められた時間を想像すると気が遠くなりますわね
あと多治見市図書館の1階では、東日本大震災の写真が展示されていました
香川県議会ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会、なぜ非公開?これだけ注目されているわけですし、各議員(委員)がこの条例は本当に必要だと思うのであれば堂々と県民の前で議論すれば良いはずです。 https://t.co/zJ8XvGphgA— 松本ときひろ 弁護士 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) 2020年1月20日
いつも思うけど、当時の児童ポルノ禁止法や都条例、昨今の著作権関連の知財会議とかでもそうだけど、この手の連中は会議自体を非公開にしたり、身内のみで結論ありきで押し進めたりしたがるのはそれこそ、自身が疚しい行為をしており、世間から非難を受ける行為をしている事を理解した上で規制を行おうとしているからだろうね。
昨日の授業参観→人権講演会→クラス保護者会、「人権」講演会なのに何故かインターネットトラブルの話、保護者会はゲーム依存症は怖いぞDVD視聴&それについての話し合い。香川県内の教育委員会は、保護者に「ネット・ゲームは怖いぞ~」と一生懸命刷り込んで、条例に理解を得ようとしてるのかな。— 佐藤倫子 (@sato__michiko) 2020年1月20日
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案ようやく読みました。これは色々問題ですね。罰則ないとはいえ家庭への公的介入ハンパないし、乳幼児期の親子の愛着形成とかと絡めて精神疾患を論じて親の責任とかいうのもとても危険。愛情不足が発達障害を生むとした発想とも通じる。— 佐藤倫子 (@sato__michiko) 2020年1月20日
Kutooとか、レインボーパレードとか、社会をよくするために行動する人たちがいる。
私は、それを、これは賛同できる、賛同できない、とかぼんやり考えたり、時に考えたことをツイートするだけの普通の人間だった。
「確かによくないことだとは思うけど、かといってゼロにしろっていうのもね」とか、そんな批判をしたり、「そんなことが起こってるのか、ひどいなあ」なんて賛同したりした。
賛同するときにも、いいことだと思いながら、実際に自分も行動することはせずに、
「正しいことを言っているのだから、自分がなんとかしなくても、きっとあの人たちの主張は認められて世の中はよくなる」
と漠然と思っていた。
それが変わったのは、あるパネルディスカッションに行ってからだった。
そこで、一人の参加者に声をかけられて、その人が参加しているという社会貢献アクションのFBのページを宣伝された。
私と同じ大学生だった。
ジェンダー論を専攻にしています。友達と一緒にこの組織を運営しています。
みんなに問題を知ってもらい、自分達も勉強するために、講演会やパネルディスカッションを企画しているんです。
そういう話を聞いた瞬間、急に、今までなにもしてこなかった自分が恥ずかしくなった。
「遠くでえらい人たちがいいことをやっている」
で済んでいたことが、目の前に来て、それが同じ大学生で、そんな状況がすごく衝撃的だった。
今まで「えらい人たち」で済ませていた人たちが、血の通った人間で、感情があり、傷つきながら必死に活動しているのだと、急に生々しく感じられた。
それから、かといって私は行動するわけでもなく、デモや活動を見るたびに、ジリジリと胸の焦げるような罪悪感を感じて過ごしていた。
世の中は勝手によくなっていくわけではなくて、血の通ったあの人たちが、血を流して戦ってよくしていっているのだと思った。
なのに、自分はなにもしないでそれを家から見守って、よくなった世の中だけを享受しているような気がした。
ローカルだから、東京のデモより自分が必要とされている気がした。
東京の大々的なデモより、報道とかも少なくてハードルが低そうな気もした。
たとえデモをしたところで世の中が何も変わらなかったとしても、なにもしない罪悪感で自分を嫌いになるよりはなにかしたほうがマシだと思った。
私の気持ちとしては、絡まれたなんてかわいらしい表現では物足りないぐらいの大きな衝撃だったけど、実際そのよっぱらいのやったことは、絡んだとしか言いようがないので、絡まれたと表現する。
私の主観では、私の心に土足どころかヘドロまみれの状態で転がり込んできてそこら中に吐瀉物を吐いていった、ぐらいの衝撃だった。
酔っぱらいは、散々みんなにひどい罵倒の言葉を投げつけた後、私の髪を掴んで、「高麗人か。高麗人か」と叫んだ。
あとで聞いたことによると、デモをよくしている人たちにとっても珍しいことだったらしい。
でも、当時の私にとっては、活動をして来た人たちはこんな理不尽と戦ってきたのかと思わされる出来事だった。
昔の自分はよくもまあ、主張の詰めが甘いだのなんだの偉そうに上から目線でデモにケチをつけられたものだと思った。
今までなにもしてこなかった自分も、そうして絡まれて何もできなかった自分も、全部が情けなくてボロボロ泣いていたときに、慰めてくれたのが、日本共産党の斉藤和子さんだった。
「私は政治家だから、みんなを守る方の立場なんだ。あなたが背負う必要はない」
というようなことを言われたと思う。
その後、日本共産党に、党員という形で党を応援するシステムがあり、それは誰でもなれることを知った。
(※後から知ったことだが、2020年1月現在の日本共産党の規約では、日本国籍を所持している必要はある)
他の人たちがこうして戦って世の中をよくしてくれているのに、自分だけその成果の甘い蜜だけ吸っている。
党員になれば、少しは、今まで世の中をよくしてきてくれた人たちに報いられるかもしれないと思って、すぐに共産党の事務所に行って、入党させてくださいとお願いをした。
そして、入党したら、私が「世の中をよくするために戦ってきた人たち」だと思っていた人が、共産党員だったことが次々と発覚した。
共産党が、青年が政治に参加する方法を学ぶための民青という組織を支援していることも知った。
どうしてあんな風に戦えるのか、到底同じ人間と思えない、と感じてきたことにひとつ納得できる理由がついたような気がした。
ああいった人達は、誰かから、こんな風に、政治に参加する方法を教わってきたのだ、自分はそれと出会ってなかったのだ、と思った。
党員の立場で言うのもなんだけど、政治に参加する方法を学ぶ場は、必ずしも民青でなくてもいいと思う。
でも、すべての人に、何かしら、そうやって、政治に参加して、世の中を変える方法を学ぶ場所や、共に行動してくれる仲間に出会ってほしいと思う。
投票は、政治に参加する方法のうち、一番簡素なものでしかない。
長い戦いの末に私たちの先祖が獲得した「参政権」は、もっと多様で、その中には、投票よりも細かく正確に自分の主張を伝える方法が含まれている。
「政治に参加する」とは本来、特別政治に詳しい人が独占するものではなく、誰も正解がわからない中、それぞれが生活の中で行っていくものだ。
デモにしろ署名にしろ、仕事帰りにとか、買い物のついでにとか、もっと生活の中で気楽に行われるべきものだと思う。
自分は政治に何を求めているのか考えを整理することも、それをどう社会に伝えるのかも、練習なしにできることではない。
民青などで教わりながら、ときには間違えて失敗しながら、少しずつ身に付けていくものだ。
民主主義とは、みんながそうやって気軽に政治に参加することではじめて成り立つのではないだろうか。
多分今の世の中は、みんな政治に参加するスキルが足りていないせいで、民主主義がうまく回っていないのだと思う。
ちなみに、みなさん気になるであろう、党員としての生活については、入党して1ヶ月経つが、今のところ大して入党以前の生活と変わらない。
危ないことは特にないし、離党したければいつでも離党できるし、中国共産党や武力の影は欠片も見当たらないし、嫌な活動を強制されたりもしない。
党員としての活動の内容も、得意なことをできる範囲でとのことで、私に関しては、バイトでもやっている慣れた作業を気楽にやらせてもらっている。
ネトゲにおける問題は、ゲーム依存症なのか、人間関係依存症なのかは、人によって全然違うんだろうな(´・ω・`)
俺も何年かMMOをやってて「俺は、ゲームくらい一人でやりたい人間なんだな」と思ってしまった。— Sunao amano (@sunamn) 2020年1月11日
これに関してはこの指摘の所もあるし、ゲームそのもの自体、概念的に広く、それぞれ本質が別物、ゲームと一括りにしてどうのこうの言うのも無理があるんだよね。
ここで言うゲームは所詮デジモノなゲームだろうけど、それこそTRPGみたいなアナログなゲームもあるわけだしね。
そしてそのデジモノなゲーム自体でもそれこそ据え置きのオフゲからオンゲまであるし、オンゲでも現在は衰退しきったMMOからFPS、そしてスマホゲーみたいな代物まである訳で一括りで結論を出せる代物ではないのよね。
ゲーム脳当時槍玉に上げていたMMOや据え置きのゲーム等とスマホゲーじゃそれこそゲーム性はおろかプレイスタイルそのものが別物だしね。
それこそ当時よりも時間的、作業的に言えば、画面に張り付いていないだけ、当時よりは健全化しているとは言えるよね。
課金の方面のスタイルで言えば、スマホゲーは寄り悪化しているとも言えるけど、それはそう言う商売にゲーム会社が切り替えたのも原因としてある訳だしね。
そもそもゲーム脳の亡霊であり、うどんの国の一件で大注目されたゲーム障害とやらについてはそれこそ提唱した側がゲームとネットの区別すらついていないのは一目でわかる代物だから、多くの人に切れられるのも当然だと思うよ。
また今回のゲーム障害とやら言っている樋口進氏とかの連中は学術論文すら出していないのにWHOの権威を振り回して自分達の説の優位性を喚き散らし、ゲーム依存症治療の為に麻薬治療薬投与すべきとか言う様なとんでもない連中みたいだしね。
しかしこの手のある意味強力効果論的な事を喚き散らす人物が研究者等と称して、いつまで現れ続けたり、暴れたりし続けるのだろうね。
そりゃまあ、そもそも現在の表現規制問題で動いてくれてる人たちの大半が児ポ法からで、その後が東京都の非実在騒動。都内や関東圏が多いのはさもありなん。なお、うぐいすリボンさんは各地方で勉強会や講演会や茶話会を開いてくれたけど、どれだけの人が関心を寄せて会場に来てくれた?そこやぞ。— セフィーロのおんりょー (@cef_tom) 2020年1月12日
これ言い分も判るけど、そもそも規制に反対している人達自体、それぞれの考えがあり、思考や思想自体も違う、悪く言えば当時言われた様に烏合の衆なのだから、こうした押し付けは良くないと思うけどね。
彼等の行動や結果は評価するけど、考えが合わず、彼ら自体から距離を置いている人や場合によっては嫌いって人もいるのも事実としてあると思うけどね。
これは年末のツイートを見ていて、こう言うメールが来たと言うツイートを見ていても判る事だから。
また先鋭化する事は出来うる限り避けるべきで、お願いするにもこう言うお前らがこないからと言う言い方は不味いと思ったりもするのだけどね。
https://this.kiji.is/581526968514757729
さすがブクマカの皆さんはリベラルで、人権講師に「この中にも○○がいる」と言われても動じない方ばかりなんだな。
皆さんには信じられないかもしれないが、世間はそこまで同性愛を理解していない。
同性愛を、同和地区の人、在日外国人など、見た目でわからない被差別者に言い換えてもいい。世間はブクマカの皆さんほど理解していない。
私の友人に、性的マイノリティ人権講師をやっている人がいて、私はそのサポートをしている。講演のあと、アンケートをまとめたりする。(以下アンケートの回答は原文のままではありません)
アンケートでは、児童生徒が否定的な回答をすることはまずない。記名で先生が読むアンケートだからということもあろう、模範的に答えようとする子供がほとんどだ。
・かわいそうだと思いました
講演の中で、「クラスメイトの皆さんと変わらず仲良くしていたいと思っているのに、ゲイかもしれないと疑われた時点でよそよそしくされる。それはとても辛いのです」と伝えているにもかかわらず、だ。「自分たちはカミングアウトをしなくても、皆さんと一緒に普通に生活しています。多くの当事者は、特別扱いされたいとは思っていません」と伝えているにもかかわらず、だ。
子供たちの多くは友達に優しくあろうとしているので、アンケートの答えが点数稼ぎばかりとは思わない。きっと本心でそう思ったのだろう。
でも、そんな、腫れ物に触るような対応を誰が望む?
ブクマを読んでると、子供たちが何らかの手口で当事者を燻り出していじめる場面を思い浮かべたのかな? と思えるものが結構目についた。子供がそんなことやるのはどう考えても悪だし絶対ダメだ。
実際の現場でおきることは違う。
「このクラスにもいるかもしれないんだって」「もしいたらどうする?」「あの人"そう"っぽくない?」「かわいそうだし、優しくしてあげる」
そんなような会話が、数名の仲のいいグループ内でなされる。そのグループの中に当事者がいる可能性に気づきもしないで。
これまで隠してきた当事者は、ますます「言えないな」となる。隠さなきゃいけないなら友達じゃないって? 誰だってすっごく仲いい人にだって打ち明けない秘密の一つや二つ持ってるでしょ?
あるいは、クネクネと「実はおれ、ゲイなのよん。差別しないでね〜ん」なんてウケを取ろうとする子がいる。その場に当事者がいる可能性に気づきもしないで。助長される「いじめ」はこんなふうに、特定個人相手ではなく自覚なく行われる。諫めると自分が疑われるかも、と思って、周りも笑う。当事者ならなおさら、怖くて抗議できない。
何クラスもを一度に集めた講演会で、数分から数時間程度のお話を聞いただけで深く考えることができる子って、実際すごく少ないんですよ。上っ面の理解で、インパクトのある「この中にもいます」だけが印象に残る。当事者探しは教室で「お前か?それともお前か?」なんてわかりやすい方法じゃなく、それこそ LINE のグループなんかでヒソヒソやられるんだ。クローズドの当事者がそのグループにいたら? 自分が疑われなかったとしても、「この中にだけは当事者はいないだろう」を前提にされている空気にすり潰される思いをする。
(すり潰される経験があまりに多すぎて諦めている人もいる。すり潰されているのは自尊心で、人生を大きく左右するのに。)
性的マイノリティ人権講演は、自治体や教育者対象のものも多い。児童生徒よりも、講演後アンケートの回答はばらける。大人は自分の部下や子供からカミングアウトされたら? ということを現実的に想像して答える。
・うちの生徒にはいないが、今後の参考に
とても現実的だと思う。自分は理解していても周囲はそうじゃなく、変えていく力はないと思っていたり、自分の偏見が拭えないことに悩んだり、どこか他所ごとだと思ったり。社会の現実はこうなんだ。
実際、近しい人が当事者だと気づいたときに戸惑わないと言える人はどのくらいいるのか?
(戸惑ったら「戸惑った」ってリアクションしてもいいと思うけど。なかったことにされるよりずっといい)
世の中はまだまだこんなふうで、子供たちはそんな世の中で成長しているのだ。
理解の浅い段階で「この中にも同性愛者がいる」って言葉を投げかけられると、当事者が不安とショックに囚われる。当事者でなくても立場の弱い子供にも、しばらく友達との会話が恐怖になる可能性がある。
しっかりとした性的マイノリティ教育(その他人権教育)が行われていれば、子供たちは、自分の周りにも当事者がいるかも、という前提で人と付き合うことができる。「この中にも同性愛者がいる」とわざわざ言う必要がない。
児童生徒向けで、全体講演のあと、クラス単位や希望者のみなど、もう少し少人数で距離も近くして講義を行うことがある。質疑応答の時間も設ける。子供たちの姿勢が違って、上っ面だけじゃなくしっかり理解しよう、受け止めようとして聞いてくれる。その後、アンケートよりもずっと長文のレポートを送ってくれる。
・もし友達にカミングアウトされたらどうすればいいかって考えていたけど、その人にいつもしてるみたいに言葉をかければいいんだなと思いました
・将来自分が同性を好きになることもあるかもしれないから、今はそうじゃなくてもふざけてネタにするのはやめようと思った
・性的マイノリティの人がその場にいたら言えないようなことは、誰の前でも言ってはいけないと思いました
講師は「この中にも同性愛者がいる」とは絶対に言わない。「同性愛者にはこう接しなさい」と言うわけでもない。人と人との関係の、答えのない問いを、一緒に考えていこうね、と伝えただけだ。
何なんだよお前ら!!!!
意識高い旧帝大や駅弁の建築系や都市計画系、経済系、デザイン系の学生をインターンと称して集めて、無給労働させてるだけじぇねえかよ!!!!!!!
有名なNPOから派遣された学生インターンが、10名中9人が途中で離脱するって、どんだけブラックなんだよ!!!!
地方創生とか、地方再生とか、公民連携とか、地域活性化とかお前ら言ってんのに、街が幸せになるまえに、中で働いている人間が無給で働かされて次々に不幸になってるだろうが!!!
それで地方創生のセミナーやって、業界の実態に無知な人間を連れてきてまた繰り返すのかよ!
それを指摘した自分に都合の悪いツイートを次々ブロックするなよ!
自分の過去の成功事例をセミナーで御託並べて自信満々に吹聴しているけど、実態は既に縮小や撤退して失敗してんだろうが!
本当に成功している事業している人間が、いちいちセミナーで「私は儲かってます、成功してます」って言わないだろ!そんなの典型的な詐欺だろ!
事業で成功していたら、セミナーや講演会ばかりしてないだろ!!!!!自分の事業に専念しろよ!!!!!
他のコンサルが噛んだ案件、失敗事例をレポートしておきながら、他のコンサルトうちは違いますって客に伝えて、自分ところの失敗した事業を棚に上げんなよ!都合の悪い情報隠蔽するなよ!
他の人の成功したプロジェクトを、あたかも自分の成果のようにメディアに掲載してるが、お前が何やったかはっきり言えよ!!!
むしろ、そのプロジェクトは、他の人間が時間と労力をかけて出した成果だろ!!!!
勝手に手柄横取りして自分の実績に見せかけんなよ!!!!!詐欺だろ!!!!
意図的に自分の周りに沢山の仲間がいるように見せかけて、Facebookやツイッターのトップ画像を、セミナーの集合写真まんま載せてるけど、実際は2,3名のただの零細企業だろ!!!!
学生をただで働かせて拘束時間メチャクチャ長いのに、金払えよ!!!!
Twitterで「地方の海産物うめー」って写真付きでつぶやいてる暇があったら、金払えよ!!!!
「半年間みっちりやらないと意味ないです!」なんてただの無給労働の奴隷だろ!!!!!
そんなことしながら、他の地方創生コンサルが社会人を1年間無給で働かせるのを批判して無自覚だなんて、お前はサイコパスかよ!!!!
「またやっちゃった…」
ヒロコは苛立ちと罪悪感でいっぱいになった胸を抑えて深く溜め息を付いた。
間も無く3歳になる娘のユウが赤くなったあどけない頬をめいっぱい歪ませて泣きじゃくっている。
片付けても片付けてもおもちゃを散らかし、いたずらばかりするユウをきつく叱りつけたのだ。
同じことを何度繰り返せばいいのか、また抑えきれない怒りを発してしまった。
掌がヒリヒリと痺れている。
我に返った時には遅く、ユウは火が付いたように泣き出した。
それでもヒロコはすぐには動けなかった。
その様子を他人事のように見詰め、抱き寄せる事も出来ず、これを宥めるのも自分の仕事かとうんざりし、またそう考えてしまう自分が嫌だった。
夫の帰りは今日も遅いのだろう。
激務の為、終電になることがほとんどだ。最後に娘が起きている時間に帰ってきたのはいつの事だったろうか。
日が傾き始めた窓の外に目をやり、逃れられない娘の泣き声と孤独感にヒロコはまた溜め息をついた。
──
「こんなはずじゃなかったのに」
「イヤイヤ期は大変よね」
サキは応じる。
ヒロコの学生時代の友人だ。
サキの子供はユウの2つ上の男の子で、サキは企業勤めのいわゆるワーママである。
最近は忙しくて会う機会も減っていたがサキが2人目の出産を間近にして産休に入った為、久しぶりにお茶でもどうかと招待を受けたのだ。
「可愛くない訳じゃないんだけどね、時々イライラが止まらないの。本当にひどいんだよ。なんで何回言ってもわからないんだろう」
自分の家にはない、物珍しいおもちゃの数々に目を輝かせているユウを横目に、ヒロコはまた溜め息をつく。
「片付けは出来ないし、気付いたらすぐ散らかすし、昨日もリビングに水をぶちまけるし、トイレットペーパーは全部出しちゃうし…。毎日毎日片付けに追われてる…!すぐにビービー泣いてうるさくて頭おかしくなりそう。この子、私のこと嫌いなのかなって本気で思う事がある」
サキは時折自身の体験を交えながらヒロコの言葉にうんうんと耳を傾ける。
ヒロコがアドバイスなどを求めていないことはよくわかっている。
まだ意思の疎通もままならない子供と一日過ごしているだけでどれだけ気力と体力が削られるかサキもよく覚えている。
久しぶりに人と話をしている高揚感と充実感に夢中になるヒロコの気持ちはよくわかった。
「…そろそろ保育園のお迎えに行かないと」
時間が過ぎるのはあっという間だ。
「長居してごめんね」
ヒロコも席を立ち、ユウの散らかしたおもちゃを片付ける。
「帰るよ」
その一言でユウの顔がぷうと膨れた。
「やだ」
ヒロコの目が吊り上がった。
「また始まった…!ワガママ言わないで!!」
「やあぁー!あそぶ!あそぶの!!」
小さな手から乱暴におもちゃを取り上げると、ユウはわぁっと泣き声を上げた。
「はぁ…。もううるさい!泣かないでよ!行くよ!」
ヒロコはユウを抱き上げようとしたが、ユウは泣いて暴れ、その手から逃がれようとする。
カァッと目の前が赤くなるような感覚に襲われ、反射的にヒロコの右手にグッと力が入ったが視界にサキの姿が入り、ヒロコは震わせた拳を抑えた。
その分声はヒートアップする。
強引にユウを引き寄せ、そのまま引きずるようにして玄関へ向かう。
「みっともない所見せてごめんね。いつもこんなで…ホントごめん」
辛そうに頭を下げるヒロコにサキは困ったような笑顔を返すと、本棚から一冊の本を取り出してヒロコに渡した。
「ね、良かったらこれ、読んでみて」
──
ヒロコは疲れていた。
「こんなはずじゃなかったのに」
お母さんだからメイクもお洒落もちゃんと出来なくて、髪を振り乱して鬼の形相で子供に怒鳴り、お母さんだから子供の為に我慢ばかりで辛い事ばかり。
ユウの寝顔を見て愛しいと思っても、朝になればまたあの1日が始まると思うと恐怖すら感じた。
この子を産んでいなければ…考えても仕方のないifが頭の中を駆け巡る。
恨めしい。子供の事など考えず、仕事だけしていればいい夫が恨めしかった。
独りの時間はとても長く、虚無で満たされていた。
(絵本か…)
本屋へは何度か行ったが子供に何を選べばいいのかわからず、無難そうな物を数冊買ったきりだ。
読み聞かせをしてもユウはすぐに飽きてしまい最後まで読み切れた事もなく、読んでいる最中に絵本を破かれて怒って以来、開くのをやめた。
鞄から取り出し、表紙を撫ぜた。
「えぇ…どういうこと?」
口の端に自然と笑みが浮かんだ。
静かなリビングにページをめくる乾いた音が響く。
いたずらで母親を困らせる可愛くない子供が、デフォルメされた絵柄で描かれていた。
嫌な感情が胸を巡る。
気分が悪くなり、一度は絵本を閉じようかと思った。
しかし、めくるごとにヒロコの手が震えだした。
(あ、このママ…)
(私だ…私がいる…)
あたしがあんたをうんだんだもん!
大好きすぎるからおこるのよ!あんたにはママよりしあわせになってほしいの!!
それがおこるってことなのよ!』
ヒロコの目から知らずに涙がこぼれた。
(うん、私、怒りたいんじゃない。ユウが大好き。大好きだから怒ってしまうんだ…!私、間違ってなかったんだ…!)
胸が、身体中がカァッと熱くなった。
堰を切ったようにとめどなく涙が溢れてくる。
ヒロコは絵本を抱き締めて嗚咽を上げた。
ヒロコは昨夜泣き腫らしてむくんだ瞼をこすりながらも、穏やかな気持ちでいた。
今朝も早くからユウは冷蔵庫の野菜室に積み木を放り込むいたずらをしていた。
いつものように怒鳴り付けたヒロコだったが、泣いているユウを自然に抱き締める事が出来た。
「あのね、ママはユウが好きだから怒ったんだよ。わかる?ユウの事がどうでもよかったら、怒ったりもしないの。だからユウが悪い事をしたら怒るのよ」
今はまだ全ては伝わらないかも知れない、けれどきっとわかってくれるはず。
心持ちが違うだけでこんなにも余裕を持っていられるなんて。ヒロコは晴れやかさすら感じていた。
──
追い詰められていた自分の気持ちを理解し、黙って絵本を渡してくれたサキに感謝を伝えようとヒロコは電話を掛けた。
「何て言うか、助けられた気持ち。私、いっぱいいっぱいだったんだと思う…」
「私もそうだよ」
サキの声は安堵したような響きがあった。
「いい絵本だったでしょう?私も辛いときに読んでるんだ。怒るのは悪いことじゃない、子供の為だって思えると気が楽になるよね」
「うん。ユウにちゃんと向き合えた気がする」
しばらく話を続けたあと、あぁそうだとサキは言った。
「あの絵本を書いた作家さんの講演会が再来週あるんだけど行ってみない?」
「講演会?」
「ユウも騒ぐしそんな所に連れていけない…」
「大丈夫!子供連れでも安心して行ける講演会なの。作家さんが子供と遊んでくれたり、絵本の読み聞かせをしてくれたりするんだ。親も子供も楽しめていい息抜きになるよ」
本を一冊読んだだけ、どんな人かもわからない絵本作家の講演会に3000円も出すのは専業主婦のヒロコにとっては少し高いなと思う金額だった。
だが、子供も沢山来ると言う話だし、ユウにもいい刺激になるかも知れない。
熱心に勧めてくれるサキに押され、せっかくだからと参加を決めた。
講演会と聞いて構えていたが、会場に入って拍子抜けした。
椅子も置かれていないホールにブルーシートが敷かれているだけ。
「なんなの、これ?」
「知らないとちょっと驚くよね。まぁ座って座って」
「ユウちゃん、これから楽しいお兄さんが来て遊んでくれるよ。ご本も読んで貰おうね」
サキの息子ケンタは場馴れしているのか、サキに寄り掛かるようにして静かに座っていた。
「そんなことないよ。全っ然ダメな子なんだから!今日はユウちゃんがいるから良い子のフリしてるだけ。もうすぐ赤ちゃんも産まれるんだからもっとお兄ちゃんらしくして貰わないと困っちゃう。ね?ケンタ?…あ、ほら始まるよ!」
それはヒロコが想像していた作家の講演会とは全くかけ離れたものだった。
絵本作家と聞いてかなり年配なのだろうと勝手に思っていたヒロコは、40半ばに見える気取らない格好をしたこの男性が絵本作家その人であることも驚いた。
作家本人が壇上を降りて子供と触れ合い、子供達が楽しめるように趣向を凝らした様々な遊びが繰り広げられた。
時には大人も一緒に歓声をあげるような賑やかなもので、気付けばユウもキャッキャと声を上げて遊びの輪の中で満面の笑みを浮かべていた。
(凄い…)
「この人は特別だよ。こんなに子供の為に自分からやってくれる作家さんなんて聞いたことないもの。生の意見を聞きたいって日本中回って年に何本も講演会開くんだよ。絵本も発売前に講演会で読み聞かせして、感想を聞いて手直しするの。凄いでしょ?」
「前にね、仕事でこの人のイベントに関わった事があって。妥協しないでこだわりを貫く姿勢とか、誰に対してもフランクで、作家なのに偉ぶらない所とか、凄く温かみがあって純粋な人だからファンになっちゃったんだ。しかも、ちょっとかっこいいじゃない?」
子供達は食い入るように作家の手元を見詰め、声を上げて笑っている。
(これがプロの読み聞かせ…!ユウなんて私が読んでも最後まで聞かないのに、こんなに子供の心を掴むなんて。やっぱりプロは違うのね。私もあんな風に感情を込めて読んでみたらいいのかな)
作家は、二冊の本を読み終わり、次が最後の読み聞かせだと告げた。
もう終わってしまうのか…と残念な気持ちになるヒロコは気付かないうちにもうこの作家のファンになっているのだ。
新作だと言うその黄色い表紙の絵本は、作家が渾身の思いを注いで全国のママ達の為に描き上げたのだそうだ。
この明るくて楽しい、優しさに溢れた人が私達ママの為に描いてくれた絵本とは一体どんなものなのだろう。
ヒロコの胸は期待に掻き立てられた。
読み上げられた一文にヒロコは頭を殴られたような気がした。
周りを見れば大人しい子供もいるのに何故ユウのようないたずらばかりする子だったのかと妬ましい気持ちになることもあった。
子供が親を選んで産まれてきただなんて考えたこともなかったのだ。
作家は感情を溢れさせた独特の声音で絵本を読み進め、ページを捲っていく。
ひとりぼっちで寂しそうなママを喜ばせたいんだと飛び込んでいく魂。
ヒロコの心は激しく揺さぶられた。
気付けば茫沱たる涙が頬を濡らしていく。
母に喜びを与える為に産まれるのだ。
ヒロコは肩を震わせしゃくり上げて泣いた。
作家を中心に会場の空気が一つになったような感覚をヒロコとサキは味わった。
同じように感じる来場者は他にもいたのではないだろうか。
(自分の絵本を読みながら泣くなんて、とても繊細な人なんだ…)
作家が自分に寄り添ってくれるような気持ちになり、ヒロコはその涙が温かく感じた。
「ママ…?」
ヒロコが泣いている事に気付いたユウが、どうしたの?と母の頬に手を伸ばす。
ヒロコは反射的にその小さな体をギュウと抱き締めた。
「ユウ、ありがとう」
講演後に開かれた即売会でヒロコは迷わずに黄色い表紙の絵本を買った。
感動と感謝を伝えているとまた涙が溢れてきた。
作家はにこにこしながら『ユウひめ、ヒロコひめへ』と言う宛名の下に2人の似顔絵を描いて手渡してくれた。
──
翌日からヒロコはユウに、そのサインの入った絵本を積極的に読み聞かせた。
講演会で見た絵本作家の姿を脳裏に思い浮かべ、それと同じように読み聞かせをしたのだ。
冗談を言うシーンでユウは笑う。
もう一度ここを読んでとヒロコにせがむ。
こんなこと今まで一度だってなかったのに。
「ユウもこんな風にお空の上からママを選んだんだって。覚えてる?」
「うん。おじいちゃん」
「このおじいちゃんにユウも会ったの?」
「うん」
幾人もの子供たちから聞いた話を元に絵本を描いたとあの作家は言っていた。
本当だ、ユウも産まれる前の記憶を持っているんだ、とヒロコは確信した。
「どこが良くてママを選んだの?」
照れたように小首を傾げながら舌足らずに答えるユウをヒロコはきゅっと抱き締める。
「ママ嬉しい~!ユウも可愛いよ!可愛いママを選んだんだからユウが可愛いのも当たり前だよね~!」
子供からこんなにも愛を貰えると気付かせてくれたこの絵本は、ヒロコにとって正にバイブルとなったのだ。
後半はこちら↓
幼児の面会が禁止されている産院だった為、お見舞いに行けなかったヒロコは、サキの退院を心待ちにしていた。
お祝いを手に、ヒロコはサキの家を訪ねた。
「ありがとう。片付いてなくて悪いけど上がって」
サキはほんの少し疲れの見える、けれど元気な笑顔で迎えてくれた。
「わぁ可愛い。ほら、赤ちゃんだよ、ユウ。寝てるから静かにね」
「あとで起きたら抱っこしてあげて。ユウちゃん、お菓子どうぞ」
部屋の隅でミニカーを走らせていたケンタにも声を掛けるが、ケンタは小さく首を振るだけだった。
「ケンタくん。一緒に食べない?」
ヒロコも声を掛けたがケンタは反応しない。
サキは苦笑いしながらコーヒーの入ったカップをヒロコの前に置いた。
ユウにはリンゴジュースだ。
ヒロコが制する間もなく、ユウはお菓子を口に運んでニコニコしている。
「ユウちゃん、慌てて食べると喉に詰まるよ。沢山あるからゆっくり食べてね。…ケンタの事は気にしないで。赤ちゃん返りしちゃったみたいでね、構って欲しいくせにずっとああやって拗ねてるの。ねー?赤ちゃんケンタちゃーん?」
サキがからかうように声を投げるとケンタは口をへの字に曲げてテーブルにお尻を向けた。
「ね?退院してからずっとこう。もうお兄ちゃんになったんだからそんなに甘えられても困るんだよねぇ。私だって赤ちゃんで手一杯なのに。放っておいていいよ。お腹が空いたら勝手に食べるから」
ふぇぇ…と新生児独特の小さな、けれども弱々しくはない泣き声が耳に届く。
ユウが反応して振り向いた。
「あかちゃ!ないてう!」
「赤ちゃんて泣き声も可愛いね。もうユウなんて泣いてもうるさいだけだもん」
抱っこしていい?とサキに確認して、ヒロコは赤ん坊を抱き上げた。
軽い。
ヒロコが頬をつつくと赤ん坊はきゅっと目を瞑り、口が緩やかに開いた。
生理的微笑だ。
ヒロコの頬も緩む。
「じゃあもう1人産めばいいじゃない」
サキがヒロコの脇を小突く。
「欲しいけどこればっかりはね」
ヒロコは苦笑いして上を見上げた。
「私の事を選んでくれる赤ちゃんいないかな~。降りてきて~!なんちゃって」
「今、空から見てるかもよ~」
その時ケンタがポツリと言った。
「赤ちゃんなんて嫌い」
サキが溜め息を吐いた。
「またそんな事言って…。ケンタ、ママが大変なのは見てわかるでしょう?お兄ちゃんらしくして欲しいな。ね?ママを困らせないで」
「まぁまぁ、ケンタくんも寂しいんだよ」
リビングの気まずくなった空気を和ませようとヒロコは明るい声を上げた。
「ケンタくん、知ってる?赤ちゃんて、ママを選んで産まれて来るんだよ。きっとこの赤ちゃんもケンタくんとケンタくんのママに会いたくて産まれて来たんだよ。ケンタくんだってそうだったでしょう?」
「そんなのしらない」
ケンタはふてくされた顔で横を向いた。
「忘れちゃってるだけなんだよ。ケンタくんだって赤ちゃんが産まれることまで空の上でわかってて今のママの所に来たんだよ。ユウはちゃんとママを選んで来たって覚えてるもんね?」
ヒロコがユウを振り向くとユウは急に自分に話を向けられた事にきょとんとしていた。
「ユウ、ママを選んで来たの、覚えてるよね?」
ヒロコに重ねて問われ、ユウはやっと頷いた。
「おそらのおじいちゃん」
「ええ?ユウちゃん覚えてるの?」
サキが驚きの声を上げた。
「そうなのよ」
「あの絵本を読んでたらね、ユウもここにいたって言い出したの。空の上から見てたって…」
サキが感嘆の息を吐いた。
「凄い…。本当に覚えてる子っているのね」
「私も驚いちゃって」
ヒロコも深く頷く。
「いいなぁ。ケンタなんか全然知らないって言うし、さっきもあんな事言うでしょ?この子には産まれる前の事を覚えておいて欲しいなぁ」
ケンタはそんな会話など聞こえないかのように部屋の隅でまた1人遊びに戻っている。
──
ひとしきり話した後、新生児のいる家に長居しては悪いと、ヒロコは腰を上げた。
「さ、ユウ、行こうか」
辺りに散らかったおもちゃを片付けながら声をかけると、ユウは口をへの字に曲げて手にしたおもちゃに力を込めた。
帰りたくないと言う意思表示だ。
ヒロコはつかつかとユウの側へ寄り、おもちゃを取り上げると箱へ戻す。
「やぁだぁ~!!」
ユウがわぁんと声を上げた瞬間、ヒロコはその頬を迷いなく叩いた。
パチンッと言う乾いた音が響き、ケンタがハッと顔を上げた。
サキも「え…」と声を漏らす。
叩かれた痛みに更に泣き声を大きくするユウをヒロコはぎゅっと抱き上げる。
「ユウ。痛かったよね。ごめんね。でもママの手も痛かったんだよ。ママだって嫌だけどユウがワガママ言うから仕方なく叩いてるの。わかるよね?ユウも叩かれたくないでしょう?」
ゆっくりと低く、含むように諭すヒロコ。ユウは涙目を開いて、うん、と頷いた。
「わかったね。じゃあ帰ろうか。」
「うん」
掛ける言葉が見付からず目を泳がせているサキににこりと笑うヒロコ。
「驚かせてごめん。最近は私も我慢しないで正直に怒ることにしてるの。叩くのはよくないけどちゃんと理由もあるし、説明すればユウも今みたいわかってくれるから」
「そ、そっか。うん、いきなりだからびっくりしたよ…」
「ちゃんと愛を持ってやることは子供にも伝わってるんだよってあの作家さんも言ってたから大丈夫」
ヒロコの自信に溢れた顔を見て、サキはふっと息を抜いた。
「ヒロコ、変わったね。この前来たときは凄く疲れてたから心配だったけど、ちょっと安心した。しっかり考えて育児出来てるの偉いよ!私も頑張らないとって思った」
「色々ありがとうね。サキが話聞いてくれたおかげだよ。また辛いときは頼っていい?」
サキは「もちろん」と応じた。
ヒロコはユウの手をギュッと握り、その暖かさを噛み締めながら帰路に着いた。
──
それから数ヶ月、目に見えてユウのイタズラは減っていた。
いや、ヒロコの意識が変わった事でイタズラが以前ほど気にならなくなったのかも知れない。
自分は背負い過ぎていたのだと気付いて、ユウへの接し方を変えてから育児がうまくいっていると感じていた。
ヒロコがそんな物思いに耽っていると洗面所の方から不穏な物音が聞こえた。
ふと見るとさっきまで目の前にいたはずのユウの姿が消えている。
ヒロコは溜め息を吐きながら洗面所へと向かった。
一体何をどうしたのか、ユウは洗面台の前に出来た水溜まりにびしょ濡れで座り込んでいたのだ。
「ユウは本当に悪い子だね…」
ヒロコが声を掛けるとユウはびくりと体を震わせた。
ヒロコは躊躇いなくその頬に手をあげる。
ヒィン…と小さな声を漏らしたユウの瞳から涙がポロポロと零れた。
「ユウはママに叩かれたくて生まれてきたのかな。ユウのせいでママの手が痛くなっちゃった」
「ママ…ごめんしゃい…」
か細い声でしゃくりあげながらユウはヒロコを見上げる。
ヒロコはため息を吐いてユウの前にしゃがみこんだ。
「ママは、ユウがママを選んでくれた事、本当に嬉しいんだよ。だからがっかりさせないで。ちゃんとママの事喜ばせてっていつも言ってるでしょう?」
ヒロコが諭すように言うとユウはこくりと頷いた。
ほら、怒鳴る必要なんかない。心で話せば子供に伝わるんだ、とヒロコは実感していた。
「ユウはママの事嫌いなの?」
「すき…ママのこと、すき…」
ユウは絞り上げるように言葉を紡ぐ。
ヒロコはにっこりと微笑んだ。
「よかった。ママもユウが大好きよ。じゃあ一緒にお片付けしようか」
ヒロコはユウの肩を抱き寄せた。
手が触れる瞬間、ユウの体が硬直したように感じたのは水に濡れた寒さからだろう。
ヒロコはいそいそとユウの着替えを用意した。
このくらいの悪戯なんて何でもない。子供のしたことをいちいち怒鳴っても仕方無いんだから。
ヒロコは余裕を持ってそう思える自分に満足していた。
子供に愛され、子供を愛する事はなんて素晴らしいんだろうと満ち足りていた。
ヒロコは幸せだった。
~完~
前半はこちら↓
ベルマークはホントいらない。今時消費者キャンペーンでもシールを切り取ってハガキに貼って応募、とかないじゃん。
何が悲しくて数百円のためにチョキチョキペタペタやってるんだろ。
ウェブベルマーク、という楽天で買い物したらつけられるのが別にあるんだから、そっちに統一すればいいのに。運営が無能だと思う。
ママさんバレーは好きな人だけでどうぞ。うちの学校は趣味のサークルと化しているが、増田みたいに強制参加なところもあるのか。クソだな。
親子球技大会とか教育講演会とか、やる意味あんのか誰が来るんだ的なあれ。
平日昼間に教育講演会やっても人集まらないから、役員は強制参加。
実績作りのためにイベントをやり、次年度「前の年にやっていたから」と継続って、何のためにやるのか意味不明になってるやつ。
あと、P連のイベント。
こんなものに時間取られるから、みんなやりたがらなくなるのよ。
PTA自体は学校の内情が把握できるし、学校に親の意見をモンペではない形で言えるので必要だと思うけど、新興宗教みたいな面倒臭さが敬遠される一因だと思う。
当分距離を取りたい。
3年前ならまだ続けれましたがいまはもう無理です。
なににうんざりしたかと言うと、もう処理しきれなくなったからです。
それほどに表現規制にコミットしなければならない案件が多すぎます。
「愛知県トリエンナーレの表現の不自由展には何も言わないくせに」とか一番最初にかかわって批判しつつそれでも擁護してきましたが、何もやってないことにされてしまいました。
右翼左翼の講演会やイベント潰し←これが一番多い。もう処理しきれませんし右翼左翼のつぶし合いはうんざり。
これらすべてに役所に問い合わせたり、政治家に働きかけたり、手紙を書いたり、メールを送ったり、パブコメを出したり、推移を逐一見続けることが、さすがに不可能になってきました。
表現の不自由展で「右派左派の規制派の動きは明らかに活発になって、やりたい放題」です。つぶし合いは一気に加速したと思います。
こんな状況で逐一すべての案件を追うことが不可能になりました。
公共の福祉だからエロ表現は規制しましょうとか左翼が言うな左翼が。 ←とかいうと、右翼の肩を持ってるネトウヨだなどと言われるのが表現の自由の戦士のつらいところ。
昔は右翼が表現規制をしてくるから、左翼との折り合いは良かったのですが、自民党規制派の動きがなりを潜めたあと、左翼系規制の小さい案件が増え始め、さすがにパンクしました。
ボクシングでいえば、左のジャブで散々弱らせた後、渾身の右ストレートが飛んでくる。完璧なコンビネーションパンチです。
twitterでの活動やネットブログの活動と言うのは、ほとんど広報のようなもので、やってることからすれば一部なのですが。しかし、数が増えすぎて生活のリソースを圧迫してきて、あらゆる活動がやってられなくなりました。
右翼左翼のつぶし合いに巻き込まれるのはもう面倒くさい限りだし、じゃあ漫画表現にのみ活動を絞るのならば、「エロを守るだけだ」と言われる。まず、右翼左翼のつぶし合いに多くのリソースが取られるので、もうあいつらが一番面倒くさい。
しかもエロ小説やエロ漫画描きまくりながら、他人の創作非難する左派インテリ作家とか、マジ害悪。
そういうやつらには左翼系規制派は突撃しない。結局いまの漫画表現に対する表現規制って左右の代理戦争ととばっちりなんですよ。
めんどくせえ。
だいたい、半年に一回でいいことが、1週間に1回起きるって無理に決まってんだろ。
どうやって関われっていうんだよ。
訂正しました。
公開の民事裁判の場に提出したB側の答弁書による、告白を受けた前後とグループLINEでの暴露に至るまでの経緯[10]。
2015年3月下旬、BはAがLINEで旅行先や桜の写真を送ってくる事を不可解に思っていた。またAから「おれの事が嫌いになった?」などのLINEメッセージを送られ混乱した。
4月2日、Bが大学の研究室で勉強していた所にAがやってきて「おれの事で何か悪い点があったとしても、色々言われるのはつらいから何も言わないで欲しい」と泣き出した。Bは「わかった」と答えて立ち去った。この事から、BはAとできるだけ接点を持たないようにしようと思っていた。
Bは告白を断り「よき友人でいて」とAに伝えた。その後、Aはそれ以前と同じようにBに対して食事に誘ったり遊びに行こうと連絡してきた。(授業に来なかったら起こしてくれとモーニングコールを頼んでくる、評判がいいという12個の法律事務所のリストを送ってくる、口頭やLINEで食事に誘う、他の友人と一緒にハイキングに行こうと誘う、別の友人と食事に行く話をしていたら誘ってもいないのについてくる、他の友人と講演会参加の話をしていたら自分も行くと言い出す、等。)
BはAを傷付けないように当たり障りのない返事でAの誘いを断るようにしていた。授業のプレゼン準備中に、親しげに話しかけ腕や肩に触れてくる、「今日香水強いかな」と言ってくるなどのAの行為は、Bにとっては問題だった。5月下旬には学校のラウンジで話しかけられ、「うん」「そう」など返事をしていたらAは頭を抱えて「うあー」と声を出した。腕のあたりに触れてきたので「触るな」と告げた。
A最悪やな。