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2022-01-16

火山噴火による冷害と穀物不足の心配について

結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。

米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、

飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気被害はまだ農薬である程度なんとかなる。

日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。

現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨からの冷害が一番だと思う。

1993年の米不足もそれが原因だ。

全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。

コメの冷害のメカニズムについて、

簡単にいうと、穂が出る直前の10日間ほどが最も低温に弱い。

減数分裂期と呼ばれる、イネ花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、

コシヒカリ場合17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。

9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。

ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側暖かい空気だ。

梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方奥羽山脈西側で低温なうえ霧が出やすくなる。

米の国内生産ランキング新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。

また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるモチ病が発生しやすくなる。

火山灰などのチリ日光を遮り低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、

しかし、93年冷夏の原因とされるフィリピン噴火北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?

軽く調べた感じでは、1600年のペルー噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/

何かの手がかりにするにはあまり情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。

ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、

果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。

低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。

それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。

当時から大きく変わっているのが需要量と備蓄

93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は1,2年前のの軽い不作もあって20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。

現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。

当時に比べ現在はイモチ耐病性の品種も多く生産されている。

93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。

それより心配なのは小麦トウモロコシではないだろうか。

飼料ほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦アメリカカナダで80%だ。

多雨・日照不足で収穫量が減るのはどんな作物でも同じだ。収量も減るし、病気も出る。

93年当時より食糧事情グローバル化し複雑になっているけれど

自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。

国民のための備蓄はあっても輸出のための備蓄はない。

コメが足りないより、小麦飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、

結果的コメ需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。

そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。

まぁ、一般人よりはちょっと食糧事情を知っているだけの農家が調べたことなので、

また農業増田がなんか言ってるくらいで流してもらえれば。

火山噴火による冷害と穀物不足の心配について

結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。

米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、

飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気被害はまだ農薬である程度なんとかなる。

日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。

現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨からの冷害が一番だと思う。

1993年の米不足もそれが原因だ。

全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。

コメの冷害のメカニズムについて、

簡単にいうと、穂が出る直前の10日間ほどが最も低温に弱い。

減数分裂期と呼ばれる、イネ花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、

コシヒカリ場合17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。

9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。

ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側暖かい空気だ。

梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方奥羽山脈西側で低温なうえ霧が出やすくなる。

米の国内生産ランキング新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。

また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるモチ病が発生しやすくなる。

火山灰などのチリ日光を遮り、低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、

しかし、フィリピン噴火北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?

軽く調べた感じでは、1600年のペルー噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/

何かの手がかりにするにはあまり情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。

ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、

果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。

低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。

それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。

当時から大きく変わっているのが需要量と備蓄

93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。

現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。

当時に比べ現在はイモチ耐病性の品種も多く生産されている。

93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。

それより心配なのは小麦トウモロコシではないだろうか。

飼料ほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦アメリカカナダで80%だ。

93年当時より食糧事情グローバル化し複雑になっているけれど

自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。

それになんかしょっちゅうコムギがー」というニュースは見る気がする。

コメが足りないより、小麦飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、

結果的コメ需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。

そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。

まぁ、一般人よりはちょっと食糧事情を知っているだけの農家が調べたことなので、

また農業増田がなんか言ってるくらいで流してもらえれば。

2021-12-19

サツマイモを食い続けるのはキツい

サツマイモは非常に育てやす植物

痩せた土地でも育つし手入れが適当でも失敗しないしまとまってなかなかの収穫量が期待できる

第二次世界大戦中の食糧不足の時期に、サツマイモ飼育奨励されたのも納得できる

子供の頃は、サツマイモは甘くて美味しい、ご飯食べなくてもサツマイモ食べれるなら悪くないじゃんと思っていたのだが

実際にサツマイモ主食代わりにするとなかなか辛いものがある

味が甘さ一辺倒で飽きる、料理との食べ合わせも米に比べて圧倒的にバリエーションが少ない

サツマイモ自体は不味くないのに、二食も連続で食べるともうサツマイモはいいかなって気分になってくる

サツマイモはたまに食べるから美味しい食べ物なんだな

2021-11-16

anond:20211116174026

アメリカ中国インドの参戦はもう決定済みだろうな

食糧不足拍車かかって日本北朝鮮みたいに飢饉が来るんだぞ

畑を耕せ!!

2021-11-11

anond:20211111105708

制作陣の問題というよりも

食糧不足とか停電とか断水とかいインフラの困窮は、視聴者が受け付けないという気がする。

異世界ものだってものすごく豊かな世界だし。

2021-09-21

農業自動化の行き着く先はどこか?

●過剰生産で需給バランスが崩れ豊作貧乏

作ればいいというものじゃない。買って食べてもらわないと意味がない。

今は、生産と消費と災害補助金高齢化による離農と参入、規模拡大がある意味よくバランスされていると思う。

ただちょっとした揺らぎでどこでどう転ぶか分からないので、とても不安ではあるが、

そのリスクを打ち消してくれるのが農業収入保険という制度。もはやこれは社会保険一種だとも思う。

ただその効果は3年程度だ。過去5年の売上を平均して収入補填をする仕組みなので、

3年目で立て直せないと廃業まっしぐらだろう。

●消費拡大を唱えるが、輸出はできない

長期的に消費は落ちていく。

今のところ、輸出で成功しているのは高級果物と肉と加工品(日本酒など)だと思う。それ以外はムリ。

そこには色々な事情があり、個別農家ではどうしようもない。一例をあげる。

コメ

国際価格が安すぎて話にならない。円換算で42円/kgだ。

1俵2500円、安い安いと騒がれている今年のJA仮渡金(販売額みたいなもの)の一番安い地域の1/3だ。

もし輸出前提で作るコメ補助金がつくのであれば、その大義国防だと思う。つまり過剰生産しても国民食糧を守るということ。

そもそもコメ生産国は、自国消費分を作っているのがほとんどであって、生産量に比して輸出量が少ない。

基本的にはほとんどの国が国内消費を前提としている。例外的生産超過しているのがタイインド

中国は現時点ではコメ生産力不足で輸入超過状態しかリン鉱石産出量世界一という農業上の最大のアドバンテージがあるので今後は未知数。

肥料について、すでに中国に首根っこを掴まれている状態のようだ。

野菜

日本には野菜を長期保管するように加工できる施設が十分にない。

なぜなら、日本国土が狭く生鮮品が生鮮のうちに目的地に着くため、加工施設必要ない。

アメリカと違って、ほうれん草缶詰にする必要はない。

その他冷凍長期保存技術の普及状態などは、おそらく勝ち目がない(たぶん)

投資をしたところで、ほとんど輸出前提の場合のみに使える技術となるので、元から加工が必要な国と比べると分が悪いだろう。

すまないが、これは想像も入っているので、気になる人はファクトチェックをお願いしたい。

●最終的なボトルネック人間である

全ての工程自動化することは不可能だ。必ずボトルネック存在し、そこには人間がいる。

農業は種籾を入れたらコメになるような機械存在するわけではないし、

この例えですら「種籾を入れる」というボトルネックになりうる工程存在する。

(#追記:籾を入れてコメにする機械存在し、それを精米機というが、ここでは主題から外れるのは理解してもらえるだろう)

自動化をすすめるというのは「どこまでコストをかけてボトルネックを解消するか」という問題に半分は置き換えられる。

もう半分の問題人間疲労だ。

残念ながら、機械が高度になればなるほど、人間作業環境過酷になっていくのではないだろうか。

例えば田植え機を自動化できたとして、今の速度の2倍の速さで作業ができるようになったとしよう。

田植え期間は限られるので、機械の性能向上と達成可能な規模拡大の最大値はイコールになるだろう)

しか田植え機を動かすには、苗の補給必要だ。

苗の補給はというかコメ栽培で最も重労働ものの一つ、田植え作業の半分は苗運びと言っても過言ではない。

さて、この前提で能力2倍の機械を導入して達成される成果は

・2倍の作業者を投入して2倍の面積をこなす田植え機をボトルネックになる)

作業者数を同じとして規模を1.33倍にする(苗運びがボトルネックになる)

である高齢化人不足の業界で前者が容易ではないのは想像つくだろうし、

後者機械に乗る時間が規模拡大前の0.67倍になるが苗運びの時間は1.33倍になっている。

多分体がもたない上に2倍のはずの機械能力が発揮されている気がしない。

これでは規模を拡大しない方が正解な気がする。

余談だけど、ヤンマー提唱した密苗は、この業界では珍しく苗運びの負担減までを考えた優れたパッケージだと思う。徒長やすいという問題は残ったが。

●最終的に農業自動化が行き着くところはどこだろうか

僕の予想は

機械化はもう少し進むけど自動化は止まる。結局は人間がやる方が応用がきく。AIの出る幕は全然ない。

・分業が少し進み、プロ農家仕事野菜・作物を作ることにフォーカスされていく。イメージとしては酒蔵の杜氏が近いと思う。

セミプロ農家としての収穫家(とでも言うべきか、収穫調整に特化した人、今はパートのおばちゃん担当)の登場

野菜農家は農作業者(正規雇用)1名あたり700万円程度の売上で4人程度で1経営体あたり年商3000万円程度(北海道を除く)

コメ農家は1経営体あたり15-30ha程度、農作業者(正規雇用)が1-2名程度

多分、このくらいがそこそこ機械投資もできて利益も上がる、最も競争力が上がる領域ではないだろうか。

そこから上は、規模拡大だけならハイリスクローリターンの領域なので、

踏み込むのは地域を守るなどの義務感とか、別の大義必要だ。

突き出るためには、余程の工夫を凝らすか、余程良いビジネスモデルを構築できたものだけだろう。

・きちんと対策を打っていかないと、セミプロ農家低賃金化していく。

需要があれば規模拡大を狙う農家は出る。田んぼ一枚増えたところで限界費用は低い。それゆえ食糧不足にはならない。

生産性の低い圃場は耕作放棄となる。

・60歳あたりで参入してくる人は相変わらずいて、80くらいになれば誰でも限界が来る。農業従事者の高齢化は高止まりしたまま動かず70歳あたりを維持する

も付け加えておく。

大規模ガチ農家ではなく、中規模ガチくらいがちょうどいいのだろう。

anond:20210921082503

2021-09-06

原始人がネックレスをつけた理由 パート3

飢餓保険

ブルース・ウィンターハルダー(Bruce Winterhalder)は、動物間で食料が移動する方法理由モデル調査している。盗みの許容、生産/嗅ぎ回る/機会主義リスク考慮した生存副産物相互主義、遅延した互恵主義取引現物でない交換、その他の選択モデル血縁利他主義を含む)。ここでは、リスクセンシティブ生存、遅延型互恵主義貿易現物ではない交換)に注目する。我々は、食料を収集品と交換することを遅延型互恵主義に置き換えることで、食料の共有を増やすことができると主張する。これは、変動する食料供給リスクを軽減する一方で、バンド間の遅延型互恵関係が抱える克服できない問題回避することで可能となる。以下では、親族間の利他主義窃盗(許容されるか否か)をより広い文脈で扱う。

食べ物は、飢えている人にとっては、十分に食べられている人よりもはるか価値がある。飢えている人が自分の最も貴重な価値物を交換することで命を救えるなら、その価値物を交換するために必要な数ヶ月、あるいは数年分の労働力に値するかもしれない。彼は通常、家宝感傷的な価値よりも自分の命の価値を考えるであろう。脂肪と同じように、収集品も食糧不足に対する保険になる。地域的な食糧不足による飢餓は、少なくとも2種類の取引で食い止めることができた。

しかし、取引コストが高すぎて、バンドはお互いを信頼するどころか喧嘩をしてしまうことが多かった。自分食べ物を見つけられない空腹のバンドは、たいてい飢えていた。しかし、取引コストを下げることができれば、バンド間の信頼の必要性を下げることができ、あるバンドにとっては1日の労働に値する食べ物でも、飢えているバンドにとっては数ヶ月の労働に値するかもしれない。

局所的ではあるが非常に価値のある取引は、上位旧石器時代収集品が登場したことで、多くの文化可能になったと、このエッセイは主張する。収集品は、必要ではあるが存在しない長期的な信頼関係の代わりとなった。もし、部族間、あるいは異なる部族個人間で持続的な交流信頼関係があり、互いに無担保の信用を得ていたならば、時間差のある物々交換が刺激されただろう。しかし、そのような高度な信頼関係があったとはとても思えない。上述した互恵利他主義に関する理由に加え、ほとんどの狩猟採集民の部族関係がかなり敵対的であったことが観察されているという経験的な証拠から確認できる。狩猟採集民の集団は、通常、1年のほとんどの期間は小さな集団に分かれて生活し、1年のうち数週間だけ中世ヨーロッパの市のような「集合体」に集まって生活する。バンド間の信頼関係がなかったにもかかわらず、添付の図に示されているような主食重要取引が、ほぼ確実にヨーロッパで、そしておそらくアメリカアフリカの大物ハンターなど他の地域でも行われていた。

添付の図で示されているシナリオ仮定のものであるが、それが起こらなかったとしたら非常に驚くべきことである旧石器時代ヨーロッパ人の多くは、貝のネックレスを楽しんでいたが、もっと内陸部に住んでいた人は、獲物の歯でネックレスを作っていた。また、火打ち石や斧、毛皮などの収集品も交換手段として使われていた可能性が高い。

トナカイバイソンなどの人間の獲物は、一年のうちで移動する時期が異なる。ヨーロッパ旧石器時代の多くの遺跡から出土する遺物の90%以上、時には99%以上が単一の種によるものであるほど、部族ごとに異なる獲物に特化していた。これは、少なくとも季節的な専門性を示しており、おそらく1つの部族が1つの種に完全に特化していたことを示している。一つの部族メンバーは、専門化した分だけ、特定の獲物種にまつわる行動や移動習慣などのパターン精通し、それらを狩猟するための特殊な道具や技術を身につけていたことになる。最近観察された部族の中にも、特殊化した部族があることが知られている。北米インディアンの一部の部族は、バイソンカモシカ狩猟サケの漁にそれぞれ特化していた。ロシア北部フィンランドの一部では、現在でもラップ族をはじめとする多くの部族が、単一種のトナカイ牧畜に特化していた。

旧石器時代もっと大きな獲物(ウマ、オーロックス、ジャイアントエルク、バイソンジャイアントナマケモノマストドンマンモスシマウマ、ゾウ、カバキリンジャコウウシなど)が大きな群れをなして北米ヨーロッパアフリカを歩き回っていた頃は、このような特殊化がはるかに進んでいたと思われる。人間を恐れない大型の野生動物はもはや存在しない。旧石器時代絶滅させられたか、あるいは人間人間の発射物を恐れるようになったのであるしかし、サピエンスサピエンスが生きていた時代には、これらの動物の群れは豊富で、専門のハンターにとっては簡単に獲物を得ることができた。取引に基づく捕食の理論によれば、旧石器時代に大型の獲物が大規模な群れをなして北米ヨーロッパアフリカを歩き回っていた頃は、専門性はるかに高かった可能性が高い。部族間の狩猟における取引ベースの分業は、ヨーロッパ旧石器時代考古学証拠と一致する(確実に確認されたわけではないが)。

このように、群れを追って移動する部族は、頻繁に交流し、多くの交易の機会を得た。アメリカン・インディアンは、乾燥させたり、ペミカンを作ったりして食べ物を保存していたが、それは数ヶ月はもつものの、通常は1年はもたなかった。このような食料は、皮、武器収集品などと一緒によく取引された。多くの場合、これらの取引は年に一度の交易遠征の際に行われた。

大規模な群れをなす動物は、1年に2回だけ領土を移動するが、その期間は1〜2ヶ月であることがほとんどである自分たちの獲物となる動物以外のタンパク源がなければ、これらの専門部族は飢えてしまうであろう。考古学的な記録で示されている非常に高度な専門化は、交易があったからこそ実現したのである

このように、時間的にずれた肉の交換が唯一の交易であったとしても、それだけで収集品の利用価値は十分にあると考えられる。ネックレスや火打ち石など、お金として使われるものは、取引される肉の価値がほぼ同じである限り、閉じたループの中で、ほぼ同じ量を行き来する。ここで注意してほしいのは、本稿で述べた収集品の理論が正しいとするには、単一有益取引可能であるだけでは不十分だということだ。相互有益取引の閉ループ特定しなければならない。閉鎖的なループでは、収集品は循環し続け、そのコスト償却する。

前述したように、考古学的な遺跡から、多くの部族が1つの大きな獲物種に特化していたことがわかっている。この専門化は少なくとも季節的なものであり、広範な取引が行われていた場合フルタイムで行われていた可能性がある。習性や移動パターン、最適な捕獲方法専門家になることで、部族は莫大な生産利益を得ることができた。しかし、このような利益は、単一の種に特化することは、1年の大半を食料なしで過ごすことになるため、通常は得られないものであった。部族間の分業が功を奏し、それを可能にしたのが交易だった。補完関係にある2つの部族間の交易だけで、食料の供給量はほぼ2倍になる。しかし、セレンゲティヨーロッパ草原のような地域では、ほとんどの狩猟地域を移動する獲物は2種類ではなく、10種類にも及ぶことがあった。そのため、種に特化した部族が入手できる肉の量は、近隣の一握りの部族との間で交易を行うことで2倍以上になると考えられる。その上、余分な肉は最も必要とされる時に得られる。つまり、その部族の同種の獲物から得られる肉はすでに食べ尽くされており、食料がなければハンターは飢えてしまうのである

このように、2つの獲物種と、同時ではないが相殺される2つの取引という単純な取引サイクルから、少なくとも4つの利益、つまり余剰の源が得られたのである。これらの利益は異なるものであるが、必ずしも独立したものではない:

1. 餓死しそうな時期に肉が手に入ること。

2. 肉の総供給量の増加:すぐに食べられる量や保存できる量を超えた余剰分を取引し、取引しなかった分は無駄になっていた。

3. さまざまな種類の肉を食べることで、肉から得られる栄養の種類が増えたこと。

4. 単一の獲物種に特化することによる生産性の向上。

食料と交換するために収集品を作ったり、保存したりすることは、悪い時期に備えての唯一の手段ではなかった。特に大きな獲物が得られない場合には、縄張り意識採集権の取引が行われていたようである。これは、現在残っている狩猟採集文化の一部にも見られる。

アフリカ南部クン・サン族は、他の現代狩猟採集文化の残存者と同様に、限界のある土地に住んでいる。彼らには専門家になる機会はなく、わずかに残っているものを利用するしかない。ホモ・サピエンスは、最初ネアンデルタール人から最も豊かな土地と最高の狩猟ルートを奪い取り、ずっと後になってからネアンデルタール人限界土地から追い出した。しかし、生態学的に厳しいハンディキャップを負っているにもかかわらず、クン族は収集品を交易品として使用している。

他の狩猟採集民と同様に、クン族は1年の大半を分散した小さな集団で過ごし、1年のうち数週間は他の集団との集合体で過ごす。集会は、取引が行われ、同盟が結ばれ、パートナーシップが強化され、結婚が行われるという特徴を持ったフェアのようなものである。アグリゲーションの準備は、一部は実用的だが、ほとんどはコレクション的な性質を持つ取引可能アイテム製造することで満たされる。クン族が「hxaro」と呼ぶ交換システムでは、4万年前にアフリカ発見されたものとよく似たダチョウの殻のペンダントなど、ビーズアクセサリーが多く取引されている。

クン族が収集品と一緒に売買する主なものは、他のバンド領地に入り、そこで狩猟採集を行う抽象的な権利である。これらの権利の売買は、隣人の領域採集することで緩和できるような地域的な不足の際に、特に活発に行われる。先に述べたバンド間の食料取引と同様に、収集品を使って採集権を購入することは、スタンリーアンブローズの言葉を借りれば、「飢餓に対する保険」となる。

解剖学上の現生人類は、意識的思考言語、そして計画を立てる能力を持っていたはずであるが、取引を行うためには、意識的思考言語、そして計画を立てることはほとんど必要なかったであろう。部族メンバー単一取引以外の利益を推論する必要はなかった。このような制度を作るためには、人々が本能に従って以下のような特徴を持った収集品を作るだけで十分だっただろう。(このような制度を作るためには、人々が本能に従って、以下のような特徴を持つ収集品を手に入れることができれば十分であった。) これは、我々が研究する他の制度についても、様々な点で同様であり、意識的設計されたというよりは、むしろ進化したものである制度儀式に参加している誰もが、その機能を究極の進化機能観点から説明することはなかっただろう。むしろ、究極の目的起源を示す理論というよりも、行動の近親的動機付けとして機能する多種多様神話観点から説明していた。

食物の交易に関する直接的な証拠は失われて久しい。将来的には、ある部族狩猟跡と別の部族の消費パターン比較することで、今回の記事よりも直接的な証拠が見つかるかもしれないが、この作業で最も難しいのは、異なる部族親族集団境界特定することである。我々の理論によれば、このような部族間の肉の移動は、大規模かつ特殊な大型狩猟が行われていた旧石器時代世界各地で一般的に行われていたと考えられる。

今のところ、収集自体の移動による間接的な取引証拠が多く残っている。幸いなことに、収集品に求められる耐久性と、今日考古学者が発見した遺物が生き残った条件との間には、良い相関関係がある。徒歩で移動していた旧石器時代の初期には、穴の開いた貝殻が500kmも離れた場所から発見された例がある。また、火打石も同様に長距離を移動していた。

残念なことに、ほとんどの時代場所で、取引コストが高いために貿易は大きく制限されていた。一番の障壁部族間の対立であった。部族間の主な関係は、良い日には不信感を抱き、悪い日には明らかな暴力を振るうというものであった。部族間の信頼関係を築くことができたのは、婚姻親族の絆だけであったが、それは時折であり、範囲も限られていた。財産保護する能力が低いため、たとえ身につけたり隠し場所に埋めたりした収集品であっても、収集品は数回の取引コスト償却しなければならなかった。

このように、取引コストが高いために、現在我々が当たり前のように使っている市場企業、その他の経済制度の発展が妨げられていた長い人類先史時代において、富の移転取引だけではなく、おそらく最も重要ものでもなかった。しかし、取引コストが高く、市場企業などの経済制度が発達しなかった先史時代には、おそらく最も重要ものではなかったであろう。我々の偉大な経済制度の下には、富の移転を伴うはるかに古い制度がある。これらの制度はすべて、ホモ・サピエンスサピエンスとそれ以前の動物とを区別するものである。ここでは、我々人間には当たり前で、他の動物にはない、最も基本的な富の移転の種類の一つである次世代への富の移転について説明する。

2021-08-04

人口増加しながら食糧不足解消方法を思い付いた

人間サイズを半分にする

2021-07-02

夏への扉』以外の作品を薦める試み

 ロバート・アンソン・ハインライン作品で『夏への扉』以外を薦めるならばどの作品か?と問われたとしたら、私ならば『宇宙孤児』を薦めたい。

 この物語は「Good Eating!(良いお食事を!)」という挨拶と共に、中世ヨーロッパのような社会生活描写する場面から幕を開ける。そして、読み進めるうちに、主人公たちが暮らし物語が展開される舞台がどのようなものなのかが次第に明らかになっていく。

 その世界には空が無い。主人公たちが暮らす街の地面の下へ降りると、別の街が有る空間に出る。その街の地面の下に降りると、また別の街が有る。そうやって、下へ下へと降りて行くと、それ以上の先(下)には降りられない最下層に行き着く。

 逆に、街の天井の上に昇ると、別の街が有る空間に出る。そうやって昇って行くと、徐々に重力が弱くなる。しかし、或る階層から先(上)は、それ以上昇ってはならない立入禁止場所とされている。そこには、恐ろしい「ミュータント」という怪物たちが住んでいて、迷い込んだ人間を食べてしまうと伝えられているかである

 主人公は、ひょんなことから立入禁止場所に入り込んで「ミュータント」たちに一時捕らわれの身となり、それを切っ掛けに、他の人間には秘密にしたまま、普通人間と姿や能力が異なるミュータントたちと交流するようになる。中でも「ミュータント」たちのリーダーであるジョウ=ジム主人公は、親友あるいは師弟のように仲良くなる。師がジョウ=ジムである。一つの身体に二つの頭部を持つ双生児男性ジョウ=ジムは、ミュータントではあるが怪物などではなく、ユーモアと優しさと、何よりも知性に満ち溢れた人物である。このジョウ=ジムから教育を受けたことによって、主人公は、自分たちが暮らす世界の真の姿を理解するに至る。

 主人公たちが暮らすのは、車輪のように回転する巨大な宇宙船の内部であった。故郷である地球から遥か遠く離れた他の恒星系に存在する、人類居住可能惑星移住するためには、何光年もの距離を渡らねばならない。しかし、光速の壁を破ることができないので、広大な宇宙を渡るには長い年月を要する。そのために宇宙船は、多数の人間居住することが可能な、巨大な閉鎖環境都市として設計された。車輪のように回転することで、遠心力重力代用としている。移住者の祖となるべく宇宙船に乗り込んだ人々は、宇宙船の中で子を生み育て、やがて彼らが死ぬと、その子たちが新たに彼らの子を生み育て、そうして子へ孫へと何世代も何世代も長い年月を重ねながら、彼ら星々の移住者たちは宇宙船の中で暮らしながら遥かな旅を続けた。

 しかし或る時、宇宙船の動力である原子力機関から放射性物質漏れるという、大きな災厄が発生した。放射能による内部環境汚染は、食糧生産を担う農業区画にまで及んだ。ミュータントたちの誕生食糧不足。人々の絆は引き裂かれ、内乱が発生し、宇宙船内部の文明崩壊した。その結果、都市の内部で暮らす人々は、知識科学技術伝承できなくなった。こうして彼らは、地球という故郷存在も、自分たち宇宙船に乗っているという事実も、宇宙船の外部に広がる世界のことも忘れ、科学の代わりに教会が説く迷信を拠り所として、広大な宇宙彷徨い続ける「孤児」と成り果てたのである物語の冒頭に出てくる「Good Eating」という挨拶は、災厄によって起きた食糧不足時代の名残りである

 ジョウ=ジムによって啓蒙された主人公は、宇宙船の乗組員として、自分たち本来の使命を果たそうと提案する。すなわち、地球のように人類居住可能惑星を見つけてその星に降り立ち、狭い宇宙船を離れて、新たな世界を切り拓こうと言うのである。それは、自分たちが巨大な宇宙船の内部で暮らしているという事実理解しているジョウ=ジムですら、出来っこ無いと諦めていたことであった。しかし、その使命を果たす為には、何も知らない人々に、この世界真実理解させる必要が有った。

 主人公は、自分が知った事実を人々に知らせようと試みるが……。

 ちなみに本作品を私が初めて読んだのは、あかね書房から出版され、多くの小学校図書室などに置かれていた少年少女世界SF文学全集の一冊として収録されていた『さまよう都市宇宙船』のバージョンであった。タイトルネタバレがヒドイが気にしない、気にしない。

 ハインライン作品を離れ、他に古典SF作品初心者に薦めるならば、私としては

(1)アイザック・アシモフ鋼鉄都市

(2)ジョン・ウィンダムトリフィド時代

(3)ロバート・シェクリイ『不死販売株式会社

辺りを薦めたいのだが、如何だろうか?

2021-06-13

anond:20210613153744

鳥インフルリスク回避とかアレルギー対策もそうだけど長い目で見て人工増大による食糧不足とかも考えると色んなものから色んな食べ方、食べ物を得る方法開拓していくのは生存戦略として必要だと思うし、その結果できたもの宣伝の仕方をアレルギー対応とするかオーガニックとかヴィーガンとするか、それとも別のアプローチにするかは時代や作り手の考え方に合わせれば良いんじゃないんかな。

2021-03-16

anond:20210314012015

ちょっと遠回りな話をします。

インターネット時代でなんでもかんでも同列に扱うけど、

情報だけ」と「実際にモノが動く」はハッキリ別だと覚えとくだけでもだいぶ違う。

 

ゲーム小説など、情報オンリーフィクションの娯楽は、基本的情報だけで完結します。

ボクシングみたいな格闘技スポーツだと実際に殴り合うので、それなりに「死なないように」制限するし、怪我を誘発しないルール作りをします。

(まあ怪我するし障害が残ったりもするのだが、なるべくないように気をつけることにはなってる)

一方、格ゲーは防具付けずに刃物で切りあっても誰も現実では怪我しないので、ゲーム演出現実格闘技みたいな配慮はない。

面白いか否かだけが評価基準です。

 

逆に、情報オンリーで終わらない例。

今は「SNS言葉で脅す、脅迫する」のが犯罪行為として摘発されるようになってます

これは過去に「ネット上での暴言脅迫犯罪予告が、現実での暴力行為に本当に結びついた」ことで、

物理的に傷害殺人に至る行為の一部」として扱われるようになったため。

ある程度、誰もが「本当に殴られるかも」「本当に殺されるかも」と怖がることが現実的になったから、

言葉だけでもテロリズムとみなされるようになった。

 

これが現実世界で、実力行使暴力行為についてもう少し厳格に摘発され処罰されるなら

ネット言ってるだけじゃん」ってなるけど

実際には日本でも日本の外でも実力行使暴力が取り締りを逃れてるし、

多くの人が「警察も守ってくれそうにない」って思ってるからネット上での脅迫効果的になってる。

 

ネットで読んだり書いたりしてるだけだと忘れがちだけど、

実際に殴られると痛いし、たとえ死ななくても、怪我をしたら仕事できなくなって収入がなくなったりする。

なので、脅迫で「本当に殴られるかも」って思わせるのは、相手を潰すのに凄く実効性がある。

ヘイト規制表現の自由侵害だ」っていう人は、

そういう「実際の暴力と結びつけてる言葉がある」ことをワザと知らないふりをしてるけど、そんな難しい話は誰もしてない。

「殴られたら人は死んだり怪我したり、辛い思いをする。それをやるぞと言うのは実際の行為と密接に結びついていて、精神的苦痛をもたらす」というだけ。

 

それで、ネットでの売買について。

大事なのは情報だけじゃなく、実際に物が動くかどうか」になる。物品売買が発生してるから、そこに疑問の余地はない。

メルカリ(というかネット販売仲介全般)がダウトなのは

「ボクは仲介してるだけだよ、つまり、扱ってるのは情報だけだよ」というポーズを取ってるけど、

実際にはその情報は物の移動と分かちがたく明確に結びついている点です。

ネットの中だけで完結しないんですよね。

まり格ゲーじゃなくて実際に殴りあうボクシング領域です。

じゃあ深刻な怪我しないように対策しないとダメでしょう。

その一つの目立つ例が転売行為となります個人的には優先順位がやや低いと思ってる。後述)

 

「じゃあ何で転売ダメなんだよ」という話をします。

生活必需品とみなされるものが買い占め独占などされると社会全体のパフォーマンスが低下する」というのが、

今どきの共通認識です。

よく例えに出されるのは「水をダムでせき止めて下流人間が水が飲めなくて死ぬ」で、

歴史上の例を見たりしなくても、普通に今でも

飲食店食料品店効率的商売しようと思ったら、売り切れで売上減るより一定割合で廃棄してでも在庫積んで売ったほうがいい」ので、

世の中の食料供給量が余っていても、金がなくて餓死する人は常にいるわけです。

 

ちょっと前、戦争が起きるのがあたりまえだったころ、

国力というのはマンパワー、動員力そのものに直結してて、戦争に勝つにも何をするにも頭数が必要と思われていて、

日本なんか食糧不足の時期があまりにヤバかったし、貧乏であっても飯が食えるよう、食料供給めっちゃ国が介入してました。

(今でも一応は介入してます

 

その後、あまりにも「平和時代」(先進国にとっての)が続き、次第に戦争イメージがわかなくなります

さら東西冷戦が終了したインパクトデカくって、それまで

「全面核戦争が起こるのかも。1999年に恐怖の大王が来るのかも」ってビクビクしてたのが、

戦争のための準備を前提にするなんて効率悪いよね」ってなり、国民国家って考えかたもどんどん崩れていきました。

「国と国で戦争するんじゃなかったら別に貧乏人のためにカネをつかわなくてもよくね?」

って政治家官僚が思いはじめた結果、自由経済バンザイ、国の規制とか無駄だよねってなってるのが今で、

ネットでの個人取引というのはその延長にあります

 

コロナウイルス騒ぎでマスクアルコール消毒剤や使い捨て手袋など、「国民健康生活を維持するために必要もの」が

買い占め転売対象になりました。

昔は穀物や塩や砂糖あたりだけ押さえておけばまあ大丈夫かな、って思われてたのが、

世の中がどんどん複雑に高度になっていった結果、

国民健康生活を維持するために必要もの」の範囲がすごく広くなったんですよね。

それで「おいおい転売サイト放置しとくとガチ貧乏人だけじゃなくて俺ら中産階級までヤベーぞ」ってなった。

 

正直、これは意識差がかなりデカいと思います

世の中の複雑さについて知識を持ってる人ほど気になる対象は多くなり、

そんなの気にしてない人は「別に関係なくね?」ってなります

実際、今、必要と思われてるものがなくなっても、世の中は何となく続いてくと思います

単位で人が死ぬような影響もあるでしょうが、気づく人は意識し、知らない人は知らないまま死んだり生き延びたりします。

考えたくなくて知らないフリしてる人も多そうです。官僚とか頭良いし情報はあるけど「気にしだすとキリがない」ってなりがちでしょうね。

 

嗜好品のたぐいの転売については、個人的にはしょうがいかなと思ってます

トレーディングカードゲームペラペラな紙に高値をつけて取引するのとPS5を高額転売するのに差は感じません。

そこはソニー商売メルカリ商売のカチあうとこなので、企業間ケンカだと思います

からゲームメーカーは中古ゲームショップともケンカして、その対策で色々な施策をしてきたし。

コンビニでのゲーム販売網構築とか(破綻したけど)、ダウンロード販売とか。

「どこまでが嗜好品で、どこまでが生活必需品か」という線引き議論はあるでしょう。

 

話を戻します。

メルカリについては、「情報だけ扱ってるフリをしてる」のがダウト

なので、この手の仲介業者に対しては、「実質的に物が動いている以上、物を売っているとみなす」のが必須という話になるかと思います

メルカリ仕入れメルカリが売ってると明確にする。

 

個人的には、転売よりも薬事法違反や、金融商品の扱い等々の法律違反、あとはまあ課税責任のほうが問題ですね。

法律違反のものを売ってたら全部メルカリ責任

さっきも「転売ヤーしてるけど課税対象になってない」なんて書き込みしてる人いましたが。

2021-02-07

飢饉とか戦後食糧不足とかあったのになんで日本で食虫文化って発展しなかったんだろう

変に大国プライドがあったから?

2021-02-01

[]今後世界的な食糧不足対応するために、ひじきには代用素材としてコオロギの足が用いられていくってマ?

食欲も下げられてダイエットにも効果があるゾ!

2021-01-01

薬のせいで太ったって人にお聞きしたいです

薬の名前を教えていただきたいです。

と、言いますのも、その薬を使えば世界食糧不足問題解決するのではないかと思っているからです。

最初は「下がった代謝考慮せずに食べすぎてるんだろ」「運動してないからだろ」「むくんでるだけだろ」と思っていたのですが、

数十キロ太ったという主張や、決して食べすぎてはいないということを主張する方も多く、これはもしや?と思っているわけです。

そういう事を言っている人本人に聞けばいいと思っている方もいらっしゃると思います

私も最初はそうしようと思っていたのですが、主張をしている方々は「ブログコメント欄がない」「ツイッターが鍵垢」などで質問できずにいます

なので、もし教えていただける方がいらっしゃいましたら、お手数おかけしますがご教示お願いいたします。

2020-12-27

anond:20201227205529

中国食糧不足対策のために急ピッチ人口肉の研究してるらしい

これは意外だったし、むしろ模擬肉でも安くて美味ければ問題ない、

という中国人のアッサリした考えに好感をもった

しろ肉食に関しては舌が肥えて肉を忘れなくなった日本人民度の低さが気になるところである

2020-08-20

どんな理論でもいいので、経済良くならないのか

素人が調べた限りだとよくわからんかった。バブル崩壊後、ずっと議論してるはずだが、よくならないのだろうか。



円は不換紙幣貴金属裏付けはない。円を持っていって貴金属と交換する義務日銀にない。

 →なぜ人々は紙幣価値があると認識しているのか。

  →① 税金を円で納めなければならないため、日本に住んでいる以上、円の需要がなくなることはない。

     政府徴税できる権力を維持しないといけない。(脱税を許さない)

   ② 政府は円の価値を維持するという信頼を必要とする。

    (過剰なインフレにならないなど)

     →過剰なインフレとは?3%も数十年できていないのに。5%とか?

      →ハイパーインフレは、戦争くらいでしか起きない。

       →そもそも紙幣印刷しないと市中にはない。

        円を投げ売ってドルを手に入れる状態は起こらないのでは。

         →円を売ってハイパーインフレになるくらい、円を保有している組織なんて民間にないのでは?

          1組織では無理でも、多数の組織が同時に動いたらどうか。複数銀行が同時に円を売るなど。

          →そんな為替1商品に全額かけるような銀行はないのでは。

       →ハイパーインフレが起こるような、物が買えないくらい需給バランスが崩れることがあるか?

        飢餓レベル食糧不足はない。トイレットペーパーなどの一部商品がなくなり、オークション高値が付くくらいでは。

        儲かりそうだから買うといった需要しか起きないのでは?

        →体積がなく軽く、宅配費用が安く、腐らず常温で保管でき、スマホのように数年で新製品によって相対性能が落ち価値が下がらないもの

         でないとオークション流通しない。


日本では需要がないといわれる。

 → 既に、スマホがあり、衣食は困っていない。家電も揃っている。

   買わなくても既に揃っていて困ってない状態

   需要があるのは一軒家くらいか

   → そもそも家に色んな物を収集して置くことがなくなった。

     スペースが狭く置く場所がない。

   →子供養育費、老後の資金くらい。

    100万~になるとまとまった金額用意するのが大変だといったところか。

   →10万を超えるソフトを買ったり、数万円分の本を買って勉強するといったことは、ない

2020-04-23

anond:20200423114520

地球温暖化を阻止するために経済活動を停滞させる作戦の一環で、中国に指示してウイルス蔓延させた。

計画通り経済活動を優先する欧米各国に蔓延

一気に経済活動は下火になり、軒並み生産活動・消費活動を取りやめて、石油使用量も激減。

それに伴ってCO2排出量が激減した。

その影響を受けて地球上の気温が徐々に下がり世界は次第に雪と氷の世界に包まれた。

今度は、増えすぎた人口の調整だ。

世界中に万遍なく行き渡ったウイルスはその土地にごとに突然変異を繰り返し人々に襲い掛かった。

WHO国連機能不全。

氷河期到来による食糧不足と、イタチごっこウイルス蔓延で急速に人口が減るのであった。

世界北斗の拳のように砂漠荒野が広がる世界ではなく、雪と氷に閉ざされた世界になってしまうのである

2020-04-08

anond:20200408180838

わりと起こりそうで困ること。

世界農場と呼ばれる国からの輸入が途絶えて、

国内での食糧不足から治安悪化

金も無い、食い物も無い状況では、日本人と言えども、

悪い連中がスーパーを襲い始める。

2020-04-03

もし食糧不足が起こったら

今後農業従事者が不足して食料不足が発生する恐れがあるそうだ。

もし本当に食糧不足が発生するなら、営業自粛飲食店を救済せずに

今のうちに潰しておくことが、結果的には正しい行いになるのだろうか?

2020-03-31

ポストアポカリプス作品が好きな父親(58)がここ最近ウキウキしてる

不謹慎だし迷惑まりない親父で恥ずかしささえ感じてる立場だということを先に断っておく。

今まで休みの日は酒飲みながらスマホいじったり映画観るだけのゾンビみたいな父親がココ最近目に見えてウキウキしてで活動的になっている。

パンデミック』というのはゾンビ映画が好きな父親には堪らない展開なようで、最近ナイフの手入れをし出すようになった。(バトニングできるゴツさのが3本ある)感染者の頭にぶっ刺すつもりなのかはわからないが、サバイバルになった時に必要らしい。何を想定してるのだろうか謎である

そして今頃になって食糧買いだめをするようになった。この先もっとパンデミックが進むと食糧不足になるため人類物資をめぐって殺し合いをするようになるらしい。食料は命の次に大切だと説き始めるようになった。本当にそう思うならパンデミックからの準備が必要だったのではないのだろうか。この間店員買い溜めを止められたと嘆いていた。身内として恥ずかしかったので、「買いだめなくても流通するし、みんながいつも通り買えばいつも通りみんなの手に行き渡るから買いだめは辞めてくれ」と頼んでも「お前は平和ボケしてる」と一蹴される。

「俺は家族を守るんだ」と。誰かこのリックを止めてくれ。カール辟易としている。

そして父は今日もイキイキとした表情で都内仕事に出かけた。

マスクもせずに。

2020-03-10

anond:20200310162528

うおぉぉい!家でじっとしてたほうがいいよー。

何言うとんねん。都市封鎖が掛かったら、最初に起こるのは食糧不足やで。

みんな買い占めに必死になるのが普通

コロナに罹らずに、食べ物が無くて餓死するとか最悪やろ。

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