はてなキーワード: ニュースキャスターとは
太田光が選挙特番で炎上しているが、ただ爆問ファンとして擁護したいのは、太田は最近多くなった、情報番組のコメンテーターをしている芸人とは違うことをしたかったと言うこと。
太田の振る舞いについて、この10年情報番組に芸人が出ている傾向の弊害として批判する人もいるが、それは明確に異なる。現在、情報番組出ている芸人は、世間の常識代表のようなポジションで、笑い抜きで真面目にコメントしていることが多い。少なくとも、政治や犯罪のニュースそのものをネタにして笑いをとることはしない。俺はこの常識人ぶって情報番組にのこのこ出ている芸人連中が大嫌いなんだけど、おそらく同じ芸人として太田も嫌いなんだろうと想像する。「芸人はたとえ偉くなっても常にバカで笑われるポジションでいろ」というのが太田の姿勢だとすれば、あの特番の振る舞いも理解できる。太田は古舘が報道ステーションで生真面目にニュースキャスターを務めたことに、「プロレス実況みたいにやってほしかった」と不満を言っていたことがある。太田のやりたかったことも似たようなことで、おそらく「政治家をツッコミ役としたボケ役」をやろうとしたんだろう。
ただ最大限好意的に見ているファンの俺からしても、選挙特番はとても見ていられるものではなかったことは確か。政治家を茶化して安心して笑っていれらる雰囲気だったのは、せいぜい民主党政権誕生の時ぐらいまで。大震災以降、とくにコロナ禍を経験した後は、政治家や官僚をいくら叩いても壊れないおもちゃのように扱っても、視聴者は全く笑えなくなった。そうした空気に抗いたいというのはあったんだろうどけど、まさに悲惨なほどスベッてしまった。やはり太田をMCで使いたいなら、田中を横に置いて突っ込ませるべきで、それをしなかったのはTBSの失敗だろう(それでも成功はしなかったと思うが)。
太田が嫌いな人が増えてしまったこと思うけど、「爆笑問題カーボーイ」と「太田上田」は絶対おすすめ。ラジオの帝王・伊集院はあまり面白くなくなっちゃったけど、ラジオの太田は今でも本当に面白い。今晩の「爆笑問題カーボーイ」で何を言うかが、今から楽しみ。
2021年9月12日にM-1グランプリ1回戦札幌予選を見てきた。会場は狸小路5丁目のサツゲキ。
エントリーは82組で、欠席者もいるので実際の出場は73組。MCはすずらん。3時間超の長丁場だったが、これでもまだ他の都市に比べれば短い方だから恐ろしい。
札幌予選はアバンギャルドなアマチュアが多くて面白い。MCのすずらんも後日のライブで言及していた「R-1三人衆」が今回の注目株で、相方が人間じゃない組が3組もいた。漫才の定義を揺さぶりにかかる札幌は色んな意味でフロンティアだ。ついでに顔出ししていないコンビも複数いた。
印象に残った組についてレポしてゆく。
「新番組」。明らかに悪意のあるキャスティングが展開されるが、そこにはツッコミがない。ひろゆきのモノマネがちょっとだけ似ていて、札幌予選初笑いをとる。
北海道の離島出身だというおじさん2人のコンビ。島の話が面白そうだったのにそこは広げてくれなかった。
声が大きくて初めてちゃんと漫才らしい漫才が来た!という感じだった。でもチビネタ一本槍はきつい。
「好きなペット」。とても演技が上手で、意地を張るあまり暴論をかましてゆく展開が自然だった。この日初めての合格。
「さよならミオちゃん」という札幌のバンドのボーカルの方が組んでいるコンビ。
仮面をかぶりながら踊る雅楽漫才。雅楽は1300年の歴史があるらしいので、すゑひろがりずの狂言漫才よりもさらに古い。場を和ませてくれました。
大学のお笑いサークル出身のコンビ。ボケは2020年に「風水」というコンビで札幌予選2位通過したテレビ局の方で、ツッコミは2018年に「とれたて力」というコンビで3回戦進出したことがある京大医学部卒の方。さすがに達者だった。
「食べちゃいたい」。この日初めてのプロ組で、ピン芸人同士のユニット。クレイジーなボケと悲壮感のあるツッコミの相性がよかった。このツッコミは汎用性ありそう。
「割り込み」。男女コンビで、ボケの女性がはつらつとしている。
「早口言葉」。R-1三人衆の一人目。アレクサを相方にして漫才をする。ちゃんと自分でプログラミングをしているらしい。アレクサは一応自分で声を発しているので、ちゃんと漫才だと思えてしまうのは、だいぶ毒されているのかもしれない。
「言葉を弱くする」。男女コンビ。きれいなお姉さんがくだらないことをやっているのが意外と新鮮。
「刑務所」。「囚人一号」という名前のコンビもいたが、こっちのほうが囚人一号っぽいことをやっていた。
「大喜利」。スケッチブックを持ち込んだトリオ漫才。老人ホームで職員たちがレクしてるみたいだった。
「混浴」。ツッコミの方は2020年に「パブロ学級」というトリオで出場し、2回戦で結構ウケながら惜しくも敗退していた。もともとは札幌の演劇畑の人たちらしく、声も聞き取りやすくて面白かった。この日初めて大爆笑をとっていた。公式サイトの写真の謎の勢いが笑える。
「バーテン」。「ワンランク上!」「ワンランク下!」と評価しながらツッコミを入れてゆくシステムが、アマチュアながら完成されていて面白かった。
「桃太郎」。童話をネタにわかりやすくボケ倒してゆく王道スタイル。
「怖い話」。札幌でフリー活動しているコンビ。熱気あふれまくって最後は卒倒するツッコミの勢いがすごい。
おじさんと若者のコンビ。ちょっと顔が似てるので親子かなと思ったが、互いに苗字で呼び合っているので他人なのかもしれない。謎が多い。腕組みをしながら話すおじさんがMCのすずらんにネタにされる。この日最初の時間切れ爆発。
元気な兄弟コンビ。兄の方は「アンドリア」としても出場していた。
「2択クイズ」。男女コンビ。ボケの女性が見るたびに不気味な雰囲気になってゆく。
「酒」。2020年の札幌予選3位通過コンビ。最近はずっと四字熟語漫才をやっている。
「万引き」。段ボール箱を持ち込んでネタ時間中に組み立てるというとんでもないネタ。アバンギャルドなアマチュアたちの中では埋もれ気味だったけど、結構めちゃくちゃなことをやっていて面白かった。
「改名」。同級生3人のわちゃわちゃした漫才。にぎやかでした。
「運命の出会い」。最近は地元の深夜バラエティにもちょこちょこ出てて知名度があるのか、出てきた瞬間パッと華やいだ印象。ハイテンションな王道のコント漫才で結構ウケていた。
「おなら」。太田プロに札幌支社ができるにあたって東京からやってきたコンビ。
「吹き替え」。日米コンビだが、アメリカ人がツッコミというのが他にない個性。
「千円」。旭川のアマチュアコンビ。声も通っていて達者だった。別のライブで見たときよりも毒は弱めだった。
ひょっとこのお面をかぶって喋らず、パントマイムだけで漫才をしていた。この日二組目の仮面コンビ。オチで一言だけ喋ったとはいえ、このコンビでも終わった後にちゃんとマイク消毒することに笑ってしまった。
「姉が欲しい」。普段はコント師だが今回はしゃべくり漫才。ボケがかなりの変人なのだがいまいち爆発せず、札幌吉本勢唯一の敗退。
「コンビニ強盗」。何度も見た代表ネタだけど、結構改良されていてよりポップになっていた。
「おすすめスポット」。アイヌ文化を題材にしたネタをするコンビ。札幌の地下ライブにもよく出ているけど、今まで見てきた中で一番ウケていた。ウポポイという名前が北海道では相当浸透しているおかげだろうか。東京だと知られているのかなあウポポイ。
ゆるい雰囲気でよかった。
「ペット」。札幌NSC1期生のピン芸人2人による男女ユニット。二人でむかわ町のロケに行ったからイノセラムスなのかな。天然な弟としっかり者のお姉さんという雰囲気のほんわかするコンビだった。
北大サッカー部の先輩後輩というプロフィールだけ妙に記憶に残っている。
「食レポ」。フリーで自ら仕事をとってライブも主催して頑張っている北海道版さらば青春の光。35歳以上の心だけ的確に撃ち抜くワードを連発しながら、若い女性にも結構ウケていた。
「最近好きなもの」。北海道住みます芸人で札幌吉本のエース的な存在。安定のウケを取っていた。
R-1三人衆の2人目。旭川のアマチュア芸人。ジェイソンのお面をつけたマネキンを片手に漫才する。一応声色を変えてジェイソンの声をやっているので漫談ではない。お面を相方と言い張るような人なので、「ネタを飛ばした」とネタ中に言い出していても本当かどうかわからない。嘘と本当の境目が壊れてゆく不思議な体験ができる。タイミングをはかった時間切れ爆発で大爆笑を呼んでいた。キングオブコント札幌予選でも当日に相方を決めたり、とにかく出場したら何かをやらかしてくれる人という謎のワクワク感がある。
「10回クイズ」。使い古されたテーマだが新しい切り口を見せてくれた。アマチュア扱いだけど事務所所属経験があって実質的にフリーに近いコンビ。
「ミスチルに入る方法」。トリオ漫才だが、コンビ漫才を同時並行してやっているようなユニークな形式で斬新だった。公式サイトの写真でも明らかに立ち位置がおかしいのでただならぬことをしているのが伝わる。落選は残念。
ジモティーで結成したという男女コンビ。女性の方は太田プロ札幌のライブに出てるけど、アマチュア扱いってことはまだ正式所属ではないのかな。
なぜか客席の一部が妙に沸いていたが、知り合いが来てたのかな。
札幌ではケーブルテレビなどでレギュラーを持っていてそこそこ露出のあるピン芸人と、ラジオパーソナリティもしているバスガイドのユニット。早口言葉を普通に噛んだ。
「甥っ子」。最近始めた新しい型がうまくいっていた。途中でボケとツッコミが交代するのもハマり、この日見ている途中で少なくともTOP3には入るだろうと唯一確信したコンビ。
「お祈りメール」。R-1三人衆の3人目にして大トリ。金魚片手に目出し帽姿でまあまあ軽妙な漫談。金魚と会話する意志すらほとんど見せていないのでこれはさすがに漫才ではない気がするが、場が荒れに荒れていたのでウケていた。意外とトークスキルはあるので、札幌の地下ライブとか出たら普通に勝つと思う。金魚が強盗より年上で職業がフリーターと、公式プロフィールでボケをかましているのも印象深い。
結果としては不合格だったものの、R-1三人衆、その中でも特に金魚と強盗のためにあるような札幌予選だった。昨年のマヂカルラブリーの漫才論争なんて一笑に付すようなクレイジーな予選で、大阪にも東京にもない北海道ならではの個性が爆発していた。普通にウケて普通に通過したゴールデンルーズも、ほぼ1人しか喋っていないのでマヂラブ漫才じゃない派の人たちの区分けなら漫才じゃないはずなのだが、他が狂いすぎててもはや誰も疑いを挟まないレベルになっている。相方が人間じゃない3組が目立ったが、素顔を晒していないコンビが3組いるのもなにげにポイントである。まあ金魚と強盗はその両方を兼ね備えているのだが。
が、情報の引き出しが無くなるのは怖い。
ツイッターのトレンドで代用しようにもアレはアレで偏った世界に見える。
個人ニュースサイトはブームが終わったせいか皆やる気を無くしているように見える。
ヤフーニュース等の企業系スクレイピングランキングサイトもそれぞれのカラーが強くなってきて総合的なトレンドを追う役にはたたなくなった。
ツイッターでニュースアカウントを片っ端からフォローしたリストは3種類ほど作ってみたがどれも内容が薄い上に重要度が分かりにくい。
そもそも必死になってニュースを追う必要があるのかどうかが疑問なのだが、全く情報を閉ざしてしまうと何も知らない人になってしまいそうで怖い。
とりあえずあれだけ見ておけば最低限度の情報は入ってくるし、情報ソースによる偏りも「はてなブックマークを使っているから」だとヤバい人だが「朝のニュースはあのchの」と言っておけばまだ許されそうな気がする。
そういう時に理由付けとしてニュースキャスターの好みなんて言っておくと政治色が抜けて無難なのかも知れないが、突然の性癖暴露は現代社会ではセクハラなのでこのやり方は時代遅れに思える。
どういうやり方がいいのかが分からん。
とりあえずはてなブックマークで上位のニュースは見るけどブコメは見ないというのはありかも知れない。
晒し上げとしてトップに来ているのかどうかの確認が出来なくなるが、そもそもヤフーAPI導入によって今やまともな意見はかき消されていちいち🐻のAAを並べているような承認おばけと、ダラダラ話が長いだけの承認おばけばかりで、副読URLなどのちょい貼りは流されがちだ。
ネットはドッグイヤーと考えればかれこれ私は50年ぐらいはてなをやっている。
50年、人も会社も何回でも腐り果てることが出来るだけの時間が経っている。
思えばかつて私は個人ニュースサイトだとか2chまとめサイトだとかに張り付いていたのが、カトゆー家が本当に断絶した頃にははてなに重心が移っていた。
これからまた次の時代に備えて重心の位置を変えていくべきなのだろう。
そもそも自分の年齢を考えるとそろそろ表層の薄い知識を追うのを減らして腰を据えて深い知識を集めなければいけない時季だ。
学生時代に暇つぶしでちょこちょこと図書館で知的好奇心のために本を借りていたのと比べると今のインプット量はあまりに少ない。
タイトル通りの内容です。多分というか確実に読みにくいです。
コロナ情勢の中で、陰謀論者が日本でも増えているとどこかで聞いたことはありませんか。
私の母も、この半年間で熱心な創価学会員から、反創価の陰謀論者になりました。
「ビルゲイツが世界を裏から動かしてるんだから」「ワクチンは打っちゃダメ!真実を知って」
学会員である前に私の母であった人は、いつの間にか家にとって有害な人間へと変貌してしまいました。
そんな地獄を生きている私に、同情でも優越感でもいいので何か置いていってくださいませんか。
誰かに相談したくて、でも地域の学会の人には言えないし、友人にはもっと言えない。
そんな苦しみに追い打ちをかけるように、母は熱心に語りかけてくるのです。
「ユニクロ、しまむら、GUの服はウイグル自治区の綿花を使っている企業だから絶対に買わないで」
「公明の山口は中国から多額の賄賂をもらってる。次の選挙では絶対に公明にいれないで」
母が陰謀論者になるまではあっという間でした。
今年の1月、公明党の関係者が政治資金で風俗通いをしていたニュースをご存知でしょうか。
入信から約30年、毎年三桁万を学会に寄付している熱心な信者であった母は、不祥事があったにも関わらずすぐにその関係者を辞めさせなかった山口代表に激怒し、公明党に対して不信感を持ちました。
昔の公明党はもっと庶民の味方だったのに、と毎日のように愚痴をもらしていたある日、1件のニュースが飛び込んできます。中国でウイグル族の虐殺が行われているという内容のものでした。
「世界平和」を掲げている宗教を信仰している母がこの話題に夢中になるのは、猫にちゅ~るを与えるようなものでしょう。
いつしかニュースキャスターの落ち着いた声やバラエティーの騒がしい笑い声とは程遠い、自称専門家の鬼気迫る解説が食卓で流れるBGMになりました。
この時点で止めればよかったのでしょうが、この時私は受験を控えており、自分の進路で精いっぱいの状況だったのです。
そして合否発表後、入学準備も終わってあとは最初の授業を待つ春頃。
母親からYouTubeのリンクが貼られたLINEが届くようになります。メッセージは一言、「聖教新聞社会面には、絶対出てこない、世界的ニュース。(原文ママ)」
そこから、こんなにひどいことをしている中国の習近平を、山口は国賓として招致しようとしている。きっと公明は中国と癒着しているに違いない。この真実を私たち家族に伝えなくては!
そんなあまりにも歪んだ思想を押し付けられることが日常になりました。
「情報の根拠は?」と聞いても「YouTubeにある!Yahoo!ニュースにある!」の一点張りで会話も成立しません。私と父親が説得しようとすればするほど、母は知的障害のある弟を道連れにする形で陰謀論にのめりこんでいきました。
新しい環境・生活に変わったストレスも合わさった私は自殺を考えるようになります。
ただでさえ幼少期から日本では腫れ物を扱うような、酷い場合だと嘲笑される「創価学会」のラベルが貼られた人生に悩んでいたのに、今度は「反学会者の娘」「陰謀論者の娘」のラベルも加わるのか。一生誰にも相談出来ない、理解してもらえないコンプレックスを背負っていくのかと毎日泣いていました。
5月終わりに、母に「死にたいと思っている」という自分の気持ちと、その原因、人間として生理的に嫌いになりかけている母親と顔を合わせることすら苦痛になっている、という旨の手紙を書きました。
一応腹を痛めて産み、浪人まで許してくれた親ですから、愛娘の率直な感情を形に残して見せれば、少しは目が覚めるんじゃないかという期待が半分。この手紙を読んでも変わることがなければ、本当に死ぬことで母に「お前のせいで死んだ」という一生の呪いを残してやれるという気持ち半分でした。
それを読んだ母は「ごめんね」と泣きながら謝り、手紙を渡した日からぱったりと私にそういった話題を振ったりURLを送ってきたりということをしなくなりました。
ちゃんと話をすれば分かってくれるんだ、前の母にだってきっと戻れると、精神的に追い詰められていた当時の私はあまりにも脆い希望を胸に、なんとか死を毎日考える日々から遠のくことが出来ました。
束の間の平和を謳歌している間に、1か月探し続けた進路に関わるバイトにやっとの思いで合格し、家を空けることが徐々に増えていきました。
この時点ですでにお分かりでしょう。リモートで授業を受けているため常に家にいる私が出かけている隙を狙って、母は陰謀論に関する動画をまだ見続けていたのです。
ワクチンについて色々な情報が飛び交っていたことも重なり、陰謀論者として母はどんどん完成していきました。
6月中旬に入ってくると、家事もせず大音量で「誰だお前」と言いたくなるような、妙に高圧的な態度で物申す男性の言葉に耳を傾け、以前から酷かった面前DVとも言える父との喧嘩も激化し、一方的に自分の思想を怒鳴り散らす母の姿がそこにはありました。
最初こそ「やめて」「それ聞くと気分悪くなるんだけど」、と都度声をかけていましたが、すぐに諦めました。前の母であれば聴くことはやめずとも音は小さくしていたのに対し、今は私や家族の言葉は無視してそのまま聴き続けているからです。
今回の都議選では、母の言う事を聞いてくれる、自己決定が出来ず母の決定に従うしかない弟を連れて、毎回入れていた公明ではなく自民に投票したそうです。テーブルの上に共産党のマニフェストが置いてあるのを見つけた時には「今度は左翼の娘のラベルがつくのか」と一周回って笑ってしまいましたが、一応民主主義国家の国民であることは忘れていなかったようで、少しだけ安心しました。
コロナワクチンはビジネスだ、絶対に打つな。若い女性なんだから絶対に打つな、子どもが産めなくなるなど毎日のように言うくせに、コロナウイルスを予防するどころか自らかかりに行くような、自分さえよければいいという自分勝手な行動を今回の旅行以前から繰り返す母に辟易した私は、生活リズムが基本的に合わない父との久しぶりの会話で「家を出たい、最悪縁を切りたいと思っている」と伝えました。
父の返答は、「自分も、お金に余裕があったら別居してたと思う。別居に関しては今も諦めていない。」でした。
さらに毎日のように母との交流があった地域の学会員の方からも、母は疎まれている事実を知りました。
ここで私はようやく、家が、家族が、とっくのとうに修復不可能な段階まで崩壊していることを実感したのです。
今、この日記を書きながらいろいろな家族の思い出が頭の中を駆け巡っています。
一緒にディズニーに行ったな。
私の誕生日に、当時自営業だった店を休んで全員でお祝いしてくれたな。
いろんなところに旅行に行ったな。
最後に家族で仲良く出かけたのはいつだったかな。思い出せないな。
スポーツで大会がある時、毎回家族みんなで応援してきてくれたな。
恥ずかしかったけど、同期に「いい家族だね」って言われた時、すごく嬉しかったんだよ。
「生まれてこなければよかった」なんて思う前は、確かに幸せだったんだよ。
確かに宗教やってたけど、悩みを聞いてくれて、落ち込んでるときは私の好きなもの作って励ましてくれた、私にとって世界でたったひとりの母親だったんだよ。知ってた?ママ。
要点掴んでないし、文章ぐちゃぐちゃだし、意味わかんない日記でごめんなさい。
もしもこの日記を読んでいる人がいたら、お父さんお母さんを大切にしてあげてください。
人によっては救いようのない親もいるだろうけど、そうでなくて、例え口うるさかったとしても、陰謀論を信じていないというだけであなたの親御さんは立派です。
どうしても自分の家族が嫌になったら、母親が元学会員の陰謀論者で、逃げたくても一生母親から逃れられないであろう弟が気掛かりで家から出られない哀れな女がこの日本にいたことを思い出して、それよりはマシだなと安心の材料にでもしてください。
例えそれが蔑みだったとしても、私が生きてきた意味が出来るならそれはそれでいいです。
菅首相会見 ワクチン接種 1日100万回を目標とする考え | 新型コロナウイルス | NHKニュース
これに対し、ぶくまは手厳しい。例えば、こんなふうに。
アメリカの1日の接種回数300~400万件を考えると目標としては妥当なラインだが、1日わずか数万件の検査で現場がパンクする日本でできるわけないと今から諦めている。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210507/k10013017981000.html
しかし、アメリカは最初からうまく行っていたわけではなかった。
ワクチン接種が始まった当初は大混乱だった。
連邦政府と州との連絡調整不足、優先順位をめぐる混乱、各州ごとのバラバラな接種戦略、連邦政府のワクチン供給管理への州の非難などなど。
フランスでも1月時点はさんざんだった。報道では「お役所仕事」「縦割り行政」の弊害を厳しく指弾された。
ワクチン供給が始まって1週間もたつのに、わずか接種したのはわずか800名とは何事か、いう報道がみられた。
ただし、それは三か月前のことだけど。当時、アメリカのニュース報道をみていて、前途多難だな、と思ったのを覚えている。
1月に報道をウォッチしていた頃(といってもデイリーショーを英語の勉強がてらみていただけだけど)、
大統領就任から100日の4月下旬、バイデンが高らかに勝利宣言をすることになるとは想像できなかった。
以下は1月27日、デイリーショー(youtubeの報道バラエティーショー)で紹介していた報道の一部だ。
ワクチン接種の遅れにイラついたニュースキャスターがこんなことをいう。(同番組1分過ぎ)
また、現在の日本で報じられている、基礎自治体のワクチン接種予約サイトがパンク状態。
これも、アメリカは3か月前に経験していた。(同番組2分過ぎより)
https://www.youtube.com/watch?v=43y1TOC9aTM&t=140s
各地で予約サイトはクラッシュするなど混乱が続いています。ある予約センターでは、750回分のワクチンに25万もの電話が鳴り響いたという。
また、インターネットで予約するスキルがない高齢者が接種会場へ車の長い列をなして夜を明かしている、といった報道や
予約キャンセルによるワクチンの無駄な廃棄などが問題視された。
あるドラッグストアでは、予約キャンセルで余ってしまったワクチンをたまたま立ち寄った若い健康な女性に接種したという事例などが紹介された。
4月に入ってからも、ワクチン接種に消極的な人々を釣るために、「今ならもれなくビール付き」みたいなキャンペーンをやったりした。
今日、日本で報道されているワクチンのロジスティクスをめぐる問題は、すでに欧米が通ってきた道なのだ。
日本も各国の教訓を生かせばいいし、そもそも災害経験のたくましい日本に、行政にそれほどロジ能力が足りないとはとても思えない。
だから、ひょっとすると案外、一ヵ月もすれば、100万の水準にめどが立つかもしれないと若干、期待している。
しかし、ワクチン供給をめぐるロジ管理も喫緊の課題であるが、実はもっと重要なことがある。
バイデン政権発足後の「3本の矢」ともいうべき最初の取り組みのひとつがワクチン接種の促進だ。
しかし、そもそも一体何のためにワクチンを接種するのか。その方針と目標をしっかりと共有すること。
これがあいまいに理解されていると、一体なんのために急いでいるのかわからなくなる。
以下は、アメリカCDCのファウチ博士が、今年1月下旬、トランプ失脚後、初めて”自由に”会見を行ったときの報道だ。
https://abcnews.go.com/Health/wireStory/coronavirus-guidelines-now-rule-white-house-75419663
ファウチ博士:もし7割から8割の国民が接種されていれば。。それは夏頃になると思うが、少なくとも秋までにはある程度の正常性を回復できるだろう。
記者:(途中で質問を挟んで)それは秋までに接種が完了できると認識しているということですね。
ファウチ博士:いやそんなことは一言も言ってない。”もし”7~8割の大多数のアメリカ人がワクチン接種を受けていれば集団免疫が獲得できるということだ。正常性とはそういうことだ。今懸念しているのは、ワクチン接種を受けたがらない人たちだ。
重ねて、今後、ファウチ博士はホワイトハウスで定期的に記者会見を行うと発表。ファウチ博士は会見の最後にこう語る。
私が今後、会見でお伝えするのは、科学的な事実です。科学に語らせるのです。
https://www.nytimes.com/2021/01/24/health/fauci-trump-covid.html
abcニュースは、この報道に「ファウチ博士ワクチン接種に大きな但し書きをつけた」とした。
記者もまた、住民にワクチンがいきわたるかどうかという、行政サービスデリバリー目線での質問だった。
abcも質疑の記者も、ミクロな視点で、アメリカ人がちゃんとワクチンにアクセスできるかどうかを問題視していた。
一方、ファウチ博士は、彼の答え方からわかるように、ワクチン接種の利益というのは、決して医療アクセスといった住民サービスレベルの問題だけではなく、
感染症の蔓延の克服だ。パンデミックの原因を取り除くために必要なこと、という視点で発言していた。
ファウチ博士のいうノーマリティというのは、個々人一人ひとりのワクチンによる免疫力強化というより社会全体の免疫力のことだ。バイデンも言及していたことだが、ファウチ博士はトランプ政権で一番欠如していた科学性を真っ先に訴えたのは本当に象徴的だったと思う。
しばしば報道機関は、どこの国であれ、災害や事故、殺人事件の現場に急行し、現場の窮状を訴えることでインシデント対応を促す。
しかし、インシデント対応と、リスク削減は根本的に発想の異なるものだ。
報道機関は例えば、殺人事件が起こってもセンセーショナルに報道しがちで、背景にある社会保険の欠如とか貧困といった原因部分を軽視しがちだ。
リスク削減とは、簡単にいえば、そこで起きている出来事の対応の問題点ではなく、出来事の「原因」にスポットを当て、原因を取り除くことにフォーカスすることをいう。
ファウチ博士が強調していたのは、その原因分析は科学的なアプローチでなければならず、そこがすべての出発点だということだった。
5月に入ってからの報道、例えば「バイデン政権、若年層へのワクチン接種へシフト」
をみても、一貫して集団免疫という戦略に基づいたワクチン接種促進を行っている。
https://abcnews.go.com/WNN/video/biden-administration-shifts-vaccination-focus-77501505
一体何のためにワクチン接種を促進するかという全体的な目標ではないかと思う。
住民にワクチンが行きわたるかどうか、の前提として必要なのは、なぜワクチン?という疑問に、「あなたの健康維持」というだけではなく、社会システムの視点から答えることだ。それが本来、公共というものだ。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html
をみても、残念ながら「あなたの健康」以上の情報が見当たらない。
厚生労働省はワクチンによる集団免疫獲得について、明確な見解を示していない。
まあわかる。よくわかっていないリスク(不確実性)については、下手なことは言いたくないものだ。官僚特有のディフェンシブなスタンスがにじみ出ている。
でも実は、その科学的不確実性について沈黙する姿勢こそが、リスク・ガバナンスの内なる敵なのだ。
水俣病に代表される過去の公害問題もその姿勢がボトルネックとなって被害の拡大が見過ごされてきた。
仮説を立てて意思決定をする勇敢さが必要だ。8割おじさんを思い出してほしい。
ファウチ博士が科学的にすべてを見通しているかというと、そうではない。
接種されたワクチンによってどれだけの期間、有効に免疫力を持ち続けることがえきるか、はっきりとした証拠は1月の時点でも、今日でさえも出ていない。つい先日もこんな報道があったばかりだ。
https://gigazine.net/news/20210507-covid-19-herd-immunity
ここでは、5月時点で成人の半数以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けているアメリカでさえ集団免疫獲得は困難だと率直に表明されている。
ファウチ博士が7~8割としたコロナウイルスの集団免疫の仮説も、データが蓄積されるたびに、恐らく日々、新しい仮説に塗り替えられてゆくだろう。科学的不確実性と向き合うことがリスクガバナンスのキモだ。だからこそ、ホワイトハウスで毎週のように会見を開く、ということに意義がある。
疑問なのは、日本において、そういったリスク・コミュニケーションが開かれているのか、ということだ。
聞こえてくる報道は、直近のロジ課題、高齢者の接種問題ばかりだ。
それもワクチンの安全性の広報であったり、供給のロジであったり行政の住民サービスの視点が中心だ。
それって、役場の窓口でやる会話でしょ。重要じゃないとはいわないけど。
河野大臣は、恐らく菅首相から突然、ワクチン接種促進担当として指名されて、戸惑っただろう。
感染症の知識もあるわけではない。だからこそ、やれることを模索した結果として、接種促進のロジ分野に集中してしまった印象を受ける。
もちろんワクチンの安全性を広報することに意義がないと言いたいわけではない。
しかし、もっとも根幹にあるべきなのは、最終的なゴールを提示することだ。
高齢者の接種のあとどうなるか?何一つ見えてこない。
一体どれくらいでワクチンの効果が切れてしまうのか。10年持つ、あるいは一生、抗体が働くというわけではあるまい。
そうすると、抗体を持つ人間が何%で集団免疫が達成できるとして、仮定したワクチンの賞味期限以内に短期集中的に接種が完了しなければ
集団免疫がいつまでたっても確立できず、次から次へと新しい変異に対応させられるということになる。
アメリカがこんなにも早くワクチン接種のロジが進歩した理由のひとつは、バックグラウンドとして理解している接種戦略があるからではないだろうか。
やみくもに尻を叩いているわけではないはずだ。
日本では、先日、菅首相が唐突に思いついて7月末までの高齢者のワクチン接種を指示、混乱が広がっている。
冒頭の報道も、厚労省からすれば、寝耳に水だったとしても不思議ではない。
それくらい日本のリーダーの方針は行き当たりばったりにみえる。
一体なぜ7月までに?
・いつものことながら急に何かを決心するくせに、目的意義を聞かれても答えが返ってこない。
・方針や方向性を共有したうえで役割分担を決め、タイムラインを設定するということもしない。
・うまくいかないと、キレて「みろ、周りはもう先に進んでるじゃないか、何してるんだ」と部下を怒鳴る。
河野大臣にしても、自分のプレゼンスをみせるいいチャンスだったのに。将来の総理大臣候補と目されているのだが。
3か月の働きにもかかわらず、目先の短期的なロジ状況を伝達するだけの役人仕事になり下がってしまった。
ロジならロジでもいいのだけど、ドメスティックではない外交の動きがあってもよかった。
例えば、なんなら4月に菅首相とアメリカに飛んでもよかったはずなのに。
これではちょっと大臣の仕事内容としては物足りないというのが私の認識だ。
全体を見ているひとは誰なのか。それが日本ではわからない。それが問題だ。
リスク・ガバナンスというのは、平時のガバナンスに比べてより高い能力水準が求められる。
リスク自体が複合的で、科学的にも不確実性が高く、そして社会政治的な影響について認識がばらつきやすい。
ワクチンも、そういう意味では、リスク・コミュニケーションの能力が試される課題。
ジェンダーネタが盛んだが、そろそろ女子アナの存在も槍玉にあげていいと思う。断っておくと、個々の女子アナを批判しているのではなく、民放テレビ局における女性アナウンサーの扱いを批判しているのである。
女子アナほどジェンダーバイアスが露骨に出ている職業はない。最近ニュースキャスターに女性は確かに増えているが、番組編成の現場は圧倒的に男性であり、そこで求められているのは明らかに広告塔としての役割である。かつての国谷裕子のように番組そのものを仕切っている女性は皆無に近い。
バラエティでは相変わらずひどい。多数の男子芸人と女子アナ一人という配置で、芸人のセクハラまがいの発言を女子アナに投げて笑いをとるという手法が、依然として多く見られる。クラスの優等生女子を下ネタでからかうという中学生男子の悪ふざけを、テレビ番組として公然とやっている。爆笑問題は好きだけど、太田が女子アナをセクハラでいじることを、いつまでも彼のキャラということで許容すべきではないと思う。
これも昔からだが、男子アナは年齢に比例して任される番組が大きくなるのに対して、女子アナの場合、入社2年目ぐらいの女子アナが、その局の看板番組に抜擢されるということが多い。結果、現場では中堅男子アナと入社2年目頃の女子アナという組み合わせが多くなり、必然的に女子アナのミスを男子アナが突っ込むという場面が定番になる。テレビ局もそれを狙ってやっているわけだが、これが「男子は普通に実力主義なのに、女子は見た目だけで評価されている」という偏見をまき散らしている。
番組で着ている服も、圧倒的にコンサバなファッションでゆるふわなスカート姿が多い。実際にそういうファッションをしている女性は、職場でも街中でも明らかに少数派であるが、女子アナにはそういう服しか許されていないかのようだ。過剰な笑顔や、元気印のポーズ、甲高い声なども、これを誰が喜んでいるのかを考えるとうんざりしてくる。
女子アナは高学歴で就活の勝ち組トップの女性である。就職先はそれこそいくらでも選べたはずである。社会の最先端で活躍すべき優秀な女性たちが、中高年男性を喜ばせるためだけに存在しているとしか思えない、旧来のジェンダー規範を全身に身にまとった職業を積極的に選択する(せざるを得ない)というのが、日本でジェンダー差別の解決の困難さを象徴している。
本当の意味で女性主導で、女性が仕切っている番組は、ラジオで恐縮だがジェーン・スーぐらいしか思いつかない。普通の番組では男性に対して受動的な役回りに徹している女子アナたちが、彼女の番組に出ると活き活きと発言しているのが象徴的だ。とくに「オーバーザサン」は、男性の性的視線や興味本位を一切排して女性の美容や生理の問題などを正面から扱っていて、掛け値なしにすごい番組だと思う。知名度が知る人ぞ知るレベルなのが残念だけど、こういう番組が普通に増えれば女性差別も減っていくのだろうと思う。
(追記)
「たまむすび」はどうなんだという意見にコメント。赤江さんは確かに「女子アナ」の枠からは外れた人だし、小さなことに悩まない安心感・安定感のあるキャラは決して嫌いじゃないけど、やはり男性芸人たちに天然ボケを突っ込まれる側の役割で、「意見」や「分析」という「男性的」なことには決して手を出さない(他方で優等生コメントは器用にできる)という意味では、ジェンダー平等という観点からはそこまで高い評価はできないかな。