はてなキーワード: 情報隠蔽とは
定期的にこういう工作をするのはブルージャパンかな。新田さんのポストがよくまとまっている。個人的に、「悪夢の民主党政権」における大きな問題点は次の3点と考えています。(1)国家運営能力の欠如により、内政上の失敗を数多く引き起こし、国益を損ない続けた(2)拙劣な外交を繰り返し、日米関係をはじめ、周辺諸国からの信頼を大きく毀損した(3)総理・閣僚をはじめとする所属議員の度重なる不祥事や、自分たちに都合が悪い情報を隠蔽する体質によって、国民の政治に対する信頼を失い続けた
では、それぞれどんなことがあったか振り返っていきましょう。はらわたが煮えくり返る覚悟で読み進めてください。
・財源の見込みが甘く、政権交代の際に掲げたマニフェストはほぼ未達成。
・法的根拠がないばかりでなく、仕分人の選定や対象事業選定にも透明性を欠いた「事業仕分け」をデフレ時におこない、必要な公共投資を削減。経済を悪化させたにも関わらず、結果に責任を負わなかった。
・「コンクリートから人へ」という誤った政策により、災害対策を疎かにしたうえ、地域社会を破壊した。
・「朝鮮王室儀軌引渡」「尖閣事件の船長釈放」「運用3号通知」「国家公務員採用大幅減」など、閣僚たちが思い付きレベルの意思決定を独断でおこない、結果的に我が国の将来に禍根を残した。
・法的根拠のない組織を乱立させ、意思決定過程が曖昧になり、指揮命令系統も混乱。
・法的根拠のない大臣や副大臣を任命したり、個人的な友人を参与に、党職員を内閣官房職員に任命するなど、ルールを無視、公私の別がつかない人事を実施。
・原発停止、ダム建設中止など、法令根拠や事前協議が必要な決定を手続無視で断行。
・普天間基地問題が迷走し、沖縄とアメリカの信頼を大きく損なった。
・来日したオバマ大統領を日本に残したまま、鳩山総理がAPEC首脳会議に出席するためにシンガポールに向かうという非礼行為。
・尖閣沖漁船衝突事件では、中国側の脅迫や報復に屈して船長を早々に釈放、不起訴に。その後の尖閣諸島国有化でも迷走。
・韓国に対しては、通貨スワップ協定締結、朝鮮王室儀軌引渡し、慰安婦問題での「知恵を絞っていきたい」発言など、不用意な譲歩を重ねた。
・実現に向けた方策が何ら決まっていない状態で、国連気候変動サミットにおいて「CO2の25%削減」を突如国際公約化。
・実現の見込みも全くないまま、G8の場で、「太陽光パネルを1000万戸に設置する」と突如国際公約をおこなった。
・鳩山総理⇒偽装献金問題、脱税問題、引退撤回、「最低でも県外」「Trust me」「国民の皆様が聞く耳を持たなくなった」
・菅総理⇒外国人献金問題、北朝鮮関係団体献金問題、「顔が見たくなければ法案を通せ」
・野田総理⇒在日韓国人献金問題、脱税企業献金問題、民団選挙協力お礼発言、「大きな音だね」
・小沢元代表⇒政治資金規正法違反容疑で強制起訴(無罪判決)、献金虚偽記載で公設秘書が逮捕(有罪判決)
・赤松農水大臣⇒口蹄疫問題、「だから早く殺せって言ってるのに」
・松本復興担当大臣⇒「知恵を出さないやつは助けない」「書いたらその社は終わりだから」
・蓮舫行政刷新担当大臣⇒事務所費架空計上問題、国会内ファッション雑誌撮影
・川端文科大臣⇒事務所費架空計上問題、キャバクラ費用を政治資金で計上
・中井国家公安委員長⇒議員宿舎にホステス連れ込み&カードキー貸与、式典で秋篠宮ご夫妻に「早く座れよ」とヤジ
・小林議員⇒違法献金問題で選対委員長が逮捕、選対幹部が公職選挙法違反で有罪
・土肥議員⇒竹島領有権放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名
・原発事故対応(SPEEDI、米実測値の非公表、議事録不作成など)、尖閣ビデオ、北朝鮮ミサイル発射への対応、温暖化対策の家計負担、年金改革の財政試算 など、自分たちに都合が悪い情報は隠蔽し、政府への深刻な不信感を招いた。
・総理-閣僚間で見解の方向性や意見の不一致が常態化。それらも含め、自民党で同様の事態があれば野党のみならずマスコミも総出で吊し上げられる事態となるが、マスコミも概ね民主党に好意的な報道姿勢。
私ネトウヨだけど、立憲などの旧民主党の政権ならもっとうまくやれるという点を示してくれないと評価も何もできないと感じている。
新型コロナウイルス対応について安倍首相はやることなすこと批判されている。
3.11のときの民主党菅首相、枝野官房長官は大規模な危機にうまく対応していたと。
ネトウヨ視点だと、菅首相の性格やふるまいは現場からは相当やりづらそうな話を目にしたが、まあそれはそれぞれの主観にもよるのでおいておこう。
未曽有の大災害で多くの混乱がある中、すべての面で100点をとる立ち回りなんて誰もできないし。
(ましてや反対派からのヘイトがたまりまくっている今の安倍首相は何をやってもマイナス評価の批判が出る)
でも、旧民主党の立ち回りで今回のコロナと比較すべきは口蹄疫対応だと思っている。
どんどん拡散する未曽有の疫病に旧民主党、農水相はどのように対応したか。
意思決定が遅く、被害に遭った地元の事業者や業界に大きなダメージを与え、感情を逆なでする言動を連発した。
(民主党とつながりのある安愚楽牧場に関して情報隠蔽の話もあるが若干陰謀論めいているのでおいておく)
あのときの対応を高く評価する人は反自民の人にもいないのではないか?
本当に安倍政権以外であればもっとうまくやれるのか?その根拠を示してほしい。
ちなみに当時の口蹄疫対応は、今のコロナ対応と同じように専門家リソースの不足が指摘されていて、その結果加計学園獣医学部設置につながっている。
何なんだよお前ら!!!!
意識高い旧帝大や駅弁の建築系や都市計画系、経済系、デザイン系の学生をインターンと称して集めて、無給労働させてるだけじぇねえかよ!!!!!!!
有名なNPOから派遣された学生インターンが、10名中9人が途中で離脱するって、どんだけブラックなんだよ!!!!
地方創生とか、地方再生とか、公民連携とか、地域活性化とかお前ら言ってんのに、街が幸せになるまえに、中で働いている人間が無給で働かされて次々に不幸になってるだろうが!!!
それで地方創生のセミナーやって、業界の実態に無知な人間を連れてきてまた繰り返すのかよ!
それを指摘した自分に都合の悪いツイートを次々ブロックするなよ!
自分の過去の成功事例をセミナーで御託並べて自信満々に吹聴しているけど、実態は既に縮小や撤退して失敗してんだろうが!
本当に成功している事業している人間が、いちいちセミナーで「私は儲かってます、成功してます」って言わないだろ!そんなの典型的な詐欺だろ!
事業で成功していたら、セミナーや講演会ばかりしてないだろ!!!!!自分の事業に専念しろよ!!!!!
他のコンサルが噛んだ案件、失敗事例をレポートしておきながら、他のコンサルトうちは違いますって客に伝えて、自分ところの失敗した事業を棚に上げんなよ!都合の悪い情報隠蔽するなよ!
他の人の成功したプロジェクトを、あたかも自分の成果のようにメディアに掲載してるが、お前が何やったかはっきり言えよ!!!
むしろ、そのプロジェクトは、他の人間が時間と労力をかけて出した成果だろ!!!!
勝手に手柄横取りして自分の実績に見せかけんなよ!!!!!詐欺だろ!!!!
意図的に自分の周りに沢山の仲間がいるように見せかけて、Facebookやツイッターのトップ画像を、セミナーの集合写真まんま載せてるけど、実際は2,3名のただの零細企業だろ!!!!
学生をただで働かせて拘束時間メチャクチャ長いのに、金払えよ!!!!
Twitterで「地方の海産物うめー」って写真付きでつぶやいてる暇があったら、金払えよ!!!!
「半年間みっちりやらないと意味ないです!」なんてただの無給労働の奴隷だろ!!!!!
そんなことしながら、他の地方創生コンサルが社会人を1年間無給で働かせるのを批判して無自覚だなんて、お前はサイコパスかよ!!!!
最終的にはお前の判断だけどさ。今の自民政権、ここまで情報隠蔽・改ざんしてて、よくそんなに自民党信じられるね。
あの時、自民党だったらうまくやれたのか?
そりゃね、菅直人の訪問は余計だったとは思うし、現場訪問はなかったかもしれない。でも、あの時、訪問しないほうが良かったかどうかは、今からでも検証可能になってる。
少なくとも、あの時、今の安倍政権みたいな自民政権だったら、そもそも情報隠蔽・改ざんされて、大量の放射性物質が撒き散れたことも国民には知らされず、あとから検証しようとしても、データそのものが廃棄されて検証しようがなくなってたんじゃないか?そっちの方が怖いわ。
自民党が安心感あればまだ理解できるけど、有事のときの安心感は、今は他党の方があるように俺には見えるね…
情報隠蔽・改ざんし放題の政権って事は、有事の時に有事がなかったことにする、記録も改ざんして自分に都合よくする事だからね。
「この後面接があります」とか言われて合否があります、って登録説明会の時にいきなり言われたんだけど
(ちなみに結果通知は今日までで今のところ全く音沙汰がない)
これ詐欺じゃないの??? 交通費と時間返せよ、合否出すなら行かなかったわ
ふざけんなよ今年の夏休み中ずっとこの繰り返しで気がたってるんだよ。登録しても仕事来なかったり、エントリーメール来て返信しても返事こなかったりでこの1か月すごい疲れたし、もう面接にいける交通費も残ってない。今月もう本気で家から出られないわ。
昨日ましそうなところの面接行ったけど、染めてないのに「茶髪?」とか聞かれて訂正しそびれたから多分まただめだろうな。
・日本語の通じない連中がわんさか応募してくるから、合否制度をつくるしかないねん。
いやその主張はわかるけど、だったらなんで当日行っていきなり「合否制度があります」とかいうのがわかんないって。それなら最初から書いとけばいいのに、登録元の方が情報隠蔽しててどうすんねん、って話。腑に落ちん。
何なんだよお前ら!!!!
意識高い旧帝大や駅弁の建築系や都市計画系、経済系、デザイン系の学生をインターンと称して集めて、無給労働させてるだけじぇねえかよ!!!!!!!
有名なNPOから派遣された学生インターンが、10名中9人が途中で離脱するって、どんだけブラックなんだよ!!!!
地方創生とか、地方再生とか、公民連携とか、地域活性化とかお前ら言ってんのに、街が幸せになるまえに、中で働いている人間が無給で働かされて次々に不幸になってるだろうが!!!
それで地方創生のセミナーやって、業界の実態に無知な人間を連れてきてまた繰り返すのかよ!
それを指摘した自分に都合の悪いツイートを次々ブロックするなよ!
自分の過去の成功事例をセミナーで御託並べて自信満々に吹聴しているけど、実態は既に縮小や撤退して失敗してんだろうが!
本当に成功している事業している人間が、いちいちセミナーで「私は儲かってます、成功してます」って言わないだろ!そんなの典型的な詐欺だろ!
事業で成功していたら、セミナーや講演会ばかりしてないだろ!!!!!自分の事業に専念しろよ!!!!!
他のコンサルが噛んだ案件、失敗事例をレポートしておきながら、他のコンサルトうちは違いますって客に伝えて、自分ところの失敗した事業を棚に上げんなよ!都合の悪い情報隠蔽するなよ!
他の人の成功したプロジェクトを、あたかも自分の成果のようにメディアに掲載してるが、お前が何やったかはっきり言えよ!!!
むしろ、そのプロジェクトは、他の人間が時間と労力をかけて出した成果だろ!!!!
勝手に手柄横取りして自分の実績に見せかけんなよ!!!!!詐欺だろ!!!!
意図的に自分の周りに沢山の仲間がいるように見せかけて、Facebookやツイッターのトップ画像を、セミナーの集合写真まんま載せてるけど、実際は2,3名のただの零細企業だろ!!!!
学生をただで働かせて拘束時間メチャクチャ長いのに、金払えよ!!!!
Twitterで「地方の海産物うめー」って写真付きでつぶやいてる暇があったら、金払えよ!!!!
「半年間みっちりやらないと意味ないです!」なんてただの無給労働の奴隷だろ!!!!!
そんなことしながら、他の地方創生コンサルが社会人を1年間無給で働かせるのを批判して無自覚だなんて、お前はサイコパスかよ!!!!
見た目に関してはお察し。
Windowsをバカにするんだけど、さりとてMacの利点を聞いても答えられない感じ。
それでいて自己顕示欲は強いらしく、開発サークルなどで積極的に活動している。
しかし、コーディング力もマネージメント能力も無いので一向にプロダクトができてこない。
情報隠蔽を「チームメンバにコードを読ませないこと」だと思っていた。
絶句した。
そしてプライドが異常に高い。
だから、それは違うよ、と言おうにも、まるで受け付けない。
どうにも自分のことを、具体的なコードは書かないが画期的なヴィジョンを作り、
チームを率いてプロダクトを作る指導者タイプだと思っているふしがある。
つまり、自分のヴィジョンは完璧なのに、周りがそれについてこれないせいで失敗していると思っているふしがある。
自分でまとめていて、なんかもう、絶望的だなと思わないこともないのだけど、
方向はさておきがんばっている姿は本物だと思うので、なんとか良い方向に向かわせてやりたいのだが。
ちなみに彼女は俺のことをブサい口だけの男だと思っているようで、まったく尊敬していない。
だから搦め手というか、本人にそれと気づかないやり方で意識を変えてやりたい。
どうしたらいいと思う?
厳しい安全基準
↓
『安全神話』
↓
・「万が一」の備えすらタブー
↓
『原発ムラ』化
情報隠蔽体質化
↓
大事故
…と、なるからねえ…。
スリーマイル、チェルノブイリだけでなく、東海村の事故とかからも「事故対応」という意味では何ひとつ学んでない民族に、今後の好転が期待できるのか?という文系の素朴な疑問ですな。いくら理屈が完璧でも、人間が運用する限り不確定要素は消えない、ということは分かるはず。だから……東京の真ん中には原発を作れないんだろ?
つまり、原発にせよ何にせよ事故が起こることは大前提なんだよ。脱原発を批判するのも構わないけど、「エネルギー戦略をどうする」という批判を投げつけるときは、一方で、原発推進側が目を背ける「事故を前提にしても推進なの?」という疑問にも、真摯に向き合うべきだと思うな。「事故は絶対起こらない」だって?…それは神話だった、ってもうみんな知ってる。
昔の衆愚というのはマスコミに踊らされてのものが多かったんだけど、最近はインターネットが発達しマスコミへの信頼もガタ落ちになってそれとは違った衆愚、すなわちパーソナル連動型の衆愚が見られるようになってきた。個々人が似た人間の意見に影響されるというパーソナルコミュニケーションがインターネットにより増幅されるという形をとる。それがパーソナル連動型の衆愚。マスコミにはヤラセや偏向報道や情報隠蔽が全く無いわけではないが、マスコミの情報にも一定の信頼性は置けるのであって、それよりも「友達が言ってた」「dankogaiが言ってた」に代表されるような伝聞式の情報を鵜呑みにするというのは如何なものかと思う。マスコミはたしかに不正確なこともあるかもしれないが、伝聞のほうがさらに不正確である。テレビにでてる御用学者の見解はたしかに真に受けるのは危険だが、周りのみんなが言ってるような噂を真に受けるのも相当危険なことである。自分で考える能力のある人間であれば、考えるための情報ソースとしてマスコミの情報を一つの重要なソースとして採用するであろう。もちろん、他にも一次情報またはそれに準ずる情報を入手する経路はいくらでもあるけれども、少なくとも一つの重要ソースとしてマスコミの情報を視野に入れるはずだ。もちろん、その際には情報の裏を読み解くリテラシーが大切であることは言うまでもない。賢い人間であればそうする。ところが、衆愚というのはこれとは逆にマスコミというだけで信用しない。それよりもデマを信じる。なぜデマを信じるかという根拠を問いただすときちんと回答できない。訳の分からない不安だとか、訳の分からない党派的な考えに囚われていることは間違いないが。ともかく、きちんとした理由無しに周りに流されて情報を取捨選択していることは明らかである。しかも、インターネットが普及している時代だからその衆愚性がドンドン増幅していくという現象が起きる。ある人の考えがネットで全国に公開されることで、それに共鳴した人間たちが理由も無しに信じているその信念をさらに強めて、その人達がまた別の場所で意見を公開するという具合に。俺は30代だから一応ネットが生まれる前の時代をよく知っているんだけど、昔はそういう形で衆愚が生まれることはなかったね。昔の衆愚というとマスメディアに受動的に影響されて生まれた馬鹿たちという印象。だからマスコミの統制下にあるだけまだマシとも言えた。ところが今はネットだから誰の統制下にも無くて、大衆が暴走した時にブレーキをかけるものが何も無いのではないかと懸念している次第だ。
「フランスでは〜」「イタリアでは〜」「オーストラリアでは〜」
その内容は平たく言えば、「情報隠蔽されてるよ!」「こっちでは常識だよ!」「日本人は政府に騙されてるよ!」
だったら何?祖国が心配だから?遠く離れていても自分は日本人だから?
海外生活長くて想像力が欠如してるのかもしれないけど、こっちに住んでる日本人もそんなに馬鹿じゃないんだよ。
政府に対しての不審感はもちろん、放射能だってめちゃくちゃ怖いんだよ。当たり前だろ。
だって日本には親がいて子供がいて友人がいて家があって仕事があるんだよ。それが全ての人がほとんどなんだよ。
毎日ニュースを疑いながら生活してんの。疑いながら息吸って会社行って仕事してんの。
それは逃げる場所がないから。逃げたらもう戻る場所がないから。海を越えたところにいる人には分からないかな。
被災している人たちだって同じだよ。怖くて焦って流れてくる情報を疑いながら、今ある場所でなんとか生きてるんだよ。
「真実を知ってほしい」という前置きで「世界における日本の立場は被災国から放射能加害国になっているよ」
で?どうしろと?声を上げて政府を非難しろと?
チャリティーイベントで日本人の為に活動する外国人に涙している割には、祖国の人間の涙には実に鈍感だね。
(http://anond.hatelabo.jp/20110409164209からの続き)
今回の未曾有の原子力災害に関しては、政府の災害対策本部の指揮・命令のもと、国を挙げてその対策に当たっているところであり、当学会の気象学・大気科学の関係者が不確実性を伴う情報を提供、あるいは不用意に一般に伝わりかねない手段で交換することは、徒に国の防災対策に関する情報等を混乱させることになりかねません。放射線の影響予測については、国の原子力防災対策の中で、文部科学省等が信頼できる予測システムを整備しており、その予測に基づいて適切な防災情報が提供されることになっています。防災対策の基本は、信頼できる単一の情報を提供し、その情報に基づいて行動することです。会員の皆様はこの点を念頭において適切に対応されるようにお願いしたいと思います。
不確実な情報で混乱させないように注意されたし、という日本気象学会から会員への呼び掛け。自粛要請ではない。
火山防災に携わってきた小山真人静岡大教授は、かつて雲仙岳の噴火で火砕流の危険を伝えることに失敗した経験をふまえ、「通知は『パニック神話』に侵されている。住民は複数の情報を得て、初めて安心したり、避難行動をしたりする。トップが情報統制を命じるのは、学会の自殺宣言に等しい」と話している。
マスメディアや一部の研究者、ネットユーザーはこれに猛反発した。
また、気象学会の方針とは関係ないのだが、時を同じくして別の事実が発覚した。IAEAの要請により気象庁が放射性物質の拡散を連日予測していたが、国内には公表していなかったというもの。マスメディアなどはやはりこれを徹底非難した。
日本政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方が改めて問われている。
被ばく医療に詳しい長崎大学の長瀧重信名誉教授は「国は、どれぐらいの被ばくが予想され、どれぐらいの危険があるかをもっと公表し、住民と共に避難などの対策を決めるべきだ」と話すなど、今回のような予測データの公表の在り方を巡ってはさまざまな意見があり、今後検討の対象になりそうです。
本当にめちゃくちゃな話です。これは国民に対する裏切りであり、情報隠蔽と言われても仕方ないと思います。気象庁によれば「要望があれば公表したい」とのことなので、はやく公開して欲しいと思います。ていうか要望するに決まってますやん。
では、何故政府はこれを公表しなかったのか。
つまり、この予測は極めて精度の低く、しかも観測によって裏付けられていない机上の予測。原発から数千kmとか数万km離れた外国では参考になるかも知れないが、原発から1000km圏内の国内ではあまり参考にならないので公表しなかった、という。これは納得できる説明だと思われる。
例えば、東大教授の早野龍五はその1週間以上も前からprediction(予報)よりもpostdiction(検証)すべきだと主張している。
どこの誰だか分からないが、高エネルギー加速器物理が専門というbunogetoも同意見。
枝野官房長官は4日午後の記者会見で、「少なくとも隠す必要のない情報。誤解を生まない説明を付けて、公表すべきだった」と述べた。
政府は公表しなかったことを反省した、というだけ。枝野の説明とか、予測はあくまで予測なのだからあまり信用すべきでないという研究者の声も全然紹介されていない。
つまり、本来はさほど重要でない、というよりも誤解を招き易い情報を公表しなかっただけなのに「隠蔽」と批判され、何故公表しなかったのかをちゃんと説明し、それを支持する研究者もいるのに報道されない。こんなバカな話があるか。
というわけで、読売新聞の説明は不十分、というよりもミスリーディングで、これのために誤解が広まったようです。さて、読売新聞の記者はこれをどういうつもりで書いたのか。本当に意味を知らなかったのか、あるいはわざとやったのか。単に説明不足では済まないように思いますが、どうでしょうか。
日本の研究機関のシミュレーションがなかなか発表されないのは問題なのですが、だからといって外国のシミュレーションを見て「なんの目的で、どのように行なったか」を調べもせずに「大変だ大変だ」と大騒ぎするのも、まずいでしょう。それは結局「デマ」以外のなにものでもありません。これをなんの注釈もなく紹介したマスコミや「大変だ」と大騒ぎしたジャーナリストなどは、情報を読む能力がないだけでなく、「デマの発生源」にもなっているわけですから、反省してもらいたいものです。訂正なり反省なりがない限り、僕ならその人たちの言うことを今後信じませんね。
次の産経の記事も大同小異。
ドイツや英国、フランス、オーストリアなどの気象当局や原子力当局が、福島第1原発から放出された放射性物質の拡散状況を独自に予測、ホームページ上で公開し、注目を集めている。こうした背景には、1986年に起きた旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で放射性物質が欧州に飛来し、飲料水や野菜などが汚染されたことがある。国際原子力機関(IAEA)からの要請を受け、日本の気象庁も放射性物質の拡散予測を行っているが「仮定の数値のため、予測精度が低い」として5日まで非公表にしてきたのとは対照的。インターネット上では「日本政府は頼りにできない。貴重な情報源だ」などと評価する声が多い。
読売と異なり、産経では日本政府が気象庁の予測を公開しなかった理由も紹介している。ただし、専門家の意見は紹介せず、「日本政府は頼りにできない」というネットユーザーの声を紹介。ド素人のネットユーザーからの評価なんてどうでもいいだろ、バカ。
政府や東電がより多くの情報を公表提供するだけならば、さほど問題はない。しかし、それを国民に周知させるマスメディアは、周知させるべき情報を精選しなければならない。
このようなときに、「学問」の本質が判っている学者はどういうふうに発言するでしょうか。「学問的に、わたくしの研究では100ミリシーベルトぐらいまでは大丈夫だと思います。しかし一部に、100ミリシーベルトを浴びると1000人の内に5人から10人の人がガン(過剰発がん)になるという結果もあります。もともと学問は、真実が判っているわけではないので、皆さんはできるだけ放射線に被曝しないように気をつけてください。学者は新しい知見があれば論文を出すことができますが、皆さんの健康は損なわれると元に戻ることはできません。従って、国際放射線防護委員会で決められたように安全という意味では、「1年間に1ミリシーベルト」を目安に生活設計をされた方がよいと思います。お役所も市民を守るのが役目ですから、法律に基づいた値で市民の健康を守ってください。」今、福島市で行われていること、学問的に言えば「人体実験」ということができます。つまり学問は「100ミリシーベルトだから大丈夫だ」ということを断定的にいう事ができないのですから、学者が自分の判断で勝手に被曝量を決めるということは、学問の本質に反することなのです。
通説では人体に危険がないとされている100ミリシーベルとの被曝でも、人体に有害だとする研究が一部にあるという。しかしだからと言って、
従って、国際放射線防護委員会で決められたように安全という意味では、「1年間に1ミリシーベルト」を目安に生活設計をされた方がよいと思います。
などと忠告することは完全に間違っている。100ミリシーベルとの被曝ならば人体に危険がないと証明することは、悪魔の証明に近い。考慮する必要のない可能性まで考慮していたら、人は何も出来なくなってしまう。
例えば、被災地で「外国人窃盗団」「雨当たれば被曝」などのデマが広がっているという。
では、これがデマだと証明することが出来るだろうか。「外国人窃盗団が横行しているが、警察が把握できていないだけかも知れない」「雨に当たれば被曝するが、現在の科学が観測できていないだけかも知れない」という可能性は決して皆無でない。しかしだからと言って、そのような皆無に近い可能性を警察や現代科学よりも信用するのは完全に間違っている。
これは原発事故についても同様だ。福島の原発が暴走して日本とブラジルを一つの穴で繋いでしまう可能性も、月が明日地球に落下する可能性と同じく決して皆無でない。しかしそのような考慮すべきでない可能性を、たとえ「可能性」としてでも発信したならば、異常な状況にあって判断力の低下している人たちは少なからず混乱するだろう。
いや、彼らが言っているのは可能性の話なので。原発の事故に関しては、必ず最悪の事態を想定して書いて、その上で現状はこうですよ、というのは正しい報道の仕方だと思います。日本のように「安心です、安全です。逃げなくていいです」って新聞やテレビが言っちゃ駄目ですよね。海外メディアの取り上げ方は、全然問題ないと思います。不安を煽るのではなくて「ここまでになる可能性はあります。ただし、現状はこういう状態なので、今は安心してください」とやればいいわけですから。
これも大いなる幻想によるものだ。毎日様々な事象について「これこれこういう可能性もあるが、しかしこれこれこういう理由により現在は安全だ」と報道しても、人々が正しく理解できるとは考え難い。
プレゼン用語に「take home message」というものがある。「これだけは覚えて帰って欲しい要点」の意味だ。そして結局のところ、国民が覚えて帰りたがっているのは、現在自分は安全かどうかということでしかない。その要点のみを強調し、必要でない情報を強調しないことは決して間違いでない。
【ベルリン=弓削雅人】国連の放射線影響科学委員会(事務局・ウィーン)のワイス委員長は6日、福島第1原発事故について「チェルノブイリ原発事故(1986年)と、米スリーマイル島原発事故(79年)の中間」との見解を示した。事故の国際評価では「レベル6(大事故)」に当たる。AP通信が伝えた。
ワイス委員長は「(第1原発事故は)チェルノブイリほど大規模ではないが、スリーマイルより深刻であることは確かだ」と述べた。チェルノブイリは「レベル7(深刻な事故)」と最悪の評価を受けている。
一方、第1原発が太平洋に面しているため、「放射性物質の大部分は希釈され、人体への影響は少ないだろう」と説明。事故の初期対応については「チェルノブイリの時とは大きく異なる」と指摘し、「妥当」と判断した。
マスコミは「福島は危険」「放射線は身体に悪影響」しか報道されていない節があります。
後付で「このレベルでは身体に害はありません」と言うだけ。パニックを抑えるなら言う順序が逆では?「放射線の数値が通常より若干高い値を示していますが、体に影響のある数値ではありません。各地の数値は~」と言うのが報道の仕事ではないのでしょうか?
「ただちに健康に影響を与えるものではない」-。野菜や飲料水などから基準(規制)値を超える放射性物質(放射能)が検出されたとき、枝野幸男官房長官が繰り返し使った言葉だ。この言葉に「ただちに影響がなくても、何年か後に影響が出るんだろう」と思った人も多いのではないか。実際は現在までに検出された値では将来的にも健康への影響はなく、「ただちに」という言葉を使ったことに疑問を投げかける専門家も少なくない。
政府は「ただちに影響ない」でなく「影響ない」と断言すべきだ、という他に類を見ない批判だ。しかし、もし「影響ない」と断言すれば、政府は将来における危険の可能性を隠蔽し偽りの安全を演出している、と批判されることになるだろう。問題は政府が「ただちに」を使うかどうかでなく、マスメディアがそれを「安全だ」と報道するかどうかでしかない。