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はてなキーワード: オリジナリティとは

2022-02-05

anond:20220205222900

自分が探す時のことを思い出すと分かるが

〇〇みたいなやつって既存作品を思い浮かべてるから

ガチガチオリジナリティは求められてないんよ

anond:20220205100712

法の問題じゃなくてプロフェッショナリズム問題だ、みたいに言ってる連中は確かに、目障り。

模倣しまくりでもオリジナリティを加えてるんだから充分に、芸術家だろ。そんなスタイルがあっていい。

あいイラスト素人のお前らが描けるのか?

アウト・セーフのラインを、権利者でもない奴らが勝手に決めて表現の自由を抑圧するのは看過できん。

呪術廻戦はハンターをパクっていたとて、今までなかった新しさが追加されてるし、だから面白い

巨人肩に乗った子どもはやがて巨人になり、子どもを乗せる。

芸術歴史の積み重ねで発展していくんだよ。

anond:20220205153946

別に作者が「ジョジョポージングってオリジナリティあるでしょ!みんなも真似してよ!」とか言ったわけやないしなあ。

模倣したっていいじゃない人間だもの

と、俺は思ってるんだが、そうじゃない人間がいることも理解できる。

理解できるが、その場合スタンスは保っていてほしいと思う。

 

例えば、ジョジョポージング模倣問題を取り上げると

ジョジョ面白いからいいじゃん

ジョジョのおかげで元ネタが脚光を浴びている

模倣されたほうも感謝しているはず

・他の作品だってパクりばっかじゃん

みたいな擁護ウヨウヨわいてくる。

 

別にそういう考え方もあっていいと思うんだが、

そういう奴らに今回の古塔つみの件を振ったりすると

プロ失格みたいな回答が返ってくることが多い。

 

この、いい模倣悪い模倣みたいなのが苦手だ。

今更オリジナリティなんてハナクソつけてパクー

ってスタンスでいいじゃん。

なぜジョジョはよくて古塔はダメなのか

 

追記

atcgouch ああ、模倣は全くもって何の問題ないな。今話題のあの人がやっていたのは剽窃から増田は全く無関係の話をしているのか気づいてるのかが問題なのだ

剽窃とは

他人著作から部分的に盗み,自作の中に自分のものとして用いること

古塔げが剽窃ならジョジョも完全にやってんだろ

古塔が剽窃ジョジョ剽窃じゃない合理的理由は何なんだよという話をしているのに

古塔は剽窃からダメなんですーだってさ、ほんまに

2022-02-01

ここには敵も味方もいないよ

こんなところにいてオリジナリティなんてものが養われると思うなよ

2022-01-31

ブリーチ成田良悟ノベライズ、読むのがしんどい

よむのに体力がいるからよんでて疲れる

教科書よんでるみたいな感じがする

めっちゃ原作読み込んでリスペクトして原作小ネタも拾いまくってなおかつノベライズなのにオリジナリティアピールするような野暮なこともなくて、ノベライズとしては出来がいいほうだと思うんだけど、

とにかく疲れるんだよなあ

多分マンガならさらっとよめるはずなのに語りすぎてるからだろうなあ

まあマンガなみにスカスカにしたら小説でそれやっちゃうと読みてはしんどいけど

単純にラノベ読む体力がなくなってるってのもありそう

ラノベって描写がやたら過剰なんだよなあ

ごくふつーの小説よんでるととくにそうおもう

まあ独自世界観とかあるってのもあるんだろうけどそれ抜きにしても、ゼロから10まで全部説明してる感じ

児童文学ファンタジーでもここまでくどくないしなあ

はーしにたいわ

2022-01-04

anond:20220104175036

そうかなあ?

好き嫌いは置いて客観的に実績を見た場合

SF大会OPアニメ二本に関わって、アマチュアの集まりガイナックスまで育てて

文筆業でも当てて、オンラインサロンシステムを作って、YouTubeでも当たってるんだから普通に凄いと思うんだが

言論オリジナリティ高くて誰かの真似ではないし、誰かの弟子とか大きい会社とかバックで引っ張り上げてくれる存在もなく個人でやってこの実績だから天才ぶったとかいレベルではないと思う

2021-12-31

今年の増田反響まとめ

1年の終わりに、今年増田で稼いだブックマーク数と傾向についてメモ

今年のブクマ

ブックマーク反響の目安増田が達成したエントリ
3 ~ 9ブクマ新着入りするレベル7
10 ~ 49ブクマコメントが多少付くレベル1
50 ~ 99ブクマ記事自体へのリプライで盛り上がるがホットエントリ入りまではしないレベル0
100 ~ 199ブクマホットエントリ入りできるレベル0
200 ~ 499ブクマ増田過去の人エントリ記載されるレベル2
500 ~ 999ブクマはてな村内で論争が起こりだすレベル3
1000 ~ リアルの知り合いがTwitter言及しだすレベル0

筆者はコロナで暇を持て余して2年ほど前に増田デビューしたのだが、去年はビギナーズラックもあっただろうが1000ブクマ越えを経験できた。

今年は去年に比べると反響は劣るもの何度かホットエントリ入りするネタを書けたので割と満足である

今年の傾向

一般人の関心が落ちてきたのかコロナネタバズることが減った。(500ブクマ超えが1件)

注目を受けるネタは「自分しか書けない」人生経験仕事上の専門分野に絡んだ知見を活かしたオリジナリティのある深いネタがメインで、居酒屋おっさんがするような薄っぺら政治批判なのは全然ウケない。適当に薄いネタ書くのも気晴らしにはいいんだけどね。

2021-12-30

少年ジャンプ+読み切り作品紹介と、ほとばしる何か。

皆さん! 年末年始してますか?

通勤電車に揺られるあなた紫煙を眺めて貴重な休憩時間を浪費するあなたコロナから巣ごもり派のあなた。「少年ジャンプ+はいかがでしょう。

ハイパーインフレーション」の精子もとい製紙法お勉強回、最高でしたね。「ゲーミングお嬢様」のウマ娘回は腹がよじれて死ぬかと思いました!

ただ、悲しいかな、連載作品時間コイン閲覧制限があり、過去回をストレスなく好きな時に楽しむことはできません。

そこでオススメしたいのが読み切り作品群。ジャンプ+の読み切りはてなブックマークを賑わせるようになって久しいですが、その数じつに900件以上!

お気に入り読み切り作品は、原則、好きな時に何度でも無料で読み返せます

藤本タツキ先生の「ルックバック」やへじていと先生作品群等、例外はありますが。。)

まり読み切り作品が多すぎて、はてブを盛り上げた作品もあれば、時流に乗らずただ通り過ぎていった作品もあります

今日はせっかくですので、読み切り作品のほぼ全てを読んだ私が「この作品を語りたい」だけを基準にいくつか作品を紹介します。

はてなブックマーク数は2021年12月30日12現在作品ごとにリンクを貼ったところ、SPAM扱いされたので解除しました。申し訳ない。

御託はいいから人気作品だけ教えろ!

BUKUMANGA - 人気・おすすめのweb漫画が見つかるサイト


いつどこでも何度でも読み返したい作品 オールジャンル5選

撃滅ジェノサイドギグ

はてなブックマーク数:69+165+292

これぞ若さ。これぞジャズ。作中のセリフをもじった読者コメント「拗らせた中学生みたいなマンガの才能」に尽きます

悩める主人公が、学生特有の沼のような人間関係に沈む一方でジャズとの出会いが並行して進み、ハレの舞台で全てを解放する。

主人公の表情の機微や光の当て方、仕草小道具の一つ一つに張り巡らされた作者の意図は、練り込まれた展開と相まって唯一無二。

感情の流れや勢いを感じる演出力、もっといえば「説得力」が異様に高い。1点、画力は明確な弱点「ではありません」。

蛇足最近、絵が「綺麗」ではない人の作品を見るにつけ、すぐに「画力をつけろ」「原作側に回れ」という人がいて、気になっています。実際、その方が向いているケースもあるとは思いますが、少なくともこの作品に関しては、明らかに絵柄も含めて漫画として完成しています。例えば施川ユウキ先生の「鬱ごはん」を真鍋昌平先生が描いたらどうなりますか。日本自殺者数を増やして何が楽しいんですか。画力リアリティ演出説得力)であって、「鬱ごはん」で語られるような、日々の生活に潜む不安アンニュイな微かな感情は、あの絵柄でソフトに描き出すことで、ほのか共感を得られるのだと思います商業(万人受け)を念頭に置かなければならない編集部が「画力」を望むなら、アニメ化するなり実写化するなり、別媒体での展開を考えればよかった。one先生の「モブサイコ100」はその好事例では。あと、エントリーページが3つに分かれているせいで、見事にはてなブックマークやらの登録先が分かれてしまっています。せっかくの名作なのに、編集部が下手。



 

 

 

ミーシア

はてなブックマーク数:522

世のすべての名作はジャンプ編集部に集う。そう思わされるのに十分なインパクトををもった作品でした。

激烈なバトルシーンや感情の爆発があるわけではない。ただ、ストーリーが緩やかに進み、迎えるべき結末を迎え、静かに、祈るように幕を下ろす。

主人公たちの考え方や感情が少しずつ入れ替わる様子の演出も見事。最後カラーページとモノローグは、どこか心の隅を掴んで、いつまでも放してくれません。

大人になれなかった二人を描いた、大人向けの作品です。

蛇足:この手の作品は、これまで「アフタヌーン四季賞」に集まっていたような気がします。ジャンプ+のように毎日追加とまではいきませんが、定期的に良い作品を読むことができます。鏡ハルカ先生の「手指の鬼」や山素先生の「時間跳躍式完全無劣化転送装置」が私のオススメです。みんな読もうね!



空飛ぶモグラ

はてなブックマーク数:21

レトロフューチャーディストピアSF。あるいは家族愛を描いた、始まり物語

掲載日が2017年1月1日と5年前だったこともあって、覚えている方は少ないかもしれません。

書き込まれた背景や装置はもちろん、キャラクターの豊かな表情、特に作者の特徴が出る口元が私は好きです。

最後の終わり方がまたニクい。この家族に幸あれ。そう思わずはいられません。

蛇足:作者である森屋シロさんはその後、「檻ノ中のソリスト」を連載されています単行本?もちろん買いました!途中、2年間の休載を挟まれた際は続きがもとい作者の体調が気が気でありませんでした。無事に完結させてくださったことに感謝の念しかありません。休載といえば、山本章一先生の「堕天作戦」とさかめがね先生の「憂鬱くんとサキュバスさん」はいつまでも待っています。待っていますから・・・



霊掃業の洗井くん

はてなブックマーク数:211

除霊を描いたホラー作品、ではなく主人公の成長を描いた王道バトル作品。第2話はどこですか・・・

丁寧に積み重ねた主人公の生きづらさを一気に吹き飛ばすカタルシス。こんなに格好良い失禁シーンを見たことがない。

対化物のバトルものは昔からあるのに、ちょっとした設定やエピソードでこんなにユニークに仕上がるのかと純粋に驚きました。

あと、個人的に祓沢さんのキャラクターが好きです。デザイン性格も、不器用バットを振り回す姿も。

蛇足ホラー作品といえば、マンガワン(裏サンデー)が豊作です。先に紹介したモブサイコ100はもちろん、田口太郎先生の「裏バイト:逃亡禁止」や、えろき先生コノシロしんこ先生の「うしろの正面カムイさん」など、オリジナリティあふれる佳作が次々に登場しています。他の媒体では泉朝樹先生の「見える子ちゃん」も好きです。あれ、私がホラー作品が好きなだけ・・・



探偵なんですが

はてなブックマーク数:248

拙者、ラブコメ大好き侍。義によって助太刀致す。ご都合主義? 切り捨て御免!

真面目で消極的主人公と、表情豊かで快活なヒロインの掛け合いは、ニヤけずにはいられません。

ヒロイン主人公に近づいた目的をあれこれ想像させての見開き(p38)は、十分な説得力がありました。

ヒロインの魅力度やラブコメとしての完成度が群を抜いています。こういうのでいいんだよ。

蛇足:私が初めて心を動かされた読み切り作品は、2004年頃に妹が買った「りぼん」に掲載されていた、おおいま奏都先生の「恋してハニー」でした。快活な主人公が生むドタバタはもちろん、当時のりぼん作品では群を抜いて絵も話も上手かった。特に柔らかなスクリーントーンの使い方は感動ものでした。今でも十分に通用するクオリティだと思います。ちなみに私が初めて買った単行本は、当該作品掲載された単行本「たたかえ!ハニー」でした。最近、そのことを思い出して電子書籍を購入しましたが、肝心要のスクリーントーンスキャンで完全に潰れてしまっていました。ですのでみなさん、紙の単行本を買いましょう!



 

 

笑いたい時に読もう! コメディ作品5選

腐女子除霊師オサム

はてなブックマーク数:646

腐女子怨念、ここに極まれり。隅から隅までギャグ息遣いを感じます。p38はみな同じ思いでしょう!

矢倉の囲い

はてなブックマーク数:777

大石浩二先生作品トマトプーリコピン」に突如掲載された読み切り作品存在自体ギャグであると同時に、単品での完成度が高い!

ハイパーハードスペシャルミッション

はてなブックマーク数:269

ハードボイルドかと思いきや、炸裂するシュールギャグがたまりません。コメディ、で良いんですよね・・・

宇宙(そら)を超えて、つながる。

はてなブックマーク数:184

下ネタSFコメディ。こんなにひどい侵略は見たことがない笑

魔法少女れおの性活

はてなブックマーク数:148

下ネタファンタジーコメディ魔法少女はどこの世界受難続きですね・・・

すこしふしぎな気分になりたいときに。SF作品3選

ファーストピリオド

はてなブックマーク数:87

これぞSF作品最後タイトル回収が鮮やか。

宇宙の彼方のLDK

はてなブックマーク数:56

SFミステリー作品。随所に差しまれた小粋なユーモアもたまりません。

宇宙の向こうの地球まで。

はてなブックマーク数:682

誰がなんと言おうとSF作品。これほど的外れ編集部コメントも珍しい。最後の安堵感は、いろいろな作品に触れた大人でなければ味わえないものなのでしょう。

もっと光を・・・ブクマ数が少ないオススメ作品3選

にやり、京子さん

はてなブックマーク数:1

読者コメントにあるとおり「美少女に頼らないキャラ設定」が良い。続きが読みたくなる作品です。

夜見の造り部屋

はてなブックマーク数:2

ファンタジー設定はもちろん、どこか抜けたところのあるヒロインの造形や性格が素敵です。

全部宇宙人のせい

はてなブックマーク数:6

不思議なお姉さんは時代を超えて愛されます。特徴的な絵柄も相まって、不思議な読後感のある作品です。

いかがでしたか

読み切りには連載では味わえない、単発ならではの魅力があります

日本漫画文化を骨の髄までしゃぶりましょう!

ジャンプ+に限らず、オススメWEB読み切り作品コメントで教えてもらえると助かります。筆者が。

2021-12-27

二次創作者がクリエイター気取ってるのがマジで寒い

お前ら原作キャラが持ってる世界観を借りてきてるだけじゃん。

絵は作者の真似っ子。

話はキャラ同士の関係性について語って終わりだからなにもオリジナリティがない。

言ってしまえばサザエbot他人ネタをパクって口調だけバズりやすくしときにはガセネタに改変してるだけ。

お前、サザエbotクリエイティブだと思うか?

俺は思わない。

そしてお前ら二次創作者に対しての印象も同じだ。

お前ら、気取るなよ。

好きなモノについて語ってキャッキャウフフまでなら微笑ましいんだから踏みとどまれ

2021-12-12

anond:20211210060203

うちの母も、それはそれは料理がまずかった。

自宅にある料理本の充実ぶりから察するにミナミさんとは別のタイプで、創意工夫はするけれどそれが独善的で、オリジナリティ溢れるマズ飯を作る。

妹も同じタイプに育ったため、義弟は苦労していると思う。

 

彼女たちや、あるいは、自分の周りのその他のマズ飯製作者たちの話を聞いて思うのは、みんな独りよがりであるということ。

自分の作りたいものを作る、という、へぼ芸術家みたいな料簡食べ物を作っていて、食べる人間満足度改善なんて視点は一切ない。

彼女たちの作った料理価値は、そのために使った食材価値に劣ると思う。

昔、ソ連GDP国内で算出する天然資源価値を下回ったというけれど、マズ飯製作者もそれに似ている。

消費者選択による淘汰が無い「生産」が、価値を生む保証なんて無い。

2021-12-04

地方限定公共交通ICカードってダサいよな。

ICOCAとか、典型

関西弁なんて劣等方言ベースにした名称正式採用するとか頭おかしい。

なんだよ、カモノハシって。そんなドマイナー生物採用すんなよ。変にオリジナリティ出して気持ち悪い。

全国SUICAでいいんだよ。互換性があるからいいだろとか安易に考えて無駄ローカル仕様やすな。

2021-12-02

anond:20211202152959

おっ、待てい。ジブリが衰退したのは監督宮崎一人しか居ないからだぞ。五郎に託すには荷が大きすぎる

あとフラダンスって題材が良くないねフラガールとか邦画にのっかってるだけだし。オリジナリティゼロ

2021-12-01

anond:20211201070009

キリスト教もさぁ

信者勝手に騒いでたんだよねぇ

どういう訳か広がっちまってねぇ

西洋人にはオリジナリティが無い

2021-11-25

VRアイドルAVのすすめ

メタバースという言葉流行っているようだ。十数年地下アイドルヲタクを惰性で続けている自分としては、アイドルコンテンツVRで楽しみたいのだが、なかなかこれといっておもしろVRコンテンツがでてこない。そんな中で、自分が知りうる中で最も優れたVRアイドルコンテンツが、2019年発売のVRAV「俺のカノジョは本物アイドル 永瀬ゆい ~LIVEレスもらいまくりでこっそり楽屋イチャイチャベロキSEX~」である

2年前の作品だけあって最新のVRに比べると画質が落ちるのは否めないが、演出ものすごいリアルであり、今でも楽しめる。ぜひ没入感を得られるVRゴーグルで見てほしい。

主演は元地下アイドルの永瀬ゆい、そしてサブ出演にはAVアイドルグループに所属していた山井すず、そして篠宮ゆり

作品内では、3人がアイドルグループを結成しており、「俺」はセンターユイと繋がっているヲタクという設定だ。

チャプター1は3人が結成してる地下アイドルLIVEに「俺」が参加するシーンから始まる。まずこの物販の雰囲気ものすごいリアルである。やたらと話しかけてくる推し被りヲタクうさんくさいスタッフスタッフ内輪ノリ馴れ合い金を巻き上げられるヲタク。他にも地下アイドルテーマにしたAVはいくつか見てきたが、この作品出てくるヲタク地下アイドル現場にいるリアルヲタクに最も近いと思う。

前物販(LIVE前に物販を行うこと)が終わり、続いてはライブのシーンに移る。

薄暗いフロアで、カメラ視点の「俺」の前には1列ヲタクが並んでおり、ステージの様子はヲタクの肩越しにしか見えない様子だ。フロアフラットな狭いライブハウスで行われる地下アイドルLIVEでは慣れ親しんだ視野であり、なるほど「俺」はユイちゃんと繋がっているからこそ少し遠慮がちに2列目に陣取っているのだな、とわかる。そして、ステージライトが点灯し、出囃子とともにヲタク手拍子を開始し、アイドル3人がステージに出てくると、横にいた先程から馴れ馴れしい推し被りヲタクが、前方のヲタクを横に押しのけて「俺」に最前センターユイちゃんゼロズレ位置を譲って「俺」を前に押し出す。この瞬間がこのVRAVの中で自分が最も好きな瞬間だ。ここで「俺」はユイちゃんと繋がっていることは他のヲタクにはまだバレていないものの、明らかにユイちゃんのTOであり、推し被りヲタクがTOを必要以上に立てるムーブ地下アイドル現場あるあるといえる。自分はここでこのVR空間に完全に没入することができた。最前中央に押し出され視界が開けて、ステージユイちゃんそして左右の2人が視野いっぱいに目の前に現れる。最高だ。

そしてここから彼女たちのオリジナルソングパラレルLOVE」が1曲ノーカットで描かれる。

これまでのアイドルAVでは、ヲタクたちのコール(掛け声)が気に入らないことが多かったが、この作品はその点も完璧だった。

イントロで「あーよっしゃ行くぞーー!!」の警報からスタンダードMIXが始まるが、タイガーファイヤーサイバーファイバーのあたりからサイバーファイバーを間違えるヲタクのせいでグダグダになり、ここは満足にMIXすら打てない中高年ヲタクがあつまる地底アイドル現場であることがわかる。こんな現場からこそ「俺」はユイちゃんと繋がれるのだろう。その後も、妙に古臭く微妙オリジナリティを出してくる(\ひまわりスマイルユリちゃーん!/等)いかにも中高年ヲタクファミレス真剣に考えそうなコールが続いたり、サビの「♪嘘じゃないよね~\オイ!オイ!オイオイオイ!!/♪ほんとにあるよね~\オイ!オイ!オイオイオイ!!/」のところの妙に気合の入った中高年ヲタクの掛け声には思わず涙が出そうになる。1番終わりのあとに挿入されるジャパニーズMIXのなんとも言えない\化繊!飛除去~!/の間の抜けたかつなぜか自信に満ちた言い方も地底アイドル中高年ヲタクあるあるなので傑作である

落ちサビでは左右の視界からヲタクたちのキンブレのケチャステージに捧げられ、思わず左右を見渡してしまう。VRは素晴らしい。

曲の最後ステージの3人が腕で大きなハートを作るのだが、リアルアイドル現場であれば3000%ヲタクの方でも同じポーズを取るところだが、左右のヲタクは「俺」にハート強要することなく妙な真顔でステージケチャっていたので、そこがヲタクハートを作っていれば本当に完璧だったのが本作唯一の減点材料だろう。

ついヲタクのことばかり書いてしまったがもちろんステージの3人がポンコツ風に踊る姿は素晴らしいの一言で、ユイちゃんタイトルで「LIVEレスもらいまくり」と書いているくらいなのでほぼずっと「俺」のことを見つめていてかわいい。こんなに見すぎるのは多少不自然だが、自分経験上、ヲタクと繋がってやめるアイドルはびっくりするくらい特定ヲタクレスしていることはそこまで珍しくはない。むしろ落ちサビのあとに唯一ユイちゃん右手側に目が泳ぐシーンがあるのだが何かあったのか気になる。

個人的には主演の長瀬ゆいもいいが、サブ出演の山井すずちゃんが本当に楽しそうにライブをしていて実にかわいい。本当はそっちを見たいのだが、ユイちゃんがずっとこちらをガン見してくるため、なかなかすずちゃんの方を見られない気分になってしまうのも本当に自分地下アイドル現場にいるような錯覚をもたらしてくれる。

ライブが終わると場面は再び物販に移る。

ここでも馴れ馴れしい推し被りヲタクは相変わらずで、「俺」よりも先に推し被りヲタクユイちゃんの物販に行くのだが、TOである「俺」はがっつかない感じや、推し被りヲタクが短い秒数の中で金を払っているにも関わらず「いっつも一緒に「俺くん」と応援してるんだよ」とTOを巻き込んでアイドルしょうもない会話で秒数を消費してしまうやりとりのリアルさは素晴らしかった。他の中高年ヲタク比較して妙にこざっぱりとした身なり、スタッフへの愛想の良さ、TOである「俺」に対する態度といい、推し被りヲタクは最高のかませヲタク役であり、ユイちゃんと繋がっている「俺」の自尊心をこれでもかとくすぐってくれる名演っぷりである

さて、推し被りヲタクの物販時間が終わり、次は「俺」の番であるチェキ券を渡すとユイちゃんは「俺」に対して「・・・ありがとっ」と小さく声をかけて腰の下で「俺」の両手を掴むのだが、このそっけない口ぶりとこらえきれない節操の無さの組み合わさった動きが本当に繋がっているヲタクへのアイドルの振る舞いとして完璧で素晴らしかった。

そしてその次のチェキ撮影シーンがこの作品で2番目に感動したシーンだ。ユイちゃんが頬の体温が感じられると錯覚するくらいに「俺」の斜め横に密着し、チェキ撮影カメラが反対側の斜め方向から「俺」とユイちゃんを撮る。このユイちゃんカメラ画角がとにかく最高で、唯ちゃんの横顔が画面右半分を覆いながらチェキカメラの方を見るVR体験リアルチェキ撮影に限りなく近くVRしかできないというなかなか得難い体験だった。

その後は「俺」とユイちゃんレギュレーションもなにもあったもんじゃないように前の推し被りヲタクのゆうに5倍は超えるであろう時間の間、衆人環視の中で異様にイチャイチャしながらツーショットの会話を行う。ここは正直生々しすぎて気が削がれたものの、実際の地底アイドル現場でもテーブルの隅のスタッフの見えないところでありえないくらいに密着して何かささやきあっている繋がりを一切隠そうとしないアイドルヲタクの姿を見たことがあるので、まあこういうこともなくもないのかもしれない。

ちなみに、このいちゃいちゃ物販シーンでは、視界の右端で楽しそうにヲタク相手にしている山井すずちゃんが可愛かったり、チェック柄のシャツベルインコミュニケーション不全中高年ヲタクの姿があまりリアルすぎてびびるといった面白も見逃せない。

チャプター2以降は楽屋AVシーンなのであまり語ることはないけれど、強いて言えばパンツの上からキンブレを執拗エロ道具化するシーンはなんのフェティシズムなのだろうかというのが気になったのと、パンツを脱がせたあとはキンブレは使わないのはちょっとわかる、という点くらいだろうか。あとオマケラストチャプターでの音楽プロデューサー接待シーンの山井すずちゃん可愛い

報告は以上です。皆もVRゴーグルを買おう。

2021-11-17

anond:20211117154658

いや、若い女だけでも良いんだよ。

問題は「30歳で人に見えなくなる」というオリジナリティはあるけど必然性のない設定を安易に加えたこと。定番でも何でもない、オリジナル設定ぶちこんだら「何か意図が?」「何を狙って?」となるのは当然では。

ぶっちゃけ、年齢になんか言及しなけりゃ良かったんだよ。「役割を終えたと(本人が)感じたら引退代替わり」とか、「階級の高い神様になるため、温泉むすめとして修行しています!」とか、そもそも「消える」って設定なくすとかね。「若い子がいいんだもん!」を変な設定つけて「だから仕方ないよね〜?」ってしてる所に白けてるし、そんな突っ込みどころのある甘い設定にしてるところが創作物として(設定の作り込みという意味で)レベルが低いって話です。

2021-11-14

「屍山血河」の由来についての推測

https://anond.hatelabo.jp/20211113201646

横田だけど、ちょっとググったらそれっぽいストーリーが立てられたので共有しておく。



三行でストーリーをまとめると

・「屍山血河」という言葉を考案したのは大日本帝国陸軍文官で、陸軍教授地位にいた樋口石城なる人物である

・「屍山血河」は、旅順戦を記録したロシア軍人М. И. Костенкоの日誌 "Осада и сдача крепости П.-Артур : мои впечатления"を邦訳する際、邦題として発案された。

・この邦訳を読んだ人々が邦題熟語として認識。そのうち、司馬遼太郎小説内で多用したこと日本中に広がった。



「屍山血河」の由来はなにか。まず、中国語で言うところの「成語」にそれらしい言葉はない。

かといって「屍山」とか日常言語で使う単語という感じではないし、自然発生した四字熟語でもないだろう。

普通に考えたら、中国語以外の言語にある熟語を、明治以降文化人とかが邦訳するときに成語っぽく整えた、とかが一番ありそうなパターンだ。

しかし、「屍山血河」という単語辞書に載っているが、用例として記されているのは司馬遼太郎小説ばかりだ。後は三島由紀夫だが、司馬遼太郎の用例が古い。

辞書を作ったときにそれより古い用例が見つからなかった可能性が高い。

普通辞書の用例はその用法で一番古いもの採用する。だれか他の文学者創作したならそっちが採用されないのは奇妙である

もちろん、司馬遼太郎独自に考案したと考えるのは早計だろう。

司馬遼太郎勝手創作したとされていた史観や、事実関係が怪しい記述も、近年ちゃんと調べてみると「元ネタ」があるものばかりだったらしい。

もちろん、だからといって、それらが歴史的事実だというわけではなく、「元ネタ」を書いた人が勝手創作したり、誤認識していたということらしいのだが。

ともかく、司馬遼太郎は無から発想したり、自分説明なしに訳語創作するような人間ではないと思う。

用例として採用しづらい対象で、司馬遼太郎が興味を持つ題材の日本語資料で「屍山血河」を使ったものがあるはず。



この条件に合致しそうなのが "屍山血河" コステンコ 著,樋口石城 譯 [1]である

ちょっと調べてみると、これは旅順戦を記録したロシア軍人М. И. Костенкоの日誌 "Осада и сдача крепости П.-Артур : мои впечатления"[2]の邦訳だ。

М. И. Костенкоは旅順攻防戦に少将として参加した後、戦後軍事法廷議長とかをやった、とwikipediaに書いてあった。

旅順戦の日誌は貴重な資料であり、ロシアで広く読まれた。これが邦訳され、1912年出版された。

しかしそれにしては邦題おかしい。おかげでググっても原著がすぐ出てこなくてちょっとイライラした。

"Осада и сдача крепости П.-Артур : мои впечатления"を機械翻訳すると、"旅順要塞の包囲と降伏:私の印象"となる。

実際、この本は1973年に田崎与喜衛に再訳されており、そのとき邦題は"旅順攻防回想録 "となっている[3]。

泥沼の旅順戦で主に大量の兵士、とくに日本兵が死んだ様子を描写して「屍山血河」と言っているのだろうが、戦闘記録の題名にするには文学的にすぎるだろう。

М. И. Костенкоが序文とかサブタイトル的な位置にこの単語を使っているのではなく、樋口石城が勝手につけた邦題である可能性が高い。

ロシア語でも Горы трупов (死の山)とか реки крови(血の川)という表現戦争表現する際、よく使うようだ。

熟語とまでは行かないが、並列して使われる例もググればそれなりに出てくる。

原著に直接この組み合わせが出てくるかはちゃんと調べていないので不明だが、本文検索してみたら、Горы труповは単体で積み重なった日本人死体表現として使われていた。

もしこの記録が文学作品だったらこの題をつけるのは適当かもしれない。



これ以降は完全に当て推量である

陸軍教授樋口石城がどういう人物なのかはググっても出てこないが、樋口季一郎の親戚とかだろう。しらんけど。

まあ、軍教授なのだ名家出身学者で、ロシア語を含む文系教養があって、仕事ロシア関連の軍事資料邦訳を大量にやらされていたのだろう。

から文学作品とかを書く暇もないので、やらされた邦訳仕事で、多少のオリジナリティを発揮してみたくなったのではないだろうか。

そこで少し文学風に気取って成語っぽい「屍山血河」という語を創り、戦闘記録の邦題としてつけたのだ。

それを司馬遼太郎資料として閲覧。そういう成語が既にあると認識戦争小説で多用。

小説を読んだ人間もそういう語があると理解し、大量の死者が出る戦争を語る際に一般的単語へと一気に昇格してしまった。

そしていざ辞書に載せようとすると、用例として明記できる古い例が司馬遼太郎以前にないことに気づく。

樋口石城の訳書も発見はされたのだろうが、題なので用例としては不適であり、スルーされた。

結局、遡れるのは司馬遼太郎小説しかなかったのではないだろうか。




無論、上記は全てネット上で手に入る資料の断片からの推測であり、だいぶお粗末なものだが、もし当たっていればなかなか面白いストーリーではないだろうか。

以上、「屍山血河」の由来について横田が調べてみました。

いかがでしたか

信じるか信じないかはあなた次第

[1]https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024298307-00

[2]https://www.prlib.ru/item/355295

[3]https://www.amazon.co.jp/%E6%97%85%E9%A0%86%E6%94%BB%E9%98%B2%E5%9B%9E%E6%83%B3%E9%8C%B2-1973%E5%B9%B4-%E6%A8%8B%E5%8F%A3-%E7%9F%B3%E5%9F%8E/dp/B000J9FK7A

2021-10-30

4-5. お引っ越し先での使用開始年月日(入力の例:20200101(2020年1月1日場合))

なるほど!操作リテラシー怪しいめんどくさい客を振り落とすギミックだな!すばらしい!

…年月日入力フォーム結構わかりにくいし(オリジナリティ発揮されてたりして面倒)、

くるくるしたり小さい数字選んだり右押したり左押したり操作に慎重性が必要だし(特にスマホ)、

思った通りの数値が入力されてるか確認も大変だよね(フォーム受け取る側にいるが、結構割合入力ミスのまま送信されてくる。あれなんなの?)


半角数値8桁で入れてくれそれ以外受け付けませぬというのは意外とありかもしれん

2021-10-14

100均向けの商品開発をしていて思うこと

キャンドゥイオンに買収されるニューストレンドはいっていて改めて思った。

100均っていまやコンビニ並みに生活必需品なんだなぁ、と。

安かろう悪かろうは遠い昔の話。

私たち100均向けに商品を開発しているメーカーも高額価格帯と変わらないような手間隙をかけて日々オリジナリティのあるものを作れるように努力している。

ただ、まじで今の円安と資材高騰に各社なかなかに耐えられないと思うので

年明けから店頭雰囲気は変わると思います

愛用品とかあったら買い溜めしとくのもありかもー

あと商品作ってるのは各社ベンダーであり、その100均さん自体じゃないって何度言ったらこの世の人に伝わりますかねぇ…

2021-10-06

anond:20211006104622

オリジナリティ問題じゃなくね?

ストーリー以外はクソゲーFGOをパクって

ストーリーだけ入れ替えるってどんな判断だって話でしょ

ソシャゲの土台は皆同じだけどさ

それでもその土台から派生させてオリジナルに近いものを作っていくならわかるけど、

FGOを土台にして同じものを作っていくって馬鹿なんじゃないの?

元々オリジナリティがないのをもっとオリジナリティがないとか、それなんてパクリ?って話だよ。

2021-10-05

anond:20211005132624

オープンワールドってサブクエストは多いけどメインストリーは短いか

それらを総合的な「ストーリー」としてどう捉えるかという問題でもあるよな。

サブクエストとしてくすっと笑える小話があったとして、

それをゲーム全体のストーリーの良さとして語れるか、

というとなかなか難しいと思う。

あるいはサブクエストも含めてゲーム体験としては何か壮大な冒険をした気になれるけど、

よく考えると筋書きは単純だし、小説にしたらたぶんつまんないだろうな、みたいな感じ。

もちろんスカイリムウィッチャー3のストーリーはよく練られてるんだけど

それもある種の「ありきたりな海外ファンタジー」ではあって、

単純なオリジナリティやそれに由来する面白さという点ではいまいちだったりする。

洋ゲーってだいたいそんなんだよな。

アサクリは「歴史物語」としては素晴らしい。

でもオリジナルのメインストリーだけを見るとまあ微妙

fallout4やthe outer worldsも

はいはいいかにも古典的ディストピアポストアポカリプスを上手く再現してますね」という感じで、

「よく出来てるか」と聞かれたらYESだけど、「面白いか」と言われるとちょっと首肯はしかねる。

まりよくない比較なっちゃうけど、

FF15のあの「現代イケメン大学生」と「剣と魔法ファンタジー」が奇妙に入り混じった世界観なんか洋ゲーには絶対出せないだろうし、

単純なストーリーのワクワク感とかで言うなら、なろう系ゲームファンタジーのほうがよっぽど面白いんだよな。

2021-09-30

もう京大からいい研究は産まれないと思う

最近京大自由校風どころか他のどの大学よりもルールにうるさい。

彼らは学生教育放棄し、今やただどこよりも学生管理することに力を入れている。

事務方の力が強すぎるここ京大においては、間違ってもオリジナリティあふれる研究をしてはいけない。

そんなことをしたら前例のないことばかりで事務負担が増えてしまうからだ。

反対にただルールを守って日々を過ごし、目上に反抗的な態度を取らず、ただ黙って卒業することが最高のモデルである

全く不祥事はないが面白い研究ひとつもないという大学に一体どんな魅力があるのか。

皆さんは全く面白くはないけど不倫だけはしないというタレント果たしてタレント」と呼ぶだろうか。

2021-09-26

小室圭さんを応援している

自分関係のないことでやたらと怒る人がいる。おそらく、実害があるから怒っているのではなくて、常に何かに対してイラついているのが好きなのだろう。私はそう解釈している。

昨今、取り沙汰されている眞子さま小室圭さんのご結婚話題などは、まさにその典型ではないかと思う。

はじめに断っておくと、私はお二人のご結婚にはとくに反対ではないし、お互い好きなら結婚して問題ないと考えている。

からそもそもお二人の結婚断じて反対という人がこの先を読んでも、不快になるだけだろう。

断固反対という方はどうかこのページを閉じて、世の中に溢れているバッシング記事を参照していただきたい。

***

さて、ここからが本題である

私は小室圭さんの生き方が好きだ。間違いなく優秀な方だし、これから活躍してほしいと思っている。

小室さんは少年期にお父様を亡くされている。

まり少年からずっと母子家庭で育ってきた。

人知れず苦労したことも多かったのだろうと思う。

だが、ICU合格してアメリカへの留学も果たし、卒業後はメガバンクに入行した。

相当な努力家でなければ成し遂げられないことだ。

優秀なのは間違いないのだが、よほど努力もされたに違いない。

銀行退職後はパラリーガルとして法律事務所に勤務しながら大学の夜間課程で経営法務を学び、さらアメリカ大学法務博士課程へと進学する。

知っている人にとっては言うまでもないことと思うが、弁護士になるには非常にお金がかかる。

日本弁護士になるには大学法学部卒業後、さら法科大学院へ進学するのが一般的だ。

奨学金を借りて進学する学生も多い。

もし小室さんの借金批判に値するのなら、少なくとも日本では金持ちの家庭に生まれないと弁護士を目指せないことになってしまう。

「親ガチャ」という言葉話題になったが、親ガチャの不運を嘆く層と、小室さんを批判している層はどの程度一致しているのだろうか。

ガチャ賛同しつつ小室さんをバッシングする、などという矛盾した行動を取っていないことを願うばかりだ。

そもそも結婚するにあたって借金があるのはけしからん、という論理が私にはさっぱり分からない。

ギャンブルアルコールへの依存で膨らんだ不毛借金ならともかく、夢を叶えるための学費として借りたお金ではないか

公費借金を返済するのが目的だろう」などと言う人がいるが、正気だろうかと心配になる。

借金を返済するために、皇室女性に接近して結婚する。

そんなことが打算的な策略によって実現できると思うのなら、もはや世の中に思い通りにならないことなど1つもないだろう。

お二人は、お互いに惹かれ合って結婚を決めた。

それだけである

まり牧歌的だろうか。

皇族からといって一般人と完全に切り分けて考える人のほうが、余程きわどい思想の持ち主のように私には思える。

***

私が小室さんについて書きたかったのはこのぐらいだ。

身も蓋もないことを言うと、お二人がご結婚されたとしても、私自身の暮らしに何か影響があるわけではない。

よって、正直なところ私には「なぜそんなに批判する人がいるのかが分からない」のである

どちらかと言えば、これを書いたきっかけは「批判する人たち」の動向を目の当たりにしたことにある。

冒頭にも書いたように、自分とは明らかに関係のない、自分暮らしに何ら影響を及ぼさないことで怒る人がわりといる。

まず、この事実に驚いた。

これは私の個人的な推測でしかないのだが、批判している人の多くは皇室思い入れがあるわけでも、日本古来の伝統を重んじているわけでもない。

おそらく、ごくシンプルに「嫉妬」しているのだろう。

たいていの人は、小室さんほどの能力がない。

ICU合格する学力はなく、メガバンクの熾烈な選考に勝ち残って内定を獲得することもできない。

国際弁護士になる夢を実現するために、メガバンク退職する決断力もない。

法律事務所パラリーガルとして働く能力も、アメリカ大学院に留学する語学力もない。

もちろん皇室女性相思相愛になることも生涯ないだろうし、世間から猛烈にバッシングされても結婚を貫く胆力も持ち合わせていない。

まり批判している人たちの大半は小室さんにかなう要素が何ひとつない。

から罵り、批判するしかない。

いや、見方によっては批判している人たちが優位な部分もある。

たとえば、「自分借金をしていないが、あの男には多額の借金がある」といった発想なら、自分自身が「正しい」側に立てる論拠を獲得できる。

借金はよくないよね」

「相当な借金があるのに皇室女性結婚するなんてあり得ないよね」

「だから批判されても仕方がないよね」

清々しいまでにシンプル思考だ。

もしくは、

小室圭という人は世間から批判されているらしい」

「何か悪いことをしているに違いない」

「それならバッシングしても構わないだろう」

この程度の認識の人もかなり多いと思われる。

批判している人々だって、ほじくり返せば過去に汚点の1つや2つありそうだが、さぞかしご自身は一点の曇りもない清廉潔白聖人君子から小室さんのことを批判し、許せないなどと断じるのだろう。

***

皇室に関わった民間人へのバッシングと聞いて、真っ先に思い浮かんだのは美智子さまのことだ。

皇室に初めて民間人が嫁ぐのと、皇室女性民間男性結婚するのでは状況が異なるが、一部メディアから執拗バッシングされているところは共通している。

美智子さまがご結婚されたのは、私が生まれるずっと前のことだ。

だが、当時一部メディアから激しいバッシングを受けた美智子さま失語症になられたことは知っている。

想像を絶するストレスがかかっていたのは間違いない。

昭和30年代のことである

眞子さま小室さんとの結婚を貫くようだ。

令和時代なのだから皇室女性意思尊重されてもいいのではないか、と私などは思う。

ここでやめておけばよかったのだが、反吐が出るほど嫌いな某ニュースコメントを私はうっかり見てしまった。

この件に関する報道ものすごい数のコメントがついていた。

中には「このバカ女は……」などと、何とも無礼まりない罵詈雑言を書き残している者までいる。

人間とは、自分関係のない出来事にこれほど憤り、自分とは違った世界暮らしている(と思い込んでいる)相手に対して、これほど無礼になれるのかと驚愕したものだ。

公費税金が使われているのだから国民文句を言う権利がある、などともっともらしい持論を展開する者もいた。

一体、この発言者が納めた税金のうち、いくら宮内庁で使われているのだろう。

微々たるものであろうことは、あえて説明するまでもなく明白である

仮に結婚なさったとして、この発言者が納める税金が増えるわけがない。

ちなみに、お二人の結婚がこれほど炎上するに至ったのは、どうやら某週刊誌が発端のようだ。

小室さん自身借金母親金銭問題に関して、週刊誌がほじくり返さなければ明るみに出ることはなかった。

一部メディアバッシングしているのは、美智子さまときと全く同じ構図ではないか

昭和30年から少しも進歩していない。

お二人のご結婚に対して憤慨したり罵ったりしている人は、週刊誌が作り上げた特異な市場で愚弄されていることに気づいたほうがいい。

週刊誌はそのうち別のネタのほうが部数が伸びると見て、新たな「市場」を開拓するのだろう。

そして、間もなく世間はお二人のご結婚にまつわる騒動を忘れ去っていくのだろう。

***

話を戻すと、お二人の結婚について憤っている人の多くは、自身安全地帯にいて、自分とは関わりのない世界のことだから安心して批判している。

注目すべきは、そもそも自分暮らしには何ら関係のないこと」を批判しているので、批判したところで何も変わらないし、自分生活圏には1ミクロンも影響を及ぼさないことだ。

したがって、自分自身が飽きるまで批判し続けることができる。

まるでストレス醸成と解消のエコシステム、あるいは永久機関のようだ。

自分関係のないことで憤り、批判する人は、おそらくこの「永久機関」を求めてやまないのだろう。

から批判しているわけではなく、本気で何かを変えようという気概もない。

「怒り続けたい」という衝動目的化している。

アドラー心理学風に言えば、怒りたいから怒っているのだ。

勝手に憤って批判し、オリジナリティ溢れる罵詈雑言を撒き散らしている有象無象など放っておいて、お二人にはどうか幸せになっていただきたい。

時を経たら、多くの人を魅了するラブストーリーとして回想されるのかもしれない。

私は、小室圭さんを応援している。

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