PS5などを買い占められて怒っている人が多いけど、転売屋が買い占めても買い占めなくてもPS5の数は変わらない。
転売屋が買い占めても最終的には「本当に欲しい人」の手に渡るのだから、PS5を入手できる人の数も変わらない。もちろん、入手できない人の数も変わらない。
転売屋が買い占めることで変わるのは「入手できる人の条件」だと思う。
転売屋が買い占めなかったら「先着順」や「運」といった要素が入手できるかどうかを左右するのに対して、転売屋が買い占めると「他の人より多く金を払えるかどうか」 という札束の殴り合いになる。
この「他の人より多く金を払えるかどうか」という状態は、金をいくら払ってでもいいから確実に入手したい層にとってはむしろ便利だろう。
実際マスク不足のとき、歯医者が高い金を出してマスクを確保したというニュースを観た。マスクが無いと仕事ができないので、入手できる見込みが少ない店舗での購入をあきらめ、転売屋から「他の人より多く金を払う」 という条件でマスクを入手した。転売屋がいなかったら、供給不足のマスクを確保することは難しく、歯医者の営業も困難だったかもしれない。
そして、この歯医者と同じようなことを、日本人は日常的にやっていると思う。
例えばコロナワクチン。コロナワクチンは未だに供給不足で、世界的には全然足りていない。日本は自国でのワクチン開発に成功していないけど、昨年9月の時点で2.8億回分のワクチンを買い占めることに成功している。
先進国が金の力でワクチンを買い占める一方、途上国はワクチン不足に苦しんでいる。世界全体の人口の約16%の割合を占めているアフリカ大陸のワクチン接種率は世界の2%に満たない。
もちろんこの話はワクチンに限った話ではなくて、食料や医薬品、その他の様々な物資に関しても言えるだろう。 世界の9人に1人が飢餓に直面しているという状態で、日本の廃棄食料は年間約 2,000 万トンにもなる。我々の「コンビニで好きなときに好きなタイミングで食料を買える」という生活環境は、日本が食料を買い占めているという現実があって初めて実現されている。
つまり、転売屋がPS5を買い占めることに反対している人達も、コロナワクチンや食料に関して言えば世界から買い占めている側の人間なわけで、PS5を「先着順」や「運」といった要素で平等に分配するべきだっていうなら、コロナワクチンや食料も先着順や抽選で平等に分配すべきって話にならないとおかしくない……?
普段の生活で、「他の人より多く金を払う」 という金の力を最大限利用して需要より供給量の低いワクチンや食料といった品々を手に入れている私達が、買えない側に回ったときだけ「金のある人だけマスクやPS5を買るのはおかしい」というのはどうなんだろう…と思ったんだけど、どう思いますか?
臓器移植とかのことを考えるとなかなか難しい
知らんけど私は新薬開発してる会社の株はもう買わん うまく行くかわからんので死ぬほど割りに合わないから でも投資する奴がいねえと開発できないわけで できたら買うっていう奴と ...
COVID-19で食料難も付け加えると良い [NHK]深刻な食糧不足 世界で2000万人増 コロナ感染拡大で経済悪化も https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210506/k10013014631000.html
日本がワクチンを買い占めてるんじゃなくて製薬会社がワクチンを割り当てているんだよ。
どうやら転売叩きをしているのはネットの極一部だけで、その極一部ですらほとんどがネタ(おもしろジョーク)としてやっていることで、本気で転売を憎んでいる人はほとんどいないっぽ...