「テクノロジー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: テクノロジーとは

2023-10-24

テクノ素朴主義

テクノロジー依存して生きているのに狩猟時代に戻れとか言う人たち

都市インフラの外に出た途端、栄養不足で体調崩してしまヴィーガンかにも言える。動物を殺す元凶たる現代文明依存しながら現代文明否定するのは無理がある。

Twitter人間食べ物寝床だけあれば幸せなのに笑とか言ってる人やTwitter言論の自由を言ってる人にも当てはまる。

2023-10-23

世の中だと全然表に出られない。

暮らしテクノロジーなら短くても大丈夫な気がする。

2023-10-22

anond:20231017005537

以前「これから出生率を上げるのはかなり厳しい」という文章を書いたことがあったので、この機会に乗じて投稿します。

---------------------------

まずは、「何故少子化社会になってしまたか」の考察

まず原因の一つとして、「産業構造の変化」にあると思います

戦時中は全体の半数ほどあった第一次産業が、平成17年では5%、つまり10分の1ほどに減少しています

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/sokuhou/03.htm

農家にとって子供を産むと言うことは明確な動機づけがありました。

それは、産んだ子供はいずれ「労働力」になるということです。

しかも、その労働力は、学力などの「投資」を行う必要がありません。

ですが、現在日本労働構成の多くを占めるサラリーマンにとってみれば、子供を産む動機づけ農家などよりは低いのは否めないかと思います

まり、昔の農村部の人にとって子供は「資産」であったものが、現代の人にとっては「投資対象」になってしまったということであるかと思います

また、そうして第一次産業が減少することで、人々が地元から離れ、都市部に移動します。そうすることで核家族が増えたのも、ひとつの要因かと思います

核家族になる前は、子育て祖父母、近所の親戚、近所の人たち等で負荷して、その負担分散させていましたが、核家族になってその負担が親に集中してしまった。そうなると以前のように多くの子供を育てるのは物理的に困難になるでしょう。

ちなみに、人間は閉経後の寿命が他の哺乳類に比べてかなり長く、「おばあさん」の存在があるのは人間だけだそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E4%BB%AE%E8%AA%AC

次の原因としてあげられるのは、「見合い結婚の減少」ではないかと思う。

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html06.html#:~:text=%E8%A6%8B%E5%90%88%E3%81%84%E7%B5%90%E5%A9%9A%E3%81%AF%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AE,%E3%81%A8%E6%AF%94%E7%8E%87%E3%81%8C%E9%80%86%E8%BB%A2%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

お見合いが減少した理由として考えられるのは、若者農村部を出ることで、核家族が増え「ご近所付き合い」や「親戚付き合い」等が減少したこと価値観の変化で「自由恋愛」の価値観が向上したことなどがあるかと思われます

では、なぜ「見合いが減ったことで少子化になったか」の理由です。

恋愛結婚は、個人自由意志結婚できると言う側面がありますが、もう一方は「弱肉強食世界であると言う側面を持ちます

https://neputime.com/wp-content/uploads/2020/07/20200722_1.jpg

これはマッチングアプリの縮図を表したものですが、だいたい現実もこんなもんかと...

まり所謂非モテ」の人たちは、ある程度の妥協をしないと結婚することは結構難しくなっている。

しかし、「じゃあ妥協して結婚しよう!」と簡単にそうならないのが現実ではないかと思う。

テクノロジーや娯楽が発達した現在結婚せずとも有意義時間を過ごす方法はたくさんあります

独身貴族」と言う言葉があるように、むしろ結婚しない方が幸せに暮らせると言う考え方も一理あるでしょう。

以上のように、少子化になっていったのは、元は「第一次産業が減少したのがそもそもの始まり」と言えるかもしれません。

しかし、それも元を正せば、18世紀にヨーロッパで起こった産業革命起源と言えるでしょう。

まり少子化世界歴史の流れの中での必然出来事なのかもしれません。

実は少子化日本だけの事ではなく、世界的な傾向です。

それはいわゆる「途上国」でも起きています

https://president.jp/articles/-/49555

この記事によれば、原因のひとつとして「子供の死亡率の改善」を上げています

まり、「子供の死亡という不幸な出来事が減ってきたことが結果的少子化につながった」と言うことです。

幸福を追求した結果、少子化につながった」とは皮肉なことです。

以上、まとめるとこうなります

少子化世界歴史の流れの中での必然出来事

技術進歩や、娯楽の充実、個人尊重の流れが少子化を加速させた

②に関してですが、別に個人尊重否定しているわけではありません。

そもそも価値観絶対は無く、時代文化環境など様々な要因によって変わるということを言っておきたい。

---------------------

以上

多くの日本人の意識が「個人尊重より国の発展が大事!」みたいな「そういう空気」になったら少子化は止まる可能性はあると思うよ。よっぽどの事だと思うけど。

2023-10-16

anond:20231015151001

超能力もの」については、SFテクノロジー礼賛の次の段階として、カウンターカルチャー的なものとの混交、「物質だけではない、心の時代」みたいなムードがあり、SFロマン「心」の融合として盛り上がったものではないかと思う。

超能力は割りと真面目に研究されていた時代もあったわけで。

その後「超能力なんかないじゃん、うさんくせー」となり、どこにも逃げ場がなくなってファンタジー別世界へと興味が移ったのでは。

anond:20231016010849

映像の作り方に対する興味と驚きから来る人気、というのはあまり着眼されないけど結構大きな要素だと思う。

CG以前は「こんな映像たことない!」という驚きが作品毎に次々と起こる時代だった。そんなの人気が出て当然だよね。

今はもうCGで何でも作れちゃうから若い人は初めから完璧映像が当たり前だもんな。あのワクワクが感じられないのは逆に可哀想

社会生活にしても、「凄く便利になった!」と感じる電化製品が続々と発売される時代だった。そりゃあ今だって日々便利になってるけど、昭和後期以降で言ってもテレビブラウン管から液晶になったりネットが普及したりケータイ一般に普及したり、劇的な変化がいくつもあった。それに比べれば便利になる驚きで言えばここ10年の変化は少なかった。でもこれから10年はAIによってまた劇的に変化して、今の若い人もテクノロジーに対する驚きと関心は得られるはず。

2023-10-15

おっさんたち、昔どうしてSFもの宇宙もの流行たか教えて

僕は30代でまあまあおっさんだけど、それでもイマイチ昔の流行りがわからん

ちなみに僕が子供のころは異世界主人公が「落とされる」系の【ファンタジー】が全盛期だったと思う。レイアースとかエスカフローネとかその辺。そのちょっと前は、スレイヤーズとかロードス島とか。

で、明らかにその少し前に、【前世もの】や【超能力もの】が流行った形跡があって(僕の地球を守ってとか)、【SF】とか【宇宙もの】はさらに前な気がするんだけど、あってる?

僕の雑な理解では、「ロボットもの流行ってたところに、青年向けに戦争宇宙ものの要素を加えて、当時新しかったのが、ガンダムだった」って感じなんだけど、これは正解?

で、本題としては、なんで流行たかっていうのは、やっぱ60年代アポロ計画成功とか、大阪万博の月の石とか、あるいは、「かがくのちからってすげー」みたいな時代の空気が影響しているってこと?

個人的には、「かがくのちからってすげー」っていうのはいまいちよくわからなくて、「リニアだってあれほど騒がれてたのに実現するまですごく時間がかかったじゃん」とか思ってしまうけど、昔は違ったのだろうか。

まあ、僕には、あんまり科学の発達が社会の発展・生活改善につながったという実感がないからかもしれない。それと、科学全般というよりは、パソコンインターネットに夢を見た、というところはある。

以下参考。

1965年サンダーバード

1966年ウルトラマン

1968年アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

1969年月面着陸

1970年大阪万博

1977年スターウォーズ

1979年機動戦士ガンダム

1982年銀河英雄伝説

1986年僕の地球を守って

1986年ロードス島戦記

1988年ドラゴンクエスト

1989年スレイヤーズ

追記

ちょっとずつ伸びてて嬉しい。

なるほど、松本零士1974年宇宙戦艦ヤマトなど)の影響が大きいのか。大変勉強になりました。

(今、ガンダムSEEDの総集編の映画やってるんだけど、ヤマトリマスター映画予告編流れてたな、そう言えば。)

あと、当時の宇宙開発はスピード感がすごかったんだね。これだと数十年後にはきっと、みたいな期待もあったんだね。

それと、

今、深夜アニメとかコアなゲームとかやってる人たちがみんなSFにハマってたと思えばよい。

この説明理由のものとはズレるのかもしれないけど、当時の状況としてめっちゃわかりやすかった。

追記

「昔はこういうワクワクがあったんだよ」っていう語りがいろいろあって、少し楽しい気持ちになれました。

wikipediaSFのページ、めちゃくちゃ充実してるね。教えてくれてありがとう。あと、『不死テクノロジー』読んでみます

その他もろもろ、数日後にブコメトラバを読み返して、参考にさせてもらいます

2023-10-13

anond:20231012144852

テクノロジーの隙間は昔っから悪魔魔法の棲家だよ

ランプをこすれば魔神が出るし

巻物を紐解けば悪魔が出るし

ビデオ再生すれば幽霊が出る

2023-10-12

anond:20231012144852

バカなこと言ってやがるなあ……

魔法的なテクノロジー存在すること」

「それをどのような方法で発現するか」

は別個の話だろ。

「絵を描く」という概念があっても、

PCが生まれるまでは、

PCで絵を描く」ってやり方は出来なかっただろ。

もしも「絵を描くっていうのは元来絵の具を使うような行為意味しているわけでして、コンピューターグラフィックスっていうんですか?あれで絵を描いたというのはおかしくないですか?」と言ってる奴がいたらソイツはバカだろ?

今のお前が言ってるのはまさにソレ。

スマホアプリ不思議なことが起きる漫画

スマホで通知が来てクラスで殺し合いをさせられるとか、催眠アプリエッチなことができるとか、現実改変アプリモテモテになるとか。

中途半端テクノロジーと結びついて変な感じ。

どうせ荒唐無稽なら魔法とか超能力とか悪魔とかでいいじゃんって思うわ。

2023-10-09

なんでゲーム面白いのに勉強面白くないのか

勉強ゲームもそんな変わらない気がするのに、ゲーム面白くて勉強面白くない

そんなに変わらないこと
変わること

自分場合

じゃあどうすれば良いのか

2023-10-01

なんかmond.howってのがテクノロジーカテで目立って来たな

Quoraみたいで鬱陶しい

2023-09-30

「つまりはそういうこと」?

megumin1 一般にはfdがterminalだと行単位でflushされる、結果write等のsyscallの回数が増えるなどの違いがありますよ。まずはその辺りから疑うべき話だと思うのですが、記事中で一切言及がないのはつまりはそういうことでしょうか?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/qiita.com/ko1nksm/items/f6c033c194935b642a39

まりバッファリング問題だということ…… ではないよね。日本語的に考えて。

はてなテクノロジーの人気記事人気コメントでも、何だかよく分からない含みのあるコメント最近増えてきた気がするのは俺だけかな。支持してる人たちは何を意味してる(と思った)のか解説してほしい。

2023-09-27

anond:20230927184351

俺は増田はそんなに見ない。

はてブはチェックしてる。

増田発の爆釣はてブテクノロジーホッテントリに入るのをやめてほしいんだよ。

から増田レイヤー対策してるだけ。

2023-09-26

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続きの続き

農業の到来

平等から階層へ、男女平等から著しい男女不平等への転換は、一般農業と関連しており、このことはグレーバーとウェングローにかなりの問題を突きつけている。彼らは選択に関心があるため、唯物論的な議論を避けたり、環境が人々の選択を条件づけ、制限する方法について考察したりすることに固執しているようだ。

農業は、約1万2千年前から世界の多くの場所独自発明された。狩猟採集民は食料を共有し、持てる以上のものを所有することはできなかった。しか農民たちは定住し、畑や作物に投資するようになった。そのため、一部の人々が自分の取り分以上の食料を手にする可能性が生まれた。

やがて、凶悪犯やいじめっ子集団が集まって領主になることもあった。窃盗や略奪、家賃小作料、労働力雇用税金、貢納、什分の一など、さまざまな方法でこれを行った。どのような形であれ、このような階級的不平等は常に組織的暴力依存していた。そしてこれこそが、ごく最近まで階級闘争が対象としてきたものなのだ

農民狩猟民族にはない弱者だった。彼らは自分土地、畑を開墾し灌漑するために費やした労働、そして作物の貯蔵に縛られていた。狩猟採集民は離れることができた。農民はそうではなかった。

しかし、グレイバーとウェングローは、農民が余剰を生産し、蓄えることができたからこそ、階級社会搾取国家、そして偶然にもジェンダーによる不平等可能になったのだという、この物語に立ち向かった。

フラナリーとマーカス

2012年考古学者のケント・フラナリージョイス・マーカスは『不平等創造』という素晴らしい本を出版した。彼らは、世界のさまざまな地域農業がどのように不平等をもたらしたかをたどっている。

しかし彼らは、その関連性は自動的に生じたものではないと主張する。農業階級可能にしたが、多くの農民平等主義の社会暮らしていた。農業発明階級発明の間のギャップは、数世紀単位で測られる場所もあれば、数千年単位で測られる場所もある。

フラナリーとマーカスはまた、地元凶悪犯や領主権力を掌握しても、後に打倒されることが多いことを、注意深い実例を通して示している。多くの町や都市では、エリート考古学的記録に現れ、その後何十年も姿を消し、また現れる。事実上階級闘争は決して止まらないのである[5]。

ジェームズ・C・スコットフラナリーとマーカスの壮大な比較研究は、人類学根本的に変えた1954年エドモンド・リーチの著書『ビルマ高地政治制度』や、アナーキスト政治学者であり人類学者でもあるジェームズ・C・スコットの研究において先取りされていた。[2009年、スコットは『統治されない技術』(An Anarchist History of Upland Southeast Asia)を出版した。同書は数世紀にわたる東南アジア全域を対象としている。

スコットは、平原王国の稲作農民の多くが丘陵地帯に逃亡したことに関心を寄せている。彼らはそこで、「焼畑」移動耕作者の新たな民族集団として再出発した。彼らの中には、より小さな階級社会を作り上げた者もいれば、階級を持たずに生活した者もいた。そのすべてが、下の王国国家からの絶え間ない奴隷化軍事的襲撃に抵抗しなければならなかった。

技術

ある意味では、グレイバーとウェングローはリーチ、スコット、フラナリー、マーカス仕事を土台にしている。ウェングローは結局のところ、フラナリーとマーカスが要約している考古学の変化の一端を担っている。そして『万物黎明』には、スコットの影響が随所に見られる。

しかし、グレイバーとウェングローは、一方では技術環境と、他方では経済的政治的変化との間にある、他の著者たちの結びつきを好まない。

フラナリー、マーカス、スコットの3人は、テクノロジー環境が変化を決定するのではない、と注意深く述べている。それらは変化を可能にする。同様に、穀物農業発明自動的階級格差国家をもたらしたわけではない。しかし、それがそうした変化を可能にしたのである

階級関係階級闘争技術環境の変化は、階級闘争の舞台を設定した。そして、その階級闘争の結果が、平等と不平等のどちらが勝利するかを決定した。グレーバーとウェングローはこの重要な点を無視している。その代わりに、彼らは常に、そのような変化を即座に必然的ものとする段階論の粗雑な形式問題にしている。

この生態学思考に対するアレルギーが、彼らが人類進化に関する新しい文献を扱おうとしない背景の一つであろう。

これらの文献はすべて、人類となった動物たちが、自分たちの住む環境自分たちの身体、競合する捕食者、自分たちが発明できる技術生計を立てる方法に対して、どのように社会適応を築いたか理解しようとするものである。偶然にも、彼らはその生態系と状況に対処するために平等主義的な社会を築いた。それは必然的な結果ではなかった。しかし、それは適応だったのだ。

一方、グレーバーとウェングローは唯物論者ではない。彼らにとって、生態系技術について考えることは、彼らが望む選択革命不可能にする恐れがある。例えば、古代メソポタミアに関するスコットの本が、特に穀物農業が不平等をもたらした物質的な理由を強調しているため、彼らが満足していないのはこのためである

これは些細な問題ではない。私たちが今直面している気候危機は、人類が新しい技術と新しい環境適応するために、社会をどのように変えていくかという問題を浮き彫りにしている。平等人類存続のための政治は、今や深遠なまでに唯物論的でなければならない。

ジェンダーの不在

グレーバーとウェングローが環境人間存在物質的基盤にほとんど関心がないことは、これまで見てきたとおりである

同じように、彼らは階級という概念や、階級関係階級闘争についての議論ほとんど宗教的に避けている。グレーバーは確かに、そしておそらくウェングローも、階級関係階級闘争について理解している。彼らは、階級が何をするのか、そして実際、自分がどの階級人間なのかを知っているが、階級関係社会変革の原動力として扱うことはできないし、また扱おうともしない。

これと同様に目を引くのは、グレーバーとウェングローがジェンダー社会的構築に対して関心を示さないことである。彼らはミノア・クレタ島における母系制のほぼバコフェンを再現する一方で、女性は養育者であり、男性はいじめっ子であるという家父長制的なステレオタイプ散見する。

平等は常に私たちとともにあったというのが彼らの主張であるため、グレーバーとウェングローは、人類性別による不平等起源についてほとんど何も語っていない。

男女関係進化については、基本的に3つの学派がある。まず、進化心理学者たちであるが、彼らの主張は非常に保守的であるジャレド・ダイアモンドナポレオン・シャグノン、スティーブン・ピンカーは、不平等暴力競争人間の本性の基本であると主張する。彼らは、男性進化によって他の男性競争するようにプログラムされているため、強い者が女性支配し、より多くの子どもをもうけることができるからだと言う。これは残念なことであり、幸いにも西洋文明はそのような原始的感情部分的に手なずけてきたとピンカーは言う。

偉大な生物学者であり、トランス活動家であるジョーン・ラフガーデンは、こうした考えを『薄く偽装されたレイプ物語』と正しく表現している。このような議論は実に忌まわしいものであり、そのためだけにグレーバーやウェングローが否定したのは間違いない。

非常に長い間、フェミニスト人類学者の間では、第二の学派の考え方が支配的であった。この学派もまた、女性男性の間の差異本質化し、女性男性の間に何らかの不平等があることをあらゆる社会で当然のこととして受け入れていた。

私たちが支持するのは第3の選択である歴史学人類学考古学の記録に顕著な特徴がある。人々が経済的政治的に平等社会暮らしていたほとんどの場合女性男性平等であった。また、経済的に不平等階級社会存在したところでは、そこでも男性女性支配していた。

私たちにつきまとう疑問はこうだ:なぜなのか?

グレーバーとウェングローはこの問いに取り組んでいない。彼らは性差別について何の説明もしないし、男女関係がどのように、あるいはなぜ変化するのかにも関心がない。しかし、彼らは性差別主義者ではない。彼らは何度も女性抑圧の事例に触れているが、それは一過性のものである。彼らの関心事の中心にはないのだ。だから私たちには印象的な一致に見えるが、彼らにとっては蜃気楼なのだ

複雑な採集

グレイバーとウェングローの説明重要な部分は、農耕と階級的不平等、そして国家の出現との関連を軽視しようとする決意のもと、階級的不平等戦争さらには奴隷制さえも存在した狩猟採集民のグループに焦点を当てている。考古学者は彼らを「複合狩猟採集民」あるいは「複合採集民」と呼んでいる。

レバーとウェングローは、先史時代の人々が無国籍平等主義的であったか暴力的で不平等であったかのどちらかであったという証拠として、これらの人々を取り上げている。それは証拠が示すところとは違う。[7]

典型的な例は、フランツボースによって研究されたクワキウトル族と、カナダ西海岸コロンビア川フレイザー川の近隣の人々である。この川と海岸では、莫大な数のサケ遡上していた。限られた数の隘路や漁場を支配する者は、莫大な余剰を蓄えることができた。コロンビア川のギャレスがその一例だ。少人数で10ポンドサケを獲ることができた日もあった。

それは例外的なことだった。場所によって差はあった。しかし、沿岸部河川全域にわたって、サケ資源豊富であればあるほど、考古学や文献記録には階級間の不平等が表れている。富の不平等はしばしば極端であった。また、これらの人々は複雑な軍事技術を持っており、大勢戦士を乗せ、数人で何カ月もかけて作るような大きなカヌーを使っていた。

事実上農民田畑に囚われていたように、これらの人々は漁場に囚われていた。そして農民と同じように、サケ漁師たちにとって貯蔵は不可欠だった。考古学上の記録を遥かに遡ると、彼らの骨や歯を調べると、年間の食生活の40%から60%がサケからもたらされていたことがわかる。サケは数週間しか獲れないので、その食生活の大半は乾燥サケによるものだったに違いない。

農民と同じように、環境的制約と新技術階級社会可能性を開いていたのだ。こうした過程は、『万物黎明』にはまったく見られない。そのかわりに、50年前の学部生がクワキウトル族について語った、浪費的で貪欲ポトラッチ饗宴の民という、お決まり説明がなされている。この説明は、その後の膨大な研究成果を無視している。

天然痘梅毒人口の6分の5を失い、金鉱探鉱者によって征服され、そして蹂躙され、最終的にはカナダ政府によってポトラッチの宴が禁止された人々の中で、あの無秩序な宴は、権力にしがみつこうと必死だった支配階級によって管理された伝統的な生活の祭典であったことが、今ではわかっている。深い物質的な悲劇が、非合理的茶番劇として語られている[8]。

西海岸漁民けが「複雑な採集者」だったわけではない。世界中には他にも例がある。しかし、それがいかに少ないかは注目に値する。さら考古学者たちは、現在より7,000年前より古いものひとつも見つかっておらず、14,000年前より前に戦争があった証拠もない。

複雑な採集民の数が少なく、その起源が新しいのは、技術問題かもしれない。確かにカリフォルニア沿岸のチュマシュ族が不平等戦争を発展させたのは、紀元600年以前に大型の外洋用板カヌーの建造を習得してからである

彼らは「複合型採集民」の第三の例として、フロリダ南部カルーサ族を選んでいる。ある意味では、これらもまた、支配的な首長戦士階級格差奴隷制度、高価な戦争カヌー、海の哺乳類、ワニ、大型魚の漁業依存する漁民であった。

グレーバーとウェングローは、カルサ人を「非農耕民族」と表現している。しかし、彼らが認めているように、カルサの漁民もっと大きな政治の中で支配的なグループであった。他のすべての集団は農耕民であり、カルサ人の支配者に大量の食料、金、奴隷にされたヨーロッパ人アフリカ人捕虜を貢納していた。その食料によって、カルサ族のエリートたち、そして300人のフルタイム戦士たちは働かずに生活することができた[10]。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143955

2023-09-19

anond:20230918195757

こういうのこそChatGPTに聞けば良い。

ってことで聞いてみたぞ。微妙だったわ。

このようなオーバーパワーなキャラクターを倒すのは確かに困難ですが、創作世界では限界がありません。以下は、このキャラクターを倒すためのいくつかの独創的なアイディアです。

錯覚世界The World of Illusion

概要: 主人公はこのキャラクター接触することで、その精神に強力な錯覚を送り込む。この錯覚によって、キャラクター自分がすべての存在を消し去ったと信じ込み、"無敵"バリアと不可視ビームを解除する。

メカニズム: 錯覚現実区別できないほど強力で、読心能力では看破できない。錯覚によって、キャラクターは目の前に愛する者や敵、さらには全宇宙崩壊していると信じ、自分の力を解除する。

記憶改ざん(Memory Alteration)

概要: このキャラクター記憶操作し、彼が「無敵である」という自覚を消す。

メカニズム: 特別テクノロジー魔法キャラクター記憶に介入。その過程で「無敵である」という自覚や、自分が持つすべての能力についての記憶を消去。

時間断層Time Fracture)

概要: キャラクター時間断層に送り込む。ここでは因果律が歪んでおり、彼の能力無効化される。

メカニズム: キャラクター存在する時間軸を操作し、一瞬のうちにその存在時間断層に移動させる。

内面の弱点(Inner Weakness)

概要: キャラクターが持つ微かながらの内面の弱点、例えば過去トラウマや未練などにつけ込む。

メカニズム: 読心能力を持つキャラクター自身が知らない心の奥底にある弱点を探り出し、それを利用して動揺させる。

虚無の次元Dimension of Nothingness)

概要: キャラクターを「何も存在しない」次元に送り込む。この次元では、キャラクターがどれだけ強力であっても、何も影響を与えられない。

メカニズム: 特別アイテム呪文で、一時的にこの次元と繋がるポータル作成キャラクターをその中に引きずり込む。


これらのアイディアは、キャラクターの設定に深く入り込むものであり、その独自の強さと弱点を緻密に解析しています。どれも独創的な解決策を提供する可能性があります。いずれのアイディアも、ストーリーに深みと緊張感をもたらすでしょう。

妄想)嘘をつくことが犯罪になる日

こないかな~

完全にAIで検知できるようになって、嘘がつくのが犯罪になる世界

一回大混乱に陥ると思うけど、そのあとは猛スピードで善人に権力が集まるいい社会になると思うんだよね

まず嘘をつけない人が立候補して政治家になるから

優しい嘘とかいうのがあるけどあれもなくなる

そして本当のことを丁寧に伝えるのが当たり前になった結果

現在「ショック」とされることもいずれ当たり前になって「言い方」を考えるようになっていく

年に一回「私は犯罪を犯していません」って宣誓できるかどうかで健康保険が与えられるとかでもいいな

あとそれと同じくらい内心の自由保護があつくなってほしい

幼児を犯したいと思ったことがあります」「そうですか、実行したことは?」「ありません(本当・AI判定通過)」これだけやれれば無罪みたいな

物流とかテクノロジーとかは人間の嘘とか関係なく動き続けるから世界が滅亡とかはないと思うんだよね

嘘罪前科がない人はそれだけでいい就職できたりする

今のところ、嘘が見逃されてる理由って「確かめようがないから野放し」なところない?

サイコパス潜在的犯罪はいきすぎだと思うんだよね、やっぱりやったことで判断されるべき。で、脅したりせず自白100%取れる共通認識がある世界って随分犯罪も減ると思わん?

追記

個人情報保護のための黙秘は可とか

あ、AV嬢も契約段階の意思確認で本当にやりたい子だけやるようになるかも

婚約相手に聞かれたら嘘つけなくなるし フェミも嬉しい

2023-09-14

ジャニ広告降ろしからの不買、ちょっと暴走が過ぎらあな。確かに悪い事した人の作った会社かもしれないけど不買はちょっと潔癖が過ぎる( ˘ω˘)テクノロジー進歩戦争副産物だけどそれすら毛嫌って文明から離れて山奥で暮らすけ?

2023-09-13

anond:20230913121348

IT業界テクノロジー産業も、

一般的ではないが、意識の高い話題関係する単語を使いこなす自分に酔っていて

用語に慣れていない者への一種マウント

あえてややこしい言い回しを多用することによって、付け入る隙をわかりにくくしたい意図があって

相手意味を調べてる間にそれっぽいことを並び立てて押し潰す作戦がある

…ってコト!?

お前の意見では、ソニーとかパナソニックとか楽天とかの企業もそういう考え方をしてるってコト!?

○○○○ハラスメントの○○○○の分類

節操なくハラスメントっぽいものすべてに名前を付けた結果、○○○○ハラスメント大量発生しているわけだが、○○○○をその場の思いつきで作っているせいで命名一貫性がまったくない。

これを機に、○○○○を命名の種類の観点から分類しておこうと思う。

なお○○○○は、2023年9月13日現在Wikipedia嫌がらせから

主体

対象の嫌がること


対象状態

手段

目的

マウンティング根拠

場所

分類外

2023-09-11

anond:20230911152027

新興のテクノロジーが跳ねるかって、犯罪に使えるかどうかとエロに使えるかどうかだと思う。

その点メタバースはちょい微妙そう。

NFTはマネロンに使えるって点で跳ねてる部分あると思う。

2023-09-10

ジャニーズ事務所はいますAIジャニさんを機械学習させて謝罪するべき

どうしてしょうもないAI釈迦に歌わせてみたみたいなもんばっかり作ってこういうことにテクノロジーを使わないのか。

AIジャニさんが性被害をして申し訳なかった、もっと愛を持って接するべきでしたと謝罪する動画被害を受けたジャニーズの子にみせることで、深層意識を癒すことが可能かもしれない。深層意識バカなので勘違いさせられると思う。

ジャニさんはなんでこんなことしたか。おそらく彼も小さい時そういう被害にあった可能性はあると思う。大事なのは悪いとかそういうんじゃなくて、そういう人達を癒す方法を考えなくては。

から小さい時のトラウマテクノロジーを使って癒して第2のジャニさんを発生させないようにするんだ。

2023-09-06

消費税インボイス反対論ほとんどなにもかも正しいと思えなくてすごい

消費税はモノ・サービスを消費する人が払っている。1,000円のおさかなを食べる人が80円払っている。1,000円のおさかなを食べるのがオットセイでイートインで食う場合100円払っている。

(「反対論ほとんどなにもかも正しいと思えない」けど唯一それは理解できるわと思うのが、この軽減税率インボイス元凶からそもそも軽減税率なんかやるべきじゃないんだという話だ)

で、消費者消費税100円払ったとして、このおさかな漁師が釣って魚屋に660円(600円+税)で売り、魚屋オットセイに1,100円(1,000円+税)で売ったなら、漁師60円魚屋が40円を納税すると辻褄が合うのが消費税で、漁師が免税だと消費者100円払ったのに魚屋からの40円しか納税されないのが「益税」といわれる問題だ。

消費税は預かり金ではない」

 →現行制度で売上の中身が会計上どう区分されるかと、理念的にこの売上に課税するのが望ましいかどうかは話が違う。

  これからこうしましょうという話をしているときに、現在自動的にこうなっていますということは、だから何だ?でしかない。

  冒頭の例で「本来は、漁師60円魚屋が40円を納税するべき」以外のところから出発することは考えづらいだろう。

課税事業者になると事務処理が膨大になる」

 →1千万円に達しないような売上の人は、通常、簡易課税になるだろう。

  簡易課税だと、自分が出す請求書類に登録番号を載せる様式変更をするのと、1年に1度つくる確定申告に追加の数ページが増えるだけだ。

  個人事業なら税理士に頼む必要もないと思うが、私はとても事務能力が低くてできないという主張を覆すことはできないのでそこは措いておく。

  とはいえ簡易課税消費税による増分は、小学生でもできるような掛け算くらいしか要求されない。

  通常の確定申告ができるなら消費税にも対応できるし、消費税対応できないならそもそも通常の税務が自力で出来ないだろう。

 →3%の消費税ができたとき、零細事業者経理電卓弾いて手書きの帳簿つけてたわけだから

  当時と今とでは「この程度の益税のために事務量を課すのは酷である」の水準は違ってしかるべきだろうし、

  天秤の片方に乗るのは「売上高」じゃなくて「消費税額」だ。

  税率が上がるほど、テクノロジーが発達するほど、「これだけ小さい事業者対応できなくても仕方ないですね」のラインは下がるんだ。

  簡易課税でも対応できませんと言うのは「もうそろそろ無理」なんじゃないかなあ。

「いままで消費税請求していなかったのに、課税事業者になると税込み請求していた計算をしなければならなくなる」

 →今後消費税請求しますと言えばいい。

  近所の競合の駐車場が税込11,000円であなた10,000円でやってたなら11,000円にすればいいし、11,000円でやってたか競争12,100円にできないならそれはいままで消費税取って懐に入れてたんだろう。

益税がないと生活できない(意訳)」

 →それって仮に消費税が0だったらやっていけないということだから、すごくいびつ状態ですよね。

  3%, 5%, 8%, 10% になる過程価格転嫁できてなかったからそうなってる。

  ところで、5%→8%→10% のところでは、消費税転嫁対策特別措置法ってあって、価格転嫁しなければならないことになっていて、

  零細事業者に至るまで「やっほー!ちゃん価格転嫁してる?拒否する元請とかいない?」って調査来てたじゃないですか。

  一方、サービス業で課税事業者になって簡易課税にすると見なし仕入れ50%から、実質消費税が5%のころの収支になるわけです。

  法律強制されて調査まで来た価格転嫁分が相殺されると生活できなくなるって、さすがに筋が通らないと思うんですよ。

  法律要請役所調査無視して元請とフリーランスの間で消費税相当分を不当に元請がチューチュー吸っちゃってるみたいな取引をしてるなら、

  さすがにそれは当事者の間で是正してくれんかって国としてはなるんじゃねーかと思うわけです。

※※※

 インボイス反対っていう人たちぜんぜん正しいとは思えないけど、ぶっちゃけなるべく税金払いたくないので頭が悪くなったふりをして無茶なゴネ方をするというのもひとつの形であるから、それはそれでいいとは思う。勝てるなら。そういう意味では、なんか勢いがあるみたいにある程度見せてるところを「すごい」とは思ってる。

 でも、これって本質的に「消費税があるほうが嬉しい人たちのポジショントークであるし、納税から見れば「自分が取られる税金が一部抜かれている話」であるし、国から見たら「これから増税していきたいけど、消費税率に比例して大きくなる問題が温存されてしまっているからできるだけ早く潰さなければいけない」であるわけだから、なんか勝てる要素があると思えないんすよね。普通の人たちはどう思ってるんですかね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん